ロザリンド「アデルが最近冷たい」 (28)

ディスガイア2のSSとなります。




ロザリンド「はぁ………」

ティンク「姫さまー、アデルさんの写真見つめて溜息ついてるんですか?」

ロザリンド「てぃ、ティンク!見ておったのか!」

ティンク「ええ。そりゃもう身体の隅から隅までじっくりと。で、姫さま、どうしたんですかー?」

ロザリンド「お、お主には関係ないことじゃ!」

ティンク「えー。つれないですねー。」



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ロザリンド「一体余が何かしたのだろうか?………」

ロザリンド「確かにプリンを勝手に食べてしまったが、彼奴はその程度では怒らない筈だ。」

ハナコ「ロザリンー。何ぶつくさ言ってんのー?」

タロー「あっ、姫さまー。姫さまもトランプやらないですかー?」

ロザリンド「おお。ハナコにタローか……」

ハナコ「あれ?元気ないねロザリン。生肉チョコバーでも食べる?」

ロザリンド「いらぬ。ハナコが食べると良い。」

ハナコ「じゃあ食べるー。」

タロー「ところで、さっきプリンがどうのこうのって言ってたんですけど、どうしたんですかー?」

ロザリンド「………お主らになら、話しても良いかの。実は………」





ハナコ「ロザリン。それはきっと浮気だよ!」

タロー「そういえば最近プリエをいつも気にかけてばっかりいたよーな」

ロザリンド「………やはり、余が悪いのだろうか。プリンを食べてしまったから、怒って浮気を……」

ハナコ「まぁ、まだ浮気と決まったわけじゃないもん。元気だしなよ。」

タロー(ハナコ。兄ちゃんが浮気っていうのは本当は……。)

ハナコ(ウソだよ。だけど、こっちの方が面白いじゃん)

ロザリン「………他の者にも聞いてくる。」

ハナコ「じゃーね。ロザリン」



アクターレ「必殺!最強無敵パーンチ!(嘘)」

ディレクター「さすがよアクターレちゃん!輝いてるわ!」

ロザリンド「アホがいるが……無視して進もう。」

アクターレ「ん?何だい子猫ちゃん。俺の靴下でも欲しいのかい?」

ロザリンド「たくさんあるから良い。」

アクターレ「そうかい?それじゃあ、サインを持っていくといいよ!」

ロザリンド(いらない………)

プリエ「はぁっ……!」

ロザリンド「修行中済まぬが、少し良いか?」

プリエ「………さっさと用件を言って。」

ロザリンド「最近アデルと仲が良いと聞いたがそれは真か?」

プリエ「ああ。アイツは私の装備を揃えてくれたの。見る?」

プリエ
サタンフォース
プリエの下着(魔王の鎧)
フェリタシオン
エクソダス(レジェンド)



プリエ「何でプリエの下着って名前にしたのかしらね。」

ロザリンド(どちらにしろ一回は殴らなくてはいけないな)

ロザリンド「それにしてもアデルは一体どこへ……。」

「ハァーッハッハッハッ!!行かせませんよ!」

ロザリンド「何じゃお主は!」

「私はビューティー男爵バイア・・・」

ロザリンド「バイアグラ?」

「違う!ビューティー男爵バイア・・・」

ロザリンド「バイアスピリン?」

「だから違う!ビューティー男爵バイ・・・」

ロザリンド「バイカル?」

「何でそうなるのです!?」

ロザリンド「まぁ良い。中ボスよ、いったい何の用なのだ?」

中ボス「ふっ……ここから先に進みたければ私を倒してから行きなさい!」

ロザリンド「それじゃあ、別の道を通ることにしようかの。」

ロザリンド「先ほどから、邪魔ばかりしてくるものが多いのう……。」

プリニー1「そこの御仁!止まるッス!」

プリニー2「ここから先には行かせないッスよ!」

プリニー3「行かせたら、オレらが死ぬからッスね!」

ロザリンド「プリニーたちか。一体何のようだ?」

プリニー1「用なんてないッス!ただ、あんたを行かせたらエトナ様に殺されるからッス!」

プリニー2「まだオレら、新発売のエロゲーもクリアしてないっていうのに……」

プリニー3「だからここで殺されては困るッス」

ロザリンド「ふむ。プリニーたちも大変なようじゃな。」

プリニー1「そうなんスよ。エトナ様ったら人使いならぬプリニー使いが、荒いッスよ。」

プリニー2「この前だって、レジェンドプリンが誰かに食べられたーっ!って、暴れまわったんスよ。」

ロザリンド(あれはエトナの物だったのか……)

ロザリンド「ところで、何でこの先に行ってはならぬのだ?」

プリニー1「言えないッス!アデルさんが近づけないようにしてくれって言ってたからなんて言えないッス!」

ロザリンド「言ってしまってるではないか。」

プリニー3「し、しまったッス!エトナ様に殺されるッス!」

プリニー2「とりあえず、人の来ない田舎に隠れるッスよー!」

ロザリンド「行ってしまった。それにしてもアデルは一体なにを隠そうとしてる?」

ロザリンド「あのアデルが、エトナにまで頼むとは……。そこまでして浮気を隠したいのじゃな。」

雪丸「あっ。ロザリー殿!」

ロザリンド「雪丸か。して、何用じゃ?」

雪丸「お、温泉に行かないでゴザルか?」

ロザリンド「温泉はアデルと共にこの前行ったのだが。」

雪丸「そ、それじゃ、拙者と修行でもなさらぬか?楽しいでゴザルよ!」

ロザリンド「やらぬ。何故みんなして、余を先に行かせようとしないのだ。ほら、雪丸申してみよ。」

雪丸「そ、それは言えぬでゴザル!アデル殿との約束で・・・」

ロザリンド「お主もアデルか!……一体何を隠しておる?」

雪丸「せせせせ、拙者はもう行くのでゴザル!さらばっ!」

ティンク「アデルさーん。姫様がこっちに向かっていますよー」

アデル「少し足止めしてくれ。」

ティンク「えー。嫌ですよー」

アデル「この前、お前が俺の部屋に隠していた本。あの後ロザリーに見つかって大変だったんだからな。たまには手伝ってくれ。」

ティンク「『夜魔族のHな写真集』の、この娘。身体の隅から隅まで舐め尽くし・・・」

アデル「ドラーク・ティンク・マハラーク!!」

ティンク「あれ?アデルさん。姫様向かってきてますよー。」

アデル「何だって!?まだ準備ができてねーっていうのに……」

雪丸「アデル殿!ロザリー殿は拙者にお任せを」

アデル「ゆ、雪丸!」

雪丸「拙者が足止めをしている間に、アレの準備をお願いするでござる!」

アデル「………ああ!分かった。」


ロザリンド「アデルも雪丸も、一体何を隠したいのじゃ!?」

雪丸「拙者に勝ったら教えてあげるでござる。」

ロザリンド「そのレベルでか?」

ロザリーレベル1,000
雪丸レベル300

雪丸「やってみなきゃ、分からないでござるよ?」

ロザリンド「ふふん。余の圧勝じゃ。」

雪丸「卑怯でござるよ!後ろから回り込んでコキュートスなんて!」

ロザリンド「これも作戦というやつじゃ。……して、早く彼奴が隠していることを教えてもらおう」

雪丸「くっ……!」

ロザリンド「ほれほれ、早く言わぬとお主の入浴シーンの写真をヴェルダイム全土にばら撒くぞ?」

雪丸「卑怯な……!」

雪丸「……言うしかないのでござるね。」

ロザリンド「うむ。言うが良い。」

雪丸「あれは、いつも通り携帯電話でばくだ……カーチス殿を呼び出し、投げて弱い敵たちを倒していたとき。見つけたのでござる。」

ロザリンド「お主ら、結構酷いな。」

雪丸「ま、まぁまぁ。見つけたのは……消えたと思っていたあの」

ロザリンド「あの?」

雪丸「馬のチンチンであったのでござる!」

ロザリンド「……はぁ?」

雪丸「だから、前作でリストラされたと思っていたあの馬のチンチンでござる!」

ロザリンド「いや、それはわかっとるが………なんというか、その」

雪丸「これが真実でござる。」

ロザリンド「なるほどな。」

雪丸(ふぅ………。なんとか信じてもらえたでござる。)

ロザリンド「で、他にも隠している事があるのじゃろう?」

雪丸「ななな、なんの事だか」

ロザリンド「その狼狽え方からして、これとは違う何かを隠しておるのじゃな。」

雪丸「か、隠してなんて……ないかもしれないけど……」

ロザリンド「これ、正直に申してみよ。今なら、ホルルト村に入浴写真をばら撒いてやるだけで済ましてやらんこともない。」

雪丸「ど、どっちにしろばらまくんでござるか?」

ロザリンド「嫌なら、真実を告げるのじゃ。」

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