【モバマス】小梅「…幸子ちゃんまだかな」 (32)

小梅ちゃん誕生日おめでとうございます

小梅と幸子がでます。親友以上の関係です

百合注意

よろしければみてください

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3月28日

小梅「……」

幸子「小梅さーん!」

小梅「あ、幸子ちゃん」

幸子「すいません!ハァハァ… 待たせてしまいました…」

小梅「ううん、大丈夫だよ、私もいま来たから」

幸子「そう言ってもらえるなら助かります…ハァハァ」

小梅「ちょっと座ろう? だいぶ急いできた…よね?」

幸子「そう…させてもらいますね……ふぅ…」

小梅「……私も楽しみで、昨日は寝れなかったよ…。 あの子が起こしてくれなかったら多分私も危なかったから……気にしないで…今日は楽しもう?」

幸子「……勿論です! ボクも楽しみで寝れませんでした! 寝れなかった分も楽しみますよ!」

小梅「じゃあ…行こう♪」

幸子「はい!」

――

小梅「映画まで、まだ時間あるね」

幸子「そうですね…すこしお茶にしましょうか」

小梅「うん、行こっか」

幸子「ここからなら…あそこにしましょう」

……

小梅「プロデューサーさんには、感謝しなきゃね…」

幸子「そうですねー、今日わざわざスケジュール空けてくれましたし少しは労ってあげないといけませんね」

小梅「うん…、お土産、買おっか」

幸子「なら後でどこか回りましょう、カワイイボクが選んだものなら間違いなしです!」

小梅「私も…幸子ちゃんに、負けないくらいの物を選ぶよ…ふふふ…」

幸子「フフーン、ボク達のお土産なら泣いて喜びますよ」

小梅「そういえば…幸子ちゃん」

幸子「なんですか?」

小梅「映画なんだけど…大丈夫…?」

幸子「…? ……あー…、だ、大丈夫ですよ! ボクはカワイイのでホラーでもコメディでもアクションでもなんでもこいですよ!」

小梅「そっか……ならいいんだ」(怖がってる幸子ちゃんも可愛いもんね♪)

幸子「ところで今日観るものって…」

小梅「ふふ…私が、一番好きなシリーズ…演出がね、もう別格なの…!」

幸子(ボ、ボクは生きて帰れるんですかね!? ねえ!?)

小梅「……後ろ」

幸子「ひぃ!」

小梅「……なにもないよ」

幸子「え、ええ! もも、勿論しってます! 演技です! そうです!」

小梅「なら…大丈夫…、そろそろ行こっか」

幸子「さ、さあ! なんでもきてください!!」

――

アバババババババババババ

……ウン…、コウナルキハシタ…

――

幸子「フ、フフーン、そ、そんなに、大したことな、なかったですね!」

小梅「……さ、幸子ちゃん…し、下…」

幸子「ヒィ!! な、なんですか! …もう!小梅さん」

小梅「幸子ちゃん…面白い」

幸子「まったく…でも許します! ボクは優しいので」

小梅「許された… そういえば、お昼、どうしよっか?」

幸子「そ、それなんですけどね…」

小梅「……? どうしたの?」

幸子「そ、そのですね…つ、作ってきたんですよ…お弁当。 よかったら食べてください」

小梅「……」

幸子「…だ、駄目ですか?」

小梅「えっとね…、じ、実は私も…作ってきたの…」

幸子「……」

小梅「……」

二人「……ふふっ」

小梅「一緒に食べよう…♪」

幸子「そうしましょうか♪」

――

幸子「……」ジィー…

小梅「あ、あの…幸子ちゃん」

幸子「あ、はい。 なんでしょう?」

小梅「その…、ちょっと目線が…」

幸子「目線?」

小梅「ずっと私を、注目してるから…何事かなって」

幸子「あ、その! いえ、な、なんでもないですよ! どうぞ!ボクのお弁当を召し上がってください!」

小梅「う、うん、じゃあ…いただきます」

幸子「……」

小梅「……」モグモグ

幸子「ど、どう…ですか…?」

小梅「…うん、美味しいよ?」

幸子「ほ、ほんとですか!」

小梅「うん、薄味だけど、私…濃い味よりも、こっちの方が好き」

幸子「そ、そうですか…。 ま、まあボクは才色兼備ですので! 料理だってこなしちゃいますよ!」

小梅「じゃあ…また、お願いしようかな…」

幸子「ま、任せてください! ボクがなんでも作っちゃいますよ!」

小梅「ふふふ…じゃあ、今度リクエストするね? ほら、幸子ちゃんも食べて?」

幸子「ではボクも…いただきます」

小梅「召し上がれ…」

幸子「…あ、おいしいです」

小梅「よかった…、喜んで、もらえて」

幸子「それにしても小梅さんも料理するんですね。 少し意外でした」

小梅「お母さんの、手伝いで…よくやってたから」

幸子「ああなるほど」

小梅「幸子ちゃんは?」

幸子「ボクも昔に少々…」

小梅「そっか……あれ? で、でも幸子ちゃんの両親って」

幸子「ま、まあそれはいいじゃないですか! ほ、ほら食べましょう! ね!」

小梅「う、うん…この後どうしよう?」

幸子「そうですね…小梅さんはどこか希望はありますか?」

小梅「えっとね、服見に行かない?」

幸子「あ、いいですね。 …ならボクにお任せください! 小梅さんをばっちりコーディネイトします!」

小梅「えっと…、よろしく、お願いします?」

――

小梅「ど、どう? …変じゃ、ない…?」

幸子「そんなことないです! ボクの目に狂いはありません! ボクと同じくらいカワイイです!」

小梅「うう…、ふ、普段はこういう服は着ない…から」

幸子「普段はえっと、何ていえばいいんでしょう? パンク?なモノですもんね」

小梅「う、うん。 似合うって言われて嬉しくて…。 あと私個人としても気にいってて」

幸子「服装褒めてもらえると嬉しいですよね」

小梅「うん、それもあるのかも…私の服装の好みの理由」

幸子「うーん、それも似合ってると思うんですけどね…」

小梅「あんまり着ない、から…慣れない…」

幸子「ん~…似合ってるのは本当なんですけどねー」

小梅「……そうだ」

幸子「ん?」

小梅「幸子ちゃんも…イメージチェンジ…うふふ」

――

小梅「……うん、いいね…」

幸子「フーン! どうですか! カワイイですか!」

小梅「うん…カワイイ」

幸子「もっと褒めてください!」

小梅「うん、カワイイよ幸子ちゃん」

幸子「フフーン!」

小梅「いつもと違う幸子ちゃんカワイイ」

幸子「フーン!」

小梅「ホラーで怯えてる幸子ちゃん…カワイイよ」

幸子「フフーン…てっ、それ褒めてます!?」

小梅「勿論だよ…、もっと怖がらせたくなる♪」

幸子「ちょ、ちょっと!ボクは怖がってなんかいません!!」

小梅「そう…なの?」シュン

幸子「へ…? 小梅さん?」

小梅「う~……私は怖いのに……」

幸子「あ、その…えっと…」

小梅「……」

幸子「……」

小梅「じゃあ…今度はもっと怖いの持ってくるね」ニヤニヤ

幸子「……え」

小梅「幸子ちゃんでも怖いって思える…とびっきり秘蔵の映画…用意するね♪」ニヤニヤ

幸子「」

小梅「うふふふふ…」

――

幸子「うーん、どうしましょうかね?」

小梅「わ、私はいい、と思う。 普段と違う服も」

幸子「お互い試着してそれはわかったんですけどね…購入となると考えますね」

二人「うーん…」

小梅「あ、そうだ…」

幸子「どうしました?」

小梅「次に二人で出掛けるとき…今日買った服で、出かけるのはどうかな…」

幸子「なるほど…ありかもしれませんね!」

小梅「一人だと、ちょっと着る勇気、なかったからこれなら…」

幸子「では…買いましょう!」

小梅「うん…!」

――

小梅「今日は…すごく、すっごく楽しかったね」

幸子「はい! …また一緒にどこかに行きたいです」

小梅「次はどこに、しよっか」

幸子「うーん、遊園地、ピクニック、水族館…あー、お花見なんかもいいですね!」

小梅「また、二人で考えよっか」

幸子「ですね…、また二人で」

小梅「うん、二人で」

幸子「……」

小梅「……」

幸子「…あ、そうです」

小梅「どうしたの…?」

幸子「これを…」スッ

小梅「これって…」

幸子「お誕生日おめでとうございます、小梅さん」

小梅「嬉しい…開けていい?」

幸子「はい、いいですよ」

小梅「……これって、ネックレス?」

幸子「はい。 …その、駄目でした…?」

小梅「ううん…嬉しいよ…ドクロも付いてて、いいネックレスだよ」

幸子「な、ならよかったです…」(なかなか選ぶの苦労したんですよね)

小梅「ありがとうね、幸子ちゃん。 大切にする」

幸子「はい! …喜んでもらえてボクも嬉しいです!」

小梅「でもね幸子ちゃん」

幸子「ん?」

小梅「もうひとつ…もうひとつあるの。 欲しいもの」

幸子「えっと…何でしょうか? や、やっぱり不満でしたか」

小梅「そんなことないよ」

幸子「じゃあ…欲しいものって?」

小梅「少し…目をつぶって?」

幸子「わかりました」

小梅「……」

幸子「……」

小梅「私が欲しいのはね…」

幸子「……」

小梅「……んっ…」

幸子(……へ?)

幸子「……!!」

小梅「……幸子ちゃんとのキス…だよ」

幸子「……へ、い、いま…えぇ!!」

小梅「…ごめんね、急にビックリしたよね?」

幸子「そりゃあビックリしますよ! その…心の準備とか……。 ……でもどうしてまた」

小梅「……今日…、二人でデートした記念に…これじゃだめ?」

幸子「…いえ。…その…またしましょう?」

小梅「うん…幸子ちゃん、真っ赤」

幸子「こ、小梅さんもですよ!」

小梅「ほ、ほんと…?」

幸子「……」

小梅「……」

二人「……フフッ」

小梅「じゃあ…そろそろ」

幸子「ええ…また会いましょう」

小梅「バイバイ」

幸子「また明日会いましょう…それでは」

――

小梅(今までで一番楽しい誕生日だった…映画も幸子ちゃん怯えて私に飛びついてきて…ふふ)

小梅(幸子ちゃん…頑張ったんだろうなお弁当。 家事したことないって前言ってたもんね。 私のためにしてくれてたなら…本当に嬉しい…)

小梅(服だって色々考えてくれて、私に似合う物選んでくれて、それと私が選んだのも気に入ってくれて…次の二人のお出かけ…すごく楽しみ)

小梅(ネックレスも…大切な物がまた増えて……、……キスもしちゃったんだよね、私……)

小梅(ど、どうしよう…! 思い出したら…恥ずかしくなって…きた)

小梅(……でも…幸せだよ…私)

――

幸子(お弁当もおいしいって言ってもらえました、次に会うときの服も一緒に買えました。 …映画は…ええ、楽しかったですよ、はい)

幸子(そして……ああもう思い出したらすっごく恥ずかしい…!)

幸子「今日も寝れそうにないです…」

以上です、ここまで読んでくださってありがとうございました

幸子と小梅のSS三つ目でしたが…もっと上手く書けるように頑張りたいですね…楽しいですし

最後にもう一度、小梅ちゃん誕生日おめでとう!

こんばんは、作者です 2スレだけおまけを投下します

小梅誕生日より数日前のこと

幸子「……小梅さんの誕生日が少しずつ迫ってきています。 プレゼントは見に行くとして…」

幸子「うーん、でもそれ以外でも何かしたいですね」

幸子「うーん……」

幸子「……そうです! お弁当です! きっと喜んでもらえます!」

幸子「そうと決まればさっそく行動しましょう! なーにカワイイボクの手にかかれば素敵な物ができます!」

幸子「とはいってもボクの家では無理ですね……ママもパパも火は危ないって触らせてもらえません」

幸子「なら…事務所ですね、キッチンを借りてそこでやりましょう」

幸子「善は急げ、準備していきましょう!」


そして……

幸子「……」

まゆ「……」

P「……幸子さん」

幸子「……はい」

P「……これはなんですか」

幸子「……はい、卵焼きです」

P「……俺の知ってる卵焼きは黄色です。 これはなんで黒いのでしょう」

幸子「……焼きすぎました」

P「……ついでにもう一つ……これはスクランブルエッグだ…。 卵焼きはこう…もっとブロック状だ」

幸子「……」

P「……」

まゆ「……幸子ちゃん」

幸子「……はい」

まゆ「まゆと頑張りましょう?」

幸子「……うぅ……はい……」

それから幸子は悪戦苦闘しながらどうにか多少は料理できるようになったとか

おまけは以上です ありがとうございました

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