モバP「ヤンデレタイプチェ―――ックッッッ!!!! (98)


ちひろ「あら晴ちゃん、あなたヤンデレみたいね?」

晴「は? 何言ってんだよちひろさん?」

ちひろ「この前、アンケート用紙に色々と記入してもらったでしょ? それによると晴ちゃんはヤンデレって結果が出たのよ」

晴「いやだからさ、ヤンデレってなんだよ?」

ちひろ「聞いたことないかしら? ほら、相手のことが好きすぎて病んでしまうっていう………」

晴「聞いたことあるような気するけど………オレがそれだって? そんなわけないだろ」

ちひろ「う~ん……どうも晴ちゃんはヤンデレをあまり理解してないみたいだし、ここは自己啓発も兼ねて研修するとしますか」

晴「はぁ? 研修?」


ちひろ「敵を知り、己を知るとも言いますからね。さぁ、行きますよ♪」

晴「お、おい! ち、ちひろさん!?」


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―――――――――――――

―――――――――


ケース①


卯月「~~♪ ~~♪」

P「あ、あの卯月?」

卯月「何ですか、プロデューサーさん?」

P「その~そろそろ仕事したいからさ。いい加減俺の膝の上から離れてくれないかな?」

卯月「あっ、ごめんなさいプロデューサーさん! 私気がつかなくて………」

P「いや、いいんだよ。さぁ、離れて―――」


卯月「でもダメです」

P「な、なんで?」


卯月「もう、何言ってるんですかプロデューサーさん。そんなのわかりきってる事でしょう?」


卯月「だって私―――」




卯月「プロデューサーさんから離れると死んでしまいますもん♪」

P「えぇ~………」


卯月「愛し合う者は常に二人でいなきゃダメなんです。それが普通なんです」

卯月「離れてしまったら、その瞬間に二人とも死んでしまうんです。それが常識なんです」

卯月「プロデューサーさんもわかっているでしょう?」

P「え、えっと………」



卯月「だから私達はずっとこうしてくっつき合わなきゃいけないんです」

卯月「プライベートでも、お仕事をしてる時でも、どんな時でも」


卯月「そうしなきゃ死んじゃうんです。だから仕方がないんです」

卯月「プロデューサーさんだって死にたくなんてないですよね?」

P「いや、えっと………」


P「そのー………う、卯月?」

卯月「何ですか?」

P「べ、別に離れても死にやしないんじゃないかな~って………」

卯月「えっ………?」



卯月「もう、何言ってるんですかプロデューサーさん。死ぬに決まってるじゃないですか」


卯月「私、離れるって想像しただけで死にそうなほどに胸が苦しくなっちゃうんですよ?」


卯月「プロデューサーさんもそうでしょう?」


P「いや、その………」


卯月「死んじゃいますよね?」


P「え、えっと………」



卯月「死 に ま す よ ね ?」


P「………」



P「そ、そうだな! 死ぬな! 離れたら俺死んじゃうなぁ~~!」


卯月「ですよね~♪」



卯月「えへへ♪」ギュウウウウ


P「あぁ………(白目)」





ちひろ「あれがケース①『依存型』と呼ばれるやつね」

ちひろ「あんな感じに対象にひたすら依存しまくって離れようとしないんです。肉体的にも精神的にもね」


ちひろ「ヤンデレといえばこれを連想する人が多いんじゃないとも言われるほどにオーソドッグスなタイプですね」」

晴「ふーん」


ちひろ「流石普通に定評のある卯月ちゃん。ヤンデレになってもスタンダードですね♪」

晴「あれで普通なのか………」



――――――――――――

――――――――


ケース②



P「あのさ、乃々」

乃々「な、何でしょうか……ぷ、プロデューサーさん………」

P「その~………あれなんだけどさ………」

乃々「はい?」



P「そろそろこの手錠外してくれない? 後ついでに外に出してくれない?」

乃々「むーりぃー」

P「えぇ~………」


乃々「プロデューサーさんが…ほかの女の子と話すなんて………想像するだけでむーりぃーです………」

乃々「だ、だからこのままずっと、もりくぼの隠れ家にいれば解決すると思います………はい」

P「根本的に解決してないと思うんですけど?」



P「いやでもしょうがないやん!! 俺プロデューサーだし! 他の女の子と話さなきゃ仕事できないし!」


乃々「あうぅ……だったら仕事辞めればいいと思うんですけど………?」

P「いや、それだったら俺生活できなくなるし………」

乃々「もりくぼが全て養いますから………」

P「いや、そういうわけにもいかんだろうが」


乃々「もりくぼ、総選挙で4位……でしたよ?」

P「あっ、うん。それは本当におめでとう」


乃々「だ、だから………これから益々仕事増えると思います………」

乃々「ぷ、プロデューサーさんの一人か二人ぐらいなら余裕で養えると思いますし………」

乃々「だ、だから……プロデューサーさんはもうお仕事なんかしないでいいと思います……」

乃々「むしろ、他の女の子と会わないようにするためにも、ずっとここで…もりくぼに養われるべきだと思います……はい」

P「ええぇぇ………」


P「あのなぁ~乃々………」


P「いや、でも………理由はどうあれ、消極的なお前が仕事にやる気出すなんてなぁ」

乃々「え、えらいですか………?」

P「ああ、偉いぞ偉いぞ。いい子いい子」ナデナデ


乃々「え、えへへへ………///」

P「だから俺を開放してくれない?」


乃々「むーりぃー」

P「ちくしょう!!」


P「なぁ、頼むよ乃々! 俺を解放してくれ!」

乃々「むーりぃー」

P「仕事に行かせてくれ!! 必ずまたここに帰ってくるから!」

乃々「むーりぃー」

P「じゃあ、せめて拘束を解いてくれ!!」

乃々「むーりぃー」


P「くっ………お前、ずいぶんと意志が強くなりやがったな………!」


P「いいか乃々、とりあえず俺の話を聞いてくれ!」

乃々「………」

P「お前が俺の身を案じてこんなことをしたんだろうが。それは間違っている!」

P「こんな形で全てお前が養うなんてしてみろ。俺は確実にダメ人間になってしまう!」


P「お前に寄生するようなヒモ男になってしまうんだぞ! お前はそれでもいいのか?」


乃々「プロデューサーさんが………ヒモ………」


乃々「………」


乃々「そ、そんなの………むーりぃー!!」

P「おおっ、そうだろうそうだろう! だから俺を解放して―――」



乃々「―――でもないです……」



P「えええええぇぇぇぇぇぇッッッ!!!???」




乃々「もりくぼなしでは……生きてられないプロデューサーさん……」


乃々「い、いいと思います………はい………えへへ///」


P「」






ちひろ「あれがケース②『独占型』と呼ばれるやつですね」


ちひろ「愛する人を自分だけの物したい。そのためならどんな手段も辞さないってタイプです」

ちひろ「これも割とスタンダードですね。ヤンデレ=監禁ってイメージを持ってる方も多いだろうし」


晴「ふ~ん………ってかPを助けなくていいの?」



――――――――――――

――――――――



ケース③


美城「急で悪いが、君にはこれから私と共に○×放送の会議に出席してもらう」

P「えっ、今からですか!?」

美城「先方に都合が入ってしまったようでな。まぁ、仕方ないだろう」

P「そ、そんな……ど、どうしよう?」

美城「どうした? 何か問題でも?」

P「実はこの後、はぁと………いや、佐藤心さんのレッスンを見てあげる約束をしたのですが………」


美城「君はそんな個人との約束と、会社の経営に関する大事な会議に出席するのと、どっちが重要なのかもわからないのか?」

P「も、申し訳ございません!」

美城「わかったのならさっさと行きたまえ。私も後で合流する」

P「わ、わかりました。では、失礼します!」


タッタタタタタタッ


美城「まったく……何を考えてんだか彼は」



美城「さて、私も支度をするとしよう」


ガチャリ


心「どうも、失礼しまーす♪ てへっ☆」

美城「うわっ!? あ、貴方は佐藤さん!?」


美城「な、なんだ? 私に何か用でも?」

心「いやぁ~、実ははぁと、専務に一つ聞きたいことがあるんだぁ~ん♪」

美城「私に聞きたいことだと………?」


心「うん。はぁとのプロデューサーに急に仕事を押し付けてさ、レッスンを見るって言う約束を破棄させた件についてなんだけどさー♪」

美城「えっ?」


心「あれってさ~、自分もプロデューサーのことが好きだから、上司の権限使って私への牽制目的でやったって感じか? おい☆」

美城「は? いや何を言って―――」


心「………質問してるのはこっちだぞ☆」ニコリ

美城「………ひっ!」ビクッ


美城(な、なんだ………今物凄い殺気が………!?)ガタガタガタ


心「上司としての権限を利用してプロデューサーに迫るなんてさ☆」


心「………少しずるくね? あははっ、はぁと笑えなーい♪」

美城「い、いや! 私は別にそんな気は!」


心「あーあ………折角プロデューサーが来るっていうからはりきってたのに。それをオシャカにされて………」


心「はぁと、悲しすぃ~☆」


心「いや、悲しいっていうか―――ムカつく?」つカッターナイフ

美城「ひっ!?」


心「ふふふっ、まさか専務までPのこと好きだったなんてねぇ~………はぁと全然気がつかなかったぞ♪ てへっ☆」

心「………気付いてたらもっと早く始末してたしな☆」ギロリ


美城「ま、待つのだ佐藤さん! わかった! 私が悪かった! 彼を至急君の元へ向かわせるから!!」

心「ふふふふふっ♪ 往生際悪いぞ☆」

心「ほら………覚悟キメろや☆」


美城「や、やめ………くっ、来るなぁぁぁぁぁッッッ!!!」


心「アハハハッ♪」ジリジリジリ


美城「ひっ―――」


ブスリ!! ザクッザクッグフグフッドムドム ザクアメイジングッ!!


ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!??






ちひろ「これがケース③『排除型』と呼ばれるやつですね」

ちひろ「自分たちの障害となる相手等を、問答無用に排除しようする娘達が当てはまりますね」

ちひろ「数あるヤンデレの中でも、最も危険なタイプと言われています」


晴「ふ~ん………ってか専務めちゃくちゃ刺されまくってるけど、いいのか?」



――――――――――――

――――――――

ケース④



晶葉「………」


晶葉「いいなぁ………ほかのみんなは助手に構ってもらって」


晶葉「フッ、所詮私など発明家アイドルとかいう色ものポジションだし」

晶葉「総選挙でも圏外だったし………はははっ………」


晶葉「助手に振り向いてもらえないのも当然だな………ははっ、はははっ………」


晶葉「………こんなにも、好きだというのに」


晶葉「苦しいなぁ………報われない恋をするのはとてとも苦しい。科学では形容できない苦しさだ………」


晶葉「………もう、助手を自分の物にできないなら………生きている意味なんて―――」つカッターナイフ

P「あれ、晶葉? 何をして――」



P「――ってちょ!? 何リスカしようとしてるんだ!?」



P「やめろぉぉぉぉぉッッッ!!!!」抱きっ


晶葉「あっ………///(構ってくれた……///)」






ちひろ「あれがケース④『無害型』と呼ばれるやつですね」

ちひろ「ほかのタイプの娘とは違い、対象に何かしようとはせず。ただただ自分自身で想像するだけで留めておくタイプね」

晴「ふ~ん」


ちひろ「行動するとしてもせいぜい、ああやって人知れず自殺をしようとするぐらいなので非常に安全。正に文字通り『無害』というわけです」

晴「無害………なのか?」



蘭子「クククク………さぁ、我が半身にて、我が伴侶であるPよ。さぁ、参ろうではないか!」

蘭子「今宵も我は覇道を突き進む! 最愛の夫として、妻である私のを支えるのだ!! フハハハハハハッ!!!(今日も夫として、妻である私のサポートをよろしくお願いしますね♪)」

P「あ、あの………蘭子?」

蘭子「どうした我が騎士にして最愛の夫Pよ。そのような不安な顔をして………魔力が足りないのか?(どうしたんですか? 元気なさそうですよ?)」

P「いや………この通り健康状態だけど、そうじゃなくてさ」


P「その~………一応言っとくけど、俺は蘭子の夫じゃないぞ?」

蘭子「フッ………奇術師の戯れか? ククク………面白い(もう、何を言ってるんですかプロデューサーさん)」

蘭子「我らはすでに契りを結んだ夫婦ではないか!!(私達は結婚も済ませた夫婦ではないですか!)」



蘭子「前世でね♪」


提督「ぜ、前世………そう来たか………」

あっ、すいません。
>>34でぬけてるとこあったので再投下します。


ケース⑤



蘭子「クククク………さぁ、我が半身にて、我が伴侶であるPよ。さぁ、参ろうではないか!」

蘭子「今宵も我は覇道を突き進む! 最愛の夫として、妻である私のを支えるのだ!! フハハハハハハッ!!!(今日も夫として、妻である私のサポートをよろしくお願いしますね♪)」

P「あ、あの………蘭子?」

蘭子「どうした我が騎士にして最愛の夫Pよ。そのような不安な顔をして………魔力が足りないのか?(どうしたんですか? 元気なさそうですよ?)」

P「いや………この通り健康状態だけど、そうじゃなくてさ」


P「その~………一応言っとくけど、俺は蘭子の夫じゃないぞ?」

蘭子「フッ………奇術師の戯れか? ククク………面白い(もう、何を言ってるんですかプロデューサーさん)」

蘭子「我らはすでに契りを結んだ夫婦ではないか!!(私達は結婚も済ませた夫婦ではないですか!)」



蘭子「前世でね♪」


提督「ぜ、前世………そう来たか………」


蘭子「前世でPは我に仕える騎士でもあり、そして血の繋がりのある兄でもあった………」

P「蘭子の兄貴だったのか俺………」


蘭子「だが愚かにも周囲は我らの愛を異端だと罵声を浴びせてきた!!」

P「そりゃ近親相姦だからねぇ~………周りが反対するのも当然じゃあ………」

蘭子「それに嘆いたPは世界を敵に回すハルマゲドン(最終戦争)を引き起こしたのだ!!」

P「何してんの俺!?」

蘭子「だが、くしくも敗れてしまい。Pは最愛の妹である私と共に死を選んだ………」

P「ちょっと色々とエキセントリック過ぎない? 前世の俺ェ………」

>>35
あぁぁぁぁッッッもう嫌だぁぁぁぁあッッl!!
二重に間違ってたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

ごめんなさい………各自脳内で訂正してください………何してんだよ俺………


P「いや、あのさ蘭子………お前がその………そういう空想を考えるのが好きな年頃だというのは知ってるけど――」

蘭子「空想!? 違う! これは遥か彼方の神話に基づく真実!!」

P「そ、そうだな………でも、本当だとしても、俺にはその記憶がないんだし………ね?」

蘭子「えっ………き、記憶がないの………?」

P「そ、そうなんだよ。も、申し訳ないけどさ………」

蘭子「そ、そんな………」

P「だからその………前世は前世、今は今ってことに………」

蘭子「………」



蘭子「可哀そうに。転生が上手くいかなかったのね」

P「いや、そうじゃなくて………」



蘭子「だが、案ずるには及ばず! この七聖剣があれば前世の記憶が蘇るはず!!」つカッターナイフ


P「おい! それただのカッターナイフやろ!?」


蘭子「大丈夫………貴方は前世で最強の騎士だった。この七聖剣の刃など通りはしない!!」


蘭子「例え心臓に刺されたとしても!!」


P「絶対死ぬと思うんですけど!?」


蘭子「さぁ、我が愛しの兄君よ!! 記憶を取り戻し、再び私と愛しあうのだ!!」


P「ま、待て蘭子! お、落ち着けェ!!」


蘭子「さぁ、再び私とラグナロクを………///」


P「や、やめ―――ギャアアアアアアアッ!!??」


ザクグフドムッ!! ケンプファーアメイジングッ!!

ヒエェェェェェェェッッッ!!!




ちひろ「あれがケース⑤『妄想電波型』と呼ばれるタイプですね」

ちひろ「ああいう空想上の話をでっちあげたり、ありもしないエピソードがあげるなどをして、対象に迫ってくタイプです」

ちひろ「これは現実のストーカーとかにもよくあるタイプですね。状況によっては危害を加えられる場合もあるので要注意です」

晴「ふ~ん………」


ちひろ「ちなみに蘭子ちゃん曰く、前世で私は悪魔だったとのことです」

ちひろ「酷くありません? こんな女神な私をに対してねぇ?」

晴「そ、そうだな………」




ケース⑥


まゆ「Pさんは今日も素敵ですね………///」

P「いやぁ~~そんな………」

まゆ「いつ見ても見惚れてしまいます………毎日顔を合わせてるから見慣れてるはずなのに………うふふっ///」

P「そ、そんな………俺の顔なんて、せいぜいよく言って中の下レベルだよ」

まゆ「そんなことありませんよ?」


まゆ「少なくともまゆにとっては上の上―――いえ、他に比べる対象がないオンリーワンです///」

P「あはははっ、まゆは口が上手いなぁ」

まゆ「もう………まゆは本気ですのに」


P「あははははっ―――ところでさ、まゆ?」

まゆ「何でしょうか?」



P「………そろそろ手錠を外して俺を解放する気ない?」

まゆ「うふふっ♪ むーりぃーです♪」


P「えええぇぇぇぇッッッ!!??」



P「ま、まゆ……なぜだ! なぜお前も乃々みたいに!?」

まゆ「だってまゆ………Pさんが傍にいないと死んでしまうんですもの」

P「またどっかで聞いたようなことを言って………」

まゆ「だからダメなんです………まゆ、Pさんを離したくないんです」

まゆ「それにここにいれば安心ですよ? ほかの娘達も近づけませんし、Pさんの身の安全は保障されているんですよ?」


まゆ「せめてまゆが、卯月ちゃん達を黙らせるまでここにいてくれませんか?」

P「黙らせるって………おい! よすんだまゆ!!」


P「そんなことはしてはいけない! やめるんだまゆ!!」

まゆ「なぜですかぁ? あの娘達はPさんに酷い事をしたじゃないですか」


まゆ「脅したり、乱暴したり、監禁しようとしたり………」

P(現在進行形でまゆにもされてるんだけどな)


まゆ「それなのに………庇うと言うのですか?」

P「みんな悪気はないんだ。あいつらなりに俺を想ってやってくれたことなんだ!!」

P「だからまゆが手を汚すことはしなくていいんだ! とにかくやめてくれ!!」

まゆ「Pさん………」


まゆ「Pさんは優しいですね………あんなことされたにも関わらずみんなを庇うなんて………」

まゆ「だからまゆは………貴方に運命を感じたのですね………///」

P「い、いやぁ………別に俺はそんな………」


まゆ「そう………まゆとPさんは結ばれる運命なんです」

まゆ「この赤い糸は、遥か昔の前世からずっと結ばれているのですから……///」

P「そ、そうなの? あ、あはははっ………」




まゆ「だからこそ、Pさんは誰にも渡さない………」

P「えっ?」

まゆ「他の子に渡すぐらいならいっそ―――」

P「えっちょ、ま、まゆ………?」


まゆ「Pさん………誰にも侵されることのない、二人だけのセカイに行ってみたいと思いませんか?」

P「ふ、二人だけのセカイ………? そ、それって………?」

まゆ「私とPさん以外、誰も来れない場所ですよ♪」


まゆ「そう………この世にはない………二人だけのセカイ………」つカッターナイフ

P「ちょ! またそんな流れ!?」


P「なんでみんな俺を刺そうとするの!? ってかなんでみんなカッターナイフ好きなの!?」


まゆ「Pさぁ~ん/// まゆと一緒に、二人だけの世界へ逝きましょう♪」

P「お、落ち着けまゆ! 色々な意味で早まるなぁ―――ッッ!!!!」


まゆ「大好きだよ~♪ ささやいてよ~♪ この手が真っ赤~♪」

P「エブリデイドリームやめい!! しかも最後の歌詞が微妙に違う!?」



まゆ「Pさん……さぁ、まゆと永遠に一緒になれる場所へ………///」

P「ま、待てまゆ! お、落ち着けェェ!!!」

まゆ「うふふふっ///」

P「ひっ――――」



ザクグフッドムッ!! スターウイニングガンダムッ!!


ギィエエエエエエェェェェェェェッッッ!!??







ちひろ「あれがケース⑥『オールマイティ型』と呼ばれるものね」

ちひろ「今まで紹介したどのパターンを網羅している万能型です。色々な行動パターンをとっているのが見てわかるでしょう?」

ちひろ「流石は公式でヤンデレなまゆちゃん。天の道を往き、総てを司ってますね」

晴「ふ~ん」


晴「………」


晴「………」


――――――――――――――

――――――――――

――――――


ちひろ「さて、この辺でおしまいとしときますか」

ちひろ「どうだった晴ちゃん、感想は?」

晴「どうって言われても………みんな頭おかしいとしか」

ちひろ「今紹介した以外にも『DV型』『ストーカー型』など数多くのバリエーションがありますけどね」


ちひろ「それで、晴ちゃんは自分でどのタイプだと思う?」

晴「だから!! オレはヤンデレなんかじゃねぇっての!!」


晴「まったく………とんだ時間の無駄だったぜ。それじゃもう研修ってのは終わりでいいんだろ?」

晴「ならオレは帰るけど、いいよな?」

ちひろ「え、ええ………」



晴「まったく………何がヤンデレだよ。バカらしい………」


タッタタタタタタ


ちひろ「………」


ちひろ「オレはヤンデレなんかじゃない………ねぇ」


ちひろ「でもね晴ちゃん………プロデューサーさんが他の子達と絡んでるのを見てる時―――」


ちひろ「顔が物凄く歪んでいましたよ?」

―――――――――――

――――――


P「はぁ~………今日もハードな一日だった」

P「途中何度か死を覚悟したこともあったけど、無事切り抜けられてよかったよかった」

P「さて疲れたし、家に帰ったら風呂入って早く寝るとするか」


晴「お前も大概にタフだよな………」

P「あっ、晴」


晴「ほら、差し入れのドリンク。飲んどけよ」

P「あ、ありがとう晴………珍しいな。お前がこんなことしてくれるなんて」

晴「まぁ、たまにはな」

P「そうか………まぁ、ちょうど一息つきたかったことだし、ありがたくいただくよ」


P「んぐっ、んぐっ………」ゴクッゴクッ


P「プハァ………うん、美味しい! ありがとうな晴」


晴「………お前も毎日大変だよな」

P「ん? 何だよ急に?」

晴「ほら、あのヤンデレ達を相手にさ。毎回死にかけてるしよ」

P「ああ………まぁ、多少はね」


P「でもまぁ、卯月達も悪気はないわけだし」

P「それに好かれてるってのは悪い気もしないしさ」

P「なんだかんだで死ぬ寸前のとこまでは加減してくれてる気もするし、そこら辺のことはあいつらもわかってると思うしさ」

P「そう考えると、俺がこうして生きてられるのもあいつらのおかげってことになるよな………」


P「こりゃ逆に感謝しなきゃいけないかもな! あははははっ♪」

晴「お前も病んでるんじゃねぇの?」


晴「まったく………オレには理解できねぇな。お前なんかのどこがいんだか」

P「酷いこと言うなぁ。まぁ、俺自身もそう思うけどな。あはははっ………」

P「はははっ―――」クラッ


P「あ、あれ? なんだか目まいが――――」


P「」バタリ


晴「………」

―――――――――――

―――――――

―――



P「んっ………あれ? ここはどこだ?」

P「事務所じゃない………? えっ、なにこのホテルのような部屋は!?」

P「――ってしかも俺は裸になってる!?」


P「ど、どうなってやがんだ一体!? 確か俺は事務所で晴と――」


モゾモゾモゾ


P「ん? 隣に誰かいる?」チラッ


晴(裸)「んっ………///」モゾモゾ


P「」


P「は、晴!? な、なんでお前がここに!? しかも何で裸で!?」

晴「なんでじゃねぇよ………この変態が」


晴「オレに無理矢理あんなことしてきたくせに………///」

P「ま、まさか………そ、そんな………」


P「いやそんなバカな!! 俺がそんなことするわけが――」


晴「あっ………」




晴「血が垂れてきた………///」


P「うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッ!!!!!!????」


P「そ、そんな………それじゃ本当に俺は晴を………!!」ガタガタガタ

P「な、なんてことだ………アイドルに手を………しかもこんな子供と一線を越えてしまうなんて………」

P「もうダメだぁ………お終いだぁ………!」


P「俺はもう、何もかもお終いだぁ………」


晴「なに落ち込んでだP?」

P「な、なぜってそりゃお前――!!」

晴「よかったじゃねぇかよ、P」

P「えっ………?」


晴「だってこれで、ほかのアイドル達に嫌われるだろうぜ♪」

P「!?」


晴「お前がオレに手を出すロリコン変態野郎だって知れれば、みんな愛想を尽かすってもんだぜ」

晴「そうすれば、もうお前の苦労もなくなるんだろう? よかったじゃねぇか」

晴「わざわざオレが準備した甲斐があったってもんだぜ。へへっ♪」

P「は、晴………? ま、まさかお前が………!?」



晴「しかし効いたよなぁ~……ちひろさんからくすねたドリンク」

晴「Pが急に野獣のように吠えてオレを求めてきてよ」


晴「ったく、おかげで色々と痛かったぜ。薬のせいとはいえ、お前結構乱暴にしてきたしよ」

晴「まぁ、最後は気持ちよかったけど………///」

P「は、晴………?」ガタガタガタ


晴「このことを言いふらせば、お前はロリコンの変態だと評判はガタ落ち」

晴「あのウザッたいヤンデレ達も愛想を尽かすってわけさ」

晴「そしてPは晴れて自由の身ってわけだ。へへっ♪ よっかたろP♪」

P「あっ、あっ、あっ………」



晴「なぁP………オレ、偉いだろう?」

晴「Pのためにここまでやったんだからさぁ………」

晴「だから褒めてくれよ………いつもみたいにさ………」


晴「それだけでオレは幸せなんだ………///」

晴「お前に褒められるだけで、オレは………///」


晴「そのためだったら、なんだって………」


晴「ククク………アーハハハハハッッッ♪」


晴「キャハハハハハハハハハハハッッッ♪」


P「あああっ………」ガタガタガタ





ちひろ「なるほど。晴ちゃんはケース⑦『策略型』ってわけね」

ちひろ「あらゆる策を講じて対象を追い詰めていき、最終的に自分だけのものにしようとする」

ちひろ「見かけによらずインテリなタイプだったわね晴ちゃん」


ちひろ「とはいえ―――」

ちひろ「この程度のことで卯月ちゃん達が諦めるとも思えませんけど」


ちひろ「まだまだ、詰めが甘いわね………晴ちゃん。ウフフッ♪」

――――――――――

―――――――

――――


ちひろ「以上で本講義は終了とさせてもらいます。長時間の御静聴ありがとうございました」


ちひろ「この講義をお聞きになったプロデューサーのみなさん」

ちひろ「貴方の担当アイドルはどのタイプだったでしょうか?」


ちひろ「この記録をどうか参考にして、ヤンデレアイドル達と付き合ってくださいね♪」




おわり

これで終わりです。クソSS失礼しました。
誤字脱字が多くて申し訳ございませんでした。

私は基本、勢いで書き殴ったものを見直さずに投稿してるので………
こんだけ大量にクソSSを生産してるに、まるで成長してない………(絶望)

>>1のクソSSです。いかがかな?


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モバP「俺と楓さんが付き合ってるなどと………滅相もございません」
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肇Pさん、しゅがはPさん、森久保Pさん、美優Pさん、総選挙ベスト10おめでとうございます!
正直、羨ましいかったです。ともかくこれでこの四人は声付き確定ですね。

次は肇ちゃんか美優さんで書きたいなぁ………


クソSS失礼しましたぁぁぁぁッッッ!!!!!

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