カズマ「吐き気がして、頭痛、吐き気がする……」アクア「つわりね!」 (16)

「それはつわりよ! 最近カズマさんのお腹が大きくなってきたから心配していたのよ! で、誰の子なの? 大丈夫、女神の私が祝福してあげるわ!」

「カズマ! カズマ! カズマ! 私というものがありながら、一体誰との子ですか!?」

「この様子だと相手はアクアとめぐみんではないようだな。カズマ、本当に誰との子なんだ?」

 昼過ぎに起きて調子が悪かったので、体調が悪いから今日のクエストは中止だと伝えたら、こいつらが急に騒ぎ出した。
 はぁ? 俺が妊娠? こいつら何を言ってるんだ?

「お前ら……何を言ってるんだ? 俺は男だぞ。妊娠するはずないだろうが……」

 俺の発言に、アクア、めぐみん、ダクネスの3人は驚いた表情をする。
 え? 俺何かおかしい事言ったか?と驚いていると、アクアがドヤ顔で言った。

「そういえば、カズマはこの世界の常識を知らないアンポンタンだったわね。しょうがないから、優秀で天才で秀才のこの私が教えてあげるわ」

「カズマ、妊娠といえば男性がするに決まってるじゃないですか。親に教えて貰わなかったんですか?」

「ちょっとめぐみん!? 私が説明したかったのに!」

「はあ?」

 俺は間抜けな声を出した。
 お、男が妊娠?え?はぁ?え?

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す、スレタイミス……本当すいません。
修正もあれなので、このまま行きます。

「な、なにを言ってるんだよ。ほら、前にオークを退治したときは雌が妊娠するって話を」

「あなたこそ何を言っているのですか? オークはモンスターですよ? 人間とは生態が違います」

 俺はダクネスを見ると、ダクネスは本当だと言わんばかりに頷く。
 な、なんという事だ。このふざけた異世界では男が妊娠するのか? おい! どこまでふざけてるんだよ!


 俺が青ざめていると、めぐみんが俺に優しい声色で。

「カズマ。誰との子か知りませんが、私は祝福しますよ」

「ああ。私も祝福しよう」

「カズマ、ほらスクワットするわよ」

 二人が祝福してくれているというのに、アクアが変な事を言ってきた。
 スクワット? 何を言っているんだ? こいつは。

「そうだな。カズマ、ほらスクワットだ。1000回は必要だな」

「ダクネスまで何を言っているんだよ……」

「カズマ。子供を産む為には準備が必要なんですよ。まずは足腰を鍛えないと」

「な、なるほど」





「はい、ワンツーワンツー。テンポが遅くなってきましたよ」

「ぐ、ぐぅぅぅ」

「スクワットが終わったら、次は腕立て伏せだ。赤ちゃんを抱っこするための力が必要だかならな」

「その後は腹筋よ。赤ちゃんを産む時に、お腹に力をいれる必要があるからね」

「最後はランニングです。やはりランニングが基礎にて最強。これを行わない理由はありません」

 



「はぁはぁ。もう無理だ。いきなりハードすぎだろ」

「スクワット50回しかできないとは……さすがに情けないぞ」

「まぁまぁ、大金を手に入れたカズマは遊んでばかりでしたしね。ゆっくりいきましょう」

「めぐみん……」

 俺が天使のように優しいめぐみんに感動していると、今度はアクアが優しく話しかけてきた。

「ねえ、カズマ。最近朝帰りが多いけど、誰と会っていたの?誰との子なの?」

 お前はめぐみんみたいに気の利いた事を言えないのかよ。

「ねえねえねえ。カズマ、教えてくれてもいいじゃない」

 アクアが顔を近づけて、何度もねえねえを繰り返しながら聞いてくる。
 ったく、そんなに知りたいなら教えてやるよ!


 俺は立ち上がり、みんなに叫ぶように----

 叫ぶように相手の名前を…………




 あ、あれ?






「あ、相手がいない……」

「「「え?」」」

 そうだ。俺はまだ綺麗な体だった。
 そうだ!よく考えたら相手がいない!妊娠するはずないだろう!

 い、いや、待てよ、このアホみたいな異世界のことだ。
 相手がいなくても妊娠することがあるのかもしれない。
 日本でも想像妊娠って単語を聞いたことあるし……

「お、おい」

 俺が3人に聞こうと……

「てっきり女遊びをしてるんだと思ったんだけど、カズマさんはシロって事?」

「そのようですね。成金のカズマを狙った女性がいるとばかり思っていたのですが……」

「……浮気じゃなくてよかった」

「ダクネス、浮気とは聞き捨てなりませんね! いつどこでカズマはあなたのものになったのですか!?」

「い、いや、違う。失言だった。今はまだそういう関係じゃなかったな」

「『まだ』とはどういう事ですか? つまり、いずれはそういう関係になる予定があるという事ですか!?」

「あっ、いや……その……」

「うーん。これだとカズマのダイエット大作戦は失敗みたいね」

「おい!? アクア!?」

「あっ」

 みんなが恐る恐るこちらを見る。

「……」

「ひぃっ」

 めぐみんがなぜか悲鳴をあげる。

「いや、違うんだ。違うぞカズマ。勘違いはいけない。話し合うことは大切なことだと思うぞ」

「そ、そうよ! 悪魔ですら人というものは会話が成り立つ種族であるって言っていたわ。人間であるカズマ様なら冷静に会話できるわよね?」

 会話か。そうだな。会話って素晴らしい。俺もそう思う。


「全部話せ」

「えーと、その……私は止めたんですよ?」

「……」

 めぐみん達がなぜか正座をする。

「最近のカズマは遊びが酷すぎるせいか、お腹が出てきたのでダイエットして貰おうかと……」

「妊娠」

「え?あっ、もちろん男は妊娠しません。その……朝帰りが多いので、てっきり女性関係かと思ってしまいまして。それで二日酔いをつわりと騙して、ダイエット+女性関係を確認……と思いまして」

「正座痛いんですけど。ねえ、なんで私正座しなくちゃいけないの?」

「そうだ! そもそも正座をするのはカズマではないか!? お前がダラダラした生活ばかりするから、私達は心配して……」

「『スティール』」

「なんだ、バカの一つ覚えみたいにスティールか? 言っておくが私が下着を取られたくらいでどうになると思うなよ? 聖騎士クルセイダーだ! スティールなぞご褒美にしかならん!! さあお前が満足するまでスティールをやるがいい!!」



「○月×日 お父様に私の手料理を喜んで食べてくれた。凄く嬉しかった。「ララティーナ、母さんみたいになってきたな」と言ってナデナデしてくれた。年甲斐もなく甘えてしまった。良い一日だった」



「うわあああああああああああああああああ! やめろ! なんでお前はそうピンポイントで人が嫌な事を!? って、めぐみん! アクア! みんなどこに行ったんだ!?」



「○月×日」

「やめてくれ! 勘弁してください! 許してください! それだけはどうかやめてくださいーーーーーっ!」







       終わり

読んでくれてありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします!

>>9 修正
「○月×日 お父様に私の手料理を喜んで食べてくれた。凄く嬉しかった。「ララティーナ、母さんみたいになってきたな」と言ってナデナデしてくれた。年甲斐もなく甘えてしまった。良い一日だった」

↓↓↓

「○月×日 お父様が私の手料理を喜んで食べてくれた。凄く嬉しかった。「ララティーナ、母さんみたいになってきたな」と言ってナデナデしてくれた。年甲斐もなく甘えてしまった。良い一日だった」


スレタイといい誤字多くてすいません。

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