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まどか「そ、それって誰に対しても効果があるんだよね……？」

QB「……まだ現段階でははっきりとは分からないけど……」

QB「おそらく、全ての生き物に効果があるようにできているよ」

まどか「……それだけ聞ければ十分だよ」

まどか「ﾃｨﾋﾋ……誰に使おうかな……」

QB(……………)

QB(とりあえず、鹿目まどかには効いたようだね……)

……性格を変える機械、か……

さやかちゃんで試してみてもいいけど、下手に変わり過ぎると私にとって困ったことになるよね……

……性格が正反対になっても困らない人って居ないのかな……



まどか「……………」ﾌﾗﾌﾗ

杏子(？……あいつ、魔女の口づけでも受けたのか……？)

杏子「！」

杏子「おい！ちゃんと前見ろ！」ｸﾞｲｯ

まどか「きゃっ」

杏子「あ、悪い……」

杏子「……でも、あのままじゃ車に轢かれるところだったんだぞ」

杏子「まぁ…あんたはただぼーっとしてたみたいだから、大丈夫だとは思うけどさ……」



……何なのかな、この子……いきなり手を引っ張って、今度は説教でも垂れる気？

なんだかムカつくし、さっきもらった機械をこの子で試してみよう。

どうせ他人だし、どうなっても私には関係ないもんね。



まどか「……ちょっと、試させてね」ﾊﾞﾁｨ

杏子「っ！」

杏子「……な、何を……」ﾄﾞｻｯ





ここだと人目につくよね……どうしよう？

1・暁美ほむらを呼び、佐倉杏子を押し付ける

2・美樹さやかが気付いて、こちらに向かってくる

3・パトロール中の巴マミに会う

4・放置する

>>10

1

……はぁ、とりあえずここだと人目につくからほむらちゃんを呼ぼうかな……



まどか「……………」ﾋﾟﾘﾘﾘ

ほむら「まどか、どうしたの？」

まどか「ほ、ほむらちゃん……あのね、急に女の子が倒れちゃったの……」

まどか「それで…私、どうすればいいか分かんなくて……」

ほむら「……場所はどこ？」

まどか「あ、えっと……見滝原ゲームセンターのすぐそばにある交差点の近くなんだけど……」

ほむら「分かったわ。急いで向かう」ﾋﾟｯ



……とりあえず、この子をベンチかなんかに寝かせておかないとね。

ほむら「お、お待たせ……」ｾﾞｪｾﾞｪ

まどか「……だ、大丈夫なの……？すごい量の汗が出てるけど……」

ほむら「大丈夫よ……それで、倒れちゃった子というのはどこに……？」

まどか「……ここじゃあ、邪魔だと思って…向こうのベンチに寝かせておいたんだけど……」

ほむら「？」

ほむら「まどかってば、おかしなことを言うわね……」

ほむら「向こうのベンチには誰も居なかったわよ？」

まどか「そ、そんなはずは……」


杏子「あ、あの……」

まどか「！」

杏子「……周りの人から聞いたんですけれど…貴女がベンチに寝かせてくれたとか……」

杏子「えっと、だから……その、ありがとうございました」ﾍﾟｺﾘ



……この様子じゃあ、さっきのことを覚えていないみたいに見えるけど……

ひょっとして、キュゥべえからもらった機械を使ったとき、バチって音がしたから……

機械の力によって記憶が曖昧になったのかな……？

それでも、念には念を入れといた方がいいし……少し、探りを入れてみようかな。


まどか「……ううん、私は大したことをしてないよ」

まどか「それより…倒れる直前のことは覚えてるかな……？」

まどか「倒れる直前のことが少しでも分かったら、私でも何か役に立てるかもしれないし……」

ほむら「……………」

杏子「……ご、ごめんなさい……倒れる前のこと、何も覚えていないんです……」

杏子「貴女のことも、今さっき聞いて知ったばかりですし……」

まどか「……そっか」

杏子「……それじゃあ、私はこれで……」


ほむら「ちょっと待って」

まどか「ほ、ほむらちゃん？」

ほむら「佐倉杏子…貴女には少し、話があるの」

杏子「……わ、私にですか？」

ほむら「他に誰が居るのよ。まさか……自分の名前も覚えていません、なんてことを言わないわよね？」

ほむら(……この時間軸の佐倉杏子はいつもと違う……)

ほむら(できるだけ、いつもと違うことは知っておかないと……！)

まどか「……………」






視点を変えられます

1・そのまま
2・暁美ほむら
3・佐倉杏子


>>15