少年「皆と笑い合える未来が欲しい」 (4)

「ずいぶん深手を負ったな」

ー僕は知ってるー

「案外傷は軽い物だよ」

ー動けるけど魔翌力はもうないー

「ここから抜け出せるか?」

ー僕ならそれは簡単に出来るー

「そうだね…無理では無いと思う」

ーでも、それは僕だけならの話ー

「なら一刻も早く出ないとやばいぞ」

ーだから僕の最後の力で君だけでもー

「あぁ……転送魔法」

ー親友と呼んでくれた君だけでもー

「……発動!」

ーどんな世界でも生きて欲しいー


ー僕は……また、失敗したんだからー


初SSです
設定だけ出来てるのに中身が出来てないので更新遅いと思いますが
よろしくお願いします




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1459089342

月明かりが街を照らす夜
その外れにある何時の時代の物か分からない遺跡
誰も、何も無いその遺跡の隅で動く物陰が1つ

少年「ん……そうだ……また失敗だったんだ」

そう呟いた直後複数の足音はやって来た

??1「本当にここにあるのか?」

??2「あぁ…観測者の間違いじゃ無きゃな」

??3「とりあえず調べれるだけ調べるんだ今回は間違いないと言ってたからな」

少年「3人、かな?ただの調査隊にしては装備がしっかりしてる」ガラッ

少年「ッ‼」

??3「何か音がしたぞ!こっちだ!」

少年「バレたかー、隠れてもどうしようもない、か」

少年「…探し物はここから流れた魔翌力?それとも、今ここにいる不審者の僕?」


??2「少年?」(何故だ?こいつは観測者の情報を知っている?)

??1「こら、君!こんな夜中にこんな場所にいちゃ」

??3「待て、君は一体なんだ?いや、何者なんだ?」

少年「僕ですか?恐らく、貴殿方の探し物です」

~馬車内~

少年「今度は失敗しない……絶対にッ……」

~~~~~~

??3『他に調べたがこの少年以外いつもと変わらないただの遺跡だ』

??1『なら、連れて帰りましょうよ。どうせ収穫無しで帰ってももったいないですよ』

??2『少年……だったか、手荒な真似はしない我々に同行願えるか?』

少年『構いません、しかしこちらから1つお願いがあります。』

??2『ふむ、期待に添えるか分からぬが聞かせてもらおう』

少年『王への謁見を願いたい』

~~~~

??1「なぁ、腹ぁ減ってねぇか?こっそり干し肉かっぱらってきたんだ」

少年「ちょうど小腹が空いてたところで、ありがたいです」

??3「なぁ?俺の干し肉知らねぇか?ここにおいてたんだが」

??1「いんや、見てませんよ野良犬にでも食われたんじゃ無いんですか?」モシャモシャ

??3「そうかぁ?まぁいいや」

少年(今度こそ、僕の未来を掴むんだ) モシャモシャ

??2「私だ門を開けてくれ」

門番「これは、騎士団長様!ただいま開けます故、少々お待ち下さい」

??2→騎士団長「うむ、頼む」

少年「ようやく王国か」

門番「ん、その者は?」

??1→騎士1「出先でちょっとね、深くは聞かないでくれると助かる」

門番「そういう事であれば私は、何もお聞きしませんが……」

??3→騎士2「安心してくれ、悪人ではないむしろこの王国の為になるかもしれん事だ」

門番「い、いえ私としましては騎士の方のお連れとはいえ素性の分からぬ者を国に入れることは、と思っただけで」

騎士団長「ハハッ、相変わらず君も堅物だなもう少し気楽に構えれば伴侶も見つけやすいものを」

門番「だ、団長様あんまりからかわないでください!」

騎士団長「おっと、すまないなっと門も開いたようだ中に入るとしよう」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom