スターあんこう64 【ガルパン】 (57)


WiiU「スターフォックスゼロ」 本日発売を記念して



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茨城県立大洗女子学園。
かつては戦車道の強豪校だったこの学校は、文科省役人の恐ろしい発想により廃校の危機にさらされた。
大洗女子学園の角谷会長はこの役人を辺境の惑星ベノムへ永久追放したのだが……。

5年後、惑星ベノムの不穏な動きをキャッチした角谷会長は、
その調査を西住まほ率いる、武部沙織、五十鈴華の3人組のやとわれ遊撃隊スターあんこうに依頼する。

ベノムに到着したスターあんこうだったが、五十鈴の裏切りにより武部とまほは役人の罠に落ちてしまう。
命からがら脱出した武部は、故郷の惑星パペトゥーンに戻り、まほの妹、みほに姉の最期を告げた。

それから数年後、役人は着々と学園艦の統廃合を進め、その魔の手は大洗まで届こうとしていた。
しかし、角谷会長には最後の切り札があった。

まほの妹、西住みほ率いる新生スターあんこうだ!


杏『待っていたよ西住ちゃーん。この学園を救えるのは西住ちゃん達だけだからねー!頼んだよー』

みほ「この仕事引き受けます!役人の好きにはさせません!」


【作戦No.1】-スターあんこう出撃!!-

~戦車道の要 大洗女子学園~

\GOOD LUCK/


みほ「全機、Gディフーザーシステム確認!」

麻子「こちら麻子。少し眠いが問題はない」

沙織「こちら沙織!私もおっけーだよ!」

優花里「不肖秋山優花里!大丈夫であります!」

みほ「前方に敵確認。スターあんこう、突撃します!」

ヒュンヒュンヒュン!ヒュン!


沙織「あっ!ゆかりん!無茶しちゃ駄目!」

沙織「ゆかりん危ない!敵が後ろにいるよ!」

優花里「ひぇ~やばいですぅ!」

みほ「……」ピッ ドン!

優花里「ありがとうございます西住殿!もうダメかと思いました!」


みほ「これより大洗の市街地に入ります!」

沙織「ここがあの大洗?信じられない……!!」

麻子「これはひどいな」

沙織「みんな気をつけて!戦車道とは違うんだよ!」

みほ「!!!」

みほ「皆さん!あれはガルーダです!!!」

みほ「ガルーダは上半身を破壊しても脚部に判定が残ります」

みほ「絶えずブレーキをしながら先ほどガルーダが倒したビルに向かってチャージ弾を絶えず撃ち込んで誘爆し続けてください!!」

沙織「えっ」

チューン ドン! チューッン! ドン! チューン!ドン!チューン ドン! チューッン! ドン! チューン!ドン!

みほ「6発誘爆……。上出来ですが次は更にブレーキを絶えず強くかける様に意識してください」


麻子「西住さん、私が前に出る。後ろのやつを頼む」

沙織「麻子!大丈夫なの!?」

麻子「うーん。眠気が……。思い通りに動かせない」

沙織「みぽりん大変!麻子が撃墜されちゃう!」

みほ「ブーストで追いかけます!」

ブーーーーーン バンバンバン!

麻子「助かった。この借りは必ず返す」

沙織「もー!気をつけてよね!」

麻子「西住さん。私の後について来い」

沙織「待って麻子!どこに行くの!」

麻子「獲物を見つけた。足手まといになるなよ沙織」

沙織「アーウィンに関しては初代スターあんこうの一員だった私が一番の経験者なんだからね!」

みほ「!!後方から敵!高度を下げてください!」

ゴゴゴゴゴ

エルヴィン「まだ我々に逆らう奴らがいたのか」



優花里「エルヴィン殿!?とカバさんチームの皆さん!何故役人の手下に!」

エルヴィン「やあグデーリアン。お前もこっちに来るか?」

優花里「いえ、私は……」

おりょう「役人に逆らう奴らは死ねぜよ」

左衛門佐「艦載機発進!!」

カエサル「これでも喰らえ!」


みほ「開いたところを狙います!」

バババババ! ガッシャン ガッシャン

バババババ! ドン!


カエサル「お前たちは一体……」

みほ「スターあんこうです!」


「「「「それだ~~っ!!」」」」

ドーーーーン!!

   作戦
   完了


みほ「全機報告してください!」

優花里「やりました!でもなんでカバさんチームが……」

沙織「みぽりんもだんだんお姉さんに似てきたね♪」

麻子「私は大丈夫だ。そっちはどうだ」

ヒュンヒュンヒュン


コースをすすめる
コースをかえる←
コースをやりなおす
(1機失う)


杏『さすがは西住ちゃん。その先の隕石群にも敵が潜んでるよ。気をつけてねー』

みほ「任せてください!」

【作戦No.2】-紅茶の園を超えて!!-

~小惑星帯メテオ~

\GOOD LUCK/


沙織「大事な機体に傷を付けないでよね!」

優花里「前方から大きいのが来ますぅ!」

隕石「」ガガガガガガ

優花里「わぁっ!これは抜けられないのでは!?」

みほ「ブレーキでやり過ごしたらすぐにブースト切り抜けてください!」

みほ「隕石の動きを絶えず観察してブレーキとブーストを的確に使い分けてください!」

ブゥン ギューン ブゥン ギューン

優花里「ああー!!もうダメです!!」

ブゥン ギューン ブゥン ギューン

沙織「ゆかりん!決して諦めないで!自分の感覚を信じzバゴォン!!

麻子「先輩ぶってるが翼が折れてるぞ」

ブゥン ギューン ブゥン ギューン ブゥン ブゥン ギューン

優花里「ふう、もうダメかと思いました!」


ダージリン「ここから先へは通しませんわ」

麻子「こいつも敵か」

優花里「敵シールド分析完了!モニターに表示します!」

ダージリン「お手並み拝見といきますか」

バンバンバン!ギュワワワワ

沙織「あの盾はレーザを吸収してるよ!」

みほ「盾の隙間を狙ってください!」

バンバンバン ガシャン

ダージリン「おやりになるわね」

ダージリン「では、これならどうです?」

ギューンバリバリバリ!!

優花里「うわー!すごいレーザーです!隙がありません!」


みほ「あのレーザーは見た目は派手ですが充填時間が長いので合間を狙って絶えず撃ち込んでください!」

ババババババババ!ドン!

ダージリン「どうやら私のかなう相手ではなさそうですわね」

ダージリン「私の負けです。素直に認めましょう」

麻子「イギリス人の言うことを信用するのか」

ダージリン「ふふふ、お見通しのようですわね」

ダージリン「イギリス人は恋愛と戦争では手段を選ばないのよ」

ビュババババババッ!!!

優花里「うわあ!!先程よりも強化されたレーザーが左右から襲いかかって来ます!!」

優花里「これは本当にもうダメです!!!」

みほ「冷静に見極めれば避けられます。上下にある2つのウィークポイントを撃ってください!」

バババババ ドン! ババババババババ ドン!

ティーカップ「」ガシャーン

ダージリン「貴女ごときにこの私が……!」

みほ「すいません!先を急いでるんです!」

ドォオオオオオオオオオオン

   作戦
   終了


杏『占領されたウチの前線基地を文科省の侵攻軍から奪回してねー』

みほ「前半の山場ですね」

【作戦No.3】-宿敵あらわる!!-

~惑星フィチナ~

\GOOD LUCK/


みほ「全機散開して敵戦闘機を全て撃破してください!」

麻子「たっぷり礼をしてやる」

沙織「みぽりん!後ろのやつをお願い!」

優花里「後ろに付かれました!」

沙織「何をしてるのみぽりん!早く!」

優花里「あわわわわ!やられます!今回ばかりは!」

みほ「……」

ババババババババ ドン ドン

沙織「そうやってお姉さんもよく助けてくれたよ」

優花里「もうダメかと思いました!」

麻子「敵機撃墜」

沙織「だいぶ減らしたね!」

優花里「おかしいです!敵が基地の中から出てきます!」

みほ「優花里さん、アーウィンを降りて偵察に出てください」

優花里「はい!!」ピョーン!

ドサァ ゴロゴロゴロ

優花里「あー!!大変です!基地に時限爆破装置が仕掛けられています!」

みほ「優花里さん、解除に向かえますか!?」


チャーラーチャーラッ♪

みほ「このBGMは……!」


エリカ「そうはさせるか!スターあんこう!」

カチューシャ「役人があんたらを倒せってさ」

ノンナ「カチューシャの敵は私の敵です。覚悟してください」

華「久し振りですね、沙織さん」


みほ「スターティーガー!……こんな時に!」

沙織「華!あの時はよくも裏切ったわね!」


みほ「この人たちを片付けてから解除に向かいます!」

エリカ「地獄で隊長が待ってるそうよ!」

ババババババ

カチューシャ「小賢しい弱小校め!カチューシャの前に跪きなさい!」

麻子「くっ、後ろにつかれた」

華「沙織さん、昔の仲間のよしみで楽にしてあげます」

沙織「油断しちゃった!みぽりん後ろの華をお願い!」

ノンナ「落ちなさい。同志カチューシャのために」

優花里「西住殿!後ろの敵をなんとかしてください!」


みほ「皆さん、スターティーガーの機体は旋回能力が低いので宙返りを使えば簡単に後ろを取れます!」

みほ「合図で一斉に宙返りをしてください!ぐるりん作戦です!」

華「そのクビもらいました!ごちそうはいただきです!」

エリカ「一撃で終わらせてあげるわ!」

みほ「今!」

グルリンx4

エリカ「なにぃ!?」

バババババ ドン

ノンナ「カチューシャーーーー!!!」

ババババ ドン

カチューシャ「このカチューシャが、このカチューシャが……」

バババババ ドン

華「私のごちそうが……」

エリカ「何やってんのよ!」

バババババ

みほ「残りはあと一匹……!」グルリン

バババババ ドン

エリカ「この私がやられるとは……!」

ドカーン!

みほ「今から解除に向かいます!」




   作戦
   完了


コースをすすめる
コースをかえる←
コースをやりなおす
(1機失う)


杏『ケイから聞いたんだけど、サンダースがそこで新兵器を開発中らしいんだよねぇ~』

みほ「この目で確かめてみます」

【作戦No.4】-サンダースのナゾ-

~セクターX宙域~

\GOOD LUCK/


みほ「全機、敵基地に侵入し新兵器を破壊します!」

麻子「後ろから敵集団。速いぞ」

みほ「ボムを使って一掃してください!」

ボカーーーーン

沙織「そろそろ敵基地だよ!みんな気をつけて!」

優花里「サンダースの基地がボロボロです!私達の前に誰が?」

麻子「敵の基地どころかこれじゃ廃墟だな」

ドウーーーーーン!

優花里「わ!巨大な腕が壁を突き破り私達の方向へ直進してきます!!!」

麻子「な、何だ今のはお化けか!?お、お、お化けか!?お化けなのか!?」ガクガク

沙織「落ち着いて麻子!」

みほ「あはは……」

優花里「前方にワープ装置らしきゲートを確認しました!」


小梅「ゲートを開けます!援護してください!」

みほ「小梅さん!生きてたんだね!カタリナ基地が壊滅したって聞いて……」

小梅「当たりまえです!ユーレイじゃないですよ!カタリナのみんなも連れて来ました!」

優花里「あの精鋭と名高いカタリナ部隊をこの目で見れるなんて!!」

小梅「みほさん、指揮をお願いします!」

みほ「ドーベルさんチームはゲートを攻撃してください!」

ドーベル隊「了解!」

みほ「バーナードさんチームは基地の外側から攻めてください!」

バーナード隊「了解!」


ゲート「」キュイーーーーン

みほ「ゲートが全て開きました!ドーベルさんチームは突入してください!」

ドーベル隊「了解!」

みほ「バーナードさんチームと小梅さんも続いてください!」

バーナード隊・小梅「了解!」

小梅「みほさんは?」

みほ「私たちは新兵器を破壊します!」

小梅「えっ」

ギューーーーーン

優花里「カタリナ全部隊、ワープゲートに入りました」

沙織「頑張ってほしいね!」

みほ「大丈夫。小梅さんたちならきっとやってくれます」

麻子「何を?」

みほ「急ぎましょう!」


ゴゴゴゴゴゴ

麻子「うっこいつは、お化けじゃない!西住さん後ろだ」

優花里「これが新型兵器……!」

ARISA「破壊セヨ!破壊セヨ!」ブンブン

ARISA「私ハ全テノ敵ヲ破壊スル」グングン

ARISA「オ前ラモ敵ダ!」ズンズン

ARISA「クリエーターハ何処ダ!」ズンズン

みほ「何を言ってるんですか?」

ケイ「HEY!」

ナオミ「やあ」

優花里「あなた方がクリエーターなのですか!?」

ケイ「なんか新兵器のロボットにアリサの人格を移植したら暴走して基地が崩壊しちゃった」

ナオミ「」クッチャクッチャ

沙織「サンダースの人たち、狂ってる!」


みほ「頭を重点的に狙ってください!」

ババババババババ

ドウゥン!

麻子「やったか?」

ナオミ「」チッチッチ

ケイ「まだまだよ!」

ARISA「シカイリョウコウ」

ARISA「破壊セヨ!破壊セヨ!」ブンブン!!

麻子「何が破壊せよだ。完全に狂っているな」

優花里「私に任せてください!」

ブーン!

みほ「あ、待って!」

ガキーン!!

優花里「うわーーーー!!西住殿~~~!!」

みほ「優花里さーん!」

ヒューン

沙織「ゆかりんが飛ばされた!」


ARISA「破壊セヨ!破壊セヨ!」

みほ「すぐに倒して優花里さんを助けに行きます!さらに頭部に集中砲火してください!」

ババババババババ  ドン!!

ARISA「ワタシヲ カンセイサセナサイ……」

ドゴオオオンン!!

ケイ「ワオ!流石だね!帰るわよナオミ」

ナオミ「イエスマム」


   作戦
   終了


みほ「優花里さんの位置を特定できますか!?」

沙織「惑星タイタニアから救難信号が出てるよ!」

麻子「世話のやける」

みほ「全機、タイタニアに向かいます!」

杏『そんな惑星に何の用があんの?危険な目に遭うだけだよー?』

みほ「優花里さんが助けを待ってるんです」

杏『でも西住ちゃん、もう大洗は壊滅寸前なんだよね。ベノムを叩くチャンスは今しかないんだよ』

みほ「で、でも……」

杏『会長命令だよ。今すぐベノムに向かってね。逆らったらこの星系にいられなくしちゃうよ?』

みほ「……」

沙織「行ってあげなよみぽりん!」

みほ「!」

麻子「どこにでも行ってやる」

みほ「沙織さん、麻子さん……」

みほ「会長、私たちは優花里さんを見捨てるわけには行きません!」

杏『……わかったよ。じゃあ救助が終わったら速攻でベノムに行ってもらうからね』

みほ「はい!」



【作戦No.5】-砂漠の鮟鱇-

~禁断の惑星タイタニア~

\GOOD LUCK/


みほ「ランドマスター、パンツァー・フォー!!」


みほ「沙織さん、優花里さんの位置を教えて下さい!」

沙織「12時の方向に生物反応があるよ!」

麻子「前は山岳地帯だぞ。酷い磁気嵐だ。私たちは空から探す」

沙織「やっぱりみぽりんは戦車が似合ってるね!」

みほ「あはは……操縦はあまり得意じゃないから麻子さんが乗った方がいいと思うけど」

麻子「遠慮しとく」

沙織「無事でいてね……ゆかりん」

麻子「前方から敵の戦車隊だ」

みほ「上空から援護してくだい。突撃します!」

ドカーンボカーン!

みほ「空からの攻撃があると助かります。麻子さんありがとう」

麻子「やれやれ。戦車道じゃ航空支援は反則だぞ」

沙織「もうすぐ谷を抜けるよ!みぽりん頑張って!」


優花里「あわわわわわ!!やられますーー!!!もう!」

みほ「優花里さん!」

優花里「西住殿!やっぱり助けに来てくれたんですね!!」

沙織「ゆかりんが古代生物に捕まってるよ!」

麻子「面白そうなことしてるな」

優花里「助けてくださいーーー!」

古代生物「オオォオオオオン!!」

みほ「腕を狙ってください!優花里さんを解放します!」

ババババババババ バキ!

優花里「ぷは~!助かりました!」

みほ「これで遠慮はいりません!すべての腕を破壊して胸をぶち抜いてください!」

ババババババ バキバキバキバキバキ!

古代生物「オォォォオォォオォン!!」

みほ「撃て!」

ドカーーーーン!!!


   作戦
   完了


みほ「全機報告してください!」

優花里「ありがとうございます!ご迷惑おかけしました!」

沙織「もう、心配したんだからね!」

麻子「休んでる時間はないぞ」

優花里「ランドマスター!!私も乗りたかったですぅ!」

みほ「すぐにベノムへ向けて出撃します!」


みほ「このままエリア6を突破してベノムへ進撃します!」

沙織「え?タイタニアからエリア6に行く航路は地図にないよ?せめてマクベスを通過しないと!」

みほ「そんな時間はありません!非常に危険ですがブーストゲージのリミッターを解除して最短コースを突っ切ります!」

麻子「進路を強引にショートカットするのか」

優花里「これが、西住流……!」

みほ「発進します!皆さん、遅れずについて来て下さい!」


ギュンギュンギュンギュォオオオオオン!!!!

優花里「すごいG!体が裂けそうです!!もうダメかもしれません!!!すごく!!」

麻子「落ち着け」

優花里「あっあっすぅー、はぁー。もうダメかと思いましたよ!」


杏『いよいよだね西住ちゃん。ここまで戦ってくれてありがとね。生きて帰って来てよー』

みほ「まかせてください!」


【作戦No.6】-強行突破!!-

~最終防衛線 エリア6~

\GOOD LUCK/


ペパロニ「こちら、ペパロニ。異常ないっスよ!」

バン ドォーン!

ペパロニ「えーい!緊急配備につけ!!」


麻子「今頃気が付いても遅い」

みほ「ベノムの防空圏に入りました!」

沙織「気を引き締めてかかってね!」

優花里「前方に機雷です!すごい数です!」

みほ「ボムで一掃してください!」

ヒュルルルル ドンドンドンドーン!!

麻子「西住さん、さっさと片付けよう」

優花里「今度は大型ミサイルが来ます!3,4,5……5発来ます!!これはまずいです!」

沙織「狙われてるよ!!撃ち落として!!」

ババババババババ ドン ドン ドン ドン

みほ「1発逃した……優花里さん避けて!」

優花里「無理です!うわあああああああああああああああ」


アンチョビ「やったか!!」

ペパロニ「いや、まだっス!」

プルル プルル

沙織「通信!?一体どこから!?」

役人『君があの西住まほの妹か』

役人『その幼稚な機械で私を倒そうというのか』

役人『君が来るのを楽しみにしているぞ』


ペパロニ「第1防衛ライン突破されました!」

みほ「敵艦隊の中央を突破します!」

ゴゴゴゴゴ

優花里「あれはゼーマン!!文科省軍最強の宇宙戦艦です!!」

みほ「ゼーマンのウィークポイントは艦橋です!!艦橋を狙ってください!」

ズババババババババ ドゥンドゥンドゥンドゥン…

優花里「やりました!ゼーマンを倒せるなんて!これはすごいことですよ!」


ペパロニ「第2防衛ラインも突破されましたぁ!」

アンチョビ「撃って撃って撃ちまくれ!敵を通すなー!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

優花里「そんな!あのゼーマンが10隻以上も!??この状況は絶体絶命にもほどがあります!!」

沙織「もーやだー!逃げよう!?」

麻子「逃げ道もないぞ」

みほ「各個撃破すればなんとか……」ブツブツ


小梅「ゼーマンを倒します!援護してください!」

みほ「小梅さん!生きてたんだね!」

小梅「セクターZで部隊は半壊したけど、なんとか無事です!ユーレイじゃないですよ!」

みほ「ドーベルさんチームは右のゼーマン艦隊を!バーナードさんチームは左のゼーマン艦隊を食い止めてください!」

ドーベル隊・バーナード隊・小梅「了解!」

ズバババババ ドカーン ドカーン ウギャー ドカーン!

みほ「ありがとう小梅さん……!」


ペパロニ「最終防衛ラインも突破されましたぁっ!」

アンチョビ「こいつら、化け物か!」

アンチョビ「クソー!やつを投入しろ!急げ!」


キュイキュイキュイキュイン

優花里「前方に敵確認!今までのとは違います!」

麻子「そこにベノムがあるというのに!」

キュイキュイキュイキュイ

デス・ボール「」グゴゴゴゴゴゴ


アンチョビ「はっはっはー!3度のおやつを2度に減らして買った最終宇宙兵器デス・ボールだ!」


デスボール「」パカッ

みほ「撃て!!」

バババババババ

沙織「全然効いてないよ!?」

みほ「あの3つのエネルギー球がバリアーを生み出しています!エネルギー球を狙ってください!」

麻子「いいぞ」

バババババババババ

キュキュキュキュイ

ペパロニ「消えた!?」

アンチョビ「なんでお前が驚いてるんだ!あれには次元移動装置が搭載されてるって何度も言っただろうが!」

ペパロニ「さすが姐さん賢いっスねぇ!」

アンチョビ「お前がアホなだけだ!」


キュイキュイキュイ

優花里「また現れました!!あれはおそらく次元移動装置!まさか実戦投入されていたなんて!」

ウネウネウネウネ!!

沙織「触手が迫ってきた!もーどんだけ多彩なの!?」

みほ「落ち着いて。3本の触手を撃ち落としてください」

ババババババババッバ ウネウネボキボキボキ

キュイキュイキュイ

デス・ボール「」パカッ

沙織「あっ!装甲が開いてコアが見えた!チャンスだよみんな!」

デス・ボール「」キュウウウウウン

麻子「……!沙織危ない!!」

ギュンブイイイイイインンンンンンンンンンンン!!!!!


沙織「危なかった、麻子ありがジュッ!

麻子「翼が溶けたぞ。下がれ」

キュイキュイキュイ

優花里「まさか、これはプラネットキャノン!!!防衛衛星ボルスに搭載されている超強力なレーザー砲を装備しているなんて!!」

優花里「絶望的です!!プラネットキャノンの前ではどんな存在も灰燼になってしまいます!!」

みほ「あれだけの威力なら充填に少しは間があるはずです!落ち着いて中心を狙ってください!」

みほ「バリアーはもう消えているんです!当てれば勝てるんです!諦めたら負けなんです!」

みほ「次に姿を表した時がおそらく最後のチャンスです!出現地点を予測しレーザーとボムを全て撃ち尽くしてください!!」

キュイキュイキュイキュイ

みほ「撃て!!」

麻子「おうよ」

優花里「はい!」

沙織「えいっ!」

バババババババババッバババババババドーンババババババババババババババババババババババ
バババババババッバババババババババババババババババババババババババ
ババババババババドーンババババババババババババババババドーンババババババババババババババババババババババババ


ドーーーーーーーーーーーーーン!!



ペパロニ「ううっ」ズビズビ

アンチョビ「泣くなペパロニ!」


みほ「ふう、間に合った……」


     作戦
     完了


みほ「行きます!ベノム大気圏に突入します!」


【作戦No.7】-最終決戦!!-

~悪の根源 惑星ベノム~


みほ「首を洗って待っててください!役人!」


チャーラーチャーラッ♪

みほ「このBGMは……!」


エリカ「図に乗るんじゃないわ!スターあんこう!」

カチューシャ「このカチューシャが新しいオモチャで遊んであげる!」

ノンナ「下等動物が。カチューシャを倒せたとでも思いましたか!」

華「お姉さんと同じであなたも甘い人ですね」


みほ「スターティーガー!そうは行きません!」

麻子「最後の最後までしつこい奴らだ」

みほ「一度倒した相手です!今度もぐるりん作戦で行きます!」

優花里「これで奴らも一網打尽でありますな!」

みほ「行きます!今!」

グルリンx4


エリカ「2度も同じ手が通用するとでも思った!?見てなさい!邪道は叩き潰してあげるわ!」

ズバババババババ ドカッ

優花里「敵機の性能が大幅に上がっています!もう宙返りでは後ろを取れません!!」

カチューシャ「たっぷり可愛がってあげる!」

沙織「おかしいよ!振りきれないよ!しつこいアプローチは女の子に嫌われるよ!?」

華「アプローチされたことないでしょう?」

ズバババババババババ

麻子「重い。たかがレーザーの一発一発がなんて威力だ、が後ろは取ったぞ」

ズババババババババ カキンカキンカキン!!

麻子「ローリングで弾かれただと」

華「無駄です。この機体には五十鈴家の大金を注ぎ込んでるんです!」


ノンナ「あなた達は門前払いです。ダスヴィダーニャ」

ズバババババッババババ

優花里「あわわわわあああ!!このままでは全滅です!!西住殿!!指示を!!」

沙織「もうどうすりゃいいのよ!?」

麻子「みんな落ち着け……るわけないか」

ズババババババババ ガンガン!

みほ「……」


みほ「優花里さん!宙返りにかかる時間、もっと短縮できますか!?」

優花里「……はい!!」

みほ「麻子さん、ブースト全開で敵の側面に回り込めますか!?」

麻子「翼折れるぞ」

みほ「構いません。一発で決まるから」

沙織「私は!?」

みほ「沙織さんは華さんを説得してください!」

沙織「華を!?わかったやってみる!」

みほ「エリカさんは私がなんとかします!」

みほ「それでは最後の作戦、もっとぐるりん作戦を開始します!」


ズバババババババババ

ノンナ「どこまでもカチューシャに逆らう気ですか!」

優花里「限界を超えます!!!とぉおおおお!」

グルリン

ノンナ「また宙返り?懲りない人ですね……!?は、速い!!」

優花里「後ろを取りました!ローリングさせる暇は与えません!!」ババババババッバババ

ノンナ「し、しまっ」

ノンナ「カチューシャぁあああああああああああああ!」

ドコオオーーーーーン


カチューシャ「まだまだお楽しみはこれからよマコーシャ!」

麻子「西住さん。あの時の借りを返す時が来たようだ」

カチューシャ「これでトドメよ!偉大なるカチューシャ戦術の前に跪きなさい!」

ギュウウウウウゥンン バキィイィイイ!!ボキボキィイイイ!!

カチューシャ「ばっかじゃないの!?機体が壊れるほどの勢いで!?」

麻子「これでいい」

バババババババババババババ

カチューシャ「ピロシキぃいいいいいいいいい!!!!」

ドゴーーーーン!!


沙織「華!!正気に戻って!誰もこんなこと望んでないよ!」

華「これは私からの奢りです。受け取ってください沙織さん」

バババババッバババババ

沙織「もー!でも親友を撃つことなんて私できない!」

華「ダメなんです……こんな活け方では……花は咲けません!」

ズババババババババ

沙織「花……華だけに!?って違う違う!何言ってるの!」

華「撃墜され人が散る時こそもっとも美しい花が咲くのです!大人しく花を咲かせてください!」

ズババババババババババ


沙織「華はそんなこと言う子じゃないもん!私信じてるから!!」

華「わ、私はもっと力強い花を活けなければならないのです!!」

沙織「華が裏切ったって聞いて、お母さんは失神してたし、新三郎さんも泣いてたよ!」

華「母はいつも失神してるし新三郎はいつも泣いてます!そんなことで私の決意は揺らぎません!」

沙織「もー華ってばメンタル強すぎ!」

華「さあ沙織さん、おしゃべりはここまでです!覚悟してください!」

沙織「新三郎さんは、人力車を捨てて今は教習所に通ってるし!」

華「新三郎免許持ってなかったの?!」

沙織「お母さんに至っては、あまりのショックで自動車工場で溶接工をやってるんだよ!?」

華「母がっ!?あの油と鉄の匂いが世界で一番嫌いだった母が!?」フラッ

沙織「心が乱れた!チャンス!」

グルリン

華「あっ」

沙織「なーんてね♪」

ズドドドドドドドドドドドド

華「わ、私の花が、今、散りました」

ドーーーーーーーン!!


みほ「残りはあと一匹……!」

エリカ「みんな何やってんのよ!」

ズバババババ

みほ「……」

グルリン
ズババババババ 

エリカ「何度宙返りしても無駄よ!」

カキンカキン!!

みほ「強い……」

エリカ「墜ちろ!!」

ズババババババババババ


みほ「機体の性能も練度もすごく高い」

ズババババババババ

みほ「だけどエリカさんはまだ新しい機体に慣れきってない」

ズババババババババ

みほ「それに、私が撃墜したいあまり、冷静さを失っている!」

グルリン ズババババババ

エリカ「さすがね、言うことないわ。だけどここまでよ!」

カキンカキン!

みほ「そして……!」

グイイイイン!!

エリカ「なっ、お、追い切れない。なんで!機体の性能はこっちのが上のはずなのに!」

みほ「何より、私のほうがエリカさんより強い!!」

ズドドドドドドド!

エリカ「ば、馬鹿な!私よりも上なの……!」

ドコオオーーーーーン!!!


みほ「皆さん大丈夫ですか!」

優花里「申し訳ありません!ダメージを受けすぎました!これ以上は飛べません!」

麻子「言った通り翼が折れた」

沙織「私も親友を泣く泣く倒して心が、もう……」


みほ「わかりました。ここから先は私一人で行きます!」

沙織「みぽりん!」



ヒュンッ!

みほ「ベノム最深部突入します!」


ウィーン

役人『待っていたぞ。スターあんこう』

役人『この宇宙を支配するのは偉大なキャリアを持つ私』

役人『私に逆らうことがいかに無駄なことであるか』

役人『その身を持って味わうがいい』


役人「わーっはっはっはっは!」

みほ「顔が大きい……」

役人「うをぁ!」

ビビビビビ

ヒョイッ

みほ「メガネを狙います!」

ズドドドドド バリィン

役人「うわぁああうあんぅううう!」

みほ「両手のウィークポイントを狙います!」

ズドドドドドド ボカン! 
ズドドドドドド ボカン!

役人「うあぁうあううぁああああ!!」


ブンブンブンブン
ボロボロボロボロ

ゴゴゴゴゴゴ

役人の脳みそ「この世を治めるのは偉大なキャリアを持つ私」

みほ「それがあなたの正体ですか!役人!!」

みほ「最後のオールレンジモードに切り替えます!」

みほ「目玉を破壊します!!」

ズドドドドドドド ボカン ボカン

役人の脳みそ「ふふふふふ、ふふふふふ」

みほ「触手に注意しつつ小脳を狙います!」

ズドドドドドドドドド!!!

ドカンッ

役人の脳みそ「逃しはせん。お前は私とともに滅びるのだ!」


ドゴオオオオオオオガラガラガラドォオオン!!!

みほ「うわあっっ!?」


みほ「……あれ?私、生きてる……?」

???「どんな時でも決して諦めるな、みほ」

みほ「!!……お姉ちゃん!?」

まほ「みほ、私について来い!」

みほ「ま、待ってお姉ちゃん!」


ゴゴゴゴゴゴ

ドドドドド

みほ「ベノムが崩壊していく……脱出しないと。でもどこから出れば……」

まほ「ここだ、みほ」

ギュンッ

みほ「お姉ちゃん!!」

まほ「決して諦めるな。自分の感覚を信じろ」

ギュンッ

みほ「……はい!」

ゴゴドドドドドド

みほ「あれは、出口!」

まほ「強くなったな……みほ」


ドォオオオオオンン!!!!!!



    作戦
    完了


沙織「無事だったんだね!みぽりん!」

優花里「すごいですぅ!さすが西住殿です!!」ウルウル

麻子「ったく、大した奴だ。……隊長」

みほ「……」キョロキョロ

沙織「どうしたの?みぽりん」

みほ「ううん……なんでもないよ」



~大洗女子学園 生徒会室~

杏「いやーよくやってくれたねえ!スターあんこうのみんな!」

杏「西住ちゃんたちさえ良ければ、これから生徒会で一緒に……」

みほ「いえ、私はこのみんなで宇宙を駆けるのが楽しいから」

杏「そっか」

みほ「私たちはもう行きます!」





請求書

大洗女子学園 角谷会長殿

文科省軍 兵器撃墜数 2073機により、
\10319883 請求いたします

   やとわれ遊撃隊
  ~スターあんこう~
    西住みほ        ●


杏「やーらーれーたー!」

ボン!!



おわり

読んでくれた人ありがとうございました!

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