ココア「チノちゃんチノちゃん！見て見てっ！私に弟ができちゃった！」ぎゅーっ

冬樹「ココアさん・・・照れるですばい///」

チノ「あっ、はい、父から話は聞いています。今日から一緒に暮らす冬樹くんですね？」

冬樹「よろしくお願いしますばい」

ココア「えへへー。冬樹くんが私の弟なら、チノちゃんの弟ってことにもなるよね？」

チノ「私がココアさんの妹であることを前提にしないでください」

ココア「ふふーっ、カワイイ妹と弟に囲まれて、私は幸せだよ～♪」なでなで

冬樹「ココアさん///」

チノ「・・・。」

ココア「あれあれ？チノちゃんどうしたの？」

チノ「ココアさんと冬樹くん。早速仲がよろしいようですね」

ココア「チノちゃんっ！も、もしかしてやきもち！？」ぱぁぁ

チノ「断じて違います」ぷいっ

ココア「むーっ、チノちゃんってば素直じゃないんだからっ！」

チノ「率直な感想です」

ココア「まあいいや！それより冬樹くん、長旅で疲れたでしょ？」

冬樹「少しだけですばい」

ココア「いっしょにお風呂入ろうよ～♪」

冬樹「お、お風呂ですか！？」

チノ「ちょっ、ココアさんっ！」

ココア「チノちゃんもいっしょに入ろう～」にこにこ

チノ「入るわけないじゃないですかっ！」

ココア「ええっ！どうして！？だって、いつもはいっしょに・・・」

チノ「いつもじゃありません。それに、冬樹くんといっしょだなんて・・・」

冬樹「そ、そうですばいココアさん」

ココア「もー！冬樹くんは私の弟なんだから、遠慮しないの！」

冬樹「しかし・・・」

ココア「姉弟の間では遠慮は禁止ですっ！あと、お姉ちゃんの言うことは絶対なんだよっ！」

冬樹「はいですばい」

ココア「ほらっ！チノちゃんもいっしょに、姉弟で仲良くお風呂入ろうよ～♪」

チノ「でも・・・」

ココア「も～。チノちゃんは恥ずかしがり屋さんだなぁ」

チノ(私がおかしいのでしょうか？)

ココア「それじゃあ冬樹くん。お風呂お風呂～♪」ぐいーっ

冬樹「うぅ・・・それでは、お背中お流ししますばい///」

チノ「あっ、行ってしまいました・・・」

チノ(ココアさん、大胆だなぁ)

チノ(それにしても、ココアさんは今日来たばかりの冬樹くんに気を許しすぎでは？)

チノ「・・・これもココアさんが言う『やきもち』なのせしょうか？」

チノ(きっとココアさんは新人さんが来てはしゃいでいるだけです)

チノ(今しばらく様子を見ましょう)


ココア「冬樹くんっ、それそれ～♪」わしゃわしゃ

冬樹「ココアさん、くすぐったいですばい///」

ココア「は～、さっぱりしたねー冬樹くんっ」ぎゅーっ

冬樹「良いお湯でしたばい///」

ココア「チノちゃーん、お風呂お先いただいたよ～」

チノ「あ、はい。では私もお風呂に・・・」

ココア「じゃあ私たちは、先に寝てよっか？」

チノ「ん？私たち？」

ココア「うんっ！冬樹くんと私はいっしょに寝るんだよ～♪」

チノ「なっ！？」

冬樹「ココアさん、さすがにそれは・・・///」

ココア「チノちゃんもいっしょに寝ようよっ！」

チノ「無理に決まってますよ！」

ココア「え～どうして？私たちは姉弟なのに！」

チノ「姉弟と言っても、今日会ったばかりじゃないですかっ！」

ココア「会ったばかりでも、もう姉弟だもん♪」

チノ「だからって・・・」

ココア「あっ！チノちゃんやっぱりお姉ちゃんが新しくできた弟ばっかり構うから、やきもち妬いてるんだねっ！」にこにこ

チノ「～～～～っ！もうっ！私はいっしょに寝ませんからねっ！」

ココア「え～～？私、弟と妹に挟まれて寝るのが夢だったのにー」

チノ「もう知りませんっ！」ぷいっ

冬樹「あ、あの、僕のベッドは・・・」

ココア「用意してないよ～！さ、私のベッドでいっしょに寝よっ♪」ぎゅぅ

冬樹「あぅ・・・///」

ココア「えへへ～。カワイイ弟ができて嬉しいなぁ～♪」すりすり

冬樹「温くか///」



チノ(ココアさん、やっぱりおかしいですよ。こんなの・・・)

数日後


チノ(あれから数日、冬木くんも少しずつ家事や喫茶店の仕事を手伝いはじめました)


冬木「リゼさん、これはどこに置けばいいですばい？」

リゼ「ああ、そこの棚だよ」


チノ(みんなにも馴染みはじめました・・・)

リゼ「いやぁ、冬木はまだ小学生だっていうのに、なかなか仕事が出来るじゃないか！」

冬木「そ、そうですか？」

ココア「本当だよっ！お姉ちゃんとして私も鼻が高いね！」

リゼ「まったく、ココアは良い弟を持ったものだな！」はっはっは

冬木「照れますばい///」


チノ(リゼさんも普通に接してる。やっぱり私が人見知りなだけなのかな？)

ココア「毎日いっしょにお風呂に入って、いっしょのベッドで寝てるんだよ～♪」ぎゅっ

冬木「ココアお姉ちゃん、リゼさんの前で言ってしまったら恥ずかしいばい///」

リゼ「やれやれ、すっかりお気に入りだなっ！」なでなで

冬木「うぅ///」

チノ「リゼさんからも言ってください。いくらなんでも、いっしょにお風呂なんて・・・」

ココア「も～っ！チノちゃんってば私と冬木くんがお風呂に入ると怒るんだよっ！」

チノ「当たり前ですよ」

リゼ「チノ、裸の付き合いというのも大事なものなんだぞ」

チノ「リゼさんまで・・・」

ココア「えへへー。チノちゃんはやきもちさんなんだもんね～？」にまー

チノ「違います」ぷくー

リゼ「やれやれ」くすっ

ココア「そうだ！リゼちゃん今日泊まっていかない？みんなでいっしょにお風呂入ろうよ～！」

チノ「あっ、またそんなことを」

リゼ「ああ、もちろん構わないぞ！裸の付き合いは大事だからなっ！」

ココア「やったね冬木くん！リゼさん泊まるって！」

チノ「いいんですよリゼさん。その、断ってしまっても」

冬木「そ、そうですばい。ココアお姉ちゃんとお風呂に入るのだって照れるのに、他の人まで入ってきたら・・・///」

リゼ「む。冬木、男なら裸くらいで恥ずかしがるんじゃない！」

冬木「で、でも・・・」

リゼ「はっはっは、これは鍛え直してやらないといかんな。私が風呂で全身くまなく洗ってやろう！」ニヤリ

冬木「そんな///」

ココア「冬木くん！お姉ちゃん命令だよっ！リゼちゃんにお風呂で鍛え直してもらいなさいっ！」

冬木「ココアお姉ちゃんまで・・・///」

リゼ「はっはっは！夜が楽しみだなー冬木！」ばしばし！

冬木「よ、よろしくお願いしますばい///」


チノ(・・・やっぱり何かがおかしい気がします)

その夜


リゼ「こらっ！冬木、逃げるなっ！」がしっ

ココア「はい、捕まえた～」

冬木「に、逃げたわけせはなかですばい・・・」バタバタ

リゼ「はっはっは！男なら覚悟を決めるんだな！」むぎゅぅ

冬木「うぅ///」

ココア「はーい、お洋服脱がせちゃうからね～♪」ぬがしぬがし

冬木「こ、ココアさんっ！自分で脱げますばい///」

リゼ「さて、私も脱ぐか」ぬぎっ

すっぽんぽーん！

冬木「り、り、リゼさん・・・っ！隠してくださいですばい///」ドキドキ

リゼ「むぅ。それでは裸の付き合いにならないではないか」

ココア「そうだよー冬木くん！」ぎゅっ

冬木「こここココアさんも！裸で抱きつかないでくださいばい！///」

リゼ「まだ照れているのか？」

ココア「も～冬木くんってば！ココアお姉ちゃんでしょ？」ぎゅうーっ

冬木「お、お姉ちゃん、離れてくださいばい///」

ココア「ダーメ♪」

リゼ「やれやれ。風呂に入ってまで恥ずかしがりなのは・・・良くないぞ冬木っ！」がしっ

冬木「うわっ！？」

リゼ「ふっふっふ。私が身体を洗ってやろう！」にっ

冬木「じっ、自分で洗いますばいっ///」

リゼ「また遠慮か・・・」ふにゅんっ

冬木「り、り、リゼさん、あ、当たって・・・っ///」ドキドキ

リゼ「子供が遠慮なんかするもんじゃないぞ！」わしゃわしゃわしゃわしゃ

冬木「はぅあっ///」

ココア「あっ、リゼちゃん私も冬木くん洗うよ～」わしゃわしゃわしゃ

冬木「はふぅ///」

リゼ「はっはっは！どうだ冬木？裸の付き合いとは良いものだろう？」わしゃわしゃ

冬木「き、気持ち良か・・・///」

リゼ「ふう！さっぱりしたな！」

ココア「お風呂気持ち良かったね～冬木くん！」

冬木「は、はいですばい///」

チノ「・・・。」

ココア「チノちゃんも来れば良かったのに～」

チノ「私は遠慮します」

リゼ「まったく。チノは冬木以上の恥ずかしがりだなっ」


チノ(・・・やっぱり皆さん何か変です)

翌朝


リゼ「ふぁ～あ、うむ、昨夜はココアたちとはしゃぎ過ぎたな」

リゼ「すっかり寝過ごしてしまった」

冬木「あ、リゼさん。おはようございますばい」

リゼ「おはよう冬木。ベッドから出る時に私も起こしてくれれば良かったのに」

冬木「あ、いえ、気持ち良さそうに眠っていらしたのでですばい」ごしごし

リゼ「それで、冬木は何をしているんだ？」

冬木「洗濯ですばい。昨夜脱いだリゼさんの下着を、手もみ洗いしてましたばい」ごしごし

リゼ「なっ！？下着を手もみ洗いだと・・・！？」

リゼ「そうか！手洗いとは気が利くなっ！」にこっ

冬木「はいですばい」ごしごし

ココア「冬木くんは本当によくできた弟だよっ！」

リゼ「下着はやはり手洗いが一番生地が傷みにくいからな！」