纒「できました!エンジョイエロカードです!」 (40)

◆ひなビタ♪SSです
◆4月16、17日は倉吉で桜まつりが行われますがこのSSの内容とは一切関係ありません

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めう「めう?まとと、それ何めう?」

纒「ふふふ、これは私が開発した特別なカードなんです」

めう「特別?見る限り普通めう、肌触りも普通のスリーブに入ったカードっぽい……?
   絵柄は強いて言うならラブアンドジョイに似てるなりね」

纒「これは電車に乗り放題になるとか、海外に行くのに必要だとかそういうのではありません、
  このカードは名づけて!エンジョイエロカードなんですよ」

めう「えんじょい?えろ?」

纒「今は特別なスリーブに入っていますから効果がありませんが……このカードから一瞬発せられる光を浴びると、
  脳内のアドレナリンとドーパミン分泌が盛んになり、一種の興奮状態になります」

めう「よくわからないめう……だだだとゆびびの難しい曲めう?」

纒「まぁ分かりやすく言うと、えっちな気分になるってことです」

めう「なるほどめう」

めう「つまりこのカードを見せればえっちなことができちゃうめう?」

纒「端的に言うとそうですが……でも興奮状態になった人は好きな人と好きなことしたいという衝動が強くなるらしいです」

めう「好きな人なりか」

纒「だから二人同時に見せれば公開プレイが楽しめるかも……グフフ」

めう(まとと何その笑い方……でも面白そうめうね)

めう「まとと!めうが使ってみる!ちょっと借りたいめう!」

纒「別にそれはいいんですが、まだ人体には試してないので少し不安が」

めう「まとと」

纒「はい?」

めう「えい!」バッ

ピカーッ!

纒「うっ」

めう「めう!本当に光っためう!そりで、まととどうめう?えっちめう?」

纒「……」

めう「あり、まとと……?」

纒「めうちゃん」スッ

めう「め、めう!?」

纒「めうちゃんって可愛いわよね……今度お姉さんのお家に来ない?」

めう「めうーっ!?!?め、めうにはひなひながいるめう!こ、こりで失礼するのだーっ!」ダーッ

纒「あ、めうちゃん……」

纒「…‥」

纒「……これ、断られたらこの興奮はどうやって収めればいいんでしょう」

~河原~

めう「び、びっくりしためう」

めう「まととってああいう喋り方もできるんだ……ひなひなとは違う感じがちょっとどきどき……と、とにかく!」

めう「このカードの使い方は本物めう!流石まととめう!」

めう「早速誰かに試してみるめう~!そりでいっぱいお宝画像を……むひゅひゅ……」

めう「あっ、あそこの二人はまりりとりんりん先生!」

めう「誰もいないからって手まで繋いじゃって……仲良しめう」

めう「正直二人も結構なバカップルめう……」

めう「恨みはないけど、取り敢えずするめう!やるめう!」

めう「えいえいおー!」

凛「あの……レコード屋?」

まり花「なあにりんちゃん」

凛「その……もうすっかり春よね」

まり花「うんっ!桜さんも咲いたし、気温もぽっかぽかさんだよ!レトロードだよっ!」

凛「そうなのだけれど、その、私の手を常に握ってて暑くないのかしら……?」

まり花「りんちゃんはあついの?」

凛「い、いえ!そんなことはないのだけれど……」

まり花「なら繋いでて大丈夫だよねっ♪えへへ」ギュ

凛「し、衆目を気にしなさいよ……」

まり花「今のところ人少ないし大丈夫だよー」

めう「あーまりりー!りんりんせんせー!」

まり花「あーめうめうだ!おーい!」

凛「ちょ、ちょっとレコード屋、手を」

まり花「えへへへ、離してあげないっ♪」

凛「そ、そんな」

まり花「りんちゃんのおててあったかーい♪」

凛「貴方だって、そうじゃない、もう//」

めう(目の前でいちゃいちゃしてるめう)

めう(なら、もっといちゃいちゃさせてあげるめう!)

まり花「こんにちはめうめう!今日はどこ行くの?」

めう「そっちはおてて繋いで何してるなりか?」

まり花「わたしとりんちゃんはおてて繋いでお花見デートさんだよっ!」

凛「べ、別に手は繋がなくても」

まり花「わたしはこうやってぎゅーってしてたいなー」

凛「うぐ、し、仕方ないわね……」

まり花「わぁい♪」

めう(バカップル……)

めう「ふふふ、まりり、りんりん先生」

まり花「なあにめうめう」

凛(嫌な予感が……)

めう「これを見るめう!えいっ!」バッ

ピカーッ!

凛「っ!?」

まり花「ふぉおおおっ!とってもぴかぴかだよう……まぶし」ヨロ

凛「あ、れ、レコード屋、大丈夫?」ギュ

まり花「うん、大丈夫、だよっ」ニコ

凛「…‥!」

凛「……」ジー

まり花「……」ジー

めう(お互い見つめ合っちゃって二人の世界めう…‥めうに文句も言って来ないし)

めう(このまま放置してたらずっとああしてそうなりね)

めう「あの」

凛「っ!ま、全く至近距離で光源を放つとか何を考えているのかしら蛮行屋、
  多量の光は視力を失わせる事だってあるのよ、愚昧な行動は慎みなさい」

めう(お説教されてるけどその間もまりりをぎゅーってしてるから説得力ないめう……)

めう(まりりもまりりでちょっと照れてるのかな……?)

まり花「えへえ」

めう(でも幸せそうめう)

めう「りんりんせんせーごめんめう、めうはただ光るカードを見せびらかしたかっただけなり~」

めう(こんな嘘、バレるかな?)

凛「ま、全く、別にレコード屋に異常は無いようだし、今回は許してあげるわ」

めう(バレなかっためう)

まり花「ねえねえりんちゃーん」

凛「ん、どうしたのかしら、ま……レコード屋」

めう(今一瞬まりりの名前を呼びかけた!)

まり花「わたしね、りんちゃんといちゃいちゃしたいなー」

凛「もうしてるじゃない……」

まり花「もっとしたい、もっとー」

凛「ちょ、ちょっと」

めう(ああっ二人の顔が更に近づいて)

凛「ま、まってまりか、急に」

めう(自然に名前呼びに!レアめう!)

まり花「りんちゃんは、いや?」

凛「嫌な訳ないでしょう……」

まり花「ならしようよー」

凛「う、うう」

凛「で、でも、はんこ屋だっているのに」

めう「いるめう」

まり花「うーん、大丈夫だよ、めうめうだし、絶対大丈夫だよっ」

凛「な、何がだいじょ……」

チュ

めう「あ」

凛「あっ」

まり花「えへへ」

めう(ほ、本当にしちゃった!)

凛「な、なななななな///」

めう(おおう、凄い勢いでゆでゆでだこに!)

凛「な、何考えて、っ」チュ

めう「!?」

まり花「んー、もっとしよ、りんちゃーん」チュ

凛「んん、っ」

まり花「りんちゃんの唇、柔らかい」チュ

めう「」

めう(Oh……)

凛「ぷは……な、何この羞恥プレイ……」

めう(逃げないりんりん先生もりんりん先生だと思う)

まり花「ねえりんちゃん、もっと……」

凛「も、もっと口吻?」

まり花「それでもいいけど、キスだけじゃ、足りないんだよぅっ」

めう(まりり、完全に)

凛「……し、仕方ないわね」

めう「!?」

まり花「わーい」

凛「で、でもここではないわ……私か貴方の部屋かどちらかで……」

まり花「うーんそうだね、暖かくなってきたけど、流石に肌寒いよねっ」

凛「そ、そういう問題ではな……もうなんでもいいわ、ほら、まりか」

まり花「んー」ギュー

凛「ふらふらしないで」

まり花「りんちゃんにぎゅーってしてるから、大丈夫だよっ」

凛「はぁ、全くしょうがないんだから……」

まり花「りんちゃん嬉しそう」

めう「」

めう「」

めう「……はっ!」

めう「お、恐ろしいものを呼び出してしまっためう……」

めう「このカードはバカップル化が加速する性能だっためう?」

めう「いやそうは言ってなかったから……めうの知らないところではああやって……?」

めう「……」

めう「……これ以上考えるのはやめう」

めう(そういえば写真撮ってなかった)

~商店街~

めう(こ、こりは恐ろしいカードめう……)

めう(無闇に使うと周囲にダメージを与える可能性が……あっありは……)

咲子「ねえねえイブちゃん、今日はどこ行きます?」

一舞「さきこと一緒ならどこでも楽しいしっ!」

咲子「もう、イブちゃんったらあ」

一舞「本当のことでしょー?」

イチャイチャ

めう(で、出た――――!!常にいちゃついてるバカップル極クラスのさききといぶぶ!)

めう(もちゃちゃ探偵団のアンケートでは9人中7人が一番あの二人がバカップルと指摘する結果が得られためう)

めう(……予想通りだったなり)

めう「あ、あの二人だけはだめう、浴びせたら大変なことに」

一舞「何が大変なのかなー?」

めう「めうっ!いぶぶ!」

咲子「こんにちはめうちゃん」

めう「こ、こんにちはさきき……」

咲子「……?めうちゃん、どうしましたか?何か怖いものでも見ました?」

めう「い、いや別に……め、めうはちょっとご用があって……」

一舞「ん?何持ってんのめう」ヒョイ

めう「あっ」

咲子「なんですかそれ」

一舞「さぁ……ただのカードみたいに見えるけど……めう、これは?」

めう「た、ただのカードめう」

一舞「その割には大事そうに持ってたけど?」

めう「借り物だし……あ、あと、やっちゃだめめうよ?スリーブ外して中身を取り出しちゃだめう!」

一舞「え、なに」スッ

ピカーッ!

めう「あ、ああああ、光っちゃっためう……」

めう「いぶぶのあまのじゃく~」ビー

一舞「ひ、ひぃ」

咲子「もうめうちゃん、びっくりするおもちゃなら早めに言っておいてくださいねっ」

めう「ご、ごめう」

一舞「き、急に光ったからびっくりしちゃった……」

咲子「大丈夫ですかー?」

一舞「うん、大丈夫」

咲子「そうですか、よかったです♪」

一舞「ただ光っただけだってば」

咲子「そうなんでしょうけど、イブちゃんの体調万全が一番ですから♪」

一舞「もー」

めう(ありり?)

一舞「ほらカード返すから」

めう「めう」

咲子「それで、イブちゃん今日はどうします?」

一舞「んーとね、今日は暖かいし、日向ぼっこでもする?」

咲子「あ、それとってもとってもいいですねっ」

一舞「でしょー」

めう(おかしいめう……今光ったよね?)

めう(何も変わってないような……)

めう(元々が凄いバカップルだから、相殺されてるなりか?)

めう(おっそろしいめう……)

一舞「じゃあめう、また今度ね」

めう「は、はあ」

咲子「暗くならないうちに帰ってくるんですょー」

めう(さきき……なんか変なものでも食べためう?)

めう(とにかく、普通なり……)

めう「じゃ、じゃあめうはこれにて……ばいばい」

一舞「ばいばい」フリフリ

咲子「ばいばーい」ブラレッ

咲子「行っちゃいましたね、めうちゃん」

一舞「うん」

咲子「あのイブちゃん、さっきのお日向ぼっこですけど……」

一舞「うん?」

咲子「ど、どうせなら目立たない場所で……とか」

一舞「……まぁ直射日光は肌に悪いしね」

咲子「そうですよっ!」

一舞「うん……そこでしたい?」

咲子「はいっ!」

一舞「さ、さきこ、正直過ぎだってば///」]

咲子「なんだかさっきからとってもとってもぽかぽかしてて……変なものでも食べたでしょうか?」

一舞「そんなことないと思うけど……やっぱり好きだからかな」

咲子「きっとそうですねっ」

一舞「ふふふ」

咲子「えへへ」

一舞「……外でなきゃだめ?」

咲子「中がいいですか?」

一舞「うん」

咲子「まぁ、もう春ですけど、流石に肌寒いですしね」

一舞「うんうん」

~芽兎家~

めう「ただいまー」ガラッ

オカエリー

めう「ふう、恐ろしいカードだっためう」

めう「こんなの、人に不幸しか齎さないなり……」

めう「早く処分したいけどまととのだから勝手にはできないしー」

めう「でもさっき市役所に何故かまとといなかっためう」

めう「どこ行っちゃったなりか?」

日向「おーいめめ」

めう「あ、ひなひな」

めう「あり?なんでひなひなが」

日向「えー?めめのお父さんとお話してただけだよー?」

めう「内緒話めう?」

日向「まぁそのうち分かるって」

めう(多分分からないで終わっちゃうめう)

日向「ところで結構疲れた様子だけど何してたんだい?
   見るところ音ゲーで疲れたんじゃないよねー?」

めう(う、ひなひなするどい!)

めう(このままじゃバレちゃうめう……ん?)

めう(このカードで、ひなひなもえっちになるめう……?)

日向「ん、めめ、何持ってるんだい?」

めう「めうっ!こ、こりはカードめう」

日向「ただのカード?」

めう「…………そうでも、ないなり」

日向「ほう?」

めう「ひなひな、このカードをじっと見ててほしいめう」

日向「うん」

めう「それでこのスリーブを取るとっ!」

ピカーッ!

日向「うおっまぶし」

めう「と、このように一瞬だけぴかって光るなり」

日向「びっくり系かい?ならもっと早く」

めう「それだけじゃないめうよ」

日向「ん?」

めう「ひなひな、今の気分はどうめう?」

日向「どうって……あ」

めう「……」ニコニコ

日向「にこにこしてるめめかわいい」ナデナデ

めう「ひなひな、えへへ」

日向「あとこういうとこか?」ムニ

めう「ひ、っ」

日向「結構硬いよね、めめの腿って」

めう「そうめう?」

日向「少なくともボクはそう思うなー」

めう「えへへへ」

日向「もっといろんなとこ触りたいなー、めめはどう?」

めう「ひなひなにだったら、いつでもおっけーめう!」

日向「わははは、そうかい?なら早速」

めう「ひなひなぁ」

日向「めめ……♪」

ちゅっ。

めう「はぁ、は……」

めう(ひなひなのキス、大好きめう……♪)

めう(されるととろとろーって……♪)

めう(でも、それだけじゃ足りないんだもん……)

日向「めめ」チュ

めう(あ、またキス……)

めう(唇、ふやふやになっちゃうめう……♪)

日向「んー、ふ、っ」

めう「ん、あ、はぁ、んん……」

~数時間後~

日向「ちゅ、ちゅ、ちゅっ」

めう「あ、あの、ひなひな?」

日向「ん?どうしたんだいめめ?キスが不満?」

めう「ふ、不満なんかじゃないめう」

日向「そう?」

めう「ひなひなのキス、めうはとっても大好きめう」

日向「えへへ」

めう「で、でも!数時間ずっとこれ、っていうのはおっかしーめう!」

日向「あー」

めう「ひなひな、下半身は触ってくれないめう?」

日向「なんかキスだけしてたい気分」

めう「むぐぐ」

日向「ほら、めめにもう一回♪」チュ

めう「んん……」

めう(そういえばまとと、好きなことがしたくなるって言ってたっけ……)

めう(ということはひなひなはめうとキスが……んん)

日向「ぷは、今度は、めめからキスする?」

めう「……うん」

日向「わはは、めめは可愛いなあ」

……

めう「ひ、ひなひなは、ひなひなはめうとキス以上のことがしたくないめう?」

日向「何急に言い出すんだい?」

めう「だって、さっきのキスばっかりで……」

日向「ばっかというか、それしかしなかったね」

めう「うう……やっぱりめうが小さいから?」

日向「まぁそれもあるけど、やっぱりさ」グッ

めう「あっ」

日向「変な衝動に駆られてめめにしたくないなって」

めう「あ、気付いてためう?」

日向「あの光を浴びて以降妙な気分になったからね」

日向「まぁボクもめめとキスするのは好きだよ、暖かいからね」

めう「ひなひな///」

日向「ふふふ、めめのファーストキスをもらったのはいつだったかなー」

めう「///」

日向「にしてもまといさんって器用だよね」

めう「どういう仕組みかさっぱりめう」

日向「専門的なことはともかく、明日そのカード返しに行きなよ?」

めう「うん」

~そのころの纒さん~

心菜「ぎゅ……」

夏陽「ぎゅう」

纒「うふふふふ」

心菜「……まといさん、私たちに後ろと前から抱きつかれて楽しそうだね」

夏陽「そうね、急に言い出して何かと思ったけど」

心菜「状況はよくわかんないけど、まといさんはあったかい」

夏陽「ちょっと暑いくらいだわ」

纒(嗚呼、やっぱり倉野川は最高ですっ……!!)グヘヘヘ

おわり

お疲れ様でした
まさか本当に倉野川市と鳥取県倉吉市がコラボレーションする日が来るとは思いませんでした

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