にこ「ウルトラ兄弟ナンバーワンアイドルよ!」 (273)

光の国

ゾフィー「私が地球の警備に?」

ウルトラの父「そうだ」

大隊長ウルトラの父に呼び出され、言い渡された任務、それはこれまで弟達が行っていた地球の警備だった

父「調査の結果、再び地球が怪獣頻出期を迎えようとしている事がわかったのは知っているな?」

ゾフィー「はい、すぐに地球に戦士を派遣するべきでしょう」

ゾフィー「ですが、何故私が?」

私は宇宙警備隊の隊長だ、隊員達の指揮という重要な役目がある

それに地球の警備ならウルトラマンやセブンの方が適任のはずだ

父「その理由は、地球にいけばわかるはずだ」

父「心配はいらない、君がいない間は私が指揮をとる」

ゾフィー「・・・・わかりました」

ゾフィー「地球へいきます」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1459092019

第1話 「第三期怪獣頻出期」

地球 音ノ木坂学院

教師「今から50年前、世界のバランスが崩壊し、各地で様々な怪奇現象が発生した」

にこ「・・・・」

教師「そして、東海地区の金峰山に古代怪獣ゴメスが出現した」

絵里「・・・・」

教師「以降、世界各地で怪獣が出現するようになった」

教師「だが、35年前に出現した怪獣マーゴドンを最後に怪獣の出現は止まった」

教師「ここまでが「第一期怪獣頻出期」だ」

希「・・・・」

教師「そして今から10年前、怪獣ディノゾールが出現、以降再び怪獣が出現するようになった」

教師「それが「第二期怪獣頻出期」だ」

教師「それでは、矢澤」

にこ「はい!」

教師「怪獣頻出期の間、誰が地球を守っていた?」

にこ「科学特捜隊を初めとした特捜チームと・・・」


にこ「ウルトラマンです!」

アイドル研究部



にこ「ウルトラマンか・・・」

ウルトラマン、50年前に現れて以来人間と共に地球を守った正義のヒーロー

しかし宇宙恐竜ゼットンとの戦いに破れ、地球を去った

だがその後も、別のウルトラマンが地球を守っていった

穂乃果「どうしたの?にこちゃん」

にこ「今日の授業で怪獣頻出期の話が出たのよ」

真姫「怪獣・・・・私本物を見たことがあるわ」

ことり「私もあるよ、私が危なかった所をGUYSの人が助けてくれたんだ!」

凛「でも、怪獣はもう出てこないんだよね?」

花陽「うん、10年前に地球を守っていたメビウスが地球を去った後もしばらく怪獣は現れ続けたんだけど・・・」

海未「ある日を突然怪獣が姿を消したんですよね」

ことり「怪獣が出なくなって、GUYSも解散しちゃったんだよね」

絵里「いいじゃない、地球が平和になったって事でしょ?」

希「でも怪獣がおらんのは寂しい気もするなぁ」

真姫「何言ってるのよ、怪獣なんていない方がいいに決まってるでしょ」

にこ「・・・・」

花陽「どうかしたの?」

にこ「別に、なんでもないわ」

穂乃果「そうそう、平和が一番!怪獣なんて出ない方がいい・・」

ドォォォォン!

ことり「え・・・?」

凛「な・・・何!?」

そこにいる者全員が、地震だと思った

窓の外を見るまでは


「グルルル・・・・」


絵里「怪獣・・・・」

希「嘘やろ・・・」

彼女達の目に映ったのは、10年ぶりに出現した

怪獣だった

にこ「あれは・・・」

その怪獣は、かつて東海地区の金峰山に出現したという怪獣、古代怪獣ゴメスだ

だが・・・

絵里「写真で見たものより、大きいわよ!?」

希「何が全長10mや!40mはあるやん!?」

海未「何らかの影響で、巨大化したのでしょうか?」

真姫「とにかく、ここから避難しないと!」

にこ「そ・・・・そうよね!」

ゴメス「グオォォォォォォ!!」

ドォォォォン!!ドォォォォン!!

ビルを破壊し、暴れまわる怪獣、逃げ惑う人々

まさに10年前の再来である

にこ「はぁ・・・はぁ!なんでいきなり怪獣が!?」

「お姉さま!」

にこ「こころ!?ここあも!?」

にこが見たものは瓦礫に埋もれた二人の妹だった

ここあ「た・・・・助けて」

こころ「お姉・・・さま」

にこ「待ってなさい!今助けてあげるわ!」

必死に瓦礫を退かそうとするが、にこの力では瓦礫を退かす事は難しかった

にこ「うぅっ・・・・動けぇ!」

ゴメス「グオォォォォォォ!!」

その時、怪獣ゴメスがにこ達に向けて進みだした

にこ「そんな!?・・・・ぐぅっ!」

こころ「お姉さま・・・」

ここあ「怪獣がこっちに来るよ!?」

ガラララッ!

にこ「やった!」

間一髪で瓦礫を退かす事に成功した!

にこ「早く逃げるわよ!」

こころ「はい!」

ここあ「うん!」


ゴメス「グオォォォォォォ!!」

ドォォン! ガララッ!


にこ「あんた達危ない!!」

ゴメスがにこ達の近くのビルを破壊、その瓦礫が矢澤姉妹を襲う

ドンッ!

こころ ここあ「え・・・・」

ドォォォォン!

いち早く気づいたにこは二人を突飛ばし


瓦礫の下敷きとなった

にこ(私・・・死んだの?)

にこ(まあ・・・二人が無事なら、それでいいか・・・・)

(いや、死なせはしない)

にこ(誰!?)

ゾフィー(私は宇宙警備隊隊長ゾフィー)

にこ(ゾフィー・・・・ウルトラ兄弟の!?)

ゾフィー(命を捨ててまで妹を守った君の勇気に私は感動した)

ゾフィー(その勇気を見込んで、頼みがある)

にこ(頼み?)

ゾフィー(私と共に、戦ってほしい)

にこ(どういう事?)

ゾフィー(私はこの星では長くはいられない、そこで君の身体を借りたい)

ゾフィー(私と一心同体になるのだ)

にこ(・・・・・わかったわ)

ゾフィー(では、共に怪獣ゴメスを倒そう!)

にこ(ええ!)

ゴメス「グオォォォォォォ!!」

怪獣ゴメスの破壊活動によって、音ノ木坂学院周辺はすでに壊滅寸前だった

海未「私達の町が・・・」

ことり「そんな・・・・」

ゴメス「グオォォォォォォ!!」

穂乃果「助けて・・・」

穂乃果「助けて!!ウルトラマン!!」

カッ!

その叫びに応えるように、赤い光が現れた

海未「あれは・・・・」

その光から、身長45mの巨人が現れた

ことり「あれは・・・ウルトラマン!?」

穂乃果「違うよ!あれは・・・」

穂乃果「ゾフィーだ!!」


ゾフィー「ヘアッ!」

宇宙警備隊隊長ゾフィーからその命を託された矢澤にこはゾフィーに変身した!

マッハ10で空を飛び、強力なエネルギーであらゆる敵を粉砕する不死身の超人となったのだ!

それ行け!我らのヒーロー!

ゾフィー「ヘアッ!」

助走をつけてからの飛び蹴りを浴びせる

ゴメス「グオォォォォォォ!!」

ドォォォォン!!

ゾフィー「ヘアッ!・・・シェアッ!」

ダウンしたゴメスのマウントを取り、チョップを与えていく

海未「凄い・・・」

ゾフィー「ヘアッ!・・・・ヘアァッ!!」

ゴメスの尻尾を掴み、勢いよく投げ飛ばした

ドォォォォン!!

ゴメス「グオォォ・・・・・」

すかさず、両腕をL字に組んだ

それは、ゾフィーの得意とする光線「M87光線」の威力を抑えた光線

M87光線Bだ

ゾフィー「ヘアァッ!!」

ビィィィィィィィィィィィ!!!

ドォォォォォォォォォォン!!!

ゾフィーの必殺光線により、ゴメスは木っ端微塵となった

怪獣の危機は去ったのだ

穂乃果「やったぁ!!」

ことり「ありがとう!ゾフィー!」

ゾフィー「ヘアッ!」

ピコン ピコン ピコン ピコン

ゾフィー「シュワッチ!」

戦いを終えたゾフィー、彼は地球上ではエネルギーを急激に消耗する

エネルギーが尽きる前に、変身を解除しなくてはならない

ゾフィーは空へ飛び立っていった

にこ「はぁ・・・・はぁ・・」

にこ(ありがとう、ゾフィー・・)

ゾフィー(礼はいらない、君も共に戦ったのだからな)

ゾフィー(これからも、共に怪獣と戦おうではないか)

にこ(ええ!)

ゾフィー(ウルトラの力が必要な時にこれを使うといい)

にこ(これは・・・)

ベーターカプセル、初代ウルトラマンが変身アイテムとして使用していた物だ

こころ「お姉さま!」

ここあ「良かった!怪我してない!?」

にこ「大丈夫よ、心配してくれてありがとう」

にこ「さ、ママの所にいきましょう!」

こころ「はい!」

ここあ「うん!」



こうして、矢澤にことゾフィーの怪獣との死闘が始まったのだ

次回予告

穂乃果「じゃあ、怪獣はまた現れるの!?」

絵里「そして、ゾフィーもね」

にこ「だからって練習をサボる訳にはいかないわ!私はアイドルでしょ!?」

凛「怪獣だ!」

花陽「あれはバードン!」

にこ「いくわよ、ゾフィー!」


次回「火山怪鳥ゾフィーに迫る!」

第2話「火山怪鳥ゾフィーに迫る!」・

にこ「いってきまーす!」

ゾフィー(これから学校か)

にこ(違うわ、学校はしばらく休校でしょ)

ゾフィー(おっと、そうだったな)

怪獣ゴメス出現によって音ノ木坂学院は休校となっていた

ゾフィー(ならばどこへ行くのだ?)

にこ(練習よ、アイドルのね)

神田明神

穂乃果「あ、にこちゃんおはよう!」

にこ「おはよう、早いわね」

穂乃果「いやー、昨日のあんな事があったから疲れてぐっすりだったよ!」

昨日、怪獣ゴメスとゾフィーの事だ

穂乃果「どうする?二人で練習する?」

にこ「・・・そうしましょう」

そう、矢澤にこはスクールアイドルなのだ

スクールアイドルとは高校生のみで結成されたアイドル

芸能人ではなく部活動のような物だ

さて、彼女達スクールアイドル「μ's」のメンバーを紹介しよう

穂乃果「よし、じゃあ練習しよっか!」

彼女は高坂穂乃果 二年生

何事にも一生懸命な、明るい熱血な性格だ

穂乃果「μ'sを始めようって言ったのは私なんだよ!」



ことり「二人共おはよう!」

南ことり 二年生

優しく天然な性格で、穂乃果の幼馴染みだ

ことり「衣装作り担当だよ!」


海未「珍しく早いですね」

園田海未 二年生

真面目で落ち着いた性格で、ことりと同じく穂乃果の幼馴染みだ

海未「作詩を担当しています」


穂乃果「ことりちゃんに海未ちゃん!おはよう!」

にこ「後ろにいるのは・・・花陽達ね」

花陽「みんな、おはよう!」

小泉花陽 一年生

大人しくちょっと引っ込み思案な性格、だけどアイドルへの情熱は誰にも負けないそうだ

花陽「あと、お米への情熱も負けません!」


凛「今日も練習だにゃー!」

星空凛 一年生

元気いっぱいで運動神経抜群、花陽とは幼馴染みで「かよちん」と呼んでいる

凛「身体を動かすのは得意だにゃ!」


真姫「朝から騒いでんじゃないわよ」

西木野真姫 一年生

クールな性格で、なかなか素直になれない、西木野総合病院の娘だ

真姫「作曲を担当してるわ」

絵里「揃ってるわね」

絢瀬絵里 三年生

しっかりした性格で、メンバーのまとめ役だ

絵里「お婆様はロシア人なのよ!」


希「遅れてごめんな!」

東條希 三年生

おおらかでおっとりとした性格で、占い等が好きな不思議系だ

希「ウチの占いは、よく当たるよ」


にこ「全員揃ったみたいね」

そして最後に

矢澤にこ 三年生

笑顔がチャームポイントで、アイドルへの強い思いを持っている

にこ「にっこにっこにー!」 

にこ「あなたのハートににこにこにー!」

にこ「笑顔届ける矢澤にこにこー! にこにーって覚えてラブニコっ!」

真姫「誰に言ってるのよ?」

凛「気持ち悪いにゃ・・・」

にこ「うるさい!」

以上9人がスクールアイドル「μ's」のメンバーだ


ゾフィー(個性的なメンバーだな)

絵里「はい!ここまで!」


穂乃果「やっと休憩だー!」

花陽「ねえ!みんな見たよね!?」

凛「もちろん見たにゃ!」

真姫「ウルトラマンが、来てくれた・・」

花陽「ウルトラマンじゃなくて、ゾフィーだよ!」

真姫「どっちでもいいでしょ・・」

希「ゾフィーって・・・確かウルトラ兄弟の長男やっけ?」

花陽「そうです、ウルトラ兄弟のピンチに何度も駆けつけたんです!」

宇宙警備隊隊長 ゾフィー

身長45メートル 体重4万5千トン

宇宙警備隊の隊長で、ウルトラ兄弟の長男

ゼットンに破れたウルトラマンを助けた事で隊長に昇格

その後も、兄弟達のピンチに何度も駆けつけた

得意技は87万度の威力を持つ「M87光線」だ

にこ「確かメビウスとエンペラ星人の戦いでもゾフィーが駆けつけたのよね?」

花陽「うん、GUYSのサコミズ隊長と一体化したらしいよ」

海未「でも、今まで大人しかった怪獣がまた暴れだした・・・」

海未「これは地球はまた怪獣頻出期を迎えという事では・・・」

穂乃果「じゃあ、怪獣はまた現れるの!?」・

希「じゃあ、練習まともに出来んかも・・・」

にこ「だからって練習をサボる訳にはいかないわ!私はアイドルでしょ!?」・

真姫「でも、何度も怪獣が出るんじゃ練習どころじゃないじゃない」

花陽「大丈夫だよ!」

絵里「海未の言う通り、怪獣また現れるでしょうね・・・」

絵里「そして、ゾフィーもね」・

ことり「またゾフィーが来てくれるの!?」

凛「なら地球は安心だにゃー!」


ゾフィー(期待されてるな)

にこ(そうね・・・)

その頃、大熊山の火山が突然噴火した

「エエアアァァァァ!!」

そして、火山の噴火口から怪獣が出現した

その名は、火山怪鳥バードン

バードン「エエアアァァァァ!!」

バードンは獰猛な肉食怪獣、餌を求めて近くの町へ飛んだ

町にはバードンの餌となる肉がたくさんあるからだ

ドォォォォン! ドォォォォン!

バードン「エエアアァァァァ!!」

「怪獣だぁぁぁ!!」

バードン「エエアアァァァァ!!」

ムシャムシャ!

バードンは肉のある所を次々に襲った

肉を食べながらひたすら町を破壊していった

花陽「大変です!!」

花陽「富山に怪獣が出現したそうです!」

絵里「なんですって!?」

希「えりちと海未ちゃんの言った通りやな・・・」

花陽「写真があるそうです・・・これは!?」

穂乃果「どうしたの!?花陽ちゃん!」

花陽「大変です!現れた怪獣は火山怪鳥バードンです!」

ゾフィー(バードンだと!?)

ことり「バードンって?」

花陽「かつてウルトラマンタロウ・・・そしてゾフィーを倒した強敵です!」

にこ「ゾフィーを!?」

絵里「どうやらゾフィーがいるから安心、とはいかないみたいね・・・」

凛「その内こっちにも来ちゃうにゃー!!」

にこ「・・・・・」

はたしてゾフィーは勝てるのか、不安になるメンバー達をよそに一人この場を抜けるにこ

にこ「やるしかないわね・・・」

ゾフィー(にこ・・・・)

にこ(ゾフィー・・・あなたが負けたっていうのは・・・・)

ゾフィー(本当だ、私は不覚をとって破れてしまった)

ゾフィー(それにより、多くの犠牲者が出てしまった・・・・)

ゾフィー(奴は、私が絶対に忘れてはならない怪獣だ)

にこ(リベンジって訳ね・・・)

ゾフィー(大丈夫だ、もう奴の弱点はわかっている・・・それに)

ゾフィー(今は君も一緒だからな)

にこ(そうね・・・)

にこはベーターカプセルを空に掲げた

ベーターカプセルが100万ワットの光を放ち、にこはゾフィーに変身した!

ゾフィー「ヘアッ!」

ゾフィーが飛ぶ!

バードンとのリベンジを果たすため、ゾフィーは富山へ飛ぶ!

花陽「ネットの中継があります!」

バードン『エエアアァァァァ!!』

ドォォォォン!ドォォォォン!

そこに映っていたのは、火炎放射で富山の町を焼き払うバードンの姿

ことり「これがバードン・・・」

凛「強そうだにゃ・・・」

ゾフィー『ヘアッ!』

バードン『エエアアァァァァ!?』

そして、着地ざまのキックでバードンをダウンさせたゾフィーの姿だ

穂乃果「ゾフィーだ!」

花陽「ゾフィー、がんばって・・・」

バードン「エエアアァァァァ!!」

バードンの火炎攻撃、かつてゾフィーの頭部を炎上させ致命傷を与えた

ゾフィー「ヘアッ!」

だが今のゾフィーは違った、これを回転で回避

ゾフィー「ヘアッ!ヘアァッ!!」

一気に接近して掴みかかり、チョップの連打を食らわせる

ゾフィー「ヘアァァッ!!」

そして、持ち上げて投げ飛ばす

ドォォォォン!!

バードン「エエアアァァァァ!!」

にこ(光線技で決めるわ!)

ゾフィー(待て、ここで光線を使ってはいけない!)

にこ(どうして!?)

ゾフィー(奴の嘴の横にある袋があるだろう)

にこ(あるわね)

ゾフィー(あれは毒袋だ、もしここで奴を倒せば・・・)

にこ(・・・毒を町に撒き散らしてしまうわね)

ゾフィー(そういう事だ、奴を人がいない場所に誘導しよう)


ゾフィー「ヘアッ!」

バードン「エエアアァァァァ!!」

ゾフィーはバードンを人気がない場所に誘い込むために空へ飛んだ

だがそれは空中戦が得意なバードン相手にはあまりに危険な事だった

バードン「エエアアァァァァ!!

にこ(速っ!?追い付かれるわよ!?)

ゾフィーの飛行速度はマッハ10

それに対しバードンの飛行速度はマッハ20だ

ゾフィー(飛行速度は向こうが上か・・・来るぞ!)

バードン「エエアアァァァァ!!」

ゾフィー「シェアッ!」

マッハ20の速度から放つ突進攻撃、これを間一髪でかわすゾフィー

にこ(危っ!?)

ゾフィー(あの嘴に当たったら負けだと思え!)

バードン「エエアアァァァァ!!」

旋回して再び突進、これもギリギリでかわす

バードン「エエアアァァァァ!!」

ドォォォ!!

今度は口から火球を放つ

ゾフィー「ヘアッ!」

ドォォォォン!!

腕を交差させて攻撃を防ぐ技、ウルトラクロスガードで何とか火球を防いだ

バードン「エエアアァァァァ!!」

ドドドドドドォォォォ!!

しかし今度は連続で火球を放った

ゾフィー「ヘアッ!シェアッ!」

これを2つ、3つとかわす・・・だが

ドォォォォン!!

ゾフィー「アアァッ!?」

最後の1つを避けきれず、直撃してしまった

ピコン ピコン ピコン ピコン

ゾフィーは地球上ではエネルギーを急激に消耗する

エネルギーが残り少なくなった時、胸のカラータイマーが点滅するのだ!

ゾフィー(にこ、大丈夫か!?)

にこ(まだいけるわ!)

ゾフィー(よし、いくぞ!)

バードン「エエアアァァァァ!!」

ドドドドドドォォォォ!!

再び火球の連続発射、しかし同じ手を何度も食らうゾフィーでは無かった

ゾフィー「ヘアァッ!」  

ヒュォォォォォォォォ!!

ゾフィーが放ったのはスペシウムエネルギーを固形化し発射する技、八つ裂き光輪

初代ウルトラマンが得意とする技だ

ドォォォン! ドォォォン!

空中で分裂した光輪がバードンの火球を撃墜する

ゾフィー「ヘアッ!」

ザァァァァ!

続けて霧状の凍結光線、フォッグビームを放つ

これはウルトラマンジャックが使用した技だ

にこ(ウルトラ兄弟の技が使えるの!?)

ゾフィー(エネルギーの組み方さえわかっていれば、誰にでも使えるものだ)

バードン「エエアアァァァァ!!」

にこ(下に森があるわ!)

ゾフィー(着陸しよう!これ以上の空中戦は危険だ!)

ゾフィーは人気のない森に着陸した

それを追ってバードンも地上に降りた

ゾフィー「ヘアッ!」

バードン「エエアアァァァァ!!」

にこ(ここなら遠慮はいらないわね)

ゾフィー(毒袋の根本の静脈を破壊すれば、毒が奴の体内に流れ込むはずだ
!)

にこ(光線で撃ち抜きましょう!)

ゾフィー「ヘアァッ!」

ビィィィィィ!!

ドォォォォォォォン!!

両腕から放つ破壊光線、Z光線を放つ

正確な狙いで見事静脈を撃ち抜いた!

バードン「エエェェ・・・」

バードンの毒が体内に流れ込み、苦しみ悶えだした!

ゾフィー(成功だ!)

にこ(止めよ!)

ゾフィー「ヘアァァッ!!」

すかさずM87光線Bを放つ!

ビィィィィィィィィィィィ!!!・

ドォォォォォォォォォォン!!!・

バードンの身体は跡形もなく吹き飛んだ

ゾフィーが勝ったのだ!

その頃、神田明神では

穂乃果「ねぇ、ゾフィーはどうなったの!?」

凛「どこかに飛んでいって見えなくなったにゃー!」

花陽「今情報が入りました!・・・ゾフィーは怪獣に勝ったそうです!」

ことり「本当!?」

絵里「ゾフィーが勝ったのね!」

希「あれ?にこっちは?」


にこ「みんな、ただいま!」

絵里「にこ、どこに行ってたの!?」

にこ「えっと・・・・トイレよトイレ!」

穂乃果「あの非常事態に?」

凛「もしかして怪獣が怖くてちびっちゃった?」

にこ「違うわよ!」

「「「あははははは!!」」」


ゾフィー(この笑顔を守ること・・・それが私の使命だ)

宿敵バードンにリベンジを果たしたゾフィー

しかし宇宙にはまだまだ恐ろしい敵が潜んでいる

負けるなゾフィー!がんばれゾフィー!

次回予告

海未の提案で登山に出かけるμ's!

だがそこは怪獣達の潜む恐ろしい山だった!

怪獣レッドキングがμ'sを襲う!

ゾフィー急げ!

次回「恐怖の怪獣山」

みんなで見よう!

乙です
ラ板でもウルトラクロス書いてた人?

第3話 「恐怖の怪獣山」・

にこ「はぁ・・・・はぁ・・」

希「ファイトが足りんよ、にこっち!」

絵里「山頂まで、まだまだあるわよ」

にこ「わかってるわよ・・・絶対に・・・私が・・・一番に・・」

にこ「はぁ・・・・はぁ・・」

絵里「少し、休憩する?」

にこ「駄目よ!・・センターは・・・私なんだから・・・」

にこ「はぁ・・・・はぁ・・・」

希「凄い執念・・・・」

絵里「ある意味尊敬できるわ・・・」

なぜにこ達が山を登っているのか

それは・・・

海未「たるんでいます!」

穂乃果「えっ?」

にこ「急にどうしたのよ?」

海未「ここ数日、練習メニューが甘い気がします」

花陽「そんな事ないと思うけど・・・」

海未「いいえ!これは少し厳しい特訓が必要ですね・・・」

真姫「厳しい特訓?」

凛「まさか・・・・」

海未「そう、山頂アタックです!」

にこ「は?」

穂乃果「えーっ?めんどくさいよー」

海未「それがたるんでいると言っているんです!」

真姫「ていうか、アイドルが山を登るなんて、ありえないでしょ!」

凛「凛はもうあんな思いは嫌だにゃ!」

絵里「普通に練習するだけで充分じゃないかしら」

海未「なるほど・・・ではこうしましょう」

海未「一番早く山頂にたどり着いた人を、次のライブのセンターにする・・・と」

「「「!?」」」

にこ「なんですって!?」

と、こんな感じでセンターの座を賭けた登山レースが始まったのだ


チュンチュン

穂乃果「あ、見たことない鳥がいる!」

ことり「本当だ、かわいい!」

穂乃果「あっちにも!」

ガラララ!

穂乃果「えっ・・・うわぁぁ!!」

海未「危ない!」

ガシッ

鳥に気をとられて足下を見ていなかった穂乃果、危うく崖に落ちてしまうところだった

海未「何をしているのですか!」

穂乃果「ごめんなさい・・・」

海未「山を侮ってはいけません!山は怪獣と同じです、油断すれば命を落としますよ!」

ことり「まあまあ、無事だったんだからいいんじゃないかな」

海未「・・・そうですね、次は気をつけてくださいね」

穂乃果「うん!・・・あっ!あっちに何かある!」

海未「穂乃果っ!」

ことり「・・・大丈夫かなぁ?」

「グルルル・・・・」

穂乃果「見て!あそこに黒い岩があるよ!」

海未「はぁ・・・そんなことが・・」

海未「・・・確かにありますね」

ことり「でも、あれって・・・」

「ギャェェェェ!!」

穂乃果「かっ・・・・怪獣だぁぁ!!」

海未「何故こんな所に!?」

その怪獣は、かつて多々良島に出現した怪獣、地底怪獣マグラーだった

マグラー「ギャェェェェ!!」

「ギャォォォォォ!!」

ことり「もう一匹出た!?」

有翼怪獣チャンドラー、同じく多々良島に出現した怪獣だ

にこ「は?」

穂乃果「えーっ?めんどくさいよー」

海未「それがたるんでいると言っているんです!」

真姫「ていうか、アイドルが山を登るなんて、ありえないでしょ!」

凛「凛はもうあんな思いは嫌だにゃ!」

絵里「普通に練習するだけで充分じゃないかしら」

海未「なるほど・・・ではこうしましょう」

海未「一番早く山頂にたどり着いた人を、次のライブのセンターにする・・・と」

「「「!?」」」

にこ「なんですって!?」

穂乃果「怪獣が二体も!」

海未「とにかく隠れましょう!」

穂乃果達は近くの岩影に隠れた

三人をよそに、二大怪獣が戦いを始めた

マグラー「ギャェェェェ!!」

ガブッ!

チャンドラー「ギャォォォォォ!!」


マグラーがチャンドラーの足に噛みついた

しかしチャンドラーはこれを払いのける

チャンドラー「ギャォォォォォ!!」

ゴォォォォォォ!!

チャンドラーが両腕の翼で風速60Mの強風を巻き起こした

マグラー「ギャェェェェ!!」

たまらず吹き飛ばされるマグラー

勝てないと判断したか地面に潜って逃げていった

チャンドラー「ギャォォォォォ!!」

ことり「あっちの怪獣が勝ったみたい!」

穂乃果「すごーい・・・」

>>54はミス

その頃、花陽 凛 真姫の三人は

真姫「こっちだって言ってるでしょ!」

凛「こっちだって!」

花陽「二人とも、喧嘩は・・・」

どうやら道に迷ったらしい

真姫「どうするのよ!?これじゃ頂上にたどり着けないじゃない!」

凛「凛は真姫ちゃんが「黙って私についてきなさい」って言ったからついて行っただけだにゃ!」

真姫「あんたが「あっちにかわいい鳥がいる」とか言って勝手に飛び出したからでしょ!」

花陽「二人ともやめて!!」

凛「かよちん・・・」

真姫「花陽・・・」

花陽「喧嘩したってしょうがないよ、それにもう誰かが頂上に着いてるんじゃないかな?」

真姫「確かに・・・・」

花陽「もう、下山しよっか」

凛「そうだね・・・」



チャンドラー「ギャォォォォォ!!」

真姫「かっ・・・怪獣!?」

花陽「チャンドラーだ!」

穂乃果達の前に現れたチャンドラー

マグラーを倒して移動したのだ

チャンドラー「ギャォォォォォ!!」

凛「こっちに来るよ!?」

真姫「早く逃げるわよ!」

ドォォォォン!!

「ギャァァォォォォォォ!!」

真姫「もう一匹!?」

花陽「あれはレッドキング・・・違う!?」

地底から新たな怪獣が現れた

それはどくろ怪獣レッドキング・・・ではなくその強化個体のEXレッドキングだ

EXレッドキング「ギャァァォォォォォォ!!」

真姫「何よあれ!?レッドキングみたいだけど・・・」

花陽「もしかしたら、地底で眠っていたレッドキングが地熱で強化されたのかも・・・」

チャンドラー「ギャォォォォォ!!」

EXレッドキング「ギャァァォォォォォォ!!」

チャンドラーとEXレッドキングの戦いが始まった

チャンドラー「ギャォォォォォ!!」

マグラーを吹き飛ばしたチャンドラーの強風攻撃

しかし強化されたレッドキングはびくともしなかった

EXレッドキング「ギャァァォォォォォォ!!」 

チャンドラー「ギャォォォォォ!?」

ドォォォォン!

巨大化した腕から放つパンチ

チャンドラーを吹き飛ばす

凛「凄いパワーだにゃ!」

EXレッドキング「ギャァァォォォォォォ!!」

ドォォォォン! 

ドドドドドドォォォォン!!

チャンドラー「ギャォォォォォ!!」

ドォォォォォォォォン!!!

両腕を地面に叩きつけ、炎を走らせるEXレッドキングの必殺技

その名もフレイムロード

チャンドラーを跡形もなく粉砕してしまった

真姫「なんて強さなのよ・・・」

そして、にこ 絵里 希の三人は

にこ「はぁ・・・・はぁ・・・」

にこ「もう少し・・・・もう少しよ・・」

希「にこっち、ちょっと休んだほうがいいよ?」

にこ「まだよ!・・・センターは・・・センターは私の物よ・・」

プルルル

絵里「もしもし・・・えっ!?」

絵里「そう、わかったわ!」

希「えりち、どうしたん?」

絵里「翼をもった怪獣がこの山にいるって!」

にこ「怪獣ですって!?」

絵里「もう一匹の怪獣を倒して移動したって!」

プルルル

絵里「今度は花陽から?」

絵里「もしもし・・・・・えっ!?嘘でしょ!?」

絵里「・・・・・・・わかったわ」

希「今度はなんなん!?」

絵里「レッドキングの強化体が現れたって!」

絵里「さっき言った翼の怪獣を倒したそうよ!」

希「つまり、怪獣が怪獣を倒して・・・その怪獣を新しい怪獣が倒したって事!?」

にこ「レッドキングって・・・」

絵里「初代ウルトラマンが戦った怪獣の王様よ!」

そう、レッドキングとはかつて初代ウルトラマンが戦った怪獣だ

君は初代ウルトラマンの事を知っているかい?

身長40M 体重3万5千トン

彼は、「ウルトラ作戦第一号」

昭和41年7月17日に宇宙怪獣ベムラーと戦った

続いて昭和41年7月24日、恐るべき宇宙忍者バルタン星人と戦った

そして、昭和41年9月4日、女の子に人気のあるピグモンが死んだ

そう、「怪獣無法地帯」の戦いは知ってるね?

そして昭和42年2月26日に悪質宇宙人メフィラス星人との戦い

あれは凄かった

それから昭和42年3月12日、「怪獣墓場」でのシーボーズとの出会い

あの時はおかしかったねぇ

そして昭和42年4月9日、史上最強といわれたゼットンとの対決

どうなるかとヒヤヒヤしたねぇ

ゼットンとの戦いにウルトラマンは破れた

ゾフィーに新しい命を貰い、ウルトラの星に帰還したのだ

EXレッドキング「ギャァァォォォォォォ!!」

希「レッドキングや!」

絵里「こっちに来るわ!」

にこ「ばらけて逃げるわよ!」



にこは絵里と希が離れた事を確認して、変身アイテムベーターカプセルを取り出した

にこ「怪獣の王様だか何だか知らないけど、あんたなんて所詮お山の大将よ!」

ベーターカプセルを掲げてゾフィーに変身した!

ゾフィー「ヘアッ!」


絵里「ゾフィー!」


希「がんばって!ゾフィー!」



EXレッドキング「ギャァァォォォォォォ!!」

ゾフィー「ヘッ!」

チャンドラーを吹き飛ばしたEXレッドキングのパンチ

だがゾフィーはこれを軽々と受け止める

ゾフィー「ヘアァッ!」

ドォォォォン!!

そのまま勢いを利用した背負い投げ

EXレッドキング「ギャァァォォォォォォ!!」

ゾフィー「シェアッ!」

続いて助走をつけてからの飛び蹴り

ゾフィー「ヘアッ!」

希「ええで!いけいけぇ!」

ゾフィー「ヘアッ!シェアッ!」

ダウンしたEXレッドキングのマウントを取り、チョップ攻撃を食らわせる

EXレッドキング「ギャァァォォォォォォ!!」

ゾフィーを払いのけて、再び立ち上がるEXレッドキング

両腕を地面に叩きつけ、必殺技フレイムロードを放つ

ドォォォォン!

ドドドドドドォォォォン!!

ゾフィー「ヘアッ!」

ゾフィーは空を飛び、これをかわす

そのまま勢いよく接近する

ゾフィー「ヘアッ!」 

ゾフィー「ヘアァァッ!!」

ドォォォォン!!

EXレッドキングの首を掴み、投げ飛ばす

かつて初代ウルトラマンがレッドキングへのとどめに使用した投げだ

EXレッドキング「ギャォォォォ・・・」

ゾフィーは両腕を十字に組んだ、その構えは誰もが知っている・・・そう、あの技だ

絵里「あの構え、本で見たことある!」

希「スペシウム光線や!」

ゾフィー「ヘアァァッ!!」

ザァァァァァァァァ!!!

初代ウルトラマンが最も得意とする光線、スペシウム光線

ゾフィーにもその光線が使えた

ドォォォォォォォォォォォン!!!


絵里「やったぁ!!」


希「ゾフィーが勝ったぁ!!」

希「どんだけ怪獣が強くても、やっぱり一番強いのはゾフィーやな!」


ゾフィー「シュワッチ!」


ゾフィーが空に飛び立った・・・と思いきや

ゾフィー「ヘアッ!」

何故か山頂に立ってガッツポーズを決めた

その意図は、本人にしかわからない・・・

山頂

にこ「ふっふっふ・・・ついに!ついにやったわ!」

山頂で変身を解除し、ついに山頂にたどり着いたにこ

にこ「これで、センターは私の物よ!」




しかし・・・・・

にこ「なんでよ!何で私がセンターじゃないのよ!?」

穂乃果「だって、一番最初に山頂に着いたのはにこちゃんじゃなくて・・・」

穂乃果「ゾフィーでしょ?」

にこ「っ!?」 

穂乃果「だから次のセンターは、ゾフィーにやって貰おう!」

にこ「無理に決まってるでしょー!!」

次回予告

音ノ木坂学院にした宇宙怪獣バグダラス!

次々に倒れるμ's!

人々を救う鍵は西木野総合病院にあり!

走れ真姫!

次回 「μ's全滅!?」

みんなで見よう!

>>48

エースとのクロス書いてました

ああ、やっぱりエースの人か
エックスクロスはもう書かないの?

>>73

これ完結させたらやろうと思ってます

第4話 「μ's全滅!?」

「何だろう?この岩」

「普通の岩じゃ・・・ないみたい」

「学校に持っていって、先生に見せてみよう!」

「そうだね!」

その岩が、これから起きる大事件につながる事はまだだれも知らなかった

その頃、アイドル研究部の部室では、音ノ木坂学院の授業再開

そして、にこの誕生日を祝うパーティーの準備をしていた

穂乃果「ことりちゃん、そこのテープ取って」

ことり「はい」

海未「もう少しで終わりますね」

絵里「後はケーキが到着すれば、完璧ね」

凛「ケーキなら真姫ちゃんが取りにいったにゃ!」

希「早くせな、にこっちが来ちゃうよ」

その頃、ケーキを取りにいった真姫は

「はい、どうぞ」

真姫「ありがとうございます」

真姫「大きいわね・・・」

8人でお金を出し合って買った大きなケーキだ、真姫一人で運ぶのは難しかった

真姫「うわぁっ!」

バランスを崩してしまい倒れてしまった真姫

ケーキが危ない!

「おっと!」

間一髪で通りかかった男がケーキを受け止めてくれた

真姫「ありがとうございます!」

「大きなケーキだね、これから誕生日会でもするのかい?」

真姫「はい、友達の誕生日なんです」

「そうか、それは楽しそうだな」

「その制服・・・君は音ノ木坂学院の生徒か?」

真姫「はい、そうですが」

「俺も音ノ木坂学院に用があるんだ、ケーキを運ぶのを手伝うよ」

真姫「本当ですか!?ありがとうございます!」

「礼はいらないさ」

この男は一体何者なのか

なぜ音ノ木坂学院に向かうのか


真姫「その指輪・・・綺麗ですね」

「ああ、これは俺の故郷の宝なんだ・・・」

にこ「やっと終わったわー!」

ゾフィー(はははっ、小テストの点数が悪くて補習とは、勉強が足りないぞ)

ゾフィー(私が勉強を見てあげようか?)

にこ(いらないわよ!)


キラーン!

ゾフィー(にこ、あれを見ろ!)

にこ(えっ・・・・空に文字が!?)

ゾフィー(あれはウルトラサインだ!)

ウルトラサイン、それはウルトラ戦士が連絡に使う信号だ

ゾフィー(宇宙怪獣が・・・音ノ木坂学院に進入しただと!?)

にこ(なんですって!?)

ゾフィー(不味いな・・・すぐに探そう!)

にこ(ええ!)

にことゾフィーは学校に進入した怪獣の捜索を始めた

その頃、生徒から不思議な岩を渡された化学の石丸先生は

石丸「うーん、これは確かに普通の岩じゃないなぁ・・・」

カァン! カァン!

石丸「ん?」

手で叩いて違和感を感じた石丸はハンマーを取り出した

ガァン! ガァン!

石丸「硬いなぁ・・・燃してみようか」

ガスバーナーに火をつけ、金網に岩を乗せた

カッ!

石丸「なっ・・何だ!?」

「オォォォォォ!キリキリ・・・」

石丸「うわぁ!あっ・・・ああああああああああああああああ!!!」

穂乃果「?・・・あっちから何か聴こえなかった?」

花陽「聴こえたね・・・・」

絵里「ちょっと見てくるわ」





絵里「ここは・・・理科室ね」

ガチャ

絵里「失礼します・・・えっ!?」

「オォォォォォ!キリキリ・・・」

絵里「怪獣!?」

「オォォォォォ!!」

ビーッ! ドスッ!

絵里「うっ!?」

怪獣の放ったビームを首に受け、倒れる絵里

絵里「あっ・・・・・」

「オォォォォォ!!」

ガチャ

希「えりち、遅いで・・・・えっ!?」

「オォォォォォ!!」

ビーッ! ドスッ!

希「うっ!?」



タッタッタ!

穂乃果「絵里ちゃん!希ちゃん!どうしたの!?」

海未「なっ・・・・怪獣!?」

「オォォォォォ!!」

ビーッ! ドスッ!

ことり「あっ!?」

穂乃果「ことりちゃん!!」

ビーッ! ドスッ!

凛「うっ!?」

花陽「凛ちゃん!!」

「オォォォォォ!!」

ビーッ!

穂乃果「えっ!?」

海未「穂乃果、危ない!」

ドン!

ドスッ!

海未「うっ!?」

ビームを受けそうになった穂乃果を庇い、海未がビームを受けてしまった

穂乃果「海未ちゃん!!」

ことり「穂乃果ちゃん・・・逃げ・・・て」

穂乃果「ことりちゃん!みんな!・・・しっかりして!」

絵里「早く!・・・逃げなさい!」

花陽「穂乃果ちゃん!ここは一旦逃げよう!」

穂乃果「でもっ!」

海未「私達の事はいいです!早く・・・・」

花陽「穂乃果ちゃん!」

穂乃果「・・・っ!」

穂乃果は悔しかった

μ'sの仲間を助けたい、しかし自分の力では怪獣に勝てない事が悔しかったのだ






花陽「あれは!」

それは石丸先生が調べていた岩の破片だった

花陽「もしかしたら、この岩から怪獣が?」

花陽「なら、この岩を調べれば!」

穂乃果「花陽ちゃん?」

花陽「穂乃果ちゃん!みんなを助けられるかも!」

穂乃果「本当!?」

「オォォォォォ!!」 

花陽「今は逃げよう!」

穂乃果「うん!」

タッタッタ!

にこ「あれは、穂乃果と花陽!?」

「オォォォォォ!!」

にこ「怪獣!?」

「オォォォォォ!!」

ビーッ!

ゾフィー(避けろ!)

にこ「っ!」

間一髪でビームをかわした

ビーッ!

にこ「っ!・・・何なのよこいつ!」

ゾフィー(おそらくあのビームで人間からエネルギーを吸収するのだろう)

絵里「にこ・・・・にこなの?」

にこ「絵里!?」

希「・・・・」

凛「・・・・」

ことり「・・・・」

海未「・・・・」

にこ「みんな!?一体何が・・・」

ゾフィー(奴にエネルギーを吸収されたのか・・・)

にこ「凄い熱、このままじゃ・・・」

「オォォォォォ!!」

ビーッ!

ゾフィー(危ない!にこ!)

ドスッ!

にこ「!?・・・・・しまっ・・・・・た」

校庭

真姫「何だか中が騒がしいわね・・・」

男「まさか・・・・」


穂乃果「真姫ちゃーん!」

真姫「穂乃果!それに花陽も!」

花陽「大変です!学校に怪獣が!」

真姫「えっ!?」

男「何だと!?」

穂乃果「絵里ちゃんが・・・希ちゃんが・・・ことりちゃんが・・・」

穂乃果「あ・・・・・ああぁ・・・」

男「それ以上話すな、怪獣はまだ中に?」

花陽「は・・・・はい!あの、怪獣が入っていたと思われる岩の破片があります!」

男「何?・・・・真姫ちゃん、君はこれを持っていくんだ!」

真姫「えっ!?」

男「これは昆虫型宇宙怪獣バグダラスの仕業だ!」

花陽「バグダラス?」

真姫「どうしてそんな事が?」

男「説明している時間はない!これを調べれば特効薬が作れるはずだ!」

男「さあいけ!」

穂乃果「あなたは?」

男「俺は中の人を助けにいく!」

男「君は君の仲間を、自分の手で救うんだ!」

そう言って男は学校に入っていった

花陽「真姫ちゃん、あの人誰?」

真姫「さぁ・・・さっきそこで会ったの」

真姫「それより、特効薬・・・お父さんの病院にいきましょう!」

穂乃果「うん!」

バグダラス「オォォォォォ!!」

にこ「うぅ・・・・」

にこはバグダラスにエネルギーを吸いとられ、ものすごい高熱に襲われていた

バグダラス「オォォォォォ!!」

ビーッ! ドスッ!

「うっ!?」

そんなにこをよそに、バグダラスは音ノ木の生徒達のエネルギーを次々に吸収していった



ゾフィー(にこ・・・・しっかりしろ!)

にこ(これじゃ・・・・変身できない!)

バグダラス「オォォォォォ!!」

にこ(ゾフィー、何か手は無いの!?)

ゾフィー(一つだけある、だがそれは君への負担が大きい!)

にこ(あいつを止められるなら、何でもいいわ!)

ゾフィー(そうか、いくぞ!)

にこ「ヘアッ!」

ギューン! ギューン! ギューン!

変身できないにことゾフィーに残された最後の武器、ウルトラ念力を使った

しかしそれはにこの寿命を著しく縮める事になるのだ

バグダラス「オォォォォォ!?」

バグダラス「キリ・・・キリキリキリ・・」

ゾフィー(よし、いいぞ!)

にこ「ぐっ・・・・・」

西木野総合病院

真姫パパ「よし、完成だ!」

真姫パパ「これを飲めば、エネルギーが回復し、熱も引くはずだ!」

真姫「ありがとう、パパ!」

穂乃果「後は、これを学校に!」

真姫「・・・・・」

男『君は君の友達を、自分の手で救うんだ!』

真姫「パパ、私に届けさせて!」

花陽「真姫ちゃん!?無茶だよ!」

真姫「私の友達を、私の手で救いたいの!」

真姫パパ「・・・わかった」

真姫パパ「急ごう、時間がない」

真姫「うん!」

音ノ木坂学院

ギューン! ギューン! ギューン!

にこ「ぐっ・・・・・」

バグダラス「オォォォォォ!!」

ウルトラ念力が止まった

ゾフィーと一体化しているとはいえ、やはり人間であるにこには負担が大きすぎたのだ

ゾフィー(もう限界か・・・)

にこ「もう・・・駄目・・・」


「最後まで諦めるな!」

にこ「!?」

ドォォン! ドォォン!

男は銃で怪獣を攻撃した、その銃はかつての宇宙パトロール隊MACの武器、マックガンだった

バグダラス「オォォォォォ!?」

男「大丈夫か!?」

にこ「あ・・・あなたは?」

ゾフィー(レオ!?何故ここに!?)

にこ「えっ!?」

男「ゾフィー兄さん、救援に来ました」

にこ「兄さん?あなたはまさか!?」

男「俺の名は・・・・」



ゲン「おおとりゲンだ」

バグダラス「オォォォォォ!!」

にこ「怪獣が!?」

バグダラスが飛び立った

それと同時に50Mもの大きさに巨大化した

音ノ木の生徒のエネルギーを吸収して、十分な量のエネルギーがたまったからだ

にこ「怪獣が・・・・」

ゲン「君は休むんだ、もうすぐ特効薬が来る!」

にこ「でも!」

ゾフィー(大丈夫だ!ここは彼に任せるんだ!)

にこ「えっ!?」

ゲン「はぁ・・・」




ゲン「レオォォォォォォ!!」

ゲンは獅子の瞳、レオリングをはめた左手をつきだした

獅子の瞳が輝くとき、ゲンはウルトラマンレオに変身した!

レオ「ヤァァッ!」

ウルトラマンレオだ!

ゾフィーのピンチをいち早く察知し

ウルトラ兄弟七番目の弟、ウルトラマンレオが地球に駆けつけたのだ!

身長51m 体重4万8千トン

故郷である獅子座L77星をサーベル暴君マグマ星人に滅ぼされ、地球にきた

そして、地球でセブンことモロボシ・ダンに鍛えられ、怪獣と戦ったのだ


真姫「あれは!」

穂乃果「ゾフィーとは別のウルトラマン!?」

花陽「ウルトラマンレオだぁぁ!!」

レオは地上に着地した

バグダラス「オォォォォォ!!」

バグダラスは急降下からの突進攻撃を仕掛けた

レオ「ヤァァッ!」

レオは回転をかけたジャンプでかわした

バグダラス「キリキリ・・・」

レオ「イヤァァッ!」

バグダラス「オォォォォォ!!」

今度は腕の鋭い爪を降り下ろした

レオ「ヤァァッ!」

腕でこれを受け止める

バグダラス「オォォォォォ!!」

今度は反対の爪を降り下ろした

そしてレオは反対の腕で受け止めた

レオ「イヤァァッ!」

そして、脚でキックを食らわせた

真姫「にこちゃん!」

にこ「真姫!?みんなも!?」

穂乃果「おまたせ!」

真姫「特効薬よ、これを飲めば熱が引くはずよ!」

にこ「特効薬・・・・ありがたく貰うわ!」

花陽「他のみんなはどこ!?」

にこ「部室にいるはず・・・」

「オォォォォォ!!」

ビーッ! ドスッ!

花陽「うっ!?」

にこ「花陽!?」

バグダラス「オォォォォォ!!」

ゾフィー(一匹ではなかったのか!)

そう、岩に潜んでいたバグダラスは二匹いたのだ

この個体も、あちこちで生徒からエネルギーを吸いとり、十分なエネルギーがたまっていた

バグダラス「オォォォォォ!!」

バグダラスが飛び立った

同じく、50Mに巨大化した

花陽「うっ・・・・」

真姫「薬を飲んで!」

にこ「みんなは襲われた人達に薬を飲ませなさい!」

真姫「にこちゃんはどうするの!?」

にこ「いいから早くいきなさい!!」

そう言ってにこは走り去った

にこはベーターカプセルを取り出した

ゾフィー(待て、特効薬を飲んだとはいえ、まだ無理だ!)

にこ(やられっぱなしは嫌なのよ!)

にこ(それに、いくらレオでも二体一は危険だわ!)

ゾフィー(・・・・わかった!いくぞ!)

にこはベーターカプセルを掲げ、ゾフィーに変身した





ゾフィー「ヘアッ!」

ゾフィー「シュワッチ!」

レオ「ヤァァッ!」

レオ「イヤァァッ!」

パンチからのキックを食らわせる

バグダラス「オォォォォォ・・・」

レオ「イヤァァッ!」

止めの一撃、レオキックの構えをとる

バグダラス「オォォォォォ!!」

その時、もう一匹のバグダラスがレオに襲いかかった

レオ「ッ!?」

背後かな不意をつかれ、バグダラスの突進を受け、倒れるレオ

バグダラスA「オォォォォォ!!」

バグダラスB「オォォォォォ!!」

さすがのレオも二体一は厳しかった

レオ「・・・ッ!」

バグダラスB「オォォォォォ!!」

バグダラスがレオに飛びかかった

その時!

ゾフィー「ヘアッ!」

駆けつけたゾフィーが、着地ざまにキックを食らわせた

ゾフィー「大丈夫か?レオ!」

レオ「ゾフィー兄さん!何故!?
ゾフィー「やられっぱなしは嫌なのでね」

ゾフィー「それに、弟のピンチを黙って見てはいられない!」

レオ「兄さん・・・」

ゾフィー「うっ・・・・」

レオ「兄さん!しっかり!」

やはりゾフィーの熱は完全に引いてはいなかった

バグダラスA「オォォォォォ!!」

ゾフィー「大丈夫だ・・・・いくぞレオ!」

レオ「はい!」

バグダラスB「オォォォォォ!!」

ゾフィー「ヘアッ!」

レオ「イヤァァッ!」

ゾフィー「ヘアッ!」

ジャンプからのパンチを与え

バグダラスB「オォォォォォ!!」

ゾフィー「ヘアッ・・・・」

ゾフィー「シェアァッ!」

持ち上げて、投げ飛ばした

バグダラスB「オォォォォォ!!」

バグダラスは背中の羽根を羽ばたかせ、衝撃波を放った

ゾフィー「ヘアッ!」

ゾフィーは体を高速回転させた、これが、回転の勢いで攻撃を防ぐウルトラバリヤーだ

バクダラスA「オォォォォォ!!」

ビーッ! ビーッ!

レオ「ヤァァッ!」

ドォォン! ドォォン!

レオはバク転でバクダラスのビームをかわした

バクダラスA「キリキリ・・・」

バクダラスが飛び上がり、突進攻撃を仕掛けた

レオ「ヤァァッ!」

レオはジャンプでこれをかわした

そして、側にあったビルを蹴り、三角飛びでバクダラスの背後に回った

レオ「エイヤァァァァァァ!!!」

右足にエネルギーを纏った必殺キック

これがレオの必殺技、レオキックだ!

ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!

バクダラスB「オォォォォォ!!」

ゾフィー「いくぞ、レオ!」

レオ「はいっ!」

キィンッ!

レオ「イヤァァッ!」

カァッ!

右手に光の球を纏い、敵に放つ技

レオの必殺技の一つ、エネルギー光球だ

バリバリバリッ!!

バクダラス「オォォォォォ!?」

ゾフィー「ヘアァァッ!!」

ビィィィィィィィィィィ!!

すかさずM87光線Bを放つ

ドォォォォォォォォォォォン!!

バクダラスの体は粉々に砕け散った

校庭

ゲン「・・・・・・」

真姫「あのっ!」

ゲン「ん?・・・・ああ、君か」

真姫「今日は、いろいろありがとうございました!」

ゲン「礼を言われる程の事じゃない」

真姫「あの・・・・お名前は?」

ゲン「そうか、名乗ってなかったな」

ゲン「おおとりゲンだ」

真姫「おおとりさん・・・」

ゲン「君は、すばらしい仲間を持っているな・・・」

ゲン「その仲間を、大切にな」

真姫「・・・・・はい!」

ゲン「俺は知っている、この星の人達は勇気があり、すばらしい力を持っている事をな」

真姫「勇気・・・・・」


ゲン「レオォォォォォォ!!」

レオ「イヤァァッ!!」

レオは飛び去った

μ'sが、地球人がいつまでも勇気を持ち続ける事を信じて

真姫「おおとりさぁぁぁん!!さようならぁぁぁぁぁぁぁ!!」

こうして、襲われた人達に特効薬を配り

生徒達の熱も引いた

そして・・・・・

穂乃果「それじゃあ、いろいろあったけど・・・・」

「「「誕生日おめでとう!!」」」

にこ「ふっふっふ、このスーパーアイドルにこちゃんの誕生日パーティーよ!」

にこ「どんなプレゼントを用意してるのかしら?」

真姫「はい、まずはケーキよ」

にこ「でかっ!!」

花陽「私からは、これ!」

凛「凛からはこれだにゃー!」

にこ「みんな、ありがとうにこ!」

次の日、真姫は音楽室でピアノを弾いていた



窓を開け星空を 見つめてみても

帰る故郷は もう見えない

今はもう思い出に 過ぎないことが

俺の心では まだ生きている

青い夜空に歌うこの歌

とどけ とどけよ

愛した人に

ただ独りさすらう 男の頬を

濡らす寂しい 星空のバラード

次回予告

突如現れた怪獣エレキング!

恐るべきピット星人の罠とは何か!

月光を浴びたエレキングの猛攻!

ゾフィーが危ない!

次回「奪われたベーターカプセル」

みんなで見よう!

第5話 「奪われたベーターカプセル」

ゾフィー「ヘアッ!」

エレキング「キィェェェェェ!!」

今、ゾフィーは突如出現した怪獣エレキングと戦っていた

エレキング「キィェェェェェ!!」

エレキングは長い尻尾を鞭のように振るった

ゾフィー「ヘアッ!」

ゾフィーはこれをジャンプでかわす



穂乃果「がんばれー!ゾフィー!」

花陽「あれは宇宙怪獣エレキングだ!」

ことり「たしかウルトラセブンと戦った怪獣だよね!?」

みんな、ウルトラセブンの事を知ってるかい?

セブンは身長40M 体重3万5千トン

昭和42年10月1日、セブンは地球にやってきた

昭和42年10月15日、宇宙怪獣エレキングと戦った

それから昭和42年11月19日、メトロン星人とも戦った

そして、昭和42年12月24日、アイロス星人との戦い

あの時はセブンも苦しかったねぇ

そして、昭和43年1月7日には、ウルトラシリーズ最強のロボット、キングジョーとの戦いだ

ギエロン星からやってきたギエロン星獣との戦いは、昭和43年3月31日だ

覚えているかな?

それから、物凄い力持ちの恐竜戦車との格闘は、昭和43年4月14日にあった

だが頭のいい星人もいたよ

ほら、昭和43年6月30日の分身宇宙人ガッツ星人との戦いだ


長い戦いで、セブンの身体は限界に近づき

セブンはウルトラの星に帰還したのだ

エレキング「キィェェェェェ!!」

バリバリバリッ!

エレキングは尻尾をゾフィーの体に巻き付かせ、電撃を放った

ゾフィー「シェアッ!」

だが、ゾフィーはこれを見事に振りほどいた

ゾフィー「ヘアッ!」

ヒュォォォォォォ!!

ズバッ! ズバッ!

ゾフィーの八つ裂き光輪でエレキングの尻尾と首を切り裂いた

ゾフィー「シュワッチ!」

ゾフィーは飛び去った



不気味に光るエレキングの角を残して・・・

その頃、少し離れた場所に1機の円盤があった

「エレキングがやられた!」

「だから3年待ってキングジョーを送り込めばよかったのよ!」

「大丈夫よ、あのエレキングには仕掛けがしてあるの」

「仕掛け?」

「まあ見てなさい・・・・」

次の日 神田明神

花陽「昨日のゾフィー、すっごくかっこよかったね!」

真姫「花陽、それゾフィーが来るたびに言ってるわよ」

花陽「だってゾフィーだよ?ウルトラ戦士の戦いを間近で見たんだよ!?」

凛「凛はこういうかよちんも好きにゃ!」

凛「そうだ、ピーナッツ持ってきたけど、食べる?」

真姫「ありがとう」

花陽「おいしいねー」

「君達、今日も元気じゃな」

花陽「あ、伝説のおじいちゃん!」

凛「おじいちゃんもピーナッツ食べる?」

おじいちゃん「ありがとう、じゃがおじいちゃんは入れ歯の具合が悪くて食えんのじゃよ」

そう言って、おじいちゃんは帰っていった

真姫「おじいちゃん、ピーナッツが大好物だったのにね・・・」

凛「おじいちゃんにいい入れ歯を買ってあげたいにゃ・・・」

その頃

にこ「さて、今日の晩御飯は・・・」

にこは晩御飯の材料を買うために商店街に来ていた

にこ「よし、今日はカレーにしましょう!」

「あーっ!矢沢にこさんだ!」

にこ「えっ!?」

少女「私、あなたのファンなんです!」

にこ「私の!?」

少女「いつものやってください!」

にこ「えっと・・・了解にこー!」

にこ「にっこにっこにー!あなたのハートににこにこにー!」

少女「きゃーっ!生にこにーが見られるなんてーっ!」

にこ「喜んでもらえてうれしいにこ!」

にこ(ついに、私の時代が!)

少女「あの・・・サインください!」

にこ「もちろんにこ!」

少女「色紙色紙・・・・あっ!」

バラバラバラッ!

あわてていた少女は鞄の中身をぶちまけてしまった

少女「あーっ!すいません!」

にこ「大変!にこも一緒に拾ってあげる!」

少女「・・・・・・」ニヤ

にこ「はい!どうぞ・・・」

少女「ふんっ!」

にこ「ぐはっ!?」

少女はにこの頭を鈍器で殴り付けた

カラン・・・

そして、少女はにこが落としたベーターカプセルを持ち去ってしまった

にこ「まっ・・・・待ちな・・・さい・・・」

そして、凛達はというと

凛「にゃんにゃんにゃーん!」

ガッ!

凛「うわっ!・・・あっ!凛の鞄が!?」

凛は石につまずいて転んでしまい、鞄を開いていたマンホールの中に落としてしまった

真姫「何やってるのよ・・・」 

凛「取ってくる!」

花陽「待って凛ちゃん!」

真姫「ちょっと!?待ちなさいよ!」

三人はマンホールの中に入っていった

下水道

凛「あった!」

真姫「はぁ・・・・早く出るわよ、こんは汚い所」

花陽「ねぇ・・・・あれなんだろう?」

凛「あれ?」

そこにあったのは、三日月のような形をした何かだった

凛「岩・・・・じゃないよね?」

真姫「こんな所に岩があるわけないでしょ」

凛「じゃあこれなんなの?」

真姫「それは・・・・・」

カン、カン

花陽「硬いね・・・・」

凛「ねぇ!今思いついたんだけど、これを削っておじいちゃんの入れ歯を作ろうよ!」

真姫「はぁ!?あんた何言ってるのよ!?」

花陽「いい考えだね!」

真姫「花陽!?」

凛「じゃあさっそく削るにゃー!」

凛は石で謎の物体を削ろうとした

ガンッ! ガンッ!

凛「硬いにゃー・・・真姫ちゃん、ノコギリ持ってきて!」

真姫「どうしても入れ歯にするのね・・・・わかったわ」

一方にこは、偶然通りかかった穂乃果達に傷の手当てを受けていた

ことり「にこちゃん、何があったの?」

にこ「それは私も知りたいのよ・・・」

穂乃果「だって自分がやった事でしょ?」

にこ「・・・・・・・うん」

ことり「これで、よしっと」

海未「もう乱暴してはいけませんよ?」

にこ「・・・・・・・うん」

にこ(女は初めからベーターカプセルを狙っていたのね・・・)

にこ(なんて迂闊な事を・・・・)

円盤

「ベーターカプセルを奪ってやったわ!」

「ゾフィーさえいなければ、我々ピット星人に敵なんていないわ」

ビーッ! ビーッ!

ピット星人A「緊急事態?一体何があったの!?」

ピット星人B「大変!誰かがエレキングの角を壊そうとしてるわ!」

ピット星人A「仕掛けはどうなってるのよ!?」

ピット星人B「今は無理よ!早く止めましょう!」

にこは、ベーターカプセルを奪った女を探しに商店街に来ていた

にこ「あの女!見つけ出してギタンギタンのギタギタンガにしてやるわ!」

にこ「待ってなさーい!」

ギーコッ! ギーコッ!

にこ「・・・・・何よこの音?」

にこ「マンホールの中から?」


ギーコッ! ギーコッ!

凛「もう少し・・・・もう少しだにゃ!」

花陽「がんばって!凛ちゃん!」

にこ「何やってんのよあんた達!」

花陽「あ、にこちゃん」

凛「この変な岩を削っておじいちゃんの入れ歯を作るんだにゃ!」

にこ「はぁ!?馬鹿じゃないのあんた達!?」

真姫「私もそう思うわよ・・・」


カチャッ

にこ「っ!?あんた達危ない!」

バッ!

ビーッ!

凛「うわっ!」

真姫「何!?」

突如放たれたレーザー攻撃

にこはこれにいち早く気づき、凛達を突き飛ばした

少女A「その角から離れなさい!」

凛「角?」

にこ「あっ!あんたさっきの!!」

少女B「もうあんたに用は無いわ、どきなさい」

にこ「それより、・・・あれ!あれ返しなさい!」

真姫「?」

少女A「離れないなら、死んでもらうわ!」

スチャッ

花陽「光線銃!?」

ビーッ!

にこ「っ!」

にこはピット星人の放ったレーザーをなんとかかわす

にこ「ふんっ!」

少女B「っ!?」

カラカラン!

にこはピット星人の落とした光線銃を拾った、そして

にこ「食らいなさい!」

ビーッ!

少女A「あぁぁぁぁぁぁ!!!」

ピット星人「・・・・・・」

バタッ

花陽「ピット星人だったんだ!?」

にこ「っ!」

ビーッ!

少女B「あぁぁぁぁぁぁ!!」

ピット星人B「私が死んでもエレキングがいるわ!私が改造した不死身のエレキングがね!」

バタッ

にこ「エレキング?死んだはずじゃ・・・」

真姫「ねぇ・・・何がなんだかさっぱりなんだけど?」

にこ「あの二人は宇宙人だったのよ」

ドドドドドドドドドドドド!!!

にこ「地震!?」

真姫「みんな、早く出るわよ!」

凛「嫌だにゃ!もうすぐおじいちゃんの入れ歯が作れるんだにゃ!」

真姫「まだそんな事言ってるの!?」

花陽「凛ちゃん!もう無理だよ!」



ゾフィーによって倒されたはずのエレキングが

月の光を浴びて、エネルギーを吸収し

月光怪獣として甦った!

エレキング「カァァァァキェェェェ!!」

真姫「あれは怪獣の角だったのね・・・」

花陽「私達、怪獣の角で入れ歯を・・・」

凛「おじいちゃんの入れ歯・・・」

真姫「もう諦めなさいよ・・・」

花陽「あれ、にこちゃんは?」



にこは、ピット星人が落としたはずのベーターカプセルを探していた

にこ「無い・・・・・どこにいったのよ!」

にこ「もう!暗くてよく見えないのよ!」

凛「もしかして、凛達のせい?」

真姫「どう考えてもそうでしょ・・・」

花陽「まさか怪獣の角だったなんて・・・」

凛「よーしっ、凛達で怪獣をやっつけるにゃー!」

花陽「えぇ!?」

真姫「本気!?」

凛達は、怪獣エレキングをやっつける作戦に出た

凛「やい怪獣!お前なんかいくら威張ったってこーんな事はできないはずにゃ!」

凛は見事な側転をしてみせた

エレキング「カァァァァキェェェェ!!」

エレキングは負けじと側転をしようとするも・・・

ドォォォン!

出来なかった

エレキング「カァァァァキェェェェ!!」

凛「今だにゃ!」

花陽「せーのっ!」

真姫「それっ!」

花陽達が投げたロープがエレキングの角に引っ掛かった

凛「よいしょっ!よいしょっ!」

エレキング「カァァァァキェェェェ!?」

真姫「これをこうして・・・」

そして、ロープを近くの木にくくりつけた

エレキング「カァァァァキェェェェ!?」

ギリギリ・・・・

凛「抜けるにゃ・・・・抜けるにゃ・・・」

ズボッ!

花陽「あっ!」

惜しい、あと一歩という所で木が抜けてしまったのだ

エレキング「カァァァァキェェェェ!!」

ボォォォォ!!

ドォォォン! ドォォォン!

凛「うわぁぁぁ!」

真姫「火を吐いた!?」

エレキングは月光怪獣になった事で炎を吐く能力を得ていた

おじいちゃん「やい怪獣!かわいい子供達になんて事をする!」

おじいちゃん「子供達に代わって成敗してくれる!」

おじいちゃん「やぁぁぁぁぁぁ!!」

そこに、槍を持った伝説のおじいちゃんが登場

凛「おじいちゃん!」

エレキング「カァァァァキェェェェ!!」

おじいちゃん「うおっとっと・・・」

花陽「おじいちゃんしっかり!」

真姫「こっちに逃げましょう!」

凛「心配しないでおじいちゃん、凛達が必ず怪獣をやつけるから!」

おじいちゃん「馬鹿もん!」

にこ「・・・・・・あった!」

にこはベーターカプセルを掲げてゾフィーに変身した!


ゾフィー「ヘアッ!」

凛「あっ!ゾフィーだにゃ!」

エレキング「カァァァァキェェェェ!!」

ボォォォォ!!

エレキングの火炎攻撃

ゾフィー「ヘアッ!」

ゾフィーはこれをバク転でかわす

ゾフィー「シェアッ!」

ゾフィーはエレキングの背後に回り、エレキングの尻尾を掴んだ、だが・・・

ボォォォォ!!

ゾフィー「ヘッ!?」

なんと尻尾の先からも炎をだした

エレキングの炎をまともに受けてしまったゾフィー

ゾフィー「アッ!?・・・・ヘアッ!?」

エレキング「カァァァァキェェェェ!!」

ゾフィー「ヘッ・・・・・」

ゾフィー絶体絶命!苦しむゾフィーにエレキングが迫る

エレキング「カァァァァキェェェェ!!」

その時!

『ゾフィー兄さん!これを使ってください!』

遥か遠くのウルトラの星にいる弟、ウルトラマンタロウから

タロウの武器、キングブレスレットが送られた!

『それは元々はゾフィー兄さんが使うはずだった物です、ぜひ使ってください!』

ゾフィー『ありがとう、タロウ!』

ゾフィー「ヘアッ!」

エレキング「カァァァァキェェェェ!!」

ゾフィーは怪獣の角をに掛かった縄を見てある作戦を思い付いた

ゾフィー「ヘアッ!」

エレキング「カァァァァキェェェェ!?」

ゾフィーは角に掛かった縄を掴み、キングブレスレットの力で縄を鎖に変えた

ゾフィー「シェアッ!」

そしてそのまま飛び、勢いよく引っ張った

ブチッ! ブチッ!

見事、エレキングの角を引き抜いた

ブクブクブク・・・

エレキングは泡となって死んだ


ゾフィー「シュワッチ!」

ゾフィーは、怪獣の角を満月に納めた

もう二度と生き返らないように

花陽「おじいちゃん・・・」

凛「ごめんなさい・・・凛達おじいちゃんの入れ歯が欲しくて・・」

おじいちゃん「いいんじゃよ、わしのためにありがとう」

真姫「おじいちゃーん!」

凛「真姫ちゃん!」

花陽「真姫ちゃんどうしたの?」

真姫「おじいちゃん、はい」

それは、真姫がおじいちゃんのために買ってきた入れ歯だった

おじいちゃん「・・・・貰っていいのかい?」

真姫「うん!」

凛「さすが真姫ちゃん!」

花陽「ありがとう真姫ちゃん!」

真姫「別に、あんた達がまた無茶しないように買っただけよ!」

「「「ははははははっ!!!」」」

次回予告

音ノ木坂学院の運動会が開催!

現れる宇宙の格闘家グレゴール人!

みんなのゾフィーも来る!

宇宙最強を決めるため、今始まるウルトラ運動会!

次回「燃えろ!ウルトラ大運動会!」

みんなで見よう!

第6話「燃えろ!ウルトラ大運動会!」

ヒデコ「さあ今年も始まりました!」

フミコ「第87回!音ノ木坂学院運動かぁぁぁぁぁぁぁい!!」


Aチーム

にこ「絶対優勝するわよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

真姫「うるさいわよ・・・・」

絵里「でも、やるからには優勝しないとね!」

ゾフィー(みんな、燃えてるな)

Bチーム

穂乃果「優勝するぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

ことり「穂乃果ちゃん・・・ちょっと落ち着いて・・」

花陽「ははは・・・・」

Cチーム

海未「みなさん!絶対に優勝しますよ!」

凛「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

希「優勝するのはウチらやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ゾフィー(張り切ってるな)

にこ(当然よ、この運動会で注目を浴びれば私のファンは急増間違いなしよ!)

にこ(まあ、元々ファンはたくさんいるけどね!)

ゾフィー(そうか、まあがんばるのだぞ)

ミカ「それではプログラム一番、ラジオ体操です!」

ゾフィー(お、体操か)

にこ「いくわよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ミカ「プログラム二番、100m走です!」

凛「一番にゃぁー!」

ことり「はぁ・・・はぁ・・」

真姫「私が・・・・ビリなんて・・」


ヒデコ「プログラム三番、大玉転がしです!」

にこ「どきなさいアンタ達!!」

花陽「うわぁ!?」

希「すごい気迫・・・・」


フミコ「プログラム四番、パン食い競争です!」

穂乃果「いやぁ、今日もパンがうまい!」

海未「不覚です、穂乃果に先を越されるとは!」

絵里「とっ・・・取れない」


その後も白熱した競技が続いた

ミカ「それでは最後の競技、障害物リレーです!」


だがその時!

ヒュゥゥゥゥゥ

ドォォォン!

ことり「空から何かが!?」

「ふっふっふ・・・楽しそうだな」

穂乃果「誰!?」

グレゴール人「私は、ヘラクレス座M-16惑星からやってきたグレゴール人だ!」

絵里「グレゴール人!?」

グレゴール人「この地球にウルトラ兄弟最強の戦士、ゾフィーがいると聞いた!ゾフィーはどこだ!」

ゾフィー(狙いは私か・・・)

花陽「ゾフィーに一体何の用なの!?」

グレゴール人「私はゾフィーに挑戦するためにやってきた」

にこ「挑戦?」

グレゴール人「私は強い戦士との戦いを求め、星々をさすらう宇宙の格闘士だ」

グレゴール人「ウルトラ兄弟最強の戦士ゾフィーがこの地球にいると聞いて、はるばる対戦を申し込みに来たのだ!」

にこ「なるほどね・・・」

にこ(どうする?相手してあげる?)

ゾフィー(侵略の意思はないようだ、戦う理由などないだろう)

ゾフィー(だが、対戦を申し込まれたからには、受けなければな)

グレゴール人「だが!今ここでは運動会をやっているそうじゃないか」

グレゴール人「私も混ぜろ!」

にこ「は?」

グレゴール人「形はどうであれ、これは地球人に私の力を示すチャンスだ」

グレゴール人「最後の競技、400Mリレー!私も参加させて貰う!」

花陽「宇宙人が運動会に参加しちゃうの!?」

グレゴール人「来い!怪獣軍団!」

ドォォォン!

穂乃果「怪獣!?」

サタンビゾー「フッフッフッフ・・・」

ギガス「グォォォォォォ!!」

ケットル星人「オォォォォォォ!!」

「「「・・・・・・」」」

にこ「ちっさ!?」

にこ達の前に現れたのは、なんと人間サイズの怪獣達だった

グレゴール人「サタンビゾーの番長、ギガスのみのる、そしてケットル星人だ!」

番長「リレーか、腕がなるぜ」

みのる「ようこちゃん!見ててね!」

希「普通に喋った!?」

ケットル「たくっ、運動なんてめんどくせーな」

グレゴール人「我々怪獣軍団チームを入れた4チームで、障害物リレーといこうじゃないか」

にこ「やってやろうじゃない!」

真姫「何よこの展開・・・」

たけし「全国三千人のゴース星人ファンのみなさんこんにちは、ゴース星人のたけしです!」

たけし「ただいまより音ノ木坂学院運動会最終競技、障害物リレーが行われます!」

真姫「実況まで宇宙人なの・・・」

第一走者

Aチーム ヒデコ
Bチーム フミコ
Cチーム ミカ
怪獣軍団チーム みのる

第二走者

Aチーム 真姫
Bチーム ことり
Cチーム 希
怪獣軍団チーム 番長

第三走者

Aチーム 絵里 
Bチーム 花陽
Cチーム 海未
怪獣軍団チーム ケットル星人

第四走者(アンカー)

Aチーム にこ
Bチーム 穂乃果
Cチーム 凛
怪獣軍団チーム グレゴール人

たけし「第一走者がレーンに並びました!」

みのる「みんな、僕は負けないぞ!」

ヒデコ「私だって負けないよ!」

フミコ「怪獣だからって、いい気にならないでよ!」

ミカ「人間をなめないでよ!」


「いちについて、よーい」

パァンッ!

たけし「さあ、第一走者が一斉にスタートしました!」

たけし「さあ、一斉にスタートしました!」

たけし「いきなりリードしたのはBチームです!Bチーム早い、続くのは怪獣軍団チーム、Cチーム、Aチームです!」

ギガス「君、やるな!」

フミコ「まあね!」

たけし「さて、最初の障害物は・・・平均台です!」

ミカ「結構普通なんだ・・・」


フミコ「おっとっと・・・」

みのる「うわぁっ・・・・危ない危ない・・・」

たけし「おっと?フミコ選手とみのる選手、少し苦戦しているそうです!」

たけし「フミコ選手はバランス感覚がいまいちのようです、みのる選手はあの大きな体が仇となったか!?」

ミカ「楽勝楽勝!」

たけし「おっと、後から続いたミカ選手が楽々と平均台を渡っていった!」

ヒデコ「やった!」

たけし「最下位だったヒデコ選手も渡りきったようです!」

フミコ「終わった・・・」

ギガス「なんとか・・・渡れた・・」

たけし「現在の一位はCチームのミカ選手、続いてAチームヒデコ選手、Bチーム、怪獣軍団チームです!」

たけし「今、第二走者にバトンが渡ろうとしています!」

ミカ「頼んだよ!」

希「まかせとき!」


ヒデコ「はい!」

真姫「うん!」


フミコ「ごめん、遅れちゃった!」

ことり「大丈夫だよ!」


みのる「ごめんよ、番長!」

番長「何やってんだみのる!」

たけし「さあ、全員にバトンが行き渡りました!」

たけし「次の障害物は・・・」

希「何やあれ?・・・ラジコン?」

プシュゥゥゥゥゥゥ

希「えっ!?・・・くしゅんっ!くしゅんっ!」

希「これ・・・・コショウやん!?」

たけし「なんと!スカイホエールを模したラジコンから大量のコショウが撒かれました!」

たけし「くしゃみが止まりません・・・・はっくしょん!」

真姫「ていうか前が見え・・・くしゅんっ!」

ことり「くしゅんっ!・・・くしゅんっ!」

ゴース星人「おっと、ことり選手がくしゃみをしつつ真姫選手、希選手を抜いた!」

ことり「これで一番・・・くしゅんっ!」

ヒュゥゥゥゥゥ

ベチャッ!

ことり「何これ!?・・・動けないよぉぉ・・・」

ゴース星人「スカイホエールから今度はトリモチが降ってきました!」

ゴース星人「トリモチがくっつきことり選手動けません!これはBチームリタイアか!?」

花陽「えぇっ!?」

穂乃果「そんな!?」

ことり「ごめーん・・・」

バァッ!

真姫「危なっ!今度は網!?」


プシュゥゥゥゥゥゥ

番長「はっくしょん!・・・はっくしょん!」


ヒュゥゥゥゥゥ

ベチャッ! ベチャッ!

希「当たったら終わりや・・・よっ・・・はっ・・」

たけし「そんなこんなで、現在の一位は番長選手!続いて希選手、真姫選手です!」

番長「まかせたぞ!」

ケットル「あいよ!」


希「たのんだで!」

海未「はい!」


真姫「絵里!」

絵里「まかせなさい!」

ケットル「お嬢さん、いい勝負をしようじゃねえか・・・」

ケットル「と見せかけて・・・ふん!」

海未「きゃっ!?」

たけし「おおっと!ケットル星人が海未選手の足を払い転倒させた!」


凛「卑怯だにゃ!」


海未「くっ・・・まだです!」


絵里「はぁ・・・はぁ・・」

たけし「さて、次の障害物は・・・」

ヒュンッ! ヒュンッ!

絵里「ブーメラン!?」

たけし「なんと!大量のブーメランが選手達を襲う!」

ケットル「痛っ!何だよこれ!?」

ドォォォン! ドォォォン!

海未「なっ!?地面が爆発した!?」

たけし「そして!地面には爆弾が仕掛けられています!」

絵里「何よそれ!?殺す気!?」

海未「負けません!」

ヒュンッ! ヒュンッ!

海未「はっ!・・・はっ!」

たけし「海未選手、華麗な身のこなしでブーメランをかわします!」

ケットル「がんばるねぇ、だがっ・・・よっと!」

海未「うっ!?」

ドォォォン!

海未「あぁっ!?」

たけし「ケットル選手が海未選手にタックルをかまし、爆発に巻き込まれてしまった!」

たけし「あ、爆発は軽い火傷ですむようにしているのでご安心を」

たけし「それより!卑怯だぞケットル選手!お前にはスポーツマンシップという言葉は無いのか!!」

ケットル「勝てばいいんだよ!勝てば!」

ケットル「おら、バトンだ!」

グレゴール人「愚か者!」

ケットル「ぐはっ!何しやがる!?」

グレゴール人「神聖な競技であんな卑怯な真似をするなど、恥を知れ!」



ドォォォン!

絵里「あぁっ!」

たけし「絵里選手!爆発を受けダウン!これはAチームもリタイアか!?」

絵里「もう・・・・駄目・・・」

にこ「まだよ!」

絵里「にこ・・・」

にこ「絵里!そのバトンは・・・・絆よ!私に受け継がれて、再び輝くのよ!」

絵里「バトン・・・・そうよ!」

絵里「このバトンを繋ぐ、それが私のラストミッションなのよ!!」

ゴース星人「絵里選手立ち上がった!」


にこ「アンタ、走らないの?」

グレゴール人「私の連れが馬鹿な真似をしてすまなかった・・・」

グレゴール人「私は、お前とフェアプレイで勝負したい!」

にこ「そう・・・受けてたつわ!」

絵里「私は走る!」

絵里「走って、このバトンを繋ぐ!」

にこ「絵里・・・諦めるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

絵里「にこ!」

にこ「後は・・・まかせなさい!」

たけし「絵里選手からにこ選手にバトンが渡った!最後はにこ選手とグレゴール選手の一対一の勝負です!」

グレゴール人「勝負だ!」

にこ「負けないわ!!」

たけし「最後は障害物無しの真剣勝負!果たして勝つのはどっちのチームか!?」

穂乃果「がんばれぇぇぇぇぇぇ!!にこちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

花陽「グレゴール人もがんばって!!」

凛「どっちもがんばるにゃー!!」


にこ「はぁ・・・・はぁ・・」

グレゴール人「っ!」


たけし「両者、ゴールイン!!」

たけし「判定は・・・」

にこ「・・・・・・」

グレゴール人「・・・・・・」

たけし「勝者は・・・・にこ選手!!」

にこ「っ!!」

絵里「・・・・やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

真姫「勝ったのね!!」

穂乃果「にこちゃんが勝った!!」

「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」

グレゴール人「見事な走りだ・・・」

グレゴール人「やはり、お前がゾフィーだな?」

にこ「・・・・バレた?」

グレゴール人「改めて、お前との対戦を申し込む!」

にこ「ちょっと大声で言わないで・・・まあ、勝負は受けてたつわ!」

グレゴール人「はあっ!」

ギュゥゥゥゥゥン!!

穂乃果「巨大化した!?」

花陽「それだけじゃないよ!」

海未「あの姿は・・・」

にせウルトラマン「さあ、来いゾフィー!」

たけし「なんと!グレゴール人が巨大化し、ウルトラマンの姿へと変身した!!」

ドォォォン! ドォォォン!

たけし「そして!回りに巨大な柱が設置されました!戦いのリングでしょうか!?」

真姫「あれ?にこちゃんは?」




にこ「はぁ・・・・はぁ・・」

にこ「まったく・・・休憩くらいさせなさいよ・・」

ゾフィー(よくやったぞ、にこ)

ゾフィー(ここからは、私の出番だ!)

にこはベーターカプセルを掲げ、ゾフィーに変身した!

ゾフィー「ヘアッ!」

「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」」

凛「レディース!エェェェンドジェンットルメェェェェェェン!!!」

凛「本日のメインイベント!!ゾフィー対グレゴール人のエキシビションマッチを開催します!!!」

「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」

希「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

絵里「ハラァァァァァァショォォォォォォォォォォ!!!!」


真姫「えっ!?何このテンション?ていうか凛は何やってるのよ!?」

凛「実況はぁぁ!!私、星空凛!!」

花陽「解説は私、小泉花陽でお送りします!!」

真姫「花陽まで!?」

海未「フレッフレッ!ゾフィー!」

ことり「がんばれがんばれ!グレゴール!」

真姫「海未・・・ことりまで・・」


凛「青コーナー!!宇宙の格闘士!グレゴォォォォォォォォォォル人!!」

にせウルトラマン「ふんっ!」

凛「今回は、ウルトラマンの姿での出場となります!!」

「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

凛「赤コーナー!!ウルトラ兄弟ナンバー1!ゾォォォォォォォォォォフィィィィィィィィ!!!」

ゾフィー「シェアッ!」

「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」」

希「がんばれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

絵里「ハラァァァァァァァァァァショォォォォォォォォォォ!!!」

真姫「もう訳わかんない・・・」


ゾフィー「いい勝負をしようではないか」

にせウルトラマン「ああ!」

穂乃果「レディー・・・ファァァイッ!!!」

カァァァァンッ!!!

ゾフィー「ヘアッ!」

にせウルトラマン「ヘアッ!」

凛「今、試合開始のゴングがなりました!」

凛「かよちん、今回の試合をどう見ますか?」

花陽「おそらくグレゴール人は初代ウルトラマンの力をコピーしています!」

花陽「しかし、ゾフィーのスペックは初代ウルトラマンを上回っています!」

凛「でも、グレゴール人は宇宙の格闘士!そのバトルセンスでスペック差をカバーするはずにゃ!!」

ゾフィー「ヘアッ!!」

ヒュォォォォ!!

凛「ゾフィーが八つ裂き光輪を放ったぁぁぁぁぁぁ!!」

にせウルトラマン「ヘアッ!」

ヒュォォォォ!!

パリンッ!

凛「にせウルトラマンも同じく八つ裂き光輪を放つ!!」

凛「お互いの光輪は相殺されてしまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」

花陽「光線技の威力は・・・互角!!」

にせウルトラマン「ヘアッ!」

ゾフィー「アァッ!?」

凛「ここでにせウルトラマンの飛び蹴りがクリーンヒットォォォォォォォォォォ!!!」

凛「これにはたまらずゾフィーダウン!!」

穂乃果「1・・2・・3・・4・・」

ゾフィー「ヘッ・・・ヘアッ!」

凛「ゾフィー立ち上がったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

希「そうや!!いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

絵里「ハラショォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!」

花陽「やはり、スペックでは上回っていても中身のバトルセンスでカバーしているそうです!!」

ゾフィー「ヘアッ!」

凛「ゾフィー!キックで応戦します!」

にせウルトラマン「ヘアッ!」

ゾフィー「ヘッ!?」

凛「しかしにせウルトラマンがゾフィーの足を掴む!!そして・・・・」

にせウルトラマン「ヘアァァッ!」

凛「投げ飛ばしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ドォォォン!

凛「すかさず腕を十字に組んで・・・あの構えはまさか!!?」

にせウルトラマン「ヘアァァッ!!」

ガァァァァァァァァ!!

凛「スペシウム光線だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ドォォォォォォォォォン!!

ゾフィー「アァッ・・・・」

凛「ゾフィーが倒れたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

花陽「スペシウム光線をまともに食らっては、いくらゾフィーでも・・」

凛「これはにせウルトラマンの勝利か!!?」

穂乃果「1・・2・・3・・」


ことり「がんばれぇぇぇぇぇぇゾフィー!!!」

海未「ゾフィー!!」

希「ゾフィー!!」

絵里「ゾフィー!!」

「「「ゾフィー!!ゾフィー!!ゾフィー!!ゾフィー!!」」」

ゾフィー「ヘッ・・・・」

穂乃果「7・・8・・9・」

ゾフィー「・・・・・ヘアッ!」

凛「ゾフィーが・・・立ち上がったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」

ゾフィー「シェアッ!」

にせウルトラマン「ヘアッ!?」

凛「ゾフィーの飛び蹴り!!」

ゾフィー「ヘアッ!」

凛「からの・・・」

ゾフィー「ヘアァッ!!」

凛「背負い投げだぁぁぁぁ!!」

凛「ゾフィーが・・・立ち上がったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」」」

ゾフィー「シェアッ!」

にせウルトラマン「ヘアッ!?」

凛「ゾフィーの飛び蹴り!!」

ゾフィー「ヘアッ!」

凛「からの・・・」

ゾフィー「ヘアァッ!!」

凛「背負い投げだぁぁぁぁ!!」

ゾフィー「ヘアッ・・・・」

凛「ゾフィーがにせウルトラマンを持ち上げて・・・」

ゾフィー「ヘアァァァァッ!!!」

凛「投げたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ドォォォン!


にせウルトラマン「やるな・・・だがっ!!」

にせウルトラマン「はぁぁぁぁっ!!!」

凛「にせウルトラマンの左ストリートォォォォォォォォォォ!!」

ゾフィー「ヘアァァァァッ!!!」

凛「ゾフィーの右ストリートォォォォォォォォォォ!!」


ドォォォォォォォン!!!


凛「クロスカウンターだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

にせウルトラマン「・・・」

ゾフィー「・・・」

バタッ!

凛「・・・・倒れたのは、にせウルトラマン!」

穂乃果「1・・2・・3・・4・・5・・6・・7・・8・・9・・」

にせウルトラマン「・・・・」

穂乃果「10!」

ゾフィー「ヘアッ!」

凛「ウィナァァァァァァァァァァ!!ゾォォォォォォォォォォフィィィィィィィィ!!!!!!!」

「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

希「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

絵里「ハラァァァァァァァァァァァァァァァショォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!」

グレゴール人「私の・・・負けか」

ゾフィー「いい勝負だったな・・」

ゾフィーはグレゴール人に手を差し伸べた

ゾフィー「試合が終われば、みな友だ!」

グレゴール人「・・・・・そうだな!」

ガシッ!

拳を交えて戦った戦士と戦士の握手だ

宇宙

グレゴール人「なかなか・・・楽しかったな」

「お、終わったか?」

グレゴール人「ああ、負けたよ」

「そうか、次はどこにいくんだ?」

グレゴール人「さあな・・・・今日は場を盛り上げてくれて感謝するぞ、モエタランガ」

モエタランガ「ふっ・・・礼などいらん」

「それでは、閉会式に移ります」

モエタランガの出すモエタランガウイルスは、人の生命エネルギーを燃え上がらせる作用がある

にこ「勝ったわぁぁぁぁぁ!!」

穂乃果「くやしぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

希「でも楽しかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」

プシュゥゥゥ・・・・・

バタバタバタッ!

生命エネルギーが一気に燃え上がり、やがて燃え尽きるのだ

次回予告

地球に舞い降りた赤い玉!

現れる怪獣キングオブモンス!

ゾフィー大ピンチ!

人々の祈りに応え、颯爽と参上する我らのヒーロー!

次回「超時空の死闘」

みんなで見よう!

第7話「超時空の死闘」

今、音ノ木坂学院の教室で不気味な光を放つ謎の赤い玉

これは一体何なのか

この玉が後に、音ノ木坂学院最大の危機に繋がる事になるのはもう少し後の話………



ヒデコ「…………………」

音ノ木坂学院 屋上

穂乃果「…………………………」

ことり「どうしたの?穂乃果ちゃん」

海未「今日は練習は休みですよ」

穂乃果「それはわかってるよ、そうじゃなくて………」

穂乃果「あの空の向こうで、ゾフィー以外のいろんなウルトラマンが戦ってるんだろうなって!」

穂乃果「初代ウルトラマンとか、セブンとか!」

海未「この前、ウルトラマンレオが地球に来ましたね………」

穂乃果「レオの時みたいに、いろんなウルトラマンが地球に来てくれたらなぁ………」

ことり「私、ウルトラセブンを見てみたいな………」

海未「私は、初代ウルトラマンをこの目で見てみたいです」

その頃、屋上………穂乃果達がいる位置のちょうど反対側では

不気味な光を放つ赤い玉、それを囲むのはヒデコ、フミコ、ミカの三人だ

ヒデコ「いでよ、チョコレート!」

カァァァァッ!

ヒデコが口にすると、玉が光を放ちチョコレートが出てきた

ミカ「すごーい!」

フミコ「じゃあ、ジャンボフルーツパフェ!」

カァァァァッ!

同じく光を放ち、ジャンボフルーツパフェが出てきた

ミカ「じゃあ………いっそのこと現金100万円!」

カァァァァッ!

ヒラヒラヒラ………

光を放つと同時に大量の一万円札が出てきた

ミカ「やったー!」

フミコ「願えば何でも出てくる………凄い」

ヒデコ「そうだよ………この玉に願えば何でも出てくるんだよ」

ヒデコ「この世界をぶち壊して、もっと楽しい世界を作る事だって出来るんだよ!」

フミコ「そうだよ、こんなつまらない世界なんて壊しちゃえばいいんだよ!」

ミカ「そうだ、怪獣だよ!ゾフィーよりずっと強い怪獣を出して、世界を壊して貰おうよ!」

ヒデコ「ふふふ………じゃあ、出してよ!世界を壊すような、ゾフィーよりも強い最強を!」

ヒデコ「このつまらない世界をぶっ壊して!」

カァァァァァァァァァッ!!

校門前

にこ「何よ!?あの光は!?」

絵里「教室から!?」

学校の一室から強い光が放たれた、そして………

ドォォォォォォォォォォン!!

希「今度は何なん!?」

「エェェェェェェェェ!!」

にこ「怪獣!?」

絵里「何なのあの怪獣!?」


花陽「みんな!」

にこ「花陽!凛に真姫も!」

凛「怪獣だぁぁ!!」

真姫「一体何が起きてるのよ!?」

屋上

穂乃果「怪獣だ!」

海未「すぐに避難を!」

ことり「待って!あそこから光が!」

穂乃果「あれは………ヒデコちゃん達だ!」


ヒデコ「さあ、町をぶち壊して!最強の怪獣キングオブモンス!」

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

絵里「花陽、あの怪獣は!?」

花陽「わからないよ………見た事ない怪獣だ………」

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ギュィィィィィン!!

ドォォォォォォォォォォン!!

口から光線を発射、町を火の海に変える

ヒデコ「そうそう!もっと壊せ!」

フミコ「壊せ壊せ壊せ!!」

ミカ「ぶち壊せ!!」

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ギュィィィィィン!!

ドォォォォォォォォォォン!!

にこ「っ!」

真姫「にこちゃん!?」

絵里「どこへ行くのにこ!?」





にこ(ゾフィー、あいつの事何か知ってる?)

ゾフィー(私も知らない、今まで出現した事の無い未知の敵だ)

にこ(そう………いくわよ!)

にこはベーターカプセルを掲げ、ゾフィーに変身した!

ゾフィー「ヘアッ!」

巨大化と共に飛び蹴りを放つゾフィー、しかし………

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ドォォォン!

ゾフィー「アァッ!?」

キングオブモンスの尻尾の攻撃によって大きくぶっ飛ばされるゾフィー

ゾフィー「シェアッ!」

立ち上がりパンチ、キック………だがキングオブモンスは怯みもしなかった

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ゾフィー「ヘアッ!?」

キングオブモンスの腹の刺が伸び、ゾフィーを捕らえる

バリバリバリバリ!!

そして、刺から強烈な電流が流れた!

ゾフィー「ヘアッ!?」

ドォォォォォン!!

片手でゾフィーを突き飛ばす、大きくふっ飛び倒れるゾフィー

ゾフィー「アッ………………」

にこ(なんてパワーなの………………)

ゾフィー(力では敵わない、光線技だ!)

ゾフィー「ヘアッ!」

ビィィィィィィ!!

ゾフィーはZ光線を放ち、キングオブモンスに直撃した

しかし………

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ゾフィー(直撃でも効果なしか………)

ゾフィー「ヘアッ!」

ヒュォォォォォ!!

バリンッ!

今度は八つ裂き光輪を放つが、手で叩き落とされてしまった

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ゾフィー「ヘアッ!」

キングブレスレットを爆弾としてなげつけるブレスレットボム………だが

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

カァァンッ!

両手で弾き返されてしまう

ゾフィー「ヘアッ!」

ガァァァァァァ!!

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ギュィィィィィン!!

ドォォォォォォォン!!

負けじとスペシウム光線を放つ、だがキングオブモンスの光線によって相殺されてしまった

ゾフィー「シェアッ!!」

ビィィィィィィィィィィ!!

M87光線Bを放つ、だが……………

ドォォォン!!

にこ(バリア!?)

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

キングオブモンスの翼から展開されたバリアによって防がれてしまう



花陽「ゾフィーの技が通用しない………)

絵里「なんて強さなの………)

ヒデコ「キングオブモンスは無敵だよ!ゾフィーなんて敵じゃない!」

ミカ「そのまま倒しちゃえ!」


穂乃果「何してるのみんな!」

海未「ここは危険です、早く避難を!」

ヒデコ「避難?………何で?」

ことり「何でって……………」

フミコ「もうすぐゾフィーが倒されるのを見られるのに?」

穂乃果「ゾフィーが………何言ってるの!?」

ヒデコ「穂乃果ちゃん、この世界好き?」

穂乃果「え?」

ミカ「自然は破壊され、人と人は争い憎み合う………そんな世界に何の価値があるの?」

フミコ「いっその事、こんな世界壊して新しい世界を作った方がいいと思わない?」

海未「そんなの間違ってます!」

フミコ「何が間違ってるの?」

ことり「それは………………」

ヒデコ「この玉に願ったんだ………この世界を壊して新しい世界を作ってって…………」

穂乃果「玉に………………」

ミカ「ふふふ……………さあ!もっと怪獣を出して!!」

フミコ「もっともっと怪獣を出して、この世界を破壊して!!」

カァァァァッ!

ヒデコの持つ赤い玉が輝く

その時………

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

キングオブモンスの腹から新たな怪獣が現れた

スキューラ「ギェェェェェ………」

にこ(怪獣からまた怪獣が!?)

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

そして、キングオブモンスの翼からまた新たな怪獣が現れた

バシリス「ギャェェェェェ!!」

ゾフィー(怪獣が………三体か)

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ゾフィー「ヘッ!?」

キングオブモンスがゾフィーを突き飛ばし

スキューラ「ギェェェェェ………」

ゾフィー「アッ!?」

その先にいたスキューラが体当たりでゾフィーをふっ飛ばす

バシリス「ギャェェェェェ!!」

ゾフィー「ヘアッ……………」

ピコン…………ピコン………ピコン………

ゾフィーの体力が残り僅かとなり、カラータイマーが点滅を始めた

穂乃果(あの玉が、怪獣を呼び出したんだ………)

穂乃果「ヒデコちゃん!その玉!」

ヒデコ「なっ………何するの!?」

穂乃果がヒデコから玉を奪おうと掴みかかった

ヒデコ「うわっ!!」

穂乃果に突き飛ばされ、赤い玉を落とした

ヒデコ「うっ…………」

それと同時に、ヒデコ フミコ ミカの三人が意識を失い倒れた

ことり「フミコちゃん!?みんなどうしたの!?」

海未「……………大丈夫です、気絶しているだけです」

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ギュィィィィィン!!

ドォォォォォォォン!!

ゾフィー「ヘアァァッ!?」

キングオブモンスの光線がゾフィーに直撃する

ピコピコピコピコ………………

カラータイマーの点滅が加速する、それはゾフィーの命が残り僅かという事だ

スキューラ「ギェェェェェ………」

ゾフィー「アァァッ!?」

スキューラの巨大な顎で、ゾフィーに噛みついた

バシリス「ギャェェェェェ!!」

バリバリバリ!!

ドォォォォォォォォン!!

ゾフィー「ヘアァァァッ!?」

スキューラがゾフィーを放すと同時に、バシリスの放った光弾がゾフィーに直撃した

ピコピコピコ………………


………………………………………

ゾフィー「………………………」

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ゾフィーのカラータイマーの光が消えた

それは命が完全に消えた事を意味するのだ



花陽「ゾフィーが…………」

絵里「そんな………………」

真姫「もう………終わりなの………」


キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

スキューラ「ギェェェェェ………」

バシリス「ギェェェェェ!!」 

ドォォォォォォォォォォン!!

ドォォォォォォォォォォン!!

ゾフィーを倒した三大怪獣は再び破壊活動を再開した

穂乃果「確かに………世界はつまらないかも知れないよ………悲しい事があるかもしれない!!」

穂乃果「でも…………だから楽しい事を楽しいって言えるんだよ!!」

カァァァァ………

穂乃果の声に反応したのか、赤い玉が僅かに光を放った

海未「そうです………辛い事は楽しい事を引き立てるためにあるんですよ!」

ことり「辛い事ばっかり…………楽しい事ばっかり………それじゃ駄目だよね!」

カァァァァァ………

穂乃果「そうだ!この玉!」

穂乃果は赤い玉を拾う

穂乃果「ねえ、ヒデコちゃん達の願いで怪獣を呼び出したんでしょ!」

穂乃果「だったらゾフィー助けて!私の願いを叶えてよ!!」

カァァァァァァ……………

赤い玉が放つ光が、だんだん大きくなっていく


キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ギュィィィィィン!!

ことり「えっ!?」

キングオブモンスが光線を学校に向けて放った

海未「っ!?」

その瞬間、ことりと海未、そして穂乃果は願った



助けて、ウルトラマン



穂乃果「光よぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


カァァァァァァァァァァァァ!!!

海未「えっ……………」

ことり「何……………?」

光線は学校に当たらなかった

突如出現した光が光線を防いだからだ



絵里「あの光は…………まさか!」

花陽「きたぞ……………」

真姫「われらの……………」



穂乃果「……………ウルトラマン!」

ウルトラマン「……………」

光の中から、ウルトラマンが降臨した!


海未「ウルトラマン!」

そして…………………


ウルトラセブン「……………」

同じく光の中から、ウルトラセブンが降臨した!


ことり「セブンも!」

穂乃果「ウルトラの………奇跡」

海未の願いがウルトラマンを呼び

ことりの願いがウルトラセブンを呼んだのだ


凛「あれって、伝説の………」

絵里「ハラショー……………」

花陽「私達の……………ヒーローだ!」

キラーン!

ゾフィー「ヘッ…………ヘアッ!」

そして、穂乃果の願いがゾフィーを蘇らせた!

ゾフィー(光が戻った………)

にこ(あれって……………ウルトラマンとセブン!?)

ウルトラマン「……………」

セブン「……………」

ゾフィー「……………」

ウルトラマン、セブン、ゾフィー

三大ウルトラマンが並び立つ

スキューラ「ギェェェェェ………」

バシリス「ギャェェェェェ!!」

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ウルトラマン「シェアッ!」

スキューラ「ギェェェェェ………」

スキューラの突進攻撃、ウルトラマンは飛び越えて回避

ウルトラマン「ヘアッ!シェアッ!!」

そのままスキューラの上に飛び乗り、チョップ攻撃を与える



バシリス「ギャェェェェェ!!」

セブン「デュアッ!」

バシリスは翼を広げ空へ飛び上がった

セブンもそれを追って空へ飛んだ




キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ギュィィィィィン!!

ゾフィー「ヘアッ!」

キングオブモンスの光線をウルトラバリヤーで防ぐ

スキューラ「ギェェェェェ………」

スキューラは上に乗ったウルトラマンを振り落とす

ウルトラマン「ヘッ!」

スキューラ「ギェェェェェ………」

スキューラの巨大な顎がウルトラマンに迫る

ウルトラマン「ヘアッ!」

ウルトラマンは顎を腕で受け止める、だが………

バリバリバリバリ!!

ウルトラマン「アァァァッ!?」

スキューラの牙から電流が流れ、ウルトラマンを襲った

スキューラ「ギェェェェェ………」

力を緩めてしまったウルトラマン、そのままスキューラはウルトラマンに噛みついた

ウルトラマン「アァァァッ!?」

バリバリバリバリ!!

ウルトラマン「ヘアァァァッ!?」


海未「ウルトラマン………頑張ってください!!」

バシリス「ギャェェェェェ!!」

バシリスは口から光弾を放つ

セブン「デュッ!」

セブンはこれをかわす

セブン「デュアァッ!」

頭部に装着された武器、アイスラッガーをバシリスに向けて放つ

バシリス「ギャェェェェェ!!」

カキィィンッ!

だがバシリスは翼からバリアを展開しアイスラッガーを防いでしまう

バシリス「ギャェェェェェ!!」 

バリバリバリバリ!!

セブン「デュアァァ!?」

再びバシリスが光弾を発射、セブンは避けきれず直撃してしまう


ことり「セブン!頑張って!!」

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ゾフィー「ヘアッ!」

キングオブモンスの尻尾を側転でさわす

ゾフィー「ヘアッ!」

ビィィィィィィィ!!

ゾフィーは腕をL字に組み、M87光線を放つ

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

ギュィィィィィン!!

キングオブモンスも光線を放ち、光線の競り合いとなった


穂乃果「ゾフィー頑張れぇ!!」


花陽「ゾフィー頑張って!!」

凛「負けちゃ駄目にゃ!!」

真姫「負けるんじゃないわよ!!」

希「いけぇゾフィー!!」

絵里「ゾフィー………頑張って!!」


にこ(負けるわけには……………いかないのよ!!!)

ビィィィィィィィィィィ!!

ドォォォォォォォン!!!

ゾフィーの光線が押し返し、キングオブモンスに直撃した!

にこ(やった!!)

ゾフィー(いや、まだだ!)


キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

いや、直撃してはいなかった

キングオブモンスは直撃する瞬間にバリアを展開し、光線を防いでいた

にこ(やっぱりアイツにゾフィーの技は………)

ゾフィー(いや、まだ手はある!)

にこ(え………)

ゾフィー(ウルトラ兄弟最強の技………私の最強の光線がある!)

にこ(そんな技が………)

ゾフィー(だが、エネルギーの消費が激しい………撃てばしばらく光線技が使えないだろう)

にこ(こいつを倒せるなら、やりましょう!)

ゾフィー(よし!)

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!

ゾフィー「ヘアァァァァァァッ!!」

左手を胸の前に、右手を前に突きだし、光線を発射

これがミラクル87万度の威力を持つウルトラ兄弟最強の技

M87光線だ

ギュイイイィィィィィィィィ!!!

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!」

再びバリアを展開する、だが

バリィィンッ!!

キングオブモンス「エェェェェェェェェ!!?」

ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!

キングオブモンスのバリアをいとも簡単に突き破り、キングオブモンスを木っ端微塵に吹き飛ばした


希「凄い………」

絵里「あれが、ゾフィーの必殺技……………」


穂乃果「ゾフィーが勝ったぁ!!」

ドォォォン!!

スキューラ「ギェェェェェ!?」

キングオブモンスが倒されると同時にスキューラの牙が砕け散った

ウルトラマン「ヘアッ!」

ウルトラマンはスキューラの顎から脱出する

ウルトラマン「シェアッ………ヘアァァァッ!!」

スキューラを持ち上げ、勢いよく投げ飛ばす

ドォォォン!!

ウルトラマン「ヘアァァッ!!」

ガァァァァァァァァァァァァ!!!

ウルトラマンの必殺技、スペシウム光線

徹底的に磨きあげられたその威力はゾフィーのスペシウム光線の威力を上回る

ドォォォォォォォォォォン!!


海未「凄い……………」

ドォォォン!!

バシリス「ギャェェェェェ!?」

同じく、キングオブモンスが倒された事でバシリスの翼が砕け散り、バシリスは地上に落下した

ドォォォォォン!!

セブン「デュアッ!」

セブンは両腕を頭部のビームランプに当て、セブンの必殺技の一つ、エメリウム光線を放つ

ビィィィィィィ!!

ドォォォォォォォォォン!!

バシリス「ギャェェェェェ!?」

続けて腕をL字に組む

バシリス「ギャェェェェェ!!」

バシリスは負けじと光弾を放つ

セブン「デュアァァァァ!!」

ガァァァァァァァァァァァァ!!!

セブンはしゃがんで光弾をかわし、セブンのもう1つの必殺技、ワイドショットを放った

ドォォォォォォォォォォォン!!!


ことり「やったぁ!!」




ゾフィー「……………」

ウルトラマン「……………」

セブン「……………」


穂乃果「ゾフィー………」

海未「ウルトラマン………」

ことり「セブン………」

穂乃果「……………ありがとう!!」

三体のウルトラマンが穂乃果に応え、頷いた

ゾフィー「ヘアッ!」

ウルトラマン「シュワッチ!」

セブン「デュアッ!」

穂乃果「さようならぁ!!ウルトラマン!セブン!ゾフィー!」

海未 ことり「さようならぁぁぁ!!」

ゾフィー(ありがとう、弟達………)

ウルトラマン(ゾフィー兄さんにはいつも世話になっている、当然の事だ)

セブン(矢澤にこ………だったね?)

にこ(はい………)

ウルトラマン(我々はこの地球を愛している)

セブン(悲しみ………苦しみ………そして笑顔で溢れるこの地球を)

セブン(この地球を、頼んだぞ!)

にこ(……………はい!)

そう言い残し、ウルトラマンとセブンはまた宇宙に帰っていった

にこ(凄い……………まともに話せなかった)

ゾフィー(地球を愛する………か)

ゾフィー(さあ、我々も戻ろう)

にこ(……………そうね!)

次回予告

突如出現したナックル星人とブラックキング!

絵里が手にする三つのカプセルとは何か!

光線技が使えず苦戦するゾフィー!

その時、夕日と共にウルトラマンが帰ってくる!

次回「ウルトラマンジャック参上!」

みんなで見よう!

郷「みなさん、ここまで読んでくれてありがとうございます」

郷「今回はウルトラマンジャックも出ます、みんなで見てください」



第8話「ウルトラマンジャック参上!」

「ふっふっふ、予定通りM87光線を使ったか……………」

「高い額を払ってまで赤い玉を手にいれた甲斐があった………」

「よし、ブラックキングを出せ!ゾフィーが光線技が使えない今がチャンスだ!」

そう、あの赤い玉の事件は宇宙人によって仕組まれたものだったのだ

宇宙

ウルトラマンジャック「……………」

帰ってきたウルトラマン………知っているねぇ?

かつて地球では郷秀樹として活躍したウルトラ四番目の兄弟だ

本名はウルトラマンジャック

ウルトラマン二世とも、新ウルトラマンとも呼ばれている

身長40M 体重3万5千トンの彼は、昭和46年4月2日に地球にやってきた

帰ってきたウルトラマンはがんばり屋だった、一生懸命訓練に訓練を重ねてキングザウルス三世を倒したのは、昭和46年4月23日だ

しかし帰ってきたウルトラマンには次々と恐ろしい怪獣が挑戦した、昭和46年4月30日、それがグドンとツインテールだ

それから、竜巻怪獣シーゴラスと津波怪獣シーモンスが夫婦で同時にやってきた事もある、あれは昭和46年6月25日だったねぇ

これぞ悪魔の使者、宇宙大怪獣べムスターだ、やつがやってきたのは昭和46年8月6日だった

石油やガスをどんどんお腹に飲み込んでしまう、今こんな怪獣が現れたら石油の少ない日本は本当に全滅してしまうだろう

そして昭和46年9月17日、キングストロン

続いて11月5日、卑怯な囮怪獣プルーマもやってきた

そして最後は昭和12月17日、悪賢いナックル星人と用心棒怪獣ブラックキングとの血みどろの戦いだ

帰ってきたウルトラマンが持っている物はなんだろう?

これはねぇ、光線技が使えないゾフィーのための新しい武器として、ウルトラセブンからプレゼントされたカプセル怪獣なんだ


「グォォォォォ!!」

ジャック「ヘッ!?」

突如小惑星に出現したのは、かつて帰ってきたウルトラマンが倒した用心棒怪獣ブラックキングだ

ブラックキング「グォォォォォ!!」

カプセル怪獣とはなんだろう?

それを狙ってたちまち怪獣が襲ってきた所を見るに、よほど大切な物なんだねぇ

ジャック「シェアッ!」

チョップを二発三発と叩き込む

ブラックキング「グォォォォォ!!」

だがブラックキングはそれを嘲笑うようにジャックを突き飛ばす

ジャック「アッ!?」

ブラックキング「グォォォォォ!!」

追い討ちとして、カプセル怪獣を持っているジャックの左腕を足で強く踏みつける

ジャック「アッ!?…………ヘアッ!?」


ジャック「ヘアッ!」

ジャックはなんとかカプセル怪獣を守り、地球に向かって飛び立った

そして地球では

絵里「はぁ……………はぁ………」

絵里「そろそろ、休憩しましょう」

今、絵里は一人で自主練習をしていた

絵里「あら、あれは……………人?」

絵里が見た先に、謎の男が倒れていた

絵里「怪我をしてる………すぐに手当てしないと!」

絵里「とりあえず、私の家に…………」

絵里は気づかなかった、男のそばにあった小さな箱に………

一方、我らのヒーローゾフィーこと矢澤にこは

にこ「うー……………」

にこママ「熱が40度………全身筋肉痛………」

にこ「大丈夫よ…………大丈夫だから………」

にこママ「無理しちゃ駄目よ、ゆっくり休みなさい」

そう言い残し、にこの母は部屋を出た

にこ(まさか、光線一発撃つだけでここまで………)

ゾフィー(ただでさえエネルギー消費が激しい技だ、太陽エネルギーの少ない地球で撃つのはやはり不味かったか…………)

ゾフィー(今はゆっくり休め、これ以上症状を悪化させない事だ)

にこ(……………………)

絵里の家

男「うっ……………」

絵里「よかった、目が覚めたんですね」

男「ここは…………俺は一体何を?」

絵里「ここは私の家です、あなたは外で気を失っていたんです」

男「……………無い!君、こんな形の…………小さな箱を知らないか?」

絵里「箱?…………さあ?」

男「なんて事だ……………これじゃ俺は何のために……」

絵里「何か大切な物なんですか?」

男「ああ、俺はその箱をある人に届けるために来たんだ、なのに………」

男「とにかく、手当てしてくれてありがとう………俺はもう行くよ」

絵里「まだ無理ですよ!」

男「大丈夫だ…………うっ!」

男は左腕を怪我していた

絵里「まだ安静にしていないと……」

男「だけど、すぐにあの箱を………」

絵里「その箱なら………私が探します」

男「君が?」

絵里「はい」

男「あれは危険な物だ、女の子には任せられない」

絵里「危険な物なら、尚更怪我人に行かせられません」

絵里「だから、あなたは安静にしてください」

男「……………わかった」

絵里「では、その箱の特長を教えてください」

男「ああ、このくらいの大きさで……色は銀色…………」

絵里「わかりました、では」

男「待て、箱を見つけても絶対に開けてはいけない…………いいね?」

絵里「はい、わかりました」

男「よし……………そういえば君の名前は?」

絵里「私は絢瀬絵里です、あなたは?」

郷「俺は郷秀樹だ、それじゃあ頼んだよ」

絵里は早速、郷が倒れていた場所に来た

絵里「ここのはず………」

絵里「銀色の箱………………」

辺りを見回した、しかし銀色の箱のような物は見つからなかった

絵里「無い…………誰かが拾ったのかしら?」

「なんだろう、この箱」

「開けてみようぜ」

絵里「箱!?」

絵里は二人組の子供が銀色の箱を開けようとしているのを見た

絵里「待って!」

「何?」

「お姉さん誰?」

絵里「その箱、私に渡してくれる?」

「この箱お姉さんの?」

絵里「えっと……………そうよ!」

「これ、何が入ってるの?」

絵里「それは…………」

「言えないの?お姉さんなんだか怪しいぞ!」

「さてはこの箱を横取りしようとしてるな!」

絵里「……………いいから渡しなさい!」

絵里は無理矢理箱を奪った

「返せー!ドロボー!」

絵里「痛っ!…………っ!」

子供に石をぶつけられながら、絵里は退散した

絵里「はぁ………はぁ………多分これよね?」

絵里「……………何が入っているのかしら?」

絵里「いや駄目よ!危険な物だって言ってたじゃない!」

絵里「それにしても、郷秀樹ってどこかで聞いたような……………」


ドォォォォォン!!

「ガァァァァォォォォ!!」

絵里「怪獣!?」

地中から怪獣が出現した

絵里の家

「ガァァァァォォォォ!!」

郷「怪獣の声!?」

郷「この声は…………アーストロン!」

郷「絵里ちゃんが危ない!」

郷「うっ……………こんな怪我に負けるもんか………」

郷は傷ついた身体に鞭打って怪獣の所に向かった

アーストロン「ガァァァァォォォォ!!」

ドォォォォン!!ドォォォォン!!

アーストロンは口から光線を吐き、辺りを破壊していった

絵里「きゃっ!!」

必死に逃げる絵里、だが爆風に巻き込まれ倒れてしまう

その拍子に銀色の箱を落としていまい、落としたショックで箱が開いてしまった

絵里「これは…………」

箱に入っていたのは五つの小さなカプセルだった

カプセルを手に取った瞬間、絵里の頭にこう響いた

カプセルを投げろ………と

アーストロン「ガァァァァォォォォ!!」

絵里「っ!!」

絵里は咄嗟にカプセルの一つを投げた

ドォォォォォン!!

「オォォォォォォォォ!!」

絵里「怪獣!?」

絵里が投げたカプセルから銀色の怪獣が出現した

これこそが帰ってきたウルトラマンがウルトラ国からはるばる届けてくれたカプセル怪獣

「オォォォォォォォォ!!」

これがカプセルに仕込まれた、カプセル怪獣ウインダムだ

光線が使えなくったゾフィーに、ウルトラの国からプレゼントされたセブンの相棒だ

絵里「ウインダム、怪獣をお願い!」

ウインダム「オォォォォォォォォ!!」

絵里の声に反応し、ウインダムはアーストロンに向かって進んだ

アーストロン「ガァァァァォォォォ!!」

ウインダム「オォォォォォォォォ!!」

アーストロンはウインダムに向かって突進した

しかし、ウインダムは軽々とアーストロンを突き飛ばす

アーストロン「ガァァァァォォォォ!!」

ドォォォォォン!!

アーストロンはウインダムに向けて光線を吐いた、しかしウインダムは傷一つつかない

ウインダムは金属で出来た頑丈な体と額から放つビームが武器だ

絵里「ハラショー!!凄いわウインダム!!」

ウインダム「オォォォォォォォォ!!」

「うっ……………」

絵里「っ!?しっかりしてください!」

崩れた家に人が挟まれていた

絵里「待っててください、すぐに退かします!」

絵里「うっ………………動かない………!!」

郷「どうしたんだ絵里ちゃん!?」

絵里「郷さん!?…………人が挟まれて……」

郷「よし、わかった!」

郷は落ちていた鉄骨を拾い上げ、瓦礫に引っかけた

郷「………動いたっ!!」

絵里「さあ、向こうへ!!」

「あ、ありがとう………」

絵里「郷さん、どうしてここに!?」

郷「じっとしてられなくてね、それより………」

ウインダム「オォォォォォォォォ!!」

郷「あの箱を開けたのかい?」

絵里「すいません…………」

郷「いいさ…………さあ、ウインダムに指示を出すんだ!」

絵里「はい!」

絵里「ウインダム、止めよ!」

ウインダム「オォォォォォォォォ!!」

ビィィィィィ!!

ドォォォォォォォォォン!!

ウインダムは額からビームを発射

アーストロンはたまらず爆散した

絵里「やったぁ!」

ウインダム「オォォォォォォォォ!!」

絵里「ありがとう、ウインダム!」




絵里「思い出しました、郷秀樹………あなたはかつてMATの隊員の一人だった」

絵里「そしてゼットンとの戦いで、殉職した……………」

郷「…………………」

絵里「もしかして、あなたは………」

郷「俺は……………ウルトラマンだ」

絵里「やっぱり……………」

絵里「このカプセルはゾフィーに渡す物…………そうですね?」

郷「そうだ」

絵里「あの、これ………お返しします」

絵里はカプセル怪獣の入った箱を郷に返そうとした

郷「いや、それは君が使うんだ」

絵里「私が………………」

郷「君ならカプセル怪獣と共に戦えるだろう」

郷「手当てしてくれたお礼もあるしね」

絵里「…………はい、使わせてもらいます!」

郷「さて、じゃあ俺は………痛っ!」

絵里「郷さん!………まだ怪我が!」

郷「もう少し………休ませてもらうか…………」

絵里「私の家に泊まりますか?」

郷「そうさせて貰うよ、おはぎあるかい?」




次の日

ドォォォォォン!!

ブラックキング「グォォォォォ!!」

突如ブラックキングが出現した



にこ「いくわよ!」

ゾフィー(待て、まだエネルギーが足りない…………光線は使えないぞ!)

にこ(変身出来るならなんとかなるわ!)

にこはベーターカプセルを掲げ、ゾフィーに変身した!

ゾフィー「ヘアッ!」

ゾフィーはブラックキングに飛びかかり、チョップを浴びせる

ブラックキング「グォォォォォ!!」

ゾフィー「アァッ!?」

だが、ブラックキングはこれを振り払い尻尾をゾフィーに向けて振るう

ゾフィー「ヘアッ!」

ゾフィーはM87光線Bの構えをとる、しかしエネルギーが足りず撃つ事が出来ない

にこ(やっぱり撃てない…………)

郷「ゾフィー兄さんが…………」

絵里「私が行きます!」

郷「絵里ちゃん!」

絵里「大丈夫です、私とカプセル怪獣であいつをやっつけてやりますよ!」

絵里はカプセルを持って怪獣の元に向かった

郷(絵里ちゃんはカプセル怪獣の力を過信している…………それではブラックキングには勝てない!)

絵里「お願い、アギラ!」

ドォォォォォン!!

アギラ「ギェェェェェン!!」

絵里はカプセル怪獣のアギラを召喚した

ゾフィー「ヘッ!?」

にこ(怪獣がもう一匹!?)

ゾフィー(いや、あれはカプセル怪獣、味方だ)

ゾフィー(しかしなぜここに………)

アギラ「ギェェェェェン!!」

絵里「アギラ、ブラックキングを倒すのよ!」

にこ(あれは………………絵里!?)

アギラ「ギェェェェェン!!」

アギラはブラックキングに向かって突進した

ブラックキング「グォォォォォ!!」

アギラ「ギェェェェェン!?」

しかしブラックキングの尻尾に吹っ飛ばされてしまう

ブラックキング「グォォォォォ!!」

ドォォォォォン!!

アギラ「ギェェェ………」

ブラックキングの吐いた光線がアギラに直撃した

絵里「しっかりしてアギラ!えっと………一体どうしたら………」

郷「駄目だ、絵里ちゃん!」

絵里「郷さん!?」

郷「アギラだけでは奴には勝てない、ゾフィー兄さんと力を合わせるんだ!」

絵里「大丈夫です!私とアギラで怪獣を倒して見せますよ!」

郷「馬鹿野郎!!」

絵里「えっ!?」

郷「俺の左腕を見ろ、ウルトラマンでも油断すればこんな風に怪我をするんだ………」

絵里「……………」

郷「大きな力を持っていても、その力を過信してはいけない」

絵里「一体………どうしたら」

郷「アギラのスピードをうまく使うんだ、ゾフィー兄さんを助けてやってくれ」

絵里「………………はい!」

絵里「アギラ!左へ回って!」

アギラ「ギェェェェェン!!」

絵里の指示に従い、左に向かって進んだ

ブラックキング「グォォォォォ!!」

ドォォォォォン!!

ブラックキングが再び光線を吐く、アギラは持ち前のスピードで光線をかわす

絵里「今よ、ゾフィー!」

ゾフィー「ヘアッ!」

今、ブラックキングはアギラに気をとられ、ゾフィーに背を向けていた

その隙を突き、飛び蹴りを食らわせる

ドォォォォン!

その時、突如爆発と共に巨大な宇宙人が出現した

絵里「宇宙人!?」

郷「ナックル星人……………」

ナックル星人「おのれ………光線が使えないゾフィーを倒す計画が台無しだ!」

ナックル星人「食らえ!」

ビュン! ビュン!

ドォォォォン!! ドォォォォン!!

アギラ「ギェェェェ!?」

ナックル星人が光線銃でアギラを撃つ

ゾフィー(光線が使えない今の私とカプセル怪獣では分が悪すぎる………)

ナックル星人「次はお前だゾフィー!」

ビュン! ビュン!

ゾフィー「ヘアッ!」

ゾフィーは側転で回避する、しかし

ブラックキング「グォォォォォ!!」

ゾフィー「アァッ!?」

その先に待ち構えていたブラックキングの追撃を受けてしまう

絵里「アギラ、大丈夫!?」

アギラ「ギェェェェ…………」

絵里「そんな……………アギラしっかり!!」

ブラックキング「グォォォォォ!!」

ドォォォォォン!!ドォォォォォン!!

ブラックキングが光線を吐き、町を焼き払う

絵里「このままじゃ町が…………」


「助けてぇぇぇ!!」

「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

逃げ惑う人々の叫びが響き渡る  


郷「っ!!」

轟く叫びを耳にして、郷は右手を空に掲げた

「ヘアッ!」

にこ(あれは…………新ウルトラマン!)

ゾフィー(ジャック、来ていたのか!)

ジャック「シェアッ!」

夕日を背に、ウルトラマンジャックが帰ってきた!

絵里「郷さん!!」

ナックル星人「現れたな、ウルトラマン二世!」

ジャック(ナックル星人は俺に任せろ!)

絵里「はい!」

ジャックはナックル星人に向かっていく

ジャック「ヘアッ!」

ジャックは大地を飛びパンチをナックル星人に食らわせる

ナックル星人「ぐっ!」

ジャック「ヘアァァッ!!」

そのまま近くに寄りチョップを叩き込む

ナックル星人「ぐっ…………おのれ!!」

ビュン!ビュン!

ナックル星人は光線銃をジャックに向けて放つ

ジャック「ヘアッ!」

両腕を交差させて攻撃を防ぐ技、ウルトラVバリヤーで光線を防いだ

ジャック「アァッ!?」

ナックル星人「ん?……………そうか、お前腕を怪我しているな?」

ジャックの腕はまだ完治していなかった

絵里「郷さん!」

ジャック「ヘアッ!」

絵里「えっ…………」

ジャックは絵里に叫んだ、俺の事は気にするな

ブラックキングを倒せと

絵里「っ!…………アギラ!」

アギラ「ギェェェェェン!!」

ブラックキング「グォォォォォ!!」

ゾフィー「ヘアッ……………」

ピコン………ピコン………

絵里「アギラ、右から回り込むのよ!」

アギラ「ギェェェェェン!!」

絵里の指示に聞き、右に進む

ブラックキング「グォォォォォ!!」

ブラックキングが光線を吐く

絵里「危ない!」

ゾフィー「ヘアッ!」

間一髪、ゾフィーがウルトラクロスガードで光線を防いだ

絵里「今よ!」

アギラ「ギェェェェェン!!」

アギラはブラックキングに飛びかかり、頭の角をブラックキングに突き刺した

ブラックキング「グォォォォォ!?」

ゾフィー「ヘアァァッ!!」

それに続き、ゾフィーはブラックキング目掛けて走り、すれ違いざまに手刀でブラックキングを切り裂いた

これが、ウルトラ霞切りだ


絵里「やったぁ!!」

ピコン………ピコン………

ウルトラマンのカラータイマーが赤に変わった

だがウルトラマンは負けない

絵里とゾフィーの友情が心の支えになっているからだ

ジャック「ヘアッ!」

ナックル星人「なっ…………やめろ!」

ジャック「ヘアァァッ!!」

ジャックはナックル星人を持ち上げ、空高くジャンプしナックル星人を放り投げた

かつてナックル星人を倒した技、ウルトラ投げだ

ナックル星人「馬鹿…………な……」

頭から地面に激突し、たまらずナックル星人は生き絶える

ジャック「ヘアッ!!」

ビィィィィィィ!!!

ドォォォォォォォォォン!!!

止めに腕を十字に組み、ジャックの最も得意とする光線、スペシウム光線を放つ

ナックル星人の体は木っ端微塵となった

ジャック「シェアッ!」

ゾフィー「シュワッチ!」

二人のウルトラマンが空に飛び去っていく

ゾフィー(ウルトラの国に戻ったら、私はもう大丈夫だとみんなに伝えてくれ)

ジャック(わかりました、この地球を頼みます)

そう告げて、二人のウルトラマンは別れた

海岸

絵里「帰るんですか?」

郷「地球の任務は完了した、いつまでもここにはいられないさ」

絵里「………………」

郷「ウルトラ五つの誓いを言ってみろ」

絵里「………………………」

郷「言いたくなければいい、だが絵里ちゃん………君も嫌な物、許せない物と戦える勇気ある人になるといい!」

郷「グッバイ、絵里」

郷は両手を掲げ、ウルトラマンに変身した

ジャック「シェアッ!」

絵里「郷さーん!!」

絵里「ウルトラ五つの誓い一つ!腹ペコのまま学校に行かぬ事!!」

絵里「一つ!天気のいい日に布団を干す事!!」

絵里「一つ!道を歩く時は車に気をつける事!!」

絵里「一つ!他人の力を頼りにしない事!!」

絵里「一つ!土の上を裸足で走り回って遊ぶ事!!」

絵里「聞こえますかー!!郷さーん!!」

こうして、ウルトラマンは去っていった

しかし太陽のように強くたくましかった郷秀樹の姿と心は、この少女の心の中でいつまでも燃え続けることであろう!

さようなら郷秀樹!

さようならウルトラマン!

次回予告

兄弟怪獣が矢澤家に迫る!

妹を守るか、怪獣と戦うかの運命の選択!

にこよ急げ!

ゾフィー絶対絶命!

次回「姉の背中」

みんなで見よう!

エースのssの題名を教えてください

>>262
ウルトラマンヴェェス

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