モバP「みんな、次のライブが埼玉スーパーアリーナに決まったぞ!」 (17)




アイドル達「!?」ザワザワ


モバP「神戸とSSAの4日間開催で過去最大の規模だ。遂に単独だぞ。みんなで最高のステージにしよう!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463297404

――――――――

――――――

――――



From:池袋 サンシャインシティ ナンジャタウン



凛「ごめんね。折角のオフなのに付き合ってもらって」


美嘉「良いよ気にしないで。誘われなかったらきっと私から言い出してたと思うしさ★」


卯月「全員オフなんてちょっとワクワクします!」ガンバリマス


美嘉「珍しいよねー。けど、なんとなくだけど、ね、凛?」


凛「うん。多分これはプロデューサーが作ってくれた時間なのかな」

卯月「精一杯楽しんじゃいましょう!。懐かしいですよねここ。
あ、オトメイトとのコラボやってますよ。イケメン男子が沢山います~」


凛「そういえばあのときも何かやってたよね。『虎と兎』がオリオンをなぞる……奈緒だとすぐ分かるんだけど」


美嘉「混雑してたもんねー。でも、終わってから食べた餃子美味しかったね」


凛「ふふ。気が抜けて何でも美味しかったような気がする」


卯月「あんなに緊張したの初めてでした」


美嘉「そうだね。ここから掛けてもらったんだ」


凛「シンデレラの魔法に」

――――――――

――――――

――――



ちひろ「アイドルのみんながいないと事務所も静かですねー」


モバP「仕事が捗って助かります」カタカタカタ


ちひろ「クス。もう、そんなこと言ったら駄目ですよ」


モバP「反省してまーす。あ、そうそうスカウトチケットありがとうございました。女神!天使!ひちろ!」


ちひろ「プロデューサーさん、いつも頑張ってくれてますからちょっとしたお礼です」


モバP「何だこの大天使……。頭が上がらないなぁ」


ちひろ「仕事も午前で一段落付きましたし、ナワバリバトルで遊びましょうよ!」


モバP「いやまぁ、今日は俺達も半日出勤みたいなものですから良いですけど。
事務所が静かって言っても今のうちだけだと思いますよ」


ちひろ「え? どうしてですか?」


モバP「んー、多分すぐ分かります」

――――――――

――――――

――――



凛「なんか結構変わってる」


卯月「一度リニューアルしたんです」


美嘉「へー。卯月ちゃん詳しいね。あ、でもホラここだよ。私達が立ってたところ」


凛「今だと……狭く、感じるね。あのときはあんなに広く見えたけど」


美嘉「あはは★ 50席って聞いて、そんなに埋まらないって正直不安に思ってたよねー」


卯月「でも、立ち見席まで埋まっていて沢山見に来てくれて、感動しました」

美嘉「そういえばあのときはまだ『おねシン』もなかったんだよね」


凛「スタートしてもいないって感じだったね。懐かしいな」


卯月「あんまり上手く歌えませんでした。もっと頑張ります!」


美嘉「私達みんなそうでしょ。歌詞も飛んじゃうし、ボロボロで終わってから大反省会したよね」


凛「上手く出来なくて悔しいっていう感情もあったけど、受け入れてもらって嬉しかった。
光が眩しくて、キラキラしてて、温かくて」


卯月「あのとき見た光が、今に続いてるんですね」


美嘉「ここよりも600倍も大きな会場でやるんだ私達」

――――――――

――――――

――――



From:池袋 サンシャインシティ 噴水広場



凛「あれって……」


未央「おーい、しぶりーん!」パタパタ


卯月「未央ちゃん?」


美嘉「莉嘉に……みんなも」


ξ*'ω')ξ「凛ちゃん達も考えることは同じだにぃ?うれすぃー///」


李衣菜「なんかこの展開ロックじゃん!」


かな子「卯月ちゃんこれ食べる?」からあげクン ホイミ味


卯月「なんだか体力が回復しそうです!」 卯月のHPが50回復した


未央「ここに来る前ローソン寄ったんだけど、私達の一番くじが売っててちょっと恥ずかしかった。えへへ」


凛「もう出てたんだ。そういえばローソンって言えば――」


美嘉「私はあんまり思い出したくないかなーって。かなーって」


杏「そのネタは他所の事務所じゃないかー」


卯月「765さんにはお世話になりました! あのときの凛ちゃん可愛かったです」


凛「もうあんな恥ずかしいの着ないからね!」




莉嘉「ほらほらお姉ちゃん覚えてる? 高いよねー」


美嘉「うん。ここから4階まで360度囲まれてたね。発売日なのにもうコールが聴こえてきてビックリしたもん」


未央「見守られてるって感じがして、楽しかったなぁ。」


李衣菜「『おねシン』も『Star!!』も『GOIN'!!!』もここで歌ったし何かすごいよね」


かな子「昔ね、765さんもここでライブやったことがあるんだって」


ξ*'ω')ξ「不思議な縁を感じるにぃ」


杏「まさか杏が歌ってダンスするようになるなんて……あのときまで実感なかったけどね」


凛「それに、ニュージェネもここからスタートした――」


未央「その節はご迷惑を……」


卯月「未央ちゃん。それがあるから今があるんです!」


未央「――うん。ありだと。そういうとこ、やっぱりしまむーはお姉さんだよね」


凛「ねぇ、みんな折角集まってるんだし近いから行ってみる? 新宿まで」

――――――――

――――――

――――



フレデリカ「フンフンフフーン♪フンフフー♪フレデリカー♪」チクチク


奏「太股をボールペンで突くのは止めなさいといつも言っているでしょう」


フレデリカ「ねぇねぇ奏ちゃん。次のライブ、一緒に歌えると良いね」チクチク


奏「そうね、きっと歌えるわ。だから太股をボールペンで突くのは止めてくれる?」

――――――――

――――――

――――


ガチャ


藍子「あのープロデューサーさん?」


モバP「だからちひろさん初心者はまずローラーを使った方が良いです――って、どうした藍子?」


ちひろ「それに皆も……何か忘れ物って雰囲気でもなさそうだけど?」


藍子「ごめんなさい。あの、レッスン室使わせてくれませんか? 自主レッスンしようかなって思うんですけど」


友紀「身体動かしたい気分なんだ!」


モバP「おう自由に使って良いけど、怪我だけには気をつけてな。いや、俺も後で行くわ」


輝子「フヒ……親友が見てくれるなら安心」


早苗「会場が大きくなって嬉しいと思う反面、ちょっと不安だったりもするのよね」


モバP「おっと、しおらしい早苗さんも珍しい。ま、初めてステージに立つアイドルもいますからね。
いきなりSSAなんて菜々さんくらい鋼のメンタルと下積みがないと、どうしてもそういう気持ちはしょうがない」



ちひろ(なるほど……こういうことですか。あ、今のうちに塗っとこ)

――――――――

――――――

――――



From:新宿 東口 ステーションスクエア



凛「やっぱり人が多いね」


かな子「普段何気なくここを通るときにも、ふと立ち止まっちゃうんです」


未央「寒かったよねー。いや、でも私達的には熱かったかな?」


美嘉「11月だったからね。後で聞いたら上の駅のホームまで歓声が聴こえてたんだって」


卯月「1stライブが舞浜に決まって、夢を見ていた色んな事が叶い始めた場所です」


李衣菜「夢が少しずつ大きくなって行ったんだ」


ξ*'ω')ξ「杏ちゃん、メンバーもたぁくさん増えて楽しいにぃ」


杏「まぁ、それだけ杏が働かなくて良くなるからいいよ」

――――――――

――――――

――――



From:事務所 20:00



凛「ただいまーって、あれ? プロデューサーがいるって聞いたのに」


凛(屋上かな?)



屋上



ガチャ



モバP「おかえり。やっぱり事務所に来たかー」


凛「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」


モバP「一緒にトップアイドルを目指さないか?」

凛「…………」


モバP「…………」


凛「良い顔してるね」


モバP「今をときめくシンデレラガールに褒められるとは俺もまだまだイケるか」


凛「フフ……。このやり取りも懐かしいね」


モバP「どうだった今日?」


凛「お見通し? なんかちょっと複雑なんだけど」


モバP「そうでもないから聞いてる」


凛「SSAは2年前に立ったよね」


モバP「765さんのステージに上がらせてもらったんだ。でも、今度は――」

モバP「恐いか? SSAの後、舞浜、代々木、幕張――」


凛「他にも色んな会場、小さいステージから大きなステージを経験してここまで来た」


モバP「別にこれで終わるわけじゃない。ここからまた新しい道が始まっていくんだ。
夢は、トップアイドルは、例えドームでライブを成功させたって続いていく」


モバP「シンデレラマスター01を背負ってるうちのエースが弱気でどうする。
765さんの力はもう借りられないぞ」


凛「うん。大丈夫。今度は私があの会場で蒼くて消えない音を刻むから。だから、行こう一緒に。ずっと先まで!」


モバP「おう。馬車の役は任せとけ」


凛「そこは魔法使いじゃないの?」


モバP「いや、俺まだ30超えてないし」


凛「ふ、ふーん。そうなんだふーん。ふーん」


モバP「何で嬉しそうなの凛?」


凛「ほらもう遅いんだから送ってくれるでしょ」


モバP「微妙な時間だし、食事行くか?」


凛「え、家で食べていきなよ?」グイグイ


モバP「いや、そういうわけにはいかないだろ。あ、ちょっと凛!?」


凛「早く帰るよプロデューサー!」

おわりん。


単独でSSAか。でっかくなったなぁ・・・

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom