【安価】榛名「艦プラビルドファイターズ・ブレイヴⅣ」 (726)

前スレ
榛名「艦プラビルドファイターズⅢ」(ブレイヴ編)
榛名「艦プラビルドファイターズⅢ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1447863972/)

Q:艦プラバトルの安価ルールは?
A:バトルごとに使用艦とその艤装を安価で決定します


Q:艤装にミサイルとかは使えるの?
A: 近代兵装とSF武装は無しでお願いします。


Q:艤装による有利不利はあるの?
A:重量によって速力の変化は生じます。重量のある艤装を積むとその分回避が落ちてしまいます。
それについてはコンマ時に補正をこちらで入れさせていただきます。


Q:主砲は兎に角大口径砲を積んだ方が良いのかな?発射速度や命中率とか考えないならそうなるんだけど
A:発射速度や弾速は小口径なほど早いとします。 ただし自動装填装置等の補助装置は考慮しません。
つまり単純に小口径ほど早く連射でき弾速がある分命中率が高いと考えます。
その命中率についてはコンマ時に補正をこちらで入れさせていただきます。
※参考:各国の艦砲の性能
http://www.ac.auone-net.jp/~reliant/Naval-Gun-Data.html


Q:艤装の制限だけど「史実で装備したら可能」なのか、「排水量的な意味で可能」なのかわかんない
A:史実で装備していた、または装備艦以下の排水量の艦が装備していた、または出来るだろうと考えられる艤装は可能と言うことです。
例:装備艦が戦艦や正規空母レベルの場合、それ以下の排水量の艦(軽巡洋艦、駆逐艦等)が装備していた艤装は可能(つまり駆逐艦に大和砲積むとかは不可能だが、水雷戦艦や重巡砲搭載空母は可能)


Q:艤装に主砲や魚雷以外の装備、例えば機雷(一号連携機雷)、甲標的(松型駆逐艦は回天搭載型あり)、水上機カタパルト(米フレッチャー級駆逐艦ブリングル)
後は不審船事件で使われたスクリューを絡めるための網とか、桜花、シュトゥルムティガー38cmロケット推進臼砲みたいなロケット兵器は積めますか?
A:排水量の範囲で積めますが、本編で使われるかは安価次第になります。


Q:艤装は第二次大戦までだけど、艦は第二次大戦以降でも可能?
A:WW2時における日本、ドイツ、アメリカの艦限定でお願いします。
例えばアメリカのデモイン級重巡洋艦は発注および起工こそ大戦中ですが、完成が大戦後なので大戦後の艦という扱いになります。


Q:プラモならではの大スケール戦艦や魔改造モデルは使用可能?
A:大スケールモデルは運営エネミーだけです。
魔改造モデルを使用する時はバトル安価時に指定します。


Q:あくまで「プラモ」なら某漫画みたく、接着剤やライターみたいな装備は可能?
A:流石に無理です。

Q:計画艦、計画艤装とかは使えるの?
A:計画艦については模型やイラスト等が存在し、またそれらに加えてスペックが安価時に明示されれば使えます。
ただし、計画艦でも途中で仕様が変更になり、結果建造された艦についてはその仕様変更後のスペックを船体(艦)のスペックとして流用します
例:「巡洋戦艦赤城」の船体を使用する場合は「正規空母赤城」の史実での船体スペック(速度等)が使用される、ただしあくまで船は「戦艦」扱いなので艤装は戦艦系艤装が使用可能となる。

Q:仮想・架空戦記とかに登場した艦や艤装は使える?
A:模型やイラスト等が存在し、またそれらに加えてスペックが安価時に明示されれば使えます。
ただし、あまりにぶっ飛んでいるものは使えません。

Q:「プラモ」だし、金属パーツは使えるの?攻防両面でパワーアップが見込めるけど
A:使えますが、艤装などに使用した場合、艤装制限に引っかからなくても、重量制限に引っかかることがあります



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463243194

《登場人物》

・榛名

両親と壮絶な親子喧嘩の末に家出したが両親の死をきっかけに家業を継ぐことになった大学生。初出はアンリミテッド編のモブである。
【滅んだ世界】の対・深海棲艦用デザインチャイルド開発計画『プロジェクト・フェンリル』の3体目に産まれた個体であり、研究員の脱出時に生じた歪みに巻き込まれ『比叡』『霧島』と共に次元転移をした末児童養護施設『ひかり園』に引き取られるが職員からひどい虐待を受け、大鯨達によって救出された後両親に引き取られたと言う経歴を持つ。
礼儀正しく朗らかで謙虚な性格だがその心には秘めた強さを持っており真っ直ぐで正義感が非常に強い、しかしその反面過去の壮絶な記憶からPTSDを患っており精神的に不安定な部分もあったが現在は克服している。大切なものを傷付けようとする存在や『運命』を騙って何かを行う人間に対しては容赦なく怒り、また食べ物を粗末にする人間にも容赦なくキレる。時々ヤマト達と悪ノリもする。
金剛達の策略で【滅んだ世界】へ転移した際に『バンシィ・ノルン』を発見、自身の搭乗機として深海棲艦を相手に交戦する。その異常な資質から『アームド・アーマーXC』での強化人間化を402によって疑われていたが実際は壮絶な過去の記憶によって発症していたPTSDや抱えていたストレス等の影響、そして『サイコフレーム』に触れた事で『ニュータイプ』としての力が萌芽し始めていた。
変質していく自身と覚醒する能力に対し最初は戸惑っていたが青葉の意識がリタに乗っ取られた際にその力を全て受け入れた上で『覚醒』を果たす。
そして『アリスタ』と呼応し創られた際に植えつけられた能力が覚醒、しかしそれは『融合した瞬間の榛名の意思』で決められたもので榛名は『憎悪の浄化』を得る。しかしその力は同時に『自身の心を滅ぼす力』であるとシャアに危惧されており、精神の磨耗を心配されている。
序盤はファイターとして戦う事を拒否、自己催眠によってその力を押さえつけていたが金剛と対峙した際に自らファイターへと志願し『ヤマト・ブレイヴ』を駆るようになり成長していく。
使用艦は『ヤマト・ブレイヴ』、搭乗機は『バンシィ』、しかしバンシィ自体が榛名の力に耐え切れていない為改修中。
元々趣味がプラモデルで(生活の手段としても利用していた)あり、製作能力は瑞鳳にも匹敵、マイナーチェンジとは言え瑞鳳の生み出したディスチャージの負荷を軽減・能力強化する等技術力を持つ。瑞鳳が『0から1を生み出す』ならば榛名は『1を極限まで極める』事が得意である。


・天城

榛名の妹。
成績優秀・人当たりが良い・美人の3要素を揃えているが実は重度のメシマズ。少なくとも榛名や間宮が匙を投げたレベルで重度、しかもやたらフランベしたがる(ただし402のお陰で多少の改善は見られた)。
性格は姉同様にお淑やかだが少し天然が入ってる。また当人曰く『陶芸教室で轆轤を回したら何故か自分がまわる』『艦プラ作ってたらマストのパーツをへし折った』くらい不器用らしくプラモデル作りは苦手。自分に関しての謗りや暴言は許容するが榛名や妹への暴言は一切の容赦せず、本気でキレる。キレると口調がどこぞの天パの鈴虫になる。
天城にも雲龍と葛城が接触、自分達と来るように言うが榛名を馬鹿にした雲龍に対しキレた天城は二人を拒絶し脅迫する。その後バトル終了後に葛城へパイをおみまいし、生死の境へと放り込みその場に居た全員を恐怖に陥れた。
舞鶴事変にて『バンシィ』で前線に立つ榛名を見て、『自分は結局榛名に護られてるだけ』と自分の無力さを嘆く。 そしてヒュウガの操縦していた『ユニコーンガンダム』がその意志に呼応し墜落、そしてヒュウガから機体を譲り受けて前線へと赴く事に。
榛名と共に自身の意志でNT-Dを発動させ、コンビネーションを用いてナイトロ試験型サイコガンダムを撃破する活躍を見せる。
棲地攻略戦では榛名と共に突入部隊の主力を担うが『アムロ・レイ』の意識を宿す『νガンダム』と交戦、その際突破口を拓く為に単身でνガンダムを抑え込もうとする。そして正体を見極めた天城は人の心の光を示しアムロを正気に戻す為に『覚醒』しユニコーンを緑化させアムロを圧倒、νガンダムを中破に追い込みアムロを正気へ引き戻した。
使用艦プラは榛名が大鳳の技術を混ぜて製作した『ハクリュウ・ブレイヴ』。搭乗MSは『ユニコーンガンダム』。



・青葉
榛名の家に居候しているホームレス設定な少女。
その正体は初風達同様艦娘であり、海軍省特務諜報部所属の特殊艦娘である。異世界に無一文で放り出された上に春場に降った雪で凍死寸前になり死にかけたが榛名に拾われて現在に至る為、榛名には頭があがらない。
その任務は『「終末の獣」を捕獲すること』で、本来ならば金剛の捕獲を任務としていた。
全国大会編の途中に瑞鳳による依頼で『RX-0 フェネクス』を爆破しようとしたがフェネクスのサイコフィールドによって爆破に失敗し、フェネクスに宿る『リタ・ベルナル』の魂と共鳴し取り込まれる。そして榛名の駆るバンシィ戦闘になり、榛名を『今の人の世界に存在してはならないもの』として執拗に攻撃するが榛名とサイコフレームを通して共振し『リタ・ベルナル』の意識を切り離されて正気に戻るがその際榛名の『閉ざした記憶』を垣間見ている。
舞鶴防衛戦時に『フェネクス』に搭乗、その後正式にパイロットとなり棲地攻略にも参加し満潮を保護した。
使用艦は『カウンティ・ブレイヴ』搭乗機は『フェネクス』。

・古鷹
青葉と同じ特務諜報部に所属する艦娘で青葉のサポートの為転移した。オッドアイ。
性格は優しく温厚、故に青葉からは『諜報部向けの人間では無い』と言われるが悪人に対しては手を汚すことも厭わない。
実は過去に発生した拉致事件被害者であり、この世界の住人だったが艦娘にされた過去がありその記憶は薬物によって失われている(古鷹と衣笠は自我を破壊されていない。また古鷹と衣笠が転移した際に持っていた所持金は古鷹の私物であった)。
両親と再会するが記憶が無く混乱するが、ショックで記憶を取り戻した。しかし既に学業への復帰は難しい事(通っていた高校は退学、さらには拉致被害者と言う事で周囲からの偏見の目)から両親を説得して正式にヘンダーソンへと残り、ホワイトクリーンのファイターとして榛名達と共に戦う道を選んだ。。
左右で眼の色が異なり、左目の視力が極端に高いことから狙撃が得意でスナイパーライフルを愛用していた。その事は榛名の知り合いである『ジャコビアス・ノード』によって『才能がある』と見抜かれており、民間軍事企業『テミス』へとスカウトされているが断っている。
トリオ・ザ・タイツでは青タイツ。
使用艦は『インプラカブル・ブレイヴ』 、搭乗機体は『ガンダムヘビーアームズ改』

・衣笠
青葉と同じ特務諜報部に所属する艦娘で青葉のサポートの為転移した。別名ギャグ枠。
天城のエビチリ最大の被害者でありエビアレルギーを発症した。また最もトマホークを投げ付けられた回数が多く、公魚をナマで食べさせられたりと散々な目にあっている。
また彼女も古鷹同様に拉致被害者で記憶を消されていた事が大鯨によって発覚、しかし家庭環境は最悪であり当人の記憶も戻っていない為その事実を榛名と大鯨によって伏せられている。
恐らく榛名の怒りを買った回数は最も多い。だが対・ハマーン戦の切り札として仕込まれ、榛名の勝利に貢献するなど時折活躍を見せる。
専用艦は『ペンシルヴェニア・ブレイヴ』、搭乗機体は『アルトロンガンダム』



・阿武隈

軽巡洋艦『阿武隈』の魂を埋められた艦娘。
渾作戦のE-2にて駆逐棲姫と遭遇、友軍の突破口を拓くために単身で対峙し相討ちとなる形で次元の穴に呑み込まれる。傷だらけの状態で千島列島沖を漂流していた所を偶然大鯨が発見、ロシアの国境警備隊が接近していた為保護された。その後榛名に引き取られて正式に妹となる。
性格は自信の無い弱気なタイプを装っているが超ストイックな性格で陽炎はその経験上から『4重くらい皮かぶってるから甘く見てると地獄を見る』と評する。その一方で甘いものが好きだったり、シャンプーハットを愛用していたりと幼い一面も目立つ。
艦娘として非常に有名かつ曙・陽炎・長波と旧知の間柄であり、その渾名から飛龍・蒼龍を除く艦娘達から畏怖の対象。
榛名と天城によく懐いており、姉2人を止められる唯一のストッパーである。
使用艦は『アドミラル・ヒッパー・シュナイド』、搭乗機は『ガンダムサンドロック改』。余談だが榛名姉妹の中で貧乳トップ。


・陽炎

長波と共に【滅んだ世界】で榛名と出会い、妹となった艦娘。
曙・阿武隈・間宮とは旧知の間柄で艦娘としての実力も高く、姉二人とは異なり『ニュータイプ』へと覚醒はしていないが2人と同等の反射神経・動体視力を持つ。
性格は楽天的で青天井の負けず嫌い、そしてどんな環境に置かれても自らの出来得る最善を考え積極的に行動に移すが、そのせいで自分自身の状況を顧みない面があり痛い目を見ることも多い。
基本的に明るいが親しい人や信頼出来る人の前では少しだけ弱い部分や寂しがりやな一面を見せる事も。割とキレやすい性格をしているが、榛名や天城とは違って口調に差が出ず一見してキレているかどうかはわからない。
瞬間的な思考能力も常軌を逸しており、瞬時にベースジャバーの操縦系統を把握したり鹵獲した『アマクサ』を乗りこなして敵を撃破する等『限りなくニュータイプ』に近いと言われている。
NTでは無いが反射神経がズバ抜けており『n_i_t_r_o』搭載機を性能さがあるとは言えアマクサで舞風をフォローしながら撃退し、二次侵攻では全て撃破している。
専用艦は加速・機動力に特化した『アラスカ・ブレイヴ』、搭乗機は『アマクサ』。

・長波

駆逐艦『長波』の魂を埋められた艦娘。
次元転移した榛名を保護し、襲撃した深海棲艦相手に共闘し互いを認め合う仲となる。その後一度別れるが【滅びた世界】において次元転移した際に再会、行動を共にし脱出成功した後は榛名の妹となる。
勝ち気で威勢が良く、どこかガキ大将を思わせる男っぽい口調で話すが意外にも面倒見が良い性格、しかし洞窟やお墓が苦手。
共闘の経験から榛名を『相棒』と呼び慕い、榛名も長波を信頼し『相棒』と互いに呼び合う仲。
しかし学業成績について叱られたり、居眠りなどを咎められる事も。なお意外な事に榛名一家の中で最も温厚でキレにくく、周りを見渡して気配りするなど窘め役に回ることも多い。
使用艦は『ダンケルク・クラージュ』、搭乗機は『ガンダムデスサイズヘル』

・初風

大鯨一家次女で前主人公こと瑞鳳の義理の妹。
元艦娘で理不尽な特攻命令を受けたが瑞鳳に命を助けられ、そのまま転移し大鯨に引き取られた。
元々フロチラ・リーダーであり、全員をまとめる素質はある。ただ本人は仲間を自分のせいで失ったせいか指揮を取りたがらない。艦娘時代からの実戦経験は豊富だが戦術指揮能力的には浜風よりちょっと下だが、世界でも通用するレベル(寧ろ浜風がぶっちぎりでおかしいだけ)。
性格は冷静沈着だが一時の感情で動くなど幼い面も強く、また責任を背負い過ぎることから大鯨は『大抵の事は冷静に判断は出来るけど、誰かが支えないと責任を一人で抱え込んでいずれ押し潰される』と評している。
物語中盤に再会するも深海棲艦化した春雨に戦意を喪失してしまった。しかし春雨を救おうとする野分・秋月・朝潮の覚悟や浜風の叱咤によって再起、浜風から『ウイングガンダムゼロ』を貸与されて戦線に参加し棲地攻略戦に挑み春雨の救出に成功した(オマケになんか付いてきたが)。
使用艦は『リヴェンジ・ブレイヴ』、一時的に『ウイングガンダムゼロ』に搭乗したが浜風に返還している。

・野分

大鯨一家三女で前主人公こと瑞鳳の義理の妹。
元艦娘で理不尽な特攻命令を受けたが瑞鳳に命を助けられ、そのまま転移し大鯨に引き取られた。また転移した瑞鳳を保護したのは彼女であるが銃を彼女に向けた仕返しに一度ボロ雑巾にされている。
姉妹の中で特に舞風と仲が良く、初風達と共同の艦隊に所属する前は共に行動していた過去を持ち舞風が次元転移するまでその身をずっと案じていた。
性格は真面目で男勝りかつ誰にでも優しく、その性格故か女子にモテてしまい告白する者が後を絶たない(余談だが学内の非公式アンケート『モテる男女ランク』にて何故か男子枠で1位を取ってしまう程。因みに女子1位は如月である)。しかし実は可愛い物好きや手芸が得意と言う一面も持ち合わせている。
榛名とは異世界に飛ばされ共闘していたりMS乗りとしての仲間だったりと信頼は厚い。
使用艦は『アドミラル・グラーフ・シュペー・シュナイド』、搭乗機は『ギャン』→『百式改』→『FA百式改』

・秋月

大鯨一家4女で前主人公こと瑞鳳の義理の妹。
元艦娘で理不尽な特攻命令を受けたが瑞鳳に命を助けられ、そのまま転移し大鯨に引き取られた。また転移した瑞鳳を保護したのは彼女であるが銃を彼女に向
榛名の夢を理解している数少ない人間だが、如何せん影が薄い。序盤はパーツハンター事件を解決したりと活躍していたが最近は薄くなり始めている。
榛名から借り受けた『ザクⅢ改 榛名専用』で棲地攻略に赴いたがクィン・マンサに取り付こうとして大破、そのままスクラップにしてしまった。
使用艦は『ヴィクトリアス・ブレイヴ』、搭乗機は『ザクⅢ改』だが既にスクラップ。

・朝潮

大鯨一家5女で前主人公こと瑞鳳の義理の妹。
マンホールに落下した瑞鳳と出会い、その命を助けられて大鯨に引き取られた。初風同様、二航戦の指揮下に居た時期がある。
性格は真面目だがかなり根深く持つタイプであり、青葉達への憎悪は本人は『信頼出来ないだけ』と言っているが蒼龍曰く『私以上にヤバイ』と言わしめる程であり、大鯨からも『もしかしたら、一番あの子が危険かもしれない』と危惧されている。
棲地攻略戦において榛名の覚醒の為に『ガデッサ』を駆り、榛名にアリスタを届ける活躍を見せた。
使用艦は『ボルチモア・ブレイヴ』、搭乗機は『ガデッサ』

・春雨(with シャア・アズナブル)

かつて初風と共に戦い、死んだ筈の艦娘。
死亡寸前で深海棲艦へと取り込まれており『元の世界』では阿武隈と、『滅んだ世界』で榛名・野分・舞風と交戦している。
深海棲艦の意識に支配され『駆逐棲姫』となった。『滅んだ世界』で取り込んだ『クィン・マンサ』や眷属にした深海棲艦を異次元から召喚、その際初風への想いを全て憎しみへと反転させられており暴走して舞鶴の街を破壊し尽くそうとした。しかし榛名の『バンシィ・ノルン』や青葉の駆る『フェネクス』、天城の『ユニコーン』と交戦し追い込まれた為正気に戻りかけるが初風に『自分を殺して欲しい』と伝え棲地へと撤退した。
棲地攻略戦の折に榛名が『春雨の本来の肉体』を発見、保護の為一時的にシャアの意識を植え付ける。意識は深海棲艦の肉体に取り込まれていたが榛名によって引き離されてもう一度移植されたが、シャアの意識が残ってしまった。そしてシャアの意識を取り除くことに失敗し、意識と魂が融合してしまっている為取り返しが付かない事態に陥ってるが当人は納得している(現在は三日月と同じで多重人格化している)。
シャアは宇宙世紀においてアクシズ・ショックの折、サイコフレームによって吸われたシャア・アズナブル本人。
地球の人類に対し絶望したシャアだが新たなるニュータイプの萌芽に希望を見出し、榛名へと協力する。しかし榛名に蔑まれたりリタに罵倒されたり、挙句自身がやって無いのにハマーンの勘違いによって追いかけられフォークを投げ付けられたりと扱いは散々。
しかし『榛名を導く大人』の一人として榛名からは信頼されている。
使用艦は『イブキ・ブレイヴ』、搭乗機は『サザビー』。

・如月

大鯨一家6女で前主人公こと瑞鳳の義理の妹。
大鳳に巻き込まれてマンホールに落下した瑞鳳と出会い、その命を助けられて大鯨に引き取られた。
初風同様にフロチラ・リーダーであった経歴を持つが『指示される方がやりやすい』と明言している事から指揮官から外れており初風、古鷹の予備扱いとなっている。
性格はお淑やかかつフレンドリーでどこかしら子供っぽさを残している姉妹(瑞鳳含めて)の中で最も大人びている。曙曰く『お色気担当』でもありのでモテるが、いざ告白されると緊張からか支離滅裂な言動になってしまう(代表的なのが『バケツチョコ殴打事件』)。
あくまでも言動に悪意やモテようとする意思は無い筈なのだが相手をその気にさせてしまい、なおかつ直ぐに混乱するので『ヘタレ』やら『テンパリスト』と呼ばれる。榛名は瑞鳳姉妹の中で最も如月を信頼しており、過去を打ち明けて本心を吐露するなどかなり心を許している。
大潮達に八百長試合を持ちかけられた際、その相手である白露の事情を知っていた為心が揺れ動き葛藤してしまう。しかし瑞鳳に『勝負に嘘を持ち込まず、真実を見据えろ』諭され、榛名のサポートと旧艦隊メンバーとの連携技を使用し勝利する。その際に白露と朝霜に『必ず、世界で勝つ』との約束を交わした。
戦闘の面では連携を重視した指揮を執る事が多く、マシュマー・セロと即席のコンビでロワイヤルを生き残っている。
使用艦は『クイーンエリザベス・ブレイヴ』、搭乗機は『ゲルググキャノン(JN)』

・舞風

大鯨一家6女で前主人公こと瑞鳳の義理の妹。
大鳳に巻き込まれてマンホールに落下した瑞鳳と出会い、その命を助けられて大鯨に引き取られた。
榛名と共に異世界に飛ばされてパイロットとなったが技量はそこまででは無い。 と言うか陽炎の足を引っ張って第一次侵攻で『ガブスレイ』を取り逃がした。
性格は朗らかで明るいが、実際は心の中に暗い一面を持つ。そして他者に依存する傾向があり、野分や如月達からは心配される事もある。しかし現在では改善に向かってはいるらしい。
使用艦は『シュフラン・クラージュ』、搭乗機は『デルタプラス』。

・曙

大鯨一家8女で前主人公こと瑞鳳の義理の妹。
大鳳に巻き込まれてマンホールに落下した瑞鳳と出会い、その命を助けられて大鯨に引き取られた。
引き取られた当初は手の付けられないレベルで反抗的だったが大鯨から『教育』されて過去を知っていた陽炎が驚愕するほど割と素直にはなっているらしい。しかし口は悪く榛名のメンタルを容赦無く抉る為、榛名は曙が少し苦手。
不測の事態に陥るとすぐパニックとなり思考停止するので如月などからフォローを受ける。
また舞鶴にて何故か間宮を釣り上げると言う功績を残しており、衣笠からは『フィッシュ曙』やら『フィッシャーウーマン』やら散々な渾名を付けられた。
使用艦は『エンタープライズ・ブレイヴ』 、搭乗機は『ストライカー・カスタム』


・清霜

大鯨一家9女で前主人公こと瑞鳳の義理の妹。
大鳳に巻き込まれてマンホールに落下した瑞鳳と出会い、その命を助けられて大鯨に引き取られた。割とスーパーロボット好きであり、榛名と気が合う為仲は良い。流派東方不敗を学んでいるが『瑞鳳姉さんのようになれない…』と嘆いている。衣笠同様天城に海老アレルギーにされた被害者。
大鯨曰く『瑞鳳から知能レベルをマイナスした様な子』と言われる程バカであるが瑞鳳よりは洞察力が優れており、空気も読める。
残念やら何やら言われてはいるが榛名からの信頼は意外にも厚いものであり、暴力沙汰の際は清霜を必ず召喚する。
またその闘争心はギム・ギンガナムに榛名共々目をつけられてしまうレベル。ダークネスフィンガーが使えるようになった。
使用艦は『カイオ・ドゥイリオ・コラード』、搭乗機は『イフリート・ナハト』

・リタ・ベルナル

『フェネクス』の専属パイロットだった強化人間。
U.C.0095に行われた評価試験の際に機体の暴走に巻き込まれて死亡し意識を『フェネクス』に取り込まれる。
その後『ある一件』を経て宇宙の深淵へと消えた筈だが次元の穴に巻き込まれ転移、アナハイム社によって回収されて封印されていたが蒼龍からの情報によってデルタカイを探索中に偶然発見された。
異世界転移事件後機体ごと暴走、一度は収まったが榛名が暴走の原因解明の為『フェネクス』に乗り込みその真意を確かめた際に再び暴走し榛名を助けようとした青葉の意識を乗っ取り榛名の『バンシィ』と交戦、その最中説得によって『NT-D』によって歪められた『家族が欲しかった』と言う願いを思い出し戦意を喪失、意識をフェネクスから引き剥がされ榛名の娘として再び生を受ける。
性格はマイペース、そして榛名に懐く。本来の性格より幼くなってしまったらしく、『本来の意識』と『リタ・ベルナル』としての意識が融合してしまった結果との事。ただしギャグとシリアスの使い分けくらいは出来る
また軍人であった事から『市民を護る為なら感傷を捨てる』覚悟を持っており、野分の躊躇いを叱責したり榛名がNT-Dで暴走した場合『榛名を殺す』と約束している(当人もそれを望んでいる)。
使用艦は『トリエステ・コラード』、搭乗機体は『フェネクス』と瑞鳳(本来は愛宕機)から借り受けた『リバウ』。また榛名用の『改RX-0計画』で製造された概念実証機への搭乗が決定している。

・間宮

曙(と榛名と陽炎)がフィッシュした艦娘で陽炎・長波・阿武隈(あと飛龍・蒼龍)とは旧知の間柄。
阿武隈により『終末の獣』の事や大本営の異常さを告げられ、身の振り方を考えている内に舞鶴事変に巻き込まれてしまいそのままなし崩し的に戦いに参加する事になってしまった。
自分が非力である事を自覚しており避難民の誘導や炊き出しなどを行って自衛隊・米軍や呉グループ・エンガノ・ホワイトクリーン同盟の後方支援を行い、『自分の出来る事、成すべき事』を全力でやり遂げようと『ガッデス』へと搭乗して戦う事を選んだ。
第一次侵攻後400によって元の世界へと送り届けられる筈だったが『困っている人を見捨てられない』と言う事で残留を決意し、榛名達と行動を共にする。
性格は明るく朗らかかつ面倒見の良く包容力もある、榛名曰く『完璧で理想的な女性、と言うか良妻賢母』と言わしめるほどの女性だが当人は老けてみられているとショックを受けた(なお肉体年齢的に実は夕張と同年代で『榛名や古鷹より年下』であり、榛名も逆にショックを受けた)。しかしカラオケに行きたがったり、お茶目な一面を見せる事も。
彼女の作る羊羹は絶品で元の世界での入手は『ほぼ絶望的』と初風達によって明かされており、陽炎ですらギンバイに失敗したり青葉達が騒動を起こした際も艦娘がこぞって食糧庫で羊羹確保の戦闘状態に移行したりと如月曰く『人類同士の争いの火種』。
一応ファイター登録は受けているが、ファイターとしての力量は浜風以下であり世界大会での戦闘は難しいとの判断からサブファイター専任となった。


・満潮

棲地MIにて青葉が救出してきた艦娘。
激しい栄養失調であった為、ハシラジマにて治療を受けた後榛名に引き取られる。
本来は心優しい性格だったが、自分の仲間が殺されていく中一人だけ生き残ってしまった事に負い目を感じて性格が歪んでしまう。その為榛名よりは軽度だったがPTSDを発症しており、精神的にかなり不安定になっている。
しかし榛名の強引な荒療治によって多少落ち着きを見せるようになり、榛名に対しては心を開くようになった。
榛名と心を通わせた結果、萌芽が始まり『ニュータイプ』へと覚醒し始めているらしい。
イノベイターの存在を先に知っており、自身や仲間を嵌めたとして激しく憎悪する。そしてその事実を知った榛名に元凶の一人である『ヒリング・ケア』の存在を教えた(なおヒリングは榛名と天城のコンビネーションでボコられることに…)。
使用艦は『ハグロ・ブレイヴ』。

・ヤマト&コトノ

霧の総旗艦である『超戦艦ヤマト』のメンタルモデル。第二次坊ノ岬沖海戦で瑞鳳とイセによって討たれた。
しかしバックアップを用意しており復活条件である『榛名のハシラジマ上陸』を満たした事によって復活、『メルヴィン』をけしかけ榛名をを試す。
そして影ながら『ミラーリングシステム』の情報を彼女に流したりと榛名のサポートを行い、金剛捕縛の際に乱入し榛名を混乱させる。当人曰く『討たれた『ヤマト』とは別個体で、メモリーは同じだが多少思考ルーチンに差異がある』との事。
榛名の唯一無二の友人であり、互いに『親友』と呼び合っている。最近では龍鳳とも仲が良く、榛名家の庭を家庭菜園にして畑を耕す仲である。
榛名と『バンシィ』について何か関わりがあるらしいが…
使用艦は『リシュリュー・クラージュ』。

・潮

初代主人公。現在は呉グループにおいて大和の代理として働きながら子育てに勤しむ。
夕立と共にMSに搭乗する事となり、舞鶴戦にも参加し2機のコンビネーションによって多数の戦果を挙げた。
現在はイノベイターの基地を探しだす為にローテーションで出撃しながら仕事をこなす。
搭乗機は『ユニコーン』→『1.5ガンダム』。

・夕立

チーム・鎮守府のファイターの一人。記憶喪失の艦娘。
潮と共にMSに搭乗する事となり、舞鶴戦にも参加し2機のコンビネーションによって多数の戦果を挙げた。
またその戦いぶりはテレビでも放映され、現在は山梨のサナトリウムの防衛の為に『ガルムガンダム』と共に出張中。
搭乗機は『クシャトリヤ』→『ガルムガンダム』。

・アシガラ

チーム・鎮守府のファイターの一人であり、メンタルモデル。
あるプラグインを最初にインストールされ、なんと潮と夕立と大和を孕ませた為霧から脱走し以降は大和の下で働く。
舞鶴ではハグロと共に浜風直下の撹乱役として活躍した。
『ガンダムアストレアtype-F』に搭乗する。

・大和

チーム・鎮守府のファイターの一人であり、呉グループの会長。
両親と死別し若くして呉グループを引き継いで改革を行ったその経営手腕は大鯨に匹敵するとも言われている。
また瑞鳳達『対・次元生物特殊班』の最大出資者であり、協力者でもあり部隊員でもある(加入は任意)。
自身の搭乗用に『ガンダムラジエル』を確保している。

・ナチ

チーム・鎮守府のファイターの一人であり、メンタルモデル。
潮の監視を目的に送り込まれたが潮と共に行動するようになり感情の芽生えで葛藤、そのまま脱走するハメになった。
現在は大和(代行の潮)の秘書として信頼されている。大和と共にグループ勢力拡大に関わっており情報収集・処理能力に長けている為400や402らと協力して活動する事も多く、瑞鳳との接点も多い。
舞鶴にも参戦し、艦隊の目となり奮戦。その後は『ガンダムサダルスードtype-F』の整備が完了した為搭乗機とする。

・ハグロ

チーム・鎮守府のファイターの一人であり、メンタルモデル。
アタゴと共にヤマトの不審さに気付き脱走、以降は潮達の居候となっている。
霧の中でも最も高速と自称しているだけあり、高い機動性を持ちその能力を活かして『舞鶴事変』ではアシガラと共に浜風直下の遊撃を務めた。
その後は自身も『ガンダムアブホールtype-F』を搭乗機とする。

・アタゴ

チーム・鎮守府のファイターの一人であり、メンタルモデル。
ハグロと共にヤマトの不審さに気付き脱走、以降は潮達の居候となっている。メカニック担当。
案外しっかり者でありアシガラとハグロの監視をしながらも大和の下で働く。舞鶴防衛戦では浜風直下の艦隊として湾内を引っ掻き回した。
舞鶴戦後は鹵獲した擬似太陽炉を使い『ガンダムプルトーネ』を使用する。

・筑摩

初代メイジン。マーサ・ビスト・カーバインによって洗脳されたが潮の尽力で解放、その後大和の下へ身を寄せる。
蒼龍と共にメイジンとして全国巡業や施設案内を行う。
基本的に潮達のオペレーターとして戦闘には参加しないがいざと言う時はMSも操縦できる。

・瑞鳳

前『アンリミテッド編』主人公で、大鯨の娘の中で唯一の実子。
仲間との出会いと様々な事件を経て成長し、何があっても己を貫く強さを得た。現在はハシラジマを拠点に活動している。榛名に『プロトタイプPBC』を大鯨経由で託している。
『対・次元生物特殊班』の便宜上の部隊長であり、階級は二佐相当で現状最も高い。
金剛捕縛や異世界転移事件で榛名のサポートや救援を行ったりと接点が多い。
舞鶴戦では新造した『ガンダムエピオン』を駆り多数の戦果を挙げ、棲地攻略作戦でも撃墜数3桁をたたき出した。
搭乗機は『フェネクス』→『リバウ』→『ガンダムエピオン』

・飛龍

チームエンガノのエースファイター兼瑞鳳の恋人1号。異世界で肉体に『空母・飛龍』の魂を埋め込まれた艦娘。
瑞鳳の姉貴分的な存在であり、互いに信頼し合えるツーカーの仲。また面倒見の良い性格から転移した阿武隈へアドバイスを送ったり、榛名の特訓に付き合うなど関わることが多い。しかし蒼龍ほどでは無いが少なからず青葉達の事を嫌っている。しかし古鷹や衣笠の境遇には同情を見せていた。
搭乗機は『リガズィ・カスタム』

・イセ

瑞鳳不在の際の模型店エンガノ店長代理で『大戦艦イセ』のメンタルモデル。瑞鳳の恋人2号。
性格は冷静沈着、しかし一度LOVEになったら執着が物凄い。ヒュウガ曰く『アレを平然と受け止められる瑞鳳は凄まじ過ぎる』と言われた程。
支援役であり、パイロットにはなっていない。

・大鳳

瑞鳳の親友兼恋人3号。
瑞鳳との出会いを経て自分自身の意志で扶桑の言葉を全て否定し、完全に過去の己と決別を果たし討ち倒した。
舞鶴戦では最初から最後まで舞鶴の防衛に参加した。
『RX-160S バイアラン・カスタム1号機』に搭乗する。

・浜風

チームエンガノの指揮官兼瑞鳳の恋人4号。
瑞鳳との出会いにより『勇気』を手に入れ、何事にも怯えない強さを得た。特技は牛乳早飲みだが一定量を越すとリバースする。
メンバーからの信頼は高く、『オペレーション・セイヴァー』では拉致被害者の救出作戦を任されたり『オペレーション・ブレイヴ』の総指揮を執って舞鶴の防衛に尽力する。また瑞鳳以外で唯一佐官の三佐相当官で破格の待遇である(他は一尉相当官の為)。
システムに適合し『ウイングゼロ』に搭乗、しかし一時的に機体を初風に譲って自身は『シルヴァ・バレト』へと搭乗する。サイコミュへの適性は一応持っておりサイコフレームを介して春雨に呼びかけている。
搭乗機は『シルヴァ・バレト』→『ウイングガンダムゼロ』

・吹雪

瑞鳳の恋人5号。
その能力は『誘導兵器運用』で、第二次坊ノ岬沖海戦でもその能力を遺憾なく発揮し暴走状態のコンゴウを撃沈した。
上記の通り火器管制に関しては異常に長けており、FAZZの火器管制をリンクさせて自軍の霧の火器管制を担う程。またデルタカイの発見にも一役買っている。
『オペレーション・ブレイヴ』にも参加し、棲地MI攻略側に参加した。
搭乗モビルスーツは『FAZZ』で、魔改造を施されている。

・イク

瑞鳳の従妹で恋人6号。
空気、常識はずれの空気。ただ時折は活躍する。
搭乗機体は『アッガイ』→『ハイゴッグ』

・夕張

瑞鳳の恋人7号。
チーム内の人間で唯一のツッコミ役で気苦労が絶えない。
大鳳と共に舞鶴防衛戦に最初から参加、制空権の確保に尽力し防衛に貢献した。
搭乗機体は『バイアラン・カスタム2号機』

愛宕

瑞鳳の恋人8号。
お姉ちゃんと呼ばせたがる悪癖は顕在であり、陽炎を毒牙にかけようとしたが瑞鳳とユキカゼの手で阻止されている。『姉同士』と言う関係から榛名との関係も友好的で偶に連絡を取っている仲でもある。
サイコミュに適性を持ち本来『リバウ』は愛宕の機体だったがフェネクスの一件の際にパイロットを一時的に辞退、その後舞鶴防衛戦の際に『ヤクト・ドーガ』に搭乗して榛名・青葉・リタ・ユキカゼと共に第一線を張る活躍を見せ棲地攻略戦にも参加した。
その後『リバウ』に搭乗する。


・イ400

霧のメンタルモデルで瑞鳳の恋人9号。
夕張と共に常識人ポジションであり中学生組のストッパーとなっている為常識のネジが吹っ飛んでいるメンバーに囲まれて頭痛が絶えない(頭痛はあくまでも比喩)。
長けた能力は少ないが諜報・情報処理の分野に関しては姉妹艦の402を超えておりナチの協力もあったが400のお陰で『八丈小島』にある研究所を発見し、『オペレーション・セイヴァー』の発動を可能とした功績をあげている。
『母性』の萌芽が強く、リタがリバウに乗るのを恐れた際には発破をかけて奮起させたりとリタに対して優しい部分を見せる。
舞鶴戦後、別世界の瑞鳳から譲られた『デスティニーインパルス3号機』に搭乗する。

・イ402

霧のメンタルモデルで瑞鳳の恋人10号。
メンタルモデルの中でも最も瑞鳳と行動する機会が多い。
少しツンデレが入っており毒舌家だが根は素直、そして何気に面倒見の良い性格から『お母さん』や『オカン』と呼ばれると怒る。
深海棲艦による舞鶴侵攻の際は硫黄島より『ヘイズル・ラーⅡ』を駆って参戦、市街地防衛を行いながら多数の戦果を挙げその姿はテレビによって撮影され一般各所で報道される事に。

・ユキカゼ

霧のメンタルモデルで瑞鳳の恋人11号。
瑞鳳との出会いや愛宕との交流、そしてプラフスキー・バースト現象による自身の変革を経て次第に人間に近い存在となって行く。第二次坊ノ岬沖海戦で全滅した総旗艦艦隊に対し『悲しみ』と『後悔』の感情を抱き、弔う為にお墓を硫黄島に建てて定期的に供養している。しかしひっそりとお墓のリストからヤマトを外している(復活の際にキレた)。
彼女の進化は常軌を逸しており、演算処理能力は重巡クラスにまで膨張している。
榛名や愛宕と共に舞鶴防衛線の際以前野分の乗っていた機体を回収・改造した『ギャン・クリーガー』に搭乗し旧式ながらも3人と共に第一線を張り、棲地攻略作戦にも参戦している。愛宕と共に無数のキュベレイ軍団を撃破し続け前線維持に貢献した。
その後愛宕から『ヤクト・ドーガ』を譲り受ける。

・夕雲

瑞鳳の恋人12号。
瑞鳳に家族と命、家を救われて以降ベタ惚れしている。
根に持つタイプで時折、マーサ・ビスト・カーバインやデキム・バートンに対し暴言のオンパレードになる。
舞鶴戦では第二次侵攻の際に[ファイバー]を用いて大気圏外から『バンシィ』『フェネクス』の輸送と言う重要な役目を全うし、榛名とリタの乗り換えの間アプサラスⅢに対し囮となり奮戦した。
第三次侵攻からは[フライルー]に換装して制空戦闘に尽力、多数の戦果を挙げる。
搭乗機体は『ORX-005 ギャプランTR-5[フライルー]』

・蒼龍

飛龍の相棒だった艦娘兼強化人間で瑞鳳の恋人13号。
アナハイムのマーサ・ビスト・カーバインの下『n_i_t_r_o』被験者のメイジンとして飛龍への憎しみで敵対していたが瑞鳳と飛龍の説得によって和解、元の自分を取り戻し瑞鳳達と協力する。
瑞鳳には恩義を感じており、一番瑞鳳との行動期間は短いが彼女に惚れ込んでいる。しかし割りと頑固な性格をしている。
北極海にアナハイムによって破棄された『MSN-001X[G] ガンダムデルタカイ』の情報を瑞鳳に教え、回収して貰い以降自分の乗機としている。その際に『n_i_t_r_o』を排除しているが蒼龍はそのポテンシャルを余す事無く引き出す。
過去の出来事から青葉達を激しく憎んでいる。当人曰く『赦すつもりも、わかりあう気も無い』。だが厄介事やダーティーな情報に関してはは青葉達を信頼しており、舞鶴防衛戦でも青葉と連携して『サイコMK-Ⅱ』を撃破した。

・翔鶴

瑞鳳の幼馴染で瑞鶴の姉。
転生者拉致事件の際に瑞鳳の元に身を寄せ、その後は瑞鳳達の仲間として『オペレーション・セイヴァー』から参戦した。
榛名達とは同郷で割りと仲は良い。しかし『艦プラ部』として対峙、粒子ドーラ砲であと一歩まで追い込んだが敗北する。
舞鶴事変ではMSに搭乗、戦線を支え棲地攻略では母艦防衛を務めた。
『クィン・マンサ』を介し『駆逐棲姫(春雨)』と共鳴、互いに何らかの縁があるらしい。
なおその操縦技術はシュミレーターで『ザクⅢ改』を使用した榛名と互角であり、1対1なら決着がつかないレベル。
搭乗機は『高機動型ゲルググ(U.C.0090仕様 JR)』。

・瑞鶴

瑞鳳の幼馴染で翔鶴の妹。
転生者拉致事件の際に瑞鳳の元に身を寄せ、その後は瑞鳳達の仲間として『オペレーション・セイヴァー』から参戦する。
かつて葛城と仲が良く慕われており、葛城の言葉を否定して元に戻そうとしたが結局激昂させただけで分かり合えなかった。
その後は時折見舞いに行くなど気にかけている。
舞鶴事変では自身もMSを駆り参戦、陽炎と連携して『n_i_t_r_o』搭載機を全て葬った。
搭乗機は『高機動型ゲルググ(U.C.0090仕様 YL)』

《登場人物・サブ》

・大鯨

娘9人からの評価は『THE・化け物』。
趣味はプラモ作りと手芸、料理に子育てと事態を引っかき回すことで瑞鳳曰く『理不尽が服を着て歩いてるようなもん』。
榛名編に突入する際に榛名と天城の後見人となった。母親としての責任と情が強く、榛名と天城も娘のように扱っている。
経営している模型店は完全な道楽であり他にもマンションや幼稚園、『株式会社ビッグ・ホエール』などの経営しているが本業は不明。身体能力は瑞鳳すらも圧倒する程異常とも言えるべき高さだが瑞鳳曰く「私やお父さんとは違うタイプ」であり、その能力は気を操作し大量の分身や気弾を放つ。明鏡止水を瑞鳳に授けたのは大鯨であり、本気を出せば自身も明鏡止水へ到る事でその真価を発揮出来る。
榛名の事情は全て知っている為、榛名の真の両親について調べたらしいが何もわからず仕舞いだった。16年前に起きた『ひかり園事件』について世間に暴露したのは大鯨であり、その際に施設に居た子供の引き取り先を斡旋して榛名を天城の両親に託した時に大鯨と面識はあるが榛名は覚えていない。大鯨は当時ひかり園の最大の出資者であったが真実を知り罪滅ぼしの為に行動を開始、幼い榛名が取引材料になった際現場に乱入し榛名を保護する。その後『榛名の証言』を大鯨の持つありとあらゆるコネクションを使って世間に公表し施設を閉鎖に追い込んでいる。


・東方不敗

娘9人からの評価は『常識の範疇に居る化け物』。
娘にはとても甘いが野分と清霜に流派・東方不敗の技を授ける為にはスパルタにもなる。
修業の為に勝手にどっかに行ったりなど時々大鯨を困らせるが基本的に夫婦仲は瑞鳳曰く『見てるこっちが吐き気を催す程だだ甘』。
16年前の『ひかり園事件』でも大鯨と一緒にドンパチやった。


・鳳翔&サーシェス

大鯨の妹でイク・祥鳳の母親(瑞鳳の叔母にあたる)と父親。居酒屋経営&ブラック企業の係長。
『ひかり園事件』で榛名を救出し、『勇気』を心に刻んだ人物でもある。『ひかり園事件』の犠牲者を毎年悼んでおり、救い出せた被害者の一人である榛名の身も案じていた。
心に傷を負った榛名を引き取ろうとしていたが既に祥鳳が生まれていた為断念、それでも時折榛名不在の間も榛名の義両親を訪ねては近況を聞きだしていたらしい。
大鯨一族でも瑞鳳に次ぐ戦闘能力の持ち主であり、二人揃えばほぼ下手な軍隊並み
その能力は榛名と天城を逃がす為に二人でイノベイド軍団を相手取り一方的な展開でリボンズをひるませる程。
なおその際に使用した爆薬などの出所は不明である。少なくとも榛名が異世界で鹵獲・確保したロシア製のものでは無いとのこと。


・比叡

元『終末の獣』のメンバーで榛名と同じデザインチャイルドの一人。
榛名を捕獲・洗脳しようとしたが失敗、その後リタに捕縛され瑞鳳達の尋問を受けた。
その際榛名と天城によって説得され瑞鳳に協力、発信機を持って金剛達のアジトの情報を流し金剛捕縛を手助けする。
以降は意識不明の重態となった葛城の面倒を見ていたがイノベイター騒動により山梨のサナトリウムを追い出され実家の定食屋に戻った。

やべぇ、一人メインキャラ書き損ねてた…


・龍鳳

大鯨のそっくりさんで体型に微妙な差はあるが同じ顔をしている(大鯨が微妙に小さい)。
榛名が『既に滅びた世界』で見つけた唯一の生存者で、異世界の艦娘。
隔絶されたシェルターで15年間育ち続け、シェルター内にあった書物でしか外の世界を知らず榛名を信じて外へ飛び出した。実は榛名の本当の姉?であり、『ファースト・デザインチャイルド』として作られたデザインチャイルドの始祖。しかしシェルター内でコールドスリープしていた為実年齢は榛名より年上(30代前半)だが眠っていた期間を省くと当人曰く16歳くらいとの事。
大鯨に似ている理由は『二つに分かれてしまった魂の片割れ』だからであり(似た例としては『春雨(GBF)』と『駆逐棲姫(GBF)』が居る)、その為大鯨には気に入られている。
性格は素直で礼儀正しく、まっすぐで健気。趣味は絵本や童話の創作であり、『滅んだ世界』に居た頃から続けている。
艦娘ではあるが、飛龍達とは異なるタイプ(艤装ではなく船体を操るもの)でサイズ的に大鯨所有の倉庫に格納出来ない為、基本的にハシラジマに放置している。また初風達と同じ艦娘用艤装も使用可能。
なおその胸は榛名や天城を通り越し、間宮に匹敵する程豊満であり包容力と弾力はすさまじいもの。
使用艦は『エセックス・ブレイヴ』。

第23話『譲れぬ意志』


榛名「今回のバトルは激戦でした… 艦プラもそれなりの損傷…」

榛名(そして最もダメージを受けたのはヤマト・ブレイヴ用『ミラーリングユニット』… PBCtype-Kの出力が過剰すぎた故に全体的に損壊してる…)

榛名「予備を投入するハメになるとは…」

榛名(手間だからそんなに予備は無い、あと榛名が出れるのは一回のみ… まぁ、ルール上榛名はあと1回しか出れませんが)

コンコン

清霜「榛名、ちょっと良い?」

榛名「清霜さん… 何ですか?」

清霜「ちょっとトレーニングに付き合って貰えないかな?」



《選手寮 裏》


清霜「たぁぁぁぁぁぁぁっ!」ブォン

榛名「ッ…!」

ガァァン

清霜「やっと本気出してくれたね…!」

榛名「生身の人間相手では初めてですよ、とっておきの2m級トマホークを使ったのは…!」

清霜「でもそんな大振りの得物で!」ダッ

榛名「はぁっ!」ブォン

清霜「早い…!?」

榛名「これでも10年近く振るったトマホーク、ならば造作もありません」



清霜「はぁ、はぁ…」

榛名「お疲れ様です」

清霜「何で平然と出来るの…?」

榛名「この程度ならば疲労の内に入りません」

清霜「やっぱ体の出来が違うのかな…」

榛名「…ええ、榛名は戦闘用に造られたデザインチャイルドですから」

清霜「違うよ。清霜達艦娘は徴兵みたいなものだし、体も何も鍛えないで最低限の訓練しか受けないで実戦に行かされてたから」

榛名「あの世界はそこまでの…」

清霜「この体が『清霜』になったのは2年ちょっと前、一応肉体に最低限の強化はされてたけど普通に瑞鳳姉さんや榛名みたいに10年以上鍛えてる人に比べたらちんちくりんだもん。

ここ一年で急激に鍛えたとしても、もっと小さい頃から鍛えてる人に比べたら体の出来が違うなんてすぐわかっちゃう」

榛名「清霜さん…」

清霜「ねぇ、『清霜の前の夢』知ってる?」

榛名「夢?」

清霜「『戦艦になりたい』、それが清霜の夢だった。 大きくて、誰でも守れる強い存在… でも清霜は『駆逐艦』、どう足掻いたところで戦艦になんかなれっこない。わかってた筈なのに、現実から目を背けるだけの口実でしか無かったんだと思う…」

榛名「…夢を見る事は間違いではありません」

清霜「え?」

榛名「人は叶わないから夢を抱く、そして『夢』に限りなく近付こうとするのが重要なんだと思います。理想と現実に折り合いをつけて、その中で最も理想に近づければ良いのでは?」

清霜「ねぇ、聞きたいんだけど。榛名にも『夢』ってあるの?」

榛名「ありますよ。 決して叶う筈の無い、現実的でも無い理想論でしか無い戯言のような夢が…」


イベント 直下

「ほう、面白そうな事をしてじゃぁないか」

榛名「っ…!」

清霜「ギム・ギンガナム…!」

ギンガナム「随分と敵愾心をむき出しにしているなぁ、東方不敗の娘に狼の女」

榛名「誰でも、殺気を剥きだしにする人間が近付けば警戒くらいします…!」

清霜「何の用?」

ギンガナム「随分と面白そうな修業をしていると思ってな。どうだ、小生とも1戦交えるか?」

清霜「勿論、受け…」

榛名「駄目です」

清霜「えぇっ!?」

榛名「今はまだ大会中、怪我をするとチーム全体に迷惑がかかります」

ギンガナム「逃げるのか、狼」

榛名「逃げる訳ではありません。我々はファイター、そして今は大会中です。戦いたいなら、バトルでのみお相手しましょう」

ギンガナム「勝者の余裕、と言うヤツか。1回戦を突破しただけはあるなぁ」

榛名「どうとでも受け取ってください。少なくともこの場で武を用いた戦いをする気はありません」

ギンガナム「良いだろう、この場は矛を収めるとしようか。だが、この闘争本能の高まり、どうしてくれようか」

榛名「どうぞご勝手に、清霜さん戻りましょう」

清霜「う、うん…」

ギンガナム「狼、貴様本当に武人か?」

榛名「え?」

ギンガナム「武人ならばこちらの手合わせの申し出を断る訳なかろう」

榛名「…別に榛名は武人でもありませんし、武芸者の家の人間でもありませんので」

ギンガナム「ほう… では東方不敗の娘、貴様は勿論…」

清霜「嫌だよ」

ギンガナム「何?」

清霜「流派・東方不敗の教え… 戦うべき時は戦え、ただし無用の場合は力を振るうな。力を振るうべき時は己自身で見極めろ」

ギンガナム「では今は戦うべき時では無いと?」

清霜「そう。 これはお父さんに流派の修業に入る時に交わした約束でもあるから」

ギンガナム「それが真なら、東方不敗も落ちぶれたものよなぁ…!」

清霜「…!」

ギンガナム「真に武人に必要なのは闘争本能よ! 温い、全くもって温いなぁ東方不敗は!」

清霜「違う…!感情のままに振るう力はいつか大きなものを壊しちゃう、それを防ぐ為に…」

ギンガナム「それが温いと言っているんだよ! だからか、もっと優れた弟子が居ると言うのにあの娘に流派を譲ろうとしたのは!

甘っちょろい未熟なチビの娘になぁ!」

清霜「もう、許さない…!」

榛名「落ち着いてください、清霜さん! 相手のペースに飲まれては…」

清霜「お父さんも流派・東方不敗も侮辱しただけじゃなくて、その後継者の姉さんも馬鹿にした… もう許す理由が無くなっちゃったよ…!」

榛名「だから怒りを抑えてください! 榛名だって今のは怒りたくなります、ですが貴女が感情のままに流派の力を使ってはならない、そう言われている筈です!」

清霜「ッ…!」

ギンガナム「余計な事を… 気に食わんなぁ、狼!」

榛名「狼、狼と… 人を動物扱いとは、まずは人としての礼節を弁えてから武を語ったらどうですか…!」

ギンガナム「このギム・ギンガナムに、よくもほざいたな狼!」

榛名「礼節すら弁えない人間などに…!」

ギンガナム「ならば戦って見せろ、このギム・ギンガナムと!」

「そこまでだよ、榛名さんに清霜ちゃん」

榛名「ッ!?」

清霜「姉さん…?」

瑞鳳「舞鶴以来、かな? ようやく四国から戻ってこれたよ」

ギンガナム「来たなぁ、流派・東方不敗の正当後継者!」

瑞鳳「貴方が、ギム・ギンガナムですか。武だけを求め続け礼節を忘れた愚者、高潔と謳われたギンガナムの祖先とは全く違いますね」

ギンガナム「何だと…!」

瑞鳳「貴方が武門の家の出だと言うのならば弁える礼節くらい持ったらどうです?」

ギンガナム「ほざけ、この臆病者の娘が…!」

瑞鳳「父は臆病者ではありません、私の師であり高潔な武人です。力と闘争本能でしか武人としての器を測れ無い貴方とは違います」

ギンガナム「では貴様はどうなのだ!」

瑞鳳「まだまだ私は若輩者、ですが己の力くらいは弁えているつもりです」

ギンガナム「ならばその力見せてみろ、このギム・ギンガナムに!」

瑞鳳「はぁ… 仕方無い…」

榛名「駄目です、そんな口車に乗せられては…!」

瑞鳳「大丈夫ですよ。 …破ッ!」ドゴォォォォォォォ

ギンガナム「なっ…!?」

榛名「地面に拳をつけただけなのに、抉れて…」

清霜「波動裂帛拳、じゃない… 本当に、小突いただけ…」

瑞鳳「ご覧のとおり、これが私の『武』の一端。ご満足頂けましたか?」

ギンガナム「チッ… 今日はこの位にしておいてやろう、だが覚えていろ… 力こそが全てなのだよ、そして戦いを純粋に楽しめる者こそが…!」



瑞鳳「はぁ、厄介なのに絡まれちゃったね。あとでナチさんに謝っとかないと、宿舎の裏の地面抉っちゃったって…」

清霜「ギム・ギンガナム、アイツは…!」

榛名「瑞鳳さん、どうしてここに…」

瑞鳳「ちょっとリタちゃんに用事、それと四国土産持って来ました」

榛名「リタに…?」

瑞鳳「ええ、ちょっとした用事ですよ。 どうぞ、これ榛名さん用です」

榛名「これは… 鰹節…?」

瑞鳳「1本丸ごと買ってきちゃいました」

榛名「一体どうしろと…!?」

瑞鳳「冗談ですよ。 これが本当のお土産です」

榛名「『霧の○大福』…?」

瑞鳳「今人気らしいんで。清霜ちゃんにはこれね、『ポンジュース味コ○ン』」

清霜「ごめん、今そう言う気分じゃ…」

瑞鳳「あんなバカに関わってるだけ無駄。その内、あのタイプは自分を測れ無いで自爆するからほときゃ良いのよ」

清霜「だって、東方不敗を…」

瑞鳳「でも、そうやって怒りに任せてたらアレと同じになっちゃうよ。それにあんなのに貶されたところで傷付くような流派・東方不敗じゃない」

清霜「姉さん… そうだよね、あんなのと一緒になっちゃ流派の名前が廃っちゃうもん…!」

瑞鳳「そう言うこと。私も暴走する事は多々あるけど、絶対に流派の名前に傷をつけないようにはしてるもの」

榛名「それでリタ、何の話を?」

リタ「別に大した話じゃないよ。 新造した『改RX-0計画』のテスト機、その実戦投入用装備の調整が終わったって話」

榛名「随分と早い完成ですね」

リタ「なんか『あっちの瑞鳳』が技術供与と手伝いしてくれたって。代わりにウイングゼロの予備パーツの一部とゼロシステムの基幹データ渡したそうだけど」

榛名「では榛名用の機体も…」

リタ「それが完成はしたけどサイコミュの問題で起動試験中止だって。多分ママしかサイコミュが認識しないんだと思うけど」

榛名「え?」

リタ「私がフェネクスでバンシィと戦った時、ママ以外の感応波には反応こそすれど結局はNT-Dの発動はママの意思だった。多分サイコミュ周り弄られてるんだと思うけど…」

榛名「そうなんです?」

リタ「ヒュウガからそう言う話聞いて無いの?」

榛名「はい。 一度解析したいと話はきましたが、弄りたいとは」

リタ「舞鶴戦ではリミッターは外しただけだったみたいだけど… どうなってんの?」

榛名「さぁ…」

リタ「そう言えば瑞鳳は?」

榛名「清霜さんとお話中、だそうですが」

リタ「ああ、あのバカの事?」

榛名「バカとは…」

リタ「だってバカじゃん。力押しで、自分の闘争本能を満たしたいだけの。大会じゃ指揮もちゃんと執ってたみたいだけど、結局本質は『自分の力を誇示したい』ってだけの危険な思想だよ」

榛名「戦闘狂、ですね…」

リタ「気をつけて、ママ。アイツからは何か感じる、もしかしたらアイツ等が関わって来る可能性がある」

榛名「イノベイター…」

リタ「ま、今からどうこう出来る問題でも無いけどね。とりあえず周辺警戒に瑞鳳とイセや402も加わるって話だから、イノベイターもやりにくくなる筈だよ」


視点選択 直下
1.瑞鳳
2.イセ

side-イセ-


イセ「全く、何で貴女なのよ…」

402「不服か? 私も不服だ」

イセ「留守番も飽きてたし折角瑞鳳と出かける、って話だったのにやる事は周辺警戒よ? これが不服以外何があるのよ」

402「こちとら四国帰りなんだぞ、少しは休ませろ。…当人に文句の一つでも言いたいがアイツは妹のところに行ってるが」

イセ「夜中の野外プレイでも期待していたのに…」

402「オイ、今唯でさえ警戒厳しくなってるのにそんな事すれば一発逮捕でお前も瑞鳳も前科者だ」

イセ「冗談よ」

402「お前が言うと冗談に聞こえないな… ん? アレは…」

イセ「…! 擬似太陽炉のGN粒子…!」

402「船体にリンク、識別開始。 これは、舞鶴の鹵獲品でナチ達に引き渡した… 機種識別『GNY-003F ガンダムアブホールtype-F』、あと何か牽引しているようだが… MSの動力…?」

イセ「ナチ達の秘密基地へ行きましょう」


《呉グループ 秘匿基地》

アタゴ「ハグロ、お疲れ」

ハグロ「ったく、大和からは撃墜して良いって言われたのに鹵獲して来いとか何で面倒なこと指示するかな…」

アタゴ「ログから基地を解析出来る可能性がある以上、捕まえておかないといけないじゃない」

潮「アタゴさん、機体の方は?」

アタゴ「アイズも既に出られるわよ。悪いわね、ローテ代わって貰って」

潮「いえ、出来る事は全てしなければなりませんから。子供も大和さんに見てもらっていますし」

イセ「大変そうね」

潮「大丈夫… え!?」

アタゴ「イセに402… 来てるなら言いなさいよ」

402「勝手に入らせて貰った。丁度パスも持ってるしな」

潮「お二人でしたか… ローテーションに加わっていただけるというお話でしたね」

402「一応『ヘイズル』を持って来てはいるが」

アタゴ「どうせ装備は『フルトド』でしょ? 大気圏飛行能力を持たない機体じゃ意味無いわよ」

402「なら私はこの台場周辺の捜索だな。 どうせ船体の索敵範囲的にはここを動かないほうが良さそうだし」

イセ「で、何を持ち帰ったの?」

ハグロ「敵の無人機、解析するから捕まえて来いって」

402「『ギャプラン』ね、一般パイロット用のデチューンモデルのようだが」

ハグロ「この前とっ捕まえたのもアッシマーだし、ティターンズとアロウズの機体ばっか見る」

潮「時々別勢力の機体も混じってはいますが…」

アタゴ「じゃ、解析に入るから後はよろしく。 解析終わったらそっちに回す?」

402「ああ、TR-5の部品にはなるだろうよ」

アタゴ「了解」

潮「じゃあ、私も出てきますね」

イセ「気を付けなさい、こっちも必要になればいつでも出れるわよ」

潮「大戦艦の火力、極力は使用を避けたいですがもしものときはよろしくお願いします」

イベント選択 直下
1.side-榛名- 『感情の均衡』…榛名はヤマト達へ満潮について相談を行う。その内容は…
2.side-清霜- 『武人として』…瑞鳳と清霜はぶつかり合う。姉妹として、そして弟子同士として…
3.side-潮-  『コンバット』…1.5ガンダムを駆り哨戒に出た潮、だがそこで1機のMSと交戦する…

side-榛名- 『感情の均衡』


コトノ「珍しいじゃない、榛名が相談事なんて」

榛名「この問題に関しては人の領分を越えているので…」

ヤマト「ニュータイプについて、ですか?」

榛名「違います。 榛名の持つ『力』についての話です」

コトノ「それならシャアの方が良いんじゃないのかしら?」

榛名「シャアさんからは力の行使は極力止められているので…」

ヤマト「なら使わない方が良いのでは?」

榛名「それもそうなのですが… でも、そのままにしておける問題でも無いんです」

コトノ「…それで、誰に使う気なの?」

榛名「…満潮さんです」

ヤマト「彼女に…?」

榛名「彼女はイノベイターに対し激しい憎悪を抱いています、その憎悪が彼女にどんな悪影響を起こすか…」

コトノ「…私が言えるのは一つよ。やめなさい、それだけ」

榛名「どうして…!」

ヤマト「それが、彼女にとって良い影響を及ぼすのですか? 憎しみをただ消しただけで、彼女は進めますか?」

榛名「あ…」

コトノ「あの子は今、憎しみだけで立ってる。それこそ今榛名の力を用いて憎しみを消してしまえば残るのは燃えカス、廃人まっしぐらよ」

ヤマト「新たな導を、心の拠り所を見つけない限り彼女の憎しみを消してはならない。それが我々の協議の結果です」

榛名「そうですね… でも、その憎悪が一定のラインを超えた場合は…」

コトノ「対処は榛名に任せる。尤も、その必要が無いかもしれないけど」

ヤマト「もう、榛名も気付いているのでしょう?」

榛名「満潮さんの中に、芽生えがあった…」

コトノ「こちらでも脳波の変質を確認したわ。これでこのまま成長すれば4人目のニュータイプよ」

ヤマト「その変化が歪まないか、貴女はそれが心配なのでしょう?」

榛名「はい…」

コトノ「大丈夫よ、あの子は間宮は見てくれている。彼女と一緒なら歪むことはそうそう無いでしょう」

ヤマト「それに先駆者であるシャア・アズナブルも付いています。ニュータイプとしてならば、きっと…」

榛名「でも彼、前科あるんですよねぇ…」

コトノ「導けなかった二人のニュータイプ、『カミーユ・ビダン』と『クェス・パラヤ』…」

ヤマト「一人は精神崩壊を引き起こし、一人は邪険にし過ぎて道具にしてしまった…」

榛名「導き手としては些か疑問が残ります… スパロボではちゃんと補正かかってますけど、αとかDとかZ3時獄編とか」

コトノ「それは俗に言うスパロボ補正よ。必ずしもそうなるとは限らないわ」

ヤマト「ともかく、見守る方針で行きましょう」

榛名「わかりました。 では、そろそろ戻ります」

ヤマト「もう行くのですか? 折角瑞鳳さんからお土産にお酒頂いたのですけど…」

榛名「何でお酒… 榛名お酒少し苦手なので…」

ヤマト「そう言えばそうでしたね」

榛名「あと一つ… 二人共、バンシィに何か仕掛けました?」

コトノ「弄って無いわよ。 そもそも、貴女がバンシィを手に入れた時期とずれているでしょうに」

榛名「…そうでしたね。疑ってすみませんでした」

榛名(ヤマト達じゃない、では一体誰が…)

《翌日 大会会場》


榛名「おはようござ… 清霜さん…?」

清霜「いたた… あ、榛名」

榛名「い、一体何があったんですか!?」

初風「あぁ、コイツ瑞鳳姉さんとやり合ったの」

野分「私の時とは違って、加減のレベルも3/5くらいで…」

清霜「結局全く手も足も出なかったよ…」

榛名「昨日怪我でもしたら迷惑がかかる、と忠告したのに…」

清霜「あ、あははは… ごめん…」

榛名「瑞鳳さんも瑞鳳さんです、ここまでやらなくとも…」

清霜「でも、昨日姉さんとやり合って清霜が進む道がちょっとだけわかった気がする。上手く言葉には出来ないけど…」

初風「ま、怒るならあの筋肉バカの姉を怒ってやって。清霜相手にここまでやる、なんて考えてなかったもの」

瑞鳳「誰が筋肉バカだって?」

初風「ひぃっ!?」

榛名「全く感じられませんでした…」

瑞鳳「そりゃ、これでも一時期ゲルマン忍法の修業もやってましたし。 まぁ、加減も出来無い筋肉バカなのは認めるけどね」

野分「珍しい… バカって言われて怒らないなんて…」

瑞鳳「私、バカって自覚してるもん。 まぁ、チビって言われればキレるだろうけど。 それより、もうすぐ試合始まるでしょ」

初風「そうだった… この試合で、次の対戦相手が決まる…」


『これより第5試合、『ギンガナム隊』VS『スリー・アローズ』の試合を開始します』


清霜「嘘… ギム・ギンガナム…!?」

瑞鳳「あっちゃ~… スリー・アローズも悪いチームじゃないんだけど、こりゃ分が悪いか」

野分「じゃあ、次の相手は…」

榛名「ギム・ギンガナムがほぼ確定…」

瑞鳳「榛名さん、ちょっと良いですか?」

榛名「あ、はい」

瑞鳳「榛名さん、少しだけお願いがあります」

榛名「なんでしょうか?」

瑞鳳「明日の試合、清霜ちゃんを出場させて貰えないでしょうか?」

榛名「ギム・ギンガナムと戦わせるつもりですか!?」

瑞鳳「はい。 あの子はそれを望んでいる、清霜ちゃんの譲れない願いの為にも…」

榛名「譲れ無い、願い…」

瑞鳳「あの子の願いは『誰かを守れる大きな人間になる』こと、そう昨日本人の口から聞きました。そして、ギム・ギンガナムはその対極に位置する存在です。

己が為に振るう力か、誰かの為に振るう力か… そして清霜ちゃんの願いが正しいかどうか自分自身で確かめる為に」

榛名「…わかりました。指揮権を持つのは初風さんなので彼女に進言しておきます」

瑞鳳「ありがとうございます。 これは、ほんのお礼です」スッ

榛名「これは…」

瑞鳳「清霜ちゃんの『カイオ・ドゥイリオ・コラード』用の改修パーツ、そして『アームド・アーマーCS』に代わる特殊兵装です」

榛名「これなら、部品の換装だけで…」

瑞鳳「カイオの能力は『連射式PBC』、そしてアームド・アーマーCSがその発射に必要とする膨大な粒子量を補う為のタンクでしかありません。

そこで私がシュツルム・ユニットをベースにCSを再設計、能力を向上すると共に最低限ですが武装も施させて頂きました」

榛名「元々、清霜さんは前衛向きファイターでした。でも初風さんによってカイオの製作を依頼された時、清霜さんを後衛型に下げる方向になってしまった…」

瑞鳳「これは清霜ちゃんを前衛に戻すための、そしてギム・ギンガナムと正面からぶつかる為の装備です。これを、どうかよろしくお願いします」

榛名「わかりました。承りましょう」

瑞鳳「ありがとうございます!」

《選手宿舎 榛名の部屋》


榛名「願い、か…」

榛名(誰かを護る為に強くなりたい、清霜さんらしい願い…)

榛名「榛名と違って、叶わないことの無い願い…」

榛名(そうやって前へと進んでいける、素晴らしい願いだと思います)



イベント 直下

コンコン

榛名「初風さん、ですね」ピキィン

初風『流石、ニュータイプさんは誰でもわかるのね』

榛名「今回はあてずっぽうです。 いくら慣れているとは言え、まだ全員がわかる訳では無いので」

初風『まぁ良いわ、入るわよ』

ガチャ

初風「用件はわかるわよね」

榛名「次の出場選手の件、ですね」

初風「ええ、さっきアンタに言われたし本人も希望してるから清霜は出すわ」

榛名「残り、ですか…」

初風「これが相手の出場選手よ」


敵チーム
・ギム・ギンガナム
・メリーベール・ガジット
・スエッソン・ステロ
・ヤン・シッキネン


榛名「戦力が想定より少ないですね…」

初風「元々もうちょっと大きいチームだったらけど、アグリッパ・メンテナーって奴が脱退してその仲間連中も抜けたそうよ」

榛名「ハマーンさん達のようにバトル中に反乱を起こされるよりはマシですが…」

初風「ま、敵さんの事情なんか知ったこっちゃ無いわ」

榛名「艦の方は?」

初風「データはあるっちゃある、でも役に立たない」

榛名「もしや、一戦毎に…」

初風「ええ、お母さんに聞いてみたらバックの『グエン・サード・ラインフォード』ってヤツが大量出資してるみたい。

大企業の社長、そして舞鶴で出した大量の敵MSの残骸を買い漁ってるって話よ」

榛名「もしや多次元の技術を取り込んで…」

初風「ありえるわね。ま、MSの装甲材や一部機械の残骸を買ったとしてもハシラジマのような施設が無い限り複製や加工すらままならないでしょうけど」

榛名「そう言えばどうやって精製してるんでしょう、部品とか…」

初風「ナノマテリアルって便利よね、色々作れるし。 それに無重力下でしか精製できないような材質も霧の重力操作で思いのまま、しかも材料全部タダ」

榛名「ハシラジマってやっぱり凄い…」

初風「それは置いておいて… 清霜以外の3人はどうする?」

榛名「候補は?」

初風「私、朝潮、曙、青葉、古鷹、龍鳳、コトノね」


自軍選択

・清霜 カイオ・ドゥイリオ・コラード(固定)


↓3まで

選択可能メンバー:初風・朝潮・古鷹・青葉・龍鳳・コトノ


選択条件:『龍鳳』『古鷹』はいずれか片方のみ選択可能

榛名「まず必須なのは清霜さんを援護する役目を持った艦プラ、この中だと… 古鷹さんでしょうか」

初風「古鷹?」

榛名「実は製造したアームド・アーマーの中には何個かボツになったものがありまして…」

初風「それがどうしたのよ」

榛名「以前までは様々な問題でお蔵入りになっていたのですが、この前やった大規模改修の際に使用可能になったものがあるんです。

その中には古鷹さんの適性に合致したものが丁度良いのがありまして、運用可能なように調整も施しました」

初風「古鷹は遠距離射撃型… 狙撃用のアームド・アーマーって事?」

榛名「はい。『アームド・アーマー スナイプ・ランチャー』、そして観測射撃用の策敵機も」

初風「文字通り超長距離狙撃仕様って訳ね… わかった、古鷹も編成に入れるわ。 そうなると前衛に展開出来る艦で、正面から複数とやりあえるとしたら朝潮かしら」

榛名「艦プラの仕様は?」

初風「マイン・スケーターは、合わないわね… メイルシュトロームで投入する。 そして残り1隻は… 私が出る」

榛名「初風さん、ですか?」

初風「ええ、私の『リヴェンジ』も改造したんでしょ?」

榛名「ええ、船体の一部と『アームド・アーマー シールド・スレイヴ』にも」

初風「ちょっと見せてくれない、清霜のものと一緒に」



艦プラ改修

・カイオ・ドゥイリオ・コラード(清霜) 改造内容 直下

・リヴェンジ・ブレイヴ(初風) 改造内容 下3

ベース(参考)
カイオ・ドゥイリオ・コラード
艤装
・320mm三連装砲 2基
・320mm連装砲 2基
・135mm砲三連装砲 4基
・90mm対空砲 10基
・37mm対空砲 15基
・20mm対空砲 16基
・RGシステムtype-HA
・ディスチャージ改(1式『粒子圧縮弾頭』、2式『粒子歪曲フィールド』、3式『粒子拡散弾頭』、4式『PBCtype-KY』)
・アームド・アーマーCS


リヴェンジ・ブレイヴ

艤装
・Mark I 38.1cm(42口径)連装砲4基
・Mark XII 15.2cm(45口径)単装速射砲14基
・Marks II 7.6cm(45口径)単装高角砲2基
・10.2cm50口径MkXVI連装高角砲4基
・4.7cm(43口径)単装機砲2基
・艦底部水中チャフ散布装置
・対艦機雷散布機
・レーダーブイ散布装置
・ディスチャージ(1.粒子圧縮徹甲弾 2.粒子歪曲フィールド 3.粒子拡散弾)
・戦術システム『ミーミル』
アームド・アーマーSS
・533mm魚雷3連装発射管2基

踏み台

カイオ・ドゥイリオ・コラード due
艤装
・320mm三連装砲 2基
・320mm連装砲 2基
・105mmガトリング砲4基
・90mm対空砲 10基
・37mm対空砲 15基
・20mm対空砲 16基
・4連装魚雷発射管 4基(両舷+艦首)
・ロケット・アンカー・アーム『ディスタント・クラッシャー』
・RGシステムtype-HA
・ディスチャージ改(1式『粒子圧縮弾頭』、2式『粒子歪曲フィールド』、3式『粒子拡散弾頭』、4式『PBCtype-KY』、5式『ダークネス・フィンガー』6式『超級覇王電影弾』)
・アームド・アーマーCS
・アームド・アーマーIF

概要
榛名の製造した『カイオ・ドゥイリオ・コラード』を瑞鳳の技術によって強化した艦プラ。
榛名と瑞鳳の技術をミックスした結果、常軌を逸した能力を誇る。
新たに追加された『ディスタント・クラッシャー』は何故かバトルシステムが読み込み動かすことの出来、レギュレーションでも触れられていないガンプラのパーツが使用しておりグレーゾーンスレスレを行く。
清霜の現状最強技である『ダークネスフィンガー』を再現する機構が『ディスタント・クラッシャー』に内蔵されており、とてつもない破壊力を秘めている。
また船体各部にも改造が施されており、防御・機動・加速も強化された。ガトリングガンには『ヤマト・ブレイヴ』の『ミラーリングシステム』発動及び『インフェルノギガブラスター』発射時と同じように音声認識機能が追加され、自動ロックも可能。
そしてカイオdueの最大の機能は『複数のアームド・アーマーを同時装備可能』と言う類を見ないもので、従来の『CS』と新造された『IF』を同時に装備し戦闘を行える。

アームド・アーマー・インファイター

瑞鳳製アームド・アーマー。本来『信濃・天爾改』のものに試作していたものに改造を施され譲渡された。
キャノン・サポーターの防護、及び目標との間合いを詰めることとその後の近接戦闘能力を強化する装備、クルーズフォーム、アーマードフォーム、アタックフォームの3形態を持つ。
クルーズフォームはキャノン・サポーター用の増加装甲形態、追加スクリューとスラスターによってCSのみの時より機動力は向上する、なお、他の形態は近接戦闘向けの形態となるためCSをパージしない限り変形不可。
アーマードフォームは高速突撃形態、主に相手との間合いを詰める時等に使う、アーマーから船体をほぼ完全に覆い隠す増加装甲が展開、防御力を強化しつつ抵抗を減らして速力アップ、この形態では艦首魚雷発射管しか使えないがその強度は超一級、増加装甲が破損した場合装甲のみをパージ可能。
因みにこの形態でも覚醒ディスチャージ技の超級覇王電影弾が使用可能。
アタックフォームでは追加スクリューやスラスターで艦の加減速、回頭性を強化、近接戦闘において回避や立ち回りの補助を行う。


リヴェンジ・ブレイヴmk-Ⅱ
艤装
・Mark I 38.1cm(42口径)連装砲4基
・Mark XII 15.2cm(45口径)単装速射砲改14基
・Marks II 7.6cm(45口径)単装高角砲改2基
・10.2cm50口径MkXVI連装高角砲改4基
・4.7cm(43口径)単装機砲改2基
・艦首533mm音響魚雷発射管 6門
・艦底部水中チャフ散布装置
・対艦機雷散布機
・レーダーブイ散布装置
・ディスチャージ(1.粒子圧縮徹甲弾 2.粒子歪曲フィールド 3.粒子拡散弾)
・戦術システム『ミーミル』
アームド・アーマーRS
・533mm魚雷3連装発射管2基
・105mmガトリンガン2基
・12cm30連噴進砲改4基

概要
翔鶴戦で大破したリヴェンジ・ブレイヴに改修を施した艦。
高角砲、機銃を全体的に改修、増強し航空迎撃能力を向上 、艦首に音響魚雷用の533mm発射管を追加した。
指揮・索敵能力を上げるためにレーダーを強化、増設している。

アームドアーマー・リフレクトサーヴァント
シールドスレイブの改良型。
元の機能はそのままに武装に105mmガトリング砲とチャフ弾と煙幕弾を搭載した12cm30連噴進砲を追加
更に粒子攻撃を一定レベル反射するコーティングを追加している

初風「リヴェンジの改造はまだわかる、全部バージョアップしてる武装だもの」

榛名「ええ、あとSSを改造したRSにはハシラジマから分けて貰った反射用特殊塗料をふんだんに使用しています」

初風「何でんなもん持ってんのよ… あと、カイオは何これ!?」

榛名「色々いじくり回したらこうなっちゃいました」

初風「姉さんと言い、アンタと言い何でビルダーってこうぶっ飛んでるのかしら…」

榛名「複数のアームド・アーマーの装着、今までは無かった技術ですから」

初風「確かに、複数装備すれば加重でジョイントが脆くなるからその部分を改修した技術は凄いわ」

榛名「この技術を応用して、ヤマトとハクリュウ、アラスカとダンケルク、ヒッパーやカウンティの改修に入りました。

失敗作のアームド・アーマーを使用し、偏った能力の改善を試みています」

初風「対・イノベイター用ってこと?」

榛名「はい。 イノベイター相手には、これくらいの必要がありますから」

初風「確かに、相手も何してくるか解ったもんじゃ無いわ」

榛名「やるべき事、成すべき事を成す… 今出来る最大限のことをやっているだけです」

初風「そう… でも無茶は禁物よ、アンタの身体は一つなんだから」

榛名「わかっています。無茶はしません」

初風「…オペレーション・ブレイヴ、アンタが『アンチェインド』を発動した時… アンタが消えちゃうんじゃないか、って思った。

そして私が頼んだけど、春雨を助け出したらバンシィのモードが解除されて墜落した時もアンタが消えちゃったんだと思った… 私は、アンタに消えて欲しく無い…」

榛名「初風さん…」

初風「あまり、無茶はしないで… お願い…」

榛名「わかっています。 それに、消えたりなんてしません。 天城やリタとそう約束しましたから」

初風「なら、良いけど…」

《そして…》


『ではこれより、決勝大会2回戦を開始します』

榛名「行きましょう」

古鷹「はい…!」

初風「さっき話した通り、清霜を軸に展開する」

朝潮「私達はその支援、そしてギム・ギンガナムとの一騎打ちに持ち込むこと…」

清霜「皆、お願い…!」

間宮「榛名さん、清霜さんのサブに専念してください」

ヤマト「私は古鷹を、初風と朝潮は間宮が担当してくれますので」

榛名「わかりました。では、参りましょう」



ギンガナム「ほう、来たか… 東方不敗の娘に、狼の女!」

榛名「相も変わらず、礼節も弁えぬ…」

メリーベール「ハッ…! ギムに生意気な口利いちゃってさ、殺したって良いんだよ?」

榛名「…どうやら、躾も出来ていないようですね」

スエッソン「なんだとぉ、この女が!」

清霜「武門の家かと思ったら、ただのデブじゃん」

シッキネン「野蛮な日本人め…!」

朝潮「どっちが野蛮なんでしょうね。闘争本能剥き出しの輩と、私達と」

初風「少なくとも理性がある分、こっちがマシじゃないかしら」

古鷹「理性の無い動物よりは、ね」


Please Set Your KP BASE

Beginning Plavsky Particle Dispersal

Please Set Your KANPLA

BATTLE START!


清霜「カイオ・ドゥイリオ・コラードdue、清霜!」

初風「リヴェンジ・ブレイヴⅡ、初風!」

古鷹「インプラカブル・ブレイヴmk-Ⅱ、古鷹!」

朝潮「ボルチモア・ブレイヴtype-MSt、朝潮!」

榛名『サブファイター・榛名・間宮・天羽ヤマト!チーム・ホワイトクリーン、出撃します!』


行動安価 直下

初風「間宮さん、アームド・アーマーの制御お願い。私は『ミーミル』に集中する」

間宮『了解です』

初風「よし、ブイ散布開始。 戦術指揮システム『ミーミル』、起動!」


船体の展開が完了したリヴェンジはその位置で航行を止め、そしてアームド・アーマーが展開される。


間宮『リフレクト・サーヴァント、展開完了しました』

初風「私の目からは誰も逃れられない… 捉えた…! データリンク開始、索敵データを共有する」


敵艦隊捕捉
・ガスコーニュ改 近接仕様(ギンガナム)
・レキントン(戦艦型)改 ワイヤーアーム搭載型(メリーベル)
・フロッピシャー改 砲撃型 (スエッソン)
・グラーフ・ツェペリン改 (シッキネン)


榛名『恐らく厄介なのはレキシントンだと思います』

ヤマト『ワイヤー型は微妙に面倒な相手ですから』

古鷹「それに、グラーフも厄介かもしれない…」

初風「さて、どう動くか…」


行動安価 直下

初風「古鷹、制空確保。 戦闘機多めに発艦させなさい」

古鷹「でも、この距離なら狙えるよ?」

初風「アンタの力は理解してる。でも、まだ早い」

ヤマト『超長距離射撃能力はあくまでも切り札の一つ、手は後半まで温存するものです』

古鷹「了解… 艦載機、発艦開始!」



古鷹のインプラカブルから多数の戦闘機が放たれ、敵艦隊へとその進路を向ける



シッキネン「来た…! 攻撃隊、発艦始め!」


そして敵のグラーフからも戦闘機が放たれた


制空判定 直下
20以上で制空権確保

序徐に古鷹の戦闘機群がシッキネンの操る戦闘機軍団を撃ち落し制圧していく!


古鷹「押してる、いける!」

ヤマト『敵の70%を撃破、こちらが有利な状況に立ちました』

初風「よし、全艦兵装自由! 清霜とギンガナムの一騎打ちに持ち込む、あのデブと狂った女を接近させないで!」

古鷹・朝潮「了解!」

清霜「行こう、榛名!」

榛名『了解、サブはお任せ下さい!』



視点選択 直下
1.朝潮
2.古鷹

side-朝潮-


古鷹「狙撃システム起動、スポッティングデータ同期完了!」

ヤマト『スナイプ・ランチャー、チャージ開始』

朝潮「間宮さん! ボルチモアを前衛に展開、ランチャーチャージまでの時間を稼ぎます!」

間宮『了解しました!』

朝潮「初風、RS借りるわ!」

初風「オッケーよ!ぶちかましてやりなさい!」



メリーベル「アハハハ! 1隻で突っ込んでくるなんて、やけっぱち?」

スエッソン「そんな1隻で!」

メリーベル「やっぱ馬鹿なんだよ、流派・東方不敗は!」

朝潮「父さんを、馬鹿にするな…!」

間宮『押さえてください、朝潮さん!』

朝潮「私だって東方不敗の、大鯨の娘です…! こんな礼節も無い輩に、負けません!」



行動安価 直下

朝潮「主砲、砲撃準備! これより敵を牽制、相手をこちらに釘付けにし時間を稼ぎます!」

間宮『わかりました。ですが…』

朝潮「わかっています… 熱くなれば負ける、そのくらいは…!」

間宮『ならば構いません。 冷静さを欠き引き際を誤れば古鷹さんの砲撃に巻き込まれます』

朝潮「それも、わかっています!」


主砲の照準をレキシントンとフロッピシャーへと向け…


朝潮「砲撃、開始!」


砲撃を開始する!


命中判定 直下

・レキシントン改 直下
・フロッピシャー改 下2

50以上で命中

2隻に放った砲撃は回避され、朝潮に反撃の砲弾が飛来する!


メリーベル「どこ狙ってんだい下手糞!」

スエッソン「所詮は雑魚、ギンガナム隊の敵じゃ無いわ!」


朝潮「こちらに狙いが絞られた… チャージまでの時間は?」

間宮『10秒です!砲撃予定はフロッピシャーです!』

朝潮「よし… 離脱と同時に射線誘導を開始します!」


スエッソン「よし、一気に片付けてやる!」

メリーベル「待ちな!下手な追撃は…」

スエッソン「五月蝿い! これで…」


朝潮「今です!」


古鷹「…シュート」


撃沈判定 直下
01以上で撃沈

放たれた極小の閃光、その一撃がフロッピシャーのバイタルパートを貫通し爆発させた!


スエッソン「ば、馬鹿な!?」


・フロッピシャー改 撃沈


古鷹「…命中」

ヤマト『冷却開始、一撃でバイタルパートを狙い撃つとは…』

古鷹「狙い易い位置に誘導して貰えたお陰、それに一撃で目標を破壊出来なければ狙撃手とは言えません」

初風「次弾の標的を送信、やれる?」

古鷹「余裕、とは言えないけど」

ヤマト『緒元入力とトリガーのタイミングはお任せします。再チャージスタート、狙撃準備開始』

古鷹「狙撃システム起動、敵を目視で確認」



メリーベル「ば、馬鹿な… こっちの有効射程の何倍!?」

間宮『敵艦撃破、凄い…』

朝潮「…」

朝潮(まだ、信じてる訳じゃない… 使える駒は使うだけ…)

朝潮「次はどう動くべきか…」


行動安価 直下

朝潮「狙撃位置はここならやり易いでしょうし… 間宮さん、『メイルシュトローム』起動。同時に砲撃用意」

間宮『足止め、ですか?』

朝潮「そう言う事です。 魚雷発射管全門スタンバイ、ターゲットオートセット…

私は吹雪さん程上手く無い、それに発射管の数は無駄に多い… それでも、足止めくらいなら!」

間宮『アームド・アーマーパージ、全門注水完了!』

朝潮「全てを吞み込む渦潮、その力で敵を砕け! メイルシュトローム、フルファイア!」


ボルチモアの船体とアームド・アーマーから無数の魚雷が放たれ、レキシントンへと殺到する!


メリーベル「な、何これ!? 何て数の魚雷だい!」

朝潮「続いて全主砲、攻撃開始!」


魚雷と砲撃の雨がレキシントンへ襲い掛かる、しかしそれは布石でしかない。


メリーベル「まさか、こっちの動きを!?」

朝潮「私に全弾制御して当てる技量は無い… だから、確実にとどめを刺すには!」

古鷹「…シュート」


そして古鷹の本命の一撃が放たれた!


撃沈判定 直下
10以上で撃沈

そしてレキシントンの船体を、古鷹の一撃が貫通し朝潮の雷撃が吹き飛ばした!


メリーベル「くそぉぉぉぉぉぉぉ!」


朝潮「ターゲットの撃沈を確認。あとは戦力を失った空母を撃破するだけ」

間宮『清霜さん達の邪魔をさせないためにも…』


古鷹「ターゲット撃破、冷却開始」

初風「本当、アンタの狙撃能力は頼りになるわ」

古鷹「…こんな力、あっても意味は無いんだけどね」

ヤマト『PMCからスカウトが来る程の腕前、腐らせておくのは惜しいかと』

古鷹「でも、もう人は撃ちたく無い…」

初風「わかってる。 ならアンタも、この世界の為に力を使いなさい。 イノベイターや深海棲艦から守るためにね」

side-清霜-


清霜「ギム・ギンガナム!」

ギンガナム「来たな、東方不敗の娘!」

榛名『あくまでも冷静に、清霜さん!』

清霜「わかってる! ギム・ギンガナム、清霜は負けない! 負ける訳にはいかない!

私にだって譲れ無いものの一つや二つある、だから絶対負けられない!」



行動安価 直下

清霜「榛名、主砲準備! 牽制しながら距離を詰めるよ!」

榛名『了解! 主砲装填、緒元入力開始!』

清霜「目標、ギム・ギンガナム…!」


主砲の砲塔をガスコーニュへと向け…


清霜「主砲、一斉射!」


命中判定 直下
60以上で命中

その攻撃はガスコーニュを掠めるも、回避される


ギンガナム「どこを狙っている!」

清霜「でも、これでバランスを崩した!」

榛名『今です! ブーストスタート!』

清霜「ディスタント・クラッシャー!」


新たなる切り札『ディスタント・クラッシャー』がガスコーニュへ向け射出された!


ギンガナム「腕だと!?」

清霜「これで、直撃させる!」



命中判定 直下
30以上で命中

しかし攻撃は回避されディスタントクラッシャーの一撃もガスコーニュを捉えられず、空ぶってしまう


清霜「あれで避けた…!」

榛名『照準が甘いようです… 次は正確に…』

ギンガナム「次があると思っているのか!」


ガスコーニュから反撃が加えられ、清霜は咄嗟に回避する!



清霜「面倒だね、アイツ…!」

榛名『だから、手早く片付けましょう』

清霜「了解!」



行動安価 直下

清霜「全武装で一斉射、突撃して一気に勝負を決める!」

榛名『了解!全武装、スタンバイ!』

清霜「なら、突撃!」


清霜は一気に艦を増速させ、ガスコーニュへと突撃する!


ギンガナム「来るか!」

清霜「これで終わらせる、ギム・ギンガナム!」

榛名『正面、雷撃開始!』


艦首の魚雷発射管から高速の魚雷が放たれ、ガスコーニュへと襲い掛かる


ギンガナム「甘いわ!」

榛名『回り込もうとする… なら!』

清霜「左舷、雷撃開始!」


命中判定 直下
20以上で命中

清霜の魚雷はガスコーニュの船体を捉え、直撃する!


ギンガナム「なにぃっ!?」

清霜「もうこれで…!」

榛名『貴方の負けは、決まりました!』

ギンガナム「ほざけ!」


カイオの主砲、そしてありとあらゆる武装がガスコーニュを捉えて攻撃を行う。

その殆どが直撃し、ガスコーニュは損壊していく


ギンガナム「ならば… 必殺の月光…」

清霜「させない!」

榛名『ディスチャージ・ブースト改『超級覇王電影弾』、チャージ完了! パワーゲート展開!』

清霜「奥義・超級覇王電影弾!」


命中判定 直下
20以上で命中

パワーゲートを潜って加速したカイオが何かを展開しようとするガスコーニュへと突撃し、その船体を砕く!


ギンガナム「このギム・ギンガナムを…!」

清霜「反転リバース! 緒元入力!」

榛名『コードPBC!縮退域到達まで3! 『グレイプニル』射出、敵を固定!』


崩壊していくガスコーニュが紫色の鎖によって空間に固定され、完全に捉えられる。


ギンガナム「な、あれは…!?」

清霜「ギンガナム!カイオのCSはヤマト・ブレイヴ以上の膨大な粒子を貯蔵出来る、だから同時に複数の必殺技もチャージできる!」

榛名『これで決めてください、清霜さん!』

清霜「うん! プラフスキー・バスター・キャノン! 焼き尽くせぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


撃沈判定 直下
01以上で撃沈

全てを吞み込む紫の閃光がガスコーニュを貫き、そして大きな穴を開けて破壊し尽した。


清霜「清霜の、勝ちだよ!」

ギンガナム「おのぉぉぉぉぉぉぉれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


その叫びと共に、ガスコーニュは大爆発を引き起こし消滅する。



初風「敵・ガスコーニュ、シグナルロスト」

間宮『つまりは…』

朝潮「もう勝利は確実です!」

ヤマト『粒子チャージ完了、どうぞ』

古鷹「…シュート」


古鷹の最後の一撃がグラーフの船体を貫通し、爆発を起こす。


古鷹「全ターゲット、クリア。戦闘、終了」


その言葉と同時にグラーフに轟沈判定が出て、先頭が終了した。


BATTLE END
winner"Team White Clean"


『第3回艦プラバトル世界選手権決勝大会2回戦、第一試合。勝者は日本代表『チーム・ホワイトクリーン』です』


初風「2回戦、なんとか勝ったわね」

朝潮「何とか、でも無いような気もするけど…」

榛名「これで、収まれば…」


ギンガナム「東方不敗の娘!」


清霜「しつこい…!」

ギンガナム「今から、若洲海浜公園に来い」

《若洲海浜公園》


清霜「…」

ギンガナム「良く来たな、東方不敗の末娘。さぁ、決着をつけるぞ!」

清霜「まだ負けを認めて無いんだね」

ギンガナム「当然! あの遊びのような戦いで決着などつけられん」

清霜「仕方無い、か… 良いですか、師匠?」


「構わん、今回に限りワシが許そう」


ギンガナム「貴様… 東方不敗!」

東方不敗「貴様、我が娘に色々ちょっかいを出しているようだな。ギンガナムの家も落ちぶれたものよ」

ギンガナム「ほざけ! 貴様の娘を倒し、我がギンガナムの力を示してくれる!」

清霜「それで、何で戦う気?」

ギンガナム「貴様、剣で戦った事は?」ブォン

清霜「あるよ」ガシッ

ギンガナム「それは結構… 勝負!」ダッ


清霜(相手の切っ先を見つめ、一撃で…! 見えた、その切っ先が!)


ギンガナム「はぁぁぁぁぁぁぁ!」

清霜「…天剣、絶刀!」バッ

ガンッ ドスッ

ギンガナム「ば、馬鹿な… 小生の剣を、一撃で折っただと…!?」

清霜「東方不敗流剣術… 無闇に他者を傷つけてはならない、そうですね師匠?」

東方不敗「うむ。 その剣で切るものは悪のみ、良くぞ教えを守った」

ギンガナム「認めん… 認めんぞ、東方不敗!闘争本能こそが、武人としての…!」

清霜「だから、落ちぶれるんだよ」

ギンガナム「何ぃ!?」

清霜「ただひたすらに武を求めても、強くなんかなれない。 それを理解出来ない限り、絶対に追いつけ無い」

東方不敗「ワシにも貴様の様な弟子が一人居た。 純粋な強さだけを、戦うだけの力を求めた弟子がな。

その弟子は結局、ワシの前から去った。 望んだ強さなど得られずに」

ギンガナム「…」

東方不敗「行くぞ清霜、ここはちと暑い」

清霜「わかりました、師匠!」


イベント選択 直下
1.side-榛名- 『願いの意味』
2.side-清霜- 『力の意味』

side-榛名- 『願いの意味』


榛名「清霜さん…」

瑞鳳「全く、お父さんも無茶させて… 清霜ちゃんの剣術はまだ実戦の域に達して無いのに…」

榛名「あれで…?」

瑞鳳「天剣絶刀は本来剣を直接当てるのではなく、振るった衝撃波で相手を切る技です。あれは振るう型だけを真似た一撃、完成形じゃありません」

榛名(完成させたら人類卒業では…?)

瑞鳳「ですが、今の私からは何も言う必要はありませんね。 あの子は自分の信念を貫いて、自らの夢へと突き進もうとしてる。もう、あの子に迷いは無いでしょう」

榛名「夢…」

瑞鳳「『人は叶わないから夢を抱く、そして『夢』に限りなく近付こうとするのが重要。理想と現実に折り合いをつけて、その中で最も理想に近づければ良い』。

榛名さんが清霜ちゃんに言った言葉、そしてこれは… 貴女自身の、諦めの言葉です」

榛名「諦め…」

瑞鳳「自分の理想は絶対に成し遂げられない、そう思い込んでしまったが故に出てしまった言葉。夢を諦め現実的に生きようと思ってしまったが故の言葉です」

榛名「…ニュータイプになって、人の心がちょっとだけわかるようになって… 結局、人には欲望がある事を改めて知ることになりました。

誰かを傷つける事になっても、自らの欲望を優先しようとする… 結局世界から悲しみは消せはしない、人が人である限り」

瑞鳳「確かに、そうです。 私にも欲望の一つや二つある、その欲で誰かを傷つけてしまうかもしれない… 

私も、台場事変の時に『世界を守りたい』と言う意思を押し通して世界中のアナハイム・エレクトロニクスの社員を路頭に迷わせてしまった。大勢の為に、少数を傷つけたんです」

榛名「それは…」

瑞鳳「そして、仲間の心も傷つけた。 吹雪ちゃんに大戦艦コンゴウの断末魔のトラウマを植えつけ、ユキカゼちゃんには超戦艦ナガトを殺させ…

そして私自身、ヤマトの発した発狂の叫びが耳にこびりついています。『痛い痛い』と、何度も夢の中で」

榛名「瑞鳳さん…」

瑞鳳「何度も心の中で後悔を抱いたときもある、自分を責めたときもある。 だけど、私の中にある言葉が私を前に進ませた」

榛名「言葉…?」

瑞鳳「『ここで諦めるか、未来の為に足掻くか』、飛龍さんが私に言った言葉です。だから私は、未来の為に足掻くことを決めた。

夢も未来も諦めたくなくて、他者も自分自身も傷つける結果になろうとも前に進み続ける… 超戦艦ヤマトの墓前に誓いました、それが私が彼女を討ったことへの償いです」

榛名「ヤマトへの償い…」

瑞鳳「そしてこの言葉を聞いた吹雪ちゃんとユキカゼちゃんはトラウマを拭い、後悔を糧に、前に進もうとしています。 未来の為に、一歩先へ」

榛名「未来へ、歩みを進める…」

瑞鳳「だから、私は敢えて貴女に問います。 ここで『夢』を諦める? それとも未来の為に、『夢』を叶える為に動く?」

榛名「榛名は…」


会話選択 直下
1.『『夢』を叶え… 未来の為に、動く…!』
2.『叶わないのはわかってる… でも、諦めたくは無い…』

榛名「夢を叶え… 未来の為に、動く…!」

瑞鳳「それは、茨道かもしれませんよ?」

榛名「茨道であるのは覚悟の上… それでも、前に進みます…!」

瑞鳳「後悔しません?」

榛名「ここで動かないほうが後悔します。それにもう後悔はしたくは無い、あの時のような…」

瑞鳳「台場事変による事故、それでご両親を失った事ですか?」

榛名「些細なことで喧嘩して、結局意地を張ったまま和解も出来なかった… もっと向き合えば良かった、もっと話せば良かった…

そして今ここで諦めれば、あの時と同じ後悔をする事になってしまう… もう、後悔は沢山です…!」

瑞鳳「そうですか…」

榛名「それに、もう一つだけ負い目があります。 『ひかり園』時代に、人身売買によって売られてしまった子供…あの子達は恐らくもう居ない、なのに榛名は生きている… 

だから居なくなってしまった子達の分まで生きて、そしてもう二度とあの子達のような子を出さないようにする… それが、榛名の…!」

瑞鳳「願い、ですね」

瑞鳳(心の中には後悔を残ってる… それでも前に進もうとして、夢をかなえようとしてる… やっぱり、強いなぁ…)

榛名「子供が傷付かず、誰もが幸せになれる世界… 叶うかどうかはわからない絵空事のような夢、だけどやる前から諦めるようなことはしたくない…!

だから変える為に動きます! 人も、世界も、そして自分自身も変える為に!」

瑞鳳「もう一度だけ聞きます、後悔しませんか?」

榛名「しません。後悔するとすれば、夢を叶えられなかった時だけです」

瑞鳳「…やっぱりお母さんの言うみたいに、私達は似たもの同士のようです」

榛名「え…?」

瑞鳳「お母さんが言ってました。 『どんな過ちも恐れない心と想いの強さ』、私達にはそれがあると」

榛名「大鯨さんが…」

瑞鳳「そして貴女には私と同じで、仲間が居る。 強い絆で結ばれた仲間達が居て背中を支えてくれる、だからこそ想いを貫ける…」

榛名「瑞鳳さんが最初に言っていたこと、今ならわかる気がします。 背中を支えて貰っても信じなければ貫くことは出来ない、だから自分も仲間を信じる…

『仲間を信じて想いを貫く』、例え大きな壁が立ちはだかっても仲間と一緒なら超えられる、貫ける」

瑞鳳「覚えていたんですね、私の言葉」

榛名「だから青葉さんを信じた、古鷹さんも衣笠さんも信じた。そしてヤマトもコトノも、シャア・アズナブルも信じた…」

瑞鳳「…後ろ暗い方々多すぎません?」

榛名「そう言う星回りなのでしょう… ですが、これまでだって色んな困難に立ち向かえたのも彼女達が居たからです。

青葉さん達はニュータイプへと変わる決心を与えてくれた、シャア・アズナブルもニュータイプとしてのアドバイスをくれた、ヤマト達は浄化の力を与えてくれた…」

瑞鳳「良い仲間に恵まれましたね」

榛名「はい、自慢の… 榛名の大切な仲間です」

402「瑞鳳!」

瑞鳳「402ちゃん? どうかした?」

402「暢気に話してる余裕は無くなった… お台場に向けてMSが接近してる」

榛名「…!」

402「数は30、擬似太陽炉搭載型は10機… そして、敵の中に擬似太陽炉搭載型ガンダムタイプが4機混じっている」

瑞鳳「3機の擬似太陽炉搭載型ガンダム… まさか!」

402「恐らく『スローネタイプ』、そしてGN-Xと誤認してるだけで『スローネヴァラヌス』も居る筈だ。だが問題はそこじゃない、あと1機…

『1.5ガンダム』に形状が似たガンダムの存在を望遠カメラで捉えた」

瑞鳳「そんなもんまで投入してきたの…!」

402「迎撃に出るぞ。 榛名、お前もインパルスで出て貰う」

榛名「こちらの戦力は?」

402「呉グループの保持するガンダム6機と私の『ヘイズル』と瑞鳳の『エピオン』… お前の『インパルス』とお前の妹の『ユニコーン』…

そしてイクの『ハイゴッグ』とパイロット不在の機体が1機だけだ」

榛名「不在の機体は?」

402「『RX-93 νガンダム』、だがサイコミュに適応する人間が誰も居ない。 お前を含めてな」

榛名「ならば仕方ありません… 行きましょう!」

瑞鳳「402ちゃん、迎撃用意! イセさんにも伝達、あとハシラジマの次元転移装置を利用して何機か増援を呼んで。

榛名さんのところの機体を送って貰えば何人かは出撃出来る筈だから」

402「了解した。 では行くぞ!」


榛名(譲れない意志、それは誰にでもあるもの。 そして、誰かを守りたいと言う意志も…

だから榛名は行く、世界を焼かせない為に。 そして、譲れない願いを叶える為に…)



第23話『譲れぬ意志』終

第24話『未来への扉』


《呉ウループ秘匿基地 格納庫》


天城「姉さん!」

榛名「行きましょう、天城!」

アタゴ「整備は終わってる、いつでも出せるわよ!」

榛名「ありがとうございます!」

アタゴ「あとの問題は… 『ラジエル』と『νガンダム』ね…」

アシガラ「筑摩のやつ、どこに行きやがった…!」

ナチ「筑摩さんは大会会場で待機しています。 それに、ラジエル本体を動かせても『GNセファー』のパイロットが不在な以上は機体の運用は無理です」

榛名「いえ、ツテはあります」

ナチ「え?」

「お待たせしました」

アタゴ「なっ…!?」

ハグロ「総旗艦…!」

ヤマト「今はもう総旗艦ではありません。それに、大和会長の許諾は既に頂きました」

コトノ「今出来る事をする、それだけよ」

ハグロ「でも、総旗艦は…」

瑞鳳「もう議論している余裕はありません… 超戦艦ヤマト、貴女達に出来ますか?」

ヤマト「問題ありません。 尤も、私は『GNセファー』への搭乗予定ですが」

コトノ「ラジエル本体は私が乗る。 ま、やってみせるわ」

ナチ「どうします…?」

アタゴ「パイロットが不在な以上は仕方無い… このまま出るわよ!」

ハグロ「うわ、マジ…?」

ナチ「仕方ありません… 第一から第5ハッチオープン、各機出撃してください」

瑞鳳「あと、今回は小隊制を取ります。 各機は連携して敵への対処にあたってください」

402「イク、お前は後方で陸地防衛だ。 揚陸を防いでおらうぞ」

イク「了解なのね!」


第一小隊
ガンダムエピオン(瑞鳳)、ガンダムアストレアtype-F(アシガラ)、ガンダムアブホール(ハグロ)

第二小隊
デスティニーインパルス1号機(榛名)、ユニコーン(天城)、ガンダムラジエル+GNセファー(コトノ&ヤマト)

第三小隊
ヘイズル・ラーⅡ(402)、ガンダムサダルスードtype-F(ナチ)、ガンダムプルトーネ(アタゴ)

待機
ハイゴッグ(イク)

潮『こちら潮、聞こえますか?』

榛名「潮さん?」

潮『1.5ガンダムも大戦艦イセと共に後方に待機します。 陸地から3キロ、ここが絶対防衛圏です。ここを突破させないでください』

イセ『こちらでも可能な限り援護する、思う存分やりなさい』

瑞鳳「各機へ、一旦待機を。 まずは呼びかけます」

アシガラ「何でそんなまどろっこしい真似を…」

ナチ「瑞鳳さんは一応自衛隊の管轄、つまりこちらから撃つことが出来無いんです」

402「専守防衛の嫌なところだ…」



瑞鳳「接近中のMS部隊へ告げます。こちらは『対・次元特殊班』、海上自衛隊管轄部隊です。

警告。貴機等は日本領空を侵犯している、速やかに領空から退去せよ。繰り返す。貴機等は日本領空を侵犯している、速やかに領空から退去せよ!」

402「警告。貴機等は日本領空を侵犯している、我の指示に従え。 繰り返す。貴機等は日本領空を侵犯している、我の指示に従え」

「…」

瑞鳳「応答なし… 402ちゃん、やって」

402「了解。 牽制射、開始」


ベースジャバーに乗ったヘイズルのロング・ブレード・ライフルから上空へビームが放たれ、牽制射の合図となる。

だが敵のMSは応じない。そして、敵の中の『スローネツヴァイ』からビーム・ガンが放たれた!


瑞鳳「敵機の発砲を確認、これより防衛行動へ移行します! 各小隊ごとに臨機応変に対応してください!」

ナチ「敵機照合確認、データを転送」


敵部隊
・リボーンズガンダム・オリジン
・ガンダムスローネ×4(アイン、ツヴァイ、ドライ、ヴァラヌス)
・エンプラス×1
・ガデッサ×2
・ガラッゾ×1
・GN-XⅢ×2
・AEUヘリオン×5
・ディン×5
・アンクシャ×3
・ギャプラン×2
・アッシマー×5

榛名「まさかスローネツヴァイが敵の中に…」

402「恐らくアイツは関係無い。 アイツのスローネは多分『あちら側の並行世界のスローネツヴァイ』、今敵対中の機体とは別の世界のものだろう」

天城「なら遠慮する必要はありませんね…!」

コトノ「第二小隊の指揮は私がやる、榛名と天城は好きなように暴れなさい」

榛名・天城「了解!」


イベント 直下

パァァァァァ…


イセ「よし、増援機が到着した」

潮「3機だけ…」

イセ「次元転移装置の出力が足りてないのよ。それにハシラジマの防衛網を薄くする訳にはいかないわ。

あとはパイロットの到着次第… 来たわね」


春雨「状況は!」

イセ「数的には不利、でも持ちこたえてはいるわ」

間宮「一機でも通せば、街が焼かれてしまいます…!」

青葉「早く行かないと…」

春雨「起動準備の方は?」

イセ「既に起動済み、あとちゃんとスーツに着替えなさい」

「待って!」

青葉「満潮さん!? 避難誘導の方に行った筈では…」

満潮「私にも、戦わせて」

間宮「駄目です! 操縦のレクチャーも受けてない、それに機体が…」

イセ「機体だけならあるわ。 でも、適正が無いと…」キィン

イセ(変質した脳波、これってあの2人と同じ… それに、この波長は…!)

間宮「イセさんからも…」

イセ「…シャア・アズナブルを出して」

春雨「は、はい!」

シャア「…私を名指しでどうした」

イセ「貴方の終生のライバルの機体、この子に託しても良いかしら?」

シャア「まさか… 彼女をあの機体に乗せると言うのか!?」

間宮「イセさん!?」

青葉「まさか、アムロ・レイの機体に…」

イセ「現状では1機でも多くの味方が必要、そしてこの子の脳波は機体に適合した」

シャア「だが…」

満潮「…やらせて」

間宮「満潮さん…」

満潮「イノベイターは、私が倒さなきゃならない… そして、私の心を助けてくれようとしたアイツを… 少しでも良いからアイツの助けになりたいの…!」

青葉「…シャアさん、決意は固いようです」

シャア「已むを得ん… この子を機体に乗せてやってくれ。間宮、フォローを頼む」

間宮「わかりました… ですが、危なくなったら直ぐに後退して貰いますよ」

満潮「わかった…!」

イセ「シートの調整は終わった。 フットペダルは?」

満潮「問題無い、丁度良い具合よ」

イセ「パイロットスーツはシャア、大丈夫そうね… 操縦は今軽くレクチャーした通りよ」

満潮「このアームレイカーってやつで操れば良いのよね」

イセ「すっぽ抜けには注意なさい。 あと、その機体は大気圏内飛行は無理だから『ベースジャバー』を使って貰うことになるけど」

満潮「もう操縦のやり方は大体わかったわ」

イセ「なら良いわ。 そしてその機体の主兵装はバックパックに付属してる『フィン・ファンネル』よ」

満潮「『フィン・ファンネル』…」

イセ「それは貴女の脳波、そして意志によって動かせる武器。 高重力下では扱い難いけど、一応コンピュータによるサポートはあるから安心なさい。

あとこの機体のは一度射出したら戻せない使い捨てタイプよ。 その点も注意して」

満潮「使い捨て、ね。 やってみせるわ」

イセ「じゃあハッチ閉じるわ。 アンタの助けたい人間を、助けてきなさい」

満潮「了解…!」

シャア『準備は終わったかね』

満潮「ええ」

間宮『本当に…』

満潮「もう乗ったから降り無いわよ」

青葉『危険になったら青葉もサポートします。 なので、思う存分やっちゃってください』

満潮「了解…!」

満潮(この機体、私に馴染む… そしてわかる、どんな戦い方をすれば良いかも…)

満潮「『νガンダム』…」

満潮(もう、守れなかった頃の私は居ない… 榛名、あの時の借りは返させて貰うわ…!)

シャア『サザビー、出るぞ!』

間宮『ガッデス、出撃します!』

青葉『フェネクス、出します!』

満潮「…! νガンダム、満潮、出るわ!」


自軍増援
・νガンダム+ベースジャバー(満潮)
・サザビー+ベースジャバー(春雨&シャア)
・ガッデス(間宮)
・フェネクス(青葉)

瑞鳳「まずは私達が中央に突撃して敵を分断、その後各個撃破に移行します。 2人共、準備は?」

アシガラ「よっしゃ! 突撃だ!」

ハグロ「テールユニット、ミサイル斉射&パージ! このまま突っ込めば良いんでしょ!」


アブホールの放ったミサイルを回避しようと敵が散開し、その隙を突いてアストレアとエピオンが中央へと突撃する


コトノ「プロトビット射出、機動力が高いやつから狙うわ」

ヤマト「了解、GNプロトビット射出」

榛名「天城、私達は周囲の敵を片付けましょう!」

天城「了解!」


ラジエルはライフルを放ちながらプロトビットを射出し、ギャプランへと襲い掛かった。

そしてインパルスとユニコーンも敵へと攻撃を開始する。


アタゴ「MSの戦闘は不得手なんだけど…!」

402「ぼやくな。 前衛部隊の援護だけしてれば良いんだ、まだ楽なほうだろう」

ナチ「確かに、私達の機体はプルトーネ以外近接は不得手ですので」


サダルスードがデュナメス用のライフルを放ち、それに続くようにプルトーネとヘイズルも続いて攻撃を開始した


天城「姉さん!」

榛名「くっ…!」


敵のエンプラスからビームが放たれ、榛名はそれをギリギリで回避する。そしてユニコーンがエンプラスに対し、攻撃を仕掛けた!


天城「このモビルアーマーは天城が相手をします!」

榛名「頼みます!」

コトノ「榛名、上方からスローネが来る!」

榛名「わかりました、スローネの対処はこちらでやります。 コトノは雑魚に専念を!」

コトノ「了解。 こちらだって、ガンダムなのよ!」


そして榛名はエクスカリバーを引き抜いて、スローネ3機へと突撃する!


瑞鳳「神風、船薙!」


エピオンの振るった剣が風を生み、GN-XⅢの姿勢を崩す。 そしてアブホールがGN-XⅢへトドメを刺した!


ハグロ「コックピットは外しておいたから、あとで回収して貰えば」

アシガラ「おい、オリジンが来るぞ!」


リボーンズの砲撃がエピオンへと襲い掛かるが、瑞鳳はその一撃を切り裂く!


瑞鳳「アレは私が相手をします! 二人は敵をひきつけて!」

アシガラ・ハグロ「了解!」


視点選択 直下
1.天城 『VS.エンプラス&ガラッゾ』
2.榛名 『VS.スローネ』
3.瑞鳳 『VS.リボーンズ・オリジン』

side-瑞鳳-


瑞鳳「邪魔っ!」


道を阻むアンクシャをヒート・ロッドで切り裂きながら、リボーンズへと機体を加速させる瑞鳳。

リボーンズも寄せ付けないようにキャノン形態となって牽制射を続けるが、瑞鳳には通用しない。


瑞鳳「その程度の砲撃、『ゼロ』がなくても!」


そして全ての砲撃を掻い潜り、リボーンズへと剣を振り下ろす。 その一撃は咄嗟に変形したリボーンズのサーベルによって防がれるが鍔競り合いとなる。


「へぇ… 射撃武装が無いなんて、面白い機体だね」

瑞鳳「貴方が、リボンズ・アルマークですか!」

リボンズ「そうだよ、僕がリボンズ・アルマークさ。ハナヨか、それともPF-03にでも聞いたかい?」

瑞鳳「ハナヨ… まさか、あの子は…!」

リボンズ「まさかアレまでビサイドの側に付いてるとは思わなかったけどね。おびき出す為の捨て駒だったのに」

瑞鳳「…!」


瑞鳳は一旦距離を取り、自分の技を放つ構えを取る。イノベイドも命、そして瑞鳳は同族であるハナヨを捨て駒にしようとしたリボンズに怒りを覚えていた。


瑞鳳「…『ゼロ』、応えて」


そして頭の中に流れ込む未来のビジョン、勝利への最適なビジョンを脳内で処理した瑞鳳。ゼロシステムを使う気はなかったが、瑞鳳を怒らせたリボンズを確実に仕留める為に…


瑞鳳「リボンズ・アルマーク、貴方に未来は無い… そして、貴方が望む未来は作らせ無い!」

リボンズ「そんな構え方、隙だらけだ!」


リボーンズが再び変形し、エピオンへと大出力の砲撃を放つ! 必殺を確信したリボンズ、だが…


瑞鳳「我が一撃を以って、圧政を敷く暴君を葬らん! 東方不敗流剣術・奥義『天剣絶刀』!」


その砲撃を切り裂きながら衝撃波がリボーンズへと迫る! リボンズはギリギリで回避しようとしたが、その一撃が右足を切断した!


リボンズ「くっ… よくも、僕のガンダムを!」

瑞鳳「貴方に未来は無い、未来など与えない! 『ガンダム』の名前を悪用させない為にもここで倒します!」


心の中の雫、瑞鳳はその一滴を見る。 明鏡止水、瑞鳳の全力の本気。 そして機体に内蔵されたフル・サイコフレームが呼応し、機体が黄金を纏いそれに伴って内蔵された『MS用試製重力路』の出力が上がっていく。

そして巨大なサーベルを構えたエピオンがリボーンズと相対する!


リボンズ「こいつも規格外の、進化した人類か…!」

瑞鳳「違う! これは人間の底力、未来を願う人の意思の力! この力で、貴方を倒す!」


そのまま巨大なサーベルで、瑞鳳とエピオンがリボーンズへと襲い掛かった!

side-天城-


天城「熾りなさい、ユニコーン!」


ユニコーン機体が緑の燐光を身に纏い、装甲がスライドして『ガンダム』となる。

そして天城は『エンプラス』へとアームド・アーマーBSを放つがGNフィールドで防がれた。


天城「なら、接近戦で!」


機体を加速させ、エンプラスへと近接戦闘を挑もうとするがその間に『ガラッゾ』の機体が割り込み天城の進路を阻む。

そしてサーベル同士が鍔競り合う中、ガラッゾから通信が入る。


「キミも、『イノベイター』か」

天城「なっ…!? 音声通信…!」

「純粋な進化をした存在、殺すのは忍び無い… 我々と共に来い、その『ガンダム』と共に」

天城「傲慢な…! 誰が貴方達となど!」


ユニコーンのツイン・アイが光、ガラッゾの機体を腕のパワーで弾き飛ばす。その瞬間、エンプラスからビーム砲が放たれるが既に察知していた天城には当たらない。

一旦2機から距離を取ると、機体のモニターに相手のパイロットの通信が入った。


天城「確か… ブリング・スタビティ…!」

ブリング「もう一度だけ言おう。キミは『イノベイター』、そしてキミには我々と共に人類を導く使命がある」

天城「そんな使命も義務もありません。 それに天城は『イノベイター』ではなく『ニュータイプ』、根本が違います!」

ブリング「ならば仕方無い… その機体は捕獲させて貰う。 テヴァイン!」

テヴァイン「了解した」


エンプラスからエグナーウィップが放たれ、ユニコーンを捕縛しようとするが天城は振りほどく。

そして天城は先に落としやすいガラッゾへと狙いを絞る。そしてハイパー・ビーム・ジャベリンを構え、ガラッゾへと襲い掛かった!


ブリング「来るか!」

天城「遅い!」


天城はユニコーンのジャベリンをガラッゾへと振り下ろすがGNフィールドによって防がれる。その瞬間、天城はバルカンを放ってわざとジャベリンを爆発させた!


ブリング「なっ…!?」

天城「隙だらけ…! 今なら!」


驚いて挙動が止まった瞬間、フィールド発生装置をアームド・アーマーVNで破壊し左腕を削ぎ落とす!


ブリング「討つと言うのか、同類を!」

天城「一緒に、するな!」


そしてサーベルでガラッゾの右腕を切り落として蹴り、海面へとガラッゾをたたきつけた!

残るエンプラスへ向けアームド・アーマーBSを向け…


天城「次は、お前だ!」



そう宣言して、天城はエンプラスへと襲い掛かる!

side-榛名-


スローネアインの砲撃を掻い潜り、機体をスーロネドライへと加速させる榛名。

そしてドライへとエクスカリバーを振り下ろすが、割って入ったツヴァイによって防がれてしまう。


榛名「邪魔を…!」

「へっ… その程度かよ、PF-03!」

榛名「何、この感覚… 似て…」

「オラッ! 行けよ、ファング!」

榛名「来るっ…!」


放たれた2基のファングがインパルスへと襲い掛かるが榛名は機体を最大稼動モードにしてその一撃を回避した!

そして距離を取りながらライフルで、ファングを撃ち落とし態勢を整えようとする。しかし、アインの砲撃が再びインパルスへと迫る!


榛名「この程度なら!」


テレスコピックバレル展伸式ビーム砲塔を放ってアインのビームと相殺すると榛名は最大稼動モードを一時的に解除する。

榛名の予感が何かを告げており、その確信を得る為に榛名はスローネへと通信を送った。


榛名「スローネのパイロット! 貴方達は… デザインチャイルドですか!」

「少し戦闘しただけで気付くとは、やはり『最高のデザインチャイルド』と呼ばれるだけはあります」

榛名「質問に答えてください」

「そうです。我々は『PF-01』のデータを遺伝子をベースに製作されたデザンチャイルド、そして最高傑作である『PF-03』を越える存在…

三位一体を目指した『トリニティ』です」

榛名「『トリニティ』…」

ヨハン「私はヨハン・トリニティ、『スローネアイン』のガンダムマイスターです」

ミハエル「『スローネツヴァイ』のマイスター、ミハエル・トリニティ」

ネーナ「ネーナ・トリニティ、『スローネドライ』のガンダムマイスターよ」

榛名「貴方達は…」

ヨハン「警告します、PF-03。 貴女では絶対我々には勝て無い、武装解除し投降しろ」

榛名「何故、そう言い切れる…!」

ヨハン「我々は貴女の能力を上回れるように調整されている。それに、貴女の捕獲は我々にとって最重要事項なので」

榛名「傲慢な… なら、榛名を落として見せろ!」


インパルスのVLを再び展開し、3機のスローネへと再び攻撃を開始する。


ヨハン「抵抗するか… 応戦しろ、ミハエル」

ミハエル「OK兄貴! 行けよ、ファング!」


4基のファングがインパルスへと襲い掛かり、インパルスへと攻撃が殺到するが榛名はその攻撃を全てかわしてドライへと肉薄した!


ネーナ「ハッ… アンタの動きなんて!」


ハンドガンでインパルスを狙うネーナ、しかし榛名にはその射線が全て読めている。榛名はそのままライフルをドライの脚部を狙いライフルを放ち、その一撃がドライの右足を貫く!


ネーナ「なっ!?」

榛名「やはり… 能力は高くても教科書通りの動き、そして実戦経験も足りてない…!」


そして榛名はたった1機のインパルスで、スローネ3機を迎え撃つ!

ナチ「別方向から4機、戦域を突破!」

アタゴ「しまった、ここの連中は囮か!」

402「射程外に逃げられる前に落とせ! 台場への接近を許すな!」


4機のアヘッドが砲撃を掻い潜り、台場の方向へと向かう。 だが、そう問屋は卸さない。


「行け、ファンネル!」


赤いファンネルがアヘッド4機へ襲い掛かり、その全てを撃ち落とす!


402「サザビー、シャア・アズナブルか!」

シャア「突破を試みる連中は私が落とす、キミ達は援護に専念してくれ」

402「了解した」



天城「流石に、早い…!」

デヴァイン「たった1機のMSで!」

「なら、2機目です!」


後方から『フェネクス』がエンプラスの推進部の1基をマグナムで撃ち抜く!


デヴァイン「なっ!?」

青葉「天城さんと違って『フェネクス』の装備は射撃寄り、狙いさえ定まれば当てられます! 今ですよ!」

天城「はぁぁぁぁぁっ!」


ユニコーンがエンプラスの左翼を切り落とし、機体へと取り付く。 そして、右翼側も切り落とした!


3機のスローネを相手にするインパルスに遥か先から大出力の粒子砲撃が襲い掛かり、榛名はギリギリで回避する。


榛名「この悪意、ヒリング・ケアか!」

ヒリング「アンタに借りを返す… 今度こそ殺してやる!」

榛名「よりによってガデッサに乗ってるとは… しかも、この位置では…!」

リヴァイブ「貰っ…」


「させない、フィン・ファンネル!」


2機のガデッサへとフィン・ファンネルが襲い掛かり、その態勢を崩させた!


榛名「νガンダム!? この感じは… 満潮さん!」

満潮「アイツは私が倒す! アンタは自分の敵に集中して!」


視点選択 直下
1.榛名 『VS.スローネ』
2.満潮 『VS.ガデッサ』

side-満潮-


リヴァイヴ「あの機体も『ガンダム』か…!」

ヒリング「よくも!」


ヒリングのガデッサがνガンダムへ砲撃を行うが、ベースジャバーを巧みに操って満潮はガデッサへと肉薄する!

その動きは初めてMSに搭乗したパイロットの技量ではなく、熟練パイロットのそれに等しい。


満潮「やっぱり照射中は本体が動いてない、今の隙なら…!」


ガデッサの機体を見た目で判断した上で、回避機動を行いながら放ったライフルの1射でヒリング機のメガランチャーを破壊した!

そしてそのまま加速し、ヒリング機へと接近する!ヒリングは咄嗟にサーベルを抜いてνガンダムへと切りかかり、満潮もライフルを上空へと放り投げサーベルで応戦する。


ヒリング「何なのよ、アンタ!」

満潮「お前は… お前だけは絶対にこの手で殺してやる!」

ヒリング「まさか、アンタ…」

満潮「そうよ! アンタ等の下らない策略のせいで仲間を殺された! だから、今度はお前が地獄に行く番!」

ヒリング「このくたばり損ないがぁぁぁっ!」


サーベルで押し切ろうとするヒリング、だが気付いていない。 自分の後方にフィン・ファンネルが迫っていることに!


満潮「落とせ、ファンネル!」


フィン・ファンネルの奇襲がガデッサのコアファイターを破壊し、ヒリングの脱出手段を奪う。


ヒリング「なっ!?」

満潮「このまま…」

リヴァイヴ「ヒリング!」

間宮「ファング!」


ガッデスのファングがメガランチャーへと突き刺さり、メガランチャーは爆発した!

そしてリヴァイヴ機の後方からガッデスが接近し、ヒート・サーベルを右腕へと突き刺す!


リヴァイヴ「邪魔を…!」

間宮「満潮さん!」

満潮「わかってる! フィン・ファンネル、行きなさい!」


νガンダムから放たれていた2基のフィン・ファンネルがヒリング機の両腕を吹き飛ばし、墜落させる。

そして落下していくヒリング機へと向かって、先程上空へと放り投げたライフルを満潮はキャッチし…


満潮「死ね!」


ライフルを最大出力で放った! その一撃はヒリング機の腹部を貫き、爆散させた!

side-榛名-


ミハイル「糞っ! 何で墜ちないんだよ!」

榛名(機体に依存した攻撃、ならば対処は容易… それに遠隔操作兵器に依存して本体側が疎かになっている!)

榛名「インパルスのエネルギー残量は47%、いくら回復可能とは言えど長時間の戦闘は厳しいか…!」


榛名は一気に勝負を決める為にツヴァイへと機体のブーストを最大にし、距離を詰める。

そのまま敢えてツヴァイを肉薄し、フラッシュエッジ・ビームブーメランを腕に保持させて切りかかろうとした。


ミハイル「そんな小さな得物で、このツヴァイをやれるかよ!」

榛名(あの剣は大きい、だから振るう時に隙が出来る)


目論んだとおり、至近距離に接近したインパルスへとバスターソードを振り下ろすツヴァイ。 そして榛名は隙を突き、機体の機動力を活かして背後へと回り込む。


ミハイル「なっ!?」

ネーナ「ミハ兄が!?」

ヨハン「くっ…! この位置ではミハイルに…」

榛名「まず、ツヴァイから!」


ツヴァイの後方へ回り込めば自然とアインの射線上にツヴァイが重なる形になる、故に榛名は正面からではなく背後へと回り込む形を取った。

そしてフラッシュエッジを投擲し、ツヴァイの頭部と右腕を切断する! 


ミハイル「なっ…」

ネーナ「ミハ兄!」

榛名「次は、ドライ!」


ツヴァイはバランスを崩してそのまま海上へと墜落していく。 味方の撃墜に唖然となっているドライへ向け、テレスコピックバレル展伸式ビーム砲塔の照準を合わせる。

そして榛名がトリガーを引いた瞬間、ビームが放たれドライの両腕を吹き飛ばす!


ネーナ「きゃぁぁぁぁぁぁっ!」

榛名「戦場で棒立ちなど、3流にも程があります…」

ヨハン「馬鹿な… 我々がこうも圧倒されるなど…!」


アインがインパルスへと砲撃を行うも榛名には余裕で回避出来る。榛名既に何度もヨハン以上の技量を持つ相手と戦っているから。 

以前ユニコーンに搭乗した天城と姉妹喧嘩で戦った時の方が、吹雪の正確過ぎる射撃の方が鋭かった。戦闘機動もシュミレーターでゲルググに乗った翔鶴の方が、青葉の意識を乗っ取ったリタの方が圧倒的に格上だ。


ヨハン「我々は、PF-03を越える為に…」

榛名「これで! 終わりだぁぁぁぁぁぁ!」


VLを展開したインパルスがアインへと距離を詰め、そしてエクスカリババーを引き抜きアインの機体を両断した。

そのままアインは墜落し、海中へと没する。


榛名「貴方達の敗因は機体性能に頼りすぎたこと、コックピットは外したのでせいぜい海中で頭を冷やすことです」


エクスカリバーを収め、VLをカットして通常モードへと戻る。 そして残存する敵を片付けるべく、榛名とインパルスは空を駆けた。

あ、ヤベ…
×エクスカリババー
○エクスカリバー

なんだよエクスカリババーって…


side-瑞鳳-


リボンズ「馬鹿な、ボク達がここまで…」

瑞鳳「もう貴方に残された選択肢は2つ、ここで死ぬか撤退するか… どうします?」

リボンズ「この、人間風情がぁぁぁぁぁぁ!」


激昂したリボンズはエピオンへと機体を接近させ、サーベルを振り下ろそうとする。

だが、その攻撃は永遠に届くことはない。


リボンズ「なっ…」

瑞鳳「東方不敗流剣術・七の型奥義『密天烈風』… 剣先を見せず切り裂く一撃… そして!」


エピオンは高く剣を掲げ、そして目にも留まらぬ早さで刃を振り下ろす。

そしてリボンズは機体ごと、何が起こったのかもわからないまま縦方向に真っ二つとなり、機体と共に爆散した。


瑞鳳「これは私が自力で生み出した、お父さんすらも使え無い技… 『天剣絶刀・鳳』、私の奥義…

貴方の敗因は私と真正面から対峙したこと。それを、地獄で悔いなさい」




コトノ「敵が撤退する…」

シャア「無事かね、天羽琴乃」

コトノ「ちょっと被弾したけど無事よ。 セファーもね」

ヤマト「流石にこの機体では前に出れないので…」

シャア「どうやら敵のフラッグ機が落ちたようだ。だから敵も撤退行動を行っているらしい」

402「やれやれ… ウチの馬鹿はまさにボスキラー、だな」

コトノ「…それは、キルされた私に対する嫌味かしら?」

402「まさか、本音を言ったまでだ」

アタゴ「そこ、雑談はそこまでにして周辺警戒しなさい」

402「敵は戦域外へ撤退しているようだが」

ナチ「それでも、用心に越したことはありません」

402「まぁ良い… 瑞鳳、どうする?」

瑞鳳「周辺警戒を厳に、敵の完全な離脱を確認次第こちらも撤退行動を開始します」



榛名「ふぅ…」

天城「姉さん、大丈夫ですか?」

榛名「インパルスも悪い機体では無いのですが、やはり榛名には…」

青葉「バンシィの方が良い、ですか」


間宮「満潮さん…」

満潮「何、この感じ…」

満潮(アイツは殺した、なのに違和感が拭えない… まさか、生きてる…?

いや、無理ね。 どの道あの高さから墜ちれば助からないわ)

満潮「考え過ぎ、ね」

《呉グループ 秘匿基地》


榛名「満潮さん… どうしてνガンダムに…」

シャア「幸い、精神状態は安定しているようだが… 一歩間違えれば彼女は憎悪でサイコミュを暴走させていたかもしれん」

間宮「かなり危険な状態、だったと言う事でしょうか…」

シャア「まさか誰も彼女がνガンダムのサイコミュ適性を、アムロと同質の脳波を持っているとは思わないだろう」

榛名「アムロ・レイと同質、ですか」

シャア「しかもνガンダムに残されていたアムロの思念の残滓を無意識に読み取って、戦闘に反映するとは…」

間宮「ではあれは、棲地MIで交戦した彼と…」

シャア「生前のアムロと同じ、それに近い動きだった。 特にカラバ時代のヤツのベースジャバーの動きが全くそのままだ。

それこそ私自身で手合わせしたくなる程にな」

榛名「アクシズ落としはNGです」

シャア「今の私にそんな事が出来ると思うかね?」

榛名「やったら初風さんに意識だけなぶり殺しにされますね」

シャア「確実にやられる、だろうな。 彼女の春雨への執着は凄まじい」

間宮「しかも最悪ウイングゼロを強奪してまでやりそうな…」

榛名「まぁ、やるのであれば初風さんに加勢しますが」

シャア「キミに敵対されれば、アクシズなど一撃粉砕だろうに…」

間宮「では私は、今から満潮さんのメディカルチェックの方に付き添ってきます」

榛名「よろしくお願いします」



シャア「さてキミ達も、気付いているか?」

榛名「台場を包む悪意が消えていない…」

天城「まだ悪意が、強烈な悪意が残っています」

榛名「リボーンズは完全に破壊した、しかも回収されたコックピットは両断されている…」

シャア「ビームで肉体は蒸発はしたようだが…」

天城「確かビサイド・ペインの情報ではイノベイターのパーソナルデータはヴェーダにある、と」

榛名「つまりまだ、リボンズ・アルマークのパーソナルデータは残っている…」

シャア「そして奴等の肉体は器に過ぎん。 パーソナルデータがある限り、何度も復活する…」

榛名「やはり、ヴェーダそのものをどうにかするしか…」


満潮「なら、そのヴェーダってのも破壊してやる」


榛名「満潮さん…」

満潮「アイツ等が何度蘇っても、殺す。 何度でも殺して、殺し尽くす…」

シャア「キミは…」

天城(生き残ってしまった責が、この子を蝕んでしまっている…)

榛名「…メディカルチェックの方は?」

満潮「とっくに終わってる。結果は後で連絡するそうよ」

榛名「そうですか…」


イベント 直下

榛名「天城、後で検査結果をアタゴさんから受け取ってください」

天城「わかりました。 姉さんは?」

榛名「満潮さん、少しお出かけしましょうか」

満潮「こんな時に…」

シャア「こんな時こそ、だ。 キミはまだこの世界に慣れていないだろう、この機会に少しでも慣れると良い」

満潮「ならアンタだって同じでしょう」

シャア「世俗での生き方は慣れているのでな。 それに春雨の方がほぼ毎日初風と出かけているからもう慣れた」

榛名「間宮さんは仙台に居た時に買い物などに行ってもらっていたので… と言う事で慣れていないのは満潮さんだけです」

満潮「…」




榛名「どこか行きたいところはありますか?」

満潮「別に…」

榛名(どこか良さそうなところ…)


行き先 直下

1.葛西臨海公園
2.デックス東京ビーチ
3.ダイバーシティ
4.その他(お台場内)

《葛西臨海公園》


榛名「さて、ここなんてどうですか?」

満潮「何、ここ?」

榛名「葛西臨海公園、台場からは少し離れていますが色々なスポットがあるのでここなら楽しめる筈です」

満潮「そう…」

榛名「さて、まずは水族館からまわってみましょう」

満潮「別に、興味なんて…」

榛名「まぁまぁ…」

榛名(これはちょっとだけ手を焼きそう、ですがこれも…)


満潮「へぇ… こんな魚も居るのね」

榛名「ここにはおおよそ、650種類の魚が飼育されています」

満潮「魚なんて気にしてる暇無かったから気付かなかったけど、結構種類が居るのね」

榛名「この世界には2万種類以上もの魚が居ます。 川にも浅い海にも、それこそ深海にも」

満潮「深海…」

榛名「深海棲艦、アレは恐らく次元を渡る化け物です。 本来、深海とは何も関係が無いのかもしれません。

ですが駆逐級に似た深海生物も現実には存在しています」

満潮「居るんだ…」

榛名「最近海外で発見された『ニンジャカラズザメ』と言う種類が最も酷似していますね。こんな感じの」

満潮「まんまイ級じゃない…!」

榛名「もしかすれば深海棲艦はあらゆるものを取り込む性質上、このような深海魚を取り込んで擬態しているのかもしれませんね」

満潮「何のためにそんなことしてんのよ」

榛名「人間に化け物の姿を見せ、圧倒的な力で恐怖を植えつけて恐怖を与える為でしょうか」

満潮「気にしても仕方が無いけどね。 アイツ等は敵、滅ぼさなきゃならないから」

榛名「そうですね… さて、先に進んでみましょう」



イベント 直下

《ふれあいコーナー》


満潮「何これ、触れるの?」

榛名「触ってみます?」

満潮「興味ない」

榛名(触りたそうですね… ここは…)

榛名「では触ってみましょうか」

満潮「はぁ?」

榛名「榛名が触りたいんですよ、このヒトデとか」プニプニ

榛名(ヒトデって案外気持ちが良い…)

満潮「…」恐る恐る…

満潮「きゃっ…」

榛名「大丈夫、深海棲艦とは違いますから」

満潮「こう…」

榛名「そう、優しくです」

満潮「…可愛い」

榛名(やはり、まだ本当は歳相応なのに… この子は本心を押し殺して復讐に走ろうとしてる…

無邪気な一面の方が強い筈なのに、生き残ってしまったと言う自責の念が心を歪めてしまって…)

満潮「…♪」

榛名(イノベイターを消しても、この子の『復讐』は終わらない… 本当は自分自身を憎んでいるから。

あの時、仲間と共に死ねなかった自分を。 一人だけ生き残ってしまった自分を。だから最後は自分自身に『復讐』する…)

榛名(そんなの、悲しすぎる…)

満潮「…榛名?」

榛名「何でもありませんよ」

満潮「そう… なら、次行くわよ」

榛名「わかりました」

《観覧車》

榛名「ここから、東京湾を見渡すことが出来ます」

満潮「へぇ…」

榛名「あの先に太平洋が広がって、先程の魚達が…」

満潮「榛名」

榛名「何ですか?」

満潮「私達、さっきまであそこで戦争やってたのよ」

榛名「はい」

満潮「そして私は、ヒリング・ケアを討った。 仲間の仇を討った…」

榛名「満潮さん…」

満潮「さっき間宮に言われた、『過去に囚われるな、もう憎しみは捨てろ』って。だけど私は、アイツ等をまだまだ殺し足り無い」

榛名「イノベイターを全員殺すまでは、ですか」

満潮「そう。 アイツ等に血の代価を払わせるまでは」

榛名「彼等のせいで多くの血が流れた、ですが…」

満潮「だから、その血の代価を払わせるのよ。 アイツ等が1体も残らず消えるまでは」

榛名「そうですか…」

満潮「アンタは、過去に囚われるなって言わないのね」

榛名「榛名に、その資格はありません」

満潮「そう…」

榛名「それに、『過去に囚われるな』なんてただの言葉です」

満潮「え…?」

榛名「無くした過去を守る事が間違いで、今ある現実だけを守る事が本当に正しいのですか?」

満潮「それは…」

榛名「それを決めるのは誰でも無い、満潮さん自身です」

満潮「私、自身…」

榛名「過去を放り、現実だけを守るのも考え方としては間違えていません。

でも、無くした過去を守ることも正しい選択の一つです。例えそれが、復讐と言う手段だったとしても」

満潮「アンタ…」

榛名「だから榛名は、肯定も否定もしません。 ですが一つだけ忠告はしておきましょう」

満潮「忠告…?」

榛名「過去に拘り過ぎる事は『後悔』と言う呪縛から逃れられなくなってしまう、それだけ気をつけてください」

満潮「そんなの、もう無理よ…」

榛名「ならいつか未来を見れるように、いつか前に進めるようになるように… そうしないと、復讐を果たしたところで生きている理由も何も無くなってしまうから…」

満潮「アンタは…」

榛名「榛名自身、過去に囚われてますから。復讐したい相手、なんていっぱい居ますし」

満潮「アンタにも、居るのね…」


満潮に過去を… 直下
1.話す
2.話さない

榛名「榛名がデザインチャイルドであるのは既に知ってますよね」

満潮「ええ、そのせいでアイツ等に狙われたのもね」

榛名「今は亡くなっている天城の両親、二人に引き取られるまで榛名は施設に居たんです」

満潮「孤児院、ってこと?」

榛名「はい。 榛名は当時、研究者が世界から脱出する際の次元転移事故でこの世界に流れ着いた… そして発見されて施設に引き取られて、そこで4歳まで暮らすことになりました。

地獄の施設、虐待や人身売買など当たり前の最低な施設に」

満潮「え…?」

榛名「ある子供は臓器売買の為に売られ、ある子供は虐待によって精神に変調をきたし… 子供は餓死寸前にさせられるまで虐げられて、大人ばかりが甘い汁をすする…

大人の気分次第で殴られ、飢えさせられ、苦しめられて… そんな、地獄みたいな施設です」

満潮「そんなの…」

榛名「それは榛名も例外ではありませんでした。 デザインチャイルドだから肉体の自然治癒速度が尋常では無い故に怪我の痕も残らない、そして大人の全力の暴行にも耐えられる頑丈さ… 

ストレス解消のサンドバックのようなものでしたよ。大鯨さんに保護されるまで、ずっとそんな日々でした」

満潮「その施設は…?」

榛名「大鯨さんの尽力もあり施設は閉鎖、そして関係者は仮釈放も許されず全員摘発されてほぼ全員が無期懲役刑に処されています。

だから、お礼参りも出来無い… 自分達はのうのうと、刑務所の中で守られてる」

満潮「アンタが復讐したいのって…」

榛名「当時の職員全員です。 全員、この手で殺してやりたい、居なくなった子達の無念を晴らしたい… それが無意味だとしても、彼等が戻って来ないと知っていても…

ご飯を分けてくれた子も、一緒に遊んでくれた子も、夜中に一緒に泣いてくれた子も、誰も戻らないのがわかっていたとしても…」

満潮「無意味…」

榛名「あの施設で生き残っているのは榛名を含めて10人に満たない、そして精神や肉体に障害が無い普通の生活を送っているのは片手の指にも満たない…

覚えている限りでは60人近く居たのですけどね…」

満潮「アンタは…」

榛名「今では落ち着いてますけど、榛名も一応精神疾患を患っていた身なので今も苦しんでいる子達の気持ちが良くわかります、

だから最低でも職員達を同じ目に、もしくはそれ以上の苦しみを与えてやりたい…」

満潮「…」

榛名「だから、満潮さんの復讐を止める理由も権利も無いんです。 榛名自身、他者を憎んでしまっているから。

『憎悪を浄化する力』を持つ人間が『自らの心に憎悪を抱いてる』、笑え無い冗談ですよ」

満潮「…アンタは、復讐とか考えなかったの?」

榛名「勿論考えましたよ。 でも、結局は実行出来無い… 天城達に迷惑はかけられない、それにどこの刑務所に居るのかも知りませんから」

満潮「そう…」

榛名「だから、復讐する事を榛名は止めません。 ですが一つだけ、約束して貰えませんか?」

満潮「約束…?」

榛名「もし満潮さんの復讐が終わる時、その時までに終えたあとに何やりたいことを見つけてください」

満潮「やりたいこと…?」

榛名「満潮さんのこれからの残る人生で、前に進むためのことです。 何でも良いから、一つでも良いから、何か見つけることを約束してください」

満潮「私は…」

榛名「答えは今でなくても構いません。満潮さんの人生を決めるのは全部、満潮さんなのですから」

視点選択 直下
1.満潮 『復讐者』
2.大鳳 『ハシラジマ防衛戦』
3.榛名&??? 『交差する運命』

side-榛名&???-

《葛西臨海公園 西なぎさ》


榛名「流石にこの時間にもなると誰も居ませんね」

満潮「えぇ、もう夕方… とっくに時間は遅いもの」


~♪


満潮「誰か居るみたいね」

榛名「そのようです。 この感じ、綺麗で純粋な歌声… 邪なものが感じられない、綺麗で優しい…

でも、どこかで聞いた事のあるような…」

満潮「テレビじゃないの?」

榛名「わかりません… ですがこの歌声を、榛名は知っている…?」

満潮「歌、か… ま、どうでも良いわ。 私、ちょっとお手洗いに行って来る」

榛名「わかりました」


~♪~♪


榛名「近くなってくる、声が…」

榛名(聴いていて心地が良くなってくる、この声は…)


『~♪』

榛名(あの子が、この声の源…?)


榛名(榛名は何かを直感的に感じた、何かこの子と縁のようなものがあると。 そして彼女は私の横を通り過ぎる)


那珂「~♪」

榛名「…」


榛名(その歌は夕焼けの中に響き渡る。 そして榛名が振り返ると、その後姿は遠ざかっていった)


榛名「一体、あの子は…」

榛名(その時の榛名は知る由も無かった。 いずれ榛名と彼女の運命が交わることを、そして榛名自身の辿る数奇な運命を…)


那珂「あだっ!?」ドサッ

榛名(歌に集中し過ぎて、足元の石に躓き砂浜に顔面ダイブしたその少女の『純潔』の意志を)


満潮「あれ、さっきの歌は?」

榛名「今さっき、あそこで砂浜に顔面ダイブしてそのままダッシュで走り去りました」

満潮「そ、そう…」

《その夜 選手宿舎》


榛名「ハシラジマが襲撃された!?」

瑞鳳「ええ、偶然居合わせた大鳳と愛宕さんにユキカゼちゃんと吹雪ちゃんと夕張ちゃん、そしてハナヨちゃんが迎撃してくれたそうです」

榛名「ハナヨさんまで…」

瑞鳳「ええ、『量産型キュベレイ』で。 量子通信を使える彼女ならば無駄にはならないでしょうし」

榛名「彼等の目的は?」

瑞鳳「恐らくハシラジマの戦力接収、ヴェーダのターミナルユニットの奪還、そして『バンシィ』の強奪でかと」

榛名「『バンシィ』を…」

瑞鳳「彼等の言う情報を信じるなら『バンシィ』は人類反撃の礎となった英雄の機体、プロパガンダにでも用いる気でしょう」

榛名「榛名の機体を、そんな風に…!」

瑞鳳「さらに言えば彼等は『ガンダム』に拘っている。 私のエピオンや浜風ちゃんのゼロ、そして3機のユニコーンとνにインパルス、下手をすればFAZZやデルタカイも狙って居ます。

ユニコーンの記録を見ても、彼等はあくまで天城さんとユニコーンを鹵獲しようと目論んでましたし」

榛名「恐らく、榛名とバンシィが原因でしょう…」

瑞鳳「棲地MIの怪物を破壊したのもバンシィと言う『ガンダム』でしたから、恐らくその可能性は高いです。

そこでですが、榛名さん。 貴女にお願いがあります」

榛名「何ですか?」

瑞鳳「貴女にはハシラジマに向かって貰い『バンシィ』、生まれ変わった『RX-0[F]』を受領しに行ってください」

榛名「『RX-0[F]』…」

瑞鳳「あの機体は、貴女にしか動かせない。 そしてインパルスも既に限界が近い以上、アレを持って来てもらうしかありません」

榛名「なら、転移装置で…」

瑞鳳「それは出来ません。 『RX-0[F]』は貴女をある座標地点へ導こうとしている。そしてその座標は東京から行くよりハシラジマのある場所の方が近いんです」

榛名「その座標、とは?」

瑞鳳「東経129度11部、北緯30度41部…」

榛名「そこって、確か坊ノ岬沖海戦で戦艦大和が沈んだ近く…」

瑞鳳「はい。 坊ノ岬沖海戦が起きた海域、そして私達が『第二次坊ノ岬沖海戦』を引き起こした海域でもあります」

榛名「まさか、その地点は…」

瑞鳳「大戦艦イセが、私達が戦った場所… そして…」



瑞鳳「超戦艦ヤマト、彼女達の墓標です」



榛名「ヤマトの、『前のヤマト達の轟沈地点』…」

瑞鳳「『RX-0[F]』が何故貴女をその座標に導こうとしているのかはわかりません。 ですが貴女は彼女と関わりがあり、そして『RX-0[F]』の正規パイロットです。

貴女はその地点へ行かなければならない、それが…」

榛名「榛名の、責任…」

瑞鳳「引き受けていただけませんか?」

榛名「…わかりました。ただし条件として、二人を連れて行っても?」

瑞鳳「そこは貴女にお任せします。貴女には、その権利がありますから」

如月「それで、榛名さんはハシラジマに行くのね」

榛名「はい。 3日後の準決勝までには戻ります」

初風「私も行くわよ」

榛名「初風さんも、ですか?」

初風「私用の機体、用意してくれてるんだってさ」

満潮「私も、機体の本格的な調整は向こうですることになったから」

龍鳳「それで私も、榛名さんをその指定座標まで送り届けることになりました」

ヤマト「如月さん、貴女にもしもの際の指揮をお願いします」

如月「わかりました。でも何でお二人も…」

コトノ「榛名の希望、もある。でもね、私達にも確かめたいことがあるから」

天城「…」プクー

長波「あ~あ、天城姉拗ねてる…」

陽炎「今度は密航防止用にユニコーンを拘束されてる上に、古鷹と青葉の監視付きだもの」

阿武隈「前回の件もあるからねぇ…」

榛名「天城、機嫌を…」

天城「だって、昨日も結局満潮さんと夜まで…」

榛名「わかりました… 戻ったら、天城に一日付き合いますから…」

天城「…!その約束、忘れないでくださいね」

榛名「わかっています」


榛名「こちらインパルス、発進準備完了」

満潮「νガンダム、クリア」

コトノ「会長、ラジエルとセファーをもう一度お借りします」

大和『構いません。壊さなければ、ですけど』

ヤマト「善処します」

初風「ベースジャバー、準備出来たわ」

榛名「では、ハシラジマに向けてこれより移動を開始します」


イベント選択 直下
1.side-瑞鳳- 『敵基地攻略戦』
2.side-大鳳- 『座標調査』

side-大鳳- 『座標調査』


大鳳「ここが指定座標、私達が『超戦艦ヤマト』を撃沈したポイント…」

夕張「重力異常は見当たらない、ですが接触通信以外の通信が出来ませんね」

大鳳「未だにここは『次元空間曲率変位システム』の影響が残っているわ。空間異常の影響で未だにここは侵入禁止区域だもの」

夕張「まぁ、対・異次元を目的としている私達は特別に許されていますけど。 民間の沖縄への航路と空路はすべて迂回させられてますからね」

大鳳「さて、ちゃっちゃと調べましょうか。 あんまり私達のバイアランは燃費が良く無いもの」

夕張「了解! 観測用ブイ、投下!」


夕張の駆るバイアラン・カスタム2号機からブイが投下され、大鳳はデータの観測を開始する。


大鳳「以前ヤマトの重力子エンジンをサルベージした時と何ら変わりは無いわね。 空間歪曲もそのままのよ」

夕張「寧ろ、ちょっとだけ改善されてるような… 重力子エンジンをサルベージした影響でしょうか?」

大鳳「わからない、でも空間歪曲の原因はまだこの海域に眠っているわ」

夕張「超戦艦ヤマトの重力子制御ユニット、そしてそれは『次元空間曲率変位システム』を使用可能にするもの…」

大鳳「あとイセさんの船体もね。 今のはハシラジマを占拠したあとに再構築したものよ」

夕張「そう言えばそうでした。 しかもどちらも稼動状態だからタチが悪いと言うか…」

大鳳「特に前者はエネルギー供給源の重力子エンジンを取り除いたあとも稼働してる。 一体何が原因かはわからないけど…」

夕張「イセさんの重力子エンジンから供給してるんじゃないですか?」

大鳳「ありえない話、とは言えない… 一応船体同士が接触されてる訳だし、エネルギー流路が形成されてもおかしくはないわね。

一部のナノマテリアルは生きているわけだし、ナノマテリアルがエネルギー流路の代替となっている可能性もあるわ」

夕張「それに、イセさんが最後の主砲を放って脱出直後に船体のコントロールを放棄していますし… もしやその瞬間、ヤマト側が船体のコントロールを奪って…」

大鳳「でもイセさんが制御ユニットの一部を破壊したのと同時に瑞鳳がユニオンコアを破壊してる。それにイセさんは大戦艦、ヤマトの方が処理能力が上とは言え大戦艦のユニオンコアをそうそうハックできるかしら?」

夕張「そうですね… 不可能では無いと思いますが、コントロールを乗っ取ったと思われる頃にはコアは既に瑞鳳さんに握りつぶされたあとですし…」

大鳳「ま、そこは考えても仕方ないわね。 私達の目的は安全確認だけだもの」

夕張「そうですね。 ここに来るのは私達じゃなく、榛名さんですから」

大鳳「『RX-0[F]』の指定した座標、そして榛名さんと超戦艦ヤマトに関わる何かがある…」

夕張「まるで、La+みたいですね」

大鳳「バンシィ版La+、ね。 しかも事前にパイロットを榛名さんと指定していたから」

夕張「確か調査の結果、NT-Dが改竄されていたのは榛名さんが初めて搭乗するずっと前だったって言う話でしたし…」

大鳳「もしかすると、この前千早さんが言っていたようにこれも盛大な『仕込み』かもしれないわね」

夕張「『第4施設事件』、千早艦長と織部副長の幼馴染だった天羽琴乃が亡くなりその直後に超戦艦ヤマトが再び人類の前に姿を現した。

今となっては知る術は無いけど『天羽琴乃』=『コトノ』だと千早艦長は睨んでいましたし」

大鳳「千早艦長と401、イオナちゃんの出会いが仕込みだった可能性が高いように榛名さんとバンシィのめぐり合いも『仕込み』かもしれない…」

夕張「それを知る術も今となってはありませんけどね。 今はここに『RX-0[F]』と榛名さんを運ぶことに専念しましょう」

大鳳「そうね。 あと、またハシラジマに襲撃を仕掛けてきてもおかしく無いし防衛に専念しないと」

夕張「今私達が出払ってますし、400ちゃんも攻略戦に出ちゃいますしね」

大鳳「瑞鳳が大本を叩いてくれれば問題は無いわ。 もうそろそろ向こうの作戦開始時間、向こうが囮である可能性も否めないから戻りましょう」

夕張「了解です!」

《ハシラジマ 格納庫》


ユキカゼ「長旅、お疲れ様です」

榛名「ユキカゼさん、こんにちは」

ユキカゼ「瑞鳳さんから話は聞いています。 あの機体の受領、だそうですが…」

榛名「はい。 榛名の機体『RX-0[F]』を… ここには無いようですが」

ユキカゼ「最終調整の為に地下2層にある工廠施設へ移動しています。 ロールアウト間近、ですが武装の完成が少々遅れて…」

榛名「武装は最悪、既存のものでも大丈夫です」

ユキカゼ「そう言っていただければ助かります。 今からヒュウガに確認を取るので暫く散策しててください。確認次第、放送で呼び出します」

榛名「わかりました。 愛宕さんは?」

ユキカゼ「今はトレーニングルーム、瑞鳳さんが居ないからとトレーニングをサボろうとしたので放り込んできました」

榛名「そ、そうですか…」

初風「私の機体は?」

ユキカゼ「貴女の機体も工廠です。榛名さん同様、散策を。

νガンダムは今から工廠へ運び込むので満潮さんは私に付いて来て下さい」

満潮「了解」

ヤマト「我々は…」

ユキカゼ「今から30数えます。30の間にラジエルとセファーのコックピットから一歩も出ないように」

コトノ「それ、ちょっと酷く無い…?」

榛名「榛名が責任を持って監視するので、どうかその処遇は…」

ユキカゼ「仕方ありません… ここは榛名さんに免じます。ですが変な行動をした場合、吹雪さんと浜風さん共同設計のフジツボ爆弾の餌食にしてあげましょう」

初風「何よそれ…」

ユキカゼ「ハシラジマ付近1キロに接近した船に対し、発動する防衛システムです。 見た目はただのフジツボですが認証されてない船を検知した瞬間作動し、船底部に張り付いて爆発するというもの…

爆発の威力はそれぞれ船の材質に合わせて船底部に穴を開けるレベルに調整可能、非殺傷系の艦船破壊爆弾と言えるでしょう」

初風「エグっ… それってこの辺に迷い込んだ連中にも作動するんでしょ…?」

ユキカゼ「今までに密漁船4隻、マスコミ12隻、不審船20にLCAC15隻を撃沈しています。乗員は今のところ全員救助されていますけど」

初風「LCACもかい…」

ユキカゼ「ハシラジマは異世界の技術の塊ですから。その力を求めて各国の軍や武装集団が占拠を試みていますが、全員フジツボ爆弾の餌食木っ端微塵です。

空はハシラジマの吹雪さん特製防空システム、海はフジツボ爆弾を含めた防衛システム、地下は『ある理由』から攻められ無いようになっているので」

榛名「ある理由…?」

ユキカゼ「そこは秘密です。 ですがハシラジマは核にも耐えられる無敵の泊地、安全ですよ」

ヤマト「やはり、かなり改造されてる…」

コトノ「最早原型、留めてないわ…」



イベント 直下

プルルルル…


榛名「この電話番号は、如月さん…?」

初風「如月から?」

ピッ

榛名「はい、榛名です」

如月『ちょっと緊急事態かも…』

榛名「緊急事態…?」

如月『準決勝の対戦相手が決まったのだけど…』

榛名「相手は…?」

如月『『イノベイター』、アイツ等よ…!』

榛名「なっ!?」

如月『それにリボンズの姿を確認した、瑞鳳姉さんが確実に殺った筈なのに…』

榛名「復活したのでしょう… わかりました、メンバーにはこちらから伝達しておきます」

龍鳳「何かあったのですか?」

榛名「…どうやら、準決勝へとイノベイターが駒を進めたようです」

初風「まさか… リボンズも復活したの?」

榛名「はい。 如月さんが姿を確認したそうです」

ヤマト「パーソナルデータさえ残っていれば復活出来る、どうやらその情報は正しかったようです」

コトノ「とは言え、駒を進めてくるなんて…」

「た、大変です!」

榛名「吹雪さん…?」

吹雪「榛名さん! 今作戦中の瑞鳳さんから連絡がありました… 既にイノベイターは基地を放棄、もぬけの殻だそうです」

初風「なっ…!?」

吹雪「また、大型の転移装置の残骸を基地内で発見したとの情報が入りました」

ヤマト「待ってください、残骸と言う事は…」

コトノ「自分から退路を断ち切った…?」

吹雪「そして何らかの大型の部品関連をこちら側に転送、どこかに輸送した形跡があるそうです」

龍鳳「大型の部品…」

吹雪「400ちゃんの見解ではかなり巨大、戦艦なんか比較にならないものの部品だそうで」

榛名「そんなものまで…」

コトノ「…仮説だけど、もしや『元の世界』より『こちら側』を制圧したほうが早いって考えたんじゃないかしら?」

榛名「ありえますね… やってる事が最早シャド○ミラー並ですけど」

ヤマト「情報が入り次第、引き続き連絡をお願いしても?」

吹雪「わかりました」

ユキカゼ『榛名さんと初風さんへ伝達します。両名は至急、格納庫脇エレベーターにて工廠区画へ来てください。繰り返します。

両名は至急、格納庫脇エレベーターにて工廠区画へ来てください』

榛名「では、榛名達は行きましょう」

初風「ええ」


《ハシラジマ 工廠区画》


ユキカゼ「お二人共、どうぞこちらに」

榛名「ありがとうございます、ユキカゼさん」

初風「意外と広いのね」

ユキカゼ「元々その余裕を持たせて作りましたから。 あとハシラジマ防衛システムの一環で無人MSの製造を始めようか検討中なので、計画が決定次第ここはプラントになりますし」

榛名「無人機、ですか?」

ユキカゼ「舞鶴で鹵獲した試作型のモビルドール、それを用いた防衛用MSです」

初風「確かに、数で押されちゃたまったもんじゃない。 戦力を補うためのMDなら理に適ってるわ」

ユキカゼ「それにMDなら我々が不在の際に深海棲艦が現出しても、即座に出撃出来て防衛行動を行えますし。 まぁ、機械故に単純なのですけど」

「ま、メンタルモデルも機械といえば機械だけどね」

榛名「あ、ヒュウガさん」

ヒュウガ「さて、ユキカゼはもう戻って良いわよ。 アンタ達は付いて来なさい」

初風「私のも新型、って聞いてるんだけど」

ヒュウガ「ええ、勿論新型よ。 ま、機体は見てのお楽しみってことで」

今日はここまで


初風の機体、どうしようかな…(元々ウイングゼロ(2機目)の予定だったけどダブるとつまらないし)

ヒュウガ「まず、アンタの機体からね」

榛名「榛名の…」

ヒュウガ「これが生まれ変わったバンシィの、『RX-0[F]』よ」

初風「何これ、色以外変わって無いじゃない」

ヒュウガ「ガワはね。 でも中身は完全に別物よ」

榛名「これが榛名の…」

ヒュウガ「まず動力はたエピオンとゼロが搭載している『試製重力炉』の発展型『重力子ドライヴ』、小型化と大出力化に成功して出力は霧の大型艦並みって考えてくれれば良いわ。

MSに内蔵するには馬鹿みたいな出力だけど、アンタに合わせるとここまでしないとね」

榛名「つまり武装などによっては…」

ヒュウガ「超重力砲とほぼ同レベルの出力、つまり霧の艦すらも破壊出来る一撃を放つことが出来る。まぁ、それはエピオンとゼロも同じだけど」

初風「戦略兵器級じゃない…」

ヒュウガ「あとは各部のパーツを新造、アップデートして動作をより人間に近づけてる。 ま、それはエピオンの技術流用だけど」

榛名「そう言えばエピオンって瑞鳳さんの剣技を全部再現してますけど… あれ、関節負荷がかなりマズイんじゃ…」

初風「あと、あんなモーションよく入力出来たわね…」

ヒュウガ「そこはちゃんと弄ってるわよ。 人間の動作に完全に近づけるように。 それにエピオンのコックピットは専用、かなり特別なの。

あの子がパイロットスーツ着てるの見た事ある?」

榛名「フェネクスとリバウに搭乗してたときにしか…」

ヒュウガ「あの機体にはガンダム的に言えば『モビルトレースシステム』、スパロボ的に言えば『ダイレクトモーションリンクシステム』のようなものを使ってるの。

提案を貰って面白そうな技術だったから、試しに作ってみたわけ。因みにコックピット的には後者が近いし、一応使わないとき用に操縦桿もあるけど」

榛名・初風(何でそんなものを…)

ヒュウガ「話をこっちに戻すわ。 そしてこの機体の最大の特徴は感受性を高めたサイコフレームと『ニュータイプ・ドライブ』よ」

榛名「『ニュータイプ・ドライブ』、確かNT-Dの擬装名…」

ヒュウガ「確かにそうだった。でも、この機体は本当の意味で『ニュータイプ・ドライブ』なの。

ニュータイプの力をダイレクトに引き出して、機体性能を底上げする。 貴女の心が、強い意志がこの機体をどこまでも強くする」

榛名「榛名の心が…」

ヒュウガ「使い方次第では本当に神にでも悪魔にでもなれる… どう使うかも貴女次第、そこは任せるわ」

初風「責任重大、ね」

榛名「…」

ヒュウガ「そしてこの機体、生まれかわったバンシィの名前は…」


ヒュウガ「『RX-0[F] フェンリル』、神を殺した狼の名前よ」


榛名「…」カチッ

初風「ねぇ、思いっきり地雷踏み抜いて無い?」

ヒュウガ「あ、あれ…?」

榛名「はぁ… 機体名については、後できっちり『お話』しましょうか。 武装の調整が終わったあとで、じっくりと」

初風(あ、コイツ死んだわ)

ヒュウガ「そ、そう…? じゃあ、次はアンタの機体よ」

初風「さて、どんな機体かしらね」

ヒュウガ「コンテナ、オープン」キィン

ゴゴゴゴ…

出てきた機体(初風機) 直下
1.Zガンダム3号機(ゼロシステム搭載)
2.レジェンド(ゼロシステム搭載)
3.ウイングゼロ(EW)
4.その他(機体も併記 条件:ガンダムタイプのみ(ターンタイプやGガン、GX系を除く。 またUCは0096年まで))

ヒュウガ「『ZGMF-X666S レジェンド』、これが貴女の機体よ」

初風「これが、私の…」

ヒュウガ「オリジナルと比べると少し仕様が変わってるから説明するわ。

まず機体に『ゼロシステム』を内蔵してること。 これは貴女の要望、それにゼロのサポートでドラグーンがかなり扱い易くなってる」

初風「でもドラグーンは大気圏内で使用出来ないわよ」

ヒュウガ「そこで仕様変更点その2、ファンネルの技術を活かして大気圏でもドラグーンの運用を可能にしたの。

空間認識能力もニュータイプ能力も無いのにドラグーンを大気圏内で使える、オリジナルの改善としては充分でしょ」

初風「ええ、これで充分な気もするけど」

ヒュウガ「あとは細かい部分、エンジンのハイパーデュートリオンを改造して出力を強化したのとVPS装甲の出力が上がってることかしら?」

初風「わかった。 これなら… 榛名、インパルスで模擬戦出来る?」

榛名「わか…」

ヒュウガ「いえ、貴女達には今から指定したポイントに『フェンリル』を運んで貰うわ。

あんまり時間も無い訳だし、武装の調整はこっちでやっておくから」

初風「じゃ、その指定ポイントまでは試験飛行でもやるか」

ヒュウガ「そもそも貴女のインパルスはもう機体にガタがきてる、だからザクⅢを壊したあの子にまわせるように修理しつつ調整しておくわ」

榛名「秋月さんにインパルスを… わかりました、それならインパルスをここに置いていきます」

ヒュウガ「じゃあ今すぐ『フェンリル』を龍鳳の甲板に移送するから準備して」

榛名「わかりました」


満潮「終わったようね」

榛名「満潮さんも、終わったのですか?」

満潮「ええ、機体の方に追加パーツつけて終わり」

榛名「追加パーツ? 『HWS』ですか?」

満潮「いえ、『DFF』よ。 本当は『改修』する予定だったけど時間が無いから座標調査から戻ってからだと」

榛名「わざわざDFFにする理由は…?」

満潮「知らないわよ、一応護衛用って話だけど」

榛名「そ、そうですか…」

現在戦力
・フェンリル(榛名)※現在非武装
・レジェンド(初風)
・νガンダムDFF(満潮)
・ガンダムラジエル&GNセファー(コトノ&ヤマト)
・空母龍鳳改(龍鳳)

龍鳳「では、次元転移装置で?」

ユキカゼ「はい。 指定ポイントの20キロ手前までなら転送可能、それ以上先は空間の乱れが激しく転移は危険なので」

龍鳳「わかりました。 先程榛名さんの機体の固定も終わったようですし、今から出航します」

ユキカゼ「了解です。 ナノマテリアルは?」

龍鳳「一応指示された量は積載しました」

ユキカゼ「水圧での圧壊を防ぎながら『フェンリル』を海中に下ろす為にはクラインフィールドが必要、そのためのナノマテリアルです。

本来、私も護衛として出る予定でしたがアレのお陰で手間が省けました」

龍鳳「ヤマトさん達、ですか?」

ユキカゼ「ええ… 正直、彼女達が何を考えているのかはわかりません。 私は彼女達を信用するつもりはありません、それが例えかつての旗艦だったとしても」

「酷い言われよう、ですね」

ユキカゼ「…それは、自分のかつての行いを考えてから言ってください」

ヤマト「私にそのような態度を取る、かつての貴女からは考えられ無い行動ですね」

ユキカゼ「人に触れ、人に紛れ、人を愛した… そして私は貴女が言う『本来の進化を逸れた』メンタルモデル、ならばこうもなります」

ヤマト「バースト現象の結果… まさか、私の想定を遥かに超えていたなんて思いもよりませんでした」

ユキカゼ「…『プラフスキー・バースト現象』、何か知っているのですか?」

ヤマト「どうでしょう?」

ユキカゼ「貴女は…!」

ヤマト「恐らく、貴女が知っている以上のものは知らないでしょう。 人の強固な意志に『アリスタ』が呼応し意識共有領域を精製する、そしてその副産物として何かしら物理的な現象を引き起こす。 

洗脳解除、意識共有による思念増幅、死を目前にした命の再生、機械の性能向上と強化、そして能力覚醒… 発生する現象は様々ですが」

ユキカゼ「では質問を変えます。 バーストの存在を、どこで知ったのですか?」

ヤマト「初めて発生した『第一回選手権 世界大会決勝』、潮と言う少女が操られていた初代メイジンを正気に戻したその時です。

しかしあれは貴女達のリーダーが引き起こしたものに比べてかなり小規模でしたが」

ユキカゼ「最大の共鳴は… まさか、瑞鳳さんと飛龍さんの…」

ヤマト「あれは『瑞鳳』そして『飛龍』と言う二つの強い意思が混ざり合った結果、人の意思は時として想定外の力を引き出す、あれがその結果です。

『アンリミテッド』、人の意思に限界は無い。 それを示したのが彼女達…」

ユキカゼ「『アンリミテッド』、浜風の…」

ヤマト「そしてまた、私の友は単身でバーストを引き起こした。 それが眠っていた能力を引き出し、未来を拓くきっかけとなる…

未来を願う『勇気』が、彼女を先へと進ませた。 榛名の『ブレイヴ』が」

龍鳳「『ブレイヴ』…」

ヤマト「バーストに関して、知っているのは以上です。 納得できましたか?」

ユキカゼ「一応、ですが…」

ヤマト「では龍鳳、出航しましょう。 あまり時間は待ってくれませんので」

龍鳳「わかりました」

ユキカゼ「龍鳳さん、少し待ってください。 これを…」ガサゴソ

龍鳳「これは… 花束…?」

ユキカゼ「あの海域には、私のかつての仲間が眠っています。 これはその鎮魂の花、お供え物みたいなものです。

今の私に、あそこに出向く資格は無い。 ですので、代わりにお願いしても良いでしょうか」

龍鳳「…承りました」

ユキカゼ「ありがとうございます」


龍鳳「重力子エンジン、問題なしです」 

コトノ「次元転移装置の始動を確認… いつでも大丈夫よ」

龍鳳「では… 『龍鳳』、抜錨します!」

《坊ノ岬沖》

龍鳳「転移完了、付近に船は?」

ヤマト「確認出来ず、一応ここは封鎖海域ですので」

コトノ「霧の艦艇の撃沈に伴う重力子の暴走、そしてそれによって発生した空間異常…

気を付けて、この先には何があるのかわからないわ」

龍鳳「了解しました。 出力20%、所定ポイントに向けて移動開始します」


榛名「機体システムオールグリーン、重力子ドライヴ異常なし」

榛名(感覚は同じ… 前と同じ感じではありますが…)

コトノ『機体はどう?』

榛名「特に違和感はありません。 ですが出力が過剰な分、配分に気をつけないと…」

ヤマト『榛名、今からナノマテリアルで『フェンリル』を覆います。 そして貴女は機体を海底へと降ろして所定ポイントへ移動、そして『ニュータイプ・ドライブ』を発動してください』

榛名「わかりました」

パァァァァァァァ…

コトノ『クラインフィールド展開開始、いつでも出せる』

榛名「了解。 RX-0[F]フェンリル、榛名、目標地点へ移動を開始します」

ドパァァァァァン!



初風「大丈夫かしら…」

満潮「さぁね」

初風「ま、良いわ… 私達は待機よ。戦闘になったら私に従ってもらう」

満潮「なんでよ」

初風「私、これでも指揮官なんだけど。 それにこのレジェンドには未来予測出来る『ゼロシステム』がある」

満潮「私は好き勝手にさせて貰う。 そもそも、敵襲なんて無いでしょ」

初風「どうかしらね? 相手の基地はもぬけの殻だった、ならこっちに来てる可能性もあるじゃない」

満潮「その時は皆殺しにしてやる、それだけ」

《坊ノ岬沖 海底》


榛名と『フェンリル』は海底を進む。光届かない水底ではマップだけが唯一の頼り、そのマップを見ながら榛名は機体を進ませる。

そして榛名はある場所、巨大な2隻の戦艦が損壊して鎮座している場所へと辿り着いた。


「ここが、『ヤマト』の…」

(『フェンリル』… 榛名に、何をさせたいの…?)


そこにあったのは『超戦艦ヤマト』、そして『大戦艦イセ』の残骸だ。ヤマトの損壊は激しく、前部甲板の一部しか原型を留めていない。

イセも船首がヤマトに食い込み、一部抉れてはいるが形はどうにか留めていた。


「ヤマト、コトノ…」


かつての友、色々と振り回されていたが彼女達と一緒に居た時はとても楽しかったと思う。

そして榛名が生涯の中で得た数少ない友人であり、青葉たちと出会うまでは家族以外で唯一心を許せる相手だった。


「…」


『フェンリル』のマニュピレーターがヤマトの船体に触れる。 まるで壊れそうなものに触れるように、優しく。

もう船体は機能を失っているとは言え、ナノマテリアルは一応生きているらしく簡単には壊れないようだ。


「『ニュータイプ・ドライブ』」


榛名の意志に反応し、『フェンリル』の機体フレームが反応し装甲部分がスライドして各部を解放し、ガンダムへと変身した。

だが少し違和感があるのに榛名は気付く。


「サイコフレームから、光が出ない…?」


サイコフレームの燐光を『フェンリル』は帯びていない、今までのバンシィなら緑の燐光を纏っていた筈なのに。

その事実に榛名は少し困惑したが、今は目の前の事に集中しようと思考を切り替える。


「この感じは…」


榛名が何かを感じ取った瞬間、ソレは起きた。

ヤマトの残骸から蒼い燐光が漏れ出し、フェンリルを包み込みはじめた。


「何…!? この感じ、サイコフレームの!?」


そう口にした瞬間、榛名の意識は白に包まれ…

《???》

ツンツン…

榛名「ん…」

ツンツンツンツン…

榛名「…なんですか!?」ガバッ

「あ、起きました」

「相変らず、寝つき良いのね」

榛名「…ヤマト、それにコトノ…?」

ヤマト「お久し振りです、榛名」

コトノ「1年ぶりくらいかしら?」

榛名「あれ… ヤマトとコトノはさっきまで一緒に…」

ヤマト「寝ぼけてます?」

コトノ「それとも、ちょっと混乱中?」

榛名(あぁ、そう言うことですか…)

榛名「二人共、『今』とは違う…  『前の二人』、ですね」

ヤマト「正解です」

コトノ「御褒美は… 紅茶で良いかしら?」

榛名「榛名はコーヒー派って知ってますよね」

コトノ「知ってる、わざと。 今淹れるわ」

榛名「そもそも、ここどこです? 榛名が前に住んでたアパートのような、それに二人はもう…」

ヤマト「そう、私達は既に討たれています。 ここは生者と死者の交われる場所、と言えば良いのでしょうか。

因みに貴女と私達の縁が深い場所、そこが風景になっているんです」

コトノ「言わば貴女が作った世界、そして私達はここに呼ばれただけ。 はい、コーヒー」

榛名「ありがとうございます。榛名が、呼んだのですか?」

ヤマト「はい。 私達が船体に隠していたサイコフレーム、それが貴女の『バンシィ』と共鳴したことで呼び出されました」

榛名「何故バンシィのことを…」

コトノ「あれは私達が貴女に用意したものよ」

榛名「え…?」

ヤマト「榛名、貴女は真実を知る権利があります。 私達が遺したものの、真実を」


知りたい真実 直下
1.どうやって榛名を知ったのか
2.何故バンシィを用意したのか
3.何故瑞鳳達と戦う道を選んだのか
4.その他

榛名「まず、知りたいと思っていた事が一つあります」

コトノ「何かしら?」

榛名「第二次坊ノ岬沖海戦、あれはヤマト達が元凶と聞いています」

ヤマト「その認識で正しいです。 攻撃を仕掛けたのは我々なので」

榛名「どうして、その道を選んだのですか? 既に二人ならわかっていた筈、負け戦であったことは」

コトノ「そうね… いくら超戦艦と言えど、彼女達と対峙すればタダで済まないなんてことはわかっていたわ」

榛名「なら…」

ヤマト「我々がその決断に至った理由は複数あります。 まず千早翔像率いる『緋色の艦隊』への牽制です」

コトノ「『緋色の艦隊』、榛名は知ってる?」

榛名「知識としては。 超戦艦『ムサシ』を旗艦とした人間と霧の両方を有する艦隊、ですね」

ヤマト「彼等は元の世界へ帰還を図るために『アリスタ』を入手しようと動いていました。そして彼等が『アリスタ』を入手し帰還を図れば、恐らく惨事に見舞われた筈です。

我々が導き出した結果ではおおよそ30%の確率で『我々が本来居た世界』と『こちら側の世界』が衝突、融合してしまったでしょう」

コトノ「だから、どうしても阻止しなければならなかった。 いくら元の世界で人類を追い込んでいたのが私達だったとしても、世界の滅亡なんて望んで無いもの。

結果的に彼等は『アリスタ』の入手を諦めてイセ達との交戦を避けた。 一応、未曾有の大惨事は防げたってわけ。 それに私達が壊滅したことで、彼等に対する牽制になったでしょうし」

ヤマト「イセ達の力は総旗艦艦隊すら上回る、それを彼女達が示した以上下手な行動は自分達も討たれかねない。そう思わせれば緋色の艦隊の動けなくなりますから。

かませ犬、と言われればそれまでですが…」

榛名「そう言うことですか… 他には?」

コトノ「2つ目は、世界の異質さを確認するためかしら?」

榛名「異質さ…?」

ヤマト「榛名がここに居ると言う事は深海棲艦によって滅亡した世界に行ったのでしょう?」

榛名「はい。 あの世界は…」

コトノ「そして他にもう一つ貴女達の世界に隣接した、艦娘が居る世界も存在している。そして遠くには我々が居た世界もある…

この世界は受け入れた… 我々や榛名、艦娘達と言う異なる世界の存在を、世界に対する異分子を」

ヤマト「しかし受け入れた異分子が何か世界に対し干渉を始めると、抑止力となるものが現れる。

私達の場合は『瑞鳳』と『浜風』言う少女、我々を生身で圧倒する力を示した前者と性能差も戦力差も戦略も戦術で突き崩した後者。人の身でありながら人を超えた存在が異分子を消し去る、そう証明されました」

榛名「あの二人は…」

コトノ「それに彼女達だけでないわ。 並の人間から外れた、霧をも凌駕する人間は少なく無い…

それに貴女を含めた『世界を護る異分子』も居る。 それを受け入れる世界の異質さを確かめたかった」

榛名「異質な、世界…」

コトノ「もう一つ、こっちはあまり言いたく無いんだけどね…」

榛名「言いたく無い…?」

ヤマト「個人的な感傷、と言うべきでしょうか… ちょっとした、本当にちょっとした感傷です」

榛名「あっ…」(察し)

コトノ「そう言えば前に話したわね… 幼馴染の話、アレよ」

榛名「越えられない壁になってしまった、だから越えて欲しい、自分を振り切って欲しいと…」

ヤマト「はい。その件です」

榛名「幼馴染って、まさか千早群像…?」

コトノ「面識あるのね…」

榛名「え、えぇ一応…」

ヤマト「さて、他にも理由はありますがこの話しはこれくらいです。 他に聞きたい事は?」


知りたい真実 直下
1.どうやって榛名を知ったのか
2.何故バンシィを用意したのか
3.その他

榛名「榛名がデザンチャイルドと知り、そして2人が霧だと知ってある疑念が生まれました… それを聞いても?」

ヤマト「構いません」

榛名「なら、聞きます。 2人は、どうやって榛名を知ったのですか?」

コトノ「私達が最初から貴女がデザインチャイルドだと知っていたと思う?」

榛名「はい。 そうでなければ『総旗艦』と言う立場から、榛名に直接接触するとは思えません」

ヤマト「答えは、『違う』です。 貴女と接触したのは偶然に過ぎません。 『ある存在』を追う過程で出会いました」

榛名「『ある存在』…?」

コトノ「『終末の獣』と言えば良いかしら?」

榛名「連続拉致犯の…」

ヤマト「我々は転生体の存在を既に知っていました。 拉致犯が攫った人物の『かつて在りし船の名前を持つ少女』と言う共通点が、そしてそれに該当する少女達が拉致を繰り返されていたことから何かしらの力があるのではないかと推測を立てて。

その疑念は半分正解でした。 深海棲艦に対抗するための『艤装』、それを使える存在であるのが『転生体』であると」

コトノ「そして私達は、拉致犯を追うことにした。 犯人の中に『デザインチャイルド』が含まれていると言う情報を知って」

榛名「金剛、PF-01ですね」

ヤマト「他にも理由はありますがそこは割愛させて頂きます。 そして2年前の春に拉致犯らしき人物が現れる場所を絞り込んで、捕縛しようとしたのですが…

私達が行った時には既に壊滅状態でした。 全員服を切り刻まれ、気を失っていて」

榛名「2年前の、春… あ…」


《回想》

『な、なんだコイツは!?』

榛名『目だ!耳だ!鼻ッ!』

『ヤバイ、逃げ…』

榛名『トマホォォォォクッブゥゥゥゥメランッ!』


コトノ「そう、貴女が拉致犯に襲われて返り討ちにした現場よ。 駆けつけたのはもう全滅したあとだったけど。

そして付近の監視カメラの映像から貴女を割り出した結果、貴女の容姿はターゲットのデザインチャイルドに似ていた」

榛名「あれ、拉致犯だったんですね… てっきり不審者だと思って…」

ヤマト「不審者には間違い無いですけど… そして貴女に興味を持ち、調べるうちに『ひかり園事件』、そして『プロジェクト・フェンリル』に辿り着きました。

そして貴女が通う大学に編入する形で、貴女と接触し交友関係を結んだ…」

コトノ「最初はただの観察対象だったけど、貴女と居ると退屈しないし何より面白かったし… 『あの頃』みたいで楽しかったからかしらね?」

ヤマト「貴女と交友関係を結んで、色んなアルバイトを繰り返して、祭りを荒らして、遊びに出て… 本来の私達を忘れたくなる位には楽しめました」

榛名「近付いた目的は少々気に入りませんが… 交友関係を結んでいたのは事実ですし、今でも二人は榛名の…」

ヤマト「そう言って頂けると幸いです」

コトノ「そしてよくここで、レンタルした映画とか見てたわね… B級とかZ級とか」

榛名「でも、あの頃にはもう戻れ無い…」

ヤマト「そう、今の貴女は生者。我々は死者ですから」

コトノ「本来私達は機械、ここにこうやって居られるだけで不思議なのに」

榛名「きっと、魂があったのだと思います。 霧のメンタルモデルにも、人間と同じように」

ヤマト「魂、物理的には存在していませんが今なら信じられるかもしれませんね」

コトノ「もしかしたら九十九神のような存在かもしれないわね、私達」


知りたい真実 直下
1.何故バンシィを用意したのか
2.その他

榛名「では、ここに榛名が居られる理由… 『バンシィ』を何故用意したのです?」

ヤマト「一つ確認です。榛名は『ニュータイプ』へと覚醒した、その認識で構いませんね?」

榛名「ええ、あの世界で『バンシィ』に搭乗たことで萌芽が始まりました」

ヤマト「そうですか… では、その疑念にお答えしましょう」

コトノ「私達は討たれる前、『あるもの』を北極海で発見していたの。 強化人間技術『n_i_t_r_o』の元凶が北極海の海底にあると言う情報をアナハイムから得てね」

榛名「ガンダム、『ガンダムデルタカイ』…」

ヤマト「正解です。 そして、その傍らには1つコンテナがあったの」

榛名「『フェネクス』、ですか」

コトノ「正解。 アナハイムが解析しようとしたのでしょうけど、結局は失敗したみたい。

そして封印されていた『フェネクス』を見つけ、『ユニコーン』と『バンシィ』の在処を知った」

榛名「でも瑞鳳さんの話では『フェネクス』に残されていたのは『ユニコーン』の在処だけで…」

ヤマト「本来『ユニコーン』と『バンシィ』は一緒の場所、南極海に封印されていたのです。

ですが我々が持ち出し、【滅びた世界】へと隠匿しました。 貴女があの世界へ転移した時の保険の為、そして貴女以外に使えぬように細工を施し」

コトノ「榛名は【滅びた世界】の出身、そしていつか貴女はあの場所に辿り着く… 『終末の獣』が貴女の情報を知れば転移させようとすると予見してね。

転移しなかったときの為の保険が『ユニコーン』と『フェネクス』よ」

榛名「…一つ確認させてください。 そもそも何故MSだったのです?」

コトノ「艤装は陸じゃ使えない、それに【滅んだ世界】じゃMSと融合した深海棲艦が闊歩してた。 だから手っ取り早く用意出来て強力な兵器であるMS、そして最高のものを用意したの。

バンシィは元々『RX-0』の中で唯一地上用に調整された機体、それに貴女の脳波との波長も合致してたから丁度良いと思ってね」

ヤマト「そして『アームド・アーマーXC』から『人間を強化する機能』をオミットして、仕込んでおいたのです」

榛名「では何故あの場所、ビルの地下に?」

コトノ「あそこの座標、貴女の実家の座標と同じなのよ」

榛名「!?」

ヤマト「そこで色々と仕込ませて貰ったのですが… 武器とか弾薬とか、食料とか。 あと偶然見つけた『ギャン』と『デルタプラス』も近くに」

榛名「あれも仕込みですか…」

コトノ「あれ地上に置きっ放しにしてたら深海棲艦に取り込まれていたわ。 だから一応避難させてたのよ、もしかしたら貴女に友達でも居れば良いかなって。

貴女、私達以外に友達居なかったけど」

榛名「し、失礼な! ちゃ、ちゃんと居ます! 連絡取ってませんけど…」

ヤマト「貴女のぼっち疑惑は置いておいて… ですが、貴女が覚醒するのは確率が低かったのです」

コトノ「ぶっちゃけ、船体にサイコフレームを残していたけど貴女のNT化は完全な想定外よ。 バンシィに適合したと言っても、覚醒する確証は無かったわけだし」

榛名「そうですか…」

ヤマト「恐らく、原因は貴女の心でしょう」

榛名「心?」

コトノ「何か決心があったか、心変わりがあったか… 多分そんな感じかしら?」

榛名「まぁ、萌芽の前に色々ありましたから… 色々と、本当に色々と…」

ヤマト「愚痴なら聞きますよ?」

榛名「いえ、その必要はありません。 もう、迷わないと決めたから」

コトノ「そう… 強くなったわね、榛名」



知りたい真実 直下
1.もう無い
2.その他 (内容も)

榛名「あと… 深海棲艦、ご存知ですよね?」

ヤマト「はい。 貴女の為に『バンシィ』を隠匿した際、何度か目撃していますし… それ以前から我々は深海棲艦と言う存在を把握していました」

榛名「以前、とは?」

コトノ「貴女と出会うずっと前、我々が起動した時からよ」

榛名「え…?」

ヤマト「霧の総旗艦たる私のデータベースにはあらかじめある程度のデータがありました。 その中に深海棲艦と言う存在についても記されていました、『名称』だけが」

榛名「名称だけ…?」

コトノ「具体的なデータは一切不明、本当に『記されていた』だけなの。存在そのものは知っていたけど、具体的なものは知らない」

ヤマト「初めて接触を持ったのは2年前、『バンシィ』隠匿の際に仕掛けてきたのを迎撃しただけです。

そして何故か大量の『ナガラ級』を率いて」

榛名「『ナガラ級』、確か硫黄島に20隻近くありましたが… まさかあれは…」

コトノ「侵食を免れていたユニオンコアを鹵獲して指揮下に置いたものよ。

『似て非なる世界』に存在していた『ナガラ級』だと思うけど」

榛名「平行世界の霧、と言うことですか」

ヤマト「そう言うことです。 一部に差異はありましたがコードは共通であった為、総旗艦のキーコードを用いて指揮下に置きました」

榛名「成る程… では、大樹については?」

コトノ「大樹?」

榛名「深海棲艦の本拠地であった『棲地MI』、榛名がそこで中枢部まで突入した際に大樹がありました。

そこでは、人間がカプセルのようなものに埋め込まれて…」

ヤマト「こちらのデータにはそのようなものは…」

コトノ「恐らく深海棲艦の中枢であることは間違いなさそうだけど… 榛名は、どう感じたの?」

榛名「何か恐ろしいようなプレッシャーと、何かを蝕むような感じが…」

ヤマト「推測として言えば、深海棲艦の核でしょうね。 そして、エネルギープラントか何かなのかと」

榛名「プラント?」

コトノ「蝕むとすれば『世界』そのものを蝕んでいるんじゃないかしら? エネルギーを吸い取って、深海棲艦を生み出しているのだと思うけど」

榛名「成る程…」

ヤマト「これはあくまでも推測、確定ではありません。 ですが深海棲艦には気をつけてください」

コトノ「アレは、何かある… だからこそデータベースに記されていたのだと思う」

ヤマト「恐らく我々のバックアップはこの事を知らないでしょうし… 総旗艦のコードは既に失われていますし、ユニオンコアの識別も違うのでデータベースにはアクセス出来無い筈です」

コトノ「気を付けて榛名、いくら貴女がニュータイプだったとしてもアレは一人で消しきれるものではないから」


知りたい真実 直下
1.もう無い
2.その他 (内容も)

榛名「二人は… ヤマトとコトノは、これから…」

ヤマト「これから、それは未来がある存在にのみ使う言葉です」

コトノ「私達は既に死人、そして貴女は生者… 残念だけど、共にはいけないわ」

榛名「そうですか…」

ヤマト「勿論、貴女がこのままこの世界に留まると言う選択肢もあります。 でもそれは、自分自身で作り上げた檻の中に閉じこめる事と同じ…」

コトノ「私達は、それを望まない。 貴女には未来へ進んで欲しいから」

榛名「未来… しかしサイコフレームなら…」

ヤマト「あれに宿る事は出来ても現実へ干渉する手段はありません」

榛名「ではどうして… どうしてこの空間は…!」

コトノ「それは、貴女が呼んだからよ」

榛名「榛名が、呼んだ…?」

ヤマト「貴女の真実を知りたいと言う願いが、私達をこの形に留めているのです」

コトノ「貴女が『天羽ヤマト』『天羽琴乃』として認識していた形にね」

榛名「じゃあ、ここは…」

ヤマト「先程言った通り、ここは貴女の心が生み出した世界… 言わば貴女の『天国』です」

榛名「天国、ですか…」

コトノ「榛名が生み出した天国、そして以前貴女は一度『ここ』を訪れている筈よ」

榛名「まさか… リタの時の…」

ヤマト「はい、あの宇宙は『この世界』なのです。 確かに状況は殆ど同じですが、彼女と違い私達を『戻す』ことは出来ません」

コトノ「その器が無いもの。 彼女は『青葉』の肉体を偶然乗っ取れたことで生者へと戻れた…

でも元々人ですら無かったから、私達の器は無い。 『戻る』ことが出来ない事も無いだろうけど…」

ヤマト「それは貴女に膨大は負担をかけることになる… そしてバックアップとして起動した『彼女達』にも迷惑がかかります」

榛名「『今のヤマト達』の…」

コトノ「だから、共には行け無いの。 本当なら、行きたいけどね…」

ヤマト「貴女と居た時間は、私達の中でも最も有意義な時間でした。 少しばかり未練はありますが、理を歪めてはいけませんので」

榛名「では二人とは…」

コトノ「残念だけど、ここでお別れよ。 でも、また何時かは会えるかもしれないわ」

ヤマト「私達の魂が永い時を経て新たな魂として生れ落ちるか、貴女が『ニュータイプ』として命を持ったまま『刻』が見えるようになれば」

コトノ「だから、その時はまた一緒にどこかに遊びに行きましょ?」

ヤマト「どこか面白そうなお祭りを探して、見に行きましょうか」


知りたい真実 直下
1.もう無い
2.その他 (内容も)

ヤマト「もう、聞きたいことは無いようですね」

榛名「ええ… でも…」

コトノ「大丈夫よ。 貴女は未来に進みなさい」

榛名「コトノ…」

コトノ「ううん、違うわ… 貴女は生者、私達死者とは違って未来を拓く権利と義務がある。 それが例え苦難だろうと、『命』と言う航跡を繋ぐ義務があるの。

それが、生きるってこと。 貴女はもう一人じゃない、それにもう大丈夫な筈よ」

ヤマト「貴女を蝕んでいた心の病が消えた今、もう立てる筈です。 ここに居続ける事は許しません。

命の責務を全うし、もう一度巡り会える日までしばしのお別れにはなりますが…」

榛名「…わかりました。 榛名、もう行きます。 もう一度二人と巡り合うまで命の責務を全うして、そして二人の友として恥じない様な生き方をします…!」

コトノ「うん、なら大丈夫ね」

ヤマト「流石、榛名です。 では、私達のバックアップ… いえ、彼女達をよろしくお願いします」

コトノ「あと、私を討ったあの子達に伝えて。『恨んでない、止めてくれてありがとう』って」

榛名「承りました、二人共」

ヤマト「そしてこれが、私達の最後の助力です」

コトノ「親友の新たな門出の祝いよ。 私達の遺したすべて、貴女に託す」

ヤマト「この『力』をどう使うかは全て貴女の意志、どうか貴女の為に使ってください」

榛名「はい…!」


「「「ナノマテリアル、イニシャライズスタート」」」


「「「作動不能ナノマテリアルをパージ、続いて船体リセット」」」


「「「『RX-0[F]』を中心にリコンストラクションスタート」」」」


「「「重力子エンジン形勢、重力子制御ユニット形成完了、強制波動装甲復元完了、始動開始」」」


「「「火器管制を『RX-0[F]』のサイココミュニケーターにリンク、オール・システムエンゲージ」」」


「「「浮上」」」

《現実世界 洋上》


初風「なっ…!?」

満潮「な、何がどうなってるの!?」

龍鳳「白い、戦艦…?」

ヤマト「『前の私達』の船体!?」

コトノ「嘘でしょ… 復活したって言うの…!?」



《『フェンリル』コックピット内部》

榛名「…」

榛名(これは、一体… 『フェンリル』が、『超戦艦ヤマト』を身に纏っている…?)

榛名「どうして…」

『これが貴女に託した力、未来への力です』

『榛名が未来へ進む為の、未来を拓く為のね』

榛名(この声は…)


声は… ↓3まで
1.『頭に響いていた』
2.『耳から響いていた』

あ、選択肢です


声は… ↓3まで
1.『頭に響いていた』
2.『耳に響いていた』

榛名「え… これ、ヤマト達の声… 何でメットの通信機から…」

『そうねぇ… 甲板に出てみて。 道は作ってあるから』

『待っていますよ』

榛名「は、はい…!」


《超戦艦ヤマト 甲板》

榛名「本当に階段まで作ってある…」

「わっ!」

榛名「ひっ!? って、ええええええええええ!?」

「そんなに大声出さないの、いきなり大声出されたら困っちゃうわ」

「まあ、驚くのも無理は無いと思いますが…」

榛名「な、何で二人共ここに…!?」


コトノ(真)「ふふっ…♪ 地獄から蘇っちゃった!」

ヤマト(真)「えと… あの別れの台詞の後で色々と台無しにしてしまいましたが…」


榛名「ど、どうやって…?」

コトノ(真)「貴女に全ての機能を渡した時、便乗したの」

ヤマト(真)「機能全てを『RX-0[F]』に移譲した際、隠匿していたサイコフレームが我々を現世へ引き戻したのです。

そのサイコフレームを介し、私達は『RX-0[F]』に宿りその機能の一部を使ってメンタルモデルを再構成出来ました」

榛名「つ、つまり…?」

ヤマト(真)「今の私達は、『RX-0[F]』のメンタルモデルです」

コトノ(真)「と、言う事よ」

榛名「(呆然)」

コトノ(真)「ま、色々台無しにしちゃったし約束もアレな感じになっちゃったけど…」

ヤマト(真)「引き戻されてしまったのなら仕方ありません」


ヤマト(真)「ただいま戻りました、榛名」
コトノ(真)「帰って来たわよ、親友」

榛名「二人共… お帰りなさい…!」

初風「で、復活したは良いものの…」

コトノ(真)「見事なまでにダブったみたいね」

コトノ「ええ、見事なまでにダブったわ」

龍鳳「どうしてこんな事に…」

榛名「偶然に偶然が重なって偶然を引き起こしてしまったようです…」

ヤマト(真)「で、どうしましょう…」

ヤマト「取り敢えず差をつけないと…」

コトノ(真)「衣装替え?」

コトノ「メガネでもかけておく?」

榛名「いや、琴乃…」

コトノ×2「何?」

榛名「呼ぶとこうなっちゃうじゃないですか」

ヤマト「そこが問題ですね…」

ヤマト(真)「呼び方に差をつけるしかないようです」

初風「1号2号って呼ぶ?」

コトノ(真)「却下。ロボットでも仮面○イダーでもあるまいし」

龍鳳「別の名前、とか?」

ヤマト「名前、ですか…」

満潮「でもどっちに名前付けんのよ。 オリジナルのよりコピーの方が私達的には関わりがある、でもアンタはオリジナルの方が関係が深い」

榛名「そうですね…」


名前変更 直下
1.コピー(ヤマト・コトノ)
2.オリジナル(真)

榛名「仕方ありません… オリジナルの二人、構いませんか?」

ヤマト(真)「ええ、構いませんよ」

コトノ(真)「榛名がそう言うのなら仕方無いわね」

ヤマト「良いのですか? 本来なら…」

コトノ(真)「だって一度死んでるもの。 死んで名前を譲ったのに、蘇ったから返せなんて失礼にも程があるわ」

コトノ「いや、勝手に名乗ってただけなのだけど…」

ヤマト(真)「それでも、居なかった間に名乗っていたのであれば『ヤマト』、そして『コトノ』と言う名前は既に貴女達のものです」

満潮「で、感応波を持つ私達はまだ良いけど目視で見分け出来ない奴等はどうすれば良いのよ?」

コトノ(真)「これでどう?」←伊達メガネ装備

ヤマト(真)「あまり容姿を変えるのもどうかと思うのでメガネをかけさせて頂きます」←伊達メガネ装備

龍鳳「まぁ、これなら見分けは出来ますね」

初風「あとは偽名よ、偽名」

コトノ(真)「面倒だから榛名、お願い」

榛名「えぇ…」

ヤマト(真)「榛名のつけてくれた名前なら、文句はありません」

コトノ(真)「あ、でもふざけた名前は却下にするから」


二人の名前 直下

二人の名前を同時にお願いします

榛名「ではヤマトは… ナデシコでは語呂が悪いので『ナデコ』、コトノは一文字変えの『コトネ』で」

ヤマト(真)→ナデコ「まぁ、悪くは無いですが…」

コトノ(真)→コトネ「取って付けた感が物凄いけど、構わないわ」

龍鳳「では一通り決まったので… え…?」

初風「どうかした?」

龍鳳「暗号通信… ハシラジマから?」

ヤマト「どうやら船体を再構成した際に空間異常の原因であった超戦艦ヤマトの残骸が取り除かれたことで空間の歪みが解消されたようです」

コトノ「それで今まで不通だった通信がここまで届くようになったのね」

満潮「で、内容は?」

龍鳳「『現在、ハシラジマは敵の攻撃を受けている。 直ちに帰頭、防衛行動にまわれ』… 敵!?」

榛名「送信時間は!」

龍鳳「2分42秒前… ですが、ここからハシラジマまで最大速度でも2時間はかかります」

ヤマト「救援を求めている、と言う事はかなり大規模の部隊ですね」

コトノ「恐らく、イノベイターが基地をすっからかんにしてまで襲撃を仕掛けているのかもしれない」

満潮「文字通り、全戦力ってことね」

榛名「龍鳳さん、全速力でハシラジマまで航行を開始して…」

ナデコ「その必要はありません」

榛名「ヤマ… ナデコ、どうして?」

コトネ「ハシラジマまで一発、しかも一瞬で行くとっておきの手段があるの」

初風「まさか、アレを使うつもりなの!?」

榛名「アレ?」

ヤマト「オリジナルの『次元空間曲率変位システム』…」

コトネ「正解。 榛名、コックピットに戻って。 『次元空間曲率変位システム』を使う」

榛名「でもアレは空間を歪めてしまうと…」

ナデコ「発生する衝撃波をシステムによって別次元へと転移させ空間へのダメージを防ぎ、空間異常の発生を防ぐことが出来ます。理論上」

満潮「ちょ、やった事無いの!?」

ナデコ「使う機会が無いので」

ヤマト「そう言えばそうでした…」

コトノ「そもそもシステム使う理由がほぼゼロだったから…」

コトネ「今は手段を選ぶ余裕は無い、どうする榛名?」

榛名「やる、と言うのならやるしかありません…!」

《フェンリル コックピット》


榛名「機体制御開始、『重力子ドライヴ』出力上昇を確認… でもこれは…」

コトネ「今、この機体は『超戦艦ヤマト』のコアになってるの。 だから火器管制なんかは全部『フェンリル』、貴女に任せることになる」

榛名「つまり今の『ヤマトの船体』は追加武装、『デンドロビウム』や『ミーティア』のようなものですか」

コトネ「そう言うこと。こっちは大気圏飛行も出来る、浮くくらいなんだけど」

榛名「それでも空中の相手に対応出来るのであれば御の字です」

コトネ「あと『次元空間曲率変位システム』を利用した転移後は演算処理が終わるまで火器管制を全て榛名に任せることになる。

いくらサイコミュを使ってコントロールできるとは言え、キツイわよ」

榛名「やってみせますよ」

コトネ「そう言うと思った。 じゃあ私達は演算に集中するのに艦橋に居るから、通信はそっちにお願い」

榛名「了解です」



ナデコ『システム稼動準備完了、重力子エンジン出力最大』

コトネ『空間歪曲開始、『次元空間曲率変位システム』起動!』

龍鳳『飛び込みます! 総員対ショック!』

ヤマト『榛名!』

榛名「転移、開始!」

《ハシラジマ》

現状戦力

第一小隊(空戦)
・バイアラン・カスタム1号機(大鳳)
・バイアラン・カスタム2号機(夕張)
・リバウ(愛宕)

第二小隊(陸上迎撃)
・FAZZ(吹雪)
・ヤクト・ドーガ(ユキカゼ)
・量産型キュベレイ(ハナヨ)


夕張の駆る『バイアラン・カスタム2号機』が飛来してきた1機のアヘッドへとビーム・キャノンを放ち、スラスター部分を貫いて撃ち落とす。

そにに続くように愛宕の『リバウ』と大鳳の『バイアラン・カスタム1号機』が襲い掛かる敵を落としていく。


夕張「残りの数は!」

吹雪「残り55機です!」


『FAZZ』に乗る吹雪がハシラジマの防衛システムや機体の武装で敵を牽制し、ハシラジマへの侵攻を防ぐ。そして吹雪の攻撃でバランスを崩した機体をユキカゼの『ヤクト・ドーガ』、ハナヨの『量産型キュベレイ』がファンネルで機体の主要部分を破壊する。


ユキカゼ「それで言い訳出来るでしょう!」

ハナヨ「脳量子波の呼びかけに応じない… しかし…!」 

愛宕「これ、棲地の戦いよりはキツくないけど…!」

大鳳「戦力比は舞鶴戦の方がマシでしたよ…! 来ます!」


10機以上のMSが第1小隊に襲い掛かろうとフォーメーションを組んで突撃する。しかし…


ユキカゼ「!? 空間歪曲現象、来ます!」


その瞬間、荒れ狂った重力子の奔流が閃光となりその機体群を吞み込んだ!


愛宕「超重力砲!?」

大鳳「上空から… !?」



ナデコ「システム稼動終了、これより通常モードへ移行」

コトネ「さて、榛名やっちゃいなさい!」

榛名「了解!」


吹雪「あれは…!?」

ユキカゼ「『超戦艦ヤマト』!?」


榛名「こちら榛名、これより戦闘に参戦します」

初風「レジェンド、初風機。νガンダム、ガンダムラジエルと共に戦線へと参加する」

龍鳳「龍鳳、これより防衛戦闘に移行します!」


榛名「ターゲットマルチロック、全兵装オンライン!直撃させます!」


『フェンリル』が身に纏う『超戦艦ヤマト』の船体から一斉に砲撃が放たれ、圧倒的な火力がMS部隊を薙ぎ払う!


ユキカゼ「榛名さん、それは一体…」

榛名「話はあとです! 初風さん、満潮さん!」

初風「わかってる! ゼロシステム始動、戦術レベル最大効果確認… 満潮、合わせなさい!」

満潮「便利なモン積んでるアンタが合わせなさいよ! フィン・ファンネル!」


残存する敵部隊に向けて放たれたドラグーンとフィン・ファンネルの攻撃が敵機を破壊し、敵の数を減らす。

そして数を大幅に減らした敵部隊から信号弾が放たれ、そのまま敵部隊は後退した。



コトノ「あら、出番無かった」

大鳳「全機へ、こちらも一度撤収します。 また補給を受けつつ警戒を継続してください」

エンガノ一同「了解」



《ハシラジマ 格納庫》


夕張「で、何なんですアレ?」

榛名「…話さないと駄目ですかね?」

愛宕「まぁ、事情が事情ですし…」

吹雪「今は工廠に行ってるユキカゼちゃんが特に聞きたがっているので…」

大鳳「恐らく、珍しく… と言うかかなーり珍しくブチギレてます。特に後ろの4人に…」

コトノ「え、私達完全にとばっちりじゃない…?」

ヤマト「元はと言えば元凶は…」

コトネ「あぁ、確かに… あの子は、私達を怒る権利があるかもしれないわ…」

ナデコ「事情があった、とは言え多くの霧を轟沈させユニオンコアも機能を停止・喪失させてしまいましたし…」



イベント 直下

ピピピ

大鳳「あら… 接近警報?」

榛名「まだ残党が…!」

夕張「いえ、この音は『友軍』の接近警報ですね。榛名さんとか潮ちゃんとか、『許可が降りればハシラジマに入れる』と言う人用のです。

私達のように無許可でハシラジマに入れる人は警報鳴りませんので」

大鳳「今確認して来るわ」


《ハシラジマ 管制室》


榛名「ハシラジマの管制施設、てっきりイセさんあたりが管理しているのだと…」

大鳳「通常はイセさんや402ちゃん達が管理をしていますがメンタルモデル不在の際や今のユキカゼちゃんみたいに手が放せ無い状態の時は人間、主に私や夕張ちゃんが担当しています」

吹雪「元々大鳳さんはイセで、夕張さんはイ400でオペレーターとレーダー管制をやっていたのでこう言う役が適役なんです。他にもイクちゃんや夕雲ちゃんも管制担当になっていますが」

榛名「それで、接近する艦艇は?」

大鳳「接近する艦艇2、重力子エンジン搭載艦の模様。 ハシラジマ防衛圏内へ接近中、火器管制スタンバイ」

吹雪「わかりました。 火器管制オンライン、迎撃システム起動します」

榛名「迎撃システムまで…」

大鳳「念のため、です。 夕張ちゃん、警告を発して」

夕張「了解です。こちらハシラジマ管制室、接近する艦艇へ。 貴艦等は現在ハシラジマの防衛圏内へ侵入しつつある。速やかに所属、目的を明かせ」

『こちら『蒼き艦隊』イ401及び重巡タカオ、ハシラジマへの入港を求む』

夕張「識別信号確認しました。 イ401とタカオに間違いありません」

大鳳「了解。401は潜水艦用の第3ゲートへ誘導、タカオは水上艦用第7ゲートへ入港準備。 迎撃システムは待機状態へ移行、許可があるまで現状維持」

吹雪「了解です」



《ハシラジマ ドッグ》


群像「入港許可、感謝致します」

大鳳「瑞鳳の代理です申し訳ありません。今、彼女はある作戦に出ているもので」

いおり「作戦なんて大変だねぇ…」

僧「もしや舞鶴の、深海棲艦と言う敵が再び?」

大鳳「いえ、別世界の存在ではありますが今度は『敵対的な人類』です」

静「侵略者、と言う事ですか?」

大鳳「その認識で合っています。彼等もMSを所有しておりその迎撃と前線基地の破壊、そして首都防衛の為に『ガンダムエピオン』を始めとする戦力の一部を割いているのが現状です」

杏平「それでさっきここでドンパチやってた訳か」

イオナ「聞きたい事はそれじゃない。 アレは何だ」

大鳳「アレ、とは?」

タカオ「数時間前に鹿児島沖、あの戦闘があった海域で大規模な空間異常が起きた。でもその直後にあそこの空間異常が全て解消されて、1年前の状態へと戻った…

つまりそれは、空間異常を引き起こしていた『何か』が無くなったってことでしょう?」

群像「そして、その海域で『次元空間曲率変位システム』の使用が確認された。 さらに今度はハシラジマの防衛圏内での空間異常と超重力砲の発射痕の観測…

これだけの話で、何があったのかぐらいは判断出来ます」

大鳳「…当事者を呼んできます」

《ブリーフィングルーム》


榛名「お呼び、でしょうか」

群像「キミか、当事者と言うのは」

榛名「ええ、あの場に居て『超戦艦ヤマト』に関わりました」

群像「単刀直入に聞く、キミは何をしたんだ」

榛名「何と言えば良いのか… まず、始めに貴方達は『ニュータイプ』と言う存在はご存知で?」

いおり「進化した人類、だっけ?」

榛名「はい。宇宙に適応する為に進化した人類、そして誤解なく相互理解し戦争や争いから解放される新たな人類…

空間適応能力に特化し、進化の戸口に立った人間です」

杏平「それが戦争にしか利用されない、なんて皮肉だよなぁ…」

榛名「皮肉である事は認めましょう。 そして榛名、私はあるMSに搭乗し『ニュータイプ』となりました」

僧「ヒュウガの話では貴女はユニコーンタイプのパイロットでしたね」

榛名「はい、その2号機の。 そしてニュータイプは感応する事が出来る、生者の場合は相手がニュータイプである事が前提ですが…」

静「生者…?」

榛名「ですが死者が相手では別、死者の残留思念を汲み取る事も世界に残った残滓の声を聞くことも出来てしまうんです」

群像「なっ…!?」

榛名「共感能力の拡大、それがその力の正体です。 そしてそれは、近しい人の『声』ならばより強く感じる事が出来る…」

イオナ「ヤマトのメンタルモデル、それが知り合いだったとでも?」

榛名「はい。 そして彼女達は榛名を『友』と呼び、榛名もまた彼女達を『友』と呼んだ…」

タカオ「冗談、では無いようね」

榛名「ええ、この場で嘘を吐くのは無礼でしょう。 そして榛名は『バンシィ』に導かれ、あの轟沈地点へと赴きヤマト達の骸に触れた。

そして彼女達の残滓に触れて全てを知り、託されたのです。死した彼女達から、今を生きる榛名に生者の為に振るうべき力を」

イオナ「それが、超重力砲と『次元空間曲率変位システム』だと?」

榛名「ええ、今を生きる命を護る力… そして世界を護る為の力として『超戦艦ヤマト』を受け取りました。今の『超戦艦ヤマト』は生まれ変わった『バンシィ』、『フェンリル』と融合しています。 

そして『次元空間曲率変位システム』の力を使い、空間転移を行ってこのハシラジマの防衛に参加しました」

群像「そうか…」

榛名「今、お話出来るのはこれだけです。今から榛名達は台場に戻り、侵略者を阻まなければなりませんので」

群像「わかりました。 お話、ありがとうございました」

榛名「そして最後に… 千早さん、コトノからの遺言です」

群像「え…?」

榛名「どうか自分を振り切って欲しい、それが榛名が彼女に託された貴方への言葉です」

群像「…」



《工廠区画》

コトネ「そう… 来てたんだ、群像君」

榛名「行かなくて、良いのですか?」

コトネ「私はもう、とうに死んでる身だもの。 生きている人間に干渉する、ってのはおこがましいと思わない?」

榛名「復活した癖に」

コトネ「それは言わないお約束。 それに、あの時の言葉伝えたんでしょう?」

榛名「ええ」

コトネ「なら、もう私から言う言葉は無いわ。 そして、ありがとう榛名」

榛名「いえ、親友ですからこの位当然ですよ」

榛名「それより、どうして工廠区画に?」

コトネ「…ユキカゼに直接謝罪に来たのよ。でも、拒否された」

榛名「…それは、仕方の無い事かと。 心の折り合いをつけるまでは…」

コトネ「そうね… 引き鉄を引く原因を作ったのは私達、だから恨まれて拒絶されて当然よ。

改めて謝罪、そして贖罪はする。 でもそれは現状を打破する、この世界を護ることで少しでも罪を贖ってからね」

榛名「…なら、榛名も改めて謝らなければいけない人が居ます」

コトネ「それは、亡くなったご両親? それとも、妹さん?」

榛名「どちらもですよ。 意固地になっていた事をお父さん達に、今まで実の姉妹だと偽っていた事を天城に」

コトネ「お互い、大変ね。 謝らなきゃならない相手が多過ぎるわ」

榛名「状況は似ていても、謝らなければならない罪状は大きく違いますがね」

コトネ「あら、1本取られた」

榛名「まぁ、今は軽口言えてもその内利けなくなりますから今のうちにどうぞ。多分瑞鳳さんにまた吹っ飛ばされる可能性も、イセさんに腕を切り落とされる可能性もありますし」

コトネ「…なんか、攻撃的になってない?」

榛名「今まで押さえ込んでいた分若干攻撃衝動が強くなっている、と催眠を解いてくれた方が」

コトネ「今までのちょっと弱気なほうが面白かったのになぁ… まぁ、こっちでも良いけど」

榛名「その余裕も、今のうちですよ。 二人には榛名からも少々恨み言の10や11くらいありますので。 居なくなったあと、結構とばっちり受けたんですよねぇ…」

コトネ「…その節は、本気でごめんなさい」

榛名「何より許せないのが… スパロボ64を勝手にリセットした事です…! やり直そうと思った時にデータが全部消えてましたよ!人がどれだけやり込んだと…」

コトネ「そ、それ私じゃ無いって!? 電池切れだから! と言うか借りたのFと完結編とGCだけよ!?」

榛名「…そう言えばそうでした。そこはごめんなさい」

コトネ「あ、あとGC返し忘れてた…」

榛名「だから引越しの時見つからなかったんですか…!」

コトネ「ごめん、今度買って返す…」

榛名「なら、一先ずは良いでしょう」

コトネ(スパロボの恨みって怖い…)


ピンポンパンポ~ン

ユキカゼ『榛名さんへ、至急工廠区画2層までお越しください。繰り返します。榛名さんは至急工廠区画2層まで ひ・と・り でお越しください』


コトネ「…嫌われてるわね」

榛名「胸に手を当ててどうしてこうなったかよく考えることですね」

《工廠区画 2層》

ユキカゼ「来ましたか。 …あの二人は居ないでしょうね?」

榛名「ええ、ちゃんと置いてきました」

ユキカゼ「なら構いません。 ではこちらが『フェンリル』の新装備です。 今、ヒュウガは少々手が放せ無いそうなので」

榛名「手が放せない、とは…」

ユキカゼ「2機目のヤクトの製造、そしてヴェーダの解析がそろそろ終わるとの事で」

榛名「ヴェーダを…!」

ユキカゼ「ええ、ヴェーダを再起動しイノベイド・ハナヨの助力を受けて解析していました。 今、彼等に対抗する術を模索しているところです」

榛名「あとどれくらい…」

ユキカゼ「最低2日、とのことで」

榛名「ギリギリ、ですね」

ユキカゼ「あとは人間用の身体能力を瑞鳳さんと同じ位に引き上げるパワードスーツや装備の試作です。 試験段階のものが複数、台場に運び込んでありますが…

イノベイターたちが生身で来るならこちらも生身で戦わなければなりませんし」

榛名「そ、そうですか…」

ユキカゼ「では話は置いておいて… これが『フェンリル』の新装備、『スライサー・ビット』です」

榛名「数は、12機ですね」

ユキカゼ「はい。 これらは両肩に4機、背部に4機、脚部に2機、両腰部に2機の計12機です。

これらはブレードにビーム砲としての機能、そして『νガンダム』のフィン・ファンネルと同様のバリア・フィールドを形成する機能を集約、小型化しました」

榛名「ガッデスのファングより小型なのに…」

ユキカゼ「その代わり、極端に稼働時間は短いです。 全力稼動で3分、さらに充電までに2分かかりますので配分には気をつけるように」

榛名「わかりました」

ユキカゼ「そして新たな装備はこれだけではありません」


『フェンリル』の新装備 ↓2まで


現在の武装
・60mmバルカン
・ビームサーベル×4
・スライサー・ビット×12

オプション
・ユニコーン用装備1式
・超戦艦ヤマトの船体(追加武装扱い)


あまりにぶっ飛んだものは却下になりますので…

RX-0[F] フェンリル
武装
・60mmバルカン×2
・ビームサーベル×4
・スライサー・ビット×12
・タクティカル・アームズⅡL
・フォルクス・ビーム・アックス×2
・オプションユニット『超戦艦ヤマト』

概要
棲地MI攻略戦で榛名の能力に耐え切れず、機能を停止してしまった『バンシィ』をあらゆる異世界の技術を統合し改修した機体。
また以前に同様のコンセプトで建造した『ガンダムエピオン』の技術を積極的に取り入れ、瑞鳳の剣技を完全再現する程強靭な関節などの技術が活かされている。
武装は『スラッシュウィザード』から流用した『フォルクス・ビームアックス』2本、そして恐らく異世界の瑞鳳から仕入れた『タクティカルアームズⅡL』を用いた近接戦闘がメインの仕様。また、『タクティカルアームズⅡL』は改造してありサイコミュにも対応、NTとしての能力を活かす事が可能。
そして新規に製造された『スライサー・ビット』を全身に装備、近接・遠距離・防御を全て行えるビットによって以前よりも戦闘能力が強化された。
NT-Dは『ニュータイプ・ドライブ』として仕様を変更、これはニュータイプの強い意志と感応によって発動し意志の力によって性能を増幅させる機能である。
その為パイロットは純粋なニュータイプでNT-D以上に過敏機体を制御、それよって生じる負荷耐えなければならず現時点で使用可能な者は榛名(もしかすれば天城とリタも)だけしか居ない。しかし制御出来ればNT-Dを越える力を発揮出来る。
そして『超戦艦ヤマト』のコアユニットとして船体を制御可能である為、従来のMSやMAなど比では無い能力を有することになった。
榛名はこの機体を駆り戦場へと赴く、大切な存在を護る為に… そして『勇気』の力で明日を拓く為に…



ユキカゼ「アームド・アーマーDEの代わりにサイコミュ用に改造した『タクティカルアームズⅡL』、そしてジャベリンよりトマホークに近い『フォルクス・ビームアックス』を調達しました。

これらが『フェンリル』用の基本装備、他にRX-0用の装備が多数オプションとして使用出来ます」

榛名「まぁ、榛名好みではありますが… 些かヤマトから分離した際の遠距離レンジに不安がありますね」

ユキカゼ「そこは『フェネクス』と『概念実証機』が遠距離戦装備に偏っているので」

榛名「そう言えば概念実証機の方は…」

ユキカゼ「龍鳳にコンテナごと搬入済みです。調整は台場でお願いします」

榛名「わかりました」

ユキカゼ「またνガンダム用に『Hi-ν』へのアップグレードキット一式と専用のHWSを用意、修復の目処が立たない『ザクⅢ改』と戦闘能力が低い『イフリート・ナハト』に代わり『デスティニー・インパルス』の1号機と2号機…

その他貴女方のチーム用の機体全てをコンテナに格納、龍鳳に牽引しましたので。帰りは転移装置を使っての転移でお願いします」

榛名「しかし、これだけ戦力をハシラジマから…」

ユキカゼ「間もなくこちらに『あちら側の世界』から『ネブラブリッツ改』を始めとする増援が到着予定です。

彼女達にはこちらの防衛を引き受けて貰えることになりましたのでここの防御は万全かと。貴女達は貴女達のなすべき事を」

榛名「成すべき事…」

ユキカゼ「彼女達にも、成すべき事を成すまでは言い訳謝罪一切受け付け無いと伝えてください」

榛名「伝えておきます、コトネ達に」

ユキカゼ「本当なら、こんな事を言えた立場では無いのですけどね… 彼女達から見れば、裏切り者は私達ですから」

榛名「…後悔、していらっしゃるんですね」

ユキカゼ「ええ、正直言えば… 未だに彼女達の眠る場所へ赴けず、偽りの墓標に祈りを捧げるだけ…

そもそも、私に沈んでしまった彼女達へ向き合う資格なんて無いのでは無いかと…」

榛名「後悔しているのであれば、早めに向き合う事をお奨めします。 放置すればそれが重くなっていき、枷になってしまいますから…」

ユキカゼ「割り切れれば良いのですけどね…」

ユキカゼ『座標セット、転移装置スタンバイ完了』

榛名「龍鳳さん、準備は?」

龍鳳「問題ありません」

ナデコ「こちらも問題ありません」

榛名「ではこれよりお台場へ移動を開始します」



イベント選択 直下
1.長波 『トリニティ』
2.リタ 『偽りの進化』

side-リタ- 『偽りの進化』

《台場 若洲海浜公園》


リタ「…やっぱり、網に掛かった」

「我々と共に来て貰う。抵抗は無駄だ」

リタ「そう言うと思ってたよ、うん」

リタ(瑞鳳に囮になって誘き寄せる、って進言して一人で歩いてたら囲まれた訳だけど…

さて、どう突破すれば良いのやら… 言葉で撹乱でもしとく?)

リタ「…何にも疑問に思わないの?」

「我々は使命を果たすだけだ」

リタ「ただの木偶だね、これ」


「最低限の感情しか与えていないからね。ビサイド達のように造反されたらたまったもんじゃない… それとも『造られた者』同士の哀れみの感情と言うべきかな?」


リタ「別にどうでも良い、でも醜悪な感情を垂れ流すよりは遥かにマシか。…さっきから陰に隠れてもわかってるよ、リジェネ・レジェッタ」

リジェネ「キミにもお見通しと言う訳かい、アウトナンバー」

リタ「アウトナンバー?」

リジェネ「キミもデザインチャイルド、しかもPFシリーズの直系なんだろう? 誰が造ったかは知らないけど、把握されてないデザインチャイルドが居るとは想定外だったよ」

リタ「あー、この体ね。 別に遺伝子操作された訳じゃないんだけど… まぁ、良いや。で、こんなに量産品の木偶人形連れて何?」

リジェネ「リボンズからキミの捕獲命令が出てるんだよ。 君は番外のデザインチャイルドだけど、その遺伝子は恐らくPF-03のものを色濃く継いでるんじゃいかってね」

リタ「そう言うこと… でも、これだけの木偶人形で捕まえられると思う?」

リジェネ「まさか。 僕はビサイドと違って綿密に練ってから攻めるんだよ。策くらいは用意してるさ」

リタ「…25、アンタを含めてそのくらいか」ピキィン

リジェネ「へぇ、キミも感応波を使えるんだ。『ニュータイプ』ってやつかい?」

リタ「私は唯のなり損ない、あくまで適性はあったけど歪まされたせいで成り切れなかった… アンタ達と同じ『出来損ない』だよ」

リジェネ「ボク達を一緒にするのかい?」

リタ「もう、私達に何度もMS戦で負けてるなら気付いてるんじゃ無い? 自分達はそれ程万能じゃないってことくらい」

リジェネ「彼は、そうだとは思ってないだろうけどね」

リタ「瑞鳳に消し炭にされたのに?」

リジェネ「消し炭にされたところで治らないと思うよ」

リタ「ま、治ったとしたらここまで私を狙いに来ないだろうし。治ってたら少なくとも『歪み』くらいは気付いてるんじゃ無い?

人に造られたものなら完全なんてない、そして自分達がエゴによって歪んだ進化の果てだってことにも」

リジェネ「かもしれないね」

リタ「まぁ、早めに退散する事をお奨めするよ。 あっち見てみなよ」


東方不敗「やるぞ瑞鳳! 超級!」

瑞鳳「覇王ッ!電影だぁぁぁぁぁん!」ズドドドド

清霜「十二王方牌大車併! 野分!」バッ

野分「シャイニングッ… フィンガァァァソォォォォドッ!」ドゴォッ


リタ「多分アンタの手下が壊滅する。あと1分持たないね」

リジェネ「そのようだ… じゃ、僕はここで退散するよ。 最後に忠告しておく、『ソラ』に気を付けたほうが良い」

リタ「ソラ…?」

リジェネ「あと、ビサイドによろしく伝えておいて欲しいな。 彼、最近こっちに出てきてないから」

リタ「知らんがな」

《その夜 選手宿舎 榛名の部屋》


榛名「成る程… ではリタも…」

リタ「うん。それに天城や阿武隈達も露骨に狙われ始めた」

榛名「明後日の試合、そこで全て決着を付けないと…」

リタ「たかが遊びに世界の命運を賭けるのもどうかとは思うけど… 何かしらしかけてくる可能性はある。気になる事言ってたし、リジェネ・レジェッタが」

榛名「彼とも接触を… それで、一体何を?」

リタ「『ソラに気を付けろ』って」

榛名「ソラ…?」

リタ「空なのか、それとも宇宙って意味でソラなのか… どっちだかはわからないけど、とにかく気をつけるに越した事はない」

榛名「大気圏外からでは防ぎようが無いのでは…」

リタ「確かに… ま、考えても無駄かな」

コンコン

榛名「この感じ…」ピキィン

初風『私よ、このニュータイプ共』

リタ「いや、私厳密には強化人間だし」

初風『どうでも良いから開けて、ちょっと用があるんだけど。 大会について』

榛名「わかりました」ガチャッ

初風「これ『イノベイター』共の参加選手メンバー表、対戦相手表よ」

榛名「対戦人数は…」


準決勝 敵編成
・リボンズ・アルマーク
・リヴァイヴ・リバイバル
・ヒリング・ケア
・デヴァイン・ノヴァ
・ブリング・スタビティ
・リジェネ・レジェッタ
・ヨハン・トリニティ
・ミハエル・トリニティ
・ネーナ・トリニティ


リタ「9人… 意外と少ないね」

初風「そう、少なすぎるのが問題なの。 あれだけの人数が居て、総力を投入しないのは何か仕込みがあるんじゃないかって」

榛名「ありえますね… あの、今回の編成を榛名に一任させて貰ってもよろしいでしょうか?」

初風「任せる。 だけど私と古鷹、清霜と朝潮は出られないから」

榛名「わかっています」


自軍編成
・榛名:ヤマト・ブレイヴ (固定)
・天城:ハクリュウ・ブレイヴ (固定)
・満潮:ハグロ・ブレイヴ(固定)
・青葉:カウンティ・ブレイヴ(固定)
・長波:ダンケルク・クラージュ(固定)

・自由枠1 直下
・自由枠2 ↓2
・自由枠3 ↓3
・自由枠4 ↓4

条件:自由枠空母は1隻のみ、舞風&野分が選択された場合枠が2つ分消える

参加可能ファイター

・重巡:阿武隈、陽炎、リタ、春雨(with シャア) 野分&舞風(二人で1セット、選択された場合枠が2つ消えます)
・戦艦:如月、コトネ、衣笠
・空母:曙、秋月、龍鳳

今回選ばれたファイターの艦は強化改修(後ほど安価)しますので慎重にお願いします(また『『阿武隈』&『陽炎』』or『『リタ』&『龍鳳』』が選択されるとイベントが発生します)

自軍編成
・榛名:ヤマト・ブレイヴ(アームド・アーマーIB)
・天城:ハクリュウ・ブレイヴ(アームド・アーマーSC)
・阿武隈:アドミラル・ヒッパー・シュナイド(アームド・アーマーWC)
・陽炎:アラスカ・ブレイヴ(アームド・アーマーFb)
・長波:ダンケルク・クラージュ(アームド・アーマーMS)
・満潮:ハグロ・ブレイヴ(アームド・アーマーFC)
・青葉:カウンティ・ブレイヴ(アームド・アーマーST)
・リタ:トリエステ・コラード(アームド・アーマーFW)
・龍鳳:エセックス・ブレイヴ(アームド・アーマーFSB)


榛名「指揮官に阿武隈、後衛に龍鳳さんと天城、前衛撹乱役の陽炎とリタに榛名、そして強襲役として青葉さんと長波と満潮さんを投入します」

初風「待って、満潮を投入するの?」

榛名「ええ。 彼女は決着をつけなければならない相手が居ますから」

初風「でもアイツ、すぐ熱くなるわよ」

榛名「その為に長波を投入するんです」

リタ「諌め役、ってことね」

初風「長波が?」

榛名「長波はああ見えても冷静かつ温厚、満潮さんのストッパーに最も適しているんです。

常に周囲に気を配り時には周囲を諌める役を買って出る、長波はそう言うところは長けてますし」

初風「妹の事、良く見てるわね…」

榛名「姉だからこそ、気付ける部分もあるんです」

初風「そして牽制役として最も速度の早い陽炎と火力・速力に長けたリタ、そして火力と防御にファイターとして能力が高い榛名を選んだ…

ここは間違っちゃいないわね」

榛名「まぁ、榛名に関しては過大評価な気がしますけど」

初風「アンタは始めの頃からは変わった。 その評価にふさわしいくらいにね… もっと自信持ちなさい」

リタ「ニュータイプとしての力もあるし、リボンズへの対抗手段にもなりうるし」

榛名「ある程度なら、ですが」

初風「後衛役として艦載機の操作センスと高い防御能力を持つ天城と真逆の攻撃特化型の龍鳳、そして護衛の阿武隈。 編成としては悪くない…

でも、決勝戦に天城は残しておきたかった。 これだとエース級がほぼ出払ってるし」

榛名「出来るだけニュータイプ、ニュータイプに近いものをぶつけなければ彼等への対抗手段が…」

リタ「せめて全員にニュータイプ能力があれば、もしくは愛宕でも借りれれば…」

初風「愛宕さん?」

リタ「愛宕は何て言うか、同調能力が高いのかな? 多分どんな技量の相手でも合わせる事が出来るし、感応波持ちだし」

榛名「ユキカゼさんがセットなら、ほぼ無敵ですし…」

初風「無いものねだりしても仕方ないか・・・ ともかく、アンタに編成を任せると言った以上はそれに従う。

その代わり、艦プラはきっちり仕上げること。良いわね?」

榛名「ええ、明日一日あれば出来ます」

初風「頼もしいわね。 じゃ、あとはよろしく」

榛名「さて、艦プラの強化にとりかかりましょう」


現在
・ヤマト・ブレイヴ(ノーマル、type-R、type-S) 専用装備:アームド・アーマーIB(ノーマル用PBC搭載)、RD(type-R用修復特化)、SB(type-S用近接特化)
・ハクリュウ・ブレイヴ 専用装備:アームド・アーマーSC(防御フィールド特化)
・アドミラル・ヒッパー・シュナイド 専用装備:アームド・アーマーWC(遠隔操作ユニット)
・アラスカ・ブレイヴ 専用装備:アームド・アーマーFb(機動特化)
・ダンケルク・クラージュ 専用装備:アームド・アーマーMS(ステルス・特殊兵装装備)
・ハグロ・ブレイヴ 専用装備:アームド・アーマーFC(ステルス・特殊兵装装備)
・カウンティ・ブレイヴ 専用装備:アームド・アーマーST(ステルス・索敵特化)
・トリエステ・コラード 専用装備:アームド・アーマーFW(機動・火力特化)
・エセックス・ブレイヴ 専用装備:アームド・アーマーFSB(実体シールド、近接能力付与)


榛名「こんな具合ですから… まずは『カウンティ』と『エセックス』の改修にとりかかりましょう」



改修安価

カウンティ・ブレイヴ(青葉艦) 直下

条件:ステルス能力は維持、あるいは強化されていること


エセックス・ブレイヴ(龍鳳艦) ↓3

条件:とくになし

来なさそうなので選択肢

龍鳳艦 直下
1.エセックス・ブレイヴⅡ(近接強化) 専用装備『アームド・アーマー フレキシブル・ネイル・シールド』
2.エセックス・ブレイヴⅡ(遠距離強化) 専用装備『アームド・アーマー フレキシブル・ランチャー・シールド』
3.その他(内容も)

カウンティ・ブレイヴMK-Ⅱ

艤装
・SKC34 20.3cm連装砲3基6門改
・10.2cm(45口径)単装高角砲4基4門 改
・4cm(39口径)単装ポンポン砲2基2門
・20mm単装機銃8基8門
・61cm魚雷発射管4連装2基改
・スモーク・ディスチャージャー
・偵察用X艇
・アームド・アーマーAC
・クローアーム『リブ・デスサイズ』
・ディスチャージ改(1式・粒子拡散弾、2式・ミラージュコロイド、3式・ハイパージャマー)

概要
カウンティ・ブレイヴの強化形態。武装や装甲、速力などに大規模な調整を受け後期生産型の艦と匹敵する能力を得た。
長波の『リシュリュー・クラージュ』に搭載されていた『ミラージュコロイド』を付与、さらに洋上迷彩や追加された『アームド・アーマー アクティブ・クローク』によりステルス性を増した事によって強襲能力は格段に向上している。
また本体に増設された『リブ・デスサイズ』により近接能力が向上、榛名製艦プラの中では異形とも言える姿で『ブレイヴ』とはかけ離れた外観だが高度な能力や精神力が必要な艦であるため誰よりも『ブレイヴ』が必要な艦であるとも言えるのがこの艦。
しかしクローク展開時には速力が低下するなどのデメリットが存在、またディスチャージの枠を『ミラージュコロイド』に変更した為に火力が低下したが『奇襲』と言う点ではファイターの能力も合わせてトップクラス。
青葉自身も気付いていないが『戸口』に立った人間として、青葉もまたイノベイターへと本艦を駆り立ち向かう。 榛名への恩に報いるため、初風や蒼龍達への贖いのため、そして自身が選ぶ未来の為に…


エセックス・ブレイヴⅡ(セカンド)
艤装
・5インチ砲10基
・40mm機銃32基
・20mm機銃46基
・4連装酸素魚雷発射管4基(艦首2基・両舷1基ずつ)
・内蔵式大型粒子鞄『ローエングリン』
・RGシステムtype-HA
・ディスチャージシステム(1粒子防御障壁、2粒子ル圧縮加速、3粒子硬質化壁 4式ローエングリン 5式ローエングリン・フルバースト)
・アームド・アーマーFLS

概要
エセックス・ブレイヴの強化形態。武装などが全面改装、近接寄りだった武装は全て撤廃されて長距離砲撃用に改装している。
船体には大型粒子砲である『ローエングリン』を搭載、PBCに匹敵こそするものの粒子消費量が膨大だったために搭載を見送られていたものを改良し搭載可能にした。
発射の際には展開形態へ移行、チャージ完了までは無防備となるが膨大な火力と超長距離射程によりそのデメリットはほぼ相殺。
そしてアームド・アーマーは『フレキシブル・ランチャー・シールド』へと換装された。
アームド・アーマーFLSは普段は防御用のシールドとして機能、そして『ローエングリン』発射形態へ移行する際に真価を発揮する。発射形態時にシールドをバレル上に展開する事で合計5つの『プラフスキー・パワー・ゲート』を展開、その威力を極限まで高める事が可能。
しかし通常時以上の粒子放出量である為、1発撃てば粒子は枯渇寸前になってしまうのがデメリットである。
榛名と同じデザインチャイルドである龍鳳、だが彼女は自分の正体を知ってなお世界の為に戦う。 一番守りたいものの為に、全てと戦う『勇気』を持って…




艦プラ改修

・アラスカ・ブレイヴ(陽炎艦) 直下

条件:特になし

・ダンケルク・クラージュ(長波艦) ↓3

条件:ステルス能力は維持、または強化されていること

来なさそうなので選択肢


改修選択 直下
1.ダンケルク・クラージュDuex (強襲・防御特化) アームド・アーマー『ミラージュ・アイギス』
2.ダンケルク・クラージュDuex (強襲・支援特化) アームド・アーマー『ミラージュ・ミストラル』
3.その他(改修内容)

アラスカ・ブレイヴⅡ
艤装(変更点のみ記述)
・12inch3連装砲改x3
・5inch連装両用砲改x16
・bofors40mm4連装機関砲改x20
・エリコン20mm機銃改x40
・610mm3連酸素魚雷発射管x2
・533mm艦首隠遁式3連装音響魚雷x2
・Sディスチャージャーx6
・チャフ散布x6
・マルチプルランチャーx8
・ディスチャージ改(1・粒子防御障壁、2・粒子圧縮加速)
・RGシステムtype-HA
アームドアーマーFbⅡ
・105mm機関砲x4
・マルチプルランチャーx2
概要
アラスカ・ブレイヴを改修し妨害用の装備を増設して相手を撹乱すろことに特化した。
主砲はレーダーを搭載し命中率を強化。高角砲と機銃は本体とのレーダーと連動して半自動迎撃ができるように設定。
魚雷はサイズアップして酸素魚雷に。元からあった魚雷は艦首に搭載して音響魚雷に換装。スモークとチャフも増設して効果の継続時間の延長を図っている。
また新規装備としてマルチプルランチャーを搭載している。これは 対潜ロケットランチャー・スキッドを改造したもので、チャフ弾・スモーク弾・気化燃料弾を打ち出すことが可能であり本来の機能通り爆雷を発射することもできる。
また榛名の粒子操作技術が向上した事によってして燃費効率が改善、そのためアームドアーマーFbに装備の増設が可能となったがディスチャージは以前のまま。ただし最大速度は70ノットに達すると言う高速性能を獲得、恐らく『世界最速』とも言うべき艦プラへと仕上がった。
真価である『スピード』に磨きをかけ、それ以外の機能を得た本艦は陽炎の手によって未来を拓くためにその力を振るう…


ダンケルク・クラージュDeux
艤装
・33cm(52口径)4連装砲2基
・13cm(52口径)4連装両用砲1基
・37mm(60口径)連装機関砲10基
・13.2 mm(76口径)連装機銃16基
・対装甲用貫通砲『ランサーダート』×4
・ディスチャージ改(1・広域粒子圧縮防御障壁『アイギス』、2・粒子徹甲弾、3・ミラージュコロイド)
・RGシステムtype-HA
アームド・アーマーMA
・対装甲用貫通砲『ランサーダート』 ×2
・実体シールド『トリケロス』
・『アイギス』発生装置

概要
長波専用艦である『ダンケルク・クラージュ』を改修、強化した艦。
増設した魚雷発射管を全て『ランサーダート』へと換装し装甲貫通能力をさらに高めている。他にも粒子タンクの大型化や『ミラージュコロイド』の稼動時間を粒子技術の改良によって極限まで向上させた。
そして新たに付与された能力である広域粒子圧縮防御障壁『アイギス』は従来の粒子障壁の数倍もの粒子を圧縮し広域に散布、そのままフィールドとして展開する事が可能になった。その防御能力は『ミラーリングシステム』に匹敵、今まで最大の防御障壁を展開できた『スフィア・クレイドル』を凌駕する。
そしてこれは『ミラージュコロイド』と同時に展開可能で完全不可視の状態で接近し、もし気付かれて攻撃を受けても圧倒的な防御力によってそのまま相手を強襲する事が出来ると言う戦法も可能。
さらに『アイギス』は広範囲に展開されるためそのまま味方艦の壁となる事も可能であり、味方にとって『絶対不可視の最強の壁』と言っても過言では無い。
ただし粒子消費量は従来障壁の数倍であり、その為粒子タンクは『ヤマト・ブレイヴ』以上のものが必要となった為最大速力は少し落ちた。

アームド・アーマー ミラージュ・アイギス
『ミラージュ・ストライカー』に『アイギス』を使用する為の発生装置を追加、そして実体シールド『トリケロス』を追加した事でさらに防御能力を向上させている。
榛名の『相棒』たる長波はこの絶対防御障壁を持つ本艦を駆り、相棒の『ヤマト・ブレイヴ』と共に『全ての盾』として戦う…


艦プラ改修

・ハクリュウ・ブレイヴ(天城) 直下
条件:特になし

・アドミラル・ヒッパー・シュナイド(阿武隈) ↓2
条件:指揮能力は維持すること

少しばかりハクリュウの改造内容に修正・調整を加えました(他艦との兼ね合いのため。また、弾き飛ばし能力は敵味方の識別が難しいと考えたため)

ハクリュウ・ブレイヴⅡ
艤装
・5inch連装両用砲改x8
・bofors40mm4連装機関砲改x20
・同単装x16
・12cm30mm噴進砲x14
・対装甲用貫通砲『ランサーダート』x4
・ディスチャージ(1.粒子防御障壁 2.粒子圧縮加速 3.粒子硬質化壁)
・RGシステムtype-HA
・アームド・アーマーSC改
艦載機
・FH-1H ファントム改 35
・橘花改       10
・A-1 スカイレイダー 28

概要
天城用の『ハクリュウ・ブレイヴ』を強化・改修した艦。 艦載機は既に榛名が用意出来る最高のものを用意していた為、本体の改修がメインとなった。
レーダーを倍増し射撃・航空管制を大幅に強化、機銃・高角砲を増設しレーダーと合わせ半自動迎撃が可能になった。また艦載機以外での決め手としてランサーダートを増設し火力を増強している。
また『スフィア・クレイドル』の能力に調整を加え、新たに二つの能力を付与している。 まず一つは『弾き飛ばし』で以前対・金剛一味戦の際に使用したものを強化・志向性を持たせ、生成したフィールドに触れたものを任意の方向に弾き飛ばす事が出来る(実体弾版ヤタノカガミのようなもの)。
そしてもう一つは膨大な粒子量を持った攻撃などがフィールドに接触した際、偏向させて軌道を逸らす『リフレクション』。ただしこちらは使うタイミングが難しく対象が限定的であるため使いこなす事は容易では無い。榛名同様ニュータイプに覚醒し、常軌を逸した反応速度と感応を持つ天城だからこそ使える力である。
榛名の側に居る事を願い、『進化の戸口』に立った天城。 その尋常ならざる決意と覚悟、そして『愛』を以って仇なす敵へとその力を振りかざす…

アドミラル・ヒッパー・シュナイドZwei
艤装
・20cm3連装砲塔4基。
・10.5cm連装高角砲塔6基
・後部対スクリュー用ネット発射装置2基
・対艤装用誘導式トリモチランチャー4基
・61センチ4連装酸素魚雷 14基
・艦首魚雷発射管6門
・対電子用レドーム
・RGシステムtype-HA
・ディスチャージ(1式『粒子圧縮砲弾』、2式『粒子圧縮加速』、3式『粒子攪乱フィールド』)
アームド・アーマーWC(ゼーフント×4 魚雷艇×2)

概要
阿武隈専用艦『アドミラル・ヒッパー・シュナイド』を改修し、強化を施した艦。
速力、装甲、回頭性、対空兵装、主砲の装填速度など近接戦闘に必要な能力を満遍なく強化している。
指揮通信能力も強化されており小型艇との通信距離、強度が向上、ジャミングによる妨害への耐性も向上しており、指揮系統もオリジナル艦である『Pオイゲン・クロイツZwei』以上になっている。
533mm魚雷を全て撤廃し、全て61cm規格の魚雷発射管へと換装し火力を増大させた。
追加の特殊艤装として艦首にプラフスキーパワーゲート発生装置を搭載、船体の緊急加速だけではなく艦首魚雷を加速させて放つことも可能(むしろこちらが本命)その速度、破壊力は同サイズのスーパーキャビテーション魚雷に匹敵するがゲート展開中は速力、回頭性が低下し粒子消費量も少なくないので乱用は禁物。
榛名と出会い変わる事を選んだ阿武隈。 阿武隈も以前の自分とは決別、自分の心で自分の道へと進み続ける…


艦プラ改修

・トリエステ・コラード(リタ) 直下
条件:とくになし

・ハグロ・ブレイヴ(満潮) ↓2
条件:ステルス能力は維持、または強化されていること

・ヤマト・ブレイヴ(榛名) ↓3
条件:ベース形態は『ミラーリング形態』、『ミラーリングシステム』の撤去は不可

来ないので選択肢

トリエステ・コラード用 直下
1.トリエステ・コラードDue(強襲特化) アームド・アーマー『フェネクス・アーク・ウイング』
2.トリエステ・コラードDue(強襲特化) デュアル・アームド・アーマー『フェネクス・ビーク』
3.その他(内容も)

ハグロ・ブレイヴ ↓3
1.ハグロ・ブレイヴⅡ(ステルス・強襲特化) アームド・アーマー『アヴェンジ・ブラスター』
2.ハグロ・ブレイヴⅡ(ステルス・強襲特化) デュアル・アームド・アーマー『ファントム・ミラージュ・エール』
3.その他(内容も)

ヤマト・ブレイヴ ↓5
1.ヤマト・ブレイヴⅡ(防御特化) アームド・アーマー『ティアラエール』&『アーシュガード』
2.ヤマト・ブレイヴⅡ(防御特化) デュアル・アームド・アーマー『ブレイヴ・インフェルノ・カイザー』
3.その他(内容も)

トリエステ・コラードDue
艤装
・20.3cm(50口径)連装砲改4基
・10cm(47口径)連装高角砲8基
・4cm(39口径)単装機関砲4基
・13.2mm(75.7口径)単装機銃4基
・53.3cm四連装魚雷発射管2基
・RGシステムtype-HA
・ディスチャージ(1.粒子圧縮加速、2.粒子圧縮弾、3.粒子防御障壁)
アームド・アーマー FAW
・メガ・キャノン×2
・近接用ピック×2
・収束式メガ・ブラスター発射装置

概要
リタの専用艦であるトリエステを強化した艦。 後期型の本艦は改善点が少なかったので小規模改修程度。
主砲の砲身を長砲身のものに換装、表面装甲の塗装もさらに改善されステルス性を増した。
アームド・アーマーは強化を施され『フェネクス・アーク・ウイング』へと改修され、火力の増強を施されている。

アームド・アーマー フェネクス・アーク・ウイング
アームド・アーマーFWを強化し、少し大型化させたもの。サイズの拡大により防御力が少々上がっている。
そして近接戦闘に対応可能なピックを先端に装備、そして船体の正面に粒子を収束して放つ『メガ・ブラスター』が追加されたことで火力も増した。

宇宙世紀で死を迎え、榛名の娘として異世界で命をやり直す事を選んだリタ。 そして己が母達と共に、未来への戦いに挑む


ハグロ・ブレイヴⅡ
艤装
・20cm(50口径)連装砲5基
・12.7cm(40口径)連装高角砲4基
・61cm4連装水上発射管4基
・25mm連装機銃4基
・13mm連装機銃2基
・Sディスチャージャー発射装置
・艦首音響魚雷発射管
・ディスチャージ改(1・粒子防御障壁、2・粒子徹甲弾、3・ミラージュコロイド・シャドー)
・RGシステムtype-HA
アームド・アーマーFC
・ミラージュコロイド発生装置
・大口径粒子砲『ファントムブラスター』×2
・105mmガトリング×2
Dアームド・アーマーFMA
・翼型粒子放出装置
・ブラステッド・ランチャー×2

概要
満潮専用艦で『ハグロ・ブレイヴ』に強化改修を施した艦。
実戦経験が乏しい満潮の為にハシラジマに行った際に譲り受けた『Eカーボン』を脆い部分に使っており防御力が桁違いのものを持つ。
追加でスモークディスチャージャーが装備されており、その機能だけはシャドーも使用可能となっている。
また粒子貯蔵量も高められており、新型のDアームド・アーマー『ファントム・ミラージュ・エール』により戦闘能力も増した。

デュアル・アームド・アーマー『ファントム・ミラージュ・エール』
清霜のカイオに装備されたアームド・アーマーを参考に製作した『アームド・アーマー用アームド・アーマー』とも言える存在。その為『デュアル』の名前を持つ。
全体にミラージュコロイド解除時用の粒子放出装置がついており、放出される粒子はエネルギーの塊として武器や防御に転用出来る。
そして『ファントムブラスター』と連結して大出力砲を放つ『ブラステッド・ランチャー』が新たに追加された。

満潮は『戸口』に立ってなおイノベイターへの憎悪を抱き続ける。 その復讐を終えた時、『亡霊』は『生者』へと戻る事が出来るのだろうか…

ヤマト・ブレイヴⅡ
・45口径46cm3連装砲塔:3基
・60口径15.5cm3連装砲塔:2基
・40口径12.7cm連装高角砲:12基
・ボフォース40mm機関砲:40基
・ラインメタル二連装3・7cmFlak:6基
・12cm30mm噴進砲:10基
・RGシステムtype-HA
・特殊艤装『ブレイヴ・ミラーリング・ブラスター』
・ディスチャージ改(1・粒子徹甲弾、2・粒子防御障壁、3・粒子圧縮加速、4・インフェルノギガブラスター、5・インフェルノブレイヴブラスター)
アームド・アーマーIB
・4連装魚雷ポッド3基×2
・PBCtype-Z改『インフェルノ・ブラスター』
Dアームド・アーマーBIK
・高圧雷撃拘束ユニット『トールハンマーブレイカー』
・防護突風発生装置『ルストストリーム』
・粒子ガトリング砲『ブレストリガー』×2

概要
榛名が自分自身の持てる技術と瑞鳳から齎された技術を統合、昇華して『ヤマト・ブレイヴ』を強化した姿。
まず全兵装に改修を加え威力を増強、そして命中能力や安定性も極限まで高められている。
そして切り札だが使い勝手が悪い装備であった『ミラーリングシステム』も強化、調整を加えられ『ブレイヴ・ミラーリング・ブラスター』へと生まれ変わった。
これは『コード・ブレイヴ』の発動なしで展開形態への移行を可能にし、任意のタイミングでシステムやPBCを使用可能にしたもの。
そしてPBCには榛名製PBCの『type-K』『type-KY』『type-KT』の持つ特性である『連装』『連射』『照射』と瑞鳳の『type-Z』の『貫通』能力を付与しており、全ての能力を使った一撃は『インフェルノブレイヴブラスター』として発射可能。
しかしそれには膨大な粒子量が必要である為本体の粒子貯蔵量の強化やシステム使用時の燃費効率改善などの強化も施された。
さらに新型のアームド・アーマー『ブレイヴ・インフェルノ・カイザー』を『インフェルノ・ブラスター』に追加したことで防御・火力・速力全てが上昇、その性能を底上げしている。

デュアル・アームド・アーマー『ブレイヴ・インフェルノ・カイザー』
アームド・アーマーIBに接続するヤマト・ブレイヴⅡ強化用の新型装備。アームド・アーマーに接続するため『デュアル・アームド・アーマー』と言う名称となった。
敵を拘束する超高出力の雷を発生させる『トールハンマーブレイカー』、通常の砲撃を全て突風で弾き飛ばす『ルストストリーム』、そして粒子砲弾を放つガトリング砲『ブレストリガー』を装備し火力・防御を底上げしている。

親友から受け取った力を昇華し、前に進む切欠となった人物の力をも昇華し、自分自身の力も昇華して榛名は『カイザー』の名前を冠する力を手にする。
榛名は『煉獄』『皇帝』そして『勇気』の名前の力を未来を切り拓く為に、『自称の神』へと立ち向かう。例え己の目指す道が血塗られていたとしても、迫りくる敵を鋼の闘志で打ち砕く『勇気』を以って…



榛名「こんなもの、でしょうか…」

榛名(急ピッチではありますが、出来ることはしないと…!)

申し訳ありません。

ブレイヴ編の最終章シナリオを一部練るのと、イノセンス編のシナリオを練るためこちら側を暫くお休みさせて頂きます(GBFはシナリオがもう固まってるので続けますが)。

その為、皆様に少しお聞きしたい事が…



榛名をヒロインのキャラと結ばせるか、そして誰と結ばせるかです。


現在候補は
・天城
・青葉
・龍鳳
・阿武隈
・陽炎
・長波
・満潮
・間宮
・古鷹
・初風
・秋月
・如月
・野分&舞風
・清霜
・ヤマト&コトノ


と言う感じになっています(ここに上がってなかったヒロイン勢は少々榛名との関わりが薄かったので… 一応可能ですが)

個人的に『天城』『青葉』『長波』『如月』『龍鳳』『満潮』『間宮』『古鷹』の誰かが良いかなと思ったのですが、意見の方を募集したいと思います(複数、ハーレムもOK。ただしハーレムの場合はこの8人にしようかなと…)

募集期間は再開までですので、どうぞ意見をお願いします

榛名じゃないけど初風と春雨が結ばれて欲しいな

秋月さん、何でこんな人気なんですかね?


取り敢えず

・秋月の告白(榛名の答えは未定)

は確定させます


青葉は色んな過程すっ飛ばして『夫婦?』になってるから確定枠でも良いかもしれません…


まだ更新の予定は無いのでご意見、よろしくお願いします


>>211
それも良いのですがどうやって春雨の中のロリコンを片付けようか…

ここで参考までに榛名との関係的なものを纏めてみました


・天城:10年以上寄り添った妹 榛名と共に在ろうとする為にNTとなることを決意した
・阿武隈:最近出来た妹1号 榛名が切欠で新しい人生を歩むことになり、それに恩義を感じている
・陽炎:最近出来た妹2号  デザインチャイルドである榛名を受け入れ、金剛との対決を決意する切欠となる
・長波:最近出来た妹3号  異世界で2度の共闘を行い、互いに背中を預けることの出来る『相棒』
・青葉:店員1号でパートナー的役割  一番最初に出会い、榛名を助ける。遺伝子上の子供を作った
・古鷹:店員2号 プラモ製作の補佐を行う 記憶を取り戻した際に『守る』と榛名が約束した
・衣笠:店員3号 榛名の正式参戦まではエースクラスだった。よくトマホークが飛んでくる
・龍鳳:店員4号で榛名のプロトタイプ(血縁あり) 異世界脱出時に榛名は龍鳳を外へ連れ出し、共に歩むことになった
・リタ:実子(自軍だが正式にはヒロインではない) 母親として、娘として互いに接する。娘側から榛名を導くことも
・間宮:舞鶴編で榛名の優しさに触れ、共に歩む決意をした 榛名の胃袋を掴んでおり、榛名の食べっぷりは間宮としては嬉しいらしい
・満潮:榛名が過去の自分と満潮を重ねて見ている 満潮側は恩義以上の感情を持っており、『νガンダム』搭乗理由の一つになっている
・ヤマト&コトノ:親友、だった人物のコピー 二人側はコピーである事に負い目を感じているが、榛名との絆は本物
・初風:仲は比較的良好。 春雨を救い出したことに恩義を持っている
・野分:異世界を共に彷徨った仲。 互いに真面目な性格なため相性は良く、榛名は訓練相手になることも
・秋月:榛名の夢の理解者、そして秋月は『夢を手伝う』と誓っている。本編では結構不憫だが、榛名への想いはかなり強い。また乗機を譲られた
・朝潮:榛名との関係は悪くは無いが、青葉や古鷹が側に居る影響かイマイチ距離が遠い
・如月:愛すべきHETARE 本編中に榛名が弱音を吐くなど甘えることの出来る人物。そして白露との一件で絆を深めている
・舞風:異世界を共に彷徨った仲 明るく振舞うが内心は誰かに依存する傾向があり、榛名に心配されている
・曙:本編初っ端から榛名に毒舌をぶちまけ榛名に苦手意識を持たれてしまった。しかし心で榛名を認めている
・清霜:性格は似ていないが心の奥底で通じるものがあり、仲が結構良い方
・春雨:榛名を『優しく、強い』と評している。 舞鶴の一件には負い目がある
・シャア:榛名をニュータイプの先達として導く。 しかし榛名に弄られる
・ナデコ&コトネ:地獄の底から蘇った本物の親友。 榛名と何故か相性がとても良い


と言う感じです

やっぱ秋月ヒロインですわ…


まだちょっと話を纏めるのに時間がかかるので参考までにどうぞ

朝潮と満潮の伏線が気になる
一体どんな過去があったのかとか仲直り出来るのかとか

>>217

朝潮と満潮の関係は『朝潮が二航戦の護衛に就く前の同僚』、旧知の仲です。

設定は考えてたのに書くの今まで忘れてました… orz



不仲と言う訳では無いのですが満潮は生き残ってしまった罪悪感で性格が歪んでしまったのでキツくあたってしまった、と言うことで…

オススメ8人+α(秋月、陽炎、阿武隈)が良いかな

ただ秋月はガチのヒロインであることは間違いない

>>1です


大体シナリオが固まったのでもうすぐ再開出来そうです

再開までは募集は続けますが

>>220のハーレムルート

が現在の有力候補となっています


秋月オンリーも考えましたがこれは小ネタなどのif行きにしようかな、と…


意見の方は募集していますのでどうぞよろしくお願いします


あとロリコンは初風にどうにかしてもらうことにしました

まあハーレムが一番揉めなくて妥当かもしれないね
それはそうと前に小ネタで選ばれた初風と春雨のデートは何時やるの?

>>224
春雨&初風は本編の余り、もしくは小ネタ時となります

因みに今の所小ネタで考えているのが

・春雨&初風の件
・対決列島 ~逆襲のアイドル編(瑞鳳&飛龍? VS 那珂&潮?)with(o∀n)~
・サイコロ(蒼龍&浜風)

となっています

再開

ハーレムで良いや


会話選択 直下
1.天城
2.満潮
3.間宮
4.如月

如月「そう、じゃあ準決勝は私は出ないのね」

榛名「すみません… 改修が間に合わず…」

如月「ううん、良いの。 私が出ても、足手まといになるだけだから」

榛名「そう言うことでは…」

如月「私はオールドタイプ、反応速度も人並みだし感応波なんか持って無い。イノベイターに対抗するにはそれなりの力が要るってこともわかってる…

だからちょっとだけ悔しい、榛名さんと並べないって事が…」

榛名「如月さん…」

如月「私ね、この4ヶ月間榛名さんを見てて思ったの。 最初、初めて会った時は頼り無いって考えた…

でも、一度決意したら真っ直ぐに進み続けて弱さなんて一切見せなかった。あの時以外」

榛名「あの時…?」

如月「魘されて起きて私が詰め寄った時よ。 貴女の心はボロボロだったのに、それでも弱さを見せないように我慢して…

あの時だけしか、弱さを見せなかった。本当に強い、私なんかと比較にならないくらいに」

榛名「…榛名は、強くなんか無いです。誰かが側に居てくれるから奮い立つ事が出来る、誰かの為だから立てるんです。

だから誰かが、弱さを見せられる誰かが居るからこそ榛名はここに居られる… 如月さんの様な人が、居てくれるから」

如月「え…?」

榛名「如月さんのお友達、白露さんと戦う時に如月さんは躊躇った。 もしかすれば妹さん、朝霜さんの希望を奪ってしまうのでは無いかと…

それは榛名も同じです。 人一人の命の重さ、それを背負う訳ですから」

如月「それも、榛名さんが居てくれたから…」

榛名「いえ、決断したのは如月さんです。 だから如月さんは決して弱くない、ニュータイプじゃなくとも心はそれ以上に強いと思います。

それにちゃんと約束しました、貴女を支え続けると」

如月「それ、やっぱりプロポーズみたいな台詞ね…」

榛名「え!? そ、そう言う訳では…」

如月「なら、私も言わせてもらおうかしら…」

榛名「え…?」

如月「榛名さん、貴女の事が好きです。 私をずっと、貴女の側に居させてもらえないでしょうか?」

榛名「如月、さん…」

如月「なーんちゃって、って言いたいところだけど… これは私の本心、だから嘘は吐きたく無い。

根性は無いけど、この気持ちは誰にも負けて無い筈だから…」

榛名「如月さん、榛名は…」

如月「待って。 返事は全てが終わってからにして欲しいの。 まだ何も終わって無い、私も出来る限りの事はする…

だからイノベイターの事、そして榛名さんがつけるべき決着をつけた時に答えは聞かせて?」


会話選択 直下
1.天城
2.満潮
3.間宮
4.古鷹

間宮「で、私に相談しに来たと…」

榛名「はい… 如月さんの好意は嬉しいのですが、如何せん7歳年下ですしシャア・アズナブルと同じレッテルを貼られるのでは無いのかと…」

間宮「あ、問題そこなんですね…」

榛名「それ以外にもありますが… 如月さんは意外でした」

間宮「…意外って、気付いて無かったんですか?」

榛名「お恥ずかしながら、あまり人付合いが得意では無かったもので…」

間宮「でもヤマト… コトネさん達とは仲がよかったのでしょう?」

榛名「あの二人は事情を把握していたらしいので、適度な距離を掴んでくれていたんです。相性、もあるかもしれませんが」

間宮「そうですか…」

榛名「思えば、間宮さんには苦労をかけてばかりな気がします。 最初に釣り上げてしまったり、舞鶴事件で天城の御守りをさせてしまったり…」

間宮「まぁ、天城さんに関しては軍人だったから民間人を守らなければならないと思ったから…」

榛名「そして挙句は棲地攻略戦でMSに乗って貰ったり、満潮さんのお世話をして頂いたり… もう少し、榛名がしっかりしていれば…」

間宮「榛名さんは、一人で背負い過ぎだと思います」

榛名「え?」

間宮「多分、優しいからかもしれませんが… 榛名さん、本当に一人で背負い過ぎです」

榛名「…自覚はあるんですけどね。でも、そう言う性と言うか人を頼る事に慣れていないと言うか… 人が、信じられなくなっていると言うか…」

間宮「それは、貴女の育った施設の…」

榛名「はい… 人の善意は一握りでしかない、あの施設でそう嫌と言う程思い知らせれましたから。

でも、両親はそんな榛名の心を必死になって正そうとしてくれました。 ですが結局喧嘩したまま…」

間宮「…でも、今は違うのでしょう?」

榛名「そう、だと思いたいです」

間宮「なら、もう少し私を頼ってください。 このままではいつか、榛名さんが潰れてしまいます…!」

榛名「間宮さん…」

間宮「貴女は自分自身を犠牲にし過ぎている… 本当なら、イノベイターの野望なんて榛名さんには関係無い筈なのに…」

榛名「いえ、これは榛名が生まれた事が一因となっている… だから、榛名自身が決着をつけなければならないんです」

間宮「榛名さん…」

榛名「それに榛名には夢があります。 もう二度と榛名のように苦しむ子供が居ない、笑顔が溢れる世界をつくる…

夢物語でしか無いけど、榛名が目指すべきその場所が… でもイノベイターの計画は榛名とは真逆、悲しみを生み出す歪んだ世界を生み出してしまう」

間宮「だから止める、ですか? 」

榛名「はい。間宮さん、貴女は…」

間宮「なら、この間宮も戦います…!」

榛名「間宮さん…?」

間宮「榛名さんは私を受け入れてくれた、だから今度は私が支えます! それが私なりの恩返し、です」

榛名「恩と言う程のことは…」

間宮「それに私も、榛名さんの事好きですから」

榛名「!?」

間宮「やっぱり気付いてなかった… だから如月ちゃんに告白されたって相談受けた時、ちょっと嫉妬しちゃったんです」

榛名「そ、そうですか…」

間宮「だけどこれだけは忘れないで。 貴女を想う人は沢山居る、だからもっと皆を信じて頼ってあげてください」


会話選択 直下
1.天城
2.満潮
3.阿武隈&陽炎&長波
4.古鷹

榛名「榛名って、鈍感なのでしょうか…」

古鷹「正直、かなり鈍感だと思います」

榛名「薄々、そんな気はしてたんです… なんか覚醒してからの方が人付合いが上手くいってるような、そんな気は…

もしや素で何かやらかしてるなんて可能性も…」

古鷹「お、落ち着いてください! 今の所そんな部分は無い、と思いますが…」

榛名「後でコトネに聞いてみましょう…」

古鷹(聞かない方が良いと思うけどなぁ… まず榛名さん、ネガティブ思考さえどうにかすれば…)

榛名「今更どうしようも無いですけどね。アハハ…」

古鷹「あ、あはは… そうだ、榛名さん」

榛名「どうかしましたか?」

古鷹「榛名さんがハシラジマに行ってる間、お父さん達が来たんです」

榛名「御両親が…」

古鷹「それで、来年の春から早期リタイアして宮城県に移住するって言ってました。 大鯨さんのツテで物件とか紹介して貰えるそうで」

榛名「そうでしたか… 古鷹さんは、どうします?」

古鷹「私、ですか?」

榛名「はい。 少なくともこの大会が終わればチームに居る理由は無くなりますし、御両親と暮らした方が宜しいのでは無いかと」

古鷹「…私は、迷惑ですか?」

榛名「そう言う意味ではありません。 せっかく再会出来た御両親と失った時間を取り戻せますし、何より古鷹さんとその御両親に危害が及ばないようにと…」

古鷹「…まさか、榛名さん…」

榛名「この一件が終わりイノベイターの戦力が壊滅しても、『あちら側』の大本営は『榛名』の存在を知っている…

何時、何処で狙われるかわかりません。次元転移装置が向こう側にも存在している以上、イノベイドを量産して襲ってくる可能性もあります」

古鷹「だから、貴女は戦い続けると」

榛名「はい。 古鷹さん、貴女はもう『あちら側』の事を忘れ以前のような平和な…」

古鷹「…それは、無理です」

榛名「古鷹さん…」

古鷹「私の手は既に血で汚れている、そんな人間が『普通』に戻れる訳が無い… 染み付いてしまった色は落ちない、以前ジャコビアスさんがそう仰っていました。

だから私を『テミス』へと誘ったんです、スナイパーとして… 同じ、狙撃手の色が染み付いてしまっていたから」

榛名「それは違う、と思いますよ?」

古鷹「え?」

榛名「初風さん達は深海棲艦と戦っていた、だけど今は違う… 一人の人間としての生を謳歌している、染み付いた硝煙の匂いを忘れ。

だから、色や匂いなんて自然と落ちるものなんです。 殺した事を後悔するなら悔やめば良い、贖えば良い。そうでは無いのですか?」

古鷹「榛名さん…」

榛名「それに古鷹さんは優しいから、戦ってはいけない人なのだと思います。 銃なんかより、もっと似合うものがある筈ですから」

古鷹「…それでも、貴女と共に居てはいけないんですか?」

榛名「古鷹、さん…?」

古鷹「私は、榛名さんの所に残りたい… 榛名さんは私の心を救ってくれた、汚れた私を受け入れてくれた…

こんな私でも、居られる場所があるって…」

榛名「古鷹さん…」

古鷹「お願いです、榛名さん… どうか私を、私を側に居させてください…! 汚れた手で、純白に触れちゃいけないのはわかってます…

でも、それでも榛名さんを好きになってしまったから…! だからどんな形でも良い、貴女の側に居させてください!」

会話選択 直下
1.天城
2.満潮
3.阿武隈
4.青葉

阿武隈「多分、怒って当然だと思うよ。姉さんの言い方だと『もう近付くな』って言ってるようなものだし」

榛名「後で、古鷹さんに謝らないと…」

阿武隈「勿論、姉さんの気持ちもわからなくは無いよ。古鷹は誰かの都合で踊らされて、人殺しを強要されてた。だからそんな環境からなるべく離してあげたい、って…

だけどそれは、今まで姉さんを慕ってきた古鷹を拒絶してその想いを踏み躙ってることになる。私なら側に居させて、なんて言わないで無言で立ち去ってるかもね」

榛名「そう、ですか…」

阿武隈「姉さん、女で一番年長なのに女心わかってない」

榛名「その自覚はありますが…」

阿武隈「一度本棚の永井・石川作品とか止めて天城姉さんの持ってる少女漫画借りたほうが良いと思う。そっちの方がっよっぽど女心の参考になるから」

榛名「一度、検討しておきます…」

阿武隈「検討、は姉さんがやらないって返事だから禁止」

榛名(こ、悉く退路を…!)

阿武隈「…それに、私にその相談を持ちかけた時点で女心をまるでわかってないと思う」

榛名「阿武隈…?」

阿武隈「私ね、あの時… 大鯨さんに拾われて、姉さんに出会って… 良かったと思ってる。

戦う事しか知らなかった私にいろんな事を教えてくれたから」

榛名「なら、良かったです。あの時の阿武隈は…」

阿武隈「平和な世界も、模型の作り方も、料理のやり方も全部姉さんに教えて貰った… 姉さんが居なければ、私はここに居なかったと思う」

榛名「阿武隈…」

阿武隈「天城姉さんだけじゃ駄目だった、曙ちゃんでも他の誰でも駄目だった… 姉さんが居たから、今ここに私は居る。

だから、ありがとう」

榛名「榛名は、何もしていません。 ここに居ることを選んだのは阿武隈自身、榛名は…」

阿武隈「だから、そのネガティブ思考が女心をわかってないんだってば…!」

榛名「え?」

阿武隈「ここまで言ってまだ気付かないなんて…」

榛名「え?え?」

阿武隈「ハァ… 私だって、姉さんが好き。 姉妹としてじゃない、一人の女として姉さんが好き」

榛名「…!?」

阿武隈「妹だし、同性だからそう言う感情で見られないから鈍いのかもしれない… でも、私が姉さんを好きって気持ちは誰にも負けない。

奪うって言うなら、イノベイターも皆殺しにする。それだけの決意が今の私にはある」

榛名「阿武隈…」

阿武隈「もう、私は二度と迷いはしない。 姉さんの壁になる存在は私が食み砕く、生きてる限り私は姉さんの牙にも盾にもなる。

それが、私が今ここに居る理由だから」



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1.天城
2.満潮
3.陽炎
4.青葉

天城「…遅いです」

榛名「え?」

天城「もう、如月さんに聞いています。如月さんが告白した、って事は」

榛名「如月さんが…」

天城「恐らく、牽制とフェア精神でしょうね。姉さんはフェアじゃないのは嫌い、それは誰もが周知の事実ですから。

だから、他の方にもチャンスを与えた。 最初に告白した者の余裕、かと」

榛名「全員平等のチャンス、ですか…」

天城「それで、如月さんを省いて何人に告白を?」

榛名「…」

天城「答えてください。嘘吐いてもNT同士、見分けるのは簡単です」

榛名「三人… 間宮さんと古鷹さん、そして阿武隈です」

天城「先を越された… 天城、そんなに優先順が後に…」

榛名「やっぱりこうなった…」

天城「…姉さんは、天城だけは気付いていてくれたのですね」

榛名「もう17年、天城と姉妹をやってますから… 薄々感づいてはいました」

天城「思えば姉さんにはいつも、助けられていました… 弱かった天城を守って、いつも姉さんは傷付いて…」

榛名「妹を守るのは姉の務め、当然の事です」

天城「だから、そんな強い姉さんに憧れて姉さんを好きになった… でも、それでは姉さんが遠く感じて…

もっと同じ場所に居たい、隣に立てる存在になりたいって… だから勉強も頑張って、スポーツも努力して、『ユニコーンガンダム』に乗りニュータイプとなった」

榛名「天城…」

天城「姉さん、天城では駄目ですか? 天城は、まだ隣に立てませんか?」

榛名「…天城には本当は戦場に出て欲しくなかった。傷付くのは榛名だけで良いから… 棲地に行く前、覚醒しきる前にユニコーンを破壊するべきであったと今でも後悔しています」

天城「…それでも、天城は棲地に乗り込んでいたと思います。余剰のMSがなくとも、誰かの機体を奪ってでも。

姉さんを守る為なら、どんな手をも厭いません。それが、他者を傷つける結果となったとしても」

榛名「それが、天城の『決断』ですか」

天城「はい。 例え誰かを傷つけようと天城はこの肉が朽ちぬ限り、姉さんと共にあり続ける… これが天城の『決断』、覚悟です」

榛名「それで、良いのですか?」

天城「はい。もう10年以上前に決めた決断、貫き通すべき想いですから」

榛名「そうですか…」

天城「別に、天城は姉さんが望むなら複数でもOKですよ」

榛名「え?」

天城「別に瑞鳳さんって13股の先例が居る訳ですし、何人でも娶っても構いません。その中に、天城が居るのであれば」


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1.長波
2.満潮
3.陽炎
4.青葉

榛名「…と言う感じなんですが…」

陽炎「ふ~ん… たらしも大変だねぇ」

榛名「それ、陽炎が言いますか? 野分さんと並ぶたらし、と長波から聞いていますが」

陽炎「アイツめ、余計な事を… まぁ、良いんじゃないの。別に姉さんが望むなら好きなだけ付き合っちゃいなよ」

榛名「あまりそう言うのは好きでは無いのですけど…」

陽炎「まぁ、愛するなら一人だけにしたいって言いたいのもわかるよ? でも、相手が複数居てその中から選びきれなかったらハーレムするのは当然じゃない」

榛名「当然…?」

陽炎「当然当然。 好きなだけヤっちゃいなって」

榛名「貞操観念の問題的にどうなんでしょう、それ… それに、このままではロリコンルート一直線に…」

陽炎「女同士だからセーフ」

榛名「そう言う問題なんですか!?」

陽炎「そう言う問題」

榛名「えぇ…」

陽炎「なぁに、それとも誰とも付き合いたくないの?」

榛名「そう言う訳では無いのですけど…」

陽炎「なら良いじゃん。 据膳食わねば女の恥、そして喰らうなら皿まで喰らい尽すのが甲斐性よ」

榛名「…つまり陽炎は、全員と付き合えと?」

陽炎「うん」

榛名「どうして、その結果に?」

陽炎「だって、その方が私にもチャンスあるじゃない」

榛名「…は?」

陽炎「あのねぇ、私だって姉さんの事好きなんだよ? でも、私って阿武隈姉さんみたいに忠犬系でも天城姉さんみたいに暴走一直線でも、間宮さんや古鷹みたいに良妻系でも如月みたいに淫乱ヘタレ系でも無いし」

榛名「ちょっと、最後のなんですか!?」

陽炎「だから、いっぱい居てくれた方がチャンスあるのかなって」

榛名「…陽炎は、何もなくないです」

陽炎「え?」

榛名「陽炎は、デザインチャイルドであると言う事実を知って落ち込んだ榛名を支えてくれた… 陽炎のそう言うところ、良いと思いますよ?」

陽炎「…今、なんかキュンと来た」

榛名「え…」

陽炎「ハァ… やっぱり姉さん、ガチのたらしだわ。こりゃ敵いませんわ…」

榛名「えぇ…」

陽炎「ま、姉さんがしたいようにすれば良いと思うよ私は。 でも、どっちを選ぶにしろ出来れば私が側に居られるなら嬉しいなって…

これでも、姉さんに対する愛情だけは負けて無い筈だから」


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1.長波
2.満潮
3.龍鳳
4.青葉

龍鳳「あの、榛名さん。お話が…」

榛名「…あ、榛名からも一つあります」

龍鳳「?」


龍鳳「そう、ですか… 龍鳳もデザインチャイルドで、榛名さんのプロトタイプにあたると…」

榛名「研究員の話では貴女は全てのデザインチャイルドのベース、しかしあまり体が強く無い為に凍結… コールドスリープさせられていたと」

龍鳳「それを、お父さんが私を再び目覚めさせて… でも、どうして…」

榛名「わかりません。ですが一人であの世界を生きるのは心細い、だから家族が欲しかったのでは無いでしょうか」

龍鳳「家族…」

榛名「あくまで榛名の推測、当人に聞かなければ本当の気持ちはわかりませんよ」

龍鳳「そう、ですよね…」

榛名「残留思念でもあれば『声』を聞くことが出来るかもしれませんが… あのシェルター跡にはもう近づけないでしょうし…」

龍鳳「あの世界に戻るとしても、深海棲艦を殲滅しない限り…」

榛名「そうするとなれば、棲地MIよりも激戦になる可能性がありますが… 戻りたいですか、あの世界に?」

龍鳳「私はもう、この世界で生きると決めましたから。戻る理由もありませんし、必要も無い… ですが、一度お墓参りには行きたいです」

榛名「…わかりました。いつか、きちんと挨拶もしておきたいですしその時は護衛も兼ねて榛名も行きます」

龍鳳「きっと、お父さんも喜んでくれると思います」

榛名「それで、龍鳳さんのお話とは?」

龍鳳「それは… でも、ここで言わないと…」

榛名「?」

龍鳳「あの… あの!私とつきあ…」

榛名「ちょっとストップ!」

龍鳳「あ、え…?」

榛名「あの、さっきの話聞いてました?」

龍鳳「はい。私がプロトタイプだって…」

榛名「つまり… 榛名って龍鳳さんの娘か妹なんじゃないんですか?」

龍鳳「あ…」

榛名「これって、少々マズイんじゃ…」

龍鳳「だ、大丈夫です!多分!」

榛名「えぇ…」

龍鳳「そ、それに今の所戸籍は別の戸籍なので大丈夫です! 法的には何ら問題は無い筈なんです!」

榛名「…今度、大鯨さんに相談してみましょうか」

大鯨「そ、そうですね…」


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1.長波
2.満潮
3.青葉
4.秋月

青葉「聞きましたよ~、榛名さんモテ期到来じゃないですか~」ニヤニヤ

榛名「何で、榛名が… コアな永井・石川マニアで空気が読め無い、特技は戦闘と模型作りとスーツアクターの女のどこが良いんでしょうね…」

青葉「いやいや、榛名さん美人ですし家庭的ですし家族想いですし… 何よりも優しくも強い所とか良い所はいっぱいありますよ」

榛名「マイナスポイントが究極に大きすぎると思うんですが」

青葉「過小評価し過ぎですよ、榛名さん。 大体榛名さんが完全な駄目人間なら、誰も貴女に告白しないと思います」

榛名「青葉さん…」

青葉「まぁ、青葉は榛名さんに雇われの身… ですが榛名さんになら全てを預けても良い、そう思っていますよ。

青葉も、貴女に助けられた身ですから。しかも2回も」

榛名「リタの一件と、最初に青葉さんを見つけた時ですか」

青葉「どっちもかなりヤバい感じになってましたけど… 特にリタの時なんて意識も乗っ取られましたから。

感覚があるのに体を動かせないし勝手に動くし挙句全身筋肉痛になるし、本気で怖くてもう二度と経験したくないですよ…」

榛名「取り憑かれるって本当、怖いですよね…」

青葉「まぁ、その取り憑いたのが青葉達の娘なんですけどね」

榛名「遺伝子上、とは言え色んな過程をすっ飛ばして子供作っちゃいましたからね」

青葉「でもあの時の榛名さん、とっても格好良かったです」

榛名「実はあの時の事、そんなに覚えて無いんですよ…」

青葉「え…?」

榛名「助け出すって決意した瞬間、体の感覚がいきなり広まって… 気が付いたらバンシィに乗り込んでNT-Dを発動させて…

青葉さんが消えるって思ったら、急に頭がクリアになって感覚が広がってバンシィを覚醒状態へ移行させていたんです」

青葉「でも、それだけ青葉を乗っ取ったリタに怒ってくれた… 青葉、それだけで嬉しいです」

榛名「結果的に、それが青葉さんのフェネクスへの適性の判明に繋がってしまった…」

青葉「まぁ、榛名さんや天城さんみたいに自力NT-Dは出来無いんですけどね。でもアームド・アーマーXCによる強化人間化の兆候も無い、これってどう言うことなんです?」

榛名「あぁ、フェネクスも今はフルアーマー・プランB装備だからXCは付いて… 確かアレはコトネ達がXCから強化人間化の機能を排除したものだと…」

青葉「それはバンシィ用のものだけです。 フェネクス用のは封印されていたコンテナに入ってたオリジナルのものをそのまま使っているそうです」

榛名「…まさか、青葉さんも覚醒を?」

青葉「まぁ、兆候はあるそうです。蒼龍さんには『成り損ない』、強化人間レベルでしか無いと言われてますが」

榛名「恐らく、切欠があれば覚醒するとは思いますが…」

青葉「そしたら青葉、6人目になるんですかね?」

榛名「あまり、その様な事態が起き無い方が良いのですが…」

青葉「ま、なってみないとわかりませんね。 榛名さんや天城さんみたいに『わかりあう力』になるのか満潮さんみたいに『残滓を読み取る力』になるのか…」

榛名「…フェネクスを降りるつもりは?」

青葉「今は無い、ですね。 娘を残して死ぬつもりは無い、なのでまだフェネクスには乗るつもりです。それに、今度は青葉が直接産みたいですから」

榛名「え…?」

青葉「決まってるじゃないですか、リタの弟か妹… 榛名さんの子供を。 これでも青葉、榛名さんLOVE勢なんですがねぇ…」

榛名「!?」

青葉「意外、って顔してますね。でも青葉だって、榛名さん好きですよ? そりゃもう身も心も捧げちゃうくらいには」



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1.長波
2.満潮
3.秋月

榛名「では長波、準決勝の満潮さんのサポートはお願いします」

長波「わかってるよ。ったく、厄介な仕事押し付けてさ…」

榛名「ごめんなさい… ですが、これも必要な事なので…」

長波「…私だってアイツの気持ち、わかってるから。だから任せて、私がアイツを護る」

榛名「長波、本当にありがとう…」

長波「良いって、そんなお礼なんて。私だってアイツ等のやり口は気に食わない、戦いたいから戦い…」

榛名「潰したいから潰す。私達に大義名分なんて無い、ですか」

長波「まぁ、実際は潰したい理由があるから潰すんだけど。見せてやろうよ、真の地獄をね…!」

榛名「この世界を土足で踏み荒らす輩に躊躇いなど要らない、地獄を見せましょう…!」

長波「流石、やっぱり気が合うねぇ相棒」

榛名「異世界で背中合わせで戦って死線を潜り抜けた、長波が『相棒』で良かったと思います」

長波「私もそう思うよ。あの時、一人で戦う事になった時は正直心細かったから… やっぱ運命ってあるもんだね」

榛名「そして、避けられない運命など存在しない」

長波「だから、アイツ等に証明してやるんだよ。私達がアイツ等を地獄行きにしてな」

榛名「そして道案内をしてあげましょうか。でも行き着く先は理想の世界でもどの世界でも無い… 地獄ですがね」

長波「榛名のそう言うノリの良いトコ、好きだよ私は」

榛名「榛名も長波のそう言う頼りになるところ、好きですよ」

長波「お、両想い?」

榛名「そのようです」

長波「…真正面から言われると、ちょっと照れる」

榛名「榛名も、今自分で言って照れました」

長波「そう言うと思った」

榛名「ですよねー」

長波「でも、私は本気で好きだよ。 榛名のこと」

榛名「『姉』を付けない、と言う事は本気ですね」

長波「妹してじゃない、一人の女としてだからね。姉妹の中じゃ私で最後みたいだし」

榛名「やはり長波も…」

長波「寧ろ、好きにならないほうがおかしいと思うけど。アピールしても気付いてくれなかったけどね」

榛名「やっぱり榛名、鈍感でした…」

長波「まぁ、そりゃ最初からわかってた事だし。 答えは終わってからで良い、そしてその答えが出るまでは私がお前の背中を護る。

それが、私なりの『相棒』への想いだから」


会話選択 直下
1.満潮
2.秋月

満潮「で、それだけ?」

榛名「はい。準決勝は満潮さんも出場、長波の指揮下に入ってください」

満潮「何で私が…」

榛名「満潮さんの専用艦は特殊、しかも『分身の生成』と言う特殊な能力とステルス能力を持っています。

イノベイターを倒すには貴女の艦プラが必要不可欠です」

満潮「アンタが出れば良いじゃない」

榛名「榛名は『ヤマト・ブレイヴ』… いえ、『ヤマト・ブレイヴⅡ』で出ます。リタと陽炎、この二人と共に正面から撹乱し満潮さんたちの隙を作るためにも。

それにハグロは満潮さん用にカスタマイズ済み、使いこなせるのは満潮さんだけです」

満潮「私は、復讐しか考えて無い」

榛名「だから、バトルで叩き潰すんです。それこそ、心をへし折るくらいに」

満潮「やっぱり、止めないのね」

榛名「以前も言った筈です。榛名には止める権利も資格も無い、と」

満潮「そう…」

榛名「それにイノベイターは榛名の敵、倒さなければならない相手です。榛名と同じデザインチャイルドの遺伝子から生まれたと言うのなら、榛名がその決着をつけます。

だから、満潮さんに手を貸さない理由はありません。 復讐と決着、利害の一致です」

満潮「…一つだけ聞かせて。 何で私をそんなに気にかけるの?」

榛名「大事だから、です」

満潮「え…?」

榛名「満潮さん、貴女はこの約1ヶ月榛名達と行動を共にした。そんな相手を大事に想う、それは間違いですか?

貴女はもうチームの一員、榛名達の仲間です」

満潮「私の仲間は…」

榛名「まだ、榛名達は認められませんか?」

満潮「…」

榛名「答えを出せないなら、それでも構いません。ですが満潮さん、今の貴女は一人じゃない…

貴女には榛名が居る、間宮さんが居る… 満潮さんも、誰か『想い』の中で生きてるんですから」

満潮「『想い』… だから、私は…」

榛名「榛名が言いたいのはそれだけです。では、これで…」

満潮「待って!」

榛名「まだ、何かありますか?」

満潮「…私、決めた。前にアンタ、『復讐を終えたら何がしたいか』って聞いたわよね」

榛名「ええ、聞きました」

満潮「私は… 前に進みたい、だから…」

榛名「わかりました。 榛名が、貴女を支えましょう」

満潮「榛名…」

榛名「だから満潮さんは、自身の復讐を終えてください。それまでは、榛名が守ります」

秋月「また、私の出番は無いんですね…」

榛名「すみません。ですが秋月さんには、2つ程役割があるので準決勝への参加は…」

秋月「役割、ですか?」

榛名「1つは対空監視、敵のMSが来ないように初風さん達と一緒に上空の警戒に回ってください」

秋月「それって…」

榛名「相手の『ソラ』と言う言葉が気になる… だから空の守りをお願いしたいんです」

秋月「でも、機体は…」

榛名「『デスティニー・インパルス1号機』、榛名が使っていた機体を調整して秋月さんにお渡しします。コックピット周りは『ザクⅢ改』と同じ仕様ですので違和感は無いかと。

サイコフレームも無く火器管制も少々複雑な機体ですが、殆どの性能はザクよりも上です。エネルギー残量に注意すれば上手く戦えますよ。少なくともデストロイモードを発動した天城のユニコーンとやりあえたので」

秋月「やったんですか!?」

榛名「そしてもう一つ、秋月さんには決勝戦で戦っていただきたいのです」

秋月「決勝を、秋月が…?」

榛名「…今の榛名は、誰かを笑顔にするなんて出来ません。イノベイターに対し怒りを持ち、ただ『倒す』と言う目的の為に戦うのだから…」

秋月「榛名さん…」

榛名「だから、代わりに… 榛名の代わりに、決勝で皆を… 試合を視ている人に世界を齎して欲しいんです。

万が一、と言う事もありえる… だから『願い』を託して…」

秋月「…嫌です」

榛名「え…?」

秋月「貴女は誰かに願いが受け継がれれば良いかもしれない… ですが、願いを遺された人の事は考えてるんですか!

貴女自身の夢を、他の人が叶えてしまって良いんですか!?」

榛名「それは…」

秋月「私は… 貴女と一緒だから、貴女の願いに賛同してる! 私は、誰かがじゃない… 一番隣に居たいと思う人も含めてみんな笑顔になる、そんな世界が良いんです!

自分の事を犠牲にして、人に受け継がせてまで叶える願いなんて最早呪いです!私はそんな事の為に貴女に賛同したのではありません!」

榛名「秋月さん…」

秋月「私は、榛名さんと… 榛名さんと一緒にその願いを叶えたいから、だからここに居るんです!

貴女と一緒が良いから… 貴女とでなければ嫌なんです!」

榛名「…ごめんなさい。 榛名が叶えなければならない願いなのに、何でこんなに弱気になって…」

秋月「あ… 私こそ、御免なさい… 何か、上から目線で説教みたいに…」

榛名「いえ… 榛名自身、迷っていたのかもしれません。この願いの重さ、自分のやらなければならない事の重さに…

もう21にもなったのに、甘えてしまって…」

秋月「甘えて、良いと思います。 誰だって人間、甘えたくなります。 だから、私に甘えてください」

榛名「秋月、さん…?」

秋月「私は非力です。ニュータイプでも無いし、特に秀でた力もある訳じゃない… でも、大好きな人の一人くらい支える事は出来ます…!

だからもっと私に甘えて、頼ってください。 その重荷を半分でも、少しでも良いからわけさせてください…」

榛名「榛名は…」

秋月「そして、二人で… 皆で一緒に、貴女の願いを叶えましょう。 貴女の夢を、榛名さんの願いを…」

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1.瑞鳳『ビサイド救出作戦』
2.潮『基地探索』
3.満潮『アムロ・レイ』

side-瑞鳳-『ビサイド救出作戦』

《都内 ビル》

瑞鳳「これで、140!」

イセ「チッ… コイツ等、いくら殺っても湧き出てくるわね」


イセは手に持った槍を1体のイノベイドから引き抜き、そのイノベイドの死体を蹴って脇へと退ける。

背中合わせになっている瑞鳳の脇にもまた手足があらぬ方向へ折れ曲がっているイノベイドの山が積み重なっていた。


瑞鳳「罪悪感はある、だけど躊躇ってなんかいられない…!」

イセ「さて、かかっていらっしゃい。私達、榛名って子と違って器用に殺さないのは無理だけどね!」

瑞鳳「量産イノベイドはヴェーダを通じて『転生体』『艦娘』しか狙わないように命令されている… だから、私達が相手になる!」

イセ「丁度一年前、坊ノ岬沖を思い出すわ…!」


あくまでも二人は囮だ。 ここに監禁された筈のある人物を救出する、警備を手薄にするための囮として。

そして二人の付けてる無線機に通信が入る。


402『こちらエンガノ12及びエンガノ11、05。応答しろ』

イセ「何? こっち今数が無駄に多くて忙しいんだけど…」

400『ターゲットを確保、だけど負傷中の模様。なるべく早く脱出して』

浜風『この調子ではあまり持ちません。 合流地点は先程話した場所に』

瑞鳳「了解! イセさん!」

イセ「これは、置き土産よ!」ブォン


イセが全力で投擲した槍が1体のイノベイドの頭蓋を貫き、屍へと変える。

武器を失ったと見たイノベイドたちは一斉に瑞鳳たちへと銃火器を向け、仕留めようと乱射したがイセの展開したフィールドに防がれ仕留め損ねた。


瑞鳳「じゃ、ずらかりますか」

イセ「あと、置き土産その2もね」

瑞鳳「えいっ!」ドゴォォォォォォォォ


思い切り叩き付けられた瑞鳳の拳、その一撃によってその階のフロアの床が抜けて一斉に崩落する!

瑞鳳とイセはその隙を突いて近くにあった窓から跳び、隣のビルへと飛び移るのであった。


イセ「やっぱ、槍は駄目ね」

瑞鳳「間合いは長いから良いと思うんですが」

イセ「手の感覚的に無理」

瑞鳳「あぁ、やっぱアレですか…」

イセ「次はフレイルとメイス、どっちが良いと思う?」

瑞鳳「正直どっちもどっちかと」

イセ「やっぱ一番マシなのは日本刀か…」

瑞鳳「もう殴れば良いじゃないですか」

イセ「嫌よ、あんまり手に感覚が残るの嫌いだから」

瑞鳳「それ、射撃武器でも無い限り意味ないですよ」

イセ「それもそうね」

《廃ビル》

瑞鳳「お待たせ」

浜風「つけられてませんよね?」

イセ「そこは問題ないわ。ビルの上をジャンプしてきたし、確認もしてる」

402「お前等はスパイ○ーマンか何かか」

瑞鳳「巨大ロボット持ってるからそれっぽいかも」

400「東映版の話は駄目です」

402「それより、コントをしてる暇は既に無い」

イセ「容態は?」

400「治療は施しました、ですが長くは保たないかと」

402「恐らく、ナノマシンの類を打たれている。今生きてるのが不思議なレベルのがな」

瑞鳳「インストール能力は?」

400「サブボディとなれる塩基配列パターン:0026の個体が確保出来ませんでした。それに、ヴェーダとのリンクも切り離されたようです」

イセ「裏切りの代償、ね」

瑞鳳「わかった。 情報を聞き出す、浜風ちゃん手伝って」

浜風「わかりました。 あと、この新型パワードスーツ脱いで良いですか?」

瑞鳳「良いよ別に、もう戦闘は無いし。3人は周辺警戒に出て」

イセ・400・402「了解」



ビサイド「ふっ… 俺を笑いに来たか…?」

瑞鳳「貴方から有益な情報を聞き出す、その為に来ただけです」

ビサイド「まぁ良い… リボンズは、『切り札』を… こちらに、転移させた…」

浜風「切り札…?」

ビサイド「『モビルアーマー』、名称は知らん…」

瑞鳳「モビルアーマー…」

浜風「でも、それではあの規模の設備… その説明がつきません」

ビサイド「モビルアーマーはあくまで護衛機、その『切り札』は… ぐっ…!」

瑞鳳「…その切り札は?」

ビサイド「詳細はわから、ない… だが、リボンズはそれを『ソラ』に…」

瑞鳳「ソラ… リジェネがリタに残した言葉…!」

ビサイド「そうだ… ここまで、だな…」

瑞鳳「ビサイド・ペイン、ありがとうございます」

ビサイド「この俺が、流したんだ… せめ、て、一矢、報、いろ… アイツ、PF-03にも、伝えて…」

瑞鳳「…事切れた。切り札の存在と転移させたモビルアーマー、そこから意味するのは…」

浜風「そして恐らく、『ソラ』は宇宙の事… リボンズ達は宇宙開発事業会社、ラグナ・ハーヴェイとのパイプを持っていますし」

瑞鳳「宇宙に何を送った、リボンズ・アルマーク…!」


視点選択 直下
1.満潮『残滓』
2.潮『オートマトン』

side-潮-『オートマトン』

《イノベイター基地跡》


アシガラ「潮、下がれ!」キィン

潮「ッ…!」


潮が咄嗟にアシガラの後方へと下がるとその場に銃弾の雨が降り注ぐ。前面に出たアシガラが潮を護るようにフィールドを展開し、銃弾を防いで防御した。

そして同時に多脚の機械人形がその場へと殺到する。


潮「まさか… オートマトン…!」

アシガラ「糞っ… アイツ等、置き土産を仕込んでいきやがった! ナチ!」

ナチ『了解。 量子通信、ハッキング開始… プロテクト解除、全オートマトン動作停止コードを使用』


その通信が入るとオートマトンが次々と稼動を停止し、動きを止めた。


潮「どうして、こんなものまで…」

ナチ『オートマトンはキルモードで稼動していました。恐らく、何処かしらで稼動させるつもりだったのかもしれません』

潮「こんな、非人道的なものを…!」

アシガラ「潮、今は調査が先。 ナチ、この先にオートマトンは?」

ナチ『ありません。 今施設内部のコンピューターをハックして制御を確保しましたのでもうトラップの類は無い筈です』

潮「こんなものまで用意して… イノベイターは、罪の意識すら無いんですか…!?」

アシガラ「無いね。だから、こんなものも用意出来る」

ナチ『おおよそ、アシガラの言う通りかと。 少なくとも、倫理の類は持ち合わせていないようです』

潮「そんな存在が、世界を支配しようだなんて…」

アシガラ「あちら側の人間にはアホしか居ないみたいだ。少なくとも私以上に」

ナチ『戦争が続けばそうもなるんでしょう。 我々の世界でも倫理の崩壊した人間は少なくとも居るようですし』

潮「あとで、この施設ごと破壊しましょう」

ナチ『…それが、正しい判断かと。データ解析用に1機くらいは欲しい、とアタゴは言ってますが』

アシガラ「だが、コレを下手に残したらどっかの軍隊がコレを使う。人間はこう言うもんをよく使いたがるからな」

潮「だから、データであっても残しちゃいけないんです。 そして、これを利用させない為にも…!」

アシガラ「あの連中を叩く必要がある、か」

ナチ『少なくとも、準決勝で何か仕掛けてくる可能性があります。 その為の対策を練る為にも基地の探索は続けてください』

潮・アシガラ「了解」

side-満潮- 『アムロ・レイ』

《???》


満潮「…」


気が付いたら、私はコックピットの中に居た。アーム・レイカーと呼ばれる独特の操縦桿、全天周囲モニターに映るのは無数の星々。

そして身体には重力を感じられない。恐らく宇宙空間、そしてこの機体は感覚的に『νガンダム』であろうと考える。


満潮「…!」


遠くで青い燐光が煌き、何かがこちらへと向かってくるのがモニターから目視で確認出来た。

スラスターの噴射光、そして敵意を感じ取った私は咄嗟に叫ぶ。


満潮「フィン・ファンネル!」


機体から射出されたフィン・ファンネルが周囲に展開してフィールドを形成し防御形態となる。

その直後、一筋の閃光がフィールドへと直撃して弾かれた。


満潮「…そこっ!」


直感的に放ったビーム・ライフルの一射、その一撃は回避されたが敵の機動力は把握出来た。次は仕留められる、そう考えた瞬間にソレは急接近してきた。

サーベルを引き抜いてこちらの真正面から突撃するその機体、それを満潮は『よく知っていた』。


満潮「ガン、ダム…?」


『RX-78-2 ガンダム』、満潮はその正体を『知っていた』。


満潮「どうして… どうして出てきた、アムロ・レイ!」

アムロ『それはキミが、よく知っているんじゃないのか?』

満潮「亡霊風情が… 私の中に、入り込むな!」


相対するガンダムに対しライフルを乱射、牽制しつつ距離を取る。

そして充分な距離が離れた所でフィン・ファンネルを攻撃へと移行させ、ガンダムに対し攻撃を仕掛けた。


満潮「アンタは… アンタは一体何がしたいの! 私に変な力まで与えて、亡霊みたいに取り憑いて!」


私の中に入ってこようとする『アムロ・レイの亡霊』、それは何らかの警告を発している。

だが、勝手に入り込まれるのは些か不愉快だ。 だから排除する為にガンダムと戦う。


満潮「私に、入ってこないでよ! アンタは何が言いたいの!」

アムロ『『アレ』はキミの手に負える代物じゃない。人の理を壊す、今の世界に存在してはならないものだ』

 
私と亡霊は戦い続ける。 まだやることがいっぱいあるから、私自身と言う『個』を守るために。

まだ消えられない、みんなの復讐を果たすまでは。 それに私は『アイツ』と約束したから… そして勝負は、一瞬でついた。


満潮「…私はまだ、消えちゃいられない。でも私の前に何かが立ち塞がるって言うなら、消してやる。それが何であろうと」


目の前に漂う半壊したガンダムへとライフルの銃口を向け、トリガーに指をかける。


アムロ『そうか… 今のキミなら、出来るかもしれないな。頼む』


その言葉が脳髄を貫き、理解した瞬間… 私はトリガーを引いた

《宿舎 満潮の部屋》


満潮「…!」


私は目を覚ます。もう私を蝕んできた『声』は聞こえない、しかし感覚はそのままだ。

纏わり憑いていた『アムロ・レイ』の亡霊は消えたらしい。


満潮「一体、何なのよ…」


夢の中でアムロ・レイの発していた言葉、『人の理を壊す、存在してはいけないもの』。

それが事実なら相当ヤバイ代物だ。


満潮「まさか、連中が…」


イノベイターが『ソレ』を所持しているとしたら、相当マズい事態だ。

しかし、それはそれで都合が良い。叩き潰す理由が増える、と言う訳なのだから。


満潮「仲間、か…」


私はイノベイターに嵌められ、殺された仲間が居た。 そして今、イノベイターを叩き潰そうとする仲間が居る。

私はずっと一人だと思ってた、だけど榛名は私を『仲間』と言った。


満潮「だから、私は…」


私の戦いはまだ終わってない。 前の仲間の仇をとり、そして今の仲間を救う。それが今の私がやることだ。

その為にも、今は…


満潮「『Hi-νガンダム』…!」


私は戦う、アイツと一緒に。私の大事な今の仲間と、榛名と共に。

榛名「そうですか…」

瑞鳳『はい。ビサイド・ペインは死亡、ヴェーダから切り離された為バックアップも残っていないと…』

榛名「結局、彼は裏切らなかった… チャンスなどいくらでもあったというのに」

瑞鳳『ええ、そして最後に伝えた情報は私達にとっても役立つかと』

榛名「『モビルアーマー』、『切り札』… そして宇宙…」

瑞鳳『今天体の状況を照合して光学迷彩を使用している痕跡が無いか確認しているとことです。 そして同時に艦艇用マスドライバーも使用準備に入れ、いつでも宇宙に打ち上げも出来る用にしています』

榛名「マスドライバーを…!?」

瑞鳳『ハシラジマには隠匿してるマスドライバーがあります。元々『ギャプランTR-5』用のですが、今戦艦にも対応出来るように急ピッチでナノマテリアルによる建造を行っていると。

霧の艦艇は宇宙でも使える、気密関連などでも問題は無いとヒュウガさんが仰ったので。まぁ、専用の装備が必要なのですが』

榛名「そ、そうですか…」

瑞鳳『宇宙用のMSも既に用意しています。 だからもし宇宙でアクションがある際は直に迎撃出来るように通達しておきました』

榛名「わかりました。 イノベイターは一体、何を仕掛ける気でしょう…」

瑞鳳『わかりません。 ですが野放しに出来る敵では無い、それだけは確かです』

榛名「そうですね… あと、ビサイドの亡骸は…」

瑞鳳『ハシラジマで手厚く葬っておきます。 彼は命を賭してまで私達に情報を伝えてくれた、その精一杯の礼として』

榛名「ありがとうございます。 彼の犠牲、無駄にはしません」

瑞鳳『だから、確実に阻止しましょう。 世界を歪ませないためにも。

会場には私と浜風ちゃん、イセさんと402ちゃんと400ちゃんが待機予定です。会場内で何か起きたときの鎮圧はお任せください』

榛名「お願いします」

瑞鳳『では、これで』


榛名「ビサイド・ペイン… 貴方の犠牲、無駄にはしません。リボンズ・アルマークは、絶対に榛名が止めます…!」

榛名(榛名が生まれたことでデザインチャイルド計画が継続され、計画が原因でイノベイターが生まれた… だから、その原因を作ってしまったのは榛名だ…)

榛名「だから、止める… 止めなくちゃならない…!」

榛名(それが榛名の、戦い…! 神様気取りの相手を、のさばらせはしない…!)

榛名「人の未来は、自分で決めるもの… 神様気取りの相手に、未来など創らせはしない…!」


第24話『未来への扉』終

第25話『Sail ON Futuer』


初風「で、編成割りはこの通り。 戦術はさっき榛名が提示したプランで行くわ。編成に無いメンバーは既にMSで待機してもらってるけど」


自軍編成
・榛名:ヤマト・ブレイヴⅡ
・天城:ハクリュウ・ブレイヴⅡ
・阿武隈:アドミラル・ヒッパー・シュナイドZwei
・陽炎:アラスカ・ブレイヴⅡ
・長波:ダンケルク・クラージュDuex
・満潮:ハグロ・ブレイヴⅡ
・青葉:カウンティ・ブレイヴⅡ
・リタ:トリエステ・コラードDue
・龍鳳:エセックス・ブレイヴⅡ


初風「あと、サブに今回限りでヤマトと間宮だけじゃなく如月とコトノも入ってもらうわ。

ヤマトと間宮は通常通り全体補佐を、如月は阿武隈の戦術補佐、コトノは榛名のサポートを重点的に行って」

如月「良いの? 私は待機してなくて」

初風「アンタのゲルググは一時的に古鷹に乗って貰うわ。 適正的にも合ってるし。

コトノは、言わなくても大丈夫か」

コトノ「私達のオリジナルがラジエルに乗るんでしょ?」

初風「ええ、機体を遊ばせる訳にはいかないもの。それに、ぽっと出のアイツ等よりアンタの方が信頼は出来るからコトノに任せるのよ。

それに今『超戦艦ヤマトの船体』の操作権限はあの二人と榛名しか持って無い、だから防衛と言う面でもアイツ等が丁度良いし」

ヤマト「意外に、信頼されているのですね」

初風「アンタ等は今まで私達に協力したし、裏切る気配も無い… 一応、仲間ではあるしね」

榛名「それに、キーコードを一時的に奪い返してまでイノベイターのハッキングを阻止してくれました。 そんな二人を信用しなければ、親友なんて名乗れませんよ」

コトノ「榛名…」

瑞鳳「まぁ、その辺は置いておいて… 会場の護衛に私と浜風ちゃん、イセさんと402ちゃんが待機します。

400ちゃんと夕雲ちゃん、飛龍さんと蒼龍さんはMSに乗って待機。ホワイトクリーン及び呉グループとの連携を取ります」

満潮「そんな少人数で大丈夫なの?」

瑞鳳「会場は私一人でも何とかなると思うけどね。 あと、切り札も一応仕込んでおいた」

初風「切り札?」

瑞鳳「内緒。まぁでも、とっておきの中のとっておきだよ」

《大会会場 裏》

榛名「…それで、何の用ですか? リボンズ・アルマーク」

リボンズ「まさか、呼び出しに応じてくれるとは思わなかったよ」

榛名「こちらも、まさか呼び出してくるとは想定外でした」

リボンズ「今回は一人も護衛は連れて来ていない、キミも僕も対等の条件だ」

榛名「それで、何用ですか?」

リボンズ「キミもせっかちだね…」

榛名「互いに敵、それも銃を向け合った。 そんな相手と笑顔で談笑できると?」

リボンズ「だから器量が小さいんだよ、人間は」

榛名「言い負かされた上に逆上して約束を反故にしてこちらを殺そうとし、挙句民間人相手に護衛戦力を壊滅させられた小物が何を?」

リボンズ「チッ… まあ良い。キミたちに最後の忠告をしにきたのさ」

榛名「忠告?」

リボンズ「今すぐ僕達に下る、と言うのであればキミ達全員の身の安全を保障しよう。だけどこれ以上僕達と敵対するのであれば裁きが下る…

もう、どっちを選ぶかは決まっているね?」

榛名「…言いたい事はそれだけ、ですか」

リボンズ「何…?」

榛名「言った筈です。貴方達の考えは少数を切り捨てようとする、数多の血を流す考え… それを認めない、と。

さらにキミ達、と言いましたが… それは榛名達であって『その他』、一般人は含まれていないのでは?」

リボンズ「そうだよ。 他は助ける理由が無いからね」

榛名「それに貴方達は自分達の望む考えを持たない人間を消そうとしている、誰がそんな相手に協力するとでも?」

リボンズ「旧世代の考えは捨てるんだ。 そうすればキミは神に等しくなれるんだよ」

榛名「世界を歪ませる神様なんか不要です…!」

リボンズ「キミ達はどうして僕達の考えを理解しないんだい? 悪しきを切り捨てる事でより良い世界を創り上げる…

僕達の方が正義じゃないか」

榛名「ストーリーがいつも同じでは面白くないでしょう。たまには正義が負けるバッドエンドも悪く無いのでは?」

リボンズ「人間の分際で…!キミ達は動物と一緒なんだよ、管理しないと滅んでしまう愚かな動物なんだ。それを管理して何が悪い…!」

榛名「では貴方達はその動物に手を食い千切られる間抜けな主人、と言う訳ですか」

リボンズ「なっ…!?」

榛名「仮にも支配者を名乗ろうとしてるのなら、その動物にいくらじゃれつかれても屁では無いでしょう!」

リボンズ「そんなにボクを怒らせたいのか…!」

榛名「怒るも何も、もうキレているでしょう。 冷静さを欠いている、そんな自己判断も出来無いとは…」

リボンズ「くっ…! 僕を怒らせた事、後で後悔させてあげるよ…!」

榛名「これでも榛名もキレてるんで。 貴方達こそ後悔しなさい、この世界を訪れた事を。 

まぁ、後悔できるとしたら地獄の底でですがね…!」



イベント 直下
1.『姉妹』…天城・阿武隈・陽炎・長波
2.『親子』…リタ・龍鳳・青葉
3.『絆』…古鷹・秋月・如月

イベント『絆』

《呉グループ 秘匿格納庫》

榛名「古鷹さん、昨晩はごめんなさい。 古鷹さんの気持ちも考えずに軽率な発言をしてしまって…」

古鷹「い、いえ!頭上げてください! 私も、ちょっと取り乱してしまって…」

榛名「いえ、榛名が古鷹さんの意思も考慮せずに発してしまった言動、責任は榛名にあります」

古鷹「いえ、私も少し我侭だったかなと…」

如月「…何、この沼?」

秋月「遠慮がちな二人が並ぶと、互いに遠慮し過ぎて平行線を辿る… まさに沼です」

榛名「え、えと…」

古鷹「うぅ…」

如月「ところで、さっきまで榛名さん何処行ってたの?」

秋月「天城さんが探してましたし、戻った方が…」

榛名「実はですね…」


如月「リボンズに接触した!?」

秋月「しかも啖呵切ってきたって…」

古鷹「榛名さん、何で一人でそんなところに…!」

榛名「ちゃんと周囲を警戒しながらいきましたし、向こうも単身で来たのは確認したので…」

如月「昨日の夜告白した手前、言っちゃ悪いけど… バカじゃないかしら」

榛名「うっ…」

秋月「御免なさい榛名さん、今回ばかりは如月に同意せざるをえないと…」

榛名「うぅっ…」

古鷹「頭に血が昇りやすいのを除けば普通に良い人なのに…」

榛名「うぅぅっ…」

如月「まぁ、そこも含めて好きになっちゃったんだけど…」

秋月「自分の強い意志を押し通そうとするところとか、格好良いと思います」

古鷹「でも、せめて… せめて一人で戦おうとするのは止めてください。私達だって、戦えるんですから」

榛名「3人共…」

如月「あと、そうだ… 瑞鳳姉さんから身につけておけ、って言われてサイコフレーム渡されたんだけど」

秋月「あ、私も渡されました」

古鷹「ニュータイプでも無いのに…」

榛名「いえ、オールドタイプでも恩恵はあります。身につけていれば感知機能を一時的に高められる、とのことで」

古鷹「確かに、スナイパーならその機能は必要かもしれません」

如月「私のゲルググ、壊さないでよ?」

古鷹「フィッティングも済ませたし、やってみるよ」

秋月「では榛名さん、インパルスは大事に使わせて頂きます」

榛名「インパルスはお任せします、秋月さん」

如月「じゃあ榛名さん、行きましょう」

榛名「ええ、早く戻らないと天城達を心配させてしまいますから」


イベント 直下
1.『姉妹』…天城・阿武隈・陽炎・長波
2.『親子』…リタ・龍鳳・青葉
3.『復讐』…間宮・満潮

イベント『復讐』

間宮「だから満潮さん、あまり復讐は…」

満潮「何をしたいか、どうするかは私が決める。邪魔しないで」

間宮「榛名さんからも、何か言ってください… 私では、どうにも…」

榛名「…榛名が言うべき事はありません」

間宮「え…?」

榛名「前にも満潮さんには言いましたが… 過去を放り未来だけを、今ある現実だけを守ろうとする事は本当に正しいのですか?」

間宮「それは…」

榛名「それを決めるのは間宮さんでも榛名でも無い、満潮さん自身です。それに、過去を守る事は未来に繋がることだってあります」

間宮「でも、復讐と言う手段が正しい訳が…!」

榛名「それも、満潮さんが決める事です」

間宮「そう、ですか…」

榛名「ですが、満潮さんも気を付けてください」

満潮「何をよ」

榛名「復讐の事ばかり考えて周りが見えなくなることです。貴女の周りにはまだまだいっぱい人が居る、貴女を支えてくれる人も守ってくれる人も」

満潮「それこそ余計なお世話よ」

榛名「余計なお世話で結構です。 これは忠告ですから」

満潮「ふんっ…」

榛名「それにイノベイターは榛名の敵、潰さなければならない相手です」

間宮「榛名さん…」

榛名「アレが存在する原因の一端は榛名の存在、そして榛名や天城を狙う以上は潰さなければならない敵…

そしてこの世界に牙を剥く以上、榛名は戦います」

間宮「和解の手段は…」

榛名「ありません。言って解る相手ではありませんし、分かり合う事は不可能です。

最低でも、リボンズ・アルマークを消し去りヴェーダの命令を書き換えなくてはなりません」

満潮「言っとくけど、リボンズ・アルマークと取り巻きを全員殺さない限りどうにもならないわ」

間宮「満潮さん!」

榛名「わかっています。だから、やるんです」

満潮「…それがアンタの弟や妹に当たる、『トリニティ』が相手だとしても?」

間宮「え…?」

満潮「知ってんのよ、アイツらがアンタを越える為に創られたデザインチャイルドだって事は」

間宮「榛名、さん…」

榛名「凶行に走る弟達を殴ってでも止める、それが姉です。たとえ、命を奪う事になっても」

そして…


ナチ「大和からの伝言です。『必ず勝ちなさい、この世界の為に』と」

潮「榛名さん、私達はMSで待機していますが応援しています」

筑摩「準決勝、頑張ってくださいね」


瑞鳳「バトルは榛名さんに任せます。こちらのやるべき事はこちらで、貴女が成すべきことは貴女が成してください」

浜風「きっと、榛名さんならやれると思います」


『これより、艦プラバトル世界選手権・決勝大会、準決勝を開始します』


Please Set Your KP BASE

Beginning Plavsky Particle Dispersal

Please Set Your KANPLA

BATTLE START!


天城「ハクリュウ・ブレイヴⅡ、天城!」

阿武隈「アドミラル・ヒッパー・シュナイドZwei、阿武隈!」

陽炎「アラスカ・ブレイヴⅡ、陽炎!」

長波「ダンケルク・クラージュDuex、長波!」

満潮「ハグロ・ブレイヴⅡ、満潮!」

青葉「カウンティ・ブレイヴⅡ、青葉」

リタ「トリエステ・コラードDue、リタ・ベルナル!」

龍鳳「エセックス・ブレイヴⅡ、龍鳳!」

榛名「ヤマト・ブレイヴⅡ、榛名! そして如月、間宮、天羽琴乃、天羽ヤマト!全艦、出撃!」


榛名「暁の水平線に、勝利を刻みましょう!」


行動安価 直下

青葉「こちら青葉、敵艦隊を捕捉しました。データリンクを開始します」

如月『こちらAヒッパー、了解。阿武隈さん、データを表示』


敵艦隊
・武蔵改特殊兵装仕様(リボンズ)
・アルザス改長距離砲撃仕様(リヴァイヴ)
・シュフラン改近接仕様(ヒリング)
・ボルツァーノ改近接仕様(ブリング)
・ポーラ改特殊兵装仕様(テヴァイン)
・アークロイヤル改防御仕様(リジェネ)
・ノーザンプトン改超距離砲撃仕様(ヨハン)
・デュケーヌ改近接仕様(ミハエル)
・グローリアス改ジャミング仕様(ネーナ)


阿武隈「敵の旗艦、リボンズの兵装がわからないのが気になる…」

如月『あと、ネーナ・トリニティのジャミング領域に入れば一切の通信が出来なくなるわ』

阿武隈「優先攻撃目標はグローリアス、かな…」

天城「どうします?」

阿武隈「第一艦隊で仕掛ける! 榛名姉さん!」


榛名「了解! リタ、やって!」

リタ「まずは正面から突き崩す、メガ・ブラスター!」


トリエステの放つメガ・ブラスターの閃光が敵艦隊を掠める。 それを皮切りに戦闘が開始された!


コトノ『来るわよ、親友!』

榛名「行きます、砲撃開始!隙は作ります、陽炎!」

陽炎「オッケー! ブーストスタンバイ、ディスチャージブースト!」


如月『敵艦隊、攻撃を開始。交戦状態へ移行』

阿武隈「よし、まずはひっかきまわす…! 天城姉さん、龍鳳!」

天城「艦載機部隊、発艦始め! さぁ、行きなさい!」

龍鳳「艦載機、発艦!続いて、ローエングリンのチャージを開始します!」


リボンズ「攻勢をかけてきたね。 まぁ、この程度は想定の範囲内だよ」

ヒリング「私達の出番、まだ?」

リボンズ「トリニティ達で充分さ。キミはとっておきにさせて貰うよ、ヒリング」

ヒリング「了解…」

リボンズ「ヨハン、白いヤマトを重点的に狙うんだ。 まず最初に、彼女のとっておきを使わせてしまおう」

ヨハン「了解した。 ハイ・メガランチャー、目標PF-03。緒元入力… 発射!」


榛名「来る… でも!」


榛名は一撃を回避し、接近するボルツァーノとデュケーヌへと砲撃を叩き込む!


ミハイル「くそっ…!」

テヴァイン「やる、PF-03…!」

ヨハン「あれを避けるか…!」

榛名「この程度、ヤマト・ブレイヴⅡなら!」

コトノ『余裕よ、余裕! 榛名、陽炎を中心に突っ込ませなさい!』

陽炎「アンタに指示されなくても、やる事はわかってるわよ!」

陽炎「まずは… ネーナ・トリニティ、アンタを潰させてもらうわよ!」

ヨハン「ネーナ!」

榛名「貴方の相手は、榛名です!」


デュケーヌの進路を遮りながら榛名は再び砲撃を行いデュケーヌとボルツァーノを釘付けにする。

そして逆方向からリタのトリエステがボルツァーノへと砲撃を行った。


デヴァイン「くっ… ロストナンバー…!」

リタ「ママ、こいつ等は私が引き受ける! 青葉ママ達が来るまでは持たせるから、先にリボンズを叩いて!」

榛名「頼みます!」


ネーナ「この、雑魚が!」


艦載機の攻撃がアラスカに集中し大量の魚雷や弾頭が投下される。しかしその全てを的確に陽炎は潜り抜け、砲撃をグローリアスへと放つ。

その一撃が直撃し、増設されていたジャミングユニットを破壊した!


ネーナ「なっ!?」

陽炎「雑魚はアンタの方よ、ノロマ! 並の艦で私に追いつけると思うな!」


そして一気に敵艦隊を突き抜け、離脱を図る。


陽炎(ブリングとリヴァイヴの艦が無い? まさか…)

ヨハン「敵に背後を見せるとは… 愚かな!」


再びメガランチャーの一撃を今度は陽炎に向けて放つヨハン、だが…


「アイギス!」


何も無い場所から粒子障壁が展開され、その一撃を防いだ!


ヨハン「防御障壁だと!?」

長波「残念だったな!」


カウンティとハグロ、そしてダンケルクが何も無い場所から出現し、攻撃を介開始した!


青葉「やれやれ… さて、青葉は愛娘の助けに行きますか」

満潮「シャドー展開!どこに居る、ヒリング・ケア!」

陽炎「行くわよ長波!このまま敵艦隊を攪乱し続ける!」

長波「任せろ! 片っ端からやってやる!」

視点選択 直下
1.阿武隈
2.青葉

side-阿武隈-


如月『敵艦、2隻接近! このアルザスは…!』

阿武隈「リヴァイヴ・リバイバル…!」

龍鳳「まだローエングリンのチャージも終わって無いのに…」

如月『敵艦、粒子砲撃が来ます!』

天城「なら… スフィア・クレイドル!」


大出力の粒子砲を天城はスフィア・クレイドルで弾き飛ばす!


リヴァイヴ「なんだ、あの防御障壁は…!」

ブリング「粒子砲撃を弾くとは、やる…!」


天城「天城が時間を稼ぎます、その隙に展開してください!」

阿武隈「了解! ユニットパージ、ヴォルフスシャンツェ始動!」


2隻のユニットから射出される小型艇、そして阿武隈は2隻へと小型艇軍団を襲い掛からせた!


行動安価 直下

リヴァイヴ「こんな小型艇、母艦を潰せば! メガランチャー、発射!」

天城「スフィア・クレイドル、リフレクション!」


天城が張ったスフィア・クレイドルのフィールドにより、粒子砲撃が逸らされた!

そして反撃と言わんばかりに天城がランサーダートを放つ!


ブリング「フィールド!」

天城「かかった…!」


リヴァイヴを庇い、フィールドを展開したブリング。

しかしランサーダートがフィールドを貫通して炸裂する!


ブリング「フィールドが!?」

天城「ランサーダートが貫けるのは装甲だけじゃありません!」

リヴァイヴ「厄介な…!」

天城「阿武隈!」

阿武隈「ヴォルフスシャンツェ!」


小型艇の攻撃が足を止めた2隻へと殺到し、その動きを止める。


阿武隈「ディスチャージ・システム起動、艦首パワーゲート展開!」


複数のパワーゲートがヒッパーの正面に展開し、魚雷発射管に注水が始まる。


リヴァイヴ「ブリング!」

ブリング「この包囲網では…!」


阿武隈「チャージ・注水完了! これが必殺の一撃!食み砕け、狼の牙!」


そして切り札たる一撃を阿武隈は放った!


命中判定

・リヴァイヴ 直下
・ブリング 下2

20以上で命中

2隻を狙う雷撃が直撃し、船体の装甲を貫いて炸裂した!


リヴァイヴ「馬鹿な!? この速度、スーパーキャピテーション魚雷だとでも言うのか!」

ブリング「レギュレーション違反だぞ!」

阿武隈「原理が違う。粒子を応用した加速、ディスチャージシステムと同じだからレギュレーションの問題は無い」

如月『それに、どこぞの誰かみたいにシステムのハッキングとか言うふざけた真似よりはマシよ。ねぇ、その実行犯さん?』

リヴァイヴ「貴様…!」

天城「人間を舐めるな、イノベイド!」

ブリング「人間の分際で…」

阿武隈「人間で結構! その人間の底力、思い知りなさい!」

龍鳳「リミッターカット、プラフスキー粒子フルドライヴッ!

イミッションスリット解放! ターゲットロック、友軍艦の射線上からの退避を確認!」

リヴァイヴ「この粒子量、こちらの出力の220%だと!?」

ブリング「フィールド… 動作不能だと!?」

リヴァイヴ「損傷のせいで、粒子が船体から漏れている… これでは防ぎようが…!」

龍鳳「エセックス・ブレイヴⅡ!FLSバレル展開、パワーゲートセット!」

天城「敵は動け無い、そして…」

阿武隈「この射線は相手の艦隊のエリアにも丁度重なってる!」

リヴァイヴ「味方ごと撃つつもりか!?」

天城「言いました、射線上から退避は完了してると」

阿武隈「何隻か巻き込めれば上等、2隻の撃沈だけでもお釣りは充分だよ」

ブリング「貴様等ぁぁぁぁぁぁっ!」

龍鳳「この閃光で、水平線の彼方ごと撃ち抜きます! ローエングリン、フルバーストッ!」


そして、その閃光が2隻の艦を飲み込んだ!


視点選択 直下
1.青葉
2.陽炎

side-陽炎-


陽炎「流石姉さん、バカみたいな威力ね」

長波「だがあっちの艦隊に損害は無い。そして膨大な粒子の影響で…」

陽炎「通信が近距離以外で不可能になってる。長波、アンタは満潮の援護にまわって」

長波「この状況でお前を単身に出来るか」

陽炎「だとしても、アイツにはフォローが必要。幸い、ロストした地点からはアンタの艦の足でも直に急行出来る」

長波「…わかった。信じるぞ」

陽炎「任せなさい。 私のスピードは、誰も追いつけやしないんだから…!」


そして、2隻へ粒子の奔流が襲い掛かるが…


長波「アイギス!」


長波はその一撃を受けきり、その攻撃の主を睨みつける


長波「トリニティ…!」

陽炎「長波!」

長波「任せる、陽炎!」

ヨハン「行かせはしない… ネーナ、再チャージを」

ネーナ「りょうか…」

陽炎「誰が、させるか!」


そして陽炎が、ネーナとヨハンへと襲い掛かった!


行動安価 直下

陽炎(恐らくヨハン・トリニティの粒子量は限界に近い… あれだけ乱発して、全部姉さんや私にはかわされて長波には『アイギス』で防がれてる。

狙撃手としては古鷹以下、そして反応速度は…)

陽炎「私以下…! なら、まず狙うべきは…!」


陽炎はアラスカを一直線にグローリアスへと加速させる!


ネーナ「来るの!?」

ヨハン「直線でこの速度ならば…!」

陽炎「お見通しッ!」


迫る砲撃を急制動や持ち前の技量で回避する陽炎、そしてすぐに距離を詰めた。


ネーナ「何なの、コイツ! ただの人間なのよ!?」

陽炎「この力は、私が生きてく為に培った力よ!アンタ達みたいに、生まれながらに与えられた力とは違って磨き上げた力!」

ヨハン「研鑽した程度で、人の域を超えるとは…!」

陽炎「私達は使い捨ての兵器だった… でも泥を啜ってでも生き抜いて、『人』として姉さん達と生きるって決めたから!」


そしてグローリアスを射程内に捉えてなお肉薄し…


陽炎「艦娘の、人間の底力を舐めるな! 力を磨かず、才に溺れたヤツに私は負けない!」


至近距離から、雷撃を叩き込む!


命中判定 直下
29以上で命中

魚雷が直撃し、グローリアスの船体を爆発が抉る!


ネーナ「だ、ダメージが!? こんな、こんなヤツに!」

陽炎「アンタ達に私は捉えられない… 反応も射撃の正確さも、何も姉さんに及んで無いもの」

ヨハン「我々は、PF-03を越える為に…!」

陽炎「じゃあ、アンタ等は所詮失敗作なのよ」

ヨハン「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


怒りのままにメガランチャーを陽炎に放つヨハン、だがこれも陽炎の想定通り。

陽炎は以前霧島と戦った時に行い、勝利を掴んだ急制動によるジャックナイフで一撃を回避した!


陽炎「かかったわね…!」

ヨハン「なっ!?」

陽炎「アンタが放ったのは…」

ネーナ「う、嘘… ヨハン兄ぃ!?」


貫通したのはグローリアスの船体、そして閃光が貫いた船体は爆炎に包まれる!


ヨハン「ば、馬鹿な…」

陽炎「バーカ。私が無策でアンタを煽ったと思ってるの? 怒りに我を忘れて妹を誤射して撃沈、まさにアホのすることね」

ヨハン「わざとか… わざと、私に…!」

陽炎「うん、わざと。 煽り耐性欠けてんじゃないの?」

ヨハン「絶対、貴様だけは… 何っ!?」


ノーザンプトンの機能が停止し、そのまま動かなくなる。 


ヨハン「粒子切れだと!?」

陽炎「粒子の配分も調整しないで大砲をバカスカ放てばそうもなる。アンタはここで終わりよ」

ヨハン「ただの、人間に…」

陽炎「人間舐めんなこん畜生」


そして陽炎はノーザンプトンへトドメの砲撃を叩き込んだ



視点選択 直下
1.青葉
2.満潮

side-青葉-


ミハエル「ちょこまかと!いい加減沈みやがれ!」

リタ「嫌だよ。アンタみたな雑魚に沈められる程落ちぶれちゃいないし」

リタ(とは言っても、近接型2隻の相手はちょっと辛い…)

テヴァイン「貰ったぞ!」

リタ「しまっ…」


テヴァインがリタのトリエステに向け砲の照準を合わせる。

しかしその砲撃は放たれず、ポーラは被弾した。


テヴァイン「何だと!?」

青葉「愛娘はやらせませんよ、この似非人共」

リタ「ナイス、青葉ママ!」

ミハエル「ステルスか…!」

青葉「可愛い可愛い愛娘を男と似非人が寄って集って攻撃とは、どうやら青葉を本気にさせたようですね」

リタ「言い方がアレだよ、青葉ママ。とは言え、これで戦力比はイーブン…」

ミハエル「舐めやがって!」

テヴァイン「目標、ロストナンバー。必ず撃破する」

青葉「来なさい、イノベイター。 お前達に、青葉達は倒せませんよ!」

リタ「さて、速攻で片をつけるよ青葉ママ!」


行動安価 直下

青葉「リタ! ツインアタック、やれますか?」

リタ「やるよ、青葉ママ」

青葉「装甲表面に粒子定着を確認、ミラージュコロイド! 続いてスモーク散布!」


カウンティの船体が消失し、その姿が消える直前にスモークがフィールドの一部を覆う


テヴァイン「煙幕…!」

ミハエル「汚ねぇ手使いやがって!」

リタ「明確なレギュレーション違反をかましたアンタ等にはそんな事言う資格は無いよ!」


リタはトリエステを加速させ一気にデュケーヌへと肉薄する!


ミハエル「ハッ! やけっぱちの特攻かよ!」

リタ「プラフスキー粒子、収束… メガ・ブラスター発射!」


大出力の粒子砲撃がデュケーヌの船体を掠め、バランスを崩させる。

そしてトリエステの背後からカウンティが出現し…


ミハエル「何ぃっ!?」

青葉「さぁ、地獄へ行きなさい! 切り裂け、リブ・デスサイズ!」


命中判定 直下
19以上で命中

青葉の一撃がデュケーヌを両断し、爆発させた!


ミハエル「か、鎌!?」

青葉「はい、これで一隻」

テヴァイン「おのれ…!貴様等だけは!」


そしてポーラが襲い掛かってきた瞬間、リタは船体を反転させ…


リタ「メガ・ブラスター、発射」

テヴァイン「なっ!?」


その一撃が直撃、船体を貫通する。そのままポーラから爆発が起こり、船体が二つに割れた


テヴァイン「たかが人間に、イノベイターが…!」

青葉「そうやって見下すから、こう一方的にやられるんですよね」

リタ「同感。ヴェーダってやつに依存しっぱなしの癖に」

青葉「あと残りは3… どうします?」

リタ「危なさそうな満潮のとこ行く」

青葉「了解です」

リタ「」

side-満潮-


満潮「出なさい、分身共!」


大量のシャドーを生成しながら満潮はミラージュコロイドで身を隠す。 そして細々とした攻撃を繰り返してヒリングを消耗させていた


ヒリング「コイツっ! ただのゴミクズの分際で!」

間宮『…満潮さんが怒る理由、わかった気がします』

満潮「ボヤいてないでもっと分身出して!」

満潮『は、はい!』

リジェネ「厄介だね。だから、纏めてなぎ払う!」


リジェネが分身に向け攻撃を仕掛けるが、長波がその一撃を防ぐ。


ヤマト『長波、アイギスの使用は極力控えるように』

長波「やってる!だからトリケロスで防いでるんだよ!」

満潮「アンタも、もっと攻めなさい!」

長波「わかってるっての!ランサーダート!」


放たれたランサーダートがアークロイヤルの装甲を穿ち、貫く。


リジェネ「やるね… でも!」

満潮(周囲の分身の数は20… さて、どうしてやろうかしら?)


行動安価 直下

満潮「長波、防御障壁で私達を覆いなさい!」

長波「何をする気だ!」

満潮「シャドーを、爆破する!」

ヤマト『満潮!?』

長波「! 了解! アイギス!」

満潮「間宮さん! ミラージュコロイド再展開、アイギスで爆破から身を守りつつ強襲をかける!」


防御障壁が2隻を覆い、そして満潮は艦首を1体のシャドーへと向けた。


ヒリング「そんなフィールドくらいで!」

満潮「ファントム・ミラージュ・エール、展開形態! 粒子収束開始!」

間宮『粒子収束完了、どうぞ!』

満潮「ブラッステドランチャー、発射!」


その1射がシャドーの1隻を貫き、爆発する!


ヒリング「ハッ!やけっぱちの策も、無駄なようね!」

リジェネ「いや、違う…」



そして密集していた周囲のシャドーも徐々に爆発を始め、2隻の周囲を爆発が覆い尽くす!


リジェネ「視界が…!」

ヒリング「どこに行ったの!? あのゴミクズど…」


満潮「ゴミクズは、アンタ達よ!このヒトモドキ共!」

長波「脇が空いてるんだよ!」


2隻の脇から満潮と長波が現れ、奇襲をしかけた!


ヒリング「この人間風情がぁぁぁぁぁっ!」

満潮「イミッションスリット開放、粒子放出開始… 人間を甘く見るな、この蛆虫!」


放出された粒子が光翼となり、ハグロがその翼を纏う。 そして加速し…


満潮「アンタ達に、私は負け無い!」


命中判定 直下
10以上で命中

そして光翼がヒリングの艦を切り裂き、真っ二つにする。


ヒリング「この、クソムシがぁぁぁぁぁぁぁ!」

満潮「雑魚の癖に… 私に勝てると思うな!」

間宮『シュフラン、撃沈判定。粒子放出を終了します』

満潮「チッ… これがバトルじゃなかったら、殺せてたのに。後でHi-νで潰してやろうかしら」

間宮『いや、それは…』

満潮「長波! そっちは終わった?」

長波「ああ、余裕余裕」

ヤマト『トリケロスを片方失ってます』

長波「それを言うな!」

満潮「どうでも良い。 で、残存の敵は?」

間宮『残り1、リボンズ・アルマークだけです』

満潮「そう… ったく、いつまで時間かけてるのよ」

間宮『現在榛名さんが圧倒、リボンズも分身による生成で対抗しているようですが』

満潮「長波、いける?」

長波「任せろ」

満潮「じゃ、アイツの支援に行くわよ」

side-榛名-

コトノ『砲撃、来るわよ!』

榛名「ルストストリーム!」


荒れ狂う竜巻がフィールド上で巻き起こり、襲い掛かる砲弾を全て弾き飛ばす。

さらに接近する魚雷を、水面に掃射されたガトリングがなぎ払い誘爆させた。


榛名「パルスビーム、最充填開始。 ターゲットマルチロック、トールハンマー… ブレイカァァァァァァ!」


全ての分身に向け、高出力の雷を放ちその動きを奪う。 そしえヤマト・ブレイヴは展開形態に移行し…


榛名「モード、『type-KT』『type-Z』! インフェルノ、マルチブラスタァァァァァ!」


ヤマトから放たれる6条の閃光が全てを貫き、シャドーを全て吹き飛ばす!


リボンズ「頂く!」


その隙を突いてリボンズの武蔵が大出力の粒子砲撃を行い、ヤマトを沈めようと試みるが…


榛名「コトノ!」

コトノ『守りなさい!ミラーリングシステム!』


円状に展開されたユニットが、その砲撃を全て吸収する。


コトノ『よし、粒子が回復したわよ!』

榛名「このヤマト・ブレイヴⅡを、ヤマト・ブレイヴと同じだと思うな!」

リボンズ「ちぃっ!」

榛名「もう貴方に味方は居ない、諦めなさい!」

リボンズ「ふっ… 僕は、上位種なんだよ。あんなのと一緒にしないで貰いたいね」

コトノ『その余裕の表情、殴りつけたくなるわね…』

榛名「同感です。 このまま、圧倒させて貰いますよ!」


行動安価 直下

榛名「ブレストリガー、パルスビームモード!」


新造されたDアームド・アーマーIBKから放たれる粒子の弾丸、それが敵の武蔵へと降り注ぐ!

武蔵は防御フィールドで防ぐも、何発かが貫通しフィールドの発生装置を破壊した。


リボンズ「ちっ…! この艦では… 出ろ、無人艦!」キィン

榛名「コトノ!」

コトノ『無駄よリボンズ・アルマーク! システムは掌握してる、アンタに無人艦の操作権限は与えない!』

リボンズ「これは… 多重のプロテクト…!? 違う、ヴェーダが…!」

コトノ『私とアタゴと402が完徹して作ったファイヤーウォール、名付けて『攻性防御壁』… ハッキングされたら、その穴からウイルスを流し込むの。

ヴェーダのユニットを1基でも私達に渡したのがミスよ。ハシラジマの変態メカニックが全部解析してくれたもの』

リボンズ「だが、この程度のウイルスなら… ッ…!?」

コトノ『ハッキングを仕掛けたのがミスよ。 攻性防御壁はハードに過負荷を与えてハードを壊す、例えそれが量子コンピュータだろうと例外じゃない。

人間があんなコンピュータを作ったのは褒めてあげるけど、量子技術なら霧が上なのよ!』

榛名「さらにヴェーダは、並列のネットワークを形成している… 1個に侵入を許せば、全てが侵食されます!」

リボンズ「馬鹿な… これが狙いだとでも言うのか…!」

コトノ『浜風の提案よ。まさかここまで上手く行くなんて、やっぱあの子はイセの言う通り『最強』ね。私も群像くんも負けるのも当然だわ』

榛名「ここからは榛名のターン、貴方のターンにはもうなりません。 このターンで決着をつけます!」

リボンズ「馬鹿にするな…! キミ達如きが、イノベイターを…」

榛名「そう器量が小さいから、追い詰められるんです!」

リボンズ「出ろ、分身!」


大量の分身体が出現し、ヤマトへと襲い掛かる。 しかし榛名は意に介さない。

ヤマト・ブレイヴⅡの船体が蒼い燐光を帯び、RGシステムが起動する。 そうしないと船体が負荷に耐えられないからだ。


榛名「この一撃で、勝負を決める! 全ユニット、アームド・アーマーIB展開!」


内蔵された粒子偏向ユニットとインフェルノブラスターの砲身が展開され、リボンズの武蔵へとその矛先が向く。


リボンズ「くっ… 分身よ、盾になれ!」


分身体が武蔵を遮るように射線上に乗る。しかしそれも狙い通り。



コトノ『モード『type-K』『type-Z』! 貫通と照射、その全てを受けなさい!』

榛名「地獄の業火よ、榛名の『勇気』を重ね… 榛名に勝利を!」


コトノ『インフェルノ…』

榛名「ブレイヴッ!ブラスタァァァァァァァァァァッ!」


全てを呑む一撃が、リボンズへと放たれた!


撃沈判定 直下
05以上で撃tん

閃光は全てを呑み、そして射線上にある物全てを無に帰す。


リボンズ「馬鹿な… フィールドを全開にしても…!」

榛名「『type-Z』は全てを撃ち貫く力、全てのPBCの中で最も貫通力を持っている…

その力は、貴方の思っている以上のもの。 大型結晶体すら、その貫通力の前には無力でした」

コトノ『そして榛名はその力を研磨し、己の技術へと昇華した。 アンタ達の粒子兵装は全部デッドコピー、模造品以下なのよ。

この子はオリジナルの技術を持ち、その力を磨いた。 オリジナルの強化型と、ただの劣化模造品じゃその差は明確…』

榛名「たかがゲームと侮った、自分の無能さを呪いなさい」


全力のフィールドすらも貫き、どんな防御手段の前にも閃光は止まることなく全てを呑む。

そして榛名の一撃は、リボンズの艦をも呑みこみ消滅させた。



BATTLE END

winner"Team White Clean"


『艦プラバトル世界選手権・決勝大会準決勝、勝者・チーム・ホワイトクリーン』


ワァァァァァァァ


間宮「や、やりました!」

長波「よし、イノベイター共を倒したぞ!」

天城「…喜ぶのは、まだ早いかもしれません」

如月「え…?」

陽炎「だって、イノベイターは…」

青葉「何か、嫌な感じがします」

龍鳳「悪意が、邪気がこの空間を満たして…」

リタ「マズイ… 観客を避難させるように連絡して!」

満潮「まさか、アイツ等…!」

コトノ「ここはニュータイプの勘に従うしか無いわ…!」

ヤマト「イセ、聞こえますか。 イセ!」


榛名「リボンズ・アルマーク、榛名達の勝ちです。 この世界から立ち去りなさい」

リボンズ「くくっ… あははははははは!」

ヒリング「バッカじゃないの! たかがゲームで、私達が立ち去るとでも思ってるの?」

ネーナ「ホント、PF-03って私達以下よね!

榛名「何…!」

リヴァイヴ「キミ達人間には欠点がある」

テヴァイン「ヴェーダを破壊されたのは計算外だが、ヴェーダなどまた作れば良い」

ヨハン「PF-03、貴方達は忘れている。 イノベイドは大量にいることを」

ミハエル「そして、この場の制圧なんか一瞬で出来るんだよ!」

ドゴォォォォォ!

ウィィィィン…


榛名「ッ…!? オートマトン!?」

ブリング「キミ達が潔く下っていれば、このような手段を用いずに済んだものを」

リボンズ「追い込まれたのはキミ達の方だったね。 愚かな人間に与したことを後悔…」


榛名「トマホークブゥゥゥメランッ!クインティプルッ!」


自分の手持ち用の大トマホーク以外のトマホーク全てを観客席へと投擲し、一瞬でオートマトン数機を切り刻む。


リボンズ「なっ…!?」

榛名「言った筈です… この世界を訪れた事を後悔しなさい、イノベイター! 全員、展開!」


アシガラ「おりゃぁぁぁぁっ!」

アタゴ「この機械が、霧に勝てると思うな!」

ハグロ「これ、思ったよりも遅いじゃん。楽勝楽勝」

ナチ「対・オートマトン用プログラム正常作動。 機能停止」


潮に与するメンタルモデル達が会場に現れ、数機のオートマトンを瞬殺する。


アシガラ「あ、会場の皆さん。至急避難よろしくお願いしま~す」

ナチ「大変申し訳ありませんが、準決勝第2試合はまたの機会に」


オートマトンを破壊しながらメンタルモデルが避難民の退路を作り、観衆はそれに従う。


リヴァイヴ「メンタルモデル!?」

榛名「こちらのメンタルモデルは計12、数を把握できていなかったようですね」

ブリング「馬鹿な… あれ程のメンタルモデルが人類に与するだと…!」

ヒリング「まだよ! まだイノベイドが会場を包囲して…」

瑞鳳『あーあー、聞こえますか榛名さん』

榛名「首尾は?」

瑞鳳『全滅させましたよ』

イノベイター一同「!?」

瑞鳳(G)『いやぁ、思ったほど歯ごたえ無かったね』

ヨハン「周囲に800人以上配置したというのに…」

瑞鳳『米軍丸ごと連れて来ても足りませんよ、特にウチの一家はバケモノ揃いなので』

大鯨『やっぱ鳳翔の言う通り、まだスルメの方が噛み応えがあると言うかなんと言うか』

東方不敗『雑兵程度、ワシらだけで平らげ… おぉ、MSまで持って来よった』

テヴァイン「形勢逆転だ。人間ではMSに…」

瑞鳳(G)『浜ちゃん、やって』

浜風(G)『その呼び名、止めてください』


ドゴォォォォォ


ネーナ「嘘!? 何を…」

榛名「いやぁ、凄いですねミラージュコロイドって。 何も見え無いですし」

浜風(G)『私の機体、ヘイルバスターにはミラーシュコロイドが搭載されています。 隠蔽なら得意のものです』

榛名「で、何が制圧は余裕でしたっけ? ギャグか何かですかね?」

リボンズ「バカにして…!」

榛名「貴方達こそ人間を侮辱している。 だから、逆手に取られるんです」

浜風「まったくです。ゼロシステムを使うまでもありませんでした」

榛名「浜風さん、オートマトンは?」

浜風「全滅させてきましたよ。 丁度、このパワードスーツの性能実証になりました」

ミハエル「糞っ… たったこれだけの人間相手に…!」

浜風「よっと… イノベイターにトリニティ、ここで死ぬのと手勢を全部引き連れて帰るのどっちが良いですかね?」

リボンズ「ククク… 人間相手に、何でボク達が降伏しなければならないんだい?」

浜風「状況をわかっていないようですね」

榛名「よし、全員の首を削いじゃいましょうか」

リボンズ「本当に、甘いな!」


ドゴォォォォォッ!


榛名「バトル装置が!?」

浜風「もしや… たしかあそこには、大型結晶体が安置されていた空洞が…!」

リボンズ「こんな緊急中の緊急の退路を使わせられるのは想定外だったけど、でもこれでボクの勝ちは決まった」

榛名「何を…!」

リボンズ「キミ達はソラには手を出せ無い、ボク達はソラの上からキミ達を制圧するとしよう」


シュウウウウウ…


榛名「体が透けて…」

浜風「あれは… 短距離用の次元転移装置…! あんな所に隠していたなんて!」

榛名「逃がしません!トマホォォォクッ!ブゥゥゥゥメランッ!」


投擲されたトマホークはリボンズ達の首を削ぐことなく、空ぶってしまった


榛名「ソラ… 一体何をする気だ、リボンズ・アルマーク!」

浜風「こちらエンガノ05、イノベイターは逃走。 次元の歪みを探し、あとを…」

402『こちらエンガノ12!全員へ告ぐ、緊急事態発生! クラスS、大型結晶体以上の危険度だ!』

400『総員、速やかに指定座標へ集合。 彼等は、世界を本気で武力制圧するようです』

《呉グループ秘匿基地 ブリーフィングルーム》


402「これが、先程解析した映像だ。 観測日時は12時間37分22秒前、地球の上空だ」

瑞鳳「…何も無いよ?」

400「3年前のデータと比較すると… こうなります」

榛名「天体が大きくズレてる…?」

浜風「待って、何で3年前なのですか?」

402「3年前のある日から突然、最初の形からズレが生じ始めていた。 また3年前から宇宙ステーションの開発が急加速している…

ラグナ・ハーヴェイの宇宙開発公社が主導でな」

天城「そう言う事ですか… 光学迷彩を利用しながら宇宙に何らかのものを…!」

400「恐らく。 そしてこれが、その光学迷彩を解析した結果です」

潮「…これって」

ナチ「少々、どころかかなり人類的に、地球規模でマズイものかと」

アシガラ「暢気に言ってる場合じゃないぞ、コレは…!」


地球上空の存在 直下
1.宇宙戦艦リーブラ
2.カイラスギリー
3.メメントモリ
4.その他(ガンダム系巨大戦略兵器のみ)

瑞鳳「全長10キロものズレ、そしてこの形状は間違い無い… コロニー型外宇宙航行母艦『ソレスタルビーイング』!」

402「ああ、その通りだ。 敵の戦力は測り知れん…」

榛名「…いえ、彼等の戦力には限度があります」

浜風「…! 彼等にはMSを運用出来ても、建造する技術が無い!」

400「確かに、片っ端から作って片っ端から戦力投入と言う可能性は潰えます。しかし…」

浜風「深海棲艦側から鹵獲し、まともに運用出来る機体… 大気圏内用の機体を除いてもこちらの予測では200~300機程でしょう。

しかし直径10キロの船体には無数の砲台がある事を考えれば…」

瑞鳳「それに大型の砲がある。 それはどうする気?」

榛名「…意見、よろしいでしょうか?」

浜風「どうぞ」

榛名「『超戦艦ヤマト』の船体にある『次元空間曲率変位システム』を使えば良いのでは?」

浜風「あれは今、『フェンリル』と一体化して…」

榛名「分離できますよ?」

浜風「…つまり、『超戦艦ヤマト』としても運用可能と?」

榛名「はい」

浜風「…よし、攻略の方法は決まりました」

400「それに、向こうに現行のものより数万倍エネルギー効率が良い太陽光発電装置や原子力発電機が無い限り大型砲の乱射は出来なさそう。

それにMS建造技術が無いって事は、擬似太陽炉も生産不可能かも」

402「現存数が限られている以上無駄には出来無い筈だ。実際撃てるのは1発が限度… だが、わかっているな?」

瑞鳳「1発でも地球に直撃すれば、地球は滅ぶ。 まそれが私達がガンダムで知った『ソレスタルビーイング号』の主砲と同じ威力なら、だけど」

天城「確か、月と同等のELSを貫通させる出力が…」

潮「はい。だからその1撃が直撃すれば、月より質量や直径が大きい地球でも貫通は免れられません」

ナチ「そして、それで起きる被害も桁外れ… それこそ何が起こるのか検討もつきませんが」

瑞鳳「ゼロシステムで見てみます?」

ナチ「いえ、絶対知りたくないです」

瑞鳳「と言う事で… 私と榛名さんの部隊で敵拠点である『コロニー型外宇宙航行母艦ソレスタルビーイング』の攻略を行います。

『超戦艦ヤマト』を中心とした『空母龍鳳』『大戦艦イセ』『潜水艦イ400』『潜水艦イ402』『駆逐艦ユキカゼ』の6隻に宇宙用装備を施し出撃、敵の拠点を破壊・もしくは制圧すると言った作戦です」

浜風「作戦は『超戦艦ヤマト』を前面に展開、大型砲を防ぎながら敵拠点へと突撃を敢行・破壊もしくは制圧します。

敵は既に切り札たるヴェーダは既にまともに攻性防御壁の影響で機能していない筈です。この隙を狙うほか、世界を救う方法はありません」

瑞鳳「部隊は進路を拓く前衛部隊と艦隊を護衛する部隊に分け、各個に戦っていただく形になります。

前衛部隊の指揮は私と榛名が、後衛部隊の指揮はメンタルモデル・ヤマトとイセに。そして総指揮は浜風・初風に一任します」

浜風「詳しい作戦内容は後程全員に伝達、各員の配置もそれに記載します。 この作戦は『オペレーション・アンリミテッドブレイヴ』と呼称します。

本作戦には各員の『勇気』が、『限界を超える力』が必要です。 どうか私に、私達に力を… この世界の為に、私達に力を貸してください!」






瑞鳳(G)「じゃあ、私達はハシラジマで待機だね?」

瑞鳳「ハシラジマに敵が奇襲をしかけてきても良いようにね。それに、異世界の人にここまで手を貸してもらうのも悪いし」

潮「そして私と夕立ちゃんは攻略部隊へと出向、残りは台場の防衛と言う事ですか」

浜風「はい。 呉グループの基地も標的となる可能性もあるので」

榛名「参加する戦力は艦艇6、MS約40機… しかしどうやってMSを打ち上げるか…」

瑞鳳「それに関しては艦艇用追加装備にMS運用能力を付与しました。各艦最低10機は運用可能、さらに『ガンダムアクエリアス』を主軸にしたMD部隊もあるので50機近くと見積もってください。

しかもこちらには、宙戦用機体や装備を数機投入予定です」

天城「新型、ですか?」

瑞鳳「それがこのリストです」


投入予定機
・MSA-011[Ext] Ex-Sガンダム(非ALICE搭載) (搭乗:飛龍)
・MSZ-006C1[Bst] ZプラスC1[Bst]×2 (搭乗:大鳳・夕張)
・MSN-001X ガンダムデルタカイ(宙戦仕様) (搭乗:蒼龍)
・MSN-03 ヤクト・ドーガ(クェス機) (搭乗:ユキカゼ)
・ORX-005 ギャプランTR-5[アドバンスド・フライルー] (搭乗:夕雲)


天城「…上の2機、どこから持って来たんですか」

瑞鳳「まぁ、大気圏内じゃ使い道なくて埃被ってましたけど宇宙戦なら役に立ちますので。 またイクは飛龍さん用のリ・ガズィに、愛宕さんは元のヤクトへ機体を交換しています。

榛名さん達のところにも新型は用意していますよ。対象のパイロットは朝潮ちゃん、曙ちゃん、間宮さん、阿武隈ちゃん、如月ちゃん、長波ちゃんですね」

榛名「そのデータは?」

瑞鳳「着いてからのお楽しみで」

《ハシラジマ シュミレーションルーム》


シャア「まず宇宙空間は体の感覚が地上とは異なる。それはMSの操縦も同じだ。

視力剤の枯渇は命取り、推力剤が一定以下になった場合はすぐに母艦に帰還しろ。機体が損傷した場合もだ」

リタ「コイツの言う通りよ。 慣れてないと上下の意識に囚われて宇宙に振り回される。

シートに体を預けて宇宙に溶け込む感覚で操縦する、これさえマスター出来れば上手く力を乗せる事が出来るから」



瑞鳳「無重力での訓練、中々上手くいっているようですね」

榛名「肉体が違うとは言え宇宙世紀のパイロットが、しかも榛名の娘と『赤い彗星』も指導していますから」

満潮「…ロリコンをあんな所に放り込んで大丈夫なの?」

天城「まぁ、今は春雨さんと融合してますし春雨さんは初風さんにベッタリなんで問題無いかと」

陽炎「気にしても仕方無いんじゃない? それにリタも居るし何とかなるでしょ」

青葉「…何で陽炎さんだけ抜けてるんですか?」

陽炎「訓練は一発突破してきた」

蒼龍「それを言うならアンタもよ、青葉」

青葉「リタの記憶持ってるので宇宙の感覚なら大丈夫です」

蒼龍「チッ… シュミレーターでボコってやろうかと思ったのに」

翔鶴「本来、アグレッサーは私の役目なのですが… 今回はあの二人が適役ですね」

榛名「…何時の間にハシラジマに来てたんですか」

翔鶴「ハシラジマ防衛戦の直後です。 増援が必要、とのことで」

瑞鶴「それに、貴女達に引き渡す為の機体の調整もやってたんだから」

榛名「そう言えば新しい機体って…」

瑞鳳「では付いて来てください」


瑞鳳(G)「あれ、新しいパイロットは?」

瑞鳳「まだ訓練中。 調整は?」

瑞鳳(G)「バッチリ。あとはパイロットのパーソナルデータに合わせるだけ」

榛名「もしかして…」

瑞鳳(G)「今ヒュウガさんは別の機体の整備に出払ってるから私が弄ってるの。私が調達した機体も供与する訳だし」

榛名(一体、毎度の事どこから調達してくるんですかね…)

瑞鳳(G)「まずは私が供与した機体からね。『CAT1-X ハイペリオン』の1号機~3号機、核エンジンを外付け出来たから稼働時間に制限は無いよ」

瑞鳳「所謂スーパーハイペリオン状態だね」

瑞鳳(G)「稼働時間こそ長いけど、冷却時間も必要だから注意が必要かな。まぁ、パイロットには後でレクチャーしておく。

次に『AMX-018[HADES] トーリスリッター』、HADESは抜いてあるから暴走の危険は無いよ。リミッター解除機能は残してあるけどね」

榛名「これ、パイロット適性的に乗れる人は…」

瑞鳳「ファングを装備したガッデスに搭乗していた間宮さんが適性でしょうね。今回の戦場は擬似太陽炉搭載機が多くなる筈、ですので一旦ガッデスとガデッサは封印させて頂きました」

榛名「そう言うことなんですね」

瑞鳳(G)「そして『RX-124 ガンダムTR-6 ハイゼンスレイⅡ・ラー』、そしてもう1機の『MSA-011[Ext] Ex-Sガンダム』。これだけあれば戦えるでしょ」

榛名「そ、そうですね…」ドン引き

新戦力
・CAT1-X1 ハイペリオン1号機
・CAT1-X2 ハイペリオン2号機
・CAT1-X3 ハイペリオン3号機
・AMX-018[HADES] トーリスリッター
・RX-124 ガンダムTR-6 ハイゼンスレイⅡ・ラー
・MSA-011[Ext] Ex-Sガンダム

榛名「間宮さん、大丈夫ですか?」

間宮「…実戦に出ていなかった自分の基礎体力の無さを実感しています」チーン

天城「まさか民間人の天城以下とは…」

満潮「…そう言えば、射的も全部外してたわね」

間宮「戦闘は苦手分野なんです…」

満潮「トーリスリッター、だったっけあの機体? 間宮さんをあんな機体に乗せて良いの?」

榛名「まぁ、Ex-SとTR-6に乗せるよりは…」

天城「実戦ではサポートが要るでしょうね。満潮さんあたりの」

満潮「私は無理、と言うか嫌。私には私の目的がある」

榛名「わかっています。その邪魔をするつもりはありません」

満潮「私、Hi-νのHWSの様子見てくる」


天城「気負いすぎ、ですね」

榛名「どうにかフォローしないと…」

間宮「そう言えば編成の方が確定した、と」

榛名「あ、はい。今回の部隊編成はこれですね」


部隊編成

前衛部隊
・第1小隊『アンリミテッド』:ガンダムエピオン(瑞鳳)、ウイングガンダムゼロ(浜風)、ガンダムデルタカイ(蒼龍)、Ex-Sガンダム(飛龍)、ギャプランTR-5[アドバンスド・フライルー](夕雲)
・第2小隊『ブレイヴ』:フェンリル(榛名)、FAユニコーンB(天城)、フェネクス(青葉)、フェネクス改(リタ)、トーリスリッター(間宮)
・第3小隊『セイヴァー』:ZプラスC1[Bst](大鳳)、ZプラスC1[Bst](夕張)、ヤクト・ド-ガ(愛宕)、ヤクト・ドーガ(ユキカゼ)、リ・ガズィ・カスタム(イク)
・第4小隊『ウインド』:レジェンド(初風)、サザビー(春雨)、Hi-νガンダムHWS(満潮)、Ex-Sガンダム(長波)、ガンダムTR-6(阿武隈)、アマクサ(陽炎)
・第5小隊『ブレイズ』:高機動型ゲルググ改JR(翔鶴)、高機動型ゲルググ改YL(瑞鶴)、ゲルググキャノンJN(古鷹)、ハイペリオン1号機(如月)、Dインパルス1号機(秋月)


榛名「残りは艦隊の直掩、また必要に応じて前衛に展開する形となっています」

間宮「私、直掩の方が…」

榛名「一番バランスの良い編成がコレなので。 それに間宮さんは棲地MIの時同様支援に徹して貰う形ですので可能な限り御守りします」

天城「近接戦は姉さんと天城の担当、リタが中距離支援、青葉さんと間宮さんが後衛ですね」

間宮「何か、もっと付いて行く自信がなくなりました…」

榛名「…頑張ってください」

間宮「そんな!?」


イベント 直下

舞風「疲れたぁ… 姉さん、甘いもの無い?」

瑞鳳「あるにはあるけど… マズい備蓄用の合成甘味なら」

野分「何でそんなものを…」

瑞鳳「ハシラジマから出れなくなった時用に作ってたけど、合成食料だからどうしても味がねぇ…

カロリーはとれるけど、味覚破壊兵器みたいになっちゃったんだよ。せっかくお汁粉とかパフェとか用意したのに。腐らせるのも勿体無いし、捨てるのもオーバーテクノロジー使ってるからバレるとマズいし」

初風「どんぐらいあんの?」

瑞鳳「1年分は軽くあるね」

古鷹「作りすぎでは…?」

瑞鳳「やり過ぎた自覚はあるんです… しかもちゃんと味を確認しなかった私も悪いんで…」

イセ「お陰で、最近私のオヤツはアレだけよ。しかもマズイからどう調整すれば良いかばかり考えてる」

清霜「で、その結果は?」

イセ「察しなさいよ」

秋月「やっぱり…」

曙「じゃあどうやって疲れを取ればよいのよ」

瑞鳳「温泉?」

榛名「今、アポリアさんが清掃中と」

長波「そう言えば居たな、アポリア」

瑞鳳「暫くメンテしてたからね。色々ガタついてたらしいし」

阿武隈「でも、甘い物無いのかぁ…」

朝潮「間宮さんの羊羹でもあれば…」

瑞鳳「我侭言わないの。間宮さんだって…」

間宮「いえ、戦闘は不得手でも… 料理の体力ゲージは別にあるんです!」

全員「え…?」

間宮「合成甘味料、少し分けて頂けませんか?」

青葉「…で、調子に乗った間宮さんが一年分の備蓄合成甘味料を根絶やしにしたと」

間宮「あ、アハハ…」

イセ「次の生産分は調整してからね。特に味」

瑞鳳「そうですね…」

402「だがその前に問題がある」

瑞鳳「問題?」

402「間宮が調子に乗った分が半年、180日分以上ある。つまり14人前×180だ」

榛名「に、2520人前…」

間宮「いやぁ、やり過ぎましたね」

天城「笑ってる場合じゃないかと」

陽炎「笑えないわ、これ。 バカみたいなカロリーなのに2520人前も残ってるのよ?

並みの人間、糖尿で死ぬわ」

間宮「あ、アハハハ…」

瑞鳳「作りすぎた私もアレですが…」

榛名「間宮さんも大概ですね」

間宮「申し訳ありませんでした!」

蒼龍「まぁ、食べてる人全員キラキラしてるけどさぁ。 私も久々に間宮さんの甘味食べれたし」

飛龍「とは言え、やり過ぎはよくないわ」



その後、責任を持って残りの分は榛名とメンタルモデル全員が処分した

ヒュウガ「マスドライバーの準備、そして艦艇の準備も出来たわよ」

瑞鳳「ありがとうございます。これが、その宇宙用装備ですか」

ヒュウガ「そうよ。 MS運用ユニットも兼ねた増設装備、武装もちゃんと装備してMS搭載数は12ってところかしら」

榛名「ラー・カイラム級の両舷みたいなユニットですね」

ヒュウガ「まぁ、ベースはそれだし。宇宙戦艦でも調達できれば良かったのだけど」

瑞鳳「無いものねだりをしても仕方ありません。やるべき事をやらないと」

ヒュウガ「そうね。 任せるわよ、宇宙は」

榛名「わかっています。 色々、決着をつけてきますね」




イセ『こちらイセ、出れるわよ』

龍鳳『こちら龍鳳、増設ユニットに問題ありません』

コトネ『こっちもOK。いつでもやれるわ』

400『準備完了しました』

402『いつでも出れるぞ』

ユキカゼ『アンリミテッド01、指示を』


瑞鳳「各員、これより宇宙に上がります! 慣れ無い宙戦ですが、各員の奮起を期待します!」

《地球軌道上》


榛名「これが、宇宙から見た地球…」

天城『とても、綺麗ですね』

リタ『でもこれを私欲で手に入れようとする輩も居る』

青葉『だから、守りましょう。必ず』

間宮『そうですね…』

満潮『どうやら、もうすぐそのお邪魔虫が来るみたいよ』

ナデコ『前方に敵機を確認、総数200。 恐らくこれは第一波かと』

浜風『どうやら最初の見積もりの10倍、と見積もりましょうか』

瑞鳳『どっから持って来たんだか…』

初風『でも、片っ端から落とすだけよ』

シャア『各機、こまめに補給を行え。パワーダウンや推力切れは宇宙戦の戦死要因になる』

秋月『そう言えばパワーダウンで…』

シャア『あそこでパワーダウンさえ無ければアムロをもう少し足止め出来たのだが…』

如月『そんな事言ってる場合じゃないと思うけど』

古鷹『そろそろ出撃しないと…』

瑞鳳『わかっています。 各機、出撃してください!』


コトネ『Hi-νガンダム及びトーリスリッター、両舷カタパルトへ接続。発進どうぞ』

間宮「トーリスリッター、間宮… ブレイヴ05、行きます!」

満潮「皆、ついにこの時が来たわ… Hi-νガンダム、HWS装備。満潮、出るわ!」

ナデコ『続いてTR-6とEx-S、発進どうぞ』

阿武隈「ウインド04、阿武隈!ハイゼンスレイⅡ・ラー、出撃します!」

長波「ウインド06、長波!Ex-Sガンダム、出るぞ!」

コトネ『ユニコーンガンダム及びフェネクス、タイミングを譲渡』

天城「お母さん、お父さん… どうか天城に力を! ユニコーンガンダム、ブレイヴ02! 天城、参ります!」

青葉「フェネクス、青葉! ブレイヴ03、出撃します!」

ナデコ『アマクサ及びフェネクス改…』

リタ「そう言えばペットネーム決めて無かったね、この機体」

ナデコ『希望は?』

リタ「うーん… フェンリルの兄弟、ってことで『ヨルムンガンド』で」

ナデコ『了解しました。では改めまして、ヨルムンガンド及びアマクサ、進路クリアー』

リタ「リタ、ブレイヴ04。 フェネクス改『ヨルムンガンド』、行くわ!」

陽炎「ちゃっちゃと片付けるわよ! アマクサ、ブレイヴ05! 陽炎、行くわ!」

コトネ『レジェンド、サザビー、進路クリアー。どうぞ』

初風「レジェンド、初風! ウインド01、発進する!」

春雨「春雨、シャア・アズナブル。 サザビー、出ます!」

ナデコ『榛名、発進準備完了。 武運を』

コトネ『さっさと終わらせて、祭に行くわよ!』

榛名「了解! ブレイヴ01、榛名! フェンリル… 参ります!」

榛名「敵機、間もなくこちらの有効射程内に入ります」

浜風『了解。各機へ、艦艇群の一斉砲撃後第2小隊を前衛に展開、第1小隊は後続を。第3から第5小隊は撃ち漏らしの敵の掃討をお願いします。 

では全機オールウエポンズフリー、オープンコバット!』

全員「了解!」


コトネ「さぁ、始めるわよ。 撃ち方、はじめ!」キィン

龍鳳「砲撃、開始します」

ユキカゼ「一斉砲撃、敵の数を減らします!」キィン


艦艇からの砲撃が行われ、敵のMSにいくつかの爆発が発生する。

そしてその隙を突いて榛名達は有効射程へと突入した!


榛名「アヘッドやGN-XⅢばかり… 敵機の機動力には気を付けてください! ブレイヴ隊各機散開、戦闘開始!」

天城・青葉・リタ・間宮「了解!」


榛名はフォルクスの刀身を形成し、敵機へと踊りかかる。

強化されたフェンリルの機動力を捉えきれず、一瞬にして2機のGN-XⅢはバラバラに切り刻まれ爆散した。


榛名「行きなさい、スライサー・ビット!」


射出されたスライサー・ビットが数機の敵を纏めて切り裂きながら後続の道を作り上げる。

そして攻撃の矛先がフェンリルに向かうが…


天城「やらせません!」


接近したアヘッドをアームド・アーマーVNで破壊し、アームド・アーマーBSとDEの射撃で敵へと攻撃する天城。

その後方からフェネクスがハイパー・バズーカとミサイルで弾幕を作り上げ、敵機を牽制した。


青葉「これだけの数の相手、いくら弾薬があっても足りませんね」

リタ「なら、纏めて吹き飛ばすまで!」


ヨルムンガンドのツイン・バスター・ライフルが閃光を放ち、その閃光が10機単位で敵を消し去り道を築く。

それでもなお、敵は戦意を衰えさせない。果敢に4機のRX-0へと襲い掛かるが…


間宮「私にだって、やれるんです!」


トーリスリッターがナックルバスターやインコムで纏めて敵を撃墜し、4機のRX-0に続く。

その後方からはエピオンとウイングゼロなど第1小隊が続き、敵を悉く撃ち落とした。


飛龍「選り取りみどり、ってね!」

蒼龍「邪魔よ、アンタ達!」


デルタカイと橙色にリペイントされたEx-Sガンダムが連携して敵機を翻弄し、その隙をウイングゼロとギャプランが撃ち落とす。


浜風「夕雲、3時方向の敵を叩いてください」

夕雲「了解! しかし、数が多いと嫌になっちゃう」

瑞鳳「なら、私に任せて! 密天、烈風!」


振りかざされたエピオンの剣、その一閃が生み出した衝撃波が一瞬で敵を切り刻む。


イベント 直下

間宮「新たなる敵反応5! これは… 未確認機種です!」

リタ「2体はMAクラス! でも… 何、この感じ…?」

榛名「悪意、そして憎悪の… でも、この矛先は…」

天城「瑞鳳さん!」


瑞鳳「マスター、でも覇気が無い…!」


襲い掛かるマスターガンダムのマスタークロスを瑞鳳はヒートロッドで振り払う。

どうやら乗り手は『東方不敗』の関係者では無い、そう確信した瑞鳳は躊躇なくマスターに剣技を叩き込み破壊する!


瑞鳳「イノベイドはこんな機体まで…」

「ハッハッハ… イノベイターとか言う連中に言われて乗ってみたが、まさかテメェと出会えるとはなぁぁぁぁぁぁ!」

瑞鳳「ヘブンズソードね…! この技、まさかパイロットは…」


ヘブンズソードの放つ突風を切り払い、その動きから瑞鳳は確信した。あの時、1年前に捕まえたマフィアがパイロットであると。


瑞鳳「ミケロ… ミケロ・チャリオット! どうして貴方がここに居る!」

ミケロ「決まってんだろ! オレを破滅させた、テメェへの復讐だよ!」

浜風「瑞鳳さん、離れてください!」


ウイングゼロのツイン・バスター・ライフルの一射でヘブンズソードを牽制し、妨害を行う。

そしてその隙に飛龍は展開したリフレクター・インコムに向けビーム・スマート・ガンを放ち屈折させ、ヘブンズソードの後方に被弾させた!


ミケロ「なっ!?」

飛龍「どぉよっ! 瑞鳳、ソイツの相手は任せる! 私達は残ってるバケモンみたいなガンダムを叩くから!」

夕雲「ウォルターとグランドはこちらで引き受けます!」

榛名「グランドマスターは榛名達に任せてください!」

天城「4機のユニコーンタイプなら!」

瑞鳳「お願いします!」


視点選択 直下
1.榛名
2.瑞鳳

side-瑞鳳-


瑞鳳「応えて、エピオン…」


エピオンの胸部が緑に輝き、ゼロシステムが起動する。 本来瑞鳳にはゼロシステムなど必要無いものだ。

しかしシステムを起動させた、と言う事は瑞鳳にある決意をさせたと言う事に等しい。


瑞鳳「ミケロ・チャリオット、貴方に未来など与えない。 ゼロが見せる未来に貴方は居ない」

ミケロ「ほざけぇぇぇぇぇっ!ハイパー・虹色の脚スペシャァァァァァァァルッ!」


襲い掛かる無数の蹴りの連撃、だが瑞鳳に対しては完全に無力。 ゼロシステムなど無くとも、瑞鳳にはその脚が全て視える。

技を叩き込んだと油断したミケロ、しかしそれが命取りとなった。


瑞鳳「それだけ、ですか?」

ミケロ「なっ…」


しかし瑞鳳のエピオンに傷一つ無い。瑞鳳がかつて経てきた修業、流派・東方不敗後継者としての修業で培われた力はミケロでは傷付ける事すら出来ない。

全ての攻撃を裁き切った瑞鳳、そして瑞鳳の反撃が始まる!


瑞鳳「明鏡、止水…!」


コクピット内の瑞鳳が黄金に輝き、それに呼応するが如くエピオンも黄金の光を纏う。

そしてサーベルの刀身を巨大化させ、機体を加速させる!


瑞鳳「でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

ミケロ「ひっ…」


そして瑞鳳とエピオンは『虹色の脚』を越える速度でヘブンズソードへと剣戟を叩き込む。

ヘブンズソードはDG細胞に感染している機体、多少の損傷は即座に再生可能。しかしその再生速度を上回る速度でエピオンは切り刻んだ!


ミケロ「がッ…!」

瑞鳳「私の力は、誰かを傷付ける為じゃない! 誰かを護る為の、皆の為の力! それがお父さんから受け継いだ力の意味、お母さんから受け継いだ力の意味!

私は絶対に負けない、そして貴方達の様な悪を決して許さない!」


高く剣を掲げ、そして瑞鳳の必殺の構えを取る。 『生身の人間を殺める』、その唯一無二の覚悟を以って。

もう戻れない、自分の道が血塗られていようと進み続ける覚悟で進む為に。


瑞鳳「この一撃で、極める! 我が剣は悪を断つ剣なり、人理を乱す悪を我が剣を以って打ち砕かん!」


瑞鳳「東方不敗流剣術・最終秘奥義… 鳳ノ型! 天剣絶刀・鳳凰けぇぇぇぇぇぇぇぇん!」


父に教えられた剣技と母に教えられた体術、その全ての動きを組み合わせて放たれる無数の剣戟。

そしてヘブンズソードは四肢切り刻まれ、残されるはコックピットとなる部分だけ。 そして瑞鳳はサーベルを投げ捨て…


瑞鳳「ばぁぁぁぁぁく熱ッ! ゴッドフィンガァァァァァァ!石破ッ! 天驚けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇんッ!!」


エピオンから放たれた巨大な拳がコックピットブロックを捉える。


瑞鳳「ヒィィィィィトッ! エェェェェェェェェェェンド!!!」


そのまま瑞鳳は残されていたコックピット部を握りつぶし、消滅させた。

瑞鳳「はぁっ、はぁっ…」


コックピットの中で瑞鳳は珍しく息を切らしていた。 鍛えているし、体力も人より数倍はある。

しかしそれ以上に瑞鳳の体力は大きく消耗してしまっている。


瑞鳳「やっぱり、慣れ無い事はするもんじゃないわね…」


自分が使えるを奥義を2つも使った上に、明鏡止水によるハイパー化によって大きく体力を消耗してしまった。

それにエピオンも関節の負荷が大きく、これ以上の戦闘は不可能。 無茶な技を使う事は一度整備しない限り出来ない。


瑞鳳「母艦に戻るか… ん?」


エピオンのセンサーが何かを捉えた事に気付いた瑞鳳。 その先を見つめてみると…


瑞鳳「呆れた… まだ生きてる」


そこにはミケロ・チャリオットが漂流していたのだった。 センサーに反応したと言う事は恐らく生きてはいるだろうが、このままでは死は免れられない。

彼は悪人だが、失われかけた命を見捨てる程瑞鳳も薄情でも無かった。


瑞鳳「やっぱり、甘いかな…」


命を奪うことに躊躇いはあった、そして命を奪わなかった事にどこか安堵している自分も居る。

父親に言われていた通り、甘さを捨てる事が未だに出来ていないらしい。


瑞鳳「仕方無い… こちらブレイヴ01、これより整備の為に一時帰艦します」

イセ『了解。 珍しいわね、どうしたの?』

瑞鳳「思った以上にエピオンの関節が弱かったようです」

イセ『なら仕方ないわ。 整備メカの準備はしてあるから、早く戻りなさい』

瑞鳳「了解。 あと、死に掛けのバカ一人を収容しますので医務室の拘束用カプセルもお願いします。一番キツイやつで」

イセ『…ミケロ・チャリオットを助ける気?』

瑞鳳「いけませんか?」

イセ『別に。 瑞鳳らしい、って思っただけよ』

瑞鳳「そうですか。 では、帰艦します」

あ、やべぇ…

×瑞鳳「仕方無い… こちらブレイヴ01、これより整備の為に一時帰艦します」
○瑞鳳「仕方無い… こちらアンリミテッド01、これより整備の為に一時帰艦します」

です。申し訳ありません



榛名「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


ニュータイプ・ドライブを発動させた榛名がグランドマスターを切り刻み、機体をズタズタにする。

そしてその隙を突いてリタがツイン・バスター・ライフルの照準を敵の損傷箇所へとあわせ…


リタ「デカブツが!これで沈んで!」


そして最大出力のビームが放たれ、貫かれたグランドマスターは大爆発を引き起こした。


青葉「敵巨大兵器の撃墜を確認、おや…」

天城「敵が、退いて行く…」

間宮「ふぅ… 第一陣は退けた、と言う事ですか」

榛名「そのようです。 全機、母艦に帰艦し補給を受けましょう」

天城・青葉・リタ・間宮「了解!」

榛名(とは言え、グランドマスターが出てくるとは… まさか…)

天城「姉さん、もしや…」

榛名「…最悪の事態を想定しなkyてはならないようです」

リタ「ねぇ、あのグランドマスターってガンダムは何なの? 途中で再生してた気がしたんだけど」

榛名「母艦に戻ってから説明します。 浜風さんに報告しないと…」




イベント(休息) 直下

《超戦艦ヤマト ブリーフィングルーム》

リタ「で、あの『グランドマスターガンダム』って何なの? 私の見立てが正しければ私達が今まで見てきた機体群とは違う、どちらかと言うと深海棲艦に近い存在だった」

間宮「こちらが撃ってもすぐに再生して、榛名さんとリタさんの連携が無ければ仕留められませんでしたし」

榛名「何と言えば良いのか、スパロボでしか知らないのでその知識で良いのなら」

リタ「それで良い。今は断片でも良いから情報が欲しい」

シャア「春雨も深海棲艦でもあんな機体は知らない、と言っていた。不気味にも程がある」

初風「不気味、なんて次元じゃないわよ。 あの機体が感染した『DG細胞』は」

陽炎「そう、かなりマズいわよ。 奴等、確実に『デビルガンダム』を抱え込んでる」

リタ「『デビルガンダム』?」

榛名「デビルガンダム、それはMAやMSとは違う『モビルファイター』と言う系統の機体です。デビルガンダムは本来『アルティメットガンダム』と言う機体、そして地球環境の復活の為の生物的ナノマシンを『アルティメット細胞』…

金属でありながら生物の細胞のような働きをすることができ植物・動物を問わず一体化することができるのが特徴で、地球再生のための三大理論『自己増殖』『自己再生』『自己進化』の機能を有するのが『アルティメット細胞』だったのです」

間宮「だった…?」

榛名「アルティメットガンダムは諸事情により地球に落着、その衝撃で暴走し機能に異常をきたしてしまいました。

そして人類を地球環境浄化の障害であると断定し人類を地球上から抹殺する為『デビルガンダム』に、そのナノマシンは『DG細胞』へと変質したんです」

満潮「アンタがやろうとした事に丁度良いモンじゃない、デビルガンダムって」

シャア「…それは皮肉か?」

満潮「さぁね? で、変質してどうなったの?」

榛名「DG細胞に感染した人間は凶暴化し、脳まで侵食されるとゾンビと化してしまう… そして機体も侵食されれば変質し、変化します。

例えば瑞鳳さんが交戦した『ガンダムヘブンズソード』は元来『ネロスガンダム』と言う機体、『グランドガンダム』は『ジョンブルガンダム』と言う機体なんです」

リタ「そして自己再生能力を持つ、と言う事ね」

榛名「しかも戦闘を継続させていれば新たな機体として変質する可能性もありました。再生を上回る速度で破壊する、もしくは一撃で破壊する事がDG細胞への対処法です

深海棲艦と同質でも、榛名の『力』は通用しないでしょうし」

シャア「憎悪を消し去ったとしても意味は無いからな。 乗り手が榛名を憎悪していれば別だが」

榛名「あと、MFの性質としてそのパイロット… ガンダムファイターは機体が受けたダメージを肉体にも受けます。 パイロットに苦痛を与えて殺す、と言うのも一種の対処方かもしれません。 まぁ、感染してたら簡単には死にませんが」

陽炎「瑞鳳さんがやったアレ、結構ダメージデカイわよね。 全身を切り刻まれ続ける苦痛だもの」

初風「しかも破壊されたら即再生してたからかなりキツイ筈よ。並みの人間、ショック死しててもおかしくないわ」

リタ「エグイ真似するねぇ…」

満潮(もしかして、そのデビルガンダムってやつがアムロの言ってた『この世界にあってはならないもの』…?)

《ヤマト ブリッジ》

コトネ「ああら、ウチのエースさん。どうかした?」

榛名「エースって、そこまででしたっけ?」

コトネ「単独撃墜数47、共同撃墜6。これだけの戦績、エース級じゃない」

ナデコ「次点で瑞鳳の38、次いで天城の24ですね。 敵総数は217、残存数は38機でしたから相当数を削りましたね」

榛名「意外と落としてた… でも、少し不気味です」

コトネ「ええ、相手は巨大粒子砲を撃ってない。 撃つ気がないのか、それとも撃てないのか…」

榛名「敵は次元空間曲率変位システムの存在を知らない筈です。 まぁ、ヤマト・ブレイヴが『超戦艦ヤマト』を模している以上察しているでしょうけど」

ナデコ「防御は大丈夫です。 地球を背面に敵へ一直線で進んでいるので、敵の砲撃が地球に届く事はありません」

コトネ「こちらとしては、さっさと撃ってさっさと向こうが消耗してくれるのが良いんだけどね」

榛名「現地点から敵要塞への到達予定は?」

ナデコ「おおよそ7時間です。 まは敵の兆候は無いので休んでおきなさい」

榛名「そうもいきませんよ。 待機は継続なのでハンガーからは離れられませんし、フェンリルの補給も確認しないと」

コトノ「物資はまだある、整備も専用の整備マシンをヒュウガが載せたから大丈夫。 でも、一番必要なのはパイロットなの」

ナデコ「相手は消耗戦を仕掛ける事が出来る、しかしこちらは戦力が限られているので消耗戦は出来ません。なのでパイロットには休んでコンディションを整えて貰わないと困るんです」

榛名「ナデコ…」

コトノ「ほら、甘いもんでも食べて休みなさい」

榛名「甘い物は暫く要りません…」

ナデコ「地球を発つ前、結構食べてましたね…」

コトネ「まぁ、ともかく何か用意してあげるから。 ほら、持ち場に戻る!」


イベント選択 直下
1.満潮編『背中合わせの』
2.天城編『隣り合わせで』

満潮編『背中合わせの』

《ヤマト パイロット待機室》

ウィィィン

榛名「あれ、満潮さん」

満潮「アンタ、ブリッジ行ってたんじゃないの」

榛名「用が終わったので水分補給でもと… 満潮さんだけですか?」

満潮「ええ、さっきまで天城やらも居たけど機体に戻ってたわ。 私の機体は整備に暫くかかるからここに居るだけ」

榛名「νガンダム、Hi-νガンダムとHWSはどうでしたか?」

満潮「重い、邪魔。火力より機動力が欲しい」

榛名「機動性に変化は無い筈なのですが…」

満潮「重量のせいで余計な推力使って燃費悪いのよ。切り離し可能とは言え、私には合わないわ」

榛名「そ、そうですか…」

満潮「…ねぇ、指揮官に言って私を第2小隊に編入してくれない?」

榛名「何故、ですか?」

満潮「艦隊の直掩はもう既に数が居るし、Hi-νならアンタたちの機体に追随出来るわ。

それに、多分次の戦いでアイツが… ヒリング・ケアが出てくる、そう私の直感が告げてるのよ」

榛名「…浜風さんに打診はしておきます。 ですが、初風さんとの協議の上なのでどうなるかは解りません」

満潮「わかってる。アンタがそう言ってくれるだけで充分よ」

榛名「余裕、出てきましたね」

満潮「え…?」

榛名「今の今までいっぱいいっぱいだったのに、少し心に余裕が出来たようで」

満潮「…そうね、台場でイノベイター共が翻弄された醜態を見て少しだけ余裕が出来たわ。ザマァ見ろって」

榛名「まぁ、あの醜態は酷かったですから」

満潮「決して届かない相手じゃなかった。 手を伸ばせば届く、銃を撃てば殺せる…

それに、DG細胞だったっけ? アレを止める必要もある、って大義名分も得た。 ま、復讐よりはマシな弾丸の使い方でしか無いけどね」

榛名「弾丸も使い手、目的次第で善も悪も決まります。 決して、道を違えないでください」

満潮「わかってる。 …あと、アンタに言っておきたい事があるの」

榛名「なんですか?」

満潮「…ありがと。私がここまで来れたのはアンタのお陰、アンタがあの時私の心に呼びかけてくれたから…

だから、改めてお礼を言わせて欲しいのよ」

榛名「満潮さん…」

満潮「…何よ、何でそんな鳩が豆鉄砲食らったような顔してんの」

榛名「満潮さんの口からそんな言葉を聞くとは…」

満潮「アンタ、良い根性してんじゃない…! 礼なんか言った私がバカだったわ!」

榛名「じょ、冗談ですって!」

満潮「冗談も時と場合を弁えなさいよ! ったく、何でこんなの好きに…」

榛名「…!?」

満潮「あ… い、今のオフレコで…」

榛名「…それは無理かと」

満潮「き、聞かなかった事にしなさいよ! 何でこんな時だけ…!」


イベント選択 直下
1.姉妹編『家族』
2.間宮編『支え』
3.敵襲

ヴーッヴーッ


榛名「警報…!」

満潮「こんな時に…」

ナデコ『敵襲、数350。 戦闘可能領域はであと20分、総員第一種戦闘配備。 弾幕の展開後、各機出撃してください』

コトネ『敵の中に何機かMAが混じってるわ。 しかも1機は巨大、他のMAよりも速いから注意して』

榛名「行きましょう!」

満潮「待って」

榛名「何です、今は…」

満潮「んっ…」

榛名「んむっ…!?」

満潮「…これ、私の初めてだから」

榛名「満潮、さん…?」

満潮「だから、初めての責任取って貰う。 一緒に、帰るわよ」

榛名「ええ…!」


榛名「ブレイヴ隊、発進準備完了。いつでもどうぞ!」

瑞鳳『こちらアンリミテッド01、申し訳ありませんが『ガンダムエピオン』は整備が間に合わず出撃不可です。代わりに一時的に指揮権をアンリミテッド02、浜風へ委譲します』

浜風『こちらアンリミテッド02、了解しました』

榛名「意見具申、よろしいですか?」

浜風『どうぞ』

榛名「ガンダムエピオンが出撃不可な以上、前衛部隊戦力が不足します。 その為一時的にブレイヴ隊にウインド03、満潮さんを編入してその穴を埋めたいのですが」

浜風『了解しました。 ではウインド隊には夕立さんと『ガルムガンダム』を編入しウインド03のサインを譲渡、満潮さんとHi-νはブレイヴ06として一時編入させます』

榛名「了解。満潮さん、聞こえましたか?」

満潮『ええ、聞こえたわよ! ウインド03改め、ブレイヴ06了解!』

コトネ『各機発進! どうぞ!』

榛名「ブレイヴ隊、全機出撃!」



間宮「この熱量、大型粒子砲の砲撃が来ます!」

榛名「緊急回避!」


榛名達、ブレイヴ隊はその攻撃を辛くも回避する。 そしてその砲撃が行われた方向、大型粒子砲も持ち主を捕捉した。


天城「あ、あの機体は…」

青葉「データに無い機体、でも擬似太陽炉を搭載している…?」

リタ「何なの、あのバカみたいな威力とあの機動性!?」

間宮「該当機種は… 該当なし…?」

榛名「当然です、データベースの機種に入ってる太陽炉搭載機は2312年のものまで… あの機体は西暦『2314年』の機体…」

天城「『GNMA-Y0002V ガデラーザ』!」

満潮「この気配… ヒリング・ケアね!」

ヒリング「アハハハハハハハハハ! 居る居る、雑魚がワンサカ!

良いわ、この機体… 最高よ!アハハハハハハハハハ!」

満潮「哀れね…」

ヒリング「何ぃっ!?」

榛名「この気配は恐らく、DG細胞に感染していますね… ブレイヴ隊よりアンリミテッド02へ、ガデラーザはこちらで引き受けました。

道を拓く役目は、お任せします!」

浜風『了解、武運を! 全機オールウエポンズフリー、オープンコンバット!』

ヒリング「たった6機で、勝てると思うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


大量のファングを射出し、ブレイヴ隊へと襲い掛かるガデラーザ。


榛名「ニュータイプ・ドライヴ、起動!目覚めて、フェンリル!」

天城「NT-D… 熾りなさい、ユニコーン!」

青葉「敵をNTと認識、NT-D起動!」

リタ「ヨルムンガンド、目覚めなさい!」

間宮「トーリスリッター、リミッター解除! これなら!」


フェンリルが純白の燐光を、ユニコーンが緑の燐光を、フェネクスが蒼い燐光、そしてヨルムンガンドは赤い燐光を発しガンダムとなる。

そして続いてトーリスリッターの各部が発光し、最大稼動モードへ移行した。


満潮「力に溺れ、自我を見失って、戻れ無いところまで歪んだ。 本当に哀れね…

でも、未来は奪わせ無い。 私達の未来は、誰にも奪わせはしない! 力を貸して、Hi-νガンダム!」


それに続くようにHi-νガンダムのサイコフレームも発光し、燐光が溢れ出す。

未来へ踏み出す、満潮の決意を表すかのようにHi-νガンダムは宙を駆けてガデラーザへと襲い掛かった!


満潮「この時の為に私はあの地獄から生き残ってきた! 覚悟しろ、ヒリング・ケア! そしてイノベイター!

皆の復讐を果たして、私は明日を掴み取る! アンタなんかに未来は渡さない!」


榛名「ブレイヴ隊! ターゲット・ガデラーザ、全機突撃!」


天城・青葉・リタ・間宮・満潮「「「「「了解!」」」」」


第25話『Sail ON Futuer』

今日はここまで


因みにDG細胞の絡みですが、ラスボスはDG関係の予定じゃありませんのでご注意ください(混ぜてみるか…)

第26話『BEYOND』


天城「間宮さん!ファングの推進部を狙ってください! あそこなら正面と違ってGNフィールドは展開出来ません!」

間宮「…当たって!」


トーリスリッターの射撃がGNファングを撃ち落し、相手の反撃を避けながら天城の切り込みを援護する。

天城はハイパー・ビーム・ジャベリンを展開して迫るファングを切り裂いた。


天城「これで、半分…!」

青葉「ガデラーザって機体、どれだけファングを積んでるんですか…!もう、相当数撃ち落した筈ですよ!」


バスタービットを展開したヨルムンガンドとフェネクスは背中合わせでファングを攻撃し、数を減らし続ける。

しかし4機の限界は近い。 弾薬やエネルギーはもう半分以上消耗した。


青葉「せめて、全小隊で一斉にガデラーザを攻撃出来れば…!」

天城「ガデラーザは単機での無双に特化した機体、大勢で挑めばそれこそ敵の思う壺です! それに、このファングの速度を裁くにはNTかそれに近しいものをぶつけるしか…!」

間宮「私、オールドタイプなんですけど!?」

リタ「普通にガッデスとかトーリスリッター乗りこなしてるし、追随出来るんだから大丈夫!」

青葉「雑談している場合ではありません! まだまだ来ますよ!」


4機に襲い掛かるGNファング、天城達は互いをフォローしながら奮戦を続ける。

そして榛名達は…


榛名「行きなさい、ビット!」

満潮「フィン・ファンネル!」


二人の放つオールレンジ攻撃が殺到するミサイルを撃ち落し、フェンリルとHi-νはガデラーザへと肉薄する!

ガデラーザもクローを展開し、Hi-νに掴みかかろうとするが満潮はそれを回避して背部の擬似太陽炉へとハイパー・メガライフルとシールド・ビームキャノンを放ち、直撃させた!


ヒリング「クソッ!クソックソッ! この虫ケラ風情がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

満潮「チッ… 擬似太陽炉に当てたのに、もう再生してる…!」

榛名「ガデラーザ本体の太陽炉の数は7、その全てを同時に破壊しないと…!」

満潮「でも、再生速度も落ちてきてる。 DG細胞ってヤツにも、再生にはある程度エネルギーが必要みたいよ」

榛名「そして擬似太陽炉は永久機関では無い、限界は必ずある筈です!」

満潮「どっちが先に力尽きるか、根競べって訳?」

榛名「そう言うことに、なると思います! もう一度、来ます!」


GNブラスターによる砲撃を2機は回避し、オールレンジ攻撃によってガデラーザの軌道を制限する。

榛名は背部のタクティカルアームズⅡLをデルタフフォームへと変形させ、フェンリルを加速させガデラーザへと肉薄した!


榛名「捉えました! サイコ、フィールドッ!」


フェンリルの拳にサイコ・フィールドを収束させ、ガデラーザへと打撃叩き込み、波紋状のフィールドを流し込む!

流し込まれた波紋状のフィールドによって、ガデラーザを崩壊しかけるがDG細胞がそれを拒むように即座に再生する。


榛名「やはり、これでも駄目ですか…!」

ヒリング「鬱陶しいんだよ!ガンダムぅぅぅぅぅぅぅ!」


視点選択 直下
1.青葉
2.間宮

side-間宮-


間宮「私だって頑張らないと… 榛名さんや満潮さんだって頑張ってるんだから…!」


たった2機で300m近い巨躯のMAを相手に苛烈な戦闘を繰り広げる榛名と満潮、自分はその手伝いしか出来ない。

私は戦う事が嫌いだ。だから銃だって下手だし、基礎体力も駆逐艦以下しか無い。それでも、私はこの『トーリスリッター』で戦う。


間宮「あの二人がまだ立ってる、だから私も倒れる訳にはいかないの!」


トーリスリッターの隠し腕を展開して、接近するファングを切り裂く。

初めて好きになった人が皆を守る為に戦っている、初めて守ろうとした子が復讐の為に戦っている。私には特別な力なんてない、オールドタイプだしデザインチャイルドでも何でもない。それでも…


青葉「間宮さん! 残りのファングはこちらで引き受けます!」

間宮「え…?」

天城「GNファングもそんなに残っていませんし、ここは天城達だけで充分です。だから、姉さん達の救援にまわってください!」

リタ「まだそっちには武器もエネルギーも残ってるでしょ! ファングだけなら何とか出来るから、ママのサポートをして!」

間宮「し、しかし…!」

天城「姉さんと満潮さんに同時に合わせられるのは間宮さんだけです! だから、速く! 必ず合流しますから!」

間宮「…! 了解!」


トーリスリッターを加速させ、榛名さんと満潮さんの下へと急ぐ。 自分に何が出来るのか、なんて事はわからない。

もしかしたら何も出来ないかもしれない、あの二人にとっては足手纏いかもしれない。それでも…


間宮「私にだって守りたいものくらいある、その為なら戦える…!」


もう迷いは無い、躊躇も無い。 あの二人のためなら、喜んで引き金を引ける。

戦う事から逃げていた、艦娘の頃の私は居ない。今の私は一人のパイロット、『トーリスリッター』の乗り手。


間宮「トーリスリッター… 私に、守るだけの力を貸して!」


その呼びかけに、トーリスリッターは応えたような気がした。 そして有効射程内に巨躯のMA『ガデラーザ』を捉える。


間宮「二人共、援護します!」

満潮「間宮さん!?」

間宮「ファングはあの3人が引き受けてくれました! なので…」

ヒリング「邪魔だぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


GNブラスターをこちらに向け放つガデラーザ、しかしトーリスリッターは操縦をしていないのに回避行動を取る。


榛名「何、この感じ… トーリスリッターのカメラが、赤く… まさか…!」

間宮「ありがとう、トーリスリッター。これなら、私でも!」


コックピットのモニターに灯る『HADES』の文字、どうやらオミットされていた機能の一部らしいが詳しくはわからない。

だけどこれならばあの巨躯のMAと戦える、あの二人と並べる。


満潮「間宮さん、いけるのね?」

間宮「はい…!」

榛名「こうなったら… 行きましょう、二人とも!」


そして私達はガデラーザへと攻撃を殺到させた!

今日はここまで


間宮&トーリスリッター、覚醒。

現在の『HADES』は緊急時の自動操縦機能の一部が発動している状態、パイロットへの負荷は限りなくゼロに近い状態です。

また間宮も『HADES』に完全適応、負荷なく使いこなせるようになりました。


※因みに選択肢で青葉を選んだ場合は、青葉の『覚醒』がありました

3機のMSによって追い詰められるガデラーザ、無数に近い量のミサイルを生み出しながら反撃するも榛名達には通用する筈も無い。

NTとして覚醒した榛名と満潮、そして『HADES』の力を使いこなしながらNTに近い反応速度で戦う間宮を相手にするにはヒリングの能力は高くなかった。


ヒリング「クソが!何で私が追い詰められてるのよ!? コイツ等は唯の人間、イノベイターを倒せる訳が無いのよ!?」

間宮「そうやって見下し続けるから、追い詰められるんです…!」

榛名「DG細胞とガデラーザ、確かに強力な組み合わせ… しかしDG細胞は人の手には余る存在、自称・人を超えた者でも扱える訳は無いんです」

満潮「それに気付かないでその力を使った、アンタ達の落ち度よ」


その間にもファンネルやビット、そしてトーリスリッターの射撃がガデラーザへと殺到し傷を付けていく。

ガデラーザも即座に再生しようと試みるが動力源である擬似太陽炉の出力が落ち、再生速度も徐々に落ちる。そして…


天城「姉さん! 遅くなりました!」

青葉「ファングは全て破壊しました!残るは本体だけです!」

リタ「このまま、6機の最大火力で叩くよ!」

ヒリング「なっ…!?」


ファングを全て破壊し現れた3機のユニコーンタイプ。 ヒリングはファングを再生させて射出しようとするが…


リタ「青葉ママ、合わせて!」

青葉「わかってます! 残ってる弾薬、全部持って行きなさい!」


左右の射出口に、ツイン・バスター・ライフルとフェネクスに装備されたミサイルやバズーカの攻撃が直撃し大爆発を引き起こす!

即座に再生は不可能、と判断したヒリングは無数に生成したミサイルで攻撃を行おうとした。


間宮「既にミサイルをどこから撃つかはわかっています! これでも、受けなさい!」


『HADES』の補助を得た間宮はトーリスリッターの持つインコムとライフル、シールドのメガ粒子砲を発射口に打ち込んで誘爆させる!

その爆発の影響で再生が一瞬遅れ、速度が落ちる。例え一瞬だったとしても、生まれた隙を逃す程榛名と天城の反応は遅くない。


榛名「天城! やれますか!」

天城「姉さんに出来るのなら、天城にも出来ます!」


純白の燐光を纏うフェンリルと緑の燐光を帯びたユニコーン、その燐光を拳に集めてガデラーザへと機体を加速させて同時に拳の一撃を叩き込む。

2機から流し込まれる波紋状のサイコ・フィールドがガデラーザの機体を蝕み、徐々に崩壊させていく。


ヒリング「擬似太陽炉の出力が!? 再生が、追いつかない!?」


もうガデラーザの粒子生成能力は限界に近い。 そしてDG細胞を使用し機体と繋がっているヒリングは機体を放棄して脱出する事も叶わない。

榛名「満潮さん! 決めてください!」

満潮「わかってる! アンタだけは私が殺す、ヒリング・ケア!」


ガデラーザの正面にまわり、Hi-νガンダムの持つ全ての火器の照準を合わせる満潮。だがガデラーザも残る粒子を全て集め、GNブラスターを放つために発射口を開く。


ヒリング「こんな、こんな奴等にぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

満潮「皆の仇よ… 地獄に落ちろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


Hi-νガンダムから放たれるビームがガデラーザを貫き、機体が内部から爆発を始める。既に再生は不可能、ガデラーザは限界を迎えていた。


ヒリング「た、助けて!リボンズ!!」

満潮「私の仲間も、そう言いたかったでしょうね。死にたくないって… 

でもね、アンタ達のせいでそれすらも許されなかった。だから、その報いを受けなさい」


ヒリングの断末魔と同時に、ガデラーザは一つの巨大な火球となる。

宇宙に生まれた巨大な光が消え、そこに居るのは4機のユニコーンタイプとトーリスリッター、そしてHWSを身に纏ったHi-νガンダムだけだった。


満潮「皆、仇は討ったわ… まだ、一人目だけど」

満潮(そしてごめん… まだ、私はそっちへは逝けない。 この命が尽きない限り、皆の分の想いを背負ってこれからも戦うから)


浜風『こちらアンリミテッド02、ブレイヴ01聞こえますか?』

榛名「こちらブレイヴ01、ガデラーザを撃破。 全員無事です」

浜風『了解しました。 敵は後退を始めました、全機母艦へ帰投してください』

榛名「了解。 ブレイヴ隊全機、帰投します」

天城・青葉・リタ・間宮・満潮「了解!」


《ヤマト 格納庫》


榛名「満潮さん、降り無いんですか? このままでは整備も…」

満潮「ごめん、ちょっとだけ… あと、ちょっとだけ…」

スッ…

榛名「大丈夫ですか?」

満潮「大丈夫よ… もう、ちゃんと一人で立てるから」



リタ「仇討ち、一応第一段階は終わったみたいだね。まぁ、リボンズを殺さない限りは終わらないだろうけど」

天城「でも、これで少しは余裕も出来そうです」

青葉「棲地MIで満潮さんを見つけた時、まさかこうなるとは思いもよりませんでした」

間宮「そうですね… 少しだけ、あの子も強くなった気がします。私の手なんか、必要無いくらいに」

天城「そう言えば間宮さん、トーリスリッターの方は…」

間宮「特に現状、問題は無いそうです。 メディカルチェックも簡易ながらやってきて、異常なしと判断されました」

リタ「トーリスリッターの『HADES』、確か連邦の強化人間のプロトタイプ用のシステムだって聞いてるけど。まさかまともに使えるなんて…」

間宮「私、どこかおかしくなったのでしょうか…」

青葉「まぁ、ぶっちゃけこの小隊のメンバー全員どこかしら人外の域に至っちゃってますし… 丁度良い具合なのかな、と」

リタ「ニュータイプ×3にその内デザインチャイルド1名、あとニュータイプ疑惑持ちと強化人間1ずつ、そして『HADES』適合パイロット1名… 

まともな人間、誰一人として居なくなってる」

イベント選択 直下
1.間宮『変わっていく自分と』
2.青葉『二人の間には』
3.天城『変わらない絆』

間宮編 『変わっていく自分と』


《ヤマト 仮眠室》

榛名「ガデラーザ、か…」

榛名(確かガデラーザは後に複数機が生産されていた。もし、その複数機がDG細胞を使用した状態で戦線に投入されたら…

恐ろしくて考えたくもないですね… ガデラーザ以外にもGN-XⅣやブレイヴが投入される可能性も…)

コンコン

榛名「…この感じ、間宮さんですね」ピキィン

間宮『あの、起きて居ますか?』

榛名「はい。何か御用ですか?」

間宮『少し相談事が…』

榛名「構いませんよ。入ってください」

ウィィィン

榛名「どうかなさいましたか?」

間宮「私、どこか変ですか?」

榛名「…?」

間宮「トーリスリッターの『HADES』は常人には使え無い代物、その為オミットされたと瑞鳳さんから聞いていました。

しかしオミットされていた筈の機能が復活して、機能を使用しても私は『HADES』の影響を一つも受けていません」

榛名「常人では使えない『HADES』を使える、しかも強化措置を受けていないのに。 だから間宮さんはどこかおかしくなった、そう言いたいと」

間宮「はい。 漠然としているんですが、今までとは何かが違うような… そんな気がするんです」

榛名「そうですね… 特に問題はありませんよ。 榛名も、似たような経験があります。

榛名がニュータイプへと変わりはじめた時、間宮さんと同じ様な気持ちになりましたし」

間宮「榛名さん…」

榛名「寧ろ、天城や満潮さんみたいに自信の変革に戸惑わない人の方が少ない筈ですよ。 間宮さんに偶然『HADES』の適性があった、それで良いじゃないですか。

もしかすれば、榛名や天城と同じニュータイプ化の前兆かもしれません。 『HADES』の原型たる『EXAM』は元々NTの力を再現するもの、そう聞いていますしNTだから影響を受けないという可能性もあります」

間宮「私が、ニュータイプですか…?」

榛名「それに特殊なシステムの使用者、と言う括りなら瑞鳳さんや浜風さん、初風さんも『ゼロシステム』を何の影響もなく使いこなしています。

間宮さんは『HADES』の適性を偶然持っていて、それを扱えるだけの強靭な力を持っていた。 それだけかもしれませんし」

間宮「しかし…」

榛名「大事なのは心、変わっていく自身を受け入れ、前に進もうとする心こそが重要なんだと思います。 それが榛名から、先に同じ様な状況になった先達からのアドバイスです」

間宮「心…」

榛名「心は貴女を、『間宮』と言う人間を構成する大事なものです。 決して、見失わないでください」

間宮「はい…!」


イベント選択 直下
1.天城『変わらない絆』
2.青葉『二人の間には』
3.続・間宮

間宮「ありがとうございます。疲れている時に、相談を持ち込んでしまって」

榛名「大丈夫ですよ。元々体力だけは有り余ってますから」

間宮「その割りには知ってる限り2度、疲労で倒れてますよね? 天城さんに『姉さんはよく倒れる』と聞いていますし…」

榛名「今年は天城の料理以外で4回… まぁ、例年通りくらいには倒れてますね」(1回目・金剛の件による精神的ショック、2回目・ヤマト達との再会の混乱、3回目・NT-D過剰使用の疲労、4回目・アンチェインド使用後)

間宮「気絶し過ぎですよ!?」

榛名「昔からの癖なもので… 辛い事や痛いことがあれば意識を手放したほうが早く終わりますから、一種の逃げ癖みたいなものです。

あの場所で、あの地獄で心を殺さずに生きていくにはそれが一番楽でしたから」

間宮「榛名さん…」

榛名「中学校に入ってからは改善の方向に向かってたのですけど、未だに治らないんです」

間宮「…それでも、榛名さんは前に進もうとした。私から見ればとても立派だと思います。だからこそ貴女は『変革』出来たのかもしれません」

榛名「そんな立派なものではありませんよ。『可能性』は誰の中にもある、榛名はその可能性の一つを引き出せたに過ぎません。

だから天城も、満潮さんもニュータイプへと変わった。 間宮さんにも、その可能性はあるんです」

間宮「私の中の『可能性』…」

榛名「人間には内なる神、『可能性』と言う名の神を等しく持っています。その可能性を信じれば道は拓ける…

間宮さんが変わることを選べば、変わることを受け入れれば直に応えてくれます。榛名がこの力を目覚めさせたのは青葉さんを助けたいと言う意志ですから」

間宮「変わること、それを受け入れる…」

榛名「でも、目覚めた可能性を過信し驕ってはいけません。 そうなってしまったら、最後は彼等のようになります」

間宮「イノベイター、ですか」

榛名「はい。イノベイターは自分が優良種であると思い込んでいます。 榛名と同じ、被創造物なのに」

間宮「…」

榛名「だから榛名はフェンリルで、神殺しの狼の名を冠する機体で彼等を討たなければなりません」

間宮「…あまり、気負わないでくださいね。いつも、そうやって抱え込んで… 天城さんも、そこが悪癖だって言ってますよ」

榛名「でも、彼等は榛名が引導を渡さなければならない相手なんです。 榛名が生まれてしまったから、彼等が生まれた… その責任があります」

間宮「ならその責任を私にも、この間宮にも分けてください」

榛名「え…?」

間宮「実は準決勝まで私は迷ってたんです。 彼等を本当に討たなくてはならないのか、分かり合う手段は無いのかと…

だけど満潮さんの姿を見て、彼等の傲慢さを知ってようやく決心が出来ました。 彼等は、イノベイターは私の敵です」

榛名「間宮さん…」

間宮「だから、今ならトーリスリッターに乗る事に躊躇いはありません。 貴女の重荷、私に分けてください」

榛名「…もう、戻れなくなりますよ?」

間宮「覚悟しています」

榛名「なら、榛名から言うべき事はもうありませんね… でも、誓ってください。必ず、生きて帰ることを」

間宮「誓います。 だから、榛名さんも生きて帰ることを誓ってください」

榛名「わかりました。 必ず、榛名も生きて帰ります」

間宮「約束、ですよ?」

榛名「はい、約束です」



イベント選択 直下
1.妹×4『家族』
2.青葉・古鷹『信頼』

《ヤマト 格納庫》


榛名「あれ… ゲルググ?」

青葉「榛名さん、どうしたんですか?」

榛名「整備状況の確認に来たんですけど… 古鷹さんのゲルググキャノンが何故かありまして」

青葉「本当だ… 特に損傷とかは無いようですけど、何時の間に来たのでしょう」

古鷹「あれ、榛名さんに青葉。どうしたんですか?」

榛名「いや、榛名達は母艦がこの艦なので。古鷹さんこそ、どうしてヤマトに?」

青葉「古鷹、確か母艦は龍鳳の筈ですよね?」

古鷹「実は搬入時のミスでゲルググ用の部品が全てヤマトに積載されてしまったようなんです。龍鳳に所属しているゲルググ3機の整備がままならないので受け取りに来たのですけど…」

榛名「あぁ… もしかしてこのコンテナ…」

古鷹「全部、ゲルググ用です。とても私の機体だけでは運べなくて、今翔鶴さん達を呼ぼうか迷っていたんです」

青葉「コンテナ6つ分… 何でこんなに」

古鷹「2つは翔鶴さんと瑞鶴さんのBR型用なんですけど、残り4つが私のC-1A型用のパーツでして… 狙撃用にカスタマイズしてある特殊機なもので、専用のパーツがかなり必要とか。

頭部やセンサー周りのパーツは互換性が一切無いのでパーツの共用も出来無いそうですし…」

榛名「機体の仕様上それは仕方ありませんね…」

青葉「あ、そうだ。 榛名さん、フェネクスで手伝っても大丈夫ですか?」

榛名「なら榛名もフェンリルを出しましょう。 コトネ達に許可取って来ます」

榛名「こちらブレイヴ01、荷物の牽引完了しました」

青葉『ブレイヴ03、こちらも完了しました』

古鷹『ブレイズ03、お願いします』

榛名「では、これより龍鳳に向けて輸送を開始します」



古鷹『ありがとうございます、榛名さん。それに青葉』

榛名「いえ、フェンリルの馬力ならゲルググよりも上なので当然ですよ。このほうが早く輸送も終わって敵に備えられますから」

青葉『それに、宇宙での訓練の一環にもなりますし。 あと龍鳳に積載してるバズーカ類の弾薬の受け取りも兼ねてるんで』

榛名「以前から疑問なんですが… なんでミサイルやらバズーカやら、実弾兵装ばかりをフェネクスに装備するんです?」

青葉『爆発とか派手ですし、それに牽制の弾幕作りにはもってこいですから。それに爆発とか爆薬とか、割と好きなんですよ』

榛名「そのためにFAプランB形態から元に戻したと…」

青葉『あの装備もどちからと言えば近接寄りでしたし、今のコレが一番落ち着くんです』

古鷹『私も、ヘビーアームズを降りてこの機体を譲って貰ったのはスナイパーライフルを持っていたから… 狙撃特化機体だからなんです』

青葉『結局、昔からそれしか出来ないからなんです。古鷹は狙撃、そして青葉は爆破… これしか能が無いから、そうするしか無いんですよ』

榛名「二人共…」

青葉『結局、自分の業からは逃れられないんです。 それが青葉達の、血で染まった手ではそれしか出来ないから。

とは言え、青葉達は恵まれた方だと思いますよ。榛名さんと言う人に拾われて、新しい道も拓けましたし』

古鷹『私も榛名さんが居てくれなかったら記憶を取り戻すことも、お母さんとお父さんにまた会うことも出来ませんでした。ありがとうございます、榛名さん』

榛名「いえ、お二人のお陰で榛名はこの力を… 自分を変える事が出来ました。 お二人が榛名をニュータイプとして目覚めさせてくれたんです。

それに、青葉さんには一度助けて貰いましたから」

青葉『あぁ、四月の… でも、アレその気になれば榛名さん一人で鎮圧できたんじゃ…』

榛名「リアルで拳銃を見れば、誰しもああなります。 何時撃たれるかと結構怖かったですから」

古鷹『それ、トマホークでオートマトンを切り刻んだ人の台詞じゃないと思います』

榛名「この数ヶ月で色んな出来事が… 世界を知り、生まれを知り、そして力の意味を知った。 だから怯えてる暇なんかない、そう思ったら咄嗟に体が動いたんです」

青葉『ま、そう言う事にしておきましょう。 もうすぐ龍鳳です。着艦申請しませんと』

榛名「そうですね。 こちらブレイヴ01、龍鳳へ。 これより着艦します」

龍鳳『話は聞いています。 2番カタパルトを使ってください』

古鷹「コンテナ、荷物の搬入完了しました。 2人共、ありがとうございます」

榛名「いえ、これくらいの事は… あれ…?」

青葉「コンテナ、しかもMS大ですね」

古鷹「あのコンテナ、中身を知っている人は誰も居ないんです。MSのようなんですが、何故コンテナに入ってるのかも…

もしかすれば初風ちゃんか浜風さんなら知ってると思いますが」

榛名「そうですか… ま、今気にしても仕方ありませんね」

古鷹「あの、榛名さん… 私も、精一杯戦います。 狙撃しか出来無いけど、それでも… だから、必ず生き残りましょう」

青葉「青葉達は散々貴女を欺いてきたんです、信頼なんて無いかもしれませんが…」

榛名「いえ、お二人を… 衣笠さんを含めて、皆さんを信用していますよ。そうでなければ、背中を預けたりなんて出来ませんから」

古鷹「榛名さん…」

榛名「榛名も、生き残ってみせます。 この約束を違えたら、今度は信頼しませんからね」

古鷹「はい…!」

榛名「青葉さんも、です。 絶対に生き残りますよ」

青葉「了解です!」



イベント選択 直下
1.龍鳳編『宇宙と星と』
2.如月編『互いの温もり』

龍鳳編『宇宙と星と』


《龍鳳 ブリッジ》

榛名「失礼します、龍鳳さん」

龍鳳「あ、榛名さん。お疲れ様です」

榛名「予備のバズーカや弾薬、本当に頂いても良いんですか?」

龍鳳「はい。元々そんなに数はありませんし、翔鶴さん達も使わないと言っているので」

榛名「では、ありがたくこちらで使用させて頂きます」

龍鳳「それより… あのMAと戦って、大丈夫でしたか?」

榛名「あぁ、ガデラーザとの… えぇ、こちらに被害はありませんでしたし。確かに強力かつ厄介でしたが、パイロットの方が暴走状態で対処は出来ない程ではありません」

龍鳳「そうでしたか… 良かった…」

榛名「心配してくださったのですか?」

龍鳳「当たり前です! こんな宇宙空間で戦うと言うだけで本当は怖い筈なのに、あんな戦艦くらい大きなMAと…

いくら榛名さんがニュータイプでもあんな敵相手にあんな少数で…!」

榛名「恐らく、単機では勝ち目が薄かったでしょうね。 でも天城や青葉さん、リタと間宮さん、そして満潮さんが居ましたから」

龍鳳「榛名さん…」

榛名「怖くなかった、とは言いません。ですがそれ以上に、みんなの為に戦うと決めたから… デザインチャイルド、終末の獣に関する全てを終わらせる為に」

龍鳳「…私が、私が生まれなければこんな事態には…」

榛名「いえ、この原因は『完成体のデザインチャイルド』… PF-03、榛名が生まれてしまった事が原因なんです」

龍鳳「それでも、基礎技術は私で確立されてしまった… だから遠因は私に…!」

榛名「いえ、榛名が直接の原因であって…」

龍鳳「でも…」

榛名「…この調子だと堂々巡りになるだけです。この話は止めましょう」

龍鳳「…そうですね」

榛名「龍鳳さんも、こんな不慣れな宇宙空間… しかも増加の装備まで使って、お疲れ様です」

龍鳳「いえ、私はここに居て火器管制を行ってるだけであとはヤマトさん達が増加装備のコントロールをしているんです。

パイロットの榛名さんに比べたら… 宇宙から地球を眺めたり、星を見ているだけなんですから…」

榛名「星、好きなんですか?」

龍鳳「はい… 榛名さん達で出会って、初めて本当の空を見て、星が綺麗だと実感して… それ以来、星が好きになったんです。

そして地球も、私達の暮らしている地球があんなに綺麗だって、ここに来て初めて知って嬉しいんです」

榛名「そうですね… とても、宇宙は綺麗です」

龍鳳「あの… 榛名さん、少しだけ我侭を言って良いですか?」

榛名「何ですか?」

龍鳳「今度… イノベイターに関する全てを終わらせて平和になったら、二人でもう一度宇宙に来てみませんか?」

榛名「構いませんよ。 まぁ、許可が下りればですが… 少しくらいは、許してくれるでしょうけど」

龍鳳「あ、ありがとうございます!」


イベント選択 直下
1.如月『互いの温もり』
2.秋月『繋いだ心の』
3.ヤマトに戻る

秋月編『繋いだ心の』


《龍鳳 待機室》


秋月「あれ、榛名さん!?」

榛名「秋月さん、どうかしましたか?」

秋月「いえ、何故龍鳳に榛名さんが…」

榛名「古鷹さんのお手伝いでコンテナを運んできたんです。それで今推進剤の補給をやってくれる、と言うのでお言葉に甘えているところです」

秋月「そうでしたか… てっきり、こっちに配備になったのかと…」

榛名「いえ、流石にヤマトの機能が生きている以上それはありませんよ」

秋月「そうですよね… 早とちりしてしまいました…」

榛名「インパルス、調子はどうですか?」

秋月「悪くありません。ザクⅢに比べて操縦系統もマイルドになってますから」

榛名(どうやら、相性は良かったようですね)

秋月「あの、榛名さん… 少しだけ、良いですか?」

榛名「どうかしましたか?」

ギュッ

榛名「え…?」

秋月「怖かった… 何度も、敵の攻撃が飛んできて、被弾しかけて… もう慣れていた筈なのに、昔はいっぱい戦ってた筈なのに…」

榛名「秋月さん…」

榛名(震えてる… 宇宙で初めての戦闘だからか、それとも…)

秋月「榛名さんはもっと怖いところに、もっと怖い敵と戦ってるのに… 私、臆病になったのかもしれません…」

榛名「戦う事に、慣れなんてありませんよ。誰でも死ぬ事は怖い、怖くないなんて人は極少数ですから」

秋月「榛名さん…」

榛名「榛名だって怖いです。でも誰かを失う事の方がもっと怖い、だから榛名は戦えるんです」

秋月「榛名さんは、強いです…」

榛名「そんな事はありません。唯一人の、他の人と何ら変わらない唯の人間です。秋月さんも決して弱くはありませんよ」

秋月「秋月は…」

榛名「怖いなら、榛名が守ります。 榛名、必ず帰りますから」

秋月「ありがとうございます… でも、もう少しこうさせてください…」

榛名「構いませんよ。気が済むまで…」

如月編『互いの温もり』


如月「あら、榛名さん… もう戻ったと思ってたのだけど…」

榛名「いえ、あと少し補給に時間がかかると言う事で。 フェンリルは完全なワンオフ機ですから」

如月「同型、と言うか同じ仕様になっているのはリタちゃんの『ヨルムンガンド』だけだものね。仕方無いわ」

榛名「如月さんはどうしてここに?」

如月「パイロットスーツのメット外したら寝癖付いちゃってね… シャワー浴びてきたの」

榛名「あぁ、だから少し良い匂いが…」

如月「いつものシャンプーじゃないけどね。いつものは持って来れなかったから」

榛名「いえ、普通に良い香りですよ。 一人暮らしの時に榛名が使ってたものに比べたら…」

如月「一体どんなシャンプーとか使ってたのよ…」

榛名「それ、聞きます…?」

如月「止めとく。今の私なら十中八九怒りに呑まれそうなもの使ってそうだし」

榛名(安い奴を大量に買い込んで使ってたなんて言えやしません…)

如月「あら…?」クンクン

榛名「どうかなさいましたか?」

如月「いつもの榛名さんと匂いが違うような… 他の人の匂いが付いてる…?」

榛名「?」

如月「そうねぇ… 榛名さん、キスでもした?」

榛名「ブッ!?」

如月「図星、ね… 満潮ちゃんかしら?」

榛名「ど、どうしてそれを!?」

如月「女の勘、よ。同じベッドで過ごした仲なんだし、気付かない訳がないわ。 多分天城さんなんかは気付くんじゃないかしら」

榛名「えぇ…」

如月「でも、ちょっと悔しいかな… 初キスだったんでしょ?」

榛名「お恥ずかしながら…」

如月「別に恥ずかしい事じゃ無いとは思うけど。ちゃんと好きな人が出来るまで守ってた訳だし」

榛名「そ、そうですか…」

如月「ま、今更どうこう言っても仕方無いわ。やっちゃったものはやっちゃった訳だし、だから… んっ…」

榛名「んっ…」

如月「キス、しちゃったわね。 抵抗とか無かったの?」

榛名「まぁ如月さんなら、と…」

如月「嬉しい事言ってくれるじゃない。…榛名さん、必ず生き残りましょう。 貴女の答え、終わったら聞かせてね」

榛名「ええ、全てが終わったら…」

ヤマト『『フェネクス』『フェンリル』、カタパルトに固定。リニアボルテージ上昇、射出タイミングを譲渡』

榛名「アイハブコントロール。青葉さん、そちらは?」

青葉『アイハブコントロール、出せます』

コトノ『じゃ、とっとと発進しなさい』

榛名「なんか、対応が冷淡じゃありません?」

コトノ『親友が散々とっかえひっかえ年下の同性を誑し込んでる姿見てドン引きしてるのよ』

榛名「…ごめんなさい」

コトノ『榛名が同性に好かれまくるのは前からだし、優柔不断なのも前からだし… 別に気にしてないわ』

榛名「待って、その前者何?」

コトノ『大学時代、よく聞かれたのよ… 榛名は同性でもイケる口か、って。同じ学科とか学部、仕舞いには学外からも…』

青葉『…なんか、誇張してません?』

コトノ『うん、学外は嘘。後は本当』

榛名「…何で、それを教えてくれなかったんです?」

コトノ『だって貴女、バイト三昧で恋愛事に現を抜かす余裕は無いって言ったじゃない』

榛名「そうでした…」

コトノ『ま、この件は後々全員に話そうかしら。オリジナルと一緒に、ある事無い事晒しあげてやる』

榛名「止めてください!?」

ヤマト『あの、早く発進して貰えないでしょうか…?』

榛名「あ、ごめんなさい。 フェンリル、これより超戦艦ヤマトに帰投します」

青葉『同じくフェネクス、母艦に戻ります』


《ヤマト格納庫》


榛名「ふぅ… あと、どれくらいでしょうか?」

青葉「先程の戦闘で2時間食いましたからね。あと7時間くらいじゃないですか?」

榛名「敵襲、無いと良いですけど…」

青葉「そうですね… こちらの弾薬も有限ですし、パイロットの疲弊もありますから」

天城「あ、姉さん。お帰りなさい」

榛名「天城、どうしたのですか?」

天城「今から食事、なんですけど… どうします?」

榛名「丁度食事もしたいと思っていたので行きます。青葉さんは?」

青葉「そりゃ行きますよ。腹が減っては戦は出来ぬ、ってね」

《ヤマト 食堂》

榛名「味気、無いですね…」

青葉「栄養が満点であるのはわかるのですが… 不味い云々以前に、味が無いです」

天城「軍用食、レーションの類だと思えば食べられないことも無いのですが…」

満潮「見た目が普通のハンバーグって… これ完全な詐欺じゃない!?」

初風「期待させておいてこの一気に落とす感じ、嫌がらせよ」

阿武隈「不味いレーションとかは食べ慣れてたけど、これはね…」

陽炎「前まで栄養があれば不味くても何でも良いって思ってたけど、随分と贅沢な味覚になっちゃった事…」

長波「リタ、宇宙世紀もこんな感じなのか?」

リタ「いや、まだ宇宙世紀の方が普通に良かった。強化人間用の特殊な食事だったけど」

シャア「アーガマの食事は比較的恵まれていた、と言う事か…」

リタ「アンタ、ネオ・ジオンの時は『レウルーラ』で豪華な食事でもしてたんでしょ。総帥だし」

シャア「そうでもしないと五月蝿い輩が多いのでな。しかし堅苦しくて私は好かん。アーガマに居た頃が私には合っていた」

リタ「自慢か…!」

榛名「…あれ、間宮さんは?」

天城「先に食事を済ませていたのですが… 激怒しながらブリッジに行きました」

満潮「ブチギレながら直談判しに行ったのよ。キッチンと調味料を寄越せ、って」

陽炎「そりゃ人一倍食に拘る間宮さんならそうなるか…」

長波「キッチンが暖め用のレンジしか無い、って時点で怒ってたな…」

青葉「そもそも、調味料積んでるんです?」

春雨「えと、確か物資搬入の際にそれっぽいものは無かったような…」

初風「最悪よ… こんな事ならポン酢でも買っておくんだった!」

ウィィィィン

間宮「…」

榛名「ま、間宮さん…?」

間宮「聞いてくださいよ… この艦、キッチンも調味料も何も無いんですよ!?」

満潮「知ってる」

間宮「私の腕をどこで活かせと言うんですか!? 料理人を精神的に殺す気ですか!?」

天城「もしかして食事が不味い以前に、自分が料理出来ない事に憤ってません…?」

間宮「その通りですよ! 私から料理を取ったら何が残るんですか!?」

青葉「…『HADES』?」

間宮「それ私じゃなくても良い奴ですよね!? 私は料理がしたいんです!料理が!」

陽炎「最早重度の料理ジャンキー化してる」

リタ「気持ちは解らないでもないけど…」

春雨「重症、ですね。はい…」

初風「榛名、あとよろしく」

長波「あの二人を説得してくれ。このままだと間宮さんの怒りが止まらないぞ」

榛名「仕方ありません、榛名から二人に言っておきましょう…」


イベント 直下

※榛名・天城はブリッジに移動


春雨「これがこの艦にある合成食糧です。一応これで全種かと思います、はい」

食糧一覧
・合成洋食セット(パン・野菜・ハンバーグ・コーンスープ)
・合成和食セット(お米・肉じゃが・おひたし・味噌汁)
・合成中華セット(お米・四川風麻婆豆腐・卵スープ・杏仁豆腐)
・合成ハンバーガー+ポテト
・合成あんみつ(味覚破壊兵器)
・合成甘味セット(あんみつ・カステラ)
・合成ケチャップ(めっちゃすっぱい)
・合成マヨネーズ(無味)

初風「…これで、どうしろと」

青葉「手の打ち様が…」

リタ「何でケチャップとマヨネーズがあって塩コショウが無いの…」

陽炎「手詰まり感半端無いんだけど」

阿武隈「間宮さん、無駄に食糧を浪費するより…」

間宮「いえ… 食とは、戦場の中の癒しでなければならないんです…!こんな不味いもので士気が上がる訳がありません!」

長波「そりゃそうだけど…」

満潮「…そう言えば飲み物は?」

春雨「えと、お茶とかジュース類にスポーツドリンクも揃ってます。種類だけは無駄に」

間宮「…!なら、手の打ち様はあります!」

青葉「何だろう、嫌な予感しかしないような…」

満潮「奇遇ね、私もよ」

シャア「だから春雨に止めろと…」

リタ「今の状態なら止めても無駄なだけでしょ。もう何言っても聞きやしないわ」


数十分後…


榛名「今戻りました。コトネ達が密かに作ってたプランターからかっぱらって…」

天城「…何やってるんです?」

陽炎「うぇぷ… 吐きそう…」

長波「二人共、間宮さんを止めてくれ…!」

阿武隈「暴走して、変なものばっかり生み出してるの… 皆それの餌食に…!」

間宮「ふふ… あとはこれにこれを…」

榛名「…トマホークは持ち合わせて居ないので今回はこれでいきましょう。 長ネギブーメランッ!」ブォン

間宮「あだっ!?」ドサッ

榛名「安心してください、峰打ちです」

天城「長ネギに殺傷能力あっても困るんですが…」


榛名「で、貴重な食糧を無駄に浪費したと」ゴゴゴ

間宮「面目次第もありません…」正座

榛名「確かにお気持ちはわかります。ですが、美味しくなる確証も無く無駄に食糧を浪費した上に大量の食品を浪費して…」

天城「大丈夫ですか?」

満潮「私達は、ね。何か起こりそうだったからこっそり逃げた」

青葉「いくら間宮さんと言えど、実験台にされるのは嫌ですし。犠牲になったのはあの三人と春雨さんで…」


その後、榛名の直談判と余った合成食を使った天城特製強力マズメシによる脅迫でコトネ達はキッチンと食糧プラントを造ることとなった…

《ヤマト ブリッジ》


瑞鳳『こちらアンリミテッド01、各部隊長及び艦長へ。これよりブリーフィングを開始します』

榛名「こちらブレイヴ01、問題ありません」

ナデコ「超戦艦ヤマト、大丈夫です」

初風「ウインド01、大丈夫よ」

翔鶴『ブレイズ01、問題なしよ』

龍鳳『こちら龍鳳、通信感度良好です』

愛宕『セイヴァー01、始めて大丈夫よ』

ユキカゼ『こちらユキカゼ、通信状況に問題ありません』

400『イ400、通信感度良好。始めて大丈夫です』

402『イ402、問題ない』

浜風『では、ブリーフィングを始めましょう。 まず現在の状況です』


現状
・敵襲回数2回
・現在までに確認された敵機:約550機
・敵機は擬似太陽炉搭載型多め、時々C.E.など別世界の機体も確認
・DG細胞感染機を複数戦線への投入を確認(ヘブンズソード、マスター、ウォルター、グランド、グランドマスター、ガデラーザ)
・敵拠点までおおよそ6時間(敵襲無しの場合)
・敵主砲の使用は無い


愛宕『この状況だと、埒が明かないわね…』

翔鶴『敵拠点までに何回も攻撃を受けたらこちらも疲弊して、弾薬も尽きる… 恐らく、敵の狙いはこれでしょうね』

初風「かと言って、これ以外に方法はあるの?」

浜風『一つだけ、不確かでリスクが大きいですが… 一発で決着をつける方法が』

コトネ「まさか… 例の作戦を?」

榛名「例の…?」

浜風『榛名さん達はヤマトの復活後、『次元空間曲率変位システム』を用いてハシラジマへと帰還しましたね?』

初風「まさか… 『次元空間曲率変位システム』を使って敵拠点まで跳ぶの!?」

浜風『しかしリスクも大きいです。指定座標まで全艦艇が辿り着けるのか、敵の膨大な戦力を相手取る必要があること、演算処理が終わるまでに主砲が放たれたら防ぐ術が一切なくなること…

ですが、主砲の死角に転移して一気に強襲出来れば相手にかなりの痛手を与えられます。そして敵の総大将たるリボンズ・アルマークを討てば戦闘は終わります』

榛名「このまま敵拠点まで航行するか、リスクを抱えながらも敵拠点を急襲するのか…」

浜風『二者択一です。 これ以外に、方法はありません』


作戦は… ↓3まで
1.このまま航行して敵拠点まで行く
2.『次元空間曲率変位システム』を使用した強襲作戦を行う

402『お前の博打癖は今に始まったことじゃないが… 些か今回のはリスキー過ぎだな』

浜風『402…』

402『だが、このままこちらの数倍以上のMSの波状攻撃を受けて戦力を浪費するよりは現実的な選択でもある。私は構わん』

400『補給艦も無い以上、こちらの物資は有限。それに浜風は幾度も博打、もとい無茶な作戦を全て成功させた功績があるから… 私は乗る、その賭けに』

ユキカゼ『また無茶を… と言いたいところですが、浜風の作戦であればリスクも多い分見返りは莫大です。なら私の選択肢は一つですね』

愛宕『セイヴァー01、異論無し。浜風ちゃんの作戦、今まで一度も失敗した事無いもの』

翔鶴『ブレイズ01も異論はありません。今取れるべき最良の手段なら、その手段を使うべきよ』

龍鳳『私は… 一度同様の事をやってますので、問題はありません』

初風「ウインド01、私も龍鳳と同意見よ。それに勝ち目があるならその手段を使うべきね」

榛名「ブレイヴ01、榛名も浜風さんを信じます」

ナデコ「…こちらが反対した所で多数決では負け、ですね。しかし、構わないのですか?」

浜風『何を?』

ナデコ「本来、我々は敵同士です。そして我々は貴女に一度敗れた、その復讐に転移中の貴女達を異次元へ放逐する事も出来る…

敵に、自分達の生殺与奪の権利を与えてしまうことになるのですよ?」

浜風『別に、それでも構いません。貴女方だけで作戦を遂行できるのであれば、イノベイターを駆逐できるのなら。そうなる覚悟くらい、とっくにしてるので』

コトネ「人間の覚悟、ね… それに、異次元に放逐したところでユキカゼと400には次元転移装置が内蔵してある。この次元に帰還する事も出来るし間違いなく逆襲されるわ」

瑞鳳『ええ、私がブン殴りますよ。全力でね』

ナデコ「…我々の負け、ですね。 ですが、座標の計算と無重力空間であるためシステムの使用に時間がかかります」

浜風『所要時間は?』

ナデコ「1時間、それだけ頂ければ」

浜風『了解です。 では一時間後までに各機は補給、整備を済ませてください。 戦術プランは転移直前に、再ブリーフィングを行いそこで発表しますので』



榛名「どうして、あんな事を?」

コトネ「人間の覚悟、ってやつを確かめたかっただけよ。寧ろ、私達が何で負けたかがわかったわ…」

ナデコ「執念、そして意志の力… 我々が負けるには充分な要素だったようです」



イベント選択 直下
1.天城『隣り合わせの二人』
2.阿武隈『決意と想いと』
3.陽炎『その命、誰かの為に』
4.長波『相棒』
5.???『友と』

ヤマト&コトノ、ナデコ&コトネ編『友と』


コトネ「MS4機接近… こちらの指定した通りの機体ね。 着艦受け入れ、補給用意」

ナデコ「『1.5ガンダム』『ガルムガンダム』『セファーラジエル』『クシャトリヤ』、着艦します」

榛名「潮さんと夕立さん、そしてコトノと… 誰です、クシャトリヤに乗ってるのは?」

ナデコ「私のコピー、ヤマトです。 今回セファーの運用は全部ラジエル側から行う、と言う事で急遽クシャトリヤを硫黄島から運んで調整していたのです」

コトネ「潮達を呼んだのはウインド隊の補強、そしてもう2人は私達の補助の為に呼んだの」

榛名「ウインド隊の補強?」

コトネ「次の戦闘は今まで以上のものになる、だから前衛にもう少し機体が必要よ。 ガルムだけじゃ足りない、だからアイズも呼んだの」

ナデコ「満潮さんはブレイヴ06として、引き続き榛名と共に戦って貰うので。 その方が彼女の精神衛生上良い、と判断しました。復讐を終えて落ち着いたとは言えPTSDを何時発症するかわかりませんので…」

榛名「…思えば二人も、榛名が発症した時に支えてくれましたね」

コトネ「当たり前よ。私達、友達でしょ?」

ナデコ「友人の苦しむ姿を見たく無い、そう思っただけですよ」

榛名「二人共…」


コトノ「さて、呼ばれたから来たわよ」

ヤマト「機能制限も瑞鳳さんに解除して頂きましたし。 私達は本来の対象ではなく、その必要も無くなったと言うので」

コトネ「早速だけど手伝って貰うわ。 慣れ無い無重力空間、それに6隻分の転移を行うための穴が必要になってくる」

ナデコ「有事の際のために演算処理能力は多い方が良い、貴女達にはその補助をして頂きます」

コトノ「つまり私達には増設のメモリーの役目をやれ、って事ね」

ヤマト「本来の我々は貴女達のバックアップ、使い方としては理に適ってますから」

コトネ「いえ、これは『個』として頼んでるの。 バックアップとしてでは無く、人格を持った『ヤマト』『コトノ』にね」

ナデコ「『個』を確立している相手にバックアップ扱いは失礼に値しますから」

ヤマト「…榛名にでも言われましたか?」

コトネ「榛名と接して、よ。 どんな相手にでも敬意を払う、自身に仇なす者以外には… あの子の生き方の影響、と言った方が良いかしら?」

コトノ「あの子、基本誰にでも敬意を払ってるものね。親しい相手にも敬語で、私達を一つの『個』として見てくれている…」

ナデコ「…ライバルは多いですよ」

ヤマト「ライバル?」

コトネ「間宮や満潮たちとイチャイチャしまくってるわよ、私達の艦内で」

コトノ「…何となく想像は付いてる。ってか、さっきも龍鳳で如月達とイチャイチャしてた」

ナデコ「あら… やっぱりあの子、モテますね」

ヤマト「誰にでも敬意を持ち、優しく、受け入れてくれる… ちょっとネジの飛んだ部分を大目に見れば彼女程の優良物件はありませんし」

コトネ「そうねぇ… でも、本当に良いの?」

コトノ「私達、榛名に特別な感情は…」

ナデコ「本音をどうぞ」

ヤマト「…確かに私達はあの子、榛名は好きです。 しかしそれが恋愛感情なのかは解りませんし、何より今の関係を壊したくはありません」

ナデコ「…それで良い、なら構いません」

コトネ「でもね、あまり遅すぎると取られて後悔しちゃうから… これ、私の経験談なのだけどね」

コトノ「千早群像をイオナに取られた経験?」

コトネ「そうよ。 ちょっとだけ、悔しかったから。  ま、良いわ。 ユニオンコアを私達とリンクさせて。 これから、転移の為の座標計算を行うわ」

コトノ・ヤマト「了解」

イベント選択 直下
1.天城『隣り合わせの二人』
2.阿武隈『決意と想いと』
3.陽炎『その命、誰かの為に』
4.長波『相棒』

阿武隈編『決意と想いと』

《医務室》

榛名「お腹の調子、大丈夫ですか?」

阿武隈「なんとか、まだちょっと張ってるけど落ち着いてはきたよ。戦闘までには問題なくなりそう」

榛名「なら良かったです。 ちゃんと間宮さんには怒っておきましたから」

阿武隈「お手柔らかにね。間宮さんだって悪気があった訳じゃないんだし」

榛名「悪気が無いなら尚更です。自重と言う言葉を覚えさせない限り、今後も起こらないとも限りません」

阿武隈「ごめん、姉さん。医務室まで付き添って貰って」

榛名「妹の体調を気にするのは姉のお仕事、当然ですよ」

阿武隈「…結局、私は『妹』から変わる事は出来ないんだね」

榛名「阿武隈…?」

阿武隈「私は姉さんにとっての『妹』でしかない… それ以外の存在には成れなかったんだ」

榛名「違いますよ」

阿武隈「違うって、何がどう違うの…」

榛名「確かに阿武隈は榛名の妹、これまでも、これからも… でも姉妹と言う関係でも、別の関係にはなれますよ」

阿武隈「別の立場って…」

榛名「妹である事は変わらなくても、さらに上の関係になる事も出来ます。阿武隈が望むなら」

阿武隈「私が、望めば良いの…?」

榛名「はい。榛名は、それを受け入れます。 だけど、約束してください」

阿武隈「約束?」

榛名「この戦いに生き残り、一緒に仙台に帰りましょう。でなければ、そう言う関係にもなれませんから」

阿武隈「うん、約束する… 絶対、帰るって…!」

榛名「では、目を瞑ってください」

阿武隈「う、うん…」

榛名「では… んっ…」

阿武隈「んっ…!?」

榛名「…これは榛名との約束の証、違える事は許しません」

阿武隈「姉さん… わかってる、ちゃんと帰る」

榛名「なら良いでしょう。その時は、ちゃんと約束に応えましょう」

阿武隈「…ねぇ、一つ良い?」

榛名「なんです?」

阿武隈「キスしたの、初めて?」

榛名「…自発的には」

阿武隈「あ、うん… なんとなく、躊躇がなくなった理由がわかった」

イベント選択 直下
1.天城『隣り合わせの二人』
2.陽炎『その命、誰かの為に』
3.長波『相棒』

陽炎編『その命、誰かの為に』


《シャワールーム》

榛名「シャンプーとってください」

陽炎「はい。 そう言えば初めてよね、一緒にお風呂に入るの」

榛名「言われてみればそうでしたね。オペレーション・ブレイヴでは陽炎だけが舞鶴に残りましたから」

陽炎「ナイトロ搭載機もちゃんと落としたわよ、ガブスレイとか」

榛名「40年以上先の技術の機体とは言え、凄い戦果だと思いますよ」

陽炎「私の実力も中々でしょ。伊達に長年、戦場に居ないわ」

榛名「MSに乗ったのは初めて、でしょうけどね」

陽炎「まぁね。 …私ね、戦場にしか居場所が無かったの」

榛名「陽炎?」

陽炎「守るものなんて無かった、戦う理由も無かった。 ただ軍に居て、襲ってくる敵を殺して… 

何がしたいとかどうしたいとか、そう言うのも無くて唯の人格を持った戦闘マシーン同然だったのよ。姉さんに会うまでの私は空っぽの薄っぺらい人生のまま死んでいくって思ってた」

榛名「…」

陽炎「だけどね、あの世界に転移して、姉さんと出会って… そして舞鶴で知った、私達が何を守ろうとしてたのか」

榛名「守ろうとしてた…?」

陽炎「…舞鶴の病院なんだけどね、そこに逃げ遅れた患者さんが結構居たの。 そこの近くまで戦域が広がり始めて、私と瑞鶴さんは機体を降りて病院から患者さんを避難させようとした訳。

そこで一人の患者さんに言われたの、『守ってくれてありがとう』って。 私は知った、私が戦ってたことで誰かの命を救ってたんだって…」

榛名「その患者さん達は…?」

陽炎「自衛隊の人が保護してくれたけど、今はどうなってるかは解らない。 でも、生きてるとは思う」

榛名「そうですか… 陽炎、無茶だけはしないでくださいね」

陽炎「わかってる。 死んだら、榛名を守れなくなるし。 ま、榛名なら死なないだろうけどね」

榛名「ええ、死ぬつもりは毛頭ありませんから」

陽炎「私の命、榛名に預ける。 勝とう、イノベイターに」

榛名「では、榛名の命も陽炎に預けます」

陽炎「うん、任された。 私が初めて愛した人を、死なせはしない」

榛名「榛名も、榛名を愛してくれる人を死なせません」

陽炎「ありがと。それだけあれば、私は戦える… イノベイターに、引き金を引ける」

榛名「榛名も改めて生き残る決意、そしてイノベイターを討つ決意が出来ました」

陽炎「なら良かったわ。 …ところでさ」

榛名「はい?」

陽炎「姉さん、毛が生えて無いんだね」

榛名「ッ!? ど、どこ見てるんですか!?」

陽炎「いやぁ、大人びてるしスタイル良いのに意外だなぁって」

榛名「わ、忘れてください!」

陽炎「ま、そうのうち改めて見る事になるかもしれないから… その時、じっくりね」

榛名「な、ななな… か、陽炎!!!」



イベント選択 直下
1.天城『隣り合わせの二人』
2.長波『相棒』

長波編『相棒』


《パイロット待機室》

榛名「ノーマルスーツのチェックよし、後はコックピットの中に飲み物とチューブ食を…」

長波「まさに最終決戦、って感じだな」

榛名「実際そうですから。長波、チェックは?」

長波「大丈夫だって。 後は機体、『Ex-Sガンダム』に乗るだけ」

榛名「なら構いませんが…」

長波「こっちは榛名姉の後続、撃ち漏らしの迎撃だからそっちより危険は無いし」

榛名「とは言ってもですね、敵の本拠地なんですよ?」

長波「だからこそ、落ち着くんだよ。 焦って撃墜されちゃ元の子も無いし、榛名姉や天城姉の方が危険な最前線に行くんだ。 それに比べちゃこっちなんて屁でも無い」

榛名「しかし…」

長波「榛名姉は心配性なんだよ。 私だってそれなりの修羅場は潜ってるし、今まで生き残ってきた」

榛名「…そうですね、榛名達は幾度も生き残ってきました。最初の二人きりの戦いも、MI戦も…」

長波「背中は請け負う、だから榛名姉は前に進め。 それが何時もの私達のやり方だろ、相棒」

榛名「はい。 いつも通り背中を預けますよ、相棒」

長波「そうこなくっちゃ。必ず生きて帰るぞ」

榛名「ええ、一緒に仙台に帰りましょう」

長波「…で、私にはキスしてくれないのか?」

榛名「ブッ!?」

長波「だってさっき約束だ、って阿武隈姉にしてたじゃん」

榛名「覗いてたんですか!?」

長波「いや、偶然。私も胃もたれして医務室に薬取りに行ったらしてて気まずくて入れなかったんだ」

榛名「あ、そう言う…」

長波「その後陽炎とはシャワー室でイチャイチャしてたし」

榛名「長波ぃ!?」

長波「これも偶然なんだよなぁ… しかもさり気出るとき、キスもしてたし」

榛名「うぅ…」

長波「じゃあ私も良いだろ? 私だって榛名姉は好きだし、私以外にしてるのに不公平だ」

榛名「うぅ… わかりました、では目を瞑ってください」

長波「ん…」

榛名「んっ…」チュッ

長波「…ん。 …なんか気恥ずかしいな」

榛名「…長波、そう言うの苦手ですよね。ドラマのシーンも一人逃げますし」

長波「ううっ… だって、恥ずかしいじゃん…」(真っ赤)

榛名(ならせがまなきゃ良かったのに)

天城編『隣り合わせの二人』


《格納庫》

天城「姉さん、ユニコーンの調整終わりました。追加装備の設定も」

榛名「確かシールドとビーム・ガトリング装備の追加、でしたね。 敵本拠地への侵攻には装備がいくらあっても足りませんから」

天城「既にサイコミュとのリンクを済ませ3つともファンネルとして使用が可能、遠距離にもある程度は対応出来るようになりました」

榛名「これで後はフェネクスとヨルムンガンドだけ、ですね」

天城「あの2機も調整段階に入ってます。フェネクスはFA仕様で実弾兵装の追加、ヨルムンガンドは外付けのジェネレーターの追加…

トーリスリッターにも追加のプロペラントランクを装備して航続距離を増やしておきましたし、これでブレイヴ隊は万全かと」

榛名「まさに決戦装備、全部詰め込んでます。フェンリルもタクティカルアームズⅡLにサイコミュ・ジャック用の装置を内蔵しましたし…」

天城「この装備、些か詰め込み過ぎでは…」

榛名「設計者がありえ無い思考ですから仕方ありません。 それより天城、落ち着いてますね」

天城「決戦前とはいえ、既に万全の態勢を整えました。 それに、落ち着いては妹達や他の方に示しがつきません」

榛名「…大きくなりましたね、天城」

天城「これでも、天城はもう18です。姉さんとは3歳差なんですよ」

榛名「まぁ、4歳差になるのはほんの2、3週間程度ですけどね。そう言えば聞いてませんでしたね、進学はどうするんです?」

天城「一応、先生にはどんな大学の学部にも行ける成績とは言われています。なので仙台周辺、出来れば姉さんと同じ大学に行こうかと」

榛名「良いんですか、それで? 東京の良い大学とか…」

天城「はい。 もう決めました… 家族から、二度と離れるつもりはありません」

榛名「天城…」

天城「自分の知らない間に、家族を失うのは嫌なんです。もう二度と…」

榛名「あの時、天城に連絡が取れなかったのは…」

天城「学校側が姉さんとの連絡を遮断していたんです。 両親が亡くなった事を知れば確実に仙台に帰る、それを阻止する為に…」

榛名「そんな…!」

天城「天城だけ外出許可が降りない事に疑問を抱き脱走して仙台に戻り死を知って、そして転校手続きの際に問いただした結果その事実を知りました… 今でも、あの教師達をユニコーンで踏み潰したい気持ちです。

だから、もう家族から… 姉さん達から離れたくありません」

榛名「そう、ですか…」ギュッ

天城「…姉さん?」

榛名「天城、必ず生き残りましょう… そして仙台に、榛名達の家に…」

天城「はい… 必ず、一緒に…」

榛名「そうだ、これ…」

天城「これは… 天城が誕生日の贈った…」

榛名「この指輪、つけて良いですか?」

天城「ええ、どうぞ」

榛名「では…」

天城「左手の薬指… 姉さん…?」

榛名「天城、これからも共に参りましょう」

天城「はい…!地獄の底まで、姉さんと共に…! んっ…」チュッ

榛名「ん… 違いますよ、天城。 榛名達こそが…」

天城「天城達こそが地獄、ですね」

浜風『総員へ。我々はこれより次元跳躍を行い、敵拠点への強襲を敢行します。 転移座標は敵拠点宙域、現在地球を背にしている我々が地球を正面から捉えるように敵拠点の裏側へ転移します。

そして転移後は超重砲と浸食弾頭による飽和攻撃で弾幕を展開、それと同時にMS隊を発進させ敵戦力を撃滅してください』

浜風『また敵は未だに大型砲を使用していません。こちら側の奇襲に備え、温存している可能性があります。 その為艦船は主に大型砲の破壊を優先するように。

MS隊は各個に散開、そして敵を各個に殲滅してください。 また敵宙域であるため何が起きるか、何が居るかわかりません…』

浜風『特に先程から今まで戦闘を行ってきた宙域において、破壊した敵の残骸の一部が消失するという現象が起きています。 各員その点に留意し戦闘を行ってください。

目標は敵の全滅、そしてソレスタルビーイング号の破壊もしくは制圧です。 各員それぞれ奮闘を祈ります。 では瑞鳳さん…』

瑞鳳『浜風の言った通り、これからの戦闘は全員の命を賭けていただくことになります。 ですが皆さんならやれる、そう信じています。

我々が愛するこの世界を、侵略を行う余所者から守るために… この作戦は、全員の生還を以って作戦成功とします! 皆、私に命を預けてください!』



瑞鳳『暁の水平線に、勝利を刻め!』



初風『ウインド01よりブレイヴ01へ。 前衛は任せる、艦の守りと撃ち漏らしの敵部隊掃討は任せなさい』

榛名「ありがとうございます。 初風さん、妹達を任せます。どうか、必ず…」

初風『わかってるわ。 誰一人、死なせるつもりは無い。 だから安心して、先に行きなさい』

榛名「はい!」



ナデコ『時間合わせ、作戦開始まで5、4、3、2、1… 作戦開始時刻です』

浜風『『次元空間曲率変位システム』起動! 各艦、転移開始!』

ナデコ『『次元空間曲率変位システム』、起動します!』

《CB号周辺宙域》


イセ『こちらイセ、転移完了! これより砲撃を開始する!』

龍鳳『転移完了!龍鳳、MS隊順次発艦開始します!』

402『イ402転移完了、弾幕を展開。 敵部隊の出撃を確認』

400『イ400、転移しました。 敵部隊の迎撃、開始します』

ユキカゼ『ユキカゼ、航行モードへ移行。 砲撃、開始!』

コトネ『超戦艦ヤマト、転移完了! MS隊、発進なさい!』

榛名「ブレイヴ01、了解!」


天城「御父さん、御母さん…  必ず、帰ります! ユニコーンガンダム、天城! ブレイヴ02、参ります!」

青葉「こちらブレイヴ03、発進準備完了… さて、御仕事と参りましょう。 フェネクス、青葉!出します!」

リタ「ヨナ… 私、頑張るから。いつかまた、会える日まで…! リタ・ベルナル、ブレイヴ04!ヨルムンガンド、出るよ!」

間宮「お願い、トーリスリッター… 私に、力を…! ブレイヴ05、間宮! トーリスリッター、出撃します!」

満潮「皆… 私は生きる、この世界で。皆の想い、私が背負うから… 満潮、ブレイヴ06! Hi-νガンダム、出るわよ!」


ナデコ『リニアボルテージ上昇、射出タイミングを『RX-0[F]』に譲渡。 これが最後の出撃です』

コトネ『死ぬ事は許さないわよ。 死んだら、今度は私達が地獄の底からアンタを引き摺り戻してブン殴ってやるからね!』

榛名「了解…! 皆が居るから榛名はここに居る、そして榛名は皆の場所に必ず帰ります…! そして榛名の勇気で、全てを守ってみせます!」


榛名「ブレイヴ01、榛名! フェンリル、いざ、出撃します!」



イベント 直下

間宮「敵部隊を捕捉! 数、これは…」

天城「なんて数…!」

間宮「敵総数800、まだ増えます! 敵機種識別開始… 『GNZ-005』、ガッデスと同系統の機体…!」

榛名「この型番は…!」

リタ「待って、あの機体足が無い…? それにまともな武器の類も無い、まさか…」

満潮「使い捨ての、特攻兵器って訳!?」

天城「トランザムによる加速を用いた質量弾、それがあの機体『ガガ』の運用法… パイロットが自我を持たぬイノベイドだからこそ出来る芸当…!」

間宮「旧日本軍の桜花のような機体ですね…!」

青葉「と言うか、コンセプトは一緒じゃないですかね。あっちはジェットによる加速、こっちはトランザムによる加速… 擬似太陽炉の無駄遣いにも程がありますよ」

榛名「予備の擬似太陽炉が無いって嘆いてたナチさんが見たら発狂しそうな勢いですからね… でも、少しばかり挙動が…」

天城「まるで、何かを追いかけてるような…」


ドゴォ


榛名「あれは… 誰かがガガ部隊と戦っている!?」

天城「こちら以外の勢力が!?」

青葉「ビサイド派ですかね…」

リタ「いや、ビサイド派はもうハナヨ以外残って無い筈… ビサイドが殺されてる以上、残りも始末されてもおかしくないし」

間宮「ど、どうします!?」

満潮「味方かどうかもわからない相手を助ける?」

榛名「こちらブレイヴ・リード、アンリミテッド02応答を!」

浜風『こちらアンリミテッド02、わかっています。 あの戦闘は、こちらが行っているものではない… イノベイターの中に離反者が居るようです。

保護すれば敵の内情の情報を入手出来るかもしれません。 手間取らせて申し訳ありませんが、救援に行ってください』

榛名「ブレイヴ・リード了解。 ブレイヴ隊各員へ、あそこの機体を保護します」

満潮「手間かけてくれるわね…」

青葉「上手く行けば情報が入りますしね」

リタ「瑞鳳たちが引き付けてくれるみたいだから、その隙に救出するよ」

天城「嫌な予感しかしないような…」

間宮「よし、機種照合… 該当機種あり!」


見つけた機種
1.『GAT-X105E』『GAT-X1022』『GAT-X103AP』『GAT-X303AA』『GAT-X207SR』
2.『RGM-96X』×5
3.『MAN-03』
4.その他(量産機5機、もしくは複座MA)

間宮「えっと、『MAN-03』… なんです、これ?」

リタ「ニタ研の資料で見た… 旧ジオン公国のMA『ブラウ・ブロ』!」

満潮「って事は、あれ私達の機体より旧式機よね」

青葉「15年くらい前の機種、ですね」

天城「よくもまぁ、そんな機体で…」

榛名「仕方ありません… ではブレイヴ隊、救出行動を開始します!」

天城・青葉・リタ・間宮・満潮「了解!」


「SHIT!何でこんなに居るんデスカ!?」

「知りませんよ!雲龍、そっちのメガ粒子砲もっと撃ちなさい!」

「駄目、比叡のとこのワイヤーと絡まった」

「ヒエーっ!? こ、こっち来た!」

「回避の操縦は私が…! 駄目、間に合わない!?」

榛名「満潮さん! ダブル・オールレンジフォーメーションを!」

満潮「わかってる! 行けっ、フィン・ファンネル!」


フェンリルのスライサー・ビットとHi-νガンダムのフィン・ファンネルが接近するガガを破壊し、ブラウ・ブロを守る。

その背後からユニコーンとトーリスリッターが新たに現れたガガを撃ち落し、矛先をブラウ・ブロから引き離した。


間宮「敵機、こちらに矛先を向けました!」

天城「青葉さん!」

青葉「避けてくださいよ! 実体弾の雨あられです!」

リタ「ジェネレーター接続、ツインバスターライフル・フルバーストモード!」


そしてフェネクスとヨルムンガンドが一斉に向かってくる群体へと砲撃を行い、ガガ軍団をなぎ払う!


「凄い…」

「あの機体、ユニコーンガンダムですよ!?」

「何だか知りませんが、助かりました…」

榛名「そこのブラウ・ブロに告げます。 こちらは日本国海上自衛隊『対・次元生物特殊班』所属、ブレイヴ小隊です。

貴官の所属、そしてその目的を言いなさい」

「は、ハルナぁぁ!?」

榛名「この声、まさか… 金剛!?」

青葉「『終末の獣』!?」

リタ「タコ部屋にぶちこまれたんじゃなかったの!?」

比叡『ど、どうしてここに!?』

霧島『け、計算外です… 榛名達が、こんな機体に…』

雲龍『そこのユニコーンガンダム、まさか…』

葛城『天城まで…?』

天城「姉さん、ぶっ殺しても良いでしょうか?」

榛名「よし殺りましょう。今なら何も残りません」

金剛「ちょ、ちょっと待つネ!今なら話し合えばわか…」

榛名「黙れ!そして死ね!スライサー・ビット、切りきざ…」

間宮「いや、ちょっと待ちましょうよ!?」

満潮「浜風に、作戦指揮官にドヤされるわよ!?」

榛名「…では聞きますが、何が目的でここに居るんですか?」

金剛『デザインチャイルド、そして『プロジェクト・フェンリル』、その系譜をここで断つ為デス』

榛名「デザイチャイルドの系譜を?」

金剛『タコ部屋に放り込まれた後、何とか脱出して戻ったら本営はイノベイドに占拠されてたネ』

青葉「…確かに、青葉達が潜入した時は殆ど支配してましたね」

金剛『しかしイノベイドは私達オリジナルのPFシリーズには及ばない、アレはあくまでもPFシリーズを再現しようと試みた『試作品』を調整して創られた存在だからデス。

だから奴等は新しいデザインチャイルド、自分達に従順で戦闘に特化したデザインチャイルドの製造を行おうとしていまシタ』

榛名「まさか、『トリニティ』…?」

金剛『YES。『トリニティ』はPFシリーズの中で唯一殆どデータがあった私のデータをベースに製造されたデザインチャイルドデス。 産まれた時から歪んだものを押し付けられ、そして歪んでいる事に気付かずに戦わされる…

そしてイノベイドをこれ以上のさばらせたり、全滅させてもデータの類が残っていれば…』

天城「新しく、また誰かが哀れなデザインチャイルドを生み出してしまう。 だからそれを断ち、デザインチャイルドに関する全てを消し去ろうと言う訳ですか」

金剛『今まで私は見てきまシタ、勝手な理由で創られ所定の性能を満たさず廃棄されてしまう憐れな命を…だけど研究員が全滅した今、デザインチャイルドの製造を行えるのはイノベイドしかいまセン。

しかしイノベイドを世界に残せばまた新しくデザインチャイルドが生み出されてしまいマス。それを断つには、今しか無いんデス。ヴェーダがオーバーロードを引き起こし、機能の大半が停止している今しか』

リタ「確かに、ここでイノベイドを全滅させて製造設備も破壊すればデザインチャイルドの系譜は消えて無くなる。 出身の世界も滅んで、研究者達も全滅して、データが全て消えれば…」

間宮「そしてその目的は、榛名さんの目的と同一…」

榛名「…」

満潮「どうするの? そいつはアンタが敵対してた相手、それを信じるの? コイツ、ただの外道なんでしょ?」

霧島『姉様に向かってそんな口を…!』

比叡『お、落ち着いて霧島! 榛名さん、金剛姉様の言葉に偽りはありません! だから私も手を貸しているんです!』

金剛『…信じられないのはわかっていマス。私は貴女の自由を奪おうと敵対した、そして今までやってきた事が人道に反していることも…

霧島や雲龍達を脱出させた後なら、撃っても構いまセン。だけどこれ以上弄ばれる命はあってはならない、ダカラ…』

青葉「どうします?」

榛名「…貴女達が知りうる限りの情報、データをください」

金剛『今、転送するネ』

間宮「データ受信、これは… ソレスタルビーイング号の内部構造データ!?」

リタ「な、なんてモンを…」

榛名「…良いでしょう。ですが信頼する訳ではありません、拘束させて頂きます。そして後に然るべき裁きを受けることになります」

金剛『承知していマス』

榛名「スライサー・ビット… 切断なさい!」


展開されたビットがブラウ・ブロの粒子砲のケーブルを断ち、武装を破壊する。


葛城『ちょ、何すんのよ!』

天城「黙りなさい。殺されないだけ、姉さんの温情に感謝するんです」

榛名「こちらブレイヴ・リード、セイヴァー・リードへ。 MAを1機、武装解除・拘束しました。

母艦へ誘導、パイロットを捕縛してください。またパイロットは様々な情報を保有、扱いは一応丁寧にお願いします」

愛宕『セイヴァー・リード了解、今から向かいます』

榛名「ありがとうございます。 金剛、榛名は貴女を絶対に赦しはしません。 ですがこのデータは、信用させて頂きます」

金剛『榛名…』

榛名「リボンズ・アルマークを叩くのは榛名の役目、そしてデザインチャイルドの系譜は全て断ちます」

榛名「ブレイヴ隊、これより前線に復帰します!」

浜風『ブレイヴ隊へ、こちらアンリミテッド02! 状況、データを確認しました! 貴女達はこれより敵拠点内部へ侵攻、敵の中枢であるヴェーダと指揮官のリボンズ・アルマークを撃破してください!』

榛名「しかし、現時点で敵を掃討しないと…」

浜風『事態が、こちらの想定以上の事態に陥り始めました。 撃墜したガガの残骸が、軒並み消滅しているんです!』

天城「間宮さん! さっき撃墜したガガは…」

間宮「観測データ… 確認出来ません!」

青葉「どう言う事ですか!?」

金剛『コチラでも確認した限り、工廠も無いし格納庫だって500機収容出来れば関の山クラスデス。これだけの数を抱えてるには、何かカラクリが…』

満潮「…まさか、アムロが夢で言ったのって」

榛名「満潮さん、何か?」

満潮「私の夢の中でアムロ・レイが言っていた… 人の理を壊す代物…」

リタ「それってデビルガンダムじゃ… いや待って… まさか…」

榛名「リタ?」

リタ「可能性は無くは無い… でも、アレは私とヨナが…!」

天城「心当たりが?」

リタ「ママ! ソレスタルビーイングへ突入する! ちょっと、事態が事態だけにマズイかもしれない!」

榛名「わかりました! ブレイヴ・リード、作戦を受諾! これより敵拠点への突入作戦を開始します!」

浜風『了解! ウインド隊、ブレイヴ隊の代わりに展開! 艦の守りには百式改とFAZZを主軸とした部隊を抽出、迎撃にあたってください!』


榛名達6機は敵の戦線を掻い潜り、ソレスタルビーイング内部への侵入を試みようとする。

しかしそれを阻むように3機のMSが襲い掛かる!


榛名「あの機体は…」

天城「アルケーガンダム…! しかもバリエーションが3機も!」

間宮「敵機種『アルケーガンダム』『ヤークトアルケーガンダム』『アルケーガンダムドライ』!」

ヨハン「これ以上はやらせん…!」

ミハエル「コイツならよ…! 破壊して、蹂躙して、殲滅してやるよ!」

ネーナ「アハハハハ! これで殺してあげる、PF-03!」

榛名「トリニティか…!」

満潮「こんな時に!」

阿武隈「姉さん、どいて!」

榛名「阿武隈! それに陽炎、長波!」

長波「アルケー部隊は私達が引き受ける!」

陽炎「行って、そしてこの異変の原因を突き止めて!」

榛名「了解…! ブレイヴ隊全機、我に続け!」


視点選択 直下
1.阿武隈
2.陽炎
3.長波

side-長波-


初風『ちょっとアンタ達、一体何やってんのよ!』

長波「今ここでアルケーやっとかないと、後で被害が増える! 特にヤークトとドライを残しちゃマズイだろ!」


長波達は理解していた。この戦場、かなり混戦状態に陥っていたこの場において敵味方両方にとって2機は厄介な存在であると。

短距離ならまだしもある程度母艦や中継機と離れてしまえば一切の情報が遮断されてしまい、そしてレーダー関連を無効化されれば敵味方の識別や奇襲対策などが完全に不可能になる。だから、2機は優先的に倒さなくてはならないのだ。


陽炎『それに、これはウチの姉妹の問題でもあんの! アイツ等はデザインチャイルド、しかもよりによって姉さんに近い系譜なのよ!』

阿武隈『さっきの通信が本当なら、あれは『プロジェクト・フェンリル』の系譜… だから、私達が討つ! 姉さんに討たせる訳にはいかない!』

長波「そう言う事! 露払いは4人に任せる!」


そう言って初風達との通信をカットし、三人だけの通信を開始する。 前もって決めていたコード、トリニティが戦場に出てきた際に使う通信周波数に。

3人は既に決めていた、トリニティを殺すのは自分達であると。


阿武隈『いくよ、二人共! まずは3機を分断、連携を断つ!』

長波「わかった! これでも、喰らえ!」


3機の中央に向けてビーム・スマートガンと背部ビーム・カノン4基を放つ。 3機は回避行動を取り、Ex-Sへと銃口を向ける。

しかし一瞬の隙を見て加速したアマクサとTR-6がヤークトとノーマルのアルケーに襲い掛かりドライと引き離す。


ネーナ「ヨハン兄!ミハ兄!」

長波「お前の相手は、私だ!」


長波はドライに向けてスマートガンとビーム・カノンを放ち、ビームを浴びせ牽制。防御用にインコムを展開し、万全の態勢を整える。

ステルスフィールドを展開される前に決着をつけなければならない、そして機体を加速させて一気にドライとの距離を詰めて斬りかかった。


ネーナ「何なのよ、アンタ!」

長波「榛名姉の邪魔はさせない!ここで、お前を殺す!」

ネーナ「ざっけんな! アンタなんかに…」


Ex-Sの装備は射撃寄り、距離を取られては分が悪いと判断したネーナは2基のファングを射出しEx-Sへと襲い掛からせる。

長波は回避行動を取りながらビーム・スマートガンを撃ってファングを破壊する。その隙を突いたドライがGNソードで斬りかかるが…


長波「ようやく、お前から距離を詰めたな!」


射出していた2基のリフレクター・インコムに向けスマートガンとビーム・カノンを放ち、反射させて背部のフィールド発生器に直撃させる!


ネーナ「なっ…!?」

長波「やっぱり、パイロットとしては3流だな! 機体性能に胡坐をかいて、インコムの存在にも気付かないで!」


パイロットとしての経験は長波も浅い、だが修羅場は既に幾度か潜っている。それに艦娘としての戦闘経験はMS戦においても活かされている。

間合いの詰め方、そして射撃技能。 他にも、艦娘として培った技能を用いてドライを追い詰めていった。



視点選択 直下
1.阿武隈
2.陽炎

side-陽炎-


ミハエル「行けよ、ファング!」


アルケーから放たれる10基のGNファング、陽炎はその軌道を予測してその先にライフルを向ける。

そして正確な射撃によって1基ずつ着々とアマクサのライフルがファングを破壊した!


陽炎「そんな小細工、通用すると思うな!」


ファングだろうと陽炎の前では唯の小細工、アマクサの性能を余すことなく引き出す技量を相手にするには児戯にも等しい。

そして反撃に移った陽炎はハイパー・ハンマーをアルケーに射出し、右側のバインダーを吹き飛ばした。


陽炎「チッ… コックピットを狙ったのに」

ミハエル「テメェ、よくもやりやがったな! テメェだけは、絶対にぶっ殺してやる!」


憤るミハエル、しかし陽炎はまったく動じない。 殺気や憎悪を向けられるのは既に慣れている、冷静かつ冷徹にミハエルを追い詰めていく。

既に陽炎は決めていた、『ミハエル・トリニティをここで始末する』と。だが一つだけ問い質したいことがあった。


陽炎「一つ聞かせなさい。 力を持っていながらどうして深海棲艦じゃなくて人に矛先を向けるの?」

ミハエル「何言ってやがる!」

陽炎「そのMSを対・深海棲艦に投入すれば少なくとも前線に居る人間の一部は救える、何故そうしないの?」

ミハエル「知るかよ、誰が死のうが俺達には関係ねぇ! 深海棲艦なんざテメェ等を殲滅した後でも充分なんだよ!」

陽炎「…そう。じゃあ、その前に殺す…!」


陽炎はライフルでアルケーの左脚部を撃ちぬき、爆散させる。 その爆炎で目くらましに利用し陽炎は一気に機体を加速させて近接戦へ持ち込んだ。

ライフルを投げ捨てサーベルを抜き、アルケーの左腕へと突き刺す。


ミハエル「なっ…!?」

陽炎「遅い… そんな反応で私を捉えられるか!」


残る右脚部のサーベルでアマクサを葬ろうとしたアルケーだが、アマクサは右脚でアルケーを蹴り飛ばした。

そしてバランスを崩した瞬間アルケーの頭部にハイパー・ハンマーを放ち、破壊する!


ミハエル「ガッ…」

陽炎「これで、終わりにする!」


アルケーの背後に回りこみ、背中の脱出用コアファイターをサーベルで破壊してシールド・クローでコックピットを挟み込む。

そしてそのままシールド・クローでコックピットを徐々に潰していく。そこには躊躇も何も一切無い。


陽炎「何か、言い残す事は?」

ミハエル「ざ、ざけんな…!こんな所で、俺は…!」

陽炎「そう、じゃあさようなら」


その瞬間、シールド・クローでコックピットを完全に潰してアルケーを破壊する。

断末魔をあげる暇もなく、ミハエル・トリニティは死を迎えるのであった。


陽炎「…ったく、いつもながら胸糞悪いわね」


陽炎は歴戦の艦娘、故に何度も死を看取った。 時には苦しみながらも死ねない味方を殺す事もあった、だから死は慣れている。

そして陽炎は先程投げ捨てたライフルを拾い、長波の援護に向かうのだった。

side-阿武隈-


ヨハン「ミハエル!?」

阿武隈「余所見をする隙が、あると思ってるの!」


バスター・ソードと切り結んでいたロング・ヒートブレードでヤークトアルケーを弾き飛ばし、強化型ウィンチユニットを射出する阿武隈。

ヨハンは態勢を整えながらウィンチユニットを撃ち落そうと試みるが、阿武隈は巧みにユニットを操りバスター・ソードに取り付かせてビームを放つ。


ヨハン「ソードを狙って…!」

阿武隈「まずは一つ… 次!」


ハイゼンスレイⅡ・ラーの機動力を活かしながらヨハンを翻弄する阿武隈、そしてヨハンもTR-6に砲撃を加えようとするが一切掠りもしない。

砲撃の射線予測は艦娘時代に慣れている、故にヨハンの正確過ぎる砲撃は容易に回避が可能だった。


ヨハン「何故だ… 何故それ程の力がありながら、我々に敵対する!」

阿武隈「それは、貴方達が私達の敵だからだよ!」

ヨハン「我々は新しい世界を…」

阿武隈「目の前にある世界を救おうとすらしない癖に、新しい世界なんて築ける訳が無い!」


阿武隈の脳裏に浮かんでいたのはかつての仲間達、一緒に戦い、同じ釜の飯を食べ、そして命を散らした少女達…

今こうしている間にもあちら側の世界では深海棲艦と苛烈を極める戦いを繰り広げている人間が居る、その力があればもっと多くの人を救えただろう。なのに彼等はそれをしない、あくまでも私欲で動いているから。


阿武隈「一体貴方達は何をした? 深海棲艦と戦った? 民間人を助けた? 何もしてない癖に… 戦ってすらない癖に!」

ヨハン「くっ…」

阿武隈「こうしている間にも向こうの人間はいっぱい死ぬ! なのに貴方達がやる事はこっちの侵略、そんな矛盾だらけの癖に新しい世界なんか築けると思わないで!」

ヨハン「私達は侵略など!」

阿武隈「じゃあコレは何! 鹵獲したMSをこちら側に持ち出して、大きな砲を造って地球に矛先を向けて! これが侵略じゃないってどうして言えるの!」


イノベイターがやっている事に正義は無い。ソレスタルビーイング号を造り、その巨大な主砲を向けるのは完全なこの世界に対する脅迫行為以外何物でもない。

そして彼等は未然に阻止したとは言え民間人、会場に居た人間にオートマトンを差し向けた。 そんな事をする相手に、躊躇なんか一切無い。


阿武隈「だから私は貴方達を討つ! 同じデザインチャイルドを姉さんに討たせる訳にはいかない、だから私がこの手で!」


榛名の妹として、阿武隈はTR-6で宙を駆ける。 しかしそこに現れたのは特攻兵器『ガガ』、阿武隈のTR-6目掛けて一直線に突っ込んできた。

辛くも特攻を回避するが姿勢制御のミスでバランスを崩すTR-6。ハイゼンスレイⅡ・ラーのピーキーさが命取りとなる。


阿武隈「ッ…!?」

ヨハン「貰っ、何っ!?」


そして続けざまにヤークドアルケーにもガガが突っ込み、爆散する。その衝撃により、ヨハンの砲撃が中断され阿武隈は九死に一生を得た。

ヤークトアルケーは右半身を失い、満身創痍の状態だ。阿武隈は銃口をヤークトアルケーに照準を合わせ…


阿武隈「見捨てられた、ね… でも、同情もしないし情けをかけるつもりも無い。ここで、死んでもらう」

ヨハン「くっ… 私達は新たなる世界を…!」

阿武隈「…御託は、沢山だよ」


そして、その引き金を引く。 放たれたビームはヤークトアルケーを貫き、機体から火花が迸り…


ヨハン「バカな… 私達は、新しい世界を創る、その為だけに… 生きて…」


ヨハンの悲痛な声は誰にも届く事無く、ヤークトアルケーが爆散して火球となった。戦うだけに創られた人間、そのあっけない末路を阿武隈は二度と忘れないと心に誓うのであった。

長波「もう止めろ! お前の兄貴達は死んだ、これ以上命を無駄にすんな!」

ネーナ「黙れ!アンタ達がミハ兄を、ヨハン兄を、兄ィ兄ィズを殺した! だからその仇を…」

長波「やるしか、無いか…!」


突撃を敢行するヤークトドライ、一直線に突っ込んでくる相手に長波はスマートガンの銃口を向けて照準を合わせる。

怒りに呑まれた、こうなった以上は手の施しようが無い。そう判断し終えてからの行動は早かった。


長波「ネーナ・トリニティ… これで、終わりだ」


放たれたビームがアルケードライに直撃し、機体を貫く。

ネーナもまた、機体から脱出出来ずに爆発の炎に呑まれていき…


ネーナ「ち… 畜生ぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


アルケードライと共に、その若い命を爆炎の中へと散らすのであった。


長波「…あの世で、兄貴二人と仲良くしてろ」


敵ながら憐れな命に長波は哀悼の言葉を送る。自分にはそれしか手向ける事が出来ない。

そして彼女を殺した、と言う事実は長波の中で一生背負わなくてはならないものだから。


陽炎「長波、終わった?」

長波「…ああ、ネーナ・トリニティとアルケードライは墜とした」

陽炎「そう… …アイツ等は侵略者で民間人に銃を向けた、悪いけど同情の余地は無い」

長波「わかってるよ… だけど、少しだけ憐れだなって思ってな」

陽炎「…アンタは優しすぎる。あんまり気負う必要は無いわ」

長波「それもわかってる…」

阿武隈「二人共、終わった?」

長波「阿武隈姉… ああ、終わった」

陽炎「ちゃんと仕留めたわ」

阿武隈「あの三人、捨て駒だったみたい。ガガ突っ込んできたし」

陽炎「…デザインチャイルドの系譜、必ず断つわよ」

長波「ああ、二度とあんな奴等を作らせちゃいけない…」

阿武隈「姉さんと同じ様なデザインチャイルドを二度と世界に生ませない為にも、イノベイターはここで討つ。

2人共、初風ちゃん達と合流する。 そしてそのまま戦列に復帰、良いね?」

陽炎・長波「了解!」

《ソレスタルビーイング号内部》


青葉「隔壁破って突入しましたが、まさかMSが通れるくらいの通路の広さとは」

天城「この複雑な構造、棲地MIそっくりです…」

榛名「間宮さん、どうですか?」

間宮「ありました、動力部と格納庫の在処が。 ここと、ここです」

満潮「まるっきり反対の位置じゃない…」

リタ「片方に6機で行くより、3機ずつに分けた方が良さそうかな」

榛名「では動力部には榛名、青葉さん、リタで向かいます。天城、間宮さん、満潮さんは格納庫へ」

青葉「了解です。 お任せ下さい!」

満潮「HWS取って良い?」

榛名「敵拠点内部に装備を投棄しないでください」

間宮「では後で合流しましょう」

天城「姉さん、決して無茶はしないでください」

榛名「わかています。そちらも、どうか武運を」



天城「ブレイヴ02より各機、周辺警戒を厳に。 敵がどこから現れるかわかりません」

間宮「棲地MIみたいに突然νガンダムが出てきたり、心臓に悪かったですから…」

満潮「格納庫ね… 何で私達に戦力が多い方に行かせるのかしら」

天城「…恐らく、動力部には稼動に膨大なエネルギーを要するデビルガンダムが潜んでいる可能性があります。だから火力を重視した編成を組んだのでしょう」

間宮「だから重火力装備の二人を連れて行ったのですね」

満潮「ま、格納庫の戦力くらいなら私単機でもやってみせるわ」

天城「油断は禁物です。 何が出てくるのか…」


イベント 直下

天城「…これって、推進剤の貯蔵庫ですか?」

満潮「なんて量溜め込んでるのよ…」

間宮「頂いちゃいますか?」

天城「まぁ、無いよりはマシですから」


満潮「よし、満タンよ」

間宮「プロペラントタンクに貯蔵出来る分は入れておきました」

天城「まさか補給用のケーブルまであるとは… 外宇宙航行艦なので積んでいてもおかしくは無い筈ですけど」

間宮「ここから格納庫には… あれ?」

天城「どうかなさいましたか?」

間宮「今ちょっと計算してみます… あ、これは… 良い考えがあります」

満潮「何かあったの?」

間宮「ここから格納庫、そして弾薬庫はかなり近いみたいです。 そしていつ爆発を引き起こしても良いように大量の隔壁が至る所に…

しかもMSで手動稼動させられる、マニュアル式のものが。 恐らくヴェーダの機能が停止して管制が効かない時用だと思いますが」

天城「まさか… 大量の推進剤を爆発させ、隔壁を操作する事によって爆発の流れを格納庫や弾薬庫に向け誘爆させる気じゃ…」

間宮「この隔壁配置なら可能です」

満潮「イノベイターって、案外バカなの…?」

天城「軍用区画、と言う事で区切られている可能性がありますが… まぁ、こうなる事は想定外… ヴェーダに依存しっぱなしで、機能停止を想定していないようですから」

間宮「どうします? Hi-νガンダムのHWSには丁度ミサイルが装備してありますので、信管の調整さえ行えば可能です」

満潮「この重装備、意外と役に立つのね…」


どうする? 直下
1.間宮の作戦を実施
2.格納庫へ直行する

満潮「信管、セットしたわよ」

間宮「隔壁、閉じます」

天城「起爆してください」


ドゴォォォォォォォ…


満潮「せ、盛大に爆発してるわね…」

間宮「これでイノベイターの戦力も… 天城さん?」

天城「…嫌な予感がします」


ヴィーッヴィーッ


間宮「接近警報!?IFFに応答なし、敵です!」

満潮「どうする? 撤退…」

天城「…してやられました」

間宮「え…?」

天城「我々の背後には隔壁、退路が無いんです… 推進剤は罠、そして格納庫も殆どもぬけの殻の筈です。重要区画である格納庫に、簡単に金剛達を入らせる訳がありませんから」

満潮「じゃあ、どうするのよ…」

『大人しく投降すれば良いんだよ』

天城「リヴァイヴ・リバイバル…!」

リヴァイヴ『まさかこうも簡単に引っかかってくれるなんて、わざわざあの金剛達を躍らせた甲斐があったよ』

間宮「数50、全部GN-XⅢ… そしてガデッサにガラッゾ…!」

ブリング『やはり人間は愚かだ… 簡単に策に引っかかる』

天城「…いえ、愚かなのは貴方達です。 わざわざ補給ケーブルをくださるとは、僥倖でしたよ」

リヴァイヴ『何…?』

天城「お陰で、余裕を持って戦闘機動が行える…! そしてそんなに数を連れて、わざわざ的をいっぱい連れて来てくださるとは」


ユニコーンの右腕部に装備されたアームド・アーマーBSを展開し、照準を合わせる天城。

それに続くように間宮と満潮も敵へと銃口を向ける。


リヴァイヴ『この数を相手に、形勢を覆せるとでも?』

天城「的風情がほざきますね。 では間宮さん、満潮さん、ちゃっちゃと調理してしまいましょう」

間宮「了解です。丁度お料理、したかったんです…!」

満潮「…私、料理は好きじゃないけど。ま、やってやるか」

天城「覚悟しなさい、イノベイター… シェフ天城の地獄行きディナーのフルコース、最後の晩餐にとっくり味わって逝きなさい…!

全機、兵装自由! 交戦開始!」

榛名「間もなく動力部…」

青葉「リタ、さっき言ってたのは…」

リタ「私のカンが正しければだけど、イノベイターはアレを手に入れてる可能性がある」

榛名「リタが宇宙世紀で破壊したMA『ネオ・ジオング』、ですか」

リタ「多分… MSの複製に『サイコ・シャード』を使ってるんじゃないか、ってのが私の推測」

青葉「でも、アレって武器を破壊するだけじゃ…」

榛名「違います。アレはフル・フロンタルがバナージ・リンクスを諦めていなかった、だから武装だけを破壊し諦めさせようとしたんです。

ネオ・ジオングの『サイコ・シャード』の力は未知数、MSを複製し撃破されたら消滅させると言った事象も引き起こせる可能性も…」

リタ「デビルガンダム、ママが話したとおりの代物でネオ・ジオングと融合してしまっていたら…」

青葉「それこそ、最悪の事態じゃないですか!?」

榛名「だから一撃で破壊出来る火力を持ったリタ、そして重火力装備の青葉さんが必要なんです。 早く動力部に向かわないと…!」


イベント 直下

青葉「この先に熱源反応多数… 動力部に一番近いブロックだけに敵がウジャウジャ居るみたいです」

榛名「でも、突破するしかありません… 各機、デルタ・フォーメーションで展開!前衛は榛名が、二人は後衛を!」

青葉・リタ「了解!」


青葉「敵機捕捉、これは…」

榛名「ガンダムヘッド、ならぬザクヘッド… 何でこんなものが…」

リタ「何、あのMS… 気持ち悪い、この感じ…」

榛名「デスアーミーまで… やはり、この先にデビルガンダムが…!」


一斉に銃口、そして砲塔を向けるデスアーミー軍団とザクヘッド。 榛名達もまた武装を展開して、一気に中央へと切り込む!


榛名「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


フォルクスを振るい、敵を一気に薙ぎ払う榛名。 鬼神の如く、数十機もの敵を屠りながら後衛2機の道を拓く。

それに続いてフェネクスとヨルムンガンドが敵機に攻撃を叩き込み、撃ち落とす。


青葉「まだ出てくる… リタ、そっちは!」

リタ「MIの方がまだマシだよ! 一点突破以外に方法無いもん!」

榛名「あのザクヘッドが通路をふさいでいる以上、倒すしか… リタ!」

リタ「ツインバスターライフル、ドッキング! 外部ジェネレター作動、エネルギー充填! 消し飛べ!」


ツインバスターライフルから放たれる極大の閃光、一条の閃光がザクヘッドを貫き爆散させる!

そしてザクヘッドの後方に大きな扉が現れた。


青葉「見えた、あの扉の先に本体がある筈です!」

リタ「でもデスアーミーはこの部屋で発生してるみたい… ここに誰か残って扉を死守しないと、後ろから襲われる…!」

榛名「ここは榛名が抑えます! 二人は行ってください!」

青葉「し、しかし…」

リタ「青葉ママや私じゃ、この大群相手に近接戦は出来無いでしょ!それにデビルガンダムを一気に破壊するのに火力が要るんだから!」

榛名「そう言うことです! ここを殲滅したら必ず追いつきます!」

青葉「了解…! リタ!」

リタ「任せるよ、ママ!」


そして扉を2機が潜り、トビラの前にフェンリルの純白の機体が立つ。


榛名「ウチの愛娘と、その母親の元には行かせません… デスアーミー共!お前達の相手は榛名だ!」

青葉「…リタ、これって」

リタ「迎撃機が居ない、どうなってるの…?」

青葉「…! リタ、避けて!」

リタ「ッ!?」


フェネクスとヨルムンガンドは左右に別れ、放たれた極大のビームを回避する。

そして薄暗い陰から、一機の巨大な兵器が現れた!


青葉「まさか、あれが…」

リタ「デビル、ガンダム…!」

『その通りだ、英雄のガンダム達』

青葉「その声、イノベイター…! デヴァイン・ノヴァ!」

リタ「…あの機体、何かと融合してる。 多分、動力部…」

デヴァイン『大人しく投降し、この機のコアユニットとなるが良い』

青葉「お断りですよ! 乗っ取られるのはもう懲り懲りです!」

リタ「どうやら、イノベイターじゃ全力を発揮出来ないみたい。今なら、ヤれる…!」

青葉「じゃあ、やってしまいましょうか… テヴァイン・ノヴァ!我々は貴方達には屈しない、人間の底力を見せてあげましょう!」

リタ「ターゲット・デビルガンダム! 目標を撃破し、敵艦の機能を破壊する!」


そして青と赤の燐光を帯びた2機のMSが、巨大な敵へと立ち向かう!


視点選択 直下
1.天城
2.青葉
3.如月

side-如月-


如月「こちら如月… 機体の損傷大、これより着艦します」

龍鳳『無事なんですか!?』

如月「ええ、何とか… 生きた心地はしなかったけど…」


如月のハイペリオンは既に半壊状態、ガガの猛攻に押され回避機動を取った際にA.L.を貫通したガガが直撃してしまった。

コックピットや周辺こそ無事だったが右半身は喪失、バックパックも破損し戦闘能力の殆どを失ってしまっている。


龍鳳『着艦、許可します!すぐに収容します!』

如月(この子も、もう駄目ね… 短い付き合いだったけど、ありがと)


着艦用の脚部を喪失していたハイペリオンだが如月は何とか着艦させ、機体を固定させる。

そしてコックピットから這い出た如月は格納庫を見回した。


如月「あれ、予備機のアクエリアスは…?」

龍鳳『浜風さんの指示でMDを搭載して前線に先程投入されました。なので現在、予備機は…』

如月「残って無い、のね…」


すぐに再出撃をしようと思ったら無理になってしまう。打つ手も無く諦め掛けたその時、一つの通信が入る。


浜風『こちらアンリミテッド02、ブレイズ隊応答してください!』

翔鶴『ブレイズ・リード、どうかしましたか?』

浜風『敵艦内に突入したブレイヴ隊と通信途絶、至急援護に向かってください!』

古鷹『榛名さん達が!?』

瑞鶴『でも、こっちだって手一杯なのよ! 1機破損しちゃったし!』

秋月『この状態で、援護に向かうのは…』

浜風『既に報告は聞いています。 如月さん、貴女には『切り札』を託します』

如月「私に…?」

浜風『敵がどんな手段を使い、無限にガガを増殖させているかは知りません。 この状態で必要なのは、この現象に対抗するには…

恐らく、人智を超えた力を発揮出来る存在が必要です』

如月「人智を超えた… まさか、サイコフレーム…?」

浜風『はい。 そして恐らく、我々や榛名さん達のサイコフレームでは足りません。 だから、もっと多くのサイコフレーム搭載機を投入するんです』

如月「私、オールドタイプよ…?」

浜風『それでも、手が空いているのは貴女だけなんです。 お願いします!』

如月「…わかりました。 乗ります、その機体に」

浜風『龍鳳さん、コンテナ開放。 そして、発進準備にかかってください!』

龍鳳『は、はい!』


如月の目の前で開放されていくコンテナ、そしてその中から現れるのは…


如月「嘘、どうして…」

浜風『本来、榛名さんの予備機として残していた機体です。ですが今このときだけ、貴女に託します』

如月『了解…!』


視点選択 直下
1.天城
2.青葉

side-青葉-


リタ「ママ、後ろ!」

青葉「ッ…!?」


背後から襲い掛かるガンダムヘッドを破壊するために、プロペラントタンクを切り離して誘爆させる青葉。

推進剤用のタンクを失ったのは痛いが死ぬよりは遥かにマシ、しかもこれで直線以外の機動がとり易くなった。


青葉「これでも、受けなさい!」


バズーカのカートリッジを切り替え、放つ。通常弾頭であればデビルガンダムにダメージは無い、そう高を括っていたデヴァイン。

しかし炸裂した弾頭は、周囲の空間を侵食しデビルガンダムの装甲を崩壊させる!


デヴァイン「何っ!?」

青葉「こちらには『霧』が付いている事を失念していましたね、イノベイター! いくらデビルガンダムでも、この弾頭で無傷とはいきませんよ!」


青葉が使用したのは侵食弾頭、いざと言う時まで温存していた対・デビルガンダム用の切り札。

例えデビルガンダムと言えど、物質の構成因子の活動を止めてしまえば再生出来なくなる。MS用の小型弾頭と言えどヒュウガ謹製、威力は折り紙つきだ。


デヴァイン『再生が…!』

青葉「リタ、やりなさい!」

リタ「オッケー… バスターライフル、Gモード! バスタービット連結、重力子ドライヴのリミッター解放!」


ツインバスターライフルの砲身に連結する脚部に装備された『バスタービット』、そして砲身に重力子が収束する!


青葉「ヨルムンガンドの動力は核融合炉ではなく重力子ドライヴ、『重力子エンジン』を出力そのままサイズダウンさせたもの・・・

その出力は大戦艦級にも匹敵する… あとはわかりますよね?」

デヴァイン『超、超重力砲だと…!?』

リタ「重力子圧縮、縮退域へ… ターゲット、ロック…!」

デヴァイン『や、やらせは…』

青葉「おっと、逃がしませんよ!」


襲い掛かろうとするデビルガンダムへ侵蝕弾頭を叩き込み、その動きを止めるフェネクス。

そしてヨルムンガンドの砲身に収束し、縮退域へと達した重力がライフルから溢れ出す。


リタ「その動力炉ごと消えろ、デビルガンダム! ツインバスターライフル・グラビトロカノン、発射!」


解き放たれた荒れ狂う重力の奔流、それがデビルガンダムを貫く!


デヴァイン『ば、馬鹿なぁぁぁぁぁぁぁ!』


デビルガンダムは重力波に呑まれ、塵一つ残らず消滅した。 そして放たれた閃光は『ソレスタルビーイング』の巨大な船体を貫き、崩壊を始めさせる!


リタ「やっべ、威力の調整間違えた…」

青葉「離脱しますよ、リタ!」

リタ「…動かない。動力止まってる」

青葉「はぁ!?」

リタ「ど、どうしよう!?」

青葉「愛娘を放っておきませんよ! 離脱しますよ!」

side-天城-


間宮「あと、17!」


HADESを起動したトーリスリッターが4本のサーベルを駆使して、GN-XⅢを纏めて斬り落とす。

そしてその後ろからHi-νガンダムのフィン・ファンネルが2機のGN-XⅢを瞬時に撃墜し、間宮を援護する。


満潮「残念、これで15よ!」

リヴァイヴ『これ以上は…』


メガランチャーの砲身をトーリスリッターに向けるガデッサ、その砲身を緑の燐光を帯びたユニコーンがジャベリンで切り裂く!


リヴァイヴ『くっ…!』

天城「そんな長砲身の武器、易々と撃たせはしません!」

ブリング『下がれリヴァイヴ!』


GNクロー・サーベルを展開してユニコーンへ襲い掛かるガラッゾ、天城はジャベリンを投棄してその一撃をかわして背後へと回る。

そしてビーム・サーベルを左腕で展開してコアファイタ-ごとガラッゾのコックピットを貫いた!


天城「…イノベイターの串焼き、一丁あがりです」

リヴァイヴ『貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』


激昂しながらサーベルを抜いて、ユニコーンへと切りかかるリヴァイヴ。だがその一撃も軽く払われ、壁に叩き付けられる。


リヴァイヴ『ぐっ…!』

天城「串焼きだけじゃ、足りませんよね? やっぱり、さっぱりする薬味も必要ですよね」


アームド・アーマーVNを展開する天城、超振動破壊兵器たるその爪をガデッサに向け…


リヴァイヴ『や、やめ…』

天城「消えなさい、イノベイター。貴方達はここで終わりです」


振り下ろされるVN、そしてリヴァイヴはガデッサのコックピットごとズタズタにされるのであった。


天城「イノベイターおろし、付け合せにでもどうぞ」


その直後に大きな振動が起こり、様々な場所に同時に亀裂が入り始めた。


天城「間宮さん、ストップ!」

間宮「は、はい!」


急制動で止まるトーリスリッター、その直後に間宮の目の前で崩落が発生しその先に居たGN-XⅢが飲み込まれた。


間宮「い、一体何が…」

満潮「脱出しないと、マズイんじゃない…?」

天城「ええ… 総員、速やかに撤収! この艦から脱出します!」

天城「こちらブレイヴ02、ブレイヴ01! 姉さん!」

榛名「天城! ここは間もなく崩壊します… 脱出を!」

満潮「一体何やったのよ!」

リタ「ごめん、威力の調整ミスったみたい」

青葉「ツインバスターライフルをGモード、超重力砲形態で放ったんです。 デビルガンダムを一撃で消し飛ばした代わりにリミッター解除が原因でヨルムンガンドの機能が停止して…

さらに威力が高すぎて、現状を招いてしまったと言うか…」

間宮「でも、このままなら…」

榛名「ソレスタルビーイング号は崩壊してイノベイターは終わり、と言いたいのですけど…」


合流した6機に向け、残存する兵力が集中して襲い掛かってくる!


榛名「満潮さん!」

満潮「フィン・ファンネル!」


満潮はフィン・ファンネルを防御形態で射出し、ヨルムンガンド周辺に展開させる。

動けないヨルムンガンドをカバーするにはこうするしか無い。


満潮「ったく、世話が焼ける…!」

間宮「トーリスリッター、『HADES』!」


『HADES』を起動したトーリスリッターが1機のドライセンをサーベルで切り裂き、周囲に展開していた機体をトライ・ブレードで破壊する。

それに続き、天城のユニコーンがNT-Dを発動して数機の敵機を屠った。


天城「邪魔です!退きなさい!」

青葉「ま、言って聞くような相手じゃ無いんですがね!」


バズーカを放ちながらアームド・アーマーDEを射出し、砲撃に集中する青葉。

その弾幕を潜り抜け、フェンリルが敵機を纏めて切り裂く!


榛名「ここを突破します、続いてください!」



イベント 直下

《ソレスタルイビーイング号 通路》


榛名「まさか、数の暴力に押されてこんな所に逃げ込むハメになるとは…」

間宮「もう崩壊し始めてるのに、本当に自我なんて無いの…?」

青葉「連中、そう言う輩ですからね。 使い捨ての駒なんですよ、リボンズ・アルマーク本人以外」

天城「姉さん、こっちに良い物を見つけました」

満潮「良い物?」

天城「今は可及的速やかに戦力が必要、そしてヨルムンガンドの戦力を補填こそ不可能なもののある程度の性能は発揮可能な物が」

リタ「何、それ?」



天城「これです。恐らく格納庫にあったものが爆発に巻き込まれた際、ここに流れ着いたのでしょう」

榛名「『MSN-06S シナンジュ』、榛名達の乗るユニコーンガンダムの試作機の1機…」

間宮「でも、これ一つ目ですよ?」

青葉「ジオンの機体じゃないんですか?」

天城「モノアイの下にはちゃんとツインアイがあるんです。それにこの外装はネオ・ジオンに奪取された後に改修された姿、本来の姿は… こんな感じです」ピッ

満潮「νガンダムとHi-νガンダムそっくりね…」

青葉「リタ、動かせますか?」

リタ「ちょっと待って。まだ少し調整に時間が… 何よ、この反応速度の設定!? こんなんで機動やったらユニコーン用の薬無いと潰れて死ぬわ!」

間宮「なんか、ロクでも無い試作機な気が…」

榛名「実際ロクでも無い機体ですよ? その試作形態だった『スタイン』からバーニアとか増設してますし、人間の乗る機体じゃないと思います」

青葉「あの、リタ? フェネクス返すから、その機体は…」

リタ「いや、フェネクス次乗ったら死ぬって言ったでしょ。今インテンション・オートマチック切って反応速度落としたから、何とか使えるモノにはなったよ。

ジオン臭いのを我慢すればね。したくないけど」

榛名「今は我慢してください。後で好きなお菓子作ってあげますから」

リタ「じゃ、ショートケーキでお願い。 フィッティング完了、武器の類も大丈夫… よし、いける!」


シナンジュのモノアイに光が灯り、機体が動き出す。


間宮「ヨルムンガンド、どうします?」

青葉「放棄する訳にはいきませんよね?」

リタ「一応持って脱出するけど… 邪魔になったら壊すしかないね」

榛名「えっと、このルートなら… 上手く行けば先程デビルガンダムが居た場所、穴が開いている筈なのでそこから脱出できるかと」

満潮「なら、そっから脱出するしか無いわね」

天城「では参りましょうか」

ドドドドドド…


天城「脱出完了しました! 崩れます、急いでください!」

青葉「フェネクス、離脱します!」

リタ「シナンジュ、脱出したよ!」

間宮「トーリスリッター、離脱成功しました!」

満潮「Hi-νガンダム、問題無いわ!」

榛名「フェンリル及び、牽引のヨルムンガンドも大丈夫です」


7機が脱出した直後、ソレスタルビーイング号は崩壊してバラバラになる!


間宮「危なかった…」

リタ「でも、まだ終わって無い…」

満潮「この戦場に満ちる嫌な感じは…!」

青葉「不愉快極まり無いですね…!」

天城「もうすぐ、こちらに来ます!」


7機に向けて放たれる拡散メガ粒子砲、それを榛名達は回避してその先に銃口を向けた。


榛名「来たか、リボンズ・アルマーク!」

『やっぱり役に立たなかったね。デビルガンダムを与え、ガデラーザを与え、大量の戦力も与えた…

それなのに一人も捕らえる事も、殺す事も出来ないなんて。まったく、役立たずだったよ。やはりボク以外は無能でしかないね』

榛名「直にお前も、その仲間入りにさせてやる…!」

リボンズ『出来るのかい? この機体を相手にさ!』


ソレスタルビーング号の残骸から現れる巨体、真紅に染まる巨躯が殺意を榛名達に向ける。

リタは叫ばずにはいられなかった。何故なら、その機体は…


リタ「やっぱり、ネオ・ジオング! 何で、私達が破壊した機体をお前が持っている!」

リボンズ「流れ着いた機体を使っているだけさ。コアユニットはボクに相応しいモノに変えてるけどね」

天城「コアユニットは、リボーンズガンダムか…!」

榛名「リタ、ヨルムンガンドを抱えて母艦に戻ってください。こちらは、引き受けます…!」

リタ「嫌。私とヨナが壊した機体を、こんな形で…」

榛名「シナンジュに慣れて無い今、あの機体を相手に出来るわけがありません! 後退しなさい!」

リタ「了解… でも、無事で…」

榛名「わかっています。必ず、帰ります」

満潮「リボンズ・アルマーク、アンタを殺して私はイノベイターへの復讐を終わらせてやる!」

間宮「ここまで来たら一蓮托生!やりましょう!」

青葉「この世界に辿り着いて、多くのものに触れて、守りたいと思う人が出来て… 貴方達如きに、世界は渡さない!」

天城「姉さん、参りましょう… 皆の為に、この世界のために!」

榛名「ブレイヴ隊、全機散開! ターゲット『ネオ・ジオング』!」

リボンズ『そうかい… じゃあ、相手をしてあげるよ!この神にも等しい機体で!』


ネオ・ジオングは『サイコ・シャード』を展開し、無数のMSを生み出す。 そして榛名達は、最後の戦いへと挑んだ!


視点選択 直下
1.満潮
2.間宮
3.青葉

side-間宮-


間宮「くっ、『HADES』!」


トーリスリッターのカメラが赤色に染まり、接近する有線式大型ファンネル・ビットをシールド・ビームキャノンで撃ち落とす。

間宮を狙った理由は簡単だ。榛名達の『RX-0』や満潮の『Hi-νガンダム』はサイコミュ機、そしてパイロットはNTかNTに近い存在。唯一のOTである間宮を集中的に狙うのは当然の事だった。しかし…


リボンズ『へぇ、面白いね。特殊なシステム内蔵機、それに対応するパイロット… キミを研究材料にすれば、面白いものが出来そうだ』

間宮「黙りなさい! 『HADES』は貴方達には過ぎた代物、渡す訳にはいかないの!」


もし『HADES』を搭載したトーリスリッターを渡し、解析されて同様のシステムを組み込んだ存在が量産されれば倫理も何もかもを無視した戦闘マシーンが生まれる。

前のパイロットは強化人間、もし間宮のように完全に『HADES』に適応する人間を作るには非人道的な実験を繰り返すことになるだろう。


間宮「強化人間、私達『艦娘』のような存在は生み出させたりはしないわ!」


間宮も『艦娘』、本来の人間に別の魂を埋め込んで無理矢理艤装に適合させた存在。一種の強化人間と言っても過言では無い。

そして前線で使い捨てられた艦娘の現実を知っている一人として、イノベイターのやる事は看過出来ないのだ。


リボンズ『そうかい… なら、強引にでもやらせてもらうとしよう!』

間宮「来るの…!?」


先程撃破した筈のファンネル・ビットが再生し、再びトーリスリッターへと襲い掛かる。

間宮はシールドとハイパー・ナックルバスターで迎撃しつつ距離を取り、態勢を整えようとした。


間宮「撃ち落した筈なのに、再生して…!」

リボンズ『何時まで保つかな、その機体で!』

間宮「まさか、背中の光の輪…?」


間宮は気が付いた、背部で展開している『サイコ・シャード』が機体の再生を促していることに。

DG細胞搭載機と同質の力を、擬似的に再現しているのだと。


天城「間宮さん! アレは『サイコ・シャード』、パイロットのイメージを具象化する装備です!」

間宮「なんてモノを…!」

リボンズ『そう!この力があれば、無限の兵力を生み出す事が出来る! 無敵なんだよ、ボクは!』

間宮「…いえ、リタちゃんは破壊したって言った。つまり、壊す方法はいくらでもある…!」


勝機はまだある、そう自分を奮い立たせて襲い掛かるファンネル・ビットをサーベルで切り裂く。

出来ることなんてわからない、やれることなんてわからない、それでも…


間宮「榛名さんと、帰る為に! トーリスリッター、行くわよ!

リボンズ・アルマーク! 貴方が無敵だと言うのなら、死の騎士の名を以って貴方に死を与えてみせる!」


間宮の叫びに呼応し、トーリスリッターの機体が唸る。そして蒼き『死の騎士』は、赤い巨躯に死を齎す為に宙を駆けた!



視点選択 直下
1.満潮
2.天城
3.青葉

side-満潮-


無数に現れる敵機を屠りながら、満潮はネオ・ジオングの巨躯を睨む。 あそこには、皆の仇が居る。

かつて仲間ごと罠に嵌められ、自分だけ生き残ってしまった満潮。復讐を終わらせる為に、Hi-νガンダムで巨躯へと立ち向かう。


リボンズ『賢しいね、死んだと思ったら生き残っていてこうやって目の前に現れるなんて』

満潮「黙れ!私は復讐を果たす、覚悟しろ!」

リボンズ『目先の事に囚われる、だからキミ達人間は愚かだと言うんだよ』

満潮「愚かなのはアンタ達の方よ! 世界が、全部アンタの思い通りになると思うな!」


無数の敵からの砲火、そしてネオ・ジオングのファンネル・ビットを回避しながらネオ・ジオングへと接近する満潮。

そして距離を詰めたところでシールドのビームキャノンとライフルを同時に放ち、ネオ・ジオングに直撃させた!


リボンズ『本当に、小ざかしいんだよ!』

満潮「地が出てるわよ、このヒトモドキ! 動きは読めてる、私に当てられると思うな!」


リボンズの攻撃は一度も満潮には当たらない。 満潮はロックされた時には既に射線から外れているからだ。

彼女に能力を与えたアムロ・レイと言う男、その力の全力を解放して満潮は戦う。


満潮「ようやく、私は未来と向き合えた… それも、アイツが居てくれたから」


同じ宙域で戦闘を繰り広げるフェンリル、そしてその純白の機体を駆る榛名。

彼女を見据え、そして熱くなる自分の頭を冷やして思考をクリアにする。


満潮「最初はあんなに鬱陶しいって思ったのに…」


自分の心を溶かそうとしてくれた、未来に向き合わせようとしてくれた、全ての想いを抱きとめてくれた。

今の自分を形成してくれた榛名、その恩に報いる。そして共に未来へ進む為に…


満潮「Hi-νガンダム、行くわよ…! もう、何かに怯えたりするのは嫌! 私は、この足で立つって決めたんだから!」

リボンズ『それが、どうした!』


拡散メガ粒子砲で満潮を追い込もうとするリボンズ、だがその程度で満潮は止まりはしない。

棲地MIで青葉に強がりで言った言葉とは違う、もう立ち上がる事は出来る。何も、恐れたりしない。


満潮「私はもう一人きりじゃない! 皆が居てくれる、新しい仲間だって受け入れてくれた皆が! 孤独なアンタとは何もかも違うのよ!

リボンズ・アルマーク! 私はアンタを倒して未来へ進む! だから皆、私に力を貸して!」


リボンズはたった一人きり、そしてそれを埋めるように無数の兵を生み出してこちらを倒そうとする。

しかし満潮はもう一人じゃない、『前の仲間』が力を貸してくれる、『今の仲間』が前を向かせてくれる。だから、恐れなんてない。


満潮「行きなさい、フィン・ファンネル! その赤いデカブツをぶっ壊すのよ!」

榛名「ッ…!この数相手では…」

天城「流石にジリ貧… 来ます!」

リボンズ『キミ達はいい加減鬱陶しくなってきたよ。だから、一気に殲滅させて貰う』


そしてネオ・ジオングの後方から現れたのは…


満潮「大型、砲塔!?」

間宮「何時の間に母艦から切り離して…!」

青葉「しまった、この位置では…」

リボンズ『そう、キミ達は接近し過ぎた。もう射線からの離脱は不可能、消えるが良いさ!』


チャージが完了していた大型砲、その一撃が放たれる。

その瞬間、一番前に飛び出したMSが居た。そしてその機体は大きなフィールドを形成し、仲間を攻撃から守る!


満潮「え…」

間宮「青葉、さん…?」


青葉「ぐっ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!」


青葉が形成した巨大なサイコ・フィールド、それは全てを賭した盾。青葉は、自らの身を挺して全てを守ろうとしたのだ。


青葉(わかってる、こんな事で全ての罪が赦される訳じゃないってことくらい…)


直接的にも間接的にも多くの命を奪ってきた青葉、こんな事じゃ罪滅ぼしにもなりはしないだろう。

だが大事な人や仲間くらいは守る、そして未来への希望をこの命一つで守る事が出来るのだ。なら、こんな命は惜しくは無い。


青葉(これで良いんだ、これで… ごめんなさい、榛名さん。約束、守れそうに…)

「馬鹿かアンタは! それで、全部赦されると思うな!」

青葉「え…?」


接近する1機のMS、白と青で彩られる細身の可変機。そしてこの戦場において、『最も青葉を憎む存在』。


青葉「蒼、龍、さん…?」

蒼龍「アンタは生きなきゃなんないの!アンタが犯してきた罪、全部背負って! 死んでチャラになると思うな!

生きろ!罪全部償って赦されたきゃ、ここで生き残ってその命全部使って一生賭けて償え!」

「そうです! 青葉さん、貴女は生きなければなりません!」

「姉さんとの約束、反故になんてさせませんよ!」


そう言って2機の純白のMSが青葉の正面にフィールドを張る。


青葉「榛名さん、天城さん…!」

榛名「貴女がやってきた事は赦されない、ですが貴女はここで死んで良い人間では無い筈です!」

天城「くっ…! 姉さん、もっとフィールドを強く…! このままでは後方の艦隊にも…!」

青葉「青葉は…」


2機から放たれる目に染みるような純白と緑の燐光、二人の力でも大型砲に対抗するのは難しい。

辛い状況の中で榛名は必死に青葉に問いかける。


榛名「貴女は生きて成さなければならない事がある! 青葉さん、貴女を信じています… きっと、貴女は…!」

青葉「フェネクス!」


青葉は叫ぶ、今駆っている自らの器たる『黄金の不死鳥』の名を。

そして身に纏っていた蒼い燐光に変化が訪れる。その燐光は青みを帯びながらも徐々に天城の纏う緑、本来のサイコフレームが発する光の色へと近付く。


青葉(生きるんだ… 全部守る事が、青葉の贖罪だから…!)


変わっていく自分を受け入れ、そして全ての力をフィールドに注ぎ込みフィールドをより強固にする。

青葉はフェネクスへと語りかける。


青葉「付き合ってもらいますよ、『フェネクス』。終わらない、贖罪に」


フェネクスは何も応えない、ただ乗り手たる青葉につき従うだけ。 

そしてフェネクスが手を翳した瞬間、大型砲から放たれた粒子ビームが跳ね返され大型砲塔は自らのビームで消滅した!


榛名「青葉さん…!」

青葉「決めましたよ、榛名さん… 青葉は、生きます!」

リボンズ『何を、何をしたんだ!』

青葉「簡単な事です。榛名さんと天城さんが『防御』のフィールドを張っている間に、青葉のフィールドを『弾く』フィールドに変えただけ…

蒼龍さんがあの時やった、『拒絶』のフィールドを使っただけです」

蒼龍「青葉、アンタ…」

青葉「奪った命より多くの命を救う。何倍も、何十倍も、何百倍以上の… この命が尽きる瞬間までやり遂げる、それが青葉の贖罪です」


フェネクスは腰部にマウントしておいたマグナムを持ち、銃口をネオ・ジオングへと向ける。

榛名と天城、そして満潮と同じ領域に立った存在となった青葉。その眼差しに、一切の迷いは無い。


青葉「フェネクス、行きましょう。 未来に!」


そして青葉とフェネクスは、巨躯へと引き金を引いた!

ここまで


青葉、NT覚醒。

ちょっと遅い気もするけど

ビーム・マグナムの一撃をIFで防ぐネオ・ジオング。 青葉は防がれる事はわかっていた。

今のは確認、どこからどこまでがIFの範囲なのかを確かめるための。 そして覆われていない部分、シュツルム・ブースターを遥か後方から放たれたビームが貫き爆発させる!


リボンズ『何っ!?』

古鷹「…命中」

青葉「流石古鷹、一流のスナイピングです」

古鷹「お世辞は良いよ。 こちらセイヴァー03、古鷹… 榛名さん、支援します!」


そして無数の敵機に、ゲルググ2機とデスティニー・インパルスが突撃した!


翔鶴「こちらセイヴァー01、ブレイヴ隊はネオ・ジオングに集中してください!」

瑞鶴「秋月ちゃん、貴女も榛名さんの援護を! ここは、私達だけで充分よ!」

秋月「はい!」

リボンズ『たかが4機、増えた所で!』


VLを展開したインパルスやゲルググに向け大量の部隊を差し向けるリボンズ、だが秋月は機体を巧みに操縦してその砲火を潜り抜ける。

さらに別の方向から3機のMSが榛名達の下に集結し、ネオ・ジオングと対峙した。


榛名「阿武隈、陽炎、長波!」

陽炎「妹軍団、只今参上っと!」

阿武隈「やるよ、姉さん! アレを潰して、何もかも終わらせる!」

長波「ネオ・ジオング、厄介だけど… やれない訳じゃない…!」

天城「初風さん達は?」

陽炎「あっち」


初風「何でこんなの数多いのよ!バカじゃないの!?」

シャア「ネオ・ジオング、時代錯誤な名前をつけてくれる…!」

初風「しかも阿武隈達は言う事聞かないし! 何がどうなってんの!」

春雨「ボヤく前に片付けたほうが…」

初風「わかってる! 春雨、オールレンジ・コンビネーションよ!」

春雨「はい! 行って、ファンネル!」


榛名「置いてきたんですか!?」

陽炎「あっちはあっちでイチャつかせた方が良いじゃん」

阿武隈「それに、あっちには瑞鳳さんたち居るし」

長波「あと、いい加減イチャついて邪魔だった」

天城「そっちが本音ですか…」


リボンズ『数が増えても、ボクは無敵なんだ! だから…』

「じゃ、その無敵の原理を無効化させて貰いましょう」


ネオ・ジオングの背後から接近した1機のMSが、サイコ・シャード発生装置をMeGapで攻撃して破壊する!


リボンズ『何!? 一体、どこから…』

「生憎デブリは一杯だし、ある程度慣性で動けば見つからない… それに目視で捉えようにも、保護色だもの」

榛名「如月さん、その機体…」

如月「ちょっとお借りしてるわ、榛名さんの予備機… 『バンシィ・ノルン』、如月、只今参上」

榛名「ど、どうしてバンシィが!?」

如月「元のバンシィを改修する時、新型のパーツに換装するでしょ? その時に余ったバンシィのパーツやジェネレーターにユニコーンとフェネクスの予備パーツを使って再建造した、って。

今は私が借りてるからサイコミュにリミッターかけてるけど、性能は他のユニコーンタイプと変わらないわ」

榛名「まぁ、如月さんならお任せしても…」

如月「今はその話は置いておいて… サイコ・シャードの発生装置は破壊させて貰ったわ。これで再生もしないし、味方も増殖しない…

これで貴方は一人きりよ、リボンズ・アルマーク」

間宮「敵機、次々と消失していきます!」

満潮「これで、数の優位は崩れ去ったわ!」

リボンズ『よくもやってくれたね…! だけど、まだボクは戦える!』

天城「…どうやら、諦めが悪いようです」

青葉「やるべき事はただ一つ… この世界、この宇宙からネオ・ジオングを破壊する事。やりますよ!」


榛名「天城、阿武隈、陽炎、長波… 青葉さん、古鷹さん、如月さん、秋月さん、間宮さん、満潮さん…! 皆、榛名に力を貸してください!」

天城「ええ、姉さん!」

阿武隈「終わらせるよ、この戦い…!」

陽炎「そして、地球に帰るの!」

長波「一緒に行くぞ、相棒!」

青葉「微力ですが、助力させて頂きます!」

古鷹「出来る事、やれる事をやるだけです!」

秋月「一人一人の光は小さいけれど、集めれば大きな光になります!」

如月「一人じゃ越えられない壁も、皆と一緒なら越えられる…!」

間宮「さぁ、行きましょう! これが最後の戦いです!」

満潮「私は復讐を遂げる、アンタも自分の目的を果たしなさい!」


榛名「榛名は越える…! 運命も、榛名自身も! それが榛名の変革! 世界に笑顔を増やす為に、世界と一緒に変わっていく!

リボンズ・アルマーク! 世界と未来を貴方には渡さない! その歪んだエゴは、この手で排させて頂きます!」


視点選択 直下
1.天城
2.青葉
3.阿武隈・陽炎・長波
4.如月

side-如月-


如月「流石に、扱い辛いわね…!」


如月はバンシィの機動力と出力の高さに四苦八苦していた。榛名用に調整・改修され、出力も通常機よりも強化されている。

いくらサイコミュを切っていたとしても、到底如月に乗りこなせる代物では無い。


如月「流石、現状最強のニュータイプって訳ね… でも私だって!」


残存するアヘッドを撃破し、ネオ・ジオングへと接近するバンシィ。

そしてネオ・ジオングの下方に回りこんでRRのポップミサイルを使い、ブースターを攻撃した!


リボンズ『そんな攻撃で!』


ネオ・ジオングは下方のブースターをフル出力で噴射し、ミサイルを噴射で破壊する。


如月「やるわね… でも!」


避けることに集中したリボンズだが、その一瞬の隙を突いて古鷹が稼動していなかった右側のIFジェネレーターを撃ち抜く!


リボンズ『なっ…!?』

如月「近くの殺気に気付けても、一方に集中を向かせてしまえば遠方の殺気は気付けなくなる。そして古鷹さんは狙撃の時、一切殺気を出さない…

どうかしら、この即興の連携?」

リボンズ『やってくれたね、たかが人間が…!』

如月「ふふっ、人間を舐めるな。似非人風情が」


IFジェネレーターの出力が落ちているネオ・ジオングの正面にマグナムを放ち、一気に離脱する如月。

防ぎきるネオ・ジオングだが、完全には防ぎきれずに拡散させたビームの一部が後部のアームに直撃する。


リボンズ『ちょこまかと… その機体は、MIで巨大な深海棲艦を破壊した機体はボクにこそ相応しい機体なんだ!』

如月「生憎、これ借り物なのよ。 返却はしないといけないでしょ?」

リボンズ『なら、力尽くでも!』

如月「私はそんな安っぽい女じゃないのよ!」


接近するファンネル・ビットにハイドボンブをばら撒き撃破する如月、そして新たに接近するGN-Xをサーベルで切り払う!


如月「私はあくまでも牽制、本命は任せるわ… ニュータイプさん達!」


視点選択 直下
1.天城
2.青葉
3.阿武隈・陽炎・長波
4.古鷹

side-阿武隈・陽炎・長波-


如月が離脱した隙を突いてTR-6、アマクサ、Ex-Sの3機がネオ・ジオングへと接近する。

ネオ・ジオングは迎撃を試みようとするが、3機の巧みな機動に照準が追いつかない。


阿武隈「二人共、私達も続くよ! 少しでも火力を削って姉さん達がやり易いようにする!」

陽炎「要するに露払い、ってことね! 長波、アンタに後衛は任せるから!」

長波「OK! 背中は任せろ!」

リボンズ『どけ!ボクはあの機体を…』

陽炎「そう易々と行かせてたまるか! ここで全部終わらせてやるんだから!」


アマクサが放つビームライフルの正確な射撃がネオ・ジオングに直撃し、傷を与える。 TR-6も同時に別方向から攻撃を加え、リボンズの注意を長波から逸らす。

しかしリボンズは長波に対しウエポンコンテナのミサイルを放ち、大量の実弾兵装で追い詰めようとした。


長波「甘いんだよ!」


機体をGクルーザー形態へと変形させて攻撃を回避する長波、そして執拗に攻撃を試みているネオ・ジオングにTR-6が接近する!


阿武隈「今…! ユニット射出!」


ウィンチユニットを放った先は右側のウエポンコンテナ、それを覆う展開可能な外部装甲。

そして展開中の外部装甲にウインチユニットを取り付かせて、強引に引きちぎる!


リボンズ『くっ…! だが、外部装甲程度!』

陽炎「じゃ、コイツも持って行きなさい!」


ハイパー・ハンマーを射出し、ウエポンコンテナ部を攻撃する陽炎。 そしてハンマーが叩き付けられた衝撃で内蔵していた火器が誘爆を引き起こした!

阿武隈達の狙いはただ一つ、ネオ・ジオングの武装を少しでも無力化すること。 その目的を達した3機は急速に離脱を図る。


リボンズ『この人間風情が…!』

陽炎「やっぱりアンタ、姉さんには遠く及ばないわね」

リボンズ『このボクは全ての人類を越えたイノベイターだ!出来損ないのPF-03なんかに…!』

陽炎「オマケにどこで間違えてるのか気付いて無い、やっぱりアンタは出来損ないよ」

リボンズ『ふざけるな!ボクは…』

阿武隈「貴方達は人を見下しすぎた、だからこうやって一方的に嬲られるんだよ。 歪んだ心を持った時点で、貴方は失敗作なの!」

リボンズ『ボクは失敗作なんかじゃない! ボクは人類を導こうとする優良種なんだ!』

長波「そもそも人に優劣をつける時点で間違いだって言ってんだよ! お前なんかが世界を支配したら、それこそ人類は終わるな!」


長波達はそれぞれにリボンズを否定する。 自分自身で何も持たず、戦う事しか知らなかった艦娘達が今自分の言葉を以って支配者気取りの愚か者の言葉を切り捨てる。

人はそれぞれ意思を持って成長できる、そう体現するように…




視点選択 直下
1.天城
2.青葉
3.古鷹&秋月

side-古鷹・秋月-

秋月「そこっ!堕ちなさい!」


ファンネル・ビットをライフルで撃ちぬき、古鷹のゲルググに近付こうとするその全てを破壊する秋月とインパルス。

古鷹はその間に照準を合わせ、ネオ・ジオングの武装一つ一つを正確に撃つ。


古鷹「チッ… 腕はやれても、本体部はIフィールドに防がれる…!」


流石に狙撃のプロである古鷹でもIフィールドを展開されれば無力だ。 突破手段は二つ、ネオ・ジオングのIフィールドの冷却装置か発生装置を破壊するか近接戦を挑むか。

しかしそのどちらの選択肢も古鷹は選ばない。 わざわざ近接戦を挑む狙撃手は居ない、だから古鷹は何か弱点が無いかと撃ち続ける。


リボンズ『いい加減、小賢しいんだよ…! そんな攻撃で!』

古鷹「…」

リボンズ『いい加減、墜ちろ!』

古鷹「…墜ちるのは私じゃ無い、貴方の方」


ファンネル・ビットなど古鷹の前では止まった的同然、放たれた瞬間に撃ち落してアーム部分にも同時にダメージを与えた。

狙撃手としての腕を遺憾なく発揮する古鷹、しかしライフルの砲身が限界に近くなってきた今出来る事は少ない。だが…


古鷹「秋月ちゃん。やって!」

秋月「はい! これも、受けなさい!」


引き抜いたエクスカリバーの1つをネオ・ジオングへと投擲する秋月、その投擲された剣はネオ・ジオングのIフィールド発生装置に突き刺さる!


リボンズ『ば、馬鹿な!』

古鷹「舐めないで、スナイパーを。 私はどんな位置でも、どんな狙いでも物理法則が阻害しない限りは当てられる」

秋月「凄い、古鷹さん… まさかゲルググからインパルスの照準を…」


エクスカリバーを投擲する場所の照準を合わせたのは古鷹だ。忌まわしき天性の才能、だがこの時ばかりは神に感謝している。

この力で誰かを救う事が出来る事、そして自分が愛する人へと繋げることが出来る事に。


秋月「リボンズ・アルマーク! 貴方が行おうとしているのは未来の希望を摘むってしまう事だとどうして気付かないのですか!」

リボンズ『人間は愚かで、僕達が管理しなければ滅んでしまう。だから僕が救世主となるんだ!』

秋月「その考えこそが間違っているんです! 貴方の考えは人としての自由や意思を奪って人を標本にしてしまう!」

リボンズ『与えられた自由の中で幸福を甘受させる、その行為の何がおかしい!』

秋月「それは、間違っています。人は自らの手で未来を作り出せる、どんなに苦難な道だったとしても!」


放たれる攻撃を回避しながら秋月は叫ぶ。かつて自分が言われたその言葉を、胸の中で思い返しながら。


秋月「その人には辛い過去があった、人間の醜悪な部分を多く見てきて、心を傷つけていた… それでも、その人は言ったんです!

『誰かの涙より笑顔を、世界中を笑顔にしたい』と! 誰よりも人の世に絶望していた筈なのに、それでも未来を拓き続けている人だって居るんです!」

リボンズ『それが、どうしたと言うんだ!』

秋月「貴方の考えは、そんな人の願いすらも消し去ってしまう! そして人の可能性すらも!だから…」

古鷹「秋月ちゃん、もう良いよ。多分言っても無駄だから」


そう言って古鷹は突き刺さったエクスカリバーを撃ちぬき、爆発させネオ・ジオングにダメージを与える。


古鷹「砲身も限界、私に出来るのはここまで… 後は任せます、榛名さん!必ず世界を、そして自分の想いを守ってください!」

視点選択 直下
1.天城
2.青葉

side-青葉-


青葉「蒼龍さん! このまま敵まで突っ込む勢いでお願いします!」

蒼龍「なら一撃で決めなさい! アンタなんかの為にこうやってタクシー役やってやってるんだから!」


完全な覚醒を果たした事でニュータイプへと変革し、それに伴ってその身から放たれる燐光が緑へと変わった青葉とフェネクス。

その機体を載せるのはWBへと変形した蒼龍の駆るガンダムデルタカイ。舞鶴で2機のサイコガンダムの片割れを倒したコンビが、再び手を組み真紅の巨躯と対峙する!


リボンズ『さっきはよくもやってくれたね… これは、ボクからのお返しだよ!』

青葉「来る… 回避運動、右旋回!」

蒼龍「わかってる! あんなの、当たってたまるか!」


放たれる大口径ハイメガ粒子砲、しかしその一撃を2機は回避して反撃に移った。

青葉はアームド・アーマーDEを背中から腕にマウントさせ、迫るファンネル・ビットへと放ち撃破する。


青葉「わかる、相手の動きが手に取るように…!」


一歩踏み出す事が出来ずオールドタイプへと留まり続けていた青葉、しかし贖罪のために生きようとする決意が青葉を変革へ導く。

終わらない贖罪、生きる限り誰かを助け続ける。それは自分に課した一種の呪いかもしれない、と青葉は思う。


青葉「呪いだろうが何だろうが、守れるのなら!」


再びビーム・マグナムを構え、ネオ・ジオングへと照準を向ける青葉。

多くの人間を殺め、手を血に染めてきた自分が何かを守るなどと言うのはおこがましい事かもしれない。しかし…


青葉「リボンズ・アルマーク! 貴方の負けは既に決まっています!」

リボンズ『ボクが負ける? それこそ、ありえない話だよ!』

青葉「あくまで認めないと言うのなら! 蒼龍さん!」

蒼龍「ハイ・メガ・キャノン、メガ粒子の充填完了…!」

青葉「同時攻撃、受けなさい!」


2機の射撃がネオ・ジオングのウエポンコンテナに直撃し、さらなる誘爆を引き起こした!


青葉「トドメはお任せしますよ、お二人共!」

side-天城-


天城「姉さん、援護を! 前衛は天城が務めます!」

榛名「わかりました! 背中は任せてください!」


舞鶴防衛戦とは違い、今度は天城が榛名の前に立つ。 装備上天城の方が前衛に適しているからと言うのもあるが、近接戦でアムロ・レイを下した天城の実力を榛名が買っての事だ。

そして天城は榛名が居れば自身の力をより高める事が出来る。それが天城と言う人間のもつ力、リボンズから見れば有り得ない程理不尽な代物以外何でもないのだが。


天城「姉さんに出来るのなら天城にも…」


精神を集中させ、感覚を研ぎ澄ます。 人の思惟を集め、それを力に変換していく天城。常人ならば『器』となり果て、『自己』を失いかねない危険な行い。

だが天城にはそれすらをものともしない理不尽なくらいの強靭な精神を以って、世界の声を、命の声を集めて天城はユニコーンのさらなる力を目覚めさせる!


天城「ニュータイプ・ドライブ… デストロイヤー・アンチェインド!」


『デストロイヤー・アンチェインド』、これが『今の天城』が発現出来る最大の力。榛名の『浄化』こそ再現できないものの、常軌を逸した機動力を以ってネオ・ジオングへと肉薄した!


リボンズ『この力…! 棲地MIの、あの黒い機体と同じ力か!』

天城「イノベイター!いえ、リボンズ・アルマーク! この力で、貴方を葬り去る!」

リボンズ『その力は、ボクにこそふさわしいんだ!』

天城「この力は『人』じゃないと使え無い力… 貴方は人を超えたと言った、なら貴方には使えません」

リボンズ『ボクにその資格が無いというのか!』

天城「ありません! これは人の思惟の力、願いの力、想いの力、無念の力… その全てを集めたもの、『人』の感情の力の結晶なんです!

それを理解しない貴方に、その資格はありません!」

リボンズ『感情が呼び起こす力など、絶対に認めない!』


ネオ・ジオングの巨腕、その6つ全てをユニコーン捕縛の為に使おうとするリボンズ。

そして天城も思惟を集め巨大化させたビームサーベルを展開してその腕の内、背部の4本を切り裂く!


リボンズ『この、バケモノが…!』

天城「こちらからすれば、貴方の方がバケモノです。 人の心を理解しようとせず、人の全てを奪い去ろうとする…

だから天城は決して認めません。 貴方達のような存在を!」

リボンズ『何故だ、何故それ程の力がありながらボクに手を貸さないんだ!その力さえあれば世界を思いのままに…』

天城「そんな世界を、望んでいないからです。 天城は、家族が居て、平凡な生活で良いんです。

ニュータイプとしての力なんかどうでも良い、世界なんかどうでも良い… ただ、貴方達はその全てを奪おうとしている。だから天城は貴方と戦う!」


仲間や家族、そして最愛の姉。 それが天城の『世界』、天城が守りたいと思うもの。

彼等の台頭はその全てを奪う。 だから立ち向かう、世界を蝕もうとする輩に。 そのためなら手を汚す事も厭わない。


天城「地獄への案内は、この天城が仕ります! 貴方はここで果てなさい、リボンズ・アルマーク!」

序徐にその機体を破壊され、粉砕され、蹂躙され、崩れていくネオ・ジオング。しかしリボンズは不敵に笑っていた。

そして隠していた最大の切り札を、今切る!


リボンズ『ククク… どうやら、コレを使わせて貰うときが来たようだ…! 来い、ボクの下に!』

榛名「あれは…!」


残骸の中に隠れていた巨体、それがネオ・ジオングに組み付き変貌していく。

そしてネオ・ジオングは禍々しい形へと変化し、新たな形へと形を変えた。


リボンズ『デビルガンダム.Jr、生み出されたデスアーミーを大量に融合させて形成した機体だよ。そしてそのDG細胞を以って機体を再生させた…

そしてこの機体は新たに生まれ変わったんだ。ただのネオ・ジオングじゃない、『ネオ・デビルジオング』に!』

天城「ネオ・デビルジオング…」

リボンズ『そしてボクはDG細胞を自由にコントロール出来るのさ。キミ達がクラッキングして、機能不全に陥っていたヴェーダの機能を復活させてね』

青葉「DG細胞をヴェーダでコントロールし、自身の感染を防いだと言う訳ですか…」

間宮「先程のようにはいかない、再生能力と自己進化能力が付与されてしまったから…」

満潮「…あんなもん野放しにしてたら、最悪の事態になるわね」

秋月「ど、どうしましょう!」

古鷹「こちらも消耗が大きい… でも撤退したら…」

陽炎「撤退も出来無いわよ」

阿武隈「第一、逃がしてくれないだろうし」

長波「もう道は、アレを倒すしか無いんだよ…!」

如月「じゃあ、どうすれば…」

榛名「手はあります…!」

リボンズ『無駄さ!この機体が再生したと言う事は、コレも使えるんだ!』


ネオ・デビルジオングの両肩部から展開されるサイコ・シャード発生装置。

再びソレが効果を発揮しようとする瞬間、それが狙い目。


リボンズ『ボクに逆らう者に、無様な死を! キミ達はここで…』

榛名「天城!青葉さん!」


ニュータイプの感応が、二人に届く。そして榛名の目論見が通じた二人は、『フェネクス』『ユニコーン』の腕をそれぞれ翳して念じた。

リボンズの思念は確かに強い、放たれる感応波も強力。しかし天城と青葉は力を重ね、それを上回る力でそれを奪う!


天城・青葉「サイコミュ・ジャック! 奪い取れ!」


サイコミュ兵器であれば、その全てを奪うことが出来る。それがユニコーンタイプの力、いくら強力な思念でもそれより上回れるならサイコ・シャード発生装置だろうと奪える。


リボンズ『なっ!? ボクの脳波を乱して…』

天城「受け取ってください、姉さん!」

青葉「託します、榛名さん!」

榛名「わかりました! 感謝します、二人共!」


フェンリルはタクティカルアームズⅡLをアローモードに変形させ、構える。

そして榛名は二人から受け取った機能、サイコ・シャードの生成能力を使用して膨大なサイコシャードを生み出した!


榛名「収束… 人の願いを、想いを、勇気を、全て集めて!」

発生した結晶がタクティカルアームズⅡLに集まり収束し、巨大な鏃となる。

榛名は弓など扱ったことは無い。だが全てをぶつけるにはこの形状が一番しっくりくる、そう考えた結果だ。


榛名「この一撃に、全てを乗せて…!」


自分だけじゃない、ここに居る全ての人間の思念を集めてサイコ・シャードの結晶へと乗せる。


満潮「…念じろ、って事ね。いいわ、アンタに全部託してやる!」

間宮「この想い、榛名さんに届いてください…!」

古鷹「私達の願いを、全部榛名さんに預けます!」

秋月「だから、必ず倒してください!」

如月「倒さなかったら、許さないんだから!」

阿武隈「姉さん… 私の全部、姉さんにあげる!」

陽炎「思いっきりぶつけてやりなさい、榛名!」

長波「お前は一人じゃ無い、だから行け!相棒!」


榛名「託されました、皆!」


すぐ側に居る全員だけでは無い、今宇宙に上がっている仲間達その全ての意思が榛名に集まる!


初風「榛名! 私達の全てをぶつけてやろうじゃない!」

野分「一つ一つは小さくとも、纏めれば…!」

朝潮「託します、榛名さん!」

曙「アンタの『ブレイヴ』が飾りじゃないとこ、見せてやりなさい!」

舞風「やっちゃえ、榛名!」

清霜「清霜達の分も、思いっきりぶつけて!」

衣笠「衣笠さん達の分まで、ソイツぶん殴って!」

ヤマト「メンタルモデルにだって、想いの一つや二つあります…!」

コトノ「その想いを全部あげるから、やっちゃいなさい!」

春雨「貴女ならきっと出来ます、榛名さん!」

シャア「ニュータイプの、人の思惟を集める力を見せてやるんだ!若きニュータイプ!」

コトネ「ここまで、全員分の願いを集めてるんだから外さないでよ!」

ナデコ「外したら、赦しませんよ!」

リタ「ママ!あんな奴、ぶっ飛ばせ!」

瑞鳳「私達の分、プラス16人分も乗せてください!」

潮「私と夕立ちゃんの分、地球のアシガラさん達の分まで!」


さらに巨大化していく鏃、だが榛名はその放ち方を知らない。しかし榛名の手に触れる温もりがあった。


龍鳳(大丈夫です、私これでも弓は得意なんです)


龍鳳の思念、それが榛名に寄り添うように、共に弓を引く。 狙いは1点、ネオ・デビルジオングのみ。

未来を願う純白の勇気、榛名はサイコ・シャードにそれを流し込む。


龍鳳(一点を見据え、そして心を研ぎ澄まし… 貴女の心を、皆の心を鏃に集めて…!)

榛名「狙う場所は定まった、後は…」

龍鳳(その弓に、全てを込めて!)

榛名「はい! この一撃で、決めます!」

さらにフェンリルにユニコーンとフェネクスが寄り添い、結晶を巨大化させる!


天城「姉さん! 天城の全て、全部あげます!」

青葉「青葉達の全ても! 貴女に力を貸してくれる、思惟も全部乗せてください!」

榛名「皆の意思が、フェンリルに…!」

リボンズ『何だ、機体が! 動け、動くんだネオ・デビルジオング!』

榛名「リボンズ・アルマーク! この一撃で… 全てを終わらせます!」


そして榛名は吠える、未来への咆哮を。 そして神を気取る愚か者に、フェンリルは神を殺す巨大な牙を向いた!


龍鳳(今です! その矢を、希望の一撃を!)

榛名「受けなさい、皆の願いの一撃を! 榛名の勇気の一撃を!」


放たれる巨大な結晶、それはネオ・デビルジオング目掛けて一直線に宙を駆ける。

そして巨大な結晶は無数の破片と砕け散った。


リボンズ『な、なんだ、こけおどしを…』

榛名「これで、これで良いんですよ!」


その砕け散った無数の破片が、ネオ・デビルジオングへと襲い掛かりその全身へと突き刺さる!

そして結晶が光を帯び、大きく膨れ上がり始めた!


リボンズ『なんだ、機体が消えて…!』

榛名「その破片一つ一つが、対消滅を引き起こしているんですよ。榛名が『消滅しろ』と願ったから」

リボンズ『ま、まさか…』

榛名「ソレを消し去るには、全部纏めて破片も無く消し飛ばすしか無い… そしてそれはこの宇宙、どんな宇宙にも存在してはいけません。

だから、その因果ごと消えて貰います…!」

リボンズ『や、止めろ!この機体が消えてしまえば…』


榛名「事象の彼方へ、因果地平の彼方へと消え去れ! そして未来永劫、あらゆる世界から消え失せろ!

これが、榛名の願い! 虚空へと、虚無へと還れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


そして巨大な光が宇宙に発生し、ネオ・デビルジオングと名付けられた機体が覆われる。

次の瞬間、光が消え去った後には既に何も残っていなかった。

フェンリル、そしてユニコーンとフェネクスは全力を使い果たしたように機能を停止し沈黙する。

そこに駆け寄るトーリスリッターとHi-νガンダム、そしてバンシィ・ノルンであった。


間宮「戦闘終了… 敵全機、沈黙しました」

満潮「これで、全部終わったわね… 榛名、動く?」

榛名「いえ… ちょっと、無理しちゃいましたから」

満潮「ったく、サイコミュを乗っ取れる機能使ってアレ乗っ取るとかどんだけ無謀なのよアンタ達」

天城「ですが、それ以外に方法が無かったのも事実です。それにネオ・デビルジオングは消えた、それで良いじゃないですか」

青葉「これで、後は事後処理が終われば地球に… ッ!?」

如月「どうかしたの?」

天城「まだ、敵意が消えて無い… まさか!? 間宮さん!望遠カメラでネオ・ジオングが存在した方角を注視してください!」

間宮「望遠カメラ起動… え…? これって… 擬似太陽炉の光!?」

満潮「まだ生きてたか、リボンズ・アルマーク…!」


尾を引く擬似太陽炉の粒子光を追おうとする満潮、しかし榛名はそれを制止する。


榛名「満潮さん、待ってください」

満潮「どうして! アイツを仕留めないと…」

榛名「仕留めるのは、引導を渡すのは榛名です。 満潮さん達は、先に帰艦してください」

間宮「で、でもフェンリルは…!」

榛名「如月さん、少し良いですか?」

如月「…わかったわ」

榛名「天城、青葉さん。残っている装備、お借りします」

天城「…必ず、返してくださいね?」

青葉「返さなかったら、怒りますよ」

戦域を離脱しようと試みるリボンズ、辛うじて対消滅から離脱をしてきたが既にリボンズには後が無かった。


リボンズ「このボクの計画が…! 戦力もズタズタにされて、要も全て失ってしまった…」

リボンズ(だけどボクにはまだ、このリボーンズガンダムがある。それにイノベイド製造施設もヴェーダも残っている、あとはMSを確保出来れば…)

リボンズ「そうだ… ボクはまだ、負けていない! まだ、これからどうにでも…」


「いえ、貴方はここで終わりです。確認しておきますが、投降しますか?」


リボンズ「音声通信!? まさか、まさか…!」


追撃するのは、彼が知る『英雄』の機体…

宇宙に溶け込むような漆黒の装甲を身に纏う、獅子の姿。そしてそのパイロットは…


リボンズ「PF-03!キミだけは、許す事は出来ないな!」


榛名「…投降の意志なし、確認しました。 目標、リボーンズガンダム及びリボンズ・アルマーク…

バンシィ・ノルン、榛名! 榛名の勇気を以って、未来を拓きます!」


バンシィ・ノルン FAプランC(榛名)
武装
・60mmバルカン砲×2
・ビームサーベル×4
・ビーム・マグナム+RR
・ビーム・マグナム
・アームド・アーマーDE×5
・シールド・ファンネル(ガトリング装備)×3
・ハイパー・ビーム・ジャベリン

概要
リボンズ・アルマークとの最終決戦用に、ユニコーンとフェネクスの使える武装をありったけ装備したバンシィ・ノルン。
両腕にはユニコーンから、背部にはフェネクスから稼動アームごと拝借したアームド・アーマーDEを装備。
またバンシィ用のRR付きマグナムとフェネクスから拝借したマグナムを両腕に、そして予備として如月が持っていたハイパー・ビーム・ジャベリンを腰部にマウントしている。
そして周囲にはバンシィが装備していたアームド・アーマーDEと天城があまり使わなかったシールド・ファンネルが展開、偶然ながらも攻守・機動ともに両立した装備となった
黒・白・金と色こそバラバラなものの、バランス良く装備されており最終決戦用の機体として榛名は持てる限りの装備を施し最後の戦いへと赴く。




リボンズ「この、デザインチャイルド風情がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


GNバスターライフルを乱射するリボンズ、だが榛名はそれを容易く回避してリボーンズを肉薄する。

確かに正確な狙い、今まで戦った敵の中でもトップクラスだ。しかし榛名はその射線を全て読み、ライフルが照準を合わせようとした瞬間に照準から逃れる事でその全てをかわす。


榛名「ニュータイプ・ドライブ、デストロイヤー・アンチェインド」


先程まで天城が使用した力と同種の力を覚醒させ、バンシィを『ガンダム』へと目覚めさせた榛名はマグナムの銃口を向ける。

ガトリングを放ち、回避機動を行わせることで動きを制限させてマグナムを放つ。


リボンズ「チイッ!」


シールドからGNフィールドを発生させ、一撃を防ぐリボンズ。だがその隙を逃す程榛名は甘くない。

展開していたガトリングの集中砲火をリボーンズに浴びせるが致命的なダメージへは至らなかった。


榛名「この威力では牽制用にしか使えない… やはり切り札は…!」

リボンズ「何故だ! キミは愚かな人間によって生み出されたデザインチャイルド、ボクと同種の存在の筈なのに!どうしてボクの邪魔をする!」

榛名「決まっています! それは榛名が、『人間』だからです!」

リボンズ「そんな答え、ボクは認めない! キミは『ヒト』じゃない、『ヒト』の遺伝子を弄繰り回したただのバケモノだ!」

榛名「違います! 榛名は…」


榛名の台詞 直下

おちんちんびろーん

>>439

申し訳ありませんがふざけた安価はNGです

再安価 直下(20:00まで回答なければこちらで選択肢を用意します)

榛名「ただの、人間だ!」

リボンズ「人によって生み出されたバケモノの分際で、何が人間だって言うんだ!」


サーベルで斬りかかるリボンズの一撃を左腕のDEで防ぎ、もう片腕に装備したDEで殴りつける榛名。

そのままメガ・キャノンで仕留めようとするが蹴りを入れられ射線をずらされ、攻撃を外してしまう。


榛名「悲しいときには俯いて、楽しいときには顔を上げて…」


榛名は今までの事を思い出す。決意していた筈なのに、両親の墓前で人目を憚らず声を殺して泣いたこともある。

仲間と共にバトルで勝利を収めた時には共に笑いあったこともある。デザインチャイルドであったと知った時は苦悩したこともある。


榛名「感応するより同じものを見て、同じものに触れて、直接話し合って分かり合いたい…」


秋月と一緒に事件を解決した、如月を支え続けると約束した、清霜と一緒にギンガナムをバトルで倒した。

他にも妹達と金剛に立ち向かった事もあった、時には天城と喧嘩だってした。


榛名「そう思っているだけの、ただの人間です!創られた命だったとしても、今まで歩んできた人としての生が榛名を人で居させてくれる! 

例えバケモノの体だろうとこの心が人間で在り続ける限り、榛名はただの人間だ!」

リボンズ「そんな理屈で!」

榛名「貴方達の様に心までバケモノになる位なら、人間で沢山です!」


ガトリングとメガ・キャノンの集中砲火を浴びせ、リボーンズを少しずつ追い詰めていく。

リボンズもまた、シールドに装備されたファングを放ち榛名を攻撃する。


リボンズ「ボク達がバケモノだと!? ボク達は人類を導く、そのために生まれて…」

榛名「人の心を理解しない者が、導き手になれると思うな! 共に歩む気も無い者が、人の視点で語るな!」


決してリボンズは人と同じ視点に立っていない。人の弱さを知り、強さを知る榛名とはそこが決定的に違っていた。

生まれは同じ、人の手によって生み出されたものの筈なのに。それ故に互いの道は交わる事は無い。


リボンズ「ふざけるな!! 何が共に歩むだ!! ボクは救世主なんだ!! その為に創り出されたんだ!!

何が最高傑作のデザインチャイルドだ!!何が『ニュータイプ』だ!!ボクはその踏み台だと言うのか!!ならボクは…」

榛名「くっ…!」


GNファングによる猛攻、怒りのまま放たれるリボンズの正確な攻撃に攻めあぐねる榛名。

バルカンとマグナムで迎撃するも、その射線を避けるようにバンシィを攻撃し続ける。


リボンズ「ならボクは、何の為に生まれてきたんだ… 何の為に生きてきたんだぁぁぁぁぁぁっ!?」

榛名「まだ、遅くはありません!生きる意味を見つける事だって、人と共に歩む事だって出来る!だから…!」


それでも、と手を差し伸べる榛名。 しかしリボンズはその手を振り払うようにライフルの銃口をバンシィへと向け、一撃を放つ。

殺意、そしてコンプレックスに満ちた一撃。しかしファンネルとして使っていたアームド・アーマーDEを正面に展開し、その一撃を防いだ。


榛名「それが貴方の答えか、リボンズ・アルマーク!」

リボンズ「PF-03ィィィィィィィィィィィィッ!!」

榛名「なら… バンシィッ!」


バンシィは榛名の声に応えるように緑の燐光を一層強くする。既に榛名には解っていた、もう分かり合う事は出来ないと。

だから、全身全霊を以って彼を打ち倒す。それが榛名の、決断だった。

漆黒の宇宙の中で戦闘を繰り広げる2機。 常人では目視する事も難しいであろう激しい戦闘、だがどちらも一歩も退かない。

『バンシィ・ノルン』と『リボーンズガンダム』は互いの主の全てを賭け、互いにぶつかり合う。


榛名「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

リボンズ「チィッ…!」


ハイパー・ビーム・ジャベリンの刃を振るい、リボーンズのサーベルと鍔競り合う。

榛名の気迫に追い詰められているリボンズは距離を取って砲撃形態へと変形しようとするが…


榛名「そんな隙、与えられると思うな!」


マグナムに取り付けてあるリボルビング・ランチャー、その中からMGaAPを選択して放つ。

MGaAPによる攻撃を咄嗟にシールドで防ぐリボンズ。しかしそれは榛名の狙い通り、シールドの中で炸裂したMGaAPがリボーンズの右腕部分を吹き飛ばす!


リボンズ「クソッ!クソ、クソ、クソッ!」


片腕を破壊した事で一歩優勢に近付く榛名だが、まだ太陽炉が両方とも無事だから大した戦力ダウンには繋がっていない。

そしてリボンズは諸刃の剣たる切り札のトランザムを発動する!


榛名「トランザムか…!」

リボンズ「絶対に、ボクは絶対に!」


赤色化した機体がバンシィへと猛攻を仕掛け、押され気味になってしまう榛名。

全てのアームド・アーマーDEを切り離して機体を軽くし、全てをファンネルとしてリボーンズを攻撃させる。


榛名「ジャベリンでは… なら!」


ジャベリンすらも投棄し、右腕のトンファーで鍔競り合うバンシィ。

しかし大型フィン・ファングがファンネルの隙間を潜り、バンシィの右足を吹き飛ばす!


榛名「ぐぁっ…!」


吹き飛ばされた感覚がフィードバックされ、自分の足がはじけ飛ぶ感覚に襲われる。

機体とパイロットが高い交感状態になっている為に機体ダメージが痛覚へとフィードバックされてしまった結果だ。そして怯んだ一瞬の隙をリボンズは逃がさない。


リボンズ「貰ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


ファングによる集中砲火を浴びせられ、左腕が拭き飛び胸部が抉れるバンシィ。

そして加速してサーベルを振り下ろすリボンズ。だが…


榛名「まだだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


残る右腕でサーベルを持ったリボーンズの右腕を殴り、打ち砕く。

そしてそのまま拳を振るい、リボーンズガンダムのコックピットを貫いた!


リボンズ「がッ…」

榛名「これで、終わりだ…!」


そのまま爆発するリボーンズガンダム、そしてそれに巻き込まれるバンシィ。

爆発に巻き込まれるように、榛名の意識はブラックアウトするのであった…

《超戦艦ヤマト ブリッジ》


天城「状況は!」

コトネ「…バンシィ・ノルン、識別信号途絶。パイロットのバイタル、確認出来ずよ…」

ナデコ「敵機は全て機能を停止、攻撃の意思はありません」

青葉「そんな…」

リタ「リボンズを相手に単機で戦って、信号は同時に消えた… 相打った、みたい」

満潮「まさか、アイツに限って…」

間宮「信号途絶の位置は…?」

コトネ「ここの宙域、ソレスタルビーイング号の残骸からかなり離れているわ」

天城「くっ…!」

ナデコ「この状況でどこに行こうと言うのですか!」ガシッ

天城「放してください! 今は一刻も争う事態なんです!」

間宮「落ち着いてください!ユニコーンガンダムは動かないんですよ!?」

天城「ならシナンジュでもクシャトリヤでも構いません!」

満潮「落ち着きなさい! アンタ、インテンション・オートマチック無しで操縦出来無いでしょ! 補給が終わり次第、私が出る!」

コトネ「それも許可出来無いわ」

満潮「はぁ!?」

コトネ「Hi-νだってボロボロ、トーリスリッターも過剰な『HADES』の使用で限界なのよ。そんな機体、動かせる訳無いじゃない!」

満潮「でも、じゃあ見捨てろっての!?」

コトネ「そう言う訳じゃない。でも、今は…」


ウィィィン…


初風「…ゼロシステムで、予測してきたわよ」

ナデコ「その様子では…」

初風「生存確率は5%切ってる… 絶望的な状況よ。まだ敵に戦力は残ってるし、交戦に入る可能性だってある… 今すぐこの宙域から離れるべき、と言いたいけど…」

青葉「そんなの… 到底納得できませんよ!」

初風「解ってる! だから、5%に賭けるしか無いの! 整備と補給を待って、探し始めるしか…」

リタ「でも、その間に生命維持機能が失われていたら…」

初風「ネガティブなことを言っても仕方無いわ。今は、榛名とバンシィを信じるしか…」

《???》


白い世界、榛名はそこを漂う。リボーンズガンダムの腹部をバンシィの腕が穿ち、爆散させた所までは鮮明に覚えている。

そして、爆発に巻き込まれたところ以降の記憶は無い。つまり榛名は…


榛名(どうやら… 榛名は、ここまでだったようです)


たった21年、人の生としては短い時間。そして歩んできた道は、決して良い物とは言えないかもしれない。

それでも榛名に、後悔や未練などと言った感情は無かった。様々な人に恵まれていたから、仲間や家族と言う存在が居たからだ。


リボンズ「何故だ… 何故、そう簡単に受け入れられる…!」

榛名「…リボンズ・アルマーク」

リボンズ「わからない… 人間と言うものが、理解出来ない…!」

榛名「それは、人間にもわからない事です。 人間なんて不確かで、何の価値があるのかすらもわからない」

リボンズ「なら何故、キミは人の側に付いた!僕達の方が正しい筈なのに!」

榛名「その『正しい』と言う前提が、間違えているんです」

リボンズ「何…!」

榛名「命はいつか終わるもの、そして生きると言う事は苦しみ抜く事… だけど、それは決して無意味なんかじゃないんです。

例えそれが星の瞬きの間に終わる命だったとしても、意味はあるんです。貴方はそれが分からなかった、死を知らなかったから」


リボンズ・アルマーク達イノベイターは死を知らない。肉体を失おうとも彼等のデータは生き、そして新たな器を得られるから。

現在の状態、ヴェーダが機能を損なったことでようやく『死』を迎える事が出来る。


リボンズ「キミ達人間はいつもそうだ! 無意味な事を繰り返し、争いを繰り返し、そして滅んでいく! だから僕達が管理する事で…!」

榛名「限られた命で絶望と死に抗う事、そして出会いと別れを繰り返して命を育む事… それが人の命の物語、そして人が生きる意味です。

世界にとって無意味だったとしても、人にとっては意味がある。それだけで、人の生に価値はあるのだと思います。そして貴方達の行いは、人を人で無くしてしまうから・・・」


それが榛名の辿り着いた答えだった。 沢山苦しんで、人より多く苦しんで辿り着いた榛名の人生の意味。

もし永遠なんて与えられても榛名は拒んだだろう。榛名にとって、一秒一瞬こそが永遠なんかより価値があると思うから。


榛名「だから榛名は『人』で良い。貴方達に組してまで、永遠なんて少しも欲しく無い。 家族や仲間と過ごす一瞬こそが、榛名にとって一番愛おしいものです」

リボンズ「ッ…! 認めない、僕は絶対にキミを、キミに負けたと認めてたまるか!」

榛名「まだ、戦うつもりですか…」


リボンズの周囲に憎悪が満ち、その憎悪一つ一つが刃となって榛名へと襲い掛かる。

しかし榛名に憎悪は効かない、それは精神体だとしても変わらない。


リボンズ「何故だ! 何故戦う! 何故、僕達に抗う! 何故、何故――― 何故、キミは生きてきた!」

榛名「決まっている!」


拳に力を込め、構える。 瑞鳳達のような拳法なんかじゃない、ただの喧嘩慣れすらしていない女の拳。

そして、その拳と『答え』を同時に放つ!



榛名の答え 直下(おふざけNG)

そのふざけた幻想をぶち壊す為だ!

>>448 申し訳ありません、その台詞は『榛名の答え』では無いような気がするので…


再安価 直下

榛名「一人の『人』として、自らの未来を築く為だ!」


放たれた拳は、リボンズの顔面に直撃して彼を吹き飛ばす。

吹き飛ばされたリボンズの存在が消え始め…


リボンズ「ぐっ…」

榛名「…消えなさい、リボンズ・アルマーク。貴方はもう、この世界に留まってはいけない」

リボンズ「な、何故僕が消えて…」

榛名「貴方がここに留まり続けたのは憎悪、榛名や貴方を討った榛名の仲間達や瑞鳳さん達、そして貴方を生み出し利用しようとした者への負の感情…

榛名が『浄化』ました、その憎悪と言う感情を。だから、貴方は留まれ無い」


『浄化の力』、榛名が『人の心に感応する力』を持つからこそ振るえる力。

そして憎悪を楔としてこの世界に留まり続けたリボンズはもう留まる事が出来なくなる。


リボンズ「そうか… だが、一つ忠告しておこうか。人間だけじゃ、世界の滅びは免れられない。共通の敵を前に争うばかりではね」

榛名「知っています、そんな事くらい。 ですがあまり人間を舐めてもらっては困ります。 

人は、どんな困難だろうと打ち破れる… 貴方が言うより、人間はずっと強いものですから」


その答えに満足したように、リボンズ・アルマークと言う存在は世界から消え去った。

そして榛名も…


榛名「…ここが榛名の果て、か… 些か、ここ1年は急ぎ足だったような気がします」


自分もいずれは消え去る。苦痛に塗れた人生だったとしても、榛名には良い人生だと思った。

弱気を押し通して進み続け、ここまで辿り着いて、最後にはようやく自分の人生の意義はあったと思うから。


榛名「さようなら、先に…」

『まだです!姉さんは、死んでなんかいない!』

『捜索の打ち切りなんて、到底納得出来る訳無いじゃないですか!』

『あと1時間!1時間だけ、待って!』

榛名(この声は…)


響いてくる仲間の声、どうやら自分を探しているのだろうその声に反応する。


榛名「皆…」

『わかってる!今ロスト座標からゼロシステムで計算してるんだから!』

『本当に死んでたら、マジで一発ブン殴りに行ってやろうかしら…』

『臨死体験はもう懲り懲りです。勘弁してください』


もしこの声を拾っているのが『榛名』と言う人間の器であるのなら…


榛名「そうか… まだ、帰れる場所があったんですね」


そして榛名の意識は、覚醒へと到る―――

榛名「ぐっ…!」


鈍痛に目を醒ます榛名、どれだけ眠っていたかはわからない。

ただ今は、猛烈に体が痛い。


榛名(まだコックピットの中… でも、インテンション・オートマチックは切られてる。予備電源に移行済み、機体機能は…)


コンソールに触れ、機体機能の確認を行う。機体機能の大半は既に喪失、マニュピレーターすら動かせない。

今生きているのは生命維持機能と脱出機能だけだった。


榛名「ここで、助けを待つしか… それにしても、体が、痛いです…!」


恐らくインテンション・オートマチックの影響、NT-Dで最大共振をした結果肉体にダメージがあるのだろう。

最後の爆発、あれに巻き込まれて無事なだけ遥かにマシだ。


榛名(さて、ここからは勝負の時間… 電源が先に尽きて死ぬか、それとも生き残るか)


そう思った時、機体のレーダーに映ったのは…


榛名(IFFに応答…! 友軍機、識別信号『NZ-666』『RX-93-2』…)

『応答してください! 姉さん!』

榛名「…聞こえていますよ、天城」

天城『良かった… 本当に、良かった…!』

満潮『ったく、心配させんじゃないわよ!今から回収する、大人しくしてなさいよ!』

榛名(これで、決着はつきました。 もう、これで…)


ようやく、榛名の肩から大きすぎる重荷が取れた。そう、榛名は実感したのであった。


第26話『BEYOND』 終

これで『対イノベイター編』は終わり、そしてブレイヴ編も後はエピローグである『決勝戦』を残すのみ


対戦相手は既に決定済み、ヒントは『最強の連合』です


ではお楽しみに…

乙です
そして>>452
>榛名「そうか… まだ、帰れる場所があったんですね」


これで「めぐりあい」が脳内再生されたわ

エピローグ『進む勇気、止まらない勇気、繋ぐ勇気』


榛名(あの戦い、この世界における人類史上初の宇宙空間戦闘… 世界では後に『第一次宙間戦役』と呼ばれる戦闘は、榛名達の勝利に終わった。

参加艦艇6隻、モビルスーツ60機(内十数機がMD仕様の無人機)と言う少数戦力で敵総数2500機以上(サイコ・シャードによる複製、DG細胞による量産も含め)もの敵戦力を殲滅すると言う無謀な作戦… だが、やり遂げる事に成功した)


『ここで速報です。 ヨーロッパ宇宙開発機構代表・ラグナ・ハーヴェイ氏が先程、逮捕されました。また、国連中東大使であるアレハンドロ・コーナー氏も逮捕されたと言う情報も入っています。

ある筋の情報では8月末に発生した宇宙での大規模戦闘において、資金や資材などを長年に渡り『ディメンション・インベーダー』に対し供給し世界を危機に陥れていた可能性があると…』


榛名(『ディメンション・インベーダー』、異界からの侵攻者。深海棲艦、そして今回の主犯である『イノベイター』に対しつけられた『異世界から侵攻しようとする敵』に対し付けられた総称…

この世界に生きる人々にとって、危機を及ぼす存在の事は『ディメンション・インベーダー』略して『DI』として呼称されることが国連により決定された)


『しかし、自衛隊の『対・次元生物特殊班』でしたっけ? 彼等はモビルスーツだけでなく宇宙用の戦艦まで用意しているとは、かなり危険な勢力になりかねませんか?

やはり解体し、各国に対しその技術を公表して…』

『ですが彼等の活躍によって地球から侵略者を退けられた。それに解体して彼等の用いるオーバーテクノロジーを公表すれば、それこそ新たなる紛争の火種にはなりませんかね』

『もしその技術が公表され、世界各地で新たな兵器が生み出された事で戦争が起きたらどうするのです? その責任が取れるとでも?』


榛名(瑞鳳さんからの話では『各国からの脅迫が止まりませんよ。技術寄越せ、MS寄越せ、ハシラジマ全部寄越せって… 特にお隣とアメさん。一度ブン殴りたい』とのこと。

今、結構モメてるらしいです。 もしかすれば国連直属の部隊として接収される可能性もあるとか… その場合、榛名達ってどうなるのでしょう?)


コトネ「やっぱ格好良く『正体不明の正義の味方』、とかならないものかしら?」

榛名「舞鶴の時にバレてますから、無理だと思いますよ?」

ナデコ「やはり公表したのが駄目でしたね」

コトネ「ってか私達、宇宙戦艦扱いな訳? 『宇宙超戦艦ヤマト』って、ダサくない?」

榛名「名乗りたければイスカンダルまで往復してきてください」

ナデコ「実際はMS用の強化装備扱いなのですけどね。 それより、これから我々はどうなるのでしょう…」

榛名「まぁ、考えても仕方ありませんよ。実際何も出来ませんし」

コトネ「いっそ見せしめにお隣さん叩きのめす?」

榛名「そんな事しようとした瞬間、瑞鳳さんを呼びます」

コトネ「か、勘弁してよ!臨死体験はもう嫌!一撃で消し飛ばされるのはもう勘弁!」

榛名「まぁ、こうなった元凶は倒しましたし協力者も一掃した。取り敢えずはひと段落ですよ」

ナデコ「そう言えば気になったのですが、ソレスタルビーイング号の建造っていくら掛かったのでしょうか?」

コトネ「知らないわよ… それこそ、アホみたいなお金じゃないの」

榛名「天文学的な予算でしょうね。その分、ウチに回して貰いたいものですよ…」

コトネ「6人家族で自営業でお抱え店員が数人… 悲痛で切実な声が聞こえたわ…」

榛名「だって8月分丸々パーなんですよ… 月末にはオープンできると思ったら、事後処理で榛名達だけ1ヶ月以上残らされて…」


榛名(今、榛名達3人はハシラジマに駐留している。 榛名の治療、MSの修復、宇宙での残骸回収… やること盛り沢山です)

ヒュウガ「そろそろ今日の分のリハビリ始めるわよ、来なさい」

榛名「わかりました。では二人とも、転移装置で宇宙に行って…」

ナデコ「今日も残骸拾い集めて来いでしょ? わかってるわよ」

コトネ「榛名も、リハビリを頑張ってください」


榛名(榛名はあの戦いで後遺症を患っていた。 目立った傷や負傷などは殆ど無い、しかし深くサイコミュと『繋がり過ぎていた』から。

吹き飛ばされた腕や足、抉られた胸、そしてバンシィが爆発に巻き込まれた際に受けた痛み。それが神経痛や軽度の麻痺となり、リハビリが必要になったのだ)


ヒュウガ「うん、特に問題は無さそうね。痛みはどう?」

榛名「最近、特にはありません」

ヒュウガ「ならもうすぐ退院かしら? 後は日課のリハビリを重ねれば、以前のように動けるようになる。勿論、プラモデルもね」

榛名「ありがとうございます」

ヒュウガ「とは言え、こっちにも原因はあったし… サイコミュのリミッターを外した事で無制限に機体と繋がった、その負担がまさか肉体に影響を及ぼしてしまうなんて」

榛名「想定外の事態、仕方ありませんよ」

ヒュウガ「そう言ってもらえると助かるわ」

ハナヨ「ヒュウガ、コトネ達から入電。『異常なし、これより帰還する』とのことです」

ヒュウガ「わかった。次元転移装置の制御、任せるわ」

ハナヨ「了解しました」

榛名「お疲れ様です、ハナヨさん」

ハナヨ「いえ、問題ありません。これが私の仕事です」


榛名(榛名達に協力してくれたハナヨさんは今、唯一のイノベイドの生き残りとしてハシラジマで働いている。

ヒュウガさんの助手として、そして日常生活すらままならなかった榛名の看護役として。これが性に合ってるとのことで)


アポリア「…」

榛名「…あの、元気出してください」

アポリア「…いや、何でもないぞ。最近、風呂掃除くらいしかやる事が無くてもな…」

榛名「…デュエルでもしますか?」

アポリア「…大丈夫だ。私は、多分大丈夫だ…」


榛名(仕事を取られ、絶望しているアポリアさんも居るが。 時々構わないと、拗ねる。

因みに榛名のブルーアイズデッキはトラウマらしい。何故だろう…)

榛名「トマホークッ!ブゥゥゥゥメランッ!」ブォン

ガスッ

榛名「やっぱり、上手くいかない…」


榛名(最近トマホークの腕が訛った。 右手は上手くできても左が上手くいかない。

少しばかり焦っていた。 このままでは元の調子に戻らないかもしれない、そうなれば天城達の負担になってしまうと…)


「榛名さん、リハビリ以外は安静にしてろってヒュウガさんに言われましたよね?」

榛名「あ、青葉さん。何時の間に…」

青葉「先程、戻って来たところです。 今回でイノベイドの製造施設、そして残るヴェーダの『処分』はあと半分ってところです」

榛名「ありがとうございます、榛名の代わりに」

青葉「いやぁ、やっぱり火薬は南米産ですよ。爆破の美しさが違いますから」

榛名「う、美しさと言われましても…」

青葉「…腕、治らないんですか?」

榛名「…大丈夫です。きっと、治りますから」

青葉「そうですか… あ、でも服を裂かれる頻度が減って…」

榛名「大丈夫、右手はいけます」ブォン

スパァンッ

青葉「ひぃっ… 岩が一発で…」


榛名(青葉さんは榛名に代わってイノベイドの製造施設、そしてヴェーダを爆破して回ってもらっていた。 汚れ仕事の筈なのに、進んで引き受けて…

でも、火薬の炸裂の際の美しさを語るのは止めて欲しい。 正直、感性がわからない。 あと、一応人的被害は無いようにしているらしいですが…)


古鷹「青葉、次の『処分』の話なんだけど… あ、榛名さん」

榛名「古鷹さん、お疲れ様です」

古鷹「駄目ですよ、安静にしてないと」

青葉「いつもそう言ってるのにちゃんと聞かないんですから。古鷹からも言ってくださいよ」

古鷹「全く、もう… 焦る気持ちはわかります、でもそれで復帰が遅れたらどうするんですか」

榛名「いえ、これでも再生は早いほうと…」

古鷹「そう言う問題じゃありません!まだどんな形で後遺症が出るのかわからないんですから大人しくしてください!」

榛名「はい…」


榛名(古鷹さんは青葉さんをサポートしている。 最初はご両親に面目が立たないと止めていたのですが、強引に押し切られて…

本人の意思は尊重したいが出来ればあまり古鷹さんに、青葉さんにもイノベイターについては関わって欲しくなかった。でも結局任せきりで、それが正直悔しいし辛い…)

『オートマトン起動、模擬戦開始してください』


榛名「はぁっ!」ブォン


オートマトンの1体を自分の身長より大きなトマホークで切り裂く榛名。

他のオートマトンからの銃撃を跳躍でかわした後、そのトマホークを投げ付けもう1体を破壊する。


榛名「2体目…!」


もう1本の大きなトマホークを取り出し新たなオートマトンへと踊りかかる榛名、だが脇から新たなオートマトンが現れ榛名を銃撃した。

榛名は右腕で持ったトマホークでその銃撃を防ぎつつ、小さな4本のトマホークを左腕でオートマトン群へ投擲して切り裂く。


榛名「トマホークブーメラン・クアドラプル… ようやく、左手も使い物になってきた…!」


着地した榛名は先程オートマトンへ投擲した大きなトマホークを拾い上げ、さらに落下してくるもう1本のトマホークを掴んで構える。

2m級トマホークの二刀流、榛名の生身での全力。その力をフルに発揮し、オートマトンを殲滅していった。




『オートマトン、全機破壊を確認。 模擬戦を終了します』


榛名「あ、トマホークがペイント弾で汚れてる… 後で磨いておきましょう」

古鷹「…あの、本当に榛名さんって病み上がりですか?」

榛名「え?」

青葉「動きが人間じゃ無いですよ、これ…」

ハナヨ「同一パターンでの模擬戦を行った人の中で、最も殲滅記録が早いです」

榛名「まぁ、トマホークは飛び道具ですから」

ハナヨ「実際は二人しか実施していないからなのですが」

古鷹「因みに、その人は?」

ハナヨ「瑞鳳さんです」

青葉「まぁ、あの人は単体特化型ですから…」

ヒュウガ「ま、ここまで動けるようになれば退院許可も出せるわ」

榛名「ありがとうございます。でも、まだリハビリは必要ですね」

ヒュウガ「あら、まともにトマホークも投げれるのに?」

榛名「微妙なブレがありましたから」

古鷹・青葉(細かっ…!?)

榛名(こうして、一応退院してなんとか仙台に戻った。 しかし、仙台に戻ったら戻ったで…)


榛名「ひぃぃぃぃぃぃっ… 何でこんなに課題があるんですか!?」

ヤマト「教授に無理言って貰ってきたのだから、ちゃんとやってください」

コトノ「休学手続きなんてしてないし、このままの単位数だと卒研に着手しても授業受け続けることになるわよ」


榛名(後期が始まった大学、そして休み続けたしわ寄せを喰らった。思いっきり。

と言うか、課題をくれるならメールでください。直接投げるの、止めてください…)


天城「ね、姉さん!今日こそ天城と…」

龍鳳「だ、駄目です!天城さんは妹なのに…」

天城「龍鳳さんこそ! 実姉じゃないですか!」

龍鳳「戸籍が違うから大丈夫です!」

榛名「あの…」

天城「何ですか、今…」

榛名「榛名、寝たいんですけど。五月蝿いから他所でやってください」


榛名(告白のせいか、天城が以前よりベッタリするようになった。そしてそれに対抗して龍鳳さんも。

お陰で寝れない。11時には寝たいのに、寝せてくれない。 …ハッキリとした答えを出さない榛名が悪いんですけどね)


大鯨「退院おめでとう、と言いたい所ですが… 聞きましたよ、榛名さん。 秋月ちゃんと如月ちゃんに手を出したそうで?」

榛名「て、手は出してません!(性的な意味で)」

大鯨「では、毒牙にかけたと言っておきましょうか」

榛名「いや、その…」

大鯨「まぁ、娘の事には口出ししませんけど。 私だって周囲の反対押し切って恋愛結婚だから人の事言える立場じゃないですもの」

榛名「は、はぁ…」

大鯨「ところで、貴女はそろそろ就職活動の準備が必要になってきましたが…」

榛名「いえ、榛名はお店を…」

大鯨「榛名さん、私の秘書やりませんか?」

榛名「!?」

大鯨「娘をキズモノにしたのだから、その責任くらいは… ねぇ?」


榛名(脅された。 あの目は絶対に獲物を逃がさない狩人の目だ。 そして大鯨さんは秋月さんか如月さんのどちらか、あるいは両方と結婚させる気らしい。

そしてその婿?(嫁?)として、絶対にトンデモ仕事をやらせる気だ…)

陽炎「…ねぇ、何でアンタらまだウチに入り浸る訳?」

初風「別に。お構いなく」

陽炎「いや、構うんだけど」

如月「良いじゃない。私はちゃんと榛名さんに用事があるし」

秋月「秋月も、お母さんから許可は取ってます」

長波「いや、二人は良いけどさ…」

初風「酷いわね、春雨。コイツ等私達追い出そうとしてる」

春雨「…この場合、どちらの味方をすれば良いんですかね?」

シャア(私に聞かないでくれ)

阿武隈「だって、もう曙ちゃんたちは賃貸引き払ってるじゃない。秋月ちゃんと如月ちゃんは別として、二人は戻らないの?」

初風「週一で帰ってるから良いの。こっちの方が近いし、ゆっくり寝れるし、春雨とイチャつけるし」

長波「ケツから本音が漏れてるぞ」

阿武隈「ってか、一番最後だけが理由でしょ」


榛名(野分さんや朝潮さん達は借りていた部屋を引き払って中野栄に戻ることにしたそうだ。もうこちらに居る理由が殆ど無いから。

ただ如月さんと秋月さん、初風さんと春雨さんは相変らず残っているらしい。 後者は全く擁護できない理由だが)


間宮「榛名さん、お疲れ様です」

榛名「もう、何かいろいろ疲れてきました…」

衣笠「大丈夫…?」

満潮「病み上がりなのに、働きすぎは良くないわよ」

間宮「何か、疲れの取れるようなものを用意しておきますね」

榛名「あぁ、三人が天使に見える…」


榛名(間宮さんと満潮さん、そして衣笠さんは何かと気遣ってくれている。 特に間宮さんにはお世話になりっぱなしだ。

衣笠さんは『こうでもしないと、私居場所無くなっちゃうじゃん』と言っている。 ごめんなさい)


朝潮「あ、榛名さん。お久し振りです」

舞風「元気してた?」

榛名「病み上がりですよ。まぁ、英気は充分に養いましたから」

野分「でも、お体にはお気をつけくださいね?」

曙「また倒れられたら、色々困るのよ」

清霜「ねぇねぇ、ちょっと特訓につき… あだっ!」スパァン

野分「病み上がり相手なんだから自重しなさい」


榛名(時々、中野栄に戻った皆にも会います。 皆元気そうで、良かったと思います。

でも、遊びに来てくれないとちょっとだけ寂しいです)

榛名「ふぅ…」


榛名(皆変わっていく、戦いを経て成長して、そして関係も… 永遠に続くと思っていた時間も、いずれは終わってしまう。

だけど、その一秒一瞬こそが最も愛おしい。 あの戦いを経て、榛名はそう思うようになった)


榛名「ちょっと、老けたかもしれませんね…」

コンコン

リタ『ママ、ちょっと良い?』

榛名「大丈夫ですよ、リタ」

ガチャッ

リタ「あ、艦プラ… 直してたんだ」

榛名「ええ。あの後宇宙に行ってしまったから放置しっ放しになってて、損耗したパーツの取替えくらいはしようかなと思いまして」

リタ「なら、丁度良いや… 準備出来てるみたい」

榛名「へ?」

瑞鳳「どもー」

大鳳「拉致しにきましたー」

榛名「え?え!?」

瑞鳳「えい!」ドスッ

榛名「」ドサッ

瑞鳳「首チョップ一発で倒れてくれてよかった。 じゃ大鳳、車まで運ぶよ」

大鳳「了解」

リタ「じゃあ、私達は仙台駅から新幹線で東京まで行って台場に行けば良いの?」

瑞鳳「ちゃんと伝えた?」

リタ「伝えてるよ。 皆乗り気だったし」

《台場・選手宿舎》


榛名「はっ!?」

榛名(この天井… 選手宿舎…?)

蒼龍「あ、起きた」

榛名「確か榛名は… 瑞鳳さんに拉致されて…」

蒼龍「そ、榛名ちゃんは拉致されたの。 艦プラバトル選手権世界大会、中止になっていた決勝戦の為にね」

榛名「け、決勝!?」

蒼龍「中止になってたけど、明日開催することになったから」

榛名「そんな急に!?」

蒼龍「いや、水面下で進めてただけ」

榛名「あ、そう言う…」

蒼龍「相手は『Wメイジン』、つまり私と筑摩よ」

榛名「蒼龍さん達が… でも、榛名は出れないのでは?」

蒼龍「それがね、会長に…」

「榛名さん、貴女達には我々呉グループによる選抜ファイターチームと戦っていただく事になりました」

榛名「や、大和会長!?」

大和「一度大会を中止にしてしまい、世界中のファンを失望させてしまった… その責を、より多くの人々に楽しんで貰うことで取る。

それが、我々呉グループのやり方です。 世界中の皆を笑顔にする、そんな戦いをする為に勝手にやらせて頂きました」

榛名「笑顔に… ところで、何時の間にご出産を?」

大和「貴女達が宇宙に発った直後、本当に5分後くらいに…」

榛名「何てタイミング…」

大和「ところで、このカードの色の中でどれが一番お嫌いですか?」

榛名「嫌いな色…?」

大和「ここにあるのは『橙色』『銀色』『紺色』、この3つの中からお嫌いな色を選んでください」

榛名「な、何故…?」

大和「良いから、選んでください」


榛名が選ぶ色 ↓5まで多数決

1.橙色のカード(ベリーハード)
2.銀色のカード(ハード)
3.藍色のカード(エクストラハード)


この3色の選択次第でバトル難易度が変わります

(アカン、勝ち目/Zero ルートや… あと榛名当人『色』しか知らないから誰が来るかは知らないです。そして藍色じゃなくて紺色でした、ごめんなさい)


榛名「…紺色で」

蒼龍「あー…」

榛名「え、何か駄目でした?」

蒼龍「いや、別に…」

大和「では、対戦相手の方にはお先に通知しておきます。楽しみにしていてください」



・ルートが『勝ち目/Zero』に固定されました テッテレー


榛名(何だったのでしょう、会長のアレと蒼龍さんの言動…)




榛名(でも、榛名は知らなかった。 その選択肢が、最悪のものであったと)

今日はここまで


多分、歴代初の優勝できないルートになります(ヤバイです)

また、決勝戦出場選手は

・『チーム・ホワイトクリーン』全員、ファイター21人とサブ2名


そして敵チームも21人の歴代最大計42隻による大規模戦闘となります

今の所公表可能な選抜参加ファイターは

・蒼龍
・筑摩


の2名だけ…


あと19人は…

《宿舎 ロビー》


榛名「…それで、全員知っていたのに黙っていたと」

青葉「だって榛名さん、そうでもしないと安静にしないじゃないですか」

榛名「…」

古鷹「絶対手の麻痺押して艦プラ直そうとしたりしそうだったので」

榛名「うぅ…」※図星

衣笠「いやあ、NTだからいつか気付くかなと思ったけど… 全く気付きもしないとは思わなかった」

榛名「」グサッ

曙「やっぱアンタ、鈍感よね」

榛名「」グサッ

舞風「多分、野分や姉さん以上に鈍感かも」

野分「私、榛名さん程鈍感じゃないけど」

舞風「だから以上ってつけたんじゃん」

榛名「」グサッ

天城「あの、姉さん…?」

榛名「…もう一度、入院してきます」半泣き

龍鳳「榛名さんのHPがゼロになってます!?」

ハロ「ドンカン!ドンカン!」

陽炎「追い討ちかけんな!」ゲシィッ

ハロ「アーー」

龍鳳「ハロさんを蹴らないでくださいよ!?」

榛名「ペットロボにすら…」

長波「ってか何でハロ持って来てんだよ!仙台置いとけよ!」

龍鳳「カバンに紛れてたんです!」

阿武隈「それが紛れるのはありえないと思うけど… 姉さん、基本メンタル弱いんだからあんまり弄らないで」

榛名「阿武隈…」

阿武隈「何、姉さん?」

榛名「その最後の一言が余計です…」

阿武隈「」ガーン

リタ「戻ったよ…」

間宮「どうしたんです、リタさん?」

リタ「いや、対戦相手のリスト貰ってきたんだけど…」

対戦相手

・潮
・夕立
・大和
・アシガラ
・ナチ
・ハグロ
・アタゴ
・筑摩
・瑞鳳
・飛龍
・イセ
・大鳳
・浜風
・夕張
・イク
・愛宕
・400
・402
・ユキカゼ
・夕雲
・蒼龍


全員(アカン…)

榛名「あれ、でも吹雪さんが足りないような…」

リタ「ママが選ばされた3つのカード、あれ飛龍か浜風、吹雪の内誰が抜けるかを選ぶカードだったんだって。

三人投入したら、完全に勝ち目無いから」

初風「でも、浜風と飛龍さんが居る時点で…」

全員「(ギロッ)」

榛名「ヒぃっ…」

初風「アンタが浜風を抜いてくれれば…!」

榛名「言われてれば抜いてましたよ!」

満潮「よりによって最悪のカード選んだのね…」

清霜「うん、そこは榛名らしいと言うべきなのかな…」

如月「らしくても、選んじゃ駄目なやつなのよねこれ」

朝潮「で、初風。どうする気?」

初風「下手に戦略組んだらそれこそ手玉に取られてボッコボコ、かと言って戦略無しで挑んでもボコボコ…

勝つ手段がない訳ではないけど…」

秋月「あるんです?」

初風「どうにかして向こうの艦の数をこっちより減らして、あとは守備と逃げに徹して時間切れを待つ。卑怯臭い手だけど、これしか勝ち目は無い」

コトネ「私も、あの子達にはボコボコにされてから… ぶっちゃけトラウマ級」

ナデコ「しかし守備に回ったところで、相手は恐らくボコボコに殴ってくるでしょうね。私も、同じ目に合わされましたから」

初風「じゃあどうしろって言うのよ!? ウチのWトップエースだって…」

榛名「いや、飛龍さんと真正面からやり合えって…」

天城「無理です。 時間は稼げても、確実に負けます」

初風「勝てない宣言してんのよ!?」

間宮「…逆に、彼女達と比べて勝ってる部分って?」

初風「艦プラの性能、これはモノによるけど少なくとも後期製作と改修型の艦は性能は勝ってる筈よ。

いくら世界チャンプの艦と言えど1、2年前の艦。 しかも粒子制御、と言う面なら榛名が一歩抜いてる… でも、空母以外のファイターの質は総合力でエンガノ勢が確実に抜いてるわ」

ヤマト「瑞鳳さんはアレとして、恐らく世界最強ファイターの飛龍さん、トップクラスの指揮官の浜風さん、異常な連携能力を持つ愛宕さん・ユキカゼペア、反射神経はNTクラスの夕雲さん、強化人間の蒼龍さん…

他にも潜水してくる400と402に、最大射程は古鷹さんより上のイセ、何が何だか一切読めないイクさん…」

コトノ「会長達も質だけで言えば我々と同等、艦プラも爆発力で言えば瑞鳳たちより上… さて、どうする気?」


戦闘方針 直下

榛名「三分割した艦隊による部隊編成、ですか」

初風「そう。古鷹を主軸にした第一狙撃艦隊、阿武隈を筆頭とした第二遊撃艦隊、そして如月を主とした第三突撃艦隊よ。

そして浜風を集中的に攻撃、優先的に撃破して他のにもついでにダメージを与える。そして後は連携出来るコンビやトリオで互いをカバーしつつ戦うの」

ヤマト「その策はいささか、無謀かと。 自分の戦闘力が低いと自覚する彼女は必ず護衛に強力な艦、飛龍さんには及ばなくとも愛宕さん・ユキカゼペアや蒼龍さんなどを直掩につけると思いますが」

初風「じゃあ、どんな策があるのよ」

ナデコ「彼女との交戦経験を持つ私なら、榛名とコトノ、天城を前衛に展開して敵の攻撃の盾とします。

その後は古鷹さんや龍鳳さんの狙撃でチマチマ削っていくと言うのはどうでしょう?」

初風「却下。客受けが悪い」

ナデコ「なっ!?」

初風「大和会長からの指示書よ」ピラッ

コトネ「『お客様と視聴者を楽しませる為に、ド派手な感じで戦闘するようにお願いします』…

何よこれ、戦術の幅を思いっきり削りにかかって来てるじゃない!?」

初風「正直、手がこれしかないのよ… 逆らったら、何されるかわかったもんじゃないわ…!」



榛名「結局、戦略会議もグダつきましたね…」

天城「だって、あんな無謀な指示書に従って戦略を構築するのは不可能だと思いますよ」

龍鳳「さらに言えば、相手は浜風さんですから…」

如月「幾度も世界を救った、恐らく今を生きる人の中でもトップクラスの指揮官… そして、世界最強のファイターの飛龍さんも居る。

真正面から戦うのは無理、絡め手を使っても勝率は一桁切ってる可能性だってある」

秋月「初風から見たら、史上最悪の敵です。ゼロシステムすら欲しがっていましたから」

満潮「何よ、ガチのバケモノって訳?」

陽炎「舞鶴防衛戦でアイツの指揮を見てきた限り、完璧過ぎる。 どんな状況にも対応し、相手を手玉に取るくらいにはね」

阿武隈「さらに言えば度胸も据わってる。 どんな指示にも、恐れがない」

長波「最悪じゃん、それ… スパロボなら無改造のメタスでラスボスの面クリアするようなもんだろ」

榛名「もしくはボスボロットか… どちらにしろ、最悪と言うことには変わりませんが」

古鷹「文字通り、史上最大の敵って訳なんだ…」

青葉「史上最大で済めば良いんですけどね」

間宮「どちらにしろ、明日を待つしか…」


イベント 直下

《ファミレス》


榛名「…やっぱり、大和会長の指示は無視するべきかと」

天城「確かに、勝利をもぎ取るにはそれ以外に方法が…」

如月「でもあの子の身の安全を考えたら、ねぇ…?」

秋月「去年のマーサ・ビスト・カーバインのアレを見てると、どうも…」

間宮「そんなに恐ろしい方なんですね、会長って…」

陽炎「絶対、権力持たせちゃ駄目なタイプよ。聞いてる限りだと」

長波「傑物、って言うんだっけああ言うの」

阿武隈「合ってるよ。あ、姉さん粉チーズ取って」

榛名「はい。タバスコは?」

阿武隈「私辛いの嫌いだから要らない」

リタ「お子様だね~」

阿武隈「別に良いじゃない、辛いの嫌いだって。 リタだって、鉄火丼からわさび抜いてるし」

リタ「私これでも生後3ヶ月なんだけどね」

阿武隈「…こういう時だけ最年少ぶって」

榛名「二人共、喧嘩しないでください」

リタ「はーい」

阿武隈「…はい」

青葉「間宮さん、それで足りるんですか?」

間宮「はい。私、案外小食なもので」

満潮「…小食でどうやったらそんな体型になるのよ」

間宮「え?」

古鷹「まぁ、ちょっと嫉妬しちゃうかな… だって間宮さん、私より年下だって…」

榛名「…年長なのに、年下に体型で負けるとは…」

龍鳳「だ、大丈夫です! 私、姉ですけど榛名さんに身長は負けてますから!」

榛名「でも実年齢は榛名の方が上で、胸囲は思いっきり負けて…」

如月「あ、変なスイッチ入った」

天城「最近多いですよね、ネガティブモード」

龍鳳「まぁ、すぐ収まりますから…」

榛名「こうなったら、食べてその栄養を成長に…!」

間宮「あ、暴食は駄目です。榛名さん、ただでさえ食べすぎなんですから」

榛名「そんな!?」

満潮(…ようやく、コイツも元の調子に戻って来たみたいね)

青葉(一時期、精神的にヤバそうでしたから…)

『大変長らくお待たせしました。これより艦プラバトル世界選手権・決勝大会、決勝試合を開始します』


ワァァァァァァァァァ


『日本代表『チーム・ホワイトクリーン』、リーダーは榛名選手。 様々な強敵を打ち砕き、決勝へと駒を進めた強豪チームです!』


榛名「…行きましょう!」

全員「了解!」


『続いて、その対戦相手は… 二人のメイジンを筆頭に、過去のチャンピオンで構成された最強の連合!『メイジン選抜チーム』!』


筑摩「申し訳ありませんが… こちらにも譲れないものがあるのです…!」

蒼龍「負けるつもりは一切無いわよ、榛名ちゃん」

潮「ブランクはありますが、頑張ります…!」

瑞鳳「指揮は任せるよ、浜風ちゃん」

浜風「了解。全力で、倒します!」



『そして今回、選手として参加している大和会長からのお言葉があります』



大和『こんにちは、呉グループ会長の大和と申します。 この度は第3回艦プラバトル世界選手権・決勝大会決勝戦にお越し頂き、そしてこの中継を見ている方々に一つだけ謝罪があります。

準決勝第一試合において発生したテロ事件、会場を占拠されかかった事で決勝戦は延期… そして楽しみにして頂いた皆様には、多大な迷惑をおかけした事を謝罪申し上げます』


大和『しかし今回、イレギュラーな形ではありますがこうして再び決勝戦を開催する事が出来たのは皆様のお陰です。ありがとうございます。

我々はその感謝と謝罪の印として、皆様に決してこの試合を見る事を後悔させず、世界中の艦プラバトルファンや艦プラバトルを知らない人でも楽しめる試合を行う事をここに宣言します!』



ワァァァァァァァァァ


大和「では、始めましょう。 榛名さん、そちらの準備はよろしくて?」

榛名「はい…! チーム・ホワイトクリーン、その期待に全力でお応えしましょう!」

大和「では、バトルシステム起動! これより、決勝戦を始めます!」

Please Set Your KP BASE

Beginning Plavsky Particle Dispersal

Please Set Your KANPLA

BATTLE START!


天城「ハクリュウ・ブレイヴ、天城!」

阿武隈「アドミラル・ヒッパー・シュナイドZwei、阿武隈!」

陽炎「アラスカ・ブレイヴⅡ、陽炎!」

長波「ダンケルク・クラージュDuex、長波!」

満潮「ハグロ・ブレイヴⅡ、満潮!」

青葉「カウンティ・ブレイヴⅡ、青葉」

古鷹「インプラカブル・ブレイヴmk-Ⅱ、古鷹!」

衣笠「ペンシルヴェニア・ブレイヴ、衣笠!」

初風「リヴェンジ・ブレイヴⅡ、初風!」

野分「アドミラル・グラーフ・シュペー・シュナイド、野分!」

秋月「ヴィクトリアス・ブレイヴⅡ、秋月!」

朝潮「ボルチモア・ブレイヴtype-MSt、朝潮!」

春雨「イブキ・ブレイヴ、春雨!」

如月「クイーンエリザベス・ブレイヴ、如月!」

舞風「シュフラン・クラージュ、舞風!」

曙「エンタープライズ・ブレイヴ、曙!」

清霜「カイオ・ドゥイリオ・コラードdue、清霜!」

コトノ「リシュリュー・クラージュ、天羽琴乃!」

リタ「トリエステ・コラードDue、リタ・ベルナル!」

龍鳳「エセックス・ブレイヴⅡ、龍鳳!」

榛名「ヤマト・ブレイヴⅡ、榛名! 及びサブファイター・天羽ヤマト、間宮!」



榛名「チーム・ホワイトクリーン! 全艦、暁の水平線に勝利を刻みましょう!」

ヴィーッ!ヴィーッ!


初風「この警報は…!」

コトノ「大型、粒子兵装…!? まさか、PBC…!」

初風「榛名!ミラーリングシステムを! 予測射線軸に展開して!」

榛名「もう、撃って… え…?」ピキィン

天城「この感じ… 初風さん、避けて!」

初風「え…?」



イセ「縮退臨界、良いわよ」

蒼龍「偏向レンズ展開、曲射計算完了。 トリガー、任せる」

イセ「さぁ、幕開けといきましょう。 全てを呑み込め、プラフスキー・バスター・キャノン!」


そして巨大な閃光が、2隻から放たれる!


初風「この射線は…!」

天城「スフィア・クレイドル! 間に合ってください!」


回避判定 直下
95以上で回避

蒼龍とイセの放ったのは『狙撃』と『曲射』を組み合わせた一撃、通常ならば真正面からしか放てないPBCを曲射させる事で敵を撃ち抜く事が出来る。

そして正面の『盾』を回避し、『上空』からのPBCの一撃がリヴェンジを粉砕した!


初風「う、嘘… こんな…!」


・リヴェンジ・ブレイヴⅡ(初風):轟沈


曙「こんなに早く!?」

春雨「い、一体何が…」

朝潮「PBCの連結機能、あの射程と曲射率から計算すると『type-I』と『type-S』、もしくは『type-H』の組み合わせ…

曲射による確実に仕留める為の狙撃よ…!」



浜風「潮さん、2隻に粒子供給を。 粒子の補充が完了次第、蒼龍さんは前衛に展開してください。

イセさんは後方で空母護衛の指揮を」

イセ「了解。しかし、エグい真似するわね」

浜風「相手には敬意を持って全力で叩き潰す、これがモットーですから。 それに厄介な相手を先に潰す、それがセオリーと言うものです」

潮「蒼龍さん、粒子供給を開始します」

蒼龍「オッケー。ケーブル接続確認、粒子の補充開始」

浜風「さて、次は… 飛龍さんと愛宕さんとユキカゼ、前に出て撹乱お願いします。400と402、夕立さんから注意を逸らしてください」

飛龍「了解っと。 さて、行くわよ二人共!」

愛宕「久々のバトル、腕が鳴るわ…!」

ユキカゼ「我々の連携、見せてあげましょう!」


コトノ「戦術をズタズタにされた…! 全艦、立て直すわ! 私を中心に部隊を再編、防御にまわって!」

秋月「でもPBCが…!」

榛名「いえ、PBCは冷却に時間がかかる上あの出力では一度のバトル中に撃つのは一度が限界です。 連射できるのは清霜さんと榛名のものだけ、あとは全て1発ずつです!」

コトノ「そう! そして恐らくあの曲射率は『type-S』、だから残る『type-Z』『type-H』『type-Y』の警戒が必要なの!

少なくともイセと蒼龍は撃ってこれない! そして前衛に来るには…」

阿武隈「接近艦艇3! 『グナイゼナウ・クロイツDrei』『利根・天』『筑摩・天』!」

コトノ「早速、お出ましね…!」


行動安価 直下

コトノ「榛名、3隻のスペックは把握してあるわね! 敵の有効射程は!」

榛名「28.3cm砲は改修されてましたがそこまで長くは無い、通常の35.6cmと同等かそれ以下の筈… そして利根、筑摩はオリジナルの20.3cmをそのまま使っている筈ですから…」

コトノ「射程は圧倒的にこっちが上か…! 古鷹、この位置から狙える!」

古鷹「目視で良いなら、撃てます!」

コトノ「良し… 古鷹、野分、舞風、満潮! 貴女達の特殊砲で牽制、当てても構わないわ!」

舞風「わ、わかったよ!」

野分「照準あわせ、チャージ開始…!」

満潮「ファントム・ブラスター、展開!」

古鷹「…確実に、当てる」

コトノ「榛名、46cmの威力を味あわせなさい!」

榛名「了解!」

榛名(でも、こちらに真っ直ぐなんて…)


ユキカゼ「照準警報、粒子兵装のチャージを確認!」

飛龍「よしっ! ディスチャージ・ブーストよ! 私は左舷、二人は右舷に!」

愛宕「わかりました。行くわよ、ユキカゼちゃん!」

ユキカゼ「了解!」


榛名「照準、合いました!」

コトノ「全艦、砲撃開始!」


命中判定

・飛龍 直下
・愛宕 ↓2
・ユキカゼ ↓3

89以上で命中

距離が離れていたため威力こそ減衰したが、砲撃が直撃する3隻。 しかし、その足は止まらない!


コトノ「直撃した…!」

舞風「よしっ…」

榛名「いえ、これは… まさか!?」

野分「え…?」



飛龍「被弾して、消費分の粒子は頂けたわ。 ユニットに多少のダメージはあるけど、問題は無いレベルね」

愛宕「粒子兵装だからアブゾーブの許容値ちょっと突破しちゃったけど…」

ユキカゼ「以降は、当たらなければどうにでもなるので」


そして3隻が急加速し、左右に分かれる!


古鷹「ディスチャージを使った!?」

満潮「私達のよりチャージが早い… どうなってるのよ!」

榛名「…アブゾーブ・コーティングです」

野分「まさか、わざと被弾したって言うの!?」

コトノ「わざと被弾して粒子兵装に使われた粒子をそのままチャージに回して、通常のチャージにかかる時間を強引に短縮して使ったって事ね…

でも、許容値は確実に超えてるからダメージはある筈よ! 次発、雷撃用意! 朝潮と阿武隈はある程度使用弾頭はセーブして!残りは全力で、飛龍を足止めするの!清霜、PBCの使用を許可するわ!」

清霜「わかった!コードPBC、起動!」



愛宕「飛龍さんに矛先が向いた…! あの子の予測通りの対応ね」

ユキカゼ「大人げ無いと言うか、何というか…」

愛宕「だってあの子、子供じゃない」

ユキカゼ「アレで中学生って本当に末恐ろしいです…」

愛宕「それより、久し振りだけど準備は大丈夫?」

ユキカゼ「いけます、お姉ちゃん」

愛宕「じゃ、行くわよ」


愛宕・ユキカゼ「RGシステム起動! 同調開始、RGハウリング!」


衣笠「ぎゃ、逆方向から何か来た!?」

コトノ「ユキカゼ達ね…!」

愛宕「まずはそうね… 空母からやっちゃいましょうか♪」

ユキカゼ「最低1隻、もっていきましょうか」

コトノ「マズイ…! 天城!」

天城「スフィア・クレイドル!」


そして利根と筑摩、2隻から空母群へと砲撃が放たれる!


回避判定
・天城
・古鷹
・龍鳳
・曙
・秋月

天城・龍鳳以外80以上で回避(天城・龍鳳のみ30以上)


スフィア・クレイドルの輝きが空母群を包み、その盾となる。

しかし曙は雷撃の為に群から外れ、それが命取りとなった。


コトノ「曙!?」

曙「被弾!? ユニットが…」

間宮『アームド・アーマー、誘爆します! パージ!』

曙「クソッ! ユニットと甲板の機能をヤられた、これ以上は…!」


愛宕「空母1隻、無力化を確認。やっぱ硬いわね、アレ」

ユキカゼ「広域の粒子フィールド、厄介な相手です… でも、目的は達しました。後は…」

愛宕「音響魚雷、うてぇーいっ!」


衣笠「後退して… 雷撃、来た!」

コトノ「迎撃!」


魚雷を主砲や機銃で迎撃する衣笠達、しかしそれも狙い通りのことだ。

そして炸裂した魚雷が、艦隊の耳を奪い取る!


コトノ「音響魚雷!?」

如月「っ!? ソナーがやられた…!」

朝潮「こちらも、近距離で炸裂されたせいで…!」

コトノ「これが本命か!」

コトノ(あの子、私の裏をかいて… ガチのバケモノじゃない…!)

榛名「グナイゼナウ・クロイツDrei、急速反転!離脱します!」

コトノ「追撃は、無理ね、 追いついても、絶対に仕留められる…」

曙「…ごめん、甲板にデカイ穴が開いて戦闘はこれ以上無理。防空砲台にしかならないわ」

コトノ「わかった… 残りの空母は艦載機を放って。制空権だけでも確保するわよ」


ナチ「航空部隊の発艦、確認しました」

浜風「では夕張さん、アレやっちゃいましょう」

夕張「もう使うの?」

浜風「ええ。あと、空母隊は艦載機を放っておいてください」

大鳳・潮「了解」

夕張「さぁ、行くわよグラーフツェペリン・ラングZwei! 新しい装備、早速試しましょ!」


天城「敵艦から飛翔体…? 航空機じゃ無さそう… っ!? 全航空部隊へ通達、一旦足を止めてください!」


1機だけ艦載機を加速させた天城、そしてその飛翔体を迎撃すると…

拡散した粒子が、巨大な厚い雲を作り出した!


天城「何、これ… 艦載機がオートモードに…!」

古鷹「どうなってるんですか!?」


瑞鳳「これが私と夕張ちゃんお手製、新型武装『ジャミング雲発生ロケット』。 膨大な粒子を詰め込んで炸裂・展開された雲の中や雲の下は、通信が全部きかなくなる」

浜風「中々良いものです。 敵味方が無差別、と言うのがアレですけど」

夕張「そこがネックなのよねぇ…」


行動安価 直下

コトノ「天城、艦載機の被害は?」

天城「突出させた1機だけ、後はまだ動かせます。残りも速度をあわせていたので何とか」

コトノ「艦載機、全部戻して」

天城「航空隊全機、帰還命令です」

古鷹・秋月・龍鳳「了解!」

ヤマト『あの雲の予測範囲を出します』

コトノ「広いわね… ここもいずれ巻き込まれる、全艦各個に離脱。 離脱後は所定ポイントで合流、敵襲は一回避に専念して最悪場合のみ応戦を許可します」


飛龍「こちら飛龍、目的は果たしたわよ」

愛宕「これで暫く相手はソナーが使え無いわ」

ユキカゼ「全く、無茶な仕事を…」

浜風「ありがとうございます。 潮さん、補給お願いできますか?」

潮「こちらの粒子貯蔵量なら、あと10回は出来ますから。その分、艦載機は甲板に駐機してある分だけですけど…」

浜風「大丈夫ですよ。 ではアシガラさん、ハグロさん、夕雲。 作戦通り、敵艦隊に対し攻撃を仕掛けてください。

目的は目を引き付けること、別に何隻か沈めても構いませんが無理はしないでください」

アシガラ「よっしゃ!行くぞ、ハグロ!」

ハグロ「りょーかい。あーメンド…」

夕雲「吉報をお待ち下さいね」

浜風(恐らく敵は妨害雲の範囲から各個に離脱する筈です。あとは400、402、夕立さんが指示通りに動いてくれれば…)



視点選択 直下
1.青葉
2.天城

side-天城- 


天城「陽炎、阿武隈。 敵は見えましたか?」

陽炎「駄目、全然見えない…」

阿武隈「ここまで追い詰められるなんて…」

古鷹「指揮官艦が轟沈、空母一隻が戦闘不能… 敵にまわすと本当に怖いね」

龍鳳「加えて、敵に大した損傷は与えられず悉く裏をかかれてます」

秋月「チーム・エンガノ、その恐ろしさを身をもって実感しました…」

曙「クソっ…」

天城「曙さん、合流地点にて春雨さんのリペアデバイスを使って直して貰いましょう。アームド・アーマーを失ったのは痛手ですが、甲板を治せばまだ…」

曙「わかってる…!でも…」

天城(思うようにいかずに苛立っている。これが、世界最強の力… この感じは…)ピキィン

天城「全艦、回避運動!」

陽炎「え… !? 雷跡、数20!」

天城「このままでは… スフィア・クレイドル!」



天城が張った粒子防壁は魚雷を防ぎ、その炸裂させる。

そして、次いで砲撃が襲い掛かった!


曙「ど、どうなってんのよ!?」

秋月「敵襲です!」

阿武隈「敵艦、目視で確認したよ!」

天城「潜水部隊… まさか孤立するのを狙って…!」


400「防がれた。やっぱり硬いね」

402「火力押しじゃどうにもならないか。仕方無い、チマチマやるとしよう」

夕立「ここで全部空母は根絶やしにしておくっぽい!」


陽炎「どうすんの、アレ? 多分、逃がしちゃくれないわよ」

天城「…迎撃します。対艦戦闘用意、撃破できなくとも撃退すれば構いません!」


敵艦
・レナウン・ヴォーテクスⅡ(400)
・レパルス・ヴォーテクスⅡ(402)
・伊401改参(夕立)


行動安価 直下

陽炎「もうレナウン・レパルスとはやりたく無かったけど… 無駄に硬いのよ、アイツ等」

阿武隈「それに一度破壊されてるから改修されてるだろうし… やりあった事が無い潜水艦っぽい重巡っぽい何かも警戒するべき」

天城「二人共、時間稼ぎをお願いします。こっちの航空部隊が展開しきれるまで」

陽炎「雲は大丈夫なの?」

天城「予測到達時間まであと3分あります。1部隊分なら、何とか出して攻撃して戻すくらいなら…

空母全艦、最小単位で爆撃部隊発艦準備!目標『レナウン』『レパルス』『潜水艦みたいな何か』!」

古鷹「艦載機のSLは両立出来無い… 二人共、前衛はお任せします!」



400「敵艦、2隻接近」

402「『アドミラル・ヒッパー』と『アラスカ』か… 機動力と遠隔操作特化艦、どっちも厄介だな」

夕立「こっちも纏めて、沈めるっぽい!」

400「迂闊に動かないで下さい。 目的は敵空母に損害を与える事、指示に従うように」

夕立「むむむ…!」

402「あの2隻は止めれば良いだけ、新装備を使わせて貰うとしよう。 レパルス・ヴォーテクスⅡ。お前の力、私に使わせろ」


陽炎「雷跡、数2!」

阿武隈「回避!」


魚雷を回避する陽炎と阿武隈、しかしその雷撃が炸裂した瞬間に炸裂した部分の海が消失する!


陽炎「なっ…!?」

阿武隈「海が、消えた…?」


402「『結合崩壊弾頭』、高濃度に圧縮したプラフスキー粒子を炸裂の瞬間に拡散させてフィールドの海を形成する粒子結合に干渉、結合を崩壊させる兵器…

呉グループの粒子研究技術の賜物、瑞鳳曰く『ちょっくらお借りした技術』らしいが、悪く無い性能だ」

400「チート臭い武装ばっか量産してるね、瑞鳳さん。私も別の装備を用意して貰ってるけど」


陽炎「アレを空母の近くで爆発させたら、確実に空母がやられる…! レパルスに集中砲撃を仕掛ける!」

阿武隈「わかった! 砲撃、開始!」


命中判定 直下
80以上で命中

2隻から放たれた砲撃に対し、402はシェルで防御する。


402「チッ… 被弾して潜れなくなったら逃げ場がなくなる。Sユニットは無いんだ」

400「じゃあ、次は私がやる」


阿武隈「直撃弾、でも…!」

陽炎「ダメージは無いか… 阿武隈姉さん、ヴォルフス・シャンツェを!」

阿武隈「わかった! シェルの防御範囲外からの攻撃なら!」


ヴォルフス・シャンツェを切り離し、小型艇を射出する阿武隈。

そして魚雷を放ち、レナウンへと直撃させる!


400「損傷は無い。でも、これ以上被弾は避けたほうが良いかな」

夕立「後手後手にまわるから、そうなるっぽい!反撃するよ!」

400「あ、待ちなさい!」


陽炎「潜水艦もどき、こっち来た!」

阿武隈「わかってる! なら、一撃で仕留める!」


プラフスキー・パワーゲートを艦首部分に展開し、魚雷を装填する阿武隈。


阿武隈(…今!)

阿武隈「食み砕け、狼の牙!」


命中判定 直下
50以上で命中

阿武隈の放った魚雷は401に直撃し、装甲を貫いて内部で炸裂する!


夕立「ぽ、ぽいっ!?」

402「チッ…! 後退しろ!だから落ち着けとさっき忠告したんだ!」


阿武隈「よし、直撃! これなら…」

陽炎「いや、駄目!離れすぎた!」

阿武隈「え…?」


402「400、撤退だ!このバカ引っ張ってブーストで逃げるぞ!」

400「了解…!でも、置き土産は…」

402「置いていかなきゃ置き土産じゃない、だろう! 『結合崩壊弾頭』、全弾持ってけ!」


天城「こちらに雷跡…! 全艦、発艦中止! 回避運動!」

古鷹「は、はい!」

龍鳳「あれ、さっきの弾頭ですよね!?」

秋月「一応、機銃や長十センチ砲で迎撃しないと…!」

曙「なんて面倒なモン作ってるのよ、あの姉貴は!」



回避判定
・天城 直下
・古鷹 ↓2
・龍鳳 ↓3
・秋月 ↓4
・曙  ↓5

天城・曙以外40以上で回避(天城のみ10以上、曙のみ85以上で回避)

機銃の弾が魚雷に直撃し、数発の魚雷を巻き込んで炸裂する!


秋月「くっ… 海が消えた場所に、引っ張られて…!」

天城「曙さん!」

曙「嘘!?」


そして残っていた最後の弾頭、それがエンタープライズに直撃し炸裂した。


曙「糞ッ! 私が、ここで…!」

龍鳳「曙さん!」

曙「天城!後は任せる!絶対に勝ち…」


粒子の結合崩壊に巻き込まれたエンタープライズはそのまま押し寄せる波により転覆し、先程の破損箇所からの浸水により船体が2つに折れる。

そして、チーム・ホワイトクリーンから2隻目の脱落が出てしまった。


秋月「轟沈判定… そんな…」

古鷹「…スナイプランチャー、起動」

天城「古鷹さん…」

古鷹「手向け、って訳じゃないけど… 1隻は沈めないと、割りに合わない…! 

射程内に敵艦を捕捉、目標『潜水艦もどき』…!」

龍鳳「無理です!古鷹さんの腕と言えど、海面が荒れた今の状態では!」

古鷹「大丈夫… 私は、どんな状況だろうと、撃てるから…!」


そして夕立の操る401へと照準を合わせ…


古鷹「…シュート」


必殺、そして必中の一撃を放つ!



撃沈判定 直下
10以上で撃沈

古鷹の放った手向けの一撃、その一撃は401の船体を一撃でバイタルパートごと貫く。


夕立「え…?」


夕立には何が起きたかわからない。何が起きたか気が付いた瞬間、船体は爆ぜて水底へと沈み始めたのだから。


402「冗談じゃない、なんて狙撃能力だ…」

400「甘く見すぎてたね… 潜水、離脱する」

402「…しかし夕立を失ったのは痛い。アイツの実力は、こちらの中でも上位に食い込めるファイターだった」

400「戦略プランの練り直しが必要になるかもしれない…」



阿武隈「敵艦、撤退した」

陽炎「どの航路を使ってるのか、ソナーが使えないからわかりゃしないわ…」

天城「しかし、こちらも向こうも1隻ずつの痛み分けです」

古鷹「でも、向こうの方が数の優勢は…」

秋月「それに、あの特殊弾頭はかなり厄介です」

天城「指揮官と合流しないと、どうにもなりませんね…」



浜風「…わかりました。二人はこちらに戻って空母部隊の直掩にお願いします」

400『了解。これからどうする気?』

浜風「まだ、手の打ち様はあります。 恐らく敵は6隻ずつの艦隊が2、7隻の艦隊が1です。

会長、聞こえますか?」

大和『ええ、聞こえます』

浜風「夕立さんが撃沈されました」

大和『そう、ですか…』

浜風「なので、会長… 攻勢をかけます。 会長は愛宕さんとユキカゼを連れて先発した夕雲とアシガラさんの艦隊と合流、現場指揮をお願いします。

目標は…」

大和『目標は?』


浜風「チーム・ホワイトクリーン旗艦、フラッグシップにして最強の艦… ヤマト・ブレイヴⅡ、榛名さんです」


大和『なっ!?』

浜風「沈めるのが一番ですが、損傷を与えるだけでも構いません。そして第二目標として『リシュリュー・クラージュ』と天羽琴乃を設定、ミラーリングシステムを使える艦を最優先で攻撃してください。

また、無理だと判断した場合は離脱を。 決して無理だけはしないでください」

大和『わかりました。 行きます!』

浜風「瑞鳳さんと飛龍さん、聞こえますか?」

瑞鳳『大丈夫だよ』

浜風「前に出ます。 私の直掩に」

飛龍『…いけるの?』

浜風「はい。 私もファイター、戦術だけじゃなくて真正面から戦いたいんです…!」

瑞鳳『わかった。 最初に出会った時以来の三隻艦隊、やりましょ!』

今日はここまで


戦況
・榛名側の戦力:初風と曙、轟沈。残存19隻
・敵戦力:夕立、轟沈。残存20隻
・大和・愛宕・ユキカゼ・夕雲・アシガラ・ハグロ、榛名・コトノの居る艦隊へと進軍開始
・浜風・飛龍・瑞鳳、進軍開始。目標不明
・イセ・蒼龍、PBC使用不可。ただしイセの『アマテラス』『ツクヨミ』は残存
・妨害雲、消失まであと5ターン


多分、今が浜風を撃沈する唯一のチャンスです。そうなれば、逆転の可能性も…

また艦隊分けは

・旗艦艦隊:榛名、コトノ、衣笠、朝潮、清霜、春雨、如月
・強襲艦隊:青葉、リタ、満潮、野分、舞風、長波
・空母艦隊:天城、古鷹、秋月、龍鳳、陽炎、阿武隈


となっています(各艦隊にNTをそれぞれ一人以上配置、バランス取りのため)


勝利に近付くためのポイントは5つ

・浜風と飛龍は確実に、そして愛宕orユキカゼを沈めること
・PBC搭載艦を全て撃沈、または全て再使用不能にすること
・潜水部隊を侮らない事
・制空権を奪って空母を全滅させること
・榛名を飛龍に接触させないこと


です。さて、勝てるでしょうか…

再開


曙に関しては>>215で『榛名が曙に苦手意識を持っている』と言う設定が…

そして自分が釣ったキャラにヒロインの座を奪われるという不憫キャラ。ですがそれ以上に『何もしてない』キャラが若干1名居るんですがね。


衣笠さんのように榛名の目の前でチ○コ生やされマスかかされたり、舞風野分のように異世界彷徨ったり、清霜みたいに特訓したり… と言うイベントが一切無い人がね。

最初期から居るのに秋月以上の『ガチ空気』がいらっしゃるんですよ…

コトノ「ああ、もうっ…! あの指揮官、滅茶苦茶過ぎる…!」

榛名「最初にリヴェンジ・ブレイヴⅡを喪失した事で索敵能力が大幅に下がり、さらには優秀かつ少数戦力を小出しにしての強襲に分断作戦…

さらには対潜用ソナーを音響魚雷で奪った上に、ジャミングフィールドを展開して艦載機と偵察行為を封じた。浜風さんの指揮能力、飛龍さん達優秀なファイター、そして瑞鳳さんのネジの飛んだ開発能力を組み合わせた結果がこの状況です」

衣笠「榛名だって艦プラ製作能力に関しては負けて無いじゃん」

榛名「いえ、榛名の場合は『技術応用』が分野です。 『シャドー』や『グレイプニル』、『ミラージュ・コロイド』は既存技術を『磨いた』だけに過ぎません。あくまでやってるのは応用開発だけ…

しかし瑞鳳さんの場合は基礎技術をゼロから生み出し、それを実現出来る基礎開発の才能があります。ただしそれは基礎開発故の稚拙さが残りますが」

清霜「? どう言う事?」

榛名「あの雲、恐らく敵味方巻き添えの広域ジャミングフィールドです。一方的な遮断は不可能、だから向こう側から艦載機が飛んで来ないと言うのは…」

如月「向こうも艦載機の操作が阻害される、ってことね」

榛名「そう言うことです。 そしてそれが、時に自らの首を絞める可能性があります」

シャア「いや、それも彼女達にはメリットかもしれんぞ?」

榛名「艦載機を出せずに制空権を取れなくなる事にメリットが?」

朝潮「…恐らく、空母ファイターの能力差でしょうか」

シャア「正解だ。初風、彼女は昨日の会議で『空母以外のファイターの質は向こうが勝る』と言った。

恐らく向こう側の空母のファイターは、こちらの最大戦力の一角である天城に実力と艦の性能では及ばないと言う事だ」

朝潮「さらに言えば向こうは『ヨークタウン・フェネクス』『グラーフツェペリン・ラング』、そして潮さんの『雲龍改二型』の3隻しか空母を保持していません。

艦載機の数もこちらが上で、艦載機も向こうはグラーフしかジェットを持っていない。つまり制空権争いをするとなった場合、こちらが確実に勝てます」

榛名「艦載機を丸々温存出来る、そして天城達空母の数をなるべく減らしてから制空権を取れば良い… そう考えている訳ですか」

シャア「恐らく、な。 つまりそこに、我々の勝機もある」

コトノ「あの雲を発生させた原因となる艦を破壊し、制空権を奪えば一方的に航空攻撃を加える事が出来るって事ね。

でも、それは簡単に許してはくれないでしょうね」

シャア「この雲が消えて次に雲を展開される前にやるしか無い、ハッキリ言えば無理な電撃作戦だ。 先程のも天城の機転で被害を避けられた訳だからな」

コトノ(さて、どうするべきか…)


行動方針 直下

コトノ「…打って出る、それしか方法は無いわ」

榛名「どうする気です?」

コトノ「まずは戦力を把握する事が必要、だから合流を急ぐの」

清霜「やられてなきゃ良いけど…」

シャア「だが、敵が隙を逃すとは思えんな」

衣笠「そこまでかな…?」

シャア「衣笠、キミはもう少し戦略眼を鍛える事をお奨めしよう」

衣笠「…そこまで言うならアンタが指揮執れば良いじゃない」

シャア「残念だが私でも彼女に及ぶ事は出来んよ。アクシズを落とすのとは訳が違うのでな」

朝潮「シャア・アズナブルの言う通りです。 敵は恐らく、この艦隊を分けた隙に乗じて奇襲をかける筈…

特に、ソナーを封じられたので対潜能力が低下しているので潜水部隊の奇襲の可能性もあります」

シャア「キミの見解はどうだ、朝潮。どの艦隊を襲撃するか、予測出来るか?」

朝潮「いえ… ただ狙うとすれば、我々か空母である可能性が高いかと」

如月「『指揮』に特化した私達を潰せば統制が取れなくなる、航空戦に特化した艦隊を襲撃すれば航空戦で有利になる…

どっちも、潰されたら最悪の事態よ」

コトノ「オリジナルも、こんな気持ちでボコされたのかしら…」

榛名「…恐らく、コトネ達は今より有利な状態でボコボコにされているので心境としては最悪でしょう。

聞いた限り、イセ単艦で艦隊を全部沈められたと」

シャア「…彼女は本気でバケモノの類では無いのか?」

衣笠「バケモノじゃなかったら苦戦しないし」

シャア「一理あるな」

榛名「…」ピキィン

榛名(この感じ… 数6、何か来る…!)

榛名「コトノ、意見具申。 航路上に敵艦が居る可能性有り、航路の変更を」

コトノ「…わかった。 全艦、進路を変更! 迂回して目標地点への到達を…」


「それを許す程、私は甘くなくてよ」


降り注ぐ砲弾、しかし直撃弾は無かった。


榛名「…この声、大和会長…!」

大和「御機嫌よう、榛名さん。 申し訳ありませんが、貴女にはここで潰えて貰います」

コトノ「榛名が狙い? どう言う事…?」

シャア「良くも悪くも榛名は我々のフラッグシップ、そして『ヤマト・ブレイヴⅡ』は現有する最大戦力だ。

象徴たるその艦を撃沈されれば、士気はどうなると思う?」

衣笠「一気にやる気失せるね。勝ち目消えるし」

シャア「そう言うことだ…!」

朝潮「敵艦、数6。『金剛改参』『利根・天』『筑摩・天』『高雄・天爾改』『最上改参』『ニューオーリンズ改』です!」

敵艦隊捕捉
・金剛参改(大和)
・利根・天(愛宕)
・筑摩・天(ユキカゼ)
・高雄・天爾改(夕雲)
・最上参改(アシガラ)
・ニューオーリンズ改(ハグロ)

コトノ(もっと強力な戦力が居る筈なのに、どうしてそちらをぶつけてこない… 何を考えてるの、あの子…!)


行動安価 直下

コトノ「…一筋縄では行かない相手、なら戦術にもフェイクを混ぜるしか無いか。全艦へ、砲撃を敵旗艦の金剛改参へと集中させてください」

シャア「成る程… 指揮系統にダメージを与え、真正面から突破する気か」

衣笠「だけど相手にさっきこっちを滅茶苦茶にしてくれた2隻が居るんだよ!?」

コトノ「そこを突くの。相手は恐らく我々の側面から集中砲火をかけてくる腹積もり、無視していれば確実に回り込んでくる。

その瞬間、目標を変えて側面に展開する艦艇群に攻撃をかけて全速で離脱するの」

朝潮「…確かに、釘付けにして火力を集中させるのは戦術としては正しいです。そこを突くという訳ですか」

如月「それで、前衛は?」

コトノ「如月、そして清霜よ。 私と榛名は朝潮と春雨を『ミラーリングシステム』で守れるように展開する」

清霜「ちょっと待って!? 改修されたって言っても清霜のカイオは後衛型なんだよ!?」

コトノ「でも、ギンガナムと真正面からやりあった実績があるわ」

清霜「仕方無い… やるしか、無いよね…!」



大和(敵艦に動きがあり、密集隊形ね。 浜風さんの予想通りの動き、恐らく指揮官たる私を狙う腹積もりかしら?

なら、こちらも切り札を切らせてもらいましょうか)

大和「全艦、複縦陣で展開! 前衛に夕雲さん、愛宕さん、ユキカゼさんを抽出!アシガラとハグロは私の側面に付きなさい!

これより、『切り札』による砲撃を開始します!」

夕雲「あら、もう使うのですか?」

大和「加減できる相手では無い、なら使うしかありません。その為に、用意してもらったのですから」

アシガラ「相変らず容赦ねぇな…」

ハグロ「アンタが孕ませて以降、躊躇なくなってるからね」

大和「何か?」

アシガラ・ハグロ「な、何も!」

大和「対・ミラーリングシステム用の切り札を、見せてあげましょう」



榛名「何か、来る・・・! 全艦、最大警戒! 何か、来ます!」ピキィン

コトノ「ッ…! これ、大型粒子兵装の反応!? でも、ミラーリングシステムの起動条件を満たさない!?」

衣笠「ともかく、回避に徹したほうが良さそう!」

朝潮「敵・金剛、変形を確認!」

榛名「展開形態まで… 一体何を…」


大和「受けなさい、ウチの技術者を総動員して作り上げた砲の一撃を! 広域粒子砲、発射!」


上空に打ち上げる一つの球体、それが拡散したレーザーとなってヤマト・ブレイヴへと襲い掛かる!


コトノ「榛名!」


回避判定 直下

・40以下 被弾
・41~60 防御成功
・61以上 回避

榛名「…!」ピキィン


ニュータイプの直感、瞬時に着弾地点を予測した榛名はその全てを卓越した反射能力で回避した!


衣笠「すごっ…」

如月「ニュータイプの力、流石と言うべきかしら…!」


大和「外した… でも! 全艦、砲撃開始!」


さらにヤマト・ブレイヴへと砲撃が殺到するが、榛名はその砲撃を引き付けて艦隊から目を逸らす!


榛名「コトノ!」

コトノ「解ってるわ! 全艦、砲撃開始!」


アシガラ「大和、回避だ!」

大和「わかってる!」

大和(ここでやられたら、会長の名前が泣くわ!)


命中判定 直下

70以上で命中

金剛の船体に砲弾が直撃し、甲板の一部を抉り後部の主砲を破壊する!


大和「くっ…!回避予測位置に撃ちこんで来た…!」

コトノ「今よ!敵旗艦がひるんだ、今のうちに全速離脱!」


離脱を開始する榛名やコトノ達、だがそうは問屋が卸さない。


大和「逃がしません!夕雲さん!」

夕雲「了解です。コードPBC…」

『待ちなさい、夕雲。この状況でPBCは温存してください』

夕雲「あら、逃がして良いんですか?」

『ええ。以降は私達が引き受けます』

大和「でも、私達は…」

『会長はアシガラさんとハグロさんを連れて後退、夕雲は愛宕さんとユキカゼを連れて追撃を』

夕雲「わかりました」

大和「了解…」



清霜「何とか、逃げ切れたね…」

朝潮「でも、相手はどうやってこちらの位置を特定したのでしょうか…」

衣笠「相手がチートの指揮官でも、あそこまで完璧に予測して待ち伏せなんて出来るの?」

シャア「無理だ。恐らく、何らかの方法でこちらの動きを探知しているのかもしれん」

コトノ「それこそ、どうやって? ここはジャミングフィールド内、レーダーはほぼ無効化されてるのよ?」

シャア「それがわかったら苦労はせんよ」

如月「潜水艦が追ってきてる、とか?」

朝潮「なら、何故仕掛けて来ないんです? 普通ならば潜水艦が居れば、仕掛けてくる筈です」

如月「…思い当たる節が、1個あるわ」

榛名「如月さん?」

如月「舞鶴の防衛戦で、ミノフスキー粒子を戦場となる場所に散布したの。相手にこちらの位置を特定出来ないように、って。

でもそうなったら私達も短距離通信以外不可能になる訳じゃない?」

朝潮「…通信手段を確保する方法が?」

如月「ええ、あるわ。 有線通信よ」

衣笠「でも、有線ならワイヤーとか繋がってないと駄目じゃない。 戦った艦には、付いてなかったよ」

コトノ「もしかして… ソナーを無効にしたのは有線ケーブルを海底に敷設する為…? こちらに動きを悟られないように…」


「正解です。ただ、事実に気づくのが遅かったですね」


榛名「なっ!?」

瑞鳳「数は7、か。守りきれますかね?」

飛龍「下手こかなきゃ大丈夫よ」

コトノ「総指揮官が、わざわざこんな所に!?」

浜風「貴女達は確実に会長達の艦隊から逃れようと迂回路を取る。わざわざ正面にぶつかりに行くような愚は犯さないでしょう。

だから、予測させて頂きました。 あのまま正面突破していれば、私達に遭遇しなかったのに」

如月「それで、どうして貴女がここに居るの?」

浜風「到ってシンプルな答えですよ。 私自身が直接指揮し、貴女達を撃破する為にね」

コトノ「まさか、ここまでわざわざ来るなんて…!」

浜風「予測もしてなかったでしょうね。 だから、混乱もする」

榛名「それが狙い、と言う訳ですか」

浜風「後は個人的な感情ですよ。 指揮官ではなくファイターとして、貴女達と戦いたいと…」

飛龍「この子、クール系に見えて意外と熱血なのよね」

瑞鳳「ま、熱くなっても指揮だけは間違えないから余計タチ悪いんだけど」

浜風「と言う事で、参らせて頂きましょう… 二人共、準備は?」

飛龍「何時でも」

瑞鳳「どこでも」

浜風「では… オープン、コンバット!」


敵艦隊出現
・プリンツ・オイゲン・クロイツDrei(浜風)
・グナイゼナウ・クロイツDrei(飛龍)
・信濃・天爾改・戦艦パッケージ(瑞鳳)


コトノ「来るわよ! アレと正面からやりあうのは危険、牽制しつつ離脱を…」

衣笠「駄目! 後ろからも3隻、さっきの前衛3隻が来てる!」

シャア「退路を断つとは、抜け目が無い…!」

清霜「こうなったら、真正面からぶつかるしか無いよ!」

如月「でも、まともにやり合って勝てる相手じゃ無い… 増援も呼べ無いのに…!」

朝潮「ともかく、今は切り抜ける事を優先しましょう!」

榛名「朝潮さんの言う通り、今はどうにかして逃げるか倒すなりしないとどうにもなりません!」



行動安価 直下

※残念ながら清霜は明鏡止水の境地に到ってないんですよねぇ…


コトノ「清霜、さっき撃ってなかったPBCの分の粒子は?」

清霜「まだストックしてあるよ。チャージまでそんなに時間はかからない筈」

コトノ「よし…! 瑞鳳の相手、任せて大丈夫?」

清霜「え…?」

コトノ「真正面から最大出力のPBCを撃って。 type-Zのチャージ時間は並のPBCより収束率が高い分、時間がかかる。でしょ?」

榛名「はい。 『type-KY』の倍はかかる、従来のものであれば…」

コトノ「改修されてたらオシマイって訳ね… でも、それに賭けるしか無い…!

各艦へ!榛名・朝潮は『プリンツ・オイゲン・クロイツDrei』、衣笠とシャアは『グナイゼナウ・クロイツDrei』を狙って足止めを! 清霜が『信濃・天爾改』と決着をつけるまで持たせるのよ!」



浜風「敵が分かれた… 心情的に考えれば、清霜さんを瑞鳳さんにぶつけてくる可能性が高いですね」

瑞鳳「成る程ね… 妹弟子だから、姉弟子は越えたくなるもの」

飛龍「で、残りの連中は私と浜風に仕掛けてくるって訳か…」

浜風「瑞鳳さん、お任せします。『例の手』、使っても構いません」


清霜「来た…!」

瑞鳳「やっぱり予測通りって訳か… まぁ、妥当かもしれないし」

清霜「今日こそ、姉さんを越えてみせる!」

瑞鳳「良いよ… 姉弟子として、その挑戦に受けて立つ!」

清霜・瑞鳳「RGシステム起動、コード・PBC!」


燐光を帯びた2隻の船体が展開し、互いに粒子収束を始める!


清霜「砲身が持たないかもしれないけど… CSの粒子、全部を!」

瑞鳳「成る程ね。 CSの粒子貯蔵量を全部使えば、type-Zを越えられるかもしれない。

でも、こっちにも『手』はあるんだよ! 『アマテラス』!『ツクヨミ』!」

清霜「なっ!?」


海中から現れるPBCサポート艦『アマテラス』『ツクヨミ』。本来イセの専用である装備、だが…


瑞鳳「私達のPBCには連結機能がある! それを忘れて貰っちゃ困るのよ!」


そして信濃のバレルへと連結する2隻のサポート艦、そして互いの粒子圧縮が終わり…


清霜「くっ… プラフスキー・バスター・キャノン! 焼き尽くせぇぇぇぇぇぇっ!」

瑞鳳「プラフスキー・バスター・キャノン! その閃光ごと、撃ち貫けぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」


そして真紅と紫の閃光が同時に放たれ、ぶつかり合った!


勝敗判定 直下

99or00の時のみ勝利

ぶつかり合う2つの閃光、しかしその閃光は拮抗状態とはならずに序徐に真紅の閃光が押していく。


清霜「どうして…!最大出力の筈なのに…!」

瑞鳳「私のPBCは、ミラーリングシステムには防がれる。それはアレが粒子を拡散、吸収するから…

でもね、私のPBCは本来同じPBCや障壁を撃ち抜くことに特化した『貫く』力を持つ。 だから出力が上の相手でも『PBC同士』なら、絶対に負けは無いんだよ!」

清霜「で、でも! まだ、全艦の出力を!」


紫の閃光が強みを増して、真紅の閃光を飲み込もうとする。しかし…


瑞鳳「それでも全力でぶつかって来る、か… なら私も、姉弟子として応えない訳にはいかない!」


『アマテラス』と『ツクヨミ』からの粒子供給を得て、さらに出力を増す真紅の閃光。

そして紫の閃光を貫き、カイオの船体を撃ち抜いた。


清霜「そんな…」

瑞鳳「清霜ちゃんは全力でぶつかった。それは正しいし、認める… 一つだけミスがあるとすれば、私を相手にPBCを使った事だよ。

私はPBCの産みの親、そして私の『type-Z』は貫き通すことに特化してる。 同じPBC同士なら、私に分があるんだから」

清霜「あーあ、ごめん… 後は…」


船体を貫かれたカイオは誘爆を引き起こし、船体に残っていた粒子が大爆発を起こす。

姉弟子たる瑞鳳を越えようとした清霜、だが姉を相手に取るには少しばかり早すぎだった。


・カイオ・ドゥイリオ・コラードdue(清霜):轟沈


朝潮「清霜、シグナルロスト… 轟沈判定です…」

コトノ「くっ…! でも、信濃の足は止まった!その隙にヤバイ2隻をやるのよ!」


浜風「1隻を犠牲にして瑞鳳さんの足を止めた、そこは評価しましょう。ですが… 手が甘い! 飛龍さん!」

飛龍「任せなさい! ディスチャージ3式、収束完了! 発射!」


放たれる拡散弾の一撃、それがリシュリューとクイーンエリザベスに殺到する!


コトノ「こちらに来た…!」

如月「後衛を狙おうって魂胆な訳!?」


回避判定 
・コトノ 直下
・如月 ↓2

40以上で回避

放たれた拡散弾による砲撃を回避し、飛龍への砲撃を強化する2隻。


飛龍「外したか… 少し、腕鈍ったかな?」

シャア「今だ、衣笠!」

衣笠「オッケー、同時攻撃!」

飛龍「挟撃ね… でも、甘いのよ!」


別方向からの同時攻撃を回避し、飛龍はイブキとペンシルヴェニアへと砲撃を叩き込む!


シャア「直撃か…!」

衣笠「でも、アブゾ-ブが守ってくれた!」

飛龍「でも、次は無いでしょ?」


飛龍は瞬時に目標を切り替え、今度は朝潮へと砲撃を叩き込んだ!


朝潮「被弾…! でも、損傷は少ないです!」


コトノ「あの腕、どうなってんの!?」

如月「まるで、NTみたい… でも、榛名さんを狙って無い…?」

コトノ「…! まさか、狙いは榛名じゃなくて…」


浜風「気付くのが遅い!」


トリモチランチャ-を放ちながら、浜風は如月達へと肉薄する!


コトノ「抜かった… 前の連中は榛名に対し集中攻撃をかけさせた、でも今度は『榛名以外』を殲滅しようとしてる!」

如月「思い込ませて、目を逸らしたって訳ね…!」


浜風「瑞鳳さん!」

瑞鳳「私だって、実力は鍛えたんだから!」


51cm砲が信濃から放たれ、海面に着弾して炸裂した。 当たればただでは済まない、強力かつ正確な一撃。

そしてコトノ達は防戦へと追い込まれていく…


榛名「PBCで粒子を使った筈なのに、もう戦線に復帰した!?」

瑞鳳「伊達に『爾改』じゃないんですよ! もうそっちにはアブゾーブは無い、一撃当てれば大ダメージ確定…

これを受け切れますか、榛名さん!」

榛名「くっ…!」

コトノ「どうにかして、飛龍を沈める事が出来れば…!」

飛龍「残念ね!まだまだバトルはこれから、それに簡単に沈んだら『世界最強』の名前が泣くわ!」

コトノ「全艦! アブゾーブが無いのは『グナイゼナウ』も同じ! 集中砲撃よ!」


コトノ達はグナイゼナウへと集中砲撃を仕掛ける!



命中判定 直下
95以上で命中

しかしその砲撃の雨すらも、飛龍は容易く潜り抜けた!

最早実力の差は明確、誰も飛龍に砲撃を当てることすら出来ない。


飛龍「どぉよ! 私を倒したかったら、その10倍の砲撃は持ってきなさい!」

コトノ「バケモノね…!なら…」

浜風「私を狙う、ですか。 ではこちらからも一手打たせて貰い… いや、二人共撤退します」

瑞鳳「どうしたの?」

浜風「もうすぐジャミングフィールドが途切れます。 増援を呼ばれるとこちらが数的に不利になりますよ」

飛龍「まだちょっと足りなかったのに…」

浜風「まだまだ飛龍さんには沢山暴れて貰いますから」

飛龍「なら、仕方ないわね」

浜風「では皆さん、さようなら」


プリンツから放たれる煙幕弾、それが一帯を覆い尽くして視界を奪う。


コトノ「榛名!」

榛名「駄目です! この煙幕、粒子収束を阻害する成分が… これではPBCも撃てません!」

コトノ「一方的に暴れた上に、こっちは切り札一隻失った…」

如月「アレが、世界最強の二人…」

朝潮「いや、三人よ」

衣笠「え?」

朝潮「あの二人は、瑞鳳姉さんが居るから自分の実力以上の能力を引き出せる… あの三人が組み合わさる事で、あそこまでの力を発揮出来るんです」

シャア「世界最強のファイターに、世界最強の戦術家、そして世界最強の起爆剤と言う訳か…」

朝潮「はい… それに、今のに乗じて包囲網を構築していた敵艦は撤退しました」

コトノ「完敗、ね…」

《全艦合流後》


コトノ「戦況を把握するわ」


現状
・ホワイトクリーン:清霜・初風・曙、喪失。 健在、18隻。
・連合艦隊:夕立、喪失。 健在20隻。
・妨害雲消失、通信回復
・残り時間、約半分
・敵PBC残数2(type-Y、type-H)


天城「曙さんの喪失も痛いですが…」

舞風「清霜の喪失が痛いかも…」

野分「PBC保有艦、しかも他のものと比較しても有用な『連射型』を失った…」

阿武隈「こっちに残ってるのは『照射型(type-K)』『マルチロック型(type-KT)』『特性複合型(IB)』の3種類、そして威力的には匹敵する『ローエングリン』の4つだね」

榛名「でも、相手は『屈折型(type-H)』と『速射型(type-Y)』しか残っていません」

コトノ「PBCの数は優位、ってことね。 でもあの煙幕相手じゃ無効だし、実質的に『プリンツ・オイゲン・クロイツDrei』相手にはPBCは効かないと思ったほうが良さそう」

秋月「そう言えば、地味にDreiになってます…」

青葉「基本的に以前金剛に盗まれた艦と榛名さんが以前練習で使用したので性能は熟知している『プリンツ』は大幅改修受けてるみたいですね」

衣笠「あと、大和会長の拡散ビームとかヤバかったなアレ…」

榛名「榛名で無ければ当たってましたよ、あんなの。スパロボに出てきた『アルムストラ』の武器みたいでした」

陽炎「マップ兵器持ち2回行動とEN吸収… アレは最悪だったわ」

長波「まぁ、EN吸収はしてこないだろあの会長も…」

リタ「いや、やりかねないから怖いんだけど」

龍鳳「とは言え、制限時間もそこまで残っていませんし… 数ではこちらが不利です」

満潮「私達の艦隊以外、1隻ずつ喪失艦が出てるって言うのがね」

古鷹「でも、私も1隻沈めたよ」

シャア「キミの狙撃技術にはいつも驚かされるばかりだ…」

如月「今の所命中率100%じゃない?」

朝潮「しかも損傷艦とは言え、エース級ですよ? まぁ、でも相手の数が多いので向こうが有利なのは変わりませんが」

野分「殲滅戦なら良かったのだけど、これはタイムリミット有りの試合… このままだと向こうに軍配が上がるわ」

コトノ「どうしましょうか…」


行動方針 直下

コトノ「…偵察しておこうかしら。リヴェンジを喪失している以上、こちらの索敵能力は大幅に低下してる。

前知識ばかりに頼って、全く敵を把握しようとしてなかったわ」

天城「わかりました。 航空偵察隊、発艦開始します」

青葉「では青葉も… X艇、射出開始します」

コトノ(さて、どうなるかしら…)



ナチ「あら… 浜風さん、敵の艦載機の発艦をレーダーで確認しました」

浜風「数は?」

ナチ「16です。また海中から音紋を確認、恐らくX艇かと思います」

アタゴ「…ステルス艦の音紋聞くとか、地獄耳ね」

ナチ「何か?」

アタゴ「何も」

浜風「このまま索敵を許しても面白くは無いですね… だけど、示威行為としては偵察を許すのも悪くありません」

ナチ「敵にこちらの戦力を把握させても良いと?」

浜風「大和会長にも言われています、『観客を沸かせる面白いバトルをしなさい』と。

一方的な展開を、このまま続けていても観客は喜ぶと思いますか?」

アタゴ「なら手加減してやりなさいよ」

浜風「それはポリシーに反するので」

アタゴ「アンタも意外と面倒な奴ね!?」

浜風「お褒めに預かりどうも」

ナチ「それで、どうするつもりで?」

浜風「各艦へ通達、敵の策敵機が間もなくこちらに達します。 迎撃するか見逃すか、それぞれの裁量にお任せしようかと。

そしてこれより、敵艦隊に対し全力攻撃を開始します!」

ナチ「なっ!?」

浜風「残り時間はおおよそ半分の残り15分程、このまま敵の攻撃を流し続ければ数の差でこちらの勝利でしょう。

ですが、それはこの決勝戦には相応しく無い戦い方です。私は、そんな勝利は得たくない… 個人的な感情で申し訳ありませんが、付き合って貰います」

アタゴ「…銀髪、アンタ意外と熱血なのね」

浜風「熱血、かどうかは知りません。ですが私とて一人のファイター、敵を真正面から打ち倒したくなるのはファイターとして当然のことです。

ではこれより、作戦指示を伝達します! まず前衛艦隊として…」




天城「静か、です…」

天城(敵は、何をしようと…)

古鷹「敵の動きが、全く読め無い…!」

秋月「浜風さんの指揮だけではありません。あのチームはその指示を確実にこなせるファイターが揃っています…」

龍鳳「最強にして最悪、まさにこの言葉がピッタリかと」

天城「…各隊へ。警戒を厳に、敵は何をしてくるかわかりません」


索敵判定 直下

80以上で成功

次の瞬間、迎撃の艦載機が偵察隊へ襲い掛かる!


天城「来ます…!」

古鷹「何て数…!」

龍鳳「これ、制空権を奪いにかかってきてませんか!?」

秋月「恐らく…」


天城「くっ… 偵察隊