モバP「彼女がもたらすのは幸か不幸か」 (44)

鳥取のお父さんお母さん。こちらは最近ようやく暖かくなってきましたがそちらはまだ寒い日が続くでしょうか。

私は今も346プロでアイドルとして活動を続けています。今の事務所はまだ倒産していません。新記録です。

謎の大火事も事務所一帯だけに生じる超局地的地震も無く、至って平穏な日々を過ごせています。

ですので何も心配しないでください。私は毎日元気でやっています。

事務所の皆さんもとても良い人たちばかりです。この前お母さんが「皆さんと食べてね」と送ってくれた梨も、みんな大喜びしてくれました。くれぐれもよろしくとの事です。

夏休みにはまた長いオフが貰えそうなので久しぶりに戻りますね。




ほたる「すいません…お待たせしました」

モバP(以降P表記でしてー)「いんや全然。手紙出してきたのか?」

ほたる「はい、メールや電話でもいいかな、って思ったんですけど…この前のライブの写真も送りたかったので」

P「昨今の若者はすぐメール、ラインとお手軽な手段に走るのにほたるは偉いなぁ」

ほたる「そ、そんな事ないです…」

P「さてと、それじゃあ行くか。」

ほたる「は、はい…」

ほたる「えっと…あの、プロデューサー…」

P「うん?」

ほたる「色々とご迷惑をお掛けしてしまいますが、今日は1日よろしくお願いします…!」

P「何を大袈裟な。ただ2人で出掛けるだけじゃないか」

ほたる「そ、それはそうですけど…私のせいで一体どんな事が起きるかと思うと…」

P「ほたるは心配性だなあ。何も起きやしないって」

ほたる「だ、だといいんですけど…」ブツッ

ほたる「…」

P「どうした?」

ほたる「…ブーツの紐が切れました」

P「まさかキン肉マンの身になにかが…」

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未央「およ?プロデューサーは?」

ちひろ「今日はお休みですよ」

凛「あれ、プロデューサーの次のオフってもっと先じゃなかったっけ」

未央「何でしぶりんがプロデューサーのスケジュール把握してるのさ」

凛「別に。大した事じゃないよ?」

卯月「じゃあプロデューサーさんの昨日の晩御飯知ってますか?」

凛「カルボナーラうどん」

卯月「正解です!」

未央「何で知ってるのか、どうして正解だとわかるのか…どっちからツッコむべきだろ」

ちひろ「確かにオフはまだまだ先ですけど、今日はとある事情で急遽休んでもらいました」

凛「事情?」

ちひろ「はい」

未央「ちなみにその事情って聞いてもノープロブレム?」

ちひろ「別に構いませんよ?」

卯月「教えてください!何でもしまむら!」

ちひろ「デートです」

未央「なーんだ、デートかぁ」

卯月「デートなんですね!」

凛「ふーん」



凛未央卯月「「「…」」」






凛「ふーーーーーーーーーーーーーーーん?」

うふ…

未央「ストーップしぶりん!アイドルとしても女の子としても完全にアウトな顔だよそれ!」

卯月「落ち着いてください凛ちゃん!まずは話を聞きましょう!」

ちひろ「卯月ちゃん。そう言いながらどうしてデスクを持ち上げてるの?一生のお願いだから私の上に振り下ろさないでね?」

凛「…どういうこと?プロデューサーは大事なアイドル達をほったらかして仕事を休んでまでデートしてるってこと?」

未央「いやいや、だから事情があるんでしょ?ねぇちひろさん」

ちひろ「ええ、まあ。ですから卯月ちゃん、とりあえずデスクを下して?あ、私の上にじゃなくて、あったところに」

卯月「はいっ!」ドスンッ

ちひろ「あら良いお返事」

凛「…で、ちひろさん。プロデューサーのデート…相手は誰?事務所の娘?」

ちひろ「そうですよ」

未央「おおぅ、マジですか…」

凛「…誰だ?まゆ…は、さっき会ったし。ありす…は今日は収録…乃々は…」

卯月「あ、ここにいます!」ズボッ

乃々「ひぃぃっ!も、もりくぼは関係ないんですけど!もりくぼは関係ないんですけど!」

未央「容疑者が多すぎて検討つかないね」

卯月「無駄に女たらしですね!」

凛「ちひろさんは知ってるの?プロデューサーの相手」

ちひろ「知ってますけど、聞いてどうするんですか?」

ちひろ「忠告しておきますけど、邪魔しないほうがいいと思いますよ?」

凛「で、誰?」

卯月「邪魔する気満々ですね!」

未央「そりゃ仕事ほっぽってデートしてる、なんて言われたらねぇ…」

凛「ちひろさん教えて。誰なの?」

ちひろ「ほたるちゃんですよ」

凛「」

未央「あ」

卯月「あー」

乃々「あ、あの…そろそろ下して貰えるともりくぼはとても嬉しいんですけど…というか森久保を片手で持ち上げてる卯月さんパワフルなんですけど!?」

凛「…ああ、もう「そんな時期」なんだね…うっかりしてたよ」

ちひろ「そういうことです。…お邪魔虫したいなら止めませんけど?」

凛「流石にやめておくよ」

未央「おお、346の蒼いノーブレーキことしぶりんがアッサり引いたね」

卯月「蒼くて暴走するとかEXAMシステムみたいですね!」

凛「人のことを一体何だと…私だってそれぐらいの分別はあるよ」

卯月「命も惜しいですしね!」

未央「前回のまゆちゃんみたいに下手に邪魔しようとしてもとんでもない目に合うだろうしね」

凛「偶然工事現場のクレーンに引っかかって偶然誤作動が起こって上空15メートルまで釣り上げられて偶然操縦不能になってそのまま半日宙吊りだったんだっけ?」

卯月「その時の光景を偶然通行人が撮影してたそうです!はい、映像がこちら!」




まゆ『うふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん』スポーーン



卯月「いまだに再生回数が増え続けています!」

未央「投稿者名が「ガンバしまむら」なのはツッコミ待ちなのかなぁ?」

凛「と、言う訳でまゆの二の舞もご免だし、ここは素直に引いておくよ」

未央「おー、意外と冷静。しぶりんてばもうちょい野性的かと思ったのに」

凛「それにほたるは私の中の「346ランキング」では21位。まだそこまで警戒する相手じゃないよ」

未央「何そのランキング初耳なんだけど」

卯月「マーズ・ランキングみたいなものですね!」

凛「ちなみに未央は6位だから」

未央「えっ?膝丸レベル!?」


P「さてとほたる。何処か行きたいところとかあるか?」

ほたる「そうですね…なるべく、危険なものが無くて人の少ない場所…でしょうか」

P「難易度高いなあ。無人島かDASH村ぐらいしか思い当たらないんだが」

P「まぁいいや。まずはどこかで昼飯にしようか。食べながら色々考えればいいだろ」

ほたる「そ、そうですね…」

P「ほたるは何か食べたいもののリクエストとかあるか?」

ほたる「えっ?き、急に言われても…」

P「んじゃ、それも歩きながら考えるか」スタスタ

ほたる「は、はい……って、ぷ、プロデューサー危ない!」

P「えっ?」


キキーーーーーーーッ!! ドンッッ!!


ほたる「ぷ、プロデューサー!!」


ウワッ、ヒトガハネラレタゾ!  ヨソミウンテンダッ キュウキュウシャヨベッ マッテローヨ!


ほたる「プロデューサー!プロデューサー!!」

P「いててて……ん、どうしたほたる」

ほたる「」

P「あービックリした…あ、やっべ。裾破けちまった……私服で良かった」

ほたる「」

P「ほたる?おーい、ほたるー?」

ほたる「…はっ!」

ほたる「プロデューサー!だ、大丈夫なんですか…!?」

P「え、何が?」

ほたる「だ、だって今…車に思い切りぶつかって……!」

P「うん、ちょっと痛かった」

P「けどほら、きらりブリーカーとか茜タックルとか島村インフェルノに比べたら」

ほたる「け、怪我は…?」

P「お気に入りだった上着が軽傷ですな」

ほたる(ええーーー……)

ほたる可愛いよほたる
よし寝る

なにこのSS超期待

ちゃんみお膝丸レベルとかおいしすぎるだろ

ほたるほんと好き
無課金だから150票しか入れてないけどほんと好き

ほたるは特異点なだけだから…(オーガス感)

おいおいこのP何か見覚えあるぞ?

てらうまれなみのp

P「ちょっと服が汚れただけなのにこんなに大金貰ってしまった…」

ほたる「治療費と言ってましたけど確実に口止め料入ってますね」

P「運転手さんも怪我無くて良かったよな。めっちゃ青ざめてたけど」

ほたる(それは…あのスピードで撥ねた相手が血の一滴も出さずに服の汚れを気にしてたら…)

ほたる「プロデューサーって凄い…」

P「何だよ藪から棒に。俺なんて何の変哲もない平々凡々としたオッサンではないか」

ほたる「…すみません。それだけはいくら私でも自信をもって絶対違うと断言します」

P「ほたるは意外とツッコミ鋭いなぁ」

P「まあいいや。気を取り直してご飯いこうか。俺もお腹空いてきたよ」

ほたる「は、はい…」

ほたる「…って、プロデューサー!上っ、上!!」

P「んあ?」


ガラガラガラガラッ ガッシャーーーーン!!!


ほたる「ぷ、プロデューサー!!」

ウワッ、ウエカラテッコツガ! テッコツガフッテキタゾー! イチダイジデスゾタケルドノォ!


ほたる「プロデューサー!プロデューサー!!」

P「あー、ビックリした……ん、どうしたほたる」

ほたる「」

P「ほたる?おーい、ほたるー?」

ほたる「…はっ!」

ほたる「プロデューサー!だ、大丈夫なんですか…!?」

P「え、何が?」

ほたる「だ、だって…こんな大量の鉄骨が真上から降ってきて…!」

P「うん、全部避けた」

P「ほら、茜のタックルのスピードとか森久保がデスクの下に潜り込む素早さに比べたら…止まって見えるわ」

ほたる「け、怪我は…?」

P「髪が乱れちまいましたわ」サスサス

ほたる(ええーーーー……)

P「適当なファミレスに入っちまったけど良かったのか?」

ほたる「は、はい…。十分です」

ほたる(あまり外にいるとまた事故とか起きてしまいそうですし…)

P「さて、何にしようかな…あ、ほらメニュー」

ほたる「あ、ありがとうございます」

P「おっ?ほらほら見てみろよ。今ぴにゃこランチとかやってるぞ。抽選で等身大ぴにゃ着ぐるみが当たるんだとさ」

ほたる「それ、喜ぶのはうちの事務所で2人ぐらいしか思い当たらないんですけど…」

P「じゃあ、俺このランチにするわ。ほたるは?」

ほたる「き、決めるの早いですね…えっと、私は、私は…」

P「いや、ゆっくり選びなさいな」

ほたる「す、すみません…」

店員「注文は決まったか」

P「あ、いやまだこっちの娘が…」

ほたる「あわわ…えっと、えっと…!」

P「おーい落ち着けー。ゆっくり決めていいってのー」

ほたる「じ、じゃあこの…ぴにゃこランチをお願いします!」

P「…あー、じゃあそれ2つで」

店員「ぴにゃこランチ2つ。了解した」

P「…ゆっくり選びなさいって言ったのに」

ほたる「で、ですけど…店員さんが来てしまったので…」

P「もうちょっと待って下さいって言えばいいだろ」

ほたる「うう…で、ですが、何か悪い気がして…」

P「まあ、気持ちはわからなくもないけどさ」

ほたる「すみません…」

P「謝らなくてもいいって」

店員「待たせたな。ぴにゃこランチ2つだ」

P「早ぇ!!」

店員「客を待たせないのが店員のルールだろう」

P「おー…普通に美味そうだな」

ほたる「わっ、見てください。チキンライスがぴにゃこら太の形です」

P「流石に色は緑じゃないかぁ…」

ほたる「み、緑色は難しいんじゃないですか…?」

P「ほうれん草とか練りこめばきっとイケる」

P「…うん、味もイケるな」

ほたる「本当ですね…ミニハンバーグも美味しいです」モキュモキュ

P「ウィンナーにエビフライにコーンサラダ…」

P「…なぁ、これってもしかしてお子様ランチだったんじゃあ…」

ほたる「~♪」モグモグ

P「…ま、いいか」

ほたる「あ、私飲み物持ってきますね」

P「はいよ」

ほたる「プロデューサーも何かいりますか?」

P「コーラにガムシロマシマシペプシは否で」

ほたる「え、えっと…行ってきますね」トテトテ

P「…うん、ほたるも楽しそうだ」

P「今回は割と早めに収まりそう、かな…?」

P「いや、まだ油断するのは早い。前回のまゆの犠牲を忘れてはならない…」

ほたる「お待たせしました…えっと、ペプシしか無かったのでチェリーコークです…すみません」

P「何でそれがあってコカが無いんだよ」

ほたる「プロデューサーのグラス、ここに置きますね」

P「うん、ありがとう」

ほたる「あっ!」ツルッ

P「うおっ」ピチャッ

ほたる「す、すみません!すみませんっ!」

ほたる「ああ…プロデューサーさんもテーブルの上もビショビショに…うぅ…」グスッ

P「あらら…」

芳乃「そいやっ」ピョコンッ

ほたる「…え?」

芳乃「はいぱーくろっぷあっぷ、でしてぇー」ミョイミョイミョイミョイ

芳乃「そして時は動き出す、のですー」ヒョコンッ

P「ありがとうな、ほたる」ズズーッ

ほたる「…あれ?」

P「ん、どした?」

ほたる「あれ…えっ?い、今私…ジュースを思いきり溢した様な…」

P「いや、普通に持ってきてくれたやん」ズズーッ

ほたる「???」

P「まあいいや。食べたらどうする?何処か行きたいところとかあるか?」

ほたる「えっ、は、はい。そう、ですね……」

P「まあ、急ぐ事もないし、ゆっくり考えようか。このまましばらく喋ってるのも構わないし」

P「あ、ランチについてた旗いる?」

ほたる「…そこまでお子様じゃないですっ」

今週はオフ潰されまくりだぜぇ…社畜万歳。
ほたるは10年もしたら美優さんみたいな感じになるのかなあ、と考えつつ寝る

いつもほたるんの側に寄り添って支えていたい

このよしのんに既視感

埼玉県民か、今回も期待しとるで

芳乃「ばば様は言ってたのでしてー 病は飯から 食べるという字は人が良くなると書くとー」

アリガトウゴザイマシター マタノゴライテン、マッテルーヨ!

P「さて、んじゃ行くか」

ほたる「ほ、本当にいいんですか…?」

P「もちろん構わんよ。幸いこの近くにあるみたいだし」

P「今日は1日ほたるの好きなように付き合うって言ったろ?」

ほたる「プロデューサー…」

ほたる「…って、プロデューサーまた危ないっ!」

P「え?」

チュドォォオーン!!!!

ほたる「ぷ、プロデューサー!!」

ウワッ、トツゼンバクハツシタゾッ! リアジュウガバクハツシタゾ! モエテキターッ

ほたる「プロデューサー!プロデューサー!?」

P「あちち……あー、ビックリした。寿命縮むかと思ったわ」

ほたる「」

ほたる「プロデューサー!プロデューサー!!」

P「何だろ、不発弾かな……ん、どうしたほたる」

ほたる「」

P「ほたる?おーい、ほたるー?」

ほたる「…はっ!」

ほたる「プロデューサー!だ、大丈夫なんですか…!?」

P「え、何が?」

ほたる「だ、だって…こんな大爆発に巻き込まれて…!」

P「大丈夫。あれは残像だ」

P「いやあ、日頃から人間の許容範囲軽く超えてる仕事量押し付けられてるせいか人知を超えたスピードが身についたみたいでな」

ほたる「け、怪我は…?」

P「指毛がお亡くなりになりましたな」

ほたる(ええーーーーー……)

イラッシャイマセウサー

ほたる「わぁ……!」

P「おー珍しい。ほたるの目がめっさ輝いてる」

ほたる「プロデューサー見てください!ほらほら、ウサギがいっぱいです!」

P「ウサカフェだから当然っちゃ当然だけどね」

ほたる「わあ…うわあ……」キラキラ

ほたる「可愛いですっ!」

P「お前さんもね」

P「あ、60分コース2人で。えっ、フリードリンク制?おーいほたるー、お前飲み物何がいいー?」

ほたる「わぁ…うわわわ……」ホヤーン

P「駄目だ聞いちゃいねぇ。…あ、すいません。じゃあ取りあえずミルクティー2つで」



P「ほれほたる。毛がつくからエプロンしときな」

ほたる「プロデューサープロデューサー!見て下さいほらほら!みんな凄く大人しいですっ」

P「ほんとな。しかもめっちゃ人懐っこいな…人間=エサくれるモノって覚えこんでるんだろうな」

ほたる「わわっ!ひ、膝に乗ってきましたよ?」

P「ハハッ、ほたる好かれてるなぁ」

P「ちなみに俺も早速頭に乗られてますがな」

ほたる「わぁ…みんなフワッフワです…アッキーみたい」ナデナデ

P「本当だ。どいつもこいつもモフモフしやがって。レノア使ってる?」サスサス

ウサギ「使うてへんよ」

P「天然のモフモフかぁ…」

ほたる「お鼻が小刻みにすぴすぴしてます。耳がピクピク動いてますっ…可愛いっ」ナデナデ

P「うん、どっちも可愛い」

ウサギ「せやね」

P「小松菜食べる?」

ウサギ「貰うで」モシャモシャ

アッキーの時といいこのウサギの時といい
このPはナチュラルに動物と会話してるなw

P「ほたる、ウサギを抱くときはちゃんとお尻を持ってちゃんと安定させるんだ、ほら、こんな風に」ギュッ

ほたる「こ、こうですか?」ギュムッ

P「そうそう。片手でしっかり抱えてあげて、もう片方の手で思うさまモフモフするといい」ナデナデ

ウサギ「おぉ、ええ感じや…」

ほたる「ひゃっ!も、もう1匹乗ってきちゃいました…」

P「ははっ、ほたるはウサギまでファンにしちまうんだなぁ」ウサウサ

ほたる「そ、そんな事は……って、プロデューサーのほうがもっと凄い事になってますよ!?」

P「はっはっはっ、さっきから前が全然見えねぇ」ウサウサウサウサ

ほたる「プロデューサーが埋め尽くされちゃってます…」

P「何なんだろ…俺って実は体からニンジン臭でも出てる?」

ほたる「わ、わかりませんけど…」

P「ちなみに知ってるか?ウサギは寂しいと死ぬってのは思い切りデマなんだぞ。むしろ構いすぎると死ぬぐらいだ」

ほたる「そ、そうなんですか?」

ウサギ「せやで」

P「逆に狼は一匹だと生きていけないんだ。群れで生活するもんだからな。だから一匹狼ってのも意味合いとしては間違ってるんだぞ」

ほたる「そうなんですね…勉強になります」

ウサギ「ほんまにな」

P「更に言えばウサギの口元って下から覗き込むと常時若干半開きになってるからちょっと間抜けで面白いぞ。ほら」ヒョイッ

ほたる「あ…本当です。可愛い」

ウサギ「間抜けとは失礼やな」

ちなみにウチに昔いたウサギは気が付くと部屋に入り込んで人のつま先を齧って逃げるようなやつでした。
ほたるを背後から抱きかかえてモフりながら寝たいよし夢の中で叶えよう寝る

草食系=恋愛に消極的、童貞ってのも間違いだよな、旺盛だもの草食動物

むしろ草食の方が性欲も食欲も旺盛なんだよなぁ

ほたるカワイイよ!!

肉食動物が草食動物以上に繁殖してると生態系は成り立たなくなるからな

sex=必要なし、なら究極生命体だしな

群れで行動する生き物なのに単独行動する個体がいるから、
一匹狼=はぐれ者、はみだし者、独立者って意味なのに、
狼全体のイメージを孤高みたいにするのはよくあるよね

ほたる「ほわぁぁぁぁ…」

P「アニマルに癒されてるほたるを見ているだけで癒される…」ナデナデ

ウサギ「ウチらも撫で撫でされて癒されとるで」

P「何この永久機関」

ウサギ「フフフ…インフィニティシリンダー…」

P「やめなさい」モフモフ

ほたる「…あの、プロデューサー…。本当に今日はありがとうございます」

P「どうした、いきなり改まっちゃってからに」

ほたる「346プロに来てから私、良い事ばっかりで…。皆さん優しいし、お仕事も順調ですし…それだけでも十分すぎるほど幸せなのに」

ほたる「こうして、わざわざ私なんかのために時間を作って付き合って貰って…」

P「何だ、そんな事か。別に気にしないでいいっての。俺だって堂々と仕事休んでこうしてのんびり出来る事だし」

ほたる「で、でも…」

ウサギ「私なんか、なんて言うもんやないでお嬢ちゃん。この兄ちゃんかてお嬢ちゃんのこと大事に思うとるんや。そう自分を卑下するもんやない」

P「だってさ」

ほたる「す、すみません…私ウサギの言葉は…。ムイムイ鳴いてるのは分かるんですけど…」

P「そりゃ残念。折角良い事言ってたのに」

ウサギ「こっ恥ずかしいわぁ」

ほたる(…むしろ、どうしてプロデューサーは動物の言葉がわかるんだろう…ソロモン王?)

P「ほたるはすぐにネガティブな思考に走っちゃうのがいかんよなぁ。もうちょっとポジティブに物事考えてみれば?」

ほたる「そ、そうですか…?」

P「世の中割と気の持ちようって大事なもんなんだよ。何事も前向きに考えるほうが健康的だしな」

ほたる「プロデューサー…」

P「今日だってお互いこうして仕事もレッスンも休んで遊べてる訳だし、俺もほたるみたいな可愛い娘とデート出来てるんだからな」

ほたる「か、かわっ…!?」

店員「すいませーん。そろそろお時間になりまーす。延長なさいますかっ?」

P「おや、もう時間か。モフモフは時を忘れるな……ほたる、どうする?」

ほたる「かわ、かわ…か、かわ…」プシュー

P「…いかんショートしとる。すいません、じゃあ退店します」

店員「はーい。それではお会計いたしますねーっ☆」

アリガトウゴザイマシターッキャハッ☆ マタキテヤー


P「ふぃー、めっちゃモフモフ成分補充出来たわ…」

ほたる「かわ…かわ、かわ、カワ…」

P「おーいほたるー、そろそろ戻ってきてくれー」

ほたる「カワ…カワ……カワウソ?」

P「えっ、今度はカワウソカフェ?」

ほたる「…あれ?いつの間に外に?」

P「おかえりほたるん」

ほたる「す、すみません…私ボーッとしていたみたいで…」

P「ほたるも満喫してたもんなぁ。…どう?今回はもう大丈夫そうか?」

ほたる「ど、どうでしょう…。自分ではよくわからないので…」

P「しかし最初は驚いたよ」

P「ウチに来てからほたるが今まで言ってたような変なトラブルとかパッタリ無くなったかと思ったら、数か月に一度ぐらいに一度にドバーッと不幸な事が起こる日が出来たなんてな」

ほたる「す、すみません、すみません…本当に…」

P「いやいや、別にほたるに責任は無いだろ。それに1日に一度に来るほうが対処しやすいし」

ほたる「でも…今はプロデューサーがこうして付き合って下さってますけど…」

P「あー…以前は他のアイドルに任せちゃってたもんな…。みくがネコ耳カジキに貫かれたり加蓮がマンホールに落ちたり留美さんの婚姻届けが受理されなかったり…」

ほたる「すみません、すみません…」

P「だからほたるのせいじゃないっての。別にほたるが不幸を運んでくる訳じゃないだろ」

ほたる「いえ…どう考えても私のせいだとしか…」

P「だったら何でほたる自身には何も起こらないんだ?」

ほたる「…え?」

P「ほたるが怪我したり酷い目に合うほうが俺はずっと不幸だけどな。多分事務所の他の娘達もそう言うだろうよ」

P「ほたるは人よりちょっとだけ運が悪くなる日があるってだけだ。お前は絶対不幸を呼ぶような娘じゃないよ」

ほたる「で、でも…私、今まで所属した事務所がいくつも倒産して…」

P「偶然だろ」

ほたる「そ、それに…仕事中に機材が倒れてきたり照明が落ちたりなんて事も何度も…」

P「何度もそんなトラブルあったのに怪我してないのはむしろ運が良いんじゃね?」

ほたる「……そ、そうです。私毎日黒猫に横切られて…」

P「毎日野良猫に遭遇するとか羨ましいわ」

ほたる「…」

P「…」

ほたる「…私、不幸ではないんですか?」

P「話を聞く限り、むしろ幸せな人生だと思います」

P「今だって人気アイドルとして売れっ子だし」

ほたる「そ、そうなんでしょうか…」

ほたる「ど、どうしましょう…私薄幸娘ってキャラで売り出されてしまっているのに…」

P「売れてる時点で薄幸では無いよな。ウサミンが何度も17歳の誕生日迎えてるぐらい矛盾してるわ」

P「ほたる自身はどう思ってるんだ?今の自分を不幸だと思うか?」

ほたる「……いえ、そんな事は…」

P「それなら良いんじゃないか?まあ、そのうちこういう「ほたるの日」も無くなるかもしれないな」

ほたる「そ、その言い方はちょっと…」

P「そのうち日本国中の祝日になればいいのに」

ほたる「国家スケール!?」

P「まあ、それは半分の半分冗談だとして」

ほたる「75%本気なんですか」

P「どうする?何かもう今日は落ち着いたみたいだし」

P「そろそろ戻るか?」

ほたる「えっ?」

ほたる「…えっと、その…」

ほたる「も、もうちょっとだけ…」

P「えっ、何だって?」

ほたる「で、ですから……って、プロデューサー危ないっ!」

P「えっ?」

パンパンッ! ダダダダダダタッ!!



ほたる「大変ですっ!突然東城会と近江連合の抗争が!」

P「あだだだだだっ」


ほたる「突然空から巨大な隕石がッ!!」

P「ITEっ」ゴスッ


ほたる「足元からいきなり間欠泉がっ!」

P「あちちちっ」ジュゥゥゥゥ


ほたる「サーカスから脱走したライオンが!」

P「うっわ、モフりがいがあるな」ワシャワシャ

ライオン「おおぅ…ええ感じや」


ほたる「ヘレンさんがっ!」

ヘレン「ヘーイ」

P「ヘーイ」


DIO「ロードローラーだ!!」

P「オラァ!!」





ほたる「って誰ですか今の」

P「さぁ…何か961プロの社長みたいな声してたけど」

ほたる「…」

P「…」

ほたる「……すみません…」

P「いや、俺もちょっと油断してた」

ほたる「…今日はまだかかりそうですね…」

P「せやね」

ほたる「すみません…もう少しだけお願いします…」

P「構わんよ」

ほたる「本当にすみません…」

P「気にしないでいいっての。お腹も空いてきたしどこかで夕食にしようか」

ほたる「は、はいっ」

P「んじゃ行こうか。ほたるは何食べたい?」

ほたる「えっと……それじゃあ、焼き肉で…」

P「意外とガッツリいくのな」


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翌日


凛「あれ、プロデューサーは?」

ちひろ「今日もお休みですよ」

未央「えー今日も?休みすぎじゃない?」

卯月「プロデューサーさんが連休なんて地球が滅ぶんですかね!」

凛「ちひろさん、プロデューサー今日は何で休みなの?…まさか、昨日の「ほたるの日」で何か…!」

ちひろ「いえ、何かあったと言うより…」

未央「言うより?」


ちひろ「終わってないんですよ、「ほたるの日」」

ほたる「す、すみませんすみません…まさか連日立て続けになんて…」

P「いやいや、今までにないパターンだけど仕方ないさ。俺も連休なんて何年ぶりだし」

ほたる「本当にすみませ……って、プロデューサー危ないっ!」

P「えっ?」

チュドーーーン!!


ウワッ、トツゼンバクハツシタゾ! デンシレンジニイレラレタダイナマイトダッ!




ほたる「すみません、すみませんプロデューサー…やっぱり私のせいで不幸が…」



ほたる「……でも…」









ほたる「この不幸のお陰で、私は今幸せですよ?」

オフ潰されまくったストレスを息子(ハムスター)で発散してたら滅茶苦茶モチモチに育ってたので書いた。ごめん深夜のテンションです。
ほたる可愛いよほたる。このまま成長したらどこか陰のある美女として美優さん系になると信じているよ。

まぁ投票券はミツボシに注ぎ込んでるけどね!!



オツカーレ

かわいい

オツカーレ

唐突なヘレンさんの出現は完全に偶然やろw

乙全身がイチゴパスタその物だ!!

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