希「なぁ南さん、腹パンさせてくれへん?」ことり「...はい?」(40)

気まぐれショートストーリー

希「やからぁ、腹パンさせてくれへんって頼んでるんよ」ニコ♪

ことり「あの、何言ってるんですか...?」

希「ん、言っている意味がわからんの?」

ことり「いえ...言葉の意味はわかりますが、腹パンする理由がよくわからないんですけど..」

希「例えばな、南さん、ムカつくことやイライラすることがあるとするやろ?」

ことり「え、はい...(なんか語りだしちゃった...)」

希「そいでな、そのストレスをなんとか発散したいと思うねん、これは人の致し方ない仕組みや」

ことり「えーっと..?」

希「それなら、南さんに腹パンやん?」

ことり「お母さああああああああん!!!」ダッ!

希「ちょっ...まだ話終わってないやん待てコラいてまうぞワレェエエ!!?」ダッ!

ことり「ああっあ、頭おかしい人がああああ助けてええ!!」タタタタッ!

理事長室まであと500m

~昇降口 げた箱~

にこ「うーん、今日も楽しい1日だった♪授業も終わったことだしのんびり帰るにこ☆」

「たああすううけええてええええ!!」

にこ「にっ?なんだか叫び声が」

ことり「誰か、たた助けてくださああい!」

希「待ってーなぁー南さーん!うち、鬼ごっこは得意なんよぉ~?」マジキチスマイリング

にこ「女の子が襲われて...てかあれは同じクラスの、希ちゃん!?」

ことり「はぁはぁ...(あ、あのリボンの色っ..3年生の先輩だ!)」タッタッ

にこ「こっちにきたにこぉ!?」ドキッ!

ことり「先輩~っ..!た、た助けて..あっ?!」ズルッ

にこ「(まずい!転んでしまったにこ!?)」

ことり「いったぁぃ..!」グス

希「どれどれ~、どこを怪我したのかなぁ南さん、お姉さんに見せてごらん」ニコッ

ことり「!?ひいぃぃやぁあ!!」

にこ「ま、待つにこ!希ちゃん!!」バッ

希「あぁん?..なんや、同じクラスのにこちんか」

にこ「人を有害物質のような名前で呼ばないで!なにやってるにこ、希ちゃん!」

希「なにって、後輩との微笑ましい、戯れの真っ最中やで?」

にこ「泣いてるじゃないのよ、この子!」

ことり「うっ..ぐすっ..こわい、よぉ..」

希「はぁ~、あかんて南さん、そないな顔したら拳が熱くなってまう♡」ゾクゾクッ

にこ「い、いかれてるにこ..あなた、ここはにこに任せて早く逃げるにこ!」

ことり「ふぇ..先輩..?」

にこ「ふふ、可愛い女の子に涙は似合わないにこ♪」ウィンク☆

ことり「あ、ぅう..///(か、かっこいい先輩だなぁ..//)」

にこ「ほらほら笑って!!そうだ、笑顔の呪文を教えてあげるにこ!」

ことり「へ?...笑顔の、呪文..?」

にこ「そう!はい、ご一緒にぃ..(にぱ☆)にっこにっ

希「うがあああああああ!!!!」

にこ「ごおおおおおおお"?!に"ぃぃぃい~っっ!!?」ゴボォッ

ことり「きゃあああああああ!!!!!」

希「うちの南さんとなにイチャコラしとるんや、どついたろか?あ?」ハァハァ

にこ「も、もう暴力ふる"ってる、にごぉ..」チーン..

ことり「先輩?せんぱぁああい!?」ウワーン!

希「さぁさ、邪魔者は居なくなったで、南さん」

ことり「ひっ!!に逃げなきゃっ!(ごめんなさい、先輩!あとで必ず..)」ダッ

希「あ、また逃げるん?もう~、追いかけられるのが好きな女の子との付き合いは苦労するなぁ♪」

理事長室まで370m

~2階 1年生廊下~

ことり「はぁ..はぁ..もう、体力が..」

希「おーぅい!そろそろ休憩せえへん?」

ことり「あ、あの人、ぜんぜん息が上がってない..」ハァハァ

花陽「あれ、あれは副会長とミナリンスキー(公認)?」

ことり「花陽ちゃん!?だめだめ、どいてぇ~!」

花陽「...まさか!また襲ってるんですか、副会長!?」

希「おん?小泉ぃ久しぶりやなぁ、覚えとってくれたん」

花陽「絢瀬会長を病院送りにした、あの出来事を忘れるわけありません..それより」

ことり「会長を、病院送り..?」ガタガタ

花陽「そうだよ、本物の会長は病院で療養中で、今いる会長はダミーなんだ」

花陽「副会長!また、好きな人を自らの手で破滅させるつもりですか?!」

ことり「好きな、ひと..?」

希「あちゃー、ばれてしもうた//せや、うち南さんのことが好っきゃねん//」

ことり「す、好き?ことりの、ことがですか..?//」

希「えへ、そうそ、恥ずいわほんま~//」クネクネ

花陽「だめ、油断しちゃダメだよミナリンスキー..前回も、この仕草をして隙を見せた絢瀬先輩のミケンに拳を突き立てたんだから..」ギリッ..

ことり「ひぃっ..」ビクッ

希「あっはー..ちゃんと学習してるようやなぁ、優秀な風紀員さんや」パチパチ

「手を後ろに組みなさい、希」

「同じ悲劇は、二度と繰り返さないにゃ..」

真姫、凛「風紀員の名にかけて!!」

ことり「あれは...」

花陽「凛ちゃん、真姫ちゃん!」

希「あらー^^3対1とは、これまた卑怯やなぁ..」

真姫「黙りなさい、学院内の治安を乱す不届きものが」

凛「これは上からの命令にゃ!はやく手を後ろに組むにゃ!」

ことり「(なんだかよく分からないけど、助かった..?)」

希「真姫ちゃんに、凛ちゃん..前回はよく戦ってくれたもんなぁ..病院の居心地は最高やったやろ?」

花陽「くっ、38人の風紀員をボコボコにしておいて、平然と...よくも」ギリ

凛「後ろに手を組め、次はないにゃ!」スチャ

希「おうおう、待てーや、待て。そないな物騒なもんどこから手に入れたん」

凛「ロシアのあるルートから取り寄せた、超小型カラシニコフにゃ」カチャリ

真姫「西木野グループとの共同開発、コストの安さと耐久性はそのままに、子供でも扱える防衛兵器へと改良させてもらったわ」クルクル

希「防衛とは、また都合のいい言葉を使いおってからに..はぁ、うちの負けや」スッ

ことり「み、みんな...ありがとう..」ウルッ

花陽「ミナリンスキー、もう大丈夫ですから安心してください..それに、可愛い顔にそんな表情は似合いません」ニコッ

ことり「花陽、ちゃん...//(今夜、ことりの初炊きを提供しよう、絶対に..//)」

凛「ふん、賢明な判断だにゃ。まぁ、仮に襲ってきても、前回のようにやられたりはしなかったけどね」

希「へへ、頼もしく強くなったんやね、凛ちゃん^^」

「でも、ロシアのことわざにこんなのがあるらしいんよ?」

凛「にゃ?何をわけのわかっ...ぁ!?」

真姫「り、凛..どうし..?!ああ、あ..」ガクガク

花陽「...希ちゃんの爆乳が..全長10mのマッハドリルに変形してます..」ガクガクッ

希「『猫にいつまでもカーニバルが続くとは限らない、太齋もまたやってくる』、良いことばかり続くのは、ありえへんってことわざやね」 ニコッ

ことり「きゃあああああああああああああああ!!!!!」

凛「あががっ..うぐっ..!」ビクビク

希「ほーんまだ生きがええな、このまま乳ドリル回してええ?」

真姫「やめなさい!やめっ..あぁ、凛..」ポロポロ

凛「..って..ぇ...」

花陽「凛ちゃん?」

凛「...打って...ぇ..いいから、打ってぇ..」

希「!?」

真姫「...そ、そんなことできるわけ..!!」

花陽「真姫ちゃん、行くよ..」スチャッ

真姫「はなよ!?!?」

希「な、なんや打つんかい?!ええんか、お前たちの仲間がおじゃんになるんやで?!」

凛「...み、んな...」

グッ

希「(発砲のゴーサイン!?)」

真姫「うわああああああ!!!!」

____ダダダダダダダダダッ!

花陽「うおあああああ!!!」

_____ドドドドドドドド!!!!


ことり「神様...あぁ、どうか、ことりを助けて..」ガクガク

「........」

ドスンッ

真姫 花陽「やったか!?!?」

凛だったもの「...」

希「気持ちの良いマッサージ、おおきに♪」コキッポキッ

真姫「ああぁ、そんな...」ビチャビチャ

希「ん、あぁ~!?いーけないんだ!真姫ちゃん学校でおもらししとってぇ..」

花陽「嘘だ..前回は狙撃で動きは封じたはず..」

希「ああ、それは監獄の中で猛鍛錬しとったさかい、このぐらいはもうなんてことないんよ」ニコッ

希「もちろん、いつか大好きな人を守るためにと思ってのことやけどな」ウィンク♡

ことり「ひぁっ..!」ドキッ

希「さてさて、それじゃ反撃といこうか、な?」
シュンッ

真姫「!?」

ガシャァーンッ!_____

真姫は学院の二階にある渡り廊下の窓から投げ出され、校庭の中央まで吹っ飛ばされた。

そのまま地面に激突したのち、残像が残るほどの高速回転がおこなわれ、超摩擦により焼失していったた。

希「ねずみ花火みたいに、グリングリンと回って消えていったな~、あっぱれや!」パチパチ

花陽「ままま真姫ちゃちゃちゃ」ガクガク

希「今までありがとうな、ほな、さいなら♪」グボォッ

花陽「ぜぎは"ん"!?」ゲボォッ

___ドカンッ!

____バコンッ!!

ことり「花陽ちゃああああああああああん!!」

希から脳天に拳をお見舞いされた花陽は、2階から1階にある家庭科室へ、床を突き抜けて落ちて行った。

次いで、教室にあった炊き終わりの炊飯器の中に頭をめり込ませ、艶やかな白い米が花陽の真っ赤な血で染まっていく。

白米はたちまち、希の勝利を祝福する赤飯と化してしまった。

希「おっほ^^見事な赤飯や!うちと南さんへのプレゼントかいな、恥ずいわ~//」

希「なぁ、南さん...?あれ?南さーん?」

希「...なんやいつの間に逃げたんかいな、しゃーなし、お姫様のワガママに付き合うのも恋人の宿命やしな♪」スッ
ギュンッ!

理事長室まで?m

~3階 理事長室前~

ことり「あばばばばっくぁwせdrf」ハァハァ

ことり「(に、人間じゃない!何者なの、あの副会長は!?ももうとにかくお母さんに頼るしか!)」ダッダッダッ

ガチャッ

ことり「おおお母さん大変!!学校に化け物が...?!」

海未「おや、ことり、どうしました?」

ことり「(な、なんで海未ちゃんがここに?)」

「それはうちが園田さんに、理事長をツブす依頼を出したからなんよ♪」

ことり「なっ...!?ど、どういうこと!?」

海未「言葉の通りです、私がことりのお母様を、少し黙らせるためにやむなく..」ドサリ...

理事長「ことり、 逃げなさい...」ボロッ

ことり「お母さんっ!ひどい、ひどいよこんな!海未ちゃんは私の味方じゃないの?!」

海未「味方ですよ、ことりのことは大好きです」ニコッ

ことり「...っ..もしかして、海未ちゃんも、なの?」

海未「はい、そこにいる副会長と同じく、好きなものを害めてしまう特質を持っております」

ことり「そ、そんな...」ブルブル

希「この学院にうちと同じような子がいると、生徒会のなんでも相談箱の手紙で知ってなぁ」

希「嬉しかったわぁ、うち以外にも同じ子がいる、孤独から解放された気分やった」

海未「まさか希も私と同じく、異常愛を持っているとは思いませんでしたが」

海未「ことりを合法的に腹パンできるとなれば、手段を選んでいる場合ではありませんからね」

ことり「く、狂ってる..最低だよ..海未ちゃん、それに副会長も..」キッ

希「おっ、ええ目つきやね!めっちゃワクワクするわぁ//」ジリジリ...

海未「ええ、胸の奥が熱くなるこの感じ、いよいよぶちまけることができるのですね」フゥ~...

ことり「あ...(もう、おしまいかな)」ガクッ

___せきはん にこちん『そんな顔は似合わないよ』

ことり「(さようなら、みんな...ばいばい..)」グッ

安価 >15

____聞こえるか、南ことり
ことり「(...え?この、声は..)」

ことり「!」
海未「」
希「」
ことり「海未ちゃんと副会長が、止まってる..?」

____ワシの声が聞こえるか、南ことり

ことり「あ、あなたは誰、どこにいるの..?それに、これは一体..」

____ワシは界王、人間界から遠く離れた場所から交信しておる。すまんが細かい説明をしている余裕はない..時を止めるのも3分が限界でな

ことり「あの、私を、助けてくれたの?」

____勘違いしてはならん、むしろおぬしにワシらを助けてもらいたいところなのだ

ことり「ど、どういうこと..?」

____おぬしの目の前にいる希というやつがおるじゃろ?そやつの害めた者たちがあの世で増え続け、ついに人口爆発をもたらしてしまったのじゃ

ことり「(そ、そんな...あの副会長、何人の人をヤッてきたの..?)」ガクガク

____これ以上は、魂を受けつけるにも限界があってのう、そこでじゃ南ことり
ことり「はい...?」

____おぬしに...希を倒してほしい

ことり「!?」

ことり「(私が、副会長を、倒す...?)」ブルッ

ことり「無理ですよ!多くの人たちが立ち向かっても、歯が立たないのに...できません..!」ガクブル

_____諦めるのはまだ早い、それに一つだけ手があるのじゃ..希を倒す必殺技を、おぬしに授ける

ことり「必殺、技?」

_____未完成で未試験、しかし、もう時間はない..これしか方法はないのじゃ...頼んだぞ、南ことり

ことり「な、なになに?!なんなの?...か、体が赤く光って...」..パァァア

_____いいか、くれぐれも『3倍以上』は使ってはならん、絶対じゃ、絶対使ってはならんぞ..

ことり「そんな!私はどうなっちゃうの?!ねぇ!答えてよ!3倍って!?」

______答えを求めてはならん、知るのではなく、感じるのじゃ..健闘を祈

ことり「!!!」
海未「それでは、いきますよことり」ニコッ
希「はぁはぁ...♡南さん、堪忍な、もう我慢できへん♡..グオラァァッ!!!!」ボゴォッ!

_________\ガシャァァァアンッッ!!!!

シュウウゥゥウゥゥ_______......

海未「......のぞ、み?」
希「が..ぁ..?」ボロ..

「ふ、ふふ..な、にこれ..」メラメラ

ことり「みなぎってくる..胸の奥から、ことりを強く、励ましてくれる..」キュインキュイン..

ことりのみぞおちに拳を込めたはずの希は、いつの間にか理事長室の壁を突き抜け、反対側の一番奥にある2年生の教室にまで到達していた。

希「..ぇ..う、ち..ど..ここに?」ガラ..
「キャアア!副会長よー!「逃げてー!」

海未「い、一体何が起きたというのですか..?」ガクガク

ことり「...お母さんを、よくもやってくれたね、海未ちゃん..?」シュインシュイン

海未「ひげぇっ!?こ、ことり?!その姿は一
海未「...ぁぱ"っ?!???」ヌコォオッ!!!

ことり「これは、お母さんの分だよ、海未ちゃん..」メラメラ

____ビチャアアアァァアンッッ!!!!

海未がことりの姿を垣間見て名前を呼ぶ時には、既に学院の上空に点在していた。

何が起こったのか分からなくなった海未は、辺りを見渡そうとするも、急な上昇速度に耐えられず首を回すことも叶わない。

体のあちこちがねじ曲がっていき、ついに海未は破裂した。

ことり「すごい..これが、界王がくれた技..力がみなぎって止まらないよ..」メラメラ

「く、くきき..きき、くく..」ガラガラ..
ことり「む!!」ザッ..

希「今のは、ちょっと痛かったでぇ..?南さん」ユラァ..

ことり「...これからもっと痛い目に会うかもしれませんよ..みんなの仇、打たせてもらいます!」キッ

希「は、はぐふふふ...反抗的な表情♡イイやん、全身が鳥肌ものやで..こんな楽しいの、ひっさしぶりやぁ..」ギュンッッ!!

希「その調子に乗った顔をボコボコにするにはうってつけのオードブルやでえぇえおおきにいいぃぃ!!!」ゴオオォォォ
______スパアァアンッ!

ことり「...」ギリギリ

希「なっ!受け止

_____バキィ!
希「ブルゥ"ベリ"ィッッ!!!?」

バコオオオォォォオオン!!!!____..

2年生の教室から理事長室に真っ直ぐ目掛け、体当たりをしてきた希の拳を受け止めたことりは、容赦なく己の拳で希を突き返した。

殴られた希は再び2年生の教室に向かって壁を突き抜け飛んでいき、遂に校舎の全ての壁を貫通して外に落ちていった。

ことり「はぁはぁ..やったよ、みんな...倒したよ、これで、終わりだよね..」ゼェゼェ..

安価 >20

「こっとりちゃぁ~ん!!」タッタッタ

ことり「この声は..穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「すごい戦いだったね~、ことりちゃんすっごくかっこ良かったよ!」ダキッ

ことり「うわわ、と。急に抱きついたら危ないよ穂乃果ちゃぁん...///(い、いい匂いがする..これが勝利へのご褒美なのかな)」スンスン

穂乃果「ほのか、普段のことりちゃんも好きだけど、ヒーローしてることりちゃんはもっと好きだよ♡えへへ、なんだか見方が変わっちゃうなぁ//」スリスリ

ことり「そそんな..大げさだよっ..!(これがヒーロー効果..とさかが◯起してきちゃった、恥ずかしい//)」ムクッ..

穂乃果「ん..?あれ?ことりちゃん、とさかが..大きくなって、ビンビンしてきてるよぉ?//」ウットリ..

ことり「ぁっ、違っ..これはね、穂乃果ちゃ..

穂乃果「ふーん、そっか..ほのかに興味持ってくれてるのかな..ことりちゃん?//」チラ

ことり「(はぅっ!?...そんな目で見ちゃヤンヤンだよ穂乃果ちゃん!//)」ビンビンッ

穂乃果「...い、いいよ?ことりちゃんなら//」ボーッ

ことり「え、ほ、穂乃果ちゃん?何言って////」

穂乃果「だから、ことりちゃんのそのとさかで..穂乃果のこと、メチャクチャにして、良いよ...?♡///」ウルッ

ことり「(ど、どどどどういうこと!?穂乃果ちゃん!自分で何言ってるのか分かってるのぉ!?//)」バキバキッ

穂乃果「は、早くぅ..ことりちゃんの、その乱暴なヒーローとさかで、ほのかにたくさんの興味を示して...?♡///」モジモジ

ことり「い、良いんだね、穂乃果ちゃん..途中で止めることなんてできないよ?//(ホノカチャホノカチャホノカチャ)」ガシッ

穂乃果「うん...ほのか、ことりちゃんのこと、前から好きだったから..//優しく、してね..?♡」ギューッ


希「ほーん、なんだか楽しそうやなぁ~、うちも混ぜてくれへん?」ニッコリ♪


ことり「!!?」ビクッ!!!

穂乃果「?ことりちゃん、どうしt

穂 乃 果「"\*{$」」」」

ことり「ほのかちゃああああああああああああああああああああん!!!!!」

______ズドオオォォォオオオオオオッ!!!

希「ウゥ~ン、けったいな花火やなぁ...素敵やん♪」フンスッ

穂乃果とことりのまぐわいが始まる手前、倒したはずの希が再びことりの目の前に現れた。

穂乃果越しに希の姿を捉えたことりは、穂乃果を避難させようとするも、時すでに遅し。

希はことりの知覚を超えた超高速移動で、穂乃果の股下を脚で蹴り上げたかと思えば、すかさず乳から対恋敵用ドスミルクキャノンを発射し、学院の上空でなすすべもない穂乃果を粉々に粉砕する。

結果として彼女らは、二度もわたって鮮やかな赤の花火を、音ノ木坂学院の上空に演出することとなった。

ことり「あ、ぁあぁ...穂、ほのかちゃあああああああああああああ...ぁぁあ..」ガクッ

希「他人の不幸は蜜の味、好きな人の不幸はもっと格別なものなんやね♡♡スピリチュアルにキマッてまぅわ///」ゾクゾクッ

ことり「こ、ことりの大切な人が、あぁあぁ...いやぁああああ!!」シグシグ

希「ウンウン、無くなって初めて分かる大切な人の存在!うちも分かるで、南さん♪」ギュッ..

ことり「ぁ..」

希「悲しまんでもええ、うちが側にいたるから安心せえや^^ほな、まずは腹パンさせて、な?^^」ギュウゥゥッ

ことり「ぁ..んっ...(ふ、振り解けない..今度こそ、おしまいなのかな)」メキメキ

安価 >24

希「さぁ~て、まずはやっぱり腸のあたりから決め込もうか、それともうちの大事な南さんの赤ちゃんのお部屋に重いを伝えるか..うひひ、迷うわぁ♪」ルンルン

希「せや!!!!!!!先ずはその可愛らしい顔面を惑星の粗面のようにボッコボコにしたろ、いくで南さ~ん♡♡」グオォォオ!

ことり「(っ...穂乃果ちゃん、みんな..もうすぐそっちに行くからね..)」キュッ

___________「こと...ゃ..ファイ..だ..」ボソ

希「ウラアアアアアアアアアアアア!!!」ゴオオオォォオ!

?「...複素空間的反作動開始、許可を」

?「...笑顔を、届けなさい」

パキイイィィイィイインッ___!!!!!!

ことり「え?....ど、どうして..?」

希「ば、ばか...な!!?」グググ

?「間に合ったようだね、ことりちゃん」

ことり「ほ、穂乃果、ちゃん..?!」

穂乃果「ほのか達の愛は、永遠に不滅...だよ?♡」ウィンク☆

希「うぎゃぁあぁあああ!!て、手があっぁあ!!」パキパキィイ!!

ことりに殴りかかろうとした寸前で穂乃果に受け止められた希の拳が、まるで、元々無かったかのように消失していく。

ことり「穂乃果ちゃん、生きてたんだ...(良かった、本当に良かった...)」ストンッ..

不意打ちをくらい学院の上空で死滅したはずの穂乃果であったが、それは穂乃果が生み出した偽りの実体。

スーパーアイドル人が持つ9つの特殊能力のうち、『実存操作』を行うことができる穂乃果は、存在しない自分自身を身代わりにすることにより、見事に攻撃を回避したのであった。

穂乃果「危なかったよ、お股を蹴られる瞬間にとっさに作成するの..まだ慣れてないのにさ」フゥ

希「う、うちのぉ、うちの拳がぁぁああ..」シュウウゥ..

実存操作における複素空間、それは実体と虚体を交えた抽象的概念から構成された未知の領域。

穂乃果は複素空間的反作動により、当たり前に実在し得る『希の拳』という存在を反する虚に変換してしまったのだ。

ことり「穂乃果ちゃん、これは一体どういう..」

穂乃果「...隠しててごめんね、ことりちゃん...ほのかはね、スーパーアイドル人なんだ」

ことり「スーパー、アイドル人?」

希「う、うそや...スーパー、アイドル人とは伝説の存在..たわごとをよくも..」ブシュゥゥ..

?「ふん、あわれだね希ちゃん..さっきまで殴りかかった威勢はどうしたにこ?」

希「!?」バッ

ことり「あ、あなたは、げた箱の...//」ドキッ

穂乃果「ありがとうにこちゃん、ただ、能力許可の手間は相変わらずだね、なんとかならない?」

にこ「ダメにこ!能力発動者には、慎重なマネジメントが必要なの!この星を無くすことだってできちゃうんだから」プンプン

希「にこちん..生きてたんか..ワレ」

にこ「人を有害物質みたいに言うな..って昇降口でも言ったにこ!」ガーッ

穂乃果「ことりちゃん、どこも怪我していないかな?」サスサス

ことり「う、うん..平気、ありがとう穂乃果ちゃん」

希「ゆ、許さへんで..うちにこんな屈辱を味あわせおって、覚悟はできとるんやろな」メラメラ

ことり「ひっ...」

穂乃果「ことりちゃんは下がってて、危ないから..」スッ!

にこ「手が無くなって、相当体にも影響が出ているでしょうに..元気なやつね」ザッ!

希「右手は消えても、左手はあるんやで、にこちん?それに、その2年坊主がスーパーアイドル人なんて嘘をほざいたこと、是正せなあかんしな..」ユラァ..

希「うちは副会長や、生徒の失態は見過ごせへん」ニコッ

穂乃果 にこ「来る!!!!」グッ

スパパパパパパパパパッッ___!!!!!!

穂乃果「ッほ!!!!の!!」ズドン
にこ「ッに!!!!こ!!!!」バドンッ
希「のらのらおらおらのんちゃんグラァアアアア!」メゴオオォォオオ

崩壊寸前の理事長室で希の拳を一つ一つ受け止め、身を守り続ける穂乃果とにこを他所に、ことりは理事長のデスクで身を潜めていた。

________ドパパパパパアアアアァァァアッ

けたたましい音が鳴り響き、どのような様子かとことりが覗いてみると、もはや常人には見えないほどの戦闘が行われていた。

ここでの戦闘が不味いと考えた穂乃果とにこは徐々に空に浮いていき、希もそれに合わせ浮上していく。

音ノ木坂学院の上空では、激しい攻防戦が繰り広げられているのを、誰も目で確認することはできない。
周辺住民からは、学院から変な爆音が鳴り響いてると不思議そうに捉えられていた。

にこ「まずいにこ、まさか脚と拳を両方使って攻撃を繰り出してくるなんて..」ッババッ

穂乃果「上半身が主攻撃かと思えば、全身が兵器のような存在みたい」ズバババッ!!

希「手が一つなくなったからといって問題なしや!その分他に力を回せるからなぁ!!」ゴオオオォォオ

穂乃果「(にこちゃん、そろそろほのかの力も限界だよ...使っていいよね、アレを」
にこ「(いけないにこ、あれは宇宙一危険な超大技、使ったらほのかも無事じゃすまない..」

穂乃果「(それでも、ほのかは守りたい人がいるんだよ、この化け物から..」
にこ「(穂乃果...」

希「スーパーアイドル人がなんやてぇ?変な能力使っても、うちの鍛えられた全身は止められないことが分かったやろぉ!?」ズドドドォォオオ

希「脅しもたいがいにせやあああ!!じゃりんこどもおぉぉおぉ!」ゴオオオォォオ

にこ「ぐはっ!!?」バキィ

穂乃果「にこちゃん!?」

希「ほぉ~♪やっと一発決め込んだわ、でも足りんなぁ..」シュウウゥゥ

穂乃果「(駄目だ..さっきの能力発動で、体力がもう..)」ハァハァ

穂乃果「(やるしか、ない..これ以上、攻撃を続けられたらもたずに負ける)」スッ

にこ「..?!その構えは..穂乃果!やめるにこぉ!」

穂乃果「ごめん、にこちゃん..でも、もう終わらせたいんだ..」スッ

希「終わらせるぅ?心配いらへんってぇ、すぐにあの世に送ってやるからなぁ!!ふんごぉお」ズズッ!

希は両腕を天に向けて光の粒子を集めだし、大きなエネルギー玉を作り出していく。

穂乃果「これは...!!」

希「世界中、いや..全宇宙の異常愛を持つ者の想いが集合した、ヘンタイクリーピー砲や!!これで、そろそろ決着つけさせてもらいますぅ♪」ギュインギュインギュイン!!

穂乃果「(くっ、下にいることりちゃんにも構わずにヘンタイエネルギーを全てぶつけるつもりなんだだね、それなら...」グッ

にこ「穂乃果ァ!!早まるんじゃないにこ!」

穂乃果「にこちゃん、ことりちゃんによろしくね♪...愛してるって、伝えて欲しいな」ニコッ
にこ「やめなさい、あなたの存在が無くなるかもしれないのよぉお!?」

穂乃果「...イマジナリーカンパニオン(虚への道連れ)」パァァァ

希「(あ、あれは....まさか!!」ギュインギュイン

穂乃果「スーパーアイドル人モード...発動!!」ギュンッ!!!
にこ「やめるにこおおおほのかああああ!!」

希「スーパーアイドル人モードやて...っ!?」ギシッ
穂乃果「悪者も全部、ほのかが受け止めてあげる..」ギュッ

希「は、離せ!!なにするつもりやこのだらずぅ!!」ジタバタ
穂乃果「さようなら、副会長..さようなら、高坂穂乃果」ゴオオオォォオ!!!!!

穂乃果「」ニコッ

弱ったにこを端に置き去りにして、スーパーアイドル人モードになった穂乃果は、最大の禁じ手、イマジナリーカンパニオン(虚への道連れ)を希に仕掛ける。

一方、希は両腕を天に捧げたまま穂乃果に抱き締められ、身動きがとれずにいた。

副会長と自分の存在に別れを告げた穂乃果の周りには、肉眼では直視できない黒いオーラが出来上がり、やがて彼女らを包み込んでいった。

穂乃果の最後の微笑みを最後に二人の存在が無くなり、上空でやるせないにこと、下で穂乃果の帰りを待つことりを取り残し、戦いはついに幕を閉じた...。
安価>31

_____チュンチュン..

ことり「ん..朝..?」パチ

にこ「あ、ことりちゃんおはようにこ!」

ことり「せ、先輩..おはようございます//」

にこ「朝ごはんできたから、一緒に食べるにこ♪」

ことり「ありがとうございます//」

音ノ木坂学院で起きた第一次愛意怒流戦争は幕を閉じ、ことりとにこは交際を始めた。

初めは学院と地球の危機を救った穂乃果に対して、ことりは後ろめたい気持ちを持っていたが、次第に自分を大切にしてくれるにこに惹かれ、新しい一歩を踏み出したのであった。

ことり「んんっ!にこ先輩の料理はやっぱり美味しいですね♪」

にこ「ふふ、褒めても笑顔しか出ないにこ♪」ニコッ

ことり「でも、あの騒ぎがあって、今こうして先輩と幸せに過ごせる..まるで夢のようです///」

にこ「あはは、ひどいなぁことりちゃん!これは夢じゃなくて現実やで?」ニッコリ

ことり「ああ!ごめんなさい..あんまり幸せすぎて、本当かどうか疑っちゃって...」

にこ「かまへんかまへん、そういうことは生きてるうちにようあるから、うちにも覚えがあるで南さん」ニッッッコリ

ことり「はい///あの、先輩は食べないんですか?」

にこ「うん?にこはもうメインディッシュはいただいたにこ♪あとは、デザートを待つだけや♡」ニッッッッッコリ

ことり「先輩って意外と食いしん坊だったんですね、いつの間に食べたなんて」フフフ

にこ「せや、うちは食べたいと思ったらすぐ食べる!やから、デザートももう待てへんかもな」ガタ..

ことり「んグッ..もぐもぐ..しぇんぱい?どうしたんですか、急に立ち上がって」シャクシャク

にこ「いやなに、にこはデザートをとりにいこうとしただけにこやで?」

ことり「あの、なんでことりの目の前に..?//(チューされそう、顔が近いよ..//)」

?「せやから、デザートを頂くためやって、もう我慢できへんからな♪いくで、南さん」グッ

ことり「え、南さん...?っっッッッッ??!

ラスト安価 >35
1.腹パン絶望エンドルート
2.腹パン快感エンドルート

ドゴオオオォォォオオンッ_____!!

ことり「かはっ....?!..ぁ..っ..??」ゲボォ..

に?み「うーん♡さいっこうやぁ!!んじゃもう一度、いくにこやで??」スゥッ

___ボグウウウゥゥゥウウゥゥゥウウッ!!

ことり「グエェッ!!?..オォッ?..ぅあっ..」ビチャビチャ..

に?ぞみ「くぅ~♡♡これやこれやぁあぁあ!うちが求めてたのは、この感じにこやぁ♪」ゾクゾクッ

ことり「(な、なに..が起きたの...?にこ、先輩..?)」バタッ

____オエェエェッ!.. ピチャピチャッ

メ?ぞみ布「はは、ははは?!!南さんのゲロ、南さんの鼻水、南さんのヨダレ..全部うちのもんやでぇ♡♡」ジュルジュル..ジュルルッ

ことり「(あぁ、ああ嘘、だ..嘘だ嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だうそだうそだうそだうそだああああああああああ))))」」」」」」ガタガタガタガタッ




希「おはよう、南さん♪うち待ちくたびれてん、一緒に遊ぼうや♪な♡」ニタアァァ...

穂乃果に助けてもらい、にことの幸せな日々を過ごしているはずの光景は全てことりの幻影に過ぎず、突如胸を抉るような現実を突きつけられたことりは混乱のサナカにいた。

先ほどまで見ていたのは全て自分の夢。

理想の楽園を夢見ることで辛い状態から逃れたい強い気持ちが、ことりに一時の幸福の幻をもたらしていたが、そのユートピアはもうどこにも存在しない。

ことりが今見る現のシーンは、腹を殴られて吐き出した自身のゲロと血の跡、その汚れた体液を貴重な食物を頂くように、美味しそうに舐め取る希の姿がそこにあった。

__ハフッハフ!..ズルっ..ズジュルルっ..グチュッ

___ニィィ..

希はことりの汚物を舐めとる途中、たいへん満足げに赤茶のソレを口周りにまとわりつかせながら、ことりの方を向いてニッコリと微笑み、再び無我夢中でことりの負け汁をすすり続けていった。

ことり「はっ..はぁぁ..はぁああぁっ..!!?っ..うぷ」バッ

____オエエエェェェエエエ!! __ビチャビチャ!!

あまりにもショッキングで気色の悪い光景に、思わず体が嘔吐反応を示してしまう。
ことりはようやく、自分が現実で希に腹パンされている真っ只中だということを認識した。

希「ヤンヤン遅れそ~うですぅ~♪」ゲップ

ことり「ひ、ぃいいやぁああっ?!..ゲホッゲホ..」ガクガク

希「大変えきまでぇだぁしゅぅ?♪」スッ

____バキィイイィッ!!

ことり「ぶぇえっ!!!..」グシュ!

安価 >くぁwせfrgtg

ことり「(助けて、だえかたすけ

希「はじめてぇのでぇとぉ♡ごめんでさんじょぉ♪」スッ

「初めてのデートで遅れて、ごめんで済んだら警察はいらんやろぉ?!あぁん!!!?南はん??!?」ゴオオォォオ

___ドゴオオオォォォオオオオォォオオンッ!!!

ことり「グォオオエエエエアアアアアッ!!?!!?!」ボグゥッ

念願の愛する者に腹パンをすることができた希はひどく機嫌が良かった。
気持ち良さそうに大好きな歌を歌い、大好きな人を痛ぶる希の幸せホルモンは最上級に達していた。

一方ことりはというと、今まで救ってもらった何者かに助けを求めてはいるが

安価 >pぉきじゅふg

これまでのようには思い通りにならず、それすらも夢だったのかと、希に何度も殴られていく過程で、やがて気づいていく。

希「う~ん、完全にハイな気分♡好きな人をここまで痛ぶれるなんて、うちは世界一の幸せ者や♡♡」ペロリ
ことり「...っ...ぇ.」ピクピク

ことりの精神状態は限界に限りなく近かった。
希からの溜まりに溜まった腹パンを無防備な柔らかい腹で受け入れ、胃の中にあるものが全て放出してもなお殴り続ける行為に、心底まいっていた。

希「ごめんなぁ南さん、うちも本当はこんなことしたくないねん、でも仕方ないやろ?愛は自由、愛し方も自由や、神様はうちにそれを教えてくださった!これってとてもスピリチュアルやよね?」ニッコリ

ことり「た..ぅけ..てぇ..」グシグシ

希「のっほぉ!^^そそる表情やめぇや~^^せっかく治ったと思ったら、またヤりたくなってまうやん...せや!!!!」

希「南さんの股下から脳みそに向かって最大出力の貫通腹パンをお見舞いしたろっ!!!」キラキラ☆

ことり「ぃ..ゃ..ぁぁ..」ビクンッピクッ

希「心配せんでも平気や、力を抜いて、うちに全てを委ねるつもりで、な?♡♡」ググッ

希「それじゃ行くで、南さん...いや、ことりちゃん?♪」ニカァ...

ことり「ぁ..ああぁ..っ..ぇぁ..

いやあああああああああああああああああああああああああああっっっっっ」」」」」

_____バツンッ!!!!!...ボトボト、ボト....


絶望エンドルート 完

終幕

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom