新ジャンル?「ヤンデレ返し」(27)

夕方。男の自宅。玄関。

妹「おかえりなさい」
男「ああ、ただいま」

妹「今日は遅かったんだね……部活?」
男「いや、勉強……だよ」

妹「べんきょう……図書室で?」
男「そうだ」

妹「幼馴染さんと?」
男「……なんでわかるんだよ」

妹「だって、あいつの臭いがするんだもん」
男「……やめろ!」

妹「お兄ちゃんはわからないんだよ! あいつの臭いが移ってて……」
男「わかるに決まってるだろ!」

妹「え? お兄ちゃん?」
男「くっせえんだよあの女! いくら小さいころからの仲っていっても、図書館でまでくっついてくるんじゃねえ! 服に臭いが移っちまうだろうが!」

ババッ

妹「きゃっ……お兄ちゃん、なんで脱ぐの?」
男「風呂に入るんだよ! あのくされビッチの臭いが染みつかないうちに……」クンクン

妹「そんなビッチなんて言ったらひどいよ……」
男「うるせええ! 臭いもんは臭いんだよ! ああ! 畜生! さわられた肩に臭いが染みついてやがる! 妹!」

妹「ふぇ? ふええ? なに、お兄ちゃん」
男「おまえが後ろ手にもってる包丁よこせ!」

妹「え? 何でわかるの?」
男「良いからよこせ! それで肩の肉をそぎ落とさないと臭いが全身にまわっちまうだろうが!」

妹「え、ええええ!? だめだよ、お風呂に入れば大丈夫でしょ?」
男「……そっか、じゃあ風呂に入ってくる」テクテク

妹「……あれ? なんでわたし、包丁もってるんだっけ?」

男「ヤンデレ返し!」



夜。男の自宅。妹の部屋。

妹「お兄ちゃん……はぁ、お兄ちゃんの名前を呼ぶだけで気持ちよくなっちゃう……」

妹「お兄ちゃん……お兄ちゃん……お兄ちゃん……」

妹「お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん」

妹「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん
  お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん
  お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん
  お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん
  お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん
  お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん」

男「そこにズバッと俺様乱入!」

妹「ひゅわわっ!? お兄ちゃん?」

男「俺の方が妹好きだもんね! 妹妹」

妹「……」

男「妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹」

妹「……」

男「妹妹妹」

男「妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹」

男「妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹」

男「妹妹」

男「妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹」

男「妹妹妹妹妹妹妹」

妹「……えっと、お兄ちゃん?」

男「妹妹いもうと妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹いもうと妹妹妹いもうと妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹いもうと妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹いもうと妹妹いもうと妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹妹いもうと妹妹妹妹妹妹妹いもうと好きだああああああ!」

妹「きゃああああ!!! ……お兄ちゃんが壊れた!!!!」

男「こら、夜は静かにな」

妹「え……あ……はい」

男「おやすみ」
妹「おやすみ……」

ガチャ……バタン

妹「……寝るか」

男「ヤンデレ返し!」



朝。幼馴染の家。台所。

幼馴染「ふふふ、今日は男にお弁当作っていくんだぁ」

幼馴染「男、美味しいって言ってくれるかな」

幼馴染「隠し味に……ぺっ……」ピチャン

幼馴染「あと……んっ……あは……濡れてる……」ポトポト……

幼馴染「よし、完成! お昼が楽しみだ!」

お昼。学校の屋上。

男「弁当作ってきてくれたって、本当?」
幼馴染「うん。男が好きなのたくさん入れたから。召し上がれ!」

男「わぁ……いただきます! もぐもぐ……うめえ!」
幼馴染「そう、よかった」

幼馴染(ふふ、わたしの隠し味が入ったお弁当……男が美味しいって食べてる……うふふふふふふふふ)

男「美味い! 確かに旨い。だが……」
幼馴染「え? 何か足りない?」

男「隠し味が足りねえな」
幼馴染「え……な、何の事かなぁ?」アセアセ

男「ごまかすなよ」ズイッ
幼馴染「ひゃ、男……近い……」

男「入れただろ? 隠し味」
幼馴染「な、なんでわかるの?」

男「そりゃあ、おまえのことが好きだからな」
幼馴染「お、おとこぉ……」

男「と、いうわけでだ」
幼馴染「はい?」

男「追加お願いしまッス」
幼馴染「つ、追加!?」

男「とりあえず、弁当にぺってやってくれ」
幼馴染「そ、そんなできないよぉ……」

男「やれよ」
幼馴染「ううぅ……わかったよぉ……ぺっ……これでいいでしょ?」

男「……足りねえな。もっと糸引くみたいに、そそぐ感じでとろってかけられるはずだ」
幼馴染「ううぐぅ……ん……」とろり……

男「そうだ、いいぞ! くちのなかでぐちゅぐちゅやった後だとさらにいい!」
幼馴染「うううぅ……くちゅくちゅ……」とろり……

男「あと、目やにだな。鼻くそと耳くそも入れてくれ」
幼馴染「な……なな……」

男「ほら、さっきの授業中うたた寝してたから、目やにが……」
幼馴染「ああもう! 自分でとるよぉ! お弁当に入れればいいわけぇ!?」

男「そうだ、ほら、たのむ」
幼馴染「ううぅ……ばっちいのにぃ……」ぽとり

男「鼻くそもな」
幼馴染「ほじるところ見ないで! あっち向いてて!」

男「仕方ないな……あっち見るのはコレで最後でいいか?」
幼馴染「もう、いいから向こうむいてよ!」

男「了解した。頼む」
幼馴染「ううぅ……」ほじほじ……ぽとり

男「いいか?」
幼馴染「……うん」

男「おお! このごはんの上に乗ってるのがおまえの鼻くそだな! 黄色っぽくて鼻毛の入ってる所なんて、まるで琥珀みたいだ」
幼馴染「もうやめて! 早く食べちゃってよぉ……」

男「まだだ。耳クソも……」
幼馴染「むぅ……」ほじほじ……ぽとり

幼馴染「これでいいでしょ?」

男「いいや、まだだ」
幼馴染「まだあるのぉ……? 今度はなに?」

男「……」コトリ
幼馴染「なに? お弁当箱ゆかに置いて……」

男「隠し味、ツバだけじゃなかっただろ?」
幼馴染「え……ええええっ? なんでわかるのぉ?」

男「おまえが好きだからだって言ってるだろ」
幼馴染「はうぅ……それで、床にお弁当箱を置いたのはまさか……」

男「決まってるだろ、弁当箱の上で……オナれ」
幼馴染「む……むり! ムリムリ! 無理!」

男「あっそ、じゃあその弁当いらね」
幼馴染「そ、そんなぁ……」

男「食ってほしいなら、弁当箱またげよ。和式便所にするみたいにさ」
幼馴染「ううぅ……」またぎっ

男「しゃがめ、ぱんつは膝までずり下ろせ。スカートは口でくわえてたくし上げろ。よく見えるようにな……」
幼馴染「はい……」するり

男「それ、剃ってるの?」
幼馴染「ち、ちがうよ生えてるよ……薄くて見えにくいだけで……」

男「ふーん。ほら、見ててやるから隠し味入れろよ」
幼馴染「ううぅ……はいぃ……」くちゅくちゅ

男「うわぁ、女の子ってそんなに濡れるもんなのか?」
幼馴染「男が見てるから……だよぅ……んっ!」くちゅくちゅ……ぽたぽた

男「おしりにまでしたたってるぞ、すげえな」
幼馴染「あん……ねえ男、もういいでしょ?」

男「あん? まだまだ出せるだろ?」
幼馴染「ちがうの……わたし、きちゃうと……オシッコ出ちゃうからぁ……」

男「そりゃあいいや、ションベンも追加な」
幼馴染「そ、それはだめえ!」

男「やれよ」ぐちゅんっ!
幼馴染「きゃひいいっ!?」

男「うわ、あつくてヌルヌルだ……」くにゅくにゅ
幼馴染「うそ……男がわたしのさわって……も……だめ……」ちょろろろ……

男「おー、出てる出てる」
幼馴染「見ないで男……」ちょろろ……ろろ

弁当箱「なみなみ」

男「止まったな、おっとパンツはあげるなよ? 姿勢もそのままだ」
幼馴染「え? ……うん」

男「では……じゅぞぞぞぞぞ、ごっくごっく」
幼馴染「うええぇぇ……ホントに食べてるよぉ……」

男「うん! 美味い!」
幼馴染「そんなの美味しいって言われても、喜べないよぉ……」メソメソ

男「よし、デザートだ」
幼馴染「ふぇ? どうしてわたしの下にお弁当箱置くの?」

男「決まってるだろ、小さい方は味わったから、大きな方も頼む」
幼馴染「大きな方って……だ、ダメです! それはダメ!」

男「いいだろ? 自分から隠し味入れるような変態なんだから」
幼馴染「も、もう二度と男のお弁当には隠し味入れないから!」

男「……本当だな?」
幼馴染「もちろんだよぉ……約束するから堪忍してぇ……」

男「ヤンデレ返し!」

正直ヤンデレってよくわかりませんのん。

今日はここまで。
酉はつけないつもりだったのに、ついちまったモノは仕方ねえ。

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