七海千秋「みんなとゲームで遊ぼう」 (124)

ダンガンロンパ1、2のネタバレ、キャラ崩壊有り
キャラごちゃ混ぜ

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七海「というわけで霧切さん、ちょっといいかな?」

霧切「何かしら?」

七海「たまには霧切さんとゲームで遊びたいなぁ、と思って」

霧切「ゲームね……私はそういうの疎いから……あなたがプレイしているのを観た方が面白そうだけど」

七海「私も誰かがやってるのを観たいんだよー。一人でピコピコしてるのは飽きちゃったし」

七海「それに、今日は霧切さんにぴったりのゲームを持ってきたから、きっと気に入ってくれる……と、思うよ?」

霧切「そう……まあ、ちょうど暇だったから構わないわ」

おお、苗木とかも出るのか、キタイ
死んでる人も出るのか?

七海「じゃ、さっそくテレビにつないで、っと……」

霧切「随分レトロなゲーム機みたいだけど」

七海「ファミコンだからねー。お、ついた」パチッ

七海「では、超高校級の探偵、霧切さんにプレイしてもらうゲームはこれです。張り切ってどうぞー」

霧切「『ミシシッピー殺人事件』?」

霧切「推理ゲームなのかしら?」

七海「えーとね……『ミシシッピ川の遊覧船に乗っていた探偵チャールズ卿と助手のワトソンが、乗客に挨拶しようとしたところ、偶然死体を発見。二人は事件を解決するために、船内で情報を集めることにする』……ってあらすじだね」

霧切「まあ、ありがちなクローズドサークルね。さっそく始めましょう」

七海「霧切さん、コントローラー逆さだよ」

霧切「わ、わざとよ」アセアセ

《セントルイスをでて こうだいなるミシシッピーがわを くだり
 ニューオリンズへとむかう がいりんせん デルタ・プリンセスごう
 その いっとうせんしつでは たんていの チャールズが じょしゅの ワトソンを つれて
 のりこんで います》

霧切「酷く読みづらいわ……」

七海「ファミコンだからねー。テキストに漢字が使えなかったんだよ」

《さわやかな 6がつの あるひ
 あたたかい かぜが はたを はためかせて います
 エンジンは ドンドンとおとをたてて
 ひとびとを げんきずけているかのようです
 リバーボートは こりつした せかいだったが
 すべてが ここちよかった》

霧切「誤字が……」

七海「気にしちゃダメだよ霧切さん」

《こんな すばらしい ひに
 だれが さつじんなどという おそろしい できごとを かんがえられただろうか》

霧切「ふむ……」

七海(ちょっとワクワクしてる……可愛い)

チャールズ『いやー これは かいてきな たびだなぁ ワトソン』

ワトソン『えぇ のんびりして いいですね』

チャールズ『きょうは てんきもいいし デッキにでて さんぽがてらに ほかのおきゃくさんに ごあいさつでも してこようか』

霧切「もう探索パートなのね。とりあえず部屋から出ましょう」カチカチ

霧切「自分の部屋は三号室……一号室から順番に見ていきましょう。死体を見つけないことには始まらないものね」

ガチャ

チャールズ『うぁー』

ワトソン『あっ!!! せんせい!!
 こ このゆかは だれかの わな だったんだ!
 このたかさから おちたのでは せんせいは・・・
 あぁ もし さいしょから やりなおす ことが できれば なんとか なるのに・・・』

霧切「…………………えっ?」

《ゲームオーバー スタートボタンを おして ください》

霧切「な、なに……なんなの……?」

七海「落とし穴だね」

霧切「見ればわかるわ」

霧切「……何故遊覧船の客室に落とし穴が?」

七海「罠だね。チャールズ卿の捜査を邪魔するための」

霧切「捜査も何もチャールズ卿、ご挨拶に伺おうとしてただけよ!?」

霧切「で、でも……わかったわ。真犯人が」

七海「ホントに!? 何も起きてないのに?」

霧切「ええ。犯人は造船士ね。でなければ、こんな罠は仕掛けられない」

七海「登場人物に造船士はいないよ」

霧切「そんな気はしたわ」

霧切「ねえ、そろそろ別のゲームやらないかしら」

七海「まだ三分もプレイしてないよ!?」

霧切「なんとなくだけど、まともな謎解きができる気がしないのよ……このゲーム」

七海「せめて死体を見つけようよ。そこから面白くなるかもしれないよ?」

霧切「……」カチカチ

《セントルイスを(ry》

霧切(もう一号室には入らないわ……二度と)

霧切「部屋が多いわね……チャールズ卿、歩くの遅くてもどかしいわ」カチカチ

七海「今のとこ誰とも会ってないねぇ」

霧切「……何もない部屋がたくさんあるのが怖いわね」

ガチャ

霧切「あ、ようやく人がいた……」

チャールズ『こんにちは わたしは チャールズです』

カーター『わたしは カーターといい はんじをしています』

→あるく
 さがす

霧切「? 話しかけられないのかしら……とりあえず『さがす』、っと」カチカチ

カーター『なにをするんだね きみ
 きみにそんなけんりは ないはずだが』

霧切「……まあ……正論ね」

………………

…………

……

霧切「はぁ……無駄に広いわこの船……」

霧切「というか罠が怖くてうかつに部屋に入れない……」

ガチャ

チャールズ『ワトソン あれをみろ!』

ワトソン『だれかが たおれて いますよ』

チャールズ『かれは どうしたんだろう
 とにかく たすけてあげなさい』

ワトソン『せんせい これは たいへんです』

霧切「!! や、やったわ七海さん! ついに見つけたわ! 死体を!!」ユサユサ

七海「Zzz……んみゅ……おぉ?、おめでとう、霧切さん。30分かけてようやくスタート地点にたどり着いたね」

チャールズ『え? どうした』

ワトソン『ち ちがながれています!』

チャールズ『ほ ほんとだ このひとは しんでいるぞ!!』

ワトソン『せんせい かれは ころされたのでしょうか』

霧切「二人のせいでいまいち緊張感にかけるわね」

七海「そうだねぇ。とても探偵とその助手には見えないね」

チャールズ『うーん たぶん ころされたのだろうが
 まず このひとが だれであるか そして ここで なにが おこったかを しらべなければ いけないな・・・』

霧切「多分とか言い始めたわ」

→あるく
 さがす

霧切「ふぅ……とにかくチャールズ卿の言うとおりね。ここで何が起こったのかを調べましょう。『さがす』、っと」カチカチ

霧切「死因なり、犯人の残した手かがりが見つかれば……」

チャールズ『とくに めにつくものはないな』

霧切「……死因を」カチカチ

チャールズ『とくに めにつくものはないな』

霧切「……」カチカチ

チャールズ『とくに めにつくものはないな』

霧切「あるでしょぉぉぉぉ!!! 目の前に死体がぁぁぁ!!!」ペシペシペシ

七海(霧切さんが怒った)

この乗り好きだ
期待

霧切「はぁ……はぁ……」

七海「まぁまぁ落ち着いて、霧切さん」

霧切「わかったわ……乗客の証言を訊きに行きましょう……」

霧切「確か、この部屋にヘレンという人ががいたわね……」

ガチャ

→あるく
 さがす
 はなす

霧切「『はなす』、っと」

→あのひとについて おしえてほしい
 このしなものについて おしえてほしい
 ついてきて もらえないか
 メモを みせる
 こくはつする
 まえのメニューにもどる

霧切「嫌に選択肢が多いわね……とりあえず被害者について訊かないと……」カチカチ

ヘレン『なんのことです?』

霧切「…………」

霧切「知らない……ということでいいのかしら」

………………

…………

……

霧切「ヘレンからの証言はそこそこ集まったわね……」

七海「あ、霧切さん、メモ取ってる?」

霧切「メモ?」

七海「会話テキストの最後でBボタンを押すとメモが取れるんだよ」

七海「メモ取ってないとクリアできなくなるから注意しないと。取れるメモの数は決まってるから重要なのだけをね」

霧切「取ってなかったわ……とりあえず『水音』に関しての証言だけ取っておきましょう」カチカチ

ヘレン『もう はなし ましたよ』

霧切「…………えっ?」

七海「あ、会話を聞けるのは基本一回だけだよ」

霧切「……じゃあ、メモし損ねた場合は?」

七海「やり直しだね」

霧切「最初から?」

七海「セーブ機能がないからねー」

霧切「…………」ミシッ

………………

…………

……

霧切「はぁ……なんとか証言は集められてる気がするわ……時間がかかる……」

七海「主にチャールズ卿の脚の遅さのせいでね」

霧切「それにしても死体を目の前にして『なんのことです?』とか言う乗客たちは何者なの……?」

七海「ドライだよね」

霧切「そんな次元じゃないわ。もはや狂気を感じるわよ」

霧切「……まだ行ってない部屋もあるし……探索を続けましょう」

霧切(まあ、ゲーム的にはそこそこ進んでるんじゃないかしら……)カチカチ

霧切「確か16号室はまだ行ってなかったわね……」

ガチャ

チャールズ『うぁー』

ワトソン『せんせい!! せんせい だいじょうぶですか
 なんということだ せんせいが だれかの しかけに ひっかかって しんでしまうとは・・・
 あぁ もし さいしょから(ry』

霧切「あっ」

七海「ナイフが飛んできたね」

《ゲームオーバー スタートボタンを おしてください》

霧切「」ペキッ

七海(何かが折れる音がした……)

こいつは(ゲームが)酷い

霧切「………………」

七海「霧切さん……?」

霧切「……」プルプルプル

霧切「うっ……ぐすっ……ひっぐ……」ポロポロ

七海「あー……」

霧切「あんまりよ……こんなの……せ、せっかく集めた証言が……ひぐっ……」

霧切「扉を開けた瞬間ナイフって……避けられるわけないじゃない……どこの野兎狩りよ……」

七海「き、霧切さん……元気出して。まだ推理パートにも到達してないから、これから面白くなるかも……」

霧切「うっ、うわあぁぁぁん! 苗木くぅぅぅん!!」ダダッ

七海「あっ、霧切さん……行っちゃった」

七海「んー、気に入ってもらえなかったかぁ」


     霧切編 完

推理ゲーならもっと取っつきやすいのもあるだろうにww

とりあえずこんな感じで進みます
ではまた

乙!
次回も期待してます


クソゲー好きだから期待
てか霧切さん可愛すぎ

逆転裁判渡しとけ

かわいい


かわいい

霧切編って事は苗木編や十神編とか全員分あるのかな?

霧切さん可愛すぎぃ!

初めてミシシッピやった時を思い出すわwww

七海「うーん……霧切さん泣いてたなぁ……今度謝りに行かないと。悪いのはチャールズ卿たちだけど」

七海「気を取り直してみんなとゲームするぞー」

七海「あっ、あそこにいるのは……」

七海「十神くんだー。……痩せてる方の」

十神「ん? なんだ貴様か……」

十神「そういえば貴様のクラスのダルマはまだ俺の格好をしているのか。気色悪いからやめろと言ったはずだが」

七海「まあ、『本当の姿を現すわけにはいかない』らしいから」

十神「なら、体型相応に山田の扮装でもしていればいい」

七海「うーん……そうとう気に入ったみたいだねぇ」

十神「チッ……まぁいい。何の用だ」

七海「ねぇねぇ、私とゲームで遊ぼうよ」

十神「断る」

七海「えー……」

十神「そんな下らんものに興じている暇はない」

七海「……どうしても?」ジー

十神「不必要な上目遣いをやめろ。そんな手に乗るのは山田か左右田くらいだ」

七海「そっか……残念……」

七海「ごめんね、時間取らせちゃって……」トボトボ

十神「…………待て」

七海「?」

十神「どうしてもと言うならやってやらんこともない。今、さして忙しくもないからな」

七海「十神くん……」パァァ

七海「それじゃさっそく……」パチッ

十神「スーパーファミコン……いつのゲームをやらせる気だ」

七海「あ、知ってるんだ。これはねぇ、スーパーゲームボーイって言って、テレビ画面でゲームボーイのゲームができるっていう画期的な……」

十神「知っている。俺をそこらの世間知らずのお坊ちゃんと一緒にするな」

七海「わぁ、さすがだよー。そういう庶民派なところも十神くんの魅力だよね」

十神「…………日向たちはよくお前と会話を続けていられるな。俺は早くも耐えられそうにない」

七海「じゃあ、めんどくさい説明はなしにして、さっそくやってもらいましょー」

十神「ふん……つまらんゲームだったら許さんぞ」

七海「超高校級の御曹司、十神くんにやってもらうゲームはこちら。張り切ってどうぞー」

『ちびまる子ちゃん おこづかい大作戦!』

十神「………………」

十神「……帰るぞ」ガタッ

七海「あぁっ、待って十神くん!」ガシッ

十神「貴様は俺をバカにしているのか?」

七海「してないよー……ただ、十神くんにやってもらうとしたらこれしかないと思って……」

十神「何を以てこれしかないと思ったんだ」

七海「庶民のお金の大切さというか……そういうアレがアレで……」

十神「わからない……お前の考えていることが何一つ」

十神「後で覚えていろよ……くそっ」ブツブツ

七海(文句言いながらもやろうとしてくれる十神くん優しい)

十神「……それで、これは何をするゲームなんだ」

七海「お金を集めてデパートで5つの品物を買うのが最終目的だよ。初期の所持金30円を10350円にすれば全部買える計算だね」

十神「……遠いのか近いのかよくわからないな」

おこづかい大作戦は(アカン)

十神「さて、始めたはいいが……」

十神「どうすれば金は手に入るんだ? アルバイトでもするのか?」

七海「いやいや、まる子は小学三年生だよ? アルバイトなんてできないよ」

十神「……ではどうする」

七海「ええと、お金を貯める方法は町の住人とのミニゲームに勝つことだね。サイコロゲーム・スロット2種・坊主めくりもどき・Big or smallの4種類があって……」

十神「待て。小学三年生とかそういう問題ではない」

もっと他にゲームがあっただろうに何故それを

十神「ミニゲームという名の賭博だろうそれは。まだアルバイトの方が健全だ」

七海「まあ、ゲームだからね」

十神「……それを言ったら元も子もない。というか、そんなゲームならセレスか苗木にやらせておけ。奴らなら10万でも20万でも稼いでみせるだろう」

七海「苗木くんとセレスさんには別のゲームをやってもらいたいからね」

十神「…………」カチカチ

はまじ『じゃんけんしようぜ!』

十神「おい、唐突にじゃんけんを申し込まれたんだが……」

七海「勝つと福引き券がもらえるよ。福引きで景品を当てると良いことがある……かも」

七海「後、気力も上がるよ。気力が上がるとミニゲームで手に入るお金が増えるんだ」

十神「とことん運の要素を絡めてくるのは何故なんだ……」カチカチ

《まるこの まけである》

はまじ『おまえのまけだぜ! おまえのな!』

十神「……」イラッ

………………

…………

……

《まるこの かちである》

十神「勝ったぞ……見たかはまじ……!」

七海(十神くんがキャラクターの名前を呼ぶだけで何故かおもしろい)

十神「これだけやって所持金が増えないのが不服だが、まあいい。福引きとやらをしにいくか……」

《ふくびきけんをもってるね ふくびきができるよ!》

《どうやら はずれたみたいである・・・》

十神「…………」

十神「まあいい。欲しいのは景品ではなく金だからな」

十神「……七海、お前は何をやっている」カチカチ

七海「スーパーゲームボーイは2Pコントローラーで画面に落書きができるんだよー。これが楽しくて楽しくて」ホクホク

十神「……邪魔はするなよ」

七海「それそれー」カキカキ

十神「言った側からやめろ! スロットの目押しができん!」

七海「ごめんごめん。画面外で遊んでるね」

十神「くそっ……」

………………

…………

……

十神「ようやく……500円か……」

七海「大丈夫十神くん? 心なしかやつれてる……気がする」

十神「気のせいだ」

十神「それより、所持金の上限が500円のようだが」

七海「一度帰って貯金しないとダメだね。3000円のオルゴールとか、4000円のフランス人形は貯金必須だよ」

十神「そうか……では家に戻るとするか」カチカチ

十神「………………」

七海「……」

十神「今、何が起きたんだ……?」

七海「ゲームオーバーだね」

十神「それは見ればわかる」

十神「自宅に入った瞬間、母親に有り金を全て巻き上げられたんだが」

七海「ランダム強制イベントだよ」

十神「……」ミシッ

七海(その後、十神くんは黙々とゲームを続けた)

七海(じゃんけんで気力を溜め、ミニゲームで負けては勝ち、負けては負け……)

七海(時にお母さんにお小遣いを奪い取られ……)

七海(私はいつの間にか寝てしまった)

………………

…………

……

十神「七海。起きろ、七海」

七海「Zzz……んん、おはよう十神くん」ゴシゴシ

十神「貴様……俺が途中で帰らなかっただけでも有り難く思え」ゴゴゴゴ

七海「そ、そうだね。ごめん」

十神「……ようやく4000円貯まるところだ。とりあえずフランス人形を買いに行く……」

七海「顔色がすごいよ十神くん」

十神「3時間この途方のないギャンブルを続けていたからな……何度コントローラーを叩き割りそうになったかわからん」

十神「とにかく、これで自宅に母親が現れなければ俺の勝ちだ」

七海「え? まだ品物一つ目だけど……」

十神「黙れ」

七海「は、はい」

十神「よし、母親はいない! これが最後の貯金……! 俺の……勝ちだっ!」ニヤリ


《ちょきんが へってしまった!》


十神「……………」

十神「なん………だとぉ………っ!?」

七海「あ……丸尾くんカード持ってたんだね……」

十神「この……ぐるぐる眼鏡のカードのことか……!?」プルプル

七海「うん。貯金箱を調べた瞬間に強制発動するカードなんだ」

十神「それで……貯金は……どれくらい減るんだ……?」プルプル

七海「ええと、貯金が……半分に……」

十神「丸尾ぉぉぉぉぉっ!!!!」バキィッ

七海(あ、コントローラーが……)

十神「…………」

七海「…………」

十神「……すまん。コントローラーは左右田に直してもらってくれ……」フラフラ

七海「う、うん」

十神「俺は……今日は寝る……良い暇つぶしになったぞ……」

七海「あ、うん。つき合ってくれてありがとう」

十神「丸尾……母親……絶対に……許さん……」ブツブツ

七海「……割と楽しんでくれた……かな?」

      十神編 完

ではまた

ちなみに誰も死んでないし、死ぬ予定もありません
みんな仲良しこよし設定

おつー
まさか十神(細)にこんなほんわかする日がくるとは思わなかった

乙ー

うん……あれは仕方ない……

これは良い
期待

十神は太い方がとっつきやすかったりしてめんどくさくないよね

七海「今更だけど、ちびまる子ちゃんはさすがに子供向け過ぎたかなぁ」

七海「まあいいか。十神くんと仲良くなれたみたいだし……あっ」

七海「小泉さーん」フリフリ

小泉「やっほー、千秋ちゃん。一人? 珍しいね」

七海「? そうかなぁ? 私、けっこう一人でいること多い……と思うけど」

小泉「うーん……なんか日向と一緒にいるイメージ強いんだよね」

七海「そ、そうかなぁ……えへへ」

小泉「まあ、日向は狛枝と一緒にいるイメージも強いけど……」

七海「…………むむ」

小泉「それより、今日はゲーム持ち歩いてないんだね。千秋ちゃんがゲームやってるとこ、撮り甲斐あって好きなんだけどなぁ」

七海「あっ、そうそう。今日は小泉さんに是非ともやってもらいたいゲームがあるんだよ」

小泉「私に? 良いけど……どんなゲーム?」

七海「写真家の小泉さんにやってもらうならこれしかない、っていう名作を用意したよ」フンス

小泉「ふーん……まあ、たまにはそういうのも楽しいかもね」

………………

…………

……

七海「それじゃ、スイッチオーン」ピッ

小泉「ゲームなんてやるの久しぶりだなぁ。いつ以来だろ……」

七海「どんなゲームやったことあるの?」

小泉「…………ポケモンスナップとか」ボソッ

七海(かわいい)

小泉「さ、さぁ、さっそく始めよう!」アセアセ

七海「こほん。では超高校級の写真家、小泉さんにやってもらうゲームはこちらです。張り切ってどうぞー」

小泉「『AFRIKA』……?」

七海「一言で言うと、サバンナで動物の写真を撮るゲームだね」

小泉「動物かぁ……どっちかっていうと専門外だけど……」カチカチ

七海「ポケモンスナップもある意味動物……」

小泉「わ、わぁぁ! グラフィック綺麗だなぁ!」アセアセ

七海「PS3だからね」ドヤッ

小泉「主人公はエリックとアンナの二人か……」

七海「あ、名前は変えられるよ」

小泉「じゃあ『チアキ』にしちゃおっと」カチカチ

七海「えぇっ? なんか恥ずかしいなぁ」

小泉「ふふっ」

小泉「このマニャンガ自然保護区、っていうのが舞台なのかな?」

七海「うん。基本は『ベースキャンプのパソコンに写真の依頼が来る→その通りに写真を撮って報酬を貰う→機材を買って別の依頼』っていう流れだね」

小泉「じゃ、まずはカメラ機材の確認をしようかな」

七海「さすがだね」

小泉「えへへ」カチカチ

小泉「……機材少なっ」

七海「まあ、初期状態だからね」

小泉「TSETSE社……? 架空のカメラなんだね……見たとこ一眼レフみたいだけど……焦点距離18-55mm……? 狭っ……チアキはこれで動物撮ろうとしてるの……?」ブツブツ

七海「小泉さん?」

小泉「しかも単焦点って……インスタントカメラじゃないんだから……今時安いデジカメでもピント合わせがあるのに……完全に観光客レベルじゃないチアキ……」ブツブツ

七海「……小泉さん」

小泉「はっ! な、何?」

七海「何だか私が申し訳なくなってきたからとりあえず進んでもらっていいかな?」

小泉「ご、ごめんね」

アwwwwwwフwwwwwwリwwwwwwカwwwwww

小泉「まずは野生動物の調査かぁ。とりあえずキャンプの外に出よう」

ジェームズ『ようこそマニャンガ自然保護区へ!』

ジェームズ『車の運転は私がしますから、チアキさんは後ろに乗ってください!』

七海「はーい」

小泉「この人が案内人なのね」

ジェームズ『ここがヒポプールです。今はいないようですが、ここにはカバがよく来るんですよ』

小泉「ふーん……」

田中「カバは縄張りを侵す者に容赦ない好戦的な生き物だ。そんな彼らのすぐ近くにキャンプを敷いて平気なのか?」

小泉「きゃあ!」ビクッ

七海「おー、いらっしゃい田中くん」

小泉「た、田中! あ、あんたいつの間に!」

田中「ふん……俺が気配を消していたとはいえ、無防備過ぎるぞ小泉」

小泉「あんたと違って私は誰と戦ってるわけでもないの! っていうか、何しに来たの?」

田中「七海に呼ばれたのだ」

小泉「え?」

七海「えっとね……このゲーム、小泉さんと田中くんどっちにやってもらおうか迷ってたんだよね」

七海「もうこうなったらいっそ2人一緒にやってもらおうと思って」

小泉「そ、そう……」

田中「さあ小泉。とっとと動物たちの盗撮に出かけるがいい」

小泉「言われなくても行くってば……」


ジェームズ『アワリの水場まで行ってみましょうか。水場の近くなら動物がたくさんいるかもしれません』


田中「水場か……まずは穏やかな草食動物を、と言ったところか」

小泉「シマウマがいっぱい……あの小さいのは何?」

田中「トムソンガゼルだな」

七海「かわいいねぇ。何か苗木くんみたいだねぇ」

小泉田中(……どの辺りが?)

田中「おい、もっとズームできないのかそのカメラは。せっかくの水飲みシーンがよく見れん」

小泉「案の定すごく撮りづらいんだけどこれ……」カシャカシャ

田中「近づけ」

小泉「アホか! 逃げられるに決まってるわよ!」

田中「くっ……俺がカメラマンであったなら撫でられるほどの距離で撮影してみせるというのに……!」

田中「……光学迷彩はないのか。ギリースーツのようなものでも構わん」

小泉「序盤でそんな便利なアイテム持ってるわけないでしょ!」

七海「終盤でもそんな便利なアイテムは手に入らないよ」

………………

…………

……

小泉「……」カシャカシャ

田中「……」

小泉(ガゼルかわいい……動物の写真も良いなぁ)

田中(草食動物の洗練された肉体美……やはりたまらん)

七海(何で2人とも黙ってるんだろう……)

小泉「あっ……枚数がもう……」

田中「30枚しか撮れんのか」

小泉「容量少ないなぁ……」

七海「ゲームが進めば高性能なカメラとかアイテムが手に入るよ。えっとね……2人とも、これまだチュートリアル……」

田中「よし、早く進めるぞ小泉」

小泉「うん」

七海「……」

………………

…………

……

小泉「あ、鳥がいる……」パシャパシャ

田中「ミミヒダハゲワシのようだな。おおかた、草食動物の死肉でも捜しに来たのだろう」

小泉「うーん……死体は見たくないなぁ」

………………

ブロロロロ ガンッ

小泉「あんた運転下手すぎ……何回同じ木に事故ってんのよ」

田中「ふっ……車の強度を試しているだけだ。いつゾウやカバに襲われるかわからんからな」

ブロロロロ ガンッ

………………

田中「口笛を吹いてみたらどうだ」

小泉「そうね……」ピィー

小泉「見て見て! ガゼルの群が全員こっち見てる! かわいい!」

田中「落ち着け! 今、彼らはこちらに気がつきかけているということだ! 迅速に撮影だ!」

………………

田中「ふふ……俺の設置型遠隔発動結界が火を噴く……覚悟しろミーアキャットたちよ」カチカチ

小泉「はいはいトラップカムね」

………………

小泉「ら、ライオンの赤ちゃん! かわいいぃぃ!!」パシャパシャパシャパシャ

田中「目が輝いている……赤子ながら良い顔だ」

小泉「あっ……お母さんに咥えられてる……」パシャパシャ

田中「良いぞ! 素晴らしい写真だ小泉! ふはははは!」

………………

…………

……

小泉「機材が揃うとすごく快適だねこのゲーム」パシャパシャ

田中「ふむ……時に小泉よ。貴様もこのような仰々しい撮影機材を持っているのか?」

小泉「持ってるには持ってるけど……普段使うのはもう少しコンパクト。人しか撮らないから」

小泉「人物写真以外は苦手だったけど……こういうのも良いなぁ……ゲームだけどね、あはは……」パシャパシャ

田中「……小泉よ。貴様は人の表情や仕草を撮るのが好きだと以前話していたな」

小泉「うん」

田中「動物にもそれはある。言葉を持たない彼らにとって、それは時に人間以上に彼らの気持ちを語るのだ。野生であろうと、愛玩用であろうとな」

田中「そういう瞬間を写真に残すというのも、俺は悪くない……と思うのだ」

小泉「……あんた、ホントに動物好きなんだね」

田中「ふん……愚問だ」

小泉「あれ? そういえば千秋ちゃんは……?」

田中「ここだ」

七海「Zzz……むにゃ……」

小泉「幸せそうに寝てるなぁ……田中の膝枕で」

田中「くっ……しかし脚の痺れが限界だ……! そろそろ起こすぞ……」

小泉「あ、待って」

田中「む?」

パシャッ

小泉「ふふっ、私はやっぱりこっちが好きかな」

田中「……くくくっ……なるほど。その頑固一徹な生き方も、貴様が超高校級の写真家たる所以なのかもしれんな」

小泉「それ、褒めてる?」

田中「さあな」

七海「ん……ふわぁ……」ムクリ

小泉「おはよう、千秋ちゃん」

七海「わぁ! ご、ごめんね2人とも」

小泉「いいよいいよ。おかげで良い寝顔……げふん、写真が撮れたし」

七海「? ええと……ラジコンでワニを撮ってたんだっけ」

田中「大分前の話だな……」

小泉「かなり楽しかったよ。ありがとね、千秋ちゃん」

田中「くくく……俺からも礼を言うぞ七海よ。実に生命力のたぎる一時だった」

七海「ホント? 良かったぁ。オススメした甲斐があったよ」

七海「……あ、そうだ。ついでって言うとアレだけど、もう一つ2人にやって欲しいゲームがあるんだよね」

小泉田中「?」

七海「やっぱり写真と言ったらこのゲームかなって。田中くんもきっとこういうの好きだと思うんだよね」ゴソゴソ

小泉「また動物を撮るゲーム?」

七海「ううん。今度は人を撮るゲームだよ」

田中「更に小泉向きのゲームということか」

七海「そうだねー。えっと……あった。じゃーん」

『零-zero-』

小泉「」

田中「」

七海「それでは張り切ってどうぞー」ピッ

………………

…………

……

小泉「ひいいぃぃぃ! 無理! 無理無理! 田中パス!」ガタガタ

田中「なっ、何だと!? 貴様この修羅場で……! ぐうぅ……み、右腕が疼いてきた……!」

小泉「パッケージで薄々わかってたけど、これ人じゃない! 人を撮るゲームじゃないよこれ!」

田中「っ……この部屋……非常に強い妖力を感じ……」

霊『ウオォォォォォ!!!』

小泉「きゃあぁぁぁぁぁ!!」

田中「うおぉぉぉぉぉぉ!!」

七海(2人とも楽しそうで良かった……)

     小泉・田中編 完

ではまた
別にクソゲー縛りではないです
アフリカは地味なだけだし、零に至っては普通に名作だという

適当に続きます

乙ー

凄い生き生きしてるなww

そして、零ではしゃぐ二人がカワイイ

全員でスマブラやればいいんじゃないかな…


全員で桃鉄かドカポンやろうぜ

大和田と九頭竜と桑田と左右田に桃鉄をやらせたい
きっと大喧嘩になるはず

>>83
(アカン学級裁判が開かれる)

カービィのエアライドやろう
勿論シティトライアルで

乙乙、こういうゲームを題材にするのは面白い
やっぱりアフリカはいいゲームだよな…地味なだけで

桑田にメジャーwiiやらせたい

残姉ちゃんがDMC3のレディの真似するとこ見たい

ならいっそベヨネッタさせようぜ

ベヨネッタのコスプレ誰が出来るか考えた結果一番髪の毛が身長に比べて長いのって日向じゃね?
って結果になった

あの火器とっかえひっかえしてぶっ放してく感じがいいんだ
ベヨネッタ嫌いじゃないけど残姉ちゃんには合わない

桑田にはパワポケやらせてバッドエンドみてほしいわ。ハヤクタスケニキテ

>>93
おいやめろ

そういえばパワポケには青髪の芸能界入り志望のヒロインいましたね(ゲス顔)

>>93
それに賛成だ!

>>96やった!だが桑田って、バッドエンドで「俺なら彼女にそんな辛いことさせねぇよ」とか無駄に無責任にイケメンなこと言って野球熱再燃しそう

>>95ちよのことか、ちよのことかー!

野球もできて彼女も作れるパワポケは桑田にもってこいのゲーム

武美ルートを、ロボット&スポーツ繋がりで、弐大と一緒にやってもらいたい。
電脳世界のとこでミスしてバッドエンドなって、あの時こうしていれば……ああ俺のせいだ……となる二人

もう田中は出たが東京ジャングルやらせたいな

江ノ島にアイワナやって存分に絶望してもらいたい

あとは狛枝、七海、不二咲、苗木でマリパか桃鉄頂上決戦をしてもらいたい超高校級の運VSテク的な感じで

そういえば大和田のおしおきのアレやっぱ左右田なんかな

あぁ、機械作ったのか…成程、それはありそうだわ。

大和田どころか、学園長とかのお仕置きグッズは全て左右田作という噂もあるよね。あくまで噂だけど。

ロケット作りたいとか時速300km出るバイクとか言う発言見てると
「ああ・・・・使い方間違った方行っちゃったか・・・」
って切なくなる
朝比奈のおしおきの鮫は田中だろうけど

てか、モノクマ作ったのも左右田か?

制御用の操作プログラムは不二咲のじゃなかった?
残念無双でそんなセリフあったと思う

あぁ…でも、残念無双って響きが悲しいな、なんか。
てか、カムちゃんいればいいんだよな…
まぁそれでもさくらちゃんのオシオキとか不二咲のオシオキとか難しそうだが

そういえば残念無双で気になったんだけどジェノサイダー記憶あの時点ではもう消えてたよね?
あと舞園が行動してないのに残姉ちゃん用済みグングニルとか

モノクマの操作プログラムちーたんなん?
じゃあ本当にモノミと兄妹設定だったってこと?

セレスさんにDSカイジをやらせよう(迫真)

続き書くの遠くなりそうだから一旦ここで終わるね
またPart2として続き建てます
またね

あいさー

了解乙

おつおつ
まってる

乙です
らーぶらーぶ

ほのぼのしててすごく面白かった
七海ちゃん天使

乙でした

苗木君に出て欲しかった

面白い!
続き期待

ムーンやってほしいな
日向と

七海ちゃんが主人公って珍しいな嬉しい
しかも面白いssでさらにうれしい

ダンロンアニメサイトに書かれてあったが苗木くんも趣味はゲームらしいな

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月12日 (土) 17:02:39   ID: K0_iTRY2

小泉と田中の回が神ってる

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