【安価】魔法使い「………出来た」 (1000)


使い魔「ご主人様、何が出来たのですかー」

魔法使い「使い魔を消し飛ばす魔法」

使い魔「?ぇぇぇっ、マジですかー!?」

魔法使い「……うそ」

使い魔「もー、勘弁して下さいよ!」

魔法使い「本当は…【下1】の魔法」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460033510


使い魔「凄いじゃないですか、伝説級の魔法ですよ!」

魔法使い「すごい…?」

使い魔「快挙です、天才です!!」

魔法使い「それほどでも…あるかも」

使い魔「ぜひ、みたいです ご主人!」

魔法使い「うん、いまする」



魔法使い「した」

使い魔「…はい?」

魔法使い「魔法…使った」

使い魔「あ、時間が止まってる間は何が起きたかわからないので、具体的にした事を教えて欲しいです!」

魔法使い「なにもしてないよ…?」

使い魔「え、時間が止まってる間にご主人は動けるんじゃ」

魔法使い「むり、つかれる」

使い魔(ご主人…それ、意味あるですか)

魔法使い「まだ、新作魔法ある…【下2】魔法。じしんさく」

使い魔「はぁ、それはまた大層な魔法ですね」


魔法使い「師匠言ってた。胸はデカいのがろまんだって」

使い魔「やはり、ご自分に使われるのですか?」

魔法使い「これ、自分には掛けられない」

使い魔「……あー」

魔法使い「逃げないで…痛くしないから」

使い魔「イヤですよ!? この前も小人魔法が失敗して微生物サイズにされたの忘れてませんからねっ!!」

魔法使い「…イヌに噛まれたと思って」

<ピロピロリロ

使い魔「んっ、勝手に…ご主人のバカぁ……あっ」

ぼいんぼいん、ばいんばいん

魔法使い「うん…おっきい……すこし、おっき…すぎ?」

使い魔「あの、ご主人。コレ止まらないですけど破裂しませんよねぇっ!?」

魔法使い「…さぁ?」

使い魔「ふぇぇっっ、そんなご主人〜っ!!」

魔法使い「しかたない、【下1】でなんとかする」



魔法使い「師匠はこうも言ってた、胸は揉むものだ…と」

ぎゅむぎゅむ

使い魔「あっ、ひあっ…あんっ」

魔法使い「いたくても、ガマンして」

もみもみ

使い魔「その…もっと優しく……お願いしまっ、くふぅ」

魔法使い(ぽよぽよしてて…気持ちいい)

使い魔「あの、これで本当に何とかなるんですよね?」

魔法使い「…うん、満足したから解除魔法かける」

使い魔「始めからそれを使ってくださいーっ!!」

<ピロピロリロ

使い魔「もう、暫く魔法の実験体はごめんですよ!」

魔法使い「ざんねん」

使い魔「こっちは気が気じゃありません!」

魔法使い「じゃあ、明日は実験じゃなくて【下2】に付き合って…ほしい」

使い魔(うぐっ、その上目遣いはズルいですよぉ)


翌日

魔法使い「……まぶしぃ」

使い魔「五日ぶりに工房から出ましたからねー」

魔法使い「とけちゃう、かも」

ぐでーん

使い魔「吸血鬼じゃないんですから…ほら、ご主人 しっかり立ってください」

魔法使い「ちぃすうたろか」

かぷかぷ

使い魔「ひゃん…首すじを噛まないでください! もー、寄り掛かってもいいですから目的地を教えて下さい」

魔法使い「あむあむ…【下2】」




魔法ショップ

店員「あら〜、珍しいお客さんじゃない」

魔法使い「やーやー」

使い魔「…お久ぶりです、店員さん」

店員「やーねぇ、使い魔ちゃん…ワタシの事は店員”ちゃん”って呼・ん・で・」

使い魔「は、はい…」

つんつん

魔法使い「これ、ちょうだい」

【メモ】…杖、霊石、【下2】、
ネズミの干物

店員「んまっ、ワタシったらお仕事ほっぽらかしてたわね」

使い魔(悪い人ではないですが…あの見た目と雰囲気は慣れないです)


店員「このラインナップ…随分と派手に魔法使ったみたいねぇ」

魔法使い「…わかる?」

店員「伊達に魔法ショップの店員やってないわよ。 ほら、マンドラゴラの根もオマケしたげる」

魔法使い「ありがと…」

使い魔(やっぱり、ご主人…時間魔法が後を引いてるのかな)
魔法使い(巨乳魔法…おもったより大変だった)

店員「あ、そうそう! 最近巷で噂になってる…アレについて聞いたかしら?」

魔法使い「…?」

店員「その感じだと初聞きよね…こんな話なんだけど」

噂話 【下2】



こそこそ

店員「実は…万能の名を冠する賢者の石の精製に誰かさんが成功したいみたいなのよ」

魔法使い「………!!」

使い魔「どうせ、そんな話ガセですよガセ。 賢者の石なんてお伽話の定番じゃないですかー」

店員「使い魔ちゃんは夢がないわねぇ…夢見る女の子の方がモテるのよ?」

使い魔「余計なお世話です!!」

魔法使い「使い魔…【下2】」




魔法使い「みー」

使い魔「急に自分を指差してどうなさいました?」

魔法使い「その誰かさん、わたし。 それ作ったのわたし。」

店員 使い魔「「マジかしら(ですか)!?」」

魔法使い「ぱぱーっと、あそんだら…できた」

店員「遊びって…世の魔術師どころか錬金術師もぶっ倒れる言い方よ、それ」

魔法使い「でも、何でも出来すぎてつまらないから…こわした」

使い魔「」

ぶくぶく

店員「あぁん、使い魔ちゃん! 気をしっかり持ちなさい」

魔法使い「…?」


工房

使い魔「ぜぇはぁ…見せにあったありったけの気付け薬を飲んで復活です」

魔法使い「おー」

ぱちぱち

<ハクシュイリマセン!

しーん

使い魔「まず、ご主人は才能を遊ばせすぎです! もっと、考えて行動して下さい…振り替えればあの時もぺちゃくちゃぺちゃくちゃ」

魔法使い(…ながくなりそう)

使い魔「ですから、先を見据えた実験を行…」

魔法使い(なんでか、使い魔がおこってる…うーん)

魔法使い「【下2】」




魔法使い「また、賢者の石つくろうかな」

使い魔「作る際はレポートに纏めて魔術協会に送り付けるのを忘れないでくださいね!」

魔法使い「めんどう…したくない」

使い魔「ダメです!ご主人の才能を世に知らしめるチャンスなんですよ!!」

魔法使い「………」

使い魔「分かって下さい、ご主人の為なんです」

魔法使い「【下2】」


魔法使い「やっぱやめた、のんびり暮らしたいし」

使い魔「し、しかしですね」

魔法使い「使い魔はわたしとのんびり…いや?」

使い魔「嫌じゃないですが…それとこれとは」

魔法使い「わたしは使い魔と、ずっとのんびりしたい」

ぎゅー

使い魔(ぶはっ!! それは、ご主人ズルいです)

使い魔「し、仕方ありませんね。主人を立ててここは引いてあげます」

魔法使い「使い魔、ありがとー」

ぎゅむぎゅむ


翌日

使い魔(あぁ、寝るときも抱き着かれて全然寝れなかった…主にドキドキして!)

使い魔「こういう時は新聞でも読んで落ち着きましょ…う? なんか、変な音が近づいてき」

どっかーん

???「【下2】」

使い魔「な、なんですか朝から!?」

魔法使い「とびら、ふきとんだ」

使い魔「お早うございます、ご主人っ!」


???「かに」

使い魔(…かに?)

魔法使い「えびー」

???「おう、貴様がこの家の者か」

使い魔「あ、貴方…一体何者ですか!?」

???「フハハ…我は【下1】! 【下3】の用事で参った!!」


魔女っ子「我は魔女っ子! 巨乳化の用事で参った!!」

使い魔(へんな方が来てしまった)
魔法使い「へんなやつだ」

使い魔「しーです、ご主人っ!」

魔女っ子「なんとでも言うが良い、我は風の噂で永久に胸を大きくさせる魔法が開発されたと聞き…その、詳細を調べに家から飛び出して来た次第だ」

使い魔「あー、その噂に間違いがありますね。 一時的な巨乳化魔法です…恐らく恒久的な効果ではないかと」

魔法使い「めっさ、つかれる」

魔女っ子「な、なにっ…では、我のスペルブックと比喩されし胸は双丘に至る希望を断たれたのか!?」

使い魔「恐らく」

ぽんっ

魔法使い「どんまい」

魔女っ子「【下2】」


魔女っ子「うっ、うっ…うわぁぁんっ、あんまりだぁぁぁぁっ、我の胸がぁぁーっ!!」

使い魔「あわわ、落ち着いてください。見た所、貴女は成長期の最中ではないですか! 希望はまだ潰えてはいませんって」

魔法使い「なかないで」

なでなで

魔女っ子「えぐっ…だって、だってぇ」

使い魔「うーん、ご主人…思ったより彼女の傷はふかいですね」

魔法使い「うーん…」

<ポクポクポク…チーン!

魔法使い「わたしに いいかんがえが ある」

いいかんがえ→【下2】


魔法使い「まほうつくる」

魔女っ子「ふぇっ?」

使い魔「巨乳化魔法をまたお作りになるので?」

魔法使い「…さぁ?」

使い魔(あ、ノープランって顔だ、アレ)

魔法使い「まりょく ねりねり」

<ネレバネルホド、テーレッテレー!

魔法使い「んまい…できた」

使い魔「こ、この魔法は…!!」

魔法使い「なづけて【下2】魔法」


使い魔「成長促進魔法ですか…確か植物魔法の基礎に組み込まれた術式ですよね」

魔法使い「せーかい、ヒトように かいりょーした」

<ピロピロリロ

魔女っ子「!」

ぐぐっ…ふぁさぁ〜

使い魔「おぉ、グングンと背が伸びてます…あっ、巨人化ルートじゃないですよね?」

魔法使い「ぬかりない、はたちでとまる」

使い魔(ご主人が珍しくぬからなかった!!)


魔女っ子さん「これが……我」

魔法使い「あしながい」

使い魔「髪もサラサラで綺麗ですねー」

魔女っ子さん「えぇい、そんなことよりも胸部だっ!」

つるぺたーん

使い魔「い、いやー、魅惑の腰付きですよー」
魔法使い「おしりもロマン…と聞いた」

魔女っ子さん「うぅ…我をそんな哀れみの目で見るなぁぁぁぁっ!!」

<ホウキフルドライブ

ばびゅーん、ぱりんっ

使い魔「あぁ、窓が、窓が!?」

魔法使い「ばいばい」



魔女っ子さん「我に屈辱を与えし魔法使いめ、覚えておれ…おのれおのれおのれおのれぇっ!!」


使い魔「もうっ、窓や扉の修繕費ぐらい置いていって欲しかったです」

トンテンカントンテンカン

魔法使い「くぁ……使い魔ぁ」

使い魔「ご主人、これが終わったら行きますからお待ちを」

魔法使い「………むう、たいくつ」

<ギャー、ハンマーが!

魔法使い「なんか、よもう」

\ 本棚 /

本のタイトル【下2】


【使い魔のきもち ー使い魔の可愛がり方特集ー】

魔法使い「できる、じょうし ですから」

ぺらっ

『使い魔は悪魔や霊体をヒトガタに入れて作る方法と、人工生物として胚から作る方法があります』

魔法使い「…へー」

『基本的に使い魔の可愛がり方は愛玩動物とは違い、供物を与える事で喜びます。
供物の内容について悪魔や霊体は伝承により好みが分かりますが、後者は特定が難しいものです』

魔法使い「たしかに」

『「そんな、我が家の使い魔は無口で好みなんて分からないよ?」…そんな、ご主人様に朗報で御座います!』

魔法使い「おー」

『今月号の付録をお開き下さい…どんな使い魔もイチコロの一品です!』

魔法使い「…これは」

付録【下1】


魔法使い「こころなしか…ちべたい」

ぱたんっ

『・・ 注意・・ インスタント魔 力を使う際は水で割るなど濃度にお気を付け下さい。なお、下記の症状による使い魔 事故の責任を我が社は一切負いません』

使い魔「修繕完了しましたー」

魔法使い「おつかれさま……おみず、グイッと、いっき」

つコップ

使い魔「あ、有難うございます、ご主人! んくっ…んっ……ぷはぁ」

魔法使い「どう……?」

『症状…酩酊・混乱・暴走etc』

使い魔「【下2】」


説明しよう!

通背拳は魔獣の動きを元に作られた武術の1つ。別名を通臂拳ともいう。
腕を鞭のように伸ばし、柔らかく素早く遠くへ伸びる打撃を特徴とする技だ。

通背拳の名は、伝説上の魔猿 ツーハイ に由来する。ツーハイの左右の腕は1本につながっており、右腕を伸ばせば左腕が短くなり、左腕を伸ばせば右腕が短くなる。
通背拳の武術家が打撃を繰り出す際、その腕が予想を超えて遠くまで伸びて相手を攻撃する様子からの命名とされる。

無論、長い御託を並べたが引きこもり魔法使いが使い魔の放つ通背拳を避けられないのは、確定的に明らかである。

どかっ

魔法使い「うぼぁ」

ごろごろ、がっしゃーん

使い魔「えへー、ご主人ってばゴロゴロ転がって可愛いですね〜…ひっく」

魔法使い(使い魔、なんかこわれた)

使い魔「あぁ、ご主人を抱きしめたいです。深淵のはちぇまれー」

だだだだっ

魔法使い「このままでは あぶない…とりあえず 応戦しなきゃ」

<ピロピロリロ

【下1】魔法

魔法使い「くらえー」


魔法使い「イタズラでつくった 魔法を食らえー」

ぷすー

使い魔「なんれすか、この風?」

Miss!

魔法使い「はっ、くりーん な 魔法だから においつけてなかった」

使い魔「えへー、つかまえましたよぉ〜」

がしぃっ

魔法使い「あーれー」

使い魔「【下2】ぐらいしても良いですよね! ねっ!」

すりすり


魔法使い「そいね ぐらいなら」

使い魔「やっらー!」

すりすりすりすりすりすり

魔法使い(あつい、ちかい)

すりすりすりすりすりすり

使い魔「ご主人、ご主人っ」

魔法使い「もうすこし ゆっくり」

使い魔「ダメですね、却下します」

魔法使い「…むう」

使い魔「はぁはぁ、はぁはぁ」

魔法使い「ねないの?」

使い魔「寝たいですね、それはもうネットリと」

魔法使い「…ねむいなら ねればいいのに?」

使い魔「いいんですか? いいんですね!」

がばぁっ


???「待て待て待て…家の外まで聞き捨てならないことが聞こえたぞ!」

魔法使い「あ、おひさ」

使い魔「今、良いところなんれす! 誰だか知りませんが邪魔しないでくらはいっ!!」

???「いや、明らかにダメなところだろ!? ほら、それによく見ろ【下2】だ! 前に会ったことあるだろうが!」


悪魔娘「俺だよ、悪魔娘様だよ!」

使い魔「あー、ご主人と契約して騙したはいいけど精神力が高すぎて魂を奪え無かった悪魔が居ましたっけー」

悪魔娘「うっせー、殴んぞ!」

使い魔「おー、こわいこわい」

魔法使い「さとがえり たのしかった?」

悪魔娘「あぁ、それなりにな…ってか手前もいつまで組み敷かれてんだよ?」

魔法使い「…そいね だよ?」

使い魔「健全な行為ですよ!」

悪魔娘「どこがだ、アホ」

ボカッ

使い魔「ふぎゃっ」

バタッ

魔法使い「おやすみー」

悪魔娘「ったく、目を離すとすぐこれだ…やれやれだぜ」

魔法使い「………?」

悪魔娘「おっと、忘れてた。 ほら、魔界の土産物だ」

つ土産【下1】


魔法使い「あかい…めがいたい」

ごぽっ、ぶじゅう、ぎぃぃっ

悪魔娘「魔界の中本だからな半端な辛さじゃねぇぞ」



魔法使い「…あむ」

シーン

魔法使い「………」


悪魔娘「どうだぁ、天にも昇る味だろ…おーい、魔法使い?」

魔法使い「………」

悪魔娘(コイツ、目を開けたまま気絶してやがる!!)



むくっ

使い魔「あれ…わたし、いつの間に寝てたんだろう?」

悪魔娘「あいつのミスだろうけど、魔翌力過多で頭のネジが飛んでたぜ、思い出せっか?」

使い魔「へー…うぇっ、いつの間に帰ってきたんですか悪魔娘」

悪魔娘「手前がご主人が性的に食おうとしてる辺りに帰ってきたぜ。へ・ん・た・い…キヒヒ」

使い魔「くっ、黙らないと黙らせますよ!…そういえば、ご主人はっ!!」

悪魔娘「あー、魔界土産の中本が口に合わなかったみたいでなぁ…さっきからピクリともしねぇんだわ」

魔法使い「………」

<へんじがない、ただのしかばねのようだ

使い魔「ご主人ーっ!?」

悪魔娘「慣れない回復魔法から記憶操作まで幅広く掛けたんだが…スマン、お手上げだ」

使い魔「こういう時のご主人には【下2】に限ります!」


使い魔「用意するのは色んな蘇生薬を混ぜ合わせたミックスドリンクです!」

悪魔娘「3回ぐらいなら復活出来そうな濃度だな…なんか、生き物沸くんじゃねぇか?」

使い魔「さぁ、この蘇生ましましのミックスドリンクを飲んで戻って来てください!」

ずぼっ

悪魔娘「うわー…テンポ良く、躊躇なく、えげつない液体を主人に使うのかよ」

魔法使い「…ががっ、ぴー」

悪魔娘(ん…ロボだこれ!!)

魔法使い「ろ、ぼ…ちがう」

使い魔「あぁ、目に生気が…!!」

魔法使い「【下2】」



魔法使い「しんだ、おばあさまが、かわのむこうに、いた」

悪魔娘「かなり危ない一線に居たんだな…」

使い魔「ともあれ無事に目覚めて良かったです、ご主人!」

ぎゅむぎゅむ

魔法使い「なにはともあれ もーまんたい」

悪魔娘「んじゃ、ひと段落ついたみたいだし寝床に戻らせてもらうぜ」

ばさばさ

使い魔「あっ、天井裏は今は使えないわよ」

悪魔娘「あん? 仕舞う荷物も無いから部屋としてくれたじゃねーか?」

使い魔「【下2】というわけよ」


悪魔娘「異空間だぁ? んな、面倒な事この上ないもん開いた奴…」

魔法使い「みー」

悪魔娘「やっぱり、お前か!」

ぐりぐり

魔法使い「いたい、あたまわれちゃう」

悪魔娘「五月蝿い、長旅で疲れてるのに部屋を謎リフォームしやがって…流石に許さねぇぞ」

使い魔「いいじゃないですか、天井裏の扉さえ開けなければ封印も完璧なんですから!」

悪魔娘「俺様の寝具や服が根こそぎ無くて完璧なわけあるかぁっ!!」

使い魔「…悪魔娘はソファーで全裸で寝てるのがお似合いです」

悪魔娘「やんのか、ごらぁ!」

魔法使い「まーまー」

ごりごり

悪魔娘「元はと言えばお前が悪いんだよ!」

魔法使い「あーれー」

悪魔娘「はぁ…とにかく【下2】」


悪魔娘「今日のところは宿で寝るから、いつかの買い物の時に貸した金返せ」

魔法使い「……すっからかん」

使い魔「この前、魔法ショップで買い出ししたばかりで財布が空なんです!」

悪魔娘「理由は分かったが、なんで使い魔がドヤ顔なんだよ」

使い魔「ふふん…ホームレス悪魔とは違い、愛され使い魔の私には寝室がありますので」

悪魔娘「…相変わらず癪にさわる奴だな」

魔法使い「【下1】」

魔法使い「じゃあ、悪魔娘…いっしょにねよ」

使い魔「んなっ!?」

ガーン!

悪魔娘「床無しなのは手前のせいなんだが…じゃあ、お言葉に甘えさせて貰うとするぜ」

使い魔「だ、だめですよ! ソイツ、きっとご主人が寝てる間に魂を取ろうとしますよ!」

魔法使い「そうなの…?」

悪魔娘「んな、卑怯な真似はしねぇよ。悪魔は性根は悪いが契約に従う種族だ」

魔法使い「…って いってる」

使い魔「いや、ですが同じベッドで寝るのは如何なものかと思います」

悪魔娘「なんだ、あんだけ煽っておいて嫉妬か? 部屋まである愛され使い魔ちゃんは自慢の床でも暖めてなっ、けけけ」

使い魔「な、何をーっ!!」

くいくいっ

使い魔「ん?」
悪魔娘「あ?」

魔法使い「みんな いっしょ」

ぎゅむっ

使い魔「仕方ないですね…この私が見張りとして付かせて頂きます////」

悪魔娘「けっ、好きにしろよ。おら、俺様はお疲れなんださっさと寝んぞ////」



魔法使い「魔界のおはなし、ねるまえにきかせて」

悪魔娘「あぁ、いいぜ。 馬鹿ご主人…けけっ」

使い魔「ご主人に馬鹿とはなんですか!馬鹿とはっ!」

深夜

悪魔娘(………)

使い魔(………)

魔法使い(………)

ほうほーう、ほーう

悪魔娘(結構せめぇな、おい)

使い魔(流石に3人はせまいです)

魔法使い(くかー)

ゲシッ

使い魔「あだっ!?」

悪魔娘「わりぃ…足が滑った」

使い魔「……滑ったなら仕方ないですね」

バコッ

悪魔娘「…チッ」

使い魔「あー、すまないです。手が滑りました」

悪魔娘「滑ったなら仕方ねぇなぁ…あぁ」

使い魔「………」
悪魔娘「………」

どか、ばき、ぼこすか


こけこっこー

むくっ

魔法使い「…あさだー」

使い魔「ぜぇ、ぜぇ…おはよう御座います」
悪魔娘「はぁ、はぁ…よぉ」

魔法使い「…なんか、おつかれ?」

使い魔「あー、お気になさらないで下さい」

魔法使い「今日は【下2】するから ほどほどにね」

魔法協会に顔出しを


魔法使い「きょうは 魔術協会に顔出しするから ほどほどにね」

使い魔「そういえば、更新手続き日でしたね」

魔法使い「うん…悪魔娘もいく?」

悪魔娘「んー、俺様はパスだ。あそこは何かと偉そうでな奴が多くて嫌いだからよ」

使い魔「やれやれ、自分が偉そうな癖に何言ってるんだか」

魔法使い「じゃあ、お留守番よろしく」


魔法協会

使い魔「はわー…いつ見ても協会は大きいですね、ご主人!」

魔法使い「…ひろすぎて、まよいそう」

使い魔「あはは…」

【魔術免許 更新はこちら→】

魔法使い「あっちだー」

とてとて

【下1】「あ、魔法使い!」

魔法使い「よばれた きがする?」

幼馴染(♂)


幼馴染み「いやー、久しぶりだな!」

バンバンっ

魔法使い「その、あつくるしい あいさつは…幼馴染み」

使い魔「あの、ご主人の背中をばしばし叩く此方の方はどちら様で?」

幼馴染み「おっと挨拶が遅れたな、俺は魔法使いの幼馴染みだ。よろしくな!」

すっ

使い魔「あ、はい。よろしくです」

ぎゅっ

魔法使い「……なんで、協会にいるの?」

幼馴染み「ん、どういう意味だ?」

魔法使い「たしか、騎士になったんじゃ?」

幼馴染み「あぁ、最近は魔法も使えないと駄目だと思ってな。今は魔法剣士を目指しる所なんだ」

魔法使い「へー」

使い魔(…気のせいかご主人の受け答えが雑な様な)

魔法使い「【下2】」


魔法使い「おうどんたべたい…」

使い魔(あっ、お腹へって機嫌が悪いだけでしたか)

幼馴染み「相変わらず、魔法使いは自由だな」

ばしばし

魔法使い「そっちも相変わらず…あつくるしい」

幼馴染み「ははは、元気ぐらいしか俺は取り柄がないからなっ!」

魔法使い「あと、取り柄なら【下1】がある」


優しい所


幼馴染み「それは…喜ぶポイントか?」

魔法使い「騎士より おうどん屋さん むいてる」

幼馴染み「ふっ…ならば、また会う機会があれば振舞わせてもらおう」

魔法使い「わくわく」

『魔法剣士資格を取得予定の方は、8番魔方陣にお集まり下さい。繰り返します、魔…』

幼馴染み「むっ、呼ばれてしまったか…それではまたな」

使い魔「あ、はい。試験の方、頑張って下さい!」

魔法使い「おうどんー」

幼馴染み「心配しなくともうどんについては忘れんよ」

すたすたすたすた



ぬらーり

受付「魔法使いさん、免許の更新に来たんですよね?」

使い魔「きゃっ、受付さん! いつの間に居たんですか?」

受付「ご用のある方の元に迅速に現れるのが、私のお仕事ですからー」

ぺらっ

魔法使い「こうしん しょるい よろしく」

受付「あー、通達届いてなかったみたいですねー」

魔法使い「つうたつ…?」

受付「はいー、最近の話なんですが更新時に魔術師さん達には適当なクエストを受けて頂く方式に変わったんですよー」

魔法使い「どんな クエスト」

受付「この【下2】クエストなんですが受けます?」

魔法使い「もちもち」


『クエスト・悪魔の心臓を採取せよ!』

使い魔「悪魔…の心臓ですか」

受付「はい、買うなり採るなり方法は問いません。上の方では免許更新としては妥当な難易度だろうとの事ですー」

使い魔「確かに…買うにしてもそれなりに高価ですし、奪うとなればかなり危険ですものね」

魔法使い「さくっと いこー」

使い魔「えっ、もうですか…その、ご主人は心臓に宛があるので?」

魔法使い「【下1】」

うちいる(冗談)


魔法使い「悪魔なら…ひとり、うちにいる」

使い魔「えっ、それって…!?」

魔法使い「らくなクエストだ」

とてとて

使い魔「あの、アイツは良いやつじゃないですが何も殺さなくても…ご主人」

魔法使い「使い魔は知ってるかしら。そういった犠牲の上に成り立つものもあるのよ?」

クスクス

使い魔「ひっ…」

魔法使い「…じょーだん」

ぺかー

使い魔「もー、心臓に悪いですから止めてくださいっ!」

魔法使い「森の奥にレッサーデーモンが出たって店員が噂してたから…そこにいこう」




魔法使い「あれはー だれだー…あくまーん」

使い魔「下級の悪魔が相手とはいえ緊張感なさすぎです、ご主人」

魔法使い「はーい…それにしても いない」

使い魔「まぁ、出たと言っても噂ですからね…」

魔法使い「なんか、めんどくさくなってきた…【下2】で探す」

使い魔「また、力の無駄遣いを…はぁ」


魔法使い「百であり一である小さき霊よ、その力を我に示せ」

【百鬼夜行】

ぱきぱきっ、カタカタっ

使い魔「あー、もう小石や葉っぱとか見境なく触媒にしましたね」

<マホーツカイサマー
<ハラヘッター
<ヒサビサノシャバー!

魔法使い「けっこう…ちかれた」

使い魔「それは当たり前です。一時的とはいえ使い魔を軽く百は作ったんですから」

魔法使い「…あと、みんな よろしく」

ぐでーん

<マカサレター
<ラジャー
<カリノジカンダー!

使い魔「お前達、なるはやですからね!」

<ハーイ!

かさかさかさ

使い魔「では、私達は小鬼たちの報告を待ちながら回復に勤しみましょう」

魔法使い「わかったー」


ぱきっ

使い魔「…なんの音ですか?」

くるっ

【下1】「………」


使い魔「何者ですかっ!!」

<ナイフヒュンッ

ショタエルフ「ひえっ、怪しい者じゃないです。ボク、この森に住んでるエルフで、あの、そのっ!」

あたふた

魔法使い「使い魔、ぶきさげて」

使い魔「…わかりました」

ショタエルフ「その森を歩いていたら精霊のざわめきを感じて…えと、ごめんなさい」

魔法使い「あやまらなくていい…わたしの術のせいだから」

ショタエルフ「えと…あれ程に高度な術を使う辺り高名な術師様ですよね?」

魔法使い「それほどでもない…」

ショタエルフ「いえ、ご謙遜なさらないで下さい……その、実力を見込んでお頼みたい事があるのです」

使い魔「頼みたい事ですか?」

ショタエルフ「実は…【下2】」



ショタエルフ「ボクの親兄弟を殺した騎士を暗殺して欲しいのです」

使い魔「暗殺!?」

魔法使い「つづけて…」

ショタエルフ「はい…僕らは元々は森の魔物を狩る事を生業としてひっそりと暮らしていました。しかし、ある日の事です…あの騎士がこの森を訪れたのです」

魔法使い「………」

ショタエルフ「奴は奴隷商と繋がっているらしく、エルフは高く売れると僕らを捕らえようとしました。そして抗った者は問答無用で斬り伏せて行きました。そいつからボクを逃がそうとして母さんは…ううっ」

魔法使い「だから、暗殺したいと…」

ショタエルフ「どうか、お願いします。家族の無念を…晴らしてください」

使い魔「如何なさいますか、ご主人?」

魔法使い「【下2】」


魔法使い「最初から他力本願で…いいの?」

ショタエルフ「しかし、ボクなんかじゃ…!」

魔法使い「…少なくともわたしが手を下すべきではないと思う」

ショタエルフ「そんな……ボクはみんなの仇を取らなきゃいけないのに」

魔法使い「勘違いしてはいけない。手は貸してあげる」

ショタエルフ「えっと、手を貸すとはどういうことですか?」

魔法使い「【下1】」


使い魔「あの、シリアスな雰囲気で言い出せなかったのですが…その騎士って」

魔法使い「うん、多分この前捕まえたの」



ショタエルフ「へっ…!?」



魔法使い「…だから、もう暗殺なんて考えなくていい」

ショタエルフ「でも、それじゃあ…僕は何のために生きているんですか」

ぽんっ

魔法使い「だから、手を貸すって言った…貴方の生きる目的探し、手伝わせて」

ショタエルフ「【下2】」


ショタエルフ「有難う…ございます…ぐすっ」

魔法使い「よしよし」

使い魔「ほら、男の子がぐずぐず泣かないでください」

かさ、かさかさかさかさ

<キタキタキター
<ミツケタゾ!
<ニゲロー、イチモクサンダー

魔法使い「小鬼…くうき よんで」

がさがさがさ

レッサーデーモン「ガァァァァァァッ!!」

ショタエルフ「ひうっ!!」

魔法使い「だいじょーぶ…百であり一である霊よ、その身を纏め災悪を討て」

使い魔「あっ、勢い余って心臓は潰さないようにお気をつけ下さいませー」

魔法使い「いけー、おにぱーんち」

大鬼「ふんがぁーっ!!」

ずどんっ

レッサーデーモン「ごっ…がぎゃ……かはっ」

ずずんっ、ばたっ

ショタエルフ「す、凄い…悪魔が一撃で!」

魔法使い「さー、終わったし…かえろー」

すたすた…ざっ

ショタエルフ「あの、魔法使い様…ボクの家はあっちでして」

ぐいっ

ショタエルフ「うわわっと…魔法使い様!!」

魔法使い「みんなでいるほうが、たのしいから」

ショタエルフ「…は、はい!////」

使い魔(んー。お部屋…どうしたものですかねー)




工房

悪魔娘「で…?」

魔法使い「かくかくしかじかー」

悪魔娘「うんうん…部屋も直さないわ、あんなガキは拾ってくるわ……大バカだな、お前っ!」

魔法使い「あう…だって ひとりぼっちだし」
ショタエルフ「ごめんなさい、ごめんなさいっ」

うるうる×2

悪魔娘「だぁーっ、そういった目で見んじゃねーっ!!」

使い魔「まぁ、実際に部屋が足りないのは事実ですし…上の異空間も活用の前に調査すら済んでません」

魔法使い「うーん……【下2】」

知り合いの建築士に頼んで増築してもらう


おうどんたべたくなったので少し休憩。

私はきつねおうどん派。再開。


魔法使い「知り合いの建築士に増設してもらおー」

ショタエルフ「おー」

ぱちぱちぱち

使い魔「増設…あの、お財布がすっからかんだった様な気がするのですが」

悪魔娘「増築中はどこで寝るんだよ? 一日二日で出来るもんじゃねぇだろ?」

魔法使い「だいじょーぶ…ゲンさんに不可能はない」

使い魔「ゲンさん?」

魔法使い「この前、しりあった」



がちゃ

ゲンさん「おーい、来たぜぇ嬢ちゃん」

魔法使い「ゲンさん、いらっしゃい」

悪魔娘(どんなすごい奴が来るかと思えば…ジジイじゃんか)

使い魔「あの、お爺さん…私達は仮屋もお金も無いのですが大丈夫なんですか?」

ゲンさん「あぁ、そこら辺は気にしないでいいぜ。嬢ちゃんには命を救われた恩義があるんでな、タダでやってやらぁ」

ショタエルフ「どれくらい待ってればいいんでしょうか?」

ゲンさん「きしし、騙されたと思って適当に昼飯食って来な」

悪魔娘「…随分と自信満々だなジジイ。そんなに余裕なら【下2】もついでに作ってくれや」

使い魔「こら、バカ悪魔!お爺さんをからかって無茶を言わないでください」

ゲンさん「いいんだ、昔から客の無茶な注文には慣れっこだからよっ」

魔法使い「じゃあ、よろしく」

ゲンさん「おう、大船に乗った気で待ってな!」


数刻後

使い魔「さて、本当に軽くご飯を食べて帰って来ましたが…」

悪魔娘「きっと、あのジジイ…あぁー、まだドアしか出来とらん…って慌ててるさ、きひひ」

ショタエルフ「もうすぐ工房が見えてきますね…」

\でーんっ!!/

悪魔娘「で、出来てやがる…だと!?」

魔法使い「りっぱー」

ゲンさん「おーう、腹一杯食べてきたか嬢ちゃん達。いやぁ、年甲斐なく張り切ってみたがどうだ?」

使い魔「凄いです…二部屋の増築だけでなく庭や門まで!」

魔法使い「ぐっじょぶ」

ゲンさん「天井裏だけは触るなっていうから改造してねぇが、大抵のものは良くしといたからな」

ペチペチ

悪魔娘「やべぇ、ガチの門だ…これ」

ゲンさん「もちろん魔翌力を流せば転送も可能だから上手く活用してくれ…さて、そろそろ俺は帰るから好きに使ってくれや」

すたすた

魔法使い「ありがとー、ゲンさん」


あー、うーん。書いてしまったんで…

ゲンさん「…あ、伝え忘れちまったが地下室には気づくだろ」

ぽりぽり



ショタエルフ「うわぁ…ボク、個人の部屋を貰うの初めてで嬉しいです!」

ベッドぽふぽふ

使い魔(…部屋持ちで悪魔娘にドヤれなくなったです)

がさがさがさ…ぽいっ

悪魔娘「げっ…見当たらない感じからすると屋根裏にアレはわすれたまんまだったか」

魔法使い「ひろびろー」

悪魔娘「なぁ、魔法使い…屋根裏部屋の異空間ってどんな感じになってんだ?」

魔法使い「いくの?」

悪魔娘「ちっとばかし、探し物があってな」

魔法使い「異空間内の様子は【下2】」




魔法使い「胃の中に繋がってる…」

悪魔娘「はぁ?…胃って部屋のサイズからみて巨大ミミックとかの胃か?」

魔法使い「みー」

悪魔娘「いや、縮尺的に可笑しいだろ?」

魔法使い「そこは…まぁ、異空間だから?」

悪魔娘「言ってるお前自身が不思議そうにしてる辺り、嘘ではないみたいだけど…よりによって胃と繋がってるのかよ」

ばさばさ

魔法使い「わたしのなか、あばれないで?」

悪魔娘「あぁん? なんも居ねぇんだから暴れようがねぇだろ…んじゃ、サクッと行ってくるわ」

魔法使い「何も居なければ…いいけど」

がちゃ、ばたんっ…

悪魔娘「……ピンクの肉壁に浮いてんのはさっきの昼飯か、確かに原理は何であれアイツの胃の中みたいだな」

ぺちゃっ、ぺちゃっ

悪魔娘「気のせい…いや、何か居るみたいだな、こりゃ」

ぶくぶくぶくぶく

悪魔娘「うおっ、気配は胃液の中からか!!」

ざっぱぁーん

【下2】「……ダレダ」






魔王「ダレダ…とキイテイル」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!

悪魔娘(な、なんだよ…あの巫山戯た魔翌力!? あんなの並の存在が持つ魔翌力じゃねぇぞ!!)

魔王「アー、あー…久々に口を開いたから話し方が悪かったか。そこの悪魔よ、貴様は誰だ?」

悪魔娘「お、俺様は悪魔娘様だ。テメェこそ、何処のどいつか言いやがれっ!」

魔王「ふん、そう怯えるでない魂が震えておるぞ。我は、魔を統べる者…と言えば分かるであろう」

悪魔娘「まさか、勇者との闘いで行方しれずになった魔王か!? 納得出来る魔翌力量だが…そんな奴が何でこんな所に居やがるんだ!!」

魔王「【下2】」


魔王城 玉座

勇者『魔王、その命貰い受ける!!』

ばっ…

魔王『くはは、絶望に沈むがいいわ!!』

ばっ…

が ぱ ぁー

魔王『なっ、空間魔法だとぉぉっ!?』

勇者『えっ、だれ唱えたの?』

賢者『ワシ、ちゃうよ』

戦士『俺も違う』

魔王『おのれ、姑息な勇者めぇぇっ!!』

勇者『いやいやいや、俺じゃないからね!?』

ひゅー、ぼちゃん



魔王「あの戦いの最中…突如、眼の前に闇の穴が現れて今に至る」

悪魔娘(あのバカ、どんなタイミングで空間魔法使ってんだよぉぉぉっ!?)

魔王「我が魔王城は本来は城外からの魔法を無効化する…しかし、あの空間魔法はそれを無視して発動したものだ」

魔王「勇者との闘いによる疲労もあったが…我はこの謎の空間を構築する術に囚われ、空間を維持する柱として封じられた」

悪魔娘(えっ、アイツってもしかして魔王より強いのか…)

魔王「どのみち、勇者とあのまま戦っても我はジリ貧だった…実は未だ見ぬ術師に感謝していたりもする」

悪魔娘「えーと…【下2】」




悪魔娘「えーと…どうイタ飯」

魔王「イタ飯……それは炒めた飯の事か?」

悪魔娘「ど、どういたしまして…と言いたかっただけだ」

魔王「噛んだのか」

悪魔娘「噛んでねぇっ!」

魔王「ならば、そういう事にしておこう…」

悪魔娘「ちっ、そうだ。アンタ、此処で【下2】を探してるんだが見てねぇか?」


魔王「ふむ、それならばそこの木箱の中にあったな」

悪魔娘「おっ、サンキュー…」

ガチャ

悪魔娘「これがねぇと調子が出ねえからな……そういや、木箱の”中”って言わなかったか?」

魔王「あぁ、言ったな」

悪魔娘「…まさか、一緒にあった手帳を見たりしてねぇだろうな?」

魔王「ぬ……あぁ、あのバカは今日も寝顔が可愛いとか書いてある手記の事か」

悪魔娘「見やがったな、テメェ////」

ボカッ

魔王「な、何をする!?」

悪魔娘「しねっ、くたばれっ、きえろっ!!」

ばきっ

魔王「や、止めぬか…今の我は本来の力が出せぬのだぞ!!」

悪魔娘「うるせぇ、アホがっ!」

<ドロップキック

魔王「ぬおおおぉぉぉっ!?」

ごろごろごろごろ、びたーん

悪魔娘「ったく…はぁ、はぁ、こんなとこに長く居られるか」

がちゃ、ばたんっ

魔王(我に暴力をふるって一方的に帰るだと…小娘が馬鹿にしおって!!………しかし、なんだこの悪くない感じは)

とぅんく…



魔法使い「おかえりー」

悪魔娘「…」

ボカッ

魔法使い「いたい!?」

悪魔娘「お前、暫くは空間魔法禁止!それと屋根裏部屋の封印を強めるのと聖水を飲んでから寝ろ!!」

がちゃ、ばたんっ

魔法使い「なんで、あんなに おこってるの」

あたま、さすさす




確か、sagaは殺すとか魔力をそのまんまにしてくれるんだっけ?
取り敢えず、カレーうどん食べるので休憩。

>>1には時間がないんです。邪魔だけはしないでください。

ずるずる再開。

翌朝

魔法使い「もきゅもきゅ」

使い魔「あ、ご主人。顔にソースが付いてます」

ふきふき

魔法使い「ありがとー」

使い魔「ついでに髪もとかしておきますね」

するする、さっさっ

魔法使い「んー」

使い魔「他に何かお申し付ける事ありますか?」

魔法使い「【下2】」


魔法使い「じゃあ、お隣のお婆ちゃんに回覧板出してきて」

つ回覧板

使い魔「了解です、ご主人!」

がちゃ、ばたんっ

魔法使い「いってらしゃー」

ふわふわ

悪魔娘「なぁ、使い魔だから使うのが当たり前だが、流石に世話焼かせすぎじゃねぇか?」

魔法使い「そう?」

悪魔娘「あんまり、無茶させると倒れちまうぞー…俺様としては好都合だけでな」

魔法使い「…うーん」


使い魔「お婆様、隣の使い魔です!」

どんどん

老婆「あら、お早う使い魔ちゃん」

使い魔「お早う御座います。これ、回覧板です」

老婆「あら、わざわざ有難うねぇ…あぁ、そうだわ。 この前、魔法使いちゃん達が留守の時に荷物を代わりに受け取ってたのを忘れてたわ」

つ木箱

使い魔「魔法郵便…じゃないですね?」

老婆「留守みたいだから、このプレゼントを魔法使いちゃんに渡しといてくれって一昨日だったかしら…これを預けられたのよ」

使い魔「誰からでしょう?…ともあれ、お手数掛けました」

ぺこり

老婆「いいの、いいの、私達にとって貴方達は孫みたいなもんなのだから」


がちゃ、ばたんっ

使い魔「ただいま、戻りました」

魔法使い「おかえりー」

悪魔娘「なんだ、その木箱?」

ごとっ

使い魔「なにやら、ご主人宛のプレゼントだそうでお婆様が預かってくれてました」

魔法使い「プレゼント…!」

ショタエルフ「あの、何か分からないで箱を開けるのは危ないんじゃ?」

ばりばり

魔法使い「ん?」

悪魔娘「もう、残念ながら開けちまったみたいだな」


木箱の中身 【下2】


ぷしゅーっ!!

一同「!?」

魔法使い「あう………ねむく」

使い魔「これは、催眠…ガ……ス」

ショタエルフ「魔法使い…さま」

ばたばたっ


しーん……


がちゃ、ぎぃーっ

???「やれやれ…やっと、罠にかかったか」

悪魔娘「誰だ……テメェ」

???「おっと、悪魔には効きが甘かったかな。自分は【下2】、次に目が醒める時まで覚えておいてくれ」

ぷしゅっ!

悪魔娘「ぐっ…………zzz」


亜空間

魔法使い「…ううん、zzz」

ぷにぷに、つんつん

魔神「ふふっ、よく寝ているなぁ。魔法使いは知らない人から物をもらってはいけないと学習しようねー」

魔神「さて、【下2】という目的の為に攫ってきたわけだけど…完璧すぎて少し退屈だなぁ」

魔神「…よし、可哀想だしチャンスぐらいはあげようかな」

くすくす




数刻後


むくっ

魔法使い「ここは…」

使い魔「あっ、ご主人…お怪我は!?」

魔法使い「へいき」

ショタエルフ「ま、禍々しい気配を到るところから感じます」

悪魔娘「自称だからなんとも言えないが…犯人は魔神らしいからな」

使い魔「そんな、様々な伝説に名を連ねる魔神が誘拐犯!?」

!魔道モニター 起動!

魔神『そう、君達は僕…魔神の専属奴隷として見事誘拐されましたー!』

ぱちぱちぱちぱち

悪魔娘「はぁっ、巫山戯たことを抜かしやがんな!」

びゅんっ、ドカーンッ

魔神『あー…モニ…ー壊れ……った』

!第二モニター起動!

魔神『血の気が多いなぁ、少しは落ち着きなよ』

使い魔「奴隷だなんて言われて落ち着けるわけありません!」

魔神『えー、僕は珍しく奴隷は可愛がるタイプなんだけどなぁ。そんなに嫌かい?』

魔法使い「…ここから、だして」

魔神『んー…まぁ、出してあげてもいいけど。それは試練をクリアしたらね!』

ショタエルフ「試練…?」

魔神『なーに、簡単さ。【下2】…それだけのことだよ』




使い魔「私を…!?」

魔神『誰がやってもいい、彼女が[ピーーー]ば…全員、此処から出してあげる。今なら自決も許してあげるよ、優しいでしょ?』

魔法使い「………」

悪魔娘「ちっ、悪魔より汚れた考えしてやがる」

魔神(ふふっ…さぁ、醜く殺しあう?悲しみ、悩み苦しむ? はやく、絶望に染まった顔を見せてくれ!!)

ショタエルフ「そんな、どうやっても使い魔さんが助かる方法は…」

すっ…

使い魔「……ご主人、私の命でご主人の危機を救えるなら本望です」

ふるふる

魔法使い「【下2】」


魔法使い「じゃすと1分…いい夢みれた?」

魔神「は? 何を言ってるんだい?」

ぐにゃ…

魔神「えっ、空間が歪んで…?」

悪魔娘「よぉ、目が覚めたかぁ…おバカさん」

魔神「悪魔娘!! 君は別空間に居るはず!?」

悪魔娘「あー、テメェのシナリオじゃそうなってんのか?」

魔神「どういう原理かは知らないが…取り敢えず遊びはお終いだよ!」

ゴゴゴゴゴゴ…シュウッ

魔神「あれ、力が出ない!? そんな、堕ちたとはいえ神を封じているのか?」

悪魔娘「あぁ、そうだよ。お前は喧嘩売る相手を間違えたんだ……まっ、私も同類なんだがな」

すたすた…

魔神「ま、待てっ、僕は神だぞ!!」

悪魔娘「そうかよ、それじゃあな。あ、先輩とは仲良くしろよー」

がちゃ、ばたんっ

魔神「先輩…?」

ぬうっ、がしっ

魔王「ここでの暮らしについては我に何でも聞くが良いぞ、はっはっは」

魔神「」




悪魔娘「…終わったぜー」

魔法使い「おつかれー…けぷっ」

悪魔娘(さっき、使い魔に回覧板頼んで出掛けさせたのはこの為か。ぽけーっとしてる様に見えて相変わらず恐ろしい奴だぜ)

使い魔「ただいま戻りましたー」


数刻後

魔法使いの部屋

悪魔娘「なぁ、魔法使い…少しいいか?」

魔法使い「…なに?」

悪魔娘「お前の使い魔になってから色々と謎なことがあるんだが……幾つか聞いてもいいか」

魔法使い「…すこしなら」

悪魔娘「おう、俺様も藪をつついて蛇は出したくない。当たり障りない質問しかしねぇから安心しな」

魔法使い「それは、ありがと」

悪魔娘「取り敢えず【下2】については、どうなってるんだ?」


魔法使い「ししょー……うーん」

悪魔娘「ん、話したくない質問だったか?」

魔法使い「…オッパイが好き以外に浮かばなかった」

<胸はロマンがつまっとる

悪魔娘「………えーと、見た目は?」

魔法使い「見ため…【下2】」


魔法使い「ヒゲがじょりじょり」

悪魔娘「歳は…?」

魔法使い「んー、オジサンっていわれると怒る歳」

悪魔娘「よし、殺そう」

魔法使い「なんで?」

悪魔娘「んなもん、変態なオーラを感じるからだ」

魔法使い「…でも、ししょー 強いよ?」

悪魔娘「……じゃあ、中止。他に特徴とか人柄とかないのかよ?」

魔法使い「あと、分かるのは…【下2】ぐらい」


魔法使い「孤児院のえんちょーでもある…わたしも孤児だから世話になった」

悪魔娘「んだよ…変態だけど割といいやつじゃねぇか…」

魔法使い「でも、年長組みを見る目がこわい」

悪魔娘「善悪が微妙なラインだな…やっぱり消すべきか、うーん」

魔法使い「…今度、会いに行く?」

悪魔娘「ある程度、身を守る術を手に入れたからだな」

魔法使い「悪魔娘は…ロマンあるもんね」

じーっ…

悪魔娘「がっつり、影響受けてんじゃねぇよ!」

ぽかっ

魔法使い「むー…ぼうりょくはんたい」

さすりさすり


焼うどんを食べて寝ます。これで買い溜めのうどんが切れた。

うどんも好きだけど、うどんも好き。再開。

自室

魔法使い「るー◯」

ひゅんっ

リビング

魔法使い「とうちゃくー」

すたすた

使い魔「あの…ご主人。流石に家の中で移動するのに魔法を使うのはどうかと思うのですが」

魔法使い「…らくちん なのに?」

使い魔「確かに従来の移動魔法とは違い、ご主人の新たに改良した空間転移は屋内でも使えて凄いです」

魔法使い「…えへへー」

にへら

使い魔「しかし…この程度の移動もしないと身体は衰えていく一方ですよ」

魔法使い「うぐ…そこは強化魔法で解決す「使わない筈ですよね?」

使い魔「ポリシーとして自身に強化は使わないと以前に話していた筈ですが?」

魔法使い「むむむ…」

使い魔「何がむむむ…です!! 決めました、本日はトレーニングとして【下2】をして頂きます!」

魔法使い「…えー」


魔法使い「やーだー」

ぐぐぐっ

使い魔「扉から手を離してください、ご主人! 軽くジョギングするだけですから」

魔法使い「おに、あくま、つかいまー」

使い魔「最後のは合ってます…さぁ、ご覚悟を決めて下さい!」

ずるずる

使い魔「ほら、足を上げて走ってください、1、2、1、2!!」

魔法使い「うー…」

魔法使い(【下1】)


魔法使い(もー、つかれた……にげよう!)

使い魔「がんばれ!がんばれっ!!」

ざっざっざっ

魔法使い(でも、どうやってにげよう?)

使い魔「終わったらご褒美が待ってますからね!」

とてとてとてとて

魔法使い(はしってにげる…まず、はしれないからダメ)

使い魔「ファイトですよ、ご主人!」

魔法使い(…! ここは【下2】をしよう)


魔法使い(となえたるは異国の魔術…ニンポー 霧隠れの術!)

しゅうぅぅっ…

使い魔「なっ、急に霧が立ち込めて……ご主人、今日は逃がしませんよ!」

捕縛魔術 起動

使い魔「魔翌力の糸よ…逃げ失せし者を結び捉え、繋ぎとめよ!!」

魔法使い(ぜったい…まけない!)

バチバチバチバチッ!!

下2 コンマ50以上で逃走成功


魔法使い「つかまってしまった」

ぐるぐるまき

使い魔「まさかの捕まえてしまった」

魔法使い「なんで、おどろくの?」

使い魔「いえ、魔翌力の質や量的に無理かなーと内心思ってました」

魔法使い「はしって つかれてたから」

使い魔「なるほど、道理であっさり。それで、本来は手縄を付けてランニングを続けるところですが…」

魔法使い「うぐー?」

使い魔「何でか揃い数字の意思を第三宇宙辺りから感じるので、ご主人にはお仕置きします…!」

魔法使い「前半 ぜんぜん、いみわかんない?」

使い魔「安心して下さい、私もよく分かりません!」

魔法使い「…えー」

お仕置き 【下2】


使い魔「取り出したるは…神、オーディンが創造したと言われる料理。アツアツオーデン」

グツグツ、グツグツ

魔法使い「どっから とりだしたの?」

使い魔「謎の力を気にしてはいけません…今回のお仕置きは此方をご主人に食べて頂きます」

魔法使い「それぐらいなら……縄、ほどいて」

すっ

使い魔「いえ、解きません」

魔法使い「ほどかないと、たべれない…よ」

使い魔「ご安心ください、私が食べさせてあげますから…ふふっ」

魔法使い「たべさせてくれる…やさしい!」

使い魔「穴の空いてる分、冷めやすいチクーワから始めましょう…あーん」

つチクーワ

魔法使い「はむ、はふ…あむ、使い魔…ふーふーしてほしい」

使い魔「次は汁が染みたダイコーンですよ」

魔法使い「え、はや……はふ、あふっ」

使い魔「うーん、食べさせにくいですね…ご主人、舌を出してください」

魔法使い「なら、なわを解けばいいのに……んれろ」

使いま「んふふ、有難うございます…これで乗せやすいです」

<ダイコーン らいどおん

魔法使い「んあっ、あふい…ちゃんと冷まし……て…から………っ……」

※オーデンを食べてるだけだよ!


使い魔「さて、次は…ハンペーンです」

魔法使い「ふう、ふぅ……は、はんぺーん」

使い魔「ご主人の為にたっぷりと汁まみれにしておきますからね!」

ちゃぷちゃぷっ

魔法使い「だめっ……!そんな……ひどい…こと」

使い魔「お仕置きですから…全部、残さずに食べなきゃダメですよ?」

つハンペーン

魔法使い「んん……っ」

<おおっと、これは目瞑りガマンだー!

使い魔「…………」

ピタッ

魔法使い「………?」

使い魔「隙有りですっ!!」

<しかし、ハンペーンフェイントが決まったぁーっ!!

魔法使い「んぐっ!?……んんんんっ! あふっ、あふいよっ!! あうっ、くふぅ、うううーっ」

ぷるぷる

※いや、オーデンを食べてるだけだって!


魔法使い「むー…むむむ!!」

もごもご

使い魔「吐き出さないで、そのまま…ゆっくりと食べて下さい!!」

魔法使い「ふー……ふー…けほっ」

使い魔「あ、涙をお拭きしますね…」

魔法使い「んー…んうっ……」

使い魔(あぁ、表情はあまり変わらないけど…嗜虐心を煽る潤み目)

魔法使い「ん……はぷっ……」

ぶしゅうっ

使い魔「ハンペーンは染み込んだ汁が第二波として押し寄せます」

魔法使い「あ、あついよぉ…口もかららも……つかひ魔ぁっ…ゆるひて」

使い魔「では、ご主人に問います…もう、運動を抜け出さないと誓えますか?」

魔法使い「…ちかう、ちかえるっ」

こくこく

使い魔「分かりました……ご主人、辛い思いをさせてゴメンなさい」

ぎゅっ、なでなで

魔法使い「使い魔…」

<エンダァァァァーッ…ry



悪魔娘(……家の外で何してんだアイツ等?)


今日もうどんのつもりだったけど…コンビニに走って行って、伝説のオーデンウードンを食べてきます。一旦、休憩。


翌日

魔法使い「えっほ、えっほ」

老婆「魔法使いちゃん、ジョギングかい?」

魔法使い「うん、日課にする約束なの」

老婆「そうかい、転ばないように気を付けるんだよー」

魔法使い「はーい」

とてとて…


森の中

魔法使い「えっほ……切り株みっけ」

すとんっ

魔法使い「のどかわいた…ふへぇ」

ジー…

木陰【下2】(【下4】)





邪教徒(…妖精)

邪教徒(我が神は新鮮な供物を…妖精の血を欲している。俺は…ずっと、探していた!)

邪教徒(ふしゅるる…妖精は森にいる……魔翌力大きい……身体小さい…やっと、妖精みつけた!みつけた!!みつけた!!!みつ

みしみしっ


魔法使い「…? うー…水筒、どこだー」

がさごそ

つ水筒

魔法使い「んくんく…ぷはー。よし、もうひとっぱしり」

すくっ、とてとてとてとて



がさっ…

木陰)邪教徒(…捕まえる。 【下2】で捕まえる、きひゃひゃ)


邪教徒「止まれっ!!」

ばっ

魔法使い「!!」

ずざざっ

邪教徒「…俺と来い、妖精よ!」

魔法使い「私は魔法使いだ…それに知らない人にはついていくなって言われてる」

邪教徒「ふん、神の使徒に逆らうか……ならば、力づくで供物になってもらうぞ!!」

ぶおんぶおんっ

魔法使い「ムチ!?…きょどうがはやいっ!」

<うどんロープ!

びたんっ

魔法使い「……むう?」

邪教徒「どうだぁ…俺の練りに練ったうどんのコシはぁ!」

魔法使い「………」

邪教徒「どうやら、震えてしまい、動くどころか声も出せない様だなぁ…きゃひはは!!」

魔法使い「【下2】」


魔法使い「たべさせて」

邪教徒「…はぁ?」

魔法使い「…ムチにもなりうるコシに興味がある」

邪教徒「いや、武器を喰われるわけには…」

魔法使い「もぐもぐ」

邪教徒「既に食べてる!?」

魔法使い「……たしかにコシはわるくない。でも、しるがない」

邪教徒「ひいぃっ、妖精は武器すら喰らう化物だったのか!!」

魔法使い「ツユないの、ねえ?」

すたっ、すたっ

邪教徒「く、喰われる…俺もうどんみたいにチュルチュル喰われちまうんだ。嫌だ、それだけは嫌だァァッ!!」

だだだだだだっ

魔法使い「あっ……しる」

…きらーん

魔法使い「あれは…なんだろ?」

逃げ去った邪教徒が落としたもの…下2


魔法使い「ただいまー」

シュダエルフ「おかえりなさい、魔法使い様! あれ、何ですかその石?」

キラキラ、キラキラ

魔法使い「多分、盗品のれいせき…へんなひとが落としてった」

ショタエルフ「へぇ…そういった盗難品って協会や騎士に届けるんですか?」

魔法使い「まぁ、特定できるルーンや張り紙があれば地力で届けるんだけど。んー、とくに見当たらなかった…」

あれショタエルフ「結局のところは、どうするんですか?」

魔法使い「この石は…【下2】」





オーデンウードンで認識能力に弊害が出ていたようです。
なので、今日はうどんは止めて、油揚げと白くて太い麺を食べます。再開。


魔法使い「たべる」

ショタベルフ「た、たべるんですか!?」

魔法使い「おちついて、なまえもおちつかせて」

ショタエルフ「は、はい…でも、高エネルギー結晶体である霊石を食べて大丈夫なんですか?」

魔法使い「まぁ、わりと大丈夫」

けろっと

ショタエルフ「割りと…使い魔の核や魔術触媒として親しまれてるとはいえ、十分に危険な物なんですよ!?」

魔法使い「あむっ…」

ぱくっ

ショタエルフ「本当に食べちゃった!!」

魔法使い「たべたら、つかう」

ショタエルフ「…使う?」

魔法使い「高位魔法のばくだいな魔翌力消費を霊石に…肩代わりさせるの」

ショタエルフ「成る程、どーぴんぐってやつですね!」

魔法使い「うん、でも……はやくつかわないと…魔翌力過多で…くるしい」

ショタエルフ「あわわわ、早く呪文を唱えてください、魔法使い様!!」

魔法使い「うん…【下2】」


魔法使い「にょたいかまほー!」

<ピロピロリロ!

ショタエルフ「えっ!?」

ぼふんっ

???「けほっ、けほ…ボクに魔法を掛けないで下さいよ〜」

魔法使い「…おー」

???「なんで、ジロジロ見るんですか?」

魔法使い「せいこう」

つ鏡

ロリエルフ「うわぁぁっ!! ボクの設定が根底から覆る姿にっ!?」

魔法使い「かわいいよ?」

ロリエルフ「戻して下さいよ〜! こんな姿を他の皆さんに見られたら恥ずかしいです/////」

魔法使い「えー…せっかくやったのに」

すたすた、がちゃ

使い魔「ご主人ー、紅茶をお持ちしま……」

魔法使い「あ…」

ロリエルフ(終わった…変態って思われるに決まってる)

使い魔「【下2】」


使い魔「む、胸で負けた…」

ずーん…

ロリエルフ「第一声がそこですか!?」

ぼいーん

魔法使い「魔翌力が有り余ってたから巨乳魔法もつかったの」

使い魔「凄く、大きいです……まぁ、驚きはしましたがショタエルフ君は顔付きはあまり変わってませんからね」

ロリエルフ「それは素直に喜べないです…ううぅ」

魔法使い「げんきだして」

ロリエルフ「取り合えず、早く元に戻して下さい」

じとー

魔法使い「しかたない…えっと、一応は呪術だから……解除方法は【下2】」


魔法使い「えっと…モトニモドーレ!」

ロリエルフ「わぁ、とってもわかりやすい呪文だ!」

ぼふんっ

ショタエルフ「はぁ、良かったー。元に戻れました」

使い魔(あと少し時間があればドレスセットで楽しめたのですが…残念です)

魔法使い「こうちゃー…おてがみ?」

使い魔「あぁ、ご主人宛の手紙が魔道郵便で届いてました」

魔法使い「なんだろ?」

手紙の内容 【下2】






世 界 が や ば い



魔法使い「……あばうと」

使い魔「あまりにも突拍子のない内容ですね」

ショタエルフ「誰かのイタズラじゃないですか?」

ぺらっ…

魔法使い「…おくりぬしは【下1】」


魔法使い「…っ!?」

ショタエルフ「魔法使い様、何方からの手紙でしたか?」

魔法使い「みー」

使い魔「…ご主人からですか?」

魔法使い「この下の日付の字…わたしの字」

ショタエルフ「この日付、三年後の今日になってますね」

魔法使い「…未来からのおてがみ?」

使い魔「そんな、あり得ないですよ! 時は原則として止められても戻したり越えたりは出来ない筈です!」

魔法使い「今は……とにかく、なにもわからない」


<【不穏な手紙】を手に入れた!



苦手なエッチ安価を紙一重で躱し、シリアルな雰囲気に突入。
そんななか、1はココアうどんという魔境を知る。次回、『むせる』
一旦、休憩。


魔法使い「………うーん」

つ不穏な手紙

すかしすかし

魔法使い「うーん………」

つ不穏な手紙

あぶりあぶり

魔法使い「とくにへんかなし……何もわかんないや」

ぽいっ

魔法使い「気晴らしに【下2】しよ…ふわぁ」




魔法使い「うどんをつくろう」

………

魔法使い「言ってみたものの…うどんって、どう作るんだろう?」

魔法使い「だれかにきこうか…それともイメージでつくるか」

うでくみ、ふむふむ

魔法使い「よし、きめた!…【下2】としよう!」


魔法使い「幼馴染みー、うどんの作り方をおしえて」

幼馴染み「おう、再開して開口一番でそれか」

魔法使い「やっぱり、幼馴染みのうどんがすきだからー」

幼馴染み「有難い話だがあんまり凝った作り方はしてないぜ?」

魔法使い「かんたん が いちばん」

幼馴染み「まずは塩水を適当な量、測って作る」

魔法使い「ぱぱーっとじゃダメ?」

幼馴染み「分量が雑だと生地が伸びなくなるからキッチリやるんだ」

魔法使い「はーい」

さらさらっ

幼馴染み「よーし、次は粉を混ぜて…もみこねる!」

魔法使い「もみもみ…」

幼馴染み「んで、暫く寝かしたら足で踏んで伸ばすんだが俺は【下2】で伸ばすな」

魔法使い「あのコシは伸ばした方がどくとくだからかー」


みんな、丸太は持ったか? ずるずる再開。


幼馴染み「別に普通の棒と変わらねぇぞ?」

魔法使い「幼馴染みにとってはささいなちがいなのか」

幼馴染み「手に合うものを使うのが何事において良いからな。んで、四角い形に伸ばしてはは折りを繰り返して…最後は斬る行程だ」

魔法使い「ほーちょう は 慣れない」

ぶんぶん

幼馴染み「安心しな…使うのは包丁より切れ味抜群の剣だ!」

魔法使い「?」

幼馴染み「千刃斬ッ…威力控えめ!!」

ズババババッ

魔法使い「………」

幼馴染み「なっ、簡単だろ?」

\うどん/

魔法使い「むりぃ……やっぱり、たべるのせんもんにする」

ずーん…

幼馴染み「あれ…何か難しかったか? まぁ、いいや…おーい、ツユはどうするんだ?」

魔法使い「じゃあ、ぶっかけて」

幼馴染み「ぶっかけ?」

魔法使い「ししょーにおそわった。つゆを先にかけるうどんの名称」

幼馴染み「へー、面白い名前だな」

魔法使い「んっ、ちゅるっ……おいひい」



魔法使い「うまうま」

幼馴染み「で、何があったんだ?」

魔法使い「……なにが」

ちゅるっ

幼馴染み「お前が急にうどん食いに来るのは大抵はなんか有った時だからな」

魔法使い「ばれてたか」

ずるずる

幼馴染み「伊達に長年、幼馴染みしてねぇよ」

魔法使い「【下2】」



魔法使い「やばいがせかい、らしい」

幼馴染み「お前が真面目に言うんだから……相当ヤバイみたいだな」

魔法使い「そう……幼馴染みならどうする?」

幼馴染み「世界の危機ねぇ……存外、俺はいつも通りだな」

魔法使い「いつも通り?」

幼馴染み「俺は騎士だからよ…どんなにヤバくても人を護る為に戦うつもりだ」

ぽりぽり

魔法使い「………わたしはどうしたらいいんだろう」

幼馴染み「困ったらやりたいようにすればいいんだよ。手に合うやり方が一番って言ったろ?」

魔法使い「うん、そうだね……わたしは【下2】」


魔法使い「やるだけ、やる……何ができるかあやふやだけど後悔はしたくない」

幼馴染み「よしっ、それでこそ俺の幼馴染みだ!」

ばんばんっ

魔法使い「…声大きいし、せなかたたかないで////」

幼馴染み「俺は騎士として街を離れられないからよ…代わりになるか分からないが知り合いの情報屋の紹介状だ」

つ封書

魔法使い「…さんきゅ」

ぱしっ




リビング

魔法使い「でも…いつ、ヤバイかわからないし何をしたものか」

ごろごろ

魔法使い「うーん、【下2】かな」


1、情報屋の元へ
2、新魔法の開発
3、みんなと過ごす


地下工房

<魔翌力充填中

魔法使い「…魔法を使うのがわたしの手に合うこと」

ごごごごご…!!

魔法使い「あたらしい、まほうはあるだけ良い。もっと、もっと…!」

ごごごごごごごごごごっ!!

魔法使い「集めた魔翌力を、イメージをことばに…!!」

新たに【下2】魔法 習得!

魔法使い「…はぁ、はぁ」


魔法使い「我が身に囚われし者よ…その身体を我に預け給へ!!」

<ピロピロリロ!

ボフンっ!!

魔王「ここは……!」

魔神「やったぞ、外に出られた!」


魔法使い「どーやら、使役魔法の一種みたいだけど……えっと、魔神はわかるけどあなたは?」

魔王「我は魔王…知らぬ間に主に命を救われた者だ」

魔法使い「よろしくー」

あくしゅ

魔王「うむ、勝者と恩人には従うのがしきたりだからな」

あくしゅ

魔神「僕は負けてないぞ……少し油断しただけだ」

魔王「なんであれ、術の効力で逆らえぬのだから諦めぬか…」

ぽんぽん

魔神「気安く頭を撫でるな!」

がるるるるっ

魔王「…さて、主よ。呼び出したのだから好きに命じるがよい」

魔法使い「【下2】」





魔法使い「せかいがやばいらしいの…それを調べて」

魔王「ふむ…本来ならヤバくするのは我等の仕事なのだが。良かろう、少し待っておれ」

魔神「行くなら、一人で行きなよ。僕は調べるなんて面倒な事しないからね」

がしっ

魔神「魔王…肩を何で掴むんだ、離せ」

魔王「口を閉じぬと舌を噛むぞ?」

びゅんっ

魔神「は?………っつ!?」



魔法使い「ひとっ飛びでそらにとんでった…」

ぽけー


魔王「このぐらいの高度で良かろう…魔翌力検知!」

ぶわっ!!

魔神「…どうせ、手伝うまで降ろさないんだろ?」

魔王「わかっているではないか」

魔神「ちっ……次元探査」

ぶおんっ!

魔王「細かだが大気中の魔素が一点に集まっておるな…」

魔神「こっちは……幾つか変な存在のが紛れ込んでる」

魔王「そして、それらが重なる場所が…」

魔神「【下2】」

魔王「…面倒な事になっている様だ。さて、戻って小さな主に伝えるとしよう」

魔神「………ふん」



魔法使い「魔術協会…! 元から魔素が濃いから気にならなかった」

魔王「木を隠すなら森の中という事だ」

魔神「僕から言えることは相手はただの人間じゃない…はぁ、何で僕がこんな下っぱ仕事をしなくてはならないんだか」

魔王「それで乗り込むのか、主よ?」

魔法使い「……むむむ」

魔神「あまり、頭がいい選択とは言えないね。僕は何が出るかわからない場には準備をしてから行くべきだと思うよ」

魔王「あちらの準備が終わる前に叩くのも派手だと我は考える」

魔法使い「うーん…【下2】」




魔法使い「ふたりは…わたしが黒幕だとまだ気づかないの?」

魔王「…どういう意味だ?」

魔法使い「もう少し、二人は察しがいいと思ってた。世界がヤバイのはわたしのせい…わたしが原因」

クスクス

魔王「では、何故に未来の自分からあのような手紙が送られたのだ?」

魔法使い「さぁ?…でも、”今”のわたしは止まる気はない」

魔神「じゃあ、僕らに原因を探らせたりしたのは?」

魔法使い「コマとしての価値を見定めるため…それだけ」

魔王「そうか……何であろうと我の考えは変わらぬ。貴様の手足として我を使うがよい」

ざっ

魔法使い「…魔神は?」

魔神「自由に輝いている君は嫌いだったが…今の君の心はは澱んでいる、くすんでいる、汚れている。」

魔神「それ故に美しい……良いだろう僕をを手駒として使いなよ!」

ざっ

魔法使い「それじゃあ…つまらない世界を」


魔法使い「セカイをーーーー」



ご主人が姿を消してから一カ月が過ぎた…私は気付くのが遅かった。
ご主人の孤独に、ご主人の退屈に、ご主人の…理想に。

帰ってきてください…ご主人。


魔法使い様の不在の間に突如、行方不明の筈だった魔王と謎の怪物が魔術協会を乗っ取りました。
こわいです……ボクは何をしたらいいんですか?

一緒に目的を探してくれるんじゃなかったんですか…。


僅かな希望を…あの扉をぶち破れば、あのアホ面の魔法使いが居るかもしれないと願いながら、俺様はあの屋根裏の封印を無理矢理解いた。
壊れた扉の先には胃の部屋ではなく只の屋根裏部屋が広がっていた。

俺様は…大事なものを失くした。


あの日、アイツが消えたのは俺のせいなんじゃないか……?
あいつの背中を押さないで…俺は支えるべきだったんじゃないか……?
もし、そうなら…何が人を守るだ。

幼馴染み、一人すら守れてないじゃないか!!くそったれ!

…明日は作戦決行の日だ、今日はもう寝よう。



おうどん休憩。今更ながら…どうしてこうなった。


工房

幼馴染み「本当に一緒に来るんだな」

使い魔「はい、ご主人がいるならば何処へでも」

幼馴染み「…アイツが居るって確証はあるのか?」

悪魔娘「俺様と使い魔は魔翌力供給の名残があるからな感覚的に分かるんだよ」

幼馴染み「しかし…協会内は魔窟と化しているんだぞ!」

悪魔娘「関係ねぇよ……何であれ俺様は契約を果たしに行くだけだ」

使い魔「私も元から危険は承知の上です」

幼馴染み「そうか、意思は変わらないか…君は、どうするんだい?」

ショタエルフ「ボクは…足手まといになるので残ります。それに魔法使い様が帰ってきて、誰も居ないと心配するだろうから」

幼馴染み「懸命な判断だ。使い魔、悪魔娘…俺等は魔王討伐隊の第二陣が協会に突入したのを見計らって潜入する」

使い魔「敵との無駄な戦闘は避け、三人で手分けしてご主人を探し出し、脱出…といった手筈ですね」

悪魔娘「建物の崩壊が激しい左手は俺様に任せな。背中の羽は飾りじゃねぇからよ」

使い魔「では、私は右手を担当します」

幼馴染み「俺は本隊と合流して、魔王の待つ中心を探そう……それじゃあ、また会おう」

がちゃ…ばたんっ

悪魔娘「絶対に誰かがあの馬鹿を連れてな!」

がちゃ…ばたんっ

使い魔「言われるまでもありません…」

がちゃ…ばたんっ


ショタエルフ「みなさん……お気をつけて」


魔術協会 最奥


魔王「我が主よ…再び騎士団が突入してくる様だ」

魔法使い「…つぶした割にはぞんがい、はやい」

魔神「そりゃあ、しぶといのが人の特徴だからね」

魔法使い「いつもどおり…邪魔者はけしていい。私は【下2】から動くつもりはないから」

魔神「ふーん…君の友人も突入に参加するみたいだけど対応は?」

魔法使い「邪魔をするなら…けしてと、言ったはず」

魔神「ふふふ…仰せのままに」

魔王「御意」



魔法使い「あと少し……あと少しでかんせいする」

ドクン……ドクン…

魔法使い「…セカイのタマゴ」


1、左の間
2、右の間
3、中央の間


やぁ、1のおうどんだよ!石を投げつけられたら砕けるよ!

最終回は使い魔ルートに決まったよ!相方ルートは王道だね!

あ、おうどんは甘ちゃんだからエンディングは3つぐらい作るよ。
でも、おうどんはコンマに流れを任せるから、幸せな終わりじゃなくても怒ったら駄目だゾ?

…3時半ぐらいに再開の予定です。


魔術協会 右の間前

がさっ

魔物4「むっ、侵入者ダ!!」

使い魔「…チッ、流石に見つからないで行くのは無理でしたか」

魔物71「ゲキャキャ、餌だ!餌だ!」

魔獣43「ガルルル…!!」

使い魔「邪魔です!!」

ズバッ!

魔物71「グギャーっ!!」

使い魔「魔弾の射手よ、我に我が主に仇なすものを穿ちたまえ!」

バシュッ、バシュンッ

魔獣「キャインッ」

魔物72「チクショウ、数じゃ勝ってんだ押し切れっ!」

使い魔「いいから、消えてください…私は生きてご主人に会わなくちゃならないんだからっ!!」

ごくっ

使い魔98「なっ、あれは魔翌力の水!! 」

ぼっ!!

使い魔「埋め尽くせ、魔弾の千射!!」

魔物「巫山戯た使い方だ……魔翌力暴走で死ぬかもしれないんだぞっ!?」

使い魔「いっけぇぇぇぇっ!!」

ズ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ド!!


魔術協会 右の間

ぎいっ…

使い魔「…ご主人」

魔法使い「やぁ、使い魔…ボロボロだね」

使い魔「はぁ、はぁ…少し、変な奴らに絡まれまして……しかし…やっと、会えました。 家に…帰りましょう、ご主人!」

魔法使い「それは…出来ない」

使い魔「何故…っ!?」

魔法使い「実はこの事件を引き起こしたのも…世界がヤバイ原因も私なの」

使い魔「そん…な」

魔法使い「私はこの世界に飽きたんだ…私は生まれたときから全能だった。

何をすればいいか自然に分かった、ブレはあるけど未来も過去も。

最初は楽かった…でも、次第に自身の手に収まらない事は失くなり、退屈だけが残った。

だから、私は今の世界を壊して…新たな世界を作るんだ。

…私の知らない退屈しない世界を!」

使い魔「【下3】」

コンマ70以上で説得成功
ゾロ目は……???エンド


使い魔「だったら、私を思い通りにして置かなかったのは何故ですか?」

魔法使い「わたしにとって、使い魔は……取るに足らない存在だからだよ」

めきゃっ

使い魔「かはっ…!?」

魔神「これ、邪魔者だよね?」

魔法使い「…うん」

ばたっ

魔王「主よ、リアクターの調整が終わったぞ」

魔法使い「いま、いく…」

すたすたすたすた…


使い魔「ご主…人……待って…待っ」


魔法使い「………出来た」

魔王「…後は、この魔炉に魔翌力を供給すれば世界は終わる」

魔法使い「うん…ありがとう、魔王」


ぎゅいん…ゴゴゴゴゴゴ!!

魔法使い「さようなら、楽かった世界」

魔法使い「さようなら、つまらなくなった世界」

魔法使い「ばいばい……使い魔」

ーーーーーー

その日、古い世界は息を止め。

その日、新たな世界が産声を上げた。




BAD END



<おめでとう、世界は一巡しました!

<2周目は前のセーブデータから始めますか?

<それとも、ニューゲームを選択しますか?

下1〜3 で多い方で開始。

ゾロ目でおうどんendの予定だったので、台詞安価がおうどん関係の時は焦りました。まる。

取り敢えず、お蕎麦飲んで休憩します。


森の中

???「………頭がいたい」

???「何でここに居るかすら思い出せない…」

水溜り

???「…これが、自分?」

【下1】性別
【下3〜5】特徴


男「ふむ、背中のハンマーを握っていると破壊衝動に駆られる」

男「破壊したい…特に男だ。壊し甲斐のある男を破壊したい!」

ぐぎゅるる…

男「…だが、その前に飯にありつきたい。記憶がないせいで何時から食べてないかもわからんしな」

男「ラーメンかラーメンが食いたい…ラーメン!」

ざっざっ

【下2】「お待ちくださいませー!」


男「なんだお前は?」

武術師範「はぁ、はぁ……師範でございますよ!」

男「いや、だから誰だ?…壊すぞ?」

師範「・ぇぇっ!? 長い付き合いなのに酷いですぞ!!」

男「仕方なかろう、記憶が無いのだ」

師範「…記憶喪失でございますか!?」

男「何度も言わせるな…さておき、お前は平坦な体つきだが男か?女か?」

師範「【下2】」


師範「お、男に決まってるじゃねぇですか…」

男「!」

師範(ふ、ふふ……記憶がある時は女だから相手にされませんでしたからね)

男「そうか…男か!」

ぶおんっ

師範「…危なっ!?」

男「む、避けるな…壊せぬだろう?」

師範「な、何でハンマーで殴ってくるんですか!」

男「記憶は失ったが…本能が叫ぶのだ。破壊しろ!蹂躙しろと!!だから、壊す!!!」

ぶおんぶおんっ…ずどんっ!!

師範「あわわわ…【下2】」


師範「あわわわ…プリンあげるから落ち着いてください!」

男「む……ぷりん?」

ぴたっ

師範「…ひっ」

男「腹が減っていたのもあるが…お前のような細い男を壊しても退屈だ。代わりにプリンを壊すので…もぐ…思い止まって…もぐ、やる」

師範「た、たすかった…」

ぺたん

男「随分となよなよした座り方だな…まぁ、いい。お前は俺について知っているみたいだが、何を知っているか洗いざらい話せ」

師範「【下2】」


らぁめん食べるので今日はここまで。


安心してください、明日の昼は肉うどんです。ずるずる再開。


師範「私を犯しておいて逃げだすなんて…」

男「……貴様は男であろう?」

師範「えっ、あっと…その……お、男にも穴があるでしょう!」

男「………?」

師範「………」

男「仮にそれがどうした…ただ、壊しただけだろう?」

師範「……はぁ」

師範(記憶がない分、言う事が振り切ってる…!! いや、確かに襲われた時も【何故だろう…お前を女なのに壊したい】とか言ってたけどぉ)

男「…御託はもういい。取り敢えず、強者と闘えるには如何したらいいかを教えろ」

師範(御託…私の初めてが御託ーっ!?)

ひくひく…

男「頬をヒクつかせてないで早く答えろ」

師範「そ、そうでごぜぇますね……【下2】」


男「西の魔法使い…そうか」

ぐいっ

師範「ひぁっ!?…な、なんですか」

男「道案内をしろ…断れば、壊す」

師範「拒否権がないじゃないですかー!!」

男「…ふん、なかなか利口だな」

だきっ…

師範(あっ、お姫様抱っこ…////)

男「直進を続ける、曲がるときは伝えろ…」

師範「ひゃい……そこ、右です////」

ダッダッダ…




男「ここいらで休憩だ…下ろすぞ」

すとん

師範(胸がドキドキで張り裂けるかと思った…)

男「………」

ごくごく…

男「…何か居るな」

師範「へ?」

男「敵意を感じる……」

師範「周りには何も見当たらないでごぜーますよ?」

きょろきょろ

男「そこだっ!」

ぶおんっ!

???「!!」


茂みには何がいた?…下2


西の魔法使い「ぎゃふんっ!?」

すぱこーんっ!!

男「…なんだ、お前は?」

がしっ…ぷらーん

師範「あーっ!! 彼が西の魔法使いですよ」

男「この…雑草の様な優男がか?」

西の魔法使い「…あたた、急にハンマーなんか投げつけてくるから障壁が間に合わなかったぞ」

男「おい…西の魔法使いとらよ! 俺を強者と闘わせろ!!今すぐにだ!!!」

ぶんぶんっ

西の魔法使い「うおっ、人を人形みたいになって揺らさないでくれっ!」

男「俺は壊したりないのだ…さぁ、話せ!!」

西の魔法使い「【下2】」




男「前の…世界?」

師範「過去のではなく前の世界ですか…」

西の魔法使い「いわゆる、前世って奴だ。相手として不満かい?」

男「…その、前世の俺は強いのか?」

西の魔法使い「さぁ?…しかし、僕なら闘いの場を揃えてあげれるよ」

男「何であれ壊すのみだが…【下2】」

誤字も多いし、カップ麺食べてねます。1は麺好きのデカブツだと思われてそうだ。

もう、180度回転するやもしれぬ。ぐるぐる再開。


男「何であれ壊すのみだが…女なら帰ってもらうぞ」

西の魔法使い「そこは呼び出す僕にも分からないかからなぁ…」

ぶつぶつ…

師範「…やっぱり、前世の男さんも破壊願望持ちなんでしょうか?」

西の魔法使い「うーん、魂は想いを来世に持ち越したりするからね」

ぶつぶつ…

師範「じゃあ、破壊大決戦…なんて可能性も」

西の魔法使い「十分にあるかもしれないねぇ」

へらへら

師範「……頭が痛くなってきました」

男「まだか…西の?」

西の魔法使い「その呼び方には悪意を感じるから止めてくれ…よし、術式は安定した。
前世の自分と闘うなんてロクな事にならないと思うのだけどね」

男「知ったことか……先程も言っただろう、何であれ破壊すると」

西の魔法使い「それじゃあ…詠唱は面倒だから破棄! 呼応魂魄召喚術式解放!!」

パァァァァァァァッ!

???「っ…何処だここは?」

師範「あれが…!!」



前世のスペック

【下1】性別

【下3〜5】性格や特徴(身長や体重等の特徴の被りは先に書かれたものを選択とする)


男「…おい、出てきた奴は女じゃないか!」

ぶんぶんっ

西の魔法使い「いや、何が呼ばれるかは知らないって…うぷっ、昼食のシチューが戻るっ」

師範「えっと…貴女は?」

女「私はウドン王に仕えし使い魔だ…貴様らはなにものだ!」

男「俺は来世のお前だ……そこの優男に
頼んでお前を呼び出した」

女「如何なる用か?…久々にうどん作りに興じていたというのに」

ぷんすか

師範「えーと…試合でしたっけ?」

男「違う、死合いだ。壊すか壊されるかの戦いを望んでいた…しかし、女と闘うのは壊し甲斐がない、止めだ止めだ」

女「【下2】」


女「大和撫子を甘く見るなよ…貴様が来ないなら私から行くまでだ!」

じゃきっ

男「ふっ………薙刀か」

がしゃんっ



(草むら)

師範(喧嘩っ早い性格なのは共通なんですね……)

西の魔法使い(あぁ、いち早く草むらに逃げて正解だったみたいだ)


男「でぇやぁぁっ!!」

ブンッ……ずどん!!

女「くっ、荒々しくもブレのない一振り。当たれば必死、掠っても半死と言った所か………」

ざしゅっ、ざしゅっ…ぷすぷす

男「ふん、小癪な刃だ…斬る度に呪術を付与するか! 長期戦は不利とみた……」

がきんっ、がきんっ!!

二人『ははははははっ……滾る(ぜ)(わね)!!!』


西の魔法使い(うわぁ…破壊大決戦どころじゃないぞ、これ)

師範(二人とも笑いながら戦ってるで御座います…お、恐ろしや)


男(次で…!!)

女(決める…!!)





【下2】「ちょっとまったー!!」







サムライ「ふんぬっ」

がきんっ、ざくっ!

男「くっ、俺の槌を受け止めた!?」

女(誰だか知らないけどやった?…いや…腹筋で刃を捉えてる!?)

サムライ「拙者、サムライと申す……御二方を強者にお頼み申したい!!」

ばさっ!!

西の魔法使い(なんで、彼は袴をはだけさせたんだ…?)

師範(さぁ?…しかし、只のガチムチではないみたいでごぜーます)



男「頼み…くだらない話で戦いを止めたのなら壊すぞ?」

女「ついでに叩っ斬るわよ…」

サムライ「せ、拙者、お二人に【下2】を頼みたいので候」




ファミマの昔ながらの卵たっぷりプリン…文字だけで胸が踊るで候。一旦、休憩。

因みに世界線が違うから、あの使い魔や魔法使いにか容易には会えんぜよ。

ただし、うどんは世界の理をぬけてくる。

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ずるずる再開。


サムライ「殿を…我が殿を護衛しては頂けないだろうか!」

男「断る…」

サムライ「…なんと!?」

サムライ「何故に断り申す、大槌の男よ!!」

男「俺は守るのではなく壊す専門だ」

サムライ「む、むむ…薙刀の女は!」

女「んー、私も普段なら吝かではないのだけれども…」

女「闘いに水を差されて少し機嫌が悪いのよね」

じとー

サムライ「うぐっ…頼むっ、この通りだ!!」

土下座

男「悪いが俺は情では動かん」

サムライ「やっと…やっと見付けた強者なのだ。頼む!…頼むーっ!!」

あたまずりずり

師範「……あの、2人を用心棒にしたいなら…こう伝えるべきかと」

ごにょごにょ

サムライ「それはまことか!!」

ガバッ!

西の魔法使い「…君はお人好しだなぁ」

師範「あはは、よく言われるです」


サムライ「御二方! 殿を狙う賊は相当な手練れ…どうかお力添えをば!!」

ぴくっ…

二人『手練れだと?』

師範(…チョロい)

西の魔法使い(バーサーカーい)


我知無知城 客間

男「相手の情報を教えろ…それだけあれば事足りる」

女「同じく」

サムライ「なんと心強いお言葉、痛み入る! 賊は【下2】…【下4】を得意とするものだ」

男「ふん、少しは壊し甲斐がありそうだ…」


男「変形……そして縮地」

西の魔法使い「縮地って…白兵戦において魔術師が間合いを空ける時に使う空間跳躍の事だよね?」

師範「え? 確かに間合いを詰める技ですが…あれは技術を磨き体得する歩行術では?」

女「どっちでも斬れば済む話よ」

…どかーん!!

<敵襲!敵襲だー!!

サムライ「ぬぅ、もう来おったか!!」

師範「男、行きましょう!」

女「彼奴なら爆発がした方に既に駆けてったわよ…」

師範「もー! 勝手なんですからー!!」


我知無知城 前門

刀兵「て、てりゃぁぁっ!!」

ぶんっ

???「おそい」

シュンっ!!

刀兵「あれ…あっ?」

ぶしゅーっ!!…ばたっ

銃兵「な、なんだ…急に消えたと思ったら斬られている」

銃兵「しかし、幾ら強くても刀で長筒には勝てまい!」

ぱんっ!

???「…から……お…い」

ボソボソ

銃兵「ん? 辞世の句でもよん「だから、おそい」

ずずっ…

銃兵「馬鹿な!?」

斬!!

???「…次」


ざっざっざっ

男「確かに……速いな」

???「お前、速そうだな」

男「確かめてみるか?」

【下2】賊の特徴




サイボーグ武士「貴様……名は?」

男「つい最近……忘れたな」

サイボーグ武士「そうか、俺は強者と戦う際に殺した相手の名を覚えておく事にしてるのだが…聞けぬとは真に残念である」

サイボーグ武士「そうだ。逆に我が名を教えておいてやろう…黒き人斬りのザロボ」

サイボーグ武士「貴様を[ピーーー]者だ!」

ちゃきっ…

男(刀を構えた!!)



勝利条件 …1回以上、回避

下1〜3 コンマ50以上で回避


成功しましたが、眠いので寝ます。

お詫びにというかゾロ目出てたので、せっかくですからボーナス出します。やったぜ!
下1の方、好きな物をお選びください。すぴー。

1、ハンテイユルクナール(コンマ成功判定±10)

2、うどん(うどん)

3、らぁめん(らぁめん)


サイボーグ武士「…縮地!」

ぎゅるると何かが回る音と共に、ザロボの姿が視界から消える

男「目で終えぬなら、辺り一面を蹴散らせばいい!!」

男が無造作に振り下ろした大槌は大地を砕き、辺りに礫を撒き散らす。
もくもくと砂煙が舞い、二人の男を包み込む

サイボーグ武士「くっ、なんとも粗暴な技だ…む!?」

がちんっ!!…何かが挟まった音に合わせて武士の動きが緩慢になる。

男「やはり、鉄駆動を使った高速移動だったか」

サイボーグ武士「初めからカラクリを見抜いていたのだな」

サイボーグ武士「しかし、速さがなくとも刃の振りは衰えぬ!」

男「ふっ…怯まぬか。その意気や良し!!」


砂煙の立ち込めるなか、何度か鉄のぶつかる音が響く。

そして、砂煙が晴れた地に立つ武士は…一人のみ

男「ザロボ、壊し甲斐のある男であった」

男「さて、客間に戻るとするか…」

ギギギ…奇怪な音と共に再びザロボが立ち上がる

男「何だと、お前は確かに破壊した筈だぞ!?」

サイボーグ武士『ソウビシャ ノ シボウ ヲ カクニン』

サイボーグ武士『オート デストロイ モード 起動』

機械音に伴い、サイボーグ武士の身体は人の骨格を捨てた変形を始めていた。

男「くっ、不粋な…」


変形態の見た目…【下2】


サイボーグ武士『ワガハイ コロ』

めしゃっ!!

男「…なんだろうな、世界観的に無性に壊したくなった。許せ、鉄屑」

サイボーグ武士『スケナリ ナリ ナリリ ナナナリナナリナナ…リリリリリリリリリリリリリリリリリリ』

ぼふんっ!!

男「………その、もっと強そうなのを期待したのだ」

しゅん…




客間

男「賊とやらは仕留めてきたぞ…」

サムライ「おぉ、良くぞご無事で!」

女「ちぇっ…やり損ねたか」

サムライ「…男殿、此度の活躍に殿が褒美を取ると言っております」

男「褒美?…壊せぬものは、いらないのだが」

サムライ「まぁ、褒美の内容を見てからご考えくだされ」

褒美 【下2】

1、強者の情報
2、銘刀 破壊丸
3、従者


男「…従者とやらは男か?」

サムライ「おや…衆道の趣味があり申したか?」

男「俺は男かと尋ねただけだ…勝手な勘違いをするなよ」

サムライ「これは失礼した、男か女かは見ればわかりまする…百聞は一見に如かず。入りなさい」

スッ…

従者「従者で御座います…殿の命にて男殿に仕えさせて頂きます」

ぺこり

従者
【下1】性別

【下3〜下5】特徴


…無精髭で男の娘かぁ。巨根ぐらいならボロンで表現すればいいが、髭かぁ。

なるたけ、オカマの無精髭とは違う表現を目指すが、挫折したら抱きつき魔にしておく。おやつ求刑。


従者「あの…よろしくお願いします」

もじもじ

男「なんだ……また、女か」

師範「いーではないですか! 華があって、ね?」

女「私は女の子でも強ければ斬りたいから…安心してね」

にこっ

師範「いや、安心とは程遠い台詞でごぜーますよ!?」

従者「ひうっ……ぼ、ぼく……あの、男なんですぅ」

ぎゅむっ

師範「えっ?………あえ?」

男「なんだ、師範と同じか……どのみち興味は湧かぬな」

師範「あの…なんで抱きつくのですか?」

従者「…その誰かに抱きついてると落ち着くもので、あの、その」

師範(ぐっ、子犬にじゃれつかれて無下に叱れない時と似たシチュエーションでごぜーます)

師範「えーと…落ち着いたら離れようね?」

従者「は、はいぃ…」

ぷるぷる

西の魔法使い「いやぁ、なんだかんだで大所帯だねぇ」


男「……さて、次はどこに向かおうか」

西の魔法使い「また、強者探しの旅かい?」

男「あの程度では壊したりないのでな」

女「あら、私とはもういいの?」

男「…お前は後だ。その方が楽しめそうだからな」

西の魔法使い「ふむ…風の噂だけど【下2】なんて話しに興味があるかい?」


男「ソーキの伝承…まず、ソーキとは何だ? 強いのか?」

西の魔法使い「あはは。ソーキ……これは地方での呼び方なんだけど、一般的な呼び方に直すと櫛の伝承さ」

師範「櫛…あの髪を梳く道具でごぜーますか?」

ぎろっ…

男「それに俺が興味を示すと思うのか?」

西の魔法使い「まぁ、話は最後まで聞きなよ。南西にある城にある櫛が収められているんだが…」

西の魔法使い「この櫛には【下2】という言い伝えがあるんだよ…興味が湧かないか?」


男「…豚のあばら?」

西の魔法使い「うん、豚のあばら」

男「仮に本当だとして……豚のあばらだろ?」

西の魔法使い「そう、豚のあばら」

男「………はぁ、城に案内しろ」

西の魔法使い「おっ! 興味持ってもらえたかな」

男「何も邪魔する奴が現れなかったら…城を貴様の墓にしてやる」

西の魔法使い「えっ」

男「…さっさと逝くぞ」

ずるずる

西の魔法使い「」


師範「墓穴掘りましたね…西のさん」


南西の城

男「…女、西の魔法使いを連れて俺は場内に入る」

女「子守を任せるって言うんでしょ?」

男「ふん、分かっているじゃないか…」

女「一応は同じ魂だもの、さっさとモヤシを埋めてきなさいよ」

西の魔法使い「うぇっ、僕の制裁は確定なのかい!?」


城内

男「……それなりに罠は仕掛けてあるみたいだが」

ぶおん、どかん、ばこんっ!

男「壊せばいいだけだ」

西の魔法使い「ひいぃっ、男君!? 矢とか流れ弾が僕の方へ来てるんだが!!」

男「…気合いで避けろ」

西の魔法使い「無茶苦茶なぁ!?」

<魔術防壁 展開ぃぃぃぃっ!!



物陰)【下2】「…侵入者、発見」


ターミネーター「…城への侵入者は抹殺だ」

がががががががかっ

男「魔弾連射装置…成る程、自動機械か」

西の魔法使い「あのー…敢えて、僕だけ入り口に戻るのはどうかな?」

男「ダメだ…今回、お前には、【下2】の役割があるからな、働け」



男「あれを倒すのはお前の役目だ…死ぬ気でやればなんとかなる」

西の魔法使い「いやいやいや、無理だよ!? 僕も確かに魔法使いとしては名が知られた方だが前線向けじゃないし!!」

男「元々はお前がソーキの伝承を語らなければ良かったのだから、諦めるんだな」

ぽいっ

西の魔法使い「あぁ、そんな殺生な!!」

ターミネーター「侵入者、発見!! 」

ぎゅるん、ガションガション!?

男(さて…お手並み拝見だ)

西の魔法使い「あばばばばばば…こっち来たぁぁぁっ!! お、落ち着け。 こ、こ、ここは【下2】魔法だ!」


魔法使い「ふふふ、この呪文は神オーデンの剣技を再現する魔法…字の如く斬撃を万物を断つものに昇華させるんだよ!!」

ターミネーター「…抹殺!」

ばきっ

魔法使い「ぐはっ…」

魔法使い「でも、僕は剣なんて重くて使えないから意味がないんだけどねぇ!? あー、痛い!超絶痛かった、死んじゃうかもしれない!!」

男「おーい、転がってる場合じゃないと思うぞ」

魔法使い「瓦礫の影から呼びかけないで助けてくれ!」

ターミネーター「目標、生存……武器レベル ヲ 上マス」

キュイーン…

魔法使い(あわわわ…魔翌力を充填してるという事は魔翌力砲の類か!? あんなもん、喰らったら消し炭だぞ! 頼むぞ、【下2】魔法!!)

男(……ダメか)


魔法使い「……落ちろ!」

ターミネーター「!? 高熱源反応 探知 !?」

ひゅー…ずぼっ

魔法使い「はぁ、はぁ……この魔法は無理矢理に移送を繋げるから成功するか心配だったが上手くいったみたいだな」

どろどろ、ぷすぷす

ターミネー「アイルービーバック…ぎぎぎぎ」

ずぷずぷ

西の魔法使い「悪いけど…二度と会いたくないよ」

男「やったじゃないか…次は俺と闘り、あわないか?」

西の魔法使い「か、勘弁してくれ……それで櫛は見つかったかい」

男「ん。この豚のあばらみたいなのであってるか?」

西の魔法使い「あぁ、うん…それを掲げると【下2】が起きるって話だ」


今日はここまで。安価だから仕方ないけど、魔法は違和感でないような【なんとか】魔法にしようね…ね?

うどんうどーん。

無理な安価は嫌いだが、馬鹿な安価は大好きさ。ずるずる再開。


西の魔法使い「あの、幻の島…オーキナーワが現れるんだ!」

ばーん!!

男「……で、次はオーキナーワには伝説のなんちゃらがあって何か起きるとかか?」

西の魔法使い「あれ、凄いな!? いつの間に男君は予知魔法を使えるようになったんだい!?」

男「帰る」

西の魔法使い「えっ、男君? 男くーん!」

男「付き合ってられるか…馬鹿らしい」

西の魔法使い「讃岐の刺客や幻の5人目を探そーよー!」

男「くどいっ!!」


師範「あっ、帰ってきたでごぜーますよ…って、ぎゃあっ!?」

従者「魔法使いさんが、ち、血塗れです!?」

女「あら…苦戦でもした?」

男「二割は罠によるものだが、八割は五月蝿いから俺が殴った」

西の魔法使い「ごべんなざい、もう…ソーキ伝承は封印じまず」

ボロボロ

師範「うわぁ……それはともかく次の目的地を決めないとですね」


男「俺は記憶がない…」
女「私はまず、未来の知識がない」
西の魔法使い「黙ってないと殴り壊すって釘刺されてるから」
従者「すみません、城の中でしか暮らしたことがなくて、すみませんぅ!!」


師範「…えーと、私以外は全滅でごぜーますか」

男「師範…やはり道案内はお前に頼るべきだな」

師範「あう…道案内って言われても……うぐぐ」

男「俺はどこに向かえばいい? 何処で壊せばいい?…答えろ、師範」

顔ぐいっ

師範「【下2】」


師範(あわっ、あわわわ…顔、近……えと、こういう時は…あ、あ、あっ)

ちゅっ

男「…なっ」

女「あら…」

西の魔法使い「おやおや…」


師範「あ、れ? 私…何して………っ/////」

…たったったっ

男「…………」

西の魔法使い「えーと…追いかけた方がいいんじゃないかな?」

男「…何故だ?」

女「本当に私の魂を引き継いでるとは思えないぐらい鈍いわね…」


森の茂み

師範(どうしよ、どうしよ、どうしよ…き、キスしちゃった!?////)

ぷしゅー…

男「こんな所にいたか…」

師範「ふぇっ、あの……その…」

もじもじ

男「…何で口付けしたか、何で逃げたかは俺には分からんが」

男「【下2】」


男「それは俺に対する戦線布告とみた…」

師範「ふえ?」

男「身なりは女だが…お前は男。つまり、貴様は男と相対してるにも関わらず隙だらけだと示唆していたのだろう?」


師範「え、あの、違っ」

男「皆まで言うな…貴様を見逃すと俺は言ったが撤回しよう。 何時でも掛かってこい!」

師範(あはは…私ってば彼にキスした程度で舞い上がって馬鹿みたい。そんな事で気付いてくれる人じゃないって私は良く知ってるじゃない!)

師範「ふふふ…く、首を洗って待ってて下さいね!」

男「あぁ、壊すのを楽しみにしているぞ、」

師範(この気持ちは気付いてもらうんじゃなくて…ちゃんと伝えなきゃ駄目なんだから!)



ざっざっざっ

師範「取り敢えず、先程の道案内の続きですが…目的地は【下2】なんていかがですか?」


トランプ四天王がいそうな街に行く前に、頭痛が痛いので今日はここまで。うどんうどーん。

寝過ぎた。ずるずる再開。


師範「ここから少し先に行った所に、王城を中心に十字に広がる国 サザンクロスがあるでごぜーます」

男「強者は?」

師範「確か、その国の王様は格闘術に優れて拳王と呼ばれているですよ」

男「よし…壊そう」

師範「いや、流石に一国の王を壊そうとしたら処刑待ったなしですよ!?」

男「では、どうすればいい…」

師範「まぁ、王様が格闘術を使う国です…強者はゴロゴロ居るはずです!」

男「…居なかったら、お前を壊すからな」

師範「か、勘弁して欲しいです!!」

西の魔法使い(あれ…サザンクロスって確か…?)


ーサザンクロスー

ここ、サザンクロスは農耕が盛んで穏やかな交易国であった。

3ヶ月前のあの日、最悪の覇王が君臨するまでは……


悪漢「おいぃ、ジジイ…我等が王に納める金が足りないぜぇ?」

<ヒャッハー

老人「そ、そんな…ぴったり渡した筈ですじゃ」

<ヒャッハー

悪漢「俺に納める分も含めて2倍寄越せって言ってんだよっ!!…おらっ」

バキッ…

老人「ぐはっ……そ、そんな無茶な!?」

<ヒャッハー

悪漢「無茶でも出すんだよ! でないと二発目の拳が唸るぜぇ?」

ばっ!

師範「ご老人、大丈夫でごぜーますか?…アンタ、何してるですか!」

悪漢「んだ、テメェ…やるきか? あん?」


ざっ…

男「…お前は強いのか」

悪漢「はぁ?次から次へと邪魔しやがって…俺は超強いに決まってんだろうがよぉ!!」

ジャキッ……ブンっ

従者「主人殿、敵は刃物を持っています!」

男「槌を振るうまでもない……はぁっ」

バキッ!!

悪漢「あが?…な……早すぎ…る」

ばたっ…

女「なんだ、普通に弱いじゃない」

西の魔法使い「ひゅー、イチコロって奴だね!」

老人「あ、有難うございます…しかし、王の手下に手を出したと分かれば処刑されますじゃ、早くお逃げなさい!!」

男「そうか……爺さん、一つ訊ねるが王は強いのか?」

老人「当たり前じゃ、純粋な力で前王と親衛隊を倒し…この街を暴力の世界に変えた者じゃよ」

男「そいつは…滾るな」

すたすた…

老人「なっ、そっちは王の住む塔じゃ! 引き返すんじゃ!!」

男「関係無いな、この街は俺がぶっ壊す…結果はどうあれな」


西の魔法使い「行くな…と言っても行くんだろうけど、正面突破は無謀じゃないかい?」

師範「拳王と謳われる前王とその護衛を倒した手練れみたいですものね」

女「えー、私は回り道は嫌いよ…暇だもの」

従者「主人殿は如何なされますか?」

男「【下2】」

1、塔の入口から正面突破
2、塔の裏口から潜入


男「裏口から進入するとしよう…なるべく、消耗しないで新王とは戦いたいからな」

女「………ふーん」

男「どうかしたか?」

女「…別に」

裏門

雑魚1「あーあ、俺もヒャッハーしに行きたかったなぁ」

雑魚2「ゴタゴタとうるせぇな、俺等は腕相撲で負けたんだからしゃあねぇだろ」

雑魚1「でもよー…」

岩陰

師範(見るからに雑魚ですね…!)

西の魔法使い(あぁ、きっとプロの雑魚だ…!)

男(…壊して進めばいい)

西の魔法使い(いや、潜入だからね!? 大鎚で戦闘したら破壊音でバレバレだよ!)

男(……?)

西の魔法使い(何故だ?…みたいな顔しないで此処は適任な【下2】に任せるんだ)

男(つまらないが、仕方ないか)

【下2】 メンバーから一人指定 + 行動指定


西の魔法使い(空気を喰らい燃え上がれ…サラマンドラ!)


雑魚1「なんか…熱くないか?」

雑魚2「あぁん、気のせいだろ…」

雑魚1「いや、確かに熱くなって……あれ、燃えてないか?」

雑魚2「何もないところから火が出るわけねー…だろ? 」

めらめら

サラマンドラ『やぁ』

雑魚1、2「ぎぃやぁーっ!!」

男「なんだ、やれば出来るじゃないか?」

西の魔法使い「まぁね、ぱっと出せはしないけど…これぐらいはね」

師範「いざ、進入でごぜーます!」


大広間

師範「…あれ? もっと、敵が彷徨いてるかと思ったですが?」

従者「全然、居ませんね…」

ぎゅう

師範「あの、動き辛いから離して下さい…困るです」

従者「あと、五分だけ」

師範「もー、眠い子供じゃないんですから」


???『ふふふ、見張りが居ないのは侵入者が来ても絶対に此処でくたばるからだ』

女「…誰かしら?」

???『王の右腕である【下2】だ!』

???『この国の者じゃないみたいだが…ここから先は通行止めさ!』


男「また、女か!!」

女騎士「えっ、邪魔してるから怒るのは当たり前だろうけど…なんでそんなに怒ってるのかな?」

師範「気にしないであげて下さい、持病みたいなものです」

男「俺はやらんぞ……」

西の魔法使い「…あー、僕も近距離タイプは苦手かな」

女「じゃあ、ここは私が……押し通らして貰うわ」

じゃきん…

女騎士「ふむ、別に全員で来ても良かったのだが…取り敢えず、私の槍の前に沈むがいい!」

女騎士の攻撃【下2】

女の攻撃【下4】

コンマ値の高い方が勝利(アイテムにより女のコンマ値 +10状態、ゾロ目時はボーナス)


攻撃”方法”って書くべきだったなぁ…と反省しながら休憩。
安価遠くて、すまない。うどんうどーん。


どすどす!

女騎士「タァァァッ!」

ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ッ

女「そろそろかしら」

がきんっ、がきん!!

女騎士「ふっ…一太刀も浴びせていないで、随分と余裕だな!」

女「あら、勘違いしてるみたいだけど…身体が斬られなければいいわけじゃないのよ?」

女騎士「どういう……ぐっ!?」

女騎士(くっ、何故だ…身体が重い!!)

女騎士(毒!!……いや、あの女の攻撃は確実に全て盾で受けた筈)

女「いい反応してくれて…嬉しいわ」

くすくす

女騎士「……ッ!!」

女「正解は呪いよ…わたしの刃は生き物だけでなく物すら呪う」

女「だから、防ぐのではなく避けなくては意味が無いのよ」

女騎士「卑怯……な」

がくっ

女「卑怯……そうね、私にぴったりな言葉かしら」

女騎士「……………」



男「終わったか」

女「えぇ、満足したわ……メインデッシュの方は貴方に譲ってあげる」

男「…あぁ、言われなくてもな」

従者「あ、あの…殺しちゃったんですかぁ…?」

女「いや、心配しなくても呪いで動けなくなってるだけよ」

従者「そ、そうですか!…良かったぁ」




頂きの玉座

【下2】「チッ…女騎士がやられたか」

玉座にて待つ者…【下2】



男「貴様が新王か?」

破壊王「あぁ、そうだが…なぁ、アンタら余所者だよな」

師範「そうでごぜーますが、それが何ですか!」

西の魔法使い「君らの圧政は目に余るからね」

ぽりぽり

破壊王「はぁー…余所者に国を荒らされると困るんだよねー。今からでいいんで出てってくれない?」

男「【下1】」


男「そうか…なら、力づくで追い出してみたらどうだ。 お前、強いんだろ?」

くいくいっ

破壊王「………はぁー、どうなっても知らないよ」

西の魔法使い「た、ため息?」

破壊王「別に力づくで追い出す事もできる…でも、それじゃあ部屋が汚れるだろ?」

男「…?」

破壊王「お前らの血肉でさぁぁぁっ!!」

深く着込んでいたローブを脱ぎ捨てた破壊王が襲い掛かる

男「さぁ、俺を楽しませてくれよ!!」

破壊王の容姿と技【下2】


破壊王「合金の身体、歯車の関節、蒸気機関の心臓…金槌程度ではビクともしないよ!」

がいんっ、かーんっ

男「確かに硬い……だが、それでこそ破壊の楽しみがいがある!」

破壊王「タフな男だ…休む事なく打ち込み続けるか」

男「一度で無理なら何度でも殴るのみ!」

ガンっ、ガンっ、ガンっ!

破壊王「………そんな、雑な闘い方では腹ががら空きだよ!」

破壊王の腹部が開き、鉄の矢や砲弾が飛び出した。

男「!!」

破壊王「破壊者はこの俺だけだ!」

パンっ

下1〜3 コンマ50以上で逆転(アイテムによりコンマ+10補正、ゾロ目時はボーナス)


ざくっ…!!



男「…かふっ」



破壊王「うん、良い眺めになったじゃないか」

師範「そんな…!?」
従者「主人殿っ!!」

男の腹部には穴が開き、胸部には矢が刺さったままだ。
その傷口はまるで穴の空いたワイン樽の様に、どくどくと赤黒い液体を吹き出し続けた。

男「大声で…騒ぐな、傷に響く」

師範「で、ですけども!」
西の魔法使い「その傷は致命傷だぞ、男くん!!」

腹部の機構を再び閉じた破壊王がゆったりと男に近づいて行く。

破壊王「別に逃げてもいいよ……まぁ、逃げれるならだけどさ」

女「…………」

先程の戦いで疲弊した女、近距離戦に弱い西の魔法使い、非戦闘員の二人……誰かが時間を稼ぐにもジリ貧な状況だ。

男「【下2】」


男「どうやら、本当の力を見せる時が来たようだ……」

ぐぐぐ…と男は槌を杖代わりにして立ち上がる。

破壊王「何が本当だ…自分の力を忘れる訳もないだろうに」

ハッタリだと冷たく嗤う破壊王に対して男は揺らぎない目で笑う

男「生憎、記憶喪失真っ最中でな。今の痛みで断片的にだが、思い…出した!」

死にかけの男とは思えない気迫により空気が張り詰める。

破壊王「…なんだ、この力は!!」


思い出した新たな力…【下2】



破壊王「苦し紛れの嘘かと思ったが…面白い、受け切ってやる!」

瀕死の男を倒すなら、半歩離れて再び腹部から武器を放てばいい。

しかし、破壊王は腕を前方に構えて防御姿勢を取った。

それは敬意であり、意地であり、馬鹿である。

鉄の身体を持とうとも破壊王の男気は引くという行動を許さなかったのだ。

男「ふっ……行くぞ! 震天、裂空、斬光、旋風、滅砕、神罰、割殺撃ッ!!」

怒涛の連撃と重い振り下ろしが高速で放たれる。
槌の先端は合金を裂き、面は歯車を砕く。
男が槌を振り下ろす度に血潮とオイルが混ぜ合わさり、鉄の香りが辺りに広がった。


がきんっ!!

何度目の振り下ろしだろうか…大きな金属音と共に槌が折れて宙を舞い、男が動きを止める。

師範「男さん!」


男「」

立ち尽くす男から返答はない…流れ出る血すら尽きたかのようにその肌は青白い。

そして、代わりに血に濡れ赤く染まったブリキの王は呟いた。

破壊王「いい……実に…見事な…破壊……だよ…」

ずずん…

破壊王が地に倒れ伏せたのを見て師範は男の元へ駆け出した。

師範「死なないでください…男さん……男さんっ!!」

ぎゅうっ

師範 「まだ、女さんと決着ついてないじゃないですか! 」

ぎゅーっ

師範「それに私とも、まだ見ぬ強者とも!…返事、して…下さいよぉ」



男「【下2】」


男「記憶を失っているのも…ここまで…だな」

師範「男さん!!」

ぎゅっ…みしみし

男「おい…抱き着くな、残った血を絞り出す気か」

ぎろり…

師範「あ、えと、ごめんなせーです////」

ふらっ…

師範「あわわっ!!」

男「少し…眠る……」


従者「あれ、主人殿がお倒れなさって…まさか、死んじゃったんじゃ!?」

西の魔法使い「生きてはいるけど、高位の治癒魔法でもない限りは危険な状態…早く、僕の工房に運ぶんだ!」

女「仕方がない…工房までは私が運ぶとしよう」

ぐいっ


三日後

西の魔法使いの工房


むくっ…

男「…………ここは」


下2…仲間の内で誰が看病していた?


師範「目が覚めたでごぜーますか! ここは西の魔法使いさんの工房ですよ」

男「……そうか、ぐっ」

師範「あっ、まだ動いてはダメですよ!!」

男「あぁ……他の奴らはどうした?」

師範「サザンクロスの方々が御礼の薬を用意してくれたみたいで取りに行ってます」

男「つまり、居るのはお前だけか」

師範「そうなりますね…【下2】」




師範「何故、わざと負けたんですか?」

男「…あれはわざとじゃない、俺の油断だ」

師範「では、あの時の技は…」

男「記憶が戻らなければ出せずにやられていただろうな」

師範「……では、記憶はどの程度戻られたんですか?」

男「技についてとお前に武術を習っていた事ぐらいだ……未だに記憶が無くなった理由は分からず仕舞いという訳だ」

師範「そう…ですか」

男「あぁ……後は【下2】を思い出したな」


男「…俺の生きる目的を思い出した」

師範「!!」

男「今までは漠然と破壊を考えていたが…確か、俺は【下2】をしようとしていたんだ」

男「こんな大事なことをなぜ忘れていたんだろうか」

師範「男さん…」

【下2】…男の目的


男「名前も顏も思い出せないが…俺は恩人に会わなくてはならないんだ」

師範「そんな、傷だらけになってもですか…」

男「何故か分からないが、あの人に会わなくてはいけない気がするんだ…絶対に」

師範「でも、顔も名前も分からないのでは探しようがないのではないですか?」

男「…異名だけは記憶にあるんだ」

師範「では…傷が癒えたらその名を手掛かりに一緒に探しに行きましょう」

がたっ

男「おい、これは俺の我儘だ…お前が無理についてくることはないんだぞ?」

師範「いいんです、これが私の我儘ですから」

男「…好きにしろ」


恩人の異名…【下2】

煮込みうどん編、猫舌の激闘は第2章へ…
ずるずる再開。


ー乗り合い馬車ー

女『…待って、待って下さい!!』

女『ご主…人…』


女「………」

師範「お………さん」

女「………」

師範「女さん?」

女「あ、あぁ…どうした」

師範「いえ、そろそろ街に着きますよ?」

女「そうか…」

師範「あの…何かありました?」

女「いや、何でもない…気にするな」

師範「そ、そうですか……?」


酒場

師範「うっ……流石にお酒臭いですね」

西の魔法使い「まぁ、そこは我慢だよ。古今東西、大抵の情報は酒場に集うものさ…酒はオマケだよ、オマケ」

ぐびぐびっ

師範「湯水のようにお酒を呑みながら言われても信憑性に欠けるんですが…」


わいわい、がやがや

マスター「いらっしゃいませ」

男「マスター…ピースメイカーと呼ばれている奴について何か知らないか?」

マスター「ふむ………ピースメイカーですか」

下2

1、マスター「申し訳ありません、その様な方は存じ上げませんね」

2、マスター「昔……幾つもの戦争地帯に現れ、両陣営を壊滅させて戦いを止めさせた者の名だったかと」


マスター「それなりに情報通なつもりでしたが面目ありません」

男「いや、いいんだ…強めのを一杯くれ」

マスター「かしこまりました」

男(おいそれと見付からないか……)

どたどた…

従者「た、大変です 主人殿ー!」

男「…どうした、騒々しいぞ?」

従者「そ、それが【下2】なんですぅ!」


従者「ぼ、僕…女の子になってしまってるんですぅー!!」

男「初めからお前は女みたいだったろう?」

従者「えと、な、ないんです…その、アレが……」

男「あれ?」

従者「ち……ちん////」

男「…はっきり言わないと聞こえないぞ」

従者「おちん……////」

男「おちん…?」

従者「おちんちんが無くなってるんでずぅ」

びぇぇぇえ


男「なっ、本当にないのか!?」

従者「はいぃ…先程から違和感があったのでお手洗いに行ったら、ぐすっ」

男「……マスター、流石に心当たりはないな?」

マスター「ありますよ」

ニコッ

男「…あるのか」

マスター「ははっ、先程は分かりませんでしたが一応は情報通ですから」

男「それで、何でこんな事になっているんだ?」

マスター「恐らく【下2】でしょうな」




マスター「恐らく、男女を逆転させる呪いですね……それもかなり深い呪いだ」

男「呪いに深度なんてあるのか?」

マスター「えぇ、触媒や力量で差が出るのですが深い程…」

男「解呪がしにくい」

マスター「はい、加えて…この手の呪術は身体だけでなく心も蝕んでいく筈です」

従者「じゃ、じゃあ…僕は完全に女になってしまうんですかー!?」

男「落ち着け、恐らくお前に呪術を掛けた者を締め上げれば元に戻る筈だ」

マスター「そういえば…そちらの席に呪術師の方が座っていらし……あっ!?」

呪術師「………!!」

だっ!!

従者「あの人、逃げていきましたっ!」

男「どうやら当たりみたいだな…追うぞ!」


呪術師「くっ…可愛いからって見惚れすぎたか」

だっだっだっ

従者「待てーっ!」

男「裏道に逃げるぞ、逃すな!」


呪術師「うわ、行き止まりだったか!?」

きゅっ

男「……観念しろ、もう逃げ場はない」

ぱきぽき

従者「早く、私の身体を元に戻して下さい!」


呪術師「【下2】」


呪術師「わかった…君は完全に女になる」

…にやり

従者「全然、わかってないじゃないですか!! 私は……僕は…元に…あ、あれ?」

男「従者?」

呪術師「ふふふ、成功だ…この短時間で自身の性認識すら曖昧にさせれるなんて」

男「…なんだか、分からんが壊す!」

ぶおんっ!

呪術師「おっと、待ちなよ…呪術は魔術と違って術師が死んでも直ぐには解けない」

呪術師「 今、その武器を振り下ろすのは得策ではないじゃないかな?」

男「…お前が解呪するというまで殴ればいいだけだ!」

呪術師「おー、怖い…怖いから逃げるとしよう」

カッ!!

男(魔法陣ッ!!)

ばっ…

呪術師「安心しなよ、ただの転移魔術さ…じゃあ、ばいばーい」

男「待てっ!? くっ、そう遠くには行ってないはずだ…捜すぞ、従者!」

日本人「在日をいじめるのは差別wwwwwwwwwwww差別じゃなくて区別wwwwwwww在日という存在自体が害悪wwwwwwwwwwww」

日本人「日本は全ての国の中で一番先進国wwwwwwwwwwwwwwww(それは前の話)」

日本人「マスゴミ創価学会在日中国韓国反日朝日新聞ウジテレビ」ブツブツ


ジャアアアアアップwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


従者「…………」

男「…おいっ、しっかりしろ従者!」

従者「は、はいっ…」

従者(私は…えっと、元の女に…いや、男に……いけない、どっちだったか分からなくなってきてる)

男「深度が上がっているのか……くっ、魔翌力探査は苦手だがやむを得ないな」

ずずっ…

下2…コンマ40以下で探査成功



失敗

男「くっ、駄目だ……残滓すら感知出来ない」

従者「主人殿……大丈夫です。元から女みたいな私が女になったところで変わりはありません」

男「だが……」

従者「…あはは、強いて言うなら胸が少し重くて困るぐらいです」

男「【下2】」


うーん、安価には従いたいけど元の男の娘設定と矛盾しますので…男→女という形になっております。

うどんに浸ってきます。一旦うどん。


男「あそこで魔法陣を警戒して避けなければ…奴を逃さなかったかもしれない」

従者「それは、かもしれないだけです…主人殿にご心配をお掛けしては従者失格です」

男「いや、これは俺のミスだ……いざとなれば俺が責任をとる」

ぽんぽんっ

従者「……は、はい////」

従者(せ、責任って…も、も、もしかして……男としての責任/////)

男(ピースメイカーより先に呪術師を探さなくては…)

ざっ!

【下2】「おや、見た所…お二人さんは何かお困りみたいですね!」

男「…誰だ、お前?」



従者「羽の生えた…子供?」

キューピッド「あれ、キューピッドとか天使ってお話で見たり聞いたりしません?」

従者「えと…妖怪変化なら分かるのですが…御免なさいっ」

キューピッド「がびーんですっ!!」

男「で、その天使とやらが何の用だ…今、こっちは立て込んでるんでな」

キューピッド「んふふー…何やらお悩みのようですから可愛い私が解決してあげますよ!」

従者「本当ですか!?」

男「まさか、高位解呪が出来るのか…!」

キューピッド「いえ、さっぱり!」

男「………魔翌力探知は?」

キューピッド「あいどんのー!」


男「従者…こんな馬鹿にかまってないで早く捜しに行くぞ」

従者「は、はい!」

スタスタ…

キューピッド「まっ、待ってください! 【下2】とか出来ますよ!ね!」


キューピッド「馬に乗りながら的を射抜けますよ!ね!」

従者「わー、流鏑馬が出来るんですか!!」

キューピッド「や、やぶ?…兎に角、役に立ちますから手伝わせてください!」

男「まぁ、人出はあったほうが見つかりやすいか……ローブの怪しい奴を空から捜してくれ」

キューピッド「了解です!んふふー、これで天使長様に叱られないで済みます!」

ふわっ…

従者「…見つかるといいんですが」

キューピッド「んふふー、頑張りますよー!」

男「不安だな…」


呪術師の再捜索…下2(コンマ70以下で成功)



04 優位成功

キューピッド(以下、天使)「あのー…あれですか?」


呪術師(…ふふふ、簡易転移だから変な場所に出るとは思ってたけど)

呪術師「まさか、高い木に引っかかって降りれなくなるとは思ってなかったよ…」

ぷらーん

男「俺はあんなマヌケな奴に逃げられたのか…」

従者「げ、元気出してください、主人殿」

男「もう、魔法陣も開けない…観念するんだな?」

じゃきっ

呪術師「ぐぬぬ、【下2】」


呪術師「むぐぐ…なんちゃって! 」

しゅんっ!

男「なっ、馬鹿な真似を…魔法陣も出さずに移動したら建物に埋まりかねないぞ!」

しゅん…

呪術師「…あれ?」

下1 コンマ

偶数 近くの地面に埋まる

奇数 従者の真後ろに現れる


ずぼっ…

< 土の中にいる!

呪術師「…あれ?」

男「……何がしたいんだ、お前」

呪術師「ぐっ、これじゃ指が鳴らせない…うぐぐぐ」

天使「ともかく、手も動かせないみたいですしチェックメイトですね!」

男「今度こそ従者の呪いを解いてもらうぞ…嫌とは言わせない」

ぱきっ…ぽきっ…

呪術師「あ、あの、痛いのは良くないと思うなー……あはっ、あははー」

男「さぁ、お仕置きの時間だ」

下2…解呪の為に行う呪術師へのお仕置き内容




呪術師「ふ、ふんだっ…貴重な成功例なんだ、意地でも解呪はしないよ!」

男「そうか……天使、こういうことは出来るか?」

ごにょごにょ…

天使「出来ますけど……いやー、なかなか手厳しいですね」

呪術師「な、何? 何をする気なんだ?」

男「手…土から出してやるよ」

ざっざっ

呪術師(え? 掘り返してくれたけど…まさか、見逃してくれるのか!!)

男「でないと、指が折れないからな」

ぶおんっ……めきぃっ!!

呪術師「え?…指……あ、あっ、あ”あ”あ”う”うっ!? 指が…指がぁぁっ!!」

男「今のは従者に呪いを掛けた分だ…」

めしゃっ、めしゃっ…

呪術師「んぎぃっ!!!…ふー、ふーっ」

男「今のは…よし、二回逃げた分にしておくか」

呪術師「まっ、待って、解く! 呪いを解くから止めてくれ!!」

男「いや、再三にわたり解呪を断った分がまだだ…三発目は逆の手にしないと指が足りないな」

呪術師「止めてくれ…止めてよ……止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めてっ!!」

男「…………いいや、駄目だ」

ずどんっ!…ばきぼきっ

呪術師「ああああああああぁああああぁっ!!!」

男「折れた指の方が綺麗な指より少なくなったな…なぁ、呪術師?」

呪術師「ごべんなざいごべんなざいごべんなざい…うっ、ひぐっ」

ふるふる

男「…やるべき事は分かるな?」

呪術師「は、はひっ!!」


<ピロピロリロ

従者「んっ……あっ、身体が元に!!」

ぺたぺた

従者「アレも……あります!」

男「従者…お前の性別は?」

従者「女の子みたいな見た目だけど男ですっ!」

男「よし、認識も完璧だな……天使、手はず通りに後は頼むぞ」

天使「んふふー、可愛い私に任せてください!」


呪術師「あ、あはっ、指、私の指…ぺちゃんこになっちゃった……あはははっ」



天使の頼まれごと…下2

1、呪術師の治療

2、呪術師を詰所に突き出す


天使「さてと…放心状態みたいですし構わず掘り掘り返してっと!」

ざっざっ、ざっくざっく

呪術師「………………」

天使「馬上弓も得意ですけど、曲がりなりにも天使な私は…回復魔術もお手の物です!」

<ピロピロリロ

呪術師「……………あっ」

天使「はい、美肌効果も付いてきてほれ、指が元通りです」

呪術師「治った。指が治ったぁぁぁっ! 良かった、よがったよぉ〜…ふえぇぇぇぇんっ!!」

おろろーん

天使「感動してるところ悪いですが……この治療は彼が願ったからしてあげたのですよー?」

呪術師「な、なんで…?」

天使「さぁ?」

呪術師「………!!」

天使「あ、まだ治療は済んでな………行ってしまいました」


ー酒場前ー


従者「そろそろ、戻らないと師範さん達が心配してる筈です!」

男「あぁ、碌に酒も飲めてないし…行くとするか」

たったったっ

呪術師「はぁはぁ……おい、男っ! 」

男「随分と早い再開だが………恨み言でも言いに来たか?」

呪術師「【下2】」


拷問器具は痛いので代わりにうどんを使うといいぞ。
今日はここまで。うどんうどーん。

うどんで縛るとぬめりが良いが…千切れる。だから、アツアツのうどんを絶え間なく食べさせる拷問が良いと思うな。
ずるずる再開


呪術師「指パッチンしても何も起こらないんだが!」

男「あぁ、指に掛けていた術式ごと壊したからな」

しれっと

呪術師「なっ、あれを組むのにどれだけ掛かったと…!!」

わなわな

男「そりゃあ、お仕置きだからノーダメージとはいかんだろ」

従者「あの…また、不意に呪いをかけられるんじゃ……」

ぎゅっ

男「心配するな、呪術は準備に時間が掛かる…不穏な動きをしたら直ぐに叩き壊せばいいだけだ」

ぎろっ

呪術師「ひうっ…」

男「ともかく、もう用が無いなら帰れ」

呪術師「ぐぬぬ、屈辱的なあしらい方を………」

呪術師「【下2】」

1、お前にギャフンと言わせるまで付きまとってやる!!

2、いつか…いつか、実力で復讐してやる……覚えてろーッ!!

3、…もう、おうちかえる



< お前にギャフンと言わせるまで付きまとってやる!!

ガチャ…

< あれ、その方はどなたでごぜーますか?

<おやおや、また女の子侍らせて来たのかい?…ひっく

< はぁ…だまれ、へべれけ

がんっ!

<あぁ、魔法使いさんがぶっ飛ばされた!?

<なにしてるんだか…

上空

天使「あの人達に付いていけば楽しそう…もとい、善行をいっぱい積んで昇進出来るかもしれません!」

遥か上空

<…んふふー

西の魔法使い「凄いぞ星に手が届きそ……あれ、星が遠ざかって?」

ひゅー

西の魔法使い「あぁ、成る程」

ひゅー

西の魔法使い「ひっく…僕が落ちてるのか」


呪術師「…なぁ、アイツ埋まってるがいいのか?」

<土の中にいる!

西の魔法使い「」ズボッ

師範「あー、うん…気にしなくていいですよ」

男「さて、ピースメーカーの情報も集まらなかったし違う街に行くか…」

ぴくっ

呪術師「ピースメーカー…お前らそいつを捜してんのか?」

男「あぁ、俺の恩人でな…心当たりはないか?」

呪術師「うーん、詳しくは知らないけど…記憶違いじゃなきゃ【下2】でその名前は耳にしたよ」

男「本当か!」

呪術師「のわっ、急に持ち上げるな!」

下2…場所


男「ドラゴン路地だな。よし、直ぐに向かおう」

呪術師「はぁ、 あそこは竜種の縄張りだぞ!?」

師範「それでも行くのが男さんですから」

男「例え竜だろうと…壊して通るだけだ」

女「竜はまだ戦った事がないから楽しみだ…ふふふ」

従者「うぇぇっ、置いてかないでくださいよー」

呪術師「頭のおかしな奴らが揃ってんのな……はぁ、案内してやるから付いて来いよ」

男「【下2】」



男「危ないと思ったら逃げてもいいぞ?」

呪術師「おいおい、さっきまで呪いを掛けてきてた奴に言う言葉かよ」

男「死なれちゃ、寝覚めが悪いからな」

ぷいっ

呪術師「……うっせ、お前をギャフンと言わせるまで離れないって言ったろ////」

男「ふっ、楽しみにしておくさ」



西の魔法使い『そろそろ、土から引きにいてくれないかなぁ…』



ドラゴン路地

呪術師「ここが竜種の住処…ドラゴン路地だ」

西の魔法使い「魔翌力探査…っと…これは凄いな。まるで。魔翌力の塊が其処らを歩き回ってるみたいだ!」

呪術師「あぁ、竜の心臓は魔翌力炉にも流用されるからな…出来るだけ見付からないように行くぞ」

男「………ここにピースメーカーが」

呪術師「噂じゃあ、ピースメーカーとやらは【下2】に居るらしい」

【下2】…ドラゴン路地のどんな場所?



師範「公園…?」

呪術師「十数年前まで此処は小さな都市だったらしくてな、恐らくはその名残だろう」

西の魔法使い「因みに都市が無くなってるのは…」

呪術師「言わずもがな、竜の大量発生が原因だ」

男「そいつは…滾るな」
女「ふふふ、滾るわね」

師範「いや、二人とも目を輝かせないで下さい…」




ー龍公園ー

男「…ここか?」

師範「荒れ果ててはいますが、公園の雰囲気が残ってるので此処で間違いない筈でごぜーます」

女「随分と静かだわ……不気味なくらい」

呪術師「竜がわんさか居るよりはマシだろ?」

ざっ

男「誰だ…!!」


物音がした方に振り向くとそこには…

下2

1、居なかったはずの巨龍が現れている。

2、ローブを身に付けた謎の人物が佇んでいる。



一旦、お休む。そばもいい。うどんもいい。








らぁめん。

魔法使い…そこらへんに埋まってるんじゃないかな?ずるずる再開。


???「わたしは……何だろうな?」

男「…何を言っている」

???「最近、頭がぼうっとするものでね…ははは、参ったよ」

男「?」

???「あぁ、そうだ! 君たちを待ってたんだった」

師範「待ってた…?」

女「まるで来るのが分かってたみたいな口ぶりだな」

???「そりゃあ、分かるから此処に居るのさ」

男「要領を得ないな、結局の所…アンタは何処の誰で何の用が俺達にあるんだ?」

???「【下2】」




???「んー、せっかちだなぁ……私の名前は部下。上司から君たちにこの手紙を渡すように言われてるんだ」

つ手紙

男「宛名が…ないみたいだが?」

部下「そりゃあ、秘密裏に渡すように言われてるからねー…ふわぁ」

師範「…取り敢えず、開けてみるでごぜーますか」

ごくり

男「………」

びりっ

【下2】…手紙の内容




『拝啓、男くん 突然だが、俺と一緒に革命起こしちゃおうぜ☆』

男「………」

びっ

『あー、多分、イラっとして手紙を破こうとしてると思うが待ってくれ』

男「ちっ、先読みされたか…」

『今、俺はとある小国に居るんだが…その国の民は王の圧政に苦しんでいる』

男「………」

『俺は民を圧政から解放するために革命を計画してるんだが、少しばかり手が足りてなくてね…助けてはくれないか?』

部下「さて、読み終わった感想はどうです。 手伝ってくれる気になりましたー?」

男「【下2】」


男「…返事はその国を自分の目で見てからだ」

部下「そうか…まぁ、地図は渡しとくから準備を整え…」

男「…………」

ずずんっ…

西の魔法使い「男くん、魔翌力反応っ!!」

男「…っ!!」



ドラゴン「ギャォォォォォッ!!」


部下「騒がしい……はぁ、トカゲが話に割り込まないのっ」

パチンっ…チカチカ!!

師範「何か…光って?」

ドラゴン「ガッ…ガガガガガガガガガ!?」

女「あの巨体の竜が一瞬で焼け焦げた…!」

部下「それじゃあ、革命の旗の下で会えたらいいね」

すたすた

男「…………革命、か」



一旦、疲れてるから球形。

仲間との日常フェイズ、革命の小国の順に続きます。んどうんーうどう。

魔法使いの世界と男の世界は別世界。
うどん と そば は 別麺類。

…似通っているけど重なることはない。うどん。


実はぶっかけうどんを大根おろしを盛ったうどんだと思ってたんだよ。ずるずる再開。


男(紙に小さく書かれていた集合日時まで、まだ時間がある)

男(それまで、どう過ごそうか…)

仲間の誰と過ごす?…【下2】

1、師範
2、西の魔法使い
3、女
4、従者
5、呪術師
6、一人で過ごす


男「…おい、師範」

師範「何でごぜーますか?」

男「付き合ってほしい」

師範「…は、はい?」

男「駄目か?」

師範「いや、駄目…ではないですが……急でしたので心の準備が////」

どきどきっ

男「別に…街へ行くだけだ」

師範「えっ…街ですか?」

男「買いたいものがあるのだが、記憶が曖昧なせいで物の価値すら測れない」

男「そんな訳で付き添いを手が空いてるお前に頼んだだけだ」

師範(うぅっ、そんな気はしてたけど……ショックです)

ずーん

師範「因みに何処に行くんですか?」

男「【下2】」


1、骨董品屋

2、雑貨屋

3、武器屋



〜骨董品店前〜

師範「てっきり、行くのは武器屋さんか何かかと思ってました」

男「正規品も良いがこういう所に掘り出し物はあるからな」

がちゃ…からんころーん

店主「いらっしゃーい、フィリアの骨董品店にようこそー」

男「…主にどんな物を売ってるんだ?」

店主「そうねー…曰く付きの魔道書とか曰く付きの壺、女性向けに曰く付きのドレスとか色々あるよー」

師範(曰くは必ず付くのでごぜーますか…)

男「曰くのつかない普通の商品はないのか?」

店主「あはは、勿論だけど普通の商品もあるからそんなに心配そうな顔をしないでいいよ」

男「これとか…曰く付いてないだろうな?」

男の気になった物 【下2】


店主「あれ、そんな本…うちにあったかな?」

男「人の肌みたいな感触の本に覚えがないだと…もう少し仕事に責任ないのか?」

店主「いやいや、店の商品はきちんと名前まで覚えて扱ってるよ!」

師範「えっと、題名は…ルノレイエの書って書いてありますね」

店主「うーん、ルノレイエなんて聞いたことないが何処の言葉だろうね?」

男「………」

師範「男さん…?」

下1

1、ひらきますか?
2、ひらきませんか?


男(何故だか…無性にこの本を開きたいのだが……危険すぎるな)

男「店主、これは曰くとかいうレベルの本じゃないと思うぞ」

店主「うー…確かに見た目からしてダメそうですからねぇ」

師範「となると捨てるんですか?」

店主「残念ながらそうなりますねー」

男「なぁ、捨ててしまうなら【下2】を買うからついでにその本も付けてくれないか?」

店主「ふぇ? まぁ、構いませんが…呪いとかの責任は取れませんからね?」

男「あぁ、勿論だ」

チャリンっ

抱き合わせ商品…【下2】


<まいどありー

男「………」

じー…

本『ぁ……あぁ………ぁ…』

師範「……開いちゃダメですよ?」

男「あ、あぁ…」

師範「それにしても、何でわざわざ本と水晶を買ったんでごぜーますか?」

男「本は効果は分からないが、これだけの物…戦いの手札に使えると思ってだ」

師範「では、そちらの綺麗な水晶は?」

男「【下2】」

1、本を貰う口実に買っただけだ

2、付き添ってくれたお前へのプレゼントだ

3、勿論、新しい武器として買った




男「近くにあった安物がこれぐらいでな…まぁ、口実に使った経費としては安いものだ」

ひょいっ…くるくるくる、ぱしっ

師範「へー…てっきり槌でカキーンって打つのかと思ってました!」

男「くははっ、流石にそれは無茶な芸当だな」


男「ところで、俺の用事は済んだが師範は行きたい場所はないか?」

師範「そうですね……【下2】でごぜーますかね」

1、特になし

2、場所指定(街の中にあり得る場所に限る)







冷やし中華食べる休憩。多分、今日はここまで。
安価スレの服屋………果たして、普通の服が置いてあるかしら。
【冷やし うどん 始めました】


ひとえに…おうどんだからとしか言えませんね。うん。ずるずる再開。


ー服屋ー

師範「〜♪」

男「……随分と薄い防具だな」

師範「オシャレは防御力と反比例するんでごぜーます!」

男「そういうものか」

師範「そういうものです」

30分後

師範「あー、こんなにヒラヒラさせてもいいのでごぜーますか!!」

男「………さっきもそんな事言ってなかったか?」

師範「いえ、先程のはリボンで此方は袖の話なのです!」

男「……そうか」

2時間後

師範「可愛いですよねー、これ!」

店員「お客さん、わかっちゃいますー!」

きゃっきゃっ

男「なぁ……」

師範「はい?」

男「さっきから気になっているんだが……何故に女物の服ばかり見ているんだ?」

師範「それは、私が………はわっ!!」

師範(まだ、私が男だって偽ったままでごぜーましたぁ!!)

男「何故だ…?」

師範「そ、それは…【下2】だからでごぜーます」


師範「変装用なのです!」

ばーん!

男「…ふむ」

師範「お、女の子だと思って近付いた所を…えっと、ばこんと殴るのですよ」

男「成る程、お前にあった戦い方ではあるな!」

師範「そ、そーでごぜーましょう!」

師範(そりゃあ、元から女の子でごぜーますからねぇ…ぐむむ!!)

男「それならば、こんな服はどうだ?」

つ服【下2】

師範「こ、これは…!?」




男「機能性に優れた女性用のローブだ…これなら暗器も隠しやすいだろ?」

師範「…………っ!!」

男「気に入らなかったか…?」

師範「いえ、とっても可愛いのです!」

男「は?」

師範「特にフードが猫の耳みたいで…可愛いのでごぜーますよ!!」

ぶんぶんっ

男「お、おう…気に入ってくれたなら良いんだが。まずは会計を済ませてこよう」

師範「は、はい!」

師範(しかも、これってプレゼントって奴ですよね! 大事にしないとでごぜーます!!)


男(何故にあんなに喜んで……あぁ、耳の部分に飛び出しナイフを仕込めると気付いたからか)

師範 は 道着 から ローブ に 着替えた

師範「〜♪」


男「…あと、2日か」

男(約束の日までどうしていようか…)

下2

1、休息(約束の日までスキップ)
2、仲間と過ごす(仲間から一人選択)


男「おい、西の」

西の魔法使い「だから…その呼び方はやめてくれないかい?」

男「細かい事を気にする奴だな…」

西の魔法使い「で、何か用かい?」

男「【下2】」


男「あの部下とかいう奴が使った技…どう思う?」

西の魔法使い「一瞬の内に竜を丸焼きにしたアレか…」

男「あぁ、使い手はぼけっとしてたが恐ろしい威力だったからな」

西の魔法使い「恐らくは雷系統の魔法…だと思うんだけどね…うーん」

男「なんだか自信がなさげな回答だな」

西の魔法使い「流石に無詠唱で…となると裏がありそうでさ」

男「例えば?」

西の魔法使い「【下2】とかかな…あまり良い行為とは言い難いけど」


西の魔法使い「悪魔との契約……確かに力を与えてくれるけど契約が完了したら魂を取ら」


西の魔法使い「悪魔との契約は確かに力を与えてくれるけど……契約が終了したら魂を取られてしまうからね」

男「…そうか、悪魔か」

西の魔法使い「あれ、悪魔の存在に少しは驚くと思ってたんだけどな?」

男「まぁ、少し前に天使に会ったからな」

西の魔法使い「へー………へっ!?」

男「何を驚いてるんだ?」

西の魔法使い「いや、悪魔は契約の為に姿を現わすけど天使は基本的に出会えないものなんだよ!?」

男「そういうものか?」

西の魔法使い「いいなー…魔法学者の端くれとして会っておきたかった」

がくっ

男「【下2】」


男「ところでお前は人か?悪魔か?」

西の魔法使い「おいおい、仮に僕が悪魔ならセールスマンばりに君に契約を求めてるはずだろ?」

男「それも…そうだな」

西の魔法使い「安心してくれ、魂じゃなくて君に惹かれて僕は付いてきただけさ」

男「……勝手についてくる辺りは悪魔よりタチが悪いな」

西の魔法使い「あのね、珍しく良い事言ってんだからさ…」

男「ふっ、これからも宜しくな」

すたすた

西の魔法使い「…やれやれ」



次の日

男「いよいよ、明日か」

きゅっ、きゅっ

男「武器を磨き終えたら…」

1、今日は休むとしよう(約束の時間までスキップ)

2、仲間の誰かと過ごす(仲間の内、誰か一人を指定)


うどんとの契約は集中力を奪うんだ…下2という表記を忘れるぐらいに

明日の行動(上記から選択)…【下2】

もーぐだぐたになったのでねます。
じゅじゅちゅし は あす かきます。
ゆるしてください、なんでもうどんするから。


ミスばっかの1はぶじゃまにうどん様をしゅしゅりましゅぅぅぅっ!!
太い麺がシコシコれしゅごいぃのぉおおょぉぉぅ…いっぱい、いっぱい、汁ぶっかけてたべりゅのぉぉぉっ!!

さて、朝うどんはいいぞですよ。ずるずる再開。


男「………」

こそこそ

男「………」

こそこそ

男「……なぁ、どこまで付いて来るんだ?」

こそっ…がさがさ

呪術師「何だ、ばれてたのか」

男「そりゃあ、振り向いてから隠れるまで5秒もかかってれば気付くだろ」

呪術師「ぐぬぬ…」

男「何の用だ…奇襲か?尾行か?」

呪術師「【下2】」


呪術師「べ、別に…お前を見てるだけだ」

男「コソコソとか?」

呪術師「それは…出来るだけ自然体で見たかったからな」

男「そうか……」

呪術師「………」

男「【下2】」

1、そんなに見たいなら近くに来ればいい

2、そんなに見られると…また、壊したくなる

3、その他


男「そんなに見たいなら近くに来ればいい」

ぐいっ

呪術師「わわっ、引っ張るな!?」

男「これだけ近ければ充分だろ?」

メトハナノキョリー

呪術師「近すぎるわ、バカ!/////」

男「色々と注文が多いな…やれやれ」

呪術師「【下2】」





呪術師「………」

ちゅっ

男「!」

呪術師(ふ、ふふふ…私も凄い恥ずかしいがやってやった!! この、突然の狼狽えるがいい/////)

男「そうか、お前も師範と同じ攻撃を使うのか!!」

呪術師「……へ?」

男「いいだろう……相手になってやる」

じゃきっ

呪術師「え、なんで、武器を構え………みゃぁーっ!?」

ずどんっ、ずどんっ!!

男「せい…はぁっ! 逃すかっ!!」

ずががががががが

<ナンデコーナルンダー



二時間後、誤解を解いた呪術師はボロボロであった。



約束の場所

男「例の国の外れにある廃坑ってここで合ってるな?」

師範「はい、地図通りなら間違いないかと」

西の魔法使い「えーと、確か案内役が一人来るんだっけ?」

男「あぁ、その筈なんだが……時間的にもう居ないとおかしいのだが」

< オーイ

男「…声?」

【下2】「すみませーん! おくれてしまいましたーっ!!」





ターバンのオヤジ「ぜぇ、はぁ…いやぁ、中々、衛兵の目を盗んで抜け出せなくてすいません」

師範(凄く……ターバンなオジさんが来ました)

まず西の魔法使い(若い頃にナイフで膝を刺してきそうな、オジさんが来たね)

ターバンのオヤジ「長らくお待たせしました。 ささっ、この先の抜け道から国内へ」

男「…国に密入する前にどんな状況か聞いてもいいか?」

ターバンおやじ「へい、圧政の愚痴なら幾らでも喋れますよ!」

男「まず、どういった暴挙が国内で行われているんだ?」

ターバンおやじ「【下2】」



ターバンのオヤジ「王が変態すぎてヤバいのです…」

男「変態すぎる?」

ターバンのオヤジ「性豪なのは勿論、老若男女問わず狙い……異質な行為を強要するのでございます」

師範「うわぁ、ドン引きでごぜーます」

女「…くたばればいいわね」

西の魔法使い「そんな事してるのに大臣達は何故に王を止めないんだい?」

ターバンのオヤジ「それが……大臣達も異質な性癖の持ち主でして…その、すっかり懐柔されてしまっているのです」

男「王が王なら部下も部下か…」

ターバンのオヤジ「私の妻と娘も……ううっ、慰み者に……」

師範「ターバンさん……」

男「【下2】」




男「とにかく…その王とやらは乱暴な奴のようだな」

ターバンのオヤジ「えぇ、そりゃあ、もう……」

男「……ふっ、それだけ豪胆な奴なら壊し甲斐がありそうだ」

師範(あ、スイッチ入りましたね)

西の魔法使い(…また、無茶をしなければいいんだけどね)


また、しゅごりたくないので寝ます。

かけうどん派なので、ぶっかけなんかに負けたりしない!うどんうどーん。


スレ内容に関係ないうどん談義のせいでお腹すいてねれなくなりました。
これは裁判沙汰です。
あと、1はカレー跳ねとネバネバが苦手なのでそれらを提案した方はうどん鞭の刑です。
ずるりと再開。


革命軍 アジト

ターバンのオヤジ「部下様、お連れいたしました」

ぶんぶんっ

部下「おっ、ちゃんと来てくれましたかー」

男「一応な」

部下「ここに来る途中も見たと思いますが鞭にロウソク、拘束具…悪趣味な行為をさせられてる民を見ましたよね?」

従者「…とても辛そうでした」

西の魔法使い「拷問紛いの事も見受けられたからね…」

部下「まぁ、返事は決まってると思いますけど手を貸して…くれますよね?」

男「【下2】」




男「ここに宣言する、今から俺が新しいキングだ!」

ばーん!!

部下「…………ふふっ、君ってば冗談が面白いね」

くすくす

男「真面目に言ったのだが?」

ぱちぱちっ

上司「あはっ、相変わらず男君は掴めないやつだ☆」

男「…誰だ?」

上司「もー、久々に会ったからって…つまらないネタは良くないよ☆ 君の友である上司さんだゾ?」

男「いや、知らん」

上司「あはは、天丼はいいからいいから」

師範「あ、あの…上司さん、男さんは今、記憶喪失の状態にありまして」

上司「うぇぇっ!? じゃあ、二人で暴走ゴーレムと戦った事や、君の素振りで私の家が壊れた事とか覚えてないの!!」

男「さっぱり」

上司「………」

がくっ

師範「あの、あまり気を落とさないで……」

むくっ

上司「まぁ、忘れたなら仕方ないか☆」

師範「えぇー……仕方ないのでごぜーますか」

上司「なんせ、革命という大仕事があるからね!…君達には【下2】をお願いしたいんだ」


全然やってないが眠くなったのでここまで。


男「精鋭部隊を壊滅させる…か」

上司「いやー、流石に民衆の寄せ集めじゃ、精鋭を相手取るのは厳しくてねー」

男「まぁ、雑兵と戦うよりは楽しめそうだな」

じゃきっ

上司「おっ、ソレをまだ使ってるんだ……なら、余裕だね☆」

男「どういう意味だ…?」

上司「ううん、気にしないで。さっ。ノルマは【コンマ下2人】、無事に倒して来たらボーナス出しとくから!」

男「………?」

がちゃっ


男が倒した敵の数【下1】


男「イヤーっ!!」

ぶおんっ

精鋭兵13「ぐわーっ!」

西の魔法使い「たーまやー!」

男「ぜあぁっ!!」

かきーんっ!

精鋭兵14「あひーっ」

びたーん!

師範「またまた、ホームランです!」

男「ふむ、探し回って…この程度の実力か」

西の魔法使い「というか、100人は超えてないにしても精鋭がそんなに居るものかね?」


<ピロピロリロ

上司『やっほー☆』

従者「あわわっ、頭に声が!?」

呪術師「念話魔法だな、こりゃ…さっきのハイテンションな奴だろ」

上司『根暗なお嬢さん、正解っ! いやー、目標は高い方が燃えるかなと思って92人とか言っちゃったんだけど…よく良く調べたら精鋭部隊は全部で15人だったんだー、あはは☆』

女「あはは…で、済ますな」

呪術師「つーか、誰が根暗だ!!」

上司『めんご、めんご……それと物資がカツカツでボーナスとかないんだよね…てへっ☆』

男「別に報酬なんてどうでもいい………それで、もう帰投すればいいのか?」

上司『いや、まだだ…精鋭部隊、最後の一人が見つかったんだけど向かってくれる?』

師範「じゃあ、サクっと打ち上げればいいんでごぜーますね!」

男「言うのはタダかもしれないが…やるのは俺だ」

上司『んー、サクっとは難しいかなー。どうやら部隊長みたいなんだけど【下2】の使い手みたいでね…いやはや、手を焼いているよ』


男「読心術…」

ざっ

部隊長『そいつは面白い』

男「…!!」

女(わざわざ、姿を見せるとは相当な自信があるようだ)

部隊長「ふふふ、驚いたかね?」

男「………」

部隊長「黙っても無駄だ…『どう戦うとするか…こいつは』…くくく、悩んでいるなぁ。 んんっ…『昂ぶってきた』…だと?」

男「ふっ…気配を感じせずに現れた辺り、その芸当だけで隊長をやってはいないのだろう?」

がしゃっ…

部隊長「ほう、臆せず武器を構えるか……言っておくが、心を読む私の前では攻撃も防御も全てが無意味である!!」

じゃきっ…

男「本当にそうか、確かめさせてもらう!!」





頭いたいので うどんと薬飲んで仮眠。
再起動は23時を予定。ぴーががが。


昨日の23時とは言って…な、ないです(詭弁)
ずるずるごめんなさい。


男「…せいやぁっ!!」

ぶおん…

部隊長「『左薙ぎ』」

男「くっ……はぁぁぁっ!!」

部隊長「『囮の右振り』から『本命の回し蹴り』……加えて『半歩後退』か」

ひょいっ、ざしゅ!!

男「………っ!!」

部隊長「相手の心を読めれば確実に攻め、確実に守れる…あと、大事な事だが調教時は非常に楽しいっ!!」

師範(へ、変態だーーーっ!!)

部隊長「ふは、ふはは……変態で何が悪いっ!!」

男「そうか、そのブレない性癖が精密な斬撃に通じているのか!」

呪術師「んな、馬鹿な…」

下1〜3…コンマが40以下なら打開策が浮かぶ





部隊長「さぁ、少しずつ切り刻んであげよう…心が恐怖するまでじっくりとね」

男「……ふっ」

部隊長(笑った……?)

男「今から俺は…この大槌を振り下ろす」

部隊長「ふっ、宣言して惑わせるつもりか? 何であれ心の声は偽ることは出来ぬ!!」

男「行くぞっ!」

ダッ…

部隊長「『振り下ろし』…確かに宣言通りのようだが、予知された攻撃にみすみす当たるわけがなかろう!」

ばっ!

男「あぁ、確かに俺の振り下ろしは当たらないだろうな……だが」

どごんっ…めきぃっ!!

部隊長「なっ…『槌を打ち下ろした衝撃で岩を飛ばしてくる所までは読めてなかったみたい』…だ…な」

ばたっ…

男「ふう……読心術ではなく未来予知だったら通じ無かっただろうな」

師範「お疲れ様でごぜーます!」

<ピロピロリロ

上司『おっ、流石の勝利だねー!! 補給も兼ねて労うから一旦、帰ってきてくれるかい☆』

男「分かったが…騒がしいのは好きじゃないぞ」



隠れ家

上司「いやー、お疲れちゃん!! 」

男「中々に楽しい死合いだった…」

上司「心強い発言だねー…さて、ここでひとつご報告」

男「…報告?」

うとうと

部下「えー…革命派の現在状況についてです……ふわぁ」

下2

1、劣勢、王の変態さがヤバすぎてヤバいよ

2、勝利、王は変態なだけでさして強くなかったよ


男「…もう一度言ってくれ」

部下「えー…王の変態さが変態すぎてヤバいヤバい」

師範「いや、なんか適当だし意味不明でごぜーますよ!?」

上司「いやね、事前に調べた情報だと…戦闘力の無いエロオヤジだった筈なんだけどさ」


回想

性の玉座

上司「さぁ、護衛の精鋭も消えた…みんな、行くよーっ☆」

民「「「うおーっ!!」」」

部下「おかくごー」

ジャキンッ!

変態王『フ、フヒヒ…き、貴様ら…わ、わしを責め立てすぎじゃよ……もう、このままじゃ…ワシ、ワシ…エクスタシィしちゃうぞぉぃぃぃっ!!!』

どばぁぁぁっ!!

民「「うわぁぁっっ!?」」

民「な、なんだ…この液体は…ひっ、ひいっ、溶けるっ!!」

びちゃびちゃっ!!


上司「うわわ!? なんだアレ!!」

部下「上司さん、一旦避難を…」

上司「いや、だけど…みんなが!」

部下「…もう、彼等は間に合わないと思います」

上司「くっ……動けるものは速やかに撤退!撤退だ!!」



女「つまりは弱き身から強大な魔性のものとなったわけか」

西の魔法使い「まさしく変態…ってわけか」

呪術師「洒落を言ってる場合かよ」

上司「分かっているのは王が【下2】に変態した事と強酸を放つ事ぐらいだ」

男「何、やり合うには十分な情報だ……」

にやり…すくっ

従者「うえっ、もう行くんですかっ!?」

男「あぁ、我慢出来ないたちでな」




エロオヤジ…ダイナマイトエロボディオヤジ?
うどんは飲み物。今日はここまで。

予定は守らないわ、うどんごっくんで心配をおかけするわ…1はうどんケジメ確定です。ずるずる。


俺自身がうどんになることだ…オサレにずるずる再開。


市街

ヒュッ!!…ぶにゅ……からんからんっ

民「だ、駄目だ、以上に膨らんだ胸や尻の肉に跳ね返されて投槍が刺さらないぞ!?」

民「悍ましい…なんて醜悪な姿なんだ……あぁ、神よ」

民「たかだか前に歩いてるだけなんだ、死ぬ気で食い止めろーッ!!」

びちゃっ……びちゃっ……

変態王「あひっ…うぇひひひひっ……うぷっ、止まら、トマらなヒィっっ!!」

ぼこっ……ぶしゅぅぅぅぅぅっ!!

民「ぐっ!! 何か吹き出したぞ!」

ぶじゅうぅぅぅっ!!

ターバンのオヤジ「その液体は危険だ! みんな、不用意に近付くなっ!」

変態王「もっと、もっろ…痛みを…快楽ヲっ! あふへははっ、はははははは、ひははははははははははははははは!!!」

ぺたっ………ぺたっ……ぺたっ…

ターバンのオヤジ「いかん……歩くスピードが速まった!」

民「このままでは老人や女子供を避難させているエリアに来てしまうぞ!!」


ざっざっ…

呪術師「おっ、あれが例の変態か…!」

従者「あ、主人殿ぉ…」

師範「き…気持ち悪い見た目でごぜーます!!」

ぎゅむっ…

男「だから両側から引っ付くな……動きにくいだろうが」

西の魔法使い(やっぱり……禁忌である異形変態の術か)

女「で、相手は酸を常時吹き出してるみたいだけど、どう戦うつもり?」

男「【下2】」


男「なに、単純な事だ…ふんっ」

ぶおん…ぶおんっ

女「急にぐるぐる回り始めてるどうするつもり?」

男「近づけば酸で身が灼ける、かといって投槍や鏃は、豊満な脂肪に阻まれ刺さらない…」

ぶおんぶおんぶおんっ

男「ならば、投げ槌の一撃で圧壊させるのみ!!」

ぱっ…!

変態王「アぁァァ、あえ?」

下1〜2 一回でもコンマ20以下を出せば成功


27−10…17 成功!

ヒュー…

変態王「ぎぼ、チいひ、い、むギゃっ!?」

めしゃっ

師範「………」
従者「………」

ガクガクガクガク…

呪術師「こりゃ、ミンチよりひでぇな…」

<ピロピロリロ

上司『そっちは大丈夫かい!』

男「あぁ、今しがた終わった所だ」

上司『そうか、応援を出すから暫くの間は堪えてく…れ?………え、か、勝ったのかい?』

男「そうだな」

上司『………あはっ、あはは。 やっぱり君にはいつも驚かされる☆ そっちにすぐに行くから、待っててくれ!!』

そりゃあ、1が着る常識的なうどんの服と考えれば、どんな服か…自ずとわかりますね?ずるずる再開


城 大広間

上司「いやはや、一時はどうなるかと思ったけど助かったよー☆」

男「………」

部下「流石は上司さんの見込んだ方です……久々に目がぱっちりしました」

男「………」

上司「うんうん……手際の良さ、力強さ、戦闘センス…パーフェクトだねっ☆」

部下「わー、一家に一人は欲しいものですねー」

男「………」

上司「………」
部下「………」

男「いくら持ち上げても報酬は貰うぞ?」

上司「ぐう…☆」

部下「ほら、言ったじゃないですか…あの方に下手な芝居は通じないと思うと」

上司「でも、資財がカツカツで…」

肩ぽんっ

男「大丈夫だ…お前の私財から出せばいいだけだ、、だろ?」

上司「一応、聞くのだけど………な、何が欲しいのかなっ?」

おろおろ

男「【下2】」


上司「えっ、紹介状なんかでいいのかい?」

男「記憶は当てにならない分、コネが欲しくてな」

上司「良かったー 。今、お金とか言われてたら破産していたよ☆」

男「あぁ、じゃあてついでに暫くの旅費も頼む」


上司「」


部下(上司さんのお財布と表情が大破しました…ふわぁ)

ぽけー


上司「うぐぐ、報酬が用意が出来たら念話で呼ぶから それまでは街の観光でもしててくれ……★」




男「…さて、救った国の観光と洒落込むか」

誰と行こう?

下2

1、師範
2、西の魔法使い
3、女
4、従者
5、呪術師
6、1人で…


元・卑猥な街の観光に師範と繰り出す、そんや続きは夜に。一旦、うどん。
一般的”なうどんの服はうどんとプリントされたTシャツです……ですよね?

そのような服では着用者の身体がベトベトになるじゃないですかー。しかも、乾くとカピカピです。

ずるずる再開。


男「師範、紹介状が書き上がるまで観光でもどうだ?」

師範「えっ…あの、私はこの街は詳しくないので案内は出来ないでごぜーますよ?」

男「別に構わないさ、今回は買い物じゃなくてただの観光だからな」

師範「そうですか…観光ですか」

師範(なんだか、デートみたいでウキウキです)

男「それに部下からガイドブックは貰ってあるからな」

ばさっ

男「ふむ、【下2】にでも行ってみるか」


男「らぁめんミュージアム……胸が踊る」

師範「あはは、戦い以外でもそういう顔するんですね」

男「らぁめんは好物だからな、記憶がなくとも本能で覚えている」

からんころん

店員「らっしゃい、お客さん…おっ、カップルかい?」

師範「か、かっぷる////」

男「いや、女々しいだけでこいつは男だ」

師範(うぐう……)

がーん

店員「ん?…そ、そうかい。 で、味だけで100種類以上はあるが、何にする?」

男「む、こうもメニューが多いと困るな……あんたのおすすめで頼む」

店員「んじゃ、【下2】ラーメンだな…【下2】一丁〜っ!!」

店員達「「「うーっす!!」」」


師範「……うどんラーメン?」

男「なかなかに渋いチョイスをするな…ふっ」

師範「あの、男さん…うどんラーメンとはうどんとラーメンどちらなのでごぜーますか?」

男「うどんを揚げるときにジュウソという呼ばれる呪詛をかけラーメンに変える…それが、うどんラーメンだ」

師範「……?」

男「まぁ、食ってみれば分かる」


店員「あいよー、うどんラーメンお待ちどうさん」

ごとっ

師範「見た分にはラーメンですが
…ふー、ふー」

男「………」

ずるずる

師範「美味しい!」

男「味は普通にラーメン……だが、うどんを使うことでコストが下がるんだ」

師範「はふはふっ…ん、とっても美味しいですし安いのならば何故にメジャーではないのですか?」

男「そりゃあ、呪詛にはうどんをラーメンに変える以外に一時的に【下2】する力が含まれてるからだ」

師範「えっ!?」



師範「あはは、そんな巫山戯た効果があるわけないでうどん……うぇっ!?」

男「実害はないが間抜けそうな感じがあるからな……これがうどんラーメンの流行らない理由だうどん」

師範「少し恥ずかしいでごぜーます…うどん………あぅ…////」

男「どんなに意識しても語尾を完全に消す事は出来ないうどん」

師範「……その、対処法はあるうどん?」

男「強いて言えば黙って食うぐらいだうどん」

ずるずる

師範「…………」

男「………」

師範(全然、デートっぽくならねぇでごぜぇます)

ずるずる


ベタベタになりたい方だけアーマーを着るといいです。
1はうどんT着るです。一旦、休憩。


王宮 書斎

男「そろそろ出来たか?」

がちゃっ

上司「…もう、星も出ないぐらいに書き疲れたよー」

くでーん

部下「私達、革命屋は顔の広さが売りな分…書く量も半端ないですからね」

よしよし

男「……金と紹介状、確かに貰っていくぞ」

上司「はいはい、持ってけドロボー。 それからコレはオマケだ」

ぽいっ

男「これは…?」

上司「私個人からの礼だよ……きっと役に立つからさっ☆」

上司からの贈り物…【下2】


部下「その鏡は鏡面限定だけど魔法を跳ね返す代物だよー」

男「…そんな優れ物を貰ってもいいのか?」

上司「礼だって言ったじゃないか☆ それに男君みたいな近接タイプが持ってた方が有効に使えるでしょ?」

男「そうか…遠慮なく使わせてもらおう」

部下「私達は別の革命の手助けがあるのでご一緒出来ないけど、また機会があったらー」

上司「またねー☆」

男(………しまったな、奴等と手合わせをし忘れた)

うんぬ…



西の魔法使い「男くん、また行く宛のない旅の始まりかい?」

男「この国でピースメーカーの話は聞けなかったからな」

呪術師「なら、【下2】に行ってみないか?」

男「そこにピースメーカーが居るのか…?」

呪術師「あー、いや…単純に…私が行ってみたいだけなんだが……嫌か?」

男「……行き先が定まらない以上、何処でも一緒だろう。 次の目的地は【下2】だ」



魔術協会

西の魔法使い「ご覧、最新の魔道技術により作られた栄光の魔術協会を!!」

西の魔法使い「一本の巨塔にあらゆる魔術部署が詰め込まれた知恵の砦!」

西の魔法使い「魔書館、魔術学校、魔砲台に魔道機兵、守衛には凄腕の魔剣士……あぁ、素晴らしきかな!魔法!!」

<イーヤッホォーっ!!

呪術師「…アイツ、なんであんなにテンション高いんだ?」

師範「あはは、自分の領分ですもんね」

女「小さいやつ…」

従者「で、でも、凄い塔なのは本当ですよねぇ」

男(こんな所にピースメーカーは居るんだろうか…)

師範「広い建物ですし、別れて見て回ろうでごぜーます!」


男と魔術協会を見て回る仲間

【下2】…仲間から1人選択



従者「は、早く行きましょう、主人殿!」

ぎゅむっ、ずりずり

男「…はぁ、俺の陰に隠れながら言われても困る」

従者「あ、えぁ、ごめんなさい…その、人がいっぱいいて……」

男「相変わらず男らしくない奴だな」

従者「あうぅ……」

しゅん

男「これでは通行人に脅しだと思われかねないな。よし、従者…あそこの【下1】にでも入るとしよう」

従者「は、はいっ」

ざっざっざっ


ぺらっ……ぺらっ…

男「ふむ………図書館だけあって幾分か静かだな」

従者「はい…こ、ここなら少しは緊張もマシになるかと」

抱き着き→服掴み

男「……本当に少しだな」

ズラーッ

従者「それにしても、沢山の蔵書ですね…お、お城では見れなかった光景です!」

男「入り口に書いてあったが、あらゆる魔道書を世界から集めているらしいからな」

従者「そういえば、主人殿は剛力でありますが此処にはマホ…ウ?…えと、妖術の類を習得するつもりですか?」

男「いや…ここに来た理由は【下2】だ」


1、大槌について調べに

2、曰く付きの本について調べに

3、その他

今日はここまで、うどんうど、くとぅ、んふたぐ…ねくねくみこみこ。

UDN値は上がる、ずるずる。


男「コレについて少々、調べたくてな……」

がさっ

魔本『ぁ……あぁ…ぁ、ぉぁ』

従者「ひうっ!? な、何ですかこの不気味な書は……」

ぎゅむ

男「ある骨董品店で見つけてな……それから、おまは事あるごとに抱きつくな」

ぬうっ

司書「お客様」

男(む、いつの間に背後に…?)

従者「ぴゃぁーっ!?」

司書「図書館ではお静かに…それはそうと中々に興味深いものをお持ちですね」

男「コレについて何か知っているのか?」

司書「……その本は封印しようと焼き払おうと、いつの間にか世に渡ってしまう禁忌の書」

従者「禁忌の…書」

司書「当館も幾度か回収には成功した事がありますが、必ず紛失となる数奇な本です」

男「開いたことはないんだが……実際の所、この本は読むとどうなるんだ?」

司書「【下2】」


司書「質問を書き込めばそれについて答えてくれます」

男「その質問には限度はあるのか?」

司書「いえ、どれだけ途方もない…例えば世界の始まりや、死とは何か、完璧な蘇生術のやり方、この本は全ての究極解を有しています」

従者「……物凄く便利な書なのですね」

つんつん

魔道書『オォォォォォッ……アァー』

従者「ひうっ!!」

司書「えぇ、でも安易に使わない方が良いかと……何故ならばその本は質問内容に応じて、使用者の正気を奪いますから」

男「知り過ぎた者を狂わせる智の魔書か」

司書「はい、過去には平凡な占い師や大国の王、様々な人間がこの本を手にしたとされていますが、どの人物も悲惨な最期を遂げております」

男「………」

司書「所持しているのが恐ろしくなりましたか?」

男「いや、随分と面白い物を手に入れたと思っただけだ…」

司書「ふふっ、そうですか……貴方がそれを使いこなせる事を”心”からお祈り致します、それでは』

すうっ

従者「あ、あれ…司書さんがいつの間にか居なくなってしまいました?」

男(現れた時もそうだが……まるで、初めから一緒に居たように気配が掴めなかった)

従者「お仕事しに戻ってしまったのでしょうか?」

男「…かもな」

魔道書『アァァァ…ォォォォォッ』


呪術師「………はぁ」

西の魔法使い「どうしたんだい、ため息なんかついて?」

呪術師「そりゃ「あぁ、成る程…魔法技術に見惚れて思わず声が漏れたんだね! いやぁ、分かるよ!なんてったって最高の魔」

ぺらぺら、ごちゃごちゃ

呪術師(そりゃあ、三組に別れてからずっとこの調子だぞ……ため息も出るだろうが)

西の魔法使い「魔法!それは聖なる力!魔法!それは未知への冒険!魔法!そしてそれは勇気の証!」

呪術師(男には何となく来たかったってはぐらかしたけど……実は【下2】の用事で来たのに西の奴が邪魔なんだよなぁ)

西の魔法使い「さぁ、ショウタイムだ!」

呪術師(うぜぇ…)


呪術師(呪術は原始的な魔術であるから、禁忌呪術も此処でなら研究されている筈だ)

呪術師(男をギャフンと言わせる為にも必ず禁忌呪術【下2】を探し出さなくては!)

西の魔法使い「えーと…おーい、聞いてるかい?」

呪術師「あぁ、聞いてる聞いてる……お前さ、此処の研究部門が何処にあるか知らないか?」

西の魔法使い「ん? やっと、興味を持ってくれたか…確か、地下の大工房にあったと思うよ」

呪術師「んじゃ、さっさと見学しに行こうぜ…お前、そういうの好きだろ?」

西の魔法使い「あぁ、勿論!!」

ざっざっ

なんと素晴ら…恐ろしい呪術なんだ。
一旦、ここまで。

・どん・どーん。ずるずるざいがい。


魔術協会 地下大工房

西の魔法使い「んー、この魔素の感じ…やっぱり工房は肌にあっていいなぁ」

しみじみ

呪術師「ほら、深呼吸してないで行くぞ」

西の魔法使い「多岐にわたる研究施設があるけど行く場所は決まっているのかい?」

呪術師「そりゃあ呪術棟に決まってる!」

西の魔法使い「えー、僕は呪術は無骨でスプラッタで苦手なんだけど…」

呪術師「い、い、か、ら!」

ぐいっ

西の魔法使い「い、行くから、服伸びるから引っ張らないでくれ」

呪術師(待ってろよ、男にうどん呪術で恥をかかせてやる……うくくくっ)


呪術研究棟

研究員「ダメです」

きっぱり

呪術師「ケチケチしないで、少しだけ中を見学させてよ!」

研究員「規則ですから」

きっぱり

呪術師「むぐぐ……!!」

西の魔法使い「いい加減に諦めなよ、あくまでも工房の外観や実験教室ぐらいしか普通は見学は出来ないものさ」

呪術師「煩い!」

ばきっ

西の魔法使い「あだっ!?」

呪術師(ぐぬぬ……なんとか潜り込んで詠唱方法だけでも盗めれば)

呪術師(そうだ!【下2】の作戦で行こう!)


物陰

呪術師(……そういえば、西の魔法使いの服は研究員の服に似てるな)

西の魔法使い「さっ、呪術棟は諦めてロマン溢れる魔銃棟にでも行こ……うん? 杖なんか振り被ってどうし…?」

ぼかっ!!

呪術師「西の…許せ」

西のパンイチ「」


呪術師「よし……いざ、潜入だ!」


下1〜3 の内 一回でもコンマ70以上が出れば無事にうどん呪いを習得

3回ともコンマ30以下の場合…酷い目にあう

3回ともコンマ70以上の場合…追加で呪術を習得




呪術師「あっ………あっさり、機密書庫まで来れちゃった」

ぽかーん

呪術師「ふ、ふふふ……言語縛りの禁呪を相手に掛けるための呪文は【ウドンウドーン】だな!」


ー呪術師は言語縛りの禁呪を覚えたー

ガタッ…

研究員「ん? 誰か居るのかー?」

呪術師(おっと、早い所トンズラしなきゃ…)

すたたたたた…



その頃、師範達は…

師範「ぜ、全部が魔法に関わるなんて凄いところでごぜーますね!」

女「………」

師範「………あ、あははー」

シーン……

師範(な、何故に別れてからずっと無言なのでごぜーますか!? かなり、気不味いのです!!)

汗たらり

師範「あ、あの…どうかしたですか?」

女「【下2】」



女「貴方は…男の事が好きなの?」

師範「うぇぇぇっ、あの、それは…その////」

あたふたあたふた

女「あー、大体は分かったから無理に言わなくていいわ」

師範「はい////……そ、その…女さんは何でそんなこと聞いたんでごぜーます?」

女「……一応、魂的には私とアイツは同一だからね。単純に興味があったの」

師範「【下2】」




師範「……女さんの事も好きでごぜーますよ」

ぼそっ

女「えっ……今、何か言った?」

師範「い、いえ…特には////」

女「気のせいだったのかしら?」

師範「あっ、そろそろ集合の時間じゃないですか?」

女「そうね、取り敢えず戻るとしましょう」

師範「はいっ!」

すたすた



男「……全員戻って来たか」

西の半裸「」

従者「何故に魔法使い殿は服がはだけた状態で気絶しているので?」

呪術師「それは…えーと……う、煩いから殴って気絶させたんだ」

男「……成る程、納得した」

師範「納得しちゃうんでごぜーますか!?」

男「そんな事で時間を潰してる場合じゃなくなったからな…」

魔道書『アァァァァ………アァァァッ!!』

師範「それは…いつぞやの曰く付き!!」

男「この本は精神力と引き換えにどんな質問にも答える力がある事が分かった」

男「…これを使って今度こそピースメーカーを見つけ出す!」

呪術師(呪いを……かける雰囲気じゃないな、これ)

ぺらっ

魔道書『アァァァァァァァァァ!!!』


男「俺の質問に本よ…答えろ! 」


魔道書『オマエ ノ サガシ ビト ハ……』

下2…ピースメーカーの居場所

そばそば。今日はここまで。
果たして、このスレ中に男の物語は終わるのか…。
乱雑な風呂敷は見なかった事にする派の1は休むとするです。うどんうどーん。


魔道書『サガシビト ハ オマエ ノ ソバ ニ…』

男「俺の側だと…重ねて答えろ、それはどういう意味だ?」

魔道書『ソレハ …アァァァァァァッ!!』

ぼっ

男(なっ、本が燃やされた!?……何処から火球が!!)


???『………そこからは自分で話します』

男「まさか……お前が、お前がピースメーカーなのか」

火球を放った人物(仲間の中から1人選択)……下2


従者『そうだよ、私がピースメーカー……今は訳あってこの子の身体を借りている』

ぺこり

師範「えっ、どういう……従者さんは」

呪術師「馬鹿、下手に近づくなよ!!」

ばっ!!

従者『ははは、別に取って食ったりはしないから安心しなよ』

男「……ピースメーカー、アンタは俺を救ったことがある筈だな?」

従者『そうだね、確かに死に掛けていた君を私は救った』

男「死に掛けて……」

従者『あぁ、記憶はまだ戻りきってなかったんだっけ』

男「何故、俺を助けたのか…聞かせてくれないか?」

従者『それは……【下2】』


従者『それは……君の中に一巡する前の世界の残滓があるからだ』

女「それは魂の事かしら?」

従者『いや、もっと深く古き残滓だよ』

男「一巡前、それは前世とはどう違うのか?」

従者『前段階として……君達の住む世界は二巡目の世界なんだ』

師範「一巡目はどうしたんでごぜーますか?」

従者『滅びた……いや、正確には魔術で強制的に終わらされたというのかな』

呪術師「なっ、世界を終わらせる魔術なんて無茶苦茶すぎるだろ」

従者『そうだね、魔法使い様は出来過ぎた……それで、壊れた世界は欠片となって融けて消えていった』

男「……その壊れた世界の残り滓が融けずに俺の中に?」

従者『そう……3000年の時の中でやっと見つけた残滓だ』

師範「3000年も……」


男「アンタはその残滓で何をするつもりなんだ…?」

従者『あの日の平和を取り戻しに行く』

呪術師「時間と次元の波を渡航するつもりとか、化物じみた考えだな」

従者『あの日の何も出来ないボクを救う為に……私は3000年の月日を費やした、精神体として直向きに独りで修練を続けた』

男「……一人で戻るのか?」

従者『あぁ、私の世界の問題だ。 君らを巻き込む訳にはいかないから』

男「連れて行け」

従者『……え?』

男「俺も連れて行けと言ったんだ」

従者『君は道標として使いたいだけで、これ以上は関わらなくても…』

男「道標だとしても命を救われた恩義がある……それだけで理由になるだろう?」

師範「お、男さんが行くなら、私も行くでごぜーますよ!」

女「世界を壊す魔導士……昂ぶるじゃない」

呪術師「私もまだ仕返しは終わってないからな」

従者『………ふふっ、何だろうか凄く懐かしい気分だ』

従者『三日後、もう一人の仲間を連れて向かいに来るから…協会の最上階で待っていてくれ』

男「あぁ、分かった…………ピースメーカー、最後に魔法使いとやらについて一ついいか?」

従者『何かな』




男「そいつは強いのか?」


うどんうどーん。世界線は混ぜるな危険と申したのに…

残りで畳める気がしない + かといってスレ跨ぎの長物話は苦手

なので、主人公を追加注文します。2スレ目の中盤までは新たなる何かが上手くワチャワチャしてくれるでしょう。
後半に大団円といくかは安価とコンマの機嫌次第ですがー。

残りは男パーティーの三日間やらなんやらで消費していきます。

一旦、丸亀。


天使「あのー、可愛い私の出番は?」

司書『いやはや…もとい、イアイア……随分とあっさり燃やされてしまいました』

部下「ビリビリです」

じとー…

わ、わすれてないよ。うどんうどーん。


男達 最後の日常フェイズ

下1〜下3…仲間を1人選択し、どう過ごすか?






西の魔術師(僕は大事な場面で気絶したままなんだよなぁ…うん)


師範 「今度は一巡前の世界に行くんでしたっけ?…凄いスケールになってきたでごぜーますね」

男「あぁ…呪術師にも以前話したのだが別に無理に付いてこなくてもいいんだぞ?」

師範「いえ、絶対に付いて行きます!」

男「……いや、しかしだな危険な場所かもしれな」

師範「何か勘違いしてるみたいでごぜーますが……私は自分の身より男さんが心配だから付いて行くんですよ?」

男「む、俺の身体?」

きょとん…

師範「最近の男さんは壊すのが得意だからって無茶をしすぎです! このままじゃ、自分の身体すら壊しかねません…だから、お目付役として必ず同行します!!」

ぶんぶん

男「師範、それ程までに俺の命を考えていたのか……素直に有難うな」

ぽふっ、なでなで

師範「えへへ…////」


師範(絶対に生きててもらわないと困るですよ……まだ、アレを伝えてないでごぜーますからね////)

男(そうか、お前はあの事を俺に伝え切ってはいないものな!)



師範(好きな気持ちを……!!)

にこっ…

男(自身の全力を……!!)

にたぁ…

二人『あはは、ふふふ!!』

西の魔術師「ぷはぁ…意識が戻ったが早速、酷いすれ違いを感じるぞっ!」


ほー…ほー

男「………」

がさがさっ

女「あら、こんな夜更けまで起きてどうかしたの?」

男「女か……何、少し考え事をしてたまでだ」

女「お前が考え事とは珍しい事もあるものね」

男「ふん……流石に世界を終わらせる程の術士と戦うやもしれないからな」

女「フッ、大層な悩みかと思えば…随分と阿保な事で頭を抱えているじゃない」

男「何…?」

女「別にいつも通り戦えばいいだけよ。お前風に言えば、何であろうと壊すだけだ!…でしょ?」

男「それは普段の場合だ……しかし、今の俺には何かが足りない気がするんだ」

女「何か…よし、ならば特別に私が稽古をつけて、その何かとやら掴ませてやろう!」

男「おい、お前の扱う薙刀術や槍術は俺の闘い方には合わないだろう?」

女「あぁ、安心しなさい…行うのは槍術などの修行ではなく【下2】の修行だから
!」

にいっ…


女「カラテとは呼吸法の一つで肉体を強靭にするの…見てなさい!」

すうーっ……はぁーっ


女「……たぁぁっ!!」

ズバンッ!!………ズズン

男「大木をあの細腕の一閃で倒しただと!」

女「ふぅ……戦闘中に呼吸を整えるのは難しいが決まれば、この通り…さぁ、呼吸の練習よ!」

下1〜2…コンマ値が30以下ならカラテの呼吸を習得



男「ぜぇっ……はぁっ…」

だらだら

女「駄目か…」

男「済まない、どうしても戦闘となると心を鎮めきれない様だ」

ぽりぽり

女「何、お前らしいといえばお前らしい。 静は私が、動はお前がこなすのみだ」



男「そうだな、”俺”…背中は任せたぞ」

グッ…

女「あぁ、前は自分で何とかしろよ”私”」

コツっ

一旦、ここまで。1000いってないで次スレを建てるのは大丈夫なのかしら?

何でもかんでもずるずる。

そうかー。埋まり切らなければ依頼出せばいいのかー。

気に入った、家に来てうどんをファッフしていいぞ。ずるずる再開。


呪術師「んしょっ…これも詰めてっと」

ぬうっ

男「……何をしてるんだ?」

呪術師「のわぁっ!? い、いきなり現れるなって!……呪術には色々と用意が必要なんだよ」

むすーっ

男「藁人形に鏡、これは……何故に饂飩が?」

呪術師「なぁーっ、せっかく詰めたのに出すなよ!」

男「……なぁ、こんな準備までして、本当に俺に仕返しをするためだけに異世界まで付いて来る気なのか?」

呪術師「【下2】」


呪術師「まぁ、純粋に面白そうなのもあるかな」

男「面白い?」

呪術師「なんせ、完全に滅んだ世界…私の全く知らない呪術とかがあるかもって思うとワクワクしない?」

ニヤニヤ…

男「その…意外とお前、研究者気質なんだな」

呪術師「意外は余計だ、意外は!」

男「土に埋まったりと無茶で馬鹿な奴だと思ってたからな」

ハハハ…

呪術師「むきーっ! 絶対に呪う!! 末代まで呪うーっ!!!」

ぽかすか

男「うむ、かゆいかゆい」

ハハハ…

呪術師「むぐぐぐ!!」




ピースメイカー(まだ、あの状況をひっくり返すには戦力が足りない)

ピースメイカー(もう一人…強い存在を探し出さなくちゃ)

ピースメイカー(そうだな…近い別世界の【下2】から探すとしよう)

1、謎の隕石で文明が崩壊した世界

2、魔物も超人もいない世界

3、猛獣が蔓延る緑に囲まれた世界

美味しいのに…ダメ?

ずるずるオマケ。

下1のキャラをくろーずあっぷ。


西の魔術師「だから、その呼び名は………って、あれ?」

シーン…

西の魔術師「何か…また、西のって呼ばれた気がしたんだけど」

西の魔術師(まぁ、いいや……今は【下2】でかなり忙しい訳だし)

すたすた…


西の魔法使い「ふ、ふふふ…東の魔法使いとのデートが僕を待っているんだから!」

ニヤニヤ

西の魔法使い「この日の為にプレゼントとして【下2】も用意した、我ながら完璧だ」

るんるん

西の魔法使い「いやぁ、数日前まで気取って魔術師とか名乗ってしまったが細かい事は気にしない!」


東の魔法使い「ん、やっと来ましたか…奴隷1号」

西の魔法使い「ははっ、相変わらず歪んだ愛情表現だなぁ」

東の魔法使い「それで待ち合わせから私を13秒も待たせた事への弁解はありますか?」

ぐりぐり!

西の魔法使い「あだっ、あだだだっ、弁解の前に仕置が先走ってないかな!?」

東の魔法使い「いえ、弁解を聞いても杖グリグリは確定ですので…えいっ」

ぐりりぐりりっ!

西の魔法使い「なんたる理不尽っ!! だが、そんな所も好きだよ!」

はぁはぁ…

東の魔法使い「………魔法オタクな時のテンションと同じで気持ち悪いです」

西の魔法使い「まぁまぁ…僕のプレゼントを見てくれれば君の機嫌も良くなる筈さ」

パカッ

東の魔法使い「…………これは?」

西の魔法使い「にゅうめんだよ!!」

東の魔法使い「【下2】」




東の魔法使い「普通、ひやむぎでしょ?」

西の魔法使い「え?」

東の魔法使い「だから、にゅうめんなんかじゃなくてプレゼントにするなら、ひやむぎですよ!」

ぽかすか!!

西の魔法使い「いてっ、す、すまない。君はひやむぎ派だったのか」

東の魔法使い「もう、いいです…東の塔に帰ります」

ぷいっ

西の魔法使い「【下2】」



西の魔法使い「明日もう一度来てください、本物のひやむぎを食べさせますよ」

キリッ

東の魔法使い「まるで店で不味いものを食べさせられた客みたいな台詞ですけど…用意したの貴方ですよね?」

西の魔法使い「ぎくっ」

東の魔法使い「……はぁ」

西の魔法使い「やっぱり…駄目かい?」

ぽりぽり

東の魔法使い「………明日、行けばいいんですね」

西の魔法使い「えっと、それは?」

東の魔法使い「明日、西の塔まで行けば本物…食べさせてくれるんでしょ?」

西の魔法使い「あぁ、勿論!」


2人がどんな感じになるのかは……一段落ついてから。

ずるずる、今日はここまで。

残りは、質問なり麺なりで消費…最後のレスには願いを書くと良いずるずるなのではー。

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