恒子・健夜「全国咲-saki-美少女コンテストですっ!!」(完結編) (414)



~インハイ大会場~


全国の予選を通過して集まってきた少女たちによるミスコン本選は、ついに準決勝が行われようとしていた・・・


 ザワザワザワ・・・  キャッキャッキャッ・・・♪  ガヤガヤガヤガヤ・・・・  ザワザワザワザワザワ・・・・・


大勢の観客が注目する中、ステージへと上がった福与恒子は、再び、息を胸いっぱいに吸い込んだ。


恒子『レイディイイイイィィィス・・・! アァーンド、ジイェエエエエェェェントゥルマアアアァァンンッッ!!!』

恒子『長らくお待たせしました! これより“全国咲-saki-美少女コンテスト”準決勝を執り行います!!』

恒子『出場者は、まさに神に選ばれし美少女の中の美少女・・・ こちらの10人ですっ!!』ババンッ!


<AB合同ブロック>  

瑞原はやり(28)  松実玄  松実宥  瑞原はやり(12)  神代小蒔


<CD合同ブロック>  

新子憧  龍門渕透華  原村和  佐々野いちご  福路美穂子


恒子『ABブロック、CDブロックの2ブロックで順番に投票を行い、上位2名の合計4名が、最後のファイナルステージ・決勝へと進出しますっ!』

恒子『今回は一体どんなドラマが待っているのか… まったく予想もできませんが、素晴らしい美の競演となることは間違いないでしょう!!』



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463230996



1作目(予選)→和「咲-saki-で一番の美少女は誰か…ですか?」久「そうよ」【安価】
        和「咲-saki-で一番の美少女は誰か…ですか?」久「そうよ」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462790239/)

2作目(前スレ)→恒子「全国咲-saki-美少女コンテストだアァーッ!」健夜「えっ?」
        恒子「全国咲-saki-美少女コンテストだアァーッ!」健夜「えっ?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463046938/)


・竹井久が発起人となり、咲-saki-世界でミスコンが開かれています。

・「咲-saki-で一番の美少女を決める」というテーマのもと話は進んでいきますが、ミスコンをお祭りとして楽しむこと、様々な個性豊かな咲-saki-キャラの魅力を、さらに掘り下げることを主な目的としています。

・安価による投票で話が進んでいきます。 事前に指定された時間帯に必ずID出しをして、エントリーをしてから投票に参加して下さい。

・連投絶対不可です。 一回の投票ごとに、お一人一回のみの投票でお願いします。

・ご意見、ご感想等歓迎しますが、特定のキャラを厳しくdisることだけはご遠慮下さい。


◎「人気投票」ではありません。 あくまで「ミスコン」です。 そのキャラの容姿、仕種、言葉遣い、雰囲気等を考慮し、最も「美少女」としてすばらだと思うキャラを書き込んで投票して下さい。


<本日のタイムテーブル>

・ID出し→日付の変わった0:00~1:00の間で、ご都合の良いときに。 一応、0:30くらいに本文が書き終わるので、そのあとをおススメしますがあまり気になさらず。 「エントリ」か「チェック」とレスするだけで投票するためのエントリーは完了です。

・第一回(ABブロック)投票→日付の変わった1:00から5分間。

・第二回と決勝は明日の予定です。


恒子『ではぁ! 投票の前に、先ほど行った準々決勝の結果をちょっと振り返っておきたいと思います!』


<準々決勝Aブロック結果>(有効票総数32)

1位 瑞原はやり(28)  28点
2位 松実玄      24点
3位 神代小蒔     16点
4位 東横桃子     12点
5位 エイスリン・ウィッシュアート 7点
6位 園城寺怜      6点


<準々決勝Bブロック結果>(有効票総数32)

1位 松実宥      22点
2位 瑞原はやり(12)  20点
3位 荒川憩      16点
4位 宮永咲      14点
5位 雀明華      12点
6位 森垣友香     11点


<準々決勝Cブロック結果>(有効票総数29)

1位 新子憧      31点
2位 龍門渕透華    14点
3位 鶴田姫子     14点
4位 真屋由暉子    13点
5位 多治比真佑子    9点
6位 野依理沙      6点

※14点になったのが透華のほうが早いため、ルールに則り同点でも透華が2位


<準々決勝Dブロック結果>(有効票総数34)

1位 原村和      28点
2位 佐々野いちご   23点
3位 福路美穂子    20点
4位 清水谷竜華    11点
5位 瑞原美月     10点
6位 渋谷尭深      9点


※各ブロック上位2名ずつと、3位の4名で最も得点率の高かった2名を合わせた10名が選出


恒子『やはり注目してしまうのは、瑞原はやりプロとシノハユの瑞原はやりちゃんが両方とも通過してしまったこと… このあと行われる“自分同士対決”は一体どうなってしまうんでしょうか?』

恒子『松実姉妹による姉妹対決にも注目が集まりそうです!』

恒子『最も激戦区だったDブロック通過の3人の再対決… そしてCブロックを圧倒的強さで通過した新子憧さんがそれに加わるCDブロックもまったく結果が読めません!』

恒子『では! 私はいったん実況室へと戻らせて頂きます! 準決勝第一回、ABブロックの投票は少々お待ち下さい!』






~実況室~


恒子「さあぁ! いよいよこの全国咲-saki-美少女コンテストの準決勝開始の時間が迫ってまいりましたァ!」

恒子「セミファイナリストは以下の10人…!」


瑞原はやり(28)  松実玄  松実宥  瑞原はやり(12)  神代小蒔

新子憧  龍門渕透華  原村和  佐々野いちご  福路美穂子


恒子「厳しい予選、そして準々決勝を潜り抜けてきた、まさに選ばれし10人…! ゴッド・グレート・テンとでも言えばよいのでしょうか?」

恒子「まさに“美少女の中の美少女”と言って過言ではない10人です!」

恒子「さあそれでは、投票を開始する前に、解説の小鍛治プロに、この準決勝の展望を占ってもらいましょう! いかがですか?小鍛治プロ?」

健夜「そうだね。 ここまでくると、さすがに出場者それぞれの実力に差はほとんどないんじゃないかと思う。 ただ、この準決勝では、やっぱり“実力”以外に、いろんな要素がからみ合ってくると思うんだよね…」

恒子「ん? いろんな要素、と言いますと?」

健夜「過去の自分と現代の自分が同時に対戦したり、姉妹対決や、同郷対決、幼馴染み対決、そして何やら浅からぬ因縁… とかが渦巻いてるでしょ? だから、シンプルな美少女コンテストにはなり得ない」

健夜「でもこれはあくまでミスコンだから、そういった要素に引っ張られ過ぎずに、純粋に“美少女”を審査してもらいたいな、と、私は思うけど…」

恒子「なるほど… さあ、今回はどんなドラマが待っているんでしょうか! いよいよ、準決勝を開始いたします!!」


~会場~


恒子『さあではぁ! これより準決勝“ABブロック”の投票を行います!』

恒子『出場者は私のほうで一人ずつ紹介させていただくので、呼ばれた方からステージに上がってくださいっ! まずはァ!』

恒子『美少女コンテストなのになぜかこの人が! 「大人」ブロック、準々決勝Aブロックともに圧倒的強さで1位通過を果たした牌のおねえさん! 瑞原・・・はやり(28)イイィ―――――ッ!!』


はやり「ヤッホー♪☆ み~んなのアイドル、はやりんの“美少女”らしさはこのとーり!宇宙一なんだゾッ!☆」ハヤッ!


 ハヤヤ――ッ!  ハッヤリ~ン!!  イタタタタタタァ・・・!!  カワイイヨオォ――ッ!  ヒッコメ――!!


恒子『うわあぁぁ歓声の中にブーイングもある気がしますが・・・ まあ気にせずいきましょう! 続いてはァ!!』

恒子『なんとこの10人の中に同じ学校の子が3人もいるのです! 主人公校二校のうちの一つ、阿知賀女子学園二年生、松実ィ、玄オォォ―――――ッ!!』


玄「今回もがんばるよっ!(でゅふふ… さっきの中に、お姉ちゃんのおもちと、成長途中のロリおもちが加わったよ…! うぅ、やばい… 鼻血出ないように気をつけないと…)」


 クロチャ――ン!  ニーハイスバラッ! ナキガオミセテエェ――!! オモチ!オモチ!オモチ!オモチイィ――ッ!!


恒子『奈良ブロックを一位通過、そしてAブロックははやり(28)さんに続いての2位! その明るくてすっとこどっこいな雰囲気も大変魅力的です!』

恒子『なんだかやはりどうもおかしな歓声が混じってますが、気にせずにいきましょう! 続いてはァ!』


恒子『先ほど紹介しました松実玄さんのお姉さん! 阿知賀女子学院三年生、松実イィ宥ウウゥ――――――ッ!! やはり室内なのにマフラー着用で登場だアァ―――ッ!!』


宥「よ… よろしくお願いします///」トコトコ


ユウチャアアァ――ンッ!!  キャアァ――ッ!  コッチムイテエェーッ!!  マフラーノニオイカガセロオォォ―――ッ!!


恒子『彼女はまさに周りを照らす太陽! これほど、笑顔一つで周りを幸せにできる少女が他にいるでしょうか?』

恒子『敗者復活枠のトップで予選を通過、準決勝Bブロックでは強豪ひしめく中見事1位を達成してここ準決勝に、推参ですっ!!』

恒子『さぁ続いて4人目は! 島根県松江市より、時空を超えてやってまいりましたァ! 瑞原はやりプロの16年前の姿! 松江市立北堀小学校六年生! 瑞原、はやり(12)イィ――――ッ!!』


はやり(12)「はややー! みなさーん! こんにちはー!!☆」ハヤッ!


ワアアァ――ッ!  ハヤヤーッ!  ハヤアァ――ッ!!  ホアアアアァァ―――――ッッ!!  フオアアアアアアアアアアアアアアァァァ―――――――ッッッ!!!


恒子『うわあぁあまりのかわいさに発狂している人がいますっ! 皆さん落ち着いて下さい!』

恒子『地元松江では、お祭りなどのイベントのステージで引っ張りダコの本物のスーパージュニアアイドル!』

恒子『しかし、むしろロリなのは、はやり(28)の方なのではないか? と思ってしまうほど、どこか大人びた、知的な雰囲気も漂わせているんですよね…』

恒子『このキラキラとした新鮮な雰囲気は、ちょっと他の出場者には無いモノです! “シノハユ”の世界から、この咲-saki-世界のミスコングランプリをかっさらいに殴り込みに来てくれましたアァ!!』

恒子『では、最後、五人目はァ・・・・・!』


その時だった。


 ガチャッ


巴「あっ、良かった、間に合ったみたいですね…」

初美「さぁ、皆さん到着ですよー!」

?「うぉっ! けっこー広いな!」

?「えーっと、はやりちゃんは…?」

?「あ、あそこ、ステージにいるよ!」

?「………」



恒子が最後の出場者を紹介しようとしたその時、巴と初美が扉を開け、続いて入ってきたのは・・・ 三人の少女と、車椅子に腰掛けた、薄紫色の髪色をした大人の女性だった。


はやり(12)「・・・えっ?! みんな・・・??」

慕「はやりちゃん! みんなで応援に来たよ!」

閑無「はやり、お前ミスコンって… ガキのくせにまた媚びってんじゃねーよ!」

杏果「と、言いつつ、閑無、何その嬉しそうな顔?」

閑無「うっ?うれしくなんかねーし!!」=3


杏果「あの、大丈夫ですか…? そこからはやりちゃん、見れます?」

?「ん・・・ ありがとう、大丈夫、立てるから・・・」スッ


車椅子を押していた杏果が声をかけると、その紫髪の女はゆっくりと立ち上がった。


はやり(12)「・・・!! 真深さん!!」

真深「や、はやりちゃん久しぶり… でもないかな?」

はやり(12)「……わざわざこんな所に… お加減はいかがですか?」

真深「うん、まあボチボチかな・・・ って、んん?」

はやり(28)「はやっ?!☆」


はやり(28)「え…? 真深さん? じゅ、16年前の…??」

真深「……」

はやり(28)「お・・・お久しぶりですっ!☆ あの、真深さん! ほら私、真深さんと同じ牌のおねえさんになったんですよ!☆」ハヤヤッ

真深「・・・えーっと・・」

はやり(28)「…?」

真深「ごめんなさいね、あの、どちら様?」


はやり(28)「・・・ちょ、ちょ、真深さん! 私! はやりですよぉっ! 瑞原はやりっ!!」=3=3

真深「アハハ、冗談だよ♪ おっきくなったね(意味深)、はやりちゃん」

はやり(28)「真深さん…!///☆」

真深「はやりちゃんが牌のおねえさんになれるって、私は分かってたからね… その髪飾り、まだつけてくれてるんだ」

はやり(28)「真深さんから引き継いだ大事な物ですからっ!☆」

真深「あはっ、あげた時は『いらないです』って真顔で言ってたくせに…!」ケラケラ

チェック


慕「ごめんねはやりちゃん、玲奈ちゃんと陽葵ちゃんも呼んだんだけど、玲奈ちゃんはスイミングの大会があって、陽葵ちゃんは水色のカレー食べ過ぎてお腹壊してて…」

はやり(12)「う、うん、いいよ・・・ わざわざありがとう、すっごく嬉しいよ・・・!☆」スウゥ―――ッ!!・・・


はやり(12)が、目をつぶって大きく深呼吸をすると… その小さな体から、うっすらと、黄金色に輝くオーラのようなものが現れた。


はやり(12)「おねーちゃん・・・」ゴゴゴォ・・・

はやり(28)「ん? 私? なーに、はやちゃん☆」

はやり(12)「大人とはいえ、自分自身だからハッキリ言っちゃうけど… 私、この準決勝、あなたには絶対負けません」

はやり(28)「……」

はやり(12)「私は、人を喜ばせるために、アイドルになろうと思った。 だけど、あなた… 未来の私は、『自分のためにアイドルをやってる』ように見える」

はやり(12)「私が目指しているのは、かわいさの中にも、凜とした強さがあって、いつもみんなのために頑張ろうとする真深さんみたいな人なの」


真深「………」


はやり(12)「だから… 今のあなたのアイドルとしてのスタンスを否定するためにも… そして、応援に来てくれたみんなのためにも、私は、この勝負、絶対に負けないっ!!」カッ

チェック


はやり(28)「・・・ふふふふふ」ニタッ

はやり(12)「?!」ビクッ

はやり(28)「さすが私。 言うねー!☆ でも、はやりだって、絶対に負けてあげないよ?」

はやり(28)「それにね、はやちゃんはきっとカン違いしてると思うんだけど・・・『はやりん』の“痛々しさ”は、“正義”であり、“愛”なんだよ!☆」

はやり(12)「…え?」

はやり(28)「ふふっ、はやちゃんもね、大人になればきっと分かるから☆」ニッコリ






恒子『・・・えーっと… 思わぬゲストの登場で一時停止してましたが、まだ一人紹介が終わってませんっ!』

恒子『ABブロック出場の5人目ェ! 先ほどのゲストの方々を呼び寄せた張本人でもありますっ! 鹿児島の霧島神宮本家の姫! 永水女子二年生、神代いぃ・・・・・小蒔イイィ―――――ッ!!』


小蒔「…… zzzzz…」スヤスヤスヤ・・・


ヒ、ヒメサマ?  ネ、ネテル・・・  チョット!  コマキチャンオキテッ!!


小蒔「…! あ、ご、ごめんなさい、少し疲れてて・・・」

小蒔「でも… 本当に申し訳ないので、ここからは―――――」


小蒔「全力以上で・・・ あたらせてもらいます!!」カッ!!


恒子『これほど「姫様」という言葉が似合う人もそうそういるもんじゃありません! 穏やかながらも威厳のある佇まいはまさに姫!!』

恒子『しかし、そんな中にほんわかおっとりとしたかわいらしさも備えており、何から何までが高スペック過ぎるミステリアス美少女!!』

恒子『Wはやりさんと松実姉妹の中で、彼女がどう立ち回るのかも、興味を引くところですっ!』

エントリ


ステージにそろった、5人の超絶美少女たち・・・


はやり(28)「じゃ、よろしくねっ!☆」ハヤッ

玄「よろしくお願いしますっ!」フンス=3

宥「み、みんなで楽しもうねぇ…♪」ホワアァン・・・

はやり(12)「はい! よろしくお願いしまーっす!☆」ハヤヤッ

小蒔「元気のいい方ですね…! 私も、負けませんよっ!」カッ


恒子『さあぁ全国-saki-美少女コンテスト本選、準決勝ABブロック!!』

恒子『ID出しをまだしていない方は、1:00の投票開始までに必ず済ませてください! 「チェック」あるいは「エントリ」の書き込みでOK!』

恒子『投票開始は1:00~1:05までの5分間! フライング及び時間オーバーには十分ご注意を!』


恒子『投票は基本1票につき2名記載! 1番目に書かれているキャラに『2点』、2番目に書かれているキャラには『1点』が加算されます!』

恒子『1名のみの記載の場合は、1番目の『2点』だけが加算されます!』

恒子『投票終了後、獲得点数が1位あるいは2位の場合は、決勝進出決定となりますっ!!』

恒子『ボーダーラインの2位が二人以上いた場合は、今回は“決戦投票”を行います!』

恒子『あくまでミスコン・・・! 一番の「美少女」を選んで下さいよぉっ!』


恒子『では、まいますっ! 準決勝第一戦、ABブロック・・・・・!』

恒子『よおおおおおおおぉぉぉ~~~~~~~~~~い・・・・・・!!』


 ・・・ ゴクッ・・・・・


恒子『スッ タアアアアアアアアァァァ―――――――トゥオオォォォ―――――ッッッ!!!(1:00から)』

エントリ

クロチャー
宥姉

はやりん(12)
はやりん(28)


はやり(12)

はやりん(28)
はやりん(12)

はやり(28)
はやり(12)


>>50から>>72 時間内有効
しばしお待ちを


全ての票が有効

<準決勝ABブロック結果>(有効票総数23)

1位 松実玄     21点

2位 瑞原はやり(12) 19点

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

3位 瑞原はやり(28) 10点 

4位 松実宥     10点

5位 神代小蒔     9点


※松実玄・瑞原はやり(12)決勝進出決定

さらば(28)


恒子『き・・・』

恒子『決イィまったアアァァッ!!』

恒子『激戦ではありましたがきっちり差がつきましたっ!』

恒子『1位は松実玄! 獲得点数21!』

恒子『続いて2位は瑞原はやり(12)! 獲得点数19!』

恒子『よって、決勝進出一番乗りは松実玄、瑞原はやり(12)の両名!』

恒子『最強を自負していた瑞原プロ! 準決勝にてついに陥落! しかも引導を渡したのはなんと過去の自分だったアァァッ!!』

恒子『姉妹対決もここではきっちり差がつきましたっ! 松実妹、さすがは奈良№1をとっただけありますっ!』

恒子『永水の神代小蒔! 食らいつく形での大健闘でしたが、今回は5位に沈みましたぁ!』


恒子『以上をもちましてABブロック終了! 続きましてCDブロックの投票の準備に入りますっ!』

本日ここまでです。
明日のタイムテーブル・・・
多分、18:00くらいから書き始めて、21:00に準決CDブロック投票開始、23:00くらいに最後の決勝開始ってできたらいいなぁ・・・と思ってます。
また遅れるかもしれない。

決勝は、投票のやり方は一緒だけど、投票者は「一人3点」を持ってるとし、
「一名記載ならその一人に3点」
「二名記載なら今までと一緒で一番目に2点、二番目に1点」
「おススメはしないけど一応3名書いてもOK,その場合は全員に1点ずつ」
という形にしようと思ってます。

今日もレス、投票ありがとうございました!


はやり(28)の敗者の弁が楽しみ

乙でした
21時からだと間に合わないな…
ちゃちゃのん入れたかったけど、仕方ないか…


やっぱり若さには勝てなかったよ…

再開します。
乙ありがとう。
少し遅れて投票21:30からです。>>83間に合うといいんだけど…

<本日のタイムテーブル>

・ID出し 開始時間までで、いつでもどうぞ。 21:15くらいに本文は書き終わるので、一応そのあとがおススメ。

・CDブロック投票 21:30~21:35

・決勝は今日は行いません。 明日の21:00からを予定してます。






玄「ただいま戻りました!」

宥「た…ただいま…」

穏乃「クロさん! 決勝進出、おめでとうございます! 宥さんは… うーん残念でしたね…」

宥「ううん、私はクロちゃんが決勝に行ってくれたから、満足だよ♪」ニッコリ

穏乃「!!///」ドキッ

穏乃(くぅ~この人やっぱ、メッチャかわえぇ…! 決勝での宥さん、見たかったけど… まあ仕方ないな…)


憧「よーし次はいよいよ私の番ね… クロ、奈良ブロックでは私の負けだったけど、決勝できっちりリベンジしてあげるから… 首洗って待ってなさいよ!」

玄「ふふ… 望むところだよっ、憧ちゃん…!」


はやり(12)「ただいまー♪」

慕「おかえりはやりちゃん!」

閑無「…ふ、ふん! ガキのくせにまたかわいこぶって媚びりやがって…」

杏果「いい加減素直になりなさいよ閑無。 はやりちゃんすごいね、おめでとう!」

はやり(12)「う、うん…/// みんなが来てくれたおかげだよっ!☆」

美月「はやり、おっかえりー! すごいじゃない、こんなキレイなお姉さんたちの集団の中で、決勝進出なんて…」

はやり(12)「えへへ…///」

美月「いやぁさすが我が娘! あーあ、おかーさんも決勝行きたかったなー… いいな… いいな飯梨川」

はやり(12)「・・・うん、 あ、でも・・・」チラッ


はやり(28)「……………」シクシクシクシクシク


美月「あらあら、おっきいはやりはまるでお通夜みたいね…」

はやり(12)(… 子どもの時の自分に負けるのって、悔しいだろうな… 私だって、もし幼稚園の時の自分に負けたら悔しいし…)

はやり(12)(でも、ここはあえて、心を鬼にしてハッキリ言ってあげないと…!)キッ

はやり(12)「・・・おねーちゃん、これで分かったでしょ? 自分が間違ってるってことが…」

はやり(28)「…え?☆」メソメソ

はやり(12)「その年でそんなにブリブリしたアイドルやるのは、痛いしキツ過ぎるんだって… 何歳までアイドルやるつもりなの?」

はやり(28)「………」

はやり(12)「もう、アイドルはここでスッパリやめて、プロの方に専念するとか… 芸能界にいるんなら女優さんへの転向とか、考えた方がいいんじゃないかな?☆」

閑無「…お、おい、はやり… お前、それは、ちょっと言い過…」

はやり(12)「いいの、閑無ちゃん。 こういうことは誰かが言ってあげないと☆」

はやり(28)「… 今のはやりって… 間違ってるの…?☆」ウルウル

はやり(12)「…うん、間違ってる。 この準決勝の結果が、それを物語ってるでしょ?」

はやり(28)「そっか… 自分に言われたら… 聞き入れるしかないよね… 分かった、はやりもそろそろ引退して別の…」


 「ちょっと待ちなさい」


はやり(12)「真深さん?」

真深「はやりちゃん、あなたの言うことももっともかもしれないけど… ちょっと、私の考えも聞いてくれる?」

はやり(12)「……」

真深「はやり(28)ちゃん… あなたはさっき、“痛々しい”のは“正義”であり“愛”だって言ってたけど… その思いは、これくらいのことでしぼんでしまうような、弱い気持ちだったの?」

はやり(28)「真深さん…」

真深「私は感じるな、あなたから。 前に、小学2年生の時のあなたから感じた“人をよろこばせたい”っていう思いが、変わっていないことを…」

真深「過剰にかわいこぶってるのも、周りを明るい気持ちにしたくてやってることでしょ? そんなあなたから、勇気や、夢や、元気を受け取っている人はたくさんいるんじゃないかな」

はやり(12)「……」

はやり(28)「………」


真深「アイドルには、人それぞれの個性を活かした“味”が大切… 今のはやり(28)ちゃんも、とっても味のある素敵なアイドルだと、私は思うな」

真深「少なくとも私自身は… あなたほどに魅力的で輝いているアイドルを、他に知らない」

はやり(28)「…!」

真深「・・・ねえ、はやり(12)ちゃん」

はやり(12)「は、はい」

真深「病気で、今は活動できない私にとって、あなたたちは二人とも… えっと、実際には一人だけど、私の“夢”そのものなんだ」

真深「私の“夢”… まだまだ続きを見てみたいな、て思うんだけど、どうだろ?」

はやり(12)「・・・はい。 私も… うん、何か、自分の考えに固執してたかもしれません」

慕「… はやりちゃん」


はやり(28)「・・・じゃあ、真深さん! はやりと…約束してくださいよっ!☆」

真深「? 何を?」

はやり(28)「真深さんの体が元気になって、またステージに立てるようになったらぁ… はやりと一緒に“W牌のおねえさん”でLIVEしましょーよ!☆」

真深「あはは… それはキッツいな…w うん、でもありがとう。考えとくから。 あと、はやり(12)ちゃん…」

はやり(12)「はい」

真深「私はね、はやりちゃんの笑顔を見ることが、一番の、何よりの薬になるんだ。 だから… このあとの決勝、優勝してグランプリをとって… 私に最高の笑顔を見せてくれない?」

はやり(12)「…! もちろんです!!☆」カッ



小蒔「ただ今戻りました」スッ

巴「姫様… お疲れ様でした…」

初美「残念でしたねー…」

春「……」ポリポリ

霞「でも、あれだけ“自分対決”と“姉妹対決”が注目されてる中でも、小蒔ちゃんを“一番”にした人が4人もいたのよ。 実力は、全く劣ってはいなかったわ」

小蒔「…ふふっ、そんなことないですよ、霞ちゃん」

初美「でも、私たちにとっては、姫様はこの世界で一番優しくてきれいな最高の姫様ですよー!」

巴「うん、はっちゃんの言う通りです」

春「… 同意」ポリポリ

小蒔「ありがとうございます♪ ・・・さあ、ミスコンはまだ終わってないですからね。 あとは、残ってる方々をしっかり応援してあげましょう!」

チェック






~会場~


恒子『さあぁ! それでは準備が整いましたので、これより準決勝“CDブロック”の投票を開始いたします!』

恒子『では早速出場者の五名を紹介しましょう! まずはァ!』

恒子『準決勝3人進出の阿知賀女子学院一年生! 奈良ブロックを2位、準々決勝Cブロックを堂々の1位で通過してきました、阿知賀のアイドル! 新子イィ・・・憧オォォ―――――ッ!!』


憧「あはは… どうも… なんかこのすごい紹介、自分がされるとちょっと恥ずかしいな…///」


 ワァァ――ッ!!  ア゙ゴヂャ゙ン゙ダア゙ア゙ァ゙ア゙ァ゙ァ゙―――ッ!!  ガンバッテエェ――ッ!  キョウモカワイイヨオォ―――ッ!


恒子『さあ、その可憐な容姿に目を奪われてしまいますが、実は偏差値が70以上もあり、噂ではIQが180あるなどとも言われている咲-saki-界屈指の才色兼備!』

恒子『まだまだ成長途中のなんとも悩ましいその小柄なボディも実にポイントが高いですね!』

恒子『清澄の原村和さんとは小学生の時、一緒の学校で共にあちが麻雀クラブで麻雀の腕を鍛え合った仲だそうです。 この幼馴染み対決にも興味がそそられますねっ!』


憧(・・・和との直接対決か… きっちり勝って、『そんなオカモチありえません!』って、言わせてやるんだから…!)ゴォッ!


恒子『続きましてェ! 経済界ではかなり有名な大企業龍門渕グループの超お嬢様、長野龍門渕高校二年生、龍門渕透華アァ―――――ッ!!』


透華「ふふ… さぁ、始めましょう! 真のアイドルを決める闘いを!!」ザッ!!


 トウカアアァーッ!  トウカサマァ――ッ!!  マケルナァーッ!!  ソノアホゲデツッツイテエェ――ッ!!


恒子『腰の下まで伸びた大変長い金髪が目に眩しいイィ! 頭頂のくせっ毛もピンピン! 気合いは十分ですっ!』

恒子『彼女は、よくありがちな高飛車でワガママなお嬢、などとは一線を画す存在・・・ 高いリーダーシップと慈母の如きパーソナリティーを備えた本物の聖女でもありますっ!』

恒子『その超高スペックの容姿と共に、内面からにじみ出るほがらかさ、あたたかさ、お茶目さも非常にポイントが高いですね! 果たしてこの準決勝の激戦を制することができるのかァ!?』

エントリ


恒子『そして三人目ェ! 咲-saki-のもう一人の主人公と言っても過言ではないでしょう! 長野清澄高校一年生、原村ァァ・・・和アァ―――ッ!! おおぉ!今回はエトペンを右手に抱えての登場です!』


和「よろしくお願いします」ペコリ


 ワァアァ―――ッ!!  ノドカアァ――ッ!  ノドッチイィ――ッ!!  ゼッタイカテヨオォ――ッ!!


恒子『御両親が弁護士と検事さんをされていて、こちらもかなりのお嬢様っぽい雰囲気を備えていますが、大変に礼儀正しく謙虚で真面目な性格… 誰からも愛される元祖絶対的美少女! 咲-saki-の美少女伝説はまさに彼女から始まったのです!』

恒子『全キャラでも三本指には入るだろうという美しい大迫力のおもちも実にすばらですっ! 予選は敗者復活枠で2位でしたが、準々決勝Dブロックにおける大激戦を1位で制してここにやって来ました! ここ準決勝でもその真の実力を発揮することができるのかァ――ッ!!』


憧(和…)ギラッ

透華(原村っ、和・・・!)ギラッ!

和「……」

チェック


恒子『続きましてはァ! 予選では「その他」ブロックで圧倒的強さを見せつけ、準々決勝Dブロックを2位で通過! 広島鹿老渡高校三年生、佐々野オォ・・・いちごオォ―――――ッ!!』


いちご「はーいっ! ちゃちゃのん伝説、第2章の始まりじゃ―――っ!!」


 チャッチャノオォ――ンッ!  マッテタアァ――ッ!!  チョーカワイイヨオォ――ッ!!  イチゴチャアアァ―――ンッ!


恒子『彼女の正体は女子高生現役アイドル“ちゃちゃのん”! インハイ団体戦で、愛宕洋榎選手に役満を振り込んでしまった時の「そんなん考慮しとらんよ・・・」はあまりにも有名!!』

恒子『しかし! それだけではありませんっ! その尋常ならざる圧倒的可愛らしさと、広島弁の独特であたたかみのある口調、ほんわかした親しみやすいその雰囲気に、中毒者が続出!』

恒子『主要校ではないのに安定した勝ちっぷりでこの準決勝まで進んできたのが、彼女が本物のスーパー美少女である証です! 果たして決勝進出なるかァ!』


恒子『さあ… 続々と投票参加者の方々が集まってきてくれていますっ! では最後ォ! 予選では長野南部ブロックを「強過ぎ」と評される圧勝で1位通過、準々決勝では接戦からこぼれ落ちる形で3位だったものの、この人がとんでもない美少女であることは誰もが認めるところ! 長野風越女子高校三年生、福路ぃぃ・・・ 美穂子オォォ―――――ッ!!』


美穂子「どうぞ、よろしくお願いします」ニコッ


 キャアアアァァ――ッ!!  ミホコサアァン――ッ!  メガミサマヤ……!!  アアアカワイスギダアアアァァ―――ッ!!


恒子『美しい少女を「女神」と表現することがありますが… 私は彼女ほどこの「女神」という言葉がピッタリ当てはまる人を他に知りませんっ! いやむしろ、彼女が女神でなかったら一体誰が女神だというのでしょうか?』

恒子『優しくて思いやりがあり、世話好きで面倒見がよく、部員全員から慕われる聖母のような人でありながら、重度の機械オンチだったり大変涙もろかったりと、何かこう、目を離すことができない魅力が彼女にはあります』

恒子『瞳の色が、左側は赤みがかったブラウン、右側はなんとブルーというオッド・アイ… その全てを見通す神秘の千里眼は、もうすでにこの準決勝を通過している自分の姿を映しているのかもしれません…!』


恒子『以上五名により、CDブロック投票を行いますっ!!』


エントリ


ステージに上がった、五人の真の美少女たち・・・!


憧「よろしくお願いしますっ! 負けませんよっ!」

透華「どなたであっても… わたくしより目立つなんて許しませんわっ!」

和「・・・よろしくお願いします」

いちご「ちゃちゃのんの強さ… 目ン玉ひんむいてよく見とくんじゃぞぉっ!」

美穂子「…ふふっ、よろしくお願いしますね♪」


恒子『投票は必ず事前にID出しをしてからでお願いしますっ!』

恒子『時間は21:30~21:35の5分間! フライングと時間オーバーにはお気をつけを!』

恒子『基本1票につき2名記載! 1番目に書かれているキャラに『2点』、2番目に書かれているキャラには『1点』が加算されます!』

恒子『1名のみの記載の場合は、1番目の『2点』だけが加算されます!』

恒子『投票終了後、獲得点数が1位あるいは2位の場合は、決勝進出決定・・・ しかしボーダーラインの2位が二人以上いた場合は、“決戦投票”を行います!』

恒子『あくまでミスコンですから! 一番の「美少女」を選んで下さいねっ!』


恒子『ではまいりますよぉっ! 準決勝第二戦、CDブロック・・・!』

恒子『よおおおおおおおぉぉぉ~~~~~~~~~~い・・・・・ スゥッ タアアアアアアアアァァァ―――――――ッットゥオオォォォ―――――ッッッ!!!(21:30から)』

新子憧
原村和


透華


キャップ


美穂子


いちご

キャップ

>>140から>>171まで時間内有効
しばしお待ちを

時間内全ての票が有効

<準決勝CDブロック投票結果>(総投票数31)

1位 新子憧    29点

2位 原村和・福路美穂子 18点

4位 佐々野いちご 13点

5位 龍門渕透華   9点


新子憧決勝進出決定。
※ボーダーラインの2位に二人いるため、原村和VS福路美穂子で決選投票


恒子『げっ!? こ、これは・・・??』

恒子『1位の新子憧さんは、単独首位ですので、決勝進出決定ですが・・・』

恒子『2位が二人、同点ですっ! 点数を早く獲得したのは原村さんですが、この準決勝では、お伝えした通り、この状況に限り決選投票を行いますっ!』

恒子『では、時間は22:15~22:20の5分間とさせていただきます!』

恒子『決勝進出最終枠を決める決選投票! 原村和VS福路美穂子! どちらかの名前を書いて投票してください!』

恒子『では改めて! よ~~~~い、スタァ―――トォッ!!(22:15から)』

今エントリしても大丈夫?

>>176受け付けたっ! 

美穂子


<準決勝CDブロック・2位決選投票結果>(総有効票数28)

原村和    16票

福路美穂子  12票



恒子『・・・・・き、 決まりましたあアアァァァッッ!!!』

恒子『決選投票の結果は、原村和16票、福路美穂子12票ォ!!』

恒子『最後に決勝進出を決めたのは、清澄高校一年、原村和だアアアァァッッ!!』


 オオオオォォ―――ッッ!!  ワアアアァァ―――――ッッ!!  ザワザワ・・・  ガヤガヤガヤガヤ・・・・・


恒子『いや… やはりすごい激戦でした…!』

恒子『興奮冷めやらぬ会場ですが、とりあえずまた、少し休憩をとります!』

恒子『皆さん決勝に備え、英気を養って下さいねっ!』



本日以上です。
今日もレスや投票ありがとうございましたっ!

明日も19時くらいから書き始めて、今日と同じ21時半か22時くらいから投票、となると思いますが、もしかするとちょっと明日は投票できないかもしれない。なるべく明日できるように頑張ります。

またタイムテーブルは出しますので。

決勝は、前に伝えた通り、投票者は「一人3点」を持ってるとし、
「一名記載ならその一人に3点」
「二名記載なら今までと一緒で一番目に2点、二番目に1点」
「一応3名書いてもOK,その場合は全員に1点ずつ」
という形で行います。


何だかんだで4人とも主役校だな


はやりん(12)はともかく順当と言えば順当な面子かな

これは実質ハル赤土先生が優勝だと思…

乙あざす、再開します。
本日の投票(決勝戦)は、「21:00~21:05」です。

ID出しは、今から受け付けるので都合の良い時にどうぞ。(一応20:00以降がおススメ)






玄・憧「「 イェ―――イッ!! 」」ハイターッチ!!

宥「おめでとぉー! 玄ちゃんに憧ちゃん…!」

穏乃「すっげぇ…! 本当に二人で決勝に進出しちゃったよっ!」

灼「ほぼ同じ条件で全国から集めての闘いなのに、一校から二人決勝進出… 確かにこれは快挙だと思…」

穏乃「つまりこれは・・・ “阿知賀最強”ってことの、証明・・・?ww」

玄「でゅふふ…w そういうことですのだっ!ww」


 「まて、お前たち。 浮かれるのはほどほどにしとけ」


一同「「「「!?!?」」」」


晴絵「準決勝はまだいいが… 決勝はこんなに甘くはないぞ?」

穏乃「それは、まあ… 最後の闘いですから…」

晴絵「いや、私が言ってるのはそういうことじゃないんだ」

晴絵「ファイナリスト4人中、2人が同じ学校… これがどういうことを意味するか、分かるか?」

玄「…??」

憧「……」

晴絵「当然票はお前たち二人で割れることになるんだ。 その点、残りの二人は、学校どころかそもそもジャンルが違う…」

晴絵「つまり存分に票を伸ばすことができるだろう。 したがって… 条件はお前たちが一番厳しくなるんだぞ」

穏乃「・・・な、なるほど・・」

晴絵「準決勝CDブロック、憧はダントツの1位のように見えるが、あれは同郷で“美少女としての属性”もやや似ている和と福路の間で票が割れたおかげかもしれないぞ?」

憧「…ふん、晴絵、それくらい分かってるわよ。 でも、そんな厳しい環境での『1・2位独占』こそ、達成する甲斐があるってもんじゃない?」

晴絵「はっ、口ではなんとでも言える… しかし、お前たちが、どこまでも上を目指す志の高さをもっているんなら・・・!」

晴絵「実現してみせなっ! この全国咲-saki-美少女コンテストでの… 1位2位独占!!」

憧「当然…! こうなった以上は、私が目指すのは山の頂だけよっ!!」ザッ!

玄「ぉもちろん…! この松実玄に、おまかせあれっ!!」シュビッ!



透華「こ・・・こんなの、、 こんなのありえませんわっ! 却下ですわっ!!」ムキーッ

衣「と、トーカ、落ち着け…!」

純(いや、ぶっちゃけこんなもんだろ… 贅沢言うなよマジで…)

智紀「…残念」ヌッ

一「あれ? ともきー、運営のPC操作はいいの?」

智紀「… 今休憩中…」


純「まあまあ、確かに一番じゃなかったけどさ、あのメンツ相手に、お前けっこー普通に目立ってたぜ?」

透華「けっこう? 普通に? そんなのけっこうですわっ! わたくしは一番にならなくてはいけないという義務がありますのにっ!」=3

一「いや、でも透華さあ、こないだ『外見など飾りですわっ!』って、自分で言ってたじゃん… 今度、麻雀で対戦したときにしっかり勝って、目立てばいいんじゃない?」

透華「! 妙案…! それもそうですわね。 ならば善は急げですわっ! 今から帰って麻雀の特訓ですのよっ!」クワッ

一(…この立ち直りの早さが、透華のいいトコの一つでもあるんだよね…w)

純「いや待てよオイ。 一応決勝見てからにしようぜ?」



和「…ただ今戻りました」

京太郎「おう、おつかれ和!」

咲「和ちゃん! やったよ! ついに決勝進出!!」

優希「のどちゃんさっすがっだじぇーっ!!」

和「え、えぇ、でも、ギリギリでしたけど…///」

久「まあ、美穂子が相手だったんだからギリギリだったのは仕方ないわ… 本当によく頑張ったじゃない。 これで主役校の面目躍如ね♪」

まこ「和は福路さんと4回も対戦したんじゃな… これで2勝1敗1分け… やっと勝ち越せたのう」


咲「長かった闘いも、あと一回で終わり… そこで勝てば和ちゃんが優勝だよっ!」

和「・・・はい。 結果は分かりませんが・・・ 精一杯、力の限りを尽くしたいと思います…!」ゴォッ!

優希「!? ん?」

久(…やっと本気になったわね、和… 普段はクールだけど、何気に、勝負事には人一倍真剣で負けず嫌いな和…)

久(ふふ… こっそり呼び寄せた“あのコ”も、なんとか間に合いそうだし… 決勝でもきっと、見応えのある闘いをしてくれそうね…!)



いちご「ただ今戻ったんじゃ…」

鹿老渡先鋒「い、いちご…」

鹿老渡大将「残念やったな… でも、主要校じゃないのにここまでよくがん」

いちご「ストップ! ちゃちゃのんはそんな言い訳はせん!」

いちご「ちゃちゃのんの実力が足りんかった… 敗因はただ一つ、それだけじゃ…」

鹿老渡先鋒「……」

鹿老渡大将「… 佐々野…」


しかし、その時だった。


鹿老渡先鋒「…げぇっ!?」

鹿老渡大将「ひぃっ?!」

いちご「ん? なんじゃ、どうしたんじゃ二人とも?」

鹿老渡先鋒「・・・い、いちご、後ろ・・」カタカタ

いちご「え?」クルリ


突然顔を引きつらせた鹿老渡先鋒に言われ、後ろを振り向くと、そこには・・・


豊音(197cm)「サ、佐々野さん! おつかれさまですっ! あ、あの、サインとかその、お願いできませんか!」

いちご「わっ!? …え、えっと…… は、はい…」

豊音(197cm)「わ、やったー!♪ これっ、色紙ですっ! わーっ、ちょーカンゲキだよーっ!!」

竜華「あ、佐々野さんやん、おつかれー♪ なぁ!うちにもサインしてや!」

怜「あ、佐々野、ついでにうちにも頼むわ」

セーラ「オーッ、佐々野! 俺にも頼むでっ!」

玄「ちゃちゃのんさん! 私にもどうかお一つサインを…!」

爽「ヘイヘイッ! 私にはサインと、パンツも一緒にたのむぜっ!」

照「佐々野さんお願い私にもサイン(本物アイドルかわいすぎ失神しそうhshshshshshshshshs)」


 チャチャノォーンッ!!  サインクダサァ――イッ!  アーンコッチムイテエェ――ッ!!  ワタシノオシリニサインシテェ――ッ!!


大勢のファンに取り囲まれ、もみくちゃにされるいちご・・・


いちご「ちょ、ちょっ! サインするからみんなちゃんと並んでっ! まったく…! こんなん考慮しとらんよっ!!」=3




美穂子「ただ今戻ったわ」

未春「キャプテン…」

文堂「残念… でしたね…」

美穂子「あらあら、みんなそんな暗い顔しないで? 勝負なんだから、こういうこともあるわ」

池田「みんなキャプテンがどれだけ女神かを、全然分かってないし… でも……!」ブルブルブル

美穂子「華菜?」

池田「実はちょっと安心したし! 決勝まで行ったら、注目され過ぎて、キャプテンがどこか遠くに行ってしまうような気がしたし…!」

美穂子「あらあら何言ってるの華菜、私はどこにも行かないわよ?」ニコッ

池田「キャ… キャプテエェ――ンッ!!」ダキッ!

美穂子「キャッ?///」

未春「ちょっと!華菜ちゃん!! 最近キャプテンにベタベタし過ぎだよっ! キャプテンは華菜ちゃんだけのモノじゃないんだからぁっ!!」ダキィッ!

文堂「す… すいませんキャプテン、私も!」ダキィッ!!

ドム「・・・ウスッ!」ダキィッ!!

美穂子「キャーッ! 潰れちゃうわみんな! ちょっと、はなれてっ!!」=3=3






~実況室~


恒子「さあさあ長かったこの全国咲-saki-美少女コンテストも、ついにファイナル! 決勝戦を残すのみとなりましたァ!」

恒子「準決勝もなかなか激戦でしたが… どうですか小鍛治プロ、ここまでの美少女たちの競演をご覧になって!」

健夜「んー… そうだね、それなりに皆さん、それぞれの美少女としてのポテンシャルを発揮した闘いになっているとは思うけど…」

恒子「先ほどのCDブロックでは、新子憧さんの強さが特に際立ってましたね!」

健夜「ん…? そうかな、私はそこまで新子さんが強かったとは思わないけど…」

恒子「え、そうですか? 新子さんは、2位の原村さんと福路さんの二人に11点差をつけての首位だったんだよ?」

健夜「うん、確かにそうだけど、このCDブロックの投票数31のうち、『一人』しか名前が書かれていなかった、つまり“絶対にこの子推し”という票が6票もあったんだよ」

健夜「そして、その6票は、全て佐々野さんか福路さんのもので、新子さんのものは一票もなかった」

健夜「決勝ではまた少し投票の仕方も変わるみたいだし、準決勝の結果がそのまま決勝に反映されるとは限らないと思うよ」

恒子「・・・はあ、なるほど… そういう見方もありますね…」


健夜「あと、ここまで見てきて、やっぱりこのミスコンって、決してシンプルな勝負じゃないなぁって… 色々それぞれの“タイプ”も関係してるみたいだね…」

恒子「タイプ?」

健夜「う、うん、タイプっていうか、属性というか、共通しているところというか…」

健夜「例えば、ABCDっていう4人のコたちが競い合うとして、ABCの3人が三つ子だったら、その3人で票が割れちゃうでしょ? 結果、実力が均一でも、Dのコだけが断然有利になる…」

健夜「もちろんこのミスコンではそこまで極端な勝負はないけど、例えばさっきのCDブロックも、原村さんと福路さんが同郷だったり、少し似た雰囲気をもってる美少女同士だったから、票が割れたんじゃないかなぁ思うんだよね…」

健夜「つまり… ライバル、自分と共通している要素をもっている人が相手の中にいると、やや不利なんじゃないかと思う。 だから、多くの人から認められる唯一無二のオリジナリティをもっている美少女が、強いんじゃないかなぁ…」

恒子「なるほど… そうなると、決勝では同じ学校同士である阿知賀の二人はやや不利ではないか、ということですか?」

健夜「うんと… 二人の個性は全く違うものだと思うけど、学校が同じという共通要素は、もしかしたら不利に働くのかも…」

恒子「すこやんが準決勝の前に言ってた“瑞原プロはネタで選ばれてるところがある”っていうのも、わりと的を得てたみたいだしねw」

健夜「ま、まあ、ね…」


恒子「そうそう、すこやんは最初の解説の時に、グランプリを予想する考え方として、実力があっても“マイナス要素をもってるコは優勝できない”って言ってたけど、そのこと、もう決勝だから説明してくれる?」

健夜「う、うん。 マイナス要素っていうのは、その人の立ち位置というか、登場した時から決まっているもの… つまり、『留学生』であったり、『大人』であったり、『番外編からのゲスト』であったりするコは、不利だということ… ザックリ言うと、正統派でないとグランプリにはなれないんじゃないかな、ていうことを言ったの」

恒子「確かに留学生のエイスリンさんと雀明華さんはあれだけの素質の持ち主でありながら、一回戦で敗退しました… そして『大人』の瑞原プロも、かなり目立ってはいましたが結局準決勝で大差をつけられて敗れたんですよね。 しかし、『番外編からのゲスト』は残ってますよ?」

健夜「うん… disるわけでは決してないけど、『シノハユ』からの参戦であるこのはやり(12)ちゃんが優勝するのは、相当難しいと思う」

恒子「おやおや… やはり日本最強は若い子に特に厳しいんですねっ!ww」

健夜「か、関係ないよっ!」

>>241みたいな考察・分析があるのもいいね、それっぽい演出になって
おまけで予選からの得点ランキング、投票数ランキングや得票率とかやってもらえたらありがたい


恒子「残る3人の出場者は、阿知賀女子学院から松実玄さんと新子憧さん… そして清澄高校から原村和さん」

恒子「順当と言いますかなんと言いますか… 結局は主人公校のメンバーがキッチリ上がってきましたね」

健夜「うんでも、この3人も決して抜群に強かったわけじゃないよ。 他のコたちと勝ったり負けたりを繰り返して、なんとかこの決勝に上がってこれた、というのが本当のとこだと思う」

健夜「運次第で、他の高校のコたちがこのファイナルステージに立っていた可能性も十分あったと思うよ?」

恒子「はい、確かにそうですね・・・ あ、あと、4人中3人が、実は赤土晴絵さんの指導していた“阿知賀こども麻雀クラブ”出身なんですよね。 はやりさんも、子どもの時からどうも赤土さんとはライバル同士だったみたいで…」

健夜「う、うん、本当だね。 まあ偶然だろうけど・・・何者なんだろうね赤土さんって・・・」

>>243
決勝終わって、表彰式の後とかにやるかも。


恒子「さあでは最後に・・・ この決勝に出場する奇跡の4人・・・ “ミラクル・フォー”のこれまでの戦績と、ごく簡単なプロフィールをまとめておきましょう!」



<松実玄>

予選奈良ブロック  1位
準々決勝Aブロック 2位
準決勝ABブロック 1位

身長152cm  旅館の娘であり、料理上手。 写真を撮るのが好き。


<瑞原はやり(12)>

予選シノハユブロック 1位
準々決勝Bブロック  2位
準決勝ABブロック  2位

身長141cm  洋菓子店の娘、特技はお菓子作り。 お洒落で明るいジュニアアイドル。


<新子憧>

予選奈良ブロック  2位
準々決勝Cブロック 1位
準決勝CDブロック 1位

身長149cm  神社の娘で巫女でもある。 ペットは飼っていないが、実は動物が大好き。  


<原村和>

予選敗者復活枠   2位
準々決勝Dブロック 1位
準決勝CDブロック 2位

身長154cm  左利き。 ファンシーなかわいい物が大好き、料理上手。  



恒子「うーん… まったくもって層々たる戦績… それに、さすがにファイナリストなだけあって、本当にみんな女子力高いですね…」

健夜「うん、でも、ここまで“全勝”で来た完璧なコは一人もいないね」

恒子「すこやんは、はやり(12)ちゃんはかなり不利って言ってたよね。 それと、同じ学校同士の松実さんと新子さんでもし票が割れるんなら、原村さんが本命ってこと?」

健夜「いや、それは分からないよ… 原村さんも、さっき私が言ったのとはまた違うマイナス要素があるような気もするし… 誰がグランプリになるのかは、本当に分からない」

恒子「そうですか。 さあ、それならば… 一体誰がこのミスコンの頂点をつかむのか、実際に確かめさせて頂くとしますか! いよいよ、ファイナルステージ・決勝戦の開始ですっ!!」







~会場~


恒子『レイディイイイィィスゥ・・・! エェーンドォ、ジイウェエエエエェェェントゥルマアアァァンンッッ!!!』

恒子『大変長らくお待たせしましたっ! これより“全国咲-saki-美少女コンテスト”決勝戦を開催いたしますっ!!』

恒子『長きに亘る激戦に次ぐ激戦を潜り抜け、このファイナルステージに降臨する真の美少女は・・・ こちらの4人!!』ババンッ!!


<決勝戦出場者>
 
 「松実玄」 「瑞原はやり(12)」 「新子憧」 「原村和」


恒子『まさに奇跡の4人! 一体、この中から誰が、グランプリに選ばれることになるのかァ!!』

恒子『一体どのような美の競演、ドラマが繰り広げられることになるのか・・・!』

恒子『興味が尽きませんっ! ではァ! 出場者の方4名は、早速ステージに上がってきて下さいっ!!』

そういえば2,3年前にも咲キャラのミスコンのSSがあった
その時は1位が淡2位姫子
ベスト4に竜華
ベスト8に憧と憩
うろ覚えだけどもう一人のベスト4はエイスリンだったか?



玄「では・・・ 松実玄! 出陣いたしますっ!!」

憧「行ってきます。 ふぅ… さすがに少し緊張してきちゃった」

穏乃「玄さん… 憧…! ううぅ!どっちを応援すればいいんだアァッ!」=3

宥「二人とも優勝できたらいいのにね…」

灼「どんな結果であれ… 必ず優劣はつく…」

憧「ふふっ、そうね。 クロ、この最終ステージだけは、仲良しこよしはおしまい。 私は、あなたにも勝って、本気で1位を取りにいく」

玄「……」

憧「私がグランプリ… そしてクロが準グランプリの、阿知賀独占で決めるわよっ!」

玄「ふふ… 憧ちゃん、その言葉、そっくりそのまま返すよっ!」


晴絵「・・・憧に玄… 結果は、分からないが…」

晴絵「私たちがここで、お前たちの勝利を祈っているからな…! 大丈夫だ、気負わず、自然体で行ってこいッ!!」

玄・憧「「 はいっ!! 」」

>>253
それ知ってる。これ書き始めて、同じようなSSあるかなって探してみたら出てきた。 咲「美少女雀士トーナメント?」だよね。
エイスリンは姫子に負けてのベスト4だった。



はやり(12)「では、行ってきます!☆」

慕「はやりちゃん、がんばってね・・・!」

閑無「こうなったらもうグランプリとっちまえっ!!」

杏果「はやりちゃんなら… きっとできるよっ!」

はやり(12)「うん、ありがとう☆ みんなの応援さえあれば、私、負ける気がしない」


はやり(28)「はやちゃん… はやりの仇、絶対とってきてよっ!☆」

はやり(12)「うん・・・ まかせてっ! おねーちゃんっ!☆」

美月「はやり、トイレに行っとかなくて大丈夫?」

はやり(12)「…だ、大丈夫だって、すぐ終わるんだから…☆」


真深「……」

はやり(12)「真深さん…」

真深「うん・・・   楽しんできなさい、はやりちゃん」ポフッ


はやりの頭に左手をのせた真深は・・・ 少しだけ頬のこけた顔で、ニッコリと微笑んだ。


はやり(12)「・・・はいっ!!」

はやり(12)(真深さん… あなたのためにも、私は、絶対に、勝ってみせますっ!!)

>>255
サンクス
このSS読んでてその作品を思い出した
面白いからこんな感じのお祭り事系のSSをまた書いて欲しい



和「では、行ってきます」

優希「のっどちゃーん! これが最後! ブチかましだじぇえぇっ!!」

京太郎「和、お前なら… きっと勝てる!」

まこ「まぁ、気張らずに楽しんできんしゃい!」

久「和… グランプリになって戻ってきてくれるのを、みんなで待ってるからね…!」

和「…はい。 ・・・えーっと、あの、咲さんは・・・?」キョロキョロ

久「え? あぁ、咲なら、確かトイレに… そういえば遅いわね。 もしかしたらまた迷ってるのかしら?」

まこ「…ほれ、他の3人が待っとるから、もう行きんしゃい、和」

和「……はい」


促されて、エトペンを抱えてステージへの階段を上り始めた和・・・

しかし、その時だった。



?「 和先輩!! 」

?「のどかっ!!」


和「?!」


マホ「和先輩・・・!」

和「ま、マホ?」

マホ「ガンバッてくださいねっ! №1美少女は、ぜぇーったいに和先輩ですぅっ!!」グッ

和「え、え・・・? ど、どうしてここに?」

久「ふふっ、私がこっそり呼んでたのよ。 サプライズしてあげようと思って♪」

煌「和・・・ 超すばらな闘いを期待してますよぉっ!!」

和「花田先輩まで…!」


そして・・・


 ガチャッ!

タタタタタタタタタタァ・・・・・!


会場の扉を開け、あわてて駆けてくる少女・・・!


咲「和ちゃん!」


和「!! 咲さん・・・」


咲「・・・が、がんばってねっ!!」グッ!!


和「・・・・・・・」スッ……!



和は… 何もしゃべらず無言だったが… 咲に向かって笑顔を返し、その左手のコブシを、グッと力強くかかげてみせた。


和(絶対・・・ 勝ちますよ・・・!!)



・・・ステージへと上がった、4人の奇跡の美少女たち・・・


恒子『いよいよ・・・ いよいよです!  いよいよ“咲-saki-№1美少女”の称号を得る少女が、この4人の中から選ばれるのですっ!』

恒子『投票終了後、グランプリと準グランプリの人に対しては表彰を行い、記念品を贈呈することになっています』

恒子『さあ、今回も、今現在、続々と投票者の方々が集まってきてくれていますっ!』

恒子『では、この決勝は今までと少し異なり、投票の仕方が違うので、まずはその説明からいたしますねっ!』

恒子『この決勝では、投票者は「一人3点」を持ってるとし、 「一名記載ならその一人に3点」 「二名記載なら今までと一緒で一番目に2点、二番目に1点」 「三名書いてもOKで、その場合は全員に1点ずつ」 という形で加算を行いますっ!』

恒子『要は、
・「絶対この子がグランプリでしょっ!」と思うなら一名記載!
・「この子がグランプリで、この子が準グランプリかな」と思うなら二名記載!
・「これもう優劣なくね? この3人全員グランプリだろっ!」と思うならば三名記載してもらうわけですっ!』

恒子『あと、何度も申し上げますが、これは人気投票ではなく、「ミスコン」です! それぞれの容姿、仕種、言葉遣い、雰囲気等を考慮し、最も「美少女」としてすばらだと思う人に投票して下さいねっ!』


恒子『さてではァ! 最後にファイナリスト一人ひとりに、意気込みを聞いてみたいと思いますっ! まずは・・・松実玄さん!!』

玄「ふぁっ?! え、い、意気込み…? うーむ…??」

玄「…えーっと、このミスコンでは、たくさんのすばらなおもちを見られてとてもた」

憧「ストップ! クロ! “がんばります”だけ言って終わりにしときなさいっ!」

玄「あ… う… うん…」シュン・・・


恒子『続きましてではァ! 新子憧さん!!』

憧「はい。 ・・・ここまで皆さんと闘ってきて、私に負けて、ここに立てなかった人たちもいるわけですが…」

憧「そんな人たちのためにも! ここは、私が、必ず優勝してみせますっ!!」カッ!


恒子『はい! 強気なコメント頂きましたァ! 続きまして、「シノハユ」から参加の瑞原はやり(12)ちゃん!!』

はやり(12)「はい、私はここでは、ゲスト・・・のような形かもしれません。 でも・・・!☆」

はやり(12)「負けません! ここのお姉さんたち全てを破って、この私、“はやや”が・・・ 頂点に立ってみせますっ!☆」ハヤッ!


恒子『うおぉさらに強気なコメント…! ではでは、最後に原村さん! 意気込みをどうぞっ!』

和「・・・ 必ず、優勝しますっ!!」ゴォッ!


恒子『へ?!』

恒子(んん…? 原村さんのことだから、どうせベリークールに「意気込み…? 特に何も…」とか言うのかと思ってたけど… なんか、いつもと違う…?)


恒子『まだID出しをされてない方は、21:00までには必ず済ませて下さいねっ!』

恒子『投票時間は21:00~21:05の5分間! 一人一票! フライングと時間オーバーには重々お気をつけを!』

恒子『投票方法が少しだけ違いますから、>>277をしっかり確認してくださいよっ!』

恒子『投票終了後、獲得点数が1位または2位で同点の人がいた場合は、“決選投票”を行いますっ! 必ず一人ずつ「グランプリ」と「準グランプリ」を決めますのでっ!!』


恒子『それではまいりますっ!! “全国咲-saki-美少女コンテスト”ファイナルステージ・決勝戦・・・・・!!』

恒子『ぃよおおおおおおおぉぉ~~~~~~~~~い・・・・・・・』


 ・・・ ゴクリッ!・・・


恒子『スッタアアアアアアアアァァァ――――――――――ットオオオォォォ―――――――ッッ!!!(21:00から)』


>>1ですが、最後だけ運営サイドも一票入れていいかな?

エントリ!

はやりん


はやり(12)

はやりん

>>310から>>344時間内有効
しばしお待ちを

時間内全ての票が有効


<ファイナルステージ決勝戦投票結果>(総投票数35)

1位 瑞原はやり(12)  40点(3×13・1×1)

2位 松実玄      29点(3×9・2×1)

3位 原村和      18点(3×5・2×1・1×1)

3位 新子憧      18点(3×6)



※グランプリ・瑞原はやり(12)  

 準グランプリ・松実玄 

 原村和、新子憧 獲得点数の早さは決勝では考慮せず、ともに3位



恒子『っき・・・・・・・』


恒子『決イイマッタアアアアアアアアアアァァァァ――――――――――ッッッ!!!!!』

恒子『“全国咲-saki-美少女コンテスト”グランプリは・・・・・』


恒子『瑞原はやり(12)っだああああぁぁぁ―――――っっ!!!』


 ウワアアアアアァァァ―――――ッッ!!!  オオオオオオオオオオォォォ―――――ッッ!!  キャアアアァァァ―――――――ッッ!!  オメデトオオォォ―――ッッ!!  ヒュ――ッ!ヒュ―――ッ!!  ピ――ッ!ピィ―――――ッッ!! パチパチパチパチパチィパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・!!!


恒子『解説の小鍛治プロの「優勝するのは相当に難しい」という予想を難なく覆し・・・』

恒子『16年前の世界より舞い降りた「シノハユの妖精」がグランプリを勝ち取りましたアァァッ!!』

恒子『凄まじい歓声! 鳴り止まぬ拍手の嵐!! 飛び交う祝福の声!!!』

恒子『ついに決着ゥ!! 獲得点数は2位に11点差の40点ジャストォ!! これは文句なしの“咲-saki-界№1美少女”の誕生だアアァァ―――――――ッッ!!!』


因みに2位3位の差も11点という奇跡

ダブルはやりんの年齢を足すと点数になるね


恒子『続いての2位! 準グランプリは・・・!』


恒子『阿知賀女子学院二年生! 松実イィ!玄オオォォ―――――ッ!!』


 ウオオオオォォ―――ッッ!!  クロチャアァ――ンッ!!  ヤッタアアアァァ――――ッ!!   ワアアアアアァァ―――――ッッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・!!


恒子『獲得点数29! グランプリまであと一歩及ばず・・・ しかし! 彼女が周りを真に幸せにしてしまう、究極に“美しい”少女であるということが、ここに証明されましたアァァ―――ッッ!!』

恒子『原村和、新子憧はともに18点の同点で3位!!』

恒子『獲得点数が1位または2位で同点の人がいた場合は、“決選投票”を行う予定となっていましたが、3位の場合はこのまま二人とも第3位と認定しますっ!!』

恒子『では、表彰式の準備へと移らさせて頂きますので、4名の出場者の方々は、いったんお戻りください!』

恒子『また少し休憩をとったのち、表彰及びこのミスコンの総括を行いたいと思いますっ!!』

恒子『では、しばしお待ちくださいね!』


 ワアアアアアァァァ――――――――――――・・・・・・・・ ザワザワザワ・・・・・  ガヤガヤガヤガヤガヤ・・・


本日これで終了です。
もう投票はありません。
今日もレスや投票、ありがとうございました!
予選では慣れてなくてかなりゴタゴタしてしまったけど、色々教えてもらって、本選はなんとかしっかりできたようなのでホッとしてます。

明日、たぶん19時くらいから締めくくりを書いて、本スレは閉じたいと思います。
予選からのそれぞれの闘いの得点率やランキングも、その時にまとめたいと思います。

>>259
また思いついたら書いてみたいと思います。
>>357>>359
ホントだ、なんかすごいね!

乙あざす、再開します。
ラストまでゆっくり書いていきます。






玄「… ただいま…」

憧「………」

穏乃「玄さん! 憧! おかえり!!」

灼「おつかれ…」

宥「…に、2位と3位… おめでと…!」

玄「う、うん、ありがとうおねーちゃん///」

穏乃「すごいですよ玄さん! これだけの人数の中で、準グランプリ…!」

憧「……」

穏乃「なんだよ憧、暗い顔してさ… ドンマイドンマイ! ・・・新子憧さん! どうですか?3位に入賞した今のお気持ちは!」サッ

憧「?! ちょ、何?シズ・・・ インタビューの真似事? 悔しいに決まってるでしょおがああぁぁっ!!」=3

穏乃「…… ご、ごめん」

憧「って… ガチで謝るなっつーの!w …大丈夫よ。 そんなショゲたりなんかしてない」

憧「負けは負け。 受け入れるしかないでしょ。 でも、いつまでもクヨクヨしたりなんか、私はしない」

玄「…憧ちゃん」

晴絵「そうだな。 憧、お前なら、このあと何を目指していけばいいかは、分かるな?」

憧「当然! 今回… これだけ応援してもらえたことに、感謝しつつ… 目指すべきはもっと上よ!」

玄「…そうだね。 私たちには、あと一つ… 大きな舞台が残されてるもんね!」

宥「…え?」

穏乃「…そうか、それって…」

灼「インハイ団体戦、決勝…!」

憧「そうよ。 そこで、この新子憧ちゃんこそが、最強の美少女雀士なんだってこと… 思い知らせてやるんだからっ!」

晴絵「うん、その意気だ憧! インハイ決勝戦… 当然優勝を目指していくが、ただ勝つだけではダメだ。 お前たちそれぞれが、個性もしっかり表現して際立つことで… この阿知賀女子の五人こそが、最も魅力溢れる素晴らしいメンバーなんだということを、しっかり見てもらうんだぞっ!!」

憧・玄・穏・宥・灼「「「「「 はいっっ!!! 」」」」」



和「・・・ただいま帰りました」

咲「おかえり、和ちゃん!」

マホ「お、おかえりなさい和先輩…!」

優希「おつかれだじぇえっ! のどちゃん!!」

京太郎「おつかれ、和! 3位おめでとう!」

和「…ごめんなさい、優勝できませんでした…」

まこ「んー… 全部終わったから言ってしまうが… ぶっちゃけ、3位もかなり大したもんじゃぞ?」

和「……」

久「まあ、主役校として、確かにグランプリは欲しかったところだけど…」

久「今回は仕方ないわ。 結果を真摯に受けとめて、次に向かわないとね」

咲「次・・・ですか?」

久「そうよ。 咲-saki-という物語は、これから史上最も大きなクライマックスへと向かっていく…」

まこ「…インハイ決勝のことか?」

久「そう…! 他の学校も、本当にかわいくて素敵なメンバーばっかりだけど、名誉を挽回する機会は私たちが最も多いはずよ」

久「今回はこういう結果だったけど、これからの私たちの出番の中で… 清澄高校こそが、最も魅力的な美少女集団だってことを… 示していかなきゃねっ!」

優希「おうっ! それなら先鋒戦でチャンピオンや極道やあの準グランプリもケチョンケチョンにして… この優希サマこそが最強ミラクル美少女だってことを、世に知らしめてやるじぇっ!!」

久「・・・えーっと、優希、でも本当にそうなったら、多分あなたの人気逆に下がるわよ」

優希「じょ?」

まこ「…難しいもんじゃのう」



はやり(12)「ただいまかえりましたぁっ!!☆」ハヤッ!

杏果「はやりちゃん、おめでとう…! ついにグランプリ…!!」

閑無「うおおおおおぉぉはやり・・・! すげーよお前! マジで!!」=3

慕「すごかったよはやりちゃん…! 私… 感動して涙出てきちゃった…!」ウルウル

はやり(12)「えへへ…☆ ありがとっ!☆」

美月「おっかえりーはやり! グランプリおめでとう! ・・・ほんとーはお母さんが優勝するはずだったんだけど… うむ、我が娘ならゆずるのもやぶさかではないぞ☆」

はやり(12)「・・・あはは… ど、どうも…(お母さんと当たらなくて良かった…)」


はやり(28)「……」

はやり(12)「…おねーちゃん…」

はやり(28)「うん、おめでとうはやちゃん。 さっすが私だよっ!☆」ハヤッ!

はやり(12)「! ありがとう!☆」

はやり(28)「まあ、アイドルとしてはまだまだまだまだだけどねっ! しかも・・・!」

はやり(12)「…?」

はやり(28)「はやりのピークはこれからだからっ!☆ 1年後、2年後は、“美少女”としてもはやりがはやちゃんのこと追い抜いちゃうからねっ! 覚悟しとくんだゾッ!☆」ハヤヤッ!!

はやり(12)「・・・ う、うん…」


閑無「…おい、杏果。 このオバさん一体何言ってんだ?」ヒソヒソ

杏果「ちょっ、聞こえちゃうって閑無!」ヒソヒソ


真深「……」

はやり(12)「真深さん・・・! 私… やりましたよっ!」

真深「うん、見てたよ…! はやりちゃん、あなたはやっぱり・・・」

真深「私の最高の“愛弟子”だよっ! グランプリおめでとうっ!!」ニコッ!

はやり(12)「! はいっ!///☆」

真深「これは私も、病気なんかに負けてる場合じゃないね。 絶対に治して、元気になって・・・」

真深「いつか、私とはやりちゃんの二人で、一緒のステージに立とうっ!!」

はやり(12)「…もちろんですっ!!☆」ハヤッ!






~会場~


 ザワザワザワ・・・  ガヤガヤガヤガヤ・・・・  ザワザワザワァ・・・


恒子『皆さんおまたせしましたっ! これより、“全国咲-saki-美少女コンテスト”表彰式を執り行いますっ!!』

恒子『それでは早速ゥ! グランプリの瑞原はやり(12)さん、準グランプリの松実玄さんは壇上に上がってきてくださいっ!』


二人で並ぶようにして、ステージへと上がったはやり(12)と玄・・・ 二人とも満面の笑顔である。


 ワ―――ッ!ワァ――――ッ!!  キャ――ッ!キャ―――ッ!!  オメデトオォ―――ッ!  フタリトモサイコォーダアァ―――ッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・


恒子『まずはお二人に、賞状と花束と記念品の盾・・・ そしてグランプリのはやり(12)さんには、かわいい三元牌をあしらったティアラが贈呈されますっ!』

恒子『贈呈はもちろんこの方、咲-saki-界の大御所、小鍛治健夜プロからっ!』


健夜「…おめでとう、はやり(12)さん… あなたが、輝ける“咲-saki-№1美少女”です!!」

はやり(12)「あ、ありがとうございます…!///」


はやりの小さな頭に、ティアラをかぶせてあげる健夜・・・


恒子『さらにお二人には副賞として・・・ 準グランプリの松実さんには高級時計が、グランプリのはやり(12)さんにはなんと、特製ドレスが贈呈されます!』

恒子『もちろんドレスはまだできていません! このあと、有珠山高校の岩館揺杏さんが直接採寸し、はやりさんにピッタリのこの世界で一つだけのドレスを仕立ててくれるそうですっ!』


恒子『ではァ! 続きまして、インタビューへと移ります! まずは・・・準グランプリ、松実玄さん!!』スッ

玄「は、はい・・・/// えーっと… ゴソゴソ …正直に言うと、私が、こんなにかわいい子たちが集まった中で2位になった…っていうのは、少し信じられない気持ちなんですけど…」

玄「素直に嬉しいです。 ここまで来たらグランプリ!っていう気持ちもあったから、悔しい気持ちも少しはあるけど…」

玄「とにかく今は、応援してくれた人たち、投票してくれた人たちに対して、感謝の気持ちでいっぱいです! ありがとうございましたっ!」ペコリ


無難にインタビューに応えた玄・・・ ところが・・・


・・・シィ―――――――ン・・・・・  ・・・・・ ・・・


玄「…?」

恒子『…あの、松実さん?』

玄「はい?」

恒子『インタビューなんだから、そんな堂々とカンペ見ながらそれを読むだけってのは・・・やめてくれる?』

玄「!? う、は、はわわわわ・・・/// ご、ごめんなさいっ! え、えーっとぉ… と、とにかく、もう、ホントに… すばらな女の子たちに囲まれて、とっても楽しかったです! 以上! 松実玄でしたっ!!///」


 パチパチパチパチパチ・・・・・


憧(ちょっとクロ…! 私が書いてあげたカンペ… あれくらい暗記しなさいよ!まったく…)


恒子『さあ続きましては、グランプリに輝きました瑞原はやり(12)さん、いかがですか?』

はやり(12)「はい、私は… 最初ここに来た時は、ちょっと、何がなんだか分からない状況で、なんとなく、参加してた部分もあったんですけど…」

はやり(12)「途中から、段々気合いが入ってきて… “絶対に勝つ”って思うようになっていって…☆」

はやり(12)「わざわざ私のために、友達や、憧れの春日井真深さんまで応援に来てくれて、その人たちの前で最高の結果を出すことができて……!」

はやり(12)「今、本当にサイコーの気持ちです! この世界中の、すべての人たちに感謝したい気持ちですっ!!☆」


 ワ――ッ!ワァ―――ッ!!  ハヤ――ッ!  ハヤヤ―――ッ!!  オオオオオオォォ―――――ッ!!


はやり(12)「…今、私はまだ小学生なので… これから中学、高校とあがっていって、少しずつ大人になっていきます」

はやり(12)「どんな未来が待っているか…は分かりませんが、これだけ、たくさんの方々に応援していただいたことを忘れずに… もっと、皆さんを笑顔にできるように… ガンバッていきたいですっ!☆」

はやり(12)「以上・・・ 瑞原はやりでした! ありがとうございました―――っ!!☆」フリフリ


 ハヤヤ―――ッ!!  ワアアアアアアアアアァァァァ―――――――――――ッッ!!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・


ペコリと一礼して笑顔で両手を振るはやり(12)を、今日一番の歓声が包み込んだ・・・


恒子『ありがとうございましたっ! ではここで、このミスコンの激闘の軌跡・・・のデータが出ておりますので、こちらでまとめておきたいと思いますっ!』



《地域予選結果》


<北海道・東北ブロック>(投票数16)
エイスリン・ウィッシュアート「37点 30.8%」
真屋由暉子         「29点 24.2%」

<東京ブロック> (投票数19)
雀明華           「40点 28.4%」
渋谷尭深          「39点 27.7%」

<長野北部ブロック>(投票数21)
龍門渕透華         「42点 25.0%」
東横桃子          「32点 19.0%」

<長野南部ブロック> (投票数25)
福路美穂子         「52点 26.7%」
宮永咲           「37点 19.0%」

<奈良ブロック>(投票数18)
松実玄           「50点 34.7%」
新子憧           「41点 28.5%」

<大阪ブロック>(投票数24)
荒川憩           「52点 27.5%」
清水谷竜華         「33点 17.5%」

<九州ブロック>(投票数28)
鶴田姫子          「47点 21.3%」
神代小蒔          「44点 19.9%」

<その他ブロック>(投票数18)
佐々野いちご        「47点 34.6%」
森垣友香          「24点 17.6%」

<大人ブロック>(投票数23)
瑞原はやり(28)     「50点 27.2%」
野依理沙          「37点 20.1%」

<シノハユブロック>(投票数24)
瑞原はやり(小)      「46点 24.0%」
瑞原美月          「31点 16.1%」

<敗者復活枠>(投票数24)
松実宥           「16点 22.2%」
原村和           「13点 18.1%」
多治比真佑子        「6点   8.3%」
園城寺怜          「5点   6.9%」


・得点率ランキングベスト3
1位 松実玄            34.7%
2位 佐々野いちご         34.6%
3位 エイスリン・ウィッシュアート 30.8%


※予選は本選と異なり、投票の際、1番目に「5点」、2番目に「3点」が加算


《本選準々決勝結果》


<準々決勝Aブロック結果>(有効票総数32)

1位 瑞原はやり(28)  28点
2位 松実玄      24点
3位 神代小蒔     16点
4位 東横桃子     12点
5位 エイスリン・ウィッシュアート 7点
6位 園城寺怜      6点


<準々決勝Bブロック結果>(有効票総数32)

1位 松実宥      22点
2位 瑞原はやり(12)  20点
3位 荒川憩      16点
4位 宮永咲      14点
5位 雀明華      12点
6位 森垣友香     11点


<準々決勝Cブロック結果>(有効票総数29)

1位 新子憧      31点
2位 龍門渕透華    14点
3位 鶴田姫子     14点
4位 真屋由暉子    13点
5位 多治比真佑子    9点
6位 野依理沙      6点

※14点になったのが透華のほうが早いため、ルールに則り同点でも透華が2位


<準々決勝Dブロック結果>(有効票総数34)

1位 原村和      28点
2位 佐々野いちご   23点
3位 福路美穂子    20点
4位 清水谷竜華    11点
5位 瑞原美月     10点
6位 渋谷尭深      9点


・得点率ベスト3
1位 新子憧      35.6%
2位 瑞原はやり(28)  30.1%
3位 原村和      27.7%


※本選から、投票の際、1番目に「2点」、2番目に「1点」が加算


《本選準決勝結果》


<準決勝ABブロック結果>(有効票総数23)

1位 松実玄     21点

2位 瑞原はやり(12) 19点

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

3位 瑞原はやり(28) 10点 

4位 松実宥     10点

5位 神代小蒔     9点


<準決勝CDブロック投票結果>(総投票数31)

1位 新子憧    29点

2位 原村和・福路美穂子 18点

4位 佐々野いちご 13点

5位 龍門渕透華   9点

※決選投票後原村和決勝進出


・得点率ベスト3
1位 新子憧      33.3%
2位 松実玄      30.4%
3位 瑞原はやり(12)  27.5%



《決勝戦結果》


<ファイナルステージ決勝戦投票結果>(総投票数35)

1位 瑞原はやり(12)  40点(3×13・1×1)

2位 松実玄      29点(3×9・2×1)

3位 原村和      18点(3×5・2×1・1×1)

3位 新子憧      18点(3×6)


・得点率ベスト3
1位 瑞原はやり(12)  38.1%
2位 松実玄      27.6%
3位 原村和・新子憧  17.1%



恒子『さてでは続きまして・・・ このミスコンの解説を担当して下さいました小鍛治プロに、最後の締めくくりをお願いしたいと思いますっ! どうぞ!!』


健夜「…はい、えーっと… 締めくくりということですけど、まず最初に、私、謝らなきゃいけないことがあるんですよね…」

健夜「グランプリに輝いた瑞原はやり(12)さんですが、私は、“「シノハユ」からのゲストの方は、恐らく優勝できない”って、予想をしてたんです…」

健夜「ですから、正直、この結果には驚いています。 こーこちゃんに『すこやんは保守的な考え方するね』って言われたんですけど、本当に、少し凝り固まった考え方で予想を立ててしまっていたと思います」

健夜「そんな私の考えを打ち破って、見事にグランプリを獲得したはやり(12)さんは本当に立派だったと思います。 失礼な発言があったこと、この場を借りて、謝罪いたします」ペコリ


健夜「さてでは締めくくりということですが… とにかく皆さんここまで本当にお疲れ様でした。 いろいろなドラマがあった美の競演・・・ 解説者としてもとても楽しみながら見ることができました」

健夜「観戦していていろいろと思うところもあったんですが、私・・・このミスコンは、見た目の勝負だけでなく、“女の子らしさ”を互いに競い合う大会だったのかな、と思っています」

健夜「“美少女”というと、単に見た目が良い女性のことを指す場合が多いですけど、本当の・・・真の美少女というのは、見た目がどうこうというより… 如何に周りに“女の子らしい癒し”や“女性的ぬくもりや元気”を与えるパワーが強いか、ということが最も大切なんじゃないかな、と思うんです」

健夜「今、『咲-saki-』という物語は、最高のクライマックスへと少しずつ近づいており、『シノハユ』も、現在中学生編… やはり最高のクライマックスである高校インターハイへとゆっくり歩みを進めています」

健夜「ですから、これからも活躍していく皆さんは、今回のこの美少女コンテストの経験を一つの糧にして、自分なりにより素敵な“美少女”を目指してさらに精進して欲しいな、と、願ってやみません」

健夜「あ、もちろん私も、今回は予選でボロボロの結果だったから… 少しでも“美少女度”を上げられるように、自分なりにガンバりたいと思います…」

恒子『すこやん! それはいい心掛けだけど… あんまり無理するとかえって痛々しくなるからね? ありのままってのもイイもんだよっ!』

健夜「真剣な話してるのに! もう、話の腰を折らないでっ!!」=3


 アハハハハハハ・・・   スコヤンモチョーカワイイヨォ――ッ!  マンザイカコラ!ww  ワハハハハハハハハ・・・・・  アイカワラズナカイーネー!!  ハハハハハハハ・・・・・



こうして・・・ 久が発案して恒子たちの手によって実現した“全国咲-saki-美少女コンテスト”は、その幕を閉じたのだった・・・・・




ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


~一ヵ月後・清澄高校麻雀部部室~


優希「タコスうまいじょ―――っ!!ww」モグモグ

京太郎「おいタコス娘! 雀卓に食べカス落ちるからあっちで食え!」

優希「なぬ? 犬のくせに何をエラそうに…!」

和「優希! 須賀くんの言う通りですよ。 食べるならあちらのソファの方で済ませてきて下さい」

優希「ちぇ…仕方ないじょ… …ん?」スタスタ


歩き出した優希の目に、ソファで何やら雑誌を読んでいる咲の姿が映った。


優希「咲ちゃん? 何を読んでるんだじょ」

咲「ん? ああ、優希ちゃん… これ、『Weekly麻雀TODAY』の最新刊…」

優希「おお! 咲ちゃんいいモノを持ってるな! 私にも見せろだじぇ!」グイッ

咲「あ、ちょっと! 優希ちゃん引っ張っちゃダメ! これ、今月のは特別なんだよっ!」

優希「カタいこと言いっこなしだじぇ・・・む?」


優希の目に、『Weekly麻雀TODAY』の表紙が飛び込んできた。


優希「じぇ、じぇえ・・・? これは…この子は瑞原はやり(12)・・・??」


確かに・・・ 優希の言う通り、その表紙にはあのミスコンで贈呈されたティアラをかぶり、真っ白なドレスに身を包んで微笑んでいるはやり(12)のグラビアが載っていたのである。


優希「じょじょ…? な、なんだこれは…? 本当に妖精みたいにかわいいじょお…!」

咲「だよね… さすがあのミスコンでグランプリとった子なだけあるよ…」

京太郎「ほんとだな… これもう人間ばなれしてんな…」

和「かわいいですね… このドレスも素敵ですね」


雀卓にいた京太郎と和もやって来てのぞきこんだ。


優希「ん? なんだ、京太郎もロリコンの気があるのか?」

京太郎「あのなあ…」


京太郎「そんなんじゃねーよ! こんなの誰が見たって綺麗だと思うだろ」

咲「うん、この雑誌の表紙って、大体高校生かプロがほとんどで、小学生が載ってるのなんて見たことないけど… すごく売れてて書店で売り切れが続出してるみたい」

和「岩館さんもすごいですね… こんなに早くドレスを仕上げてしまうなんて…」

優希「のどちゃんが優勝してれば、今頃ここにのどちゃんのドレス姿が載ってたじぇ」

和「そうですね、残念です…」


 ガチャッ


久「その雑誌、増刊に次ぐ増刊・・・ 麻雀雑誌の売り上げ記録を大幅に更新中らしいわ」ドサッ


部室に入ってきた久は、テーブルの上に雑誌の束を置いてニタリと笑った。


咲「ぶ、部長? なんですかそれは…?」

優希「…全部『Weekly麻雀TODAY』だじぇ」

京太郎「な、なんだこれ何十冊あるんだ…?」

和「部長? どうしてこんなにたくさん同じ雑誌を…」

久「ふふ、それはね…w」


 ガチャッ


まこ「数ヶ月経てばプレミアがついて値段が高騰するから、その時に売って一儲けしようっちゅうことらしい。 まったく、チャッカリしとるのう…」


久「あら、別にいいじゃないまこ。 私がミスコンを開かなければ、この子が雑誌の表紙になることもなかったのよ?」

まこ「…その表紙の当人は、もう過去に帰ってしまったがのう…」

久「ふふっ、だからこのグラビアは貴重なの。 名前が明かされてないから、あちこちで“この超絶美少女は一体何者なんだ!”って騒ぎになってるのよ」

優希「・・・正体があの痛いプロの子ども時代だと知れたら、みんなガッカリするじぇ…」

久「それがそうでもないみたいなのよね。 この雑誌が、麻雀に興味がない人たちにも大量に売れていくのを見越して、ツイッターで自分の子ども時代だと明かすことで、何やら新たなファンを大量に獲得してるらしいわ」

京太郎「…ぬかりねえなあのプロ…」

まこ「何しろ芸歴20年近くらしいからのう… したたかさはハンパじゃないわい…」


和「そういえば… 準グランプリの玄さんは、芸能事務所から声をかけられたそうです。 アイドルをやらないかと… 家業と勉学と部活を優先して断ったそうですが」

咲「ほんと? それなら、3位の和ちゃんにも声がかかるかもね!」

和「わ、私はやりませんよ、アイドルなんて…/// 芸能界など興味ありませんし、両親に怒られてしまいます」

優希「もったいない… 宝の持ち腐れってヤツだじぇ…」

久「そうそう、そういえばその松実玄さんから、つい昨日連絡をもらったのよ」

和「え? 部長に? 玄さんが? 直接ですか?」

久「そーよ。 私があのミスコンの発起人だったからって、また新しいことを企画してくれないかって、持ちかけられたのよ」

咲「新しい… 企画…?」

優希「・・・なんだか・・ いやな予感がするじょ・・・」

久「ふふ… そうよ、今度は・・・」


久「“全国咲-saki-おもちコンテスト”・・・ 略して“モチコン”を開催するわよっ!!」


まこ「ええ加減にせえっ!」




カン!

以上で終了です。
お疲れ様でした。
毎回たくさんの投票やレス、ありがとうございました!

咲-saki-も団体準決勝が終了して主要キャラのほぼすべての人間像が大体明らかになり、シノハユも小学生時代編が終わって一区切りついたようなので、こういう全キャラを対象とした投票スレもいいかもと思って立てました。
初めは不慣れでいろいろ不手際ばっかりだったけど、なんとか本選以降はそれほど問題もなく進められたようで、ホッとしています。

このスレが、咲キャラを改めて掘り下げて見るきっかけになれば嬉しいです。
5位決定戦に大将戦、咲と照の確執の真相・・・等々、これからも見所盛りだくさんですよね!
シノハユも慕、閑無、杏果、はやりが同じ学校になり、高校になったらここに多分本藤悠彗が加わるんでしょうけど、どんどん面白くなっていきそうですよね。

ではまたどこかで

乙です
モチコンやってもいいんだぜ

乙あざす。
>>402
マジかw 以前、玄ちゃんが取り仕切った巨乳VS貧乳の討論合戦なら書いたことあるけどね…

乙あざす。
モチコンは… 投票でやるのはさすがにアレだし、ちょっとやっぱり難しいかもしれないです。
ギャグテイストで、投票なしで自分で書けそうだったら挑戦しようと思います。

巨乳VS貧乳の討論合戦というのはこれ↓です。
照・はやり「「鏡の国のはやや」」【安価】
ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1410688855/

ファンタジーを書きたいと思って立てたのに、なぜか壮絶なおもち討論バトルが始まってしまったというSSです。初めのほうグダグダだけど、良かったらどうぞ…


まこ「久、httpが抜けとるぞ」

久「あらやだホントね。 これでどうかしら」ポチットナ

照・はやり「「鏡の国のはやや」」【安価】
照・はやり「「鏡の国のはやや」」【安価】 - SSまとめ速報
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