スパイダーマン「魔戒騎士?」 (7)

アメイジングスパイダーマンと牙狼のクロスオーバー
この前やってたアメイジングスパイーダーマン見て思いつきました
牙狼側は零が出ます

時系列
アメスパ=1と2の間
牙狼=2期終了直後

ではよろしく


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光あるところに 、漆黒の闇ありき


古の時代より、人類は闇を恐れた


しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって


人類は 希望の光を得たのだ


アメリカ ニューヨーク

夕方のスイーツ屋にてケーキを頬張る一人の長髪の青年がいた…

零「本場のスイーツはやっぱデケーなぁ!」

シルヴァ「ゼロ……遊びに来たわけじゃないのよ?」

零「分かってますって」

シルヴァ「そうは見えないけど? 学校にまで通って、毎日スイーツばかり食べてるじゃない」

零「毎日って来てまだ3日だろ? ホラーも姿現さねーし、学校に通っとけば警察に不審者って疑いもかけられない つまりは仕事のためさ」

シルヴァ「それならいいけど……」

零「心配すんなって!なんせ黄金騎士の不在だからね 俺がやらないとさ」
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5日前 番犬所にて……

零「お呼びでしょうか?」

神官「銀牙騎士ゼロ、涼邑零……よく来てくれました あなたにあるホラーの討伐をしてもらいたいのです」

零「ホラーの討伐? そんなの朝飯前ですから で、相手はどんなホラーです?」

神官「それが実態が掴めていないのです」

零「どういう事です?」

神官「今回のホラーの出現地は異国の地、米国の紐育です」

零「米国ってアメリカ!?」

神官「はい……向こうの騎士たちは次々にやられ人手不足だそうで、日本の優秀な魔戒騎士を一人派遣してくれと要請がきたのです」

零「で、なぜ俺に?優秀な魔戒騎士なら俺以外にもいるでしょう?」

神官「異国の地の言葉を喋れて、なおかつ優秀な魔戒騎士となれば候補はあなたのみ」

零「あぁ~なるほど……そういう事ですか」

神官「やってくれますか?」

零「もちろん」

神官「助かります」

零「向こうの番犬所にも顔出した方がいいですか?」

神官「いえ、やり方は一任すると言ってますのであなたのやり方で構いません」

零「了解」

神官「では頼みましたよ」

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零「まぁでもどんなホラーか分からないとなると厄介な仕事になりそうだ……」

零はスイーツ屋さんを出てすぐの場所で一組のカップルとぶつかる。

零「うわっ!?」

グウェン「痛っ!?」

ピーター「大丈夫グウェン!?」

零「悪い!ちょっとよそ見しちゃってて!って……ピーターじゃん!?」

ピーター「零!?」

グウェン「ピーター知り合い?」

ピーター「紹介するよ 零は3日前に僕の家にホームステイしてる留学生なんだ」

グウェン「そうだったの はじめましてグウェンよ よろしく」

零「あ、あぁ……よろしく」

ピーター「零、グウェンは僕の彼女なんだ」

零「まぁ、見りゃ分かるけど ピーターやるじゃん!こんなかわいい彼女なんかいてさ!今日は遅くなるのか?」

ピーター「あぁ……そうだなぁ……場合によりけるね」

零「そっか 遅くなるんだったらピーターのおばさんに言っとこうか?」

ピーター「そうしてくれると凄い助かるよ!」

零「まぁ俺も夜出かけるんだけどね!」

ピーター「なんだよそれ おばさん夜遊びとかすごい厳しいぞ?」

零「いや、せっかく来たんだから夜の紐育楽しみたいじゃん?」

ピーター「全く……君は来た時から思ってたけどホント自由だよなぁ」

零「よく言われる」

グウェン「じゃあ私達と一緒に来る?今からディナーするのよ」

零「えっ!?いや……その……そりゃマズイっしょっ?俺、完全にお邪魔虫じゃん」

グウェン「私は構わないわ?だってみんなで食べたほうが楽しいでしょ?ピーターさえ良ければだけど」

ピーター「僕は全然OKさ!零、来なよ!」

零「あ、その……ちょっと待って……」

くるっと零は背後を向く。

シルヴァ「ダメよ?……今夜は範囲を広げて徹底的にホラーを探すんでしょ?(小声)」

零「分かってるって!でも仕方ないだろ!?あれで断ったら失礼だろ!(小声)」

グウェン「何してるの?」

零「ごめんごめん!テレビ電話さ!あははは……」

グウェン「……それ何かの冗談?」

零「イッツアメリカンジョークってやつさ!」

ピーター「で、どうするんだい?」

零「あのさぁ……やっぱ二人でいたいんじゃない?俺みたいな知らない奴がいたらおかしいでしょ?」

ピーター「知らない奴って君は僕の家ニホームステイしてる同じクラスの留学生だろ?」

零「いや、そういう事じゃなくてさ……あっ!用事を思い出した!」

ピーター「まだ来て3日でどんな用事?」

零「それは…その……」

グウェン「ホントに気にしないで 私達はあなたと一緒に食べたいのよ」

零「でも……」

ピーター「そうさ 君はまだ3日しか一緒にいないけどナイスガイだって事はわかるし」

零「じゃあちょっとだけなら……」

グウェン「じゃあ決まりね!」

ピーター「せっかく日本から来たんだから日本では食べられない物食べさせてあげたいよね?」

グウェン「そうね じゃあこの前の店とかどう?」

ピーター「あぁ!いいね!そうと決れば早速行こう!」

零「……」

シルヴァ「……」

零にピーターには肩を組まれながら夕方の街に消えていった……

とあるレストラン

零「うん、うまい!」

ピーター「だろ?」

零「やっぱでかさが違うよなぁ」

ピーター「でもホントよく零は食べるよね」

零「そうかなぁ?」

グウェン「自覚ないの? こんなに食べて細いなんて羨ましいわ」

零「まぁ仕事上精神的にもキツいし運動量も半端ないからかな?」

グウェン「仕事?あなた学生でしょ?」

零「あ……えっとバイトみたいなもんかな」

ピーター「へぇ~どんなバイトしてるの?」

零「えっ?……えっと……その……害虫駆除さ」

グウェン「あら……それは精神的にもキツイし運動量も多そうね……」

ピーター「なんかイメージないなぁ でもそんなにキツイなら辞めたらいいのに」

零「それでも誰かがやらないといけないから……俺の話はいいよ!ところでテレビで見たけどあのスパイダーマンだっけ?スゲーよな」

グウェン「フフフ……そうね」

ピーター「あぁ彼はニューヨークに希望を与えてる存在だからね」

零「希望か……」

小太りのおっさんが零たちのテーブルに近づいてくる

おっさん「何が希望だ!?スパイダーマンは所詮、犯罪者を踏み台に自分がニューヨーク中のヒーローになることしか考えてないんだ!」

ピーター「そんなことはないと思います スパイダーマンは市民のみんなの為に戦ってるはずです」

おっさん「あいつは偽善者!堂々と警官になりゃいいんだ!もしくは軍隊にでも入って戦争に出ればいいのにそれをしない!つまりあいつは自己満足の偽善者だ!子供たちに悪影響だ!」

ピーター「それはいいすぎじゃないですか!?」

グウェン「ピーターやめて」

ピーター「でも……」

おっさん「お前みたいな奴が持ち上げるからスパイダーマンが調子に乗るんだクソガキが!」

零「ちょっとおっさん」

零が立ち上がり、おっさんと睨み合う

おっさん「なんだ?文句あるのか?」

零「ありまくって全部は言えねーけどな」

おっさん「ジャップが偉そうに!」

零「あんた言ったよな?スパイダーマンが子供の悪影響だって こんな公共の場で大声上げて恥ずかしくないの?」

おっさん「何だと!?小僧!!」

零「偽善だろうと悪と戦い市民を守る奴とレストランで人種差別……さてスパイダーマンとどっちが子供に悪影響かな?」

おっさん「ふざけやがって……」

零「そもそもヒーローになって何が悪い?どんなやり方だろうと彼は皆を守っている 俺はそんな奴を否定する気にはなれない やらない偽善よりやる偽善じゃないのか?」

おっさん「うるせぇ!覚えてやがれ糞ジャップ!」

おっさんが立ち去る

零「ふぅ……」

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