提督「『見るな』と貼った箱を置いて艦娘達の様子を見る」【艦これ】 (83)

艦これSS
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My鎮守府における独自設定
一部艦娘(特に大淀)のキャラ崩壊

以上があります、 どうぞよろしくお願いします。

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提督「大淀、ちょっといいか」
大淀「はい?なんでしょうか提督」
提督「我が鎮守府では秘書艦がシフトによる持ち回りなのは知っているな。」
大淀「ええ、提督が優柔不断なヘタレである故の弊害ですね。」

提督「君のその素直さが無ければ秘書艦を任せたいんだけどなぁ・・・」

しかし、彼女の言っていることは本当で、「持ちまわりのメンバーの中で誰が一番信頼されているか」を比べあっている姿が散見されている。
鎮守府内で練度が最高クラスの彼女達がそんな様子では有事の際に支障が出るのは明らかだった。

大淀「その様子ですと、なにか改善する案でも?」
提督「ああ、ちょっと信頼に関するテストをな。」

そういって執務机の引き戸から蓋の部分に大きく「見るな」と書かれたテープが貼ってある簡易金庫を取り出す、

大淀「ああ、2週前から机の中にありましたね。 提督の私物のようでしたし、誰も中身を見てはいないでしょうけど。」
提督「そうだな、秘書艦業務の最中チラッと金庫を見ただけだろう。」
大淀「しかし提督、その様な空の金庫でどんなテストを?」

提督「簡単だよ、秘書艦業務の為に入室したら机の上にロックが外れたコレがある。」
大淀「なるほど、その様子を隠し撮りして信頼できるか調べる、という事ですね。」

提督「そういうこと。 ところで、何で中身が空だと知っているのかな?」
大淀「提督の弱みになる物でも入っているかと思いまして。 ちょちょいと。」

本当にコレさえなければ一番なんだけどなぁ・・・

提督「まぁそういう訳で、大淀、支援を頼むぞ?」
大淀「はい、お任せください。 面白いものが見れそうですし!」

・龍驤の場合

龍驤「0855、ちょうどいい時間やね~。 さぁーお仕事お仕事!」
提督(別室)「5分前到着、ホント丁度よい真面目さだな。」
大淀(別室)「あっ、もう部屋に入りますよ!」

龍驤「提督! おはようさん! ・・・あれ~?」
ふらふらとしつつ、いつもの席へと移動する。
龍驤「なんや、気合入れて損したなぁ~ あら?」

提督(別室)「気付いたな。」
大淀(別室)「気付きましたね。」

龍驤「うーん、コレもやけどとりあえず提督どうしたん? 連絡してみるかなぁ」

ピロピ、ピロピ、ピロピ、ピロピ
大淀(着信音!)
提督「おはよう、どうした龍驤?」
龍驤「なんや、そろそろ時間なのに提督おらんからな? 確認や。」
提督「ああ、悪いな。 大淀に急な入電で呼び出されたんだ。 30分程遅れるから時間を潰していとくれ。」
龍驤「わかったでー、 あー、まぁ いいか。」

提督(別室)「ふむ、机の上の品に対して報告は無し と。」
大淀(別室)「そういえば中に何か入れなおしたりしたんですか?」
提督(別室)「折角だしな、もう一つのテストとして・・・耳を貸せ」
大淀(別室)「ふむふむ 提督、いい性格してますね、知ってますが。」

龍驤「そういや最近見たなぁ、 周りに備品シールは・・・無いか。
ちゅーことは、これは提督の私物。 うぅ~ん、どうするべきやろか。
ま、鍵が開いているわけでもなし、後で注意しとけばええか。」

とん、と金庫を元に戻したとき金庫の蓋が跳ねた。

龍驤「! 開いてる・・?」

大淀(別室)「固まりましたね。」
提督(別室)「ああ、 頭抱えて心の悪魔と戦う龍驤マジカワイイ。」

龍驤「あー! もう見てから決めりゃええ!」パカッ

龍驤「・・・・・」パタン

龍驤「・・・・」パカッ

龍驤「・・・・あー、 コレは どっちやろなぁ。 多分、提督の趣味的に、こっちやろうけど。 うん」パタン


提督(別室)「机へと戻っていったな。」
大淀(別室)「これは、見なかった事にしようとしてますね。 机に突っ伏しています」
提督(別室)「流石に龍驤にはきつかったか、申し訳ないことをした。
連絡60点 行動40点 可愛さ100点という感じかな。」
大淀(別室)「点数はなんだかんだマトモですね。」

提督「ただいま戻った、待たせてすまなかったな」ガチャッ
龍驤「あ“ あー、ええってええって。 急な用事ならしゃーなしや。」
提督「そう言ってもらえると助かるよ。 げっ、コレ出しっぱだったか。」
龍驤「あー、そういやちょっち前からあったけどそれ何なん?」

提督「いや、そろそろ秘書艦を決めようと思ってテストをな。」
『ドッキリ戦術的勝利!!』テンテレテンテンテン

龍驤「・・・つまり。 見てたん? キミィ」
提督「見てました、ハイ。」
龍驤「でも、中身は本心やろ?」
提督「そりゃ前後のやり取りを見る為にもな、だいぶ本気で隠してそうな物にしたつもりだ。」
龍驤「まー確かに、大体提督の趣味はわかってるからなぁ。 本気で悩んだわー」
提督「ちなみに龍驤、どうだ? これ」
龍驤「あかーん! 勘弁してー!」

その後、特に影響も残らず業務を終えることが出来た。

提督「いやー、やってみるとなかなか面白いもんだ! 明日が楽しみだな!」
大淀「明日の担当艦は望月さんですね。 これは、開ける所まで行くんでしょうか?」
提督「鍵かけ忘れアピールが重要だな・・・大淀」
大淀「了解しました。」

了解、改行増やしてみます

・望月の場合

0858 ジャスト入室が日課の望月は執務室への廊下を進んでいた。

望月「ふぁああ、マジめんどくせー まあ、いいけどね。 ん?
  どしたの大淀さん? そんな急いで。」

大淀「ああ、望月さん、失礼しますね!
  提督、緊急入電です! すぐ此方に!」

提督「なにっ? 分かったすぐ行く!
おお望月、すまんが待機しといてくれ、対応が終わり次第戻るから!」

望月「いやー、二人とも朝から元気だね。
ラッキ-ラッキー 寝てようかなー ・・・お?」

先ほどまで使用していたのかロックもかかっていない状態で、机の上にはいつぞやの金庫が置いてあった。

望月「併せて南京錠まで忘れて。
いや、大淀さんも緊急って言ってたけどさー。」


提督(別室)「まぁ開けるだろうな。」

大淀「ま、そんなドジ踏む程度じゃそんな重要なモンでも無いでしょ。」パカッ

大淀(別室)「ですよね。」

望月「ん、これは・・・ かなり融通が利くデザインだけど私にしては大きいサイズだなぁ。
 そーかそーか、提督もついにメイン秘書艦決める気持ちになったか!
 よっし! めんどい秘書艦業務からも開放だー!」

提督(別室)「あー、望月は面倒が勝ってたか。 ちょっと残念だな。」

望月「まぁ。選ばれなかったのは残念だけどさ。
 あのヘタレ提督が秘書艦を決めようって気持ちなら、ちゃんと送り届けてあげないと・・な・・・」グスッ

提督&大淀(ええ子や・・・)

望月「まぁ、多分提督はコレを受け入れる艦に頼むつもりなんだけど・・・どっちだろうなぁ?
まぁ、最悪でも殴られるだけでしょ。 今のうちに湿布でも用意しとくかな。」

提督(別室)「望月、ありがとう、だがまだ見極め最中なんだ。
 ・・・今回は点数無しで、マジ望月娘に欲しいです。」

大淀(別室)「いい話だったのに、憲兵の厄介にならない・・・ですね。提督(ヘタレ)ですし。」

提督(今の提督はきっとマトモなルビ振られてないんだろうなー)

提督「ただいま戻った、待たせてすまなかったな」ガチャッ

望月「あら? 案外早かったね提督。」

提督「あぁ、形式的に代理ではいけなかっただけだったみたいでな。
 あー・・・ 望月? 見たか?」

望月「あー、 見た見た。
 提督の趣味は知ってたけどさ、コレを着せるって事はメイン秘書艦決めるんでしょ?」

提督「着てくれるか、はわかんないけどな。 全力を尽くす予定だよ。」

望月「まぁ、大丈夫でしょ。」

提督「望月、言わんと思うがこの事は内密に頼む。」

望月「ん、いーよー だけど約束。
提督はヘタレず相手にちゃんと伝える事!
ぶっ飛ばされても治療はしてあげるから本気だーす! いーい?」

提督「ああ、分かった 約束しよう。」

望月「じゃ、今回で秘書艦も終わりになるだろうし。 最後に本気だーす!」

提督「今日の結果も満足いく内容だった! さて大淀、明日のシフトは!」

大淀「明日の担当艦は、鳥海さんですね。 これは強敵ですね。」

提督「鳥海の事だ、一筋縄では開ける所まで行かないだろう。 仕込みを頼む。」

大淀「かしこまりました、汚れも悪役も 何なりと。」

提督(本当、頼りにはなるんだよあなぁ・・・)

あと残りは鳥海含め3人の予定です。
しかし二人目までに中身の情報はほとんど出てしまったなぁ・・・

まぁゆっくり読んで下さい。

・鳥海の場合

鳥海「提督、おはようございます」ガチャッ

提督(別室)「20分前到着、万が一のミスも起きないようにしているなぁ。」

大淀「ああ、鳥海さん。 おはようございます。」

鳥海「大淀さん?この時間にいるのは珍しいですね。 
 あとそこは提督の椅子です。」

大淀「急な電報を伝えたのですが、対処にしばらくかかるらしく。 
 提督から鳥海に遅れるよう伝えてくれ、と言われたので。
 まぁこれは役得ですよ。 ふふっ、ふかふか」

鳥海(むぅー! うらやま、いやいやいや落ち着くのです鳥海 とりあえず 他に聞いておかねばいけないことを考えて)

大淀「それでは、言伝も終えたので失礼します。
 それと、提督殿は遅くても1000には戻るとの事ですよ。」

鳥海「あっ、ありがとうございます。」

大淀(別室)「お待たせしました、提督。 仕込みは指示通りに。」

提督(別室)「完璧な仕事だ、ありがとう。」

大淀(別室)「細かい指示が多かった理由は、見てからのお楽しみ、ですね。」

提督(別室)「そういう事だ、あと椅子に座っていた時のアドリブ、可愛かったぞ。」

大淀(別室)「計算どおりです。」

提督(ほんとこれさえなければなぁ・・・)


鳥海「しかし、提督が来るまでどうしましょう。」

大淀(別室)「そう言いつつ、簡単な整理や机拭きと出来る事やってますね。」

提督(別室)「しかし仕込みは利いてるぞ、椅子をチラチラ見ている。
 これは来るぞ。」

鳥海「ふぅ、まだ0850・・・ やっぱり暇です。
簡単な作業も終わっちゃいました。」

大淀(別室)「提督! 鳥海さんが提督の椅子にっ!」

提督(別室)「分かっている! 見逃すか!」

ぽすっ

鳥海「おぉ・・・ 本当にフカフカです!」

提督&大淀(完全勝利!)


鳥海「あら、少しだけ引き戸が開いてますね。 ・・・!!」ガラッ

大淀(別室)「放り込まれた金庫に乱雑な中身、・・・あっ(察し)」


鳥海「前にチラッと見た金庫ですけれど、ロックが外されて乱雑に放り込まれてる!
  ・・・まず提督に連絡を!」

ユアーショーー! アイデーソラガオチテクールー
大淀(摩耶はやさぐれ音頭かしら)

提督(別室)「フムフム、
『大淀さんが退室後、提督の机が開いていたため中を確認。
 開錠されたと思わしき金庫がありました、対応はどのようにすればよいでしょうか?』
  か、いい文面だな。」

大淀(別室)「成る程、提督に仕掛けられちゃいましたね。」

提督(別室)「うーむ、一応取り出して私物であるのが分かった状態か。
 ・・・開けようか迷う姿もいいがまぁ開けないだろう。 返信するか。」

パンパカパーン
鳥海「えーと、
『私物の金庫により開けられて被害が出るものや貴重品などは入っていない、安心しろ。
 もし中身が空だったら困るがな。』
  ですか、ふむ。」

試しに金庫を揺すってみるとカタカタと音がした。

提督(別室)「さて、これで提督の私物と確定、貴重品等ではない、空だと困る。
  要素が揃った今。」

大淀(別室)「開けるのはすぐ、と。」

鳥海「姉さんも言っていました、恋愛も、敵を知り己を知れば百戦危うからず!
 鳥海、抜錨します!」パカッ


提督「固まっちゃったなー」

大淀「春画系統なら其処から属性を割り出して、という考えだったんでしょう。」


鳥海「えっ・・ 服? でも えっ? アクセサリー? サイズは・・・」


提督(別室)「流石に俺じゃなく艦娘用と気付いてくれた・・・」

大淀(別室)「決め手はサイズですけどね。」

鳥海「これは、どうしましょう。 ね、姉さんに相談。
いや、今そんな事したら提督にこの金庫を開けた事が分かってしまいます!
・・金庫をロックしてから顔を洗いに行きましょう。」

大淀(別室)「顔真っ赤ですもんね、可愛いですね。」

提督(別室)「鳥海には刺激が強すぎたか・・・。
愛宕や高翌雄なら問題ないだろうがなぁ。
だいぶ仕込み入れたし連絡90点 行動90点 可愛さ100点だな。」

大淀(別室)「3人目でその点数ですか、ほぼ決まり、ですかね?」

提督「ただいま戻った、待たせてすなまかった。」

鳥海「提督、お疲れ様です。 あの、すいません提督。
あの後中身、見てしまいました。」

提督「見るな。と封をしてあったのにか?」

とても重たい声で、提督はそう言った。


鳥海「はい、本当に申し訳ありません。」

提督「顔を上げろ、鳥海。」

『ドッキリ勝利!!』ターッテタッテタッテッレー

鳥海「ほえ?」

提督「じつは、今回メインとなる秘書艦を選ぶにあたって。
どれほど信頼できるかを見ていたんだ。」

鳥海「なんだ、良かった・・・
アレが提督の趣味かと思ってビックリしました。」

提督「すまん、鳥海。
 アレはその後の対応を見る為に自分の趣味で選んだんだ。」

鳥海「あの! その、コレは何かの任務で使うものなのでしょうか!?」

提督「違う! 私が100%趣味で相手に着て欲しい物だ!!」


提督「前がみえねェ」

大淀「ほら提督、治療しますからこっちに来てください。」


提督「さて、鳥海が元通りになるまで手間取ったが本日の業務も終了
 ・・・終日鳥海の赤面は戻らなかったがな。」

大淀「明日は衣笠さんですね。 そのまま正攻法でいけます。」

提督「あと二人、頼むぞ 大淀!」

大淀「借りは2倍返しでいいですよ。」

提督(本当にコレさえなければなぁ)

本日分は以上です、また明日に衣笠、ラスト一人、アフターを投稿します。
それではまた。

主はまだ2回目の投稿ですのでご指導、ご鞭撻のほどよろしくです。

・衣笠の場合

衣笠「今日もお仕事仕事!提督、おっはよー! 衣笠さんの登場よ ・・・・あれ?」

提督(別室)「0855、丁度良い塩梅だ。」

衣笠「提督は、ちょっと席を外してるのかな? まぁ0900超えるようなら連絡しましょうか。」


大淀(別室)「ぼーっとしてますねぇ、あ、気付いた。」


衣笠「机の上になんだろこれ? 提督の私物かなぁ?
見るなって書いてあるし鍵がかかって・・・ない。 ない!? ど、どうしよう・・・」

提督(別室)「うろたえてる間に0903、か。」
衣笠「あっ、と とりあえず提督遅刻だよーって連絡しないと。」

ゴートゥーヘェールッイィーヤッハァーーー!
大淀(キノコ扱いだと気付かれたら怒られそうですが・・・)
提督「やぁ、おはよう衣笠。 どうした?」

衣笠「どうした?じゃないよ提督、もう9時過ぎてる、遅刻だよ!」

提督「ん? いや大淀に呼び出されてな。
大淀に衣笠に遅れる旨を伝えてくれと頼んだんだが・・・」

衣笠「ん、え、 あっ。」
(いない大淀、机の上にロック外れてる金庫! ・・・あっ)

提督「どうした衣笠? 悪いが用事の最中でな、これ以上用件が無ければ切るぞ?」

衣笠「あっ、 て 提督・・・ お仕事がんばって下さい、では!」プツッ


衣笠「うわあああああ、どうしよう こんな青葉にバレ無くても大変だよぉ!」

大淀(別室)「いやー、泥沼ですね。 流石です提督。」

提督(別室)「少し意地悪だったかな?」

大淀(別室)「はい、とっても。」

提督&大淀「あっはっはっは」

衣笠「えーと、元に戻してごまかす?
 いや、逃げても無駄よ・・・万が一何か足りなかったら・・・」
(提督が電話を切って報告できなかった→自分に出来る事をする→開いていたので中身の確認→提督が戻ったらこの流れで報告)

衣笠「いいね! 青葉型重巡、衣笠、出撃よ!」パカッ

衣笠「これは、服? ってことは提督の私物かぁ、一応全部揃ってるっぽいけど。
 足りてない部分があるか調べてみましょうか・・・」


大淀(別室)「そう言いつつ自分が着る物としてサイズ確認してますね。」

提督(別室)「正直、報告 行動については問題があるが。
そんな事が些事に思えるくらい素晴らしい光景だな。
個人的には彼女が一番似合うと思っているよ。
まぁ連絡40点 行動50点 可愛さ200点だな。」

大淀(別室)「上限突破しましたね・・・」

提督「ただいま戻った、待たせてすまない・・・おぉっ!?
衣笠、その金庫にはロックがかかっていたはずだが?」

衣笠「はい! 自分が入ってきた時には大淀さんがおらず、すでに開錠された箱が置いてありました、連絡した際に伝えようとしたのですが。提督が忙しそうだったのでまず足りなくなっているものが無いかの確認をしようと明けました。」

提督「あー、それに関しては私物って分かってただろうし、いいよ。
 で、本音は?」

衣笠「すいません、提督の趣味知りたさに見ました・・・」

提督「そうか、大丈夫だよ衣笠。 顔を上げて。」
『ドッキリ勝利!!』ターッテタッテタッテッレー

衣笠「え?提督、もしかして見てました?」

提督「見てました。じつは、今回メインとなる秘書艦を選ぶにあたって。
どれほど信頼できるかを見ていたんだ。」

衣笠「」

大淀「いやー綺麗な赤紅葉ですねぇ・・・」

提督「名誉の負傷だ。後悔なんて、あるわけない。」

衣笠「全くもう!あと、この服装下着は自前でいいんですか?
身体部分の服が足りないようだけど。」

提督「いや下着も上下分入っているぞ、服装はそれで全部だ。
 衣笠、頼む 命令ではない。 私のお願いだ、コレを着てくれないか?」

・・・・ ボッ プシューーーーー!
衣笠「はわわ、提督、 すいませ~ん! っちょっと覚悟させてくださーーい!!」バタン


提督「大淀、今日の執務作業。手伝ってくれ。」

大淀「分かりました。」(夢想転生ができそうな深い悲しみの目をしている・・・)


提督「泣いても笑っても明日が最後だ!がんばるぞ!」

大淀「最後は、霧島さんですか。 開けるんですか? 彼女。」

提督「彼女に駆け引きは通用しないだろう、限界まで真っ直ぐ行く。」

・霧島の場合

霧島「あら、どうしたんですか提督? 執務室前で立っているなんて。」

提督「あぁ霧島、そろそろくると思ってな、
悪いが1200程まで用事が出来たんだ、本日作業進行は君に任せるよ、よろしく頼む。」

霧島「了解です、提督。
 この霧島、鎮守府の頭脳としてがんばります!」

提督「では、よろしく頼む。」


大淀(別室)「提督、準備できてますよ。」

提督「ああ、まずは動きを見よう。」


霧島「さて、本日の業務書類は、ありました・・・あら?
 机の上にあるのは、以前見るなと封がされていた金庫ですね。」

霧島「ふむ、先ずは連絡。」


トキメキアッテ!メグリアッテ~モ~エ~テ~

大淀(別室)「提督、出ないのですか。」

提督(別室)「ああ。」


大淀(別室)「その後何度か連絡を取っていましたが、諦めて執務作業開始しましたか。
・・・これは駄目かも分かりませんね。」

提督(別室)「いや、ここまでは予定通りだ。」
そして時は過ぎ1130

大淀(別室)「早いですねぇ、量は少ないですがもう本日分の作業を終えてしまいました。」

提督(別室)「さて、勝負はここからだ。」


霧島「あー、あー、よし!さてさてどう出てくるかしら?」ストン

大淀(別室)「ついに、提督の机に・・・」

提督(別室)「迷っているのか、心を落ち着けているのか。眼鏡を磨いて、時間を見ているな。」

大淀「あれですかね?時間を決めて耐えているのでしょうかね?」
ガシャアーーン!!バッバ
ザァァアアアアーーーーーー!!
大淀「何ですって!?
 提督、何者かが執務室に侵入、同時にジャミングされました!」

提督「くっ!?」ガタッ


提督「大丈夫か!霧島っ!」バァン!

「彼女なら、今ここには居ませんよー。」ダーレダ

提督「どう言う事だ?あとその声・・・」

「オォーウ!彼女ノ身ガ大事ナラシバラクジットシナサーイ」ウラゴエ

提督「分かった!分かったから一旦離れて、背中に、背中に!」

「背中に胸が当たっただけでこのヘタレは・・・」

・・・・そして1200
霧島「提督、お待たせしました。」

提督「ん、ああ。霧島・・・ネタバレは必要かな?」

霧島「では一つだけ。このドッキリ、提督は覗き見していたみたいですが。

誰か、カメラの前で着替えた娘はいましたか?」

提督「いなかったなー、そういや。
中身的にそこで着ようとする人はいないと思ったんでな。」


霧島「そうですか、見てない事も、今回は念のためジャミングしてもらって良かったです。」

目隠しをするすると外し、霧島が告げる。

『ドッキリ敗北』テーテー

そうドヤ顔で告げる霧島の姿は、箱の中に仕舞われていた武蔵の制服であった。

・後日談

提督「おはよう霧島。」

霧島「おはようございます提督。」

そう微笑む彼女には指輪が嵌められている。

あの後、ケッコンカッコカリを霧島に申請し、今に至るというわけだ。

今回の出来事で無事メイン秘書を決め。
これからヘタレだの優柔不断だの言われることなく彼女と共に歩んで行く・・・・

提督「はずだったんだけどなぁ・・・」
霧島「まぁ、大淀さんにサポート頼んでいたと聞いた時にこうなるんじゃないかと・・・」

衣笠「提督~ おっつかれー!遊びに来たよー!」バタン

香取服装で来た衣笠、実は彼女もカッコカリ済みかつ秘書官シフトのままである。
あぁ、黒ストと太ももの組み合わせが最高だ・・・

ゴメン、だからそんな目で見ないで霧島ぁ!?

衣笠「いやー、一番最初に選ばれなかったのは残念だけど。
 提督もちゃーんと衣笠さんの分を用意してたし。
許す! これからもよろしくね! 提督。」

提督「ああ、大丈夫! 前回の件で私は変わった。
もうヘタレたり、これ以上優柔不断にならないから大丈夫だ!」

大淀「提督、失礼します。 新建造艦が完成致しました。」


武蔵「フッ、随分待たせたようだな・・・。 大和型二番艦、武蔵。参る!」


霧島&衣笠「「提督・・・」」

提督「」

大淀「ふふっ。提督のヘタレ生活はまだまだ続きそうですね。」

と言う訳でお疲れ様でした。

次回もしありましたら、今回のミスを改め。
読みやすく、一定のペースで投稿できるよう頑張ります。

あと他スレに誤爆しないようにタブを閉じます。はい。

以下蛇足部分です。 大淀さんキャラが完全に黒なので注意。

・蛇足
話は霧島のドッキリ後まで戻る。

霧島「私にこのような格好をさせたのだから、責任を取って下さい、提督。」

提督「分かっている、必ず君の想いを無駄にしない・・・」


大淀(このままでは、あのヘタレ提督も腹を括ってしまいますねー。
 残念ながら私はヘタレで優柔不断な提督とその周りの日常が好きなので。)

大淀「手伝った分、私のワガママを聞いてもらいましょう!」

提督「大淀、今戻った。決めたぞ! 私は霧島を秘書艦にする!」

大淀「成程。 その決断、いつものヘタレ提督とは思えない立派さです。」

提督「言い方がアレだが有難う。大淀」

提督「そうか、言い方がアレだが有難う。大淀」

明石「失礼しまーす!
 提督さんから依頼された追加カッコカリ指輪お持ちしました!」

大淀「はい、こちらにお願いします。 いつもの提督ですね。
霧島さんと衣笠さんどちらか選べないから両者取りとは。」

明石「あー、やっぱりそうでしたかー!
 まぁこっちは戦力増強売り上げ増加で問題ないですが。
はい、確かに。 毎度ありがとうございまーす!」バタン

大淀「はい、提督。 衣笠さんの分です。
料金は後で返して下さいね?」

提督「大淀、私は霧島1・・・」

ピッ

「個人的には彼女が一番似合うと思っているよ。」
「いや下着も上下分入っているぞ、服装はそれで全部だ。
 衣笠、頼む 命令ではない。 私のお願いだ、コレを着てくれないか?」

提督「喜んで二人を幸せにさせて頂きます!」

大淀「提督、これからも私の好きな貴方で、私の好きな鎮守府を守って下さいね?」ニッコリ

本当に終

それではHTML化依頼を出してきます

分かりました、次回は
・中身の情報など無駄に隠さない
・状況説明を入れる
など分かりやすくするよう勤めさせて頂きます。

皆さん有難うございます。
とりあえず書きたい眼鏡艦娘のギャグを書いてきます。

(書いているキャラがマイナーだな、が一番のダメージだった)

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