太平洋 某輸送船
深海棲艦は人類と敵対しており、航海中の船が襲われるのも珍しくない
船乗1「だ、駄目です船長!振り切れません!」
船長「あきらめるな!全速前進!」
奴等に見つかれば逃げることは誰にもできない
レーダー>ビー!ビー!
船乗2「深海棲艦、発砲!直撃します!」
船長「総員、衝撃に備えろ!」
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深海棲艦には近代兵器が通用せず、人類は絶望の淵に立たされた。
ただこの惑星には……
カァッ!!ドーーーーン!………
船乗2「ほ、砲弾、着弾前に撃ち落とされた模様です!」
船長「来てくれたか……!」
無線『ザァ…ザザー、、私たちが敵を、、引きつけます。その間に、、この海域、、離脱して下さい……』
榛名「勝手は!榛名が許しません!」
人類には、まだ艦娘という希望が残されている。
鎮守府 敷地内
この惑星には、鎮守府というものが存在している。
ジョーンズ「チワ!オトドケモノデス!」←地球調査中
職員「ああ、お疲れさん。え~と、それは食堂の裏に運んでね」
ジョーンズ「ワカリマシタ」
鎮守府は深海棲艦との戦いの最前線であり、選りすぐりのエリート達が務めている。
鳳翔「御苦労さまです。荷物は全部、冷蔵庫に運んでしまって下さい…って、あ!提督お疲れ様です」>ケイレイ
ジョーンズ「!」>ケイレイ
提督「楽にしてください、鳳翔さん。業者の方も、お疲れ様です」>ケイレイ
その中でも、艦娘を指揮する提督はエリート中のエリートである。
提督「鳳翔さん、実は駆逐艦の子供達から、食事の事でこんな提案があってね」つメモ
提督「あの子達の希望は、できるだけ叶えてあげたいのだがどうだろうか?」
指揮の能力だけでなく、艦娘達への気遣いを欠かさない人格者でもある。
ただこの惑星の提督は……
提督「?、あの私の顔に何か着いてますか?」
ジョーンズ「イエ、ナンデモアリマセン」ジー…
提督「?」←Tマスク
なぜか変なマスクをかぶっている
目からビーム
半透明なバリアを張れる
鋸でトラックを切断してしまう・野球に使うネットや鉄骨を軽々とかつげる・ジャンプして数メートル離れた犯人の肩に着地・マイケルジャクソンに匹敵する程のダンスが出来る・投げたチョークが黒板にめり込む・ヘルメット割れてても宇宙空間を泳いで移動出来る程の高い身体能力
首が伸縮自在
耳をでかくする事で聴力を上げ、数キロ離れた会話内容も聞き取れる
病を治せる
巨大生物(例えば大王イカ)を通常のサイズに
耳栓を生成
携帯の電波を操作
人間を動物に変える
動物を別の動物に変える(例えば蜂を蝶に)
カメレヨンや蛇のように高速で舌を伸ばす
ライトのように目が光る
自転車で空を飛べる(一応なくても体を浮かべられる)
叱る時耳が尖がって目が怖くなる
ラーメンのナルトを的確に飛ばす
卓球強い
結構女性との出会いが強い
etc…
ジョーンズなら深海棲艦を相手にちぎっては投げちぎっては投げ出来るな
鎮守府
この惑星の鎮守府には、工廠というものが存在している。
ジョーンズ「チワ!オトドケモノデス!」←引続き地球調査中
職員「いつも、ご苦労様。え~と、それは工廠まで運んでね」
ジョーンズ「ワカリマシタ」
工廠には艦娘と人間の職人達の他に、妖精という不思議な生き物がいる
明石「お疲れさんです!それでは皆さーん、積荷を各自の持ち場まで運んで下さーい!」
職人達「はい!」
妖精さん達「ハイ!」
妖精達は小さな体に似合わず優秀で、人間顔負けの働きをする。
妖精さん「エッホ!エッホ!」
ただこの惑星の妖精達は……
提督「だーもー!だから、違うって言っているでしょう!」
提督「大和の建造を依頼したのに、なんで違う艦娘を作っちゃうんですか!?」
妖精さん「?、チャントセンカンダヨー?」
提督「確かに戦艦だけど……戦艦だけど違うの!」
妖精さん「ナニガチガウノー?」
提督「全然違うでしょ!大和は、これです!コレ!」つ大和の絵
妖精さん「ナーンダコレノコトカー」
提督「ようやく理解してくれましたか……、じゃあ今度こそ頼みましたよ」
妖精さん「ハーイ」
コミュニケーションを取るのが難しい
時間:05:00:00
提督「あああああああああああああああ!!!!!!!」
妖精さん「?」
鎮守府 提督室前の廊下
提督は指揮能力の高さだけでなくその人間性から、多くの艦娘に慕われている。
大淀「……ですから、うちの鎮守の人達は皆提督のことを慕っているというわけです」
ジョーンズ「ソウデスカ」←鎮守府職員として地球調査中
大淀「っと、雑談はここまで。提督室に入ったら、着任のあいさつをお願いします」
ドア>コンコン
大淀「提督、失礼s『ハァ!?アンタの作戦が悪いからでしょ、このクソ提督!!!』
ドア>バーン!!!、、タタタタ…
潮「あ、曙ちゃん!待ってー!提督、失礼します!」
漣「失礼しまーす」
朧「まったく…曙ったら。失礼します!」
大淀「曙さーーん!提督に向かって、クソとh提督『いいんだ、大淀!』
大淀「でっ、ですが……」
提督「私が気にしていないから、いいんだ。ほら、そこにいるのは新人さんだろ?私への着任報告の方が先だよ」
大淀「う、承りました。それでは、ジョーンズさん中へどうぞ」
ジョーンズ「シツレイシマス!」
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鎮守府 甘味処 間宮
曙「まったく!あのクソ提督にはうんざりしちゃうわよ!」プンスコ
潮「曙ちゃん、そ、そんなこと言っちゃだめだよ~」オロオロ
漣「……まあ、でも今日の作戦についてはご主人様が悪いとは思うけどね~」
曙「!」ピク
潮「さ、漣ちゃん」
朧「……確かに今回は無謀な作戦だったと私も思うな」
潮「お、朧ちゃんまで」
ジョーンズ「トクモリアンミツ4ツ、オマタセシマシタ!」>ゴト
日々命がけで戦っている彼女達からすれば、このような不満がでることはやむを得ない。
漣「あーあー。ご主人様もほんと……ドーシヨーモナインダカラー!」
朧「ホントヨー!」
漣・朧「「ネー!」」
曙「……」プルプル
だがこの惑星の艦娘達は……
机>バーーン!
曙「アンタ達!いい加減にしなさい!!」
曙「確かに今日の作戦は、多少無理があったわ!だけど、それでも私達第七駆逐隊なら成功するって、クソ提督は信じてくれたってことでしょ!」
曙「それに、アイツが今まで立てた作戦が私たちを危険にさらす無謀なものなんて一つもなかった!」
曙「だから……これ以上アイツを侮辱することは、私が許さないんだから!」
潮「曙ちゃん」
漣「やっと素直に言えたね」
朧「うんうん。素直が一番だよ」
曙「はあ?アンタ達なに言って…」
朧「いや、曙が素直にならないから、私と漣で一芝居打っただけだよ」
曙「はぁ!?」
漣「いやーそれにしても、『私が許さないんだから!』ですか……ボノは本当に提督のことが……」
漣・朧「「好きなんだねー!」」
提督のことを、尊敬し慕っていることに変わりはないのだ
間宮「ジョーンズさーん!これを戦艦寮の長門さんの部屋まで運んでくれますか?」
ジョーンズ「ワカリマシタ!」
間宮「もう日が沈んでいて、足元が暗いので気をつけて下さいね」
ジョーンズ「……」
鎮守府 戦艦寮前
青葉「つい、取材に夢中で帰るのが遅くなってしまいました!早く寮に帰らなくちゃって、あれは……?」
ジョーンズ「……」>フヨフヨ
青葉「」
ジョーンズ「……」>メカラライトペカー
青葉「」
ジョーンズ「……」>フヨフヨ…
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翌日
青葉新聞『衝撃!宇宙人間宮羊かん宅配!』
長門「青葉のヤツめ……。いくら記事のネタが無いとは言え、これは無いだろう……」ヨウカンモグモグ
続きは明日。
鎮守府 自販機コーナー
この惑星の艦娘達の中にはビッグセブンと呼ばれ、一目置かれる者達がいる。
長門「……」スタスタ…
雷「あっ!長門さんよ」
電「いつも見ても、凛々しいのお姿なのです」
特に長門という娘は、その実力から尊敬されるだけでなく畏怖もされている。
響「(でもちょっと怖いよね)」ヒソヒソ
雷「(そ、そうね)」ヒソヒソ
電「(近づきがたいのです……)」ヒソヒソ
長門「……」>ピッ!ガコン!
その風貌は武人然としており自他共に厳しいことは有名だから、それも仕方ないのかもしれない。
ただこの惑星の長門は……
ガコン!
暁「あーーーーーー!!!!」
電「どうしたの、暁ちゃん?」
暁「間違えて、ブラックコーヒーを押しちゃったわ……」
響「おや、それは災難だね」
雷「暁はまだ砂糖が無いと、コーヒー飲めないもんね~」
暁「うぅ……、もったいないし我慢して飲むわよ」
長門「暁」
暁・響・雷・電「「「「ッ!」」」」
長門「盗み聞きするつもりはなかったのだが、君は間違えてコーヒーを買ってしまったのか?」
暁「は、はい。そうです!」アセアセ
長門「ならちょうどいい。実は私も押すボタンを間違えてしまってね。これと交換してくれないか?」ついちごミルク
暁「あ、ありがとうございます!」つコーヒー
長門「こちらこそありがとう。おかげで助かったよ。ではまたな」スタスタ…
他人を気遣える、心やさしい艦娘なのだ。人は見かけにはよらぬものとは、よく言ったものである。
電「(自分も間違えて買ったことにして、自然に暁ちゃんと飲み物を交換するなんて……、さすが長門さん!)」
雷「(あれ……?ってことは、長門さんは最初からいちごミルクを買いに来たってこと?)」
響・雷・電「「「(い、意外だ……)」」」
暁「こ、怖かった……」グスン
天龍「オイ、おっさん!この自販機、金をいれても飲み物が出てこねーぞ!どーなってんだ!」>ガンガン!
木曾「天龍、それ以上殴ると自販機が壊れちまうから止めとけ。職員さん、すまないが修理を……」
ジョーンズ「ハイ、ワカリマシタ!」>バコーーーーーーン!!!
自販機(大破)>イ゙ェアアアア!!!!!
天龍・木曾「「……」」
ジョーンズ「オスキナモノ、モッテイッテクーダサーイ」
天龍・木曾「「えぇ……」」
本当に人は見かけによらぬものだ。
鎮守府 弓道場
この惑星の住人達には先輩後輩という不思議な関係がある。
瑞鶴「どーしてアンタは何時も説教ばっかりなのよ!」
加賀「それはあなたが未熟だから。何か反論があるのなら、遠慮なく言って」
瑞鶴「っ!!!か、加賀さんのバカー!!」>タタタタタ…
後輩は、先輩の指示に絶対服従を求められるが、そんな関係が上手く行くとは到底思えない。
赤城「まったく、加賀さんももう少し瑞鶴に優しくしてあげれば良いものを……」
翔鶴「でも、あれも瑞鶴のためを思っての指導ですし、それはあの子も承知していますから……、あっ!ジョーンズさん!安土の整備が終わったら、矢道の芝刈りをお願いできますか?」
ジョーンズ「カシコマリマシタ、ショウカクサン!」つ芝刈り機 ←引続き地球調査中
仲が悪いのであれば、なるべく関わらないようにすればいいだけの話だと思うのだが……。
翔鶴「うふふ、ジョーンズさん。あの二人なら大丈夫ですよ。それじゃ、私達もそろそろ上がらせて貰いますね」
翌日
鎮守府 弓道場
ジョーンズ「ズイカクサン、オハヨーゴザイマス」
瑞鶴「おはよう、ジョーンズ」
瑞鶴「(今日は、朝早くから練習しよっと。そして、加賀さんを見返してやるんだから)」
瑞鶴「えーと、私の弓はどこかしら……あれ?これって……。ねえジョーンズ、私の弓なんだけど……」
ジョーンズ「ソレナラ……
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ドア>カラカラカラ…
加賀「おはよう、瑞鶴」
瑞鶴「……」スゥ……パッ!!!
的>スパン!←的中
瑞鶴「ふぅ……」
加賀「的中したからと言って、気を抜いてはダメよ」
瑞鶴「……」
加賀「私から言わせてれば、まだまだ直すべきところはたくさんあるのだから。例えばって、瑞鶴?聞いているの?」
瑞鶴「……昨日、弦を取らないで置いていった私の弓を片づけてくれたのって、加賀さんだよね」
加賀「えぇ、そうよ。それが何か?」
瑞鶴「アリガト……」
加賀「……後輩の不始末も先輩の役目よ」
加賀「早く一人前になって、この鎮守府の将来を担う空母になりなさい、瑞鶴……」つアタマナデナデ…
瑞鶴「……うん」
この惑星の先輩後輩は不思議な関係であり、理不尽な面も多い。
ただこの二人を見ていると……
案外悪いものではないと思える。
翔鶴「ジョ、ジョーンズさーん!なんで、矢道にミステリーサークルがあるんですかー!!」
ジョーンズ「ヤリナオシマス!」
このSSまとめへのコメント
ジョーンズってインディかと思ったら宇宙人の方か
このままCMにして欲しいくらい面白いな