【ストパン】服部「食事係……ですか?」 (33)

※呼び方や階級がかなり適当です
時系列は一応劇場版後です


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1462791813

エーリカ「ごっはん~!」

シャーリー「……ふう」

バルクホルン「どうしたリベリアン」

シャーリー「ん?いや、宮藤が居なくなってからメシが味気なくってな」

バルクホルン「贅沢を言うな。腹いっぱい食えるだけ恵まれている」

シャーリー「とは言ってもなあ」

エイラ「またイモか……。サーニャもいい加減飽きたよナ?」

サーニャ「私は……」

ルッキーニ「もう、おイモと缶詰はヤ~」

トリップちょっとミスりました
こっちでいきます

エイラ「せめてリーネが居ればなあ」

ミーナ「リーネさんとペリーヌさんはもう少しガリア復興に専念するらしいから仕方ないわ」

美緒「だいたい、そんなに言うなら自分たちで何かつくれば良いだろう」

ルッキーニ「ムリぃ~」

シャーリー「私も料理に自信は無いからなあ」

エイラ「私の出す食いモンは不評だかんナ」

サーニャ「私も自信無いわ……」

エーリカ「まあサーニャんは夜間哨戒で時間も無いしね」

バルクホルン「ハルトマン、お前は時間が有り余ってるだろう?」

エーリカ「げっ。でも私は毎日おイモでも構わないも~ん」

美緒「まいったな。食事は士気に影響しやすいからな」

ミーナ「そうね……。考えておくわ」

ミーナ「宮藤さん、リーネさん、ペリーヌさんが来月ここに来ることになったわ」

ルッキーニ「やったー!」

バルクホルン「『来る』というのは、三人とも501に配属されるという認識でいいのか?」

ミーナ「ええ。それと一人新人が入ることになったわ」

シャーリー「おっ!」

サーニャ「もしかして、この前芳佳ちゃんと一緒に居た方ですか?」

ミーナ「そうよ。服部静夏軍曹が501に仲間として加わるわ」

エーリカ「へ~、確か扶桑のウィッチだよね?また面白い奴だと良いな~」

エイラ「まっ、せいぜいシゴいてやるか」

静夏「ほ、本日付で501に配属になった服部静香軍曹であります!よろしくお願いしますっ!」

ミーナ「あらあら、そんなに固くならなくて良いのよ?」

静夏「は、はひっ!すみませんでした。以後、気をつけます」

シャーリー「少佐とも宮藤とも違うタイプの奴が来たな」

バルクホルン「確かに緊張はしているが、軍人としては正しい姿だ」

エイラ「扶桑の奴はメンドくさそうなのが多いナ」

美緒「ん?なんだエイラ。走りたいのか?」

エイラ「い、いや、なんでもないんだナ」

サーニャ「芳佳ちゃん達はまだ来てないんですか?」

ミーナ「それが船が遅れているそうなのよ。宮藤さんがあと2週間。リーネさんとペリーヌさんがあと1週間かかるそうよ」

ルッキーニ「ええ~、つまんなーい」

シャーリー「結局、美味いメシはおあずけか~」

バルクホルン「いや、そうとも限らんぞ。炊事は新人の仕事でもある」

シャーリー「なるほど。扶桑出身なら期待できるな。頼むぞ服部ぃ~」

静夏「えっ、いえ、了解しました!」

ルッキーニ「楽しみにしてるからね、静夏~」

シャーリー「おっ、今日は扶桑料理か」

エーリカ「おーおー、懐かしいなあ。いっただきまーす」

バルクホルン「おい、待て!全員揃ってから……」

エーリカ「もう全員いるよ~。うっ!?この魚火通ってない~。ぺっぺっ」

バルクホルン「汚いぞ!」

エーリカ「だって~」

シャーリー「……これ……何だ?生ゴミでも煮たのか?」

ルッキーニ「まじゅい~」

エイラ「食べちゃダメだサーニャ。吐いちゃう未来が見えた」

サーニャ「……でも、せっかく服部さんが作ってくれたのに」

エイラ「ダメだ!」

サーニャ「エイラ……!」

エイラ「仕方ないナー。私が食うから見てろよ?」

エイラ「うえああああああああ。まじいいいいい。ぐわあああああ」

サーニャ「……え、エイラ?」

サーニャ「(笑っちゃいけないけど、ちょっと可笑しい……)」

エイラ「ゲホッ。サーニャは食べちゃダメだかんナ……」

美緒「流石にこれは料理以前の問題だな。調理ができていない」

ミーナ「食べようと思えば食べられるけれど……」

エイラ「えっ……」

シャーリー「どう頑張っても食いきれないぞ……」

服部「す、すみません。ですが任されたからには一週間頑張ります!」

ルッキーニ「うえ~」

エーリカ「誰か代わりにやれよー」

ミーナ「困ったわね。もうスケジュールを組んじゃって変更できないわ」

シャーリー「マジかよ……」

エイラ「一週間メシ抜きだナ」

服部「……すみません、すみません」

バルクホルン「…………」

エーリカ「…………」

シャーリー「…………」

エイラ「……なんで私だけ山盛りなんダ」

ルッキーニ「あはは、遠慮しないでエイラ~」

サーニャ「エイラ……頑張って」

エイラ「(サーニャ以外は普段メチャクチャ食べるくせに、ふざけやがっテ)」

エイラ「……ん?美味いゾ!?」

エーリカ「えっ、ホント!?いっただきま~す!」

ルッキーニ「いただきますー!」

バルクホルン「では、いただくとするか」

シャーリー「ああ」

エイラ「(ふふふ。ホントは叫びたいほどマズイけどナ)」

サーニャ「……いただきます」

エイラ「あっ……」

ルッキーニ「まじゅいいいい!」

エーリカ「うわあああん。舌から味が消えないよ~!」

バルクホルン「っぐ!」

シャーリー「だから何の煮物なんだよ!?」

サーニャ「エイラのバカ……」パタリ

エイラ「サーニャ!?サーニャァアアアアア。そんなつもりじゃなかったんだあああああああ」









美緒「私は白米だけもらおう」

ミーナ「私もそうするわ」

服部「は、はいっ!ただいま!」

服部「どうぞ!」

ミーナ「ありがとう、いただくわ」

美緒「いただきます」パクッ

美緒「うっ!

美緒「……服部、米は洗ったのか?」

服部「はい!洗剤でしっかりと洗いました!」

美緒「そうか……」パタリ

ミーナ「美緒ぉぉおおおおお!」

取り敢えずここまで

それと>>1に書き忘れてたけど、劇場版後に再集結することになった501という体で書いてます

>>11 訂正
次の日

バルクホルン「…………」

エーリカ「…………」

シャーリー「…………」

エイラ「……なんで私だけ山盛りなんダ」

ルッキーニ「あはは、遠慮しないでエイラ~」

サーニャ「エイラ……頑張って」

エイラ「(サーニャ以外は普段メチャクチャ食べるくせに、ふざけやがっテ)」

エイラ「……ん?美味いゾ!?」

別の日

ウウウウウウウウーーー

ミーナ「ネウロイ!?」

美緒「私はコアの位置をここから見よう」

ミーナ「分かったわ。トゥルーデとフラウと私で出ます。他のみんなは待機していて」

「了解!」

・・・
・・


ミーナ『美緒、コアは見える?』

美緒『見えるが、コアが異常に小さい上に高速で動いている!どこにあるとも言えん状況だ』

ミーナ『了解。取り敢えず当てずっぽうで行くわ。トゥルーデとフラウも聞いてたわね?』

バルクホルン「ああ!」

フラウ「おっけー」

バルクホルン「行くぞ!うおおおおおおおおおお」

ズバババババババババ

ネウロイ「…………」

シュワッ

バルクホルン「弾を……飲み込んだ!?」

ミーナ「そんな!?」

エーリカ「こういう時はわたしの出番ってね!シュトルム!」

ブオオオオオオオオオオ

ネウロイ「…………」

バルクホルン「ダメだ!火力が足りない!」

ミーナ「……撤退するわ」

エーリカ「ええ~」

バルクホルン「ネウロイも基地から離れて行っている、今はそれが良さそうだ。行くぞ!ハルトマン」

エーリカ「りょーかーい」

美緒「まいったな」

ミーナ「そうね。今の所、ネウロイは市街地にも基地にも遠い所にいるけれど」

シャーリー「私が突っ込んだら倒せないかなー」

バルクホルン「バカか!?飲み込まれて消えるぞ!」

ルッキーニ「ルッキーニビームもダメそ~」

エイラ「未来予測でコア撃ち抜く……っても銃が効かないんじゃナ~」

サーニャ「私のフリーガーハマーはどうでしょうか?」

ミーナ「……そうね。爆発させるというのは良い案かもしれないわね」

服部「……実戦」ガクガク

美緒「大丈夫だ服部!お前はみんなを基地から援護してくれれば良い!」

ミーナ「ええ、みんなを支えてあげて?」

服部「はい……!では、いつ出撃があっても良いように携帯食を用意しておきます」

エイラ「ネウロイの援護してどーするつもりダ」

服部「うう……。ですが、おにぎりならばもう大丈夫です!」

エイラ「ホントか~?」

服部「どうぞ!自信作です!」

シャーリー「お、おう」

バルクホルン「おにぎり……か。宮藤もたまに作っていたな」

美緒「具は何だ?」

服部「えっと、その……シャケです!……多分」

エイラ「多分ってなんだヨ……」

エーリカ「食べない方がよさそー」

シャーリー「まあ、せっかくだからポケットに入れとくかあ」

エイラ「しゃーねーナー」

ウウウウウウウウーーー

美緒「来たな!」

ミーナ「じゃあ、服部さんは基地に待機していて」

服部「了解!」

サーニャ「行きます!」

ボヒュッーーーーー

シュワ

ネウロイ「…………」

バルクホルン「ダメだ!効いていない」

ルッキーニ「そんなあ」

シャーリー「おい!油断するな!来るぞ」

ネウロイ「………」ビュイーーーーンビュインビュイン

エイラ「あらよっと」

ビリッ

サーニャ「エイラ!カスってるわ!」

エイラ「へーきへーき」

ルッキーニ「なんか落ちなかった?」

シャーリー「ありゃあ、おにぎりか?」

ネウロイ「…………」シュワ

エーリカ「あー!ネウロイがおにぎり食べた!」

パリィイイーーーーーン

ミーナ「!?」

美緒『コアの破壊を確認!良くやった!』

ミーナ『え、ええ?』

エイラ「ネウロイすら倒れるマズさだったのカ……」

シャーリー「あっはっはっはっは。なんだそりゃ」

ルッキーニ「うじゅ~、静夏すごーい!」

バルクホルン「初戦果……になるのか?」

ミーナ「さ、さあ?」

エイラ「で、あのおにぎり、何が入ってたんダ?」

服部「えっと、焼きジャケとウニです」

ルッキーニ「ウニ?」

美緒「ああ、トゲトゲの殻に入っている身が美味い海産物だ」

服部「えっ、殻?」

美緒「……まさか」

服部「はい……。殻を叩き割って殻ごと」

美緒「(食べなくて良かった)」

シャーリー「(食べなくて良かった)」

バルクホルン「(食べなくて良かった)」

エーリカ「(食べなくて良かった)」

ルッキーニ「(食べなくて良かった)」

エイラ「(食べなくて良かった)」

サーニャ「(食べなくて良かった)」

ミーナ「細かいトゲがネウロイの中のコアを壊したのかしら?」

エーリカ「でも、銃弾は普通に飲み込まれてたよ?」

サーニャ「生き物は消化できない……とか?」

美緒「コアより小さいものは感知できなかった、という線もある」

エイラ「分かんないナ」

シャーリー「まあ、いいじゃんか。服部の料理はネウロイも食えないってことでさ!」

アッハッハッハッハッハ

服部「うう……。嬉しいような悲しいような」

数週間後

エイラ「実はな、服部の料理がこの部隊のピンチを救ったんダ。あの時はみんな腹ペコだったし、ホントに死ぬかと思ったヨ」

芳佳「へえ~!」

リーネ「すごーい!静夏ちゃん料理上手になったんだ!」

ペリーヌ「ふ、ふん!私にだってそれぐらいの料理……」

バルクホルン「おいおい。私たちを料理で救ったと言ってもなあ……」

エーリカ「まー、いいじゃん!トゥルーデー!」

バルクホルン「おい、やめろ離せっ!」

芳佳・リーネ・ペリーヌ「?」

エイラ「というわけで、501復活記念に服部にケーキを焼いてもらったゾ!」

リーネ「わあ!」

ペリーヌ「真っ黒な……チョコケーキですわね」

エーリカ「ほら、遠慮せず食えよ~」

エイラ「ああ、長旅で疲れただろうし、お先にどうゾ」

芳佳「じゃあ、いっただっきまーす」

芳佳「…………」モグモグ

芳佳「まっずーーーーーい!」

その後、部隊に馴染んだ静夏ちゃん
芳佳に料理を教わり、それに付き合う501の面々
みたいな話でした


実際の静夏ちゃんはここまで料理下手では無いですが、501に配属されたら色んな面で悪戦苦闘する姿が見えますね
ストウィssもっと増えろ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom