【ガルパン】西住殿のお食事会【百合】 (28)

・百合注意
・いちゃいちゃ注意
・みほゆか大好き

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みほ「ありがとう優花里さん、お食事会の用意手伝ってくれて」

優花里「いいんですよ、西住殿のお部屋でのお食事会なんて、こっちから頼んで
手伝わせて欲しいくらいですから」

みほ「優花里さんって、意外って言ったら失礼だけどお料理上手だよね」

優花里「武部殿には負けますけどね。両親が店に出てる間に自分がご飯の用意をすることが多かったんです。
それを言ったら西住殿もなかなかのものですよ」

みほ「私、少しでもみんなの役に立ちたかったから、菊代さんやお父さんに習って
ご飯の支度したりお弁当を作ったりしてたから」

優花里「お父さん?」

みほ「ほら、ウチってお母さんもお姉ちゃんもあんなだから、菊代さん以外では
お父さんの方がお料理とか家事が上手だったんだ」

優花里(他のみんなは3人とも用事があってお昼前までやって来ない、あと2時間近く
2人っきり…このチャンスを逃す手はない!今日こそ!今日こそ告白するんだ!『友達
以上の感情を持ってます!付き合ってください!』って!)

みほ「…でね、お姉ちゃん本当にカレーが好きで子どもの頃『熊本のキレンジャー』って
呼ばれて、そうしたら『キレンジャーはもともと熊本県民だ!』って怒りだして…」

優花里「意外とお茶目な人なんですね」 
(いかん…貴重な2人っきりの時間がいつもと変わらぬ会話で浪費されていく…)

ごめん、ちょっと用事で外出するするので続きは午後で。

再開

みほ「優花里さん、どうしたの?」

優花里「い、いえ、なんでもありません!」

優花里(しっかりしろ秋山優花里!これ以上先延ばしにしないって決めてただろう!)

みほ「なんか目が怖いんだけど…」

優花里「にっ、西住殿!実は大事なお話が!」

みほ「えっ…なに?」

優花里「じっ…実は自分は西住殿が友だち以上に好きなんです!つっ…付き合ってくだしゃい!(噛んだ!)」

みほ「え…ええ…」

優花里(やっちまったぁぁぁぁぁ!ドン引きしてらっしゃるぅぅぅぅ!)

優花里(終わった…もうおしまいだ…明日からどんな顔して付き合えばいいんだ…。もっと段階を踏むべきだった…。
身近な人に相談するのが恥ずかしいからって、メールで西隊長に相談したのが間違いだった…、あの人『突撃!』
『玉砕!』『当たって砕けろ!』しか言わないんだもん…、本当に当たって砕けちゃったよ…)

みほ「うっ…うう…」

優花里「ってちょっと!なんで泣き出すんですか!」

みほ「ずるいよ…、拒絶されたらどうしようって私が怖くて言えなかったこと、先に言っちゃうなんて…」

優花里「え?」

ちゅっ♡

優花里「!!!!」

みほ「ぷはぁっ…、ごめんなさい…、同じ気持ちだったんだってわかったら、自分が
抑えられなくなって…、女の人とキスするのって初めてだったから、その…変じゃなかったかな…」

優花里「自分だって初めてでしたよ!…その、『女の人と』って、男性とはしたことあるんですか?」

みほ「そっちはもっとないよ!」

優花里「あはは…ちょっと安心しました」

みほ「さっきも言ったけど、なんだかもう自分が抑えられなくて…、みんなが来るまで、
まだ時間あるから…」

優花里「わわっ♡」

がたっ

1時間後…


ピンポーン♪

沙織「みぽりーん、来たよー!」

みほ「は、はーい!ちょっと待って!」



沙織「なかなか出てこないね」

華「どうしたんでしょう?」

みほ「お待たせ!さあ、上がって!」

沙織「どうしたの?2人ともなんか顔赤いよ?」

華「それになんだか涙目になってますし…」

みほ「そ、そうかな?気のせいじゃないかな?」

優花里「そうですよ!気のせいですって!」

麻子「おい、あれ…」

沙織「え、なに?あ…」

華「まあ♡」

みほ「え?みんなどうしたの?」

沙織「みぽりんごめんね、私たち気が利かなくて…、お邪魔だったみたいだね。
お食事会は来週にでもやり直すってことで、今日は帰るね」

みほ「ちょ、ちょっと!どうしたの!?」

華「私たちが来たので、慌てて服を着たんですね、その…ブラウスのボタンが段違いに止まって…///」

みほ「え…ああっ!///」

沙織「ゆかりんもTシャツが後ろ前だし」

優花里「あうう…///」

沙織「じゃあお2人さんごゆっくり♡」

華「じゃあ後は若い人同士で」

麻子「お見合いかよ」

みほ「ああっ!待って!」

優花里「行っちゃった…」




麻子「それにしてもあの2人、どうして周りの人間が自分たちの想いに気付いていないって思えてたんだ?
もどかしくてイライラしてたんだが」

沙織「でも、いいじゃない、少しは進展したみたいだし。お昼どうしようか?」

華「すぐ近くにバイキングのお店ができたんですよ。新しいからまだ回状は回ってないと思いますし」

麻子「食べ放題の店を出禁になる女子高生ってのもどうかと思うけどなあ」

みほ「優花里さん、こういう話聞いたことある?アメリカ軍が兵士にアンケート調査したんだけど、
『同性愛者を軍に入れるべきではない』って回答した人の割合が一番多かったのが、戦車兵と
潜水艦の乗組員なんだったって」

優花里「ノンケの人がそういう人と一緒に狭いとこに閉じ込められたらキツいでしょうね」

みほ「でもね、逆に本当に好きな人同士が狭いとこに閉じ込められて、一緒に命がけで困難に立ち向かったと
したら、ものすごく強い絆が生まれると思わない?」

みほ「というわけで、この先もよろしくお願いします」

優花里「い、いえ!こちらこそよろしくお願いします!」

みほ「でも、お料理どうしようか、4人分プラス華さんの分だから、2人じゃ食べきれないよ」

優花里「食べきれない分は夕ご飯に回しましょう、それでも余ったら翌朝の朝食にしましょう。
その…全部片付くまで付き合いますから…///」

みほ「ありがと♡」

ちゅっ♡

優花里(ヒャッホォォォォウ!!最高だぜぇぇぇ!)


                     終

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