真姫「バイクの免許を取るわ」 (42)

・ラブライブ!のキャラを使ったSSです。

・SS初制作なので至らぬ点もあるかと思いますがご了承ください。

・夏休みに教習所に通い始めた、という設定です。

・面白く無いと思われるので学科については書かない予定、技能教習メインです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1461292762

真姫「…『け●おん!』みたいな音楽の話かと思って見てみたけど、まさか『ばくお●!』はバイクの話だとは思わなかったわ」

真姫「でもなかなか面白かったわね、それにバイク自体にも興味が出てきたわ」

真姫「私ももう16歳だし、免許を取れる年齢なのよね」

真姫「交通手段としても便利だし、それに…後ろににこちゃんを乗せて出かけるのも悪くないわね///」

真姫「よし、私とにこちゃんの未来の為にもバイクの免許を取るわ!」



にこ「ハックション!…んー、風邪かしら?それとも誰かが私の噂(ry」

真姫「免許を取る事、パパとママも意外と反対しないのね」

真姫「あんな危険な乗り物は反対だ、とか言われると思ったからどうやって説得しようかと思ってたけど杞憂だったわね」

真姫「それどころか教習費用もバイクも買ってもらえる事になったわ」

真姫「これも私の日頃の行いの良さのおかげね!」ドヤッ

真姫「という事で入校手続きをやってきけど、教習生番号が252番…に、にこにー番ね…///」

真姫「にこちゃんがついてると思えばどんな事も乗り越えられる気がするわね」

真姫「ハッ、それはともかく明日から早速バイクに乗るわ!」アセアセ

真姫「学校が始まったら時間を作るのも難しいし、夏休みの間になんとか教習を終わらせないとね」

教官「えー、西木野さんは今日が初めてなんですね?」

教官「緊張せずに楽しくやっていきましょう」

真姫「は、はい!よろしくお願いします」

真姫(昨日まではワクワクしていたのに、いざ始まったら緊張してきた…)

教官「それではまずバイクの操作方法やスイッチ等の説明をしていきます」

~省(・8・)略~

>4
好きなんだ許してくれ…

-----
教官「次は早速乗車…」

真姫(来た!ついに乗車ね!)

教官「といきたいところですが、そのまえに引き起こしについて説明します」

真姫(あれ、まだ乗れないのね…もう、いつになったら乗れるのよ!)

教官「…といった感じで倒れたバイクを起こします、では早速やってみてください」

真姫「え、あ、はい!」

真姫(えっと、ココとココに手をかけて、勢いをつけて…よっ!)グッ

真姫「ヴゥゥゥ…お、重い…!」プルプル

真姫「な、なんとか起こせました」ハァハァ

真姫(これで今度こそバイクに乗r)

教官「それでは今度は逆方向に倒れた場合の起こし方を説明します」

真姫「」

真姫(引き起こし、サイドスタンドとセンターのスタンドの使い方まで終わったわ)

教官「それではお待ちかねの乗車となります」

真姫「はい!」パァァ

真姫(乗るまでに随分と疲れてしまったけど、ようやく乗車できるのね!)

教官「さっきも説明しましたが、ギアがニュートラルになっているのでまずはローギアに入れます」

教官「左手でクラッチを握った状態で左足のペダルを踏み込むとNのランプが消えてローギアに入った事になります」

教官「それを確認してからクラッチを徐々に戻して半クラという状態にするとバイクが進みだします」

教官「まだ右手はそんなに回さなくていいので、この状態で進んでみましょう」

真姫「はい、やってみます」

真姫(ローギアに入れて半クラにして…うわっ、進んだ)ガタッ

真姫「あっ…」

教官「そんな風に急にクラッチを全部離してしまうとエンストになりますので気を付けてくださいねー」

真姫「は、はい…」

真姫(さっきは驚いて離してしまったけど、今度こそはしっかりとやってみせるわ!)

教官「今日は以上で終わりになります、お疲れ様でした」

真姫「ありがとうございました」ペコッ

真姫「発車と停車、ギアチェンジもスムーズにできるようになってきたわね」

真姫「いきなりエンストした時は焦ったけど、この調子ならスムーズに進んでいけそうね」

??「あら、真姫じゃない?」

真姫「え、あ、エ、エリー!?」

絵里「まさか真姫も教習所に通ってたなんて知らなかったわ」

真姫「と言っても今日からスタートなんだけどね。エリーはどこまで行ってるの?」

絵里「私はさっき第一段階のみきわめをもらったところ、次回から第二段階ね」

真姫(みきわめ…?後で訊こう)

真姫「そうなのね、って事は私よりだいぶ先輩ね」

絵里「そういう事になるわね、もしどこかで躓いたら私が教えてあげるわ♪」ウインク

真姫「な…あ、ありがとう…///」

真姫(エリーのウインクって似合いすぎよね///)

絵里「ところで気付いちゃったんだけど…真姫の教習生番号、252番なのね」

真姫「べっ、別ににこちゃんは関係無いわよ!///」

絵里「あら、にこの事なんて一言も言ってないんだけどな~」ニヤニヤ

真姫(墓穴だった…)ヴェェェェェ

真姫「そういうエリーは何番なのよ?874(はなよ)とか?」

絵里「いや、真姫より先に通い始めてたんだから真姫よりも早い番号よ…」

真姫「あ、それもそうね」

絵里「ふふふ、真姫ほどじゃないけど実は私も好きな人の名前を数字にした感じの番号よ」

真姫「好きな人?エリーに好きな人がいたの?」

絵里「好きな人と言っても芸能人よ、好きなギタリストがいてね」

絵里「私の番号は134番よ」

真姫「134…あ、ヒサシかしら?」

絵里「ハラショー!真姫、その通りよ!」

真姫「ギタリストでヒサシと言えばあのバンドよね」

絵里「そう、あのバンドよ。せーの!!」

絵里「GLAY!」
真姫「BUCK-TICK!」

絵里・真姫「「えっ?」」

絵里「真姫…GLAYも確かに私たち世代ではないと思うけど、BUCK-TICKはもっと上の世代じゃないかしら?」

真姫「ヴェッ、確かに世代ではないと思うけどね、作曲の為に色々な音楽を聴いてたらハマっちゃったのよ」アセアセ

絵里「さすが真姫、とても勉強熱心なのね」

【真姫自宅】
真姫「まさかエリーもバイク教習に通ってるとは思わなかったわ」

真姫「でもエリーにバイクって意外と似合いそうね」

真姫「ラブノベルスの衣装みたいなぴちぴちのライダーススーツで乗ってたらすごくかっこいいんじゃないかしら?」

真姫「夏休みとは言え部活もあるし学校に行く機会はたくさんあるからその時にエリーとバイクの話をしてみようかな」



【絵里自宅】
絵里「真姫がバイクに乗るなんて予想外ね」

絵里「もしかしたら私もそう思われているのかも、な~んてね」フフフ

絵里「真姫が免許を取ったら一緒にツーリングにも行ってみたいわね」

絵里「私のGSX400Sと真姫の…あれ、そういえば真姫のバイクって何なのかしら?」

絵里「あとで訊いてみようっと」

真姫「教習もだいぶ進んできたわね」

真姫「ここまではわりと順調に進んできたけど、どうしても低速で走るのが苦手みたいね…」

真姫「S字やクランクは大丈夫だけど、一本橋が難しいわ」

真姫「というか苦手意識を持ちすぎたせいか渡る事すらできないなんて…」

真姫「ここはやっぱりエリーに相談かしら?」

絵里「あ、真姫ー!」

真姫「都合よく登場するあたりさすがSSね」

絵里「え、何それ?」イミワカンナイ

真姫「いや、こっちの話…っていうか真似しないで!」

絵里「なるほど、一本橋が苦手なのね」

真姫「そうなの、正直7秒以上とか無理としか思えないわ」

絵里「何を言ってるのよ、そんなこと言ったら大型二輪なんて10秒以上かけて渡るのよ?」

真姫「ヴェェェェ…」

絵里「大丈夫、私の言うようにやればきっとできるわ」

真姫「先生よろしくお願いします」

絵里「それじゃ早速コツを言うわね」

絵里「一本橋に限らずだけど、低速走行で重要なのはニーグリップね」

真姫「タンクの辺りを膝でしっかりと挟み込むアレね」

絵里「そう、それをするのとしないのとでは雲泥の差よ。初心者なら尚更ね」

絵里「次は右足のリアブレーキね」

絵里「私の場合は一本橋の時の速度調整はクラッチとリアブレーキだけでやっているわ」

真姫「確かに狭い一本橋の上でアクセルとクラッチとブレーキを全て操作するのは難しいわよね」

絵里「そう、だから最低限の操作だけでコントロールしているわ」

絵里「あとは視線も大事ね」

真姫「落ちないようにしっかり足元を見た方がいいのかしら?」

絵里「いいえ逆よ、寧ろ遠くを見るのよ」

真姫「そ、そうなの?」

絵里「一本橋の終点方向の先にガソリンスタンドがあるわよね?その看板を見て進んでみたらどうかしら?」

真姫「まさか逆の事をやっていたなんて…」

絵里「あと真姫の場合は時間を気にせず突っ切る事も大事ね」

真姫「え、だって7秒以上って…」

絵里「それは渡れるようになってからの話」

真姫「うぅぅぅ…」

絵里「真姫の場合おそらく落ち癖がついちゃっているわ」

真姫「落ち癖?イップスみたいなものかしら?」

絵里「そうね、落ち癖がついているせいで成功のイメージがおそらくつかめていないと思うの」

絵里「だからまずは時間を気にせず渡る事に専念する、そして何度やっても渡れるようになってから徐々に時間を延ばしていきましょう」

真姫「なるほどね…エリーありがとう、教えてもらった事を次の時間に試してみるわ」

絵里「成功を祈っているわ、真姫」

真姫「なるほど、エリーの言うとおりね」

真姫「教えてもらった事を意識したら低速走行も随分と楽になったわ」

真姫「一本橋ももう少しで7秒で渡れるようになりそうね」

真姫「坂道発進も思ったより楽だったわ」

真姫「半クラとアクセルの加減が上手く調節できれば何てこと無いわね」

真姫「さて次の時間はAT車、クラッチ操作が無いぶん楽そうね」

真姫「…と思ってた私が浅はかでした」

真姫「ニーグリップができないから低速走行が結構難しいわね」

真姫「それに前輪と後輪の間隔が長いからか小回りもききにくいのね」

真姫「でも操作自体は楽だし収納も多いし、便利なのは間違いないわね」

真姫「MT車を買うつもりだったけどAT車も捨てがたい…迷うわ」

真姫「まぁそんなのは教習が終わるまでに決めればいい事…ってそういえばエリーはもう決めているのかしら?」

真姫「会った時にでも聞いてみましょう」

絵里「私はもう購入済みよ?」

真姫「そうなの!?もうそろそろ教習も終わりそうとは言え早すぎない?」

絵里「私も最初は免許をちゃんととってから買うつもりだったんだけどね、でもご褒美があった方がやる気になるじゃない♪」

絵里「勿論まだお店に預けてあるからちゃんと受け取るのは免許を取ってからの事になるわ」

真姫「ちなみにどんなバイクなの?」

絵里「スズキのGSX400S、カタナって車種ね」

真姫「結構古い車種よね?どうして選んだの?」

絵里「ああいう見た目のバイクを傾けてコーナーを曲がるのってカッコよくない?」

絵里「そこに憧れてそういう見た目のバイクを探していたんだけど、その中でも『カタナ』という名前に惹かれたのよ」

絵里「日本と言えば侍、侍と言えば刀、つまりカタナは日本の象徴なのよ!」

真姫(イミワカンナイ)

真姫「な、なるほどね…」

絵里「ちなみに真姫は何か目星くらいはつけているの?」

真姫「それが全然…つい先日の教習でAT車に乗ってみてAT車もいいかなと思ったけど、でもやっぱりMT車に乗りたいわ」

真姫「操作してる、っていう実感があって乗るのが楽しいわね」

絵里「そうね、私も同じ理由でMT車の方が好きね」

絵里「確かにAT車は色々と便利なんだけど、バイクに関しては操作の煩わしさこそが楽しさって感じがするわ」

真姫「とはいえMT車に絞っただけじゃまだまだ候補は多い…乗り慣れたスーフォアも捨てがたいとは思うけど…」

絵里「あるあるね、教習生の中には事前に乗りたいバイクがあったハズなのにスーフォアを買ったという人もいるみたいよ」

真姫「私はその人達の気持ちもわかるわ」

真姫「でも、どうせなら違うのに乗ってみたい気持ちの方が強いわね」

絵里「具体的に絞り込むのは後にして、とりあえずタイプだけでも選んでみたらどうかしら?」

真姫「タイプ?」

絵里「大雑把に言えば見た目の分類よ、フルカウルだったりオフロードだったりネイキッドだったりアメリカンだったり…」

真姫「そうね、まずはそういうところから絞り込んでいった方が早いかもね」

真姫「どうしても決められなかったら安価に頼るのもいいかもしれないわ」

絵里「安価?」

真姫「こっちの話だから気にしないで」

絵里「私、時々真姫がわからないわ…」

真姫「無事に第一段階のみきわめももらえたわ」

真姫「これで次からは第二段階…とはいえ車と違って路上教習は無いからあまり第二段階に進んだって感じも無いわね」

真姫「そして私が進んだのと入れ替わるようにエリーは無事に卒業、そして免許も取れたようね」

真姫「さすがに学校には乗っていかないみたいだけど、私が免許を取ったらツーリングに行こうと誘われたわ」

真姫「初めて後ろに乗せるのはにこちゃんだけど、初めてのツーリング相手はエリーになりそうね」

真姫「私も免許取得を目指して頑張らなくちゃ!」

真姫「何回やってもシミュレーターは慣れないわ」

真姫「あんな画面越しじゃアクセルやブレーキの感覚がいまいちつかめないわね」

真姫「まぁシミュレーター教習に関しては操作感じゃなくて危険について学ぶ側面の方が強いわけだしそこまで気にしなくてもいいか」

真姫「次は急制動ね、40km/hから減速して規定のラインから11m以内で停止…ちょっと怖い気もするわね」

真姫「いつもどおり教官のデモをしっかりと見て勉強しましょう」

真姫「なるほど、いきなり11m以内に停まるんじゃなくて、徐々に距離を短くしていくのね」

真姫「そりゃいきなりやれって言われても無理よね、急ブレーキになりすぎて転倒してしまう可能性もあるもの」

真姫「やってみると意外と簡単ね、コツとしては早い段階で40km/hにする事が大事ね」

真姫「ブレーキをかけるラインのギリギリで40km/hにすると操作が慌ただしくなってしまうから数m手前の時点で40km/h以上出す」

真姫「そこでアクセルを離せばブレーキのラインまで余裕があるから慌てずに停止動作ができるわ」

真姫「実際にやるまでは怖かったけど、回数をこなして慣れてしまえば大丈夫そうね」

真姫「第二段階も半分を過ぎたわね」

真姫「ここまでくると教習の内容も卒業検定に向けて今まで教わった事を全部やるような感じね」

真姫「一本橋も今では余裕だし、クランクのパイロンがいつもより狭くても問題なく通れるわ」

真姫「低速走行に関しては本当にエリーのおかげね」

真姫「あとでお礼にチョコでも買ってあげましょ」

真姫「今日で最後の教習だというのにここに来て初めての雨」

真姫「今までずっと晴天の中でやってきたからちょっと不安ね」

真姫「でも逆に言えば卒検で初めて雨にあたるよりはマシよね」

真姫「雨の日の感覚をしっかりとつかんで仮に卒検が雨でも大丈夫なようにしておかないと!」

真姫「とにかく今日はヘルメットのシールドをさげておきましょう」

真姫「エリーに言われたけど、バイクに乗ってる時に雨が顔に当たるとすごく痛いらしいしね」

真姫「初めての雨天教習でも問題無くみきわめももらえたわ」

真姫「次はとうとう卒業検定ね」

真姫「検定とはいえ今まで練習してきた事を披露するだけ、ライブと一緒ね、ふふっ」

真姫「そう考えると思ったより緊張もしなくて済みそうね」

(ケータイ)Prrr

真姫「LINE…エリーからだわ」

KKE:真姫もとうとうここまで来たのね、おめでとう。

    な~んて、おめでとうっていうのは少し気が早いかしら?笑

    検定なんて聞くと仰々しい感じがして緊張もするでしょうけど、あくまでも今まで練習してきた事をやっていくだけよ。

    それってスクールアイドルの活動と一緒じゃない?

    毎日練習して、そしてその成果をライブという場で披露する…検定もそれと一緒だと思えば多少は気が楽になると思うわ。

    こんな事を言ったらにこには怒られるかもしれないけどね(笑)
    
    とにかく真姫なら大丈夫よ、自分を信じて。

    前にも言ったけど免許を取ったら一緒にツーリングに行きましょうね。

    それじゃ、明日の卒業検定がんばってね。

真姫「エリーったら…まさか同じことを考えているなんて…」

真姫「とにかく返信しなくっちゃね」


マッキー:応援ありがとう。

     私もエリーに続いてちゃんと一発で合格してみせるわ。

     ツーリングも楽しみにしてるわ。

     その時はしっかり先導してよね、セ ン パ イ☆


真姫「応援もしてもらったし、明日は頑張らないとね」

真姫「気が早いかもしれないけど、ツーリングが今から楽しみだわ」

真姫「という事であっという間に卒業検定ね」

真姫「天気も良いし濡れた路面で滑ってしまうなんて事も心配しなくていいわね」

真姫「つまりやる事はいつもどおりの事、検定だからって意識しすぎないように気を付けましょう」

教官「それでは252番の方、検定になりまーす」

真姫「はい、よろしくお願いします」

真姫(にこちゃん、エリー…行ってくるわ…!)

真姫「乗車前に周囲の確認をして、それから乗り込む」

真姫「ミラーの調整をして、ニュートラルの確認をしてエンジンをかけて…」

真姫「それからローギアに入れて、方向指示器を出して周囲を確認して…よし、スタート」

真姫「今のところ順調ね」

真姫「苦手だった一本橋もさっきの感じなら問題なかったハズよ」

真姫「他の色々な課題もちゃんとクリアできた」

真姫「あとはこの最後の直線で40km/hを出して…よしっ!」

真姫「あとは停車して終わりね」

真姫「ギアを戻してエンジンを切る」

真姫「周囲の確認をしてから降りて、スタンドを立ててバイクを停めて…、これで終わり、と」

教官「はい、お疲れ様でした」

教官「試験結果が発表されるまでロビーでお待ちください」

真姫「はい、ありがとうございました」

真姫(多少の減点はあるかもしれないけど、重大なミスはしなかったハズよ…きっと大丈夫…!)

真姫「…暇ね」

真姫「私は最初の方だったから全員が終わるまで待ってるのはかなり暇ね」

真姫「でもコースに誰もいなくなってから結構経ったしそろそろ…」

アナ「卒業検定を受験された皆様、結果が発表されますので電光掲示板の前にお越しください」

真姫「!」

真姫「…大丈夫、私なら受かっているわ」

真姫「252番、252…にこにー、にこにー…!」

真姫「あっ、あった!」

真姫「これで私もここを卒業するのね」

真姫「最初はどれだけかかるかと思ったけど、いざやってみるとあっという間だったわ」

真姫「でもまだゴールじゃない」

真姫「あとは免許センターでの学科試験ね…」

真姫「まぁ私の事だから当然学科は全く問題ないわ」

真姫「話的にも面白くないからきっと省略されるわね」

真姫「ほらね、気が付いたら免許証を手にしているわ」

真姫「おかげでいまいち達成感は無いけど、とにかくこれでバイクの免許を手に入れた事になるわね」

真姫「お世話になったしまずはエリーに連絡しておかないとね」スマホポチポチ

真姫「よし、これであとはにこちゃんを誘うだけね!」

真姫「それじゃ早速電話よ!」

真姫「もしもし、にこちゃん?実は私バイクの免許を取ったのよ」

にこ「絵里から聞いてはいたけど、本当だったのね…ビックリだけど、とにかく合格おめでとうにこ♪」

真姫「あ、ありがとう…///」

真姫「それでにこちゃん、今日は暇かしら?早速なんだけど後ろに乗せてあげるからどこかに行かない?」

にこ「え、バイクって免許を取ってから一年間は二人乗りってできないんじゃなかったっけ?」

真姫「あ…」



おわり

という事でここで終わりです。
初作品なので至らぬ所もあったかと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからHTML化の依頼をしてきます。

ちなみに真姫のバイクは特に決めてません。
個人的にはフルカウルかネイキッドが似合いそうだと思っています。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom