エルフ「魔王になれ……だと?」 (34)

エルフ「あなたはいきなり現れて何を言ってるんだ?」

魔王「えー。だって飽きたんだもん。エルフちゃんならやってくれるよね!ね!」

エルフ「まぁ、魔王としての生活は面白そうだが……」

魔王「それならやろうよ!やるよね!決定!」

エルフ「え。ちょ待て」

魔王「魔王の印の王冠と、称号はあげるから!魔王頑張って!」

ヒュンッ

エルフ「……行ってしまった。」

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エルフ「魔王になれと言っても、何処でどうすればいいんだ……。」

エルフ「昔から、大事なところは忘れるんだからな……。」

ヒュンッ

エルフ「何だ?魔王か?」

側近「いえ。私は側近ですが……魔王さまは?」

エルフ「いや、私に魔王になれと言って逃げて行ったが……」

側近「ふむ。その王冠と称号があるということは、嘘をついてるわけではないんですね。」

エルフ「嘘なんてついたって何の意味もないだろう。」

側近「古代より、王冠と称号さえあればおっけー☆とも言いますから……」

エルフ「ん?何だこの流れ。」

側近「あなたが魔王って事で問題ありませんね!」

エルフ「いや待て待て待て。」

側近「まぁまぁ、魔王さま!お城に帰りましょう?」

エルフ「いやあああああ!!!」



魔王の城

魔王エルフ「今すぐ帰らせろ!前魔王にやらせろ!」

側近「あー。あのボンクラはどうだっていーですよ。それよりも魔王さま。大事な書類が溜まってます。」バサッ

魔王エルフ「ちょ、どんだけあるんだ?」

側近「えーとですね。1日100枚やるとして……50日分ですね〜」

魔王エルフ「ごせん……?」

側近「コレはボンクラがやらなかった分が殆どです」

エルフ「くっ……あの変人男……!面倒なことを人に押し付けて…!」

側近「私も手伝いますよ。ハンコ押せばいいだけですし。」

エルフ「地道に頑張るしかないな……」


数時間後

エルフ「はぁっ……腕痛い。」

側近「何とか500枚程度はできましたね。あと4500枚……!」

手下1「書類の追加持ってきましたー☆千枚でぇす☆」

エルフ「……嘘だろ。これは嘘だ。」

側近「………とりあえず今日はもう休みましょう?」

側近「今日の食事は、魔界牛の血みどろステーキ。マンドラゴラと竜の尻尾のサラダ。デザートはイワシです。」

魔王エルフ「血みどろステーキの血みどろってなんだ……?」

側近「えーとケチャップです。日によってはイチゴやシロップになります」

魔王エルフ「嫌がらせじゃないか。あと何でデザートはイワシなんだ?」

側近「ボンクラ……前バカ王がイワシが嫌いだったので嫌がらせに出してました。お嫌いでしたら下げますけど」

魔王エルフ「いや、別に好きだからいいが……。」

側近「それではお召し上がりください」バタン

魔王エルフ「血みどろステーキ美味しいな。……ケチャップでよかった。」パクパク

魔王エルフ「マンドラゴラ……勿体ないな。こんな高級食材が食べれるなんて。」

魔王エルフ「イワシか……魚全般は好物だ。」パクパク

魔王エルフ「美味しかった。」

魔王エルフ「………って!何堪能してるんだ私は!」

魔王エルフ「あーもうっ!」

側近「魔王さま。もう片付けてよろしいでしょうか。」

魔王エルフ「あ。頼む。」

側近「分かりました。………ところで、今日は寝所に誰かお呼びしますか?」

魔王エルフ「…………え?」

魔王エルフ「な、ななななにを言ってる!男なんて呼ばなくていいっ!」

側近「ふふっ……そうですか。」

魔王エルフ「うぅ……っ。男と一緒にね、寝るなんてどうかしてる!」

幼女「まおう様ー。お風呂わきました?」

魔王エルフ「え?幼女?」

幼女「私ですよー。側近です。」

魔王エルフ「え……どういうことだ?」

幼女「私、自由に容姿を変えられるんです。これは前バカ王が気に入ってた姿ですよー。」

魔王エルフ(そろそろあいつとは縁を切ったほうがいいのかもしれない。)

幼女「とりあえず、私とお風呂に入りましょ?ね?」

エルフ「いや、一人で入れる。」

幼女「……グスン。一緒に入りましょうよ」

エルフ「え。いや泣かないで。入るから。」

幼女「やったぁっ♪」



エルフ「………あの。」

幼女「なぁに?魔王さま」

エルフ「何で私の膝の上に乗ってるんだ?」

幼女「だって普通に入ったら、溺れるもん」

エルフ「じゃあ、座ればいいじゃないか。」

幼女「やだやだ。魔王さまの膝の上がいい。」

エルフ「ええ〜」

ちなみに魔王エルフさんは、女にしようと思いますが反論のある方はどぞ

側近「魔王さまー。身体洗って〜」

魔王エルフ「え………」

側近「この姿じゃうまく洗えないの。」

魔王エルフ「え。待て、べつの姿にすればいいじゃないか。」

側近「別の姿にするのには、魔力をたくさん消費するのです。」

魔王エルフ「たくさん消費してでもいいから、変えてください。お願いです」

男色は女が少なくなってるので、仕方なく行われてます。

おじいちゃんか、おばあちゃんですか。
とりあえず、性別と見た目か中身かどっちが年取ってるかを教えてください。すみません

見た目金髪美少女でいきます。よろしいですね?


側近「えー。何でですか?」

エルフ「例え私が女だとしても、何かヤバい気がするんだ。長い間生きてきたからわかる。」

側近「ちぇっ。分かりましたよ。」

エルフ「よし、それでいい。」

側近「じゃあ本来の姿に戻ります。」

魔王エルフ「よし、それでい……」

側近(イケメン)「これでいいですよね。」

魔王エルフ「あわわわ……」

側近「どうしました?魔王さま」

魔王エルフ「ももももももういい!出る!」スタコラサッサ〜

魔王エルフ「男のここここ股間を、近くで見てしまった……死にたい。」

魔王エルフ「ていうかあんな作りをしていたんだな…………」

魔王エルフ「いやいやいやいやいやいや!!そんなこと考えちゃ、いけないんだ!」

魔王エルフ「別のことを考えるんだ。………」

魔王エルフ「そういえば、魔王はどこだろう。彼の魔力を辿ってみるか。」


猫娘メイドカフェ

メイド1「いらっしゃいませニャ♪ご主人様」

メイド2「ご主人様は今日で、ご帰宅回数が2万越えなさりましたニャンっ♪ということで、ミスリル会員証をプレゼントにゃっ」

全ボンクラ魔王「えーとね。すぺしゃるぽっきーげーむ☆をお願いします。支払いは領収書で、魔王城でお願いします。」




前ボンクラ魔王「あと、命令は絶対ダゾ☆王様ゲームもお願いします。」

メイド1「すぺしゃるぽっきーげーむ☆にはノーマルモードとハードモードがありますが。どっちにするにゃ?」

前ボンクラ魔王「どう違うんですか?」

メイド1「ノーマルモードは普通にベロチューできて、ハードモードがお触りもオッケーですにゃ」

前ボンクラ魔王「あー。じゃあハードでお願いします。」

メイド1「あとお付きのメイドはどうするにゃ?今はツンデレソラノと活発なミクがいます。」

前変態魔王「その二人をお願いします。」

メイド1「ありがとうニャ♪税金込みで五万ゴールドになるにゃ。」

変態野郎「それもすべて魔王城で。」

魔王エルフ「………思っていた以上のクズだな。昔はあんなのじゃなかったのに」

魔王エルフ「さて、そろそろ寝ようか……」

勇者「魔王!勝負だ!」

魔王エルフ「今!?」

勇者「む?……前に来た時と顔が違う?」

戦士「気のせいじゃねーの?」

僧侶「いや、明らかに違いますわ。」

魔法使い「あれはエルフじゃないのかしら?」

魔王エルフ「………あー。前の魔王は魔界の猫娘カフェにいるからそっちで戦って欲しいんだが……」

勇者「そうか!邪魔したな………っておいおい!お前がどう見ても魔王だろ!」

僧侶「見事なノリツッコミ!流石勇者さまですわ!」

魔法使い「まぁ、確かに称号と王冠を持ってるからね。」

戦士「グゴゴゴゴ………」

魔王エルフ「戦士が寝てるんだけど……。とにかく夜も遅いし早く帰れ。わしは眠いんだ……。」

勇者「あ。それじゃあ泊まってっていいか?」

魔法使い「ここから近くの町でも10キロはかかるし」

僧侶「それに来るまでに移動魔法用の魔力使っちゃいましたし。」

魔王エルフ「お前ら、よくそれで魔王を倒そうと思ったな。」

勇者「いや、いつも女といちゃついてばかりいて特訓してないって聞いたから……大丈夫だろうって。」

魔王エルフ「え?そんな情報が流れてたのか?」

魔法使い「もうあの魔王は終わりだろwww……って、村専用の掲示板に落書きしてあったわ。」

魔王エルフ「私が住んでいたところが、田舎過ぎたのだろうか……?」

側近(美少女)「何の騒ぎですか?……って勇者一行!?」

僧侶「え?誰ですの?」

魔王エルフ「そそそそ側近!?」

魔法使い「エルフさん。顔真っ赤ですけど?」

側近「ど、どうしました?魔王さま」

魔王エルフ(あわわわ……目を合わせたら死んじゃあばばばば……)プシュー

僧侶「あら、頭から湯気が出てますわ」

魔法使い「凄いわね。部屋の温度が一気に3度上がったわ」

勇者「いい感じにあったかくなったな。……て、大丈夫か魔王?」

側近「魔王さま!お気を確かに!」

魔王エルフ「そっ……きん?」バタン!

僧侶「見事な倒れっぷりですわ。躊躇することなく、体勢を崩さずに倒れるとは……」

魔法使い「何冷静に分析してるのよ。」

魔法使い「とりあえず運びましょう?部屋はどこかしら?」

側近「こちらです。」

僧侶「私も手伝いますわ!」

勇者「え……ちょ、お前ら………。」

戦士「グゴゴゴ……ん?どうしたんだ勇者?」



魔王エルフ「うーん………。」

側近「起きませんねー。」

僧侶「そういえば、前の魔王はどうしてらっしゃるの?」

側近「私は見てませんが、魔王さまは見たようですね。ちょっと、あいつの魔力を探ってみてみますか。」

メイド2「またご来店くださいにゃっ♪」

前魔王「えーと。そういや魔界学園みるくるっ★の主人公、ルックちゃんの声優さんがいるらしいね。」

前魔王「魔界学園みるくるっ★は、女装オナニストの主人公ルックが、魔界学園ってとこに放り込ませたけど何だかんだあって、魔王退治に向かうことになったっていう、最早学園いらないよねって話。」

前魔王「っと。着いたみたいだね。さて、声優さんのおしりぺろぺろするか!」


側近「最近部屋から出てこないと思ったら……さっさと殺したいところですができませんね。」

魔法使い「本当ね。ゴミクズだわ。汚らわしい。」

僧侶「そういえば、勇者さんって魔法使いさんの罵詈雑言を聞いている時だけ、股間のところにバイキルトがかかってますよね。」

魔法使い「………それ本当?」

前魔王「ユウキたーん!かわゆいよぉ〜!」

ユウキ「皆、来てくれてありがとうっ!今日は楽しんでいってほしいなっ?」

前魔王「パンチラげっとおおおおお!うっしゃああああ」



魔法使い「パンチラゲットで喜ぶなんて、クソね。しかも写真まで撮ってる。」

側近「あんな感じの女の子ですね。結婚するならですけど。」

僧侶「側近さんは男なのですの!?」

側近「あ。男にもなれますよ。今日一発どうですか?」

魔法使い「側近さん、やめてください。私の可愛らしい妹を誘惑するなんて」

僧侶「魔法使いさん………いや、姉さん。これを誘惑というのですか?」

魔王エルフ「ん……あぁ……そんなとこに挿入れちゃらめぇ……っ」

僧侶「エルフさん。うなされてますわね。余程変な思いをしたのでしょうか?」

側近「んー。そんなショックを受けるようなこと私はしたことないですね。誰でしょうか?」

魔法使い「魔王じゃないの?」

側近「そうでしょうね。」


ユウキ「今日は、青を基調とした拳士の服装だけど……似合う?」

前魔王「うおおおお!乳ベルトサイコーっ!」

わーわー!

ユウキ「え、えへへ………ありがとうな。」

前魔王「照れてるユウキたんぺろぺろしたいよおおおおお!」

ユウキ「えと………そんなに褒められるとやっぱり恥ずかしいな。」

前魔王「恥じらってるユウキ可愛いよ!お尻の穴のシワを丹念にぺろぺろしたいよ!」

コウキ「よし。ルックの誓い歌っちゃうよ?」

わーわー!!!!




側近「殺せないのが残念ですね。」

僧侶「側近さんなら殺せるんじゃないんですの?」

側近「それがですね。ちょっとした契約があって、あいつを殺せないんですよ。」

僧侶「ふーん。そうなんですか。」

側近「まぁ、あいつも昔はカッコよくて好きでしたよ。……今も大好きですけど。」ボソッ

魔法使い「何か言ったかしら?」

側近「いいえ。何もありませんが。」

魔王エルフ「うーん……ハッ!」

魔法使い「起きたみたいね。」

僧侶「おはようございますですわ。魔王エルフさま。」

魔王エルフ「ここは……何処だ?」

側近「魔王さまのお部屋ですよ。魚強でも食べます?」

魔法使い「魚強って何よ。」

側近「イワシのことです。どっかの某元暴君が言ってたんで。」

魔王エルフ「あわわわわ………そそそそそそっきん……」

魔法使い「気絶はしないでほしいわ。面倒だし」

魔王エルフ(この魔法使いの言う通りだ。どうにかして平常心を保たあばばばばばb)

僧侶「湯気が先ほどの何倍も……」

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