男「うわー……マジかー……」

男「異世界きちゃったのかー俺ー……」

男「うーん……どうすっかなぁ………」

男「………………」

男「てーか俺……さっきまで何してたんだっけ……」

男「確か……葬式から帰ってきて………」

男「ああ……その後家の中で布団にくるまってたんだっけ………」

男「………」

男「それで……寝たのか、うん」

男「で、起きてみれば異世界にいた、と………」

男「意味ワカンネー………」

男「とりあえず腹減ったし……なんか食うか………」

男「つっても一文無しだし……いや正確には124円ポケットにはいってっけど」

男「つかえねーだろうしな、うん」

男「………まあ、とりあえずそこらへんぶらぶらしてみっか………」

男「とりあえず動かねえとはじまんねーしな………」

男の名前を決めてください>>4

ごめん普通にミスったわ
安価↓

ああああ「にしてもな……どこ行くか………」

あああ「しらみつぶしに歩き回ってもいいんだが……目的がねーからな……」

ああ「……んー……………」

ア「………路地裏、大通り、なんか広場っぽいとこ、明らかにスラム街っぽいとこがあるけど」

ア「路地裏とかスラム街っぽいとこはないな……普通に考えて……」

ア「盗賊がいるだのどうのこうの言ってたし……」

ア「とりあえず大通りか広場のほうに行ってみっか」

どっちに行くか選んでください
安価↓

ア「とりあえず……人がたくさん集まってる広場の方行ってみっか……」ｽﾀｽﾀ

ア（にしても………異世界転生したんなら俺もなんか異能力的なもの手に入れてんのかな？）

ア（もっとも……異能力与えられてたとしても俺なんかがそんな上等な能力使えるとは思えねーけど……）

ア「…なんだろ、あの人溜り………」ｽﾀｽﾀ

ｶﾞﾔｶﾞﾔ

うおー！すげぇぇぇ！！！

ねーねー！いまのどうやったの！？

どうやってんだあれ……

ｶﾞﾔｶﾞﾔ

ア「よっと……」

？？？「さあさあ！お次はこのコインを使ったマジックを披露しましょう！」

ア（マジックショーか………異世界でもあるんだな、こういうの）

？？？「はい、このコインを親指ではじきまして……」ﾋﾟﾝｯ

ﾊﾟｼｯ

？？？「……はい、私のコインはどっちの手にあるでしょう？」

右！

えー左だよ左！

どっちどっち！

？？？「……」ﾊﾟｯ

え？

あれ？

子供「コインないよ？おじさん？」

？？？「ふふ、そうだね……ご覧のとおり右手にも左手にも先ほどのコインはありません」

？？？「坊や、両手を広げてごらん？」

子供「え？ぼくのて？…はいっ！」ﾊﾟｯ

ﾁｬﾘﾝ
ﾁｬﾘﾝ

子供「あれ……？え……？ぼくのてからコインが……」

流石ロベール殿だ……

え？え？いまのどうやったの！？

？？？「はい！ではでは今日のロベールショーはここまで！
続きは明日にいたしましょう！」

えー、もっと見たいよー！

コラコラ、無茶言っちゃ行けません

またあしたもこよーっと！

ロベール「ではでは皆様さようなら！次回のロベールショーをお楽しみに！」ｼｭﾀﾀﾀﾀ……

ばいばーい！ロベールおじさん！

ア（マジックの内容も同じ様な感じか……）

ア（異世界って言ってもなにもかもが違うわけじゃないんだな……言葉も分かるし……）

ア（文字はまったく読めねえけど………）

ア（……ってマジックショー見てる場合じゃなかった）

ア（とりあえず情報収集だ情報収集）

ア（つってもなぁ……何を聞きゃーいいんだ）

ア（「この世界は何なんですか？」とか聞いたら絶対変質者扱いされるだろうしなぁ………）

ア（んー………とりあえず当面の目標はこの世界の金を手に入れることだよな……）

ア（金ねーと飯も食えねーし……とりあえずバイト的なもの探すか………）

ア（この世界ってハロワみたいなのあんのかな………）

ア（とりあえず……あそこにいる憲兵っぽい人に聞いて色々聞いてみっか………）

ア「あのー……すみません………」

憲兵「ム、何か用かね？」

ア「えっと……あの僕この街に着たばかりのうえに金欠でですね……働き口を探してるんですが……職を探せる施設とかありますかね？」

憲兵「フム……そうか
それなら……そうだな……ここからならメアリーの酒場に行くのが一番手っ取り早いだろう」

ア「メアリーの酒場？」

憲兵「ああ
メアリーという昔海賊をしていた女の経営してる酒場があるんだが……そこならいろいろと職を紹介してくれるだろう」

ア「へ～……」

ア（女海賊とかこの時代にいるんだな……異世界スゲー……）

ア「そのメアリーの酒場ってのはどこにあるんですか？」

憲兵「ここをずっとまっすぐに行くと教会があるんだがそれを左手に曲がればすぐだ」

ア「わかりました。ありがとうございます」

憲兵「ウム。………だが少年、道中くれぐれも気をつけてな」

ア「え、なにがですか？
盗賊団のことですか？」

憲兵「ウム……それもあるが……最近このあたりで無差別的な殺人被害が起きていてな
……それも夕方、この時間帯の被害が多い」

憲兵「我々も捜索を続けているのだが一向に犯人が捕まらん
複数犯だという話も出ていてな」

ア「え………そんな物騒なことが起こってんすね……」

憲兵「ウム……だから君もくれぐれも気をつけるように」

ア「はい。わかりました」

ア（盗賊団といいすっげぇ物騒な街だな………）ｽﾀｽﾀ

ア（………とりあえず、気をつけていくか）

ア（………！？）

ｻﾞｻﾞｯ

『やめ……お前は………』

『グハァ……ッ………』

『キーヒヒヒヒヒヒヒヒィ………』

『楽し………やめらんね…………』

『次は誰………キヒヒ………』

ｻﾞｱｱｱｱｱ

ア「グッ……なんだ………今の………？」

ア(……なんか憲兵さんと誰かの幻覚が………異世界ボケしたか、俺？)

ア（………ボケてる場合じゃねぇ……早いとこその酒場に行くか……）ｽﾀｽﾀ

ア（……にしても）ｽﾀｽﾀ

いまなら鉄の剣が安いよー！買うなら今のうちだよー！

世界三台珍味！スライムの漬物だよー！買った買った！

こちら回復薬とマジックポーションです～良かったら見てってください～

ア（見事なまでに異世界だな……いや、異世界なんだから当たり前なんだが………）

ア（今までゲームやったりラノベ読んだりしてきたが……見事なまでにまんまな世界観だ………）

ア（惜しむべきは俺みたいなやつが異世界転生してしまったことなんだが………）

ア（………考えてみれば全国のニートフリーター引きこもりが羨む状況にいるんだよな、俺）

ア（……まぁ、今のところ美少女も出てきてないし異能力が使えるってわけでもなさそうなんですがね……）

ア（別にいいけどさ……せっかく異世界なんだからなんかこういい感じのイベントが起こってほしいってのが正直な感想だ）

ア（あ、戦闘とかは勘弁だけど………）

ア「っと、そんなことを考えてる間に教会前にたどり着きましたーっと………」

ア（後はここを左に曲がるだけだったな……）ｽﾀｽﾀ

ﾄﾞﾝｯ

ア「いてっ！？」

？？？「わっ！？」

ア「いてて………」

？？？「……おまえ、私にぶつかってくるとはいい度胸だな」

ア「え…………」

1.そっちがぶつかってきたんじゃ……
2.ご、ごめんなさい
3.めんどくさそうだから無視して過ぎ去る
安価↓