魔法少女「友ちゃん・・・?何やってるの・・・・? (16)

魔法少女友(バキッ  バキッ)
魔法少女「・・・・・・ひっ」(・・・・人間を食べてる!?)
魔法少女友「・・・・う・・・・・う」


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魔法少女(どうしよう これってゾンビだよね・・・・ 逃げなきゃ・・・)
魔法少女友「グチャグチャ」
魔法少女(も・・・・もう見てられないよ・・・・)
魔法少女(さよなら・・・友ちゃん・・・・・)
ヒュン(瞬間移動をした)

魔法使い(どうなっているんだ)
魔法使い(人間が人間を食べている)
魔法使い(これはウイルスが媒介する病気か何かか それとも魔法か)


避難所
警備員「押さないでください 皆さん押さないで」
「通して! 前で誰か噛まれたの!」
「おい 下がれ!」「ええ!?」(ざわざわ)
「ちょっと 下がれないんだけど」
「ああああああああああああああああ!痛い痛い痛い! 後ろに下がって! 苦しい」
「どうなってるんだ 進まないぞ」

医者「どういうことだ ウイルスが検出されないから魔法かと思ったが治癒魔法も効かない」
医者2「一通り人体を検査しても異常がない 病気でも魔法でもないとなるとなんなんだって話だが とりあえず鎮静剤を打ってみるか」
医者「そうだな いろいろ試してみるしかない」
医者2(これが人体の異常でないとすると人間本来の性質が発現したと考えるべきだろうか だとしたら)
医者「よかった 鎮静剤は効いたみたいだ」
看護師「先生! また患者が もう使えるベットがありません」
医者「患者を受け入れるのはもう無理だ 防御結界を張れ 病棟の三分の一でいい 残りは破棄しろ」

老人「ブツブツブツ   フヒヒヒ」(カリカリカリ)
青年「じいさん その魔法陣、全部あんたが書いたのか?」
老人「ブツブツブツ」(カリカリカリ)
青年「おい無視かよ」(感染してるのか?)
老人「ぐひひ ブツブツブツ」(カリカリカリ)
(カリカリカリカリカリカリ)
(カリカリカリカリカリカリ)
青年(それにしてもえらいことになっちまったな)
青年(避難所は地獄絵図だ 行かなくてよかった)
青年(役所と軍は生きてるかな まあ生きていたとしてなんもできないだろうな)

青年(これからどうしよう)
(カリカリカリカリカリカリ)

青年(・・・・)(スマホをいじる)
青年(・・・・あのじいさん、魔法陣の上に魔法陣書いちゃってるよ・・・ ぐちゃぐちゃじゃん・・・)
老人(カリカリカリカリカリカリ)

(カリカリカリカリカリカリ)
青年(あ・・・スマホの充電が)
青年(しまったなあ 暇になるとついスマホいじっちゃうな)
老人「ひゃーっひゃひゃひゃ うさぎさん!」
青年「!?」
老人「うさぎさんだよ!」
老人「見て見て! うさぎさんできたよ」

神「ここまで来るとは お前なかなかやるなあ」
子供「お願いです お母さんを助けてください お母さん急におかしくなっちゃって どうしようもなくて」
神「お母さんってこれのことか」
子供「お、お母さん!!」
神(母親に火をつける)
母親(ぎゃああああああああ ぎゃあああああ)
子供「あああああお母さんお母さん!!」
神「ほら、お母さんここにいるぞ お前が救って見ろよ ははは」
子供「うわあああああ」(大量の魔法を放つ)
神「あっはははは ばーか はははは! お前の母親きれいに燃えてるなあ はははは」
子供を連れてきた鬼「・・・・・」(目を逸らす)
神「おい ガキ お前すごい顔してんぞ」(顔に落書きをする)
子供「ひぐっ ひぐっ」(ギリッ)
神「おい 俺にものを頼むとかお前調子乗ってるよな」
鬼「もうやめましょうよ」
神「いいじゃん おもしれえから」
神「なあ、お前こいつらと闘ってさ勝ったらお前の願い 考えといてやるよ」
子供「・・・・・・」
大量の魔獣、天使、鬼(ぞろぞろぞろ)

青年(なんだあの子供は 顔にめっちゃ落書きされとるやんけ)
青年(まあでもこっちも子供拾う余裕なんかないしほっとくか)
青年(それにしてもあいつえらい魔翌力もっとるな)

神「退屈だな」
青年「なんで私を呼んだんです?」
神「退屈しのぎさ」
神「人間を見てみろよ あんなものにすがりついてやがる 神でもないものを神だと言い張ってな」
青年「寂しんじゃないですか みんな」
神「ああ 人とはみじめな生き物だ あれを見てみろ 強烈な孤独の中でも死ぬことはない どんなに這いずり回ったところで人とうまく関われる日は来ないというのにだ」
青年「なぜ人を作ったのです?」
神「私が作ったわけではない すべて私が生まれる前からあったのだ」
青年「あなたにも知らないことがあるのですね」
神「ククク 何か勘違いしているようだな 私は少し強い力を与えられて生まれてきた一つの生物にすぎん」

男「突然人間が発狂して人間を食いだす現象を止めたくて俺は科学者になったんだ 俺は憑かれたように研究を重ねたよ 母親に食われているおやじの姿が忘れられなくてね」
男2「お前それで特効薬は見つかったんだろう それなのにひどい顔をしているぞ」
男「あれは作るべきじゃなかったんだ」
男2「どういうことだ」
男「俺たちにできることなんて何もなかったんだ」
男2「おいそれは」
男2(廃人化の魔法か 2重3重にしてある それに深い)
男2(なんなんだ一体 男は何を見たんだ)
男「うー」
男「あうー」
男「うー」
男(グチャグチャ バキバキ)
男「・・・・いだいよお」

男2(死ぬことさえ恐ろしくてできなかったのか あんなに絶望しきっても)

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