？？？「やっと追い付いたよ」

しずか「で、出来杉さん…！！」

出来杉「こんにちは、お兄さん達、ちょっとゲームしないかい？」

億安「あぁ～？ゲームだぁ？」

しずか「へ、返事したらだめよ！」

出来杉 ﾆﾔﾘ

ﾊﾞﾊﾞｧｰﾝ！！

康一「な、なんだ！周りに円上の膜みたいなものが！」

丈助「とじこめられた！」

億安「でられねぇぜ！」

出来杉「君たちは僕のスタンドにはまってしまったんだよ。ゲームにクリアしないとこの空間からは出られない」

康一(出られない？ということはこの膜みたいなものが射程距離と考えていいのかな？5メートルくらい…か)

丈助「てめぇ、何が目的だ…誰の差し金だぁ？」

出来杉「勝ったら教えてあげるよ、この僕のスタンド ホームワークにね！」

丈助「ホーム…なんだって？」

康一「ホームワークしゅ…宿題って意味だよ」

億安「んなこたぁ分かってるぜ」

出来杉「君たちは僕の問題に答えなくてはならないんだよ」

丈助「てめぇさっきからよぉ、ため口きいてっけどよぉ…」

出来杉「ひとつめの問題だよ。ペンギンの生態について答えよ」

一同「！！」

丈助「聞いてやがったのかてめぇ」

出来杉「それが答えかい？」

丈助「調子に乗ってんじゃあねぇぜ！」

出来杉 ﾆﾔﾘ

康一「！！丈助くんだめだ！」

丈助「もうおせぇぜ康一！」
ｸﾚｲｼﾞｰﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞ「ドラァ」
ｽﾞｸﾞｼｬｧ！

丈助「な、なんだってぇ！！」

億安「クレイジー・Dが…！！」

康一「き、消えた！！」

出来杉「君は僕の問題に間違えたから…君のスタンドは…僕がもらったのさ」

億安「てめぇ！丈助のスタンドを返しやがれこのダボ！」

康一「だ、だめだ！スタンドを使っちゃいけないよ！」

億安「問題とやらは丈助が間違えたんだ！その時点で勝負はついてるんだぜ康一！！」
ｶﾞｵﾝ！！
ｽﾞｸﾞｼｬｧ！！

丈助「！！」

康一「やっ…やっぱり！」

億安「ス、スタンドが…俺の…ザ…ザ・ハンドが…」

康一「くそっ！」

億安「消えちまっただとぉぉぉぉ！！」

丈助「落ち着け億安！こ、康一、なんかわかったのか！？」

康一「き、きっとこの膜みたいなやつは、スタンドのテリトリーなんだ！この中にいる限りや、やつに攻撃したらスタンドを取られちゃうんだ！！」

出来杉「へー、これはクレイジーダイヤモンドって言うのか」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

康一「な、なんだって！！」

丈助「や、やろう！俺のスタンドをだしやがった！！」

出来杉「で、こっちがザ・ハンドって言うんだね」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

億安「お、俺のザ・ハンドまで」

出来杉「康一って人は頭良いみたいだね。そうさ、僕のホームワークの射程距離内にいる限り、僕へ攻撃したスタンドは全て僕のものになる！」

康一(僕への攻撃……！！)

丈助「な、なんてやつだ！！」

億安「た、単純だけど強ぇぜ！」

康一「エコーズ！！」

億安「こ、康一！なにやってんだ！スタンドを取られる…！！」

丈助「とられねぇな」

康一「思った通りだ！スタンドを出すだけなら攻撃じゃないから、取られることはない！」

出来杉「それはまぁそうだけど、出したところで攻撃はできないから意味はないよ？」

丈助「宿題だと～」2

？？？「ペンギン (英語: penguin [・p・・gw・n]) は、鳥類ペンギン目（学名 Sphenisciformes）に属する種の総称である。ペンギン科（学名 Spheniscidae）のみが現生する。」

出来杉「！！」

？？？「主に南半球に生息する海鳥であり、飛ぶことができない。

今では使われることは稀だが、「人鳥（じんちょう）」「企鵝（きが、企は爪先立つの意、鵝はガチョウ）」[2]という和名もある」

丈助「こ、この声は！！」

？？？「南半球の広い緯度範囲に分布する。主に南極大陸で繁殖するのはコウテイペンギンとアデリーペンギンの2種のみである。ほかに、ジェンツーペンギン・マカロニペンギン・ヒゲペンギンの3種は、南極大陸の中でも比較的温暖な南極半島にも繁殖地があるが、主な繁殖地は南極周辺の島である。他の種類は南アメリカ・アフリカ南部・オーストラリア・ニュージーランド、あるいは南極周辺の島などに繁殖地がある」

億安「じょ、承太郎さん！！」

承太郎「最も低緯度にすむのは赤道直下のガラパゴス諸島に分布するガラパゴスペンギンであり、その生息域は赤道を挟みわずかに北半球にはみ出ている。

これらの中低緯度の繁殖地はいずれも、南極海周辺から寒流の流れて来る海域に面している」

康一「た、助かった！」

承太郎「まだ説明が必要ならするが？」

出来杉「へー、すごく頭の良さそうな人だね…いいよ、君の勝ちにしよう」
ｽﾞｷﾞｭｰﾝ！！

億安「な！お、俺のザ・ハンドが戻ったような感覚だ！！」

承太郎「迎えが遅いから何かあったのかと思って来てみれば…やれやれだぜ」

康一「承太郎さんが来てくれてよかった！」

出来杉「さぁて、次は帽子の人が僕に問題を出す番だよ」

承太郎「…てめぇのスタンドの弱点はなんだ？」

出来杉「！！！！」

丈助「じゃ、弱点だって！？」

億安「そ、そんなの問題としてなりたつのか！？」

康一「…」

承太郎「てめぇは二人のスタンドを勝負に勝って奪ったが、俺が勝ったら億安のスタンドは戻ってきた。つまり、俺の問題でてめぇが勝てなけりゃ、丈助のスタンドも戻ってくるんだろう？そして質問に対する答えはある程度正解であればいい」

出来杉「こ、こいつ」

承太郎「俺が今言ったことは正解にはならねぇぜ、今のことを含めて、てめぇのスタンドの弱点はなんだ？」

億安「？？？？」

丈助「グレートだぜ承太郎さん！」

康一「勝てばスタンドは戻ってくるってことは質問に入ってる！つ、つまり承太郎さんは！」

出来杉「僕から２つの弱点を聞き出そうとしている！」

億安「？？？？」

承太郎「さて、問題の答えを聞こうか」

出来杉「ふふっ…いいよ。僕のスタンドの弱点…それは射程距離さ！」

丈助「あ？」

出来杉「僕自身が射程距離から離れると、能力は解除されてスタンドは元の持ち主に戻るのさ」

億安「…おい、答えちまったぞ」

承太郎「…」ｽﾞｸﾞｼｬｧ！

丈助「ス、スタープラチナが！」

億安「と、とられた！」

出来杉「僕の勝ちだね！」

承太郎「いや、これでいい」

丈助「へ？」

承太郎「そうだろう？康一くん」

億安「な、なにぃぃぃぃ！！」

康一「ぼ、僕の考えが正しければ…か、勝てる！」

出来杉「へぇ…じゃあ君に問題を出すよ」

康一「…」

出来杉「現在確認されているだけの円周率を答えてよ」

丈助「！！！！」

億安「な、なんだってぇぇぇぇぇ！！」

承太郎「…」

康一「…ふふふっ」

出来杉「！！！！」

康一「答えてあげよう…けど君にしか答えたくないな」

出来杉「なに？」

康一「耳打ちするよ、こっちに来てくれ」

出来杉「ふふふふ」

康一「…」

出来杉「何を言い出すかと思えば…そんなことか…それは僕を一歩前に歩かせるためだろう？」

億安「？」

出来杉「見え見えなんだよ！お粗末な作戦だな！」

億安「！」

出来杉「君は帽子の人が問題を出している間にスタンドで僕の足元に何かしていたんだろう？」

康一「…」

出来杉「この僕が、足元にいつの間にかあるボヨヨ～ンという文字に気づかないとでも思ったのかい？」

康一「気付いていたのか」

出来杉「当たり前さ！こんな見え見えの作戦で僕に勝てるなんて思っているなんてね！ふはは！」

康一「いや」

康一「いや」

出来杉「君のスタンドも貰うよ！」ｽﾞｸﾞｼｬｧ

丈助「こ、康一のスタンドが！」

康一「君の負けだ！」

億安「ザ・ハンド！空間を削れぇ！」ｶﾞｵﾝ！！

出来杉「なにっ！！！」

億安「削れたぜ！ほんのちょっとな！そう、ほんのちょっと…一歩前に出るくらいにな！」

出来杉「ば、ばかな！」
ボヨヨ～ン！！！！

丈助「やつがぶっ飛んだ！！射程距離外だ！」

康一「エコーズ！！3FREEZ！！！」
ズドン！

出来杉「ぐあっ！！体が…お、重いぃぃぃぃ」

康一「あの文字は僕が地面に着けたもの。あれが攻撃になるのならぼ、僕のスタンドはすでに奪われている！そして、ザ・ハンドも君を攻撃するわけじゃなかった！君のスタンドが僕のスタンドを奪う条件は、スタンドによる君自身への直接攻撃！」

出来杉「うぐっ！！そ、その通りだ！！」

承太郎「やれやれだぜ、よくやった康一くん、君は会うたびに成長しているな」

丈助「うぐっ！！」

億安「今回は俺も活躍したぜぇー！丈助！」

丈助「う、うるせぇ！」

承太郎「さて、話してもらおうか。お前はなぜスタンドが使えて俺たちを標的にした？」

出来杉「ち、ちくしょう、しょうがないな…僕の完敗だ！」

しずか(わ、私空気…)

1話完