真姫「私以外に笑顔を向けたわね?許せない」希「うぅ...」ビクッ(36)

気まぐれショートストーリー(エロ注意)

μ's 部活終わりの帰り道

希「いやぁ~、今日の部活もえらいきつかったわ...」コキコキ..

真姫「海未もヒドいわよね!私と希がちょっとお喋りしてたからって、すぐ邪魔してくるんだもの」ハァ

希「まぁまぁ、それほどうちらの愛が強すぎることやって!この際、負けじと見せ続けても良いんちゃう?♪」ウシシ

真姫「...そうね、それに希を見て何も思わないほうが異常よ、こんなにスピリチュアル可愛いのに」ツンツン

絵里「.....」

希「やん♪ほっぺプニプニせんといてぇよぉ真姫ちゃん♪それに可愛いだなんて///」キャッキャッ

真姫「何よ、本当のことを言っただけじゃない、私の発言に文句あるわけ?」プニプニプニプニ♡

絵里「......」ブルブル

希「あはは!くすぐったいって真姫ちゃん!それ以上はうち

絵里「ちょっとあなた達!もう少しそのイチャコラ度慎んだらどうなの!?」カッ!

真姫 希「!?」ビクゥッ!!

希「な、なんやえりち、いたんか..?」ハハ..

真姫「もう...急に驚かせないでちょうだい..いるならいるって言ってよね」フゥ

絵里「どうして私が責められてるのよ!?ついでに侮辱されてるような感じもするし!」エエェェ

真姫「...で、慎むって何をよ?誰も"ゴハン"も"ショクジ"もしてないし、度過ぎる様子なんてどこにもないけど?」クルクル

絵里「練習の時から今までずっと手を繋いでるのが、度が過ぎるって言ってるんだけど!?」チッカァ~

希「言ってないやん、えりちが言うたんはイチャコラ度慎めって..」プクゥ~

真姫「駄目よ、希..そうやって揚げ足とるのは絵里が可哀想よ、見逃してあげましょう?」ウィンク☆

希「そ、そか..うち調子に乗ってん、えへへ、許してや真姫ちゃん?♡」デレ~//

真姫「ふふ♪良いのよ、私だけの可愛いのぞ

絵里「もおおう!それをやめなさいって言ってるのよこのバカップルどもぉ!」ガーッ!

____希の家

希「ほな、うちは夕食の支度するから、真姫ちゃんはくつろいでてや♪」

真姫「お、邪魔します..//いつ来ても慣れないわね、希の家は..」ドキドキ♡

希「はいはい、誰かさんのお家と違って、狭くて居心地悪いですよ~だ」

真姫「違うわよ!//その、こうやって二人きりになると..うう、ドキドキしちゃうだけよ!」カーッ//

希「ま、真姫ちゃん..//(あかん!なにこの子可愛すぎる!いつもリードしてくれるけど、こういうとこはまだまだ子供なんやね♡)」フフッ♪

希「それより真姫ちゃん?うちと二人だけの時は、のぞみじゃなくて...」クス

真姫「の..のんた....ああ!やっぱり無理よ希ぃ///」ブンブン!

希「なぁ~んだ、また言えへんのか..//しゃーなし、いつでも待っとるから、好きな時に呼んでや?♪」ククッ

真姫「じゃあ何で言わせようとしたのよ!?//」イミワカンナイ!

希「さぁね?ふふ...さてと、ちゃちゃっと作るから、おとなしく待っとるんやで」ファサ..

真姫「(あ..希のエプロン姿..胸が大きいせいか、エプロンの方が窮屈なように見える///..しかし、本当に恵まれたカラダよね)」ジーッ

希「ん?どしたん、何か顔についとる?」キョトン

真姫「い、いや別に..おとなしく待ってるから、はい..(でも、それに反してあどけない表情..これで何人もの人たちを惑わしてきたんだか)」フゥ..

希「今日は真姫ちゃんの大好きなトマトグラタンや♪下準備はできとるさかい、待たせるようなことはせえへんよ♡」

真姫「あ、ありがと..のん、たん..」ボソボソ..

希「ん?なになに?よく聞こえんけどぉ?」ウシシ!

真姫「ンモゥっ!意地悪しないで!///」プンプン!

___のんたんのベッドに腰掛ける真姫ちゃん

真姫「はぁ..ダメダメ、いっつも希にからかわれちゃって、全く反撃ができないのよね..」

真姫「二人きりになると、なかなか目を合わせられないし困ったものだわ」ハァ

真姫「でも、しょうがないじゃない..付き合ってまだ三ヶ月、本格的に希が私の恋人なんだって自覚するたび..///ふふふ、やだ..顔のニヤけが止まらないわ///」ブンブン!

真姫「...あら、一昨日来たときと同じ枕カバー..家事が手につかなくて、疎かになってるのかしら?」スリスリ

特に、部活の練習が放課後ギリギリまで続けられる最近のμ'sではよくあることで、一人暮らしでヘトヘトの希であれば、家事が疎かになることもおかしくはなかった。

真姫「本当は疲れているのに、いつも笑顔で接してくれて..本当に希は良い人ね」スンスンッ

真姫「あっ///な、なに匂い嗅いでいるのよ私っ..!はしたない//」バッ

希の取り替えられていない枕カバーをひとなでしてから、鼻の近くまでゆっくりと手を持っていき、無意識に匂いを確かめてしまう真姫。

希の枕カバーから付着したフレングランスは、ラズベリーのような甘酸っぱい香りがして、真姫の鼻腔をツンッ♡と刺激した。

真姫「こんなヘンタイじみたこと、ダメよ、希に嫌われちゃう...で、でも..」チラッ

真姫「.....」キョロキョロ!

真姫「(一瞬だけっ..一瞬だけ直接匂いを..//)」ソ~ッ

希「お待たせー!!ご飯できたで真姫ちゃん!」ガラッ

真姫「ひゃいい!?ああ!早かったのね、希..(危なかったわ...もう少しで顔を埋めるところだった//)」キリッ

希「んぅ~?なぁんか怪しいけど..ほらほら、暖かいうちに早食べよ♪」スタスタ

真姫「ええ..希の手料理、ヤケドしても食らいついていくわ」スタスタ

希「いやいや、さすがに火傷までしてうちの料理食べんくてもな」アハハ

___夕食

真姫「美味しい!さすが希ね、私専属の料理人として、うちに来てくれても良いのよ?」モグモグ

希「それは言い過ぎやってぇ!あはは、せやけどそう言ってもらえると嬉しいわぁ♡真姫ちゃんの喜ぶ顔が一番やけん♪」フフッ

真姫「そ、そう..///わ、私も、希の笑った顔、好きよ...?//」ジッ...

希「真姫ちゃん..?///..あ、ああ~!グラタン熱すぎて、急にポカポカしてきたなぁ///ちょっと窓開けるか~♪」デレデレ

真姫「(ふふ、ちょっとは仕返しできたかしらね//)」クスッ

ほぼ毎日このような初々しいやり取りが続き、真姫と希は良好な関係を維持しつつあった。

希は大好きな真姫との、平和で誰にも邪魔をされない二人だけの空間がたまらなく嬉しく
一人暮らしの寂しさを一掃してくれる、ありがたい存在という気持ちで一杯であった。

真姫も希と同じく、愛する人とのプライベートな空間に酔いしれ、μ'sの他のメンバーには見せない、数々の顔を希にさらけ出していた。

そんな日々を過ごす中、ある日学校で希のもとに一通の手紙が届いた。

____音ノ木坂学院

にこ「これは....もしかして..」ホゥ

希「ラブレターやんなぁ?あはは、ウチのことを好いてくれる子がいるなんてね~!」

絵里「居るじゃない、あなたの側にいつも居るイチャバカが」ハァ

にこ「あれはレベルが違うもんね、まぁ希はすでに恋人が居るし、かわいそうだけど...」

希「うん、ウチは真姫ちゃんが一番や、相手には悪いけどお断りさせていただくよ」

絵里「そうね、それに慎重に事を済ませた方が良いわ、じゃないと真姫が嫉妬しちゃう」フフッ

希「真姫ちゃんが?...まさかぁ、意外とあの子しっかりしとるし、他の子より断然大人びてるんよ?」

にこ「さりげなく恋人自慢してんじゃないわよ!」ビシッ

希「いたぁ!」

絵里「天然バカップルはこれだから...それで?真姫には言うの?このこと」

希「...ううん、これはうちの問題やし、真姫ちゃんにも変な心配掛けたくないから黙っておくよ」

にこ「そう、まぁあんたがそう決めたんなら、そうすれば良いわ」

絵里「呼び出されたのは放課後よね?真姫のことは私たちに任せて、希は行ってきなさい」

希「えりち、こういう時は頼もしくなるんやね、おおきに..」ペコッ

絵里「失礼ね!いつでも賢いエリーチカじゃない!全く...」モウッ!

放課後のμ'sの練習では、希は係の仕事で用事があり遅れるということで、練習は8人で行うこととなった。

真姫が少し寂しそうな様子ではあったが、絵里とにこがすかさずフォローをして元気付けた。

一方で希は、手紙の主に校舎裏に呼び出され、告白をされるも丁重に断り、なるべく表情に出さないよう部活に向かって行った。

真姫「希!!遅いじゃない!もう、待ちくたびれたんだから♪」ギュッ!

希「うわっとぉ..へへ、すまんな真姫ちゃん、ストレッチしてすぐに練習参加するから」アハハ

穂乃果「おぉ~!熱い友情だねぇ!仲がいいのは良いことだっ!」フンスッ

海未「もう少し節度を持っていただければ、なお良いのですが...」ヤレヤレ

凛「へぇ~!凛もかよちんに熱い抱擁を交わした方が、もっと仲良くなれるかにゃ?」

花陽「えええ!?///それはちょっと恥ずかしいよ、凛ちゃん」アセアセ

絵里「はいはい練習再開するわよ、まだ少し練習できる時間はあるからね」

にこ「ふぅ、危機は去ったってところね..」フフッ

無事に告白をかわした希は、何事もなかったかのように真姫といつも通り過ごし、放課後は家に真姫を呼んで手料理を振る舞っていた。

幸せなひと時を終え、真姫がそろそろ帰ろうと、身支度を整えている時、最悪の事態が起き始めた。

真姫「あら、髪留めがどこか落ちちゃった..どこにいっちゃったのかしらね」キョロキョロ

希「んー?真姫ちゃん何か探し物?」カチャカチャ

希は夕食後の食器洗いに勤しみ、真姫が帰った後にはすぐ眠れるよう、先に後片付けをし始めていた。

真姫「ちょっとね~、髪留めを部屋のどこかに落としたみたいで..」

希「それならうちのカバンの中の赤色のポーチに、新しい髪留めが入っとるからしばらく使っててええよ~」ジャーッ カチャカチャ♪

真姫「悪いわねー!ありがとーっ..とこれね、赤色のポーチ赤色のポーチ..ん?」カサッ

真姫「何かしらこの封筒、ハート型のシールが付いてて...え、嘘..これって」ピクッ

_____ドタドタ

希「髪留めは多分そこら辺に落ちてるから、見つけたら真姫ちゃんに返...あ、それは..」ビクッ

真姫「...希、これってラブレター、よね?」ピラッ

希「あ、えと...せやせや、あはは..なんかウチみたいなもん、好きっちゅう子がいてな?ほんま可笑し

真姫「...笑ってごまかすのはやめてよ、希...何で私に隠してたの?」プルプル...

希「か、隠してたわけじゃ..あ、あのな真姫ちゃん?ちゃんと断ったんよ?ウチには恋人がいますって..きちんと、断ったさかい、真姫ちゃんは何も心配いらへんって

真姫「そうじゃなくて!!どうして陰でコソコソとそういうことするのよ!希!」クワッ!

希「ひっ!!ま、真姫ちゃん..?」ビクゥッ!

真姫「はぁ...はぁ...っ!..わ、私もう帰るから...!」スタスタ

希「ま、真姫ちゃん待って!誤解や!ウチは真姫ちゃんに心配かけとう無くって、そう、やから

_________バタンッ!!ツカツカツカ.....

希「..真姫ちゃん...待ってよ..」ガクッ

翌日 音ノ木坂学院 放課後の部活

真姫「......」シーン..
希「......」チラッ チラッ

ことり「...(あ、あれ?)」
海未「...(何でしょう、とても気まずい雰囲気です」

絵里「...(希から話は聞いたけど、昨日のあれからラブレターが見つかっちゃうなんて)」ハァ
にこ「...(ほんっとう不用心なんだから..にこたちは知らないわよ、もう)」ヤレヤレ

希「あ、あの...真姫ちゃん?」ボソ

真姫「...これでストレッチ終わりっと、穂乃果?」

穂乃果「真姫ちゃん?どうかしたの?」ピョンッ

真姫「今日のペア練、一緒に組んでくれない?」

希「!?」ドクンッ...

穂乃果「え、え?穂乃果と...?」チラ

希「....」ウルウル

真姫「良いじゃないたまには、リーダーとの親交も大事でしょう?」クルクル

穂乃果「う、うーん...別に良いけど、希ちゃんとは今日は組まないの?」アハハ

にこ 絵里「(ナイス穂乃果!!)」

真姫「そ、それは..良いのよ、別に..」フンッ

希「!?!?」ガーンッ..!

にこ「(いちいち顔に出すんじゃないわよ..真姫の思う壺じゃない)」ハァ..

真姫「そんなことより、早いところ始めましょう?」グイッ

穂乃果「おわっ?!」ズルッ

「たまには周りを振り回す賑やかな子と組むのも、新鮮で良いかもしれないわね~?」ズルズルッ

「ひ、引っ張らないでよ真姫ちゃ~ん!と言うか、振り回すってどういう意味!?」アセアセ

花陽「穂乃果ちゃんが人質に取られちゃいました..」

凛「真姫ちゃんも大人げないにゃ~」ニャハァ..

希「(どうしよまきちゃんにきらわれたもうだめ

にこ「ったくぅ~!しゃんとしなさいよ、希!」バシッ

希「あいたっ!?に、にこっち...?」ウゥ..

にこ「こうなれば、こっちも徹底的に対抗して、真姫がやっている事を分からせてあげないとね」

絵里「...!なるほど、そういうことね」フフ

真姫「さてと、まずは穂乃果のステップに続いて、後を追って動けば良いのよね?」

穂乃果「うん、穂乃果が終わるまでついて来たら、その後は調整に入るから、よろしく!」

希「....」ソワソワ

絵里「大丈夫よ、希。たかが、ダンスぐらいで何も起こりはしないわよ」フフ

穂乃果「ほっほっやっ!」パッ!パッ!

真姫「ふっふっほっ!」バッ!シュバッ!

にこ「へぇ~、穂乃果のやつ、だんだん踊りがさまになってきたじゃない!感心感心!」

希「にこっち..感心してる場合ちゃうねん、これで真姫ちゃんの目が穂乃果ちゃんに行ったら...ああぁあ

絵里「心配しすぎよ、穂乃果なら余計な事をせず、きちんと事を済ませられるわよ」

希「せ、せやな...それに、穂乃果ちゃんやし、うちの方が頼りになる先輩やもんな?」

にこ「それはそれで、穂乃果をなんだと思ってるんだって感じだけど...」オイ..

絵里「あ、ちょっと!見てよあれ!」

希 にこ「ん...?」

真姫「ちょ、ちょっと穂乃果?」アセアセ

穂乃果「ダメだよ~、真姫ちゃん!もっと腰を大きく振らないと!」

真姫「こう、かしら?」クルン

穂乃果「うーん...ちょっと違う..もう少し外側に回さないと、こうやって!!」ガシッ

真姫「あっ..!」グルンッ

希「あびゃああああ!?」」」ドキドキドキーン!
にこ「うっさいわね!ただ、振り付けの指導をしているだけじゃないの...」

希「そんなぁ..うちだけの、可憐な真姫ちゃんの腰が..」ガクガク

穂乃果「こ~う、だよ?分かった?」フフッ
真姫「わ、分かったから腰から手を離してよ!///」バッ!

穂乃果「ああ、ごめんごめん!でも、真姫ちゃん全然太ってないよ?」キョトン

真姫「ソウイウコトジャナイ!//」モゥ!

希「ドウイ"ウコトォ"!?」ガクーン
花陽「私の真似しないでください~!」ヒーン!

絵里「あちゃー、希が完全に壊れてきてるわ」ハハ..

にこ「そんなの元からよ..それより、にこたちもそろそろ始めるわよ?」
希「へ?何が?」
絵里「決まってるでしょう、練習よ練習♪」ハララ..

真姫「(もう、穂乃果ったらいちいち距離が近いのよ...選んだのは私だからしょうがないけど)」フゥ..

「や、やめーや!にこっちあかんって!」

「良いじゃないの~、減るもんじゃないし...」

真姫「ん...?..!?」ドクンッ!

希「ちょい、待ちっ..ほんま痛いねんって..!」ハァハァ

にこ「なによぉ~、たまには同い年同士の交流をと思って、マッサージしてあげてんのにぃ」グニュグニュッ

希「ひゃっ...!」ビクッ

真姫「あ...ぁあ..」カタカタカタカタ..

絵里「せっかくの三人のペア練習だからね!伸び伸びと動くために、まずは私たちからの特別マッサージよ~!良かったわね、希」モミモミ

希「あ、あかんよ、ほんま..声出ちゃう..」フゥフゥ..

にこ「あはは、遠慮しないで良いのよぉ~!女の子同士、別に恥ずかしがることじゃないわ」ケラケラ

真姫「(ななな、なんてことしているのよ!?希が痛がっているじゃない!)」クゥ~!!

穂乃果「あ、あの、真姫ちゃん?お~い!」

絵里「ほらほら♪これか?これがええのんチカ~?」グイグイ

希「うっ..ふぅ~..!」ピクピク

にこ「にこにこ♪気持ちよさそうで、こっちも揉みがいがあるってもんよ!」モミモミ

希「くっ..も、もう..だ..ぁ

...あぁんっ///」 あぁん ぁあん ぁぁん...(エコー)

真姫「!?!?」ドキドキドキーン!!

穂乃果「んん?」キョトン

にこ 絵里「(やっべ!!やりすぎたぁ!!)」パッ!!

希「..!?///こ、このあほんだらぁ!///」ゲシッ
にこ「にごぉお"?!」ドスッ!

絵里「の、希!?ごご、ごめんって、ちょっと落ち着きなさいよ!」アタフタ

希「はぁはぁ///十分落ち着いとるわ!このハレンチ共が!」プルプル

海未「む、何を騒いでいるんですか?」
絵里「あ、うふふ!何でもないのよ海未!希は..そう!あの日なのy

希「ふん!」ゲシッ
絵里「チガチ"ィ"ィ"ィ!!?」ドコォッ!

海未「ぇえ?!え、絵里?!大丈夫ですか!?」

穂乃果「うわ~、希ちゃんがにこちゃんと絵里ちゃんをノックアウトしたよ..!あれも練習なのかな?」ウーン

真姫「はぁ...プロレスの練習が、なんでμ'sに必要なのかしらね」フンッ

部活終了後
放課後 帰り道

にこ「危うく意識を失いかけるところだった...蹴られたのが顔じゃなくて、本当に良かった」ヘゴッ..

絵里「こんな時までアイドル活動に気を使うとは、さすがにこね..」ゲホッ

希「すまんな二人とも..つい足が出てもうて..堪忍な」ハ、ハハ..

にこ「謝らなくて良いわよ、絵里のマッサージが限度を超えたのが原因なんだから」

絵里「ちょっとぉ?!さりげなく私のせいにしないでくれる?お互い様でしょう!?」

にこ「ふふん!まぁ、希に声を上げさせたことは、賞賛に値するんじゃない?褒めてあげるわよ?」クス

希「もう一発お見舞いしたほうがええやろうか...」ズォォオ!

絵里 にこ「冗談ですごめんなさい」

希「はぁ...結局、うちはこのまま、真姫ちゃんに嫌われてしまうんやろうか..」ズーン

にこ「うーん...よし!絵里、希!これからちょっと時間ある?」ピンッ!

希「うち..?特に、用事もないし大丈夫やけど」

絵里「今日は練習で遅くなるって言ってあるから、どのみち時間の心配はないわよ」

にこ「そっ!それじゃ、軽くパーッと歌いにでも行きましょうよ!」ニコッ

希「ぉおっ!カラオケやな?」パァッ!

絵里「良いわね、ここんとこハードな練習続きで、はっちゃけることがなかったものね」ウンウン

にこ「あんまり溜め込み過ぎると、体にも心にも良くないからね」

絵里「さすがにこね!部員の同級生に対してまでも、ちゃんと気にかける徹底ぶり」

希「アイドルの鑑やわぁ..」クス

にこ「きゅ、急に褒めないでよ!///そういうの禁止ぃ!」チョロにこ~

絵里「希も一度リフレッシュして、頭をスッキリさせた方が良いわよ」

希「...せやな、少し頭を空っぽにした方がええかも」フフッ

にこ「久しぶりの三年組カラオケ!明日は休みだし、遅くなりすぎない程度にストレス発散しまくるわよ!」

希 絵里「お~~♪♪」ワーイ!

_____しばらくして
夜 時刻 23:00 帰り道

希「ふぅ~♪...少しハメ外しすぎたかな?」スタスタ

希「明日は休みだし、ゆっくり寝て...真姫ちゃんには、もう一度謝らんと...ん?あれは..」

真姫「.....」スゥスゥ

希「ええ!?ま、真姫ちゃん!?どうしてうちの家の前で...」アタフタ

真姫「..んぅ?..のぞ、み..?」パチッ..

希「う、うん...もしかしてずっと待ってたん?」

真姫「...4時間くらい」

希「4時間って..(部活帰りのまま直行でうちの家まで来て、待っててくれたんか..?)」ハッ!

真姫「はっ..くしゅんっ!!」プシュッ

希「ま、真姫ちゃん..とりあえず中に入ろう?風邪ひてまう」

真姫「うん...分かった...」

____トポ..トポポ...カチャカチャ..

希「ほら、ホットココアや...お風呂の湯加減はどうやった?」

真姫「ん...大丈夫、だったわよ..」

希「そ、そか..ほんなら良かった..うん..」

真姫「......」

希「......」

_____「「あ、あのっ!!」」

希「あっ...」

真姫「...の、希から言いなさいよ、何?」

希「あ、うん...あのな、うち自分勝手やったなって..」

希「真姫ちゃんを不安にさせないようにするつもりが、余計に心配かけちゃって...ほんまに、ごめんなさい」ペコッ

希「簡単に許してもらうつもりはない..けど、うちは何があっても、真姫ちゃんの見方やし恋人やけん..」

希「だから..うちのこと嫌いにならんといて?..うちには、真姫ちゃんしか居ないんよ...」ギュッ..

真姫「......」

真姫「私だって、本当は..こんなことで希を責めたくない...」グッ..

希「真姫..ちゃん..?」

真姫「私は、希と一緒に居て楽しいし、とても幸せに感じているわ..でも、それはお互いμ'sにいる間だからで、希が卒業していなくなっちゃったら...」

希「...」ピクッ

真姫「こうやって、毎日顔をあわせることもなくなるんじゃないかなって...そ、それに..」

真姫「あのラブレターみたいに..また希に好意を持って近づいて、今度こそ、私の居ない場所で...何か分からないことが起きてたらと思うと...」ウルッ...

希「(...うちは...とんだ大馬鹿ものや..)」プルプル..

真姫「希が私のことを思って気を掛けてくれるのは嬉しい..でもたまに、不安になるのよ..」キュッ..

真姫「本当はどう思ってるんだろう?って..部活で疲れてるのに、なんでいつも笑ってるんだろうって..」ウゥ..

真姫「私は希の恋人よ?..だから、もし何かあって、それが私のためでも..だんまりだなんて、除け者にされてるようで、寂しいのよ..」ウルウル..

________ギュッ!

真姫「...!の、のぞみ..?」ビクッ

希「ごめん、うちほんまにアホやった..やっぱり、大人なのは真姫ちゃんの方やなって..」ギュゥゥ..

真姫「ちょ、ちょっと..苦しいわ..//」

希「うちかて、真姫ちゃんが誰かに取られるのは嫌や..真姫ちゃんのことを誰かが好いたらどないしようって、不安に思うこともある」

希「でも、いざ自分が誰かに好かれる立場になったら、何も知らせずに黙っておこうだなんて、なんか、自己中過ぎるやろって..」

真姫「希.....」ギュッ..

希「うち、もう隠し事せえへんよ..何でもとかそういうことじゃなくて.."うちら二人の幸せ"が遠ざかるようなこと..今回みたいなのは特にな..除け者もなしや」

真姫「...そうよ、私に何か隠しても絶対にバレるわ..だって..こ、こんなにもあなたのことが好きなんだから..」ダキッ♡

希「真姫ちゃん..///うちもや、こんなに一人のことばっか思うのは初めてやねん..これからもずっと一緒におってくれるん?」ギュッ♡

真姫「と、当然よ...///例え、誰かに好意を持たれたとしても、希を悲しませるようなことは絶対にしないわ♡ずっと、そばにいる..」ギュッ♡

希「真姫...ちゃん...///」
真姫「希...///」

___________チュッ♡......

___数日後
音ノ木坂学院
放課後 部活

希「♪」キャッキャ
真姫「~♡」ウフフフフ

にこ「へぇ~、仲直りしたのね、希のヤツ」

絵里「ふふ、本当は心配するまでもなかったけどね」クス

にこ「な~に言ってんのよ!希の元気が出るように葉っぱ隊やらのポジティブソングで、普段と考えられないノリノリなs

絵里「ストォォップ!カラオケ内の出来事と、ここは別世界、OK?」ズイッ

にこ「あんたにとっては、カラオケボックスの中が唯一自分をさらけ出せる場所なのかしら、何だかごめんなさいね..」オキノドク

絵里「ふっ...なんとでも言いなさい、賢しカワえりちかの勲章は何があっても揺るがさないわ」フン

にこ「すでに崩壊していると思うから、心配しなくていいと思うけど」

真姫「それにしても希~♪」キャッキャ
希「なんや?真姫ちゃ~ん♡」ウフフ

絵里「本当お熱いわね、まだ部活中なのに」フゥ

にこ「また部活の風紀が乱れるわね..取り締まりに行きましょうか?」ヤレヤレ

真姫「さっき、私以外に笑顔を向けたわよね?」ニコッ

希「....え?♪」ピタッ

真姫「許せないわ」キッ!

希「え!?..う、うぅ...」ビクッ

真姫「....ふふ、な~んちゃって♪ふさぎ込む希も可愛いわね♡」

希「ぅ..?せ、せやろ!?あははは??♪」ケタケタ

絵里「...一瞬、立場に曇りが見えたような気がするんだけど..」

にこ「まぁ、これでやっと、真姫も対等な位置につけたってことなんじゃないかしらね?(適当)」

絵里「希を尻に敷く真姫ってことね...良いじゃない、尻キャラだけに!♪」ドヤァ...

にこ「全然上手くないから、それ...あとで、希にチクっておこうっと♪」

絵里「本当にやめてくださいそれだけはイタイのイヤです」ドゲザー

希「真~姫ちゃん?♡」
真姫「の、の~んたん...?///」ボソボソ

______「「これからもずっと一緒に居ようね!!♡///」」______

のんたんとまきちゃん ハッピーエンド編
~おわり~

物足りなかったらゴメンね、もう少し刺激が欲しい人は花陽の"ゴハン"スレでお腹イッパイになってね

続編あるか分からないよ、でもあるかもしれないよ

以上。

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