妹「あ、あの今のって聞き間違いだよね？」

妹「パンツって履くものじゃ……」

男「嗅ぐものだ」

妹「……うわぁ」

男「可愛い女の子の脱ぎたてホカホカのパンツとかたまんないな」

妹「何言ってるのよ……」

姉「妹の言う通りよ！」

妹「あっ、お姉ちゃんも男の言ってることおかしいと思うよね！？」

姉「えぇ……パンツは嗅ぐものじゃないわ」

妹「うんうん！ほら、お姉ちゃんも……」

姉「パンツは拭くものよ！」

妹「そう、履く……ってえ？」

姉「パンツというのはそもそも布よ」

姉「拭くのが普通なのよ」

妹「うん。ちょっと意味が分からない」

男「ま、まさか姉さんがワイパーだったなんて……」

姉「ふふふ……私はタオルなんて邪道なものは使わないわ」

姉「すべて拭くものはパンツですませているのよ！」

妹「え、髪を拭くのもパンツなの……？」

姉「当たり前よ」

妹「ハ、ハンカチとかも……？」

姉「むしろ手はパンツで拭かないと気になって仕方がないわ」

男「くっ……なかなかの上級者だな……」

妹「……もうお姉ちゃんに髪を結ってもらうのやめとこ」

男「……しかし、あの脱ぎたてパンツのなんとも言えないような香ばしい匂いは嗅がずにはいられないはずだ！」

姉「ふふふ……男はまだまだ甘いわね」

姉「パンツを嗅ぐなんて行為はもう中学生でもやらないわ！」

妹「いや、普通はパンツなんか嗅がないから」

姉「男！あなたはパンツを汚したのよ！」

男「くそっ、俺はスメラー失格だったのか……？」

姉「ふん、あなたはもうパンツを履く資格なんかないわ！」

男「ちくしょう……」

男「俺は誇り高きパンツを侮辱してしまったんだな……」ﾇｷﾞﾇｷﾞ…

妹「な、なんで脱いでるのよ！？」

男「ふっ、お前も時が来ればわかるよ」

妹「できれば一生分かりたくないんだけど……」

姉「……さぁ、全てのパンツに別れを告げるのよ！」

男「パ、パンツゥゥゥーー！」

姉「あなたはパンツを分かっていない！潔く捨てなさい！」

男「くそっ！俺がパンツのことをもっと理解できていれば……！」

妹「……あたしとしてはなんでパンツなんかに拘るのかが、理解できないんだけど」

姉「！そ、そんな……」

男「失望したぜ……」

妹「え？パ、パンツはただの下着じゃない……」

妹「別にパンツに拘る必要なんてないはずじゃ……」

ｷｨ…

姉「ひっ」

男「やべぇよ……は、早く謝るんだ妹！」

妹「な、なんであたしが……」

母「……ねぇ、妹。その言葉は本気で言ったのかしら？」ﾆｺｯ