垣根「何処だここ?」漣「初めまして、ご主人様!」 (594)


もしも、垣根帝督が艦これの世界に迷って垣根提督として活躍したら……
と思って建てました。

夕方には更新します


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1461728544

漣「特型駆逐艦の19番目、綾波型でいうと、9番艦の漣だよ」

漣「読みにくいって?貴方が字を知らないだけヨ」

垣根「……」

漣(……あれ?)

漣「どうしましたご主人様。そんな嫌な顔をして」

垣根「……おいガキ、もう一回聞くぞ」

漣「いやガキって、上官が初対面で言うセリフzy」

ドン

垣根「ここは、何処なんだオイ」

漣「……えーと、ご主人様の鎮守府ですけど?」

垣根「……はぁ!?」

垣根「おいおいふざけんなよガキ、俺が何回も死んだり生き返ったりしてるからって適当な嘘つくんじゃねぇよ。だいたい、なんで俺が鎮守府、何十年も昔の海軍母港を任されてる話になってんだよ」

漣「いや知らないですしおすし」

漣「それに、ご主人様こそ何を言ってるんですか?海軍学校から成績トップの秀才で提督の地位に上がったっていうのに」

垣根「はぁ!? だからなんで俺が海軍にいるんだって言ってんだ!」

漣「そんなの知らないですよ! 私だってこの鎮守府の艦娘で着任したばかりなんですから!」

垣根「は、艦娘? なんだよそりゃ。学園都市にそんな造語あったか?」

漣「艦娘を知らないんですか……それに……が、学園都市?……すみませんご主人様、一旦お互いの情報を交換して確認しませんか?」

垣根「あぁ……とりあえずはそうしようか」

垣根「つまり、ここでは海を支配しようとする深海棲艦と戦うために艦娘ってガキを戦線に送る腐った世界……ってことか」

漣「ツッコミどころがありますが、ご主人様が異世界から来た人だってのは分かりました」

漣「学園都市ですかー、何だか聞いただけでも科学の粋を集めた場所ですね!」

漣「そしてご主人様はその20万人もの学生の中の第2位! これは期待できそうです」

垣根「期待すんな。とりあえず俺は元の世界に帰るぞ、そして今度こそあの第一位とボールにした半裸のクソ女をぶっ殺してやる」

漣「うわー、第2位でも性格はクズ極まりないなこの人ー」

垣根「てめぇ、あんまり調子乗んなよ。この世界で最初に会ったのがてメェだっただけで、本来ならその舐めきった態度した直後に俺の未元物質で息するだけの肉塊にしてたんだぞ」

漣「わ、わー怖いなー。ちょうのうりょくでころされちゃうー」

垣根「……そういえばお前にまだ能力を見せてなかったっけな」翼バサァ

漣「!?」

垣根「これが俺の能力『未元物質』、この世界には存在しない物質。ほら、さっきの態度を詫びるなら許し」

漣「ご主人様ってメルヘンちっくなんですね! 天使の翼とかwwwwwキマシタワーーーー!!」

垣根「……」



垣根「ほら、ちゃんと謝れ」


漣「ずびばぜんずびばぜんずびばぜんずびばぜんずびばぜんンンンンンンンン!!!!!!!!!」大破


垣根「分かればいいんだよ」


漣「……あのーご主人様?」


垣根「ご主人様って呼び方止めねえと」


漣「か、垣根帝督様!」


垣根「いや、提督じゃないし」


漣「垣根様! とりあえずこの鎮守府はどうしたらいいでしょうかね!」


【鎮守府】大破


垣根「派手に暴れちまったなー」


漣「そんな感想ではなくて!!」


漣「この今にも崩れそうな建物はどうすれば良いんですか!?」


垣根「知るかよ、俺はこんなところに留まるつもりは毛頭ねぇから」


漣「そんな!そしたら私1人が責任を負っちゃうじゃないですか!」


垣根「お前がいるのって海軍だからキツイかもな、まぁこんなガキ1人の失態に重責置くような上官どもじゃねーだろ」


漣「……『艦娘が鎮守府に対して破壊活動及び支援をした場合、即解体及び除隊』」


垣根「……あ?」


漣「軍規ですよ……」


漣「……あー私せっかく艦娘になって着任したっていうのに、すぐに解雇されちゃうんだなー」

20万ってどっからきた
学園都市の総人口は230万で学生はその8割だから180万だろ

垣根「生き方は人それぞれだろ」


漣「世の中の荒波にいたいけな少女が1人残されちゃうんだなー」


垣根「……」


漣「そしてこの幼い歳ですぐに娼館に送られ……」


垣根「あー!わーったよ!」


垣根「おらぁ!」バサァ


【鎮守府】全快


漣「スゲーですね司令官……」


漣「破壊した建物をあっという間に直すなんて……」


垣根「ハッ! こんなの未元物質に任せりゃ朝飯前だぜ」

>>10
すみません間違えました!
修正で180万人でお願いします



垣根「とりあえず、元の世界に戻る算段も方法も分からねぇから当分の間はここ、孤島にある鎮守府を務めることにしたが……」


漣「お茶いれてきました」


垣根「この場にはお前しかいないんだな、あと…」


妖精s「「「「?」」」」


垣根「……なぁ、この小さい二頭身の奴らはなんだ?」


漣「あれ?ごsy「垣根さんでいい」……垣根さんは妖精を知らないんですか?」


垣根「妖精? まーたワケわかんねぇモンが出たな」


垣根「オカルトの類は胡散くせーけど……何回も復活してる俺が言うのもなんだしこの際どうでも良いか」


垣根「で、こいつらはなんでこの場にいるんだ?」


漣「ふっふっふ、垣根さんは気づきませんか?」


垣根「……あ"?」バサァ


漣「言いますから翼をしまってください。まったく……」


漣「私の身体を見てください」


垣根「? セーラー服来たガキってところか」


漣「さっきまで服がボロボロでしたでしょ?」


垣根「そういや……いつ着替えたんだお前? さっきお茶淹れてきた時か?」


漣「ふっふっふ〜、知りたいですか?」


垣根「興味ない、ほらさっさと部屋から出ていけ邪魔だ。こっちは今からここの書類全てに目を通してるんだ」


漣(この人、けっこう言動が雑だけど……必要な書類と要らない書類を分けてる……、案外仕事ができる人なのかな……)


漣「……それも大切ですけど、その前にこの鎮守府内の施設を見て回って確認したりしませんか?その妖精のことや、私の服についても教えますので」


垣根「……まぁ、わけ分かんねぇ世界でもあるし、施設を見て周るのもいいかもな」


垣根「よし、案内しろ」

垣根「……なんだこの倉庫は?」


漣「倉庫じゃなくて工廠です!」


垣根「あぁ、確か艦船とかの修理や改修とかするところだったか……」


垣根(……にしても、学園都市とはえらく技術レベルが低いな。あっちじゃ地下で船を作って地上に運んでバラして外に運んで合体させるからな)


垣根「で、この工廠のそばで作業してるあの二等身共はどう関係してんだ?」


漣「入ってみれば分かりますよ……」


垣根「いま言えよ、もったいつけんなうぜぇ」


漣「面白くないなー、入った瞬間『おお!! すごいところだな……おい、あの機材は何だ!?』とか言われたかったのにー」


垣根「そう言うの要らないから、ほら早く言え。俺はさっさと施設の確認したらすぐ書類確認して経費をどう節約するか計算するからよ」

漣「……さっきの服なんですが、私たちの服や艤装が壊れた時、あそこにいる妖精さんたちが直ぐに服や艤装を直してくれます」


漣「平たく言えば……私達の武器や標準装備を開発する場所という認識で良いですよ」


垣根「そんじゃ武器庫って覚えりゃ良いか……」


垣根「……気になったんだが、この妖精どもの給料って出んのか? そうなると、ここの経営やる事なす事全てに支障が出るんだが……」


漣「妖精さんはお金じゃなくて小さいおにぎりなどをあげれば喜びますよ」


垣根「現物収入ってブラック企業かよ……まぁ、飯だったらどうにかなるか……あと作るのはお前だからな」


漣「えぇー!! ごsy「垣根さんだっつってんだろ」……垣根さんがここの司令官なんですから自分から作るべきだと思いまーす!」


垣根「うるせぇ! 俺がちっこいおにぎり作る姿なんか想像出来るか!? それだったらガキのお前が作ったほうがまだマシだろ」


漣「あーもー、なんでこの鎮守府内には明石さんや間宮さんがいないんですかー!」


垣根「誰だよ……」


漣「本来どの鎮守府にもいるはずの人達ですよ……あーもー、分かりましたよ! 私が作りますよ! その代わり垣根さんは食べないで下さいね!」


垣根「誰が食うか!!」


漣「ところで垣根さん、この鎮守府に新しい仲間とか欲しくないですか?」


垣根「あーその事か、分かってるよ」


漣(おぉ!……さっきの書類から建造のやり方を知ったようですね!)


垣根「この世界の人材派遣のブローカーに紹介してもらう金と、契約するための3倍ほどの金をここの経費からどれくらい落とせるか考えてる最中だ、最低でもスナイパーと近接戦闘が得意な傭兵が欲しい」


漣(……(^ ω ^))


垣根「深海棲艦ってのがどんなのかも分からないし……もう少し狙撃が得意なやつを雇うか?」


漣「……あの垣根さん、それはなんの話でしょうか?」


垣根「何って……」


垣根「手下の増やし方に決まってるだろ」

漣「ちっがいますよーーー!!!」


垣根「はぁ?」


垣根「そんじゃブローカー使わずに海軍に頼んでタダで兵送ってもらえるのか?」


漣「それは……!うーん、ちょっと合ってるけども……」


漣「とにかく全然違います!!」


垣根「じゃあどうやんだよ、……まさか、艦娘ってだけあってあそこで作られるわけないよな」


漣「そうです! それです! 偶然ですけど当たってますよ!」


垣根「マジかよ……この世界も俺の能力同様、意味がわかんねぇな……」


垣根「……まぁ良いか、さっさと手下増やしたいし」


垣根「んでどうやって手下を作るんだ?」


漣「その前に、私たち艦娘の事を手下と言ったりするの止めてもらえませんか? その、なんか嫌な感じなので……」


垣根「そんじゃ名前呼べば良いのか?ったく面倒クセェ……」


垣根「えーと、さざなみだったか? どうやって艦むすを作ればいいんだ」


漣(改めて名前呼ばれると恥ずかしいな……)


漣(この司令官、顔だけイケメンだし……)ぽー


垣根「おい聞いてんのかさざなみ」


漣「…………へ!?」


漣「わ、分かりました!! ではまずは工廠に入りましょうか」


漣「工廠内部はこのようになってます」


垣根「はー、殺風景な場所だな」


垣根「……妖精どももあちこちでなんか作ってたりしてんな」


漣「建造には妖精さんの協力が必要なんですよ」


漣「それじゃ、あちらの機械をご覧ください!」


垣根「……」


垣根(なんだこの焼却ポッドみてぇの……ここから艦娘とやらが出んのか?)


漣「ここに操作パネルがあるので、艦娘を作る材料の燃料、弾、鋼鉄、ボーキサイトの量を設定できます」


垣根「あぁ、確か書類の中で毎週届く物資一覧で量とか見たな」


垣根「敵を攻めたりすると消費する必需品だって事らしいな」


漣「はい! これら資源は艦娘にも鎮守府にとっても貴重な資源ですから、考えて使ってくださいね!」


垣根「お前俺を馬鹿にしてんのか?」翼バサァ


漣「してませんからその翼をしまってください」

漣「……とにかく、この機械で艦娘を建造することができるんです」


垣根「分かったよ、ならちょっとどいてろ……」


垣根「えーと……今の資源が1000だから……この後何が起こるか俺にもわかんねぇからあんまり使いたくねぇし……」


垣根「とりあえず初期値30で建造するぞ」ポチ


ウィィィン……

【00:20】


漣「おーやっぱり最初は定番ですね」


垣根「何が出るのかわかんのか?」


漣「いーえー、でも私と同じ駆逐艦が出ますよ!」


垣根「おいふざけんな、こんなガキ何人もいらねぇよ! ?」


漣「ガキって言われるとすっごくムカつくんですけど!?」


【00:02】


垣根「なるほどな、建造に使う資材の量で強い艦娘ってのが出るんだな」


漣「そーですね!ちなみに今の資源の量だと私と同じ駆逐艦が出てきますよ」


漣「稀に軽巡も出るので悪しからず」


垣根「……くそ、本当に面倒だなこの世界」


垣根「……いや、元の世界の方がここ以上に面倒くさかったかもな……」


漣「何か言いましたか垣根さん?」


垣根「なんでもねーよ」


垣根「もうそろそろか?」


【00:00:15】

垣根「さて、どんなガキが出てくるんだか……タイプの子だったら良いけどよぉ」


漣「垣根さんって理想の女性像とかあるんですか?」


垣根「あるけどお前には絶対言わねーよ」


【00:00:00】

プシュゥゥゥー……

ガチャ


?「……」


どの駆逐艦が出るかで安価
>>25

スレタイに安価って入ってない云々
安価が遠い云々と叩かれるぞ
なので安価はこれっきり推奨

村雨

>>24
すいません、まだ始めたばかりで……
安価宣言は絶対なんですね今後は気をつけていきます

>>26
モチベ下げるようなこと言ってすまない
スレタイに過剰反応して騒ぎながら叩いてくるのがたまにいるから言わせてもらった

>>27
ありがとうございます
参考にさせていただきます


村雨「は〜い! 白露型3番艦、村雨だよー!」


垣根「……」

垣根(ガキが来るのは知ってたけどよ……よりにもよって面倒くせぇのが来ちまったな……)


漣「あ、私は秘書官の漣です……」


村雨「おうおうー! よろしくね漣ちゃん!」


村雨「そ・れ・でー……あなたがここの司令官さんかしら!」

ギュ

漣(抱きついた!?なんて大胆な!)


村雨「しーれーいーかーんー!!」ギュゥゥ


村雨「今後ともこの村雨の活躍を期待していてね!」ギュー


垣根「……」


漣(や、ヤバイ!! 司令官の顔が見た事ないくらい嫌そうな顔してる!!)


漣(私よりよっぽどウザいんだろうなコレ……)


垣根「…俺はこの鎮守府に仕方なく着任した垣根帝督だ」


村雨「ていうか、司令官ってば髪染めてんじゃん!悪だね〜」


垣根「……今後ともよろしく頼むな村雨ェ」


村雨「それにしても眉間のシワがひっどいぞ! もっとスマイルスマイル!」


垣根「……」ブチ



垣根「さざなみー、ちょっとごめんな」


漣「ちょっ!!」



垣根「もうむりだ! がまんできねぇわ」

ガシ

村雨「……あれ?」

村雨「ど、どうして肩を掴むの……い、痛いよぉ〜……」


垣根「いや何心配すんな、こいつは通過儀礼ってやつだ」


村雨「つ、通過儀礼?」


垣根「艦娘って結構頑丈なんだってな。だったら耐えられんだろ」


垣根「この俺の、未元物質に」


村雨「だ、だーくまたー? あはは、はは……それって何かな司令官ー?」


垣根「何も聞くな答えないから。ただ俺が言いたい事は一つだけさ」


漣「今のうちに逃げます!妖精さんも早く!」


妖精「「「「「!!!!」」」」」」


垣根「……なめてんじゃねぇぞクソガキが!!!」翼バサァ

村雨「キャァァァァつ、つば……!?鳥ぃぃぃぃぃ!!??!」


ズガァァァァン


【このあと無茶苦茶 未元物質した】

23 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/04/27(水) 22:02:57.88 ID:akCdDUuo0


25 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/04/27(水) 22:09:16.26 ID:akCdDUuo0
村雨


よく見たら範囲内連投じゃねえか氏ね
こんな安価無効だろ

>>31
ID見落としてましたすみません……

安価は先ほどご指摘を受けましたので、自分の好きな駆逐艦の子を書かせていただきます。

村雨の方は、書いてておもしろかったのでこのお話はifという事にさせていただきます。

再安価はなしで、村雨ちゃんの話も無しで今日の昼ごろまでに自分の好きな駆逐艦の子の話を書きます。

少々お待ちください

時雨ちゃん好きなので時雨でいきます

時雨「僕は白露型2番艦の時雨だよ」


垣根(お、普通そうなやつだな……)


漣(良かった、この人なら司令官の機嫌を損ねることはしなさそう……)

垣根「よう、俺はこの鎮守府に仕方なくいる垣根提督だ」


漣「私は秘書官の漣です!よろしくお願いします時雨さん!」


時雨「うん、提督も秘書官の漣さんもこれからの僕のことよろしくお願いします」


時雨「ところで提督」


垣根「おう、なんでも聞け」


垣根(真面目そうだな……こいつは結構従順に働きそうだな)

時雨「ではなんでも聞くけど」


時雨「どうして提督は髪を染めてるんだい?」


垣根「はぁ?いやこれは俺の趣味だし……」


時雨「それに、僕が思うに提督には海軍上官としての気質が感じられないんだけど……」


垣根「……おぉ、そうだな」


時雨「その仕草、手をポケットに入れてズボンもサイズが合ってない。少しチャラついてるし……カッコつけてる?」


垣根「…………そだな」


漣(あ、これはまずい……)



時雨「あとこれは僕の推察だけど、提督の性格の悪さが顔から滲み出てるように感じる」


垣根「…………うん」


漣「し、時雨さんもうその辺で……」


時雨「そんな顔じゃ好印象を持てないから、もう少しフレンドリーな笑顔が出来るように練習する事をお勧めするよ」


垣根「……」ブチ


垣根「さざなみー、こいつすなおすぎるわ!」


垣根「がまんできねぇわ!!!」



漣「もう無理だ!戦術的撤退!!」

妖精「「「!!!!」」」」


垣根「しぐれー、おまえのすなおさや、けなげさにはおれもあたまがさがるなー」ガシ


時雨「て、提督?」


時雨「ご、ごめんよ……僕ってつい本音とかが出ちゃうんだ! 上官に対して少し失礼な物言いをしちゃった」


時雨「もし傷付けたなら謝るよ…!!!」


時雨「…い、痛い……肩が……!?」


垣根「なるほど、とりあえずはお前は嘘がつけない奴だということはわかった」


垣根「分かったから……なんだという話だが」


時雨「ご、ごめんなさい!もうあんなに言わないから!!」


垣根「何も言うなもう聞かない」

垣根「艦娘って結構頑丈だから大丈夫だろ……」


垣根「俺の未元物質に十分耐えられるだろ?」


時雨「だ、暗黒物質?………… えな、何する気なの!?」


垣根「……誰がカッコつけだとこのクソガキが!!!」翼バサァッ


時雨「え……て、天使!?」


垣根「天使じゃねぇよ!!?」


ズガァァァァン……


【この後滅茶苦茶 未元物質した】

時雨「ごべんなざい……でいどくごべんなざい!!!」大破


垣根「分かればいいんだ、今後はあんまり正直に話すなよ」

垣根「俺の心もだが、この工廠内が未元物質で壊れちまうからな」


漣(さり気なく傷付いてる……よっぽどショックだったんだなぁ……)




垣根「そういや、こいつボロボロだけど手当とかってどこでやるんだ? 軍医とか……いないんだったな」


漣「ボロボロにした本人が言うとサイコっぽく感じますけど、艦娘は傷ついたら入渠させるんです」


垣根「…その単語だとでっかいドックとかを連想しちまうが、どうせこんな工廠みたいにこじんまりとしてんだろ」


漣「入渠って言いますけど、実際はお風呂です」


垣根「ほらな、そう思ってたよったく……」


垣根「んじゃそこまで案内しろ漣、俺はこいつ抱えるからよ」

ヒョイ


時雨「ひっ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」


垣根「暴れんじゃねぇって」


垣根「大人しくしないともう一回やるぞ」翼バサァ


時雨「い、いやです……大人しくしますから……つ、翼を戻してください……」


垣根「あーいや、これは今使うから引っ込めねぇよ」


垣根「漣、入渠出来る施設ってどこにあんだ?」


漣「えーと、この工廠の横の施設ですね、ほらあの煙突があるところです」


垣根「わかった、んじゃ行くか」

ヒョイ

漣「え!? ななにを!!」


漣(腰に手を回されて抱えられた……ちょ、手がす、少し胸に当たってる気が……)


垣根「歩くよりは能力使ったほうが早く着くからな」

バサァ


垣根「ほらよ」


時雨「す、すごい!!」


漣「きゃーー!私飛んでる!?」


時雨「提督のその翼すごいね! 一体それはなんなの?」


漣「未元物質って恐ろしい超能力らしいですよ……でも、私初めて空を飛んだので最高です!」


時雨「ぼ、僕もだよ!海が遠く、青と白の空が近く感じる! 艦娘の僕にとってこんなの初めてだよ!」


垣根「少し飛んでるだけってのにあんまり騒ぐんじゃねぇよ!」


垣根「落とすぞ」


漣「きゃー!垣根さんこわーい!」


時雨「ほ、本当に落とさないでくれよ提督!!」


垣根「……」


垣根(……なんだこの気持ちは)


垣根(今一瞬だけ、ほんの一瞬だけだったが……あのカブトムシが反乱を起こした時と同じ………)


垣根「……気のせいか、俺には似合わねぇし」


漣「何か言いましたか垣根さんー?」


垣根「なにも言ってねぇよ、ほら着地すっぞ」

今日の夕方か夜に更新します

とりあえずトリップつけちゃどうだい

>>51
分かりました、今からトリップつけて更新します
名前は「未元物質で飯がうまい!」でいきます

漣「あー楽しかった!」


垣根「ふん、あんなの能力を使ったとは言わねえくらい簡単なことなんだぜ」

漣「なんも言えねぇ〜!」


垣根「……んで、ここが……入渠ドックで良いんだよな……」


垣根(なんで暖簾が掛けられてるんだ、しかも『入渠』の二文字って……銭湯かなんかか)


垣根「とりあえず中に入ってみるか」


時雨「……え、提督本気で言ってるの?」


漣「げ、ゲスや……」


垣根「……あーはいはい、ようは服を脱いで風呂に入る感じってことかよ」


垣根「誰が好き好んでガキの裸見るかよ……」


垣根「つーか艦娘が裸見られて恥ずかしいのか?」


漣「そりゃ恥ずかしいですよ! 時雨さんも同様だと」


時雨「うん、でも……さっきの失態が許されるなら見ても良い……なんてね」


垣根「……思い出すとまた暴れそうだからさっさと入ってこいよ」イラ


時雨「ご、ごめんなさい! 修復に1時間くらいかかると思うからから出たら執務室で待ってるよ!」

ガララ

バタン

垣根「……ッチ、なんか調子狂うな」


漣「でも垣根さんの命令はなんでも聞くと思いますよ」


漣「さっき躾されましたからね……」フフ


漣「……アレは躾っていうか……矯正?」

酉は#の後ろに文字打たないと
後文字列はもうばれたから他のに変えたほうがいい

>>54
さっきやり方調べてきたんですがこれで良いですか?

問題なきことよ
#の後ろの文字列を知らないと同じトリップは出せぬのです

>>56
勉強になりました。ご教授感謝します!


漣「さて、これでこの鎮守府には艦娘が2人に増えましたね!」


垣根「……なぁ」


漣「なんですか垣根さん?」


垣根「あの機械で艦娘が作れるなら何体でも作って大艦隊でも作れないのか?」


漣「垣根さん……ちゃんと資料読みましたか?」


垣根「あぁ? この俺に見落としてる点があると?」


漣「……開発資材ってご存知ですか」


垣根「……そーいうことか、確か遠征と大陣営?から毎月1回送られてくるんだったな」


漣「そうです、この鎮守府にある開発資材はさっき使ったのでもう残り4個しかないんです」

垣根「そうか……」



漣「だから諦めて明日には出撃を……」


垣根「なら今日中に全部使っちまうか」


漣「ちょっ!なんでそうなるんですか!? 」


垣根「漣、この鎮守府には人が少なすぎる……いや3人とUMAが数十体だけだ」


垣根「そして、俺はこの世界に来てから日も浅い、なるべく多くのやつらからこの世界の情報を仕入れたい」


垣根「だったら、頭数増やしてそいつらから人脈を広げていく……まぁ俺も海軍学校の主席扱いだし、どうにかして上の偉そうにしてるデブどもから元の世界に戻る為の情報を得る………」


漣「本当につっこみどころありますけど、その考えはわかります」


漣「でももう少し考えたりしないんですか!? ほら日本人の精神『もったいない』とか」


垣根「うるせぇ!出し惜しみしたら出し抜かれるのはこっちだ!」


垣根「とりあえず俺は工廠に戻って今から建造する! そうなりゃこの後のこともスムーズにいくだろ!」

バサァ!


漣「ちょっ!! 勝手に飛び立たないでください!」


垣根「先に工廠の方に戻ってるからあとから追ってこい!」

バッサバッサ


漣「……マジで行っちゃったよ」

【5分後】

漣「さっきは空飛んでたからわかんなかったけど、歩くと結構時間かかるんですねー」


漣「…この鎮守府、移動の便悪くね?どんな考えでこんなに離して施設置いてんだし…」


漣「はーい、ようやくさっきまでいた工廠に到着…隣なのに資材置き場がデカすぎるし長い…」


漣「まぁ、垣根さんだったら同じ事思って無理やりくっつけそうだなー、『俺に常識は通用しねぇ!』…って言ってさ!」うぷぷ


キャー!!


漣「!! …今のは女の子の悲鳴!?…でもまだ5分くらいしか経ってないのに…」


漣(…まさか!!?)ダッ



【工廠】


漣「垣根さん!まだ手を出しちゃ!!」


垣根「おう漣もう着いたのか!でも…」


村雨「…がは」大破


垣根「遅かったな!」


漣「良い笑顔で言わないで下さい!?」

村雨「」チーン


漣「なんで5分でこんな事になるんですか…そもそもこの子名前は?」


垣根「白露型3番艦の村雨だと、出てきて早々馴れ馴れしく抱きついてきたからムカっとしてやった」


漣「そんな事だとは薄々分かってました…それにしてもまさか工廠の隅に置いてあったあの高速建造材の存在に気づくとは…」


垣根「書類の中にその高速建造材の事は見ていたからな」


垣根「ここにあると思って協力的な妖精どもに探してもらった甲斐がある」


妖精「「「「ガタガタ」」」」


漣(あの様子じゃ脅したな…)


垣根「さてこれでこの鎮守府、もとい俺の部下は3人になった! あと3回建造できるから今すぐ作る」


漣(この人は止めても聞かなそうだから、しょうがないな〜)


漣「作るんだったら軽巡とかを狙ったほうが良いですよ」


垣根「軽巡…あぁ確かそいつと駆逐艦数隻で水雷戦隊とか組めるんだっけな」


漣「そうですよ、私たち駆逐艦をリードする存在の軽巡洋艦があれば戦力も上がるんですから!」


垣根「ならこの資材の量をどうすればいいんだ?」


垣根「量によって艦種が変えられんだろ?だったらどんな数値入力すれば出るか教えてくれ」


漣「…良いですよ、でも私の背がパネルより少し小さ手しか届かないので…持ち上げてくれませんか?」


垣根「はぁ!?今目の前にいる俺に数字を言えば良いじゃねーか!」


漣「…なら教えませんよー」


垣根「…あそこで転がってるウザ雨のように、ぶちのめしたって良いんだぞ」翼バサァ


漣「そ、そんな事言われても教えてあげないです!」ガクガク


垣根「…足震えてるぞ」


垣根「…あーもー!そこまで引き下がんねーならほらよ!」


漣「あ、まだ心の準備が!!」


垣根「ほら早く入力しろよ!」


漣「わ、分かってますよ…」


漣(うわうわ!本当に私の事持ち上げてくれた!!で、でも……)

ムニ

漣(む、胸に手が当たってますよー!!って言うかこの人は気づいてるの!!?)


垣根「まだかよ…」


垣根(早く軽巡だす数値入れろよ)



漣(この人本当に興味なしだ!!?)


漣(で、でも…ちょっと嬉しいな…)ぽー

漣「……はい、入力終わりました」ピ

ウィィィン…


垣根「おうご苦労さん」ポイ


垣根「…あ?お前顔真っ赤にしてどうしたんだよ?」


漣「ほへ!?顔赤くなってるんですか!?」

漣「うっわ!本当だ顔あっつい!!」


垣根「まぁどうでもいいけど、艦娘が風邪なんかひくんじゃねーぞ」


漣「は、はいー…」カァァ


垣根「気を受けろ…さて、時間はどれくらいかかるんだかな」


【01:14:40】


垣根「はい長い」つ高速建造材


【00:00:00】

プシュゥゥゥ…

ウィィィン…

ガシャンッ


垣根「軽巡ってのはどんな奴が出てくんのか」


垣根「…あんまりうるさくないやつがいいけどな」


漣「時雨さんだってうるさくないですよ?」


垣根「そこに転がってるのがうるさいから、プラスマイナス1にしなきゃ気が済まないんだよ俺は」


漣「ふーん」


村雨「…そ、それより入渠させて…」

今日のの夕方に更新です

僧正「うほほーい♪」


陸奥「もう提督ったら!また大型建造しちゃって!」


僧正「いやぁ、ワシは新しい艦娘が欲しくてたまらんのじゃ! この衝動はワシの悪いクセじゃのう」


陸奥「あとで大淀さんに怒られても知らないんだから!」


僧正「ほっほ、若いおなごに怒られるのも新しいのぉ♪」


僧正(ほほほ、まさか魔神のワシが死んだ後の世界が異世界じゃったとはの……これもアレイスターが仕組んだことなのじゃろうが……)


暁「提督ー!暁ってば遠征頑張ったんだから褒めて褒めてー!」

電「い、いなずまも頑張ったのです!」


僧正「ほほ♪ そうかそうか偉いのぉ〜」


僧正(……悪くないわ〜)



垣根帝督の鎮守府よりさらに離れた地の鎮守府での一幕


fin

>>71

なんか思いついたら書いてたので上げておきます


漣「…ってよく考えたら私もうるさいのに入ってんですか!?」

垣根「当たり前だろうるせぇな…お、出てくるぞ」

漣「こんないたいけな淑女に向かってそんなこと言うとは…およよ」

垣根「無視無視」


ガチャ


阿武隈「長良型軽巡洋艦の阿武隈です……こ、こんにちは」

垣根「…軽巡が出るんだよな?」

漣「え?目の前に軽巡いるのになに言ってんですか?」


垣根「いや…」


垣根「こいつお前と同じガキじゃん」

阿武隈「え…な、なんで着任して早々にガキって言われているの私…」

漣「ちょっと垣根さん、その言い方はひどいと思いますよ」

漣「確かに私のいっこ年上に見えますけど、これでも火力や装甲もこの阿武隈さんは駆逐艦よりは上なんですから!」

阿武隈「私あなたよりは結構おねぇさんなんだけど!?」

垣根「ふざけんな、年上の女ってのは雰囲気でわかるんだよ! 」

垣根「阿武隈だったか?お前からはそんな雰囲気感じねぇ!!」

阿武隈「えぇーー!!?」

阿武隈「着任早々になかなかイケメンな提督に罵られた!? 私なんでここに来ちゃったんだよぉ〜…」

垣根「まぁお前が軽巡なのは最初から知ってるから気にすんなよ」

漣「ごめんなさい阿武隈さん、私もちょっと垣根さんのノリにのっちゃいました!」

阿武隈「今の全部小芝居なの!?」

垣根「改めて言おう……よく来たな俺の部下、4番目の艦娘」


阿武隈「……う、うん」チラ


阿武隈「とりあえず歓迎は後ででいいから、その前にあの子なんとかしないとマズイんじゃないかなぁ……」


阿武隈「死んじゃうよ?」


村雨「あ…暁の水平線に勝利を…」轟沈間近


漣「あマジだ……ってこんな呑気にしている場合じゃねぇ!!?」


漣「垣根さんあれマジで死んじゃいますよ!」


垣根「死なれると困る!」


垣根「さっきの高速建造材が無駄になっちまう!!」


漣「そこですか!?」

垣根(そのあと、瀕死だった村雨を入居まで運んで服を着せたまま入居風呂?とやらにぶち込んでやった)


垣根(まだ風呂に入っていた時雨から「やっぱり僕の裸を見にきたんだね…」なんて寝言を言うから未元物質ぶつけてまた1時間入ってもらうことにした)

垣根(さて、現在この世界に来てからまだ8時間ってところだが、提督業務の書類関係は明後日までの分全部を終わらせたところだ)


垣根(もちろん、未元物質をフルに使って10人ほど俺のコピーを出してやらせただけなのだが…あの艦娘共にはあまりにもショッキングな光景だろうから出入り禁止にしてから行った)


垣根(執務も終わったし、今日はもう飯を食って終わりにしようとしたんだ…)


垣根「…んで、飯がこれか」


【カップラーメン】

【大根の浅漬】


漣「あははは……」


時雨「ご、ごめんよ帝督……」


阿武隈さん「漬物程度だったら作れるんだけどね〜、お米が見あたんなくて…」


村雨「村雨ってば料理とかやったことないやー!あはははh」

ブン


ドガン!


村雨「…な、なぜ…」中破


ドサ


漣(いや、あの人が怒ってる時に笑ったらダメですよ…)


時雨(体ふやけちゃうんじゃないかな…)


阿武隈(アホなのかな…)

垣根「お前らご飯を作れないのか?」


漣「…まぁ、もう少し材料があればよかったんですけど」


阿武隈「この鎮守府長い間人がいなかったせいなのか、非常食のカップ麺と裏にある妖精さんの畑しかなくて…」


時雨「もしかしたら僕ら餓死する可能性もあるね」


垣根「……クソ、暗部の頃にゃ食で困ることなんざ無かったぞ」


漣(暗部?)


垣根「しかし困った、どっかから食材が出てくれれば……」


時雨「なんなら僕が鎮守府の裏にある山から山菜でも採ってこようか?」


阿武隈「今は真っ暗だから危ないよ?」


時雨「でも帝督が困ってるんだ」


時雨「帝督の為だったら僕は暗い森の中でも山菜を採るよ」


漣「時雨さん…」


阿武隈「なんて良い子なんだろう……」


垣根「いや、そこまでされると重いし…胡散臭いわー」


垣根「余計なことすんな」


漣「私はそう言うと思ってましたよ」


時雨「…くぅーん」


阿武隈「よしよし…」

垣根(…しょうがねぇ、こいつらには内緒にしとくことにして…あの手段を使うしかない)


垣根(カップ麺だなんて栄養の偏るもんなんざ食うのも嫌だが……正直アレは俺も嫌だ…)



垣根(それでもやるか……カップ麺なんて俺はいやだからな)



垣根(俺は学園都市第2位 垣根帝督だ)



垣根「俺に常識は通用しねぇ!」


漣(何言ってんだこの人…)

【入渠ドック】


漣「あーもう何考えてんだかあの人はー」


時雨「急に僕らに風呂入ってこいと言って調理場に籠るんだからね」


阿武隈「なんなのあの提督さん」


漣「さー、私に聞かれても異世界から来た超能力者だということしか分かりませんよー」


阿武隈「そ、そうなの!?……って異世界って本当なの!?」


時雨「僕も初耳だよ」


村雨「ふっふーん! 私ってばあの翼に2回も叩きのめされたんだからねー!」


漣「それは自慢できることじゃないですねー」


時雨「死にかけてちゃ世話ないと思うよ…」


阿武隈(アホなのかしら…)


ザバァー


漣「あーいいお湯ー」


阿武隈「なるほど、あの人の名前は垣根帝督なのね」


時雨「僕ずっと帝督って下の名前で呼んでたけど……気付いてくれたかな」


漣「いやー気付いてないどころか聞いてすらいなそうですね」


時雨「…クーン」


阿武隈(忠犬可愛い…)


漣(2回もぶっ飛ばされたから忠犬に目覚めっちゃったようですね…)


村雨(時雨ったらいつも通りね…お腹すいたなー)

阿武隈「でも…なんでその学園都市の第2位さんが、違う世界であるここへ来たのかな?」


漣「わっかりませんよー、着任して執務室に挨拶しに行って入ったらすでにいたんですから」


漣「その直後に死んだとか生き返ったりとか、第1位とか半裸の子供だとかわけがわからないこと言ってますし」


阿武隈「…もしかしてさ、提督ってその第1位って人や子供に殺されてここに来たってことになるの?」


時雨「だとすると霊体…いや霊魂なのかな?」


村雨「でも、あんな翼生えたり伸び縮みするようなすっごい能力を使えている時点で霊じゃないじゃん」


漣「そうですね…」


時雨「もしかしたら帝督がここに来た原因に、あの『未元物質』って能力が関係してるんじゃないかな?」


阿武隈「確かにありえそう…」


漣「…人材派遣…暗部…あの言動は一体なんだったのか」


阿武隈「漣ちゃん?」


漣「あぁ…いえ、何でもありません」


漣「もうそろそろ垣根さんが指定した時間ですしもう出ましょうか!」


阿武隈「あ、もうそんな時間なんだ!遅れたら村雨ちゃんの二の舞になっちゃう!」


村雨「阿武隈さーん!?それを言うなら時雨だって何回も入渠入りさせられてるんだけどなー!?」






時雨「僕のはワザとだけどね」ボソ





漣「え?」



時雨「さー早く出ようかみんな、帝督が待ってるからさ」


漣「……き、聞き違いだよね」

今日の更新はここまでにします。

明日の更新は20時以降になります
その間、ふと考えたssも投下したりします

おやすみなさい

結標「ショ、ショタよ……あ、あなたはショタよぉ……」ハァハァ


レーベ「」ガタガタ


結標「だ、大丈夫……女同士なら問題ないから……」
ガシ

レーベ「ひぃ!!?」


結標「レーベちゃん……お姉ちゃんって呼んでちょうだい……」ハァハァ



秋雲「う、薄い本が順調に描けますわー!!」

秋雲「ウヘヘ!い、良い笑顔ですよレーベさーん」



結標提督の好みは、男装させた若葉とレーベです

fin


課題終わったので本当に寝ます

漣「お風呂あがりましたよ垣根さんー」


垣根「おう、そんな時間ぴったりに来ることもなかったのに、偉いなお前ら」


時雨「そうでもないよ」


漣「阿武隈さんと村雨さんはまだ髪乾かしてる最中です」


垣根「…まぁ、女にとっては髪は命だし、身だしなみには俺は寛容だ…」


阿武隈「ごめんなさい、遅れちゃいました〜!」


阿武隈「…あれ? 村雨ちゃん私より先に出たのにまだ来てないの」


垣根「…よしお前ら、これからすごいもんを見せてやる」


漣「え? いやいや、村雨さんが…」


垣根「腹減ってるんだろ?だったら後にしておけ」


垣根「村雨はちゃんと見つけたら目も当てられない姿にしてやるから」


村雨「しーれーいーかーんー!!」


漣「あちゃー…」


時雨「グッバイ村雨…」


垣根「おう村雨遅かったな!どこ行ってたんだ?」


垣根「…その持ってるカゴは何だ?」



村雨「いやー妖精さんから『これでも食べて!』って言われてトマトやキノコを貰っちゃったんだ〜」


村雨「流石に重かったから妖精さんと一緒に運んできたの!」


垣根「……そうか」


垣根「なら許す……ほらその野菜は置いてさっさと席に座れ」


村雨「はーい!」


漣(おぉ許された、確変かな?)


時雨(信じてたよ村雨」


阿武隈(アホだけど良い子ね…)


垣根(こいつらぜってぇ村雨のこと思ってないだろ…)

垣根「それではこれより、俺がある方法で入手した食材を使っての料理をお前らに見せてやろうと思う」


漣「わーすごいなー」パチパチ


時雨「帝督が出したものなら僕は残さずに食べるよ」


村雨「ちょっと楽しみー!」


阿武隈「期待してるかも…ちょっと…」


垣根「そんな口をきけるのはあと数秒だ! 見ろこの俺が作った鮮やかな料理を!!」バッ


【食欲が湧く豪華な料理】


漣「え!!!?ちょっとこれは!!」


時雨「我が目を疑うよ……!!」


村雨「すっごーい!」


阿武隈「いや待って待って!! 提督はどこからこの食材手に入れたのよ!?」


垣根「」ギク


垣根「お、俺の能力は空を飛ぶことができる……あとは分かるな?」


漣「…まさか野生の動物を狩ったんですか?」


時雨「それはひどいんじゃないかな…」


垣根「俺とこの能力、未元物質に常識は通用しねぇ」


垣根「腹が減れば他の命を食べる、それが人間だろ」


垣根「ここは海軍所属の鎮守府、だったらお前らも軍人らしく相手の命に対して敬意を持て」


垣根「それに明日、初めての出撃をするんだ」


垣根「だったら精がつくもの食って備えるべきだと俺は思ったまでだ」


垣根「米はないが…残さずに、食え」


漣「またまたツッコミしたい気もしますが…今回は無粋かもしれませんね」


時雨「うん、帝督の意図が分かっただけでも僕は嬉しいよ」


村雨「明日は村雨の1番良いところ見せてあげるね!」パク


垣根「!!」


阿武隈「ちょっと村雨ちゃん!まだ食べちゃダメでしょー!」



阿武隈「提督に殺され……」


垣根「……いや…うん、罪悪感なんてねぇし…」ドキドキ


阿武隈「……提督?」



村雨「うん…うん…」むしゃむしゃ


垣根「ど、どうだ味は?俺も見よう見まねで作ったんだが」


村雨「うーん、何だかしょっぱいんだか甘いんだかよく分かんない味だけど……」ゴクン


村雨「美味しいよこれ!」

垣根「え、嘘だろ」

村雨「嘘って?」


垣根「いや俺も初めてだから味付け間違えたかもなーって思ってよぉ…美味いんだったらいいんだ…うん」


漣「村雨さんずるいですよ!だったら私も、いただきます!」パク


時雨「僕も、いただきます」パク



垣根「うし、これで艦娘には悪影響がないのが分かったな…」


漣「提督!これ美味しいですね!」モグモグ


時雨「味付けはよく分かんないけど、これは元気が出るね!」ほっこり


阿武隈「うーん、美味いけどぉ…なんかしっくりこないような…」ムグムグ


垣根「おう、そのままどんどん食え」


垣根(今さら未元物質で作った俺でも得体の知れないもんとは言いづらい…形を整えて色を塗っただけのもんだからな…)

既知のものは作れないんだっけ?


>>97
未元物質そのものに制限がないからできたはず、生命や生き物は作れないけど姿形の再現は出来る
新約6巻でそうだったはず





垣根(よく考えたら、俺がこんなの食う意味や作る理由なんざねぇな)





垣根(俺だけ村雨の持ってきた野菜でも調理して深夜にこっそり食うか)




垣根(こいつら良くこんな甘いんだかしょっぱいんだか分からねぇもんを美味しそうに食えるな…おー怖)





【こうして垣根帝督にとって長い1日が終わった】



アウレオルス「当然、この海域も難なく突破したな」


大淀「提督、今日は海域突破の宴会を開きますから1時間後に大広間に来てくださいね」


アウレオルス「うむ、では今行こうか」

大淀「でも今はみなさんが…」


アウレオルス「依然、私は部下の喜ぶ顔や声が聞きたいだけだ」


アウレオルス「彼女たちは私のために頑張ってくれたのだ…その為に少しでも手伝いをしたい」


大淀「提督…」グス



加賀(cv井口裕香)「提督、頑張りました」


利根(cv井口裕香)「うむ!ワシは頑張ったぞ!」


五十鈴(cv井口裕香)「私たちの力すごいでしょ!」


加賀2(cv井口裕香)「第二艦隊も頑張りました」


利根(cv井口裕香)「うむ! 第二艦隊も頑張ったぞ!」


アウレオルス「はっはっは、そうかい」


アウレオルス「感嘆、私も嬉しいぞ」



アウレオルス(インデックス、私は君がいなければ生きる意味がない)


アウレオルス(君が救われてしまったあの日、私は目の前のあの少年が許せなかった…)


アウレオルス(だが敗れた、自身の心の弱さの前に…)


アウレオルス(あの少年の右手…騒然、あの竜の顎に噛まれたせいで私の意識は無くなり…ここで目覚めた時は驚いたが)


アウレオルス(君の声に似た子達と出会えて私は今が楽しい…)


アウレオルス(静かそうな君の声、優しそうな君の声、恥ずかしがり屋な君の声……)



アウレオルス(私は記憶をなくす前の君を見ているようで今が本当に楽しい)



アウレオルス(でも、もしいつか戻れたら…ここにいる子たちの声ではない君本来の元気で無垢な声が聞きたい…)


アウレオルス(『おかえり』……と)




名取(cv井口裕香)「あのー、どうしたんですか提督?涙流してますけど…」


アウレオルス「おっと、これは嬉し涙さ…、さてこの祝賀会の準備を早く終わらせ鎮守府の艦娘たちで戦いの疲れを取ろうではないか」


名取(cv井口裕香)「そうですね!」


天龍(cv井口裕香)「ほらさっさと準備進めようぜ!」


アウレオルス「必然、今日は楽しもう」



錬金術士が艦これの世界に迷った場合


fin

アウレオルス=イザードが結構好きだったので書きました
今日は少し書いて寝ます

【次の日】

時雨「帝督、今日は出撃なんだよね?」


垣根「その通りだ、だからわざわざ艤装を着けたお前らが海の上にいるんだ」


垣根「旗艦は阿武隈、その次に漣と時雨と村雨だ」


垣根「なんか異論があるなら聞いてやる」


時雨「それじゃ失礼ながら聞くけど…」



時雨「なんで帝督も着いて行こうとしているの?」


垣根「提督って指揮官だろ?なら着いて行くだろ普通は」


漣「だからと言って翼出して飛ぼうとしないでください、制空権確保済みじゃないですか」


垣根「むしろ逆らう奴ら全員をぶちのめしたい」


阿武隈「深海棲艦には同情しちゃうな」


垣根「この世界にきてまだ1日しか経ってないからな、敵である深海何たらの情報だけは1度俺自身の手を持って経験したいんだよ」


垣根(元の世界に戻れる方法もなんか知ってそうだし…)




時雨「でも帝督なら大丈夫だと僕は思うよ」


時雨「死ぬわけないし」


村雨「むしろ私たちが死ぬかもねー!なんちゃって!」


阿武隈「なんちゃってで済むといいね…」


漣「よーし、そんじゃ初期艦の私が号令とってから出撃しますねー!」


漣「漣、出る!」



垣根「ブッフ! なんだよそのセリフだっっせぇ!!!」


漣(マジうぜぇ)

垣根「海の上を走るのって気持ちよさそうだな」


漣「そうでもないですよ」


漣「結構疲れますし、潮風で身体中ベッタベタになります」


時雨「入渠って傷を治す以外にもこの不快感を拭う為に入るからね」


村雨「司令官はベタベタとか気にしないの?」


垣根「いや、俺は未元物質でフィルター張ってるから潮風なんて浴びねーから」


阿武隈「うー、いいなー…私って髪が傷むと嫌だからそーいうの羨ましいよ…」


垣根「はっ! 俺とお前らじゃ格の違いがあるんだよ」


村雨「司令官ってばすっごーい!」


垣根「おうおうもっと言っても…」


垣根「!?」ガク


漣「ど、どうしました?急に高度下げたりして…」


垣根「……いやなんでもねぇよ」


垣根(?なんだか未元物質の出力が……)


垣根(下がった?)


阿武隈「!前方に敵影確認!」


イ級「」


ハ級「」


漣「垣根さん指示を出して下さい!」


垣根「あ、あーとな…ちょっと待て…」


垣根(あれが深海棲艦か…)


垣根「なぁお前たち」


漣「どうしたんですか?早く指示を…」


垣根「あれ俺が倒していいか?」


漣「…はぁ?いやいやいや、私たち艦娘が戦うのが常識の世界なんですよ」


漣「どこの世界に司令官自身が深海棲艦と戦う世界があるというんですか?」



垣根「そうだな、それが常識だよな」


垣根「でも残念だが」


垣根「俺にその常識は通用しねぇ」


漣「うーわーまた出たよ」


時雨「帝督…かっこいい」ぽー


村雨「カッコイイカッコイイ!!」


阿武隈「早く指示出してくんない?」



垣根「むしろそんな前提はこの俺がここにいる時点でひっくり返ってんだ」


垣根「学園都市第2位の実力、今見せてやるよ」


イ級「」主砲

ズドン!


垣根「おっと、敵もどうやら俺を最優先で潰す気でいるようだな」

ブン


ドガン


漣「翼で砲弾を打った…」


阿武隈「何なのあの能力」



垣根「だがもう終わってるんだよ」クイ


時雨「今何か見えないものが翼から出てイ級に!」


イ級「!?」轟沈


垣根「俺と出会ったのが運の尽きだったんだ…哀れだと思うが同情はしねぇ…」


ハ級「!」ガタガタ


垣根「悪いが俺は先を急いでんだ」


垣根「とっとと運の無さに絶望して死ね」


ブン


ドガァァァン…



垣根「おーし、とっとと次行くぞ」


漣「もうあいつ1人でよくね?」


ヒラヒラ

垣根「んあ? 何か空から降ってきたな…」パシ


【曙】


垣根「何だこのカード?」


漣「あぁそれは私たち艦娘が入ったカードですね、たまに深海棲艦が落としていくんです」


垣根「なに…あいつらって子供の頃に見たペガ○スみたいに艦娘をカードに入れて楽しんでんのか?」


漣「知りませんけど、とりあえず垣根さんの大好きな部下を増やす方法はこれでも出来るってことですよ」


時雨「曙かー…」


村雨「開口一番のセリフでぶっ飛ばされる未来が見えるね!」


村雨「友達になれそう!」



阿武隈「ねぇ早く行かない?もう提督が全員倒していいからさー」



阿武隈「敵影確認!全艦配置に…」


垣根「おらぁ」ブン


イ級「」轟沈

ロ級「」轟沈

ハ級「」轟沈


【涼風】GET



阿武隈「て、敵影かくにん…」


垣根「はい、終わり」ブン


ハ級「」轟沈

ハ級「」轟沈

ハ級「」轟沈


【暁】GET


阿武隈「はいはい、次の場所がこの海域最後の場所ですよー」


時雨「なんか僕たちなにしにきたのって話になるね」


村雨「楽だね!」


漣「もうこの世界の命運あいつ1人に任せていいんじゃね?」

ヲ級「…」


ズゥゥゥン



阿武隈「はいはいヲ級ですねー」


時雨「この海域にヲ級が出てくるのは予想外だけど、帝督がいれば大丈夫だよね」


ドボン


村雨「あれ?何の音?」


漣「もう相手が撃ってきたんですかね…、ほら垣根さん、少しは手応えがある相手だと…」


漣「あれ?垣根さんどこにいるんですか?」


垣根「…ここだ」


垣根「…」ぷかー


村雨「う、海に漂ってる…」


阿武隈「な、何で翼しまってるの?」


垣根「いやな」



垣根「能力が切れたっぽいんだわ…」

村雨「はぁ!?」


漣「垣根さん冗談はやめてください!!」


垣根「俺がつまんねぇ嘘つく人間に見えるか?」



時雨「い、今僕たちじゃ歯が立たない相手が目の前にいるんだけど…」


垣根「まずいな」


垣根「言いたくないけど、お前ら俺を抱えてすぐに撤退だ」


ヲ級「……ヲ」


艦攻機ブーン


漣「ちょ!!!」


阿武隈「私が何とかするから! 提督を頼むよ!」


ズガァァァァン!

ドガァァァン!


村雨「司令官ちゃんと私の艤装に掴まっていてね!!」


垣根「お前の艤装にだけは触りたくない俺がいる」


村雨「わがままはダメだよ!ほら出力最大!!」


垣根「うえっぷ!潮風で俺の髪が傷む!!!」




時雨「帝督には指一本も触れさせないよ!」



阿武隈「ならそんな遠くから言ってないで手伝……って村雨や提督より後方にいる!?」



漣「だーーーもーーー!!せっかく海域攻略ができたと思ってたのにこれってないわーー!!」



ヲ級(んだこいつら…)


【鎮守府】


垣根「…」びしょ濡れ


漣「…」大破


阿武隈「うぅ…」大破


時雨「うん」小破


村雨「危なかったね…」大破


垣根「ちょっと待て、なんか1人だけおかしくね?」


時雨「誰だい?」


垣根「いやお前だよ」


垣根「何で時雨1人だけ小破なんだよ」


時雨「僕は西村艦隊の唯一の生存艦だったんだ、これくらい運で乗り切れるさ」


時雨「帝督の護衛も難なく越えられるさ」


垣根「お前俺抱えた村雨より先に逃げてたろ! こっちは見てんだぞ」


時雨「……」



時雨「雨はいつか止むさ……」


カポーン……


時雨「ところで帝督、さっきはどうしたんだい?」


時雨「話し変えやがった…」

時雨「さっきはどうして能力が切れたの?」


垣根「……さぁ、俺にも分からねぇな」


垣根「今までなかったから…ちょっと驚いてる」


阿武隈「そんな、それじゃ提督の能力は無くなったってことですか?」


垣根「いやそんなはずは…あ、出るな」翼バサァ


ドカン


漣「うぶ・ぇ!?」

ヒューー…


ドサ!



垣根「おーい漣、俺の後ろに立つんじゃねぇよ」バサァ


阿武隈(そこ!?)


垣根「にしても、鎮守府に戻った途端に未元物質は使える…」


垣根「何故だ? ックソ、こーいう事があるとなにがなんでも知りたいと思うのは第2位の性分か!」


阿武隈「いや少しは漣ちゃんの心配をしてくださいよ!?」


村雨「大丈夫漣ちゃん?」


漣「ふ、ふへへへ…翼の生えた垣根さんが満面の笑みで私を持ち上げようとしてるぅ……」


村雨「漣ちゃん、それは天使じゃなくてサタン、魔王の一種だよ!!」


漣「私も今すぐそこに行きますねー」


村雨「いやぁ!行かないで戻ってきて!!」


垣根「能力切れる謎とかクソうぜぇ!!」


時雨「帝督ならすぐに解けるさ」



阿武隈「くぁーーーーー!!!もうわけわかんないし!!!もう、みんな入渠ドック行くよ!!」



垣根「あいつら全員入渠ドックに入っちまって俺だけが残された」


垣根「…なんで女風呂しかねーんだここ、後から入るしかねーじゃん」


垣根「うえ……海水が乾いてきて服や髪がベタベタだ」


垣根「とりあえずこの姿で鎮守府内を歩くと後々の掃除が面倒だ」


垣根「汚い場所…工廠にでも行くか」



【工廠】


垣根「あー鉄クセェ」


垣根「とりあえず上着脱ぐか…」脱ぎ


垣根「ズボンは…ん?」


垣根「そういや艦娘のカードをポケットに入れておいてたな」


垣根「…撤退してイライラしてるけど、ついでに作っとくか」


【艦娘建造機】


垣根「えーと、ここにカードを入れればいいのか」

【曙】

シュ

ウィィィン…

ガコン


垣根「んで…へぇ便利だな。もう資材分のやつがこのカードに入ってるのか」



垣根「しかも待ち時間無しか、こいつは手っ取り早くて助かる」



垣根「…うっさい奴だったら嫌だし、あらかじめ躾用の翼出しておくか」バサァ

「あぁ、この世界は良い……」


「あの男がいないから、僕にとっても晴々とした気分をずっと感じられる……」


「まさか、死んだ途端に違う世界に来るなんて」


「しかも、僕の能力も引き継がれている……」


「この能力は、あの人がいない限り汎用性が高くて、ここではとっても役に立つ能力だ」



「……」



「超最高だぜぇぇぇぇ!!!」



大淀「また提督が執務室で叫んでいますね…」


明石「毎日1人っきりになるとこうですからね」


明石「でも考えられませんよね…」



明石「提督が異世界から来た超能力者だってことには…」


大淀「仕事も早いし頭の回転も学生とは思えませんし、まさか目の前で物体を浮かばせられるとは…」


明石「……それ以外は地味ですけどねw」

大淀「そうですねw」



垣根帝督のいる鎮守府のかなり近くの鎮守府の一幕

終わらない

すみませんバイトの残業であと数時間は更新できません!

明日の朝までに続きが投稿できるよう努力します

ガシャン


垣根「お、もう出てくるのか」

ウィィィン…


曙「特型駆逐艦の曙よ! ……え」


垣根「おうどうも、俺はこの鎮守府に仕方なく着任した垣根帝督だ。今度ともよろしく…」


曙「あ、あぁ……」


垣根「どうした?」



曙「キャァァァァァァァァアアアア!!!」


キィィンー!


垣根「うお!工廠内で反響してうっせぇ!!なんだよテメェ!?」


曙「な、なんで上半身脱いでんのよ!?それにちょっとイケメン……って違う!!どうして天使のコスプレした変態がここにいるのよ!?ちょっと憲兵さんいないの!?」


垣根「憲兵ならいないが妖精ならいるぞ」


曙「妖精さん助けて!!」


妖精「「「「…」」」」撤退


ダッ!


曙「どうしてみんな逃げんのよ!?」


垣根「俺がここの提督だからだろ…そうだよな?」



垣根「とにかく落ち着け」


垣根「でないと…」バサァ


垣根「一生黙らせるぞ」


曙「!?」ゾク



曙「…わ、分かったわ……一旦落ち着く…」


曙「その気迫…本当に変態じゃないのね?」


垣根「まぁ誤解だけは解かせてもらうか」

結標「ハァハァ……マックスちゃん……その髪型と短パン姿は中々にグッドよ……」


マックス「」ガタガタ


結標「ねぇ…お姉ちゃんって言ってみてぇ…」ハァハァ



マックス「お…」


マックス「お姉……ちゃん…」


結標「最高よ」鼻血ドバッ



青髪ピアス「なぁ、自分のこと……お兄ちゃんって言うてくれへん?」ハァハァ


不知火「…」


青髪ピアス「遠慮せんといて……なぁ?」ハァハァ


陽炎「…」つバット


青髪ピアス「…ハァハァ、えぇで…Sな美少女もわては好きやで…」


黒潮「…」つ縄


青髪ピアス「なぁちょ!し、縛るんは無しで! ……え?ちょっと3人ともどうしてワテの身体持ち上げんねんや!?」


青髪ピアス「無言やめて!!……ってどうして海岸に向かうとんねん!?」


青髪ピアス「投げんといて!?投げんといてーなーー!!!」



青髪「ア""ッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

曙「なるほど、提督は異世界から来た超能力者なのね……、嘘じゃないでしょうね」


垣根「この翼が見えねえのかよ」バサァ


曙「作り物じゃないのソレ?」


垣根「おら!」

ブン


ドガン!


ガラララララ……


曙「な!工廠の壁が翼が当たった途端に吹き飛んだ!?」


垣根「な?この翼はマジなの」


曙「そ、そうなのね……」

垣根「昨日からこの翼で歯向かう奴らボコしてんだわ」


垣根「お前は賢い判断はしろよ」



曙「う、うん……」


曙(クソ提督とはもう言えないな…)


曙(それにしても、かっこいい人だな…///)

垣根「さて次は、こいつにするか」


【涼風】


垣根「うし、名前からしておとなしそうだし期待はしようか」


ウィィィン…


ガシャン


垣根「おお出てきた」


涼風「てやんでい!あたいは涼風さ!」


涼風「あんたがここの司令官かい?」


垣根「俺はこの鎮守府に仕方なく着任してる垣根帝督だ」


曙「私は今さっき着任した曙よ」


垣根(元気そうだが、村雨のようなウザさはねーな)


涼風「あたいが来たからには百人力だ!」


垣根「おう期待して」


涼風「それにしても司令官!あんた少しなよってるな!」


垣根「……あ"?」


涼風「いやなに、司令官って髪染めて上着脱いでチャラついてるじゃん」


涼風「そーいうチャラついてるのあたいは好きじゃないね」


垣根「…上着はただ濡れてるから脱いだだけだが」


曙(うわ…まずいな)


涼風「それでもやっぱり顔はいいしね!」


垣根「おうサンキュー」


垣根(そろそろ半殺しにするか)


涼風「うん、今日のところはこの辺にしておくよ!」


涼風「てやんでい!!」ダッ


垣根「あ!おいどこ行くんだ!?」


涼風「まずはここにいるみんなに挨拶してくるよー!!」


垣根「ちょっと待てよおい!勝手に行くんじゃねーよ!!」


涼風「てーやーんでーい!!」



垣根「…ダメだあいつは、今後は期待しないことにする」


曙「良いんじゃない…かな」



青髪ピアス「えぇで…ハァハァ…そ、それがいいんや…卵焼きを…たべりゅんや…」



瑞鳳「…」つフライパン



青髪ピアス「そ、それもステータスやし……ワテは好きやで…ハァハァ…」



龍驤「…」つ釘バット



青髪ピアス「ウッハッハー!!貧乳はステータスやでぇーーーーーーーーーーーー!!」



大鳳「…オーケーです」つ拳銃



龍驤「この変態は生かしちゃおけんわ」



瑞鳳「死んでみりゅ?」



青髪ピアス「生きりゅううううううううううううウギャァァァァァァァァァァ!!!?!?!」


青髪ピアス「うぎゃっはは!!これもご褒美やでェェェェーーーーーーーーーーーーーーー!!!?!?!!」


垣根「あーもー、次で最後だ」


垣根「暁……まともで大人しい奴こい!」


【暁】


ウィィィン…


ガシャン!


プシュゥゥゥ…


曙「暁かー」


垣根「どんなやつか知ってるのか?」


曙「提督の期待とは外れた子よ」


垣根「マジかよもうメンドクセェ」


垣根「俺もう良いわ、あとよろしくな」翼バサァ


曙「ちょ!!……って飛んでいった!?」


曙「…飛んでる姿もカッコイイ…///」


曙「…って違う!…私ひとり残された、まぁいいか」


ガシャン


暁「暁よ!私のことはレディーとして扱ってよね!」


暁「…て、あれ?」


暁「提督はどこにいるの?」


曙「えーと、私は曙よ…提督ならさっきどこかに行っちゃった…」


曙「先んずはこれからもよろしくね」


暁「…うん、よろしく」


曙「…ごめんね」


暁「気にしてないわ…」

垣根「うぁー、まだ風呂使ってるから執務室で横になるか」

ガチャ


大淀「あら提督、おかえりなさい」


垣根「今少しイラついてるからあんまり話しかけんな」


垣根「少しソファーで横になってるから、大淀は今朝着任した時に言った通り書類をまとめておいてくれ」


垣根「あぁ、あとは明石には必要な工具にかかる経費と、間宮にはここ1週間の食料代を執務室まで持ってくるように伝えておくように」



垣根「んじゃ頼むぞ」


大淀「分かりました……あと」


垣根「んだよ」


大淀「私たちをみなさんに紹介したほうがよろしいんじゃないでしょうか? 朝早くに大本営からこの鎮守府に着任したのですし」


垣根「まぁいずれ紹介するよ」


垣根「でも聞いたところだと、あいつら全員お前らのこと知ってるっぽいし、廊下で会ったら挨拶する程度でいいぞ」


大淀「でもそれならなぜ朝、みなさんを集めた際に紹介してくれなかったんですか?」


垣根「それはアレだな、戦う前の雰囲気は大事だと思ったまでだ」


垣根「直前でふざけたりすると結構油断や隙が生まれるからな、こいつは俺の経験談だ…、あん時風紀委員を襲わなければ勝てていたかもな……」


大淀「え?」


垣根「なんでもねぇ! とにかく俺は寝てるから入渠ドックの風呂が空いたら起こせよ!」

ガチャ

漣「垣根さーんいますかー?」


阿武隈「お風呂でたけど」


時雨「いま行く途中で村雨が転んで廊下の角に思いっきり頭をぶつけて死にかけてたからもう一回入渠しちゃったんだ」


大淀「あ、いま提督ならお休みになられていますね」


漣「あれ!?大淀さんいつからここに来てたの!?」


大淀「今朝、大本営の方から間宮さんと明石さんと一緒にここに赴任しました。挨拶が遅れてすみません」


阿武隈「どうせ提督の意向で挨拶できなかったんでしょ?」


大淀「えぇ、初の出撃なのであまり気分を明るくするようなことは避けるべきだと…」


阿武隈「ほらね、そこがあの人らしいんだけどねぇ」


漣「…まぁ、どうせ紹介する気もなかったんでしょうけど」


時雨「絶対に『廊下で会ったら』で済ませてそう」


大淀(みなさんすごいですね…)



大淀「ほら提督、村雨さん以外は入渠ドックからでましたよ」


垣根「くかー…」


漣「…黙っていればすっごいイケメンですね」


阿武隈「寝顔で雑誌のモデルと勘違いしちゃうね…」


時雨「これで200万人の中の第2位で、頭脳明晰だって言うから驚きだよ」



大淀「提督ったら執務室に着いてすぐにお眠りになったんですよ。よっぽど疲れてたんでしょうね」


漣「このまま寝かせていても良いんですけど…」


漣「ほら垣根さーん!起きて下さ〜い」


垣根「…んだよ…って漣か、阿武隈と時雨もいるってことは風呂空いたのか?」


時雨「うん、でもまだ村」


垣根「よし!ならさっさと入ってこの不快感を無くす!!」ダッ


ガチャ!


バタン!


大淀「……行っちゃいましたか」

大淀「あ、そう言えば先ほどの提督がドロップ艦を建造したと報告がありましたので、そちらの挨拶もできればお願いしますね」


漣「勝手に作ってたのか」


阿武隈「さっき窓の外で全力疾走してた青い髪…涼風ちゃんか」


涼風「何で彼女少しボロボロだったんだろうね……」

>>161
訂正で
時雨「何で彼女少しボロボロだったんだろうね…」

でお願いします


【入渠ドック】

村雨「う、うぅーん…」


村雨「頭からすっごい血が出てドック内が血塗れだよ〜」


村雨「それはそうと、ここは今私ひとりの貸切状態になったのです!」


村雨「泳いじゃおーと!」


ガラララララ


涼風「ここが入渠ドックか!」


村雨「え!?ちょっと誰よ!?」


涼風「あたいは涼風さ!さっきチャラくてヒョロい提督に製造機から出されたんでい!」


村雨「あの恐ろしい司令官になんてことを!?」


村雨「あ、それよりあなた涼風なの!?でも顔が真っ黒なんだけど」


涼風「てやんでい!水溜りで足を滑らせ燃料に頭から突っ込んだんだい!」


村雨「ちょっと!それじゃ油まみれじゃない!ちゃんと体洗ってから入ってよね!」


涼風「がってんでい!」


シャー

村雨「ぶー……せっかく1人で入れたと思っていたのに」


村雨「まーあの涼風となら何とかうまくやっていけるかなー、とりあえずこの淡いピンク色のお風呂どうしよっかなー」


ガラララララ


垣根「やっとサッパリできるな!先に身体洗ってと…」


村雨「あ」


垣根「……あ"!?」


村雨「……キャァァァァァァァァアアアア!!司令官のエッチィぃぃぃぃぃ!!?」


バシャバシャ


涼風「あれ?提督じゃん」


垣根「誰だお前!?真っ黒黒助か?」


涼風「この顔を忘れたのかい、あたいは涼風さ!」


垣根「顔を真っ黒にして言うな、あの後油にでも突っ込んだのかお前」


涼風「正解だい!」


涼風「それより親睦を深める為に、提督の背中をあたいが流してやっても良いよ!」


垣根「……はぁ」


垣根「まぁ、背中も服がベタついてたから洗ってくれや」スト


涼風「がってんでい!」



村雨「……」ジーッ


カポーン


涼風「提督ってば結構背中大きいんだな」ゴシ


垣根「アホか、これが平均なんだよ」


涼風「くぅー、なんか羨ましい!」ゴシ


垣根「お前のようなガキもいつか大きくなるんじゃねーの?」


涼風「……駆逐艦のあたいでも大きくなるかな?」ゴシ


垣根「あーなれんじゃね?戦艦にもなれるなれる」


涼風「言ったな提督!だったら涼風をいつか戦艦にしておくれよ」ゴシゴシ!


垣根(装備変えればなれんじゃねーの)


垣根「…涼風は良いとして、んでまだ入ってんだよ村雨」


村雨「……へ、ほえ!?……何でって、さっき転んだから……って違う違う!!」


村雨「何でなおも入り続けてんの!? 女の子が2人、しかも全裸で入ってるんだよ!?」


垣根「……はぁ? 何でお前らのようなガキの為に遠慮しなきゃなんねんだよ」


垣根「だいたい、子供の裸見て喜ぶような奴がいんのかよ……いたな、そういやあの1位は……確信は無いが絶対そうだ……うん」


村雨「いやそれはそれで失礼だけどさ!」


垣根「うっせーな、見られたくなければタオルでも巻いてろよ」

ここの村雨は着痩せするタイプで、垣根の目にはまだ子供に見えるってことでお願いします
今入浴中で、お湯が一面ピンク色なので垣根はまだ見えていません




村雨「急いで入ったからタオルがないんだけど…」


垣根「だったらほれ」ブン


カポーン


ガン!


村雨「あいた!?」


村雨「痛いなー、これって風呂桶じゃん」グスン


垣根「これやるから出るとき隠しとけよ、ほら足りねぇならもっとやるよ」ブンブンブン


カポーン ガン!
カポーン ガン!
カポーン! ガン!


村雨「痛い痛い痛い痛い!!!わざとだよねこれ!?」



涼風「ほいよ!背中洗い終わったよ」


垣根「おうサンキュー」


涼風「そんじゃ」サ


垣根「……なんで風呂椅子に座って背中を見せるんだよ」


涼風「次はあたしの背中を洗っておくれよ!」


涼風「こいつでおあいこだろ、な!」


垣根「……ったく、だったら頭も洗ってやるよ油まみれだしよ」


涼風「うん!」



村雨「い、異常だわ……」


村雨「……もしかして私がおかしかったりするのかな?」



垣根「すげぇ油べったりでうぜえ……」


涼風「気合で何とかしてよ!」


垣根「……強くやると髪が傷むぞ?おまえ結構髪綺麗なんだから大切にしろよ」


涼風「そ、そこを言われると照れるな///」


垣根「しょうがねぇな、ならちゃんと丁寧にやってやるからじっとしてろ」


涼風「承知でい!」


村雨「……」


村雨(親戚の子供とそのお兄さんっぽい図だな……そのまんまだ)



垣根「ほいよ、こいつでいいだろ」

ジャー


涼風「ありがとうな提督!これであたいもスッキリしたよ!」


垣根「いや、俺も結構スッキリしたぞ。こんな汚ねぇ油落としたんだからよ」


涼風「すっごい油だなぁ、提督の手は油とか大丈夫なのかい?」


垣根「大丈夫だ、ちゃんと未元物質でコーティングしてたからよ」


涼風「だーくまたー?」


垣根「入渠から出たら教えてやるよ、ほらさっさと風呂入ろうぜ」


涼風「うん!」


村雨「げ!?」


チャプ

ザバン



垣根「あー良い湯だな」


涼風「あったまるね〜」


村雨「……」コソコソ


垣根「にしても何でこのお湯少しピンクっぽいんだ?」


村雨「!!?」ギク


涼風「さぁ?あたいが来た頃にはすでにこの色だったぜー?」


垣根「そうなのか……」


垣根「にしても鉄臭いな」


村雨「……」ドキドキ


垣根「おい村雨どこ行こうとしてんだ」


サバァ


肩トン


村雨「ひゃ!?ちょっと近いよ!?」

村雨(何で躊躇なく女の子に触れられるのこの人!?)



垣根「さっき転んだって言ったよな」


村雨「……い言ったね」


垣根「このお湯の色の原因ってまさか」


村雨「あ、ははは……」


垣根「……テメー、もう少し入渠してたいのかコラ」


村雨「しょ、しょうがないじゃん!死にそうで急いでたんだから!!」ウワーン


涼風「ってことはこのお風呂は村雨の血の風呂ってことかい?なんかちょっと遠慮したいねぇ……」


垣根「テメェ、何で後から入る俺のこと考えないで入ってんだよ」


村雨「だから急いでて」


垣根「血で染めといてその言い訳は聞きたくねぇ」


村雨「う……」


垣根「クソ!こんな不気味な風呂で落ち着けるか!」

ザバァ

村雨「……そこまで言わなくても」


垣根「なんか言ったかオイ」


村雨「……ごめんなさい」


涼風「……」


涼風「提督ー、このまま入っていても良いんじゃない?」


垣根「はぁ?何でだよ」


涼風「さっきも言った通り裸の付き合いってやつだよ!」


涼風「お風呂が血で汚れていても、あったまれば良いじゃないか!」


垣根「いやそれでもだな…」


涼風「良いからほら入ろうよ!みんなで入れば気持ちもスッキリするさ!」


村雨「涼風…」


垣根「……しょうがねぇな…おい村雨、今後はこんな事したら許さねぇからな」


村雨「う、うん!今後は気をつけるよ」


村雨(ありがとう涼風…!)


涼風「ほら仲直りしたんだからみんなで寄って入ろうよ!」


村雨「え?」


垣根「おいちょっ!引っ張るなよ!」

涼風「仲直りー!」

村雨「ちょっと!!嘘でしょ!?」


加賀「提督、お腹が空きました」

上条「いやいや、ウチの鎮守府の食料はほとんど底をついてまして」

加賀「何ですって!? 一昨日食料が届いたばかりなのに」

上条「いやさぁ、その食料を平らげたのが誰か分かるだろ」

インデックス「げっぷ!」

オティヌス「すさまじいな……本当にシスターにあるまじき食いっぷりだ」

加賀「……」

加賀「頭にきました」

上条「いや待て加賀落ち着くんだ!!同じ声色で同じ大食いキャラが被っているからってそこまで怒る事はないだろう!?」


加賀「では今後の食料は?」

オティヌス「そうだぞ、ちなみに他の艦娘からも苦情が出てる」

上条「まぁ間宮さんも鳳翔さんも、インデックスが幸せそうに食うのを見て楽しそうに料理作るのも原因だからな……」

上条「……不幸だ」


鳳翔「インデックスさん!今度はこんなの作って見たんですけど……どうですか」

間宮「この新作のカレーの味見てみてよ!」

加賀「」ブチ


加賀「頭にきました」つ弓

上条「ついに弓矢を手に取った!?」

インデックス「? 加賀しゃん、どうふたろ?」モグモグ

加賀「今すぐ食べるのをやめなさい、そして間宮さんも鳳翔さんもこのダメシスターにあまり餌を与えないでください」

インデックス「はぁ?」かちーん

上条「まずい!!」

インデックス「それはこっちのセリフなんだよ!私は10万3000冊の魔道書をこの頭の中に保管してるんだよ」

インデックス「そのための栄養を補っているだけかも!」

「かも!」

インデックス「この脳筋!」

加賀「良いでしょう、どちらが正しいのか争って得るというのはどうですか」

インデックス「望むところなんだよ!」

上条「おいちょっと待てお前ら!」

オティヌス「だれだいまの」

垣根「……」

垣根(涼風に引っ張られて3人並んで5分ほど入浴したが……)

村雨「ぼけー///」

垣根「んでこいつゆでダコみたいに真っ赤になってのぼせて倒れたんだ?」

垣根「おかげで俺が脱衣所まで運ぶ羽目になったぞ」

涼風「てやんでい! きっと仲直りした嬉しさでのぼせたんでい!」

垣根「そうだとしても俺に労力を使わせたんだからウザったくて仕方ねぇが……」

垣根「うーん……」

涼風「? どうしたんだい提督? 村雨の体になんか異常でもあるのかい?」

垣根「いやなに」

垣根「こいつ、けっこう胸デカいなと……」

村雨「……み、水ぅ……」

すみません再開します


垣根「風呂入ったら腹減ったなー」


涼風「食堂にでも行こうや!」


垣根「おいおいあんまり走んなよ。走ると転んでこの村雨みたいになっちまうぞ」


村雨「うにゃー…」


涼風「提督がそう言うならあたいも我慢するよ」


涼風「……」ウズウズ


垣根「……そんなにじっとするの嫌か?」


涼風「うん!」


垣根「なら先行ってろ。遅れて食堂に行くから」


涼風「わかったでい!」タタタ


垣根「うわ本当に行きやがった……ウザくない分付き合いがだるそうな奴だな」


村雨「う、うーん…」


垣根「…なんで俺はこんな意味わかんねぇ世界でガキ背負ってんだろうな…」





【食堂】

漣「もう夕食どきだからみんな食堂に集まって先に自己紹介を済ませたよ!後から来た涼風ちゃんもすぐに挨拶したから省略するよ」キャピ


時雨「どうしたんだい漣、虚空に向かって独り言なんて……」


漣「なんでもないよ察しろ」



垣根「あー腹減った…」




時雨「あ、提督が来たよ」


漣「うわ本当だ」


曙「て、天使…」


暁「ここに着任して初めて見たわ…」


涼風「やっと来たんだね提督!」


阿武隈「マジで艦娘と一緒にお風呂入ったんだぁ…」ヒキ


時雨「そもそも僕らを女としてみていないから大丈夫だと思うよ」


漣「おい待って、曙ちゃんだけおかしくない?」

漣「まだ1日しか経ってませんから、都合の良い使用人レベルに見てるんでしょうね」


曙「使用人でもちょっとだけ…光栄だわ」


漣「曙ちゃん、さっきから何を見て発言してるのか知らないけど、そんなに良い奴じゃないよアレ」


垣根「テメェら少しは歓迎しろよ、俺はここの最高責任者なんだぞ」イラ


垣根「ってあ? なんかしらねぇ子供が混じってんぞ」ジロ


暁「ぴゃ!?」


曙「あーこの子はあの後面倒くさくなって帰ったあとに出た艦娘です。名前は暁ちゃん」


暁「わ、私は暁型駆逐艦の暁よ! …よ、よろしくね司令官…」


垣根「…んでまたガキが……」イラ


暁「こ、怖い……」


漣「大丈夫だよ。艦娘はこーんな危機には慣れっこだからすぐに慣れるよ」


阿武隈「あなたなら大丈夫だろうけど、怒らせたら艦娘だろうと死ぬからね」


暁「う、うん…」ガクガク

垣根「さて、今日は間宮って奴がいるからわざわざ料理作らなくても良いんだっけか?」


漣「いるからって…さっき間宮さんが朝垣根さんに挨拶したって言ってましたけど」


垣根「…あ、あの茶色い髪の奴か」


時雨「覚えておこうよ」


垣根「気が向いたら覚えておくわ、気が向いたらな」


垣根「で、そんで夕飯のメニューとかはないのか?」


漣「それなんですけど、夕飯は決まった料理が出るんですよ。でもお昼に定食とかランチがありますのでそこでは好きなものが食べられます」


垣根「ふーん、んじゃ席に座っていれば持ってきてくれるのか?」


阿武隈「自分で取りに行くんだよ…」


垣根「めんどくせぇな…」


涼風「ごっはーん!美味しいご飯!!」ワクワク


垣根「あ、そうだな。おい涼風、俺の分の食事も持ってきてくれよ」


涼風「がってんでい!」ダッ


垣根「これで解決」らくー


漣「こいつはゲロクセェ…」


時雨「パシらせるところなんて、もう安定したクズっぷりだね」


垣根「なんか言ったか?」バサァ


漣「いいえーなんでもないですよー?」シラー


涼風「持ってきたよー!」


阿武隈「あ、頭にお盆乗せて運んできた二つ同時に持ってきてる…!」


時雨「しかも走ってこっちに向かって来るんだけど」


曙「運動神経よすぎでしょあれ」


漣「涼風って私らの中でも結構スペック高いんじゃない?」


垣根(あいつの役職は便利係兼脳筋にしよう)

更新を停止していてすいません

並行でやってるHOのssで少し熱が出て書き続けてしまって、更新が止まってました

定期的に更新は再開しますので是非お付き合いいただければいいかと思います

村雨「……うーん」


垣根「こいつ邪魔だな、床に寝っ転がしとくか」


時雨「提督、いくら村雨でもそれはちょっと女の子に失礼じゃないかな?」


垣根「ならどうしろってんだ?椅子に座らせても横に倒れてまーた頭打つぞこいつなら」


漣「ふっふっふー、良い考えがありますよ」


垣根「聞いてやる」


垣根「…なんで俺が村雨に膝枕してるんだよ…」


漣「椅子に座って倒れちゃうならいっそのこともうひとつの椅子を用意して寝かせちゃう!でも少しでも頭部の負荷を和らげるためには膝枕がなお一番!」


漣「見てくださいよこの村雨ちゃんの寝顔! 垣根さんの膝に頭を乗せてからは気持ちよさそうに寝てますよ!」


村雨「……むにゃ……」


時雨「良い顔で寝てるね…」


垣根「そんで俺は膝枕しながら飯を食えと?ふざけんな」


曙(そう言ってなぜか膝枕してる提督って……天使ね)ニンマリ




垣根「オラ起きろ!」


バキ


村雨「おぶぇ!?」




暁(躊躇なく顔面に肘入れたわ!?……悪魔よ)ゾク


村雨「おぶぇ!?」


村雨「痛ッッッたいじゃない!!」


村雨「ってあれ?私なんで食堂にいるの?確かお風呂で提督と一緒に入って……」


垣根「おうよく寝てたな村雨、飯ださっさと座って食え」


村雨「/////」ボン!


村雨「ななんああななな!!!!提督の顔が近いぃぃぃぃぃ!////」


垣根「…起こしたら起こしたでウゼェ」ハァ


漣「…今いっしょにお風呂入ったとか言ってましたね」


阿武隈「あの状況なら成り行きよ、でもそれだと裸も見られてるわよね…」


時雨「あの提督なら絶対に反応はないと思うけど」

垣根「ほら飯食え、さっさと食え!」グイ


村雨「うごっ!? 〜〜〜〜〜!!?」


村雨「ーーっ!」ゴクン


村雨「美味いわよこのお魚の煮付け! !誰が作ったの!?提督?それとも新入りの子?」


垣根「間宮とかいう奴らしい、茶髪だってのは朝の挨拶ん時になんとなく覚えている」


村雨「間宮さん来てんの!?」


垣根「あぁ来てるらしいからさっさと食って部屋で寝てろ。うるさくてかなわねぇ」グイ


村雨「あつつつ!? なんで味噌汁を無理やり飲まそうとすんのよ!?」


垣根「お前って痛めつけられんの好きだろ?」


村雨「好きじゃないんですけど!?」



漣「…なーんかちょっと妬きそうかもですね」


阿武隈「…かわいいね漣ちゃん」


時雨「いつか止むさ…」


涼風「てーとく、あたいご飯食べたら眠くなってきたから寝るよー…」むにゃ


漣「涼風さん自分の部屋ってわかりますか?」


涼風「うーん、なんとなく分かるよ…」ボケー


涼風「それじゃあたいは先にごちそうさまでしたー」ガチャ



垣根「おう、そんじゃ俺も部屋戻って寝るか」


漣「あ、垣根さんもうお休みですか。おやすみなさい」


時雨「おやすみ提督」


阿武隈「お肌が荒れちゃうから私も早く寝よっと、おやすみ提督!」


曙「おやすみなさい」


垣根「おう、お前らも明日は勝つんだから早く寝るんだぞ」


暁「おやすみなさい。でもね司令官、レディーはもう少し夜更かししてから寝るのが」


垣根「言うこと聞かない奴には俺に未元物質で痛い目見せんぞ」ぎろ


暁「ぴゃ!?」


垣根「そんじゃごちそーさん」ガチャ


スタスタ


垣根「…考えてみたら今日の戦闘って失敗したんだったよな?なーんかムカついてきた」


垣根「明日のために策でも練るか」


かまちーの時代の先読み感半端なかった当時
高校の時から一方通行のヤツを構想してたんだっけ、すごいよね




【垣根の部屋】

垣根「……でだ」

涼風「…くかー…」zzz

垣根「どうしてこいつが俺の部屋にいるんだ……」

垣根「おい起きろ!」

涼風「うーん……提督ぅ?」z

垣根「自分の部屋で寝ろよ」

ギュ

垣根「…何で俺の服をつかむ」

涼風「一緒に」


涼風「寝よ?」

垣根「嫌に決まってんだろ。ほらでてけ!」


バン


ポイ


バタン


涼風「…」

涼風「提督のけちんぼ」ぶー

【次の日】

垣根「……ッカー!はぁ…」

垣根「結局、ここに来て3日目の朝かよ……」

垣根「…顔洗って歯磨くか」




時雨「やぁおはよう帝督。いい朝だね」

垣根「おはようさん…」

垣根「漣とかはまだ寝てるのか?」

時雨「そうみたいだね」

垣根「まーガキだったら起きられるわけないか」

時雨「そういえば、今日の秘書艦は誰にするんだい?」

垣根「秘書官? 書類仕事の手伝いみたいなやつだったらもう間に合ってるぞ」

時雨「違うよ。旗艦の子を決める事の事を言うんだ」

垣根「へー、だったら漣でいいよめんどくせぇ」

時雨「僕は?」

垣根「何年かしたら旗艦にしてやるよ」

垣根(何年も過ごす気はねーけど)

時雨「本当かい? 本当なんだね」

垣根「あぁ、朝からうぜ…」

時雨「ふふ、その本当に嫌そうな目…嫌いじゃないよ」ゾク

垣根「おら、今日は昨日のリベンジに行くぞ」

漣「垣根さん、編成の方はどうしますか?」

阿武隈「たしか1艦隊6人までだから、1人お休みになる感じよね」

垣根「あー、そうだな……」

垣根「よし、村雨を置いていくか」

村雨「えー、なんで私なの?」

垣根「理由なんかあるわけねーだろ?」

村雨「はぁ!?」

村雨「それは聞き捨てならないかも! せめて私を置いていく理由とか!!」


--------------------



垣根「全員装備したら港で待機なー」


「「「「「「は、はーい……」」」」」

垣根「俺は執務室で少し書類見てから行くから」

垣根「何ボーっとしてんだ、さっさと行けよ」

漣「いやー、これはその……なんですか?」


| |
村|壁|雨
| |


垣根「何って……壁に刺さった村雨だけど?」

漣「いや何さらっと言ってるんですか!? ってか何やってるんですか!?」

垣根「いやな、そいつが置いていく理由をだせーっていうからしょうがなくその理由を作ってやったわけでよ…」

垣根「交渉で休むって理由なら、まともだろ?」


垣根「なんか俺間違ってる?」

漣「お お ま ち が い で す よ !!!」

漣「見てください! 新人の三人が微動だに動かなくなってますよ!?」


暁「」声なき涙鼻水ダバー

涼風「……」壁に刺さった村雨をずっと眺める

曙「…天使」翼に見惚れる


時雨「うん、1人だけ違うもの見てるね」

阿武隈「この状況で見惚れるってどうなのよ…」

垣根「ほら、早く行ってこい」

漣「いやその前に、村雨さんを抜かないと……」

垣根「あぁ……お前ら行ったら抜いて工廠に入れとくから、ほら行け行け」

漣「えぇー……」

漣「分かりましたよー、ほら皆さん行きますよー」

時雨「うん」

阿武隈「ちゃんと連れってってよ…」

暁「……ごわい……」

涼風「」

曙「…抜くのなら、良いかしらね」



ガチャ


バタン



垣根「……ふぅ、ようやく行ったか」

垣根「さてと……」

垣根「アレ、やってみるか」


村雨「うぅ……いたーい……」

村雨「クッソ~あのクソ野郎、本当に良い加減にしてほしいんだけど! どうして私ばかり傷物にするのかしら!」

村雨「いつか痛い目に「あんだと?」

村雨「っひ!?」

村雨「ま、まさかまだ部屋にいるの……かな?」


ガチャ


垣根「そのまさかだよ」

村雨「ギャーーーー!!わざわざ部屋から出てこっち来たぁぁぁぁ!!」

垣根「ギャーギャーうるせぇよ…」

村雨「いやー!動けないからボコボコにされちゃうんだー!」

垣根「あーもー」


ボカ


村雨「イテッ!!」

垣根「ほら、じっとしてろ」ガシ

村雨「え?」


ズポ


垣根「ほらよ、立てるか?」

村雨「え、えーと…うん」

村雨「あ、ありがとう…」

村雨「……いや!? 壁に突っ込ませたの提督じゃん!?」

垣根「いやー、うん……動かせるが若干のタイムラグがあるな……能力の質も少し劣るが……まぁいけるか」

村雨「無視ときたよ!?」

垣根「ほら歩けるならさっさと工廠行ってこい」

ポン

村雨「いて!」

村雨「もー……」


垣根「留守番しっかり頼むぞ」

村雨「はーい」

垣根「……いや、留守番て言わねーな」

村雨「は?」

垣根「何でもねーよ、とりあえず工廠から出ても執務室に入るなよ」

村雨「えー、何で?」

垣根「何でもだよ。ほら早く入ってこい!」

波止場

垣根「おーし、全員揃ったな」

漣「はーい、全員揃っていますよ」

垣根「よっしゃ行くぞ」

阿武隈「…あの、今回も着いてくるんですか?」

垣根「そうだけど、なんか問題でもあんのか?」

阿武隈「だって昨日能力無くなって海に落ちたじゃ無いですか。また落ちられると迷惑なんだけど……」

垣根「よっしゃ、ならまずは準備運動から始めようか! 的はお前な!」バサァ

阿武隈「キャァァァァァァァァアアアア!!!」

垣根「……翼の展開は完璧……よし、いけるか」

涼風「……あの、提督のその翼って触ってみても良いかい?」


垣根「ん?あぁ、今少し待ってろ」

垣根「よし、説明不能のダメージは無しにしたから触っても大丈夫だぞ」

涼風「うん!」

サワ

涼風「うわ!すっごい気持ちい!」

垣根「…材質の変化もクリア……」

涼風「これの上で寝たらあたい気持ちよくって熟睡しそう……」

曙「あ、私も触ってみたい……」サワサワ

曙「あぁ……天使の翼……あはは……気持ちいぃ……」



漣「いやー何ていうか、彼女ら普通じゃ無いと思うんですよね」

阿武隈「あーもー、ビックリした……あれ?暁ちゃんどうした……って立ったまま失神してる!?」

漣「やっぱりトラウマになってるんですね可哀想に……」

時雨「……」

漣「ん?どうかしたんですか時雨さん、さっきから喋りませんけど」

時雨「…………違う」

漣「え?」





時雨「分かるよ…………全然……違うよ……」クス





漣「!?」ゾク



時雨「ほら【ていとく】、早く行こうよ」

垣根「ん?あぁ、そうだな」

垣根「ほらお前らいつまで翼触ってんださっさと出撃しろ!」

涼風「はーい!」

曙「ふにゃ~ん」

ザァァァァァァァァァァァァァァーーーー!!!


漣「それにしても今日は私が旗艦だなんて、何の計らいなんですか?」

垣根「いや?なんか今朝時雨から秘書艦の話を聞かされたから何となく」

漣「ふ、深い意味は……無いんですよね?」

垣根「ねーけど、何言ってんのお前?」

漣「いえ、もういいです……」


暁「すごい……翼で本当に飛んでる」

涼風「あたいの提督はすごい人でい!」

曙「…天使よ…何て凛々しいのかしら…」

阿武隈「曙ちゃん、こう言ったら悪いけど人を見る目無いね。あれが天使だったらこれから戦う深海棲艦が」

垣根「よっしゃ!さっそく深海棲艦発見!」

ブォン

漣「あぁ!! また先に行っちゃいましたよあの人!!」


バサァ!

垣根「沈め」

イ級「!?」轟沈

ロ級「」主砲ドカン


かきーん


垣根「効かねーよ」


ブォン


ロ級「!!!」轟沈

イ級「!」

垣根「テメーで最後か、ほら沈め」


スパン!


イ級「!?」轟沈


【WIN】

ヒラヒラ

パシっ!


垣根「カード手に入れたから次行くぞ!」

漣「いやはえーよ本当に」

垣根「黙れ!昨日のリベンジに燃えてんだよ俺は!!さっさとあのクラゲをぶち殺さねーと気が済まねーんだよ!」

漣「もはや狂気を感じる…」

阿武隈「私たちって必要なのかしら…」


時雨「……」

曙「天使……悪を倒す神がかった天使よ…」

涼風「バカ強いのか!さっすがだぜ!」

暁「( ゚д゚)」唖然


漣「いや本当、ツッコミきれねー」

垣根「オラァ!チンタラやってねーで行くぞ!」

ブォン!

漣「いやいや待て待て!! 先に行かないでくださいよ!」

漣「ってもう見えない…」

阿武隈「うーん、この速度のまま進もうか」

漣「それもそうですね…はぁ」

阿武隈「そんなに落ち込まないの、きっと提督も何か策があってやっているわけだしさ」

漣「そ、それもそうですね…」

阿武隈「でも、それよりも一番気になってるのは提督じゃなくて…時雨なんだよね」

漣「あぁやっぱりですか…さっきから喋らないでずーっと垣根さんの顔見てましたからね」


阿武隈「なんかさっき港で提督の顔見てから様子がおかしいのよ……」


時雨「…」

漣「やっぱりそうですか…実はさっき」

時雨「2人とも、気付かないんだ」

阿武隈「え!?時雨ちゃん聞こえてたの!?」

時雨「犬は耳がいいからね」

漣「いや耳って…」

時雨「そんなことより、変だと思わないの?」

時雨「なんで【テイトク】があんなにやる気に満ちてるのか?」

漣「え?」

時雨「僕は知ってるよ……テイトクの匂い知ってるから……ふふふ」

阿武隈(あ、これは末期か?)

漣「ちょっとなんですか!? 何がわかったんですか!?」

時雨「あー、教えちゃうかな」

時雨「多分ね、多分だけど……」


ハ級「」轟沈


ヒラヒラ


パシッ



垣根「これで3戦目、昨日と同じならもうそろそろあのクラゲ野郎だな……」


垣根「きたな」ニヤリ



ヲ級「……」


垣根「ハッ!なんだテメェその余裕ぶった態度は」


垣根「言っておくが 昨日と違って俺はもう能力が切れることはねーし、手加減もしねぇ」


垣根「女の姿だろうが、俺は男女公平に殺すから絶望しろ」

ヲ級「…ヲ」


ブウゥゥゥン


垣根「爆撃機なんざ俺に通用すると思ってんのか!」


バサァ!


ズガァァァァン!


【制空権 確保】


ヲ級「!!?」


垣根「オラどうした? まさかその程度かテメェ…」


ヲ級「!!」


ブウゥゥゥン!!


垣根「へーぇ、飛行機の数は出せるようだな」


垣根「確かに戦争の定義は数が多いほうが勝てるってもんだ」


垣根「だが」


バサァッ!

ドドドッドドドドドド


垣根「俺の未元物質にはその常識は通用しねぇ」

ヒュー……


ズガァァァァン!!


ヲ級(!? 艦攻機が全てあの翼から出た羽で串刺しにされただと!?)


垣根「さてと……」


ヲ級「ヲ……ヲォ……」


垣根「死ね」


ザシュ


ヲ級「」轟沈


時雨「……ってわけさ」


漣「いやいや、さすがにそれはもう人間じゃないですよー」


曙「そうよ、提督は天使の生まれ変わりなのよ!」


阿武隈「曙ちゃん、ちょっと黙ってようかー」


暁「で、でもそれが本当ならどうやって確かめれば良いの?」


涼風「そうでい」


時雨「ふふ、僕に任せてよ…」

垣根「おーい、終わったから帰るぞ」


漣「ゲッ、上機嫌で戻ってきたってことは……」


垣根「あぁ、ここら辺のは全部倒したぞ」


阿武隈「本当に全部一人で倒しちゃったの?」


垣根「なんか問題でもあんのかよ?」


阿武隈「いやさ、私たち艦娘の存在意義は一体なんなのって」


垣根「はぁ?そりゃお前……」


垣根「……お荷物?」


漣「うわもなんも言えねー」


垣根「うるせぇな、ほら早く戻るぞ」トントン


垣根「ん?」


時雨「ふふ……」ニコッ


垣根「なんだよ時雨……」


ガチャ



時雨「好きだよ提督」


垣根「はぁ?」


ドーン!


/根「」


ボチャン


漣「ギャーー!!」

阿武隈「ちょっと何やってんのよ時雨ちゃん!?」

暁「あぁ…し、司令官の、頭が吹っ飛んで……無くなって……きゅう」

阿武隈「ギャーー!暁ちゃんがまた失神したー!!」

曙「あ……あぁ…」


ガチャ

曙「殺す!」

涼風「お、落ち着くんでぇい曙!」

曙「離してどいて!、あいつ殺せない!」

阿武隈「やめなさい!」

曙「いやぁぁぁぁ!」

漣「うわ!ちょ!! 曙ちゃんすっごい必死すぎ!?」

暁「うわぁぁぁぁぁん!!!!」


時雨「大丈夫だって」

時雨「ほら」

/根「」ムク


全員「「「「「!?」」」」」ビクッ

/根「」キョロキョロ

向こうの方で続き全部消えちゃって少し萎えたので、しばらくこっち頑張ります

漣「もう何でもいいです、いいえ、これは全部夢なんです……」

漣「そう私の上官は異世界から来た人でしかも超能力者でそして頭が吹き飛んで今ウロウロしてるなうワロスワロスワロス」

阿武隈「キャーーー! 目の前の怪奇現象についに漣ちゃんまで壊れたー!?」

阿武隈「ノーマルなのが私しかいなーい!」

阿武隈「みなさーん!私の指示に従ってくださーい!!」


暁「」失神


涼風「」唖然


曙「うぅ……良かった……生きて…る…」感涙


時雨「みんなの反応の中で一人だけおかしなのがいるけど…」


時雨「ほらテイトク、ふざけてないで」


/根「」プンスコ!


時雨「え? 頭が元に戻んない?」


/根「」コク


時雨「えいりあんねっとわーく? じゃ遠くに行くほど完璧な修復が機能しないから能力が強くなる範囲までおぶって行けって?」


/根「」プンスコ!


時雨「しょうがないなぁ、ほら僕につかまって」


/根「」ダキ


時雨「よし、みんな行こうか」

阿武隈「いや行こうじゃなくてね……」

阿武隈「これどうすんのよ……」


漣「あはははは、もうわかんな~い」

暁「」失神

涼風「……少しチビったでぃ…」

曙「頭がなくて喋れないのも可愛い……」//


阿武隈「これをどうやって連れて行けばいいのよー!!」



時雨「もう直ぐ鎮守府だよテイトク」

阿武隈「ぜぇ……ぜぇ…」

時雨「ほら頑張って阿武隈さん」

阿武隈「いや…なんで私が二人を引っ張っていかなきゃならないのよ……」

漣「うわー、体が引っ張られるー」

暁「」気絶

涼風「あたいらは駆逐艦だから馬力が低いし……軽巡の阿武隈に引っ張ってもらった方がはやいんだい」

曙「そりゃ少しは手伝いたいけど、ほら私ってばまだ練度1だし」

阿武隈「なら少しは並んで行こうよ!? なんで3人とも私のはるか先を悠々と進んでるの!?」

時雨「……」

涼風「あ、あたいは少しだけ手伝った気がするよ」

曙「私は提督の近くにいないと落ち着かないっていうか」

時雨「……鎮守府には、いつか着くさ」

阿武隈「いやもうすぐだって言ってたじゃない!?」


/根「」ケラケラ

時雨「テイトクが阿武隈さんのこと指差して肩を小刻みに揺らしてる……」

時雨「僕には阿武隈さんに労いの言葉を言ってるように見えるよ」


阿武隈「いやそれ嘲笑ってんじゃない!?」

阿武隈「原因が提督にあるっていうのに、むっかつくなー!!」


【港】

時雨「さぁ着いたよ」


シュウゥゥゥゥ…


垣根「……ふう、ようやく頭が戻ったか……」



曙「あぁ!! またその顔が見れて嬉しい」


垣根「うん、第一声がそれだと正直俺は引く」


時雨「良かったテイトク、ようやく喋れるようにな」



バサァ!!



時雨「キャァァァァーーー!!!??!」


ズガァァァァァァァァン!!!


ドガァ!!(港の直ぐ近くにある工廠の壁に激突)



時雨「うぅ……」大破


涼風「うわぁぁ! 時雨が翼に薙ぎ払われて大破したぁぁぁぁ!!?」


垣根「なーに呑気に会話しようとしてんだこの腐れ反逆者」


垣根「せっかく気分良く勝って帰ってきたのに、まさか頭ごとぶち抜かれるとはな」


垣根「ムカついた、ゆるさねぇ……」


カツカツ


涼風「提督やめて! 時雨が死んでしまう!!」


垣根「うっせぇ! 涼風テメェも黙らねぇと同じ目に合わせんぞ!!」


涼風「!!」ビクッ


カツカツ

垣根「オイ、どうしてあんな事した? アァン?」

時雨「……フフ、僕は帝督のことならなんでもわかるからさ……」

時雨「入れ替わっていたのに気付いたから、攻撃したのさ……いわゆる茶目っ気ってやつさ」

垣根「どこの世界に茶目っ気で頭部を撃つやつがいんだ!」

垣根「こちとら勝利の余韻を味わってたってのによぉ!!」


ドカ

時雨「うぐぅ(歓喜)」

涼風「ちょっと提督!! それ以上はいけねえよ!」

垣根「……ッチ、まぁ良い。とりあえずお前の処分は後で考える……いや、今の一撃で許してやるよ」

時雨「うぐぅ(悲哀)」

垣根「……お前さっきの喜んでないか?」

時雨「ううん、全然だよ?」

垣根「……とりあえず、もうこっちは切るから勝手に秘書室に来い。ほれ涼風、今日手に入れた艦娘のカードってやつだ」ポイ

涼風「え? えぇ?」

垣根「んじゃ、機能停止……っと」

垣根「」

垣根「」(´・ω・`).;:…

垣根「」(´・ω...:.;::..

垣根「」(´・;::: .:.;: サラサラ.

涼風「」

阿武隈「や、やっと帰港出来た~」

漣「…そしてようやく私が戻ってきましたよ」

暁「……ハッ! ここは一体どこなの!?」

漣「暁さんも目が覚めたようですね……ここは鎮守府の港です。ようやく帰ってこれたんですよ」

暁「わ、私は一体何を……」

阿武隈「あー、とりあえず偽装を外して上がっちゃい……ん?」


時雨「ぐふふ、痛みはいつか止むさ……フフフ」

曙「いやー 提督が粉微塵に消えちゃった!!」

涼風「あ、あたいには手が負えないでい……」

阿武隈「……また何かあったみたい、あぁなんか疲れてきちゃう……」


阿武隈「うわっ! なんで時雨ちゃん大破してんの!?」

時雨「て、帝督にやられたのさ……お仕置きといったところだろうね…」

漣「そして曙ちゃんも泣いちゃって……どうしたんですか?」

曙「…えぐ……提督の頭が元どおりになったと思ったら……今度は身体ごと……粉微塵になって……ぐすん」

漣「……は?」

漣「ちょっと意味わっかんない答えなので、唯一まともな涼風さんに聞きますね。何があったんですか?」

涼風「……いや、提督があたいに今回手に入れたカードを渡して……粉微塵になった……」

阿武隈「……その顔見ると嘘じゃなさそうね。一体なんなのあの人は」

涼風「…そうだ! 確か一足先に執務室に戻ってるって提督が言ってた!多分いるんじゃないかと思うんだけど」

漣「そうですね、もう驚くのもアホらしくなってきたし、時雨さんもボロボロですからさっさと入渠さしてもらって執務室に行きましょうか」

時雨「僕も行くよ」

漣「いやいや、大破してるんですから早く入渠してください……ってそっちは入渠ドックじゃないですよ!?」

時雨「だって帝督が執務室にいるし……」

漣「どんだけあの人に忠誠心があるんですか……そもそも垣根さんに大破させられたんだから怒っても良いはずです……いや、頭部撃ち抜かれたら誰だって怒りますけど」

時雨「それでも僕は帝督のそばにいたいんだ。そしてもっとぶたれたい」

阿武隈「最後の一言がなければ立派なんだろうな……」



漣「あの時雨さんを無理やり入渠ドックに入れたわけですけど……」


曙「つ、疲れたわ……」


阿武隈「まさか跳ねて暴れるとか……最後なんて縄で縛って放り込んだわよね……」


暁「こ、怖かったわ…」


涼風「てやんでい、どうして入渠風呂に沈められたのに目をガン開き出来たんだっての…」


漣「と、とにかく提督のもとに行きましょう…」



【執務室】

コンコン


漣「し、失礼しまーす……垣根さんいますか?」


漣「……返事がないですね」


阿武隈「……微かだけど、中から声がするわね。他に誰かいるのかしら?」


涼風「とにかく入ってみようよ」


漣「では、入りまーす」


垣根「おら、これで終いだ」


パチ


村雨「ががーん! また負けた!? なんでなんで!!」


垣根「頭の出来が違うんだよ。もう諦めて絶望してろ」


村雨「ふん! オセロで勝ったからって調子に乗らないでよね提督!」


垣根「将棋もポーカーもブラックジャックも、全部俺が勝ってんじゃねーか」


村雨「……オセロや将棋、ポーカーやブラックジャックババ抜き黒ひげ危機一発、あとなんか四人対戦だけどバシュンとボールを相手のゴールに入れて超エキサイティング!! するやつで負けたからってまだ諦めないんだから!」


垣根「あぁん? テメェ舐めた口聞いてんじゃねーぞ。だったら今度は運が決め手の人生ゲームで決着つけるぞ!」


村雨「望むところよ!」


大淀「あの提督? そろそろ執務の方を……」


垣根「うっせぇぞメガネ! こっちはこの諦めなくてムカつく奴に本当の絶望を見せるまで執務はやんねーから! つーか、そんな資源と明日の演習相手の書類に目を通してハンコ押す作業なんざ20分で終わるから安心しろ!」


大淀「えぇー……」


垣根「っしゃぁ! まずはどっちが先にルーレットを決めるかジャンケンから行くぞ!」


村雨「ジャンケンなら勝ったり負けたりしてるから今回も先行とっちゃうからね! いくよ! じゃ~んけ~ん!!」


「「ポン!!」」


垣根「ックソ! 俺が後行かよクソガ!」


村雨「ふふーん! 提督さんってばいきなり6出してスタートダッシュを切るかもしれない村雨の後から惨めについて来てねーっと!」


ガラララララ……


『1』


村雨「」


垣根「ギャハハハハ!! いきなり1かよ!」


漣「何だこれ」


阿武隈「あの、提督」


垣根「ん? よう阿武隈、さっき振りだな」


阿武隈「あ、あぁうんそうね……」


阿武隈「じゃなくて! 何で村雨ちゃんとゲームしてんのよ!?」


垣根「何って……なんかこいつがやろうって言い出して、んで全部ボロクソに負かしても諦めないからやり続けてんだよ」


村雨「ねぇ提督、次提督だから回してよ!」


垣根「おぉそうだな」


ガラララララ


阿武隈「いやいやそうじゃなくて! さっきまで一緒に出撃してたじゃん!? 頭吹っ飛んだり、時雨ちゃん大破させたり、あと最後は粉微塵になったとかさ!」


垣根「お、俺は5か」


阿武隈「聞けよ!!」


垣根「その説明はあとだあと! 今は村雨と勝負してんだから後にしてくれよ」


阿武隈「……もう! だったら勝手にして! ほらみんな自室に戻るよ……」


暁「し、司令官……わ、私も人生ゲーム混ぜてもらってもいい?」


涼風「あたしもあたしも!」


曙「本当は提督と戦いたくないけど、ゲーム楽しそうだから混ぜてもらってもいい?」


垣根「いやダメだろ、これは村雨をどん底に落とすためのゲームなんだからよ」


村雨「でも数が多い方が達成感がありそうじゃない?」


垣根「いやそうだろうけど、でもこれはお前と俺との勝負だろ? 」


村雨「だったら、私が負けて絶望したって事でいいよ。みんなとやりたいし」


垣根「……」


垣根「あぁー、めんどくせぇな。やる気失せたしこれ終わったら仕事やって暇作ってのんびりしてやろっと」


垣根「んじゃ、これはただのゲームだから俺は勝負じゃなくて娯楽に興じてるってことでいいや。ほら1番は村雨で2番が俺だ、その次の順番はジャンケンで決めろよ」


涼風「やったー! 」


曙「あぁ……なんて心の広い方なのかしら……」


暁「…大人だわ……」



阿武隈「……」


漣「……阿武隈さん」


阿武隈「……はぁ」


阿武隈「なーーーんか今日の出来事全部がどうでも良くなってきた!! もう今日の仕事おしまい!! 私もこれから遊びに興じてやるわよ!!」


阿武隈「提督ー! 私も混ぜてよー!!!」


漣「わ、私もやります!」


村雨「わーい! これで7人の勝負になった!楽しみだよ!」


垣根「勢揃いだな…」


垣根「ククク、どうやらこの鎮守府で本当に一番強い奴が誰かをお前らに教えられそうだな」


艦娘一同((((((それは既に知ってるんですが……))))))









【入渠ドック】


時雨「」溺死回復中

垣根「さぁ全員で勝負だ!」


艦娘一同「おーーーーーーーーーーーー!!」




【入渠ドック】

時雨「」溺死回復中


涼風「株券をこれで買うよ! これで保険はバッチリ!」


垣根「ック、見た目に反して貯金するやつか……破産させてぇ」


村雨「うわ! 買った家が火事で無くなったー! 火災保険も入ってなかったから損した!!」


曙「え、結婚って……それは、もう決まってるわよ…」


垣根「…ほら青い棒をさっさとお前のにぶっ刺して(そのマスまで)動かせよ」


漣「ギャンブルで勝っちゃいましたー(^O^)」


阿武隈「やっぱり弁護士は安定してるわね~、お金の心配しなくて済むし」


暁「うぅ、所持金がもう残り少ない…」


垣根「今んところ俺が1位だな、当たり前だけど」





【入渠ドック】

時雨「」溺死回復中


村雨「うぅ……借金しちゃったよ…」


漣「おまけに無職でフリーターだから……最悪ですね」


曙「そもそも、なんで心機一転して無職になるマスがあるのかが分かんないわね……」


垣根「ざまぁ」


村雨「うっわすっごいムカつくんだけど!?」




【入渠ドック】

時雨「……ん」回復中

【1時間後】



垣根「ふん、思い知ったか雑魚ども。俺は運すらも思い通りなんだよ」1位


漣「でも私とほとんど差はないですよね。って事は私も垣根さんと同等ってことじゃないですか?」2位


曙「まぁまぁってところかしら……でも、悠々と1位とるなんてかっこいいなぁ」3位


阿武隈「うーん、私は普通だったなー。最後の収入なんてほとんど給料のみだったし」4位


涼風「……いきなり株券が暴落するマスに止まって敗因しちゃったのが敗因だ。勝ちたかったなー!」6位


暁「私なんて手持ち1000円くらいよ……」5位


村雨「……まだゴールすらしてないんだけど」最下位


大淀「……では、これで終わった事ですし仕事に移ってくださいね」銀行係


村雨「はーい! ほらみんな片付けちゃお!」


漣「あ、その職業カードは全部私がまとめておきます」


曙「この家って取り外してしまうのよね」


暁「棒と車をまとめて……」


阿武隈「ボードを畳んじゃいますね」


垣根「俺食堂で甘いもん食うわ」ガチャ


涼風「まとめて仕舞えば……」


涼風「ほいっと! これで片付け完了さ!」


大淀「あぁ、ちょっと待ってください、今お金をまとめてましたのでもう一度開けてください」


涼風「ん、ほいさ」


大淀「はい、ありがとうございます」

漣「さてと、それでは垣根さんそろそろさっきの出撃の際のアレについて……」


漣「ってあれ? 垣根さんはどこに?」


曙「え? 小声で食堂行くって出て行ったけど」


漣「ちょっ!! なんで曙ちゃんは止めないの!?」


曙「いやこんな矮小な私があの人を止めるのもおこがましいかな~と思って」


漣「ちくしょう! なんでこの人と姉妹なのかもうわかんなくなってくる!!」


曙「ちょっと、それはどういう事よ!私があの人を神々しく天使だと思うだけでしょ!」


阿武隈「漣ちゃんが言ってるのはそういう事なんだと思うよ!?」



大淀「…はぁ、でも提督のあの実力なら本当に20分で終わるかもしれないでしょうから、私は引き続きここで書類をまとめています。あなた達も疲れたでしょうから一緒に食堂で提督と一緒に何か食べていてください」


阿武隈「苦労しますね…」


大淀「えぇ、どこの鎮守府いっても仕事は同じ……と言われてますけど、こんなに疲れる(痛々しい)人の下で働くのは、結構貴重なものだと割り切ってますので……」


暁(お、大人だわ……)


涼風「とにかく、提督が行ったんだったら追いかけよう! このカードも返さないといけないし」


漣「それじゃ行きますか(疲労)」


間宮「はいお待たせしました! 間宮お手製の羊羹です」


垣根「おう、普通にショボそうなもんでありがたいぜ!」


間宮(ぶち殺したい)


間宮「と、とりあえずご賞味ください!」


垣根「おう有難くはないがいただいてやるよ」


垣根「……ふーん、中々美味いじゃねーか」


間宮「本当ですか!」


垣根「あぁ、さっきはショボいっつたけど、しつこくない甘さが口に広がってあっさりと喉越しも爽快。こんな羊羹食った事ねーわ」


垣根「良いじゃん、俺この羊羹好きだわ」


間宮「!!!」


間宮「あ、ありがとうございます……//」


垣根「おぉ……そういやお前も夕飯の準備で忙しいだろうからもう下がっていいぞ」


間宮「いえ、下ごしらえもほとんど終わってますので……もう少し提督とご一緒させてもらえませんか?」


垣根「んじゃ、昨日届いた食材金額の書類について今後どう節約するか話でもするか」


ピラ


間宮「……は?」


間宮「その書類に書かれてる金額はどこの鎮守府で見ても妥当だと思いますけど?」


垣根「いや、俺は艦娘の主食をカロ◯ーメイトのみにしてコストを減らそうと思ってな」


間宮「悪魔ですか!? そんなんじゃ戦えませんよ!!」


垣根「いやだって、お前ら艦娘ってのは燃料とかがあれば戦えんだろ? だったら食料なくせば…」


間宮「戦えるのであってお腹は空きますからね!!」


間宮「提督だって、毎日おにぎり具なしが三食の主食で働けって言われて、今食べてる羊羹がずっと食べられなかったら発狂しますでしょうが!」


垣根「そうだな、確かに普通はそうなるよな」


垣根(…未元物質で甘味作ったところで食いたくはねーし……ここは我慢してやるか)


垣根「……ハァ、分かったよ。んじゃこの件は今後頭の片隅にとどめておいて後々実行するよ」


間宮「実行する気なんですか!? やめて下さいよ! 本当に!!」



涼風「お、提督はっけーん!」


がば


垣根「うおっ!?」


涼風「へへーん! つかまーえた!」


垣根「おい背後からくっつくんじゃねぇ、うっとおしいから離れろ」


バサァ


涼風「きゃっ!?」


ドサ!


漣「うわーさすが垣根さん、翼を出して涼風さんを払い除けてるよ」


阿武隈「あれって当たったらすごい痛いのよね……」


曙「神よ……なんて美しいのかしら……」


阿武隈「曙ちゃん、涼風ちゃんを払い除けたいがために翼を出したあの人を見て感涙しちゃうのはどうかと思うよ?」


間宮「本当に翼が生えるのね……ってそうじゃなくて!」


間宮「みなさん、帰港してたのですね。おかえりなさい」


間宮「お腹が空いてるでしょうから、今すぐ夕飯のご用意を……」


漣「いえいえ、私たち戦っていないのでお腹はあまり空いてないのでもう少しゆっくりしていてください」


間宮「? それはどういう……」

涼風「いててて、もー提督ってば急にいなくならないでよ!」


垣根「俺がゲームに勝ったんだからお前ら敗者が片付けるのが普通だろ。勝者はゆっくりと甘味を味わうのが世の常ってもんだ。あーうめぇなこの羊羹、まるで高級品のような味だぜ」


涼風「いいなー! いいなー! 涼風にもひと口おくれよ!」


垣根「すぐそばに間宮がいんだろ?、お前も頼んでこいよ」


涼風「分かったー! 間宮さーんあたいにも羊羹ちょうだい!」


間宮「え、わ、分かりました。今持ってくるね!」


漣「私も羊羹いただきます!」


阿武隈「私もー!」


曙「私も欲しいわ!」


暁「あ、暁にもちょうだい!」


間宮「はいはーい!」


垣根「俺はお代わりくれ」


阿武隈(まだ食べるのかよ……)


村雨「あ、私も羊羹欲しい!」

確かに垣根だったらそう言ってしまうかも……


漣「ーーさて垣根さん、さっきの出撃の件についてそろそろ説明していただけませんか?」


垣根「ん? あーそういえばまだ言ってなかったっけな」


阿武隈「まだどころか、あんなの説明されたところで理解できるか不安よ…」


垣根「お前らバカっぽそうだもんな!!」ゲラゲラ


阿武隈(……うぜぇ)


漣「で、アレは何だったんですか?本当に垣根さんだったんですか?」


垣根「あれは俺であって俺じゃない俺だ……って意味わかんねぇな。あーーー……言うより見せる方が早いか」


ガタ


涼風「立ち上がってどうしたの?」


垣根「今から実演してみせる」

バサァ


漣「翼を出し……地面に下ろして……!?」


阿武隈「翼が地面に降りた瞬間に原型を留めずに溶けた!? え!? それってそんなことも出来るの!?」


曙「もう何から何まで素晴らしい……」


漣「翼が解けて地面に白い液体のように広がって……一定に広がりを保ったまま静かに波紋を浮かべてる……」


涼風「すげー!」


垣根「んで、ちょっと踏ん張る」


阿武隈(力を出す感じかしら?)



垣根「ングググ……いや必要ないか、何でこんな無駄な演出しようと思ったんだろうか馬鹿馬鹿しい」


阿武隈「……」


垣根「んで、この未元物質に俺がちょいと命令を出せば」


ドロォォォォ


垣根2「」


漣「( ゚д゚) ・・・ 」


漣「(つд⊂)ゴシゴシ 」


漣「(;゚д゚) ・・・ 」


漣「(つд⊂)ゴシゴシゴシ」


漣「(;゚Д゚) …!? 」

阿武隈「て、提督が2人になった!?」


垣根2「すごいだろ?」


涼風「こいつはたまげた……」


阿武隈「人間じゃない……」


漣「(;゚д゚) 」


暁「すごい……」


曙「奇跡よ…」


村雨「さっき見せてもらったから知ってた!」


垣根「どうやら俺の能力、未元物質は俺がここから離れるごとに力を失ってしまっちまうみたいだ。だから前の出撃の際に能力が消えて海に落ちるような醜態を晒しちまった……」


垣根「そこで俺は考えた。俺がこの場にいた場合なら能力が使えるのならその効果も続くんじゃねーかって」


垣根「俺の未元物質は言うなれば『無限の再生物質』。硬くなったり柔らかくなったり、とにかく何にでも使うことが出来る。漣に最初建物を立て直した時に見せたのもその能力の1つだ」


漣「(;゚д゚) へー、そうだったんですかー」


垣根「それに、擬似的なもんだが生物だって作ることが出来る。特に俺は俺を作るのが得意なようで、こうやってもう1人の俺を作ることだってできる。触った質感ももちろんだが全て真似て俺そっくりにな」


垣根2「ま、偽物だから未元物質の出力は本体のスペックよりは下がるだろうが、この能力の前じゃどんな相手も敵うはずもない」


垣根「俺自身は鎮守府から見えない未元物質の波を流して能力を持続させ」


垣根2「俺がそれを受けて能力使っていた。というわけだ」


垣根「分かったか?」


艦娘たち「「「「「……」」」」」」


村雨「提督ってば執務室から出て行った後に部屋に入ったらいるからびっくりしちゃったんだよねー!」


垣根「俺も、約束守らなかったからボコボコにした後入渠入れたらすぐに出てきてフェアじゃないとか抜かしてゲーム勝負を挑んできたお前にびっくりだ。いい暇つぶしにはなったけどよ」


村雨「もしかして、お仕事が早いのもそれを使っていたから?」


垣根「あぁ、俺と同じ……まぁ中身まで真似ていればそりゃ俺と同等に賢いわけだしな。たくさんコピーを出して10分で終わらせていたな」


垣根2「まぁそう言っちゃ何だが、意識や人格はひとつにまとまってるから、仕事も分担して効率よく終わらせることが出来る」


漣「いや、さも当然のように説明しますけど、本当に何ですかその能力!?」


阿武隈「人間の領域……いえ、生物の範疇を超えているわよ……」


曙「まさか、本当に天から遣わされた神の化身だというの!!」


暁「こわい……」


涼風「すげぇ! 提督ってばスッゲェ便利な能力持ってんだな!! 」


村雨「すっごーい!」


漣「いや便利な能力どころの問題じゃないですよこれ!?下手したらどんな兵器よりも脅威なんじゃないですか!?」


垣根「実際、俺1人で世界中の軍隊と戦っても余裕で勝つしお釣りも返ってくるな」


垣根2「本当に俺ってなんだろうな」


阿武隈「……あーー、なんか改めて説明してもらって悪いけど、提督の能力のスケールが大きすぎてちょっとついていけないかな……」


垣根「まぁな、何だったら俺の能力の真骨頂であるコピーの増産で世界中の深海棲艦を全滅させても良いんだが…」


阿武隈「それやられると、私たちの存在意義が無くなるじゃないですか!!」


垣根「……それ以前に、どうやらコピーを海に出せるのはこいつ一体だけで、他のコピーを出して行かせてもすぐに消えちまうんだ」


垣根2「まだどういった制約があんのか分かんねーが、とにかく色々と不自由なんだよな」


阿武隈「つまり内弁慶ってことですね」ボソ


垣根2「よし性能テストでもするか、おい阿武隈外に出ろ」


グイ


阿武隈「え!?ちょ!!! じょ、冗談よね!? 嘘よね!?」


ズルズル


垣根「んじゃ任せたぞ俺、良い具合にボコして良いからな」


垣根2「おう、ほら抵抗せずに来い」


阿武隈「イヤァァァァ!! こーいうのって村雨ちゃんや時雨ちゃんの専売特許じゃないのーー!!?」


村雨「提督さん、徹底的にやってね!」



漣「行っちゃいましたね……」


涼風「ナム……」


曙「どっちの提督もカッコ良い…」


暁「あわわわわ」


垣根「…まぁ、遠隔操作も独立した自我も同時にできるのも便利だよな」


漣「それは自動的に動くってことですか?」


垣根「さきの出撃の時、あのサイコ野郎が頭吹っ飛ばしただろ? あん時までは俺は俺を遠隔操作してたんだよ」


漣「そうなると、あの後の行動は別の垣根さんの判断で動いていたってことですか?」


垣根「あぁ、どうやら頭が無くなると命令出来なくなるようで、プッツリ切れたからな。そっからはただの未元物質の供給のみになっちまったが……まぁ鎮守府に着いて早々に頭が戻って時雨をぶっ飛ばしたからスッキリしたが……」


垣根「そういや、おい涼風。確かお前にカード預けていたよな?」


涼風「うん! 確かに預かってるよ!」


垣根「ここで羊羹食い終わったら、工廠行って新しい部下を出して終わらせる。それで今日の業務は終わりな」


涼風「ってことは自由時間かい? やったー!」


暁「やったー、今日は早く寝れるわね……」


曙「何て心が広い方なのかしら……」


村雨「おー! 私ってば今日一日中遊んでばっかだなー!」


漣「残りの業務はどうするんですか?」


垣根「本当だったらこの増える能力の事は隠し通すつもりだったんだが、こうなったらもう出し惜しみしねぇ。10人くらい俺を創って終わらせる」


漣「さ、さいですか……」



間宮「はーい皆さんお待たせ! なんか騒がしかったけど、羊羹持ってきましたよー!」


間宮「ってあれ? 阿武隈さんがいない?」


垣根「阿武隈のやつなら急に風を浴びたくなったって出て行ったから羊羹は俺がもらう事になった」


間宮「あら残念、それじゃ提督は羊羹2つですね」


涼風「ずーるーい! あたいもそれ食べたい!!」


村雨「私も!!」


垣根「わーったよ、なら全員で平等に分けるからそれで良いだろ?」


暁「やったー!」


曙「なんて慈悲に満ちたセリフなのかしら……」


漣(阿武隈さんかわいそうだな……)




【港】

垣根2「オラ! 避けろ避けろ!!」


ブォン!!


阿武隈「当たってたまるか!!」


垣根2「ッチ! やっぱり時雨や村雨とは違って軽巡ってのは動きが良いな、 さっきから避けやがって!!」


バサァ!


阿武隈「もうマジで怒った!! ここ数日の鬱憤を晴らしてやるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」


ガチャ


垣根2「ほざけ!」


阿武隈「うがぁぁぁぁぁぁーー!!!」


ズガァァァァァァァァン!!



『阿武隈
練度3→26』


曙「すっごく甘くて美味しかったわ~」


涼風「口の中にまだ余韻が残ってるよ~」


暁「甘くておいしかった~」


村雨「うま~い」


垣根「2つ目だったが、味は変わらず美味しいな。お手製であれは割高だろうが売れるんじゃねぇか?」


漣「なぜ急に商業的な視点になるんですか、ここは海軍の領分ですから商売なんてしませんよ……」


漣「それにしても本当にあま~い! メシウマですわ~」


間宮「ふふふ、ありがとうございます!」


垣根「よし、甘いモノとったしこれから工廠行くぞ」


垣根「着いてこい」


涼風「はーい!」


村雨「りょうかーい!」


垣根「間宮羊羹美味しかったぞ、また機会があったら食べに来るからいつでも用意しといてくれ」


間宮「はーーい! もうすぐ夕飯の支度も始めますので、新人の子も連れてきてくださいね!」


垣根「おう、じゃーな」


涼風「ごちそうさまー!」


村雨「最高に美味しかったでーす!」


曙「また食べに来ます!」


暁「ごちそうさまです!」


間宮「はいはーい、おあいそさまでーす」


間宮「……あら、漣ちゃんどうしたの? 提督達と着いていかないの?」


漣「……間宮さん、羊羹ご馳走様です」


間宮「どういたしまして!」


漣「……今後は、この鎮守府では苦労をかけると思いますけど、一緒に頑張っていきましょう」


間宮「? う、うん…」


漣「では」


間宮「行っちゃった……漣ちゃんってば一体何だったのかしら? 」


間宮「まぁいいわ、それよりも今日の夕飯作りましょうっと」


新しい4人は軽空母とその他でいきます

【工廠】


涼風「ほいよ、これが預かっていたカードだよ!」


垣根「おうサンキュー、全部で4枚ちゃんと持っていたな」


涼風「えへへへへー」


【艦娘建造機】


垣根「さてと、まずはどれから出すか……」


漣「……」


漣(いえない……今持っているカードのほとんど駆逐艦だなんて言えない……)


垣根「んじゃこの『潮』ってやつからいくか」


曙「あー潮ね、提督その子は私の姉妹です」


垣根「この曙の姉妹ってことは……ッチ、駆逐艦かよ!」


垣根「なら、この『夕立』と『白露』、『龍驤』ってのも駆逐艦かよ!!」


垣根「また雑魚ばっかじゃねーか!!」


垣根「ッチ! 興が削がれるな」


漣「まぁまぁ、垣根さんだって新しい部下が欲しいんでしょう? あと1人だけ軽空母って艦種ですよ」


垣根「マジ? どれがその……軽空母ってやつなんだ?」


漣「龍驤ってカードですよ。私も会ったことはなくて知ってるだけですから、多分強い方だと思いますよ」


垣根「なるほど、この龍驤ってやつがそうなのか」


垣根「確かに字面が強そうに見えるし、こいつは期待できそうだ」


垣根「んじゃまずは龍驤から出すか」


【龍驤】


ウィィィィィィン……


ガシャン!!


プシュゥゥゥー!


垣根(……いったいどんな奴だろうな。こんなうっせぇガキどもと違えばいいが)


垣根(俺の好みだったらなおさらいい)


ガコン!


ウィィィン……

龍驤「軽空母、龍驤や! これからよろしゅうなぁ!」


垣根「……」


漣「……あれ? 軽空母……え?」


村雨「この機械壊れてるんじゃないのかな?」


曙「そんなはずないと思うけど……」


涼風「? でもこの子って……」


涼風「どう見てもあたいらと同じ駆逐艦じゃん!」


龍驤「……いま、自己紹介で軽空母言うたやん」


村雨「いやいや、そうだとしても私よりも胸無いじゃん!」


龍驤「おうおう、嬢ちゃん良い度胸やん。ちょっち面ァ貸せや」


村雨「なになに? やる気? 良いじゃん面白そうじゃん」


シュッシュッ!!


村雨「私よりも子供のあんたに負けるか……」


龍驤「ふん!」


グイ


村雨「ぐぇ」


龍驤「ウチなぁ、昔は結構幅きかせていた時期があったんやで……」


漣「服を掴んで村雨さんの体を浮かした!?」


村雨「え!? ちょ!! その体勢ってまさか!!」


龍驤「そのまさかや! くらえ一本背負い投げ!!!」



ブン!!


ガァン!!



村雨「がっはぁ!!」大破


暁「い、1発で大破!?」


涼風「大破するって結構な威力じゃん!」


曙「つ、強い!」

龍驤「ほぉ……あんたが提督やね? さっきから黙っとるけんど、これで軽空母やって信じてくれるやろ?」


垣根「……よし、これからもよろしくな龍驤。期待だけはしておいてやる」


龍驤「お、おおきに……」


龍驤(なんや? なんやこのイケメンな提督……、めっさ目が死んどるで……)


垣根「俺の自己紹介はこれ全部出した後だ」


垣根「さて、次いくぞ。この『白露』でいくか」


漣「…あのー垣根さん? 龍驤さんにもう少し話しかけた方が…」


垣根「心配するな。期待だけはすると告げてあんだからそれ相応の成果は見せてくれなきゃ……処分するだけだ……」


漣「え? 最後の方小さくてよく聞こえなかったんですけど、今処分って…」


垣根「さて次だ、駆逐艦だろうがきっちり働いてもらうだけだし、強くなくても特攻ぐらいはやってもらう」


暁「と、特攻って…」


曙「提督が命令するなら特攻の一回や二回軽くこなしてみせるわ!」


涼風「命令されても行く気はしないね……」


龍驤「……なんやのこの鎮守府? 変に忠誠心高いんのが混じっとんやけど…」


漣「私の姉で本来なら気が強くてツンデレ極まって超反抗的なのですが、すでに垣根さんに心酔しちゃって手遅れなんです……」


龍驤「そ、それはおーきになぁ……」


龍驤(なんやヤバそうな鎮守府に来てもうたわ……上手くやっていけるんかなぁ……)




【白露】


ウィィィィィィン……


ガシャン!!


ガコン!


ウィィィィィィン…



白露「どもども! 白露型の1番艦、白露でー」


垣根「自己紹介はいいからどけ」


白露「え!? きゃっ!!」


グイ


ドサ


漣「ちょ!! いきなり乱暴すぎますよ!?」


垣根「うっせぇ、こっちはさっさと出すもん出して今日を終わらせてぇんだ」


垣根「駆逐艦ばっかでイラついてるとか、そんなくっだらねぇ理由じゃねーからな」


漣「それが理由じゃないですか! 」


垣根「黙っとけ」


白露「いったーい! ちょっとそこのお兄さん、私を突き飛ばしておいて無視しようとしないでよ!!」


垣根「……ッチ、おいお前」


白露「なによ……」


グイ


白露「キャッ!」


白露(え…ちょ! 服を掴まれて引っ張られたから……
か、顔が近い……。それによく見るとすっごい美形…え? このシチュエーションって…)


垣根「黙れ、じゃねーと一生喋れないように(殺して)黙らせんぞ」


白露「……は」





白露「はい……///」





漣「あ、これ曙さんと同じパターンかもしれない」


暁「お、大人だわ……」


垣根「分かればいいんだ、あっち行って黙っていろ。次は夕立ってのいくぞ」


白露「あ、分かりました……///」


漣「もう端から見ても即堕ちじゃないですか……」


垣根「ちょろいもんだ、今度からはこうやった方が効率は良さそうだな」


漣「まぁ、こんな方法でも問題…」




白露「ね、ねぇ? あの人がここの提督さん?すっごいカッコいい人なんだね」ヒソ


曙「ふふ、提督は外見ばかりじゃなくて中身までかっこいいのよ」


白露「うわー、もしかしてあなたも同じ事されたの?」


曙「…えぇ、最初に会った時にあなたと似たような事されたわ。その際に受けた寛大な心と思慮の前に私は忠誠を誓ったわ」


白露「じゃ、じゃあ私も忠誠誓っちゃおうかな…///」


曙「あなたとは気が合いそうね。私は曙、よろしくね白露」


白露「うん、よろしく!」





漣「…大アリでしたね、コレでこの鎮守府の末期が3人に増えてしまいましたよ」


漣「はぁー、この場に阿武隈さんがいればもう少しマシだったんでしょうか?」



【夕立】




ウィィィィィィン…


ガシャン!!


ガコン!


ウィィィィィィン…




夕立「こんにちは! 白露型の夕立っぽい!」


垣根「ほら、挨拶は後だからそこどけ、後がつかえてんだよ」


夕立「分かったぽい」


スタスタ


垣根「……やけに素直だな」


漣「えぇ、今まで会ってきた艦娘の中で特に気味が悪いくらいに……」



夕立「ぽい?白露っぽい!」


白露「ヤッホー、先に着任してた白露だよー!」


夕立「ぽいぽいぽい! 白露に会えて嬉しいっぽい!」


白露「いやいや、私も妹に会えて最高に嬉しいよ」


夕立「ぽ~~~い ! ……ん?」



夕立「あそこに倒れてるのって村雨っぽい?」


白露「あー村雨ね、なんかここに着任した龍驤さんに舐めた態度とったとかで早々にボコボコにされて……」


夕立「……は?」


夕立「何それ……白露はそれ聞いて何も感じないの? 」


白露「別に悪いのは村雨の方だし、それ相応の罰を受けても」


夕立「そうじゃなくね? 白露型が舐められてんだぞ? シメシがつかないじゃん」


夕立「軽空母ぐらいでやられちゃう村雨もそうだけどさぁ、もう少し白露型の威厳持ったらどう?」


白露「いや。威厳とか示しとか別に……」


白露「え? ちょっとどこ行くの?」




夕立「あなたが龍驤さん…ぽい?」


龍驤「…話はだいたい近くで聞いとったからわかるで、なんやイチャモン付きに来たんか?」


夕立「ううん、そうじゃないっぽい。ウチの村雨が失礼を働いたことは謝罪するっぽい」


夕立「その上で、今後は背後に気をつけるっぽい!」


龍驤「…そらお気遣い感謝するで、ワレも上には気い付けや……爆撃機が襲ってくるかもしれんからなぁ」


夕立「ふふふ、面白いこと言うじゃんっぽいね」


龍驤「お互い様やろ」



漣「まずいですよ垣根さん、今まさに一触即発のヤバイ雰囲気に……」



ウィィィィィィン…


潮「あ、あの潮ですよろしくお願いします」


垣根「おうよろしく、駆逐艦のくせに結構胸あるね君」


潮「ぴゃ!?」


漣「ちょっと垣根さん無視しないでくれませんか!?」



回すより建造妖精さんに色々聞いてダークマターで戦艦・空母作った方が早くないかな…

垣根「あぁ?いや俺関係ないじゃん、むしろそんな面倒くさいことに首突っ込んでとばっちり受けんの最悪だろ」


漣「いやそうなんですが……」





龍驤「あぁん? なんか納得せえへんって顔しとるやないの?おぉ?」


夕立「今からこの場を血の雨滴るパーティー会場にしてもいいっぽい?」


龍驤「それは喧嘩を売っとることっていみかぁ? そもそもそっちの村雨っちゅう娘がウチに舐めた態度とったんが悪いんやぞ?」


夕立「売ってないっぽい? そもそも、そっちの軽空母(笑)のプライドなんかほとんど無いよなもんでしょ? 一航戦の方が敬う対象っぽい!」


龍驤「面白いこと言うやんワレ……タマとっちゃろうか?」


夕立「楽しい血で血を洗うパーティーを始めるっぽい?」





漣「マジヤバイですって!! 着任早々に艤装着けて殺し合い始めようとしてますよ!!」


垣根「面白そうだから見物しようぜ」


垣根「おい潮、お前新人だからちょっと食堂行ってなんかつまみもらってこい!」


潮「え? で、でも私ここに初めて着任したばかりで食堂がどこにあるのか……」


垣根「あぁ? あーこれは恒例行事なんだよ。最初に鎮守府全体で道に迷いながら場所を覚えるっていう、みんなやってるからお前もやるんだ」


潮「え、えーと……分かりました!」タタタ


垣根「……あいつはいいパシリだな」





漣「なんでこんなに呑気なの!?」


漣「つーか人の妹を勝手にパシリにするな!って潮ったらもういないし!?」

>>335

垣根「それもいいな、キメラ作ろうぜキメラ」

漣「垣根さんから出た未元物質で出来た艦娘って……結構チートですよね?」


暁「同じ姉妹だからあっちもあんな風に特殊なのね……」


白露「あっち?」


暁「うん、この鎮守府には村雨さん以外にも…」


漣「そうだその手があった!!」


漣「これは禁じ手ですが止むを得ません!」


漣「夕立さーーん! ちょっとやり合う前にお話があります!」


夕立「あ"ぁん?なんか用っぽい!?」


漣「実はですね……」


垣根「あ?なんだあいつ、夕立ってのに近づいて耳打ちして……」


垣根「お、なんか夕立の方は武器下ろしたな。それに従って龍驤も変な紙切れ構えていた腕を下げた」


垣根「ンだよ、やらねーのかよ。あ~あ、つまんねーの」


涼風「あれ、夕立がこっちに来るけど?」


曙「なんか、すっごいおぞましい笑顔で来てない?」




夕立「て・い・と・く・さーん! あなた今まで村雨とここにいない時雨を何度も傷つけて傷物にしたんだって? ……テメェマジぶっ殺すっぽい!」


ガチャ!


垣根「は?」


夕立「死ね」



ドガァン!



垣根「あぶねあぶね、危うく死ぬところだった……」


バサァ


夕立「な!!? なんなのよその翼は!?」


白露「すげー! アレってマジもんの翼だよね! ?」


曙「あぁ美しい……あなたもわかるでしょ、あの神々しさ……あの強さを……」


白露「確かに、あの至近距離で撃たれても傷一つついてない!! なんて惚れ惚れする姿なの……!」


龍驤「なんやあの兄ちゃん……、ほんまに人間か?」



垣根「あーいてぇ、こりゃ少しの間身体の調子が悪くなっちまうかもなぁー」


ズガァン!


ズガァン!


ガガガガガガ!!!



垣根「……で、まだ撃つと?」


夕立「クソ! なんで効かないっぽい!?」


カチカチ


夕立「あ、あれ? 撃ち過ぎたっぽい!! 早く装弾して……」


垣根「あー、今日は最悪だな。勝って気分が良かったと思ったら頭吹っ飛ばされるわ、手に入れた艦が全部駆逐艦だったり……まぁ1人は他のガキとは違ってデカかったけどよぉ」


夕立「ック! この最低野郎!! あんた駆逐艦になんか恨みでもあるのかっぽい!!」


垣根「知るか、大体さっき漣の野郎が何吹き込んだのか想像できるが、そもそもあの2人が俺にウゼェことしてくんのが悪いんだ。当然の報いだ」


夕立「部下に手をあげるなんて上官失格っぽい!!」


垣根「前の職場じゃ、無能な奴はコキ使って捨てて、計画を進めたんたんだから俺はむしろ上司の見本でその鑑だろ」


垣根「それよりも、お前念仏とや祈りは済んだか?これから地獄を見てもらうが、かまやしねぇだろ。血の滴るパーティーしたがってたんだからなぁ?」





夕立「な、何私の肩つかんで……イテテテテ!!痛い痛いっぽい!」


夕立「すごい力っぽい!! ただの人間がこんな怪力なわけないっぽい!?」


垣根「まぁ、今は新しい部下でおいたが過ぎたってことで大破……沈む一歩手前で許してやる…」


夕立「ひ……ヒィー!」


垣根「絶望しろ」

垣根「絶望しろコラ」

博士「ひ……ヒィー!」



夕立「……ぽ、ぽい~」大破


龍驤「なんかウチがあの村雨っちゅう子を大破させたんが原因やけど、こんな事になるとは想像もつかんかったなぁ……」


夕立「提督怖いっぽい……もう、逆らわないっぽい……ごめんなさいっぽい……」


垣根「……そのムカつく語尾のせいで全然誠意が伝わんねーが、許してやる」


垣根「おい白露と龍驤、お前ら新人だからこの夕立と村雨を入渠ドックに放り込んでおけ」


白露「妹の不始末は姉が片付けるのがいっちばーん!」


龍驤「入渠ドックってどこに……いやさっきの子に恒例行事って行かせてたから自分らで探すわ」



涼風「新しく入った子達が全員どっか行っちゃうのってちょっと寂しく感じんね」


曙「そう? 私がここにきたときはさっきの神々しい御身を拝見させてもらって他に誰もいなかったけど、別にそう思わなかったわよ」


暁「私なんてここ来た時に出迎えてくれたの曙さんしかいなかったわよ……」


漣「よし、それじゃもういい時間ですし夕飯食べに行きましょうか^ - ^」


垣根「おい漣、元はと言えばお前があのバカに変なことを吹聴したからこんな事になったんだぞ。お前にも地獄を見てもらうからな」


バサァ


漣「いやいやい、あれは仕方ないことだったんですよ!! あそこでドンパチされて巻き添え食らうのも嫌でしたし、艦娘同士がいがみ合うのも何か間違ってますし」


垣根「間違いはないな、俺が楽しめるから」


漣「クソ、性根が腐ってやがる!! 遅すぎたんだ!!」


垣根「この俺に性根がとか良い度胸だな、お前も絶望しろコラ」


漣「あんな変態の白露型が集まった入渠ドックに行くのは嫌だー!!」





垣根「ずいぶんと早く逃げたな。別にゲンコツ1発で許してやっても良かったのに…」


曙「提督ってば本当に優しい方なんだから」


涼風「……え、あれってそれで済むやつだったのかい?」


暁(翼で地面ボコボコにしながら追いかけてた人が……嘘よあれ……)


垣根「……うし、ならさっき漣が言ってた通り、これから夕飯にすっかな」


垣根「ついて来い、食堂に行くぞ」


曙「分かったわ」


涼風「へーい」


時雨「うん」


暁「はーい」



垣根「……ッチ、結局またうるさくなっただけかよ」


垣根「戦艦とか欲しい……ハァー……」

少し飛ばします


【割愛】

【垣根の部屋】


垣根「…夕飯食って風呂入ってもう寝るってところだったのに」


夕立「ぽ、ぽい…////」


時雨「やぁ、今日は寝かせないよ帝督」


垣根「……」


垣根「時雨は分かってるから無視して、夕立テメェはどうしてここにいる。そんなに俺に負けたのが悔しいのか?」


夕立「そうじゃないっぽい…、なんか提督さんにボコボコにされた時に……その……なんか目覚めちゃったっぽい……///」


時雨「僕はそんな夕立を連れていざ夜這いをと思ってね。もちろん、帝督の護衛もついでにとね」


垣根「……よし、お前らの気持ちはよく分かった」


垣根「今日の寝床は入渠ドックだな」


バサァ!



時雨「あぁ…その翼を待ってたんだ…///」


夕立「めちゃくちゃにして欲しいっぽい////」


垣根「……」









垣根(……本当、切実にまともな部下が欲しいな。スクールの奴らとか特に……いや心理定規以外は無能ばっかだったな……)


垣根「まぁ良いか、ほら立て」


時雨「ふふ、気持ちよかったよ帝督……」大破


夕立「ぽ、ぽい~~……」大破


時雨「僕は気が済んだから夕立と一緒に入渠入りするよ。おやすみなさい」


垣根「おう、ついでにそのまま溺れ死んでこい」





がちゃん


垣根「……あんな馬鹿に悩んでてもしかたねぇな、とりあえず寝る前に明日の演習相手の資料でもある程度読んでおくか」


垣根「えーと、演習の成績はほとんど……無敗か」


垣根「新人潰しで有名、海軍の狂犬、深海棲艦の天敵、稀代の参謀……で、凡用性に長けた艦隊…か」


垣根「舐めてやがるな、こっちが勝ってプライドも全て粉々に潰そう」


垣根「だが俺が出ちまうと逆に怒られて……あいつらの立場が無いしな……」


垣根「……別にあいつらの事なんざ気にはしてねぇが、そんあると後味が悪いし、かといって負けるのも俺のプライドが許せねぇ」


垣根「……やったこと無いけど、アレやってみるか」

「んー! 今日も出撃したり遠征行かせたりで疲れたー」


「大淀、ちょっと僕の肩揉んでくれない?」


大淀「うぇ…、良いですよ」


「その態度やられると、僕も傷つくんだよね」


大淀「そういえば、上からの指示で新しくできた鎮守府の艦隊と演習するようにとお達しが来ていますが、確認しましたか?」


「確認するほどでもないだろ、ほとんどの演習に僕が介入していれば負けることなんて無いんだしさ」


大淀「まぁそうなんでしょうが……」


「編成は豪快に行こう、まず戦艦とか海外艦を重点的において火力重視! 小細工なしでもこの艦隊に新人が敵うわけない」


大淀「……陰湿ですね、もう少しマイルドに行けませんか?」


「物資も人員も不足がない僕だからこそ出来るこの艦隊に何かケチでもつける気か? 」


大淀「それで潜水艦隊の皆さんが毎日オリョール海に繰り返して行ってますが、これだけ物資があればすこしは休憩をとらせても良いでしょう」


「ダメダメ、今のポテンシャルを維持するにはもっとやってもらわないと困るんだよ」


大淀「……分かりました、では明日もよろしくお願いしますね」


「あぁ、毎日頑張らせてもらうよ」

【明朝】


「……もう朝か……」


「まだ6時……今日の演習は11時からだし、今日は早めに執務をやっておくか」




垣根「……ン、朝か……」


垣根「……まだ7時だし寝よ」




「艦隊を出撃と遠征両方行かせて、後は演習の編成だな」

「さてどうしようか」





垣根「……ンダよ、まだ9時じゃねーか。もう一回寝よ」


ドンドンドンドン!!!


『ちょっっと!! 垣根さんいつまで寝てるんですかドア開けてください!!』


『提督! 今日の演習は11時からですよ!? 何でまだ寝てるんですか!』


垣根「……zzz」



「では、旗艦をビスマルク、次に大和、武蔵、プリンツ・オイゲン、加賀、翔鶴で編成する。全員準備を整えて港に整列するように、以上」


ビスマルク「了解よアドミラル」


大和「相手には悪いですが、これも試練の一環として受け取ってもらえたら良いですね」


武蔵「ふん、武人にあるまじき行為だが……まぁ良いだろう」


プリンツ「ふぁいあー!」


加賀「提督、その顔洗ったほうが良いわよ汚いから」


翔鶴「あの加賀さん、今のその一言で提督が涙目になってるんですが……」


加賀「愉悦ね」



垣根「……もう11時か……」


垣根「よっしゃ、これでコンディションもバッチリだ!!」


垣根「もう一回寝よう!」


ドゴォォォォン!!


漣「さっさと起きろ!!」


大淀「もう演習が始まる時刻ですけど!?」




「……こないな」

加賀「きっとあなたの性格の悪さに気づいて吐き気を催してるのよ、私も吐くのを我慢してもう少し待ちましょう」

大和「あ、あの提督。地面に膝ついて泣かないでください」

漣「ちょっと何やってんですか!? 早く支度してくださいよ!!」


大淀「支度もですけど、編成はどうしますか!?」


垣根「あーあー、うるせぇな。編成は阿武隈を旗艦にして他は希望者同士のジャンケンで良いだろ」


漣「そうなると、変態の皆さんが頑張っちゃうと思うんですが……」


垣根「2番は漣お前で、他は順に龍驤、暁、潮、まだ正常な方の白露で行くぞ」


漣「了解です!」


大淀「……涼風さんは変態カテゴリなんですね」


垣根「元気過ぎるから置いていくだけだ、あいつも毒されたらぶん殴ってでも元に戻すわ」


漣「はいはい! それで垣根さんは昨日のやつでついてくるんですか? 言っておきますけど、演習なので邪魔だけはしないでくださいね!!」


垣根「そんな無神経なことはしねぇよ」


垣根(無神経……はな)


漣(……変に物分りが良いな)


【海上】


潮「す、すごい! 提督って翼が生えて空も飛べちゃうんですね!!」


白露「いやー! この提督マジいっちばーん!!」


垣根「ハハハ! もっと敬え下僕ども!!」


龍驤「………ツッコまへんで」


漣「慣れてください、アレが普通ですから」


龍驤「…あんたも苦労しとるんのやな。さっきも出撃の前に時雨とあの夕立、曙がなんや必死に提督に詰め寄ってたんからなぁ」


龍驤「…もっとも、全員入渠ドック行きにさせたんは驚きや。なんやの、あの兄ちゃん1人で深海棲艦とか滅せるんちゃう?」


漣「なんか分身はあの一体だけしか出せないらしいです」


龍驤「…分身っちゅう単語が出るっちゅうことは、本人鎮守府にいんのかい? もうなんか驚くんのも嫌になってくるわー」


漣「まぁ、垣根さんもそうですけど……今の不安要素は」


龍驤「……あの子やろ、初めて見たわ」


阿武隈「……」


漣「昨日垣根さんの分身相手に深夜遅くまで戦っていたらしいです……、本来ならすぐやられるはずなのに……」


龍驤「見た目は普通やけど、纏っとる空気が違うなぁ……まるで歴戦の艦娘っちゅう感じやわ」


阿武隈「……」


垣根「ほらよ! この俺の能力には制限なんてないんだぜ」


潮「わぁ、可愛いうさぎさん!」


白露「しかも動いてる!すっごーい!!」


阿武隈(…隙を見せたら殺そう)


垣根「あん? 何見てんだよ阿武隈」


阿武隈「ううん、なんでもないよ提督!」


阿武隈「それよりも、そのウサギすっごい可愛いね!」


垣根「……あぁ、そうだな」


「まだ来ない……」


ビスマルク「admiral、私少しお腹すいたのだけど」


プリンツ「そうそう! 演習相手も来ないしビスマルクお姉さまも暇を持て余しているんだけど!」


加賀「全部提督のせいなのよ、何とか釈明しなさい」


「いや、僕は関係ないんじゃないかな…」


武蔵「……zzz」


大和「潮風でベタベタ……」


翔鶴「向こうも何か事情があって遅れているかもしれないのですし、もう少し待ってみましょう」


「……翔鶴だけが僕の良心だよ」


垣根「もうそろそろで例の鎮守府か、おい漣ちょっと近くに来い」


漣「何ですか?」


垣根「俺を抱け」


漣「」


漣「な、なななななな何言ってんですか!?///」


垣根「は? 翼生やした提督なんていないだろうから誰かに相乗りしてないと不審に思われるだろう」


垣根「なに? お前もしかして変なこと考えてたりしてた?」


漣「そ、そんな事ないですよ!! だって、急に言われると……その、ちょっと恥ずかしいというか……」


垣根「馬鹿だな、普通に運んでるフリしてればいいんだから、そんな恥ずかしがんなよ気色悪い」


白露「漣ちゃん、もし嫌だったら私がやろうか?」


漣「いやでも……」


龍驤「ちょっとの間運ぶだけなんやから、そない恥ずかしがんなくてもいいんちゃうか? 何だったらウチがやってもいいで」


白露「お、まさか龍驤さんも!!」


龍驤「社交辞令やバァタレ」


続きは深夜に更新します

バイト頑張りますね


漣「……だったらやりますよ、ほら垣根さんこっち来てください」


垣根「おう、ゆっくり運べよ」


漣「……まぁ当たり前ですけど、私の背後で肩に掴まってるだけですね」


垣根「あぁ? お前俺がお姫様抱っこやあすなろ抱きで運ばれると思ってんのかよ! 気持ち悪!!」


漣「その言い草はないと思うんですけど!? 運ぶだけありがたがってください!!」


垣根「あーはいはい、漣ちゃん(吐き気)はえらいえらいー」


漣「……ふん!」


垣根「うおっと!? てめえ今の旋回はなんだ! あぶねぇだろうが!!」


漣「あらちゃんと掴まってたんですかーえらいえらいー」


垣根「この野郎、鎮守府に帰ったら集団リンチだからな覚悟しろよ」


漣「集団リンチって、実質垣根さん1人じゃないですか!!」



潮「漣ちゃんなんだか楽しそう」


白露「ふふ、提督さんってあんな顔もするんだね!」


暁「…仲良しって大人っぽいね」


龍驤「ククク、こりゃこの先の展開が楽しみやわ」


阿武隈(漣ちゃん、どうしてあんな奴にあんな笑顔を向けるのよ)


阿武隈(……まるで、私1人が勝手な不満タラタラみたいじゃない)


龍驤(さーて、この子もちゃんと見んとかないとなぁ、何かしでかす気やし)


ビスマルク「zzz」


プリンツ「お姉さまの寝顔……ジュルリ」


武蔵「…zzz」


大和「zzz…」


加賀「zzz…」


翔鶴「……提督、今日の演習は中止にしませんか? もうそろそろヒトフタサンマルですし……」


「…そうしようかな、僕も結構久々の新人いびりで気が高まってたのが下がったし、みんな寝てるしでもうやる気なんてないから。大淀に言って今日は中止に…」


翔鶴「ちょっと待ってください、向こうから艦隊が見えます!」


「おお! てことはようやくきたって事か!!」


「ったく、向こうの指揮官はクズだな!! こっちは待ちくたびれて4人も寝てるぞ!!」


「翔鶴、双眼鏡持ってたら貸して!」


翔鶴「はい、こちらに」


「向こうの指揮官の顔を拝んでやる……」


「えーと、あの見慣れた茶髪とムカつく美形、何だ垣根さんじゃないか」






「……は?」


誉望万化「何で垣根さんがこの世界にいるのおぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

加賀「ちょっとうるさい」


誉望「あ、すいません……」


誉望「ってそうじゃない! マズイマズイ!! あの垣根さんのことだ、会ったら絶対元の世界のように下克上されるんだ!」


誉望「しかも向こうは今回初の演習、そして僕は無敗の艦隊持ちの演習番長。無理やり負かされるかもしれない」


誉望「……ま、自分の鎮守府から離れたらあの垣根さんでも能力を発動できないだろうし、何とか水面下で事を済ませればいいか」


翔鶴「提督?何だか顔色が良くないですよ……」


誉望「ううん、何でもないよ翔鶴。とりあえず僕は少しばかりここを離れるから、向こうの指揮官と上手く取り合ってくれないか?」


翔鶴「え、でも……」


誉望「大丈夫すぐ戻るから!!」



翔鶴「ええと、提督行っちゃいました……」


加賀「あんなに慌てて、双眼鏡の向こうのかきねって人がそんなに恐ろしい人だったのかしら」


翔鶴「おそらく、顔見知りなのでしょう」


加賀「顔見知りで、いつも演習なら余裕な態度のアレが慌ててるのなら実力も高いのかしら。なら、こちらもシャキッとしましょう」


加賀「ほら、みんな起きて。相手がようやく来たわよ」


ビスマルク「……ン、まだ寝てたいけど、仕方ないわね」


プリンツ「お姉さま素敵です!」


武蔵「やっと来たか……」


大和「……遅すぎて目覚めが悪いです」


翔鶴「提督からは私が対応するようにと言われてますが……ちょっと緊張しちゃいますね」


加賀「分かりました、なら私がお話ししときますね。あと同時に遅れた落とし前をつけます」


武蔵「そうだな、新入りにはケジメをつけないとシメシがつかないからな。この武蔵もやらせてもらおう」


ビスマルク「いや、私が出た方が威圧感もあるわ。相手もドイツ艦である私を見れば萎縮するでしょうし」


翔鶴「では、先輩方にお願いしますね」

垣根「お、アレが他の鎮守府ってやつか。見た目はあんま俺んとこと変わらねぇな」


漣「ほとんどの鎮守府で施設は同じですからね、違うと言えばこっちの鎮守府の建物が未元物質になってるかでしょうし」


龍驤「あの建物全部あの能力で出来とんのかい……」


漣「えぇ、着任初日に暴れられて……」


潮「それって、垣根さんは大丈夫なんですか? その、維持とか」


垣根「未元物質に常識なんてねぇし、無限に出せるからな」


垣根「さて、こっちもそろそろ気を引き締めるとするか」


龍驤(遅刻したモンが言うセリフちゃうと思うけど……」

【港】

垣根「……あー、あんたらがここの鎮守府の演習艦隊っての?」


加賀「えぇ、ようこそ私たちの鎮守府へ。2時間遅れの到着なんてあまり聞かないけど」


垣根「褒めるなよ」


加賀「……褒めたつもりじゃないけど、とりあえず提督が戻ってくるまで少しお話でもしましょうか」


垣根「美人に言われたら少しどころかだいぶ話しちゃうかもな」




武蔵「……」


潮「あ、あの……何でしょうか?」


武蔵「…ふん、駆逐艦と軽巡と軽空母だけか……得るものはないな」


龍驤「何や? 演習番長の戦艦が偉そうやないの」


武蔵「私は毎日出撃しているさ、ただ演習の日はいつも豪勢に行くのがウチのやり方でね。提督の趣向だよ」


龍驤「根性の悪さが編成に出とるわ……」


漣「これはまずいところと演習しちゃったかもしれませんね……」


垣根「遅れた理由は? えーとなぁ……」


垣根「あーそこにいる潮が腹壊してずっとトイレに籠っていたからだわ」


潮「え!? いや、それは……」


翔鶴「そうだったんですか……」


加賀「それなら仕方ないわね」


ビスマルク「フン、確かに体調が損なった状態で演習されても迷惑なだけだしね」



潮「いやそれはちが……」


ポン


ビスマルク「いいのよ、私は『寝坊』して遅刻したとか言われたら怒るけど、体調が悪いのなら話は別、顔色も良くなったみたいだけど、あまり無理だけはしないでね?」


潮「え……あの…その……」


垣根「もう大丈夫だよな、う し お ?」


潮「……はい、お腹の痛み"も、治って大丈夫でず……」グス


垣根「そうかそれは良かった。これに免じて許してくれないか?」


加賀「仕方がありません、許します」


翔鶴「演習中は無理しちゃダメよ?」


潮「……グス……はい、潮……がばんじまぜん……」


加賀「ふふ、そんなに泣かなくても大丈夫よ」


翔鶴「演習は手を抜きませんが、せめてあまり痛みのないように努力しますね」




白露「ゲスいなぁ……」


暁「大人……責任転換するブラックな大人よ!!」



「お、お待たせしました~」

垣根「あぁ?ようやくここの提督が来たのかよ。おっせぇーぞ!」

垣根の艦娘s(お前が言うな…)

垣根「…って、何だお前?」

ペンギン「え、何がですか?」

垣根「いやよ、その覆面…ペンギンか?」

ペンギン「あぁハイっす!自分演習の時はこのスタイルなんッスよ!」

垣根「ふざけた野郎だな…」

加賀「本当に…」

ペンギン「ちょっと加賀、あまり僕のこと怒らせないでよ……今心臓ヤバいから」

加賀「どんだけ緊張してるのよ」



漣「ヤベェ…向こうの提督も一味違っておかしい件」

垣根「お?喧嘩売ってんのかテメェ」

漣「別に垣根さんのこと言ってませんよごめんなさい」


ビスマルク「アドミラルったら何やってるのかしら?」

武蔵「…顔を隠すにももう少しマシなものがあるだろうが」


誉望(と、とりあえず明石に頼んで開発失敗のペンギンのぬいぐるみで覆面作ったけど…)

垣根「ほら、早く演習やろうぜ。さっさと終わらせて間宮の飯食いてぇし」

誉望(思った通り、こういった変人には適当で助かる…」



『海上』

阿武隈「……」

暁「き、緊張するわね…」

漣「戦艦と空母と重巡…こっちは駆逐艦と軽巡だけですからね…」

白露「か、勝てるかなー!」

潮「わ、私たちでも勝てますよ! この提督が下さった装備を装備していれば!」

龍驤「…ウチ軽空母なんやけど」

阿武隈「……よし!水雷戦隊出撃!」

漣&潮&白露&暁「オーーー!!」

龍驤「なぁ!ウチは!?」

漣「もー冗談ですよ!冗談!龍驤さんは大事な戦力なんですから」

龍驤「せ、せやろな!ウチがこの艦隊の今んところのエースなんやし!」

白露(け、軽空母だったんだ…)

暁(あれ? 駆逐艦じゃ…)

潮(軽空母って小さいんですね…)

阿武隈(…どさくさに紛れてあいつを[ピーーー])

龍驤「ほな、行こうか!」




ビスマルク「あらあら、何だか向こうは向こうで士気が高いわね」

大和「初めての方はみんなそうですね」

武蔵「いつも泣いて帰る姿には心苦しいが、それで強くなってくれれば私としても嬉しい…」

プリンツ「ファイアー!」

加賀「あの提督が恐れるほどの人が指揮する艦隊と戦うのは高翌揚します」

翔鶴「…提督は港であの人と一緒にいるけど…大丈夫かしら」

武蔵「その時は仇を打って墓に首級を挙げるまでだ」

翔鶴「その時って死んでるんですか!?」

プリンツ「別にアドミラルさんがいなくても私は良いですけど」

ビスマルク「あら?私だったら後を追うけど」

大和(ドイツ艦の方達でここまで温度差あると逆に怖いなぁ…)

武蔵「さて、それでは行こう」


垣根「さっさと潰し合えー」

誉望(練度に差があるんだけどな…)

誉望(垣根さんの艦娘が弱くて助かった)



阿武隈「戦闘開始! 全艦散開!」

駆逐艦s「はい!」

龍驤「え!?っちょ!!」

龍驤「いきなりそれはないで!?」


ビスマルク「始まって早々に龍驤以外が四方八方に散開したのだけど……」

大和「えー……」

武蔵「時間稼ぎでもしたいのか奴らは」

翔鶴「と、とにかく制空権確保します!」



龍驤「ヤバっ! いきなりで出遅れたわ!」

龍驤「艦載機飛ばすで!」


加賀「今更遅いわよ」

翔鶴「制空権とりました!」


龍驤「あかん!制空権取られてもうた!」

龍驤「全員気いつけ!」



暁「ぴゃー!艦攻機がこっちに来たー!」

白露「練度の高い艦娘の攻撃にどうやって対処しろって言うのよ!」

潮「た、対空砲撃っても当たらないですかね…」

漣「いやいや機銃撃っても当たるわけもないですしおすし」

白露「きゃー!こっちに向かってくるー!」

暁「う、撃っちゃうんだから!」

漣「いや当たらないですか…」


┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド


艦攻機「ふぁ!?」


加賀「……は?」

翔鶴「ぜ、全機撃ち落とされた…んですか?」


垣根(弾は全て未元物質製のにすり替えておいた)

垣根(撃てば当たるし、砲身も分からないように自動的に敵の方を向くように変えておいた)

垣根(…勝ったな)

誉望「あ、あの加賀さんの艦攻機が…」





大和「え!ど、どうして駆逐艦1人に落とされてるんですか!?」

加賀「こちらが聞きたいです」

武蔵「こちらから見ていた限りでは普通に撃っていたように見えたが」

ビスマルク「まぁいいわ」

翔鶴「良くはないです…」

ビスマルク「と、とにかく今度は私たちの番ね」

武蔵「うむ、アレが何にしてもこちらの火力の前には成すすべもないだろう」

大和「散開してるので…まず旗艦に集中したほうがいいでしょうか」

ビスマルク「それなら私たちは他を狙うわ。大和と武蔵は旗艦を、私とプリンツが散開しているバラバラの駆逐艦を狙うから」

武蔵「了解した」

プリンツ「ファイアー!」


阿武隈「……来たわ」


大和「砲撃!」

武蔵「喰らえ」

ズドン

阿武隈「」ヒョイ



大和「回避されました」

武蔵「ッチ、まぁいい」



ビスマルク「ファイア!」

プリンツ「お姉さま素敵です!ファイアー!」


暁「きゃあ!」大破

白露「え、嘘ぉ!?」大破

漣「危ねぇ!!」回避

潮「あ、暁ちゃんと白露さんが…」

龍驤「早くも2人リタイアか!」

龍驤「…って、阿武隈どこ行くねん!?」




大和「!?」

武蔵「旗艦の軽巡が単艦で突撃してきただと!?」

ビスマルク「馬鹿かしら?軽巡が1人で特攻かけてくるなんて…」

プリンツ「なんか向こうの指揮系統狂ってませんか?」

ビスマルク「散開だの旗艦が単艦で突撃だの…初心者でも酷い有り様ね」

ビスマルク「終わらせてあげましょうか」

阿武隈「…」

武蔵「…ほぉ」

武蔵「みんな下がっていろ」

ビスマルク「あら、どうしたのよ急に」

武蔵「ヤツの顔つき、あれはただの馬鹿じゃないな」

武蔵「ヤツには私が出る。お前たちは他を頼んだ」

ビスマルク「いいわよお好きにしてちょうだい」




阿武隈「……」

武蔵「フン、迷わず私に向かってくるか。面白い」

阿武隈(…来る)

武蔵「撃つ!」

ズドン

阿武隈「ック!」中破

阿武隈「こっちだって!」

ズドン

武蔵「馬鹿め、戦艦がそのような砲撃に倒れるものか」

武蔵「…ってあれ?」

ズガァァァン!

武蔵「な、なんだと…」大破

阿武隈「まず1人…」

武蔵「あ、ありえない…ただの軽巡が1発で戦艦を大破などと…」

阿武隈「フン」



プリンツ「な、何ですかあの軽巡!? 一度も大破されたことのない武蔵さんを一撃で大破させるとか」

ビスマルク「ちょっと!あんな大口叩いておいてそれはないでしょ!?」



漣「うりゃー!撃て撃て!!」

潮「やぁーーー」


プリンツ「痛!?」中破

ビスマルク「こっちも!」

大和「駆逐艦の動きがバラけているせいで照準が付けにくいです!」


加賀「とにかく急いで体制を立て直さないと」

翔鶴「でも私たちが出ても撃ち落とされそうな…」

加賀「心配無用よ、私はただ指示を出すだけなんだから」

翔鶴「え?」

加賀「もうそろそろね」


漣「よっしゃー!なんか阿武隈さんが武蔵さん倒したおかげで向こうの動きが鈍くなってる! この際何で戦艦倒せたのかなんてどうでもいい!」

潮「と、とにかく攻めなきゃ!」

龍驤「サポートはウチに任せて特攻したれや(ヤケクソ)」

潮「撃ちます!」

グイン

潮「あれ?砲身が私の方に…」

ドン!

潮「きゃああああーー!!」大破

漣「え、潮!?」

龍驤「何や!?何が起こったんや!?」



加賀「…良くやったわ提督、次は軽巡にして頂戴」



垣根「…なに自分撃ってんだあのおっぱい?」

誉望「さ、さぁ? 何かお疲れのご様子では?」

垣根「いやよ、あいつがお腹壊して遅れたからそれかと思うわ」

誉望「そ、そうっスカ…」

誉望(良かった、どうやら僕の能力には気づいていないようだ…)

誉望(鎮守府内でのみ使える僕の念動力…まさかこれを使って相手の操作を故意的に操って全ての演習に勝ってきたなんて誰も思ってこなかった)

誉望(本来なら加賀さんと通信しながらしているんだけど、今は垣根さんがいるから一方的に情報を受け取ることしかできない…)

誉望(そもそも、垣根さんの横で能力使うこと自体怖いんだよな…ペンギンの覆面してるからなのか気づいてないっぽいけど)

垣根「あーあー何やってんだ阿武隈のやつは、砲身グルグルしないで撃つのか撃たないのかハッキリしろ」

誉望「疲れてるんすかね!」

垣根「ッチ、昨日しごきすぎたかな。もし負けてきたら罰を与えてやんねーとな」

誉望(この人艦娘にも容赦ないな…)




潮「うぅ…ここまでです…」大破

漣「まさか潮さんが自滅するなんて…」

漣「残った戦力は私と阿武隈さんだけか…」

龍驤「サラッとウチを戦力外通知する度胸だけは認めたる」

漣「いやー、大阪弁のツッコミって和みますね!」

龍驤「せやな!アッハッハー」

潮「わ、笑っていいのかなこれ…」

龍驤(陸にもどったらボコったる)

漣「さて、、どうしましょうか」

龍驤「もうここらで降参で良くない?結構健闘した方やで」

漣「そうしたいんですけど…その権利がある旗艦がまだ戦意ありますからね~」


阿武隈「クソ! 砲身が言うこと聞かない!!」

プリンツ「今だ!ファイアー!」

阿武隈「ッチ!」ヒョイ

大和「ちょこまかと動かないで下さい!」



阿武隈「これじゃダメ!」

阿武隈「一旦退いて……ッ!?」

阿武隈「こ、今度は舵が…動かない」


ビスマルク「逃がさないわよ」

プリンツ「これでチェックメイト!」

大和「もう包囲しました。あなたの負けです」

阿武隈「…はぁ、降参です」

ビスマルク「あら?諦めが早いわね…」

阿武隈「だけど」

ガチャ

阿武隈「1発だけ、撃たせてもらいます!」

大和「な!? あなた往生際が…」

阿武隈「あなた達には当てないわ」

プリンツ「ってどこ向けてるんですか、そっちは鎮守府の方…」

プリンツ「ってアドミラル達がいる方向……まさか!?」

加賀「!?」

翔鶴「ビスマルクさん!今すぐその子を止め」

ズドン


垣根「あ?なんかこっちに撃ってきたぞ…」

誉望「なんで!?」





誉望「で、でも、軽巡が撃った弾がここまで届くはずがないし安心…」


垣根「俺の能力で造った特製の弾だから絶対こっちに落ちるよなこれ」


誉望「か、垣根さんの能力って翼出すだけじゃ…」


垣根「あぁ?テメェ何で俺の未元物質のこと知ってんだ?」


誉望「あ、やべ」


垣根「おいお前、その覆面脱いで素顔晒せ」


誉望「いや、今はそれどころじゃないと思うんすけど!?」


垣根「うっせ、お前が俺のこと知っていることが気にくわねぇ。俺の知り合いとかだとしたら尚更許さねぇ!」


誉望「あぁぁぁぁ覆面はヤメテー!」


誉望「ってヤバい!? 砲弾がもう!!」


ズドーン!


誉望「アーーーーーーッ!!」



加賀「提督ゥゥゥゥゥゥゥーーーーー!!!」


阿武隈「やったー!!」


大和「あぁ!! 貴方の所の提督も巻き込まれたわよ!?」


阿武隈「アーッハッハッハー!私は最初からそれ狙いなのさザマァみろクソ!!」


プリンツ「し、深海棲艦よりも怖いんだけどこの子…」


ビスマルク「貴方よくもやってくれたわね!」


阿武隈「フン、仮でもあいつに仕返し出来たしもう満足したから沈めてもいいよ?」


ビスマルク「こいつ…!!」


翔鶴「そんな事よりも早く提督の安否の確認を!!」


ビスマルク「ッチ!それもそうね…」


ビスマルク「全艦演習を中断! 急いで鎮守府に帰還するわよ!」


ビスマルク「アドミラル…無事でいて!」


阿武隈「ウチの所は死なないと思うけど、ご愁傷様ですねー」


プリンツ「あまり煽らないで下さい!」


大和「全艦急いで港に戻ります! 」


龍驤「やってもうたか……いや、やるって分かっとったけど」

漣「なんかコレ初の死亡案件じゃないですか?」

潮「あ、相手の司令官を殺したらどうなるのかな?」

漣「そりゃ…連帯責任で軍法会議で等しく罰を受けて鎮守府は解体、阿武隈さんの死刑は確実、私たちは艦娘から普通の少女になって世の中のいろはも知らずに娼館で……ですかね」

潮「て…提督は?」

漣「それすら超越しそうな気がしますけどね」

潮「わ、私は嫌ですよ…」

漣「まぁいざとなったら他の鎮守府に整備士とかで雇ってもらおうかと思ってますけどね」

龍驤「あんたそこまで考えとんの?結構計算高いんやね」

龍驤「って言ってもどうせアレやろ?生きてるってオチやろ?」

漣「龍驤さん、それ以上はいけない」

龍驤「まぁどっちも生きていようが阿武隈の処罰は免れんやろな…」

漣「それよりも、あの人拘束されてるのになんか笑ってるんですけど…垣根さんに似た笑い方ですね…」

潮「こ、怖いです…」

阿武隈壊してスマン
艦これで何回も轟沈させてもうたからここではっちゃけて貰おうと思って暴れさせてみた



明石(誉望所属)「な、何事ですか!?」


夕張(誉望所属)「うわァ!港の一部が破壊されてる!!誰がこんなことしたのよ!」


明石「これって沖の方でやっている演習の流れ弾がここに着弾したってことですかね?」


夕張「誰が片付けると思ってるんだよー!それよりもこれやったやつ射程距離もルールも分かってない下手くそだよ!演習なんかすんなっての、まったく」


明石「あーあー、補修にいくらかかるかしら…」


垣根「いやマジヤベェな、この破壊痕とか直すのに時間は結構かかるだろ?」


明石「そうですね、まー妖精さんに頼めばすぐに終わると思いますけど…」


夕張「あの提督がこれに予算を割ってくれるか心配なのはそっちですけどね」


誉望「…いや、ちゃんと予算出すよ」


夕張「?そういえば貴方たちは誰ですか?」


明石「あ、さっき作った覆面!」


垣根「ほう、さっき作った被りもんだったのかソレ」


誉望「あ、いやその…」


夕張「なんだ提督でしたか!」


夕張「あれ?いつも付けてる輪っかはどうしたんですか?」

垣根「………」


誉望「……えと…さっきは砲撃から守ってくださりありがとうございます! このご恩はいつか返しますので!!、あとさっきの砲撃の方も気にしてないっス!!」


垣根「…おい『誉望』。お前もこの世界にきてたんだな……」


誉望「なんのことか分かりませんけど…」


垣根「…10数えるうちに覆面取らねーとこの鎮守府を壊滅させる」


誉望「いやー、なんでそうなるンスかねー!」


誉望「そ、そもそも垣根さんはなんで自分の鎮守府の外で能力使えるんスか!?」


垣根「お前が死んだ後に色々あったんだよ、ほらハイじゅーう!」


誉望「今垣根さんって言って能力のことも言ったのにこのくだり要りますか!?」


垣根「お前俺の手下だったんだから少しは察しろよ、暗部じゃそんな口頭から出たモン全てが正しいわけねーだろ。はいハチー!」


誉望「9は!?」


垣根「さっさと覆面脱がねぇとここにいるやつらマジで潰すぞ、ハイごー!」


誉望「いやだから飛ばさないで!?」


垣根「あと1な」


誉望「あぁぁぁぁぁぁぁもぉぉぉぉぉぉぉーーー!!」


誉望「………」


垣根「おう、第4位と遊ばせてた時以来の変な顔だな」


誉望「…その時に第4位に殺されて俺はこの世界にいるんスけど」


垣根「お前なんてまだ良い方だろ。俺なんて何回もその第4位に殺されてんだぞ。死んでねーし負けてねーけど」


誉望「自分が死んだ後に何があったんすかマジで!?」


垣根(いつも思ってたけどしつけぇなコイツ…)


誉望「ゴホン、とにかく……お久しぶりです垣根さん」


垣根「ご苦労さん」


誉望(ふふふ…これで僕の天下オワタ…)




明石「あのー提督…さん達?」


夕張「な、何だか殺されたとか物騒なこと言って再会しているところ悪いんですけど……」


誉望「どうしたんだ2人とも」


夕張「演習艦隊の艦娘…特にビスマルクさんと加賀さんが急いで戻ってきてるんですが」


誉望「そう言えば俺ら砲撃されたんだっけ…」


垣根「…なんで俺の所のやつらはチンタラしてんだ?」


誉望「垣根さんの事を知ってるからじゃ…」


ビスマルク「アドミラルー!」


誉望「おーい!僕は無事だよ!」


ビスマルク「…手振ってる、無事のようね」


加賀「よかった…どうやら怪我もなかったようね」


大和「いつもの超能力で回避されたんでしょうか」


翔鶴「とにかく無事で何よりです!」


プリンツ「武蔵さん、アドミラルは無事でしたよ!」


武蔵「すまないな、大破して肩を貸してもらうとは…それにしてもあの砲撃で傷もなく無事で良かった」





垣根「おーい!さっさと来いや!!」



漣「あ、垣根さんが手を振ってますよ」


暁「うーん…手振ったほうがいいの?」


白露「おーい!提督ー!」


龍驤「振んなや、こっちのアホタレがあっちに撃ったんやから少しは自粛せぇ」


白露「しゅん」


阿武隈「っチィ! まだ原型があったのか……」


龍驤「あんたも反省せぇや、人様巻き込んで怪我がなかっただけ幸いやったんやからな!」


阿武隈「でも、あいつが…」


龍驤「あんまゴチャゴチャ舐めた口聞いてっとシバくぞワレ、いくら先に着任しているヤツでもその態度ええ加減にせぇ!」


阿武隈「…ごめんなさい」


龍驤「…話は港に戻ってからやな」


漣(阿武隈さんがここまで凶暴化したのって垣根さんのせいなんだけどな…)


龍驤(あの提督…やり方に問題ありや。少し説教せなあかんな)


白露(今日の間宮さんのご飯なんだろうなー」








垣根「あいつら1人も慌てねぇんだけど……」


誉望「大破してるから遅いんじゃ…」


垣根「そうだとしても漣あたりが慌てても良くね?」


誉望「いや知らないっすよ…」

誉望「あ、もうすぐみんな戻って来るっす」

垣根「……」

垣根(これはチャンスだな…)

垣根「なぁ誉望、お前さっき念動力で俺んところのやつを邪魔してくれたよな。つーことは今までの演習も同じような手で勝ってきたってことか?」

誉望「あっと! そ、それは…」

垣根「いや別に良い、これぐらいやって他を出し抜かないとこの世界じゃ名声も手にはいらねぇだろうし、むしろ今後もやっていくべきだと俺は思う」

誉望「か、垣根さん!」

垣根「………んだけど、このイカサマを俺ん所にやったのを許容するわけじゃねぇ」

誉望「え?」

垣根「俺は帰ったら…いや今すぐにでも会ったこともない上官とやらと他の鎮守府に電報を送る」

垣根「内容は全て同じ、"誉望の所でイカサマが行われている"ってな」

誉望「!?」

垣根「もしそうなったらどうなるんだろうな~、暗部だった頃なら少しでも不祥事が出れば上から消される。俺にやったんだからその後はお前でも分かってんだろ?」

誉望「か、垣根さんそれだけは!! せっかく築いた演習無敗のキャリアが無くなったら僕の鎮守府はブラック扱いで誰も支援しなくなる!それだけは勘弁してください!!」








誉望「何でもしますから!!」











垣根「ん?今何でもするって言ったよな?」








誉望「あ……そうですけど…」


垣根「男に二言はねえからな、何でもって言ったのはお前だからな」


誉望「いや!無理なこと言わないでくださいよ!」


垣根「心配すんな、そこまでは言わねぇよ」


垣根「いいか、お前はこれから起きること全てに対して俺に賛同しろ」


誉望「え?」


垣根「何でも俺に『ハイ』や『良いよ』で答えれば良いんだよ。そうすればお前のことは誰にも言わないでやる」


誉望「マジっすか!? 」


誉望「それだったら何でも良いですよ!そんな簡単なことなら!」


垣根(…切羽詰まってんのか少しも疑わない)


誉望(いやー、垣根さんの事だから無理言ってくると思ってたけど、これなら大丈夫かな…)

明石「あ、提督! 妖精さんから修復用の資材のリストとそのおおよその予算を貰ってきましたよ」



誉望「あ、あぁご苦労…」



夕張「修理の費用なんだけど、誰が攻撃したかによって所属している司令官に請求できるんだけど…」



垣根「…何見てんだよ」



夕張「いや……もしかして貴方の所の艦娘が誤射したんじゃなかなって」



垣根「あぁ、俺んところの馬鹿が間違えて撃ったんだ。すまねぇ」



夕張(あれ? さっき初めて会った時の言動だと認めないと思ってたけどあっさりと…)



垣根「んで、誉望殿に頼んだんだ」




誉望「殿!?」




夕張「頼んだ?」


垣根「いやこの失態を多めに見てくれと頼んだら、誉望殿が快く許してくれたんだ。さらに俺に対する請求も無しにしてもらった」


明石「えー!?あのケチな提督が!?」


夕張「本当なんですか提督?」


誉望「え、いや僕はそんなこと…」


垣根「言っただろ?」


垣根『俺に『ハイ』や『良いよ』で答えろ』


誉望「あ」



誉望「は、ハイ……」


垣根「ほらな!」


夕張「うーん、提督が言うのなら確かなんでしょうね…」


明石「ならこちらの予算で出しますか…」


垣根「旧友の頼みに応えてくれるなんてさすがは誉望殿だ。よ!名手腕!」


誉望「ははは…そ、そうッスね…」


誉望(クソ!!これが目的だったのかー!)



ビスマルク「アドミラルー!!」


誉望「うわ!? ビスマスクか!!」


ビスマスク「無事で良かったわ!」


誉望「あぁ心配してくれてありがとう…」


加賀「無事ですか提督」


誉望「あぁ加賀さん…心配してくれたんだ…」


加賀「べ、別にそう言うわけではないです…」


翔鶴「良かった……」


大和「怪我もないですね」


武蔵「安心したぞ」


プリンツ「あんな顔のお姉さま初めて見ました」


誉望「あぁみんなありがとう…嬉しいよ」







垣根「…なんだ、俺のところにまともなのがいない分すげぇ良いなあいつ」


垣根「さーて俺んところは…」

すいません、もう少し頑張ります



漣「あ、垣根さんの原型はしっかりありますね」

潮「服も綺麗ですね」

暁「何となく知ってたわ……疲れた」

白露「提督元気そうで良かったよ」

阿武隈「ッチ、分身を消すほどの火力じゃなかったのね……」

龍驤「アレを殺せるんやったら核でも積んだらええんやないの。積む前に沈んでると思うけどな」

阿武隈「! それはいいかも…」

龍驤「ホンマにすんなや」

漣「にしても大丈夫そうですし…あんまりあの場に戻りたくないのでもうちょっとゆっくりと行きますか…」

潮「う、うん。そうだね…」



垣根(あいつらさらにスピード落としやがった)

再開

加賀「さて、彼らが戻ってくる前に少しお話をしましょうか」

翔鶴「えぇ」

垣根「ん?なんか話すことあったか?」

加賀「白々しい、貴方の所にいる艦娘が演習如きで血迷い私達の上官に向かって砲撃を行なったでしょう」

垣根「あぁそんな事か、俺たちは無事だったし誉望提督も特別に許してくれるって話はもうついている」

加賀「それは本当ですか提督?」

誉望「…あ、あぁ。誤射と言う事でチャラに…うん大丈夫」

加賀「…その顔、あの男に何か脅迫でもされたんですか?」

翔鶴「きょ、脅迫!?」

垣根「オイオイ、俺は別に何も言ってないぞ」

加賀「いいえ、提督がこんなにビクつく時は誰かに脅迫されている時です。あとは私の言葉攻めで鬱ぎ込む時だけです」

ビスマルク「加賀の言葉攻めは誰もがビクつくと思うけど」

プリンツ「アドミラルのメンタルは豆腐ですからね」

垣根「で?俺が誉望提督を脅迫する理由とかはあるのか?俺と誉望提督は初対面だったと思うけど」

翔鶴「ですが、あなたを見た時から提督の様子はおかしかった。初対面だったらわざわざ覆面を被らないですよ」

加賀「おそらく過去の何かを脅迫材料にしたのでしょう、そうじゃなきゃこの提督が血相変えて怒らないわけがない」

大和「今明石さんと夕張さんから話を聞きました。どうやら提督がここの修復費を込みで許したらしいですね、一体どうすれば提督がここまで気前が良くなるのか不思議です」

武蔵「この提督が気前良くなる時は難関海域を突破した後くらいだ、今はそうだとは思えん」

加賀「たとえ提督が本当に広い心を持っていて許したとしても、貴方の所にいる阿武隈さんの凶行は私たちも見ています。なんだったら私単独で上に直訴してもいいんですよ」


翔鶴「でしたら私たちも証人としてついて行きます」

ビスマルク「あぁ、所属艦の不祥事は上司が何とかしないといけないわね」

垣根「ほぉ、そいつは脅しか?」

加賀「当然の処置です、何か意見がありますか?」

誉望「おい加賀、あまりこの人にたてつかない方が」

垣根「なるほどなるほど、確かにお前達の言う通りだ。これじゃ反論のしようがねぇな」

垣根「確かにあの馬鹿がここに撃った事実は消えねぇし、その責任を組織のリーダーが負うのも当たり前、なんも罰を与えなきゃそっちの面子は丸つぶれだからな」

加賀「いえ、こちらの提督に最初から面子なんてないです」

誉望「グサグサ刺さる」

プリンツ(ダサいなぁ…)

垣根「なら、交換条件でいかねぇか?」

加賀「は?」

垣根「こっちの問題児、あの阿武隈の身柄をそっちに渡す。こっちはそれであいつと関わりを持たないことにするから、あとは好き勝手やってくれ」

翔鶴「…え?」

武蔵「なんだその提案は…」

垣根「だってそうだろ?」

垣根「今さっきここにいる誉望提督に今回の件は大目に見てもらうことにしてもらったんだ、それに納得しないんだったらこっちとしてはこうするしか無いだろ」

加賀「だからといって艦娘の身柄を渡せば済むと?先ほどの発言と矛盾しているのでは無いですか?」

ビスマルク「リーダーが責任を負うって自分から言ってたわね」

垣根「だから交換条件だって言ったろ?」

垣根「俺が阿武隈を差し出す代わりに出す交換条件は一つだけ」

垣根「毎回演習で勝っちゃうお前らの秘密、こいつを噂として流すって言えばわかるか?」

加賀「…」

ビスマルク「……」

武蔵「…」

翔鶴「秘密って…?」

プリンツ「演習で勝つのになんか秘策でもあったの?」

大和「なにかあるんですか?」

明石「…うーん」

夕張「な、なんだろう秘密って」

誉望「か、垣根さん、…」

垣根(やっぱりな)


垣根(姑息な手段で勝ってるからって、仲間全員に超能力を公にしているわけがないか)

加賀「秘密って何かあるんですか?言ってみてください」

垣根「言ったら秘密にならないだろう、お前らの中にも知らない奴らもいるみたいだし」

加賀「へーそんな秘密があるんですね、言わなきゃ信憑性もないですし交換にもなりません」

ビスマルク「加賀の言う通りよ、証拠とか色々と用意してもらわないとね」

垣根「確かになんの証拠も無ぇが、お前らに負けた連中はこの噂をどう思うか」

垣根「中には日和った考えの野郎もいるだろうが、プライド高い海軍の士官がこの噂を聞いたらどう行動するか」

垣根「俺はそんな連中を何人も見てきてるし、末路も見てきてる」

垣根「ここがズタボロになるのもすぐ先の未来かもしれねぇな」

翔鶴「え…」

武蔵「…ッチ」

誉望「あ、あの垣根さん…もうそれはさっき…」

加賀「…やっぱりこの人に何か言ったのね」

垣根「なんのことかさっぱりだが、とにかく俺としては阿武隈を差し出す代わりにこれを交換条件に入れさせてもらう」

垣根「誉望提督もそれでいいだろう?」

誉望「えーと…」

垣根「…おい」

誉望「…はい」

加賀「は、結局はそういうことね、証拠も無しにそんなタチの悪い噂を流すしか無いってことね」

加賀「呆れた、容姿端麗で敏腕と聞いていたけどまさかそんな小狡いことをするなんてね」

垣根「オイオイ、小狡いなんて人のこと言えねぇだろ」

垣根「つーかインカムの跡ついてんぞ?」

加賀「…っ!」

翔鶴「いんかむ?」

プリンツ「そういえばいつも着けていますけど…」

武蔵「…提督との通信手段だ、普通の事だろ」

ビスマルク「そうそう、普通のことよ」

垣根「ま、それだけじゃ証拠にならねぇし俺は何も言わねぇよ」

加賀「…あの艦娘同様、本当に教育がなっていない方ですね」

垣根「勝手に恨んでろ三下、これ以上突っかかってこなけりゃ俺はお前らのやり方には口を出さない、これからもせいぜい楽しみながら演習に励みな」

加賀「……ッチ」

漣「ただいま…ってなんですこの空気?」

潮「なんか怖い…」

白露「はーい!白露がさんばーん!」

龍驤「アホ、少し黙ってや!」

暁「元気あるわね…」

阿武隈「……」

垣根「おう、ようやく戻ってきたな」

漣「ちょっと垣根さん、これってどうなってるんですか?」

垣根「あぁ、今ちょうど阿武隈の件で話をつけたところだ」

龍驤「…で、どうなったんや?」

潮「やっぱり処罰されちゃうんですか…」

垣根「なんか納得したみてぇだから安心しろ」

垣根「もっとも、俺から罰を与えるけどな」

阿武隈「…」

垣根「おい阿武隈テメェ、面倒かけてくれたな」

垣根「帰ったら覚悟しておけよ」

阿武隈「…うん、分かってる」

龍驤「阿武隈…」

阿武隈「帰ったら思いっきり暴れてあげる!!」

龍驤「アホか!反省せぇや!」

漣「やべぇよ…やべぇよ…」

暁「もうだめよこれ…」

誉望「垣根さん…本日は演習お疲れっした!」

垣根「おう、今日は初演習で勉強になったわ」

垣根「お前みたいな方法でもバレなきゃいいんだって分かったんだからな」

誉望「だからそれは言わないで下さい!!」

翔鶴「…提督、後でお話があります」

プリンツ「私も気になります!」

大和「提督もそうですが…他にも知っている人がいそうなので聞きたいですね」

誉望「えーと…」

武蔵「むぅ、これは少し厳しくなりそうだ…」

ビスマルク「どうするのよこれ…」

加賀「…」

垣根「ん?なんかまだ言いたいことがあるのか?」

加賀「…その姿滑稽ね」

漣「あー、私の肩に掴まって背負われるコレですかー」

垣根「うるせぇ、大体他のところはどうやってきてんだよね」

加賀「普通の小船で来るけど…知らないのかしら?」

漣「ですよねー」

垣根「うっせ、俺に常識は通用しねぇ」

加賀「…本当にウザいわね」

垣根「俺もお前嫌いだから安心しろ」

加賀「なら私も知らない秘密については誰にも言わないように」

垣根「ハッ!テメェの態度次第だけどな!!」

加賀「死ね」

垣根「いつかぶっ潰す」

誉望「うぅ…胃が痛い…!」

龍驤「なんやのホンマ…」

垣根「よーっし、ようやく帰ってこれたな」

漣「やっと帰投出来ましたね…」

龍驤「…途中で深海棲艦倒すゆうて予定よりも1時間遅れたけどなぁ」

白露「なんか疲れた~早く入渠したい~」

暁「色々ありすぎてもう…」

潮「うぅ…今日はもう最悪です…」

阿武隈「…」

垣根「さてと…おい阿武隈」

阿武隈「…何よ」

垣根「テメェはこれから罰を受けるが、それを甘んじて受けろ」

垣根「この俺に無駄な手間をかけさせたんだから、それ相応の罰を執務室で受けてもらう」

垣根「艤装も外して、無抵抗で受けろ」

阿武隈「…分かったわ、甘んじて受けてあげる」

漣「あわわわ…」

暁「こ、怖い…!」

龍驤「ちょ!きみ、確かにこの子もやりすぎと思うけどそこまで厳しく…」

垣根「おい白露、このカード全部渡すから入渠前に執務室にいる俺に渡してこい」

白露「はーい!」

垣根(´・ω・`).;:…

垣根(´・ω...:.;::..

垣根(´・;::: .:.;: サラサラ..

龍驤「うぉい!ちゃんと聞いてから消えろや!!」

白露「すごーい!」

潮「て、提督が消滅した!?」

漣「そういう生き物だと割り切ってください」

潮「うぅ…何だかおかしなことばっかです…」

漣「もうどうしますか…私的には入渠入りたいんですけど」

潮「で、でも阿武隈さんの身が危ないと思うんですけど…ってアレ?」

漣「どうしたん潮?」

潮「その、阿武隈さんの姿がもうここになくて…」

龍驤「…あーもー、なんやどっと疲れたしアホらしくなってきた」

龍驤「罰なら死ぬことないやろ?それにあの子強いんやったらもうそれでえぇや」

龍驤「うちさっさと風呂入るわ」

暁「ついに龍驤さんまで折れた…」

白露「なら私も艤装外してすぐ執務室に行こーっと!!」

潮「え、えーと…」

漣「…入渠するか」

【執務室】

阿武隈「……」

阿武隈「…えーと」

垣根「おう、ようやく来たようだな。んじゃまずは罰を」

阿武隈「ちょっと待って、これは一体何?」

垣根「あぁ?これってなんだよ?」

阿武隈「いや、この部屋よ!」

阿武隈「どうして床にジグソーパズルがいくつも置いてあるのよ!!」

阿武隈「しかもなんかデカイし!」

村雨「えへへ」

曙「提督が執務全部終わらせて暇だというので」

涼風「あたいが倉庫からジグソーパズルを見つけたからみんなでやっていたんでい!」

夕立「ここっぽい?」

時雨「そこに嵌めて…うーんこれはどこだろう?」

垣根「そいつはまだだ、確か次はこのピースだ」

時雨「ありがとう帝督」

阿武隈「あたしたちが演習行って疲れているってのに…!」

阿武隈「マジ許さない!」

ドシドシ!!

垣根「おい、阿武隈テメェ…!」バサァ

曙「て、天使!?」

ドン

阿武隈「…!!」

時雨「器用にもジグソーパズルを崩さずに飛んでからの」

夕立「か、壁ドン!?」

垣根「あんまり騒ぐんじゃねぇぞ(床に放置したジグソーパズルがバラバラになるから)」

垣根「…俺はテメェに罰を与えられる立場なんだ…」

垣根「少し、大人しくしろ」

阿武隈「………」

阿武隈(…クソ、本当にこの人わけわかんない…!)

阿武隈(いつも偉そうにして、私たちのことこき使うくせに…)

阿武隈(でも…)

阿武隈(何でそんなにカッコいい顔でそんなセリフが言えるの…)

阿武隈(ずるいわよ…)


阿武隈「…ごめんなさい」

垣根「分かればいい、ほらお前の罰だ」

阿武隈「ん?何この白い箱?」

垣根「俺お手製のミルクパズルだ」

阿武隈「は?」

垣根「全2000ピース、完成するまでお前は自分の部屋から出られない」

阿武隈「いや、ちょっと待って…!」

垣根「拒否権は無い、ほらさっさと部屋に行ってこい」

垣根「監視に俺の分身送っておくから」

垣根2「よぉ、さっさと行くぞ」

阿武隈「え、ちょっとマジなの!?これって真っ白で完成に何日もかかるって…!!」

垣根2「つべこべ言わずに来い、今日もみっちり指導してやるからよ」

垣根「忍耐力足りなそうだし、テメェにはうってつけの罰だ。完成したミルクパズル楽しみにしてるぞ」

阿武隈「嘘でしょ~~!?!」

ズルズルズルズル

ガチャン

曙「…行ってしまったわね」

夕立「ぽい?そういえば罰って何の話っぽい?」

垣根「あぁ、演習中に分身の俺に砲撃食らわせてきたんだよあいつ」

曙「は?」

夕立「あ"?」

時雨「ふふ…」

村雨「ヒェ!?」

涼風「な、何でいこの悪寒は…」

垣根「落ち着けお前ら…特に曙と夕立は真っ先に扉に向かうな」

曙「で、でも提督!あの人はあなたを!!」

垣根「だから罰を与えただろうが、あの最難易度のジグソーパズル完成するまでって」

夕立「で、でも…!」

垣根「良いから、お前らはお前らのやることをやれ」

垣根「やりかけのジグソーパズル完成させてからここから出ろ」

曙「提督…」

垣根「散らかってると俺がイライラしてお前らをぶちのめしたくなるから」

時雨「なら僕はそれを…」

夕立「私も~」

曙「あの翼で罰が受けられるのなら…悪い子になっても良いかも…」

村雨「早く完成させないとまた入渠ドックに入れられる!!」

涼風「てやんでい!あたいは流石に食らいたくないねぇ!」

垣根「この変態と普通の3:2はさすがに頭いてぇな」

白露「たっだいまー!」

白露「って何このパズル!?」

垣根「あんまり騒ぐな、崩したらしばくぞ」

白露「はーい!」

白露「って、そういえば偽物の提督から預かってるカード渡すね!」

垣根「あぁ、全部で確か10枚だったな」

白露「帰りの海域だったからいっぱい倒してたね、本当に尊敬しちゃうなー!」

垣根「お前らが雑魚なだけだ、さてと…」

垣根「新しい手下を増やすか」


【工廠】

垣根「さて、手の空いてる奴がお前だけってのも何だか微妙だが」

白露「演習行ってたみんなは入渠ドックに行ったり、残ってたみんなも必死でジグソーパズルやってたからね!」

垣根「人材不足もここまでいくと本当に最悪だな…」

垣根「そんじゃまずはこいつからいくか」

手に入れた艦娘

【睦月】
【如月】
【皐月】
【弥生】
【大潮】
【朧】
【陽炎】
【不知火】
【黒潮】
【雪風】

垣根「さてどの艦種が来るか…」

垣根「そろそろ戦艦とかこねぇかな」

白露「すごいね提督!」

垣根「何がだ?」

白露「このカード全部駆逐艦だよ!」

垣根「……」

垣根「…は?」


睦月「睦月型1番艦、睦月にゃし…」

垣根「ホラさっさとそこどけ、あとがつかえてんだ」

睦月「ふぇ!?」

睦月「ちょっと待ってよ提督!睦月の自己紹介ぐらいもう少し聞いてくれても!」

垣根「あぁ?」

睦月「…!」ビク

垣根「ほらどけ、あと静かにしてろ」

睦月「にゃしぃ…」

白露「今日の提督は機嫌悪いなー!」

睦月「よ、よろしくにゃし…」

白露「よろしくね睦月ちゃん!」

如月「睦月型2番艦 如月よ」

垣根「ほら早くそこどけ」

如月「…あら?」

如月「うふふ、せっかちな司令官さん」

如月「顔が良いだけに勿体無いわね」

ギュ

垣根「…は?」

睦月「にゃにゃ!! なんか如月ちゃんが出てきて早々に提督の腕に絡んでいった!」

如月「うふふ…ほーらあまり怒っちゃいやよ?」

白露「何か押し付けているよアレ///!」

如月「あら?睦月ちゃんに白露ちゃんもいるのねここ。ってことは他の子も」

垣根「お前ら、本当に黙れ」

如月「…!」ゾワ

垣根「俺は今むしゃくしゃしてるんだ、黙らねぇとマジで許さねぇぞ」

睦月「…!」

睦月(目がマジで据わっていたよこの人…超こわいにゃしぃ…!)

如月(睦月ちゃんの顔色が青ざめたから気の所為じゃない…この司令官さんは逆らったら危ない…!)

垣根「ホラさっさと離れろ」

如月「あ…」

垣根「次だ次」

白露「如月ちゃんよろしくねー!」

皐月「睦月型5番艦、皐月だよ!よろしくね提督!」

垣根(なんか涼風とおんなじタイプのやつが出たな)

垣根「…あぁ、よろしくな。あと後ろがつかえているから早くそこから出ろ」

皐月「はーい!」

皐月「アレ?睦月と如月じゃないか!久しぶりだね!!」

睦月「久しぶりにゃし!」

如月「えぇ、本当に久しぶりね」

弥生「睦月型3番艦、弥生です…よろしくお願いします…」

垣根「挨拶は後でいいからそこから早く出ろ」

弥生「あ、はい…」

弥生(なんかこの提督怖い…)

睦月「これって一気に睦月型が4人も集まったってことかにゃ」

白露「提督本人は戦艦欲しかったぽいけどね!」

垣根「黙れ、本当に黙れ…」

白露「はーい!」

皐月「なんか怒ってるのかい?」

如月「えぇ…事情は分からないけど」

皐月「ならボクに任せて!」

大潮「朝潮型2番艦、大潮です!」

垣根(おぉ…弥生ってやつとのギャップが激しい)

大潮「指揮官さんですね!よろしくです!」

垣根「あぁ、挨拶は後でいいからさっさと…」

皐月「隙あり!」脇ッサ!

垣根「うぉ!?」

皐月「それそれ~こちょこちょしちゃうぞー!」

白露「…」ッタ

如月「ちょっと皐月ったら…」

弥生「…白露さんが工廠ドックの外に出た…なんで…?」

睦月「な、なんか嫌な予感するんだけど…」


大潮「お!なんか面白そうです!大潮も参加です!」

大潮「こちょこちょ~!」

垣根「……」

垣根「まずは皐月から聞こうか」

垣根「…おい皐月、何で今脇を擽ってきた?」

皐月「提督ってば不機嫌な顔しちゃダメだよ!ほら笑顔笑顔!!」

垣根「なるほど…確かに今の俺は不機嫌で笑顔も浮かべられない、そんな俺にお前は笑わせようと擽りをしてきたのか」

垣根「良い奴だな、本当に予想出来なくて良い奴だなテメェ」

皐月「えっへん!だからほら笑顔だって!」

垣根「あぁ!なんか笑えてきたわ!!」

皐月「アハハハ!」

大潮「みんなで笑うと楽しいです!」

垣根「そうだな、スッゲェ楽しいな!!」

「「「アハハハハハハハハーーー!!」」」

垣根「…ンなわけねぇだろ!!」

バサァ!

皐月「ぐはぁ!」

大潮「うきゃ!?」

睦月「2人とも!?」

如月「な、司令官さんの背中から白い翼が出てきて2人を工廠の壁まで飛ばした!?」

弥生「あわわわ…」


皐月「いてて…な、何なのこれ…」

垣根「おい皐月」

ガシ

皐月「ぐぁ…く、くる…し……」

垣根「テメェ…ここに来てまだ数分だから教えてやるが」

垣根「俺は今不機嫌だ、それこそ邪魔する奴全てをぶっ潰したいほどに今を憎んでる」

垣根「そしてお前は今俺の邪魔をした」

垣根「無駄な気遣いで時間を浪費させやがって…ちょうど良い、今日の演習の憂さをテメェで晴らしてやるよ」

皐月「……!!?」

大潮(今のうちに逃げよう…!)

垣根「加担した大潮もついでにボコす」

垣根「ほら着任早々の歓迎会だ…絶望しろコラ」


皐月「」チーン

大潮「」チーン

睦月「あわわわわ…」

如月「て、天使のような翼で皐月ちゃんと大潮ちゃんを大破させた…!」

弥生「アレ…人間じゃないですよ…!!」

垣根「あースッキリした」

垣根「さてと、次を出すか」

睦月「ちょ!提督さん今の翼は何なの!?」

垣根「あ"?血まみれになりながら説明されてぇのかテメェ?」

睦月「後でいいです!っとその前に皐月ちゃんと大潮さんを入渠ドックに連れて行ってもいいでしょうか!」

垣根「許可する、場所なら白露に…ってあいつは?」

ガラララ

白露「静かになったけどもう終わった?」

垣根「何ちゃっかり逃げてんだお前」

白露「いやいや、なんか本能的に逃げたほうがいいって思って」

垣根「まぁいい、とりあえず戻って来て何だがこいつと一緒に入渠ドックにあいつら連れて行くの手伝え」

白露「おっけー!」

白露「着いてきて睦月ちゃん!」

睦月「う、うん」

如月「の、ノリが軽い…!」

弥生「あれを見る限り…ここでは皐月たちのようになるのが当たり前のようだ…」

垣根「さて気を取り直して次だ次」

朧「綾波型駆逐艦7番艦、朧です」

朧「新人ですけど頑張ります」

垣根「おう、挨拶後にして次だ次」

朧「…分かりました」

陽炎「ンフフ…ついに私がここに出れたようね!」

陽炎「陽炎型1番艦、ネームシップの陽炎よ!!やっと会えたわね司令官さん!」

垣根「うぜぇ…」

陽炎「うぜぇ!?」

垣根「ほら早くどけ」

ガシ

陽炎「きゃ!」

垣根「ウザ絡みしたいなら後にしろ」

陽炎「何よ…冷たい人ね」

陽炎(でもカッコいいかも…)

如月「なんかもうね…」

不知火「陽炎型2番艦、不知火です」

不知火「あなたが司令ですか、これからもご指導のほどよろしくお…」

垣根「さっさとそこから出ろ」

不知火「ぬい…不知火に何か落ち度でも?」

垣根「ねーけど時間が勿体無いからさっさと出ろ」

不知火「ぬぅ…分かりました」

陽炎「ちょっと司令!いくら何でもそれはないんじゃないの?」

陽炎「不知火は私の妹なんだから、流石にその態度されると姉としてもムカっとくるわ!!」

垣根「さてと次はこいつか…」

陽炎「無視か!」

黒潮「陽炎型3番艦、黒潮や!よろしゅうなー」

垣根「うるせぇな…テメェもさっきのやつら同様にドック行きにされたいのか?」

陽炎「何よそれ、その言い方だとまるでここで同じように注意しただけでドックに送られた子がいるみたいじゃない!」

如月「あの、本当に2人ほど司令官さんに倒されてドックに送られました…」

不知火「え…?」

陽炎「はぁ!?」

陽炎「嘘でしょ?こんななよっとしてる奴に!?」

垣根「おう、喧嘩を売ってきたのはテメェだからな?痛い目見る覚悟はできてるだろうな?」

陽炎「ふん、冗談はよしてよ!艦娘に人間が勝てるわけ…」

垣根「こいつを見てもか?」

バサァ

陽炎「な、何よこの白い翼!?」

不知火「ぬぬぬぬぬい!?!?」

黒潮「あかん…きて早々に司令はんが得体の知れへん生き物になっとる…」

弥生「まずい…!逃げなきゃ…!」

如月「頭を低めないと…!」

陽炎「あわわわわ!!!」

垣根「おう、逆らったんだから躾とかしねぇとな」

垣根「いっぺん地獄見…」

チョイチョイ

垣根「あん?」

雪風「しれぇ!その翼は何ですか?」

垣根「…誰だテメェ?」

雪風「はい、陽炎型の雪風です!今さっきここに来ました!」

垣根「…そうかよ、なら少し離れてろ」

垣根「今からテメェの姉ちゃんぶっ潰すからよぉ」

雪風「喧嘩ですか?ダメですよ仲良くしなきゃ?」

垣根「あぁ?別に仲良くなんて…」

雪風「私はそんな司令官さんの方が良いです」

垣根「いやだから…」

雪風「しれぇは顔もカッコいいし翼も生えていてとっても素敵です!」

雪風「とってもかっこいいです!」

垣根「…はぁ、分かったよ」

垣根「陽炎」

陽炎「え…は、はい!」

垣根「今回は許してやるが、2度と俺に変に突っかかんなよ」

陽炎「りょ、了解です!」

如月「す、すごい…!」

弥生「…雪風は幸運艦だからか回避出来たのか」

失踪してすいません
ちょっと諸事情で色々と絡んでて…

まだHTML化してなかったのには驚きましたが、これから少しずつ書いていこうと思います

弥生「…にしても…なんで急に雪風が出て来たんだ?…黒潮さんが出て来てから司令官は触っていなかったはずなのに」

朧「私がやっておいたわ」

弥生「朧…!」

朧「今の翼見て少し唖然としたけど、その前に雪風を建造できて良かったわ」

朧「どうやら、あの翼の生えた司令官には逆らわない方が良いようだし…それに…」

弥生「それに…?」

垣根「ってアレ、そういえばなんで雪風って奴が居るんだここに?」

朧「司令官、私が勝手にカードから建造しました」

垣根「あぁ?テメェ何勝手に」

朧「失礼しました。ですがこれでようやく全てのカードの艦娘を着任させることができたのですから、司令官のご要望通り時間が短縮できたでしょう」

垣根「確かにそうだけど、だからって」

朧「それにもう夕刻です、司令官も激務に励んでいたでしょうし、そろそろお腹も空いてきているのではないでしょうか?」

垣根「…ッチ、わーったよ!」

垣根「ほら、お前ら全員着いてこい!これから間宮行くぞ」

如月「なんという誘導…」

弥生「す…すごいね朧」

朧「いえいえ、これは普通です」

朧「普通……ですから」

弥生「…!」ゾク

弥生(なんだこの笑顔、この朧は本当に…)

陽炎「た、助かった…の?」

黒潮「ほら陽炎、チャチャッと立ってぇな」

陽炎「腰が抜けて立てない~!」

陽炎「2人とも肩貸して~!」

不知火「ぬい、陽炎には困ったものです」

不知火「にしても、司令官のあの姿は一体…」

黒潮「なんや、この鎮守府は他のとはえらい毛色が違う気がするなぁ…」

雪風「夕食楽しみです!」


数時間後

【執務室】

垣根「今日もいろいろあったな」

コンコン

大淀「失礼します」

垣根「おう、どうした」

大淀「新しく着任した艦娘たちの部屋が決まりました、部屋割り表を書いたので目を通しておいてください」

垣根「後で適当に見ておく、と言うかそんなどうでも良いものわざわざこの時間に持って来るわけないだろお前、それ以外にも他になんかあるのか?」

大淀「はい、他の鎮守府の提督から明日この鎮守府に挨拶に来ると電報が来てます」

垣根「はぁ?なんだその奇妙なやつは?」

垣根「というよりもそれが普通なのか?」

大淀「着任した提督は近隣の鎮守府へ挨拶に行くのは通過儀礼ですが…中々挨拶に来ない提督に痺れを切らしたんじゃないでしょう?」

垣根「は?先に言えよそれを、使えねーな」

大淀「仕事とか早かったですし、もう行ったものかと思ってました」

垣根「あークソ、じゃあ明日の予定は少し変更するか」

垣根「そいつと挨拶終わった後に出撃、支配海域を支配しつつ頭数を増やす」

垣根「当分の間はこれで行くから、ちゃんと頭に入れておけよ」

大淀「了解しました。それでは今日はこれで」

垣根「あぁ、ご苦労さん」

垣根「…挨拶ね…」

垣根「この機会だし、誉望と同じくその提督って奴を脅迫できるものでも用意できたら良いが」

垣根(そういや誉望の所の連絡先もあったな…なんか問題起きたらあいつに全て負わせるか)

垣根「今日はもう寝よっと」


【垣根の部屋】

時雨「えへへ…」

夕立「ぽい~」

皐月「~~///」

垣根「なんでまた俺の布団に入ってるんだテメェら?」

垣根「つーか、皐月テメェはなんで全裸なんだよ」

皐月「いやね…司令官にボコボコにされた後に入渠ドックに入れられた時にさ…ボクさ…なんかちょっとゾクゾクしてきちゃってさ…聞いたら時雨も夕立も同じようにその気分が高揚したって言うから…ボクもそういうことなのかなって…//」

垣根(俺の未元物質にはなんか変な効果でもあるのか?なんでこんなガキまで変態に目覚めるんだよ)

垣根「…とりあえず今日も入渠ドックが寝床だな」

バサァ

時雨「あぁ?それを待っていたよ…!!」

夕立「ぽい~~?」

皐月「うふふ…なんてカッコいいんだ…///」


垣根(こうして今日も変態達(新入り1人)をボコして外に放り投げた)

垣根(結構きつめにしばいたが、なぜ時雨はいつも通り歩いて入渠ドックまで帰れるのか俺でも分からない)

垣根(…まともな奴が欲しい)


【綾波型の部屋】

漣「ぶぇーっくし!」

潮「きゃ!」

曙「どうしたの漣、クシャミなんかして」

漣「ずず…うぅ、なんか1番おかしな人に変人扱いの噂されたような気が…」

曙「噂?ただのくしゃみでしょ」

潮「そうだよ、ほらティッシュティッシュ」

漣「うーん本当にそうなのかなー?」

朧「Zzz…」


【垣根の部屋】

垣根「もう朝か…」

垣根「くぁ…早く寝たのに結構疲れが取れてないもんだな」

垣根「昨日寝まくった弊害だろうな」

垣根「着替えて食堂行くか」


漣「あ、おはようございます垣根さん」

垣根「おう、おはよう」

漣「今日は早起きなんですね」

垣根「あぁ、朝から用事があるからな」

垣根「何でも近隣の鎮守府からお客が来るって言うからよ、少しでも整理やら未元物質製の盗聴器やら用意しとかねぇと思ってな」

漣「今日お客さんが来るんですか!少し綺麗にしないと…」

漣「というか、もう昨日の件でも薄々気づいてましたが…弱み握って脅迫する気満々なんですね」

垣根「まぁな」


垣根「人間ってのは自分のテリトリーでベラベラ喋るわりに、他人のテリトリーに入ると寡黙になりがちだからな」

垣根「三下程、言いたくない事を口にしないように必死になる」

漣「はぁ…」

垣根「だからって口をずっと閉じていられる訳もないし、かと言って赤の他人とつきっきりというのも流石に疲れてくる」

垣根「だから用を足してる時なんかについ口を滑らせたり、身内だけの時にポロリと本音を打ち明けたがる」

垣根「俺はそれを聞いて、脅迫に必要な有力カードを揃えていく」

垣根「あとは簡単に脅迫すればいいだけだ」

漣「はぁ…というかそれわたしに喋ってもよかったんですか?」

垣根「お前は利口な方だと思ってるし、他の連中よりは信頼が出来るからな」

漣「……!! そ、そうですか…//」

垣根「何こんな言葉で照れてんだお前、キモ」

漣「嬉しがってる乙女のハートを即座に壊す辺り垣根さんらしいわー」

垣根「馬鹿か、こんな変態だらけの場所で最初からまともなのお前くらいだろ」

垣根「むしろガキばっかのここで誰を信頼すりゃいいんだ」

漣「そりゃそうですけど…」

漣「……ハァ」

漣(結構信頼されてるの嬉しいんだけどなー…)

垣根「ほらさっさと行くぞ」

漣「あ、ハイ」


朧「……」

>>448
何回pc叩いたことか…

睦月「それにしてもここすごいね」

睦月「昨日の夜部屋から出て行った皐月ちゃんがまさか大破して一夜中入渠ドックにるとか、驚きにゃ」

陽炎「あー確か同じようにボロボロの時雨に夕立と一緒に引っ張られてたわね、私夜トイレ行く時見たわ」

龍驤「何やまたそんなことしてたんか」

時雨「僕は如何なる時でも帝督と共にあるのさ」

夕立「激しい夜だったぽい~」

皐月「ボクもさ!」

暁「何だか濃ゆい人ね…」

曙「仕方ないわよ、あの天使の翼の前には誰もがああなるんだから」

村雨「いやそれは流石に無いから!」

曙「私という実例があるのに!?」

龍驤「あんたが異常なだけや…」

潮「あ、あれ?そういえば漣ちゃんと朧ちゃんがいない…」

曙「朧だったら私よりも早くに部屋を出たけど…そういえばまだ来てないわね」

白露「私が1番に来たからその後に朧ちゃんが来るの見てないよー!」


涼風「てやんでぃ!あたいが2番だよ!!」

大潮「私は3番です!」

如月「あなた昨日のアレからすぐに立ち直ったのね…」

大潮「正直痛かったし怖かったです」

大潮「でも、何故かあの後こう…胸にもやっとしたものがあるんです…!」

雪風「胸にもやっと!?何ですか何ですかソレ!雪風気になります!」

大潮「な、何なのでしょうか…私も気になるです!」

時雨「フフフ…また1人入門者が現れそうだね」

龍驤「やめんか!」

黒潮「にしても未元物質ってすごいんやね~」

不知火「えぇ、自分の複製を作って動かしているとか聞きましたし、もはや最強なのではとこの不知火も尊敬します」

黒潮「あーそういえば見てないけど軽巡の阿武隈さんがおったね、今も部屋に軟禁状態なん?」

時雨「うん、帝督の分身の指導の元ミルクパズルを不眠不休で頑張っているそうだよ」

潮「食事を持って行った時に見たあの鬼のような顔は今でも…」ゾク

黒潮「ホンマに悪魔みたいな司令官やね」

不知火「ぬい…私たちも注意しないといけませんね」

垣根「おはよう、噂通り悪魔のような俺が来たぞ」

黒潮「うぉ!?」

不知火「ぬ!?」

垣根「ほらなさっき言った通りだろ漣、三下ほど口が軽いって」

漣「いや、言った通りって…」

黒潮(なんか三下言われとるけど…)

不知火(ここは口を開けない方が吉ですね…)

雪風「司令官さんおはようございます!!」

垣根「うぉ!?声がうっせぇな!」

雪風「ダメでしたか?」

垣根「いやダメじゃねーけど、少し下げてくれ」

雪風「はい!」

垣根「ったく…っと間宮!俺の分と漣の分の食事もってこい!」

間宮「はーい!」

垣根「さてと」

ガタ

垣根「今日は忙しいぞ」

【廊下】

弥生「やぁ朧…こんなところで会うのは奇遇だね」

朧「おはよう弥生さん」

弥生「食堂にはもう行ってきたのかい…?」

朧「いえ、ちょっとこちらに用があったので…」

弥生「へぇ…ならいっしょに食堂に行かないか?私も今からなんだ…」

朧「いいですよ」

弥生「なら早く行こうか…」

弥生(私は食堂に行く前に朧を見かけた…」

弥生(見かけただけならよかったけど…その姿があまりにも不審だった為に少しの間尾行していた)

弥生(しかし、向こうも私の存在に気づいていたらしく…見るからに不自然な動作で来た道を戻ってきた)

弥生(私は成すすべなく今来た風に装うしかなかった…)

弥生(…朧…君は本当に朧なのか…?)

朧「……」


【船艇】

足柄「提督ってば本当に真面目よね」

足柄「中々挨拶に来ない近所の鎮守府にわざわざ自分から足向けるなんて…」

「当然よ、私は仕事を優先させるんだから」

羽黒「え、これって仕事なんですか?」

「そうよ羽黒さん、これでお近付きになれば少し困った時に助けてくれるかもしれない…というかお友達になってくれるかもしれない…!」

足柄「お友達って…相手は確か男性よね?」

「いえ…友達に性別なんて関係は無いわ…あのゴールド(クソリア充)とは違って私はもうぼっちじゃ無いんだから!」

羽黒「は、はぁ…それって前に話した提督の世界の話でしたっけ?」

「えぇ…あっちで死んだのは忌々しいけど、私はこの世界でリアルを満喫するのよ…!」

「私はぼっちじゃ無い!!」

足柄「とか言って、数々の鎮守府に挨拶してからずっと仕事の話しかされてないのよねー。今回も仕事友達になるだけじゃない」

羽黒「もっとプライベートを大切に…」

「うぅ…!」

漣「鎮守府内の整理完了しましたよ」

潮「こっちも大丈夫です!」

時雨「入渠ドックも入念に洗っておいたよ」

夕立「ぽい~!」

垣根「あぁサンキュー、そこまでしなくても入らせないから安心しとけよ」

龍驤「まぁまだ着任して4日目やからな…」

陽炎「それでこの数の艦娘って…やっぱり凄いのねあの人」

雪風「しれぇ!船が見えて来ました!」

垣根「分かった、すぐ港に行く」

垣根「お前ら全員、俺の面汚す真似はすんなよ」

「「「「「「「「「はい!!!」」」」」」」」」


【港】

垣根「まだ来ねぇな」

漣「船の周りに艦娘も見えませんし、ここまでの海路は至って安全みたいですね」

垣根「ハッ、強さの誇示しないだけマシな野郎かもしれぇねえが、あぁも余裕な態度だとこっちの事舐めてやがるのが分かる」

漣「そんなこと言わないでくださいよ、向こうもこっちの事弱小だって分かってるはずなんですし…」

垣根「そうだとしたら余計にいけすかねぇ」

垣根「早く脅迫できるもん手に入れてからさっさと帰らせる。どうせ大したやつじゃないだろうし良い駒にはなるだろうからな」

漣「流石に下衆すぎませんか?」

垣根「は?こんなのぬるいだろ?」

垣根「俺が本気出せばこの辺り一帯の鎮守府全て掌握できるぞ」

漣「うわこえー、知ってたけどこえぇよ…」

漣「それにしても私たちだけの出迎えというのも失礼っぽい気がします…」

垣根「あいつらは要所要所で待機してるからな。あいつらが自然体を振る舞えば向こうも警戒解けてベラベラと喋るだろうし、こっちとしてはなるべく変なものを目にさせたくねぇ」

漣「変なものというと…時雨さんとか夕立さんとかですか?」

垣根「あんな変態を目にさせたらそれこそ印象最悪だろうよ」

漣「えーと、確か変態の方々は全員入渠ドックに待機させていますね」

漣「まさか…」

垣根「未元物質製の鍵もかけたからまず開かねぇだろ」

漣「それって風呂場に監禁したって事ですか!?死んじゃいますよ!?」

垣根「死なねーだろ、前にサウナで同じ事したけど3時間は持った奴がいるぞ」

漣「艦娘でも女の子なのに、ガチで悪魔だこの人…!」

垣根「客が帰ったら解放するから良心の塊の間違いだろうが」

垣根「っともう来るぞ、いいかきっちり演じろよ」

弓箭猟虎「…」

足柄「どうしたの提督?急に顔を青くしちゃって…」

羽黒「船酔いですか?だったらこの紙袋を」

弓箭「…え、と…」

弓箭「わ、わたくしの目が確かなら港で立っているのは…ここの提督よね?」

羽黒「えぇ…制服を着崩してはいますがどうやらあの方がここの提督のようですね」

足柄「あら…双眼鏡でよく見ると結構イケてるわね~」

羽黒「本当だ…着任される前はモデルさんか何かでしょうか///」

弓箭「……」




弓箭(なんで垣根さんがここにいるの!?)


弓箭(おかしいでしょ!?だって第2位でしょあの人!?ここに来たってことはあっちで死んだって事なんだし、そう簡単にあの恐ろしい第2位が殺されたりしないでしょ!?)

弓箭(まさか…わたくしが死んだ後にあのプランが失敗したって事!?あの計画が…!?)

弓箭(なら垣根帝督を殺せるのは第1位だけ…、まさか本当に一方通行に勝負を仕掛けたとは思えませんが…戦って負けたとなればあの街のクソッタレに殺されるよりかは納得出来る…)

弓箭(というか………!!!まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずい!!!!)

弓箭(もし顔を合わせたらまた暗部の頃のように仕事とか任せられるかも!!)

弓箭(というか最悪、あの人の下についたら強制的に仕事させられて私のキャリアとプライベートが無くなるんじゃないのかしら!?)

弓箭(もうあのクソッタレで最悪な世界とはおさらばしたと思っていたのに…!クソ……!)

弓箭(……いいえ待って、それだったらこうしましょうか)

弓箭(最悪、向こうもわたくしも名前とか顔とか知らずに資料だけで知った存在、そして垣根さんは小物の顔とかは覚えないタチの人。だったら…!!)

弓箭(ボッチの実力を発揮させる時がきたようですね…)

弓箭「羽黒さん、足柄さん。少し頼みたいことがあるの!急いで!!」


羽黒「え、ちょっと提督さん!?」

足柄「急にどうしたっていうのよ!」

弓箭「ワケは後で話すから!今は急いで!!」


弓箭「羽黒さん、今すぐ服を脱いで!わたくしの服と貴女の服を交換するの!」

羽黒「ふえぇ!?」

足柄「ハァ?何言ってんのよ提督!」

弓箭「良いから脱いで!後でなんでもいうこと聞いてあげるから!」

羽黒「うぅ…なんだか分かりませんが…本当に聞いてくださいよ…」


弓箭「ありがとうございます!そしてついでに私の代わりに提督を演じてちょうだい!」

羽黒「えぇ!?無理ですよぉ…!」

弓箭「無理でも良いですから!! 早くしないとあの人にわたくしのキャリアが全部取られちゃうのよ!!」

羽黒「わ、分かりました…」

足柄「いや服変えるからそれは気付いていたけど」

足柄「全く、提督がここまで怯えるあの男は一体何なのよ…」

羽黒「足柄姉さん……私出来るかな」

足柄「大丈夫イケるわよ、私もフォローするからさ」

羽黒「ありがとう…!」

弓箭「服はオーケー、髪はカツラでなんとかして…顔はどうするか」

弓箭「いっその事木曽っぽい眼帯着けて包帯も巻いておくか」

弓箭「これで痛い小物の完成ね」

弓箭(これだけキャラがウザければ垣根さんは呆れて眼中に入れることもない…)

弓箭(完璧だわ)



【どっかの鎮守府】

木曽「ウッ!」

提督「木曽どうかしたか?」

木曽「今俺の心にヒビが…何故だ?」

木曾だこの野郎間違えるな

>>498
きその予測変換でやってしまいました!!
本当にすいません!!
訂正で木曾でお願いします!!

生きとったんかワレェ!!(歓喜)

>>500
生きてましたよ!!なんとか死なずにすみましたよ!!
本当に最悪の2年でしたよ
ありがとうございます!



羽黒「朝早くに出迎えご苦労、単刀直入に聞くが…君が我が鎮守府の近くの島に着任した新人か?」

垣根「あぁ、着任しました新人の垣根帝督…です。本日は遠いところから御足労ありがとうございます」

弓箭(本物の垣根帝督だった…危なかったわ…)


羽黒「というよりも、君自ら挨拶に来ないとはどういう事かと思うが」

垣根「申し訳ありません、ちょっと腹の調子が悪くてずっとトイレに篭っておりましたー」

羽黒「へ、へぇそうなんですか~」


垣根「……」

羽黒「じゃなくて…ごほん!こ、今後はくれぐれもこのような失礼なことがないように気を付けておけ!分かったな!」

垣根「あ、分かりましたわ…」ニコリ

漣(こりゃムカついてる顔だ…)

羽黒(何故か迫力があって…こ、怖い…!!)

垣根「そういえば先輩の名前を自分は知らなかったので、教えてもらっても良いでしょうか?」

羽黒「そうなのか…え、えーとだな…」

羽黒「…」ちら

弓箭(アドリブかまして!)

羽黒「…」コクン

羽黒「私の名前はゆみy」

足柄「あー!そういえば羽黒提督、今日は他にも用事があるんでしたよね!そうだとしたらこんなところで立って話すのはどうかと思うけど!」

羽黒「ふぇ!?う、うん。そうだな」

羽黒「ほら君、早く案内したまえ!」

垣根「…分かりました羽黒提督殿、さぁこちらに」

漣(青筋立ててヤベェよ…ヤベェよ…)

足柄(危なかったわ…)

弓箭(よし…良くやってくれましたわ足柄さん!)

弓箭(後は羽黒さんにさっき言った通り、手短な挨拶と諸連絡、今後の仕事の付き合いの話で終わりにさせ…)

弓箭(この困難をなんとか乗り越えるわ…!)


垣根(絶対にぶっ潰そう)

垣根(小型の発信機も付けたし、弱味とか握ったら即潰そう)

垣根(こいつら誉望の所以上に気に喰わねぇ)


【執務室】

羽黒「…諸連絡としてこちらとしては以上です。尚危険海域では無理な進軍などせず、私たちに頼って下されればいつでも助けになります」

垣根「そいつは心強いですね、でしたら俺たちも困った時は先輩のその言葉に甘えさせていただきます」

羽黒「是非そうしてください、それと誉望提督…ですか、連戦無敗の鎮守府で聞いたことはありますが…そうですか…八百長ですか…遠方にある鎮守府ですが、私たちに演習の話がきた際には気を付けましょう」

垣根「そうしてください」

羽黒「ではもうそろそろ…、もうすぐ次の場所に行かないといけないので」

羽黒(プレッシャーがすごいから帰りたい…)

垣根「そうですか、残念ですがそちらの次の予定に支障をきたすといけませんし今回はこれで…」


漣(会談は終わり、向こうの提督と情報交換も終わった…)

漣(垣根さんは外面の笑顔を浮かべながら、拳を握りしめていた。どうやらあまり成果が出なかったのが悔しいようだ)

漣(まぁ話す内容とか情報もほとんどが自慢話しだったし、補給船の護衛任務を斡旋するとか圧倒的に上からでしたし、弱味どころかこっちに恩を売りまくってますし)

漣(ま、私としてはあの羽黒って提督さんには裏表が無さそうな気がするけど…)

弓箭(お、終わりましたわ…)

弓箭(いつもなら席に座って相手の出方を伺って交渉するわたくしが、羽黒さんの右隣で座ってただ会話を聞くだけなんていうのは少しモヤっとしますが…)

弓箭(相手は学園都市第2位の垣根帝督。わたくしの様な人間は喋れば喋るほどに、あの男の術中にハマって嫌な仕事とか回されるはずです)

弓箭(むしろ足柄さんではなく裏表が無い羽黒さんに任せたのは、わたくしの勘が冴えていたってことでしょうか)

弓箭(帰ったら良い子良い子しないといけませんわ…)

弓箭(それにしてもあの誉望さんもですか…今度からかいに行きましょう)


垣根(…クソ!この羽黒って奴何者だ!)

垣根(弱味どころかクソみてぇに綺麗事の塊すぎる!!)

垣根(仕事を回すとか困ったら相談しろとか…ここは会社か!?)

垣根(軍隊ってのはそうじゃねぇだろ!むしろあの土星頭の誉望の方がまだマシだぞ!仕事の奪い合いは当然で新人や下っ端にはクソッタレな仕事を回すのが普通じゃねぇのか!!?(偏見))

垣根(かと言って弱みとしちゃ緩いし、しかももう帰るときた…)

垣根(未元物質製の発信機は見つけるのは不可能だが、可動範囲がこの鎮守府のみだ。昨日の演習のように俺が近くに居ないと効力も発揮せずに消えるだけだ…)

垣根(なんとかしねぇと…)

ドゴォォォン……!!

垣根「あ?」

羽黒「きゃ!?な、なんですかこの爆音は!?」

弓箭「…!」バッ

垣根「……」

垣根「…へぇ、なるほど…そういう事か」

漣「外…いえ、どうやら寮からです!!」

漣「寮の方から煙が上がってます!」

垣根「…ッチ、誰だ急に何か爆発させた馬鹿は」

垣根「漣、お前は外出て何が起こっているか確認しろ。羽黒提督達は俺が(不服だが)護ってるから」

漣「了解しました!」

ガチャ

バタン

羽黒「な、何事ですか…?」

垣根「さぁ、どうやら問題が起きたってことですかね?」

足柄「ここは危ないんじゃないの?もし敵の攻撃だったら私たちは艤装を着けていないから丸裸も同然よ」

垣根「あぁ、そうだとしても俺がいる限り危険はねぇな」

羽黒「へ、あ…そ、そうだな!」

垣根「さてと…もうそろそろごっこ遊びは終わりにしようぜ。流石にもう飽きてきたわ」

羽黒「え?」

カツカツカツ

足柄「ちょっと!」

弓箭「え、な、何でしょうか…」

垣根「その眼帯と包帯取れよ」

弓箭「い、言ってる意味がわかりませんわね」

垣根「ならテメェのカツラ取っても良いんだぞ?もう変装はバレてんだよ」



垣根「弓箭猟虎、『スクール』狙撃手のテメェも誉望同様に死んでここにいるとはなぁ」

足柄「!!」

羽黒「!!」

弓箭(ば、バレましたの!?)


弓箭「……」

垣根「は、ダンマリか。だったらカツラ勝手に取るぞ」

弓箭「ま、待ってください!分かりましたから!自分で取りますから…」

垣根「おうさっさとそうしろ」

羽黒(あわわわわ!!)

足柄「顔馴染みみたいだしそりゃバレるわよね…」

弓箭「…その前にひとつ聞きますが、なぜわたくしだと分かったんですか?」

垣根「爆発音がしてすぐに仕込んでた銃を撃てるように構えただろお前」

垣根「武術とかの構えと素人目だと思うだろうが、あまりにも見慣れていたその動作ですぐに思い出したぜ」

垣根「俺の目を誤魔化せると本気で思ってんなら考え直しな」

弓箭(…流石は学園都市第2位ですね。わたくしも付き合いが長かったのですからこんな小細工しても無駄だとわかっていたはずでしたが…)

羽黒(頑張ったんだけどな…)

足柄(それにしてもこれが素の性格なのね…何かしつこそうな男ね…)


垣根「というか、誉望といいテメェといい、何で俺の前で正体を隠したがるんだか…

弓箭「…そ、それはですね。……」

垣根「おう、不満があるなら聞いても良いぞ」

バサァ

垣根「ただし、聞いた後の保証はしねぇけどな」

弓箭「…!未元物質…!!」

羽黒「ひゃぁ!?い、一体なんですかこの翼は!?」

足柄「これは一体なんなの!?」

弓箭「ちょ、垣根さん!ど、どうして能力を使おうとしてるんですか!?」

垣根「いや、俺のこと避けようとしてただろ。だからそれ相応の痛みをだな…」

弓箭(意外と傷ついていませんかこの人!?)

弓箭「ちょっと待ってください!わたくしはただ……そう!」

弓箭「この世界においてリアル充実生活を送りたかっただけです!」

垣根「言い訳はそれで十分か?」バサァ

弓箭「チクショウですわ!」

バン!

漣「垣根さん大変です!阿武隈さんが部屋を抜け出しました!!」

漣「って…何で翼出してるんですか!?」

垣根「は?何だよ急に」

弓箭(良い時に来てくれましたわ!)

弓箭(って阿武隈さん…阿武隈さんってあの阿武隈さんよね??)

漣「なんか色々あったようですけど、それは後にして!!」

漣「監禁されていた阿武隈さんがもう1人の垣根さんが動かなくなってたのを機に、その隙に部屋のドアを破壊したようです!」

漣「今垣根さんに鬱憤をぶつけるべく、この部屋に向かって来ています!」

垣根「はぁ?何言ってんだお前?」

垣根「そりゃアレか、俺が負けたって事かそりゃ?」

漣「そうなります!とにかく今他の子達がここに来られる前に止めようとしています!!」

垣根「…確かに、未元物質の反応がないな。マジで機能停止したのか俺の能力が…」

垣根「……分かった、そんじゃお前はここで残ってあいつらの護衛やってろ」

垣根「阿武隈は俺が止める」バサァ

弓箭「あわわわわ…!」

【廊下】

如月「みんな頑張って!」パン

涼風「急いで家具で壁作るんでい!」

陽炎「分かってるわよ!ほら不知火!!」

不知火「ぬい!」

ドォン!

睦月「ぴゃ!?」大破

如月「睦月ちゃん!?」

龍驤「おい衛生兵!はようこの子運んで!!」

白露「早く後退するのよ~!」

暁「はわわわわわわ…な、仲間同士で戦いなんて…」

龍驤「ッチ!もう少し頭数あれば何とか止められたんやけど!」

大潮「それにしても、どうしてさっきから艦砲当たっているのに動くのです!?」

曙「それはあの人の練度が高すぎるからよ…!って気を付けて!」

大潮「ひゃぁ!!」




龍驤「入渠ドックにいる変態達はまだこんのか!!」

潮「さっき朧ちゃんが呼びに行ってまだ来ていません!」

ドン

潮「ひゃぁ!」

阿武隈「提督どこよ!!さっさと姿見せなさい!!」

黒潮「何や、よく分からんけどどうやらここまで恨まれることをしてるんやな司令はんは…」

不知火「司令官が着任してまだ1週間たってないんですよここ……」


村雨「こうなったら…!」

タタ

陽炎「ちょっとあなた!」

龍驤「アホ!遮蔽物から身を出すなや!」

村雨「ふふん!阿武隈さんは昨日入渠ドックに行く前に絶対にキズだらけなはず!」

村雨「ならば至近距離の攻撃なら一発で倒れるはず!!そこを突くのよ!!」

龍驤「アホか!?何でか知らんけどあれは完全に傷が治っとるで!!見ただけでわかるやろ!」

村雨「…そーいえば少しお肌のツヤがいいような…」

ガチャ

阿武隈「…」ニコ

村雨「あ、すいません…道譲ります…ごめんなさい」

阿武隈「分かれば良いのよ、ほらどいて…いや私に付き従いなさい」

村雨「えーと、そうなると後々起こるであろう処罰の際に私まで巻き込まれない?」

阿武隈「良いから、一 緒 に 行 く わ よ 」ニコ

村雨「わ、わっかりましたー!」



龍驤「何寝返っとんねん!!アホかあいつ!!!」

如月「また面倒ごとが増えたわね…」

如月「そういえば…弥生ちゃんまたいないわね…」



龍驤「くそ!戦力増えてめんどい事になったで!」

垣根「ったく、廊下がめちゃくちゃじゃねーか」

垣根「直すの面倒なんだぞこれ」

如月「司令官さん!?」

陽炎「ちょっと危ないわよ!あ、待って!」

垣根「巻き込まれたくなけりゃ、近づくなよ」

バサァ

黒潮「白い翼…」

雪風「綺麗です!」

曙「て、天使よ…///」

さっきスレッド間違えて投稿してしまいました。
龍驤スレの主さん本当にごめんなさい…


阿武隈「やっと出て来たわね…!」

垣根「おい阿武隈、昨日といい今日といいテメェはどんだけ問題を起こせば気がすむんだ?」

阿武隈「あんな悪夢のようなジグソーパズルやらせる人間が言うセリフとは思えないわね」

垣根「おう別に聞きたくねぇが聞いとくぞ、どこまで終わったよ?」

阿武隈「まだ半分以下よ!」ガチャ


ドォン!!

垣根「やるじゃねぇか、アリャ普通にやれば何カ月もかかるものだってのに…!」

バサァ

ブン!

陽炎「翼で砲弾を弾いた!?」

不知火「ぬい…!」

黒潮「まぁ、壁がごっそりなくなったんやけどな」

垣根「さて、ここまで成長するのはスゲェが…お前俺の分身どうやって止めたんだ?」

阿武隈「止めた?あれが勝手に機能停止しただけよ?」

阿武隈「急に数字や記号をいくつも言ったかと思ったら、ガクッと頭垂れて動かなくなったのよ」

垣根「へぇ…バグでも起きたのか?」

阿武隈「さぁ?でも起きたことは事実だし、後は勝手に施錠されてたドアをぶち破って、廊下に置いてあったバケツも使って最高のコンディションであなたの前にいるだけよ」

垣根「勝てると思ってるのか?」

阿武隈「艦娘をなめないでちょうだい…!」

ドン!

垣根「能がねぇな…」

ブン

カキーン!

陽炎「砲弾を跳ね返した!!」

阿武隈「ッチ!」サッ

村雨「うん?」

村雨「きゃぁぁぁぁぁああ!!?!?」大破

垣根「賢いんだからそんなの効かねぇって学習してるだろテメェ」

阿武隈(さすがに距離置いては無理ね!)

阿武隈(ならば…!)

ドンドンドドン!!

垣根「連射しても意味ね…」

垣根「なるほどな」

阿武隈(至近距離で…翼の間から撃てば!)

垣根「目眩しで俺の未元物質の間をすり抜けて攻撃する気か」

垣根「けどよ」


垣根「俺の未元物質にそんな常識は通用しねぇ」

ブォン

阿武隈「がっ!!?」

龍驤(素早い動きで不自然に翼を動かし、そのまま近づいて来た阿武隈に腹パンか!!)

阿武隈「ぐ、お…おのれ…!」

垣根「ほらさっさと眠ってろ、後で罰を与えてやっからよ」

阿武隈「ぐ…くそ…」

阿武隈「」ガク


龍驤「何や、あっけなく終わったなぁ」

黒潮「ホンマ、ウチらが手こずった相手を一撃とか…高スペック過ぎるやろ」

龍驤「せやけど、基本的にあれが日常になりつつあるんやで…」

黒潮「慣れたくないなぁ…」

陽炎「というかあの阿武隈さんも強いわね…」

如月「っとその前に睦月ちゃんを早く入渠ドックに連れて行かないと!!」

白露「おーい村雨ー、大丈夫ー?」

村雨「まぁ意識はあるけど…」大破

大潮「顔面で食らったのに凄いです!」

村雨「関係無いのに巻き込まれたようで納得いかないんだけど…」大破

龍驤「寝返った奴がいうセリフやないやろ、おーい他のもこの2人連れて行くのに手かしてくれへんかー」

涼風「あたいが手伝うよ!」

不知火「私も」

陽炎「ここの片付けは私達がやるわ、司令官はお客さんの所に戻って」

垣根「言われなくてもそうする」

陽炎「って、執務室はそっちじゃないわよ!」

垣根「ちょっと確認してから行くから、お前らは明石とか大淀に事情話して壊れた備品の費用出しておけ」

陽炎「は、はぁ…」

暁「壺とか絵画とかバラバラ…」

潮「多分安物だと思うから気にしないほうがいいよ…」

黒潮「片付けるのめんどなぁ…」

黒潮「と言うか、朧と変態s遅いな~そこまでここと距離あったっけ?」


【阿武隈の部屋】

垣根「ドアが見事に壊されてるな」

垣根「中は…まぁ俺がいるか」

垣根「床にはミルクパズルが半分程完成したのが落ちてるな…やれば出来るじゃねーか」

垣根2「」

垣根「…妙だな、俺から動くように未元物質に命令しているのに、動く気配すらねぇとは」

垣根「仕方ねぇ…エイリアンネットワークの共有方法から、有線を使った未元物質の共有、こいつの記憶媒体に接続して機能が止まる前の情報を閲覧、今際の際に何が起こったのか確認するか」

垣根「…異変が起きる前は普通に阿武隈にジグソーパズルのヒントを教えているだけだが、急に意識が切れた…」

垣根「というよりも、未元物質に何者かが介入したような跡があるな…」

垣根「俺の中の人格の一つが全てを掌握した時のように…古いOSから新しいOSに変わるように、未元物質を根本から変えながら新しい何かに変えたのか…?」

垣根「だがこの分身には異常は見られない…内部の方の未元物質も変質はない。だが俺の命令は受け付けない」

垣根「…何かあるな、俺以上に未元物質について知識がある誰かが…」

垣根「考えられるのは…学園都市側の人間か…?」


垣根「誉望や弓箭以外にも未元物質について知ってて、かつ主導権を奪えるような奴……いるのかそんな奴が?」

垣根「…とにかくまだ未確定だ。焦っていたらダメだな」


垣根「とにかくこの俺は処分するか」

垣根2「」

垣根「吸収は危ねぇから、殺人光線で焼き殺すか」


垣根「あと阿武隈のジグソーパズルもう一回バラそっと」

垣根「ククク…それと4ピースほど俺が持っておけば永遠に完成しないな…」

垣根「絶望しろコラ!」

ここまでです
明日も頑張ります

「記録No1、タイトル『垣根帝督』」



「科学はカテゴリー的に破壊と創造のどちらかと言われると前者こそその性質に相応しい」



「一方通行と垣根帝督、学園都市内で第1位と第2位を分けるのはその性質故であり、一方通行が一方通行であり続ける限り垣根帝督は永遠にスペアとしての機能しかない」



「だが…環境が変わればどうなるか?」



「科学の総本山学園都市から、説明不能のオカルトが蔓延るこの世界での垣根帝督の能力の成長の経過はグリーン」



「人間は環境が変わればそれに順応するかしないかで生死が変わるが、垣根帝督はその逆」


「環境が気に入らなければ、その環境すら変えてしまえる超能力を有している。私はその能力の幅広い可能性に非常に興味がある」


「艦娘の砲撃にも無傷、そして非殺傷を尽くす。以前の彼ならあまり考えられない行動だが、環境を変えるという点で生かしていると私は考えている」



「以上の理由から、私は垣根帝督の観察を始める。なおこの音声は…」



バキ



「処分する…って壊れる前に言えばよかったな……はぁ、何といいますか…」



「……こんなの…………らしくねぇな」

【執務室】

垣根「俺のところの馬鹿が暴れてしまってすげぇ申し訳ないと思ってる」

弓箭「か、垣根さんの口からそんな言葉が出るなんて…」

垣根「誉望もそうだがお前ら俺を何だと思ってんだ?」

垣根「…ッチ、まぁ興が削がれたし、さっきのことは不問にしといてやるよ」

弓箭「あ、ありがとうございます!」

足柄「良かったわね提督」

羽黒「わ、私が変装した意味無くなっちゃいましたけどね…」

漣「いやいや、羽黒さんの提督の演技うまかったですよ!本当に提督かと勘違いしちゃいましたもん」

羽黒「あ、ありがとう…!」

垣根「まぁ俺も騙されたから、羽黒だっけか?お前の事も許してやる」

羽黒「は、はぁ…ありがとう…って言っていいんでしょうかこれ?」

垣根「ーーさて、こっからはビジネスの話をしようか」

弓箭「……!!」

羽黒「ビジネスって…さっき私としたじゃないですか!」

垣根「お前はただの仲介役だろうが、俺はテメェの上司でもある弓箭と交渉するだけだ」

垣根「もっと有意義で、お互いにとって助け合いになるであろう、最高のビジネスをな」



弓箭「こ、これ以上わたくしに何を要求する気なのですか…?」

垣根「まぁ聞いておけ」

垣根「俺が提案するのはさっきの護衛任務の斡旋の際に俺たちを最優先させてくれる事と、もし大本営との会談があった場合の仲介役はテメェが行う事」

弓箭「……」

垣根「以上だ」

弓箭「え、それだけ!?」

垣根「あぁ、これだけだ。なんか不満そうだな」

弓箭「いえいえいえいえ!てっきり垣根さんならもっと理不尽な要求をしてくるかと」

漣「あー分かる」

垣根「漣テメェ…まぁいい」

垣根「とにかくだ、斡旋と仲介役、この二つをこちらとしては見返りなく要求する」

足柄「こっちの要求は?」

垣根「あぁ?今見逃してるだけありがたく思えよ?この俺の前でハッタリかました後だぞテメェら、もし大本営にでもチクればそれこそ潰すからな」

羽黒「ひぇぇ…」

羽黒「何ですかこの人…って提督?」

弓箭「…分かりましたわ、その要求は呑みます」

足柄「な!本気なの提督!?」

弓箭「ただ、こっちとしてもひとつだけ聞きたいことがあります、いえ…絶対に聞いておきたいことです」

垣根「ほぉ…お前が俺に恐れずにそこまでして聞きたいことか?何だそれは」

弓箭「…さっきおっしゃっていた誉望のインチキについて詳細を詳しく」

垣根「良いぞ、というかそれでどっちも得をするから尚更良いぞ」

弓箭「えぇ、彼をおちょくるのはわたくしも楽しいですし」

垣根「お前もいい性根してるな」

弓箭「垣根さんこそ」

ククク……フフフ……

漣「…まぁ上司と部下の関係でしょうし、お二人が同類なのは確かっぽいですね」

羽黒「あんな怖い笑顔の提督初めて見ました…」

足柄「全く、何なのあの男は」

漣「すいません、昨日も他の鎮守府で言われてました」

足柄「あなたも苦労してるのね…」

漣「ははは、慣れですよ慣れ」


【港】

弓箭「それでは垣根さん、本日はありがとうございます」

垣根「あぁ、気をつけて帰れよ」


足柄「先輩に言うセリフでもないけど…まいっか」

足柄「いつもの堅苦しい奴よりかは断然マシかもね!」

羽黒「姉さん、それだといつも挨拶に行く人達がマシじゃないような言い方です…」

足柄「だってそうでしょ?」

足柄「ここだと話題が尽くこともなさそうだし、それに何だか見ていて面白そうじゃない?」

羽黒「か、艦娘が暴れてる時点でやばいところですよここ!」

垣根「そうだぞ、こんなところ俺でも嫌なんだからな」

足柄「本人が言うのそれ…」

垣根「そんじゃ誉望のところに行った際の報告とか忘れずに俺に教えろよー!」

弓箭「はーい!垣根さんもお元気でー!」

垣根「…ようやく帰ったな」

漣「あー疲れたー(;´Д`A」

漣「そんでこの後は…事後処理ですかーやだなー」

垣根「それもあるが…その前にお前にだけ言っておく」

漣「ん?」

垣根「実はこの鎮守府の中に、俺の未元物質の主導権を奪える奴がいる」

漣「…え、言ってる意味がちょっと分かりませんよ?」

垣根「そのまんまの意味だ、さっき阿武隈を監視していた分身が止まったのもそいつにやられたからだ」

漣「ちょっと待ってください…そうだとすると、垣根さんの事をよく知っていて、その未元物質を奪える実力がある人って事ですか!?」

垣根「そうだ、俺でもまだ不明なことが多いが…」

垣根「俺と同じ世界から来た奴がそうしたとしか思えないな」

漣「マジッスカ……」

垣根「何にしても用心しねぇといけねぇ、こんだけ広い鎮守府で隠れている何処かの誰かを見つけるのなんざ簡単だが、俺の未元物質を奪えるだけの人間がそう簡単に隠れているとは思えない」

垣根「漣、他の連中には適当な理由をつけて夜間の警戒を強化するように通達しろ」

垣根「俺もなるべく鎮守府から動かねぇことにするから」

漣「…でも垣根さんっていっつも分身を出撃させてますし、いたって問題はないのでは?」

垣根「馬鹿かテメェ、戦闘方面に意識を向けねぇってことだよ」

垣根「まずは内側の敵を潰す、俺としても警戒を強化するんだ」

漣「はぁ…まぁ垣根さんがそこまでする程なんですからよっぽど重要なことなんでしょうね」

漣「了解です、今夜から警備を強化していきます!」

垣根「おう、分かったか」

垣根「ならこれから事後処理よろしくな、俺は昼食摂ってくるから」バサァ

漣「ちょ!待ってくださいよ垣根さん!!」

バサバサバサ…

漣「本当に置いていきやがった!?」

漣「…はぁ、全く本当に困った人ですね…」

漣「まー誰にも言えない事を言ってくれるあたり、とても信頼されているのは…素直に嬉しいんですけど//」

漣「調子狂うな~あー本当に///」

漣「……さてと、任されたんですからササっと破壊跡の処理を片付けに行きますか!」

【食堂】

垣根「うん、美味しい!」

間宮「て、提督ってば他の皆さんが作業している中でここに来たんですか?」

垣根「なんか問題でもあるか?」

間宮「いいえ、ただ皆さんを待ってあげたほうがよろしいような気がして…」

垣根「それと俺がなんか関係あるのか?」

間宮「え…?」

垣根「あいつらが作業している中で俺が待ってあげる理由なんざねぇだろ」

垣根「むしろ作業中のあいつらが悪い」

間宮「えぇー……」

垣根「ンだその顔は?」

間宮「いや酷いなーって」

垣根「作業を急いで終わらせろと命令しないだけ優しいだろ?」

間宮「まー確かにそうな気もしますけど…」

間宮(皆さんよくこの人の命令聞きますよね~)


涼風「つ、疲れたよぉ~」

如月「もう無理~…お腹空いたわ…」

朧「昼食は何にする?」

潮「今日は大盛りとかがいいな…」

曙「潮はどれだけ大きくなればいいのよ」

龍驤「あーもうホンマ疲れたわ…」



垣根「おう、ようやく来たか!」

龍驤「…当たり前のように先に昼食とっているのなキミ…」

曙「あぁ、昼食を食べる姿も凛々しいわ……!!」

龍驤「なんであの姿見ただけで疲れが取れた顔しとんねん…」

如月「お腹が空いたわ…間宮さん何か力がつくものを…」ぐぅ

間宮「カレーとかどうですか?すぐにお出しできますし、皆さんもカレーにしますか?」

如月「それにするわ!」

朧「カレーですか…うーん」

潮「私もそれでいいです!」

曙「私もカレーで…ってその前に、提督は何を食べているの?」

垣根「俺は南蛮定食だけど」

曙「私は南蛮定食が食べたいわ!!」

龍驤「あーウチも南蛮定食がええな」

涼風「ならあたいも南蛮定食でぃ!」

朧「南蛮定食ですか…うーん」

曙「朧は何悩んでるのよ」

朧「うーんちょっとカロリー計算を…」

曙「はぁ?あんたってそういうの気にするっけ?」

朧「いえ、ただあまり脂肪とか付けたくないのもあるので…」

朧「……あ」

朧「やっぱり私もカレーにします」


間宮「はーい、カレー3人前と南蛮定食3人前ねー!すぐ用意するから待っててね!」


龍驤「全く、大変だったんやで」

龍驤「阿武隈とアホを風呂にぶち込んで、壁や廊下の修理のために妖精さんたち総動員させて直してるんや」

如月「龍驤さんの言う通り、あの後陽炎さんが見積書を書いて明石さんと大淀さんに渡してみんな頭抱えるぐらい大変よ」

垣根(あの建物自体俺の未元物質で作ったから直すのなんて簡単だが…今は正体不明の敵がいるから俺が直すことはできねぇな)

垣根(それにしても俺の未元物質の完成度は高ぇな」


龍驤「まぁ後から来た組と何班かに分かれて作業を行ったんやが、昼っちゅう事で交代で食堂に行くことになったんや」

涼風「みんなの視線が痛かったな~…」

垣根「へ~」

垣根「大変だなお前ら」モグモグ

龍驤「……色々とツッコミたいけど、食いながら喋るのやめい」


潮「早く食べないと、他の皆さんもお腹を空かせているだろうし…」

垣根「まぁ出撃させるしさっさと終わらせないとな」

龍驤「あーそれか…」

曙「提督、今日はその…申し上げにくいけど…」

垣根「あ?どうした曙」

曙「今日の出撃は中止…になるかも」

垣根「…なんでだ?理由を聞こうか…」

曙「えーと……」

龍驤「はぁーあまり言いたくないんやけどな…」


龍驤「今回の修理で資材が底をついたんや」

垣根「……は?」


龍驤「資材が、尽きたんや」


垣根「ちょっと待てよ、どうして廊下の破損と壁の破損でそこまで出費がデケェんだよ!?」


垣根「なんだったら阿武隈の部屋か!?あいつの部屋の修理費とかも入れたらそうなったのか!?」


龍驤「知らんよ!最近出撃とか多かったしそれでボーキサイトが減ったんやろ!」


垣根「だからっておかしいだろ!!管理は俺がしてんだぞ!?俺のやりくりや計算だと修理用の資材に回したとしても絶対に足りるって!!」


龍驤「なら君から明石さんや見積書書いた陽炎に聞けばええやん!!ウチはそこまで知らんよ!」


垣根「クソ!飯なんか食ってる場合じゃねぇ!!」ガタ


垣根「ちょっとしばいてくる!」


龍驤「だから無闇にしばくなや!!」


【廊下】

大潮「オーライ、オーライ!」


陽炎「妖精さん達そっちで…よし止まって!」


陽炎「えーと、ここは…」


垣根「おいお前ら!!」


陽炎「ん?司令官?」


垣根「資材が無くなったってどういうことだ!?」


陽炎「何って…そりゃ修理費に使うから無くなるわよ」


垣根「おい陽炎テメェ、何適当な見積書書いてんだコラ!」

垣根「ちょっと見せろその書類!」

パッ!

陽炎「あっ…」


垣根「……はぁ!?」


垣根「どうなってんだ?保有してる資材が今朝見た数より減ってるだと!?」


垣根「何でだ!?いったい誰が使った!?」


陽炎「おい陽炎!この見積書を書いてる時にちゃんと確認したのか!?」


陽炎「え、えぇ…」


陽炎「ちゃんと燃料の弾薬もボーキサイトも鋼材も数えて、ここの修理費にあてたわ」


陽炎「そした見事に空になったのよ」


垣根「クソ…誰がこんな事を…」


垣根「…そういう事かよ!」


陽炎「司令官?」


垣根「クソが!まんまと嵌められた!!」


垣根(俺の未元物質を乗っ取りがった野郎の目的はこいつか!!)


垣根(阿武隈の奴を解放したのも、騒動に乗じて資材を盗むためのものか…!」


垣根(ッチ、俺が俺の未元物質を乗っ取られないか警戒しているって時に、新しい人員を増やすために艦娘を出撃させるのを防ぐって事と建造を阻止するためか…)


垣根(今の人員からどんどん艦娘が増えるのを阻止、そして資材を奪って俺たちの活動を妨害か…)


垣根(野郎…舐めた真似しやがって……!)



黒潮「何やどうしたん?」


大潮「司令官が見たこともない顔で書類を睨んでいます!」


黒潮「うわなんやこの状況…陽炎なんかしたん?」


陽炎「私は別に何もしてないわよ!!」

垣根「……ククク、良いぜ……やってやるよ…!」

陽炎「え?」

垣根「この俺をコケにしたこと、ぜってぇ後悔させてやるよ……!」

グシャ

垣根「ぶち殺す」

垣根「俺の全てを持ってぶち殺す!!」

陽炎「ヒッ…!?」

黒潮「あかん…怖いわあれ…!」

大潮「あわわわわ!!」

夕方
【執務室】

漣「……で、お昼からずっと山狩りしていたと?」


垣根「裏山に隠れていると思って探していたんだが、これがなかなか見つからなくてな」


漣「はぁ、垣根さんが顔を汚してまで探してたんですから、よっぽど隠れるのが上手い人なんですねその乗っ取った人は」


垣根「…まさか俺の未元物質の各種レーダーでも見つからねぇとは思わなかったからよ」


垣根「イライラして地面掘っちまったわ…」


漣「私としてはここの窓からでもわかるほど山の側面に大きな穴を開けるのを掘るというのに驚きですけどね…」

うわどうしよう…シリアスにしたくて書いたけど…なんか色々抜けてる気がして…
書き辛いです。


垣根「クソ、どこに行きやがった野郎は…」


漣「…珍しいですね、垣根さんがそんなに焦るなんて」


垣根「焦ってるわけじゃねぇよ、ただ気にくわねぇんだよ…」


垣根「この第2位を手玉に取って何処かで踏ん反り返ってる野郎の事を思うと、本当にイライラして仕方ねぇ」


垣根「この俺を縛るものなんてそれこそねぇってのによぉ、野郎は俺を縛り付けてるんだ」


垣根「俺は実質第1位だ…それこそ世界中と戦争起こしたってお釣りが返ってくる程に余裕で勝てる存在になった」


垣根「なのに……!」


漣「垣根さん……」

皆さん本当にありがとうございます。
自分今度こそエタらない様に頑張ります!


漣(私は垣根さんのことをよく知らないし、まだ出会って1週間も経ってない…)


漣(垣根さんはいつだって1人で考えて、全てを倒してしまう。それこそ孤高で最強なんだと思う…)


漣(前の世界での垣根さんを知らないけど…おそらくそう考えたまま死んじゃったんだと思う)


漣(でもこの人は、本質のところは多分…きっと…)


漣「…ねぇ垣根さん、今日の執務はここまでにして、皆さんでお食事を取りましょうよ!」


垣根「は?何言ってんだお前?」


漣「だーかーらー!こうゆう時は交友を深めるのが1番ですって!」


漣「昨日だって新顔の方達とあまり会話してないですし」


漣「それに皆さんももっと垣根さんのことを知りたいと思っているはずです!!」


垣根「…ハッ!今俺がイライラしてるって時に交友だぁ?ふざけてんのかお前」

漣「…ふざけてるのは垣根さんの方だと思いますよ」


垣根「へぇ…言うじゃねぇか」


垣根「何処がふざけているのか、教えてもらいてぇなオイ」


バサァ


漣「…!」


漣(…いやダメ!私はここで下がっちゃダメだ!!)


漣「じゃあ言わせてもらいますけど!!垣根さんは自分勝手すぎます!!あと阿武隈さんにキツく当たりすぎです!!それに他の子にも厳しすぎます!!変態の皆さんは別にしても…いやあの人達もですけど、垣根さんは暴力に頼りすぎです!!」


垣根「……」バサァ


漣「未元物質とかすっごくカッコ良い超能力持ってて、イケメンでスタイルも良いのにその性格だけで最悪です!!!もう少し自分の魅力に気づいてくださいよ!みんな貴方の実力を知ってるしもっともっと知りたいんですから!!」


垣根「……へぇ」


垣根「そんなお涙頂戴なセリフつらつらと抜かしておいて、この俺をふざけていると言うのか?」


漣「……!」


漣(殺される……!)

垣根「……」


垣根「…ッチ」


垣根「わーーったよ!」


漣「え?…」


垣根「漣の言いたいことも分かったし、確かにそれについては俺でも反省しなきゃいけねぇと思う」


垣根「恨まれながら生活したところで、あっちと大差なかったらここで活動する意味ねぇし、羽休め出来ねぇほど居心地悪いのも俺はゴメンだ」


垣根「反省する」


漣「垣根さん……」






垣根「これからは飴だけの罰で加減してやる。それこそ暴力で怒られるのが恋しくなるくらいにな」


漣「人の話をどう聞いたらそんな思考にいくんですか!?」

垣根「俺を縛ったり拘束することが不可能な様に、俺の考えは簡単には変わらねぇんだから。お前の話でそう思えたんだから、良かったじゃねぇか」


漣「いや…そうなんでしょうけど…自分で言うんですかそれ……あーもう!」


漣「本当に垣根さんは常識外過ぎます!!」


垣根「あぁ、それが俺だ」


垣根「そんな俺に怒鳴ってきたお前も度胸あるし、これで話は終わりだ」


漣「じゃあ…」


垣根「面倒だが晴耕雨読って言葉もある、まんまと野郎の手に乗るのも癪だが」


垣根「…何もしねぇよりかはマシだな」


垣根「着いてこい漣!」


垣根「今日は俺直々に俺への忠誠度を上げに行く、お前はその補佐だ」


漣「……!!」


漣「はい垣根さん!」


時雨「僕も行くよ」ニュッ


ガチャ

バタン

【廊下】

垣根「にしても最初は誰が良いか?」


漣「そうですねー、例えば垣根さんのことを1番に嫌ってる人にすれば良いじゃないですか?」


垣根「あぁ阿武隈か、あいつまだ入渠ドックにいるのか?」


時雨「いいや帝督、さっきドックから出て鎮守府外周を走っていたよ」


垣根「おおそうか、なら鎮守府の外に向かうぞ」


漣「えぇ、早く行きましょうか!」


時雨「うん」


時雨「急に現れた僕の存在に何の意も介さない2人には驚きだよ」


漣「執務室に掛けてある掛け軸の裏から出ましたからね。なんかもう…出てくるタイミングとか間違いすぎてて反応したくなかったですね」


垣根「どうでも良いから無視した」


時雨「酷いなぁ(歓喜)」ハァ…ハァ…


漣「早速飴が与えられてるの本当に草ァ」


垣根「にしても、まーた自主練してんのかあいつ」


漣「阿武隈さんの部屋はまだ修理中ですからね」


時雨「縛り付けておくとまた暴れるかもって龍驤が言っていたよ」


時雨「その時僕は縛られるの好きだって言い返しておいたさ」


垣根「会話が噛み合ってねーぞ馬鹿」


時雨「良いね、もう最高だよ帝督……///」


漣「この人絶対連れて行かないほうがいいですよ…」


垣根「てか、お前さっきのあの会話聞いてたんだよな?」


時雨「うん、そうだよ」


垣根「マジで言っておくが、このことは誰にも言うなよ。敵が何処にいるか分かんねぇんだから」


時雨「分かっているよ…僕は帝督の忠実な犬だ。ご主人様の秘密はたとえ拷問されたって口には出さないよ」


時雨「それに、犯人探しなら僕も手伝うさ」


垣根「お前に出来るのかそんな真似?」


時雨「心配ご無用、僕の得意分野は隠密だから怪しい人物を見つけたら気付かれずに即付け狙うから安心してよ」


垣根「急に説得力あること言うなテメェ」


漣「垣根さんにも気付かれなかったですし、このストーカー能力は良いかもしれませんね…」


漣「……いや全然良くないですねその能力!!」

垣根「さて…建物から出たは良いが…こんな島であいつを見つけるの無理じゃねぇか?」

漣「そうですね、もう直ぐ日も沈みますし阿武隈さんもそろそろ帰ってくるんじゃないでしょうか?」

時雨「うーん、でもあの生真面目な阿武隈さんがこんな暗くなるまで走っているのかな…」

時雨「もしかして……」

時雨「そういえば帝督、裏山で暴れてた時になんか手応えとかなかった?」

垣根「は?そんなもん…」

垣根「あったなそういえば、翼に当たって何か飛んでいったような…」

漣「…ちょっと待ってください、まさか…」

垣根「あぁ、思い出してきたわ…どうやら時雨の言う通りだ」

垣根「また阿武隈をやっちまったようだ」

漣「さっきの発言無意味になったんですけど!?」

漣「何やってんですか!?せっかく嫌われてる阿武隈さんからの信頼を取り戻そうと思っていたのに!」


垣根「知るか!あん時の俺は普通じゃなかったんだ!!」


垣根「むしろ阿武隈が俺に謝れって話だ!!」


漣「何で自分に非がない宣言してるんですか!?」


時雨「まぁまぁ2人とも落ち着いて」


時雨「とにかく3人で阿武隈さんを探そう、他のみんなにこれが知られると余計にこんがらがってしまいそうだからね」

時雨「帝督、手応えがあった場所まで飛んで行って探してきて、僕たちはその周辺を地道に探すから」


垣根「おう、そうさせてもらうわ!」


バサァ


漣「行っちゃいましたねー」


時雨「僕たちも急ごう」


漣「はいはい、全く垣根さんってば本当に……」


時雨(フフ…流石に初期艦だけあるね。あの我が道を行く帝督をあそこまで動かすなんて)


時雨(漣、僕はちょっぴり羨ましいよ…帝督にあそこまで向き合えるなんてさ、僕だったらすかさず暴力を選ばせちゃうのに)ゾク


時雨(…それにしても、敵か)


時雨(帝督に仇なす存在、僕は絶対に許さないかな)


【裏山】



阿武隈「うーん……」


阿武隈「……ってあれ?ここどこだろ?」


阿武隈「…思い出した、確かジョギングしてた時にあの男が襲ってきたんだ…!」


阿武隈「クソ……! 何でまたこんな目に…!!」


阿武隈「とにかく早く戻って背後から撃ち殺して…」



ズキ


阿武隈「ウッ!?」


阿武隈「痛…足の感覚がない…」


阿武隈「両足とも骨がイカれちゃってるわね…これじゃ動けそうもない…」


阿武隈「誰かが助けに来てくれないとダメみたいね…」


阿武隈「でもこんな暗い森の中…通信機器も全部置いて来ちゃったし……そもそも迷惑ばかりかけてる私がいなくなっても、誰も困らないかもね…」


阿武隈「…はぁ、私もここまでかな…」


阿武隈「何だかそう思うと、あれだけ殺したくて仕方がないあの男の顔が浮かぶわね……」


阿武隈「最悪だし私に対してだけなぜか厳しいし、というか訓練とかいう殆ど拷問まがいの事だし、良い思い出なんてないけど…」


阿武隈「不意に見せる横顔の笑顔とか…本当にカッコよかったわね…」


阿武隈「私ってば…あの男に…認めてもらいたかっただけなのかもね…」


阿武隈「イテテ…!ちょっと動かそうとすると本当に痛いな」

「おーい阿武隈ー!どこだー!!」

阿武隈「え、この声は…」

阿武隈「提督?」


垣根「おい何処だ!この辺にいるのは分かってんだから声あげろー!」


阿武隈(この状況に追い込んだ奴がそれ言うの…?)


阿武隈(情けをかけるようであまり釈然としないけど…わざわざ探してくれてるんだし)


阿武隈「ここにいるわよー!」


垣根「そこか?」バサァ


垣根「よし生きていたな、なら安心だ」

阿武隈「両足がイカれちゃって動けないんだけど」


垣根「あーこいつは酷いな、さっさと直さねえといけねぇな」


垣根「歩けるか?」


阿武隈「これ見ておちょくってんの!?」


垣根「ジョークだよジョーク、ほら俺が抱えて行ってやるから首に手回せ」


阿武隈「……何よ急に、馴れ馴れしいわね」


阿武隈「あんだけ悪夢染みた事してくれたくせに」

垣根「そりゃあれだ」


垣根「お前はここで唯一の軽巡だし、お前に強くなって欲しいからしたまでだ」


垣根「言っておくが、期待だけはしてんだぞお前には」


阿武隈「……アレだけ問題起こしたのに?」


垣根「だから何だ?問題って言っても別に対したことなんか一度もしてねぇだろ、俺に傷をつけることすら出来ないし仕留めるのも出来ていない」


垣根「お前なんて所詮そんなもんだ」


阿武隈「なら…私はこれからどうすれば良いのよ…」


阿武隈「戻ったところでもう溝は埋まらないだろうし、誰からも信頼されないわ。それどころかさっき睦月ちゃんに砲撃当てちゃったし…もう顔も合わせられないわよ…」

垣根「そうかよ」


垣根「だったら俺が何とかしてやるよ」


阿武隈「え…?」


垣根「俺もお前にキツくしすぎたと少し反省してるんだ。原因はどうも俺だし、それぐらいの事やらねぇといけねぇしな」


阿武隈「はんせい……?あなたが反省したって言うの?」

阿武隈「……ップ!」


阿武隈「アハハハハハハハハーー!!」


阿武隈「な、何よそれ!!おかしすぎるわよ……!!アハハハ!!」


垣根「マジうっせぇな…そんなに可笑しいことなのかよ反省するってことが」


阿武隈「だってあなたが反省するって、それこそ逆立ちしてラーメン啜る事と同じくらいあり得ないんだもの…!!」


垣根「そんなの簡単だろうが」


阿武隈「アハハハ!!これも出来ちゃうんだあなたって…!!」


阿武隈「もうなんかおかしすぎよ…!!アハハハ!!」


垣根「ったく、ほらしっかり掴まってろ」


バサァ


垣根「よっと!」


阿武隈(お姫様抱っこで私を運ぶあいつは、本当にカッコよかった)


阿武隈(なんていうか…嫌な事しかないのに、こんな一面を見せられると……)


阿武隈(ちょっとだけ見直してしまうわ…)


漣「あ、あれ垣根さんですね…」


漣「阿武隈さんをお姫様抱っこで抱えて飛んでいる…」


時雨「見つかったみたいで良かったね」


漣「……」


時雨「…あれは僕も羨ましいと思うから妬いても良いと思うよ」


漣「ふへぇ!?」


漣「だ、誰があんなファンシーでメルヘンチックな翼生やしたイケメンにお姫様抱っこで抱えられて羨ましいと思うんですか!?!」


漣「ほら垣根さんが戻るみたいだし、私たちも急いで戻りましょうよ!!」


時雨「フフフ、そうだね」



【入渠ドック】


如月「ハァー、良いお湯ね…」


涼風「なんかぬるいからもう少し熱くしようっと!」


曙「にしてもみんな夕食前にお風呂に入るなんて…広いとはいえちょっと狭いわね…」


朧「来ていない方々もいますし、これでも十分広い方でしょう」


曙「それもそうね」


曙「あぁ、それにしても今日は午前中のドタバタの作業でこんな時間まで作業する羽目になるなんてね…」


睦月「にゃふ~、入渠ドックから出て来てすぐに作業手伝わされてまた汗だくになるなんて最悪にゃし~」


不知火「えぇ、それに何故か裏山で司令官が暴れ始めたりして結構大変でしたね」


黒潮「新参のウチらが驚いて作業の手が止まってる間、黙々と作業進める古参の方々には二重の意味で驚かされたけどなぁ」


暁「なんかもう慣れたわ…」


黒潮「大変やな…なんか色々と…」

ガラララ


垣根「邪魔するぞ」


「「「「「「!!!???!?」」」」」」


涼風「お!何だい提督もお風呂かい!」


垣根「ちげーよ、こいつを入れに来たんだよ」


阿武隈「……」


涼風「阿武隈さんじゃないか!って足がすごいことになってるね!?」


垣根「怪我したからな、これも風呂に入れれば治るんだろう?」


涼風「うーん、大丈夫だと思うよ!」

垣根「よし、んじゃさっさと入れるか」


涼風「えー!提督も一緒に入ろうよー!」


垣根「あ?俺はただこいつを風呂に入れに来ただけなんだって」


垣根「まぁいいわ、ちょっと入るぞ」


如月「しっししししっしししっ司令官!?!」


垣根「ンダようっせぇな…」


如月「貴方どうして普通に女の子が入浴中のお風呂に入れるの!?」


垣根「は?」


如月「いや、は?じゃなくて!」

朧「少し驚きましたが…これはこれで…」


曙「…ちょっと恥ずかしいわね、あのお方の前で裸体を晒すのは失礼なんじゃないかしら…」


朧「曙の信奉力もすごいものです」


睦月「にゃー!司令官の変態!!」


垣根「誰が変態だ誰が、だいたいテメーらの凹凸のない裸体なんざ興味ねぇよ」

黒潮「うちらはあるやろ…」


如月「えぇ…、私は例外だとしてもそれは他の子に失礼すぎじゃないかしら」


黒潮「お!言うやないかワレェ」


不知火「不知火はあなた以上に胸がある方ですよ」


如月「いやいや、私の方がありますから」


睦月「うぅ!何だか如月ちゃんが羨ましいよー!」


如月「大丈夫よ睦月ちゃん!いつか私よりも大きくなるかもしれないから!!」


睦月「にゃふー!」


黒潮「司令官が出たらちょっと勝負しようや!」


黒潮「陽炎型の意地にかけて!ウチの方が胸あるってなぁ!」


不知火「陽炎型の方が胸はあるんです」


如月「良いわ!受けて立つわよ!!」


如月「司令官早くお風呂から出て!今から勝負するから!」


垣根「おう、目くそ鼻くその戦いで虚しいのも分かったから、
ほら阿武隈」


阿武隈「あ、ありがとう…///」


曙「…考えてみたら、阿武隈さん全裸よね」


朧「提督が自ら彼女の服を脱がしたってことか」


朧「あらあら」

今日はここまでです、数日間更新なくてごめんなさい

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