ケータ「ケマモトで大地震!?」 (22)

キャラ崩壊、誤字脱字注意

ケータ「どうしようウィスパー!あれからしばらくたってるけどおばあちゃん家に電話繋がらないよ!」

ウィスパー「落ち着いて下さいケータ君!あたくし達が騒いでもどうにもなりませんよ!」

ケータ「でもテレビでこんなことになってるのに、落ち着けって言う方が無理だよ!
亡くなったひとだって今は少なくとも42人もいる訳だし、その多くがお年寄りなんだよ!?」

ジバニャン「ケータ!こんなときだからこそ冷静になるべきニャン!」


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磁場ニャンが地磁気をあれこれして地震予報する話かな?

とりあえず不謹慎だなら批判レスする
死ね

紙ね

ケータ「もう我慢出来ない!うんがい鏡!ケマモトまで送って!」

うんがい鏡「えぇっ!?
それはちょっと・・・・・・」

ジバニャン「今ケマモトに行くのは危険ニャン!
余震の恐れがあるって報道してたし、地震のダメージを受けて緩くなった地盤が大雨によって土砂災害を起こすという可能性が非常に高くなってるニャン!」

ケータ「だったら空を飛べる妖怪に助けて貰えば良いじゃん!」

ジバニャン「ケータの友達妖怪にはケータを抱えてケマモト中を翔破出来る妖怪はオロチを除いていないニャン!
そのオロチは今抱えている案件が片付くまでケータの、人間の問題に時間を割くことは出来ないニャン!」

ケータ「じゃあどうしろって言うんだよ!このまま指をくわえて見てろって言うの!?
それにさっきから否定してばっかりで何も考えてないじゃん!ジバニャンだって何も出来ないんだから役立たずも同然じゃん!」

ウィスパー「こんのバカヤロー!!!」スパーン!!!!

ケータ「いぃっっっ??!」

ウィスパー「テメェ言って良いことと悪いことがあんだろーが!
ジバニャンはあなたが心配で危険に晒したくないから止めてんだよ!
少しは落ち着いて話を聞いたらどうなんだ!?」

ケータ「・・・・・・・ごめんウィスパー・・・・落ち着いたよ。ありがとう」

ウィスパー「いえ、こちらこそ暴力に訴えた上に怒鳴ってしまって申し訳ありません・・・・・・それに謝るべき相手はジバニャンの方です・・・・」

ケータ「ジバニャン、さっきはごめん。ジバニャンは心配してくれて言っているのに俺の方は全然話も聞こうとしなくて・・・・・・
友達失格だよ・・・・」

ジバニャン「気にしてないニャン。それに人を心配するのは仕方ないことニャン。それが自分の親族ならなおさらニャン」

ケータ「ありがとう、ジバニャン。
でもやっぱりこのまま何も出来ないでいるのは嫌だよ。どうにかしておばあちゃんが無事なことを確認しに行けないかな」

ウィスパー「こんのバカヤロー!!!」スパーン!!!!

ケータ「いぃっっっ??!」

ウィスパー「テメェ言って良いことと悪いことがあんだろーが!
ジバニャンはあなたが心配で危険に晒したくないから止めてんだよ!
少しは落ち着いて話を聞いたらどうなんだ!?」

ケータ「・・・・・・・ごめんウィスパー・・・・落ち着いたよ。ありがとう」

ウィスパー「いえ、こちらこそ暴力に訴えた上に怒鳴ってしまって申し訳ありません・・・・・・それに謝るべき相手はジバニャンの方です・・・・」

ケータ「ジバニャン、さっきはごめん。ジバニャンは心配してくれて言っているのに俺の方は全然話も聞こうとしなくて・・・・・・
友達失格だよ・・・・」

ジバニャン「気にしてないニャン。それに人を心配するのは仕方ないことニャン。それが自分の親族ならなおさらニャン」

ケータ「ありがとう、ジバニャン。
でもやっぱりこのまま何も出来ないでいるのは嫌だよ。どうにかしておばあちゃんが無事なことを確認しに行けないかな」

ジバニャン「さっきも言ったとおり、今行くのは危険ニャン。今は我慢して欲しいニャン」

ケータ「そうだよね・・・・それでも気になるよ」

うんがい鏡「あのぉ~・・・」

ケータ「何?うんがい鏡」

うんがい鏡「ケマモトに行くのはおすすめしないんですが、それ以前にケマモトには今送ることが出来ないんです・・・・」

ケータ「えっ!どうして!?」

うんがい鏡「震災による被害を受けたのは人間だけでなく、妖怪も同じなんです。瓦礫や土砂の下敷きになった妖怪も多く、ケウチ山の私の仲間も今埋まってしまっているのか、全く連絡つかないんです・・・・」

ケータ「そ、そんな・・・・・・・・」

ウィスパー「ケータ君、いくら妖怪といえどもその多くは自然に対抗できる力を持たないんでうぃす。それに今妖怪パッドで調べましたが、元祖・本家両軍全勢力をあげて救助活動にあたっているそうでぃす」

ケータ「そうなんだ・・・・・・大ガマと土蜘蛛が・・・」

ウィスパー「あの2人が先導しているんです。何も心配する事はありゃーしませんよ」

ケータ「うん・・・・そうだね」

ジバニャン「ケータ・・・・・」

ウィスパー「・・・・・ケータ君!ちょっと妖怪ウォッチ借りますよ!!」ヒョイッ

ケータ「うぇっ!?ちょっと何するのさウィスパー!」

ウィスパー「ほいっと」ガチャ

レディース&ジェントルメン!イサマシゾク-!

♪イッサマシイッサマシイサマシ~族~♪


万尾獅子!!


万尾獅子「まだだ。まだその時ではない」マンオジシテモピントコン

ケータ「えっ!なに!?」トリツキ

ウィスパー「万尾獅子にとりついてもらったんでぃすよ。ちゃんと落ち着けたでしょ?」

ケータ「ホントだ・・・・ありがとう、万尾獅子」

万尾獅子「まだだ。まだ礼を言う時ではない」

ウィスパー「どうですかケータ君!この妖怪執事ウィスパーも本気を出せばこれくらいお茶の子さいさいなんですよ!」

ケータ「調子に乗らない」ペチン

ウィスパー「あでっ、酷いですよケータ君~」

ケータ「・・・フフッ、ウィスパーもありがと」

ウィスパー「いえいえ、どう致しまして」

ジバニャン「やっとケータ笑ったニャン。よかったニャン」

ケータ「さて、今ケマモトに行くのはないとして、おばあちゃんの為に何か出来る事はないのかな?」

ウィスパー「お祖母様が心配なのは分かりますが、被害を受けたのはお祖母様だけではありません。ケータ君よりずっとちっちゃい子だって被災者なんでぃすから」

ジバニャン「ケータのおばあちゃんだけじゃなく、他の被災者のことも気にかけてあげて欲しいニャン」

ケータ「うん、そうだね。配慮が足りなかったかも。じゃあ、ケマモトの皆さんの為に出来ることはないかな?保存効く食べ物送るとか?」

ウィスパー「それは大企業が支援物資として送るから意外と大丈夫でぃす。例を挙げるなら大塚製薬のカロリーメイトとかでぃすね。それに一般からの物資はかえって邪魔になるケースもありますから気を付けるべきですね」

ジバニャン「それに炊き出しだってあるニャン。問題は完全に隔離されてしまった人たちの元へ食料や日用品を送れない事だけど、それは俺っち達ではどうすることも出来ないニャン」

ケータ「そうなんだ。じゃあ何が出来るかなぁ」

万尾獅子「募金だ」


ケータ「募金?」


万尾獅子「現地に行っても危険がある、食料は足りている、ともなれば募金以外に手はない」

ウィスパー「実際そうでぃすね。災害直後はプロフェッショナル達の専売特許でぃす。スマートかつスムーズな救助活動の為には一般人が出しゃばらず邪魔しない事でぃす。
たまにいるんですよ無計画に助けに言ったら助けて貰う側になってるお馬鹿とか・・・・・・・」グチグチ

ケータ「ウィスパー?」

ウィスパー「ああいや、何でもござーせんよ!何でも!
それで何の話でしたっけ?」

我が家も揺れたな、おかげさまで俺の兜コレクションが倒れちまったよコノヤロー

ジバニャン「ハァ。いま出来るのは募金って話ニャン」

ウィスパー「ああそうでしたね!そうでした!」

ケータ「でも俺そんなにお金持ってないし・・・・」

ウィスパー「何も赤十字とかでなくても良いんですよ。明日あたりにはさくら中央駅で募金を募ってると思います。額は個人が出そうと思う分で十分なんでぃす。大切なのは気持ちですが、たとえ1円だってあった方が良いに決まってるんでぃすから」

ジバニャン「食料や日用品といった支援物資を送ったり、一般からのボランティアを募ったりなんかはプロ達の仕事が一段落した後、メディアを媒体に呼びかけがあるはずだから、その都度自分がどうするか決めれば良いニャン。ケマモトに行くのもその時になるニャンね」

ケータ「そうだね。夏休み頃には行けるようになるだろうし、その時手伝いに行こうか」

ウィスパー「散乱した土地の片づけは一人でも多い方がいいですからね。子供であろうとも邪険にされることはないはずでぃす」

ケータ「みんなありがと。自分がどうすれば良いのかなんとなく分かってきた気がするよ」

ウィスパー「主人の道をてらすのも執事の務めですから!」

ジバニャン「友達として当然の事をしたまでニャン!」

ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆
ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆


ケータ「あ、電話だ」

ケータママ「景太ー!お母さんいま鍋みてて手がはなせないから電話代わりに出てー!」

ケータ「はーい!
誰からだろう・・・・もしもし?」ガチャ

ユキコ『もしもし、ケータかい?』

ケータ「えっ!おばあちゃん!??無事だったの!?」

ユキコ『大丈夫、何ともないよ。心配してくれたのかい?ありがとう』

ケータ「良かったぁ~無事で。
でもそれなら何で電話に出られなかったの?」

ユキコ『実は、地震によって家が倒壊してしまって・・・・・・家の電話どころか周辺の連絡手段全部駄目になっちゃってたんだよ。今は他の人が貸してくれてる携帯から電話をかけているの』

ケータ「えぇっ!?おばあちゃん家潰れちゃったの!?!?
ホントによく無事だったね・・・・・」

ユキコ『地震発生時は家の中に居たんだけど、地震が起こって倒壊してきた時はもう駄目だって目を瞑ってしまったのよ。そして倒壊する音がやんだ後、目を開けるといつの間にか表にいたんだよ。妖怪が助けてくれたのかなって思って周りを見たけど、それらしき妖怪は見あたらなくてね。ただ、真っ黒い子供のような見た目の何かがチラッと見えた気がするんだけど、その子だったのかねぇ』

ケータ「そうなんだ・・・・・」(じいちゃん・・・・・・・)

ユキコ『他人の携帯で長電話は申し訳ないからもう切るけど、お母さんとお父さんによろしくね。今日はとりあえず生存報告と言うことで、後日また電話するってお父さんに伝えてね』

ケータ「うん、分かった。気を付けてね。またね、おばあちゃん」プツッ

ウィスパー「聴いてましたよ。良かったですねケータ君!」

ジバニャン「とりあえずひと安心ニャン」

ケータ「うん、ありがと。そろそろご飯だろうし行こうか」


タノシミデスネーユウゴハン!
ウィスパーハクイイジハリスギニャン!
ケンカシナイノー ホライクヨ



テレッテレッテー テレレッ

ケータ・K「ガッツ!!!!」

先にVIPに出してたんだが、こっちには諸事情で遅れてしまったため、誤解を招いてしまったな
スマン

何でこれを書こうかと思ったかというと、それは私が5年前、現在のTwitterにあげている者達と同じような事をして迷惑をかけてしまった経験があったからなんだ

SSで書いたことは95年の阪神・淡路で既に言われていた事だったにも関わらず、当時の私は震災時の一般の対応を全く調べなかった上、碌な装備もせず、被災地に単身乗り込むという今思えば有り得ないことをしてしまったのだ

案の定迷惑をかけることしか出来なかった私は無力さを感じながら家に帰った
このままではいけないと思い、大きな災害が起こったとき一般人が何を出来るか、どうすると良いかを調べたのだ

そして今回、得た知識と教訓を行動力ある人々に少しでも伝えることが出来ればと思って今はもう少なくなったSSという方法でやってみたのだ

もし、これを見た人たちの中に少しでも被災地の為を思って行動しようとする予定だった人がいたならば、くれぐれもプロ達の仕事を邪魔しないでやって欲しい
その行動力は呼びかけがあってから発揮してくれ





長々と失礼した
それではここまでとさせて頂く

このSSまとめへのコメント

1 :  京成3500形3540Fカレン   2017年11月19日 (日) 22:49:03   ID: 4JlDrRS3

熊本大地震が元になっている。

2 :  SS好きの774さん   2019年04月13日 (土) 22:53:24   ID: vnu9cKV_

1» !?!?!?

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