男教師「もう死にたい…」 生徒「何いってるんですか?」 (15)

男「だって、毎日毎日君たちに授業をし続けるんでしょ?もう鬱でしかない。」

生徒「30にもなって何を言ってるんですか?」

男「教員になりたての頃はわくわくしてたんだけど、だんだんありふれたような感じがしてね。一応、代わり映えがあるような授業はしてるけどね…」

生徒「そんなに教員ってつまらないんですか?」

男「少なくとも僕にとってはね。なんか、他に楽しいことがあればいいけど…」

生徒「(男先生は授業は面白いんだけど、授業前のこの鬱トークがな…)」


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男「生徒にこんな話をするなんて、教師失格だよね。じゃあ、授業を始めようか。号令!」

生徒「起立、気を付け、礼!お願いします!」

男「じゃあ、授業を始めるけど、まずはこれを見てほしい。」スッ

生徒「押し花ですか?」

男「そう。この花は何かわかるかな、生徒君?」

生徒「バラですか?」

男「正解だ。もし、将来好きな人ができたら、バラを渡す人がいるかもしれない。なぜなら、バラの花言葉は『愛』だからね。」

生徒「先生は誰かに渡したことあるんですか!?」

先生「残念だけど僕はないよ。どうせ、渡したところで振られるしね。」

生徒たち「ハハハ」

男「また、鬱になっちゃう前に話すけど、ここにいろんな花の押し花を持ってきた。これだけのためにすごいお金がかかったけどね。」

生徒「え、わざわざこのために押し花を作ったんですか!?」

男「まあね。毎年毎年違う授業がしたいからね。話を戻すけどこれらの花の花言葉にはギリジャ神話が隠れているんだ。さっきのバラやこのアネモネとかは有名なヴィーナスが関わってる訳なんだが、このギリシャの神様たちの話から今日は始めよう!」

生徒「(わざわざギリシャの歴史の話をするのにここまでやるかなって思うけど、これと自虐トークのおかげで男先生は人気なんだよな…)」

男「…じゃあ、今日の授業はここまで!」

生徒たち「ありがとうございました!」

生徒「(さて男先生の世界史が終わったけど、今日はもう一時間現代文があるんだよな…)」

生徒「(それも今アノ噂で有名な…)」

ガラガラ

女「こんにちは!もう教室入っていいね!」

生徒「(新任二年目にして我がクラスの担任、女先生!)」

生徒「(…とりあえず、今日の授業は終わったけど、相変わらず女先生は元気があるなー。六時間目なんてもうみんな眠いのに…)」

女「じゃあ、ホームルームはなしでみんな帰っていいよ!私も戻ろう…っとあれ、これしおりかな?」

生徒2「あ、それ多分男先生の忘れ物だと思いますよ!」

女「え、これ男先生の!じゃ、じやあ、私が男先生のところに持ってくから!」

生徒2「そんなに男先生と話したいんですか!?」

女「べ、別にそんなんじゃないから!じゃ、さよなら!」

生徒たち「(わかりやすい…)」

生徒「やっぱり女先生って男先生のこと好きなのかな?」

生徒2「そらそうでしょ!去年は男先生とこの副担任だったんだし。」

生徒「だよね…(そう、噂とは男先生のことが好きだ、という噂だ。)」

>>1です!
誰も見てないけどこれが序章です。
生徒の場面がほとんどでしたけど、これからは生徒はほぼ登場しません!(状況説明のためだけに出しただけです。ま、多少はね?)
自己満更新でのんびりやっていきます!

女「失礼します、男先生いますか?」コンコン

男「あ、女先生!久しぶりですね!」

女「男先生!確かにそうですね!」

男「一年前は僕が色々教える立場だったのにたった一年で追い抜かれるとは…」シミジミ

女「何を言ってるんですか!私もその、いろいろ感謝してますし////」

男「そういえば、何かご用ですか?」

女「あ、教室にこれを忘れてたみたいなので渡しにきました!」スッ

男「あ、しおりね!わざわざありがとうね。女先生が直接持ってこなくてもよかったのに。」

女「確かにそうですね…(あなたと少しでも話したかった、とか言えるわけないじゃない!)」

男「にしても、アネモネの花といえばいろいろ懐かしいですね…あの頃は良かったな…」

女「なんか、その花に思い出でもあるんですか?」

男「まあ、今となっては苦い思い出ですけどね…あいつは今ごろ幸せなんでしょうね…」

女「(あいつ…?)もしよろしければ詳しく聞きたいんですけど、いいですか?」

男「あんまりこの話をしたくないんですよね。思い出す度に生きるのが辛くなるんでね。」

女「そうですか、すいません。(一体何があったんだろう?)」

男「こちらこそすいません。しおり、わざわざありがとうございますね。」

女「(あんまり、話せなかったけど、なんかいつもより辛そうだったし仕方ないよね。)」

女「(にしても、昔に何があったか気になるけど、もしかしてあいつって元カノのことだったり。)」

女「(ということは今は奥さんや彼女いないかな?だったらチャンスだよね!)」

女「(だって、今まで優しくしてくれたあの人のか、彼女になれるんだもんね////)」

女「(にしても、男先生って彼女がいたのかな?でも、ここ最近鬱っぽい感じが強くなってるような…?)」

女「(昔は謙遜も多かったけど、今は自虐がほとんどだし、もしかしたらつい最近彼女と別れたのかな?)」

女「だったら、私がかわりに、彼女になれたりしないかな////」ボソッ

A先生「女先生、さっきからどうしました?」

女「あ、何でもないですから!」

>>1です。
idとか、変わってますが、気にしないでください。(とりあえず、トリップいれます。)
>>1はss初めてなので、文章が稚拙ですがのびのび頑張りたいと思います。あと、これが終わっても、他にたくさんssを書いて練習すると思うのでよければ応援お願いします!!

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