梓「唯先輩がしゃべると地震速報ラジオが誤作動する」 (9)

梓「先日、我が校に新型の緊急地震速報ラジオが配備されましたね」

律「そうだな」

梓「その地震速報ラジオが、なぜか唯先輩の声に反応して誤作動する事が判明しました」

唯「ふえ~~ん!」

ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』

紬「どうしてこんなことに・・・」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1462009380

律「CDとかの、特定の音階に反応して誤作動するってのは聞いたことあるけどさ」

紬「まさか唯ちゃんの声に反応するなんてね」

唯「うぅ~。しゃべるたびに地震速報が鳴るよぉ」

ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』

澪「ああっ、まただ!」

梓「もうずっと唯先輩が黙ってれば良いんじゃないですかね?」

唯「そんなぁ。ひどいよ~あずにゃ~ん」

ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』

梓「ああ・・・」

律「マスクとか着けても無駄かな?」

紬「あ、私マスク持ってるわ。はい唯ちゃん」ぽふっ

唯「「お~。これなら声がくぐもって聞こえるから・・・」」

ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』

唯「「ふえーん!マスクしてもラジオが反応しちゃうよ~!」」

ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』

梓「困りましたね、これは」

律「んー。とりあえず、唯にはしばらく黙っててもらうとして」

唯「うん・・・」

ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』

律「あ、無理だわこりゃ。絶対しゃべっちゃうわ」

澪「唯が意識して黙り続けられるわけがなかったな」

梓「唯先輩が意図的にしゃべらないようにするなんて無理ですよ」

唯「もー!あずにゃんまで私を子供扱いしてっ!」

ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』

紬「・・・本当にどうしましょう?」

律「あははっ、でも面白いよなー。唯がしゃべるたびに地震速報鳴るの!」ケラケラ

澪「コラ律っ!」ごちんっ!

律「痛゛ッーー!!」

澪「地震速報で遊ぶなんて不謹慎だぞっ!」

律「やべえ。澪が不謹慎厨だ」

梓「リアルの知り合いにいるとは」

唯「私からすると全然遊びじゃないよー」

ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』

澪「唯も地震速報ラジオを誤作動させるなんて不謹慎だ!」

唯「不謹慎って言われましても・・・」

ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』

澪「被災された方々が苦しんでいるんだ!私たちだけふざけてていいわけないだろっ!」

梓「思いのほか重症ですね、澪先輩」

律「あー。どうすっかなー面倒くせえ」

澪「そうだ!みんなで募金活動でもしないか?」

紬「ああ、募金なら私もうしたわよ。これ位の額」サッ

梓「すごっ!」

澪「不謹慎不謹慎はしゃいですみませんでした。高校生の募金レベルでどうにかできる問題じゃありませんでした」

律「急にしおらしくなったな・・・」

澪「私程度の人間が騒いだところで、ムギの財力には勝てないからな。私なんかが震災に貢献しようと考えてたのがバカみたいだ」

紬「そんなことないわよ澪ちゃん」

梓「立場を失った不謹慎厨ってこんな風になるんですね」

唯「自分自身が謹慎しちゃうんだね」

ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』


誤作動するラジオは後日ムギちゃんが全て買いかえましたとさ
お金のパワーってすごい!


おしまい!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom