佐天「あたしの未元物質に常識は通用しないっ!」ビシッ 初春「うわぁ…」 (26)

佐天さんが未元物質を使います
一部能力をちょっと都合が良い風に解釈してる箇所があるかもしれません
バレーボールカブトムシ

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初春「映画のセリフか何かですか?色々恥ずかしいセリフですね」

佐天「あ、初春。丁度いい所に来た」

初春「何ですかその格好。何でホスト風なんですか意味不明です」

佐天「ついにあたしに能力が発現したんだよ!」

初春「良かったじゃないですか」

佐天「能力名は『未元物質』レベルはなんと5!!」

初春「凄いじゃないですか」

佐天「あーその目は嘘だと思ってるなー?よし、証拠を見せよう」

初春「取り敢えずその格好全然似合ってないからさっさと着替えた方がいいですよ」

佐天「ここにあったか~い、の缶コーヒーがあります」

初春「はい」

佐天「初春の能力『定温保存』ならこのコーヒーをずっと温かいままにしておけるんだよね?」

初春「そうですね」

佐天「この缶コーヒーをあたしの未元物質を通してコップに入れます」

初春「これが未元物質…気持ち悪いですね」

佐天「はい、じゃあこのコップ持って能力使って」

初春「はぁ」

十数分後

初春「あれ!?もう湯気が消えてきてる!?私の能力はちゃんと使ってるはずなのに」

佐天「ふっふっふっ、初春の能力は『持っている物の温度を一定に保つ』だったよね?」

初春「そ、そうです…」

佐天「しかし!このコーヒーはあたしの未元物質を通してある、つまりこの世に存在しない『未元珈琲』!!」

初春「いやその呼び方はダサイです」

佐天「初春の定温保存を使う時にする演算程度じゃ絶対に通じない!そう!」



佐天「あたしの未元物質に、常識は通用しないっ!」ビシッ

初春「はっはーうざいですねー」

佐天「あっ、あそこにいるのは白井さん!おーい」

黒子「初春に…佐天?何ですのその格好は」

佐天「ついにあたしにも能力が発現したんだよ!詳細はかくかくしかじか!」

黒子「まぁおめでとうございます」

佐天「早速、ここにあたしの未現物質で作ったバレーボールがあるんだけど」

黒子「何故にバレーボール?」

佐天「これをどこか適当な場所に空間移動してみて!」

黒子「…?…わかりましたの」

黒子「…?あら?空間移動出来ませんの」

佐天「ふっふっふっ、白井さんの空間移動は11次元ベクトル演算をして使用する能力だったよね?」

黒子「よくご存知ですわね」

佐天「しかし!このバレーボールはあたしの未元物質で作られたバレーボール!つまり、この世の法則が一切通用しないバレーボール!!」

初春「絶対そのバレーボールで試合したくありませんね」

佐天「白井さんの11次元演算がいくら高度なものでも!この世で証明出来る式ならばあたしのバレーボールをそれに当てはめることは出来ない!そう!」



佐天「あたしの未元物質に、常識は通用しないっ!」ビシッ

黒子「確かに凄い能力ですけど、その決めゼリフは少々痛々しいですの」

初春「白井さんに言われちゃおしまいですねー」

佐天「あたしの未元物質を解析したければ、あたしより順位が上の学園都市第1位ならあるいは可能かもしれないね」

初春「ところでさっき佐天さんが未元物質を通したコーヒー」

佐天「未元珈琲ね」

初春「未元物質を通したコーヒーって美味しいんですか?」

佐天「うーん、おいしい未元物質を通せば、おいしくなったかもしれないけど、さっきのは適当に作った未元物質だから多分ゲロまず」

黒子「おいしい未元物質って何ですの…」

初春「そうなんですかー、さっき春上さんにあげちゃいました。ありがとうなのー」

黒子「えっ!?」

佐天「まぁいいんじゃない?死にはしないよ。未元珈琲飲んだことないから知らんけど」

初春「へー、あ、あそこにいるのは御坂さんじゃないですか?」

黒子「骨ェ鯖!!」

原作知らないけどカブトムシくんもバレーボールになってしまったの?
好きな方だっただけ悲しいわ

>>8
カブトムシというか白い方はちゃんと生きてますよ

アニメ観てると違和感あるけど、原作の佐天さんって黒子と普通にタメ口なんですよね
ちょっと書き辛い
黒子も佐天って呼び捨てだし
実際同学年だからそれでいいんでしょうけど

別にアニメと漫画をごちゃまぜでいいんじゃない?
別に読者は気にしないと思う。ssだし

呼び捨てなんだ
佐天さん常に敬語のイメージあったわ

骨ェ鯖ワロタwwwwwwww

ほねぇさば?

骨ェ鯖
口に出してみれば違和感なく黒子のセリフになって草

未元物質って複数あるの?
てっきり未元物質という一つの物質を介して物理法則をねじ曲げてるんだと思ってた

美琴「黒子?初春さんに…誰だ」

佐天「佐天です!」

美琴「あぁ佐天さんか、何でそんな格好してるの?」

佐天「あたしにも能力が発現したんです詳しくは」

美琴「凄いじゃない!」

佐天「そこで、御坂さん、ちょっと手合わせをしてくれませんか?同じレベル5ならもっと能力が高めることが出来る気がするんです!」

美琴「うーん、私もあの馬鹿に散々勝負を挑んでたし…よし!いいわよ!」

佐天「本当ですか!?ありがとうございます!」

美琴「ここの河原でいいわよね?」

佐天「はい、問題ありません!」

初春「何かトントン拍子で凄いことになってきましたねー」

黒子「レベル5通しの戦いなんて初めて見ますの」


美琴「行くわよ!」ビリビリ

黒子「お姉様がいきなり雷撃の槍を!?」

ドーン

初春「やったか!?」

佐天「……危なかったー」

美琴「あれは!?」

黒子「佐天を何か繭のようなものが守った?」

美琴「いや…違う!」

佐天「翼です!」バッサバッサ

初春「うわぁ…」

黒子「佐天が…飛んだ!」

初春「佐天さーん、その格好で白い翼とか出しても似合ってませんよー」

佐天「心配しなくていいよ初春。自覚はあるから」バッサバッサ

初春「あるのかよ」

美琴「…久しぶりに本気が出せそうね!」

佐天「御坂さん…イきます!」

美琴「一緒にイこ!佐天さん!」


2人のレベル5がぶつかりあった

佐天「はぁ…はぁ…」

美琴「はぁ…激しい戦いだったわね」

佐天「やっぱり御坂さんは凄いです」

美琴「私も佐天さんに抜かれない様にもっと頑張らなくっちゃ!」

佐天美琴「あはははははははは!!」

黒子「いい話ですの…」

初春「河原めちゃくちゃになりましたけどね」


上条「おいおい、何だこりゃ」

上条「!御坂!これお前がやったのか!」

美琴「あんた…」

佐天「いや、あたしもですよ」

上条「その声はさて…誰だ!?」

佐天「佐天であってますよ」

上条「あぁそうか…大覇星祭の時から随分印象が変わったなぁ」

佐天「あたしにもついに能力が発現して…それでさっきまで御坂さんに手合わせしてもらってたんです」

上条「そうなのか!おめでとう!」

佐天「…御坂さんがいつも勝てないって言ってる人はあなたですよね?」

上条「え?」

美琴「ちょっ」

佐天「相手に、なってもらってもいいですか」

佐天「あたしはもっと強くなりたい!学園都市に来る時、ずっと楽しみにしてたんです。あたしにはどんな能力が発現するんだろうって…でもずっとレベル0で…」

上条「……、」

佐天「やっと手に入れた能力なんです!お願いします!」

上条「よし、かかってこい!」

美琴「ちょっとあんた!何で佐天さんには優しいのよ!」

佐天「ありがとうございます!」

上条「いつでもいいぜ!」

佐天「行けっ!カブトムシ!」

上条「…これは!」

佐天「あたしの未元物質で作ったカブトムシです。一匹一匹が凄まじい力を…」

上条「そげぶ」

佐天「え」

上条「そげぶそげぶ」

佐天「カブトムシィィィィィィ!!」

美琴「佐天さん…あいつは駄目なのよ」

佐天「…御坂さん」

美琴「上条当麻。私の夫。どんな能力か未だに分からないけどあの右手に異能の力が触れただけで全て無効化する能力を持ってるの」

佐天「…そんな、都市伝説みたいな能力が本当に存在するなんて…」

上条「うおおおおおお!」パキンッ

佐天「あたしのカブトムシが…全滅」

美琴「一番常識が通用しないのは、あいつなのよ」

佐天「……」

美琴「そしてあいつは私の夫よ」

佐天「……参りましたァァアアアッ!!」

美琴「!?」ビクッ

上条「…えぇ!?」

佐天「今まで自分がどんなに狭い世界で生きてきたのか思い知らされました!常識が通用しないのは自分がアホなだけでした!」

上条「何言ってるかよくわかんない」

佐天「上条さん…あたしを、彼女にして下さい!!」

美琴「ええええええ!?ちょっと佐天さん!」

上条「…佐天さん」

佐天「あたしは本気です」

上条「……」

佐天「……」

美琴「……ぁぁ…」

黒子「……」

初春「何だこれ」

上条「とりあえず、その格好は辞めた方がいい。話はそれからだ」

佐天「じゃあ今ここで脱ぎます」

上条「ちょっ、タンマ!!!」


おしまい

唐突な私の夫発言に草

飽きたのか
おつ

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