【安価】魔王「勇者が攻めてきたから城を守る」 (77)

深い森の奥地
白い石で造られた、城があった。

その城は、幻想的で、…とても魔王の住居とは思えなかった

森も、城も。
静寂に包まれており、しんとしていた。
穏やかで、争いなどなくのんびりとした時間が流れていた。


魔王本人も、城から森を眺め、ゆったりとしていた。



それを、耳が弾けそうになる爆発音と、劈くような大声が破り捨てた。



「魔王様!勇者達が攻めてきました!」

魔王「なに?」


勇者。魔王を討伐しようとする人間達。
多くのものは、たどり着く前に力尽きたり、諦めたりするが
稀にこの魔王城にたどり着くパーティがある。
そして、その運と実力を持った、一握りの勇者パーティは魔王城への攻撃を始めた。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1461401045

側近「ゆ、勇者!?魔王様!どうしましゅ!?」


爆発音と襲撃の報。
城内はパニックに陥っており
魔王の側近も。いや、普通の魔物よりうろたえていた。


魔王「……落ち着け側近。こーいう時はだな」

魔王「>>4しようか」

警備会社に連絡

魔王「警備会社に連絡しようか」

側近「は?…え?」

いきなり、魔王は警備会社に連絡と言った
普通は応戦とか、抵抗とか私だけを逃がすとかじゃないのだろうか。

そう側近が思いながら棒立ちしていると、さらに魔王がこう続けた


魔王「不法侵入に器物損害だ。十分犯罪だろう」

魔王「そういう犯罪には関わらずに警備会社に頼めばいい」

側近「いやいや!連絡がつく前に私の首が飛んでいきますよ!」


魔王「大丈夫。最近の警備会社は進化していて、不法侵入をすると自動で来てくれるんだよ」

側近「それは便利…って、それでなんとかなるんですか!?」

魔王「人間でも不法侵入が多いからね。警備会社が発達したんだよ」

数分後…


勇者「くそっ、まさか警備を入れてたとは!」

魔王「な。結構速いだろう」

側近「……」


「とりあえず、封印方とかは指定されていないので」

「拘束魔法で縛っておきました」

側近「…はい。ええと、とりあえず礼金です」ポサッ

「ありがとうございます」ポシュン

ここを襲撃出来るほどの実力をもつ勇者を
どうやって捕まえたのかと、側近は疑問に思いながらも、とりあえず警備会社の人に金を渡しておく。
そして、警備会社の人は転移魔法を使い、去っていった。


勇者グループを捕まえた!▼

魔王「さて、どうしようかなあ」

側近「とりあえず封印して、一生死ぬことも許さないようにしましょう」

魔王「…君、結構えげつないね」

側近「そうでしょうか?」


それはさておき、とりあえず勇者パーティは4人
勇者の性別は>>12
で、勇者になった理由は…>>14かあ

親が王の人質にされたため

女勇者「うう、お母さん、お父さん。ごめんなさい」

魔王「うわ。この子親が人質だったみたいだね」

側近「まあ合理的ですね」

魔王「……君」

側近「まったく、魔王様は情に厚いですね」

魔王「人並だ。おかしいんだよ、そっちが」


正直、この娘を側近にしたの間違ったかな
結構有能なのに…


女勇者「…おい、お前ら。何を話しているんだ?」

魔王「あ、ごめん。とりあえず拘束魔法解いとくね。痛いよね?」

女勇者「あ、うん」

魔王「えーと、被害はどんな感じ?側近」

側近「爆発音はフェイクで裏口から入り込んできたみたいです」

側近「一部の魔物が怪我をしましたが、重傷者はいないみたいです」

魔王「裏口だったんだ。結界をはったのに破られたのか」

女勇者「僧侶さんが解いてくれたんだ」

僧侶「はい!頑張りました!」

魔王「そっか。じゃあもっと強めとかなきゃな」

僧侶「え!?あれ解くのに3時間はかけたんですよ!」

魔王(とりあえず、被害は薄くても)

魔王(不法侵入には違いないし、なんか罰とかひつようだよね)

魔王(うーん、皿洗いとかでいいかな)


魔王(あ、>>22ならいいかな)

ベビーシッター

魔王「まあ見逃すわけにはいかないし、とりあえず罰ね」

勇者パーティ「……」

魔王「とりあえず、この城の魔物のベビーシッターをやってくれない?」

女勇者「へ?」

魔王「いやあ、最近は平和だけど、人でもあんま無くてね」

魔王「まあ一ヶ月くらいでいいから。食も寝る所も提供させてもらうし」

女勇者「…えっと、殺さないの?」

側近「ん?殺してほしいんですか?」

女勇者「いや、そうじゃないけど…」

魔王「まあ、ここは結構広いから、明日からでいいけど」

僧侶「えっと…はい」

魔王「今のうちにここを見といてよ。魔物には連絡しとくから」

女勇者「は、はい」

魔王「じゃ、側近。案内しといて。俺はもう寝とくから」

側近「はい。了解しました」


女勇者(…どうなってるんだろう)

書き忘れてた
勇者パーティの残りの二人
女勇者 僧侶 >>28 >>30

性別や特徴。職業

男 魔法剣士 ナルシストでキモいが善人

女騎士

勇者様御一行
女勇者 僧侶 女騎士 魔法剣士

女勇者側



側近「…」

女勇者「……」

女勇者(…気まずい)

女勇者「あ、あの。側近さん」

側近「なんですか?」

女勇者「私たちのこと、どうおもってるんですか?」

側近「畑の肥料にでもなればいい」

女勇者「あ、はい」


女勇者(…そもそも、あの魔王が変なだけで普通の反応はこうだよね
はあ、気まずい…)

女勇者たちが、気まずく、重い空気に耐えながら
説明を聞き、見て回っていると
パーティに>>38が起きた。


1魔物が話しかけてくる(種族指定)
2何かを見つける(見つけたものと見つける人指定)
3自由安価

淫魔勢が魔法剣士を誘惑してきた

側近「…、とりあえずこっから先が貴方達の部屋です」

側近「ベットとかはあるのでまとめて寝てて下さい」

側近「それじゃ。ベットから転げ落ちて怪我でもして下さい」


側近は、勇者たちに説明をしたあと
苦虫を噛んだような顔をして、悪態をつきながら去っていった。


魔法剣士「ふうい、結構疲れたね」

女騎士「よし。それじゃあ皆。行こう」

僧侶「わー、久しぶりのベットにありつけるんですね!」

女勇者(…みんなのんきだなあ)

女勇者達の部屋


僧侶「わあ!ベットが、4つあります!」

魔法剣士「む、風呂もあるのか。少し汚くなって僕の体が損なってしまったからね」

魔法剣士「最初に入ってもいいかい?」

女勇者「ああ、いいよ。私は朝でいいから」

魔法剣士「じゃあ、失礼」ガチャリ


女勇者「ふー、とりあえずこれからどうするか考えなきゃね。二人とも…ん?」

女勇者が二人の方向を向くと
すでに二人とも眠りにおちていた。


女勇者「ちゃんと掛けて寝ている…音も立てずに」

女勇者「幸せそうな寝顔だなあ…」


警戒心が薄いなと心の中で呆れながらも、女勇者は自分も眠かったのでベットに入った。


女勇者(あ、すごく気持ちいい。眠いのもあるけど気持ちいい)

女勇者(…)スヤスヤ



魔法剣士「…うん?」

魔法剣士「むぅ、寝てしまったのか?」

魔法剣士「いや、風呂の中で寝た感覚はない」

魔法剣士「意識が飛んだような感覚だったな。もう体も洗ったし、出るか…」


ガラッ

「ふぅーぃ、お風呂お風呂」

魔法剣士「!?」

「あ、人間のオスだ。人間のオスが風呂の中にいるよー」

「…えー?なんで私たちの部屋にいるの?」


魔法剣士が出ようとすると、顔が真っ赤で
酔い気ってる淫魔達が見えた

魔法剣士「うわっ!なんだ貴様ら!」

「いやあ、人間のオスなんて久しぶりにみたわねえ」

魔法剣士「おま…えっと、たぶん部屋を間違えていると思います」

魔法剣士「一度落ち着いて、水でも飲んで寝て…」

「そんなことよりねえ、あなた結構いいし、一緒に____」

魔法剣士「!?」


魔法剣士は淫魔の言うことに、顔を赤くしながら
首を横に振り続ける

「えー?いいじゃない。減るものじゃないし」

魔法剣士「…」

魔法剣士は欲望に_
>>48

1流される
2断る

kskst

2
誘ってくれる所悪いけど、僕には彼女(勇者)達を守るという使命があるからね。離れるわけにはいかないんだよ

気持ちだけいただくよ キラリーン

魔法剣士「>>49

「えー、つまんないなあ」

「人間がきたから酔った振りしてからかってやろうと思ったのに」


淫魔達は、魔法剣士から若干引き気味で離れていく。
少し呆れながら、つまんなそうに去っていく。


魔法剣士「なっ!僕をからかったのか!せっかく僕に気付いてくれる魔物が出たと思ったのに!」

魔法剣士「…なんか疲れたな。もう寝よう…」ガラッ


魔法剣士は、その後
ベットに入り込み、勇者たちに遅れて眠りについた。

翌日


魔法剣士「…ふぁぁ、おはよう」

僧侶「あ!おはようございます!」

女騎士「ああ、おはよう」


魔法剣士は、あたりを見渡す
勇者がいないことに気が付くと、二人に訪ねた。


魔法剣士「勇者がいないみたいだが。水の音も聞こえないし」

女騎士「ああ、勇者なら外で素振りをしてるよ」

女騎士「旅に出てからの習慣なんだってさ」

魔法剣士「そうか。にしても少し腹がすいたな」

僧侶「あ、それならさっき側近さんが持ってきましたよ!」

魔法剣士「そ、そうか…」



魔法剣士「…ごちそうさま。にしても、魔物の食事でもあまりかわらないんだな」

魔法剣士「僕の舌にあうか心配だったけど、杞憂だったか」


魔法剣士が朝ご飯を片付けようとすると
不意に入口のドアが開いた


女勇者「ただいま。みんな」

僧侶「おかりなさい、勇者さん!」

女勇者「あ、魔法剣士。起きたんだ」

女勇者「いっつも早めに起きてたのにね」

魔法剣士「ああ、昨日少しあって寝るのがおくれたんだ」

女勇者「そっか。まあ、ゆっくり寝れた?」

魔法剣士「ああ。久し振りにぐっすりと」

女勇者「そっか。よかったね」

魔法剣士「…ところで、昨日の魔王が言ってた話ってどうなったんだ?」

女勇者「ああ、あれはもう少ししたら集めておくから世話してねって話だよ」

女勇者「場合によっては他の仕事に変えたり、終わらせたりとかもあるみたい」

魔法剣士「そうなのか……魔王。いったい何を企んでいるんだ?」


女勇者「…なんも企んでなさそうよね」

女騎士「そうだよな」

僧侶「そうですね」

今日はここまでです。
安価ありがとうございました

勇者達が、しばらく部屋の中で話し合っていると
入口のドアがゆったりと開いた。


魔王「…おはよう。しっかり寝れた?」


魔王が若干眠たそうにしながら
勇者達に話しかけてくる。フランクで、やはり魔物の王とは思えない…


女勇者「…魔王か。皆、しっかりと眠れたよ」

魔王「そっか。よかった」

魔王「寝るところが合わなかったらどうしようかと思ったけど、心配無かったか」


僧侶「あ、ところでお仕事はどうするんですか?」

魔王「ああ、それなら一階の端っこの部屋…まあいけばわかると思う」

女勇者「そう、じゃあ行こうか」

女騎士「わかった」

魔王「頑張ってね。結構辛いと思うけど」


女勇者たちは、すぐに部屋を出て
一階に降りて行った。魔法剣士を残して。


魔法剣士「ふぅ…」

魔王「あれ?君は行かないのか?」


魔法剣士「…なあ魔王」

魔法剣士「昨日からずっと思っていたが、なんで殺さずに仕事なんかをやらせるんだ?」

魔法剣士「僕が嫌と言いたいわけじゃないが、不思議なんだ」

魔王「むう、理由か…」

魔王「あれ?君は行かないのか?」

魔法剣士「…なあ魔王」

魔法剣士「昨日からずっと思っていたが、なんで殺さずに仕事なんかをやらせるんだ?」

魔法剣士「僕が嫌と言いたいわけじゃないが、不思議なんだ」

魔王「、理由か…」

魔王が少し悩んだような素振りを見せた後
魔法剣士の方を見て、軽く


魔王「ただの気まぐれと人手不足だよ」

と、本気とも冗談とも似つかない顔で言いはった


魔法剣士「…そうか」

魔法剣士「つまらない手間をかけたな。魔王」

魔王「…いや、いいよ。変な状況だし」


魔法剣士は多少怪しんではいるが
概ね納得したのか、すぐに女勇者達を追った。部屋には魔王だけが残った。



女勇者「うわ、結構多いね」

女勇者たちが、端の部屋に着くと
周りの魔物の幼児が多数見えた。

そして、勇者達が世話を始めてからから少し遅れて、魔法剣士も合流してきた。


魔法剣士「ごめん、少し遅れて…わ、結構居るな」

女騎士「魔法剣士。すまん、そこの粉取ってくれないか?」

女騎士「ちょっとこっちの手が塞がっているから取れないんだ」

魔法剣士「ああ、ほら。これだろう?」スッ

女騎士「助かった」

僧侶「魔法剣士さん。ここに側近さんの説明を書いたものがあるので、それを使って下さい」

魔法剣士「…わかった」ペラッ

「ぎゃあぎゃあ」ジタバタ

僧侶「わわ!えっとこういう時は…魔法剣士さん、その紙少し見させて下さい!」バッ

魔法剣士「あ、おい!」


ベビーシッターの成功かどうか
下1のコンマが高い程いい結果
65以上で大体成功
50より下になるとあまりよくない

41 まあまあ微妙


女勇者「…うーん、まあ初めてにしては上出来かなあ」

魔法剣士「さあ、どうだろう。評価とか付けてくれる人もいないしわからないよ」

僧侶「とりあえず、もう時間だし、交代だと思うので終わりにしましょう」

女勇者「そだね。じゃあ部屋に戻ろうか」

女騎士(…楽しかったなあ)

部屋に帰るまででのイベント

>>74

素晴らしい美貌と歌声を持つセイレーンと出会う

魔法剣士「…ん?へえ、庭園みたいなのもあるのか」


行く時には気がつかなかったが
多種多様な植物と水でできた庭園が城の中にあった。
それは外からの夕日によって、庭園もオレンジ色に輝いているように見えた。


女勇者「奇麗だねぇ。ねえ、ちょっと見てみない?」

僧侶「そうですね、行ってみましょう!」

魔法剣士「いやあ、僕みたいないい庭園だね」

女勇者「はいはい」

女勇者「…ん?何か音がしない?」

女騎士「いや、声だな。これは…歌か」

僧侶「奇麗な声ですね。もう少し先に行ってみましょう」


勇者達は、
庭園の歌声が聞こえる方向に向かって足を速めていく。
そして進むにつれ、美麗な歌声が強まっていき、それに合わせて足の速さも上がっていく。


僧侶「…あ、泉みたいなのがありますよ!」

女勇者「あそこから声が聞こえてるのね。もう少しはっきり聞きに行きましょう」

僧侶「はい!」

女騎士「いやあ、どんな奴が歌っているんだろうか!楽しみだなあ!」


そして、泉の方に向けて、足を運んでいく


魔法剣士「お…い……少し…速いぞ……」ゼーゼー


…魔法剣士を置き去りにしながら

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