男「お、女さんだあああああッッッッッ!?」 女「来ちゃった…」 (23)

その日、生徒達は思い出した…
ヤツに支配されていた恐怖を…延々と繰り返された凌辱を…

黒板に板書していた英語の教師は授業を止め、
ノートの端にエッチな英単語を書いてほくそ笑んでいた男子は戦慄し、
英語の時間だが数学の問題を解いていた女子は失禁した。

ヤツはゆっくりと教室に足を踏み入れ、辺りを舐めるように、その漆黒の瞳で見回している。
最初に喰らう『エサ』を探しているのだ。
あまりの恐ろしさにたまらず―――


男「お、女さんだあああああッッッッッ!?」


女「えへっ、来ちゃった…」ニヤッ


男「あああああああああああああああ!!!!」


僕は狂ったように叫んだ。
ヤツへの恐怖を少しでも吐き出したかったから。

僕の叫びを皮切りに、教室は阿鼻叫喚の様相を呈した。

とある女子生徒が、ヤツが入ってきた扉の反対側の扉…
つまり後ろの扉から逃げ出そうとしたが、
見えない壁にでも遮られたのか、なぜか出られずに泣き叫んでいる。

またある男子生徒は果敢にヤツの前に立った。
身長は優に185cmを超え、
加えて柔道部という筋骨隆々の大男である。
何も知らない者は男が女に手をあげるとは何たることかと憤慨するだろう。
だが、ヤツは僕達の知る『女の子』ではない……!
いや人間なのかすら怪しい!
現にいま、その大男はたかだか身長160cmくらいの女の前に地に伏している。

どうやったのか?

簡単だ、ヤツは彼を『喰った』…
ものの数秒で果てさせたのだ。

彼の空いたチャックから漏れ出す『ソレ』は、
精液を垂れ流しながらそびえ立っている。


女「あはっ! 一回出しても、まだ大きいぃんだねぇ……」

男子生徒「くそ、立てねえッ! 一瞬で俺の足腰が馬鹿になりやがったッッ!!」ガクガク

女「じゃあもういっかーい!///」

男子生徒「うわああああッ」


ジュルルルルジュッポボボボオオオオオオオッッッッッッッ!!!!


口淫というにはあまりにも暴力的すぎるそれは、
彼から根こそぎ精液と生きる活力を奪った。


男子生徒「うっ…も、もぉ、殺して……」

男子生徒「」グッタリ

女「まずまずのお味だったよー!」


ヤツは一回喰らっただけでは満足しない…
それはこれまでの経験から分かってはいたが、
僕は絶望を感じずにはいられなかった。

「も、もう止めてよ女さんッ! 私達が一体何をしたっていうのよッッッ!?」


突然僕の耳に入ってきたのは、
抗議する、可愛らしくて芯の通った声であった。


女「……」<●><●>

委員長「うぅ…わた、私は暴力に屈しないッ…」

委員長「貴女に屈しないんだからッッッッッ!!!」


確か、彼女は僕達のクラスの委員長…
ということになっている女子生徒だ。
僕はこれから彼女がどうなるのか分かる…分かってしまっている。
だが、それでも彼女に期待してしまう自分もどこかに居た。
後で地に叩きつけられると知っていながら……。

女「なんか…懐かしいね、この感覚」

委員長「え…?」

女「貴女、新人さん?」

委員長「あの、えっと……」オロオロ

女「そうなんだー…」

女「そっかそっかぁ、前の子は死んじゃったのか…かなり好みの味だったのにぃ」


ヤツが久しぶりに悲しそうな顔を見せた。
だがそれも一瞬のことで、すぐにいつもの猟奇的な顔に戻る。


女「……まあ、悲しいのと同時に」

女「貴女の味が楽しみでもあるのよねええええッッッッッ!!!」

委員長「うひゃあッッ!!?」


刹那…僕が瞬きを一回すると、
彼女の一矢纏わぬ姿が目に飛び込んできた。
豊満だが若さゆえにいやらしさを感じぬ柔肉、
引き締まった腰周りに、
奇跡的に美しい弧を描くお尻……!

思わず僕の股間が熱くなったが、
それもすぐさま、次の惨状で萎んだ。

誤字とか恥ずかしっ!
ごめんね、以後気を付けます。
あと、テンション高い時にしか書けないから更新は遅めです。重ねてごめん。
では再開。

ズズズズゾゾゾゾゾオオオオオオッ…
ジュルルルルルルルルッッッ!


委員長「―――ッッッッッ!!?」ビクンッ


ヤツはいつの間にか彼女の乳房に口をつけて、
悪夢のような音を立てて吸い上げていた。
出るはずのない彼女の母乳と、反抗する意志を削ぐように……。


女「うんめッ! うんめッ!」

委員長「い、い、いやああああああああーッッッッッ!!!」

委員長「乳首とれちゃう…とれちゃうぅ……!」

委員長「あぁ、誰かぁ…ねえ、誰かああああああああああああッッッッッ!!」


彼女は叫ぶ。その目は僕達に助けを求めていた。
だが、僕達は動かない。
動けない。
皆、ヤツには敵わないと知っているからだ。
ジッと、どうかこちらには来ないようにと祈っているだけ…
少しでも長く生き延びるためなら、そうするほかない。

しょうがないんだ…
だから、僕達は決して非情じゃない……。

僕は次第に動かなくなっていく彼女を見ながら、
突っ立っているだけの自分の合理化を図っていた。

委員長「アッ…アッ…アッ…」ピクッピクッ

女「とても美味しかったよっ! 今までの『委員長』の中でもトップクラスに美味しかった!」

女「ふぅ…もうお腹いっぱいだから帰るね、みんなバイバイ!」

ガララッ…ピシャン


ヤツは散々僕達を弄んだ後は、
嵐のように去っていく。

…ああ、これで僕は明日も生きられる。


キーンコーンカーンコーン…


英語教師「……はい、じゃあ号令」スッ

男「起立、礼…ありがとうございました……」


授業の終わりを告げるチャイムが鳴ると、
教師役である者は忽然と教室から姿を消す。
…そんなことにはいちいち驚いていられない。

彼は、彼女はまだ生きているだろうか。

男「君…大丈夫?」

柔道部(男子生徒)「……ああ」

男「確かこれで二回目だよね、喰われたの」

男「次やられたら……」

柔道部「分かってることをいちいち言うな」

男「ご、ごめん」


彼はまだ生きている。
だがその顔から生気はとうに失せて、
今にも死神に連れて行かれそうな、そんな顔をしていた。

ヤツに二回、強いものでも三回喰われたものは死に至る。
それはここに一ヶ月くらい監禁されて分かったことだ。

こんな大男でも二回喰われたくらいで弱りきってしまうのなら…
女の子は一体どうなってしまうのだろう?
その答えは目の前にあった。

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