エレン「自由な学校生活!」(100)

現パロ。ミカサとアルミンが進学校に進んでしまった為、エレンは地元の公立高校に進学します。恋愛カプあり。




アルミン「こうして3人で歩くのも今日が最後なんだね・・・。」

エレン「お前、辞表の時、すんげえ泣いてたな。」

アルミン「そう?そう言うエレンの指揮も揃っててよかったじゃない。」

ミカサ「アルミンの言うとおり。指揮している時にエレンはかっこ良かった。」

エレン「あっそ。」

ミカサ「エレンはいつでもかっこいいから・・・。」\\\

アルミン「3年間お疲れ様でした。バスケットボール部部長。」

エレン「お疲れ様でした。生徒会長。」

ミカサ「お疲れ様。」

ミカサ「あ、私こっちだから。」

住宅街の路地前でミカサと別れる。

アルミン「またねー!」

エレン「じゃーな。」

真っ直ぐ歩いていく。分かれ道になる。

アルミン「またね。エレン。」

エレン「またな。アルミン。」

エレン「よっしゃー!1人っきりの学校生活スタートだー!!!」

エレンは跳ね上がる。

カルラ「うるさいエレン!」

エレン「悪かったよ。」

カルラ「もー。今日から高校生なんだからしっかりしてよね。」

エレン「分かってるって。」

グリシャ「高校進学おめでとう。」

エレン「ありがとうございます。ごちそうさまでした。」

エレンはお皿の乗ったお盆を片付け、玄関まで走り出す。

カルラ「忘れ物ないね?」

エレン「無いから!行ってきまーす!」

エレンはドアを開ける。

エレンは自転車に乗って学校まで行く。家から学校までは20分程だ。

学校に着く。

エレン「おはようございます。」

先生「おはようございます。」

エレン「しっかしよー。あいつらが居ないとやっぱり新鮮なもんだな。」

エレンは校舎内に入る。

エレン「えーっと?俺は6組だから、教室は2階か。」

エレンは階段を上がる。

エレン「6組はここだな。」

エレンは教室に入る。

エレン「俺の席はっと。」

アニ「うわっ!」

エレンは誰かとぶつかる。

エレン「あ、ごめん。お前名前は?」

アニ「あんたこそ、名前は?」

エレン「(すげー美人じゃん!顔立ちも整ってるし!俺のタイプかも!)」

エレン「あ、俺はエレン・イェーガー。エレンって呼んで。」

アニ「そう。私の名前はアニ。アニ・レオンハート。アニでいいから。」

エレン「よろしく。アニ。」

アニ「よろしく。」

エレンは席に座る。

コニー「ねえ!」

コニー「ねえったら!」

エレンは後ろを振り向く。

コニー「お前名前は?!」

エレン「お、俺はエレン・イェーガー。」

コニー「よろしく!エレン!俺はコニー!」

エレン「よろしく。コニー。」

トーマス「コニーはしゃぎすぎだって。あ、俺はトーマス。トーマスって呼んで。」

エレン「よろしく。トーマス。」

トーマス「よろしく。エレン。」

アニ「入学式が始まるみたい。」

コニー「急ごうぜ!」

トーマス「確かに。」

入学式が終わり、教室に戻る。

エルヴィン「えー。今日から私が君たちの担任になるエルヴィン・スミスだ。受け持ちは数学。これからもよろしく。」

コニー「先生ー!」

エルヴィン「何だ。コニー。」

コニー「教科書っていつ配られるんですか!」

エルヴィン「あ、そうだった。じゃあ、教科書を配ります。」

担任が教室を出て、教科書を取りに行く。

コニー「先生いい人そうだよな!」

エレン「確かに。」

トーマス「あいつ、俺の兄貴が言ってたんだけど、ヅラ疑惑あるらしいよ?」

エレン「えぇ?!マジ!?」

アニ「あ、それ私も聞いたことある。」

コニー「俺みたいに坊主にすればいいのにな!」

アニ「本当にそれだよ。」フフッ

エレン「だよなー!」

担任が戻ってくる。

エルヴィン「教科書を配りまーす!」

エレン「国語分厚い!」

アニ「確かに。重いしね。」

エレン「数学が意外と薄ぺらい!」

エルヴィン「はーい!静かに!話て終わりにしまーす!」

学校を出る。

コニー「あれ?みんなチャリ?」

エレン「うん。」

アニ「私も。」

コニー「今日暇ならこのまま遊ぼうぜ!」

エレン「おう!遊ぼうぜ!」

アニ「じゃあ、私はこれで。」

エレン「あ、ちょっ待てよ!アニも一緒に遊ぼうぜ!」

アニ「本当にいいの?」

トーマス「ボーリングなんていいんじゃない?」

コニー「俺も今思ってた!」

エレン「早く行こうぜ!」

コニー「よし!次は俺だ!」

ガコーン!ガシャーン!

トーマス「6本だ。」

エレン「次は俺だ!」

ガコーン!

エレン「あ、あれ?」

コニー「だーひゃひゃ!バー行きかよ!」

アニ「また次があるって。」

トーマス「あ!ストライク!」

コニー「すげー!」

エレン「アニ次じゃね?」

アニ「うーん。私はこれ!」

ガコーン!

エレン「8本か。」

コニー「次カラオケ行かない?」

アニ「確かに。まだ2時だもんね。」

エレン「行こう行こう!」

カラオケボックスに移る。

ライナー「あれコニーじゃね?」

コニー「ライナー!」

エレン「誰それ。」

コニー「あ、紹介するよ!俺の小学校の時の野球のクラブの友達のライナー!」

ライナー「よろしく。」

アニ「よろしく。」

ライナー「あ、アニ!お前小学校一緒だったろ!」

アニ「久しぶり。あんたまたイカつくなったね。」

コニー「アニそれ言えてる!あ、そういえば、今からカラオケ行くんだけど、ライナーも行く?」

ライナー「本当にいいのか?」」

トーマス「行こうよライナー。」

エレン「涙で濡れた部屋にノックの音が飛び込んだー♪」

コニー「何この歌?」

ライナー「確か、BUMPOFCHICKENのラフ・メイカーって歌だな。」

トーマス「上手い!上手いぞ!」

エレン「どうだった?」

アニ「良かったよ。」

エレン「よっしゃー!」

コニー「エレン嬉しそうだな。」

アニ「次ロビンソン!誰?」

コニー「俺!」

コニー「誰も触れない2人だけの国ー♪」

コニー「ルラララー宇宙の風に乗るー♪」

ライナー「上手いぞー。」

ライナー「今日だってあなたを思いながら歌うたいは歌うよ」

ライナー「ずっと言えなかった言葉がある短いから聴いておくれよ愛してる」

アニ「歌うたいのバラッドか・・・。」

コニー「いいじゃん!」

エレン「うん、いいんじゃないのかな。」

アニ「ねえ君の事が好きだよねえ伝え切れやしないよ一つ一つ言葉にしてそのまま言えたらな」

エレン「あの、その、上手いじゃん。」

アニ「どうも。」

ガチャガチャ!

アニ「誰だろう?」

エレンがドアを開ける。

ミーナ「え?そこって!サシャー?違うじゃん!」

サシャ「すいません!」

エレン「あの、誰ですか?」

コニー「あ、あれサシャ!サシャだよな!オイ!」

サシャ「そうですけど、コニー?」

ミーナ「あれ、アニじゃん!」

アニ「あんたかい。」

ミーナ「もー!照れ臭そうにしちゃって!」

コニー「あれ、もしかして、俺ら同じ学校?」

アニ「ブレザーのロゴ見ると確かに。」

エレン「お前らも歌う?」

ミーナ「えっ!?歌っていいの?」

エレン「うん。」

ミーナ「じゃあ、歌おうかな!」

サシャ「次は私もー!」

サシャ「窓もドアも空いてるなんて久しぶりなのお皿もこんなにたくさんー♪」

ミーナ「閉ざされてた部屋もお祝いの為に綺麗に飾られてー♪」

アニ「何て久しぶりなのこの時を夢見てたー♪」

アニミーサシャ「生まれてはじめて音楽に乗りー♪」

アニミーサシャ「生まれて始めて踊り明かすのー♪」

アニミーサシャ「嬉しすぎて私舞い上がりそうもう1人じゃないのー!!!!」

アニミーサシャ「自由だからぁー!!!!!!」

コニー「すげーアナ雪デュエット!」

エレン「今日の件Twitterに乗せていい?」

ライナー「いいけど、俺もそれ思ってた。」

アニ「ってかみんな何組?」

コニー「俺とエレンとアニは6組だけど?」

ライナー「俺は7組。」

ミーナ「私は3組。」

サシャ「2組ですぅー。」

コニー「LINE教えて!」

ミーナ「追加欄誰かいる!」

ミーナは携帯を取り出す。

ミーナ「あ、追加欄にいたのはコニーね。追加するよ?いい?」

コニー「OK!じゃあ追加するぜ!」

カラオケ店を出る。

サシャ「あ、追加欄にアニがいます!追加しますね!」

アニ「私も追加するよ。」

エレン「あ、コニーとミーナとライナーいる。追加するわ。」

ライナー「よろ。」

ミーナ「いえいえ!」

コニー「よろー!」

アニ「エレンとライナーいる。追加するね。」

エレン「みんな取り終わった?」

ミーナ「うん。一応。」

アニ「今日はもうお開きでいいんじゃない?私予定入ってるし。」

コニー「やべえ!今日俺弟たちのおもり頼まれたんだ!」

エレン「じゃあ、お開きって事で!」

自転車を走らす。

トーマス「楽しかったな。今日1日で友達がこんなに増えてびっくりしたよ。」

コニー「俺もー。」

アニ「私もだよ。びっくり。」

ライナー「あ、俺こっちだから。」

ミーナ「私も。」

エレン「じゃーな。」

コニー「またなー!」ミブリテブリ

エレンは家へ帰る。

エレン「ただいまー。」

カルラ「お帰り。エレン。」

エレンは2階へ上がって行く。

エレン「あー!今日も疲れたー!」ボフン

エレンはベッドに寝転がる。

エレン「でも、どっちかって言うとミカサとアルミンと居るよりあっちといる方が落ち着くわー。」

エレンは携帯をいじる。

エレン「Twitterでも見るか。」

エレン「さっそくミーナ。」

ミーナ・カロライナ
今日は高校で出来た友達と初カラオケ!楽しかったー!また遊ぼうね☆

エレン「ミーナっぽいな。フォローしとくか。」

エレン「あ、LINE。コニーだ。」

コニー[よお!エレン!]

エレン[何だい?コニー。]

コニー[呼んだだけー。笑]

エレン[今日、楽しかったな。]

コニー[確かに!]




カルラ「エレンー!ご飯!」

エレン「今行くー!」

エレンは2階を駆け下りる。

カルラ「どうだったの?」

エレン「友達と今日は一日中遊んでた。」

カルラ「あーらそう。すぐ友達が出来たのね。」

エレン「まあな。いただきます。」

エレンは夕食に手を付ける。

カルラ「よく噛んで食べなさいよー。」

エレン「分かってるって。」

カルラ「お母さん、お隣さんに回覧板回してくるわね。」

エレン「いってらー。」

エレン「ご飯お代わりでもするか。」

エレンは炊飯器からご飯をよそう。

カルラ「よく食べるわねー。」

エレン「べっ!別にいいだろ!」

玄関のドアの音がする。

カルラ「お父さんが帰ってきたみたいね。」

リビングのドアが開く。

グリシャ「ただいま。」

カルラ「お帰りなさい。」

エレン「お帰りー。」

グリシャ「あ、さっき駅前でミカサに会ったぞ。」

エレン「何か言ってた?」

グリシャ「お前は元気かだって。」

エレン「あっそ。ついこの前会ったばかりなのにな。」

エレン「ごちそうさまでした。」

エレンは玄関を開けて外に出る。そこには愛犬のシベリアン・ハスキーのメス、ゴマがいた。ゴマはエレンが中学校の時に家に来た。エレン達3人はまるでゴマを本当の兄妹のようにとても可愛がっていた為、とても人懐こく、愛想がいい。




エレン「よし、ゴマ。散歩行くか。」

ゴマ「ウォン!」

エレンはゴマの引き紐を付ける。

エレンとゴマは歩いて行く。

エレン「アルミン達も誘うか?でも、もし迷惑だったらどうしよう・・・。」

エレンはアルミンの家の方向へ歩いていく。アルミンの家の前に着く。チャイムを押す。

ピンポーン!

はーい!

エレン「あ、アルミンだ!でも、迷惑になってないかな?」

すぐにアルミンが出てくる。

アルミン「あ、エレン!来てくれたの?」

エレン「あ、今迷惑だった?」

アルミン「ううん。ちょうど今テレビ見てた所。ゴマの散歩行くの?」

エレン「おう。」

アルミン「僕も行っていい?」

エレン「もちろん。」

エレンとアルミンは歩いて行く。

アルミン「そう言えばさ、エレンの高校ってどんな感じ?」

エレン「一言で言えば、クラスの人は優しいし、馴染み易いかな。」

アルミン「そうなんだ。僕の学校はみんながみんなピリピリしてるからさ、何ていうんだろ。話しにくいんだよね。」

エレンとアルミンは大通りの方へ歩いて行く。

エレン「ミカサどうする?」

アルミン「なんか、勉強とかで忙しそう。」

エレン「一応、行ってみるか。」

エレンとアルミンはミカサの家の方へ歩いて行く。

ピンポーン!

はーい!今でまーす!

中からミカサの母親が出てくる。

ミカサ母「あらま、来てくれたの?ちょっと待って。ミカサ呼んでくるから。」

ミカサ母「ミカサー?」

ミカサ「何ー?」

ミカサ母「エレン達が来てるわよー。後ゴマちゃんも。」

ミカサ「今行く!」

ミカサが駆け下りてくる。

アルミン「やあ、ミカサ。」

エレン「おーっす。」

ミカサ「あー!ゴマ!」

ゴマは尻尾を振る。

ミカサ「散歩してたの?」

エレン「うん。」

アルミン「じゃあ、行こうか。」

3人は公園へ歩いて行く。

アルミン「ミカサの学校はどんな感じ?」

ミカサ「どちらかって言うと、アルミンの学校と同じ。女の子らしい子が多いかな。」

エレン「でしょうね。」

ミカサ「その言葉そっくりそのままお返しします。」

アルミン「次はどこ行く?」

エレン「そこら辺回るか。」

ミカサ「そうだね。」

3人は住宅街の方へと戻っていく。

ミカサ「じゃあ、私こっちだから。」

アルミン「じゃあね。」

エレン「じゃあな。」

エレンはアルミンと別れ、家に帰る。家に入る前にピンポンダッシュを押す。

エレン「母さんー?」

カルラ「はあーい?」

エレン「ゴマ家の中に入れていい?」

カルラ「いいわよ。今タオル準備するから。」

ゴマは日中は庭に居るが、夜は家の中で過ごしている。カルラがドアを開ける。

カルラ「はい。いいわよ。あ、ゴマの
ご飯用意しとくから。」

エレン「ゴマ、おいで。」

ゴマ「ウォーン。」

ゴマは家の中へ入っていく。エレンはゴマを持ち上げてゴマの足を拭く。

カルラ「ゴマー。ご飯よー。」

ゴマはリビングへと駆けて行く。

カルラ「ゴマ、待て!」

エレン「よし!」

ゴマ「バフッ!バフッ!」

カルラ「あ、でももうすぐゴマのご飯無くなりそう。」

グリシャ「じゃあ、仕事の合間中に私が明日買ってくるよ。」

カルラ「お父さん。お願いね。」

グリシャ「分かった。コーヒーお代わりあるか?」

エレン「じゃあ、俺も。」

カルラ「高校生なんだから自分で持ってくる!」

エレン「はーい。」

エレンは台所のコーヒーメーカーに手を出す。

グリシャ「おー。ゴマ。」

父親はゴマを撫でる。エレンはコーヒーを飲んだ後で風呂に入る。風呂から出た後はゴマと遊んでからはぐっすりと眠りに着く。

エレンは学校に登校する。着いた途端で誰かに話しかけられる。

ミーナ「エレンおはよう!」

エレン「おー。おはようさん。」

玄関の靴箱に靴を仕舞ってから教室に入る。

ミーナ「じゃあね。私こっちだから。」

エレン「じゃーなー。」

エレンは教室に入る。

コニー「おはよう!エレン!」

エレン「はよーっす。」

トーマス「おはよー。」

担任が教室に入る。

エルヴィン「静かに!朝の会を始める。」

そして、1日が終わる。

エレン「あー。それにしても暇だな。本屋でも行くか。」

エレンは自転車を本屋に向けて走らせる。

エレン「ジャンプでも買うか。」

エレンは本屋の中に入って行く。

エレン「あっ!あったあった!でも、後でいっか。」

エレンは別の場所へ移る。

エレン「うーん。でも、欲しいのやっぱり無いなー。ジャンプでも買って帰るか。」

エレンは漫画。手に取り、会計を済まして本屋を出る。

エレン「ただいまー。」

カルラ「おかえりなさーい。」

カルラ「どうだったの?」

エレン「まあ、普通かな。」

エレンは制服から長袖のシャツとバスケ物のズボンに着替える。そして外に出る。

エレン「ゴマー。」

ゴマが駆けて来る。

エレン「よし。ゴマ。散歩行くか。」

エレンはゴマの引き紐を引きながら歩いて行く。

エレン「ゴマ。」

ゴマはエレンの方を見て歩く。前の方から犬が歩いてくる。

ゴマ「ワン!」

エレン「ゴマ!吠えない!」

前の方から歩いて来た犬は黒い柴犬だった。

コニー「クロ!」

エレン「コニー?!」

コニー「なんだ、お前も犬飼ってたの?」

エレン「まあ、ね。」

コニー「そうなんだ。この犬何?」

エレン「シベリアン・ハスキー。コニーの犬は?」

コニー「柴犬。」

エレン「ああ、そう。」

コニー「じゃあ、またな。」

エレンはコニーと別れる。

エレン「歩くか。」

エレンは駅前のスーパー前まで来ていた。

>>29
漫画を手に取り

エレンはスーパーの周りを一周して家に帰る。

エレン「ただいまー。」

カルラ「おかえりなさい。」

エレンは2階の自分の部屋へ上がっていく。

エレン「あ、ライナーから返信着てる。」

エレンは返信を返した後にゲームを始める。

カルラ「エレンー?」

エレン「何ー!?」

カルラ「大事な話があるから下に降りてきて!」

エレンは階段を駆け下りる。リビングに入る。

カルラ「来たわね。エレン。」

エレン「何?何の話?」

カルラ「もうちょっとでお父さんが帰って来るからお父さんが帰って来てから話しましょう。」

エレン「えー?!父さん帰って来てからでいいだろ?!」

カルラ「ゴマにも関係があるからゴマ家の中に入れていいわよ。」

エレン「はーい。じゃあゴマ入れてくる。」

エレンは外に出る。

エレン「ゴマ。」

ゴマ「ワン!」

エレンはゴマを家の中に入れようとしたその時だった。1台の白い車が止まる。父親の車だ。父親が車から降りる。

グリシャ「エレン。」

エレン「お帰り。父さん。」

ゴマ「ワン!」

ゴマは尻尾を降る。家の中に入る。

カルラ「お父さん。お帰りなさい。」

グリシャ「ああ、ただいま。」

リビングに直行する。

グリシャ「じゃあ、話を始めるとするか。」

エレン「話って何?」

グリシャ「ああ、それなんだが。ゴマの事なんだ。」

エレン「ゴマが何なんだよ!」

グリシャ「私の知り合いのお嬢さんがハスキーの子供を欲しがっているんだ。」

カルラ「でー?あっちは何て言ってんの?」

グリシャ「飼っているハスキーと交配をしてもらえないかって話なんだ。」

エレン「俺は、ゴマの子供の顔は見たいけど、一つだけ約束して欲しい事があるんだ。」

グリシャ「何だ。エレン。」

カルラ「早くいいなさい。」

エレン「その人に会ってみたい。判断は俺が決める。もし、ゴマに子供が産まれて、貰ってくれる人が居るんだったら子供を大切にしてくれる人だけに渡したい。」

グリシャ「それだけか?エレン。」

エレン「ああ。」

次の日。エレンは学校に登校する。

コニー「エレンおはよー。」

アニ「おはよう。エレン。」

トーマス「どうした?エレン?元気なさそうだけど。」

エレン「ああ。大丈夫だ。」

トーマス「俺でよければ話聞くよ?」

エレン「実は・・・。」

トーマス「うんうん。」

エレン「俺の家の犬とその家の犬を交配させて欲しいって話なんだ。」

トーマス「そういう話?で、エレンは?」

エレン「俺は、もし子供が産まれて貰い手がいるんだったら、ちゃんと大切にしてくれる人がいいって言ったんだ。」

トーマス「そっか。でも、複雑だな・・・。」

エレン「うん。」

コニー「次体育だぞー!」

授業を終え、教室に戻る。

コニー「部活やろうかなー。」

エレン「バスケやろうかな。それとも剣道やろうかな。」

トーマス「エレンって剣道部だったの?」

エレン「あ、剣道は小2から中2の時まで。中学はバスケ。」

トーマス「そうなんだ。俺は小2の頃からずっと野球やってたからね。」

コニー「そういう俺も小2から野球やってるけどな!」

エレン「へー。」

エレン「次何だっけ?」

トーマス「確か、社会。」

エレン「ありがと。」

エレンは帰宅する。

エレン「ただいまー。」

カルラ「おかえりなさーい。」

エレンは自分の部屋に行き、そして着替える。下に降りる。

エレン「ゴマー。」

ゴマが走ってくる。

エレン「散歩行くぞ。」

エレン「ゴマ?お前は自分の子供欲しいか?」

ゴマ「クゥ?」

ゴマはエレンの顔を見上げる。

エレン「なんかちょっと複雑だよな・・・。」

アルミン「おーい!エレン!」

アルミンが手を振っている。

エレン「おー。アルミン。」

アルミン「ゴマの散歩?」

エレン「ああ。アルミンは学校帰り?」

アルミン「そうだね。」

エレン「学校の方は?」

アルミン「まだ、馴染めてない部分もあるけど、クラスの人とは喋れるようになったかな。」

エレン「へー。そういえばさ。」

アルミン「え、何?」

エレン「アルミンってさ、ゴマがもし、子供産んだら、どう思う?」

アルミン「ええっ!?僕に聞かれても・・・。正直言ってみると子供の顔も見てみたい気もするけどさ・・・。」

エレン「そこが複雑なんだよな・・・。」

アルミン「でも、まあ、エレンの家で話し合って決める事じゃない?」

エレン「そっか・・・。」

アルミン「じゃあ、僕、こっとだから。」

エレン「じゃーなー。」

エレンはアルミンと別れる。

エレン「ただいまー。」

カルラ「おかえりー。あ、そういえばあんたの携帯にさっき電話掛かってきてたわよ。」

エレン「あ、そう。」

エレンは携帯を見る。

エレン「なんだろ。コニーからだ。」

エレンはコニーに返信を返す。すぐにコニーから返信が来た。

エレン「さっき連絡くれた?」

コニー「あ、うん。」

エレン「で、用件って?」

コニー「実はさ、今度のゴールデンウイークに皆で遊ばないかって話になってる。」

エレン「そうなんだ。で、場所は?」

コニー「それがまだ決まってない。」

エレン「じゃあ、決まったらまた連絡ちょうだい。」

コニー「分かった。」

エレンはリビングのソファーに腰掛け、テレビをつける。

カルラ「エレンー?お父さんにさっき会った?」

エレン「会ってない。」

カルラ「あらそう。」

それから、1週間が過ぎる。

エレン「んー!やっと終わったー!」

コニー「部活だー!」

トーマス「ってかさ、来週ゴールデンウィークだよ?」

エレン「そうだった!」

コニー「パーっとバーべキューでもしたくないか?」ニヤニヤ

エレン「あー!それ!」

トーマス「肉とか野菜はどうすんの?」

エレン「逆にそっちかー。」

ミーナが走ってくる。

ミーナ「ねー!聞いてよー!」

エレン「何?ミーナ。」

ミーナ「ねね、皆でこれ出て見ない?」

青春!友情!高校生動画大賞!

コニー「何それ?」

トーマス「これって、確か、何でもいいから、動画をアップしてそれを送るんだよな?優勝すると30万貰えるとか。」

ミーナ「そうそう!姉貴が高校生の時やっていて、面白そうだなーって思ったの!」

エレン「でも、他の人達はどういうの作ってんだ?」

ワーワー!
全員集合ー!
1、2、3、・・・4!
ちゃんとやれ!ふざけるな!

コニー「へー。そういうのなんだ。」

トーマス「でも、今のそんなに面白くは無いよな・・・。」

エレン「確かに。」

コニー「俺らでもっとクオリティ高いの作ろうぜ!」

ミーナ「そうだね!」

トーマス「でも、他の人達には言ったの?」




サシャ「やりましょうよ!ね!優勝しましょうよー!」

アニ「ガチで言ってんの?ま、好きにやってくれてもいいけど。」

ライナー「これって優勝すれば30万貰えるって奴?」

先輩「エレン!」

エレン「先輩。何でしょう?」

先輩「お前って犬飼ってる?」

エレン「あ、はい。」

先輩「ほら!やっぱりな!何て種類?」

エレン「ハスキーです。シベリアン・ハスキー。」

先輩「ハスキー!?かっこいいじゃん!」

エレン「うちの犬、両目黒なんで、そんなに厳つくはないんですけど。」

先輩「でも、かっこいいじゃん!」

エレン「先輩、練習に戻りましょう。」

先輩「そうだな。俺もちょっと喋りすぎたわ。」

エレン「動画大賞かー。」

アニ「皆でテーマ出し合えばいいんじゃない?」

ライナー「どんなテーマにするかが大事だぞ。」

エレン「そうだけどさー。」

アニ「ってか言い出しっぺミーナじゃん。」

ミーナ「何やるかだよねー。」

トーマス「迷うな。」

コニー「あ!」

ライナー「どうした。コニー。」

コニー「マックのポテトが食べたいです!」ドヤァ

エレン「関係ないこと言うなあ!」

トーマス「そうだぞ!」

アニ「本当にどうするの?」

ライナー「いい案無いしな。」

エレン「あ、そうだ!コメディは!?」

ミーナ「いいね!それ!」

アニ「どんなのを主体にするの?」

エレン「お笑いとか。」

ライナー「確かに。いいかもな。」

エレン「どういうのをやるかだよな。」

アニ「でも、まだ時間あるんだし、決めるのはもうちょい後でもいいんじゃない?」

エレン「確かにな。」

サシャ「あっ!今日塾だったんだ!じゃあ、私お先に失礼しますね!」

ライナー「今日はもうお開きでいいんじゃない?」

ミーナ「じゃあねー!」

エレン「またなー!」

コニー「また明日ー!」

エレンは友人達と別れて帰宅する。

エレン「ただいまー。」

カルラ「お帰りなさいー。」

バタバタ、ドタン!

グリシャ「おい!ゴマ見なかったか?!」

カルラ「ゴマがどうかしたの?」

グリシャ「ゴマが居ないんだ!」

エレン「マジかよ!」

カルラ「お昼前散歩に行った後ご飯あげた時にはいたのに!!」

グリシャ「とにかく探すぞ!」

エレン一家は外に出る。

エレン「ゴマー!」

グリシャ「ゴマァー!!!」

カルラ「どうだった?」

グリシャ「どこにもいない!保健所見てきたけど保健所にもいなかった!」

ウォーン!ウオーン!

エレン「犬の声が聞こえる!」

カルラ「あっちの方ね。」

グリシャ「とにかく行ってみよう!」

エレン「いた!ゴマ居る!」

グリシャ「隣にもハスキーが居るんだな。」

カルラ「一応ピンポン押してみましょう?」

ピンポーン!

「はーい!」

カルラ「すみませーん。こちらにハスキー犬迷っていませんか?」

住人が出る。

リコ「はーい?何でしょう?」

グリシャ「あの、ここにハスキー1匹迷ってきませんでした?」

リコ「そうですか。じゃあ、外みてきますね。あ、一緒にどうぞ。」

庭に入る。

リコ「ちょっ!レン!おいで!」

エレン「ゴマ!」

ゴマが走ってくる。

リコ「お宅の犬でしたか。」

カルラ「すみません。お礼はちゃんと致します。」

リコ「あ、お礼とかいいんです。日中は誰もいないんで。」

グリシャ「本当にうちの犬が迷惑を掛けてすみませんでした。」

エレン「すみませんでしたー!」

リコ「大丈夫です。あ、暗いんで途中まで送って行きます。ご自宅はどちらで?」

カルラ「あ、ここの近くの住宅街なんで大丈夫です。」

リコ「ここら辺、夜になると痴漢が出るんですよ。心配なんで犬の散歩がてら送って行きます。」

カルラ「結局、ゴマが逃げないように何かしないと駄目ね。」

グリシャ「柵付きの犬小屋でも買うか?」

カルラ「それでもいいんだけどね。」

エレン「リビングにケージ置いて、一日中部屋で過ごして貰った方がいいんじゃない?」

カルラ「それもそうね。」

グリシャ「そうだな。また明日考えよう。私は寝るよ。お休み。」

カルラ「おやすみなさい。」

エレン「おやすみ。」

エレン「今日は土曜日か・・・。ってやべえ!今日部活だ!」

エレンは階段を駆け降りる。

カルラ「エレンー?ご飯出来てるわよー。」

エレン「いただきまーす!!!」

カルラ「がっつかない!」

エレン「ごちそうさまでした!」

エレンは歯を磨く。

エレン「いってきまーす!」

カルラ「いってらっしゃいよ。(さーて。ゴマの散歩でも行くとするか。)」





エレンは自転車を走らす。

エレン「やべえ!時間無い!」

部活が終わる。

エレン「ふー。今日の練習も疲れたな。真っ直ぐ家に帰るか。」

エレンは自転車の鍵を外す。

エレン「確か、今日母さん仕事だし。」

エレン「帰りに本屋にでも寄ってくか。」

エレンは本屋に自転車を止めて中に入る。

エレン「ONE PIECEの新刊あるかな。」

トーマス「エレン!」

エレン「トーマス!?」

トーマス「本買いにきたの?」

エレン「うん。」

トーマス「俺も。」

エレン「今日部活は?」

トーマス「ああ、今日は午前中。」

エレン「そうなんだ。」

トーマス「エレンって午後暇?」

エレン「暇だけど?」

トーマス「どっか遊びに行かない?」

エレン「いいな!それ!」

トーマス「じゃあ、時間連絡するわ!」

エレン「おう!」

エレンは約束の場所に行く。

トーマス「エレン!」

エレン「トーマス!」

エレン「じゃあ、行くか。」

エレンとトーマスはショッピングセンターの中に入って行く。」

エレン「ってか今日は晴れてて良かったよなー。」

トーマス「お陰で一日中過ごしやすかったよ。」

エレン「あ!スポーツショップ行きたいんだ!」

トーマス「ちょうどおんなじ事今思ってた。」

2人はスポーツショップの中に入って行く。

エレン「あれ、ライナーじゃね?」

トーマス「確かに。でも、スパイクの刃を変えてもらってるみたいだから、また後にしよう。」

エレン「そうだな。あ、俺見たいのがあったんだ。」

トーマス「ふえあ!バッシュって軽く1万は超えるのかよ・・・。」

エレン「バッシュ、履き替えようと思ってるんだよね。ってトーマス!?」

トーマス「ってか、野球のスパイクより高いぞ!一足1万6千円って!!」

エレン「みんな大体こんなもんだぞ?」

トーマス「エレン、分かった。ついて来い。」

エレン「ええっ!?グローブって1万5千円すんの!?」

トーマス「うーん。ブランドによって様々。でも、プロ用のは軽く5万はするらしいよ。」

エレン「すげー。」

エレン「本屋も見てみたけど、つまんないな・・・。」

トーマス「確かに。ゲーセンでも行く?」

エレン「いいね。それ。」

2人は自転車を走らす。

ピコピコピコーン!

トーマス「どれやる?」

エレン「ガンシューは?」

トーマス「いいね。それ。」

エレン「よっしゃー!フィーバー!」

トーマス「マジか!」

エレン「ゲームオーバーだ!」

トーマス「でも、楽しかったな。」

エレン「そうだな。」

トーマス「どこ行く?」

エレン「本屋は?」

自転車を走らす。

エレン「そういやトーマス。」

トーマス「ん?何が?」

エレン「トーマスの兄貴って東京にいるの?」

トーマス「ああ、そっちね。俺の兄貴は東京にアルバイトしてるだけだから。」

エレン「そっか。CDショップ行きたいんだよね。」

トーマス「あ、俺も。」

自転車を走らす。

エレン「あるかなー。」

トーマス「あった!」

エレン「お前はGReeeeN聴くの?」

トーマス「あーね。後は湘南乃風とかだな。」

エレン「俺も。あ、BUMPとかサカナクションとか聴くよ。」

トーマス「あ、そう?」

エレン「そうだよ!」

トーマス「コニー居たらやばかったよな。」

エレン「確かに。」

エレン「ただいまー。」

エレン「(あれ、靴置いてある。ミカサかな?)」

エレンはリビングのドアを開ける。

カルラ「あらそう!」

リコ「まあ、はい。」

エレン「ただいま!」

カルラ「あ、お帰りなさい。」

リコ「あ、私はこれで失礼します。」

カルラ「また来てねー!」

エレン「母さん。」

カルラ「何?エレン?」

エレン「今の人ってこの前の人だよな。」

カルラ「そうだけど?」

エレン「その人なんで居たの?」

カルラ「外に出て洗濯物を干そうとしたら、ちょうど家の前通っていたからよ。」

エレン「ふーん。」

ピンポーン!

エレン「今でまーす!」

エレンは玄関まで駆けていく。

エレンは玄関のドアを開ける。

アルミン「やあ、エレン。」

エレン「アルミン。入れ入れ。」

エレンはアルミンを自分の部屋へ案内する。

アルミン「所でさ、エレンってゴールデンウイークって暇?」

エレン「分かんないけど、友達と遊ぶ予定入ってる。部活の方はまた連絡するよ。」

アルミン「そっか。実はさ、ゴールデンウイークなんだけど僕、学校のオリエンテーションがあって遊べないんだよね。」

エレン「多分俺も部活で忙しいと思う。」

アルミン「そうだよね。やっぱ学校も違うと中々予定合わないよね。」

エレン「そうだな。」

カルラ「エレーン?入るわよー?」

エレン「いいよー!」

ドアを開ける。

カルラ「はい。おやつ。あら、アルミン。お久しぶり。」

アルミン「あ、お久しぶりです。」

カルラ「じゃあ、何かあったらまた呼んでね。」

エレン「はーい。」

アルミン「大分先なんだけどさ、夏休みって遊べる?」

エレン「多分。」

アルミン「夏休みさ、お台場でも一緒に行かない?」

エレン「それ、いいな。アルミンと一緒に出掛けたのって中2の時にクラスの男子のいつメンで行ったディズニーが最後だったよな。」

エレン「じゃあ、2人で行こうぜ。」

アルミン「そうだね。」

ドタドタドタドタ・・・!

アルミン「なんだろ?」

エレン「母さんが2階に洗濯物取りに行ったんじゃない?」

バン!

ミカサ「2人で何してるの?」

エレン「うわっ!?ちょっ!お前びっくりさせんな!ノックぐらいしろよ!」

アルミン「ビックリさせないでよ・・・。」

ミカサ「それは悪かった。」

エレン「そういえばさー。思ったんだだけど、こいつ超イカつくね?」

アルミン「誰それ!ヤクザ?」

ミカサ「野球とかやってそう。」

エレン「ライナー。学校の友達。」

アルミン「あ、そうだ!僕も!」

アルミンは鞄の中から携帯を取り出す。

アルミン「これ、僕の友達なんだけどね。絵がとても上手いんだよ。」

エレン「こいつ超絵上手いな。」

ミカサ「名前は?」

アルミン「名前はマルコ。すごく優しいよ。」

ミカサは携帯を取り出す。

ミカサ「これ、私の友達のクリスタ。」

アルミン「何この子!超可愛いんだけど!」

エレン「確かに。」

ミカサ「クリスタは話しやすくて、優しいから・・・。」

ライナー「エレン!昨日のテレビ見たか!?」

エレン「あー。クイズ番組の奴?」

ライナー「そうそう!」

トーマス「2人とも授業始まるよ?」

エレン「次なに?!」

コニー「体育!」

エレン「急ぐぞー!」

コニー「急げ!」

ライナー「なんだっけ?!」

コニー「柔道!」

トーマス「よし!決まった!」

エレン「ふん!一本!」

グルン!

トーマス「やられたー!」





一方、女子の体育は・・・

サシャ「はい!」ピョンスターン!

アニ「」グルンスターン!

ミーナ「跳び箱かー。」

アニ「まあね。嫌な気持ちもわかるよ。」

サシャ「ですよねー。」

アニ「でも、体育って選択式でしょ?」

サシャ「ソフトボールかバトミントンですか。」

アニ「私はソフトボールかな。」

ミーナ「アニ野球とかソフト上手いもんねー。」

アニ「そう?ミーナの方が上手いじゃん。」

サシャ「2人は運動神経いいですもんねー。」

ミーナ「サシャも運動神経よくね?」

3人はソフトボール部に所属していたのであった。

エレン「明日の練習試合は舞浜高校かー。」

コニー「舞浜高校ってディズニーがあるところ?」

エレン「いいよなー。すぐ近くにディズニーがあって。」

コニー「それなー。」

アニ「舞浜高ってバスケ強いんでしょ?」

ライナー「野球も結構強いぞ。去年春の選抜行ったから。」

トーマス「あれやばかったよなー。」

コニー「そういやお前ら3人はソフト部だっけ。」

アニ「そうだけど?」

コニー「お前ら、どこ守ってんの?」

アニ「私はショートとファースト。」

サシャ「私はセンターとサードです。」

ミーナ「私はセカンドとレフト。」

サシャ「ライナーはキャッチャーですよね?」

ミーナ「コニーは?」

コニー「俺はライト。」

トーマス「俺はサード。」

エレン「(俺だけバスケ部だからついていけねえ・・・!)」

エレン「ゴールデンウィークなんだけどさー。」

コニー「どうしたの?」

エレン「みんなで清水公園行かない?」

ミーナ「いいね!それ!」

サシャ「清水公園なんて小学生の時の遠足以来ですよー!ねえ!コニー!」

コニー「それなー!」

ライナー「楽しそうだな。」

アニ「清水公園って池ポチャあるところでしょ?」

エレン「そうそう!」

エレンは携帯を取り出す。

エレン「こいつ、俺の友達の・・・。」

ミーナ「えーっ!何この子!めっちゃ可愛いんだけどー!」

エレン「いや、男だから。名前はアルミンって言うんだけど、ちっちゃい頃にさ、清水公園行ったんだよ。」




アルミン「待ってよー!」

エレン「ほっほっほっ!」

ミカサ「待ってエレン!」

ボッチャーン!

エレン「はっはっはっ!ミカサざまあ!」

アルミン「うわあ!」

ボッチャーン!!!!

アルミン「うう・・・びしょ濡れだよ・・・。」

エレン「ってことが有ってさー!」

ライナー「最悪だな・・・!」

ミーナ「アンデルセンも良くない?」

アニ「えー?でも、駅から遠くね?」

ミーナ「そっか。なら駄目だよね。」

トーマス「あ、でも、バス出てるよ。」

コニー「俺もこの前中学ん時の友達と行った!」

サシャ「清水公園でいいんじゃないんですかー!」

ミーナ「そうだね!」

コニー「じゃあ、日程はみんなの都合次第だな!」

エレン「そうだなー!」

アニ「明日って練習試合だったっけ?」

ミーナ「そうだった!」

サシャ「相手どこでしたっけ?!」

ミーナ「緑が丘高校。」

エレン達は千葉県民という設定です。

アニ「(打てる!)」

カキーン!

オオオッーー!!!!

ミーナ「アニ走って!4つ!ホーム!ゆっくり!」

ミーナ「スライ!」

アニは滑り込む。

審判「セーフ!」

ワー!

ミーナ「アニやったじゃん!」

アニ「まあね。」

サシャ「すごいですよ!」

8番バッター!

ミーナ「はーい!」

アニ「頑張れミーナ!」

サシャ「頑張ってくださいー!」

8番バッターでーす!前回ファースト行ってまーす!

ミーナ「お願いします。」

審判「プレイ!」

サシャ「頑張れー!」

アニ「スコア表見せて。」

「あ、はい!」

アニ「ありがと。ミーナ!ツーボール!ワンストライク!」

サシャ「あ!」

カキーン!

サシャ「ミーナ!駆け抜け駆け抜け!」

アニ「サードゴロだ。」

サシャ「あー。」

アニ「ミーナ。お疲れ様。」

ミーナ「終わっちゃったねー。」

アニ「でも、勝てたからいいんじょゃない?」

サシャ「そうですよ!」

アニ「あ、電話。」

アニは携帯を取り出す。

アニ「もしもし?」

エレン「あ、もしもし?アニ?」

アニ「そうだけど?どうかしたの?」

エレン「ライナーから聞いたんだけど、来月の2日って大丈夫?」

アニ「ちょっと待ってね。ねー。来月の2日って大丈夫?」

ミーナ「大丈夫だけど。」

サシャ「私もですー。」

アニ「あの2人は空いてるって。それで?」

エレン「実は、トーマスから聞いたんだけど、その日、コニーの誕生日らしいんだ。」

アニ「へー。」

エレン「その日サプライズしようって。」

アニ「そうなんだ。じゃあ、切るね。」

エレン「じゃあ、またな。」

数日が過ぎる。

ライナー「しっかしよー。」

エレン「ん?何が?」

ライナー「本当にどうすんだ?動画大賞。」

エレン「だよな。」

ミーナ「ねー!みんなー!」

トーマス「何?」

ミーナ「動画大賞のやつ、コニーのサプライズでいいんじゃないのかな!」

トーマス「あ!それいいかもな!」

エレン「いいんじゃね?!」

ライナー「これでいいんじゃないのか?」

ミーナ「だよね!はい!決定!」

>>77
アニのセリフの訂正。
いいんじょゃない→×
いいんじゃない→○

ライナー「あー。腹減ったー。」

エレン「お前昼飯購買パン5個食っただろ。」

ライナー「腹減るんだよ。」

エレン「はいはい。」

アニ「それでさ、明日って何練だっけ?」

ミーナ「明日は午前練じゃなかったっけ?」

アニ「あっそ。ありがと。」フフッ

ミーナ「そう?」

エレン「(アニが笑った所始めて見た!)」

ライナー「エレンお前ヤケに嬉しそうだな・・・。」

アニ「あ、耳が真っ赤になってる。」

ミーナ「顔も赤いよー?」ニヤニヤ

ミーナ「何か嬉しい事でもあったのー?」

エレン「何でもないよ!こんな事!」

ミーナ「ふーん?」ニヤニヤ

アニ「どうかしたの?」

エレン「(!?!? )」\\\\\\

ミーナ「(あ、エレンってアニの事好きなのね。)」ハア。

エレン「ただいまー。」

カルラ「おかえりー。」

エレン「あ、母さん。明後日、清水公園行くから。」

カルラ「はーい。どうやって行くの?明日お母さん行きだけだったら車出すけど。」

エレン「あー。そこは皆に連絡しとく。」

カルラ「はーい。」

エレンは玄関の外を開ける。

エレン「ゴマー。」

ゴマ「ウォン!」

エレン「散歩行くか。」

エレン「ふーんふーん。」

エレンは鼻歌を歌う。

コニー「よお!エレン!」

エレン「あ、コニー!隣にいるのは弟?」

コニー「ああ。左にいるのが、妹のサニー。右にいるのが弟のマーティン。」

サニー「だれー?」

マーティン「兄ちゃんの友達ー?」

コニー「そう。ほら、母ちゃんにお使い頼まれてんだから早くいくぞ。またなエレン。」

エレン「またなー。」

エレンはコニーと別れる。

ゴマ「ワン!」

エレン「ちょっ!ゴマ!引っ張んなってー!」

アルミン祖父「エレン。それにゴマ。」

エレン「あ、お久しぶりです。」

アルミン祖父「大きくなったのう。」

エレン「そうですか。じゃあ、アルミンによろしく行っといて下さい。」

エレンは家に帰宅する。

カルラ「お帰りなさい。ご飯出来てるわよ。」

グリシャ「お帰り。エレン。」

エレン「ただいま。」

カルラ「じゃあ、食べましょうか。」

グリシャ「そうだな。」

エレン「今日の夕飯何?」

カルラ「今日の夕飯は野菜炒めと金平ごぼうの和え物よ。」

エレン「そうか。あ、母さん。みんなに聞いたら、行きはどっちでもいいって皆言ってるけど、帰りはどちらかって言うと車の方がいいらしいよ。」

カルラ「あらそう。」

グリシャ「清水公園か。懐かしいな。」

カルラ「お父さんも行ったの?」

グリシャ「ああ、小学校の時にな。」




グリシャ「わー!!!」

ハンネス「ぎゃー!!」

グルグルグル・・・!!!!

グリシャ「楽しかったな。」

そして、3日後。

カルラ「帰りは何時ごろ?」

エレン「大体2時間ぐらい?」

カルラ「そうね。」

エレン「じゃあ、5時半ぐらい。」

カルラ「はーい。友達とはどこで待ち合わせしてるの?」

エレン「八幡の駅。」

カルラ「じゃあ、そこに行けばいいのね?」

エレン「うん。」

カルラ「じゃあ、遅れると困るから早く乗って!」

車を走らす。

次の角を左です。

カルラ「エレン?起きて!もうすぐよ!」

エレン「ふあっ?!」

カルラ「うっかりしてるからよ。」

カルラ「あの子達じゃない?」

エレン「そうだ!あそこ!」

エレン「ここ!」

カルラ「はいはい。」

車を止める。

コニー「おはよう!エレン!」

エレン「はよーっす!」

ミーナ「よろしくお願いします!」

アニ「お願いします。」

サシャ「あ、私サシャって言います。今日1日お願いします!」

カルラ「はーい。」

エレン「じゃあ乗ってけ!」

ライナー「よろしくお願いします。」

コニー「お願いしまーす!」

トーマス「お願いします。」

コニー「おーっ!」

トーマス「今どこ?」

アニ「あとちょっとで松戸。」

ミーナ「ハジから始まるリズムに合わせて!」

ミーナ「ハジ1!」

サシャ「ウーハジ!」

サシャ「ハジ2!」

ミーナ「ハジハジ!」

エレン「ライナー何やってんの?」

コニー「ツムツムやってる!」

トーマス「あ、サリー?」

ライナー「悪りいかよ!」

トーマス「いーや。全然。」

カルラ「楽しそうね。」

エレン「トーマス!」

トーマス「なんだよ!」

コニー「あ、UFO!」

トーマス「嘘だろ。」

コニー「バレた?」

ライナー「バレてるよ。」

アニ「zzzz」

ミーナ「アニの寝顔かっわいいー♪取っちゃお!」

サシャ「その写メ後で私にも下さい!」

エレン「(俺も!)」

カルラ「後もうちょっとよ。」

エレン「はーい。」

カルラ「着いたわよー。」

エレン「本当だ!」

ミーナ「アニ!着いたよ!」

アニ「ふああ・・・。」

サシャ「確かに!しみずこうえんって書いてある!」

コニー「ありがとうございましたー!」

「ありがとうございましたー!!!」

コニー「いーやっほう!」

エレン「あー!待てー!」

サシャ「私らも行きましょうよ!」

ミーナ「そうだね!」

ライナー「走るぞ!」

トーマス「待てよー!」

アニ「入場料持ってる?700円。」

ミーナ「はぁーい!」

コニー「持ってるぜぇー!」

サシャ「早く行きましょうよ!」

中に入る。

コニー「うおー!どこから行こう!」

アニ「まずはあのレベル1から行ったほうがいいんじゃない?」

エレン「簡単じゃねえか!」

ミーナ「とりあえず行ってみようよ。」

ライナー「うおっ?!おおっ!」

トーマス「よし!俺が1番だな!」

サシャ「ゴール!」

コニー「ふはあ!?」

トーマス「それ俺のセリフだ!」

エレン「いっちゃうぞー!」

ミーナ「待ってよー!」

アニ「あんたら速いんだよ!」

アニ「ふう・・・。」パタパタ

エレン「それにしても今日は暑いなー。」

ミーナ「そうだねー。」

コニー「早く行こーぜ!」

トーマス「ちょっ!待ってよ!」

アニ「私らも行くか。」

サシャ「そうですねー。」

コニー「次どこ行くー?!」

ミーナ「ちょっ!待って!みんなで写真撮ろう!」

エレン「いいけど・・・。」

コニー「手っ取り早くしろよ!」

ミーナ「はーい。」

パシャ!

コニー「見せて!見せて!」

トーマス「おー!」

サシャ「じゃあ行きましょうよ!」

エレン「ってかお前ら速いんだよ!」

ライナー「ほら!エレン行くぞ!早く行かないと取り残される!」

エレン「分かってるって!」

ダー!ピュー!

サシャ「あ、次のが見えました!」

コニー「イェーイ!」

ライナー「走るな!コニー!」

エレン「そうだ!そうだ!」

ミーナ「元気でいいよねー。」

アニ「本当だよね。」

ミーナ「早く行こう。」

アニ「そうだね。」

ミーナ「うわあ!なんだ・・・。ゴミか・・・。」

アニ「ミーナびっくりしすぎだって。」

エレン「あー!待てよコニー!」

コニー「へっへーん!遅いからだよーん!」

ドシーン!!!!

アニ「いたた・・・。」

エレン「あ、悪りい悪りい。」

ミーナ「本当男子ってぶっきらぼうだよねー。」

サシャ「本当ですよ。」

トーマス「俺が1番乗りだな!」

エレン「それはどうかな?」

ライナー「ゴール!」

ミーナ「次池ポチャ行って見ない?」

サシャ「行きましょうよ!あ、あそこの丸太渡り登って行きませんか?」

ライナー「高えー!」

アニ「ライナー早く行って。」

エレン「おい!ライナー今押しただろ!」

ライナー「押してねえって!」

コニー「揺らすな!ライナー!お前体重何キロだよ!」

エレン「俺らで60あるかないかじゃない?」

コニー「俺とエレンはまあだいたいそんな感じだろ。」

トーマス「俺は60行ってんからなー。」

アニ「そんなこたあいいから早く行って。」

サシャ「着きましたー!」

ライナー「高さどれぐらいあるんだよ!」

エレン「あれ楽しそうじゃね?」

エレンは指を指す。下のほうで小学校低学年の子供達がターザンロープで遊んでいるのを見たのだった。

コニー「やりてえ!」

ミーナ「私も!」

サシャ「早く行きましょうよー!」

トーマス「俺も!」

アニ「ちょっ!ミーナ!携帯はどうすんの?!」

ミーナ「アニ持っといてー!」

アニ「全く迷惑な奴らだ・・・。」

下へ降りる。

エレン「おーすげー!」

アニ「誰から先やるの?はい。ミーナ携帯。」

アニはミーナに携帯を手渡す。

ミーナ「ありがと!動画取るけど、撮りたい人ー!」

エレコニサシャ「はーい!はいはーい!」

ミーナ「じゃあ、この3人ね。」

トーマス「せっかくだから他の奴らのも撮らない?」

ミーナ「おー!そうだね!」

ミーナ「はーい!じゃあ撮るよー!」

コニー「ひゃっほう!」

ピューン!スタッ!

ミーナ「はい!できました!」

サシャ「次私ですよー!」

ミーナ「はいはーい!」

サシャ「イェーイ!きゃっほーう!」

ピューン!スタッ!

ミーナ「はーい!撮れたよ!」

アニ「エレンがやりたいって。」

ミーナ「はーい。」

エレン「わああああー!!!!」

ピューン!スタッ!

エレン「どうだった?」

ミーナ「はい。取れたよ!」

コニー「次行こうぜー。」

エレン「ちょっ!待てよ!」

コニー「へーん!」

アニ「あー。行きたくねえ。」

サシャ「こんな事言わないで!ねえ!アニ!行きましょうよ!」

アニ「はいはい。」

ライナー「お前ら早く行けよ・・・。」

トーマス「そーだー。」

ミーナ「ごめん!ごめんって!」

アニ「先いってるよー。」

サシャ「私もですー。」

ミーナ「あ、ちょっと待ってよー!」

コニー「あれやろうぜ!ロープくぐり!」

エレン「おっ先ー!」

トーマス「先いってるかんなー!」

コニー「待てよー!」

トーマス「ライナー入んな!」

エレン「切れたらお前のせいだかんな!」

ライナー「何で俺なんだよ!」

アニ「ライナー早く行って。」

ミーナ「邪魔!早くしてよ!」

エレン「ゴール!」

コニー「あのボートみたいなやつ行こうぜ!」

サシャ「賛成!」

ワー!キャー!

ミーナ「本当子供みたいよねー。」

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