垣根「何処だここ?」漣「初めまして、ご主人様!」 (451)


もしも、垣根帝督が艦これの世界に迷って垣根提督として活躍したら……
と思って建てました。

夕方には更新します


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1461728544

漣「特型駆逐艦の19番目、綾波型でいうと、9番艦の漣だよ」

漣「読みにくいって?貴方が字を知らないだけヨ」

垣根「……」

漣(……あれ?)

漣「どうしましたご主人様。そんな嫌な顔をして」

垣根「……おいガキ、もう一回聞くぞ」

漣「いやガキって、上官が初対面で言うセリフzy」

ドン

垣根「ここは、何処なんだオイ」

漣「……えーと、ご主人様の鎮守府ですけど?」

垣根「……はぁ!?」

垣根「おいおいふざけんなよガキ、俺が何回も死んだり生き返ったりしてるからって適当な嘘つくんじゃねぇよ。だいたい、なんで俺が鎮守府、何十年も昔の海軍母港を任されてる話になってんだよ」

漣「いや知らないですしおすし」

漣「それに、ご主人様こそ何を言ってるんですか?海軍学校から成績トップの秀才で提督の地位に上がったっていうのに」

垣根「はぁ!? だからなんで俺が海軍にいるんだって言ってんだ!」

漣「そんなの知らないですよ! 私だってこの鎮守府の艦娘で着任したばかりなんですから!」

垣根「は、艦娘? なんだよそりゃ。学園都市にそんな造語あったか?」

漣「艦娘を知らないんですか……それに……が、学園都市?……すみませんご主人様、一旦お互いの情報を交換して確認しませんか?」

垣根「あぁ……とりあえずはそうしようか」

垣根「つまり、ここでは海を支配しようとする深海棲艦と戦うために艦娘ってガキを戦線に送る腐った世界……ってことか」

漣「ツッコミどころがありますが、ご主人様が異世界から来た人だってのは分かりました」

漣「学園都市ですかー、何だか聞いただけでも科学の粋を集めた場所ですね!」

漣「そしてご主人様はその20万人もの学生の中の第2位! これは期待できそうです」

垣根「期待すんな。とりあえず俺は元の世界に帰るぞ、そして今度こそあの第一位とボールにした半裸のクソ女をぶっ殺してやる」

漣「うわー、第2位でも性格はクズ極まりないなこの人ー」

垣根「てめぇ、あんまり調子乗んなよ。この世界で最初に会ったのがてメェだっただけで、本来ならその舐めきった態度した直後に俺の未元物質で息するだけの肉塊にしてたんだぞ」

漣「わ、わー怖いなー。ちょうのうりょくでころされちゃうー」

垣根「……そういえばお前にまだ能力を見せてなかったっけな」翼バサァ

漣「!?」

垣根「これが俺の能力『未元物質』、この世界には存在しない物質。ほら、さっきの態度を詫びるなら許し」

漣「ご主人様ってメルヘンちっくなんですね! 天使の翼とかwwwwwキマシタワーーーー!!」

垣根「……」



垣根「ほら、ちゃんと謝れ」


漣「ずびばぜんずびばぜんずびばぜんずびばぜんずびばぜんンンンンンンンン!!!!!!!!!」大破


垣根「分かればいいんだよ」


漣「……あのーご主人様?」


垣根「ご主人様って呼び方止めねえと」


漣「か、垣根帝督様!」


垣根「いや、提督じゃないし」


漣「垣根様! とりあえずこの鎮守府はどうしたらいいでしょうかね!」


【鎮守府】大破


垣根「派手に暴れちまったなー」


漣「そんな感想ではなくて!!」


漣「この今にも崩れそうな建物はどうすれば良いんですか!?」


垣根「知るかよ、俺はこんなところに留まるつもりは毛頭ねぇから」


漣「そんな!そしたら私1人が責任を負っちゃうじゃないですか!」


垣根「お前がいるのって海軍だからキツイかもな、まぁこんなガキ1人の失態に重責置くような上官どもじゃねーだろ」


漣「……『艦娘が鎮守府に対して破壊活動及び支援をした場合、即解体及び除隊』」


垣根「……あ?」


漣「軍規ですよ……」


漣「……あー私せっかく艦娘になって着任したっていうのに、すぐに解雇されちゃうんだなー」

20万ってどっからきた
学園都市の総人口は230万で学生はその8割だから180万だろ

垣根「生き方は人それぞれだろ」


漣「世の中の荒波にいたいけな少女が1人残されちゃうんだなー」


垣根「……」


漣「そしてこの幼い歳ですぐに娼館に送られ……」


垣根「あー!わーったよ!」


垣根「おらぁ!」バサァ


【鎮守府】全快


漣「スゲーですね司令官……」


漣「破壊した建物をあっという間に直すなんて……」


垣根「ハッ! こんなの未元物質に任せりゃ朝飯前だぜ」

>>10
すみません間違えました!
修正で180万人でお願いします



垣根「とりあえず、元の世界に戻る算段も方法も分からねぇから当分の間はここ、孤島にある鎮守府を務めることにしたが……」


漣「お茶いれてきました」


垣根「この場にはお前しかいないんだな、あと…」


妖精s「「「「?」」」」


垣根「……なぁ、この小さい二頭身の奴らはなんだ?」


漣「あれ?ごsy「垣根さんでいい」……垣根さんは妖精を知らないんですか?」


垣根「妖精? まーたワケわかんねぇモンが出たな」


垣根「オカルトの類は胡散くせーけど……何回も復活してる俺が言うのもなんだしこの際どうでも良いか」


垣根「で、こいつらはなんでこの場にいるんだ?」


漣「ふっふっふ、垣根さんは気づきませんか?」


垣根「……あ"?」バサァ


漣「言いますから翼をしまってください。まったく……」


漣「私の身体を見てください」


垣根「? セーラー服来たガキってところか」


漣「さっきまで服がボロボロでしたでしょ?」


垣根「そういや……いつ着替えたんだお前? さっきお茶淹れてきた時か?」


漣「ふっふっふ〜、知りたいですか?」


垣根「興味ない、ほらさっさと部屋から出ていけ邪魔だ。こっちは今からここの書類全てに目を通してるんだ」


漣(この人、けっこう言動が雑だけど……必要な書類と要らない書類を分けてる……、案外仕事ができる人なのかな……)


漣「……それも大切ですけど、その前にこの鎮守府内の施設を見て回って確認したりしませんか?その妖精のことや、私の服についても教えますので」


垣根「……まぁ、わけ分かんねぇ世界でもあるし、施設を見て周るのもいいかもな」


垣根「よし、案内しろ」

垣根「……なんだこの倉庫は?」


漣「倉庫じゃなくて工廠です!」


垣根「あぁ、確か艦船とかの修理や改修とかするところだったか……」


垣根(……にしても、学園都市とはえらく技術レベルが低いな。あっちじゃ地下で船を作って地上に運んでバラして外に運んで合体させるからな)


垣根「で、この工廠のそばで作業してるあの二等身共はどう関係してんだ?」


漣「入ってみれば分かりますよ……」


垣根「いま言えよ、もったいつけんなうぜぇ」


漣「面白くないなー、入った瞬間『おお!! すごいところだな……おい、あの機材は何だ!?』とか言われたかったのにー」


垣根「そう言うの要らないから、ほら早く言え。俺はさっさと施設の確認したらすぐ書類確認して経費をどう節約するか計算するからよ」

漣「……さっきの服なんですが、私たちの服や艤装が壊れた時、あそこにいる妖精さんたちが直ぐに服や艤装を直してくれます」


漣「平たく言えば……私達の武器や標準装備を開発する場所という認識で良いですよ」


垣根「そんじゃ武器庫って覚えりゃ良いか……」


垣根「……気になったんだが、この妖精どもの給料って出んのか? そうなると、ここの経営やる事なす事全てに支障が出るんだが……」


漣「妖精さんはお金じゃなくて小さいおにぎりなどをあげれば喜びますよ」


垣根「現物収入ってブラック企業かよ……まぁ、飯だったらどうにかなるか……あと作るのはお前だからな」


漣「えぇー!! ごsy「垣根さんだっつってんだろ」……垣根さんがここの司令官なんですから自分から作るべきだと思いまーす!」


垣根「うるせぇ! 俺がちっこいおにぎり作る姿なんか想像出来るか!? それだったらガキのお前が作ったほうがまだマシだろ」


漣「あーもー、なんでこの鎮守府内には明石さんや間宮さんがいないんですかー!」


垣根「誰だよ……」


漣「本来どの鎮守府にもいるはずの人達ですよ……あーもー、分かりましたよ! 私が作りますよ! その代わり垣根さんは食べないで下さいね!」


垣根「誰が食うか!!」


漣「ところで垣根さん、この鎮守府に新しい仲間とか欲しくないですか?」


垣根「あーその事か、分かってるよ」


漣(おぉ!……さっきの書類から建造のやり方を知ったようですね!)


垣根「この世界の人材派遣のブローカーに紹介してもらう金と、契約するための3倍ほどの金をここの経費からどれくらい落とせるか考えてる最中だ、最低でもスナイパーと近接戦闘が得意な傭兵が欲しい」


漣(……(^ ω ^))


垣根「深海棲艦ってのがどんなのかも分からないし……もう少し狙撃が得意なやつを雇うか?」


漣「……あの垣根さん、それはなんの話でしょうか?」


垣根「何って……」


垣根「手下の増やし方に決まってるだろ」

漣「ちっがいますよーーー!!!」


垣根「はぁ?」


垣根「そんじゃブローカー使わずに海軍に頼んでタダで兵送ってもらえるのか?」


漣「それは……!うーん、ちょっと合ってるけども……」


漣「とにかく全然違います!!」


垣根「じゃあどうやんだよ、……まさか、艦娘ってだけあってあそこで作られるわけないよな」


漣「そうです! それです! 偶然ですけど当たってますよ!」


垣根「マジかよ……この世界も俺の能力同様、意味がわかんねぇな……」


垣根「……まぁ良いか、さっさと手下増やしたいし」


垣根「んでどうやって手下を作るんだ?」


漣「その前に、私たち艦娘の事を手下と言ったりするの止めてもらえませんか? その、なんか嫌な感じなので……」


垣根「そんじゃ名前呼べば良いのか?ったく面倒クセェ……」


垣根「えーと、さざなみだったか? どうやって艦むすを作ればいいんだ」


漣(改めて名前呼ばれると恥ずかしいな……)


漣(この司令官、顔だけイケメンだし……)ぽー


垣根「おい聞いてんのかさざなみ」


漣「…………へ!?」


漣「わ、分かりました!! ではまずは工廠に入りましょうか」


漣「工廠内部はこのようになってます」


垣根「はー、殺風景な場所だな」


垣根「……妖精どももあちこちでなんか作ってたりしてんな」


漣「建造には妖精さんの協力が必要なんですよ」


漣「それじゃ、あちらの機械をご覧ください!」


垣根「……」


垣根(なんだこの焼却ポッドみてぇの……ここから艦娘とやらが出んのか?)


漣「ここに操作パネルがあるので、艦娘を作る材料の燃料、弾、鋼鉄、ボーキサイトの量を設定できます」


垣根「あぁ、確か書類の中で毎週届く物資一覧で量とか見たな」


垣根「敵を攻めたりすると消費する必需品だって事らしいな」


漣「はい! これら資源は艦娘にも鎮守府にとっても貴重な資源ですから、考えて使ってくださいね!」


垣根「お前俺を馬鹿にしてんのか?」翼バサァ


漣「してませんからその翼をしまってください」

漣「……とにかく、この機械で艦娘を建造することができるんです」


垣根「分かったよ、ならちょっとどいてろ……」


垣根「えーと……今の資源が1000だから……この後何が起こるか俺にもわかんねぇからあんまり使いたくねぇし……」


垣根「とりあえず初期値30で建造するぞ」ポチ


ウィィィン……

【00:20】


漣「おーやっぱり最初は定番ですね」


垣根「何が出るのかわかんのか?」


漣「いーえー、でも私と同じ駆逐艦が出ますよ!」


垣根「おいふざけんな、こんなガキ何人もいらねぇよ! ?」


漣「ガキって言われるとすっごくムカつくんですけど!?」


【00:02】


垣根「なるほどな、建造に使う資材の量で強い艦娘ってのが出るんだな」


漣「そーですね!ちなみに今の資源の量だと私と同じ駆逐艦が出てきますよ」


漣「稀に軽巡も出るので悪しからず」


垣根「……くそ、本当に面倒だなこの世界」


垣根「……いや、元の世界の方がここ以上に面倒くさかったかもな……」


漣「何か言いましたか垣根さん?」


垣根「なんでもねーよ」


垣根「もうそろそろか?」


【00:00:15】

垣根「さて、どんなガキが出てくるんだか……タイプの子だったら良いけどよぉ」


漣「垣根さんって理想の女性像とかあるんですか?」


垣根「あるけどお前には絶対言わねーよ」


【00:00:00】

プシュゥゥゥー……

ガチャ


?「……」


どの駆逐艦が出るかで安価
>>25

スレタイに安価って入ってない云々
安価が遠い云々と叩かれるぞ
なので安価はこれっきり推奨

村雨

>>24
すいません、まだ始めたばかりで……
安価宣言は絶対なんですね今後は気をつけていきます

>>26
モチベ下げるようなこと言ってすまない
スレタイに過剰反応して騒ぎながら叩いてくるのがたまにいるから言わせてもらった

>>27
ありがとうございます
参考にさせていただきます


村雨「は〜い! 白露型3番艦、村雨だよー!」


垣根「……」

垣根(ガキが来るのは知ってたけどよ……よりにもよって面倒くせぇのが来ちまったな……)


漣「あ、私は秘書官の漣です……」


村雨「おうおうー! よろしくね漣ちゃん!」


村雨「そ・れ・でー……あなたがここの司令官さんかしら!」

ギュ

漣(抱きついた!?なんて大胆な!)


村雨「しーれーいーかーんー!!」ギュゥゥ


村雨「今後ともこの村雨の活躍を期待していてね!」ギュー


垣根「……」


漣(や、ヤバイ!! 司令官の顔が見た事ないくらい嫌そうな顔してる!!)


漣(私よりよっぽどウザいんだろうなコレ……)


垣根「…俺はこの鎮守府に仕方なく着任した垣根帝督だ」


村雨「ていうか、司令官ってば髪染めてんじゃん!悪だね〜」


垣根「……今後ともよろしく頼むな村雨ェ」


村雨「それにしても眉間のシワがひっどいぞ! もっとスマイルスマイル!」


垣根「……」ブチ



垣根「さざなみー、ちょっとごめんな」


漣「ちょっ!!」



垣根「もうむりだ! がまんできねぇわ」

ガシ

村雨「……あれ?」

村雨「ど、どうして肩を掴むの……い、痛いよぉ〜……」


垣根「いや何心配すんな、こいつは通過儀礼ってやつだ」


村雨「つ、通過儀礼?」


垣根「艦娘って結構頑丈なんだってな。だったら耐えられんだろ」


垣根「この俺の、未元物質に」


村雨「だ、だーくまたー? あはは、はは……それって何かな司令官ー?」


垣根「何も聞くな答えないから。ただ俺が言いたい事は一つだけさ」


漣「今のうちに逃げます!妖精さんも早く!」


妖精「「「「「!!!!」」」」」」


垣根「……なめてんじゃねぇぞクソガキが!!!」翼バサァ

村雨「キャァァァァつ、つば……!?鳥ぃぃぃぃぃ!!??!」


ズガァァァァン


【このあと無茶苦茶 未元物質した】

23 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/04/27(水) 22:02:57.88 ID:akCdDUuo0


25 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/04/27(水) 22:09:16.26 ID:akCdDUuo0
村雨


よく見たら範囲内連投じゃねえか氏ね
こんな安価無効だろ

>>31
ID見落としてましたすみません……

安価は先ほどご指摘を受けましたので、自分の好きな駆逐艦の子を書かせていただきます。

村雨の方は、書いてておもしろかったのでこのお話はifという事にさせていただきます。

再安価はなしで、村雨ちゃんの話も無しで今日の昼ごろまでに自分の好きな駆逐艦の子の話を書きます。

少々お待ちください

時雨ちゃん好きなので時雨でいきます

時雨「僕は白露型2番艦の時雨だよ」


垣根(お、普通そうなやつだな……)


漣(良かった、この人なら司令官の機嫌を損ねることはしなさそう……)

垣根「よう、俺はこの鎮守府に仕方なくいる垣根提督だ」


漣「私は秘書官の漣です!よろしくお願いします時雨さん!」


時雨「うん、提督も秘書官の漣さんもこれからの僕のことよろしくお願いします」


時雨「ところで提督」


垣根「おう、なんでも聞け」


垣根(真面目そうだな……こいつは結構従順に働きそうだな)

時雨「ではなんでも聞くけど」


時雨「どうして提督は髪を染めてるんだい?」


垣根「はぁ?いやこれは俺の趣味だし……」


時雨「それに、僕が思うに提督には海軍上官としての気質が感じられないんだけど……」


垣根「……おぉ、そうだな」


時雨「その仕草、手をポケットに入れてズボンもサイズが合ってない。少しチャラついてるし……カッコつけてる?」


垣根「…………そだな」


漣(あ、これはまずい……)



時雨「あとこれは僕の推察だけど、提督の性格の悪さが顔から滲み出てるように感じる」


垣根「…………うん」


漣「し、時雨さんもうその辺で……」


時雨「そんな顔じゃ好印象を持てないから、もう少しフレンドリーな笑顔が出来るように練習する事をお勧めするよ」


垣根「……」ブチ


垣根「さざなみー、こいつすなおすぎるわ!」


垣根「がまんできねぇわ!!!」



漣「もう無理だ!戦術的撤退!!」

妖精「「「!!!!」」」」


垣根「しぐれー、おまえのすなおさや、けなげさにはおれもあたまがさがるなー」ガシ


時雨「て、提督?」


時雨「ご、ごめんよ……僕ってつい本音とかが出ちゃうんだ! 上官に対して少し失礼な物言いをしちゃった」


時雨「もし傷付けたなら謝るよ…!!!」


時雨「…い、痛い……肩が……!?」


垣根「なるほど、とりあえずはお前は嘘がつけない奴だということはわかった」


垣根「分かったから……なんだという話だが」


時雨「ご、ごめんなさい!もうあんなに言わないから!!」


垣根「何も言うなもう聞かない」

垣根「艦娘って結構頑丈だから大丈夫だろ……」


垣根「俺の未元物質に十分耐えられるだろ?」


時雨「だ、暗黒物質?………… えな、何する気なの!?」


垣根「……誰がカッコつけだとこのクソガキが!!!」翼バサァッ


時雨「え……て、天使!?」


垣根「天使じゃねぇよ!!?」


ズガァァァァン……


【この後滅茶苦茶 未元物質した】

時雨「ごべんなざい……でいどくごべんなざい!!!」大破


垣根「分かればいいんだ、今後はあんまり正直に話すなよ」

垣根「俺の心もだが、この工廠内が未元物質で壊れちまうからな」


漣(さり気なく傷付いてる……よっぽどショックだったんだなぁ……)




垣根「そういや、こいつボロボロだけど手当とかってどこでやるんだ? 軍医とか……いないんだったな」


漣「ボロボロにした本人が言うとサイコっぽく感じますけど、艦娘は傷ついたら入渠させるんです」


垣根「…その単語だとでっかいドックとかを連想しちまうが、どうせこんな工廠みたいにこじんまりとしてんだろ」


漣「入渠って言いますけど、実際はお風呂です」


垣根「ほらな、そう思ってたよったく……」


垣根「んじゃそこまで案内しろ漣、俺はこいつ抱えるからよ」

ヒョイ


時雨「ひっ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」


垣根「暴れんじゃねぇって」


垣根「大人しくしないともう一回やるぞ」翼バサァ


時雨「い、いやです……大人しくしますから……つ、翼を戻してください……」


垣根「あーいや、これは今使うから引っ込めねぇよ」


垣根「漣、入渠出来る施設ってどこにあんだ?」


漣「えーと、この工廠の横の施設ですね、ほらあの煙突があるところです」


垣根「わかった、んじゃ行くか」

ヒョイ

漣「え!? ななにを!!」


漣(腰に手を回されて抱えられた……ちょ、手がす、少し胸に当たってる気が……)


垣根「歩くよりは能力使ったほうが早く着くからな」

バサァ


垣根「ほらよ」


時雨「す、すごい!!」


漣「きゃーー!私飛んでる!?」


時雨「提督のその翼すごいね! 一体それはなんなの?」


漣「未元物質って恐ろしい超能力らしいですよ……でも、私初めて空を飛んだので最高です!」


時雨「ぼ、僕もだよ!海が遠く、青と白の空が近く感じる! 艦娘の僕にとってこんなの初めてだよ!」


垣根「少し飛んでるだけってのにあんまり騒ぐんじゃねぇよ!」


垣根「落とすぞ」


漣「きゃー!垣根さんこわーい!」


時雨「ほ、本当に落とさないでくれよ提督!!」


垣根「……」


垣根(……なんだこの気持ちは)


垣根(今一瞬だけ、ほんの一瞬だけだったが……あのカブトムシが反乱を起こした時と同じ………)


垣根「……気のせいか、俺には似合わねぇし」


漣「何か言いましたか垣根さんー?」


垣根「なにも言ってねぇよ、ほら着地すっぞ」

今日の夕方か夜に更新します

とりあえずトリップつけちゃどうだい

>>51
分かりました、今からトリップつけて更新します
名前は「未元物質で飯がうまい!」でいきます

漣「あー楽しかった!」


垣根「ふん、あんなの能力を使ったとは言わねえくらい簡単なことなんだぜ」

漣「なんも言えねぇ〜!」


垣根「……んで、ここが……入渠ドックで良いんだよな……」


垣根(なんで暖簾が掛けられてるんだ、しかも『入渠』の二文字って……銭湯かなんかか)


垣根「とりあえず中に入ってみるか」


時雨「……え、提督本気で言ってるの?」


漣「げ、ゲスや……」


垣根「……あーはいはい、ようは服を脱いで風呂に入る感じってことかよ」


垣根「誰が好き好んでガキの裸見るかよ……」


垣根「つーか艦娘が裸見られて恥ずかしいのか?」


漣「そりゃ恥ずかしいですよ! 時雨さんも同様だと」


時雨「うん、でも……さっきの失態が許されるなら見ても良い……なんてね」


垣根「……思い出すとまた暴れそうだからさっさと入ってこいよ」イラ


時雨「ご、ごめんなさい! 修復に1時間くらいかかると思うからから出たら執務室で待ってるよ!」

ガララ

バタン

垣根「……ッチ、なんか調子狂うな」


漣「でも垣根さんの命令はなんでも聞くと思いますよ」


漣「さっき躾されましたからね……」フフ


漣「……アレは躾っていうか……矯正?」

酉は#の後ろに文字打たないと
後文字列はもうばれたから他のに変えたほうがいい

>>54
さっきやり方調べてきたんですがこれで良いですか?

問題なきことよ
#の後ろの文字列を知らないと同じトリップは出せぬのです

>>56
勉強になりました。ご教授感謝します!


漣「さて、これでこの鎮守府には艦娘が2人に増えましたね!」


垣根「……なぁ」


漣「なんですか垣根さん?」


垣根「あの機械で艦娘が作れるなら何体でも作って大艦隊でも作れないのか?」


漣「垣根さん……ちゃんと資料読みましたか?」


垣根「あぁ? この俺に見落としてる点があると?」


漣「……開発資材ってご存知ですか」


垣根「……そーいうことか、確か遠征と大陣営?から毎月1回送られてくるんだったな」


漣「そうです、この鎮守府にある開発資材はさっき使ったのでもう残り4個しかないんです」

垣根「そうか……」



漣「だから諦めて明日には出撃を……」


垣根「なら今日中に全部使っちまうか」


漣「ちょっ!なんでそうなるんですか!? 」


垣根「漣、この鎮守府には人が少なすぎる……いや3人とUMAが数十体だけだ」


垣根「そして、俺はこの世界に来てから日も浅い、なるべく多くのやつらからこの世界の情報を仕入れたい」


垣根「だったら、頭数増やしてそいつらから人脈を広げていく……まぁ俺も海軍学校の主席扱いだし、どうにかして上の偉そうにしてるデブどもから元の世界に戻る為の情報を得る………」


漣「本当につっこみどころありますけど、その考えはわかります」


漣「でももう少し考えたりしないんですか!? ほら日本人の精神『もったいない』とか」


垣根「うるせぇ!出し惜しみしたら出し抜かれるのはこっちだ!」


垣根「とりあえず俺は工廠に戻って今から建造する! そうなりゃこの後のこともスムーズにいくだろ!」

バサァ!


漣「ちょっ!! 勝手に飛び立たないでください!」


垣根「先に工廠の方に戻ってるからあとから追ってこい!」

バッサバッサ


漣「……マジで行っちゃったよ」

【5分後】

漣「さっきは空飛んでたからわかんなかったけど、歩くと結構時間かかるんですねー」


漣「…この鎮守府、移動の便悪くね?どんな考えでこんなに離して施設置いてんだし…」


漣「はーい、ようやくさっきまでいた工廠に到着…隣なのに資材置き場がデカすぎるし長い…」


漣「まぁ、垣根さんだったら同じ事思って無理やりくっつけそうだなー、『俺に常識は通用しねぇ!』…って言ってさ!」うぷぷ


キャー!!


漣「!! …今のは女の子の悲鳴!?…でもまだ5分くらいしか経ってないのに…」


漣(…まさか!!?)ダッ



【工廠】


漣「垣根さん!まだ手を出しちゃ!!」


垣根「おう漣もう着いたのか!でも…」


村雨「…がは」大破


垣根「遅かったな!」


漣「良い笑顔で言わないで下さい!?」

村雨「」チーン


漣「なんで5分でこんな事になるんですか…そもそもこの子名前は?」


垣根「白露型3番艦の村雨だと、出てきて早々馴れ馴れしく抱きついてきたからムカっとしてやった」


漣「そんな事だとは薄々分かってました…それにしてもまさか工廠の隅に置いてあったあの高速建造材の存在に気づくとは…」


垣根「書類の中にその高速建造材の事は見ていたからな」


垣根「ここにあると思って協力的な妖精どもに探してもらった甲斐がある」


妖精「「「「ガタガタ」」」」


漣(あの様子じゃ脅したな…)


垣根「さてこれでこの鎮守府、もとい俺の部下は3人になった! あと3回建造できるから今すぐ作る」


漣(この人は止めても聞かなそうだから、しょうがないな〜)


漣「作るんだったら軽巡とかを狙ったほうが良いですよ」


垣根「軽巡…あぁ確かそいつと駆逐艦数隻で水雷戦隊とか組めるんだっけな」


漣「そうですよ、私たち駆逐艦をリードする存在の軽巡洋艦があれば戦力も上がるんですから!」


垣根「ならこの資材の量をどうすればいいんだ?」


垣根「量によって艦種が変えられんだろ?だったらどんな数値入力すれば出るか教えてくれ」


漣「…良いですよ、でも私の背がパネルより少し小さ手しか届かないので…持ち上げてくれませんか?」


垣根「はぁ!?今目の前にいる俺に数字を言えば良いじゃねーか!」


漣「…なら教えませんよー」


垣根「…あそこで転がってるウザ雨のように、ぶちのめしたって良いんだぞ」翼バサァ


漣「そ、そんな事言われても教えてあげないです!」ガクガク


垣根「…足震えてるぞ」


垣根「…あーもー!そこまで引き下がんねーならほらよ!」


漣「あ、まだ心の準備が!!」


垣根「ほら早く入力しろよ!」


漣「わ、分かってますよ…」


漣(うわうわ!本当に私の事持ち上げてくれた!!で、でも……)

ムニ

漣(む、胸に手が当たってますよー!!って言うかこの人は気づいてるの!!?)


垣根「まだかよ…」


垣根(早く軽巡だす数値入れろよ)



漣(この人本当に興味なしだ!!?)


漣(で、でも…ちょっと嬉しいな…)ぽー

漣「……はい、入力終わりました」ピ

ウィィィン…


垣根「おうご苦労さん」ポイ


垣根「…あ?お前顔真っ赤にしてどうしたんだよ?」


漣「ほへ!?顔赤くなってるんですか!?」

漣「うっわ!本当だ顔あっつい!!」


垣根「まぁどうでもいいけど、艦娘が風邪なんかひくんじゃねーぞ」


漣「は、はいー…」カァァ


垣根「気を受けろ…さて、時間はどれくらいかかるんだかな」


【01:14:40】


垣根「はい長い」つ高速建造材


【00:00:00】

プシュゥゥゥ…

ウィィィン…

ガシャンッ


垣根「軽巡ってのはどんな奴が出てくんのか」


垣根「…あんまりうるさくないやつがいいけどな」


漣「時雨さんだってうるさくないですよ?」


垣根「そこに転がってるのがうるさいから、プラスマイナス1にしなきゃ気が済まないんだよ俺は」


漣「ふーん」


村雨「…そ、それより入渠させて…」

今日のの夕方に更新です

僧正「うほほーい♪」


陸奥「もう提督ったら!また大型建造しちゃって!」


僧正「いやぁ、ワシは新しい艦娘が欲しくてたまらんのじゃ! この衝動はワシの悪いクセじゃのう」


陸奥「あとで大淀さんに怒られても知らないんだから!」


僧正「ほっほ、若いおなごに怒られるのも新しいのぉ♪」


僧正(ほほほ、まさか魔神のワシが死んだ後の世界が異世界じゃったとはの……これもアレイスターが仕組んだことなのじゃろうが……)


暁「提督ー!暁ってば遠征頑張ったんだから褒めて褒めてー!」

電「い、いなずまも頑張ったのです!」


僧正「ほほ♪ そうかそうか偉いのぉ〜」


僧正(……悪くないわ〜)



垣根帝督の鎮守府よりさらに離れた地の鎮守府での一幕


fin

>>71

なんか思いついたら書いてたので上げておきます


漣「…ってよく考えたら私もうるさいのに入ってんですか!?」

垣根「当たり前だろうるせぇな…お、出てくるぞ」

漣「こんないたいけな淑女に向かってそんなこと言うとは…およよ」

垣根「無視無視」


ガチャ


阿武隈「長良型軽巡洋艦の阿武隈です……こ、こんにちは」

垣根「…軽巡が出るんだよな?」

漣「え?目の前に軽巡いるのになに言ってんですか?」


垣根「いや…」


垣根「こいつお前と同じガキじゃん」

阿武隈「え…な、なんで着任して早々にガキって言われているの私…」

漣「ちょっと垣根さん、その言い方はひどいと思いますよ」

漣「確かに私のいっこ年上に見えますけど、これでも火力や装甲もこの阿武隈さんは駆逐艦よりは上なんですから!」

阿武隈「私あなたよりは結構おねぇさんなんだけど!?」

垣根「ふざけんな、年上の女ってのは雰囲気でわかるんだよ! 」

垣根「阿武隈だったか?お前からはそんな雰囲気感じねぇ!!」

阿武隈「えぇーー!!?」

阿武隈「着任早々になかなかイケメンな提督に罵られた!? 私なんでここに来ちゃったんだよぉ〜…」

垣根「まぁお前が軽巡なのは最初から知ってるから気にすんなよ」

漣「ごめんなさい阿武隈さん、私もちょっと垣根さんのノリにのっちゃいました!」

阿武隈「今の全部小芝居なの!?」

垣根「改めて言おう……よく来たな俺の部下、4番目の艦娘」


阿武隈「……う、うん」チラ


阿武隈「とりあえず歓迎は後ででいいから、その前にあの子なんとかしないとマズイんじゃないかなぁ……」


阿武隈「死んじゃうよ?」


村雨「あ…暁の水平線に勝利を…」轟沈間近


漣「あマジだ……ってこんな呑気にしている場合じゃねぇ!!?」


漣「垣根さんあれマジで死んじゃいますよ!」


垣根「死なれると困る!」


垣根「さっきの高速建造材が無駄になっちまう!!」


漣「そこですか!?」

垣根(そのあと、瀕死だった村雨を入居まで運んで服を着せたまま入居風呂?とやらにぶち込んでやった)


垣根(まだ風呂に入っていた時雨から「やっぱり僕の裸を見にきたんだね…」なんて寝言を言うから未元物質ぶつけてまた1時間入ってもらうことにした)

垣根(さて、現在この世界に来てからまだ8時間ってところだが、提督業務の書類関係は明後日までの分全部を終わらせたところだ)


垣根(もちろん、未元物質をフルに使って10人ほど俺のコピーを出してやらせただけなのだが…あの艦娘共にはあまりにもショッキングな光景だろうから出入り禁止にしてから行った)


垣根(執務も終わったし、今日はもう飯を食って終わりにしようとしたんだ…)


垣根「…んで、飯がこれか」


【カップラーメン】

【大根の浅漬】


漣「あははは……」


時雨「ご、ごめんよ帝督……」


阿武隈さん「漬物程度だったら作れるんだけどね〜、お米が見あたんなくて…」


村雨「村雨ってば料理とかやったことないやー!あはははh」

ブン


ドガン!


村雨「…な、なぜ…」中破


ドサ


漣(いや、あの人が怒ってる時に笑ったらダメですよ…)


時雨(体ふやけちゃうんじゃないかな…)


阿武隈(アホなのかな…)

垣根「お前らご飯を作れないのか?」


漣「…まぁ、もう少し材料があればよかったんですけど」


阿武隈「この鎮守府長い間人がいなかったせいなのか、非常食のカップ麺と裏にある妖精さんの畑しかなくて…」


時雨「もしかしたら僕ら餓死する可能性もあるね」


垣根「……クソ、暗部の頃にゃ食で困ることなんざ無かったぞ」


漣(暗部?)


垣根「しかし困った、どっかから食材が出てくれれば……」


時雨「なんなら僕が鎮守府の裏にある山から山菜でも採ってこようか?」


阿武隈「今は真っ暗だから危ないよ?」


時雨「でも帝督が困ってるんだ」


時雨「帝督の為だったら僕は暗い森の中でも山菜を採るよ」


漣「時雨さん…」


阿武隈「なんて良い子なんだろう……」


垣根「いや、そこまでされると重いし…胡散臭いわー」


垣根「余計なことすんな」


漣「私はそう言うと思ってましたよ」


時雨「…くぅーん」


阿武隈「よしよし…」

垣根(…しょうがねぇ、こいつらには内緒にしとくことにして…あの手段を使うしかない)


垣根(カップ麺だなんて栄養の偏るもんなんざ食うのも嫌だが……正直アレは俺も嫌だ…)



垣根(それでもやるか……カップ麺なんて俺はいやだからな)



垣根(俺は学園都市第2位 垣根帝督だ)



垣根「俺に常識は通用しねぇ!」


漣(何言ってんだこの人…)

【入渠ドック】


漣「あーもう何考えてんだかあの人はー」


時雨「急に僕らに風呂入ってこいと言って調理場に籠るんだからね」


阿武隈「なんなのあの提督さん」


漣「さー、私に聞かれても異世界から来た超能力者だということしか分かりませんよー」


阿武隈「そ、そうなの!?……って異世界って本当なの!?」


時雨「僕も初耳だよ」


村雨「ふっふーん! 私ってばあの翼に2回も叩きのめされたんだからねー!」


漣「それは自慢できることじゃないですねー」


時雨「死にかけてちゃ世話ないと思うよ…」


阿武隈(アホなのかしら…)


ザバァー


漣「あーいいお湯ー」


阿武隈「なるほど、あの人の名前は垣根帝督なのね」


時雨「僕ずっと帝督って下の名前で呼んでたけど……気付いてくれたかな」


漣「いやー気付いてないどころか聞いてすらいなそうですね」


時雨「…クーン」


阿武隈(忠犬可愛い…)


漣(2回もぶっ飛ばされたから忠犬に目覚めっちゃったようですね…)


村雨(時雨ったらいつも通りね…お腹すいたなー)

阿武隈「でも…なんでその学園都市の第2位さんが、違う世界であるここへ来たのかな?」


漣「わっかりませんよー、着任して執務室に挨拶しに行って入ったらすでにいたんですから」


漣「その直後に死んだとか生き返ったりとか、第1位とか半裸の子供だとかわけがわからないこと言ってますし」


阿武隈「…もしかしてさ、提督ってその第1位って人や子供に殺されてここに来たってことになるの?」


時雨「だとすると霊体…いや霊魂なのかな?」


村雨「でも、あんな翼生えたり伸び縮みするようなすっごい能力を使えている時点で霊じゃないじゃん」


漣「そうですね…」


時雨「もしかしたら帝督がここに来た原因に、あの『未元物質』って能力が関係してるんじゃないかな?」


阿武隈「確かにありえそう…」


漣「…人材派遣…暗部…あの言動は一体なんだったのか」


阿武隈「漣ちゃん?」


漣「あぁ…いえ、何でもありません」


漣「もうそろそろ垣根さんが指定した時間ですしもう出ましょうか!」


阿武隈「あ、もうそんな時間なんだ!遅れたら村雨ちゃんの二の舞になっちゃう!」


村雨「阿武隈さーん!?それを言うなら時雨だって何回も入渠入りさせられてるんだけどなー!?」






時雨「僕のはワザとだけどね」ボソ





漣「え?」



時雨「さー早く出ようかみんな、帝督が待ってるからさ」


漣「……き、聞き違いだよね」

今日の更新はここまでにします。

明日の更新は20時以降になります
その間、ふと考えたssも投下したりします

おやすみなさい

結標「ショ、ショタよ……あ、あなたはショタよぉ……」ハァハァ


レーベ「」ガタガタ


結標「だ、大丈夫……女同士なら問題ないから……」
ガシ

レーベ「ひぃ!!?」


結標「レーベちゃん……お姉ちゃんって呼んでちょうだい……」ハァハァ



秋雲「う、薄い本が順調に描けますわー!!」

秋雲「ウヘヘ!い、良い笑顔ですよレーベさーん」



結標提督の好みは、男装させた若葉とレーベです

fin


課題終わったので本当に寝ます

漣「お風呂あがりましたよ垣根さんー」


垣根「おう、そんな時間ぴったりに来ることもなかったのに、偉いなお前ら」


時雨「そうでもないよ」


漣「阿武隈さんと村雨さんはまだ髪乾かしてる最中です」


垣根「…まぁ、女にとっては髪は命だし、身だしなみには俺は寛容だ…」


阿武隈「ごめんなさい、遅れちゃいました〜!」


阿武隈「…あれ? 村雨ちゃん私より先に出たのにまだ来てないの」


垣根「…よしお前ら、これからすごいもんを見せてやる」


漣「え? いやいや、村雨さんが…」


垣根「腹減ってるんだろ?だったら後にしておけ」


垣根「村雨はちゃんと見つけたら目も当てられない姿にしてやるから」


村雨「しーれーいーかーんー!!」


漣「あちゃー…」


時雨「グッバイ村雨…」


垣根「おう村雨遅かったな!どこ行ってたんだ?」


垣根「…その持ってるカゴは何だ?」



村雨「いやー妖精さんから『これでも食べて!』って言われてトマトやキノコを貰っちゃったんだ〜」


村雨「流石に重かったから妖精さんと一緒に運んできたの!」


垣根「……そうか」


垣根「なら許す……ほらその野菜は置いてさっさと席に座れ」


村雨「はーい!」


漣(おぉ許された、確変かな?)


時雨(信じてたよ村雨」


阿武隈(アホだけど良い子ね…)


垣根(こいつらぜってぇ村雨のこと思ってないだろ…)

垣根「それではこれより、俺がある方法で入手した食材を使っての料理をお前らに見せてやろうと思う」


漣「わーすごいなー」パチパチ


時雨「帝督が出したものなら僕は残さずに食べるよ」


村雨「ちょっと楽しみー!」


阿武隈「期待してるかも…ちょっと…」


垣根「そんな口をきけるのはあと数秒だ! 見ろこの俺が作った鮮やかな料理を!!」バッ


【食欲が湧く豪華な料理】


漣「え!!!?ちょっとこれは!!」


時雨「我が目を疑うよ……!!」


村雨「すっごーい!」


阿武隈「いや待って待って!! 提督はどこからこの食材手に入れたのよ!?」


垣根「」ギク


垣根「お、俺の能力は空を飛ぶことができる……あとは分かるな?」


漣「…まさか野生の動物を狩ったんですか?」


時雨「それはひどいんじゃないかな…」


垣根「俺とこの能力、未元物質に常識は通用しねぇ」


垣根「腹が減れば他の命を食べる、それが人間だろ」


垣根「ここは海軍所属の鎮守府、だったらお前らも軍人らしく相手の命に対して敬意を持て」


垣根「それに明日、初めての出撃をするんだ」


垣根「だったら精がつくもの食って備えるべきだと俺は思ったまでだ」


垣根「米はないが…残さずに、食え」


漣「またまたツッコミしたい気もしますが…今回は無粋かもしれませんね」


時雨「うん、帝督の意図が分かっただけでも僕は嬉しいよ」


村雨「明日は村雨の1番良いところ見せてあげるね!」パク


垣根「!!」


阿武隈「ちょっと村雨ちゃん!まだ食べちゃダメでしょー!」



阿武隈「提督に殺され……」


垣根「……いや…うん、罪悪感なんてねぇし…」ドキドキ


阿武隈「……提督?」



村雨「うん…うん…」むしゃむしゃ


垣根「ど、どうだ味は?俺も見よう見まねで作ったんだが」


村雨「うーん、何だかしょっぱいんだか甘いんだかよく分かんない味だけど……」ゴクン


村雨「美味しいよこれ!」

垣根「え、嘘だろ」

村雨「嘘って?」


垣根「いや俺も初めてだから味付け間違えたかもなーって思ってよぉ…美味いんだったらいいんだ…うん」


漣「村雨さんずるいですよ!だったら私も、いただきます!」パク


時雨「僕も、いただきます」パク



垣根「うし、これで艦娘には悪影響がないのが分かったな…」


漣「提督!これ美味しいですね!」モグモグ


時雨「味付けはよく分かんないけど、これは元気が出るね!」ほっこり


阿武隈「うーん、美味いけどぉ…なんかしっくりこないような…」ムグムグ


垣根「おう、そのままどんどん食え」


垣根(今さら未元物質で作った俺でも得体の知れないもんとは言いづらい…形を整えて色を塗っただけのもんだからな…)

既知のものは作れないんだっけ?


>>97
未元物質そのものに制限がないからできたはず、生命や生き物は作れないけど姿形の再現は出来る
新約6巻でそうだったはず





垣根(よく考えたら、俺がこんなの食う意味や作る理由なんざねぇな)





垣根(俺だけ村雨の持ってきた野菜でも調理して深夜にこっそり食うか)




垣根(こいつら良くこんな甘いんだかしょっぱいんだか分からねぇもんを美味しそうに食えるな…おー怖)





【こうして垣根帝督にとって長い1日が終わった】



アウレオルス「当然、この海域も難なく突破したな」


大淀「提督、今日は海域突破の宴会を開きますから1時間後に大広間に来てくださいね」


アウレオルス「うむ、では今行こうか」

大淀「でも今はみなさんが…」


アウレオルス「依然、私は部下の喜ぶ顔や声が聞きたいだけだ」


アウレオルス「彼女たちは私のために頑張ってくれたのだ…その為に少しでも手伝いをしたい」


大淀「提督…」グス



加賀(cv井口裕香)「提督、頑張りました」


利根(cv井口裕香)「うむ!ワシは頑張ったぞ!」


五十鈴(cv井口裕香)「私たちの力すごいでしょ!」


加賀2(cv井口裕香)「第二艦隊も頑張りました」


利根(cv井口裕香)「うむ! 第二艦隊も頑張ったぞ!」


アウレオルス「はっはっは、そうかい」


アウレオルス「感嘆、私も嬉しいぞ」



アウレオルス(インデックス、私は君がいなければ生きる意味がない)


アウレオルス(君が救われてしまったあの日、私は目の前のあの少年が許せなかった…)


アウレオルス(だが敗れた、自身の心の弱さの前に…)


アウレオルス(あの少年の右手…騒然、あの竜の顎に噛まれたせいで私の意識は無くなり…ここで目覚めた時は驚いたが)


アウレオルス(君の声に似た子達と出会えて私は今が楽しい…)


アウレオルス(静かそうな君の声、優しそうな君の声、恥ずかしがり屋な君の声……)



アウレオルス(私は記憶をなくす前の君を見ているようで今が本当に楽しい)



アウレオルス(でも、もしいつか戻れたら…ここにいる子たちの声ではない君本来の元気で無垢な声が聞きたい…)


アウレオルス(『おかえり』……と)




名取(cv井口裕香)「あのー、どうしたんですか提督?涙流してますけど…」


アウレオルス「おっと、これは嬉し涙さ…、さてこの祝賀会の準備を早く終わらせ鎮守府の艦娘たちで戦いの疲れを取ろうではないか」


名取(cv井口裕香)「そうですね!」


天龍(cv井口裕香)「ほらさっさと準備進めようぜ!」


アウレオルス「必然、今日は楽しもう」



錬金術士が艦これの世界に迷った場合


fin

アウレオルス=イザードが結構好きだったので書きました
今日は少し書いて寝ます

【次の日】

時雨「帝督、今日は出撃なんだよね?」


垣根「その通りだ、だからわざわざ艤装を着けたお前らが海の上にいるんだ」


垣根「旗艦は阿武隈、その次に漣と時雨と村雨だ」


垣根「なんか異論があるなら聞いてやる」


時雨「それじゃ失礼ながら聞くけど…」



時雨「なんで帝督も着いて行こうとしているの?」


垣根「提督って指揮官だろ?なら着いて行くだろ普通は」


漣「だからと言って翼出して飛ぼうとしないでください、制空権確保済みじゃないですか」


垣根「むしろ逆らう奴ら全員をぶちのめしたい」


阿武隈「深海棲艦には同情しちゃうな」


垣根「この世界にきてまだ1日しか経ってないからな、敵である深海何たらの情報だけは1度俺自身の手を持って経験したいんだよ」


垣根(元の世界に戻れる方法もなんか知ってそうだし…)




時雨「でも帝督なら大丈夫だと僕は思うよ」


時雨「死ぬわけないし」


村雨「むしろ私たちが死ぬかもねー!なんちゃって!」


阿武隈「なんちゃってで済むといいね…」


漣「よーし、そんじゃ初期艦の私が号令とってから出撃しますねー!」


漣「漣、出る!」



垣根「ブッフ! なんだよそのセリフだっっせぇ!!!」


漣(マジうぜぇ)

垣根「海の上を走るのって気持ちよさそうだな」


漣「そうでもないですよ」


漣「結構疲れますし、潮風で身体中ベッタベタになります」


時雨「入渠って傷を治す以外にもこの不快感を拭う為に入るからね」


村雨「司令官はベタベタとか気にしないの?」


垣根「いや、俺は未元物質でフィルター張ってるから潮風なんて浴びねーから」


阿武隈「うー、いいなー…私って髪が傷むと嫌だからそーいうの羨ましいよ…」


垣根「はっ! 俺とお前らじゃ格の違いがあるんだよ」


村雨「司令官ってばすっごーい!」


垣根「おうおうもっと言っても…」


垣根「!?」ガク


漣「ど、どうしました?急に高度下げたりして…」


垣根「……いやなんでもねぇよ」


垣根(?なんだか未元物質の出力が……)


垣根(下がった?)


阿武隈「!前方に敵影確認!」


イ級「」


ハ級「」


漣「垣根さん指示を出して下さい!」


垣根「あ、あーとな…ちょっと待て…」


垣根(あれが深海棲艦か…)


垣根「なぁお前たち」


漣「どうしたんですか?早く指示を…」


垣根「あれ俺が倒していいか?」


漣「…はぁ?いやいやいや、私たち艦娘が戦うのが常識の世界なんですよ」


漣「どこの世界に司令官自身が深海棲艦と戦う世界があるというんですか?」



垣根「そうだな、それが常識だよな」


垣根「でも残念だが」


垣根「俺にその常識は通用しねぇ」


漣「うーわーまた出たよ」


時雨「帝督…かっこいい」ぽー


村雨「カッコイイカッコイイ!!」


阿武隈「早く指示出してくんない?」



垣根「むしろそんな前提はこの俺がここにいる時点でひっくり返ってんだ」


垣根「学園都市第2位の実力、今見せてやるよ」


イ級「」主砲

ズドン!


垣根「おっと、敵もどうやら俺を最優先で潰す気でいるようだな」

ブン


ドガン


漣「翼で砲弾を打った…」


阿武隈「何なのあの能力」



垣根「だがもう終わってるんだよ」クイ


時雨「今何か見えないものが翼から出てイ級に!」


イ級「!?」轟沈


垣根「俺と出会ったのが運の尽きだったんだ…哀れだと思うが同情はしねぇ…」


ハ級「!」ガタガタ


垣根「悪いが俺は先を急いでんだ」


垣根「とっとと運の無さに絶望して死ね」


ブン


ドガァァァン…



垣根「おーし、とっとと次行くぞ」


漣「もうあいつ1人でよくね?」


ヒラヒラ

垣根「んあ? 何か空から降ってきたな…」パシ


【曙】


垣根「何だこのカード?」


漣「あぁそれは私たち艦娘が入ったカードですね、たまに深海棲艦が落としていくんです」


垣根「なに…あいつらって子供の頃に見たペガ○スみたいに艦娘をカードに入れて楽しんでんのか?」


漣「知りませんけど、とりあえず垣根さんの大好きな部下を増やす方法はこれでも出来るってことですよ」


時雨「曙かー…」


村雨「開口一番のセリフでぶっ飛ばされる未来が見えるね!」


村雨「友達になれそう!」



阿武隈「ねぇ早く行かない?もう提督が全員倒していいからさー」



阿武隈「敵影確認!全艦配置に…」


垣根「おらぁ」ブン


イ級「」轟沈

ロ級「」轟沈

ハ級「」轟沈


【涼風】GET



阿武隈「て、敵影かくにん…」


垣根「はい、終わり」ブン


ハ級「」轟沈

ハ級「」轟沈

ハ級「」轟沈


【暁】GET


阿武隈「はいはい、次の場所がこの海域最後の場所ですよー」


時雨「なんか僕たちなにしにきたのって話になるね」


村雨「楽だね!」


漣「もうこの世界の命運あいつ1人に任せていいんじゃね?」

ヲ級「…」


ズゥゥゥン



阿武隈「はいはいヲ級ですねー」


時雨「この海域にヲ級が出てくるのは予想外だけど、帝督がいれば大丈夫だよね」


ドボン


村雨「あれ?何の音?」


漣「もう相手が撃ってきたんですかね…、ほら垣根さん、少しは手応えがある相手だと…」


漣「あれ?垣根さんどこにいるんですか?」


垣根「…ここだ」


垣根「…」ぷかー


村雨「う、海に漂ってる…」


阿武隈「な、何で翼しまってるの?」


垣根「いやな」



垣根「能力が切れたっぽいんだわ…」

村雨「はぁ!?」


漣「垣根さん冗談はやめてください!!」


垣根「俺がつまんねぇ嘘つく人間に見えるか?」



時雨「い、今僕たちじゃ歯が立たない相手が目の前にいるんだけど…」


垣根「まずいな」


垣根「言いたくないけど、お前ら俺を抱えてすぐに撤退だ」


ヲ級「……ヲ」


艦攻機ブーン


漣「ちょ!!!」


阿武隈「私が何とかするから! 提督を頼むよ!」


ズガァァァァン!

ドガァァァン!


村雨「司令官ちゃんと私の艤装に掴まっていてね!!」


垣根「お前の艤装にだけは触りたくない俺がいる」


村雨「わがままはダメだよ!ほら出力最大!!」


垣根「うえっぷ!潮風で俺の髪が傷む!!!」




時雨「帝督には指一本も触れさせないよ!」



阿武隈「ならそんな遠くから言ってないで手伝……って村雨や提督より後方にいる!?」



漣「だーーーもーーー!!せっかく海域攻略ができたと思ってたのにこれってないわーー!!」



ヲ級(んだこいつら…)


【鎮守府】


垣根「…」びしょ濡れ


漣「…」大破


阿武隈「うぅ…」大破


時雨「うん」小破


村雨「危なかったね…」大破


垣根「ちょっと待て、なんか1人だけおかしくね?」


時雨「誰だい?」


垣根「いやお前だよ」


垣根「何で時雨1人だけ小破なんだよ」


時雨「僕は西村艦隊の唯一の生存艦だったんだ、これくらい運で乗り切れるさ」


時雨「帝督の護衛も難なく越えられるさ」


垣根「お前俺抱えた村雨より先に逃げてたろ! こっちは見てんだぞ」


時雨「……」



時雨「雨はいつか止むさ……」


カポーン……


時雨「ところで帝督、さっきはどうしたんだい?」


時雨「話し変えやがった…」

時雨「さっきはどうして能力が切れたの?」


垣根「……さぁ、俺にも分からねぇな」


垣根「今までなかったから…ちょっと驚いてる」


阿武隈「そんな、それじゃ提督の能力は無くなったってことですか?」


垣根「いやそんなはずは…あ、出るな」翼バサァ


ドカン


漣「うぶ・ぇ!?」

ヒューー…


ドサ!



垣根「おーい漣、俺の後ろに立つんじゃねぇよ」バサァ


阿武隈(そこ!?)


垣根「にしても、鎮守府に戻った途端に未元物質は使える…」


垣根「何故だ? ックソ、こーいう事があるとなにがなんでも知りたいと思うのは第2位の性分か!」


阿武隈「いや少しは漣ちゃんの心配をしてくださいよ!?」


村雨「大丈夫漣ちゃん?」


漣「ふ、ふへへへ…翼の生えた垣根さんが満面の笑みで私を持ち上げようとしてるぅ……」


村雨「漣ちゃん、それは天使じゃなくてサタン、魔王の一種だよ!!」


漣「私も今すぐそこに行きますねー」


村雨「いやぁ!行かないで戻ってきて!!」


垣根「能力切れる謎とかクソうぜぇ!!」


時雨「帝督ならすぐに解けるさ」



阿武隈「くぁーーーーー!!!もうわけわかんないし!!!もう、みんな入渠ドック行くよ!!」



垣根「あいつら全員入渠ドックに入っちまって俺だけが残された」


垣根「…なんで女風呂しかねーんだここ、後から入るしかねーじゃん」


垣根「うえ……海水が乾いてきて服や髪がベタベタだ」


垣根「とりあえずこの姿で鎮守府内を歩くと後々の掃除が面倒だ」


垣根「汚い場所…工廠にでも行くか」



【工廠】


垣根「あー鉄クセェ」


垣根「とりあえず上着脱ぐか…」脱ぎ


垣根「ズボンは…ん?」


垣根「そういや艦娘のカードをポケットに入れておいてたな」


垣根「…撤退してイライラしてるけど、ついでに作っとくか」


【艦娘建造機】


垣根「えーと、ここにカードを入れればいいのか」

【曙】

シュ

ウィィィン…

ガコン


垣根「んで…へぇ便利だな。もう資材分のやつがこのカードに入ってるのか」



垣根「しかも待ち時間無しか、こいつは手っ取り早くて助かる」



垣根「…うっさい奴だったら嫌だし、あらかじめ躾用の翼出しておくか」バサァ

「あぁ、この世界は良い……」


「あの男がいないから、僕にとっても晴々とした気分をずっと感じられる……」


「まさか、死んだ途端に違う世界に来るなんて」


「しかも、僕の能力も引き継がれている……」


「この能力は、あの人がいない限り汎用性が高くて、ここではとっても役に立つ能力だ」



「……」



「超最高だぜぇぇぇぇ!!!」



大淀「また提督が執務室で叫んでいますね…」


明石「毎日1人っきりになるとこうですからね」


明石「でも考えられませんよね…」



明石「提督が異世界から来た超能力者だってことには…」


大淀「仕事も早いし頭の回転も学生とは思えませんし、まさか目の前で物体を浮かばせられるとは…」


明石「……それ以外は地味ですけどねw」

大淀「そうですねw」



垣根帝督のいる鎮守府のかなり近くの鎮守府の一幕

終わらない

すみませんバイトの残業であと数時間は更新できません!

明日の朝までに続きが投稿できるよう努力します

ガシャン


垣根「お、もう出てくるのか」

ウィィィン…


曙「特型駆逐艦の曙よ! ……え」


垣根「おうどうも、俺はこの鎮守府に仕方なく着任した垣根帝督だ。今度ともよろしく…」


曙「あ、あぁ……」


垣根「どうした?」



曙「キャァァァァァァァァアアアア!!!」


キィィンー!


垣根「うお!工廠内で反響してうっせぇ!!なんだよテメェ!?」


曙「な、なんで上半身脱いでんのよ!?それにちょっとイケメン……って違う!!どうして天使のコスプレした変態がここにいるのよ!?ちょっと憲兵さんいないの!?」


垣根「憲兵ならいないが妖精ならいるぞ」


曙「妖精さん助けて!!」


妖精「「「「…」」」」撤退


ダッ!


曙「どうしてみんな逃げんのよ!?」


垣根「俺がここの提督だからだろ…そうだよな?」



垣根「とにかく落ち着け」


垣根「でないと…」バサァ


垣根「一生黙らせるぞ」


曙「!?」ゾク



曙「…わ、分かったわ……一旦落ち着く…」


曙「その気迫…本当に変態じゃないのね?」


垣根「まぁ誤解だけは解かせてもらうか」

結標「ハァハァ……マックスちゃん……その髪型と短パン姿は中々にグッドよ……」


マックス「」ガタガタ


結標「ねぇ…お姉ちゃんって言ってみてぇ…」ハァハァ



マックス「お…」


マックス「お姉……ちゃん…」


結標「最高よ」鼻血ドバッ



青髪ピアス「なぁ、自分のこと……お兄ちゃんって言うてくれへん?」ハァハァ


不知火「…」


青髪ピアス「遠慮せんといて……なぁ?」ハァハァ


陽炎「…」つバット


青髪ピアス「…ハァハァ、えぇで…Sな美少女もわては好きやで…」


黒潮「…」つ縄


青髪ピアス「なぁちょ!し、縛るんは無しで! ……え?ちょっと3人ともどうしてワテの身体持ち上げんねんや!?」


青髪ピアス「無言やめて!!……ってどうして海岸に向かうとんねん!?」


青髪ピアス「投げんといて!?投げんといてーなーー!!!」



青髪「ア""ッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

曙「なるほど、提督は異世界から来た超能力者なのね……、嘘じゃないでしょうね」


垣根「この翼が見えねえのかよ」バサァ


曙「作り物じゃないのソレ?」


垣根「おら!」

ブン


ドガン!


ガラララララ……


曙「な!工廠の壁が翼が当たった途端に吹き飛んだ!?」


垣根「な?この翼はマジなの」


曙「そ、そうなのね……」

垣根「昨日からこの翼で歯向かう奴らボコしてんだわ」


垣根「お前は賢い判断はしろよ」



曙「う、うん……」


曙(クソ提督とはもう言えないな…)


曙(それにしても、かっこいい人だな…///)

垣根「さて次は、こいつにするか」


【涼風】


垣根「うし、名前からしておとなしそうだし期待はしようか」


ウィィィン…


ガシャン


垣根「おお出てきた」


涼風「てやんでい!あたいは涼風さ!」


涼風「あんたがここの司令官かい?」


垣根「俺はこの鎮守府に仕方なく着任してる垣根帝督だ」


曙「私は今さっき着任した曙よ」


垣根(元気そうだが、村雨のようなウザさはねーな)


涼風「あたいが来たからには百人力だ!」


垣根「おう期待して」


涼風「それにしても司令官!あんた少しなよってるな!」


垣根「……あ"?」


涼風「いやなに、司令官って髪染めて上着脱いでチャラついてるじゃん」


涼風「そーいうチャラついてるのあたいは好きじゃないね」


垣根「…上着はただ濡れてるから脱いだだけだが」


曙(うわ…まずいな)


涼風「それでもやっぱり顔はいいしね!」


垣根「おうサンキュー」


垣根(そろそろ半殺しにするか)


涼風「うん、今日のところはこの辺にしておくよ!」


涼風「てやんでい!!」ダッ


垣根「あ!おいどこ行くんだ!?」


涼風「まずはここにいるみんなに挨拶してくるよー!!」


垣根「ちょっと待てよおい!勝手に行くんじゃねーよ!!」


涼風「てーやーんでーい!!」



垣根「…ダメだあいつは、今後は期待しないことにする」


曙「良いんじゃない…かな」



青髪ピアス「えぇで…ハァハァ…そ、それがいいんや…卵焼きを…たべりゅんや…」



瑞鳳「…」つフライパン



青髪ピアス「そ、それもステータスやし……ワテは好きやで…ハァハァ…」



龍驤「…」つ釘バット



青髪ピアス「ウッハッハー!!貧乳はステータスやでぇーーーーーーーーーーーー!!」



大鳳「…オーケーです」つ拳銃



龍驤「この変態は生かしちゃおけんわ」



瑞鳳「死んでみりゅ?」



青髪ピアス「生きりゅううううううううううううウギャァァァァァァァァァァ!!!?!?!」


青髪ピアス「うぎゃっはは!!これもご褒美やでェェェェーーーーーーーーーーーーーーー!!!?!?!!」


垣根「あーもー、次で最後だ」


垣根「暁……まともで大人しい奴こい!」


【暁】


ウィィィン…


ガシャン!


プシュゥゥゥ…


曙「暁かー」


垣根「どんなやつか知ってるのか?」


曙「提督の期待とは外れた子よ」


垣根「マジかよもうメンドクセェ」


垣根「俺もう良いわ、あとよろしくな」翼バサァ


曙「ちょ!!……って飛んでいった!?」


曙「…飛んでる姿もカッコイイ…///」


曙「…って違う!…私ひとり残された、まぁいいか」


ガシャン


暁「暁よ!私のことはレディーとして扱ってよね!」


暁「…て、あれ?」


暁「提督はどこにいるの?」


曙「えーと、私は曙よ…提督ならさっきどこかに行っちゃった…」


曙「先んずはこれからもよろしくね」


暁「…うん、よろしく」


曙「…ごめんね」


暁「気にしてないわ…」

垣根「うぁー、まだ風呂使ってるから執務室で横になるか」

ガチャ


大淀「あら提督、おかえりなさい」


垣根「今少しイラついてるからあんまり話しかけんな」


垣根「少しソファーで横になってるから、大淀は今朝着任した時に言った通り書類をまとめておいてくれ」


垣根「あぁ、あとは明石には必要な工具にかかる経費と、間宮にはここ1週間の食料代を執務室まで持ってくるように伝えておくように」



垣根「んじゃ頼むぞ」


大淀「分かりました……あと」


垣根「んだよ」


大淀「私たちをみなさんに紹介したほうがよろしいんじゃないでしょうか? 朝早くに大本営からこの鎮守府に着任したのですし」


垣根「まぁいずれ紹介するよ」


垣根「でも聞いたところだと、あいつら全員お前らのこと知ってるっぽいし、廊下で会ったら挨拶する程度でいいぞ」


大淀「でもそれならなぜ朝、みなさんを集めた際に紹介してくれなかったんですか?」


垣根「それはアレだな、戦う前の雰囲気は大事だと思ったまでだ」


垣根「直前でふざけたりすると結構油断や隙が生まれるからな、こいつは俺の経験談だ…、あん時風紀委員を襲わなければ勝てていたかもな……」


大淀「え?」


垣根「なんでもねぇ! とにかく俺は寝てるから入渠ドックの風呂が空いたら起こせよ!」

ガチャ

漣「垣根さーんいますかー?」


阿武隈「お風呂でたけど」


時雨「いま行く途中で村雨が転んで廊下の角に思いっきり頭をぶつけて死にかけてたからもう一回入渠しちゃったんだ」


大淀「あ、いま提督ならお休みになられていますね」


漣「あれ!?大淀さんいつからここに来てたの!?」


大淀「今朝、大本営の方から間宮さんと明石さんと一緒にここに赴任しました。挨拶が遅れてすみません」


阿武隈「どうせ提督の意向で挨拶できなかったんでしょ?」


大淀「えぇ、初の出撃なのであまり気分を明るくするようなことは避けるべきだと…」


阿武隈「ほらね、そこがあの人らしいんだけどねぇ」


漣「…まぁ、どうせ紹介する気もなかったんでしょうけど」


時雨「絶対に『廊下で会ったら』で済ませてそう」


大淀(みなさんすごいですね…)



大淀「ほら提督、村雨さん以外は入渠ドックからでましたよ」


垣根「くかー…」


漣「…黙っていればすっごいイケメンですね」


阿武隈「寝顔で雑誌のモデルと勘違いしちゃうね…」


時雨「これで200万人の中の第2位で、頭脳明晰だって言うから驚きだよ」



大淀「提督ったら執務室に着いてすぐにお眠りになったんですよ。よっぽど疲れてたんでしょうね」


漣「このまま寝かせていても良いんですけど…」


漣「ほら垣根さーん!起きて下さ〜い」


垣根「…んだよ…って漣か、阿武隈と時雨もいるってことは風呂空いたのか?」


時雨「うん、でもまだ村」


垣根「よし!ならさっさと入ってこの不快感を無くす!!」ダッ


ガチャ!


バタン!


大淀「……行っちゃいましたか」

大淀「あ、そう言えば先ほどの提督がドロップ艦を建造したと報告がありましたので、そちらの挨拶もできればお願いしますね」


漣「勝手に作ってたのか」


阿武隈「さっき窓の外で全力疾走してた青い髪…涼風ちゃんか」


涼風「何で彼女少しボロボロだったんだろうね……」

>>161
訂正で
時雨「何で彼女少しボロボロだったんだろうね…」

でお願いします


【入渠ドック】

村雨「う、うぅーん…」


村雨「頭からすっごい血が出てドック内が血塗れだよ〜」


村雨「それはそうと、ここは今私ひとりの貸切状態になったのです!」


村雨「泳いじゃおーと!」


ガラララララ


涼風「ここが入渠ドックか!」


村雨「え!?ちょっと誰よ!?」


涼風「あたいは涼風さ!さっきチャラくてヒョロい提督に製造機から出されたんでい!」


村雨「あの恐ろしい司令官になんてことを!?」


村雨「あ、それよりあなた涼風なの!?でも顔が真っ黒なんだけど」


涼風「てやんでい!水溜りで足を滑らせ燃料に頭から突っ込んだんだい!」


村雨「ちょっと!それじゃ油まみれじゃない!ちゃんと体洗ってから入ってよね!」


涼風「がってんでい!」


シャー

村雨「ぶー……せっかく1人で入れたと思っていたのに」


村雨「まーあの涼風となら何とかうまくやっていけるかなー、とりあえずこの淡いピンク色のお風呂どうしよっかなー」


ガラララララ


垣根「やっとサッパリできるな!先に身体洗ってと…」


村雨「あ」


垣根「……あ"!?」


村雨「……キャァァァァァァァァアアアア!!司令官のエッチィぃぃぃぃぃ!!?」


バシャバシャ


涼風「あれ?提督じゃん」


垣根「誰だお前!?真っ黒黒助か?」


涼風「この顔を忘れたのかい、あたいは涼風さ!」


垣根「顔を真っ黒にして言うな、あの後油にでも突っ込んだのかお前」


涼風「正解だい!」


涼風「それより親睦を深める為に、提督の背中をあたいが流してやっても良いよ!」


垣根「……はぁ」


垣根「まぁ、背中も服がベタついてたから洗ってくれや」スト


涼風「がってんでい!」



村雨「……」ジーッ


カポーン


涼風「提督ってば結構背中大きいんだな」ゴシ


垣根「アホか、これが平均なんだよ」


涼風「くぅー、なんか羨ましい!」ゴシ


垣根「お前のようなガキもいつか大きくなるんじゃねーの?」


涼風「……駆逐艦のあたいでも大きくなるかな?」ゴシ


垣根「あーなれんじゃね?戦艦にもなれるなれる」


涼風「言ったな提督!だったら涼風をいつか戦艦にしておくれよ」ゴシゴシ!


垣根(装備変えればなれんじゃねーの)


垣根「…涼風は良いとして、んでまだ入ってんだよ村雨」


村雨「……へ、ほえ!?……何でって、さっき転んだから……って違う違う!!」


村雨「何でなおも入り続けてんの!? 女の子が2人、しかも全裸で入ってるんだよ!?」


垣根「……はぁ? 何でお前らのようなガキの為に遠慮しなきゃなんねんだよ」


垣根「だいたい、子供の裸見て喜ぶような奴がいんのかよ……いたな、そういやあの1位は……確信は無いが絶対そうだ……うん」


村雨「いやそれはそれで失礼だけどさ!」


垣根「うっせーな、見られたくなければタオルでも巻いてろよ」

ここの村雨は着痩せするタイプで、垣根の目にはまだ子供に見えるってことでお願いします
今入浴中で、お湯が一面ピンク色なので垣根はまだ見えていません




村雨「急いで入ったからタオルがないんだけど…」


垣根「だったらほれ」ブン


カポーン


ガン!


村雨「あいた!?」


村雨「痛いなー、これって風呂桶じゃん」グスン


垣根「これやるから出るとき隠しとけよ、ほら足りねぇならもっとやるよ」ブンブンブン


カポーン ガン!
カポーン ガン!
カポーン! ガン!


村雨「痛い痛い痛い痛い!!!わざとだよねこれ!?」



涼風「ほいよ!背中洗い終わったよ」


垣根「おうサンキュー」


涼風「そんじゃ」サ


垣根「……なんで風呂椅子に座って背中を見せるんだよ」


涼風「次はあたしの背中を洗っておくれよ!」


涼風「こいつでおあいこだろ、な!」


垣根「……ったく、だったら頭も洗ってやるよ油まみれだしよ」


涼風「うん!」



村雨「い、異常だわ……」


村雨「……もしかして私がおかしかったりするのかな?」



垣根「すげぇ油べったりでうぜえ……」


涼風「気合で何とかしてよ!」


垣根「……強くやると髪が傷むぞ?おまえ結構髪綺麗なんだから大切にしろよ」


涼風「そ、そこを言われると照れるな///」


垣根「しょうがねぇな、ならちゃんと丁寧にやってやるからじっとしてろ」


涼風「承知でい!」


村雨「……」


村雨(親戚の子供とそのお兄さんっぽい図だな……そのまんまだ)



垣根「ほいよ、こいつでいいだろ」

ジャー


涼風「ありがとうな提督!これであたいもスッキリしたよ!」


垣根「いや、俺も結構スッキリしたぞ。こんな汚ねぇ油落としたんだからよ」


涼風「すっごい油だなぁ、提督の手は油とか大丈夫なのかい?」


垣根「大丈夫だ、ちゃんと未元物質でコーティングしてたからよ」


涼風「だーくまたー?」


垣根「入渠から出たら教えてやるよ、ほらさっさと風呂入ろうぜ」


涼風「うん!」


村雨「げ!?」


チャプ

ザバン



垣根「あー良い湯だな」


涼風「あったまるね〜」


村雨「……」コソコソ


垣根「にしても何でこのお湯少しピンクっぽいんだ?」


村雨「!!?」ギク


涼風「さぁ?あたいが来た頃にはすでにこの色だったぜー?」


垣根「そうなのか……」


垣根「にしても鉄臭いな」


村雨「……」ドキドキ


垣根「おい村雨どこ行こうとしてんだ」


サバァ


肩トン


村雨「ひゃ!?ちょっと近いよ!?」

村雨(何で躊躇なく女の子に触れられるのこの人!?)



垣根「さっき転んだって言ったよな」


村雨「……い言ったね」


垣根「このお湯の色の原因ってまさか」


村雨「あ、ははは……」


垣根「……テメー、もう少し入渠してたいのかコラ」


村雨「しょ、しょうがないじゃん!死にそうで急いでたんだから!!」ウワーン


涼風「ってことはこのお風呂は村雨の血の風呂ってことかい?なんかちょっと遠慮したいねぇ……」


垣根「テメェ、何で後から入る俺のこと考えないで入ってんだよ」


村雨「だから急いでて」


垣根「血で染めといてその言い訳は聞きたくねぇ」


村雨「う……」


垣根「クソ!こんな不気味な風呂で落ち着けるか!」

ザバァ

村雨「……そこまで言わなくても」


垣根「なんか言ったかオイ」


村雨「……ごめんなさい」


涼風「……」


涼風「提督ー、このまま入っていても良いんじゃない?」


垣根「はぁ?何でだよ」


涼風「さっきも言った通り裸の付き合いってやつだよ!」


涼風「お風呂が血で汚れていても、あったまれば良いじゃないか!」


垣根「いやそれでもだな…」


涼風「良いからほら入ろうよ!みんなで入れば気持ちもスッキリするさ!」


村雨「涼風…」


垣根「……しょうがねぇな…おい村雨、今後はこんな事したら許さねぇからな」


村雨「う、うん!今後は気をつけるよ」


村雨(ありがとう涼風…!)


涼風「ほら仲直りしたんだからみんなで寄って入ろうよ!」


村雨「え?」


垣根「おいちょっ!引っ張るなよ!」

涼風「仲直りー!」

村雨「ちょっと!!嘘でしょ!?」


加賀「提督、お腹が空きました」

上条「いやいや、ウチの鎮守府の食料はほとんど底をついてまして」

加賀「何ですって!? 一昨日食料が届いたばかりなのに」

上条「いやさぁ、その食料を平らげたのが誰か分かるだろ」

インデックス「げっぷ!」

オティヌス「すさまじいな……本当にシスターにあるまじき食いっぷりだ」

加賀「……」

加賀「頭にきました」

上条「いや待て加賀落ち着くんだ!!同じ声色で同じ大食いキャラが被っているからってそこまで怒る事はないだろう!?」


加賀「では今後の食料は?」

オティヌス「そうだぞ、ちなみに他の艦娘からも苦情が出てる」

上条「まぁ間宮さんも鳳翔さんも、インデックスが幸せそうに食うのを見て楽しそうに料理作るのも原因だからな……」

上条「……不幸だ」


鳳翔「インデックスさん!今度はこんなの作って見たんですけど……どうですか」

間宮「この新作のカレーの味見てみてよ!」

加賀「」ブチ


加賀「頭にきました」つ弓

上条「ついに弓矢を手に取った!?」

インデックス「? 加賀しゃん、どうふたろ?」モグモグ

加賀「今すぐ食べるのをやめなさい、そして間宮さんも鳳翔さんもこのダメシスターにあまり餌を与えないでください」

インデックス「はぁ?」かちーん

上条「まずい!!」

インデックス「それはこっちのセリフなんだよ!私は10万3000冊の魔道書をこの頭の中に保管してるんだよ」

インデックス「そのための栄養を補っているだけかも!」

「かも!」

インデックス「この脳筋!」

加賀「良いでしょう、どちらが正しいのか争って得るというのはどうですか」

インデックス「望むところなんだよ!」

上条「おいちょっと待てお前ら!」

オティヌス「だれだいまの」

垣根「……」

垣根(涼風に引っ張られて3人並んで5分ほど入浴したが……)

村雨「ぼけー///」

垣根「んでこいつゆでダコみたいに真っ赤になってのぼせて倒れたんだ?」

垣根「おかげで俺が脱衣所まで運ぶ羽目になったぞ」

涼風「てやんでい! きっと仲直りした嬉しさでのぼせたんでい!」

垣根「そうだとしても俺に労力を使わせたんだからウザったくて仕方ねぇが……」

垣根「うーん……」

涼風「? どうしたんだい提督? 村雨の体になんか異常でもあるのかい?」

垣根「いやなに」

垣根「こいつ、けっこう胸デカいなと……」

村雨「……み、水ぅ……」

すみません再開します


垣根「風呂入ったら腹減ったなー」


涼風「食堂にでも行こうや!」


垣根「おいおいあんまり走んなよ。走ると転んでこの村雨みたいになっちまうぞ」


村雨「うにゃー…」


涼風「提督がそう言うならあたいも我慢するよ」


涼風「……」ウズウズ


垣根「……そんなにじっとするの嫌か?」


涼風「うん!」


垣根「なら先行ってろ。遅れて食堂に行くから」


涼風「わかったでい!」タタタ


垣根「うわ本当に行きやがった……ウザくない分付き合いがだるそうな奴だな」


村雨「う、うーん…」


垣根「…なんで俺はこんな意味わかんねぇ世界でガキ背負ってんだろうな…」





【食堂】

漣「もう夕食どきだからみんな食堂に集まって先に自己紹介を済ませたよ!後から来た涼風ちゃんもすぐに挨拶したから省略するよ」キャピ


時雨「どうしたんだい漣、虚空に向かって独り言なんて……」


漣「なんでもないよ察しろ」



垣根「あー腹減った…」




時雨「あ、提督が来たよ」


漣「うわ本当だ」


曙「て、天使…」


暁「ここに着任して初めて見たわ…」


涼風「やっと来たんだね提督!」


阿武隈「マジで艦娘と一緒にお風呂入ったんだぁ…」ヒキ


時雨「そもそも僕らを女としてみていないから大丈夫だと思うよ」


漣「おい待って、曙ちゃんだけおかしくない?」

漣「まだ1日しか経ってませんから、都合の良い使用人レベルに見てるんでしょうね」


曙「使用人でもちょっとだけ…光栄だわ」


漣「曙ちゃん、さっきから何を見て発言してるのか知らないけど、そんなに良い奴じゃないよアレ」


垣根「テメェら少しは歓迎しろよ、俺はここの最高責任者なんだぞ」イラ


垣根「ってあ? なんかしらねぇ子供が混じってんぞ」ジロ


暁「ぴゃ!?」


曙「あーこの子はあの後面倒くさくなって帰ったあとに出た艦娘です。名前は暁ちゃん」


暁「わ、私は暁型駆逐艦の暁よ! …よ、よろしくね司令官…」


垣根「…んでまたガキが……」イラ


暁「こ、怖い……」


漣「大丈夫だよ。艦娘はこーんな危機には慣れっこだからすぐに慣れるよ」


阿武隈「あなたなら大丈夫だろうけど、怒らせたら艦娘だろうと死ぬからね」


暁「う、うん…」ガクガク

垣根「さて、今日は間宮って奴がいるからわざわざ料理作らなくても良いんだっけか?」


漣「いるからって…さっき間宮さんが朝垣根さんに挨拶したって言ってましたけど」


垣根「…あ、あの茶色い髪の奴か」


時雨「覚えておこうよ」


垣根「気が向いたら覚えておくわ、気が向いたらな」


垣根「で、そんで夕飯のメニューとかはないのか?」


漣「それなんですけど、夕飯は決まった料理が出るんですよ。でもお昼に定食とかランチがありますのでそこでは好きなものが食べられます」


垣根「ふーん、んじゃ席に座っていれば持ってきてくれるのか?」


阿武隈「自分で取りに行くんだよ…」


垣根「めんどくせぇな…」


涼風「ごっはーん!美味しいご飯!!」ワクワク


垣根「あ、そうだな。おい涼風、俺の分の食事も持ってきてくれよ」


涼風「がってんでい!」ダッ


垣根「これで解決」らくー


漣「こいつはゲロクセェ…」


時雨「パシらせるところなんて、もう安定したクズっぷりだね」


垣根「なんか言ったか?」バサァ


漣「いいえーなんでもないですよー?」シラー


涼風「持ってきたよー!」


阿武隈「あ、頭にお盆乗せて運んできた二つ同時に持ってきてる…!」


時雨「しかも走ってこっちに向かって来るんだけど」


曙「運動神経よすぎでしょあれ」


漣「涼風って私らの中でも結構スペック高いんじゃない?」


垣根(あいつの役職は便利係兼脳筋にしよう)

更新を停止していてすいません

並行でやってるHOのssで少し熱が出て書き続けてしまって、更新が止まってました

定期的に更新は再開しますので是非お付き合いいただければいいかと思います

村雨「……うーん」


垣根「こいつ邪魔だな、床に寝っ転がしとくか」


時雨「提督、いくら村雨でもそれはちょっと女の子に失礼じゃないかな?」


垣根「ならどうしろってんだ?椅子に座らせても横に倒れてまーた頭打つぞこいつなら」


漣「ふっふっふー、良い考えがありますよ」


垣根「聞いてやる」


垣根「…なんで俺が村雨に膝枕してるんだよ…」


漣「椅子に座って倒れちゃうならいっそのこともうひとつの椅子を用意して寝かせちゃう!でも少しでも頭部の負荷を和らげるためには膝枕がなお一番!」


漣「見てくださいよこの村雨ちゃんの寝顔! 垣根さんの膝に頭を乗せてからは気持ちよさそうに寝てますよ!」


村雨「……むにゃ……」


時雨「良い顔で寝てるね…」


垣根「そんで俺は膝枕しながら飯を食えと?ふざけんな」


曙(そう言ってなぜか膝枕してる提督って……天使ね)ニンマリ




垣根「オラ起きろ!」


バキ


村雨「おぶぇ!?」




暁(躊躇なく顔面に肘入れたわ!?……悪魔よ)ゾク


村雨「おぶぇ!?」


村雨「痛ッッッたいじゃない!!」


村雨「ってあれ?私なんで食堂にいるの?確かお風呂で提督と一緒に入って……」


垣根「おうよく寝てたな村雨、飯ださっさと座って食え」


村雨「/////」ボン!


村雨「ななんああななな!!!!提督の顔が近いぃぃぃぃぃ!////」


垣根「…起こしたら起こしたでウゼェ」ハァ


漣「…今いっしょにお風呂入ったとか言ってましたね」


阿武隈「あの状況なら成り行きよ、でもそれだと裸も見られてるわよね…」


時雨「あの提督なら絶対に反応はないと思うけど」

垣根「ほら飯食え、さっさと食え!」グイ


村雨「うごっ!? 〜〜〜〜〜!!?」


村雨「ーーっ!」ゴクン


村雨「美味いわよこのお魚の煮付け! !誰が作ったの!?提督?それとも新入りの子?」


垣根「間宮とかいう奴らしい、茶髪だってのは朝の挨拶ん時になんとなく覚えている」


村雨「間宮さん来てんの!?」


垣根「あぁ来てるらしいからさっさと食って部屋で寝てろ。うるさくてかなわねぇ」グイ


村雨「あつつつ!? なんで味噌汁を無理やり飲まそうとすんのよ!?」


垣根「お前って痛めつけられんの好きだろ?」


村雨「好きじゃないんですけど!?」



漣「…なーんかちょっと妬きそうかもですね」


阿武隈「…かわいいね漣ちゃん」


時雨「いつか止むさ…」


涼風「てーとく、あたいご飯食べたら眠くなってきたから寝るよー…」むにゃ


漣「涼風さん自分の部屋ってわかりますか?」


涼風「うーん、なんとなく分かるよ…」ボケー


涼風「それじゃあたいは先にごちそうさまでしたー」ガチャ



垣根「おう、そんじゃ俺も部屋戻って寝るか」


漣「あ、垣根さんもうお休みですか。おやすみなさい」


時雨「おやすみ提督」


阿武隈「お肌が荒れちゃうから私も早く寝よっと、おやすみ提督!」


曙「おやすみなさい」


垣根「おう、お前らも明日は勝つんだから早く寝るんだぞ」


暁「おやすみなさい。でもね司令官、レディーはもう少し夜更かししてから寝るのが」


垣根「言うこと聞かない奴には俺に未元物質で痛い目見せんぞ」ぎろ


暁「ぴゃ!?」


垣根「そんじゃごちそーさん」ガチャ


スタスタ


垣根「…考えてみたら今日の戦闘って失敗したんだったよな?なーんかムカついてきた」


垣根「明日のために策でも練るか」


かまちーの時代の先読み感半端なかった当時
高校の時から一方通行のヤツを構想してたんだっけ、すごいよね




【垣根の部屋】

垣根「……でだ」

涼風「…くかー…」zzz

垣根「どうしてこいつが俺の部屋にいるんだ……」

垣根「おい起きろ!」

涼風「うーん……提督ぅ?」z

垣根「自分の部屋で寝ろよ」

ギュ

垣根「…何で俺の服をつかむ」

涼風「一緒に」


涼風「寝よ?」

垣根「嫌に決まってんだろ。ほらでてけ!」


バン


ポイ


バタン


涼風「…」

涼風「提督のけちんぼ」ぶー

【次の日】

垣根「……ッカー!はぁ…」

垣根「結局、ここに来て3日目の朝かよ……」

垣根「…顔洗って歯磨くか」




時雨「やぁおはよう帝督。いい朝だね」

垣根「おはようさん…」

垣根「漣とかはまだ寝てるのか?」

時雨「そうみたいだね」

垣根「まーガキだったら起きられるわけないか」

時雨「そういえば、今日の秘書艦は誰にするんだい?」

垣根「秘書官? 書類仕事の手伝いみたいなやつだったらもう間に合ってるぞ」

時雨「違うよ。旗艦の子を決める事の事を言うんだ」

垣根「へー、だったら漣でいいよめんどくせぇ」

時雨「僕は?」

垣根「何年かしたら旗艦にしてやるよ」

垣根(何年も過ごす気はねーけど)

時雨「本当かい? 本当なんだね」

垣根「あぁ、朝からうぜ…」

時雨「ふふ、その本当に嫌そうな目…嫌いじゃないよ」ゾク

垣根「おら、今日は昨日のリベンジに行くぞ」

漣「垣根さん、編成の方はどうしますか?」

阿武隈「たしか1艦隊6人までだから、1人お休みになる感じよね」

垣根「あー、そうだな……」

垣根「よし、村雨を置いていくか」

村雨「えー、なんで私なの?」

垣根「理由なんかあるわけねーだろ?」

村雨「はぁ!?」

村雨「それは聞き捨てならないかも! せめて私を置いていく理由とか!!」


--------------------



垣根「全員装備したら港で待機なー」


「「「「「「は、はーい……」」」」」

垣根「俺は執務室で少し書類見てから行くから」

垣根「何ボーっとしてんだ、さっさと行けよ」

漣「いやー、これはその……なんですか?」


| |
村|壁|雨
| |


垣根「何って……壁に刺さった村雨だけど?」

漣「いや何さらっと言ってるんですか!? ってか何やってるんですか!?」

垣根「いやな、そいつが置いていく理由をだせーっていうからしょうがなくその理由を作ってやったわけでよ…」

垣根「交渉で休むって理由なら、まともだろ?」


垣根「なんか俺間違ってる?」

漣「お お ま ち が い で す よ !!!」

漣「見てください! 新人の三人が微動だに動かなくなってますよ!?」


暁「」声なき涙鼻水ダバー

涼風「……」壁に刺さった村雨をずっと眺める

曙「…天使」翼に見惚れる


時雨「うん、1人だけ違うもの見てるね」

阿武隈「この状況で見惚れるってどうなのよ…」

垣根「ほら、早く行ってこい」

漣「いやその前に、村雨さんを抜かないと……」

垣根「あぁ……お前ら行ったら抜いて工廠に入れとくから、ほら行け行け」

漣「えぇー……」

漣「分かりましたよー、ほら皆さん行きますよー」

時雨「うん」

阿武隈「ちゃんと連れってってよ…」

暁「……ごわい……」

涼風「」

曙「…抜くのなら、良いかしらね」



ガチャ


バタン



垣根「……ふぅ、ようやく行ったか」

垣根「さてと……」

垣根「アレ、やってみるか」


村雨「うぅ……いたーい……」

村雨「クッソ~あのクソ野郎、本当に良い加減にしてほしいんだけど! どうして私ばかり傷物にするのかしら!」

村雨「いつか痛い目に「あんだと?」

村雨「っひ!?」

村雨「ま、まさかまだ部屋にいるの……かな?」


ガチャ


垣根「そのまさかだよ」

村雨「ギャーーーー!!わざわざ部屋から出てこっち来たぁぁぁぁ!!」

垣根「ギャーギャーうるせぇよ…」

村雨「いやー!動けないからボコボコにされちゃうんだー!」

垣根「あーもー」


ボカ


村雨「イテッ!!」

垣根「ほら、じっとしてろ」ガシ

村雨「え?」


ズポ


垣根「ほらよ、立てるか?」

村雨「え、えーと…うん」

村雨「あ、ありがとう…」

村雨「……いや!? 壁に突っ込ませたの提督じゃん!?」

垣根「いやー、うん……動かせるが若干のタイムラグがあるな……能力の質も少し劣るが……まぁいけるか」

村雨「無視ときたよ!?」

垣根「ほら歩けるならさっさと工廠行ってこい」

ポン

村雨「いて!」

村雨「もー……」


垣根「留守番しっかり頼むぞ」

村雨「はーい」

垣根「……いや、留守番て言わねーな」

村雨「は?」

垣根「何でもねーよ、とりあえず工廠から出ても執務室に入るなよ」

村雨「えー、何で?」

垣根「何でもだよ。ほら早く入ってこい!」

波止場

垣根「おーし、全員揃ったな」

漣「はーい、全員揃っていますよ」

垣根「よっしゃ行くぞ」

阿武隈「…あの、今回も着いてくるんですか?」

垣根「そうだけど、なんか問題でもあんのか?」

阿武隈「だって昨日能力無くなって海に落ちたじゃ無いですか。また落ちられると迷惑なんだけど……」

垣根「よっしゃ、ならまずは準備運動から始めようか! 的はお前な!」バサァ

阿武隈「キャァァァァァァァァアアアア!!!」

垣根「……翼の展開は完璧……よし、いけるか」

涼風「……あの、提督のその翼って触ってみても良いかい?」


垣根「ん?あぁ、今少し待ってろ」

垣根「よし、説明不能のダメージは無しにしたから触っても大丈夫だぞ」

涼風「うん!」

サワ

涼風「うわ!すっごい気持ちい!」

垣根「…材質の変化もクリア……」

涼風「これの上で寝たらあたい気持ちよくって熟睡しそう……」

曙「あ、私も触ってみたい……」サワサワ

曙「あぁ……天使の翼……あはは……気持ちいぃ……」



漣「いやー何ていうか、彼女ら普通じゃ無いと思うんですよね」

阿武隈「あーもー、ビックリした……あれ?暁ちゃんどうした……って立ったまま失神してる!?」

漣「やっぱりトラウマになってるんですね可哀想に……」

時雨「……」

漣「ん?どうかしたんですか時雨さん、さっきから喋りませんけど」

時雨「…………違う」

漣「え?」





時雨「分かるよ…………全然……違うよ……」クス





漣「!?」ゾク



時雨「ほら【ていとく】、早く行こうよ」

垣根「ん?あぁ、そうだな」

垣根「ほらお前らいつまで翼触ってんださっさと出撃しろ!」

涼風「はーい!」

曙「ふにゃ~ん」

ザァァァァァァァァァァァァァァーーーー!!!


漣「それにしても今日は私が旗艦だなんて、何の計らいなんですか?」

垣根「いや?なんか今朝時雨から秘書艦の話を聞かされたから何となく」

漣「ふ、深い意味は……無いんですよね?」

垣根「ねーけど、何言ってんのお前?」

漣「いえ、もういいです……」


暁「すごい……翼で本当に飛んでる」

涼風「あたいの提督はすごい人でい!」

曙「…天使よ…何て凛々しいのかしら…」

阿武隈「曙ちゃん、こう言ったら悪いけど人を見る目無いね。あれが天使だったらこれから戦う深海棲艦が」

垣根「よっしゃ!さっそく深海棲艦発見!」

ブォン

漣「あぁ!! また先に行っちゃいましたよあの人!!」


バサァ!

垣根「沈め」

イ級「!?」轟沈

ロ級「」主砲ドカン


かきーん


垣根「効かねーよ」


ブォン


ロ級「!!!」轟沈

イ級「!」

垣根「テメーで最後か、ほら沈め」


スパン!


イ級「!?」轟沈


【WIN】

ヒラヒラ

パシっ!


垣根「カード手に入れたから次行くぞ!」

漣「いやはえーよ本当に」

垣根「黙れ!昨日のリベンジに燃えてんだよ俺は!!さっさとあのクラゲをぶち殺さねーと気が済まねーんだよ!」

漣「もはや狂気を感じる…」

阿武隈「私たちって必要なのかしら…」


時雨「……」

曙「天使……悪を倒す神がかった天使よ…」

涼風「バカ強いのか!さっすがだぜ!」

暁「( ゚д゚)」唖然


漣「いや本当、ツッコミきれねー」

垣根「オラァ!チンタラやってねーで行くぞ!」

ブォン!

漣「いやいや待て待て!! 先に行かないでくださいよ!」

漣「ってもう見えない…」

阿武隈「うーん、この速度のまま進もうか」

漣「それもそうですね…はぁ」

阿武隈「そんなに落ち込まないの、きっと提督も何か策があってやっているわけだしさ」

漣「そ、それもそうですね…」

阿武隈「でも、それよりも一番気になってるのは提督じゃなくて…時雨なんだよね」

漣「あぁやっぱりですか…さっきから喋らないでずーっと垣根さんの顔見てましたからね」


阿武隈「なんかさっき港で提督の顔見てから様子がおかしいのよ……」


時雨「…」

漣「やっぱりそうですか…実はさっき」

時雨「2人とも、気付かないんだ」

阿武隈「え!?時雨ちゃん聞こえてたの!?」

時雨「犬は耳がいいからね」

漣「いや耳って…」

時雨「そんなことより、変だと思わないの?」

時雨「なんで【テイトク】があんなにやる気に満ちてるのか?」

漣「え?」

時雨「僕は知ってるよ……テイトクの匂い知ってるから……ふふふ」

阿武隈(あ、これは末期か?)

漣「ちょっとなんですか!? 何がわかったんですか!?」

時雨「あー、教えちゃうかな」

時雨「多分ね、多分だけど……」


ハ級「」轟沈


ヒラヒラ


パシッ



垣根「これで3戦目、昨日と同じならもうそろそろあのクラゲ野郎だな……」


垣根「きたな」ニヤリ



ヲ級「……」


垣根「ハッ!なんだテメェその余裕ぶった態度は」


垣根「言っておくが 昨日と違って俺はもう能力が切れることはねーし、手加減もしねぇ」


垣根「女の姿だろうが、俺は男女公平に殺すから絶望しろ」

ヲ級「…ヲ」


ブウゥゥゥン


垣根「爆撃機なんざ俺に通用すると思ってんのか!」


バサァ!


ズガァァァァン!


【制空権 確保】


ヲ級「!!?」


垣根「オラどうした? まさかその程度かテメェ…」


ヲ級「!!」


ブウゥゥゥン!!


垣根「へーぇ、飛行機の数は出せるようだな」


垣根「確かに戦争の定義は数が多いほうが勝てるってもんだ」


垣根「だが」


バサァッ!

ドドドッドドドドドド


垣根「俺の未元物質にはその常識は通用しねぇ」

ヒュー……


ズガァァァァン!!


ヲ級(!? 艦攻機が全てあの翼から出た羽で串刺しにされただと!?)


垣根「さてと……」


ヲ級「ヲ……ヲォ……」


垣根「死ね」


ザシュ


ヲ級「」轟沈


時雨「……ってわけさ」


漣「いやいや、さすがにそれはもう人間じゃないですよー」


曙「そうよ、提督は天使の生まれ変わりなのよ!」


阿武隈「曙ちゃん、ちょっと黙ってようかー」


暁「で、でもそれが本当ならどうやって確かめれば良いの?」


涼風「そうでい」


時雨「ふふ、僕に任せてよ…」

垣根「おーい、終わったから帰るぞ」


漣「ゲッ、上機嫌で戻ってきたってことは……」


垣根「あぁ、ここら辺のは全部倒したぞ」


阿武隈「本当に全部一人で倒しちゃったの?」


垣根「なんか問題でもあんのかよ?」


阿武隈「いやさ、私たち艦娘の存在意義は一体なんなのって」


垣根「はぁ?そりゃお前……」


垣根「……お荷物?」


漣「うわもなんも言えねー」


垣根「うるせぇな、ほら早く戻るぞ」トントン


垣根「ん?」


時雨「ふふ……」ニコッ


垣根「なんだよ時雨……」


ガチャ



時雨「好きだよ提督」


垣根「はぁ?」


ドーン!


/根「」


ボチャン


漣「ギャーー!!」

阿武隈「ちょっと何やってんのよ時雨ちゃん!?」

暁「あぁ…し、司令官の、頭が吹っ飛んで……無くなって……きゅう」

阿武隈「ギャーー!暁ちゃんがまた失神したー!!」

曙「あ……あぁ…」


ガチャ

曙「殺す!」

涼風「お、落ち着くんでぇい曙!」

曙「離してどいて!、あいつ殺せない!」

阿武隈「やめなさい!」

曙「いやぁぁぁぁ!」

漣「うわ!ちょ!! 曙ちゃんすっごい必死すぎ!?」

暁「うわぁぁぁぁぁん!!!!」


時雨「大丈夫だって」

時雨「ほら」

/根「」ムク


全員「「「「「!?」」」」」ビクッ

/根「」キョロキョロ

向こうの方で続き全部消えちゃって少し萎えたので、しばらくこっち頑張ります

漣「もう何でもいいです、いいえ、これは全部夢なんです……」

漣「そう私の上官は異世界から来た人でしかも超能力者でそして頭が吹き飛んで今ウロウロしてるなうワロスワロスワロス」

阿武隈「キャーーー! 目の前の怪奇現象についに漣ちゃんまで壊れたー!?」

阿武隈「ノーマルなのが私しかいなーい!」

阿武隈「みなさーん!私の指示に従ってくださーい!!」


暁「」失神


涼風「」唖然


曙「うぅ……良かった……生きて…る…」感涙


時雨「みんなの反応の中で一人だけおかしなのがいるけど…」


時雨「ほらテイトク、ふざけてないで」


/根「」プンスコ!


時雨「え? 頭が元に戻んない?」


/根「」コク


時雨「えいりあんねっとわーく? じゃ遠くに行くほど完璧な修復が機能しないから能力が強くなる範囲までおぶって行けって?」


/根「」プンスコ!


時雨「しょうがないなぁ、ほら僕につかまって」


/根「」ダキ


時雨「よし、みんな行こうか」

阿武隈「いや行こうじゃなくてね……」

阿武隈「これどうすんのよ……」


漣「あはははは、もうわかんな~い」

暁「」失神

涼風「……少しチビったでぃ…」

曙「頭がなくて喋れないのも可愛い……」//


阿武隈「これをどうやって連れて行けばいいのよー!!」



時雨「もう直ぐ鎮守府だよテイトク」

阿武隈「ぜぇ……ぜぇ…」

時雨「ほら頑張って阿武隈さん」

阿武隈「いや…なんで私が二人を引っ張っていかなきゃならないのよ……」

漣「うわー、体が引っ張られるー」

暁「」気絶

涼風「あたいらは駆逐艦だから馬力が低いし……軽巡の阿武隈に引っ張ってもらった方がはやいんだい」

曙「そりゃ少しは手伝いたいけど、ほら私ってばまだ練度1だし」

阿武隈「なら少しは並んで行こうよ!? なんで3人とも私のはるか先を悠々と進んでるの!?」

時雨「……」

涼風「あ、あたいは少しだけ手伝った気がするよ」

曙「私は提督の近くにいないと落ち着かないっていうか」

時雨「……鎮守府には、いつか着くさ」

阿武隈「いやもうすぐだって言ってたじゃない!?」


/根「」ケラケラ

時雨「テイトクが阿武隈さんのこと指差して肩を小刻みに揺らしてる……」

時雨「僕には阿武隈さんに労いの言葉を言ってるように見えるよ」


阿武隈「いやそれ嘲笑ってんじゃない!?」

阿武隈「原因が提督にあるっていうのに、むっかつくなー!!」


【港】

時雨「さぁ着いたよ」


シュウゥゥゥゥ…


垣根「……ふう、ようやく頭が戻ったか……」



曙「あぁ!! またその顔が見れて嬉しい」


垣根「うん、第一声がそれだと正直俺は引く」


時雨「良かったテイトク、ようやく喋れるようにな」



バサァ!!



時雨「キャァァァァーーー!!!??!」


ズガァァァァァァァァン!!!


ドガァ!!(港の直ぐ近くにある工廠の壁に激突)



時雨「うぅ……」大破


涼風「うわぁぁ! 時雨が翼に薙ぎ払われて大破したぁぁぁぁ!!?」


垣根「なーに呑気に会話しようとしてんだこの腐れ反逆者」


垣根「せっかく気分良く勝って帰ってきたのに、まさか頭ごとぶち抜かれるとはな」


垣根「ムカついた、ゆるさねぇ……」


カツカツ


涼風「提督やめて! 時雨が死んでしまう!!」


垣根「うっせぇ! 涼風テメェも黙らねぇと同じ目に合わせんぞ!!」


涼風「!!」ビクッ


カツカツ

垣根「オイ、どうしてあんな事した? アァン?」

時雨「……フフ、僕は帝督のことならなんでもわかるからさ……」

時雨「入れ替わっていたのに気付いたから、攻撃したのさ……いわゆる茶目っ気ってやつさ」

垣根「どこの世界に茶目っ気で頭部を撃つやつがいんだ!」

垣根「こちとら勝利の余韻を味わってたってのによぉ!!」


ドカ

時雨「うぐぅ(歓喜)」

涼風「ちょっと提督!! それ以上はいけねえよ!」

垣根「……ッチ、まぁ良い。とりあえずお前の処分は後で考える……いや、今の一撃で許してやるよ」

時雨「うぐぅ(悲哀)」

垣根「……お前さっきの喜んでないか?」

時雨「ううん、全然だよ?」

垣根「……とりあえず、もうこっちは切るから勝手に秘書室に来い。ほれ涼風、今日手に入れた艦娘のカードってやつだ」ポイ

涼風「え? えぇ?」

垣根「んじゃ、機能停止……っと」

垣根「」

垣根「」(´・ω・`).;:…

垣根「」(´・ω...:.;::..

垣根「」(´・;::: .:.;: サラサラ.

涼風「」

阿武隈「や、やっと帰港出来た~」

漣「…そしてようやく私が戻ってきましたよ」

暁「……ハッ! ここは一体どこなの!?」

漣「暁さんも目が覚めたようですね……ここは鎮守府の港です。ようやく帰ってこれたんですよ」

暁「わ、私は一体何を……」

阿武隈「あー、とりあえず偽装を外して上がっちゃい……ん?」


時雨「ぐふふ、痛みはいつか止むさ……フフフ」

曙「いやー 提督が粉微塵に消えちゃった!!」

涼風「あ、あたいには手が負えないでい……」

阿武隈「……また何かあったみたい、あぁなんか疲れてきちゃう……」


阿武隈「うわっ! なんで時雨ちゃん大破してんの!?」

時雨「て、帝督にやられたのさ……お仕置きといったところだろうね…」

漣「そして曙ちゃんも泣いちゃって……どうしたんですか?」

曙「…えぐ……提督の頭が元どおりになったと思ったら……今度は身体ごと……粉微塵になって……ぐすん」

漣「……は?」

漣「ちょっと意味わっかんない答えなので、唯一まともな涼風さんに聞きますね。何があったんですか?」

涼風「……いや、提督があたいに今回手に入れたカードを渡して……粉微塵になった……」

阿武隈「……その顔見ると嘘じゃなさそうね。一体なんなのあの人は」

涼風「…そうだ! 確か一足先に執務室に戻ってるって提督が言ってた!多分いるんじゃないかと思うんだけど」

漣「そうですね、もう驚くのもアホらしくなってきたし、時雨さんもボロボロですからさっさと入渠さしてもらって執務室に行きましょうか」

時雨「僕も行くよ」

漣「いやいや、大破してるんですから早く入渠してください……ってそっちは入渠ドックじゃないですよ!?」

時雨「だって帝督が執務室にいるし……」

漣「どんだけあの人に忠誠心があるんですか……そもそも垣根さんに大破させられたんだから怒っても良いはずです……いや、頭部撃ち抜かれたら誰だって怒りますけど」

時雨「それでも僕は帝督のそばにいたいんだ。そしてもっとぶたれたい」

阿武隈「最後の一言がなければ立派なんだろうな……」



漣「あの時雨さんを無理やり入渠ドックに入れたわけですけど……」


曙「つ、疲れたわ……」


阿武隈「まさか跳ねて暴れるとか……最後なんて縄で縛って放り込んだわよね……」


暁「こ、怖かったわ…」


涼風「てやんでい、どうして入渠風呂に沈められたのに目をガン開き出来たんだっての…」


漣「と、とにかく提督のもとに行きましょう…」



【執務室】

コンコン


漣「し、失礼しまーす……垣根さんいますか?」


漣「……返事がないですね」


阿武隈「……微かだけど、中から声がするわね。他に誰かいるのかしら?」


涼風「とにかく入ってみようよ」


漣「では、入りまーす」


垣根「おら、これで終いだ」


パチ


村雨「ががーん! また負けた!? なんでなんで!!」


垣根「頭の出来が違うんだよ。もう諦めて絶望してろ」


村雨「ふん! オセロで勝ったからって調子に乗らないでよね提督!」


垣根「将棋もポーカーもブラックジャックも、全部俺が勝ってんじゃねーか」


村雨「……オセロや将棋、ポーカーやブラックジャックババ抜き黒ひげ危機一発、あとなんか四人対戦だけどバシュンとボールを相手のゴールに入れて超エキサイティング!! するやつで負けたからってまだ諦めないんだから!」


垣根「あぁん? テメェ舐めた口聞いてんじゃねーぞ。だったら今度は運が決め手の人生ゲームで決着つけるぞ!」


村雨「望むところよ!」


大淀「あの提督? そろそろ執務の方を……」


垣根「うっせぇぞメガネ! こっちはこの諦めなくてムカつく奴に本当の絶望を見せるまで執務はやんねーから! つーか、そんな資源と明日の演習相手の書類に目を通してハンコ押す作業なんざ20分で終わるから安心しろ!」


大淀「えぇー……」


垣根「っしゃぁ! まずはどっちが先にルーレットを決めるかジャンケンから行くぞ!」


村雨「ジャンケンなら勝ったり負けたりしてるから今回も先行とっちゃうからね! いくよ! じゃ~んけ~ん!!」


「「ポン!!」」


垣根「ックソ! 俺が後行かよクソガ!」


村雨「ふふーん! 提督さんってばいきなり6出してスタートダッシュを切るかもしれない村雨の後から惨めについて来てねーっと!」


ガラララララ……


『1』


村雨「」


垣根「ギャハハハハ!! いきなり1かよ!」


漣「何だこれ」


阿武隈「あの、提督」


垣根「ん? よう阿武隈、さっき振りだな」


阿武隈「あ、あぁうんそうね……」


阿武隈「じゃなくて! 何で村雨ちゃんとゲームしてんのよ!?」


垣根「何って……なんかこいつがやろうって言い出して、んで全部ボロクソに負かしても諦めないからやり続けてんだよ」


村雨「ねぇ提督、次提督だから回してよ!」


垣根「おぉそうだな」


ガラララララ


阿武隈「いやいやそうじゃなくて! さっきまで一緒に出撃してたじゃん!? 頭吹っ飛んだり、時雨ちゃん大破させたり、あと最後は粉微塵になったとかさ!」


垣根「お、俺は5か」


阿武隈「聞けよ!!」


垣根「その説明はあとだあと! 今は村雨と勝負してんだから後にしてくれよ」


阿武隈「……もう! だったら勝手にして! ほらみんな自室に戻るよ……」


暁「し、司令官……わ、私も人生ゲーム混ぜてもらってもいい?」


涼風「あたしもあたしも!」


曙「本当は提督と戦いたくないけど、ゲーム楽しそうだから混ぜてもらってもいい?」


垣根「いやダメだろ、これは村雨をどん底に落とすためのゲームなんだからよ」


村雨「でも数が多い方が達成感がありそうじゃない?」


垣根「いやそうだろうけど、でもこれはお前と俺との勝負だろ? 」


村雨「だったら、私が負けて絶望したって事でいいよ。みんなとやりたいし」


垣根「……」


垣根「あぁー、めんどくせぇな。やる気失せたしこれ終わったら仕事やって暇作ってのんびりしてやろっと」


垣根「んじゃ、これはただのゲームだから俺は勝負じゃなくて娯楽に興じてるってことでいいや。ほら1番は村雨で2番が俺だ、その次の順番はジャンケンで決めろよ」


涼風「やったー! 」


曙「あぁ……なんて心の広い方なのかしら……」


暁「…大人だわ……」



阿武隈「……」


漣「……阿武隈さん」


阿武隈「……はぁ」


阿武隈「なーーーんか今日の出来事全部がどうでも良くなってきた!! もう今日の仕事おしまい!! 私もこれから遊びに興じてやるわよ!!」


阿武隈「提督ー! 私も混ぜてよー!!!」


漣「わ、私もやります!」


村雨「わーい! これで7人の勝負になった!楽しみだよ!」


垣根「勢揃いだな…」


垣根「ククク、どうやらこの鎮守府で本当に一番強い奴が誰かをお前らに教えられそうだな」


艦娘一同((((((それは既に知ってるんですが……))))))









【入渠ドック】


時雨「」溺死回復中

垣根「さぁ全員で勝負だ!」


艦娘一同「おーーーーーーーーーーーー!!」




【入渠ドック】

時雨「」溺死回復中


涼風「株券をこれで買うよ! これで保険はバッチリ!」


垣根「ック、見た目に反して貯金するやつか……破産させてぇ」


村雨「うわ! 買った家が火事で無くなったー! 火災保険も入ってなかったから損した!!」


曙「え、結婚って……それは、もう決まってるわよ…」


垣根「…ほら青い棒をさっさとお前のにぶっ刺して(そのマスまで)動かせよ」


漣「ギャンブルで勝っちゃいましたー(^O^)」


阿武隈「やっぱり弁護士は安定してるわね~、お金の心配しなくて済むし」


暁「うぅ、所持金がもう残り少ない…」


垣根「今んところ俺が1位だな、当たり前だけど」





【入渠ドック】

時雨「」溺死回復中


村雨「うぅ……借金しちゃったよ…」


漣「おまけに無職でフリーターだから……最悪ですね」


曙「そもそも、なんで心機一転して無職になるマスがあるのかが分かんないわね……」


垣根「ざまぁ」


村雨「うっわすっごいムカつくんだけど!?」




【入渠ドック】

時雨「……ん」回復中

【1時間後】



垣根「ふん、思い知ったか雑魚ども。俺は運すらも思い通りなんだよ」1位


漣「でも私とほとんど差はないですよね。って事は私も垣根さんと同等ってことじゃないですか?」2位


曙「まぁまぁってところかしら……でも、悠々と1位とるなんてかっこいいなぁ」3位


阿武隈「うーん、私は普通だったなー。最後の収入なんてほとんど給料のみだったし」4位


涼風「……いきなり株券が暴落するマスに止まって敗因しちゃったのが敗因だ。勝ちたかったなー!」6位


暁「私なんて手持ち1000円くらいよ……」5位


村雨「……まだゴールすらしてないんだけど」最下位


大淀「……では、これで終わった事ですし仕事に移ってくださいね」銀行係


村雨「はーい! ほらみんな片付けちゃお!」


漣「あ、その職業カードは全部私がまとめておきます」


曙「この家って取り外してしまうのよね」


暁「棒と車をまとめて……」


阿武隈「ボードを畳んじゃいますね」


垣根「俺食堂で甘いもん食うわ」ガチャ


涼風「まとめて仕舞えば……」


涼風「ほいっと! これで片付け完了さ!」


大淀「あぁ、ちょっと待ってください、今お金をまとめてましたのでもう一度開けてください」


涼風「ん、ほいさ」


大淀「はい、ありがとうございます」

漣「さてと、それでは垣根さんそろそろさっきの出撃の際のアレについて……」


漣「ってあれ? 垣根さんはどこに?」


曙「え? 小声で食堂行くって出て行ったけど」


漣「ちょっ!! なんで曙ちゃんは止めないの!?」


曙「いやこんな矮小な私があの人を止めるのもおこがましいかな~と思って」


漣「ちくしょう! なんでこの人と姉妹なのかもうわかんなくなってくる!!」


曙「ちょっと、それはどういう事よ!私があの人を神々しく天使だと思うだけでしょ!」


阿武隈「漣ちゃんが言ってるのはそういう事なんだと思うよ!?」



大淀「…はぁ、でも提督のあの実力なら本当に20分で終わるかもしれないでしょうから、私は引き続きここで書類をまとめています。あなた達も疲れたでしょうから一緒に食堂で提督と一緒に何か食べていてください」


阿武隈「苦労しますね…」


大淀「えぇ、どこの鎮守府いっても仕事は同じ……と言われてますけど、こんなに疲れる(痛々しい)人の下で働くのは、結構貴重なものだと割り切ってますので……」


暁(お、大人だわ……)


涼風「とにかく、提督が行ったんだったら追いかけよう! このカードも返さないといけないし」


漣「それじゃ行きますか(疲労)」


間宮「はいお待たせしました! 間宮お手製の羊羹です」


垣根「おう、普通にショボそうなもんでありがたいぜ!」


間宮(ぶち殺したい)


間宮「と、とりあえずご賞味ください!」


垣根「おう有難くはないがいただいてやるよ」


垣根「……ふーん、中々美味いじゃねーか」


間宮「本当ですか!」


垣根「あぁ、さっきはショボいっつたけど、しつこくない甘さが口に広がってあっさりと喉越しも爽快。こんな羊羹食った事ねーわ」


垣根「良いじゃん、俺この羊羹好きだわ」


間宮「!!!」


間宮「あ、ありがとうございます……//」


垣根「おぉ……そういやお前も夕飯の準備で忙しいだろうからもう下がっていいぞ」


間宮「いえ、下ごしらえもほとんど終わってますので……もう少し提督とご一緒させてもらえませんか?」


垣根「んじゃ、昨日届いた食材金額の書類について今後どう節約するか話でもするか」


ピラ


間宮「……は?」


間宮「その書類に書かれてる金額はどこの鎮守府で見ても妥当だと思いますけど?」


垣根「いや、俺は艦娘の主食をカロ◯ーメイトのみにしてコストを減らそうと思ってな」


間宮「悪魔ですか!? そんなんじゃ戦えませんよ!!」


垣根「いやだって、お前ら艦娘ってのは燃料とかがあれば戦えんだろ? だったら食料なくせば…」


間宮「戦えるのであってお腹は空きますからね!!」


間宮「提督だって、毎日おにぎり具なしが三食の主食で働けって言われて、今食べてる羊羹がずっと食べられなかったら発狂しますでしょうが!」


垣根「そうだな、確かに普通はそうなるよな」


垣根(…未元物質で甘味作ったところで食いたくはねーし……ここは我慢してやるか)


垣根「……ハァ、分かったよ。んじゃこの件は今後頭の片隅にとどめておいて後々実行するよ」


間宮「実行する気なんですか!? やめて下さいよ! 本当に!!」



涼風「お、提督はっけーん!」


がば


垣根「うおっ!?」


涼風「へへーん! つかまーえた!」


垣根「おい背後からくっつくんじゃねぇ、うっとおしいから離れろ」


バサァ


涼風「きゃっ!?」


ドサ!


漣「うわーさすが垣根さん、翼を出して涼風さんを払い除けてるよ」


阿武隈「あれって当たったらすごい痛いのよね……」


曙「神よ……なんて美しいのかしら……」


阿武隈「曙ちゃん、涼風ちゃんを払い除けたいがために翼を出したあの人を見て感涙しちゃうのはどうかと思うよ?」


間宮「本当に翼が生えるのね……ってそうじゃなくて!」


間宮「みなさん、帰港してたのですね。おかえりなさい」


間宮「お腹が空いてるでしょうから、今すぐ夕飯のご用意を……」


漣「いえいえ、私たち戦っていないのでお腹はあまり空いてないのでもう少しゆっくりしていてください」


間宮「? それはどういう……」

涼風「いててて、もー提督ってば急にいなくならないでよ!」


垣根「俺がゲームに勝ったんだからお前ら敗者が片付けるのが普通だろ。勝者はゆっくりと甘味を味わうのが世の常ってもんだ。あーうめぇなこの羊羹、まるで高級品のような味だぜ」


涼風「いいなー! いいなー! 涼風にもひと口おくれよ!」


垣根「すぐそばに間宮がいんだろ?、お前も頼んでこいよ」


涼風「分かったー! 間宮さーんあたいにも羊羹ちょうだい!」


間宮「え、わ、分かりました。今持ってくるね!」


漣「私も羊羹いただきます!」


阿武隈「私もー!」


曙「私も欲しいわ!」


暁「あ、暁にもちょうだい!」


間宮「はいはーい!」


垣根「俺はお代わりくれ」


阿武隈(まだ食べるのかよ……)


村雨「あ、私も羊羹欲しい!」

確かに垣根だったらそう言ってしまうかも……


漣「ーーさて垣根さん、さっきの出撃の件についてそろそろ説明していただけませんか?」


垣根「ん? あーそういえばまだ言ってなかったっけな」


阿武隈「まだどころか、あんなの説明されたところで理解できるか不安よ…」


垣根「お前らバカっぽそうだもんな!!」ゲラゲラ


阿武隈(……うぜぇ)


漣「で、アレは何だったんですか?本当に垣根さんだったんですか?」


垣根「あれは俺であって俺じゃない俺だ……って意味わかんねぇな。あーーー……言うより見せる方が早いか」


ガタ


涼風「立ち上がってどうしたの?」


垣根「今から実演してみせる」

バサァ


漣「翼を出し……地面に下ろして……!?」


阿武隈「翼が地面に降りた瞬間に原型を留めずに溶けた!? え!? それってそんなことも出来るの!?」


曙「もう何から何まで素晴らしい……」


漣「翼が解けて地面に白い液体のように広がって……一定に広がりを保ったまま静かに波紋を浮かべてる……」


涼風「すげー!」


垣根「んで、ちょっと踏ん張る」


阿武隈(力を出す感じかしら?)



垣根「ングググ……いや必要ないか、何でこんな無駄な演出しようと思ったんだろうか馬鹿馬鹿しい」


阿武隈「……」


垣根「んで、この未元物質に俺がちょいと命令を出せば」


ドロォォォォ


垣根2「」


漣「( ゚д゚) ・・・ 」


漣「(つд⊂)ゴシゴシ 」


漣「(;゚д゚) ・・・ 」


漣「(つд⊂)ゴシゴシゴシ」


漣「(;゚Д゚) …!? 」

阿武隈「て、提督が2人になった!?」


垣根2「すごいだろ?」


涼風「こいつはたまげた……」


阿武隈「人間じゃない……」


漣「(;゚д゚) 」


暁「すごい……」


曙「奇跡よ…」


村雨「さっき見せてもらったから知ってた!」


垣根「どうやら俺の能力、未元物質は俺がここから離れるごとに力を失ってしまっちまうみたいだ。だから前の出撃の際に能力が消えて海に落ちるような醜態を晒しちまった……」


垣根「そこで俺は考えた。俺がこの場にいた場合なら能力が使えるのならその効果も続くんじゃねーかって」


垣根「俺の未元物質は言うなれば『無限の再生物質』。硬くなったり柔らかくなったり、とにかく何にでも使うことが出来る。漣に最初建物を立て直した時に見せたのもその能力の1つだ」


漣「(;゚д゚) へー、そうだったんですかー」


垣根「それに、擬似的なもんだが生物だって作ることが出来る。特に俺は俺を作るのが得意なようで、こうやってもう1人の俺を作ることだってできる。触った質感ももちろんだが全て真似て俺そっくりにな」


垣根2「ま、偽物だから未元物質の出力は本体のスペックよりは下がるだろうが、この能力の前じゃどんな相手も敵うはずもない」


垣根「俺自身は鎮守府から見えない未元物質の波を流して能力を持続させ」


垣根2「俺がそれを受けて能力使っていた。というわけだ」


垣根「分かったか?」


艦娘たち「「「「「……」」」」」」


村雨「提督ってば執務室から出て行った後に部屋に入ったらいるからびっくりしちゃったんだよねー!」


垣根「俺も、約束守らなかったからボコボコにした後入渠入れたらすぐに出てきてフェアじゃないとか抜かしてゲーム勝負を挑んできたお前にびっくりだ。いい暇つぶしにはなったけどよ」


村雨「もしかして、お仕事が早いのもそれを使っていたから?」


垣根「あぁ、俺と同じ……まぁ中身まで真似ていればそりゃ俺と同等に賢いわけだしな。たくさんコピーを出して10分で終わらせていたな」


垣根2「まぁそう言っちゃ何だが、意識や人格はひとつにまとまってるから、仕事も分担して効率よく終わらせることが出来る」


漣「いや、さも当然のように説明しますけど、本当に何ですかその能力!?」


阿武隈「人間の領域……いえ、生物の範疇を超えているわよ……」


曙「まさか、本当に天から遣わされた神の化身だというの!!」


暁「こわい……」


涼風「すげぇ! 提督ってばスッゲェ便利な能力持ってんだな!! 」


村雨「すっごーい!」


漣「いや便利な能力どころの問題じゃないですよこれ!?下手したらどんな兵器よりも脅威なんじゃないですか!?」


垣根「実際、俺1人で世界中の軍隊と戦っても余裕で勝つしお釣りも返ってくるな」


垣根2「本当に俺ってなんだろうな」


阿武隈「……あーー、なんか改めて説明してもらって悪いけど、提督の能力のスケールが大きすぎてちょっとついていけないかな……」


垣根「まぁな、何だったら俺の能力の真骨頂であるコピーの増産で世界中の深海棲艦を全滅させても良いんだが…」


阿武隈「それやられると、私たちの存在意義が無くなるじゃないですか!!」


垣根「……それ以前に、どうやらコピーを海に出せるのはこいつ一体だけで、他のコピーを出して行かせてもすぐに消えちまうんだ」


垣根2「まだどういった制約があんのか分かんねーが、とにかく色々と不自由なんだよな」


阿武隈「つまり内弁慶ってことですね」ボソ


垣根2「よし性能テストでもするか、おい阿武隈外に出ろ」


グイ


阿武隈「え!?ちょ!!! じょ、冗談よね!? 嘘よね!?」


ズルズル


垣根「んじゃ任せたぞ俺、良い具合にボコして良いからな」


垣根2「おう、ほら抵抗せずに来い」


阿武隈「イヤァァァァ!! こーいうのって村雨ちゃんや時雨ちゃんの専売特許じゃないのーー!!?」


村雨「提督さん、徹底的にやってね!」



漣「行っちゃいましたね……」


涼風「ナム……」


曙「どっちの提督もカッコ良い…」


暁「あわわわわ」


垣根「…まぁ、遠隔操作も独立した自我も同時にできるのも便利だよな」


漣「それは自動的に動くってことですか?」


垣根「さきの出撃の時、あのサイコ野郎が頭吹っ飛ばしただろ? あん時までは俺は俺を遠隔操作してたんだよ」


漣「そうなると、あの後の行動は別の垣根さんの判断で動いていたってことですか?」


垣根「あぁ、どうやら頭が無くなると命令出来なくなるようで、プッツリ切れたからな。そっからはただの未元物質の供給のみになっちまったが……まぁ鎮守府に着いて早々に頭が戻って時雨をぶっ飛ばしたからスッキリしたが……」


垣根「そういや、おい涼風。確かお前にカード預けていたよな?」


涼風「うん! 確かに預かってるよ!」


垣根「ここで羊羹食い終わったら、工廠行って新しい部下を出して終わらせる。それで今日の業務は終わりな」


涼風「ってことは自由時間かい? やったー!」


暁「やったー、今日は早く寝れるわね……」


曙「何て心が広い方なのかしら……」


村雨「おー! 私ってば今日一日中遊んでばっかだなー!」


漣「残りの業務はどうするんですか?」


垣根「本当だったらこの増える能力の事は隠し通すつもりだったんだが、こうなったらもう出し惜しみしねぇ。10人くらい俺を創って終わらせる」


漣「さ、さいですか……」



間宮「はーい皆さんお待たせ! なんか騒がしかったけど、羊羹持ってきましたよー!」


間宮「ってあれ? 阿武隈さんがいない?」


垣根「阿武隈のやつなら急に風を浴びたくなったって出て行ったから羊羹は俺がもらう事になった」


間宮「あら残念、それじゃ提督は羊羹2つですね」


涼風「ずーるーい! あたいもそれ食べたい!!」


村雨「私も!!」


垣根「わーったよ、なら全員で平等に分けるからそれで良いだろ?」


暁「やったー!」


曙「なんて慈悲に満ちたセリフなのかしら……」


漣(阿武隈さんかわいそうだな……)




【港】

垣根2「オラ! 避けろ避けろ!!」


ブォン!!


阿武隈「当たってたまるか!!」


垣根2「ッチ! やっぱり時雨や村雨とは違って軽巡ってのは動きが良いな、 さっきから避けやがって!!」


バサァ!


阿武隈「もうマジで怒った!! ここ数日の鬱憤を晴らしてやるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」


ガチャ


垣根2「ほざけ!」


阿武隈「うがぁぁぁぁぁぁーー!!!」


ズガァァァァァァァァン!!



『阿武隈
練度3→26』


曙「すっごく甘くて美味しかったわ~」


涼風「口の中にまだ余韻が残ってるよ~」


暁「甘くておいしかった~」


村雨「うま~い」


垣根「2つ目だったが、味は変わらず美味しいな。お手製であれは割高だろうが売れるんじゃねぇか?」


漣「なぜ急に商業的な視点になるんですか、ここは海軍の領分ですから商売なんてしませんよ……」


漣「それにしても本当にあま~い! メシウマですわ~」


間宮「ふふふ、ありがとうございます!」


垣根「よし、甘いモノとったしこれから工廠行くぞ」


垣根「着いてこい」


涼風「はーい!」


村雨「りょうかーい!」


垣根「間宮羊羹美味しかったぞ、また機会があったら食べに来るからいつでも用意しといてくれ」


間宮「はーーい! もうすぐ夕飯の支度も始めますので、新人の子も連れてきてくださいね!」


垣根「おう、じゃーな」


涼風「ごちそうさまー!」


村雨「最高に美味しかったでーす!」


曙「また食べに来ます!」


暁「ごちそうさまです!」


間宮「はいはーい、おあいそさまでーす」


間宮「……あら、漣ちゃんどうしたの? 提督達と着いていかないの?」


漣「……間宮さん、羊羹ご馳走様です」


間宮「どういたしまして!」


漣「……今後は、この鎮守府では苦労をかけると思いますけど、一緒に頑張っていきましょう」


間宮「? う、うん…」


漣「では」


間宮「行っちゃった……漣ちゃんってば一体何だったのかしら? 」


間宮「まぁいいわ、それよりも今日の夕飯作りましょうっと」


新しい4人は軽空母とその他でいきます

【工廠】


涼風「ほいよ、これが預かっていたカードだよ!」


垣根「おうサンキュー、全部で4枚ちゃんと持っていたな」


涼風「えへへへへー」


【艦娘建造機】


垣根「さてと、まずはどれから出すか……」


漣「……」


漣(いえない……今持っているカードのほとんど駆逐艦だなんて言えない……)


垣根「んじゃこの『潮』ってやつからいくか」


曙「あー潮ね、提督その子は私の姉妹です」


垣根「この曙の姉妹ってことは……ッチ、駆逐艦かよ!」


垣根「なら、この『夕立』と『白露』、『龍驤』ってのも駆逐艦かよ!!」


垣根「また雑魚ばっかじゃねーか!!」


垣根「ッチ! 興が削がれるな」


漣「まぁまぁ、垣根さんだって新しい部下が欲しいんでしょう? あと1人だけ軽空母って艦種ですよ」


垣根「マジ? どれがその……軽空母ってやつなんだ?」


漣「龍驤ってカードですよ。私も会ったことはなくて知ってるだけですから、多分強い方だと思いますよ」


垣根「なるほど、この龍驤ってやつがそうなのか」


垣根「確かに字面が強そうに見えるし、こいつは期待できそうだ」


垣根「んじゃまずは龍驤から出すか」


【龍驤】


ウィィィィィィン……


ガシャン!!


プシュゥゥゥー!


垣根(……いったいどんな奴だろうな。こんなうっせぇガキどもと違えばいいが)


垣根(俺の好みだったらなおさらいい)


ガコン!


ウィィィン……

龍驤「軽空母、龍驤や! これからよろしゅうなぁ!」


垣根「……」


漣「……あれ? 軽空母……え?」


村雨「この機械壊れてるんじゃないのかな?」


曙「そんなはずないと思うけど……」


涼風「? でもこの子って……」


涼風「どう見てもあたいらと同じ駆逐艦じゃん!」


龍驤「……いま、自己紹介で軽空母言うたやん」


村雨「いやいや、そうだとしても私よりも胸無いじゃん!」


龍驤「おうおう、嬢ちゃん良い度胸やん。ちょっち面ァ貸せや」


村雨「なになに? やる気? 良いじゃん面白そうじゃん」


シュッシュッ!!


村雨「私よりも子供のあんたに負けるか……」


龍驤「ふん!」


グイ


村雨「ぐぇ」


龍驤「ウチなぁ、昔は結構幅きかせていた時期があったんやで……」


漣「服を掴んで村雨さんの体を浮かした!?」


村雨「え!? ちょ!! その体勢ってまさか!!」


龍驤「そのまさかや! くらえ一本背負い投げ!!!」



ブン!!


ガァン!!



村雨「がっはぁ!!」大破


暁「い、1発で大破!?」


涼風「大破するって結構な威力じゃん!」


曙「つ、強い!」

龍驤「ほぉ……あんたが提督やね? さっきから黙っとるけんど、これで軽空母やって信じてくれるやろ?」


垣根「……よし、これからもよろしくな龍驤。期待だけはしておいてやる」


龍驤「お、おおきに……」


龍驤(なんや? なんやこのイケメンな提督……、めっさ目が死んどるで……)


垣根「俺の自己紹介はこれ全部出した後だ」


垣根「さて、次いくぞ。この『白露』でいくか」


漣「…あのー垣根さん? 龍驤さんにもう少し話しかけた方が…」


垣根「心配するな。期待だけはすると告げてあんだからそれ相応の成果は見せてくれなきゃ……処分するだけだ……」


漣「え? 最後の方小さくてよく聞こえなかったんですけど、今処分って…」


垣根「さて次だ、駆逐艦だろうがきっちり働いてもらうだけだし、強くなくても特攻ぐらいはやってもらう」


暁「と、特攻って…」


曙「提督が命令するなら特攻の一回や二回軽くこなしてみせるわ!」


涼風「命令されても行く気はしないね……」


龍驤「……なんやのこの鎮守府? 変に忠誠心高いんのが混じっとんやけど…」


漣「私の姉で本来なら気が強くてツンデレ極まって超反抗的なのですが、すでに垣根さんに心酔しちゃって手遅れなんです……」


龍驤「そ、それはおーきになぁ……」


龍驤(なんやヤバそうな鎮守府に来てもうたわ……上手くやっていけるんかなぁ……)




【白露】


ウィィィィィィン……


ガシャン!!


ガコン!


ウィィィィィィン…



白露「どもども! 白露型の1番艦、白露でー」


垣根「自己紹介はいいからどけ」


白露「え!? きゃっ!!」


グイ


ドサ


漣「ちょ!! いきなり乱暴すぎますよ!?」


垣根「うっせぇ、こっちはさっさと出すもん出して今日を終わらせてぇんだ」


垣根「駆逐艦ばっかでイラついてるとか、そんなくっだらねぇ理由じゃねーからな」


漣「それが理由じゃないですか! 」


垣根「黙っとけ」


白露「いったーい! ちょっとそこのお兄さん、私を突き飛ばしておいて無視しようとしないでよ!!」


垣根「……ッチ、おいお前」


白露「なによ……」


グイ


白露「キャッ!」


白露(え…ちょ! 服を掴まれて引っ張られたから……
か、顔が近い……。それによく見るとすっごい美形…え? このシチュエーションって…)


垣根「黙れ、じゃねーと一生喋れないように(殺して)黙らせんぞ」


白露「……は」





白露「はい……///」





漣「あ、これ曙さんと同じパターンかもしれない」


暁「お、大人だわ……」


垣根「分かればいいんだ、あっち行って黙っていろ。次は夕立ってのいくぞ」


白露「あ、分かりました……///」


漣「もう端から見ても即堕ちじゃないですか……」


垣根「ちょろいもんだ、今度からはこうやった方が効率は良さそうだな」


漣「まぁ、こんな方法でも問題…」




白露「ね、ねぇ? あの人がここの提督さん?すっごいカッコいい人なんだね」ヒソ


曙「ふふ、提督は外見ばかりじゃなくて中身までかっこいいのよ」


白露「うわー、もしかしてあなたも同じ事されたの?」


曙「…えぇ、最初に会った時にあなたと似たような事されたわ。その際に受けた寛大な心と思慮の前に私は忠誠を誓ったわ」


白露「じゃ、じゃあ私も忠誠誓っちゃおうかな…///」


曙「あなたとは気が合いそうね。私は曙、よろしくね白露」


白露「うん、よろしく!」





漣「…大アリでしたね、コレでこの鎮守府の末期が3人に増えてしまいましたよ」


漣「はぁー、この場に阿武隈さんがいればもう少しマシだったんでしょうか?」



【夕立】




ウィィィィィィン…


ガシャン!!


ガコン!


ウィィィィィィン…




夕立「こんにちは! 白露型の夕立っぽい!」


垣根「ほら、挨拶は後だからそこどけ、後がつかえてんだよ」


夕立「分かったぽい」


スタスタ


垣根「……やけに素直だな」


漣「えぇ、今まで会ってきた艦娘の中で特に気味が悪いくらいに……」



夕立「ぽい?白露っぽい!」


白露「ヤッホー、先に着任してた白露だよー!」


夕立「ぽいぽいぽい! 白露に会えて嬉しいっぽい!」


白露「いやいや、私も妹に会えて最高に嬉しいよ」


夕立「ぽ~~~い ! ……ん?」



夕立「あそこに倒れてるのって村雨っぽい?」


白露「あー村雨ね、なんかここに着任した龍驤さんに舐めた態度とったとかで早々にボコボコにされて……」


夕立「……は?」


夕立「何それ……白露はそれ聞いて何も感じないの? 」


白露「別に悪いのは村雨の方だし、それ相応の罰を受けても」


夕立「そうじゃなくね? 白露型が舐められてんだぞ? シメシがつかないじゃん」


夕立「軽空母ぐらいでやられちゃう村雨もそうだけどさぁ、もう少し白露型の威厳持ったらどう?」


白露「いや。威厳とか示しとか別に……」


白露「え? ちょっとどこ行くの?」




夕立「あなたが龍驤さん…ぽい?」


龍驤「…話はだいたい近くで聞いとったからわかるで、なんやイチャモン付きに来たんか?」


夕立「ううん、そうじゃないっぽい。ウチの村雨が失礼を働いたことは謝罪するっぽい」


夕立「その上で、今後は背後に気をつけるっぽい!」


龍驤「…そらお気遣い感謝するで、ワレも上には気い付けや……爆撃機が襲ってくるかもしれんからなぁ」


夕立「ふふふ、面白いこと言うじゃんっぽいね」


龍驤「お互い様やろ」



漣「まずいですよ垣根さん、今まさに一触即発のヤバイ雰囲気に……」



ウィィィィィィン…


潮「あ、あの潮ですよろしくお願いします」


垣根「おうよろしく、駆逐艦のくせに結構胸あるね君」


潮「ぴゃ!?」


漣「ちょっと垣根さん無視しないでくれませんか!?」



回すより建造妖精さんに色々聞いてダークマターで戦艦・空母作った方が早くないかな…

垣根「あぁ?いや俺関係ないじゃん、むしろそんな面倒くさいことに首突っ込んでとばっちり受けんの最悪だろ」


漣「いやそうなんですが……」





龍驤「あぁん? なんか納得せえへんって顔しとるやないの?おぉ?」


夕立「今からこの場を血の雨滴るパーティー会場にしてもいいっぽい?」


龍驤「それは喧嘩を売っとることっていみかぁ? そもそもそっちの村雨っちゅう娘がウチに舐めた態度とったんが悪いんやぞ?」


夕立「売ってないっぽい? そもそも、そっちの軽空母(笑)のプライドなんかほとんど無いよなもんでしょ? 一航戦の方が敬う対象っぽい!」


龍驤「面白いこと言うやんワレ……タマとっちゃろうか?」


夕立「楽しい血で血を洗うパーティーを始めるっぽい?」





漣「マジヤバイですって!! 着任早々に艤装着けて殺し合い始めようとしてますよ!!」


垣根「面白そうだから見物しようぜ」


垣根「おい潮、お前新人だからちょっと食堂行ってなんかつまみもらってこい!」


潮「え? で、でも私ここに初めて着任したばかりで食堂がどこにあるのか……」


垣根「あぁ? あーこれは恒例行事なんだよ。最初に鎮守府全体で道に迷いながら場所を覚えるっていう、みんなやってるからお前もやるんだ」


潮「え、えーと……分かりました!」タタタ


垣根「……あいつはいいパシリだな」





漣「なんでこんなに呑気なの!?」


漣「つーか人の妹を勝手にパシリにするな!って潮ったらもういないし!?」

>>335

垣根「それもいいな、キメラ作ろうぜキメラ」

漣「垣根さんから出た未元物質で出来た艦娘って……結構チートですよね?」


暁「同じ姉妹だからあっちもあんな風に特殊なのね……」


白露「あっち?」


暁「うん、この鎮守府には村雨さん以外にも…」


漣「そうだその手があった!!」


漣「これは禁じ手ですが止むを得ません!」


漣「夕立さーーん! ちょっとやり合う前にお話があります!」


夕立「あ"ぁん?なんか用っぽい!?」


漣「実はですね……」


垣根「あ?なんだあいつ、夕立ってのに近づいて耳打ちして……」


垣根「お、なんか夕立の方は武器下ろしたな。それに従って龍驤も変な紙切れ構えていた腕を下げた」


垣根「ンだよ、やらねーのかよ。あ~あ、つまんねーの」


涼風「あれ、夕立がこっちに来るけど?」


曙「なんか、すっごいおぞましい笑顔で来てない?」




夕立「て・い・と・く・さーん! あなた今まで村雨とここにいない時雨を何度も傷つけて傷物にしたんだって? ……テメェマジぶっ殺すっぽい!」


ガチャ!


垣根「は?」


夕立「死ね」



ドガァン!



垣根「あぶねあぶね、危うく死ぬところだった……」


バサァ


夕立「な!!? なんなのよその翼は!?」


白露「すげー! アレってマジもんの翼だよね! ?」


曙「あぁ美しい……あなたもわかるでしょ、あの神々しさ……あの強さを……」


白露「確かに、あの至近距離で撃たれても傷一つついてない!! なんて惚れ惚れする姿なの……!」


龍驤「なんやあの兄ちゃん……、ほんまに人間か?」



垣根「あーいてぇ、こりゃ少しの間身体の調子が悪くなっちまうかもなぁー」


ズガァン!


ズガァン!


ガガガガガガ!!!



垣根「……で、まだ撃つと?」


夕立「クソ! なんで効かないっぽい!?」


カチカチ


夕立「あ、あれ? 撃ち過ぎたっぽい!! 早く装弾して……」


垣根「あー、今日は最悪だな。勝って気分が良かったと思ったら頭吹っ飛ばされるわ、手に入れた艦が全部駆逐艦だったり……まぁ1人は他のガキとは違ってデカかったけどよぉ」


夕立「ック! この最低野郎!! あんた駆逐艦になんか恨みでもあるのかっぽい!!」


垣根「知るか、大体さっき漣の野郎が何吹き込んだのか想像できるが、そもそもあの2人が俺にウゼェことしてくんのが悪いんだ。当然の報いだ」


夕立「部下に手をあげるなんて上官失格っぽい!!」


垣根「前の職場じゃ、無能な奴はコキ使って捨てて、計画を進めたんたんだから俺はむしろ上司の見本でその鑑だろ」


垣根「それよりも、お前念仏とや祈りは済んだか?これから地獄を見てもらうが、かまやしねぇだろ。血の滴るパーティーしたがってたんだからなぁ?」





夕立「な、何私の肩つかんで……イテテテテ!!痛い痛いっぽい!」


夕立「すごい力っぽい!! ただの人間がこんな怪力なわけないっぽい!?」


垣根「まぁ、今は新しい部下でおいたが過ぎたってことで大破……沈む一歩手前で許してやる…」


夕立「ひ……ヒィー!」


垣根「絶望しろ」

垣根「絶望しろコラ」

博士「ひ……ヒィー!」



夕立「……ぽ、ぽい~」大破


龍驤「なんかウチがあの村雨っちゅう子を大破させたんが原因やけど、こんな事になるとは想像もつかんかったなぁ……」


夕立「提督怖いっぽい……もう、逆らわないっぽい……ごめんなさいっぽい……」


垣根「……そのムカつく語尾のせいで全然誠意が伝わんねーが、許してやる」


垣根「おい白露と龍驤、お前ら新人だからこの夕立と村雨を入渠ドックに放り込んでおけ」


白露「妹の不始末は姉が片付けるのがいっちばーん!」


龍驤「入渠ドックってどこに……いやさっきの子に恒例行事って行かせてたから自分らで探すわ」



涼風「新しく入った子達が全員どっか行っちゃうのってちょっと寂しく感じんね」


曙「そう? 私がここにきたときはさっきの神々しい御身を拝見させてもらって他に誰もいなかったけど、別にそう思わなかったわよ」


暁「私なんてここ来た時に出迎えてくれたの曙さんしかいなかったわよ……」


漣「よし、それじゃもういい時間ですし夕飯食べに行きましょうか^ - ^」


垣根「おい漣、元はと言えばお前があのバカに変なことを吹聴したからこんな事になったんだぞ。お前にも地獄を見てもらうからな」


バサァ


漣「いやいやい、あれは仕方ないことだったんですよ!! あそこでドンパチされて巻き添え食らうのも嫌でしたし、艦娘同士がいがみ合うのも何か間違ってますし」


垣根「間違いはないな、俺が楽しめるから」


漣「クソ、性根が腐ってやがる!! 遅すぎたんだ!!」


垣根「この俺に性根がとか良い度胸だな、お前も絶望しろコラ」


漣「あんな変態の白露型が集まった入渠ドックに行くのは嫌だー!!」





垣根「ずいぶんと早く逃げたな。別にゲンコツ1発で許してやっても良かったのに…」


曙「提督ってば本当に優しい方なんだから」


涼風「……え、あれってそれで済むやつだったのかい?」


暁(翼で地面ボコボコにしながら追いかけてた人が……嘘よあれ……)


垣根「……うし、ならさっき漣が言ってた通り、これから夕飯にすっかな」


垣根「ついて来い、食堂に行くぞ」


曙「分かったわ」


涼風「へーい」


時雨「うん」


暁「はーい」



垣根「……ッチ、結局またうるさくなっただけかよ」


垣根「戦艦とか欲しい……ハァー……」

少し飛ばします


【割愛】

【垣根の部屋】


垣根「…夕飯食って風呂入ってもう寝るってところだったのに」


夕立「ぽ、ぽい…////」


時雨「やぁ、今日は寝かせないよ帝督」


垣根「……」


垣根「時雨は分かってるから無視して、夕立テメェはどうしてここにいる。そんなに俺に負けたのが悔しいのか?」


夕立「そうじゃないっぽい…、なんか提督さんにボコボコにされた時に……その……なんか目覚めちゃったっぽい……///」


時雨「僕はそんな夕立を連れていざ夜這いをと思ってね。もちろん、帝督の護衛もついでにとね」


垣根「……よし、お前らの気持ちはよく分かった」


垣根「今日の寝床は入渠ドックだな」


バサァ!



時雨「あぁ…その翼を待ってたんだ…///」


夕立「めちゃくちゃにして欲しいっぽい////」


垣根「……」









垣根(……本当、切実にまともな部下が欲しいな。スクールの奴らとか特に……いや心理定規以外は無能ばっかだったな……)


垣根「まぁ良いか、ほら立て」


時雨「ふふ、気持ちよかったよ帝督……」大破


夕立「ぽ、ぽい~~……」大破


時雨「僕は気が済んだから夕立と一緒に入渠入りするよ。おやすみなさい」


垣根「おう、ついでにそのまま溺れ死んでこい」





がちゃん


垣根「……あんな馬鹿に悩んでてもしかたねぇな、とりあえず寝る前に明日の演習相手の資料でもある程度読んでおくか」


垣根「えーと、演習の成績はほとんど……無敗か」


垣根「新人潰しで有名、海軍の狂犬、深海棲艦の天敵、稀代の参謀……で、凡用性に長けた艦隊…か」


垣根「舐めてやがるな、こっちが勝ってプライドも全て粉々に潰そう」


垣根「だが俺が出ちまうと逆に怒られて……あいつらの立場が無いしな……」


垣根「……別にあいつらの事なんざ気にはしてねぇが、そんあると後味が悪いし、かといって負けるのも俺のプライドが許せねぇ」


垣根「……やったこと無いけど、アレやってみるか」

「んー! 今日も出撃したり遠征行かせたりで疲れたー」


「大淀、ちょっと僕の肩揉んでくれない?」


大淀「うぇ…、良いですよ」


「その態度やられると、僕も傷つくんだよね」


大淀「そういえば、上からの指示で新しくできた鎮守府の艦隊と演習するようにとお達しが来ていますが、確認しましたか?」


「確認するほどでもないだろ、ほとんどの演習に僕が介入していれば負けることなんて無いんだしさ」


大淀「まぁそうなんでしょうが……」


「編成は豪快に行こう、まず戦艦とか海外艦を重点的において火力重視! 小細工なしでもこの艦隊に新人が敵うわけない」


大淀「……陰湿ですね、もう少しマイルドに行けませんか?」


「物資も人員も不足がない僕だからこそ出来るこの艦隊に何かケチでもつける気か? 」


大淀「それで潜水艦隊の皆さんが毎日オリョール海に繰り返して行ってますが、これだけ物資があればすこしは休憩をとらせても良いでしょう」


「ダメダメ、今のポテンシャルを維持するにはもっとやってもらわないと困るんだよ」


大淀「……分かりました、では明日もよろしくお願いしますね」


「あぁ、毎日頑張らせてもらうよ」

【明朝】


「……もう朝か……」


「まだ6時……今日の演習は11時からだし、今日は早めに執務をやっておくか」




垣根「……ン、朝か……」


垣根「……まだ7時だし寝よ」




「艦隊を出撃と遠征両方行かせて、後は演習の編成だな」

「さてどうしようか」





垣根「……ンダよ、まだ9時じゃねーか。もう一回寝よ」


ドンドンドンドン!!!


『ちょっっと!! 垣根さんいつまで寝てるんですかドア開けてください!!』


『提督! 今日の演習は11時からですよ!? 何でまだ寝てるんですか!』


垣根「……zzz」



「では、旗艦をビスマルク、次に大和、武蔵、プリンツ・オイゲン、加賀、翔鶴で編成する。全員準備を整えて港に整列するように、以上」


ビスマルク「了解よアドミラル」


大和「相手には悪いですが、これも試練の一環として受け取ってもらえたら良いですね」


武蔵「ふん、武人にあるまじき行為だが……まぁ良いだろう」


プリンツ「ふぁいあー!」


加賀「提督、その顔洗ったほうが良いわよ汚いから」


翔鶴「あの加賀さん、今のその一言で提督が涙目になってるんですが……」


加賀「愉悦ね」



垣根「……もう11時か……」


垣根「よっしゃ、これでコンディションもバッチリだ!!」


垣根「もう一回寝よう!」


ドゴォォォォン!!


漣「さっさと起きろ!!」


大淀「もう演習が始まる時刻ですけど!?」




「……こないな」

加賀「きっとあなたの性格の悪さに気づいて吐き気を催してるのよ、私も吐くのを我慢してもう少し待ちましょう」

大和「あ、あの提督。地面に膝ついて泣かないでください」

漣「ちょっと何やってんですか!? 早く支度してくださいよ!!」


大淀「支度もですけど、編成はどうしますか!?」


垣根「あーあー、うるせぇな。編成は阿武隈を旗艦にして他は希望者同士のジャンケンで良いだろ」


漣「そうなると、変態の皆さんが頑張っちゃうと思うんですが……」


垣根「2番は漣お前で、他は順に龍驤、暁、潮、まだ正常な方の白露で行くぞ」


漣「了解です!」


大淀「……涼風さんは変態カテゴリなんですね」


垣根「元気過ぎるから置いていくだけだ、あいつも毒されたらぶん殴ってでも元に戻すわ」


漣「はいはい! それで垣根さんは昨日のやつでついてくるんですか? 言っておきますけど、演習なので邪魔だけはしないでくださいね!!」


垣根「そんな無神経なことはしねぇよ」


垣根(無神経……はな)


漣(……変に物分りが良いな)


【海上】


潮「す、すごい! 提督って翼が生えて空も飛べちゃうんですね!!」


白露「いやー! この提督マジいっちばーん!!」


垣根「ハハハ! もっと敬え下僕ども!!」


龍驤「………ツッコまへんで」


漣「慣れてください、アレが普通ですから」


龍驤「…あんたも苦労しとるんのやな。さっきも出撃の前に時雨とあの夕立、曙がなんや必死に提督に詰め寄ってたんからなぁ」


龍驤「…もっとも、全員入渠ドック行きにさせたんは驚きや。なんやの、あの兄ちゃん1人で深海棲艦とか滅せるんちゃう?」


漣「なんか分身はあの一体だけしか出せないらしいです」


龍驤「…分身っちゅう単語が出るっちゅうことは、本人鎮守府にいんのかい? もうなんか驚くんのも嫌になってくるわー」


漣「まぁ、垣根さんもそうですけど……今の不安要素は」


龍驤「……あの子やろ、初めて見たわ」


阿武隈「……」


漣「昨日垣根さんの分身相手に深夜遅くまで戦っていたらしいです……、本来ならすぐやられるはずなのに……」


龍驤「見た目は普通やけど、纏っとる空気が違うなぁ……まるで歴戦の艦娘っちゅう感じやわ」


阿武隈「……」


垣根「ほらよ! この俺の能力には制限なんてないんだぜ」


潮「わぁ、可愛いうさぎさん!」


白露「しかも動いてる!すっごーい!!」


阿武隈(…隙を見せたら殺そう)


垣根「あん? 何見てんだよ阿武隈」


阿武隈「ううん、なんでもないよ提督!」


阿武隈「それよりも、そのウサギすっごい可愛いね!」


垣根「……あぁ、そうだな」


「まだ来ない……」


ビスマルク「admiral、私少しお腹すいたのだけど」


プリンツ「そうそう! 演習相手も来ないしビスマルクお姉さまも暇を持て余しているんだけど!」


加賀「全部提督のせいなのよ、何とか釈明しなさい」


「いや、僕は関係ないんじゃないかな…」


武蔵「……zzz」


大和「潮風でベタベタ……」


翔鶴「向こうも何か事情があって遅れているかもしれないのですし、もう少し待ってみましょう」


「……翔鶴だけが僕の良心だよ」


垣根「もうそろそろで例の鎮守府か、おい漣ちょっと近くに来い」


漣「何ですか?」


垣根「俺を抱け」


漣「」


漣「な、なななななな何言ってんですか!?///」


垣根「は? 翼生やした提督なんていないだろうから誰かに相乗りしてないと不審に思われるだろう」


垣根「なに? お前もしかして変なこと考えてたりしてた?」


漣「そ、そんな事ないですよ!! だって、急に言われると……その、ちょっと恥ずかしいというか……」


垣根「馬鹿だな、普通に運んでるフリしてればいいんだから、そんな恥ずかしがんなよ気色悪い」


白露「漣ちゃん、もし嫌だったら私がやろうか?」


漣「いやでも……」


龍驤「ちょっとの間運ぶだけなんやから、そない恥ずかしがんなくてもいいんちゃうか? 何だったらウチがやってもいいで」


白露「お、まさか龍驤さんも!!」


龍驤「社交辞令やバァタレ」


続きは深夜に更新します

バイト頑張りますね


漣「……だったらやりますよ、ほら垣根さんこっち来てください」


垣根「おう、ゆっくり運べよ」


漣「……まぁ当たり前ですけど、私の背後で肩に掴まってるだけですね」


垣根「あぁ? お前俺がお姫様抱っこやあすなろ抱きで運ばれると思ってんのかよ! 気持ち悪!!」


漣「その言い草はないと思うんですけど!? 運ぶだけありがたがってください!!」


垣根「あーはいはい、漣ちゃん(吐き気)はえらいえらいー」


漣「……ふん!」


垣根「うおっと!? てめえ今の旋回はなんだ! あぶねぇだろうが!!」


漣「あらちゃんと掴まってたんですかーえらいえらいー」


垣根「この野郎、鎮守府に帰ったら集団リンチだからな覚悟しろよ」


漣「集団リンチって、実質垣根さん1人じゃないですか!!」



潮「漣ちゃんなんだか楽しそう」


白露「ふふ、提督さんってあんな顔もするんだね!」


暁「…仲良しって大人っぽいね」


龍驤「ククク、こりゃこの先の展開が楽しみやわ」


阿武隈(漣ちゃん、どうしてあんな奴にあんな笑顔を向けるのよ)


阿武隈(……まるで、私1人が勝手な不満タラタラみたいじゃない)


龍驤(さーて、この子もちゃんと見んとかないとなぁ、何かしでかす気やし)


ビスマルク「zzz」


プリンツ「お姉さまの寝顔……ジュルリ」


武蔵「…zzz」


大和「zzz…」


加賀「zzz…」


翔鶴「……提督、今日の演習は中止にしませんか? もうそろそろヒトフタサンマルですし……」


「…そうしようかな、僕も結構久々の新人いびりで気が高まってたのが下がったし、みんな寝てるしでもうやる気なんてないから。大淀に言って今日は中止に…」


翔鶴「ちょっと待ってください、向こうから艦隊が見えます!」


「おお! てことはようやくきたって事か!!」


「ったく、向こうの指揮官はクズだな!! こっちは待ちくたびれて4人も寝てるぞ!!」


「翔鶴、双眼鏡持ってたら貸して!」


翔鶴「はい、こちらに」


「向こうの指揮官の顔を拝んでやる……」


「えーと、あの見慣れた茶髪とムカつく美形、何だ垣根さんじゃないか」






「……は?」


誉望万化「何で垣根さんがこの世界にいるのおぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

加賀「ちょっとうるさい」


誉望「あ、すいません……」


誉望「ってそうじゃない! マズイマズイ!! あの垣根さんのことだ、会ったら絶対元の世界のように下克上されるんだ!」


誉望「しかも向こうは今回初の演習、そして僕は無敗の艦隊持ちの演習番長。無理やり負かされるかもしれない」


誉望「……ま、自分の鎮守府から離れたらあの垣根さんでも能力を発動できないだろうし、何とか水面下で事を済ませればいいか」


翔鶴「提督?何だか顔色が良くないですよ……」


誉望「ううん、何でもないよ翔鶴。とりあえず僕は少しばかりここを離れるから、向こうの指揮官と上手く取り合ってくれないか?」


翔鶴「え、でも……」


誉望「大丈夫すぐ戻るから!!」



翔鶴「ええと、提督行っちゃいました……」


加賀「あんなに慌てて、双眼鏡の向こうのかきねって人がそんなに恐ろしい人だったのかしら」


翔鶴「おそらく、顔見知りなのでしょう」


加賀「顔見知りで、いつも演習なら余裕な態度のアレが慌ててるのなら実力も高いのかしら。なら、こちらもシャキッとしましょう」


加賀「ほら、みんな起きて。相手がようやく来たわよ」


ビスマルク「……ン、まだ寝てたいけど、仕方ないわね」


プリンツ「お姉さま素敵です!」


武蔵「やっと来たか……」


大和「……遅すぎて目覚めが悪いです」


翔鶴「提督からは私が対応するようにと言われてますが……ちょっと緊張しちゃいますね」


加賀「分かりました、なら私がお話ししときますね。あと同時に遅れた落とし前をつけます」


武蔵「そうだな、新入りにはケジメをつけないとシメシがつかないからな。この武蔵もやらせてもらおう」


ビスマルク「いや、私が出た方が威圧感もあるわ。相手もドイツ艦である私を見れば萎縮するでしょうし」


翔鶴「では、先輩方にお願いしますね」

垣根「お、アレが他の鎮守府ってやつか。見た目はあんま俺んとこと変わらねぇな」


漣「ほとんどの鎮守府で施設は同じですからね、違うと言えばこっちの鎮守府の建物が未元物質になってるかでしょうし」


龍驤「あの建物全部あの能力で出来とんのかい……」


漣「えぇ、着任初日に暴れられて……」


潮「それって、垣根さんは大丈夫なんですか? その、維持とか」


垣根「未元物質に常識なんてねぇし、無限に出せるからな」


垣根「さて、こっちもそろそろ気を引き締めるとするか」


龍驤(遅刻したモンが言うセリフちゃうと思うけど……」

【港】

垣根「……あー、あんたらがここの鎮守府の演習艦隊っての?」


加賀「えぇ、ようこそ私たちの鎮守府へ。2時間遅れの到着なんてあまり聞かないけど」


垣根「褒めるなよ」


加賀「……褒めたつもりじゃないけど、とりあえず提督が戻ってくるまで少しお話でもしましょうか」


垣根「美人に言われたら少しどころかだいぶ話しちゃうかもな」




武蔵「……」


潮「あ、あの……何でしょうか?」


武蔵「…ふん、駆逐艦と軽巡と軽空母だけか……得るものはないな」


龍驤「何や? 演習番長の戦艦が偉そうやないの」


武蔵「私は毎日出撃しているさ、ただ演習の日はいつも豪勢に行くのがウチのやり方でね。提督の趣向だよ」


龍驤「根性の悪さが編成に出とるわ……」


漣「これはまずいところと演習しちゃったかもしれませんね……」


垣根「遅れた理由は? えーとなぁ……」


垣根「あーそこにいる潮が腹壊してずっとトイレに籠っていたからだわ」


潮「え!? いや、それは……」


翔鶴「そうだったんですか……」


加賀「それなら仕方ないわね」


ビスマルク「フン、確かに体調が損なった状態で演習されても迷惑なだけだしね」



潮「いやそれはちが……」


ポン


ビスマルク「いいのよ、私は『寝坊』して遅刻したとか言われたら怒るけど、体調が悪いのなら話は別、顔色も良くなったみたいだけど、あまり無理だけはしないでね?」


潮「え……あの…その……」


垣根「もう大丈夫だよな、う し お ?」


潮「……はい、お腹の痛み"も、治って大丈夫でず……」グス


垣根「そうかそれは良かった。これに免じて許してくれないか?」


加賀「仕方がありません、許します」


翔鶴「演習中は無理しちゃダメよ?」


潮「……グス……はい、潮……がばんじまぜん……」


加賀「ふふ、そんなに泣かなくても大丈夫よ」


翔鶴「演習は手を抜きませんが、せめてあまり痛みのないように努力しますね」




白露「ゲスいなぁ……」


暁「大人……責任転換するブラックな大人よ!!」



「お、お待たせしました~」

垣根「あぁ?ようやくここの提督が来たのかよ。おっせぇーぞ!」

垣根の艦娘s(お前が言うな…)

垣根「…って、何だお前?」

ペンギン「え、何がですか?」

垣根「いやよ、その覆面…ペンギンか?」

ペンギン「あぁハイっす!自分演習の時はこのスタイルなんッスよ!」

垣根「ふざけた野郎だな…」

加賀「本当に…」

ペンギン「ちょっと加賀、あまり僕のこと怒らせないでよ……今心臓ヤバいから」

加賀「どんだけ緊張してるのよ」



漣「ヤベェ…向こうの提督も一味違っておかしい件」

垣根「お?喧嘩売ってんのかテメェ」

漣「別に垣根さんのこと言ってませんよごめんなさい」


ビスマルク「アドミラルったら何やってるのかしら?」

武蔵「…顔を隠すにももう少しマシなものがあるだろうが」


誉望(と、とりあえず明石に頼んで開発失敗のペンギンのぬいぐるみで覆面作ったけど…)

垣根「ほら、早く演習やろうぜ。さっさと終わらせて間宮の飯食いてぇし」

誉望(思った通り、こういった変人には適当で助かる…」



『海上』

阿武隈「……」

暁「き、緊張するわね…」

漣「戦艦と空母と重巡…こっちは駆逐艦と軽巡だけですからね…」

白露「か、勝てるかなー!」

潮「わ、私たちでも勝てますよ! この提督が下さった装備を装備していれば!」

龍驤「…ウチ軽空母なんやけど」

阿武隈「……よし!水雷戦隊出撃!」

漣&潮&白露&暁「オーーー!!」

龍驤「なぁ!ウチは!?」

漣「もー冗談ですよ!冗談!龍驤さんは大事な戦力なんですから」

龍驤「せ、せやろな!ウチがこの艦隊の今んところのエースなんやし!」

白露(け、軽空母だったんだ…)

暁(あれ? 駆逐艦じゃ…)

潮(軽空母って小さいんですね…)

阿武隈(…どさくさに紛れてあいつを[ピーーー])

龍驤「ほな、行こうか!」




ビスマルク「あらあら、何だか向こうは向こうで士気が高いわね」

大和「初めての方はみんなそうですね」

武蔵「いつも泣いて帰る姿には心苦しいが、それで強くなってくれれば私としても嬉しい…」

プリンツ「ファイアー!」

加賀「あの提督が恐れるほどの人が指揮する艦隊と戦うのは高翌揚します」

翔鶴「…提督は港であの人と一緒にいるけど…大丈夫かしら」

武蔵「その時は仇を打って墓に首級を挙げるまでだ」

翔鶴「その時って死んでるんですか!?」

プリンツ「別にアドミラルさんがいなくても私は良いですけど」

ビスマルク「あら?私だったら後を追うけど」

大和(ドイツ艦の方達でここまで温度差あると逆に怖いなぁ…)

武蔵「さて、それでは行こう」


垣根「さっさと潰し合えー」

誉望(練度に差があるんだけどな…)

誉望(垣根さんの艦娘が弱くて助かった)



阿武隈「戦闘開始! 全艦散開!」

駆逐艦s「はい!」

龍驤「え!?っちょ!!」

龍驤「いきなりそれはないで!?」


ビスマルク「始まって早々に龍驤以外が四方八方に散開したのだけど……」

大和「えー……」

武蔵「時間稼ぎでもしたいのか奴らは」

翔鶴「と、とにかく制空権確保します!」



龍驤「ヤバっ! いきなりで出遅れたわ!」

龍驤「艦載機飛ばすで!」


加賀「今更遅いわよ」

翔鶴「制空権とりました!」


龍驤「あかん!制空権取られてもうた!」

龍驤「全員気いつけ!」



暁「ぴゃー!艦攻機がこっちに来たー!」

白露「練度の高い艦娘の攻撃にどうやって対処しろって言うのよ!」

潮「た、対空砲撃っても当たらないですかね…」

漣「いやいや機銃撃っても当たるわけもないですしおすし」

白露「きゃー!こっちに向かってくるー!」

暁「う、撃っちゃうんだから!」

漣「いや当たらないですか…」


┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド


艦攻機「ふぁ!?」


加賀「……は?」

翔鶴「ぜ、全機撃ち落とされた…んですか?」


垣根(弾は全て未元物質製のにすり替えておいた)

垣根(撃てば当たるし、砲身も分からないように自動的に敵の方を向くように変えておいた)

垣根(…勝ったな)

誉望「あ、あの加賀さんの艦攻機が…」





大和「え!ど、どうして駆逐艦1人に落とされてるんですか!?」

加賀「こちらが聞きたいです」

武蔵「こちらから見ていた限りでは普通に撃っていたように見えたが」

ビスマルク「まぁいいわ」

翔鶴「良くはないです…」

ビスマルク「と、とにかく今度は私たちの番ね」

武蔵「うむ、アレが何にしてもこちらの火力の前には成すすべもないだろう」

大和「散開してるので…まず旗艦に集中したほうがいいでしょうか」

ビスマルク「それなら私たちは他を狙うわ。大和と武蔵は旗艦を、私とプリンツが散開しているバラバラの駆逐艦を狙うから」

武蔵「了解した」

プリンツ「ファイアー!」


阿武隈「……来たわ」


大和「砲撃!」

武蔵「喰らえ」

ズドン

阿武隈「」ヒョイ



大和「回避されました」

武蔵「ッチ、まぁいい」



ビスマルク「ファイア!」

プリンツ「お姉さま素敵です!ファイアー!」


暁「きゃあ!」大破

白露「え、嘘ぉ!?」大破

漣「危ねぇ!!」回避

潮「あ、暁ちゃんと白露さんが…」

龍驤「早くも2人リタイアか!」

龍驤「…って、阿武隈どこ行くねん!?」




大和「!?」

武蔵「旗艦の軽巡が単艦で突撃してきただと!?」

ビスマルク「馬鹿かしら?軽巡が1人で特攻かけてくるなんて…」

プリンツ「なんか向こうの指揮系統狂ってませんか?」

ビスマルク「散開だの旗艦が単艦で突撃だの…初心者でも酷い有り様ね」

ビスマルク「終わらせてあげましょうか」

阿武隈「…」

武蔵「…ほぉ」

武蔵「みんな下がっていろ」

ビスマルク「あら、どうしたのよ急に」

武蔵「ヤツの顔つき、あれはただの馬鹿じゃないな」

武蔵「ヤツには私が出る。お前たちは他を頼んだ」

ビスマルク「いいわよお好きにしてちょうだい」




阿武隈「……」

武蔵「フン、迷わず私に向かってくるか。面白い」

阿武隈(…来る)

武蔵「撃つ!」

ズドン

阿武隈「ック!」中破

阿武隈「こっちだって!」

ズドン

武蔵「馬鹿め、戦艦がそのような砲撃に倒れるものか」

武蔵「…ってあれ?」

ズガァァァン!

武蔵「な、なんだと…」大破

阿武隈「まず1人…」

武蔵「あ、ありえない…ただの軽巡が1発で戦艦を大破などと…」

阿武隈「フン」



プリンツ「な、何ですかあの軽巡!? 一度も大破されたことのない武蔵さんを一撃で大破させるとか」

ビスマルク「ちょっと!あんな大口叩いておいてそれはないでしょ!?」



漣「うりゃー!撃て撃て!!」

潮「やぁーーー」


プリンツ「痛!?」中破

ビスマルク「こっちも!」

大和「駆逐艦の動きがバラけているせいで照準が付けにくいです!」


加賀「とにかく急いで体制を立て直さないと」

翔鶴「でも私たちが出ても撃ち落とされそうな…」

加賀「心配無用よ、私はただ指示を出すだけなんだから」

翔鶴「え?」

加賀「もうそろそろね」


漣「よっしゃー!なんか阿武隈さんが武蔵さん倒したおかげで向こうの動きが鈍くなってる! この際何で戦艦倒せたのかなんてどうでもいい!」

潮「と、とにかく攻めなきゃ!」

龍驤「サポートはウチに任せて特攻したれや(ヤケクソ)」

潮「撃ちます!」

グイン

潮「あれ?砲身が私の方に…」

ドン!

潮「きゃああああーー!!」大破

漣「え、潮!?」

龍驤「何や!?何が起こったんや!?」



加賀「…良くやったわ提督、次は軽巡にして頂戴」



垣根「…なに自分撃ってんだあのおっぱい?」

誉望「さ、さぁ? 何かお疲れのご様子では?」

垣根「いやよ、あいつがお腹壊して遅れたからそれかと思うわ」

誉望「そ、そうっスカ…」

誉望(良かった、どうやら僕の能力には気づいていないようだ…)

誉望(鎮守府内でのみ使える僕の念動力…まさかこれを使って相手の操作を故意的に操って全ての演習に勝ってきたなんて誰も思ってこなかった)

誉望(本来なら加賀さんと通信しながらしているんだけど、今は垣根さんがいるから一方的に情報を受け取ることしかできない…)

誉望(そもそも、垣根さんの横で能力使うこと自体怖いんだよな…ペンギンの覆面してるからなのか気づいてないっぽいけど)

垣根「あーあー何やってんだ阿武隈のやつは、砲身グルグルしないで撃つのか撃たないのかハッキリしろ」

誉望「疲れてるんすかね!」

垣根「ッチ、昨日しごきすぎたかな。もし負けてきたら罰を与えてやんねーとな」

誉望(この人艦娘にも容赦ないな…)




潮「うぅ…ここまでです…」大破

漣「まさか潮さんが自滅するなんて…」

漣「残った戦力は私と阿武隈さんだけか…」

龍驤「サラッとウチを戦力外通知する度胸だけは認めたる」

漣「いやー、大阪弁のツッコミって和みますね!」

龍驤「せやな!アッハッハー」

潮「わ、笑っていいのかなこれ…」

龍驤(陸にもどったらボコったる)

漣「さて、、どうしましょうか」

龍驤「もうここらで降参で良くない?結構健闘した方やで」

漣「そうしたいんですけど…その権利がある旗艦がまだ戦意ありますからね~」


阿武隈「クソ! 砲身が言うこと聞かない!!」

プリンツ「今だ!ファイアー!」

阿武隈「ッチ!」ヒョイ

大和「ちょこまかと動かないで下さい!」



阿武隈「これじゃダメ!」

阿武隈「一旦退いて……ッ!?」

阿武隈「こ、今度は舵が…動かない」


ビスマルク「逃がさないわよ」

プリンツ「これでチェックメイト!」

大和「もう包囲しました。あなたの負けです」

阿武隈「…はぁ、降参です」

ビスマルク「あら?諦めが早いわね…」

阿武隈「だけど」

ガチャ

阿武隈「1発だけ、撃たせてもらいます!」

大和「な!? あなた往生際が…」

阿武隈「あなた達には当てないわ」

プリンツ「ってどこ向けてるんですか、そっちは鎮守府の方…」

プリンツ「ってアドミラル達がいる方向……まさか!?」

加賀「!?」

翔鶴「ビスマルクさん!今すぐその子を止め」

ズドン


垣根「あ?なんかこっちに撃ってきたぞ…」

誉望「なんで!?」





誉望「で、でも、軽巡が撃った弾がここまで届くはずがないし安心…」


垣根「俺の能力で造った特製の弾だから絶対こっちに落ちるよなこれ」


誉望「か、垣根さんの能力って翼出すだけじゃ…」


垣根「あぁ?テメェ何で俺の未元物質のこと知ってんだ?」


誉望「あ、やべ」


垣根「おいお前、その覆面脱いで素顔晒せ」


誉望「いや、今はそれどころじゃないと思うんすけど!?」


垣根「うっせ、お前が俺のこと知っていることが気にくわねぇ。俺の知り合いとかだとしたら尚更許さねぇ!」


誉望「あぁぁぁぁ覆面はヤメテー!」


誉望「ってヤバい!? 砲弾がもう!!」


ズドーン!


誉望「アーーーーーーッ!!」



加賀「提督ゥゥゥゥゥゥゥーーーーー!!!」


阿武隈「やったー!!」


大和「あぁ!! 貴方の所の提督も巻き込まれたわよ!?」


阿武隈「アーッハッハッハー!私は最初からそれ狙いなのさザマァみろクソ!!」


プリンツ「し、深海棲艦よりも怖いんだけどこの子…」


ビスマルク「貴方よくもやってくれたわね!」


阿武隈「フン、仮でもあいつに仕返し出来たしもう満足したから沈めてもいいよ?」


ビスマルク「こいつ…!!」


翔鶴「そんな事よりも早く提督の安否の確認を!!」


ビスマルク「ッチ!それもそうね…」


ビスマルク「全艦演習を中断! 急いで鎮守府に帰還するわよ!」


ビスマルク「アドミラル…無事でいて!」


阿武隈「ウチの所は死なないと思うけど、ご愁傷様ですねー」


プリンツ「あまり煽らないで下さい!」


大和「全艦急いで港に戻ります! 」


龍驤「やってもうたか……いや、やるって分かっとったけど」

漣「なんかコレ初の死亡案件じゃないですか?」

潮「あ、相手の司令官を殺したらどうなるのかな?」

漣「そりゃ…連帯責任で軍法会議で等しく罰を受けて鎮守府は解体、阿武隈さんの死刑は確実、私たちは艦娘から普通の少女になって世の中のいろはも知らずに娼館で……ですかね」

潮「て…提督は?」

漣「それすら超越しそうな気がしますけどね」

潮「わ、私は嫌ですよ…」

漣「まぁいざとなったら他の鎮守府に整備士とかで雇ってもらおうかと思ってますけどね」

龍驤「あんたそこまで考えとんの?結構計算高いんやね」

龍驤「って言ってもどうせアレやろ?生きてるってオチやろ?」

漣「龍驤さん、それ以上はいけない」

龍驤「まぁどっちも生きていようが阿武隈の処罰は免れんやろな…」

漣「それよりも、あの人拘束されてるのになんか笑ってるんですけど…垣根さんに似た笑い方ですね…」

潮「こ、怖いです…」

阿武隈壊してスマン
艦これで何回も轟沈させてもうたからここではっちゃけて貰おうと思って暴れさせてみた



明石(誉望所属)「な、何事ですか!?」


夕張(誉望所属)「うわァ!港の一部が破壊されてる!!誰がこんなことしたのよ!」


明石「これって沖の方でやっている演習の流れ弾がここに着弾したってことですかね?」


夕張「誰が片付けると思ってるんだよー!それよりもこれやったやつ射程距離もルールも分かってない下手くそだよ!演習なんかすんなっての、まったく」


明石「あーあー、補修にいくらかかるかしら…」


垣根「いやマジヤベェな、この破壊痕とか直すのに時間は結構かかるだろ?」


明石「そうですね、まー妖精さんに頼めばすぐに終わると思いますけど…」


夕張「あの提督がこれに予算を割ってくれるか心配なのはそっちですけどね」


誉望「…いや、ちゃんと予算出すよ」


夕張「?そういえば貴方たちは誰ですか?」


明石「あ、さっき作った覆面!」


垣根「ほう、さっき作った被りもんだったのかソレ」


誉望「あ、いやその…」


夕張「なんだ提督でしたか!」


夕張「あれ?いつも付けてる輪っかはどうしたんですか?」

垣根「………」


誉望「……えと…さっきは砲撃から守ってくださりありがとうございます! このご恩はいつか返しますので!!、あとさっきの砲撃の方も気にしてないっス!!」


垣根「…おい『誉望』。お前もこの世界にきてたんだな……」


誉望「なんのことか分かりませんけど…」


垣根「…10数えるうちに覆面取らねーとこの鎮守府を壊滅させる」


誉望「いやー、なんでそうなるンスかねー!」


誉望「そ、そもそも垣根さんはなんで自分の鎮守府の外で能力使えるんスか!?」


垣根「お前が死んだ後に色々あったんだよ、ほらハイじゅーう!」


誉望「今垣根さんって言って能力のことも言ったのにこのくだり要りますか!?」


垣根「お前俺の手下だったんだから少しは察しろよ、暗部じゃそんな口頭から出たモン全てが正しいわけねーだろ。はいハチー!」


誉望「9は!?」


垣根「さっさと覆面脱がねぇとここにいるやつらマジで潰すぞ、ハイごー!」


誉望「いやだから飛ばさないで!?」


垣根「あと1な」


誉望「あぁぁぁぁぁぁぁもぉぉぉぉぉぉぉーーー!!」


誉望「………」


垣根「おう、第4位と遊ばせてた時以来の変な顔だな」


誉望「…その時に第4位に殺されて俺はこの世界にいるんスけど」


垣根「お前なんてまだ良い方だろ。俺なんて何回もその第4位に殺されてんだぞ。死んでねーし負けてねーけど」


誉望「自分が死んだ後に何があったんすかマジで!?」


垣根(いつも思ってたけどしつけぇなコイツ…)


誉望「ゴホン、とにかく……お久しぶりです垣根さん」


垣根「ご苦労さん」


誉望(ふふふ…これで僕の天下オワタ…)




明石「あのー提督…さん達?」


夕張「な、何だか殺されたとか物騒なこと言って再会しているところ悪いんですけど……」


誉望「どうしたんだ2人とも」


夕張「演習艦隊の艦娘…特にビスマルクさんと加賀さんが急いで戻ってきてるんですが」


誉望「そう言えば俺ら砲撃されたんだっけ…」


垣根「…なんで俺の所のやつらはチンタラしてんだ?」


誉望「垣根さんの事を知ってるからじゃ…」


ビスマルク「アドミラルー!」


誉望「おーい!僕は無事だよ!」


ビスマルク「…手振ってる、無事のようね」


加賀「よかった…どうやら怪我もなかったようね」


大和「いつもの超能力で回避されたんでしょうか」


翔鶴「とにかく無事で何よりです!」


プリンツ「武蔵さん、アドミラルは無事でしたよ!」


武蔵「すまないな、大破して肩を貸してもらうとは…それにしてもあの砲撃で傷もなく無事で良かった」





垣根「おーい!さっさと来いや!!」



漣「あ、垣根さんが手を振ってますよ」


暁「うーん…手振ったほうがいいの?」


白露「おーい!提督ー!」


龍驤「振んなや、こっちのアホタレがあっちに撃ったんやから少しは自粛せぇ」


白露「しゅん」


阿武隈「っチィ! まだ原型があったのか……」


龍驤「あんたも反省せぇや、人様巻き込んで怪我がなかっただけ幸いやったんやからな!」


阿武隈「でも、あいつが…」


龍驤「あんまゴチャゴチャ舐めた口聞いてっとシバくぞワレ、いくら先に着任しているヤツでもその態度ええ加減にせぇ!」


阿武隈「…ごめんなさい」


龍驤「…話は港に戻ってからやな」


漣(阿武隈さんがここまで凶暴化したのって垣根さんのせいなんだけどな…)


龍驤(あの提督…やり方に問題ありや。少し説教せなあかんな)


白露(今日の間宮さんのご飯なんだろうなー」








垣根「あいつら1人も慌てねぇんだけど……」


誉望「大破してるから遅いんじゃ…」


垣根「そうだとしても漣あたりが慌てても良くね?」


誉望「いや知らないっすよ…」

誉望「あ、もうすぐみんな戻って来るっす」

垣根「……」

垣根(これはチャンスだな…)

垣根「なぁ誉望、お前さっき念動力で俺んところのやつを邪魔してくれたよな。つーことは今までの演習も同じような手で勝ってきたってことか?」

誉望「あっと! そ、それは…」

垣根「いや別に良い、これぐらいやって他を出し抜かないとこの世界じゃ名声も手にはいらねぇだろうし、むしろ今後もやっていくべきだと俺は思う」

誉望「か、垣根さん!」

垣根「………んだけど、このイカサマを俺ん所にやったのを許容するわけじゃねぇ」

誉望「え?」

垣根「俺は帰ったら…いや今すぐにでも会ったこともない上官とやらと他の鎮守府に電報を送る」

垣根「内容は全て同じ、"誉望の所でイカサマが行われている"ってな」

誉望「!?」

垣根「もしそうなったらどうなるんだろうな~、暗部だった頃なら少しでも不祥事が出れば上から消される。俺にやったんだからその後はお前でも分かってんだろ?」

誉望「か、垣根さんそれだけは!! せっかく築いた演習無敗のキャリアが無くなったら僕の鎮守府はブラック扱いで誰も支援しなくなる!それだけは勘弁してください!!」








誉望「何でもしますから!!」











垣根「ん?今何でもするって言ったよな?」








誉望「あ……そうですけど…」


垣根「男に二言はねえからな、何でもって言ったのはお前だからな」


誉望「いや!無理なこと言わないでくださいよ!」


垣根「心配すんな、そこまでは言わねぇよ」


垣根「いいか、お前はこれから起きること全てに対して俺に賛同しろ」


誉望「え?」


垣根「何でも俺に『ハイ』や『良いよ』で答えれば良いんだよ。そうすればお前のことは誰にも言わないでやる」


誉望「マジっすか!? 」


誉望「それだったら何でも良いですよ!そんな簡単なことなら!」


垣根(…切羽詰まってんのか少しも疑わない)


誉望(いやー、垣根さんの事だから無理言ってくると思ってたけど、これなら大丈夫かな…)

明石「あ、提督! 妖精さんから修復用の資材のリストとそのおおよその予算を貰ってきましたよ」



誉望「あ、あぁご苦労…」



夕張「修理の費用なんだけど、誰が攻撃したかによって所属している司令官に請求できるんだけど…」



垣根「…何見てんだよ」



夕張「いや……もしかして貴方の所の艦娘が誤射したんじゃなかなって」



垣根「あぁ、俺んところの馬鹿が間違えて撃ったんだ。すまねぇ」



夕張(あれ? さっき初めて会った時の言動だと認めないと思ってたけどあっさりと…)



垣根「んで、誉望殿に頼んだんだ」




誉望「殿!?」




夕張「頼んだ?」


垣根「いやこの失態を多めに見てくれと頼んだら、誉望殿が快く許してくれたんだ。さらに俺に対する請求も無しにしてもらった」


明石「えー!?あのケチな提督が!?」


夕張「本当なんですか提督?」


誉望「え、いや僕はそんなこと…」


垣根「言っただろ?」


垣根『俺に『ハイ』や『良いよ』で答えろ』


誉望「あ」



誉望「は、ハイ……」


垣根「ほらな!」


夕張「うーん、提督が言うのなら確かなんでしょうね…」


明石「ならこちらの予算で出しますか…」


垣根「旧友の頼みに応えてくれるなんてさすがは誉望殿だ。よ!名手腕!」


誉望「ははは…そ、そうッスね…」


誉望(クソ!!これが目的だったのかー!)



ビスマルク「アドミラルー!!」


誉望「うわ!? ビスマスクか!!」


ビスマスク「無事で良かったわ!」


誉望「あぁ心配してくれてありがとう…」


加賀「無事ですか提督」


誉望「あぁ加賀さん…心配してくれたんだ…」


加賀「べ、別にそう言うわけではないです…」


翔鶴「良かった……」


大和「怪我もないですね」


武蔵「安心したぞ」


プリンツ「あんな顔のお姉さま初めて見ました」


誉望「あぁみんなありがとう…嬉しいよ」







垣根「…なんだ、俺のところにまともなのがいない分すげぇ良いなあいつ」


垣根「さーて俺んところは…」

すいません、もう少し頑張ります



漣「あ、垣根さんの原型はしっかりありますね」

潮「服も綺麗ですね」

暁「何となく知ってたわ……疲れた」

白露「提督元気そうで良かったよ」

阿武隈「ッチ、分身を消すほどの火力じゃなかったのね……」

龍驤「アレを殺せるんやったら核でも積んだらええんやないの。積む前に沈んでると思うけどな」

阿武隈「! それはいいかも…」

龍驤「ホンマにすんなや」

漣「にしても大丈夫そうですし…あんまりあの場に戻りたくないのでもうちょっとゆっくりと行きますか…」

潮「う、うん。そうだね…」



垣根(あいつらさらにスピード落としやがった)

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