真「お殿様扱いしてください」 (23)

「お殿様扱いしてください」

真ちゃんが私に言いました。

全てが凍りつきました。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460162383

「関白宣言します。征夷大将軍に任命してください。これはお戯れです」

真ちゃんが言いました。

プロデューサーさんが電話に手を伸ばしました。

 真ちゃんは五感を失いました。

 そういえば変だとは思っていました。いつも事務所に向かう朝の道すがらランドセルの女の子と通りすがるのですが、今朝の彼女は真新しい中学校の制服を着ていました。

 真ちゃんにそんな話をすると、

「ランドセルは家に置いたままであろうし道端の学生服に菫が咲いているだろうね」

 と言われました。

 また、こんなこともありました。

 響ちゃんの犬は戻らないことがありました。それを悲しんだ真ちゃんは、響ちゃんと一緒に散歩をすることが日課になりました。

 真ちゃんはリードと首輪を引きずっている。一人で散歩しているように、後ろから響ちゃんがついていく。犬は居ない。真ちゃんは時折立ち止まって、犬がいるらしい場所を撫でている。

 ついでに書き添えれば千早ちゃんの胸は育たない。

 真ちゃんは言いました。

「人を愛することはゲシュタルト崩壊に似て間近で凝っと眺めていると意味が失われていく」

 そして、明日になってしまえば私たちはそれすらも忘れてしまうかもしれないのだそうです。

 こんなことがありました。

 真ちゃんのお見舞いにいくと、病室の天井に「雲」と書かれたメモ翌用紙が貼ってありました。

 私があれは何なのかと尋ねると、火災報知器だとのことです。

響「ここにはなにもないぞ」
響「ここにはなにもないぞ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1459252742/)

何書こうがスレいくつ立てようが書き手の自由ですけれども
完結したならルールに則ってHTML化依頼をしましょうね

>>8

 ごめんなさい。依頼してきました。ご指摘ありがとうございます。

 ただ、私は、私なりに大切と思うことを、私なりに書いています。分かってもらえなくても、これは私が書かざるを得なかったことだけは言っておきます。

 そこでは当たり前に昨日まで続き、明日からも当たり前に続くはずの日常が粉々になっていました。

 仮のものが本当になってしまえば、仮のものにくっついていた諸々は消えてしまう。

 真ちゃんは今もどこかにいる。忘れられたものの堆積でひっそりと息をしている。そして誰かに思い出されるのを待っている。

 それは私とは限られない。

理解云々の前に内容が意味不明だし何を持ってお前が書かなきゃいけないって話なのかがわからないよ

 真ちゃんが言いました。

「僕たちははなぜ、家族の中で誰とも自由に性的関係をもてないのか。どうして自分の家族でない他人と結婚しなければならないのか」

 これはつまり、こういうことです。

 真ちゃんと私とが相差し向かいで話をしているわずかな隙間にさえ、人間界以外の異界があるのです。その異界が怪物の世界かもしれません。人は知らないから平気でいますが、人の衣服の袖にさえ怪物が隠れているかもしれません。

 >>12

 書くことを理解しろとは言っていません。私の書く理由をわかれとも言っていません。

 意味がわからないならそれでいいです。わかってほしいとも思っていません。

 わざわざこうして人に見える形で書くからには、書くだけ私なりのの理由がある。そう言っているだけです。

>>12

 あなたは誰と戦っているのですか?

>>12とは別人だけど
戦ってる対象はどう考えてもあなた、あるいはあなたが書いた作品でしょう
人間は理解できないものほど怖い

1作目とかは雪歩、千早と抽象的というか、世界を別の視点から見るような言い回しをしてもおかしくはないキャラクターだから読んでて不思議だけど面白さがあった
ただ真も割とそういう感じで書かれてる印象を受ける(一番雪歩に身近なアイドルだからではあると思うけど)
そこでちょっと引っかかってしまう(唯一一般的な真の範疇だった時はテイストオブ劣等感の時か)
その真は雪歩の妄想の中の真なのかもしれないけど、作者(あるいは作者の書く雪歩)は真をどういう捉え方をしてるのか気になる
答えたくないのなら答えなくても大丈夫です

>>17

 戦っている相手云々は私が言っていないことに対してレスしてるのではないかな、と思ったので書いた次第です。

 私もしくは雪歩にとっての真とは「よくわからない存在」の象徴です。

 多分「書かざるを得ない」という言い方をしたので思われたんでしょうが、「私なりに書く理由があるし、書かざるを得ない」と言った趣旨は「意味不明な内容で私の意図が伝わらないとは思うけど、意味不明なりに書きたいことがある」というような意味合いです。つまり、書きたいから書いているだけです。持って回った言い方をしたことは謝ります。別に無理やり書かされているわけではありません。


 それで、あなたは書く必要はないと言われますが、私はそうは思いません。あなたの言う「必要ない」というのは、意味不明な内容で人に読んでもらうレベルのものでない、ということだと思います。それは一つの意見で実際そうでしょうから別に否定はしません。

 ただ何を書こうがそれは私の自由ではないでしょうか。私はあなたの思うようなものを書く必要があるとは思いません。

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