ヨウ「おっぱいアイス~♪」 (17)
ヨウ「プールのあとはおっぱい~おっぱい~~おっぱいアイス~♪ チューーー!」
警官「あー君君!」
ヨウ「え、俺? おまわりさんが俺に何か用すか?」
警官「ちょっと署まで来てもらおうか」
ヨウ「ええ!?ちょ、待ってくださいよ! 俺何も悪いことしてないけど!」
警官「近所の人から公道でおっさんがおっぱいと大声で連呼してると通報があってね、さあ来てもらうか」
ヨウ「そんなぁーー!!」
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ココノツ「ええ! 父さんが警察に連れてかれたって!?」
ほたる「そうなのよ。聞いた話によれば、ヨウさんは道を歩きながらおっぱいアイスの歌を大声で口ずさんでいたら警察官に変質者と間違わられてしまったというのよ」
ココノツ「ちょ、こんな昼間から公道でなんつう歌を歌ってんだよあのオヤジは! そんなのモロ変質者じゃないですか!」
サヤ「うわぁ、さすがにそれは……」
ココノツ「確かにこのままだとそうですね。そうなれば漫画家を目指すどころじゃないですね」
ほたる「それに、枝垂カンパニーにヨウさんを引き抜くことすら叶わなくなってしまう。つまり、私たちは早急にヨウさんの無実を証明して開放させなくてはならないのよ!」
サヤ「ま、まあココノツの家がなくなっちゃうのは私も困るし……///」
ココノツ「でも、一体どうやって父さんを救い出すんですか?」
ほたる「ココノツくん、そんなの決まっているわ。警察署を行きましょう!」
ココノツ「って、なんの考えもねぇのかよ!!」
ほたる「こうしてる間にも、ヨウさんはビンラムネの粉が切れて禁断症状で苦しんでいるはずよ」
ココノツ「それ、もはや別の理由で捕まってますよね!!」
ほたる「とにかく急ぎましょう」
サヤ「まあ、おじさんが早く釈放された方が良いのは事実だし、行こうよココナツ」
ココノツ「そりゃそうだけど、でも父さんがおっぱいって連呼してたのは事実だし、それにここから警察署まで結構時間かかるからな」
ミッ●ーマウス「やあ、お困りのようだね?ハハッ」
ココノツ「うわ、なんだこのネズミのキャラクターは!?一体どこから入ってきたんだ?」
サヤ「あれ、これミッ●ーマウスじゃん! ディズニーランドの」
ミッ●ーマウス「その通り、僕はミッ●ーマウス! 千葉県にある夢の国から困ってる人を助けにやってきたよ、ハハッ!」
ほたる「ミッ●ー、来てくれたのね!」
ココノツ「ほたるさん、ミッ●ーと知り合いなんですか?」
ほたる「もちろんよ、駄菓子にとってミッ●ーマウスは切っても切れぬ関係なのよ」
サヤ「え、そうなの?」
ほたる「そうよ。だってほら、あまり大したことない適当な駄菓子にミッ●ーマウスのイラストを描けばそれだけで売れそうでしょ?」
サヤ「ええーーー何その考え! それ駄菓子好きとしては良いの!?」
ミッ●ーマウス「それでほたるちゃん、ヨウさんを助けたいんだよね?」
ほたる「ええ、そうなのよ。でもシカダ駄菓子から最寄りの警察署まで結構距離があるらしいのよね」
ココノツ「てゆうか、父さんとも知り合いなんだ」
ミッ●ーマウス「それは大変だね、でも困ったなぁ………僕には瞬間移動みたいな時間はないし………あ、そうだ! 僕の知り合いに助けを求めよう、ハハッ」
サヤ「え、また誰か来るの?」
そして数分後、
ドラえもん「やあほたるちゃん、お困りのようだね」
ほたる「ドラえもん、来てくれたのね!」
ココノツ「今度はドラえもんかよっ!」
サヤ「ほたるちゃん、ドラえもんとも知り合いなんだ」
ドラえもん「警察署まですぐに行きたいなら、どこでもドアを使おう!」
ほたる「助かるわドラえもん!」
ココノツ「あのぉ〜ほたるさん?」
ほたる「何かしらココノツくん?」
ドラえもん「ドラえもんもミッ●ーマウスみたいに、駄菓子と何か所縁があるんですか?」
ほたる「当然よ!」
サヤ「それってどんな所縁なの?」
ほたる「ドラえもんはどら焼きが大好物よね? だからよ!!」
ココノツ「………えっ、いやいやいや、どら焼きって駄菓子じゃなくて和菓子だと思いますけど!」
サヤ「うん、私もそう思う」
ほたる「はぁ? 二人とも何を言うの!? どら焼きはれっきとした駄菓子じゃない!」
ドラえもん「そうだよ、どら焼きは駄菓子だぞ!」
サヤ「いやいや、どら焼きって駄菓子の要素まるでないじゃん!」
ほたる「サヤ師まで何を言うの!? どら焼きは立派な駄菓子よ」
ココノツ「いや、おかしいのはほたるさんの方ですよ。どら焼きが駄菓子だっていうなら、うちの店に置いてあってもいいじゃないですか!?」
サヤ「そうだよ! やっぱりどら焼きは和菓子だって」
ドラえもん「なんだと、どら焼きは和菓子じゃくて駄菓子だぞーーこのペチャパイめ!!」
サヤ「なッ、ぶ……ぶっ殺すぞクソたぬき!!」
ココノツ「わあーーサヤちゃん落ち着いて!!」
ミッ●ーマウス「うーん………僕もどら焼きは駄菓子じゃくて和菓子だと思うな、ハハッ」
ココノツ「うわ、ここに来てミッ●ーがまさかの僕ら側に!」
ほたる「ど、どうしてよミッ●ーマウス! あなたはこちら側の人間じゃないの?」
ミッ●ーマウス「人間? 何を言うんだい、僕はネズミだよ、ハハッ」
サヤ「あ、そういえばそんな設定だったわね」
ココノツ「サヤちゃん、設定とか言わないの」
ドラえもん「ネ、ネズミーーーーーーーーーッ!!!」
ほたる「うわ、ネズミだとわかった途端ドラえもんが怯え始めたわ!」
ミッ●ーマウス「ハハッ、観念してどら焼きが和菓子であることを認めるんだ!」
ドラえもん「おお……お前なんかに負けるもんか、これでも喰らえ!」っ
テッテレーーー!
ドラえもん「地球破壊爆弾ーー!」
サヤ「ば、爆弾!?」
ほたる「ドラえもん落ち着いて! 早まってはいけないわ!!」
ココノツ「やめろーーーうちの店がぁ!!」
ドラえもん「もう遅い、喰らえぇぇぇーーーーー!!」
ミッ●ーマウス「……………ハハッ」
ドッカアアァァァァァァーーーーーーーーーーンッ!!!
こうして、シカダ駄菓子とココノツ達は跡形もなく吹き飛んでしまいました………
ヨウ「なんだこれ」
おしまい
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