加蓮「奈緒……、私はもうすぐ死ぬんだね」
奈緒「バカなこと言うなっ！」
加蓮「うそだ。私知ってるんだよ。私はもうすぐ死ぬの」
凛「何言ってるの！今日は世界1位の人がお見舞いに来てくれるんだよ」
奈緒「そうだぞ」
加蓮「うそ。世界1位が来るわけないでしょ」
凛「世界1位の人が来てくれるの！」

ｶﾞﾁｬ

卯月「やぁこんにちは」

加蓮「うそ！ホントだ！世界1位だ！」

卯月「いやぁ危うく2位になりかけたんだけど、今年は1位だったよ」ﾌﾝｽｯ

加蓮「おめでとう！でもどうやったら1位になれたの？」

卯月「うーん……例えば世界5位がいますよね？」

加蓮「うん」

卯月「でも、その人が世界５位だったとしても、私は世界１位なんですよ！南米の主婦層あたりでは私を不憫だ普通だと言っている人もいますけど
・・とんでもないです。私は１位なんです！」

加蓮「うん」

卯月「考えてみると、29位から始めさせられたんですよ……。あの頃が一番辛かったんです。よく14位の人にいじめられてました……」

凛「！？」

加蓮「へぇ〜」

卯月「その頃いつも6位の家に泊まってました」

加蓮「そうなんだ・・世界一位さん、握手してくれる？」

卯月「頑張りましょう！」

加蓮「してくれたんだね」

卯月「みおちゃん」

未央「はいっ！」

卯月「私は去年は何位でしたか？」

未央「6……1位です」

卯月「今年は何位ですか？」

未央「1位です」

卯月「よしんば私が2位だったとしたら？」

未央「かえ姉さまが1……いえ、世界・・・1位です、しまむーが」

加蓮「んふふっ・・・２位じゃないの？・・・・世界１位さん、私も世界１位になれるかな？」

卯月「えへへっ」ﾋﾟｰｽ

(電話)ﾌﾟﾙﾙﾙ

卯月「失礼……もしもし？え？私を2位だと言う人がいるんですか？……その人は何位ですか？・・・7位のウサミン星人ですか？・・・そんなに言ってるんですか？」

奈緒「ﾝﾌｯ」
凛「ﾌﾌｯ」

卯月「・・・どんな言い方ですか・・・？そうですか、わかりました！すぐに行きます！」

卯月「・・・失礼します」