いれかえAbe! Kobe! Generation!【デレマスSS】 (130)


デレマスのSSです。


アニメの設定で書いています。


書き溜めした物をまとめて投稿しますが上手く出来ないかもしれません。


それでもよろしければお願い致します。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1462230737





~346プロ廊下~



本田未央「あ!しぶりん!しまむー!久しぶり!!」


島村卯月「未央ちゃん!お久しぶりです!」


渋谷凛「おはよう未央、3人揃うのなんて本当に久しぶりだね」


未央「いやー私たちもそれぞれ人気者になっちゃいましたからねー」


凛「調子にのらない」


卯月「ふふふ・・・でも、本当にNGでのお仕事全然してませんね・・・」


未央「あはは・・・まあ今は、私達それぞれのユニットの仕事がメインだし仕方ないよ」


凛「そうだね・・・」




未央「2人とも、この後は?私は少し休憩したら茜ちんとあーちゃんと仕事だけど」


卯月「私も休憩した後に美穂ちゃんと響子ちゃんと一緒にお仕事です!」


凛「私も加蓮と奈緒と撮影だね」





未央「そっか、じゃあとりあえずCPルームで休憩でも・・・


一ノ瀬志希「おや?NGじゃ~ん、おはよ~」


卯月「志希ちゃん!おはようございます!」


凛「おはよう」


志希「んふふ~、3人とも相変わらず良い匂いだね~♪」ハスハス


凛「・・・ちょっと恥ずかしいんだけど・・・」




未央「志希にゃん!CDデビューおめでとう!【秘密のトワレ】聴いたよー!」


志希「ありがとー、どうだったかなー?」


卯月「なんというか・・・すごい曲ですね・・・」


志希「それよく言われるー」


凛「志希って、その・・・【惚れ薬】みたいな物も作ったりできるの?」


志希「おや?凛ちゃんは【惚れ薬】に興味津々なのかにゃ~?」


凛「い、いや!そういうわけじゃないけど・・・」


未央「おやおや?しぶりんは自分に惚れてほしい人がいるのかな?かな?」


卯月「り、凛ちゃん!?そうなんですか!?」


凛「ちがうってば!」


志希「んふふ~、凛ちゃんが望むならあたし、頑張って作っちゃおうかな~」


凛「もう!あんまりからかわないでよ・・・」



志希「ごめんごめん、お詫びに3人にこれあげちゃおう」スッ


未央「ん?・・・何これ?ドリンク?」


志希「じゃじゃ~ん!志希ちゃん特製栄養ドリンク~!疲れもすぐに吹き飛んじゃうよ~」


卯月「えっと・・・」


凛「これ、大丈夫なの?」


志希「大丈夫!危険な物は使ってないから、効果はあたしが保証するよ~」


未央「まあ、確かにちょっと疲れてたからちょうど良いかもね」


卯月「あ、ありがとうございます」



凛「・・・一応、貰っておくね」


志希「うむ!それじゃ、あたしはそろそろいくね~」テクテク


未央「志希にゃん!ありがとね~」ブンブン


凛「それじゃ、CPルームに行こうか」


卯月「そうですね」



――――――――――――――――――――――――――――――――――




~CPルーム~



未央「ん~、まだ次の仕事まで時間があるね~」カシュッ


卯月「み、未央ちゃん・・・」


未央「ん?何?」


凛「それ・・・飲むの?」


未央「飲むよ?今日レッスンしてたから結構疲れちゃったし」


卯月「私、ちょっと怖いです・・・」


未央「だ~いじょうぶだって!志希にゃんのお墨付きだよ?」


凛「だから怖いんだけど・・・」


未央「も~そんなに言うなら先に私が飲むから見ててよ」グイッ


卯月「あ・・・」


未央「・・・・・・」ゴクゴク


凛「・・・・・・」




未央「・・・うん!さっぱりしてて美味しいよ!」


卯月「本当ですか?」


未央「結構酸味がきいてて、目が冴えるね!効果あると思うよ!」


凛「そうなんだ・・・」


未央「ほら!しぶりんもしまむーも飲んでみなよ!」


卯月「は、はい・・・」カシュッ


凛「まあ、確かにちょっと疲れてるし、効果があるなら・・・」カシュッ


凛卯月「「・・・・・・」」ゴクゴク


卯月「・・・美味しいです!」


凛「・・・確かに目が冴えるね」


未央「でしょー?」





未央「よし、元気が出てきたし、次の仕事までちょっとのんびりしてよっ・・・あれ?」フラッ


凛「未央?」


未央「お、おかしいな・・・なんか急に眠くなってきた」ウトウト


卯月「み、未央ちゃ・・・あれ・・・私もなんだか」ウトウト


凛「わ、私も・・・」ウトウト


バタッ バタッ バタッ


――――――――――――――――――――――――



~数分後~



卯月「ん・・・あれ?私・・・」ムクッ


未央「あ・・・起きたね」


凛「よかったです」


卯月「しぶりん・・・あれ?私がいる・・・え?」


未央「・・・未央、落ち着いて鏡を見て」


卯月「え?・・・・・・えええええええええええええ!?」





卯月「私、しまむーになってる!?」


凛「私も凛ちゃんの体になってます・・・」


未央「・・・皆、体が入れ替わるって・・・」




卯月「ええと・・・本田未央の体に入ってるのはしぶりん?」


未央「うん・・・」


卯月「あ、あはは・・・なんか私が凛々しい顔してる・・・」


凛「こ、これ・・・どうしたらいいんでしょうか?」


未央「わかんない・・・」


卯月「多分、しきにゃんからもらったドリンクが原因だよね?」


未央「そう考えるのが自然だね」


凛「とりあえず、志希ちゃんを探しましょ・・・


ガチャッ


志希「失礼しま~す、NGの三人いますか~?」


卯月「あ!しきにゃん!ちょうどいい所に!」





志希「ごめ~ん、渡すドリンク間違えちゃった~」テヘッ


卯月「やっぱりか!!!」


凛「そ、そんな~」


未央「これ、ちゃんと元に戻るよね?」


志希「え~とね、元に戻すドリンクを今作ってる所だから、今日の夜まで待ってほしいかな~」


卯月「えええ!?ちょ、ちょっと!私達、これから別々のお仕事なんだけど!?」


志希「・・・・・・ファイト♪」


卯月「ファイトじゃないよ!?」


凛「ど、どうしましょう・・・」




未央「・・・しょうがない、今日の仕事をなんとか乗り越えよう」


凛「ええ!?で、でも・・・」


卯月「・・・そうだね、それしかないよ」


卯月「大丈夫!私達、ずっと一緒に頑張って来たんだもん!お互いの事分かり合ってるはずだよね!」


未央「ふふ、当然だよ・・・卯月、今日はなんとかお互いを演じて乗り切ろう」


凛「凛ちゃん、未央ちゃん・・・、はい!島村卯月!がんばります!」




志希「う~ん、良い友情だね~、それじゃ、アタシは急いで作るから、頑張ってね~」ガチャッ


卯月「急いでね~!」


未央「・・・さて、それじゃ、お互いのこれからの仕事内容を理解しておこうか」


凛「そうですね・・・未央ちゃん!私の予定を説明しますね」


卯月「うん!お願い!それじゃ、私はしぶりんに説明したらいいのかな?」


未央「そうだね、それで、私は卯月に説明するね」


凛「はい!」



――――――――――――――――――――――――――



~数分後~


卯月「・・・よし、こんなもんかな?」


未央「うん・・・そろそろ時間だね」


凛「凛ちゃん、未央ちゃん、頑張りましょう」


卯月「うん!・・・それじゃ、それぞれの仕事にレッツゴー!!」


NG「「「おー!!!」」」



―――――――――――――――――――――――――――――



~渋谷凛(in島村卯月)の場合~



神谷奈緒「お、来たな」


北条加蓮「凛?ちょっと遅かったんじゃない?」


凛「ごめんなさ・・・ごめん、ちょっと前の仕事が長引いちゃって・・・」


奈緒「それは仕方ないな」


加蓮「ほら、早く着替えてきなよ」


凛「う、うん・・・」


凛「・・・・・・」





凛(凛ちゃんによると今日の仕事はトライアドプリムスで新しいCDのジャケット撮影をするそうです)


凛(前に撮った写真を見た事がありますが・・・結構、肌を出していました・・・)


凛(・・・ちょっと恥ずかしいですけど、今の私は凛ちゃんなんです!)


凛(凛ちゃんみたいに、恥ずかしがらず、蒼く、がんばります!)


―――――――――――――――――――――――――――――――――




凛「お、おまたせ・・・」


加蓮「あ、やっと出てきた」


凛「ご、ごめん・・・」


奈緒「う~ん・・・あたしはやっぱりこの衣装慣れないな~、こんな薄いワンピース一枚だけって恥ずかしいよ・・・」


加蓮「何言ってんの、奈緒は可愛いんだから、とっても似合ってるよ?」


奈緒「か、可愛いとか言うんじゃねえよ!?」


加蓮「も~、照れちゃって、奈緒は可愛いよね、凛?」


凛「そ、そうだね・・・奈緒ちゃ・・・奈緒は可愛いよ」


加蓮「ん?・・・凛?大丈夫?」


凛「な、何が?」


加蓮「いつもの凛なら楽しそうに奈緒の事からかうのに・・・体調悪いの?」


奈緒「あまり腑に落ちないが・・・確かにいつもの凛らしくないな・・・」


凛「そ、そんな事ないよ、私は渋谷凛だよ」


加蓮「ん~?」


奈緒「・・・・・・」




凛(ま、まずいです・・・加蓮ちゃんと奈緒ちゃんに疑われています)


凛(このままだと、二人にばれちゃう・・・凛ちゃんらしく、凛ちゃんらしく・・・)



凛「ほら、二人とも、残していくよ!私たちの足跡!」キリッ


奈緒「お、いつもの凛だな」


加蓮「・・・・・・」


凛(・・・だ、大丈夫かな?)



~スタジオ~


カメラマン「良いよ良いよ~!加蓮ちゃん、奈緒ちゃん、もっと凛ちゃんに寄り添ってみよっか~」パシャッパシャッ


カメラマン「奈緒ちゃん、恥ずかしがっちゃ駄目だよ~、凛ちゃん!もっと凛々しい表情で!」パシャッパシャッ


凛「は、はい!」キリッ


カメラマン「お、凛々しさの中に可愛らしさもあって良いね~!」パシャッパシャッ




凛(あ、あわわ・・・加蓮ちゃんと奈緒ちゃんに寄り添われてます・・・)


凛(うう・・・ちょっと、恥ずかしいです・・・)


凛(凛ちゃん、いつもこんな仕事してるんだ・・・すごいな・・・)


カメラマン「おお!凛ちゃん良いよ!その憂いを帯びた表情最高だね~」パシャッパシャッ


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




~撮影終了~


奈緒「ふ~、やっと終わった~」


凛「加蓮、奈緒、お疲れ」


加蓮「お疲れ、さて、これからどうしよっか?」


奈緒「あ・・・わるい、あたしはもう帰るよ」


加蓮「はいはい、観たいアニメが始まっちゃうんでしょ?」


奈緒「う・・・そ、そうだけど・・・」


加蓮「わかってるよ、それじゃ、また明日ね」


凛「奈緒、またね」


奈緒「おう、それじゃ」タッタッタ





加蓮「凛は確かこの後は空いてたよね?私お腹空いたから何か食べたいんだけど」


凛「えっと・・・」


凛(どうしましょう・・・ここで断るのも怪しまれるかも・・・)


凛(すぐに戻っても、凛ちゃんも未央ちゃんもいないと思いますし・・・)


凛「うん、いいよ、どこかで食べに行こうか?」


加蓮「オッケー、それじゃ、マ○クでポテト食べよー」


凛「そうしよっか」


加蓮「・・・今日は新作のポテト発売日だね、凛もポテト好きでしょ?」


凛「う、うん、美味しいよね」


凛(・・・凛ちゃん、ポテト好きなんだ・・・)


加蓮「・・・・・・」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――




~島村卯月(in本田未央)の場合~



小日向美穂「あ!卯月ちゃん!おはよう!」


卯月「おはようございます!」


五十嵐響子「いつもより遅かったけど大丈夫?」


卯月「ごめんなさい、ちょっと前の収録が長引いちゃって」


卯月「すぐに着替えてきます!」




卯月(さて、しまむーの話によると、響子ちゃんメインの料理番組の初回収録だね)


卯月(・・・美穂ちゃんはともかく、響子ちゃんとは喋った事ないからなー・・・大丈夫かな)


卯月(・・・ええーい!悩んでも仕方ない!とにかく頑張ろう!)


卯月(伊達に演劇やってるわけじゃないもん、今日はしまむーをしっかり演じきってみせるよ!)




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




卯月「お、お待たせしました!」


卯月(うう、ヘアゴムとか使った事ないからちょっと手間取っちゃった)


美穂「そんなに急がなくても大丈夫だよ?」


卯月「え、えへへ・・・新しく始まる番組ですから気合が入っちゃって・・・」


美穂「ふふふ、そうだね、3人一緒に頑張ろう?」


卯月「はい!島村卯月!頑張ります!」


響子「・・・・・・」


美穂「響子ちゃん?どうしたの?」


響子「あ・・・え、えっと・・・緊張しちゃって・・・」


卯月「・・・ピンクチェックスクールで初めてのレギュラー番組ですから、ちょっとドキドキしちゃいますね」


響子「うん・・・それもあるけど・・・」


卯月「?」


響子「・・・私が、メインでいいのかなって・・・」


美穂「・・・え?」





響子「・・・ピンクチェックスクールは元々、美穂ちゃんと卯月ちゃんの2人ユニットだった所に私が後から入ってできたユニットだから・・・」


響子「その私が、メインになるのは違うんじゃないのかなって、思ったりしちゃうの・・・」


響子「・・・ご、ごめんなさい、収録直前に何言ってるんだろう私、忘れてください・・・」


美穂「響子ちゃん・・・」


卯月「・・・・・・響子ちゃん!」


響子「う、卯月ちゃん?」ビクッ





卯月「私達ピンクチェックスクールは3人じゃなきゃ駄目なんです!」


卯月「そこに後から入ったとか、前から居たとか関係ないと思います!」


卯月「私は、響子ちゃん、美穂ちゃんと一緒にユニット組めて本当に良かったって思ってます!」


卯月「ですから・・・そんな事言わないで下さい!」


卯月(・・・きっとしまむーも、こう思っているよね)


響子「卯月ちゃん・・・」


美穂「ふふ、そうだよ、響子ちゃん」


美穂「私達は3人でひとつなんだから、そんな事考えないでほしいな?」


響子「美穂ちゃん・・・うん、ありがとう」





美穂「今日の卯月ちゃん、すごく頼もしいね」


響子「うん、私もそう思うな」


卯月「え!?いや、そんな事無い・・・ですよ?」


美穂「ふふ、卯月ちゃん、今日の収録、頼りにしてるよ」


響子「よろしくね、卯月ちゃん」


卯月「ちょ、ちょっと、二人とも~」


美穂「ごめんね、それじゃ、そろそろ時間だし、行こっか?」


卯月「はい!島村卯月!頑張ります!」


響子「私も頑張るよ!」


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~収録終了後、レストラン~



卯月「お疲れ様です!」


美穂「お疲れ様です、収録楽しかったね」


響子「うん!私達が作ったカレー、スタッフさんすごく美味しそうに食べてくれたよね」


卯月「はい!」




響子「・・・卯月ちゃんって普段から料理してるの?」


卯月「え?」


響子「いや、野菜を切ったり、皮をむいたりするのすごく慣れてる気がしたから」


美穂「私も思った、でも卯月ちゃん、前にそんなに料理はしていないって言ってた様な気がするけど・・・」


卯月「あ、いや、その・・・さ、最近お母さ・・・ママに教わっているんです!」


美穂「そうなんだ、私も料理頑張って覚えないと駄目だよね・・・」


響子「それじゃ、今度一緒に料理の勉強しましょう!」


卯月「いいですね!皆で美味しい料理作りましょう!」


美穂「そうだね、これから毎週番組で料理作るんだから、頑張らないとね」





響子「あ、いけない、そろそろ何か注文しよっか?」


美穂「うん、そうだね、卯月ちゃんは、いつものでいい?」


卯月「え?・・・はい」


卯月(いつもの・・・しまむーここで何頼んでるのかな?)


美穂「すいませーん」


店員「はい」





響子「プリンアラモード一つお願いします」


美穂「私はバニラアイス一つお願いします、それと・・・」


美穂「生ハムメロン一つお願いします、以上です」


卯月「!?!?!?!?!?!?」



――――――――――――――――――――――――――――――――



~本田未央(in渋谷凛)の場合~



日野茜「あ!未央ちゃん!おはよう御座います!!」


未央「お、おはよう、茜・・・ちん、きょ・・・今日も元気だねー!」


茜「もちろんです!元気がなくちゃ何も出来ませんから!」


茜「それに、いよいよ私たちの新しい番組が始まりますから!気合を入れないわけにはいきません!!」


茜「それでは今日も頑張って行きましょう!せーの、ボンバー!!!!」


未央「ボ、ボンバー・・・」


茜「どうしましたか!?いつもみたいにもっと元気よく行きましょう、ボンバー!!!!!」


未央「ボンバー!!!」


未央(うう・・・大丈夫かな・・・)





高森藍子「ふふ、2人ともおはよう御座います」


茜「藍子ちゃん!おはよう御座います!!」


藍子「未央ちゃんもおはよう」


未央「う、うん・・・あい・・・あーちゃんもおはよう」


藍子「・・・未央ちゃん?」


未央「な、何?」


藍子「えっと・・・なんだか元気が無いみたいに見えましたから・・・」


未央「そ、そうかな・・・前の仕事で頑張ったからちょっと疲れてるのかな?」


藍子「・・・そうですか・・・それに・・・」


未央「それに?」




藍子「その・・・未央ちゃん、私に会うといつも抱きついてきますから、それがなかったので・・・」ソワソワ


未央「・・・え!?」


藍子「えっと、もしかして、私、未央ちゃんに何か失礼な事をしてしまったのでしょうか・・・」


未央「そ、そんな事無いよ!よ、よーし・・・今日もあーちゃんに抱きついちゃうぞー!」ガバッ


藍子「きゃっ、も、もう、未央ちゃんは甘えんぼさんですね」ヨシヨシ


未央(う、うう・・・すごく恥ずかしい・・・)


茜「むむ!それじゃ私も抱きつきます!!未央ちゃん!後ろから失礼します!!」ドーン!!


未央「ぐふっ!?ちょ、ちょっと、茜・・・ちん、く、苦しい・・・」ギュウウウ


未央(・・・私、上手くやっていける自信ないよ・・・)




~レッスンルームにて、収録開始~



未央「ポジティブパッションの!!」


茜「プラマイゼロカロリーで!!」


藍子「健康生活目指しましょう!!」


PP「「「いえーい!!!」」」パチパチパチ




未央(これが今日、初回収録のポジティブパッションのレギュラー番組か・・・)


未央(未央が言うには運動して食べる番組みたいだけど、未央自身も詳しい内容はあまりわかってないみたい・・・)


未央(・・・未央の体だと普段より運動も出来るのかな?)





茜「いよいよ始まりました!私たちの番組です!」


未央「そうだね、それじゃ、あーちゃん、説明よろしく」


藍子「はい、この番組は健康的な体作りを目的とした番組です」


未央「なるほど、その為に何をするの?」


藍子「えっとですね・・・毎週違った料理を私たちが食べるんですけど、その前に、その料理のカロリーと同じだけ運動して、消費してから食べようという事ですね」


茜「なるほど!『プラマイゼロカロリー』っていうのはそういう事なんですね!!」


藍子「はい」


未央「よし、さっそく始めていこうか、それじゃ茜ちん、記念すべき1回目の料理は何かな?」





茜「はい!す○家の牛丼です!!」


未央「待って」





茜「はい?どうしましたか未央ちゃん?」


未央「え?健康的な体作りを目的としてるんだよね?いきなり牛丼?」


茜「はい!お肉にお米にお野菜も入った健康的な料理です!!」


未央「そ、そう・・・なるほど、そういう番組か」


藍子「あはは・・・という訳でこちらの牛丼と同じカロリーを先に消費して行きましょう」


藍子「今回は第1回目なので代表的な運動の、ランニングを行います」


未央「なるほど、だからランニングマシーンのあるレッスンスタジオなんだね」


藍子「はい」





未央「えっと・・・私達全員同じカロリー消費すればいいって事かな?」


藍子「いえ、私達全員食べるサイズが違いますので、カロリーも変わってきますよ」


未央「あ、そうなんだ」


藍子「えっとですね・・・私が食べるのは、並盛りサイズの牛丼ですね、656カロリーとなります」


未央「なるほど・・・」


未央(・・・私は中盛りで茜が大盛りの牛丼を食べるって事かな・・・)


未央(・・・正直、並盛りでもお腹一杯になりそうなんだけど・・・)


未央「えっと、私は何を食べるのかな?」


藍子「未央ちゃんはですね・・・」




藍子「メガサイズの牛丼ですね、1,163カロリーです」


未央「待って」





未央「え?いろいろすっ飛ばしてメガサイズが来たんだけど間違ってない?」


藍子「?・・・間違ってませんよ?未央ちゃんはメガサイズの牛丼です」


未央「えー・・・食べきれるの?これ・・・」


茜「未央ちゃん?私とランニングした後、一緒にす○家に行った時はよくメガサイズ頼んでるじゃないですか」


未央「え!?そうな・・・んだよねー!そうだったそうだった!」


茜「?」


未央(嘘でしょ・・・)


藍子「そして、茜ちゃんはキングサイズの牛丼、2,248カロリーです」


茜「うおおおお!!お米もお肉もたくさん入ってますね!うれしいです!!」


未央「うわぁ・・・」





藍子「そろそろ始めましょうか、このランニングマシーンにはカロリーを計算する機能がありますので、そのカロリーが目標に達するまで頑張って走り続けましょう」


茜「了解です!気合を入れていきますよー!!!」


未央「えーっと・・・それじゃ行きましょう、よーい!」


PP「「「スタート!!!」」」ダダダダダ!!!



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




茜「2,248カロリー達成です!!ボンバー!!」


未央「ふぅ・・・ふぅ・・・お、お疲れ」


藍子「お疲れ様です、やっぱり2人ともすごいですね」


茜「これくらいのランニングなら、未央ちゃんと2人でよく走ってるので問題ありません!ですよね、未央ちゃん!!」


未央「え!?・・・う、うんそうだね!」





未央(・・・よく走ってるんだ・・・)


未央(・・・でも確かに、いつもよりすごく体が軽く感じたな・・・やっぱり未央の体だからかな・・・)


未央(・・・私も負けてられないね・・・)





藍子「それでは、皆無事目標カロリー達成したので、ご褒美の牛丼を食べましょう」


未央「あ・・・そういえば、そういう企画だったね」


茜「美味しそうですね!!早く食べましょう!!」


未央「そ、そうだね・・・それじゃ一緒に」


未央(こ、これ・・・食べきれるかな・・・)


PP「「「頂きます!!!」」」



―――――――――――――――――――――――――――――――――



~収録終了後~



藍子「お疲れ様です」


茜「お疲れ様です!!牛丼美味しかったですね!!」


未央「え、えっと・・・そうだね・・・」


未央(メガサイズ・・・普通に完食しちゃった・・・)


藍子「この後はどうしますか?」


茜「あ!すみません!この後、文香さんと約束していますので、今日は失礼します!」


未央「え?文香・・・さんと?珍しいね」


茜「私もよくわからないのですが、この前のお礼としてカレー屋さんに連れて行ってもらえるみたいです!!」


藍子「カレーって・・・茜ちゃん、まだ食べられるの?」


茜「え?・・・もちろん、余裕ですよ?」


未央「そ、そうなんだ・・・」


茜「それでは未央ちゃん!藍子ちゃん!また明日、頑張りましょう!!」ビューン!!


藍子「あ・・・行っちゃった・・・」


未央「茜ちんと文香さんか・・・めずらしい組み合わせだね」





藍子「えっと・・・未央ちゃんは確かこの後、時間ありましたよね?」


未央「あ・・・えっと・・・」


未央(どうしよう・・・今、CPルームに戻っても時間あるし、その間に誰かと接触するのも怖いし・・・)


未央(それだったら、まだ藍子と二人っきりの方が上手くごまかせるかな?)


未央「うん、時間あるよ?」


藍子「でしたら、また、お願いしたいのですが・・・」


未央「ん?何を?」




藍子「新しい曲のダンスの練習です」


未央「・・・・・・え?」



――――――――――――――――――――――――――――――――




~渋谷凛(in島村卯月)の場合 その2~


~マ○ク~




加蓮「ふんふん・・・新作ポテト、結構美味しいね」カリカリ


凛「うん、美味しいね・・・」カリカリ


凛(・・・あんまり美味しくないです・・・今の私は凛ちゃんの味覚なんでしょうか・・・)


凛(・・・あれ?でも、加蓮ちゃんが言うには凛ちゃんはポテトが好きって・・・)


加蓮「さて・・・単刀直入に聞くよ」


凛「?」




加蓮「あんた・・・誰?」


凛「・・・・・・え?」




凛「だ、誰って・・・私は、凛だよ」


加蓮「ふーん・・・おかしいな?私の知ってる凛はポテトは好きじゃないはずなんだけど」


凛「え!?で、でも、さっき加蓮ちゃん・・・」


加蓮「・・・加蓮【ちゃん】?」


凛「あ、いや、その・・・」


加蓮「正直、撮影中もなんかおかしいなって思ってたんだ」


凛「・・・・・・」


加蓮「見た目は凛そのものだから、勘違いかもしれないと思ったけど・・・どうしても違和感が拭えなかった」


加蓮「だから、かまをかけてみたんだけど・・・簡単にボロが出たね」


凛「う・・・・・・」





加蓮「さて、いろいろ聞きたいことはあるけど、まずは・・・」


加蓮「本物の凛はどこにいるの?無事なんだよね?」


凛「え、えっと・・・」


加蓮「もし凛があんたやあんたの仲間に何か酷い事されているのなら・・・あんたを許さないよ」ギロッ!


凛「ひっ・・・」ビクッ


加蓮「・・・とりあえずあんたが凛そっくりな理由も気になるし、知ってる事全部喋ってよ」


加蓮「まだ、しらをきるつもりなら本気で怒るよ?ここで騒ぎになるのも嫌でしょ?」


凛「・・・・・・」




凛(うう・・・完全にばれちゃってます・・・)


凛(ここで騒ぎになっちゃうと皆に迷惑かけちゃいますし・・・)


凛(・・・・・・凛ちゃん、未央ちゃん、ごめんなさい・・・)


凛「・・・あ、あの、信じてもらえないかもしれないですけど・・・」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




~凛、加蓮に事情を説明中~



加蓮「ええ・・・うそぉ・・・という事は、あん・・・あなたは卯月ちゃんなの?」


凛「は、はい・・・」


加蓮「そして本物の凛は未央の体になっていて、未央は卯月ちゃんの体になっていると・・・」


凛「はい・・・」


加蓮「なんでそんな奈緒が読んでそうなラノベの話みたいな事が起こっているのよ・・・」


加蓮「えっと・・・元に戻るのそれ?」


凛「だ、大丈夫です、志希ちゃんが今日中に元に戻る薬をつくってくれる予定です」


加蓮「そうなんだ・・・一ノ瀬さんならありえそうなのが怖いね・・・」


凛「あ、あの・・・嘘みたいな話かもしれませんが、本当なんです」


加蓮「ん~・・・ま、明日になればわかることだしね」


加蓮「とりあえずはその話、信じるよ」


凛「あ、ありがとう御座います!」


加蓮「う~ん、凛の姿で丁寧口調だと、違和感ハンパないね・・・」




凛「えっと・・・それじゃ、私は事務所に戻りますね・・・」


加蓮「え?戻っちゃうの?」


凛「え?」


加蓮「一ノ瀬さんが薬を作ってくれるまでまだ時間があるんでしょ?」


凛「は、はい・・・」


加蓮「だったらもうちょっとお喋りしようよ」


加蓮「その・・・凛はもちろん、未央とも一緒にポテト食べに行ったりしてお喋りしてるけど、卯月ちゃんとは私、あまり交流無かったからさ・・・」


加蓮「せっかくの機会だし・・・ね?」


凛「あ・・・はい!」




凛「それにしても、加蓮ちゃんすごいですね!」


加蓮「え?何が?」


凛「私、バレない様に頑張ってたんですけど、加蓮ちゃんには見破られちゃいました」


加蓮「あ~・・・まあ、その、私、中学の頃から凛の事知ってて、よく見てたからさ」


加蓮「いつも見ていた凛と何か違うなって思ったらずっと気になっちゃって」


加蓮「・・・あはは、なんか私、気持ち悪いな・・・」


凛「そんな事ありません!」


凛「凛ちゃんすごくかっこいいから、気になる気持ちわかりますよ!」


加蓮「う、うん・・・凛の姿で凛の事喋るってなんかすごいね・・・」


凛「あ・・・すみません・・・」





凛「今日みたいな格好で撮影する事って多いんですか?」


加蓮「ん?そうだね・・・CDのジャケットとか雑誌用の写真撮る時は大体あんな感じだよ?」


凛「そうなんですか・・・私、すごく恥ずかしかったです・・・」


加蓮「私も最初はちょっと恥ずかしかったけど、今はもう慣れたかな?凛って意外とこういうのノリノリでやるからね」


加蓮「まあ、奈緒はまだ恥ずかしいみたいだけど」


凛「奈緒ちゃん、今日の撮影でもすごく恥ずかしそうでしたね」


加蓮「まったく、早く慣れてくれないとこっちも困るんだけどね・・・ま、そういう所も可愛いけど」


凛「加蓮ちゃんは奈緒ちゃんも大好きなんですね!」


加蓮「な!?ち、ちがうって!!もー、変な事言わないでよ・・・」


凛「ふふふ、ごめんなさい」




凛「そういえば・・・CDジャケットの撮影って事は、また新曲が出るんですか?」


加蓮「ん?そうだけど?」


凛「そうなんですか、最近すごいペースで新曲を出してますね!」


加蓮「あー・・・なんか、美城専務がすごいやる気でさ、私達や他のプロジェクト・クローネメンバーにもたくさん曲持ってきてくれるんだよね」


凛「それだけ、プロジェクト・クローネやトライアドプリムスが人気だって事ですよ」


加蓮「んー・・・そうなのかな、あまり実感わかないけど、だとしたら嬉しいね」





加蓮「でも、卯月ちゃんのピンクチェックスクールだっていろんな雑誌に出たりしてるじゃない」


凛「え?そ、そうですか?」


加蓮「この前なんか特集組まれてたじゃない、【今、もっともキュートなアイドルユニット】ってタイトルで」


凛「あ、あれは、今でもちょっと恥ずかしいです・・・」


加蓮「ねえ知ってる?凛ったらその特集が載ってる雑誌を嬉しそうに読んでたんだよ」


凛「え!?そうなんですか!?あれ、恥ずかしいから凛ちゃんにも未央ちゃんにも言ってなかったのに・・・」


加蓮「残念、未央も嬉しそうにその話してたよ」


凛「うう、2人にはバレバレです・・・」





加蓮「未央と言えば、ポジティブパッションも最近すごかったね、全国の学園祭に弾丸ツアーでLIVEしに行ったりしてたんでしょ?」


凛「はい!未央ちゃん達のLIVEでたくさんの学校が盛り上がったってニュースでやってました!」


加蓮「私の高校にも来たんだけど、後で友達から未央のサイン貰って来てほしいとかお願いされたよ・・・」


凛「あはは・・・」





加蓮「ふふ、未央のユニットも卯月ちゃんのユニットもどんどん仕事増えてるみたいだし、私達も負けてられないね」


凛「・・・そうですね・・・」


加蓮「ん?・・・卯月ちゃん?」


凛「え?、は、はい?」


加蓮「どうしたの?なんか一瞬暗い顔になってたけど・・・」


凛「あ、いえ、その・・・」


凛「・・・・・・」





凛「ピンクチェックスクールは私にとって、とても大切なユニットですし、美穂ちゃんと響子ちゃんとのお仕事が増えるのはすごく嬉しいです」


凛「凛ちゃんのトライアドプリムスや未央ちゃんのポジティブパッションだってお仕事がどんどん増えているのが分かります」


凛「だから・・・その分、どうしてもニュージェネレーションズのお仕事が減ってきちゃってて・・・」


凛「そんなのは当たり前の事なんですけど・・・やっぱり、ちょっと寂しいなって・・・」


加蓮「・・・・・・」


凛「・・・このまま、NGでの活動もその内終わっちゃうのかなって・・・


加蓮「そんな事言わないでよ」


凛「え?」





加蓮「私と奈緒は、夏フェスでNGのLIVEを見た時に、本当に感動しちゃったんだ」


加蓮「いつか、あんな風にすごいLIVEが出来たらなってずっと思ってた」


加蓮「凛とトライアドプリムスを組んで出た秋フェスでもNGの三人には助けてもらったし、すごく感謝してるの」


加蓮「その・・・NGは私や奈緒にとっても大事な存在だからさ・・・これからも三人の活動を見たいな」


凛「・・・・・・」





加蓮「えっと・・・ま、そんな簡単な話じゃないと思うけど・・・


凛「加蓮ちゃん・・・ありがとうございます!」


加蓮「え?」


凛「ごめんなさい、ちょっとくよくよしちゃいましたね」


凛「私、NGとピンクチェックスクールのお仕事を両立出来るようにこれからもっと頑張っていきますね!」


加蓮「ふふ、その意気だよ卯月ちゃん」


凛「はい!島村卯月!頑張ります!ぶいっ!」ニコッ!


加蓮「」ドキッ


凛「加蓮ちゃん?どうしましたか?」


加蓮「え!いや!なんでもないよ!」


凛「?」





加蓮(びっくりした・・・凛の姿なのに卯月ちゃんの笑顔に見えた・・・)


加蓮(・・・これが普段から凛が自慢げに喋ってる卯月ちゃんの笑顔の力なのかな・・・)





凛「あ、そろそろ志希ちゃんが言っていた時間ですね」


加蓮「それじゃ、CPルームに行こうか」


凛「え?加蓮ちゃんも来るんですか?」


加蓮「そりゃあ、本当に入れ替わってるのかちゃんとこの目で見とかないとね」


凛「うう・・・バレたって事凛ちゃんと未央ちゃんに怒られるかもしれません・・・」


加蓮「大丈夫だって、別に言いふらしたりしないから、それに・・・」


凛「それに?」


加蓮「未央の姿になった凛にも、卯月ちゃんの姿になった未央にもすごく興味あるし」


凛「あ、あはは・・・」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――





~島村卯月(in本田未央)の場合 その2~


レストラン



響子「・・・・・・?」


美穂「・・・卯月ちゃん?」


卯月「え!?な、何ですか!?」


美穂「えっと・・・生ハムメロン、食べないの?さっきからずっと見てるけど・・・」


卯月「え、えっと・・・ちょっと美味しそうでもったいなくて」


響子「ふふ、いつもはすごくはやく食べちゃうのに変な卯月ちゃん」


卯月「あ、あはは・・・いただきます・・・」






卯月(えーと・・・生ハムメロンってどう食べるのこれ!?)


卯月(生ハムとメロン一緒に食べるのかな、それとも別々に食べるの?)


卯月(えっと・・・とりあえずメロンが小さくカットされてるから、メロンから食べよう)パクッ





卯月「・・・あれ?」


美穂「どうしたの?」


卯月「えっと・・・メロン、全然甘くないですね・・・」


美穂「・・・・・・え?」


卯月「熟してないのでしょうか・・・」


響子「あ、あの・・・卯月ちゃん?」


卯月「はい?」







響子「えっと・・・生ハムメロンに使うメロンは甘くないんだよ?」


卯月「・・・・・・え?」







美穂「卯月ちゃん、いつも私達に話してたよね?【生ハムメロンに使うメロンはカンタロープと言って甘くなく、ちょっと青臭さが強いメロンです】って」


響子「【そのカンタロープと生ハムを一緒に食べるとすごく旨味が増すんです!】っていつも嬉しそうに話してたと思うけど・・・」


卯月「・・・え、えっと・・・」


美穂「・・・それと、ちょっと気になったんだけど、卯月ちゃん、いつもは先に生ハムを小さくカットして、メロンの上にのせて食べてたよね?」


響子「【これが正しい食べ方です!】って卯月ちゃん楽しそうに話してたし・・・」


卯月「あ、え、えっと、そ、その・・・」アセアセ


美穂「・・・・・・」ジー


響子「・・・・・・」ジー


卯月「あ・・・・・・」





卯月(どうしよう・・・すっごい疑われてる・・・)


卯月(これは、ちょっとごまかし様がないかも・・・)


卯月(ヘタにごまかしたりしたら、後々しまむーが変に思われちゃうかもしれないし・・・)


卯月(・・・・・・ごめん、しまむー、しぶりん・・・)


卯月「えっと・・・美穂ちゃん、響子ちゃん、ちょっと話を聞いて欲しいんだ・・・」


響子「え?」


美穂「う、卯月ちゃん?」




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




~卯月、美穂、響子に事情を説明中~



響子「嘘・・・・・・」


美穂「み、未央ちゃんなの?」


卯月「はい、本田未央です・・・」


響子「体が入れ替わったって・・・」


卯月「嘘みたいな話ですけど、本当なんです・・・」


美穂「と、言う事は卯月ちゃんは未央ちゃんの体になってるの?」


卯月「えっと・・・しまむーはしぶりんの体になって、しぶりんは私・・・未央の体になってるんだ」


卯月「あの・・・今日の夜には志希にゃんが薬を作ってくれて、明日には元の体になると思うから・・・」





美穂「そうなんだ・・・べつにNGの皆が危険な目にあってるわけじゃないんだよね?」


卯月「え?・・・そ、それは、大丈夫だよ」


美穂「そっか、それなら良かった・・・」


卯月「あ、あの・・・騙す様な事して、ごめん・・・」


響子「ううん、気にしないで、私達を混乱させたくなかったんだよね?」


卯月「・・・うん」


美穂「ありがとう未央ちゃん、こっちこそ気を使わせちゃってごめんね」


卯月「そ、そんな!私達が変な事したから・・・


響子「大丈夫、ね?」


卯月「あ・・・うん、ありがとう」





美穂「その・・・体が入れ替わるってどんな感じなの?」


卯月「う~ん・・・やっぱり最初は違和感がすごいかな、しまむーちょっと背が低いから、視界も違って見えるし」


卯月「あと、髪の毛長いからセットするのにすごい戸惑ったかな」


響子「そっか、だから今日セットするのに時間かかってたんだね」


卯月「えへへ・・・」


美穂「あ、という事は、卯月ちゃんが最近お母さんに料理を習ってるって言うのも嘘なのかな?」


卯月「あ・・・えと、はい・・・ごめんなさい」


美穂「怒ってないよ、ただ、収録の時、本当に下ごしらえに慣れてる感じがしたからびっくりしちゃって」


響子「未央ちゃんはよく料理するんだ」


卯月「うん、さすがに響子ちゃん程じゃないけど、そこそこは出来るかな」


美穂「へー・・・」


響子「ふふ、じゃあ、さっき言ってた料理の勉強会、私達と、卯月ちゃんの4人でしよっか」


卯月「え?で、でも、私は・・・」


響子「だめ?私、未央ちゃんの料理も食べてみたいなー」


美穂「卯月ちゃんもきっと喜んでくれるよ」


卯月「・・・うん、任せて!美味しいのつくっちゃうよ!!」


美穂「うん!・・・ふふふ」


卯月「?・・・美穂ちゃん?」


美穂「あ、ごめんね、その・・・何だか卯月ちゃんがすごい元気いっぱいになったみたいでちょっと面白くて・・・」


卯月「あ、あはは・・・」





卯月「あ、後・・・響子ちゃん」


響子「何?」


卯月「その・・・今日の料理番組の前に私が言った事だけど・・・」


響子「あ・・・うん」


卯月「その・・・私はしまむーじゃないけれど・・・きっとしまむーも同じ事思ってるから」


卯月「だから、その・・・これからも、頑張ってね」


響子「うん、ありがとう、嬉しかったよ」


卯月「う、うん・・・その・・・私も似たような事考えたりした時があったから・・・」


美穂「え?未央ちゃんが?」


卯月「うん」




卯月「私としまむーとしぶりんでNGを結成する事が決まった時にね、リーダーを決める事になったんだ」


卯月「その時にね、プロデューサーから【本田さんにリーダーをお願いしたいのですが】って言われてね」


卯月「私も響子ちゃんみたいに、しまむーとしぶりんとは最後に合流したし、正直、最初はリーダーになる事戸惑ったんだ」


卯月「でも、しまむーは【私も未央ちゃんにお願いしたいです!】って言ってくれたし、しぶりんも【未央がリーダーなら頼りになるよ】って言ってくれて、すごく嬉しくてね」


卯月「だからね、2人の期待に答えられるようにリーダー頑張ろうって気持ちになったんだ」


響子「そんな事があったんだ」


卯月「まあ、その後、調子に乗ってCPの皆やプロデューサーにすごい迷惑掛けちゃう事になるんだけどね・・・」ズーン


美穂「あはは・・・」





卯月「そうそう、特に美穂ちゃんには私達NGが迷惑掛けて・・・あの時は、本当にごめん」ペコリ


美穂「そ、そんな!私、迷惑になんか思ってないよ!」


卯月「・・・美穂ちゃんって本当に良い子だよね、しまむーも懐くわけだ」


美穂「な、懐くって・・・」


卯月「しまむーから聞いたけど、最近は美穂ちゃんや響子ちゃんとずっと長電話してるんだよね?」


響子「うん、お休みの日とか、よく電話してるよ、卯月ちゃんと電話してるとあっという間に時間が経っちゃうよね」


美穂「確かに、気が付いたら寝る時間をとっくに過ぎちゃってびっくりする時があるね」


卯月「あはは、私もよくそれでお母さんに怒られたよ―」





卯月「なんだかこの話をしてたら、また、しまむーと長電話したくなってきちゃった」


美穂「最近は卯月ちゃんと電話でお話とかしてないの?」


卯月「そうだねー・・・あーちゃんとか、茜ちんとよく電話するようになったかなー」


卯月「今はポジティブパッションの活動が段々増えてきて、NGのお仕事は落ち着いてきてる所だし、どうしても仕事の話とかするからね」


響子「そっかー・・・」


美穂「・・・やっぱり、NGのお仕事が少なくなるのは、寂しい?」


卯月「うーん・・・寂しくないって言ったら嘘になるけど、大丈夫だよ」


響子「そうなの?」


卯月「うん」





卯月「最近、よくテレビとか雑誌でしぶりんのトライアドプリムスやしまむーのピンクチェックスクールをよく見かけるようになってね」


卯月「その時のしぶりんやしまむーがいつもすごく楽しそうに見えてね、なんだか自分も楽しくなっちゃうんだ」


卯月「2人がこれからどんどん輝いていってくれるって考えると、リーダーとしてこんなに嬉しい事はないもん」


卯月「だから私も、2人に負けないくらいの輝きをポジティブパッションで見せて行けるように頑張ろうって気持ちになるんだー」


響子「未央ちゃん・・・」


美穂「ふふ、私達も頑張らないと・・・ね?響子ちゃん」


響子「うん、そうだね」





卯月「それにね、私、プロデューサーと今後のスケジュールの確認をしたりする時に、1回だけ、今後のNGの事について聞いた事があるんだけどね?」


卯月「その時にプロデューサーがね・・・



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





~回想~



武内P「今、本田さん、島村さん、渋谷さんには、それぞれのユニットでの活動を中心に行い、ファンの皆さんへのアピールを行う事が大事だと私は考えます」


武内P「その為、NGでの活動は・・・抑えていただく事になってしまい・・・申し訳、ありません」


武内P「ですが、ポジディブパッション、ピンクチェックスクール、トライアドプリムスのユニットが、より多くのファンの皆さんに周知して頂けた時には、また、NGでの活動を多くしていきたいと考えています」


武内P「ですので・・・待っていて下さい」




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





~回想終了~



卯月「プロデューサーがそう言ってくれたから、私は信じて待つ事にしたんだ」


響子「へー・・・未央ちゃんはプロデューサーの事、すごく信頼してるんだね」


美穂「ふふ、卯月ちゃんもシンデレラ・プロジェクトのプロデューサーさんの事、すごく嬉しそうに話すもんね」


卯月「えへへ・・・寡黙な人だけど、いざという時はすごく頼りになるからね」


美穂「もしかして、プロデューサーさんの事、好きだったりするの?」


卯月「うぇっ!?いやいや!そりゃあ、素敵な人だとは思うけど、好きとかそういう事じゃ・・・」ワタワタ


響子「ふふふ、顔真っ赤になってるよ」


卯月「ちょ、ちょっと、2人ともー!恥ずかしいってばー!!」


ワイワイ




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





~夕方~



卯月「おっと、もうそろそろいい時間だね」


響子「そうだね」


美穂「未央ちゃんはこの後、CPルームに行くの?」


卯月「うん、そこでしきにゃんに薬をもらう予定だからね」


響子「未央ちゃん、私達も行っていいかな?」


卯月「え?」


美穂「やっぱり、卯月ちゃんや凛ちゃんも心配だし・・・もし、迷惑じゃなければだけど・・・」


卯月「う、うん、いいけど・・・他の人に言っちゃだめだよ?」


響子「大丈夫、言わないよ」


美穂「それじゃ、一緒に行こう?」


卯月「うん・・・あ、そうだ、響子ちゃん、美穂ちゃん」


響子「?」


美穂「何?」





卯月「今更だし、しまむーの姿で言うのもあれだけど・・・NGのリーダーとしてお願いがあります」


卯月「これからも・・・しまむーの事、よろしくお願いします」ペコリ


美穂「未央ちゃん・・・うん、まかせて」


響子「こちらこそ、よろしくお願いします」


卯月「えへへ・・・それじゃ、行こっか?」


響子「うん」




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





~未央の場合 その2~




未央「新曲のダンスの練習?」



藍子「はい」


未央「えっと・・・どの曲かな?」


藍子「え?・・・【Flip Flop】ですよ?今、未央ちゃんに練習付き合ってもらっている曲です」


未央(【Flip Flop】?・・・全然知らない・・・)


藍子「・・・未央ちゃん?」


未央「あ、いや・・・その・・・」


藍子「・・・やっぱり、迷惑でしたか?」


未央「え!?」





藍子「ごめんなさい・・・私、茜ちゃんや未央ちゃんみたいに上手くダンスが出来なくて・・・」


藍子「この曲は未央ちゃんが歌うわけじゃないのに、いつも教えてもらってばっかりで・・・」


未央(・・・未央が歌うわけじゃない?)


藍子「私・・・もっと頑張って覚えますから、私の事、嫌いにならないでほしいです・・・」グスッ


未央「えっ!?ちょっと!?」


未央(だ、だめ!!これ以上はごまかしきれない!)


未央(・・・ごめん!卯月!未央!)


未央「藍子!」


藍子「えっ」ドキッ


未央「私の話を聞いてほしいんだ」


藍子「み、未央ちゃん?」





~未央、藍子に事情を説明中~




藍子「え・・・凛ちゃんなの?」


未央「えっと・・・うん」


藍子「NGの皆さんの体が入れ替わったって・・・本当ですか?」


未央「私も信じたくないんだけどね・・・本当の話だよ」


未央「今、志希が元に戻る薬を作ってるはずだから、今日の夜まで待ってるんだ」


藍子「そうだったんですか・・・」


未央「そ、その・・・ごめん、騙す様な真似して・・・」


藍子「い、いえ・・・」


藍子「・・・今日の未央ちゃん、なんだかいつもと違ってクールな感じがしたから、どうしたのかなって思ってたんですけど、そういう事だったんですね」


未央「あー・・・うん、あんまり上手く未央の真似出来てなかったよね・・・」ズーン


藍子「あ、いえ、そんなこと・・・」


藍子「未央ちゃん、最近演劇やドラマのお仕事をよくするようになったじゃないですか?」


未央「そうだね」


藍子「未央ちゃん、自分の役を上手く演じられるように、普段私や茜ちゃんと居る時にも、その役になりきったりする事がありますから、今日もそうだったのかなって思って・・・」


未央「そうなんだ・・・」





未央「その・・・未央って、藍子に会ったときはいつも抱きついたりしてるの?」


藍子「え、えっと・・・そ、そうですね・・・」


未央「・・・嫌だったら断ってもいいと思うよ?」


藍子「い、いえ!そんな事ないです!いつも未央ちゃんや茜ちゃんにはお世話になってますし・・・嫌じゃないですから」


未央「そっか・・・」





未央「あ、そうだ、今度新曲だすの?」


藍子「あ、はい」


未央「【Flip Flop】だっけ、どんな曲なの?」


藍子「もう、収録しててサンプル持ってますから聴きますか?」


未央「それじゃ、お願いしようかな」


藍子「はい」




~【Flip Flop】試聴後~



未央「へぇ・・・ミュージカルみたいで楽しい曲だね」


藍子「ありがとうございます、私もこの曲を歌ってる時、すごく楽しいんです」


未央「・・・歌っているのは藍子と茜だよね?ポジティブパッションとして出す曲じゃないんだ?」


藍子「・・・実はその曲、ポジティブパッションを結成する前から出来ていた曲なんです」


未央「え?そうなの?かなり前だね」


藍子「えっと・・・美城専務が346プロダクションに戻られた時・・・色々あったじゃないですか」


未央「あ・・・」


藍子「その時に、この曲を発表する事も見送りになっちゃいまして、どうするかしばらく決まってなかったんです」


未央「そうなんだ・・・」





藍子「結局何も決まらないまま、未央ちゃんと茜ちゃんと私の3人で、ポジティブパッションを結成する事になって、この曲はもう出さない事になるのかなって思ってたんです」


未央「まあ確かに3人組の内2人で曲を出すって言うのもね・・・」


藍子「でもある日、未央ちゃんがその曲の事を知った時に私や茜ちゃん、私のプロデューサーさんにこの曲を発表しようって言い始めたんです」


未央「未央が・・・」


藍子「その・・・【せっかくこんな素敵な歌なのに出さないのはもったいないよ!私の事は気にしないで!何だったらダンスの練習も付き合うよ!】って・・・」


藍子「それで、この曲を発表する事になって、本当に未央ちゃん、振り付けを覚えて私に教えてくれて・・・すごく感謝してるんです」


未央「・・・ホント、どこでも未央は世話焼きだね」


藍子「ふふふ・・・はい」





未央「ポジティブパッションの3人が仲良さそうでよかったよ」


藍子「ありがとうございます・・・凛ちゃんのおかげですね」


未央「え?私?」


藍子「あまり詳しい事は聞いていませんが、未央ちゃんが言っていました、【ポジティブパッションを結成できたのはしぶりんがきっかけを作ってくれたおかげ】だって・・・」


未央「・・・そっか・・・ねえ藍子?少し話を聞いてくれる?」


藍子「凛ちゃん?」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




~凛、過去話終了後~



藍子「トライアドプリムスを結成する時にそんな事があったんですか・・・」


未央「うん・・・本当に未央や卯月、CPの皆やプロデューサーにはすごく迷惑を掛けちゃって」


未央「そんな時でも未央は私の手を引っ張ってくれて、卯月は背中を押してくれた」


未央「CPの皆やプロデューサーも応援してくれて、すごく感謝してるから・・・」


未央「だからさ、いつか皆に恩返し出来たらいいなって」


藍子「ふふふ、素敵な話ですね」


未央「う、うん・・・ありがとう」





未央「・・・最近はNGのお仕事も減ってきちゃったけど、また未央と卯月と3人でお仕事したいな」


藍子「そういえば、まだNGが出来たばっかりの頃に、私のラジオに来てくれましたね」


未央「そうだったね、あの時はまだまだ上手く話が出来なかったな・・・」


藍子「そんな事無いですよ、3人ともすごく一生懸命でよかったです」


未央「そ、そう?ありがとう・・・」


藍子「・・・あの時、きっとこの3人は素敵なユニットになるって思ってましたけど、本当にそうなってよかったです」


未央「そ、それは褒めすぎだってば!!」アセアセ


藍子「ふふふ・・・未央ちゃんが、凛ちゃんは褒めるとすごく可愛い反応をするって言っていましたけど、本当みたいですね」


未央「ちょ、ちょっと!もう!未央だけじゃなく藍子にまでからかわれ始めたら私の体がもたないから!!」




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





未央「あ、そろそろいい時間かな・・・それじゃ、私はCPルームに戻るよ」


藍子「そうですか・・・あ、あの、私も行っていいですか?」


未央「え?」


藍子「その・・・未央ちゃんや卯月ちゃんが心配で・・・」


未央「そっか・・・いいよ、一緒に行こう」


藍子「ありがとうございます・・・ふふ、凛ちゃんってクールな印象しかなかったですけど、すごく優しいんですね」


未央「も、もう!それはいいって!」


藍子「ふふふ・・・また、体が元に戻った後も、お話しましょうね」


未央「・・・うん、こちらこそ」




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





~CPルーム~


ガチャッ


未央「失礼します」


凛「えっと・・・凛ちゃん!お疲れ様です!」


卯月「しぶりん!お疲れ!どうだった?」


未央「・・・それが・・・」


藍子「その・・・失礼します」


卯月「え!?あーちゃん!?」


未央「ごめん、藍子にばれちゃった」


藍子「えっと・・・卯月ちゃんの姿をしてるのが、未央ちゃんで、凛ちゃんの姿をしてるのが卯月ちゃんですね」


卯月「そうだよー、あーちゃんおはよー」ダキッ


藍子「きゃっ、あ、あの」


凛「み、未央ちゃん!」


未央「未央!今の未央は卯月の姿なんだから藍子が驚くでしょ!」


卯月「あ、そっか、ごめんねあーちゃん」


藍子「い、いえ、大丈夫です」


藍子「この様子だと本当に入れ替わってるんですね、びっくりしました」


卯月「あはは・・・まあ、色々ありまして・・・」





未央「えっと、2人ともごめん、うまく誤魔化せなかった・・・」


凛「そ、そんな、大丈夫ですよ!」


卯月「そうそう、気にしないで、というか・・・」


未央「?」


卯月「・・・皆、もう出てきていいよ」


加蓮「やっほー、凛」


美穂「え、えっと、お邪魔してます」


響子「私もお邪魔してます」


未央「・・・え?」


卯月「えっと・・・ごめんなさい」


凛「私達も、ばれちゃいました・・・」


未央「そ、そうだったんだ・・・」





加蓮「へ~、何か未央の顔が凛々しくなってる気がする~」ジロジロ


未央「そ、そんなに見ないでよ」


加蓮「いいじゃんこんな機会、メッタに無いんだから」パシャリ


未央「ちょ、ちょっと!写真撮らないでよ!」


加蓮「だ~め、私を騙そうとした罰だよ」


加蓮「ま、私は騙されないけどね」


凛「うう・・・凛ちゃん、ごめんなさい」


未央「・・・まあ、しょうがないよ、それより・・・未央?」


卯月「・・・なんでしょうか・・・」


未央「どうして未央は2人にばれてるのかな?」


卯月「あ、あはは・・・だ、だって、生ハムメロンの食べ方なんてわかんないんだもん!」


未央「・・・生ハムメロン?」





~未央、ばれた経緯を説明~



卯月「【カンタロープ】なんてメロン、知らないよ!」


未央「・・・それは私も無理だね」


美穂「あ、あはは・・・」


響子「でも、それが無ければ多分私達、卯月ちゃんの中身が未央ちゃんだってわからなかったと思うな」


卯月「という訳でしまむー!今度生ハムメロンの食べ方、教えてね!」


凛「は、はい」




ガチャッ


志希「やっほ~、NGの皆いるかな~?」


卯月「あ!しきにゃん!」


志希「お待たせ~、元に戻る薬、持ってきたよ~」


凛「よかったです!」


未央「はやく元に戻ろう」


加蓮「え~、もうちょっとこのままでいいと思うな~」


藍子「そ、それはさすがに・・・」


志希「えっと・・・凛ちゃんの体に戻りたい人は、この青いラベル、未央ちゃんに戻りたい人は黄色のラベル、卯月ちゃんに戻りたい人は赤のラベルの薬を飲んでね」


志希「間違えると、また体ばらばらになっちゃうよ~」


卯月「怖いよ!」


未央「えっと・・・私が蒼いラベルの薬だね」


凛「私は赤ですね」


卯月「私が黄色っと・・・」


志希「それじゃ、3人とも、同時に飲んでね~」


卯月「OK・・・それじゃ、行くよ」


凛「はい・・・」


NG「「「せーの!!!」」」ゴクッ






卯月「・・・・・・」


未央「・・・・・・」


凛「・・・・・・」


美穂「・・・卯月ちゃん?未央ちゃん?凛ちゃん?」


バタッ バタッ バタッ


響子「わ!?」


加蓮「ちょ、ちょっと!大丈夫なのこれ!?」


志希「大丈夫だよ~少ししたら目を覚ますから」


藍子「そうですか・・・」




~数分後~




卯月「ん・・・あれ?私・・・」ムクッ


未央「あ・・・起きたね」


凛「よかった」


卯月「凛ちゃん、未央ちゃん・・・あ!私は島村卯月ですか!?」


未央「うん、そうだよ!」


凛「皆、無事に元の体に戻ったね」


卯月「よかったです!」


志希「いや~、ごめんね、大変な目にあわせちゃって・・・」


未央「あはは・・・まあ、貴重な体験が出来たと言う事で」


卯月「そうですね」


凛「これからは気をつけてね」


志希「うん!それじゃ私は戻るね~」


未央「ありがとうね~!」





加蓮「うまく元に戻れたみたいだね」


卯月「あ、加蓮ちゃん」


加蓮「まあ、何もなくてよかったよ」


卯月「はい!・・・あの、加蓮ちゃん」


加蓮「ん?何?」


卯月「せっかく、こうして加蓮ちゃんともお話出来ましたし、これからも仲良くしていきたいです!」


加蓮「え?・・・う、うん、こちらこそよろしく」


卯月「はい!」


加蓮「・・・それじゃ、卯月ちゃん、さっそくなんだけど、メイクに興味ない?」


卯月「え?メイクですか?」


加蓮「そう、卯月ちゃん素材がいいから、メイクしたらすっごく可愛くなると思うな~、あ、後ネイルケアとかもするといいと思うよ」


加蓮「奈緒とか凛ってこういうのあんまりしないから、仲間がほしくて・・・どう?」


卯月「・・・そうですね、私もそろそろおしゃれとか勉強したいなって思ってましたし、教えてくれますか?」


加蓮「もちろん!今度お店にいっていろいろ買ってこようね!」


卯月「はい!・・・加蓮ちゃんこれからよろしくお願いします」


加蓮「・・・うん!卯月!」




美穂「未央ちゃん、調子はどう?」


響子「大丈夫?」


未央「うん!問題ないよ!やっぱり自分の体が落ち着くわ~」


美穂「ふふふ、よかったね」


未央「あ、ねえねえ、美穂ちゃんに響子ちゃん」


響子「何?」


未央「あの時話してた一緒にお料理する話だけど、さっそく予定決めない?」


美穂「あ!そうだね!卯月ちゃんも合わせて予定決めよっか?」


未央「うん!響子ちゃん!いろいろ教えてね!」


響子「未央ちゃんもう十分料理上手だと思うよ?」


未央「いやいや、私なんてまだまだ未熟です!響子ちゃん先生のように上手くなりたいです!」


響子「もう、先生だなんて大げさだよ~」


未央「あはは・・・ねえ、美穂ちゃん、響子ちゃん」


美穂「未央ちゃん?」


響子「何?」


未央「これも何かの縁だと思うし、これからもっと2人と仲良くなれるといいな」


響子「未央ちゃん・・・」


美穂「ふふ、こちらこそこれからもお願いします」


未央「うん!!」





藍子「えっと・・・凛ちゃん?調子はどうですか?」


凛「問題ないよ、ありがとう」


藍子「いえ、よかったです」


凛「・・・ねえ、藍子?」


藍子「何ですか?」


凛「藍子ってさ・・・よくカメラで写真撮ってるよね?」


藍子「そうですね、お散歩しながらよく猫さんとか撮ってますよ」


凛「その・・・今度、カメラを買おうかなって思ってるんだけど、オススメのカメラとか無いかな?」


藍子「オススメ・・・ですか?」


凛「うん・・・私の家、ハナコっていう犬を飼ってるんだけど、ハナコの写真とか撮りたいなって思って・・・」


藍子「・・・ふふふ」


凛「藍子?」


藍子「やっぱり凛ちゃんって可愛い所もたくさんあるんですね」


凛「も、もう!それはいいって!!」


藍子「ごめんなさい、それなら今度一緒にカメラ屋さんに行きましょう」


凛「う、うん、お願いするね・・・藍子」


藍子「はい?」


凛「変なきっかけだったけど、これからもよろしく」


藍子「凛ちゃん・・・はい、こちらこそよろしくお願いします」


凛「うん」




卯月(今回の体入れ替わり事件は私達に忘れられない事件となりました)


凛(とても大変だったけど、その代わり、私達は)


未央(大切な友達が増えました)




                              ~終わり~





~おまけ~



~数日後、CPルーム~



武内P「皆さんおはようございます」


NG「「「おはようございます!!!」」」


未央「プロデューサーどうしたの?急に私達3人に話があるって?」


武内P「はい、今後の仕事についてですが・・・NGのみなさんには新曲をだして頂きたいと思います」


卯月「新曲ですか!?」


凛「NGとしてはホントに久しぶりだね」


武内P「いえ、正確にはNGとして出すわけではないのですが・・・」


未央「ん?どゆこと?」


武内P「今後、皆さんには新曲を4つ歌って頂く事になります」





凛「4つ?」


武内P「はい、シリーズとして4週連続CDをリリースしていく事になると思います」


卯月「す、すごいですね・・・」


武内P「そこで1つ目の曲はNGの皆さんとトライアドプリムスの神谷さん、北条さんの5人で歌って頂く予定です」


凛「え!?」


武内P「2つ目の曲はNGの皆さんとピンクチェックスクールの小日向さんと五十嵐さんの5人で歌っていただきます」


卯月「ホントですか!?」


武内P「はい、そして3つ目の曲はNGの皆さんとポジティブパッションの日野さんと高森さんの5人となります」


未央「何それすっごくたのしそう!」


武内P「そして最後の曲はトライアドプリムス、ピンクチェックスクール、ポジティブパッションの9人で歌って頂くことになります」


凛「すごい話だね・・・」


武内P「この計画は前からそれぞれのユニットの知名度が上がってきたら実行しようとしていた事ですから」


卯月「そうだったんですか」


武内P「それでは皆さん、この計画を実行すると言う事でよろしいでしょうか?」





未央「もちろん!しまむー!しぶりん!楽しみだね!」


卯月「はい!」


凛「それで、1つ目の曲はどんな曲なの?」


武内P「はい、1つ目の曲はNGの皆さんと神谷さん、北条さんの5人で歌ってもらう曲ですね」


武内P「タイトルは【STORY】という曲なのですが・・・





                                      ~終わり~





以上で終わりです。ここまで見てくれた方ありがとうございました。


過去に書いたSSも置いておきますのでよければご覧下さい。




高森藍子「一緒にレッスンしませんか?」 本田未央「え?」【モバマスSS】


高森藍子「一緒にレッスンしませんか?」 本田未央「え?」【モバマスSS】 - SSまとめ速報
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渋谷凛「卯月の家に」本田未央「遊びに行こー」【モバマスSS】


渋谷凛「卯月の家に」本田未央「遊びに行こー」【モバマスSS】 - SSまとめ速報
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渋谷凛「ちょっといいかな?」 高森藍子「はい?」【モバマスSS】


渋谷凛「ちょっといいかな?」 高森藍子「はい?」【モバマスSS】 - SSまとめ速報
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本田未央「蒼いなぁ・・・」【モバマスSS】


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大槻唯「やだってばー!!」上条春菜「そう言わずに!!」【モバマスSS】


大槻唯「やだってばー!!」上条春菜「そう言わずに!!」【モバマスSS】 - SSまとめ速報
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本田未央「むむ・・・難しい」高森藍子「ふふふ・・・」【デレステSS】


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美波「ようこそ新田家へ!」未央「おじゃまします!」【デレマスSS】【ネタばれ注意】


美波「ようこそ新田家へ!」未央「おじゃまします!」【デレマスSS】【ネタばれ注意】 - SSまとめ速報
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それでは依頼を出してきます。

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