【安価】勇者「ハッピーエンドなんてこない」 (53)

???



「でえいっ!」ブンッ


_???_の攻撃!勇者に894のダメージ!


勇者「ぐっ」ザシュッ


「はあっ!」ドゴオッ

_???_の攻撃!勇者に446のダメージ!勇者は倒れた。


勇者「がはっ……」ガクン



「…ふっ。人間の身でよく頑張ったな。伝説の勇者よ」

勇者「…僕が死んでも人類の中から、世界を平和に導いてくれる人がでるよ」

勇者「その世界が見れないのは残念だけどね」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460805508

「ふふ。希望は捨てていないのか…」

「そういうのならお前の首を切断して終わりにしてやろう」スッ


勇者(……幼馴染、みんな。こんなところで終わる僕でごめん__)

「はあっ!」ブンッ


_???_は大剣を勇者に向けて振り下ろした!


ザシュッ


勇者に9999のダメージ!


勇者の生首「」


勇者は絶命した……




勇者『……』

勇者『……うぅん』


僕は目を覚ました
体が空に浮くような感覚、下を見てみると頭を切断された体が真下にあった

その姿は、首より上が無いせいか酷く滑稽に見える


勇者『…僕は死んだのか』

勇者『世界を平和にはできなかったけど、これからどうなるのかな』

勇者『魔物を何頭も殺したんだ。いまさら天国に行けるとは思えないけど』

勇者『……』


ぼおっとしながら、空に昇っていく感覚に身を任せているとき
頭の中に、声が響いた

「勇者。貴方はまだここで死んではいけません」

勇者(……なんだろう、この透き通ったような声)

「貴方には世界を平和にする使命があります」

勇者(誰か知らないけど、僕はもう疲れたんだ。誰か別の人類に任せさせてよ)

「……無理なんです。とにかく、あなたじゃないと世界は平和にできないのです」


頭の中に響く声
その声の言う言葉は、まるで僕が世界を救えるような物言いだった
世界を救えずに一度死んだ自分が、世界を救えるわけがない


勇者『無理だよ。僕はもう……』

「大丈夫です、あなたは必ず世界を救ってくれます」

「ですから、目を覚まして下さい」


勇者『…?』

その声が聞こえたのと同時に、意識が薄れていく


「頑張ってください、勇者」


勇者『…・・____」

目の前が光に包まれるような感覚
そして__



……


目の前に日の光が指してくる
そして、目が覚めるとそこは


「あ、起きた?勇者」


勇者「…え?」


故郷の村だった


「まったく、寝坊なんてね。ほら、早く起きて起きて」

勇者「幼馴染…?お前、なんでこんなとこに…」

幼馴染「む、人がせっかく起こしにきたのに。はやく降りてきてね」


僕の幼馴染、幼馴染。
僕が旅に言ってる間に、故郷と共に死んだ筈じゃあ…

幼馴染「…なに?鳩が撃たれたような眼をして」

勇者「い、いや。なんでもないよ、幼馴染」


__そうか、これは旅立ちの日の出来事
そして、今体がある。首から上もちゃんとある

つまり、これは僕が生き返って、もう一度チャンスができたということ

幼馴染「…なに?その顔。にやけてて」

勇者「いや、変な夢をみていたんだよ」

幼馴染「ふーん……あ!それよりはやくいかなきゃ遅れちゃうよ!」

勇者「うん、急いで準備するよ」



女神様、ありがとうございます

今度こそ、この世界を。
この世界を救って見せるぞ!




それから >>11年の月日が経った!(体感時間)


コンマ×10の数

風の四天王「はぁぁぁぁっ!最上級風魔法!」グォォッッッ



勇者「……」


風の四天王の両腕から超巨大な大竜巻が生み出され
草木をなぎ倒し、地を抉り、全てを破壊しながら僕たちの方に向かってきた


勇者「ぐああああ!?」メキメキボキボキ


勇者に8767のダメージ!勇者に9972のダメージ!勇者に14977のダメージ!勇者に13425のダメージ!__
仲間aと仲間bと仲間cに壊滅的なダメージ!


勇者は粉微塵になって死んだ……_
仲間達は塵一つのこらず消滅した!


風の四天王「この私を奥義を使わせるほどにまでの実力。私は覚えておこう」


勇者(…ちくしょう。せっかく魔王前の四天王についたのに__)

死後の世界との狭間


勇者『女神様。さすがにそっちに行かせてください』

女神「だめですよ!さすがに結構負けたかなあとは思いましたけど、自暴自棄になっちゃだめです!」

勇者『すみません、私は120年もの月日をずっと死んで蘇っての繰り返しは無理です』

女神「い、いや。120年前は感謝しながら進んでたじゃないですか!」

勇者『………120年くらい経って、周りはどう頑張っても2年も経たないんですよ』

勇者『死んで最初に蘇ってですから豪遊して自殺は楽しいんですけど』

女神「うぅ…」

女神「お、終わったら行かせますから!」

勇者『………はぁ、もう悟り過ぎて頭がおかしくなりそう』

女神「ごめんなさい」

勇者(そういえば、8年くらいで初めて会ったけど、あの時はこんなに経つとはおもわなかったなあ)


女神(どうしましょう、魔王を討伐なんて無理っぽさそうだし、ここは__)


1私も一緒に行って倒しに行く
2がんばる
3あきらめる
4自由安価

>>17

4 魔王討伐したら何でも言う事聞くと約束する

女神「ま、魔王討伐したら何でも言うことを聞きますから!」

勇者(僕にとっては女神様の方が魔王何だけどなあ)

女神「あ!今失礼なことを考えましたね!」

勇者『いまさら何でも言うとかいわれても、信用できないよ』

女神「うぅ……こ、今度こそはがんばってください」

勇者『じゃあ、頑張って三途の川を通れるようにしますね』シュポィ


女神「………頑張って勇者をサポートしなくては。とりあえずヒントとか知り合いの神さまにでも頼んで…」ワタワタ

故郷 勇者の家

チュンチュン


勇者(……)


幼馴染「あ、起きた?勇者」

勇者「幼馴染か。うん、起きたよ」

幼馴染「村長が呼んでいたよ。早く起きて行こう!」

勇者「うん、すぐに用意するから待ってて」

幼馴染「じゃあ、先に言ってるからね。早く降りてきなさいよ!」

勇者「大丈夫。そこのタンスを漁ったらすぐ出るから」

幼馴染「?」タッタッタ

勇者「なんどもやってるけど、ここに薬草とお金を入れてあったはず」

勇者「はやくやって降りて行こう」


勇者はタンスを漁った!
薬草と300Gと>>23を手に入れた!


勇者「…ん?」

呪いの首飾り

勇者(…これは、首飾りか?)

勇者「なんだ、これは」


吸い込まれそうになる、青い宝石が一つついた
銀の首飾り。
おかしい、こんな首飾り今まで一度も。少なくともここを調べ始めてから一度も見たことがない__


勇者「……こんなものは一度も見たことがない」

勇者「一応持って置くか」シャラッ


幼馴染「ユウシャ、マダノノー?」


勇者「今行くよ!準備できたから!」

呪いの首飾り「」


勇者(確かこのあとは村長の家に行く時に魔物に襲撃されて)タッタ

勇者(戦うことになるんだよね)タッタ

勇者(できるかぎり早く終わらせたいし、ナイフを持って行こう)


勇者「ごめんね、時間がかかって」

幼馴染「早くいかないと、怒られるよ!」

勇者「うん…」

故郷 村の広場


幼馴染「うーん、今日はいい天気だね」

勇者「うん、そうだね」

村民A「お、勇者、幼馴染。どこにいくんだ?」

村民B「さっき野菜がとれたからかじっていかんか?」

勇者「ごめん、村長に呼び出されたんだ」

幼馴染「早くいかなきゃ怒られちゃうんだよ」

村民B「そうか…」


勇者(…たしか、もう少しだったよな)チャキ


ヒュュュウッ


村民A「…ん?なんだ?この音は__」

勇者「!?」

勇者(なに!?魔物が村民Aさんの上にッ!?)


勇者「危ないっ!村民Aさん!」

村民B「?」


瞬発判定コンマ
65より下で救出
95より上で刺殺せる
それ以外は救出不可

>>29

ズシャアッ


村民A「がっ……」ドスッ


勇者「ア…?」

幼馴染「え…?Aさん?」

村民B「あ…ま、魔物!_」


村民Aが空から降ってきた魔物に殺されたことで
広場中の人間があわて、逃げだしうろたえる
一人の死により、村が騒然とする


魔物「ん?何か踏んだか?」ヌチャアッ

魔物「なんだ、人間か」

魔物「聞け!人間ども!」

魔物「この村は俺が支配させてもらう!」


村民Aを踏みつぶし殺した魔物は
慌てめく村の中に高々と宣言した


幼馴染「なんで…そんな…」

勇者「……」

魔物「ん?なんだ、そこのガキども。殺されたいのか?」

勇者「腹が立つなぁ」

魔物「あん?」

勇者「はじめて誰かをお前に殺されたとはいえ、それを考慮せずにいままでいやだったんだ」

勇者「力も対してないくせに面倒くさく来るのかなあ。まぬけ面」

勇者「力もなくでかくて飛べるだけなのに」

魔物「なんだと!?このクソガキ!」

魔物「この俺に向かってそんな口を聞くなッ!」ブンッ


勇者(…こいつは、最初に爪を左からやって、次に右の腕を振ってくる)ヒョイ

魔物「なにぃ!俺の攻撃をかわした!?」

勇者(攻撃は全然変わらないんだな。だが、殺された恨みだ。酷ったらしく殺してやる)

勇者「まず、目からやってやろうかな」


勇者のナイフ攻撃
魔物に24のダメージ!


魔物「ぎゃああああっ!?」バタバタ


勇者は魔物の左目に向かって、おもいっきりナイフをつきたて
そのままえぐり出す
そしてその痛みで魔物がのたうちまわる


勇者「左目失明。これで13回目に懐柔しようとして暴言を吐かれた恨みを返すよ」

勇者「…あ、幼馴染。見てるかどうかは知らないけど耳と目をふさぎながら逃げなよ」

勇者「君には見せたくないし」

幼馴染「あ……あぁ」ヘタ


勇者「さてと、こっからは今までの分ね。まだ非力だからだいぶ死ねないよ」ニッコリ

魔物「ぐわあああぅ!」バタバタ

十数分後


魔物「あ…ぐはっ」

勇者(よくよく考えたら自殺以外で全部あってるからそうとう恨みがあったな)

勇者(もう、辛いなあ)

勇者「じゃあ、もう恨みをはらしたから終わりにするね」

魔物「あ…が……」


勇者「あ、そうだひとつ忘れていた」


ザシュッ

勇者「村民Aさんの分だよ」

勇者の攻撃
魔物に1のダメージ

魔物は絶命した



勇者「…はぁ、確かこのあと村長のとこに行って」

勇者「ゆうしゃになれと言われるのに、めちゃくちゃだよ」

勇者「目を抉られるとこを見られてるわけだしどーしよう」


>>37
1そのまま行く
2謝った後行く
3自由安価

勇者「アイツ、結構繊細だしそのまま行くのはね」

勇者「死んだら終わりだけど謝っておかなきゃ変だし」テクテク



勇者「…そこにいるんでしょ、幼馴染」

幼馴染「…ばれた?」


幼馴染は平静を装っているが
少し目が赤くなっていて、体も震えている
誰の目からみても怯えて、泣いたことは明らかだ


勇者「逃げればよかったのに。なんで残ってたの?」

幼馴染「だ…だって、勇者、辛そうだもん」

幼馴染「それに…ずるいじゃない」

勇者「………はは」

今までと全然違うじゃないか
村民Aさんが死ぬし、幼馴染はこうだし


勇者(…なんでだろう。全然いっつもと同じように進めてるのに)

幼馴染「あと、きっと勇者、隠し事をしている。昨日までと全然目が違ったもん」

勇者「はあ、忘れていたよ。君は幼馴染だったね」

幼馴染「じゃあ、やっぱり何か隠し事を…」


勇者「今は言えないよ。いったらだめなんだよ」

勇者「帰ってきたら言う。だからそれまで待っててね」

幼馴染「え…?」


勇者「大丈夫、絶対に生きるから。あとは村長に聞いてね」

幼馴染「どうしたの?勇者」

勇者「それじゃあね」

幼馴染「ま、待ってよ!」

勇者「ごめん、待てない」

幼馴染「え…あ?」

勇者「ごめん。そしてさようなら」テクテク


幼馴染「…帰ってきてよ!絶対に帰ってきてよ!」

勇者(……)


その言葉に、返事は帰ってこなかった

草原


勇者「…ふぅ、だいぶ暗くなってきたな」

勇者「今日はここで野営して、明日王国に行こう」


勇者「…、よし、今日はもう寝よう」

勇者(……なんで、村民Aさんが死んだんだろう。なんで幼馴染は居たんだろう)

勇者(…考えててもしかたないか。……)グゥ




女神「勇者ー、聞こえるー?」

勇者「…はい、なんですか」

女神「あ、よかった。聞こえた!」

女神「頭を弄って寝たり気絶している状態なら話せれるようになったんです」

勇者「…そうなんですか」

女神「あ!あんまり関心がなさそうですけど、すごいものを手に入れたんですよ!」

勇者「伝説の剣とか魔王を倒す呪文とかですか?」

女神「さすがにそこまでは…でも、結構すごいですよ!」

勇者「どんなかんじなんですか、女神様?」

女神「たしか、>>45>>46>>47です!」

勇者「……」


1冒険の書
2説得の本
3自由安価

3 超催眠の杖

1

女神「まず、この二冊の本!」

女神「これは冒険の書といいまして、蘇りの地点を固定化できるんです!」

勇者「ってことはここでつけたら蘇るのが最初じゃなくて魔物を倒したあとになるんだな」

女神「しかも2冊!これでひとつが燃えても大丈夫です!」

勇者「ふむふむ。で、もうひとつは?」

女神「この杖は、睡眠魔法と洗脳魔法をいっしょくたにしたもので」

女神「いわゆる催眠術とかをかけれるんです!」

勇者「なるほど、これをつかえば逃げれるな」

女神「しかも操れるんですよ!」

勇者「これを使えば軍の崩壊もしやすいな」

女神「ただ、詠唱とかはひつようなので気を付けてください」

勇者「…ありがとうございます。女神様」

女神「いえいえ、今まで苦労をかけたので、少しでも楽にと」


女神「じゃあ、通信を切りますね。起きたら目の前に置いてあるはずなので」

勇者「わかりました」

女神「それでは、おやすみなさい!」


ップツン

今日はここまでです

持ち物

超催眠の杖
冒険の書
冒険の書
薬草
300G
呪いの首飾り

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