みく「みくは時空を曲げるよ」 (35)

P「いきなりどうしたお前?」

みく「だっておかしいにゃ!*(アナルズ)とかいうユニット組まされるし、Pチャンは変態だし」

P「なんだなんだ疲れてるのか、お前。虹色の薬飲んどくか?」

ちひろ「スタージュエルって言ってください」

みく「そんなの飲んでるからPチャンはおかしいんだにゃ」

P「なにをぉ~!?ちひろさん印の虹色の薬とチヒロポンをバカにするのか!」

ちひろ「スタージュエルとエナドリって言ってください」

P「効果覿面だぞ?一発キメればたちまち疲れがポンっと飛ぶ」

みく「まんまヒロポンだよそれは」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1459740698

みく「とにかくおかしいにゃ!きっと本当のみくは違う時空に存在していて、ここにいる前川みくは精神だけが肉体に憑依した高次元愛玩ネコなんだにゃ」

P「うーむ、だいぶやばいなあ」

ちひろ「アイドル達には投薬してないんですがねぇ」

P「厨二病かな?」

みく「ぐぎぃ・・・大人はいつだって子供達の心の悲鳴を短絡で稚拙な言葉で揶揄するのにゃ・・・!」

P「ぐうの音もでないなあ」

ちひろ「変に難しい言葉を使いたがるのはガキならではですね」

P「ぐうの音」

みく「少しは慈愛の心ってものを持っていてほしいにゃあ」

P「まあ、あれだよ。よく食べて、首を暖かくして寝ろ。とりあえず、処方しとくから」

みく「怪しい薬物、駄目ゼッタイ」ポイッ

P「あああああああああ!!!!????2500円があああああああ!!!!!!」

みく「射幸性を断ち切れ。身の丈にあった適度な課金」

P「射幸性って言葉、なんかエロくね?」

ちひろ「セクハラです」

P「発射して幸せになる性だぜ・・・?」

ちひろ「早苗さーん、特訓ルーム行き1名追加でーす」

早苗「はいよろこんでー」

P「やめろッ!!こっちに来るんじゃあないッ!!!」

みく「とにかく、みくはこの腐りきった時空を捻じ曲げてみせるからね!マザーファッカー!」

ちひろ「ロックだなあ」

テレビ局控え室

みく「と、いうことでみくは時空を曲げるよ」

李衣菜「すっげー!ロックだー!協力するよ!」ウヒョー

みく「李衣菜ちゃんは話が早くて助かるにゃあ」

李衣菜「でも、みくちゃん、そんなにこのユニットのこと嫌?」

みく「李衣菜ちゃんとユニット組めるのは楽しいけど、アナルズってユニット名でそこそこ人気が出てるこの世界に恐怖を覚えるにゃ」

李衣菜「カッコいいと思うけどなあ、アナルズ」

みく「李衣菜ちゃんがカーカスとかアナルカントみたいな路線でいきたいというのなら、それでもいいんじゃないかにゃ」

みく「でも、その時は輝子ちゃんと組んでね」

李衣菜「それで、肝心の時空を曲げるのってどうするの?」

みく「そこにゃ!時空を曲げるにはみく達だけの力では無理」

みく「なにか超原理に特化した優秀な人材を確保する必要があるにゃ」

李衣菜「なるほどー!頭では理解できなかったけど、心で理解したよ。だって私はロックだから」ダリダリダリ

みく「ロックって便利な言葉だにゃあ」

スタッフ「アナルズさーん、そろそろ準備おねがいしまーす」

李衣菜「よおーし、この収録が終わったら、早速ロックを探しにいってくるよ!」

みく「よっしゃ、早いとこ、収録中に血の雨の降らない世界へ行ってやるにゃあ」


次の日 事務所

李衣菜「というわけで、ロック三銃士を連れてきたよ!」

李衣菜「ロッキンエモーション、夏樹」

夏樹「ボウイが死んだ・・・」

李衣菜「毒茸伝説、輝子」

輝子「レミーが死んだ・・・」

李衣菜「ラブ・アンド・ピース、柑奈」

柑奈「好きなミュージシャンは大体死んでる」

みく「バカに人選を任せたのが間違いだったにゃ」


みく「李衣菜ちゃん、みくの話聞いてなかったの?」

李衣菜「要するに、ロックな人を連れて来いってことじゃないの?」

みく「ファック」

李衣菜「なにそれ、ロックっぽい!!」ウヒョー

夏樹「みんな、みんな死んでいく・・・・」

みく「大丈夫なの、これ。三分の二が鬱気味なんだけど」

李衣菜「仕方ないよ。去年末から立て続けだもん」

柑奈「みんな、悲しむことはないよ。私達の歌はきっと天国のロックミュージシャン達にも届いてるよ!」

輝子「ロックやるやつが天国に行けるわけねェだろ」

柑奈「そんなッ!?ロックって、ラブ&ピースでみんな仲良しなんじゃないの!?」

夏樹「今時、ロキノン厨でもそんなこと言わねえぞ」

輝子「好きなミュージシャンは・・・?」

柑奈「長渕剛」

夏樹「ヒッピーじゃねえのかよ」

輝子「死んでもない・・・」

みく「書道でもやってにゃ」

みく「こんなんじゃ時空は曲げられないにゃ」

李衣菜「ごめんよ、みくちゃん・・・」

みく「まあ、こんなこともあろうかと、みくも何人か連れてきていたりするにゃ」

李衣菜「流石みくちゃん!用意周到、準備万端、転ばぬ先のハルンケアだね!」

みく「おうおう、よくわからないけどありがとにゃ」



みく「まずはサイキックの力で時空を捻じ曲げてもらうにゃ!ユッコちゃーん!」

裕子「呼ばれて飛び出てエスパー堀です!」ハイー

みく「早速頼むにゃ!」

裕子「ハイ!ではいきますよ~・・・むむむ~~ん!」

李衣菜「・・・・な、なにも起こらないよ?」

裕子「そ、そんなわけは・・・!」

そのころ ヤギ小屋

P「へへへ・・・さあて、ちょっと催してきちまったんでなあ、ヤギさん」ヌギヌギ

ヤギ「メエェェ」

P「オラ!暴れんな・・・暴れんなよ・・・・!」

ヤギ「メァアッ」メキョメキョ

P「ヤ、ヤギさんが折れたあああああああ!!!!???」

事務所

裕子「むぅ・・・手ごたえはあったんですが・・・」

みく「やっぱりサイキックは駄目かぁ・・・。ありがとう、もう帰っていいよ」

裕子「はい・・・」ジィィ  ガサゴソ

輝子「何故ボストンバッグの中へ・・・?」

みく「次にゃ!今度は神頼みってことで歌鈴ちゃん、よろしくにゃ!」

歌鈴「が、がんばりまつ!」

歌鈴「かけまくもかしこきー」ドウミョウジー

ヤギ小屋

P「ヤ、ヤギさん大丈夫か・・・」

ヤギ「メ、メ、メァ・・・」

P「しっかりしろ、ヤギさん!」

ヤギ「布留部由良由良止布留部」

P「!!!???」

事務所

李衣菜「やっぱりなにも起こらないじゃん!」

みく「これも駄目かー」

歌鈴「す、しゅみましぇえん・・・」トボトボ


みく「これが最後の頼み・・・!池袋博士ー!」

晶葉「ふっふっふ。やっと私の出番か」


みく「数々の天才的な発明をしてきた晶葉ちゃんなら、きっと時空を曲げることができるはずにゃ!」

晶葉「その通り!見よ、これが時空ワームホール装置だ!」

李衣菜「じくーわーむほーるそーち」

晶葉「指定した座標に人工的な小型ワームホールを作りだすマッシーンだ」

晶葉「このワームホールを通れば違う平行時空へ行けるという寸法だ」

りいな「かがくのちからって すげー!」

みく「これならいける気がするにゃ!」

晶葉「ではスイッチオン!」ポチットナ

ヤギ小屋

ヤギ「布留部由良由良止布留部」

P「ひ、ひぇぇぇ・・・・って、ん?」

ズアオッ!

P「ヤギさんに穴が・・・・な、なんだこの穴は!?」

P「すごく・・・・すごく・・・・・」




P「ああ~~~虚無~~~///」カクカク

事務所

晶葉「お、おかしいな。別のところにワームホールができてしまった上に、機械が故障してしまった」

みく「なんなんだにゃ、そのご都合主義的展開は!!!金返せ!!!」

晶葉「前川様からの支援金は全て開発に使い果たしてしまいました」

李衣菜「金だけとって肝心なことをしない。どっかの慈善活動団体みたいだなあ」

みく「くっそぅ・・・全滅にゃ・・・」

李衣菜「残念だったね・・・」

みく「きっとみくは一生このトチ狂った世界で生きていくのにゃ・・・」

みく「みくちゃん・・・」

柑奈「元気だして、みくちゃん。そうだ!ギターもあるし、元気の出る歌を歌ってあげるよ」

柑奈「なにかリクエストは?」

みく「こどもぼさつ」

柑奈「OK!とんぼね」

みく「こどもぼさつを歌えにゃあ・・・みくのこの虚しさを早く歌えにゃあ・・・・」

柑奈「WOW~WOW~WOW~♪」


その時、奇跡が起こったッ!

みくから発せられた負のエネルギーと、

柑奈から発せられた正のエネルギー。

それと、次元の彼方で塵となったPのpの魂と、とんぼが合わさることにより

そこに、ひとつのワームホールを作り上げたのであるッ!!!

李衣菜「こ、これが・・・」

みく「ワームホール・・・ついに、ついにみくは時空を曲げたよ!」

みく「じゃあ、李衣菜ちゃん、達者でにゃ」

李衣菜「えっ?私はいけないの!?」

みく「李衣菜ちゃん、インターステラーは観た?」

李衣菜「観たけど・・・」

みく「つまりはそういうことにゃ。アディオス」マエカワー

李衣菜「えっ!?どういうこと!?ねえ、どういうことー!?」


時空の狭間

みく「ここが時空の狭間かにゃ・・・」

みく「真っ白な世界だにゃあ。どっちに行けば・・・ん?」

みく「あそこに誰かいるにゃ」

菜々「あれぇ、みくちゃん!?なんでここに・・・!?」

みく「それはこっちのセリフだにゃ」

菜々「うーん、本当は言っちゃいけないんですけど・・・」

菜々「実はウサミン星は次元の狭間にあるんです。私たちウサミン星人は、いろんな時空を飛び回ってですね・・・」

みく「待って待って。それ以上キャラ設定を濃くされたらこっちの商売あがったりにゃ」

みく「みくね、違う時空で幸せになりたいのにゃ。だから、協力して欲しいにゃ!」

菜々「・・・・・みくちゃんは今の時空では幸せではないんですか?」

みく「えっ?」

菜々「李衣菜ちゃんとユニットを組んだり、事務所のみんなとワイワイ楽しんだり・・・」

みく「・・・・・」

菜々「Pさんにこっそりネコ耳コレクションを売られたり・・・」

みく「待ってそれ知らない」

みく「やっぱりこんな時空クソにゃ!クソゲーにゃ!」

菜々「ええい、仕方がありませんね。じゃあウサミンパワーで別時空に飛ばしてあげますよ」

みく「ッシャアオラァ!」

菜々「はーとうぇーぶぴりぴり~!」

みく「にゃああああ・・・・・」ヒューン

菜々「・・・・・ごめんね、みくちゃん」


事務所

みく「う・・・・うぅ~ん・・・」

李衣菜「あっ、みくちゃん起きた?」

みく「李衣菜ちゃん・・・?ここは・・・」

李衣菜「事務所に来たらみくちゃん、居眠りしてたからさあ。起きるの待ってたんだ」

みく「あれは・・・全部、夢だったのかにゃ・・・・」

李衣菜「どうしたの、みくちゃん?さあ、行こ?」

みく「・・・・・うん・・・・・・そうだね!よーし、今日もお仕事頑張るにゃー!」

P「おっ、揃ってるな、アナルズ。ところで、俺のチンコどこにいったか知らない?」




終劇

これにて終了ですー

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom