神谷奈緒「凛がおかしい」 (36)


アニメとは違う世界線の事務所のお話です

原作崩壊してるNGの続きみたいなものです

奈緒ちゃんはかわいい

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1462879095


凛「っていう話をこの前、卯月と未央とで」

奈緒「待て」

加蓮「どうかしたの?」

奈緒「おかしい」

凛「え?」

加蓮「別に普通じゃない?」

奈緒「いーやおかしい、てか加蓮もどうした!?」

加蓮「私も?」

凛「特に変なところは、ないけど?」

奈緒「いやいやいやいや!おかしいでしょ!凛!」

凛「はい、凛ですけども?」

奈緒「それだよ、それ!」

2人「???」

奈緒「凛はそんなこと言わない!」

加蓮「えぇ……」

凛「奈緒、私、アイドルやっている以外は普通のJKだよ?」

奈緒「やめろぉ!あたしの中の凛が壊れるだろぉ!?」

加蓮「奈緒は一体、凛にどんなイメージ持ってたんだか」

奈緒「なあ!加蓮〜、お前からも言ってやってくれよ〜!」

凛「奈緒ちゃん……」

奈緒「ひぃ!?奈緒ちゃんとか言うなって!」

加蓮「凛は割とこんな感じだよ?」

奈緒「え、違うでしょ、もっとこう蘭子までいかなくても飛鳥の進化前くらいな感じの」

凛「うわぁ……なおなおそういうこと言っちゃう?」

加蓮「それって2人に失礼だよね?早く謝った方がいいよ?」

奈緒「いや失礼っておかし」

凛「神谷先輩が私のこと、そんな風に思っていただなんて……少しだけ悲しいです、少しだけ」

加蓮「ちょっと奈緒〜、凛ちゃん泣いてんじゃ〜ん!」

凛「ううん、いいんです……私、神谷先輩にそう思われても仕方ないことしてきたし」

奈緒「待て待て、そういうのいいから!」

凛「奈緒って、あまりノリ良くないよね」

加蓮「でもそういうところ、私嫌いじゃないゾ」

奈緒「……これ、どうしたらいいんだよ……」


奈緒「ちょっと待って、一回整理させて」

凛「整理させても何も、私、こんな感じだよ?」

加蓮「まあトラプリで集まる時って、今まで仕事で集まる方が多かったから、奈緒はあまり気付かなかった感じかな?」

奈緒「え、な、ちょい待って?加蓮は知ってたってことか?」

加蓮「うん」

奈緒「いつから?」

加蓮「ん〜、二回目に会った時からかな?」

奈緒「早いなぁおい!」

加蓮「なんだろ、あっこの子絶対イメージと違う何かもってて面白そうって」

凛「ばれちゃったか〜」

奈緒「あのマジでやめて、凛?ウインクしながら舌ぺろって出してる凛とかもうホントやめて」

加蓮「自身を全否定されてる凛マジでウケる」

凛「つらぽよ……」

奈緒「……頭痛いんだけど」


凛「奈緒」

奈緒「やだ」

凛「やだじゃないの」

奈緒「いーやーだー!そんな凛なんて、あたしは認めないからな!?」

加蓮「奈緒はアイドルやってる渋谷凛に毒されすぎだって」

奈緒「あっアイドルやってようがなかろうが凛は凛だろ!?」

凛「じゃあやってないしぶりんも認めてよ?ね?」

加蓮「だいたい奈緒もJKなんだから、学校の友達とか見ればわかるじゃん?」

奈緒「っ、そ、それは、そうなんだけど……」

凛「はい、じゃあ認めたくないちゃんなおに質疑応答の時間を設けてあげましょう」

加蓮「凛ちゃんってば三段腹〜」

凛「誰がデブだこのもやしっ子ジャンクフーディスト」

加蓮「や〜ん!なおなお〜、りんりんがおこでれんれんこわい〜!」

奈緒「そこはかれかれじゃないんだな……」

加蓮「ツッコミどころそこなの?てか反応薄くない?」

奈緒「いやなんかもう疲れた……」

凛「じゃあ教えて!凛ちゃん!のコーナー終了しとく?」

奈緒「いやそれは続け、ネーミングセンス!!」


奈緒「じゃあぶっちゃけて聞くけど、なんでそんなキャラ作りみたいなことしたの?」

凛「…………」

奈緒「なあ、黙ってないで答」

加蓮「はいはーい!」

凛「はい、北条くん」

加蓮「渋谷さんって今、恋人はいるんですか〜?」

奈緒「……おーい、人の話を無視するなー」

凛「いい質問ですね!しかしプライベートに関わるので……ひ、み、つ」

加蓮「あーん、いけずー」

奈緒「なあ!あたしが質問したのになんで答えないのかなあ!?」

凛「神谷くん、質疑応答の際は挙手を願います、あと茶化してるだけだからマジになられると若干ビビるからやめて」

奈緒「あっごめん……じゃなくて!」

凛「あー、キャラ作り、だっけ?プロデューサーの指示だけど?」

加蓮「あ、やっぱ地じゃないんだね」

凛「いや割と素だけど、はっちゃけるの結構好きかなーって」

奈緒「なんかもう凛の全てが信じられなくなってきてるんだけど」

加蓮「人間、隠し事の一つや二つ」

奈緒「一つや二つどころの話じゃないけどな!?」

凛「そんなこと言ったら前川さんとかしゅがしゅが☆み〜んの2人とかはどうなるの」

奈緒「いやほらああいうのは……って、そういう話じゃなくて!」

加蓮「もー、ホント奈緒は頭堅いなぁ」


凛「いやまあ、その、気を悪くしたらごめんとしか言いようがないんだけどさ」

凛「私、キュートとかクールとかパッションとかなんぼのもんじゃいって感じだから、その、ね?」

奈緒「ね?じゃないよ!そもそもなんぼのもんじゃいってアイドルが言っちゃダメだろ!?」

加蓮「あ〜出た出た、アイドルの私生活にもとやかく言っちゃう奴〜」

凛「アイドルだって人間だからね、トイレも恋愛もするよね」

加蓮「ところで島村卯月さんとの熱愛が噂されてますが、そのあたりどうなんですか、渋谷さん!?」

凛「ちょ、いきなり押し掛けてきてヒトのプライベートに……訴えますよ!?」

奈緒「なんかコントが始まってる……おせんべ食べよ……」

凛「奈緒〜、いじけないでよ〜」

加蓮「ほら〜、しぶしぶも謝ってるからさ〜」

奈緒「いじけてないし、疲れただけだからそっとしておいてくださいホント」

加蓮「もー、凛もやりすぎだよ?」

凛「え、ここで加蓮さん手のひらくるっちゃうんですか?」

加蓮「いやまあ奈緒があんな感じだとつまらないかなーって」

奈緒「つまるつまらないじゃないだろ!あたしそんな立ち位置なの!?泣くぞ!?」


凛「ホントごめん、別に隠してたわけじゃないし……かといって奈緒がわかってなかったのも事実だけど」

奈緒「…………」

加蓮「ほーらー、お姉さんなんだから許して認めてあげよう?」

奈緒「年齢は関係ないだろ……いやもういいよ、一周回ってどうでもよくなった」

2人「…………」

奈緒「いや怒ってないからな?呆れたのは間違いないけど、別に悪気があったわけじゃないんだろ?」

凛「うん」

奈緒「まあなんだ、その、加蓮が知ってたってことは、普段からこういう一面もあったわけで」

加蓮「うんうん」

奈緒「気付けなかったあたしにも多少は落ち度があるから、その」

2人「うんうんうん」

奈緒「だからすぐそうやってスイッチ切り替えるのやめような!?」

2人「てへぺろ」

奈緒「あーもう!加蓮がもう1人増えたみたいで疲れるんだけど」

加蓮「凛は私だった?」

凛「私は加蓮だった?」

奈緒「いやいや双子の可能性も……って違うだろ!?」

凛「ふふ」

加蓮「んふふ」


奈緒「はぁ……割と本気で怒りかけてたあたしが馬鹿みたいじゃんか」

凛「ごめんね?奈緒お姉ちゃん」

奈緒「んぶふぉ」

加蓮「ちょ!やだぁ、奈緒ってば、きーたーなーいー」

凛「んぶふぉって、んぶふぉ、んふ、やめ……んふふ」

奈緒「っふ、げっほ、んほ……りーんー!柄にもないこと言うなって!!」

凛「卯月には好評だったんだけど、おかしいな?」

加蓮「ねね、私にも言ってみ?」

凛「加蓮、お姉ちゃん?」

加蓮「うわ、ちょっとやばい、かわいい」

奈緒「…………」

凛「奈緒お姉ちゃんは、凛のこと嫌い?」

奈緒「んぶふっ、だからやめろって!」

加蓮「いつの間にそんな妹キャラ習得したの?」

凛「ウチの事務所って妹属性多いから自然と、かな」

奈緒「ったく……結局こうなるんだよなぁ」

加蓮「でもいじられるのも?」

奈緒「……んまあ悪くは、な……言わないからな!?」

凛「もう、素直じゃないなあ」

加蓮「奈緒だけに?」

凛「北条さん、今のはないです」

加蓮「あ、はい」

奈緒「……んふ」

加蓮「私のくだらないギャグで若干ツボに入ってる奈緒好き」

凛「わかる、私と卯月みたいな目に見えない愛情を感じるよね」


加蓮「実際どうなの?」

凛「ん?卯月のこと?」

加蓮「うん、割と気になる、ガチなのかどうなのか」

奈緒「……あたしもそれ、微妙に気になる」

凛「お?神谷さんも乗ってきちゃいます?」

奈緒「茶化さんでいいって!」

凛「つれないなあ……んー、卯月か……」

加蓮「うんうん」

凛「控えめに言ってクソ可愛いよね、私が男だったら付き合ってた」

加蓮「おー」

奈緒「クソとか言うなクソとか」

凛「奈緒も言ってるじゃん」

奈緒「いや今のをカウントするのはダメだろ」

加蓮「そういうのいいから続けて」

凛「あ、はい……そうだね、私が男だったらっていうのがミソかな」

加蓮「あー、じゃあ百合に近いけど友情かー」

奈緒「当たり前だろ?」

凛「そういう加蓮さんはどうなんですか?」

加蓮「本人と連れ合いがいるところでそういうこと聞いちゃう?ねえ?」

奈緒「連れ合い?あー、あたしか……あたし!?」

加蓮「えっとね、うわ、恥ずかしいなぁこれ」

奈緒「えっちょ、やめて、なんかすごいリアルで引く」

加蓮「……ぇ」

凛「あー、やっちゃったね、これは」

奈緒「いやいや、待て待て、おかしいだろ」


奈緒「いやほら?あたし普通だし」

凛「と、仰ってますが」

加蓮「死にそう」

奈緒「はぁ!?」

加蓮「奈緒を殺して私も死ぬ」

凛「うわ、下手な展開」

奈緒「いやいやいやいや、おかしいって!加蓮、お前、男好きだろ!?」

加蓮「なんかそれ私がビッチ臭い感じになるから」

凛「尻軽加蓮ちゃん」

加蓮「やーめーてーよー」

奈緒「…………」

凛「どうしたの?」

奈緒「……いや、その、なんでもないです」

加蓮「……奈緒は私のこと、嫌い?」

奈緒「いや、嫌いじゃないけど、さぁ……」

加蓮「やった、相思相愛!」

奈緒「何故そうなる!?」

凛「で、どうなんですか?加蓮さん」

加蓮「奈緒ってね、こんな風にぶっきら棒だけど、私とデートしてるとすっごい気遣いできるの」

奈緒「あーあー!聞きたくない聞きたくない!どーせ茶化してるんだろうけど聞きたくなんぐぅ!?」

凛「神谷の口は私に任せて!」

加蓮「でね、ちょっと煩わしいかなーとも思うんだけど、心配してくれてるんだなあって滅茶苦茶キュンってして鼻血出そうになる」

凛「わかる、かわいい」

奈緒「んー!むー!」

加蓮「んでんで、奈緒ってツンデレじゃん?私が恋人がやるようなことを奈緒にやると」

奈緒『ちょ、そういうのは彼氏とやれよな!ん、まあ、別にいいけどさ』

加蓮「って!もうホントやばいよね!男だったら抱かれてた」

凛「奈緒ってホントそういうところずるいよね」

奈緒「…………」

加蓮「あ、真っ赤になってる」

凛「んふふ」


加蓮「もうホントこういうことしてくるからさ、奈緒でも別にいいかなって割と真面目に考えちゃうよね」

凛「わかる、私もなんで男に生まれなかったんだろって真剣に悩む時あるよ」

奈緒「…………」

加蓮「そういう奈緒ちゃんは何か思うところないんですかー?」

奈緒「……お前ら」

2人「うんうん」

奈緒「馬っ鹿じゃねーの!?」

加蓮「きゃ〜、奈緒が怒った〜」

凛「照れてる照れてる」

奈緒「いや恥ずかしいけど嬉しいのは事実なんだけど……って、馬鹿!」

加蓮「あー、奈緒のこういうところホント好き、なんで男じゃないの?」

凛「いや多分これは女の子だからいいんだと思うよ、うん」

奈緒「お前らな!?そういう妄想はせめて男でしろよ!?」

加蓮「思考が追い付いてなくてよくわかんないこと言ってる、んふふ」

奈緒「他にもっといい相手いるだろ?ほ、ほら!プロデューサーとか!?」

凛「あー」

加蓮「そう来たか……」

奈緒「え、何、その反応の悪さは」

加蓮「奈緒はわかってないなー」

凛「だね」

奈緒「はぁ!?」

加蓮「いい?プロデューサーは男、私達は女、そして思春期真っ盛り!」

奈緒「最後のテンションはよくわからないけど、うん、そうだな?」

凛「奈緒ってにぶちんだよね、要するにプロデューサーとかで想像するとすごい生々しい」

奈緒「うん……うん?」


加蓮「つまり!男と女が恋愛するってことは!」

奈緒「お、おう?」

凛「デートやキスに始まり、その先があるわけで!」

奈緒「……あ、あっ」

加蓮「心にキュンと来るよりも下半」

奈緒「ストーップ!ダメだ、加蓮、その先はダメだろ!?」

凛「奈緒だって私だって、親がそういうことして」

奈緒「やめろってば!生々しすぎるだろ!?」

加蓮「やーっとわかってくれましたか、これだから未経験は……まあ私もなんですけど」

凛「なんていうかさ、例えばプロデューサーとそういう関係にって考えるとさ、もうよくわかんなくなって変な汗出てくるよね」

加蓮「わかる……ネットとかで探せばいくらでも出てくるんだろうけど、アレがプロデューサーさんについてて、そういうことできちゃうって考えると、ね」

奈緒「…………」

加蓮「目閉じて耳抑えて真っ赤になってる、んふふ」

凛「ホントそう考えるとまだ卯月見てキュンってしてる方がよっぽど健全だよね、うん」

加蓮「だね、私達健全だね」

奈緒「はぁ……はぁ……」

加蓮「あれあれ〜、奈緒ちゃんは健全かな〜、変なこと考えたりしてないかな〜」

奈緒「なっそ、そんなことないから!ないからな!?」

凛「わかりやすくて安心する」

加蓮「これが素だから驚くよね」


奈緒「な、なぁ?もうこの話やめよう?」

加蓮「えー、やめちゃうの?」

凛「私、奈緒の恋愛観気になるな」

奈緒「いやほら、そういうのってさ」

加蓮「私達の話を聞くだけ聞いて、自分だけ話さないとか卑怯だよ?」

奈緒「待て待て!お前らが勝手に話しただけだし、しかも恋愛観でもなんでもなかったからな!?」

凛「未央はヘタレだけど、奈緒はホントノリ悪いよね」

加蓮「あー、そうなるとニュージェネで言う奈緒は未央なんだね」

凛「ちなみに卯月はかわいい担当だよ」

奈緒「じゃ、じゃあ加蓮がトラプリのかわいい担当かぁ!よ、よかったな!?」

凛「それはないかな、あとそんなので話題は変わらないよ」

加蓮「凛の発言に対して不服な加蓮さんだけど、後者に関しては同意かな」

奈緒「お前らよくわからないところで団結するよな!くっそ!」

凛「奈緒、アイドルがうんこだなんて言っちゃいけないよ?」

奈緒「そういう意味でのくそじゃねーから!あと割と真面目な顔してそういうこと言うなって!」

加蓮「ねね?あの定番の学級文庫やってみて?」

凛「いいよ……がっきゅーうんこ!」

加蓮「んふ、んふふ……綺麗な顔してうんこって、んふ」

凛「うんこうんこー」

奈緒「やだもうこのユニット」


とりあえずここまでです


数日後

凛「てなことがありまして」

未央「…………」

卯月「…………」

凛「え、なに、2人とも黙って」

未央「……やっぱりしぶりんは変な子だったよ」

卯月「凛ちゃんに慕われてるのはわかったけど、喜びづらいです……」

未央「え、着眼点そこなの?島村さん」

卯月「うづき!」

未央「ん?」

未央「卯月って、ちゃんと呼んでください!未央ちゃん名字あだ名禁止月間なんですから!」

未央「……う、卯月、さん……うわ、めっちゃ恥ずかしい」

凛「おい、私を差し置いていちゃつくといい御身分ですね混ぜて!」

卯月「凛ちゃん!」

凛「卯月!」

未央「うわー、うづりんサンド状態な本田未央ちゃんかっこ物理かっこ閉じ」

凛「さっきから文句多いよね、卯月と私に挟まれてるんだからもっと喜ぶべきだよ?」

未央「やっぱしぶりんよくわかんねえや」

卯月「えへへ、ニュージェネが仲良しで私、嬉しいなあ」

凛「そうだね」

未央「んー、役得……とは違うけど、まあ楽しいからいいか」


完結させるのってむづかしい

思い付きで書いていたので
ネタはここまでです

こんな感じのTPNGで見たいネタがあれば供給してもらえると嬉しいとても

特になければ適当に完了報告してくるよ!

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