遊真「からおけ……?」
千佳「歌を歌う場所の事だよ」
遊真「歌を? それで何になるんだ?」
修「そ、そうだな……日頃のストレスを吐き出す為、か?」
千佳「町中で大きな声は出せないけど、カラオケなら防音もしてあるし」
遊真「ふむ。一応理解は出来る」
宇佐美「それだけじゃないよ~? 歌にはエネルギーがあって、その力で戦争を止める事もあったりなかったり」
遊真「ほほぅ。それはスゴイな」
修「宇佐美先輩、空閑にそういうウソは通じませんよ」
遊真「??? シオリちゃん、嘘付いてないぞ?」
千佳「え? でも……」
宇佐美「嘘じゃないよ? 本当に宇宙の滅亡をたった一人の歌で止めたんだから。アニメで」
修「そういう事ですか……」
宇佐美「せっかくだし、遊真君も見てみる? 面白いよ~♪」
遊真「シオリちゃんが言うなら見てみるか」
修「すみません、僕は本部に用事が……」
千佳「私は、一緒に見てみたいな」
宇佐美「オッケー! 二人に満足してもらうよ~♪ サティスファクション!」
遊真「どういう意味?」
宇佐美「さぁ?」
修(心配だな……変な知識を入れないといいが)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463360491
数時間後……
修「ただいま戻りました」
修(空閑達は、まだアニメか? だとしたら随分長い時間観てる事になるが……)
修「そう言えば、さっきから何か音楽が……仮想訓練室か?」
空閑
『むら、さきのパノラ、マ〜♪
銀河のハイウェイ見、上、げれっば〜♪
オレの〜! 胸を〜!
つーらぬくシューティンスター!』
修「カラオケで盛り上がってる……!?」
烏丸「お帰り、修」
修「ただいま戻りました。あの、なんでカラオケを……?」
烏丸「遊真がやってみたいってなってな。宇佐美先輩が腕によりをかけて仮想空間にカラオケボックスを創ったんだ」
修「はぁ……」
千佳「修君、おかえりなさい」
遊真「おお。おかえり、オサム」
宇佐美「お、お帰り修君! どーかね、我がスペシャルカラオケルームは?」
修「た、確かに凄い豪華ですね……ミラーボールもある」
小南「あ、やっと帰ってきたのね修!」
烏丸「あとは迅さんとレイジさんだな」
レイジ「お前達、こんな所で……何だこれは?」
宇佐美「私特製カラオケルームでーす♪」
レイジ「そうか」
修(あっさり流した!?)
迅「実力派エリート、ただいま帰還しました〜♪」
修「迅さん!」
遊真「迅さんおかえり」
迅「いや〜、なんだか面白そうな事やってるのが視えてさ。これは参加しないわけにいかないでしょ?」
宇佐美「相変わらずいいタイミングだね〜♪」
小南「ねぇ、せっかくだし勝負しない? 男女別で」
修「勝負、ですか?」
烏丸「いいんですか小南先輩? 遊真をガン無視で」
小南「遊真はまだ分からない曲多いでしょ?」
宇佐美「だったらアニソン限定にしよっか? その方が遊真君も興味持ちやすいだろうし」
レイジ「……待て。よく考えたら男四人いるぞ?」
小南「あ、そうか。じゃあ迅外れる?」
迅「ちょ、実力派エリート迅悠一ですよ!?」
修「でしたら、僕が聞く方に……」
烏丸「駄目だ修。お前が抜けたら、誰が小南先輩をけちょんけちょんにするんだ?」
修「僕そんな自信無いですよ!?」
小南「いい度胸じゃないこのメガネ……!」
修「僕は何も言ってないのに!?」
迅「別にそれチーム対抗戦にしなくていいでしょ?」
レイジ「そうだな。その方が分かりやすいだろう」
宇佐美「よーし、決まった所で順番ルーレット、スタート!」
修「画面にルーレットが!? 宇佐美先輩、いつの間にそんな物を……!?」
千佳「宇佐美先輩、スゴイです」
宇佐美「決定! 順番は……」
小南「アタシが一番ね」
烏丸「次は俺、ですか」
千佳「あ、三番目私です」
迅「四番エースは実力派エリートだな!」
宇佐美「五番! 無難!」
レイジ「六番か。なら最後は……」
修「ぼ、僕が最後ですから、ね? お、おお落ち着きましょう……!」
遊真「お前が一番焦ってるぞオサム」
小南「ま、アタシが一番じゃ後が面白くなくなるけど、悪く思わないでね?」
烏丸「小南先輩、カラオケで一番に歌うとハゲてくるんですよ?」
小南「うえぇ!? ど、どうしよう……アタシまだ高校生なのに、花の乙女がそんな!?」
烏丸「まぁ、嘘ですけど」
小南「とりまるぅぅ!!」
遊真「相変わらず仲いいな」
千佳「そうだね」
一旦ここまで。
玉狛の面子がアニソンやゲームの曲を歌うだけです。
誤字脱字、リクエストなど色々と書いてくれるとありがたいです。
今からご飯。終わってから再開しようと思います。
『Please don't say“You are lazy”
だって本当はcrazy
白鳥達はそう!
見えないとこでバタ足するんです♪
本能に従順忠実♪
翻弄も重々承知!
前途洋々だし……
だからたまに休憩しちゃうんです……♪』
宇佐美「桐絵が歌ってるのは【けいおん】の【don't say lazy】だよ。女子高生のバンドで一時期爆発的な人気を誇ったアニメだね」
修「そうなんですか。知らなかった……」
烏丸「まぁ、普段はお茶会してるだけだけどな」
千佳「烏丸先輩も知ってるんですね」
レイジ「小南が一時期ハマってな。玉狛でバンドやるって言い出してたな」
迅「小南がボーカルで俺がギター。京介ベースでレイジさんがドラムだったんだけど……」
修「な、何かあったんですか?」
迅「いや、誰もまともに演奏出来なくてそのまま自然消滅……」
修「は、はぁ……」
『この目で、しっかり見定めて
行き先、地図上マークして♪
近道、あればそれが王道
はしょれる、翼もあれば上等♪』
千佳「小南先輩、いつもと違って大人っぽいですね」
烏丸「同感だが、普段は子供みたいだって言ってる事になるぞ?」
千佳「へ? いえ、そんな……!」
宇佐美「こらとりまる。千佳ちゃんイジメないの」
『ヤバ爪割れた!?
グルーで補修した
それだけ、でなんか達成感……!
大事なのは自分
かわいがること
自分を愛さなきゃ他人(ひと)も愛せない……!』
遊真「しかし好きなだけあって上手いな」
修「分かるのか、空閑?」
遊真「アツいハートをぶつける、それが歌なんだろう?」
修「何か悪い影響を受けてる気がする……」
『Please don't say“You are lazy”
だって本当はcrazy
能ある鷹はそう!
見えないとこにピック隠すんです♪
想像に一生懸命♪
現実は絶体絶命♪
発展途中だし……
だから不意にピッチ外れるんです……♪』
小南「フン! どーよ、アタシの実力!」
千佳「とても上手でした」
レイジ「こう見えて小南は大体の事は上手くやれるからな」
遊真「ほほぅ。とりまる先輩にはすぐ騙されるのにな」
小南「今は関係ないでしょ!?」
修「こ、小南先輩落ち着いて下さい……!」
迅「んじゃ、次京介な」
烏丸「分かりました。心を込めて、歌います。聞いてください」
『独りでは遠い明日を、
夜明けのままで越えそうで……
ブツかっていきゃコケる想いよ
今夜もまたすれ違い……!』
宇佐美「これはT.M.Revolutionだね。【るろうに剣心】で【Heart of sword 夜明け前】だよ」
遊真「夜明け前か。俺もこの身体になってから、よく夜明けの太陽を見たもんだ」
修「空閑、重いから……!」
『散々すぎて努力の跡もぉ〜♪
なくなる結果ONLYの綱渡り!
やるだけ損するよな毎日はぁ〜♪
斜に構えてた方こそ楽になる!』
小南「真っ直ぐ生きられないのは弱いだけよ」
宇佐美「バッサリだね小南」
小南「弱いから逃げ道や言い訳で誤魔化そうとする。それだけだし」
修(ボクは、そうならないよう気を付けないと……)
『あ、つ、く、て〜つら、い!
じ、ぶ、ん、を〜隠して!
み、じ、か、い〜時代(とき)を生きてる……!』
烏丸『ガイストモードとは関係ありません』
『独りでは遠い明日を♪
夜明けのままで越えそうで……!
放っとけば走る想いよ♪
夢もまた すれ違い……!』
烏丸「ふぅ……全力で歌うって、気分いいですね」
修(表情変わってなかったけど、全力だったのか……)
宇佐美「いや〜、やっぱりサマになるよね京介は。撮り甲斐があるよ〜♪」
烏丸「そうですか? まぁ、当然ですけど」
小南「ふん。アタシ程じゃないけどね。それより次は千佳よ。頑張りなさい」
千佳「は、はい!」
一旦ここまで。
今週のワールドトリガー、修が一人撃破したのに感動した。
そして空閑が多彩過ぎる……
[ゴンベッサ・先原直樹]
http://i.imgur.com/fF9gvAD.jpg
ネット上でゴンベッサと呼ばれている、都道府県SSの後書き「で、無視...と。」の作者。
2013年に人気ss「涼宮ハルヒの微笑」の作者は自分であると詐称し、炎上した。
詳しくは「ゴンベッサ」で検索
なお、本人は現在も自分のヲチに一人で粘着して三年以上の自演活動を続けており、
さっさとネットから消えればいいものを自演による燃料投下をやめないため
現在も枯れない油田状態になっている模様 →http://goo.gl/HbQkN5
SS作者ゴンベッサとは何者か?
http://www64.atwiki.jp/ranzers/pages/10.html
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