【オリジナル】今際の国の――【コンマと安価】 (651)

今際の国のアリス完結記念

完全オリジナルでやりたいと思います

因みに
原作キャラは出ません
ネタバレも多分ないかな?


安価:主人公の性別

↓2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458996264

男の娘

またシリアス進行だとオリロンスレみたいになりそうな作品だな

アリス大好きだから期待

期待

酉付け忘れ+回線ぶっつぶれる二重の悲劇でこれんかったとです…
まあエタらせるつもりはございません

安価は男の娘で決定です

ではお名前はどうしましょう?

↓3から一つ採用

要 晴紀(カナメ ハルキ)

白喜 二三八 (しろき・ふみや)

鈴木土下座ェ門

白喜君で行きましょう!

それでは次は年齢と職業を
↓3から一つ採用

連投は無しですか?

安価下

今は人少ないし連投でもOKですよ

17歳 高校生(モデル)

高校生兼コスプレイヤー
17

22歳 生物化学系の院生

高校生コスプレイヤーは燃えますな

というわけで

―――――――――――――
ぷろふぃいる

なまえ:白喜 二三八

ねんれい:17歳 

しょくぎょう:高校生

性格:???

容姿:???

概要:???

――――――――――――――

性格特徴になるキーワードを↓3つ募集
一人3つまで上げてください。

3つ採用してそのキーワードから性格を組み上げていきます

文系男子

きまぐれで嘘つき

3つまでだよね?

素の自分に自信がない
ひらめき
演技力抜群

性格
理系より文系が得意な高校生。
理系と体育が同じくらい苦手、その分サブカルチャー文化で得た知識で変な知識だけは身に付いている

コスプレイヤーになったきっかけはオタクな自分に自信がないからで、アニメのキャラクターになりきることで自分じゃない誰かを演じている

因みに元の姿(すっぴん状態)の時は卑屈で気まぐれで嘘つき。というよりは、自分への自信のなさからの自己防衛本能からでそうなっている


概要はストーリーの進行とともに書き加えていきます

得意ジャンルは何にしますか?
すぺぇど以外で

↓2


探索

クローバー
無理だったら安価↑

了解です。

容姿も決めておきましょう

コスプレイヤーということなのでコスプレ時で迷い込んだのか
普通状態で迷い込んだのかどちらにしますか?

↓2

コスプレ

コスプレで迷い込んだ。大体のやつが女の勘違いする服装で

オッケーです
では容姿のキーワードも決めときましょう


魔法少女 ゴスロリ メイク

こういう一人三つまで上げてくれてOKです
別に一つでもいいです

またそれらを組み合わせます

↓3まで募集

白雪姫

村娘っぽい朴訥さ

髪がアンテナみたいな感じになっているのってなんだったけ?あれ

アホ毛かのう

芋っぽいアホ毛付きスノーホワイトか

セイバー 金髪はウィッグ プラスチックのエクスカリバー

>>32
そうそれ。2本ぐらいのイメージ

ぷろふぃいる

なまえ:白喜 二三八

ねんれい:17歳 

しょくぎょう:高校生

性格:
理系より文系が得意な高校生。
理系と体育が同じくらい苦手、その分サブカルチャー文化で得た知識で変な知識だけは身に付いている
コスプレイヤーになったきっかけはオタクな自分に自信がないからで、アニメのキャラクターになりきることで自分じゃない誰かを演じている
因みに元の姿(すっぴん状態)の時は卑屈で気まぐれで嘘つき。というよりは、自分への自信のなさからの自己防衛本能からでそうなっている

容姿:(コスプレ時)
人気深夜アニメ、魔法少女ホワイトスノウに出てくる白雪姫香のコスプレをしている
赤と青を基調としたアルザス地方の民族衣装をイメージした格好に、肩上までの青黒いボブヘアー
触角の様に二本のアホ毛が出ているのが特徴。因みにウィッグである

概要:コスプレのイベント帰りに今際の国に迷い込んだ

所持品
私服とメイク道具と携帯と持ち運びバッテリーの入ったリュック


よし。これで主人公は完成です

じゃあ次はゲームの舞台決めましょう
ジャンルとか難易度とかはこっちで決めてもええ?

取りあえずまずは舞台を

↓3から一つ採用

荒廃した渋谷

レンガ造りの中世大都市

舞台ってのは原作通り建物でOK?
役所

東京タワー

大型書店

>>38
そうっすね書き方が悪かった
げぇむの開催会場(建物)を募集です

もっかい安価取っていいですか?

↓3で

ごめんなさい

荒廃した東京スカイツリー

わかってなかった
>>40

刑務所

げぇむは舞台に合わせて自分が決めてもいいよね?
難易度度かも決めていいよね?

多数決
↓3

>>1に任せるよ

任せた

どれくらいげぇむは考えている?
最悪、募集していいのよ?
安価は>>1に任す

取りあえず舞台に合わせて今考えてます
というよりもう完成しました、初回だしそんな複雑でなくてもいいかなって

募集もいいですね

それではキャラクター募集

主人公みたいに一つ一つ安価で決めていく形で良いですか?
それともテンプレ貼って、各々好きにキャラクター作ります?

多数決
↓3

デンプレで。時間をかけるのもどうかと思うし、>>1も少し自由のほうがやりやすいよね?

テンプレで

テンプレで大丈夫
全部テンプレだとまじょがりみたいなげぇむで大変だし、一部のモブは>>1が適当に作ったりしてもいいと思う

よしではテンプレ

最初のげぇむは主人公含め6名

テンプレ
――――――――――――――――――――――――――

ぷろふぃいる

なまえ:白喜 二三八

ねんれい:17歳 

しょくぎょう:高校生

性格:
理系より文系が得意な高校生。
理系と体育が同じくらい苦手、その分サブカルチャー文化で得た知識で変な知識だけは身に付いている
コスプレイヤーになったきっかけはオタクな自分に自信がないからで、アニメのキャラクターになりきることで自分じゃない誰かを演じている
因みに元の姿(すっぴん状態)の時は卑屈で気まぐれで嘘つき。というよりは、自分への自信のなさからの自己防衛本能からでそうなっている

容姿:(コスプレ時)
人気深夜アニメ、魔法少女ホワイトスノウに出てくる白雪姫香のコスプレをしている
赤と青を基調としたアルザス地方の民族衣装をイメージした格好に、肩上までの青黒いボブヘアー
触角の様に二本のアホ毛が出ているのが特徴。因みにウィッグである

概要:(あまりにも突飛すぎるのは×、物語の進行でこちらも変わります)

所持品
(1キャラ2つまで、あまりにも有利過ぎる物やキャラと統合性のとれていない物は×、物語の進行でなくなったりしたりすることもあります)

―――――――――――――――――――――――――――――

では30分間募集

一人2キャラまでOKにしておこう、今は人少なそうですし

キャラが決まればげぇむ発表します

ヒロインは出しても死にそうなので別キャラで


ぷろふぃいる

なまえ:戸部恭一郎(まとべ・きょういちろう)

ねんれい:22歳 

しょくぎょう:探偵

性格:
理系タイプ。ただし、探偵であるため基礎体力はある。
興味持ったことに何でも首を突っ込む好奇心旺盛な青年。
そのために周りや他人のことを考えないで行動することが多い。
事件や謎を解明することに生きがいを感じている。
父親が刑事だがそのあとを継がないで別の視点で事件を知ろうと考えて探偵に

容姿:
探偵というよりラフな格好をしている。
髪の毛は茶色でぼさぼさ。
目の下にはクマができている
口にはいつも棒飴をくわえている(タバコ代わり)


概要:素人探偵で猫探しを終わった後に今の国に飛ばされた

所持品
探偵グッズ一式(無理ならルーペと飴)

あげ

ぷろふぃいる

なまえ:須々木 啓吾(ススキ)

ねんれい:25歳 

しょくぎょう:警備員

性格:
日々に退屈している青年
退屈しているといっても、自分で何か行動を起こそうと言う気はなく、
誰かが何かを変えてくれるのを期待しつつも、本当に変えられてしまうのを恐れている

基本的は主体性が乏しく、あまり自分の考えを持って行動はせず、他人に合わせたりすることが多い

容姿:

東輪警備総合の制服・制帽に革靴姿
フレームレスの眼鏡を掛けており、あまり人相は良くない

概要: 

病院の夜間巡回中、年下の同僚から理不尽な叱責を受け、思わず突き飛ばしてしまった同僚が階段を落ちて動かなくなったのを見て動揺し、その場を逃亡、
逃げ込んだ廃ビルの屋上から飛び降りようとしたときに、今際の国へと誘われる

所持品
懐中電灯と警棒(東輪警備総合の貸与品)

延長20分

http://imgur.com/xHpQG15.png
http://imgur.com/1dyupBq.png
http://imgur.com/5S98pW2.png
http://imgur.com/USc1iD7.png
http://imgur.com/NjyUZBc.png
http://imgur.com/ob5S5h7.png

携帯で書いたからID変わってた
延長20分

>>54>>56は採用やでー

二人目

ぷろふぃいる

なまえ:入間 恭子(キョウコ)

ねんれい:17歳 

しょくぎょう: 高校生

性格:
元、ソフトボール部のエースの少女
本来は社交的で、物怖じしない性格だが、
一ヶ月前の事故により利き腕に選手としては再起不能な障害を追ってしまい、塞ぎ混んでいる

容姿:
サイドテールで身長が高く、キレイ系の顔立ちをしている
高校のブレザーとスニーカーを着用


概要:
学校帰りに病院で望みの無い診断結果を繰り返し聞かされ、自暴自棄になってクラブを川に投げ捨てたところで今際の国に呼ばれる

所持品
携帯電話
制汗スプレー

ぷろふぃいる

なまえ:鈴成 紀美子(すずなり くみこ)

ねんれい:30

しょくぎょう:主婦(元自衛官)

性格: かつては自他共に厳しく冷徹だったが、現在は夫と二人の子供を愛する優しく明るい母親

容姿:180近い高身長、肩甲骨にかかる程度の茶髪のセミロング
   一見するとわからないが、元自衛官時代に鍛えた筋肉質な体は維持してある

概要:元陸自の女性自衛官で、男にも冷徹に指示するエースだったが、結婚によって辞職し、現在は専業主婦として夫を支えている

所持品 :家族写真、買い物袋に入った日用品

ぷろふぃいる

なまえ:赤沢朱音(あかざわ あかね)

ねんれい:17歳 

しょくぎょう:高校生

性格:
直情タイプ。考えるより体を動かすタイプ。男勝りで1人称は「オレ」
家は由緒正しき家柄だが、本人はそれと程遠い「下手な男より男らしい」
趣味は筋トレなど体を鍛えることや格闘ゲーム(ただし動物のぬいぐるみは好き)
基本的に売られた喧嘩は買うタイプで喧嘩は強い(大人1人を黙らせるぐらい)
ただし粗暴ではなく、情に熱く単純な性格している。
無論体育系ある。なよなよしている男は嫌い。

容姿:
髪は赤色でショート。目の色も赤色。
半袖でジャージなど女の子らしくない服装。
顔は美少女。胸はEカップぐらい(本人曰く邪魔)

概要:いつもの様に母親と喧嘩して家を出る。
あてがなく夜の街をさまよっている所に今の国に呼ばれる。

所持品
スマートフォン(急に家出していたのろくな物を持っていない)

めっちゃ関係ない話ですけど
>>58の画像はグロ注意です

なまえ:シェリル・ベンフィールド

ねんれい:24歳

しょくぎょう:ALT

性格:
東京生まれ東京育ちのラテン系。
子供の頃から外人外人と揶揄されながらも、クサる事なくまっすぐに日本の義務教育を乗り切った。
頭を使うより直感と少しの愛嬌で乗り切っていくタイプ。
高校の部活動では演劇部の副部長だった。「演劇部は文化系ではない。体育会系です」とは本人の弁。
好きな言葉は「なんとかなる」。

容姿:セミロングの栗色の髪、碧眼。綺麗系より可愛い系の顔立ちだが本人的には童顔がお気に召してない様子。
ニット生地のセーターにパンツスタイル。ほどほどのスタイルの良さ。
普段から微笑んでるような表情をしてるがこれでも真顔のつもり。

概要:生徒からの初告白をドギマギしながらもお断りした放課後、職場である中学校の敷地を出たところ今の国へ

所持品
手鏡と小さなハサミ

可能なら>>61の概要に「夕飯の買い物帰りに今際の国へ迷いこんだ」を追加お願いします

>>65

了解です

採用されないかもしれないけど一応
>>64の性格に
「一人称は「シェリー」。バカっぽいとは分かってるが彼女なりの処世術。」を追加で

締め切り

戸部
須々木
鈴成
シェリル
赤沢



主人公で行きますね


それでは記念すべき最初のげぇむは

♦2「おちゃかい」

>>62一部変更

性格:
直情タイプ。考えるより体を動かす。男勝りで1人称は「オレ」
家は由緒正しき家柄だが、本人はそれと程遠いためよく母親と喧嘩する。
趣味は筋トレなどの自己鍛錬で格闘ゲー(ただしかわいいもの系は好き)
基本的に売られた喧嘩は買うタイプで喧嘩は強い(大人1人を黙らせるぐらい)
ただし粗暴ではなく、情に熱く単純な性格している。
迷ったら最終的には直感で決める。なよなよしている男は嫌い。

にできたら変更で

白喜二三八は不可解な現象に戸惑っていた。
今さっきまでコスプレ会場の控室に居た、そこまではまだ普通だった

会場に出ようとした時に、二三八の目の前をひらひらと一匹の蝶が舞った
見た事も無い蝶で、綺麗だなと見とれていたら、いつの間にか二三八はスカイツリーの前に居た
自分自身でも上手く説明できない、だって瞬きすらもしていないのに、急に景色が切り替わったのだから。

パソコンでタブを切り替えるみたいに一瞬に切り替わる視界と世界
それに夜になった東京の街。
しかも明かりを発しているのは目の前のスカイツリーだけで、他は真っ暗だった
まるで死んでいるみたいに。


二三八「…なにここ」

きっとこれでアリスのコスプレをしていたら、二三八は宛ら「不思議の国のアリス」だ
だけど残念なことに今は白雪姫、しかも純正ではなく、アニメに出てくるコミカライズされた姿

正直戸惑いの中に喜びがあったのも事実。
こんな展開はアニメやラノベや漫画でしか見た事がない、だとすればきっとこれから二三八は魔法の力に目覚めて――――

考えるだけでも胸が躍る。きっと自分は何かに選ばれた。そうなんだ。そうに違いない


二三八「だ…だれか居ないの?」

こう呼びかければきっと妖精とかが出てくる。アニメとかのお約束だ
主人公が困っていれば助けの手は差し伸べられる。


だから二三八は飛び切り困った様子で声をかけてみる、茂みに空に地面に。
まるで童話のお姫様の様に優雅にふるまって声を出し続けた


【安価:現れたのは?(参加者の中からお選びください)】

↓2

戸部

http://imgur.com/vNClUrs.png
http://imgur.com/Ld7y9YS.png
http://imgur.com/sUs4KnH.png
http://imgur.com/Cmzvki7.png
http://imgur.com/ahUYAOD.png
http://imgur.com/gQvFwK9.png

シェリル

シェリル「OH-。なんて事でしょう。プリンセスさんがここに居ます」

そんな声を聞きつけて二三八の前に現れたのは、一人の女だった
ニットのセーターにどこにでも売ってそうな黒のパンツ
スタイルは良いけど、妖精というよりは観光に来たただの外人

ちょっとがっかりもしたけど、この不思議な現象に巻き込まれた中で初めて会った生きた人間だから少し安心した

シェリル「ンーフー?何してるんですか?」

日本語は流暢だけど、所々取って付けたように外国人っぽさを感じさせる
二三八にはそこまで気にはならなかったけど、洞察力の鋭い人間から見れば、演じているのがバレバレだ

シェリル「おー。なるほどなるほど。ゲームに参加するんですねー?」

白喜「ゲーム?」

シェリル「イエスッ!ゲームです!」

やたらとハイテンションなシェリルにここで二三八も疑問を覚えた。
というより不自然さを感じていた


シェリル「だーいーじーょーうぶでーす!シェリーと一緒にレッツゴーです」

ロクな説明も無しに、シェリルは二三八の腕を取って明かりの点いたスカイツリーの中に入っていく
ここで振りほどいて逃げる事も出来たが、逃げて何が起こるかもわからないし、それに一人は心細い
黙ってシェリルに付いて行くことにした


二三八が中に入ってまず確認できたのは、受付とその前に居る4人の男女

一人は警備員さんで眼鏡をかけている
慎重は高くて、でもちょっと見た目が怖い

一人は物凄く背の高い女の人
買い物袋を提げていて、お母さんってオーラがにじみ出ているのに、そこまで老けて見えない
20代前半くらい?

一人は変な男の人で髪の毛はボサボサ
飴を咥えてて他の人と比べるとちょっと姿勢が悪い
一番老けて見える

一人は普通の女の子、同い年くらいかな?
体育会系部っぽい恰好だけど物凄くスタイルが良い


シェリル「ハーイ!みなさん!ハローでーす!」

静かすぎるスカイツリー内にシェリルの黄色い声が響き渡るけど、皆一瞥をくれるだけで反応は無い

白喜「あ…あの…シェリーさん。この人たちって?」

シェリル「参加者さんでーす」

シェリル「ゲームは何するかは分かりませーん」


二三八は聞きたいことが沢山あった。
それなのに多すぎて、そしてシェリルのテンションのせいで聞きづらい。

【安価:シェリーに話しかけてきたのは?】
↓2

ススキ

ススキ

須々木「おい」

低い声が黄色い声に混じる。
話しかけてきたのは警備員服姿の男だった

須々木「ゲームって何だよ」

言葉には出さなかったけど二三八は少しほっとした。
自分と同じ境遇の人が居る事に対して

シェリル「んー?もしかしてここ。初心者さんばーっかですかー?」

シェリルはより一層明るくなって声を大きくした。
須々木の発言の答えを皆が見守る中でシェリルはわざと明るく振舞った

シェリル「よーし!じゃあ。ゲームのこと知らないよーって言う人!」

言葉が終わると同時に手を上げるシェリル。
それにつられて須々木がしぶしぶ手を上げて、それを追うように二三八を含めた4人が手を上げた。
手を上げてないのはジャージ姿の女の子だけだ


シェリル「んー…何から説明すればいいのやら」

シェリル「まず。ここは日本ですが日本ではないです。シェリーが保証します」

シェリル「次にゲームの説明ですが、これは日没とともにランダムで会場が選ばれます」

シェリル「きっと皆さんもここの明かりにつられてきたんですよね?そーです。日没とともに会場はライトアップされます」

はきはきと楽しそうに説明を続けていくシェリルだったが。
次の言葉に詰まり、一瞬だけ苦い表情になった


シェリル「次にゲームの内容です」


シェリル「基本的にライトアップされた会場でどんなゲームをするのかはわかりませーん」

シェリル「けど。ジャンルと難易度という物がありまーす」

シェリル「ダイヤは頭を使ってスペードは体を使ってクラブはなんか色々でハートは心を使うらしいです」

シェリル「シェリーはスペードを一回クラブを一回してまーす」

シェリル「つまりトランプでーす!1から13で難易度が決まりまーす」

戸部「で?ゲームをして何になる?」

シェリル「ビザがもらえまーす」

シェリル「この国で暮らすために必要な物で、難易度の数字に沿ったビザが発行されまーす」

シェリル「ビザを集めるために皆でゲームをしましょー!いじょ―でーす!」

明るく説明を終えたシェリルだった、けどビザとは何なのか?それを集めるメリット
二三八はそんな難しい事にまで頭は回らなかったけど、ほか数名はそれが気になっている様子だ

戸部「おい。そこの、ビザが切れるとどうなる?ゲームをするメリットは?」

ボサボサの茶髪はもう一人の手を上げなかった女の子にたいしてそう聞いた。

帰ってきた答えはすごく単純だった


赤沢「死ぬ」

見ず知らずの男に威圧的に尋ねられたから、わざとみんなを脅かしているんだと勝手に解釈した二三八
きっと横に居るシェリーが笑い飛ばすだろうと思った。
けど…シェリルは何も言わずに俯いていた、それも今までに見た事のない何とも言えない顔で


赤沢「ビザが切れるとたぶん死ぬ。だからみんなゲームをする」

赤沢「オレも一回ゲームに参加したけど、みんな必死だったよ」

赤沢「あ。もちろんゲームに失敗しても死ぬ」

須々木「は?いや…おい。何を言ってる?」

鈴成「…そうよ、訳の分からないこと言わないで」

赤沢「まあ参加したらわかるって、オレの言っている意味」

嫌な空気が肌を刺す、今までにない緊張感が二三八を一気に現実に引き戻す。
今まで少し喜んでいた自分を戒めたい気分だった



『それでは ゲーム を 開始します。 1F カフェテリアまで お越しください』


途切れ途切れの機会音声が会場に響いた。

嫌な緊張感が二三八の心を鷲掴みにしてグラグラと揺らす
杞憂だったらいいのに、けどそんな気がしないのはなんでだろう

少し離席

「おちゃかい」が楽しみです


雰囲気いいね。このまま>>1が物語を進めるかコンマを使うか…楽しみ

一旦乙
2とはいえ肉体派っぽい面子多いしだいや大丈夫かな…

>>83
白喜→☘
戸部→♦
須々木→♠(?)
鈴成→♠
シェリル→♠
赤沢→♠


うわぁ…見事に肉体派ばっかり……
確かに不安だな

戻ってきたけど更新は夜になりそうです

なんか考察してくれててありがとうございます
一応シェリルさんは♣だと思います

げぇむのルールだけ貼っておきましょうか?
簡単すぎると思いますけど

御願いする。

♣ってクローバーかしら。文字化けしてる

あ、ルール自分も聞きたい

>>87
クラブであってるよ

♦2おちゃかい

るうる

にんずうぶんのこっぷであたりのかずのわからない「ろしあんるうれっと」をくりあすればげえむくりあ

ふたりしんだら「げぇむおおばぁ」


これがルールです

……一瞬、確実に2人死亡とかどうなんだろう?と思った
しかし必ず飲めとは言ってない

おっとルールに補足を入れておきます
やっぱ簡単にし過ぎた

カップに入っている飲み物は誰かが飲まないといけません

1つだけ確認していい?
ゲーム会場にある物って何?例えば、本とかトイレとか

コップが6個で、「あたりが不明」?

それで最悪でも5人生き残る…

一人一回でないなら
一人死んだらそいつに全部飲ませる?

出先からですいません作者です。

会場内にあるのは温かいお茶が注がれたティーカップが6個です
それ以外はありません、というよりゲームに関係しません

ちなみにこのゲーム誰も死ななくてもクリアできる方法があります

これお茶じゃなくカップに毒的なものがあるってことなのかな

>>72
グロ

ロシアンルーレットのクリアってなんだ……?
そこのコンセンサスが取れない自分

>>98
撃つ球を外させる
つまり、あたりを外らせる

帰宅です
人は居ますでしょうか?

います

最後の一人が入ると同時にカフェテリアの入り口はレーザーの様な物が何重にも射出され、光のカーテンを作った
多分ここから先へは出れないと言うことなのだろう、そしてなによりこんな設備が作られていると言う事は先ほど少女が口にした事もあながち嘘ではないのだろう

二三八は何度も「杞憂」だと自分に言い聞かせた。

けれど、それもすぐに打ち砕かれることになる


シェリル「あれ…ルールデスね」

シェリルが指さした方向には大きな嵌め殺しの窓とそれを覆うカーテンがある。
カーテンにはでかでかと文字が書かれていた。

それもやたらと綺麗な字体で、丁寧に。


戸部「…2?」

赤沢「らくしょーでしょ」


難易度は2、さっきのシェリルの話が本当ならきっと簡単なはず
いや…。「死ぬ」らしいから、依然として気は引き締まったままなのだが

白喜「と…とりあえず。ルールを把握しようよ」

難易度の下に書かれているルールに目を向ける。

けど、それは予想以上に難しくて。言葉の一つ一つが心を折りに来ていた











♦2「おちゃかい」

るうる

にんずうぶんのこっぷであたりのかずのわからない「ろしあんるうれっと」をくりあすればげえむくりあ

ふたりしんだら「げぇむおおばぁ」











死んだらという直球な言い回しはきっとここに居る殆どの心を射抜いた
それも超特大級の口径の銃を使われたみたいに、ドスンと心を打ち砕く勢いで。

白喜「死ぬ…」

シェリル「……死んでしまう」

二三八の横に居たシェリルが少し震えていたけど、今は誰も気づかない
そんな事より我が身だ、こんな事は大半が初めてなのだから。


赤沢「あれ?あれじゃないの?」

活発そうな少女が指さす先には白い円卓。
シルクのようなテーブルクロスがひかれて、布が天井からの光を少し反射している
素人目にも高そうだと分かるクロスの上には、ティーカップが6個
淹れた手だと言わんばかりの湯気を立てながら置かれていた。


『5分以内に一つ空にしてください』


先ほどのアナウンスが流れる。


鈴成「取りあえず行きましょう」


意外にも先陣を切った長身の女性に続いて、経験者である活発な少女。
そしてシェリルにほか数名が付いて行った

円卓に着くまでに二三八はシェリルに一つ質問をした

白喜「五分以内に…飲まないとどうなるの?」

シェリル「ペナルティです」

やたらと発音の良い英単語、それが演技なのか素なのかは置いておこう
それよりも一体ペナルティとは?
二三八は不吉な英単語に心を沈ませた

シェリル「つまり…死んでしまいます」

白喜「!?」

ある程度予想は出来ていた、だけど口に出されると驚いてしまう。
二三八は目を見開いたけど、シェリルは何も言わずに少し悲しそうな顔をした
もう慣れている。そう言わんばかりに。




そして円卓に着くや否や経験者の少女が口を開いた

赤沢「はい!誰が飲むの?五分以内に飲まないと一人死ぬよ」

カップを一つ手に取って少女は言った。
きっとこれを飲むつもりなのだろうけど、もしそれに毒が入っていたらどうなるのか…


【コンマ判定】

↓1

00

高いといいのか低いといいのか判定表がないから何が何やら

判定は非公開の方が良いかなと思ったけどそんな事は無かった
次から気を付けまする

えっ…まさかの初回でゲームオーバー?

二桁判定か末尾判定かわからんけど判定内容公開してないと
「どうせこっちの展開にしかもってく気なかっただろ」って謗りがありうるから出しといたほうが無難

赤沢「いただきます!」

シェリルがキュッと目をつぶって両手を握りしめる
この時ばかりは横に居た二三八もそれに気づいたし、他の参加者もシェリルが目に入っていたのなら気が付くだろう



赤沢「…んっ」

一気にティーカップの中身を空にする少女

皆がそれを見ながら固唾をのんだ。
もしかしたら目の前で人が死ぬかもしれないと言う恐怖。
いや…もしかしたらそれを少し見て見たい、なんて思う輩もいるかもしれない



赤沢「―――――――――」


赤沢「ただの紅茶じゃん」

戸部「紅茶?」

鈴成「…そのどれかに毒が入っているってこと?」


赤沢「セーフ。次は誰が飲む?」


【安価:立候補する?】

↓2

主人公

しましょうか

てっきり、コップに毒があって全部の飲めと書かれていないから一部を捨てて、1つのコップに全ての紅茶が混ざるようにして全部の紅茶が合わさった紅茶を誰か一人飲むかと思ってた
それならルールに触れない……はず

でもそれだと確実に全混ぜ茶飲んだ一人死なない?

>>115
ルールには紅茶に辺りがあるとは言ってない。つまり、コップにあたりがあるかも
混ぜ茶にはコップに触れないように飲めばいい

白喜「じゃあ次は僕が」

二三八は適当に最寄りのカップを手に取る
…良い匂いのする紅茶で、毒の気配はない。

戸部「…」

シェリル「……」

各々が何かを考えて居そうな雰囲気の中、熱い紅茶を口に運ぶ。
口の中がじんわり暖かくなってくる、もしかしてこれが毒?
いや…そんなはずはない、これは違う。何度もそう言い聞かせながら、やっとの思いで飲み込んだ。


白喜「ふう…ひやひやしたよ」


毒は免れた。
こんなに精神を使ったのは本当に久しぶりだった。


戸部「ふっ…じゃあ次は俺が行ってやろう」


次に立候補したのはボサボサの男。
怖さなど億尾にも見せずカップを掴んで紅茶を一気飲みした


【コンマ:当たり?外れ?】

コンマ60以上で当たり

下1


00

あっ、聞き忘れたけどゾロ目が出ても特別効果とかない?

ないです

ある時は書きます

そりゃそうだ>ある時は書きます

男らしく喉仏がぐびぐびと動く。

この時ばかりは少し格好いいなと不覚ながら思ってしまう二三八
別にそっちの気は無いはずなのに…

と。そんな事を考える余裕が出来ているのは自分が助かったからで、まだ自分が飲んでいなかったらきっと冷や冷やして見守っていたに違いない。
本当に現金な物だ。もちろん二三八は自覚していないが



シェリル「…」

カツンという音と共にカップが円卓に力強く置かれる。


無口なボサボサ男は何も言わずに服の袖で口を拭った。
どうやらこれも「外れ」だったみたいだ


戸部「――――――――」



けど、その直後だった。ボサボサ男が―――――




見せ場がなく戸部が死んだー














戸部「成程な。そう言う事か」





クスクスと一人で不気味に笑い始めたのは


二人死んだらげぇむおぉばぁってことは二人死んだら全員死ぬワケだよな?

当たり≠死、?

これってやり直しできないのか?ゲームの最初からやり直すとか
コンマ運が悪いとこのゲームで全滅しそう


鈴成「何を笑っているの?」

不気味だった。形容しがたいほどに不気味だった。
けど男は笑う事を止めない。いや、止められないと言った様子で静かに声を殺して笑っていた


須々木「もしかして毒か!?」


シェリル「笑い毒?」

赤沢「そんな生易しい物じゃないと思うけど。普通死ぬっしょ」


戸部「ああ。俺はあたりを引いたみたいだよ」


そうとだけ言ってまたクツクツ笑い始める男。
二三八にはもう何が何だかわからない。何がそんなにおかしいのだろう?
もしかして本当に毒の作用で?

シェリル「…当たりを引いた?」

戸部「ああ。これはロシアンルーレットだからな。外れしかないわけがない」

戸部「お前が一番頭が良さそうなんだ、考えて見ろ大根役者」

今度は今までとは質の違うニヤッとした笑みを浮かべてシェリルを指さす男。
先ほどの説明の時と言い、人を指さすのがこの男の癖なのだろうか?

てっきり貴方行動時に作戦提案でもできるかと思ったけど
参加者死亡のチュートリアルまではほぼ自動進行なのかな

シェリル「ロシアンルーレットであたりを引いた」

シェリル「それ即ち死デス!」

戸部「…もう一回ゲームのジャンル説明を…といっても真面目に分かりやすくできる奴が良いな」

戸部「おい。女装、お前がしてくれないか」

そう言って次に指さされたのは誰でもない二三八
「女装」と言われたことを憤慨するでもなく、ただただ男が饒舌になっている事に唖然としている


白喜「え?」

戸部「ゲームのジャンル説明だ、最初にこのエセ外人が大きな声でしていただろ?」

その時確かに自分は真横に居たから覚えてはいるけど…
どうして自分なんだろう?


白喜「えっと…」

白喜「スペードが体力で…ダイヤが頭を使って…ハートが心?でクローバーが…なんかいろいろ?でしたっけ?」

多分これで合ってる。
そう思いながらもなんとか説明を終える


戸部「このゲームのジャンルはなんだ?」

白喜「…ダイヤです」

戸部「おかしいと思わないか?」


【安価:おかしいと思う?思わない?(思うなら理由を)】

↓2

【因みにこのゲーム自体が大きなチュートリアルなんやで】

思う
ダイヤということは何か抜け道があるということ。難易度2ということは簡単な抜け道だろう
これがハートだったらただのロシアンルーレットだっただろう

思う
メタ抜きで言うなら、ロシアンルーレットのどこに頭脳使う余地があるっていうんだ

思う
ただのロシアンルーレットなら必要なのは運だけで、頭脳が絡む余地がない

よく分からんがシェリーが怪しいらしいというのはいい加減分かってきた

白喜「このゲーム…普通に運ゲーです。頭を使う要素なんて」

戸部「だな」

戸部「じゃあこのゲームの名前は何だった?」

赤沢「ロシアンルーレット」

戸部「アホ。お茶会だ」

皆が皆話している戸部に夢中になる。
まるでテレビの推理ドラマのクライマックスを見ているかのような視線を向けて


戸部「どうしてわざわざ「ロシアンルーレット」が強調されている?」

シェリル「それは。シェリーたちを錯乱させ――――」

ここでシェリルが押し黙る。
目を見開いて、口を押える。まるで何か見落としていたことに気付いたかのように


シェリル「紅茶を使ったロシアンルーレットって…そんなダジャレみたいなことあるの!?」

今までの黄色い声ではない真剣な大人の女性の声がカフェテリアに木霊する

戸部「じゃあなぜこれがダイヤなのか…どうして俺が当たりを引いても無事だったのか。分かる奴は居るか?」


【安価:手を上げる?上げない?(上げた場合はどうしてか理由を)(上げない場合は説明してほしい人を戸部以外で指名)】

↓2

上げない
鈴成

上げる。
ルールにあたりを引いたら死ぬとは書いていない。それに毒とも書いていない
つまり、このまま飲んでいっても通常は誰も死なない
安価下

当たりはロシアンティー?

安価下

白喜「これって…あたりを引いても死ぬとは書いてませんよね?それに毒が入ってるって事も」

白喜「もしかしてこれ…時間経過のペナルティで誰か死ぬかもしれないけど、普通にお茶を飲んでいったら死なないんじゃ?」

控えめに手を上げた二三八は。いつさえぎられてもいいように少し小声で言った。
それにこのアニメのキャラもきっとこうするだろうと考えながら


戸部「紅茶で行うロシアンルーレット。これが答えだよ」


鈴成「ロシアン…もしかしてそう言う事なの?」

シェリルが何かに気付いたのを見て、そして二三八と戸部の言葉を聞いて
長身の女もまた何かに気付いたようだ。


鈴成「時間がない。次は私が…いいえ。全部飲むわ」

解説に時間を取っていたせいで時間制限の事を忘れていたが。
それもこの鈴成によって見事に回避された。

戸部「この女が飲んでいる間にお前らに分かりやすく説明してやる」

戸部「…紅茶は英語で?」

指さされたのは警備員の男

須々木「…ティー?」

ここで二三八もやっと気づいた。このゲームが如何に簡単すぎるかという事に
こんなダジャレに命を脅かされていたなんて――――















白喜「ロシアンティー!?」














事ここに至っても何が何だかわからない…

戸部「バカ。先に答えを言うな」

赤沢「あんだ?それ?」

須々木「セイロンとかリプトンとかのメーカーか?」

戸部「はぁ…バカか。ロシアンティーぐらい知ってろ」

戸部「ロシアンティーって言うのは…紅茶にジャムを溶かした紅茶の事だよ」

シェリル「主にロシア圏での紅茶の飲み方デスね」

戸部「つまりはティーで行うロシアンルーレット」

須々木「そ…そんな冗談みたいなことに…」

赤沢「マジ!?オレそんなんのために命張ったのかよ」


二三八の脳がよく分からない液体に満たされる。
それと同時に一気に答えがこみあげてきた


戸部「最初からこのゲームは答えしかなかった。俺らが難しく考えすぎてたんだよ」


赤沢「…ウッソ。今までみたいなのだと思ってたよ」

つまりはこう言う事だ。
お茶会という名のゲームで繰り広げられるロシアンルーレット
ルールには紅茶に毒が入っているとも明記されていなければ、当たりを引けば死ぬとも書いていない
そして円卓の上に置かれたアツアツの紅茶
ジャンルはハートではなく頭を使うダイヤ
そしてなにより「ロシアンティー」を知らなくても、ルールさえよく読めば死なないことが分かる事


このゲームはまさしく低難易度だったのだ

原作があれだから低くってもエグいかと思ってた

シェリーさんの必要以上にノー天気演じる薄い化けの皮が剥がれただけか

まだわからんぞ

でぃらぁの可能性はまだ0ではない

挙げる
当たりはロシアンティー

迷子してたレスかな?




『こんぐらっちゅれいしょん。げぇむくりあ 』

ちょうどキリよくアナウンスが流れる。
それと同時に苦しそうな女の声が背後から聞こえてくる。きっと飲み過ぎた長身の女だ

シェリル「ウソ…誰も死んでません」

赤沢「あり得ない…。いや…マジで」


ゲーム経験者の二人はあり得ないと言った表情で他のメンツを見回している
それが逆に今後のゲームの恐ろしさを示すことになっている、なんてことは有頂天になっている二三八たちには気付けなかった
もちろん例外も居たが。


シェリル「と…ともかくハッピーデース!」

二三八の手を取ってピョンピョン飛び跳ねるシェリル
さっきの剣幕はいったいどこへ行ったのやら


シェリル「では早速ビザを」

赤沢「多分ここでもらえないなら受付じゃない?オレはもう出るから」


レーザーの幕が無くなっていることを確認すると、活発な少女は小走りで外に出る。
後は何が何だかわからない、そんな顔をしながらぞろぞろとカフェテリアを後にしていく



【安価:受付で白喜に声をかけてきたのは?】
↓2

鈴成

戸部

すまん。踏み台のつもりだったのに…>>150

いやいや普通に戸部さんでえーやん
一応はげぇむくりあの功労者なんだし

受付でシェリルと別れた後、二三八はビザをぼんやりと眺めて突っ立っていた

これで二日はここに居れるらしいけど…。これが切れたらどうなるんだろう?
もしかして死ぬとかも嘘で――――


――――ドオオオオオオンッ


ぼんやりとしていた思考を引き戻すかのように遠くから聞こえてくる爆音
やっぱりここは普通じゃないんだ。そう認知させるには十分だった



鈴成「ねえ、これからどうするつもり?」

見上げるとそこには涼しい顔の女が居た。
なんだかお姉さんという感じがして、少し安心できる。


白喜「…どうするってどうにも。」

鈴成「良かったら一緒に来ない?…ほら。私たち初心者なんでしょ?だったら組んだ方が何かと便利かと思って」

鈴成「それに他の参加者は一人で何とかできそうだけど、貴方は何だかほっとけなくて」

鈴成「どう?」

優しい笑みに差し出された手、何だか無駄に包容力すら感じれる


【安価:手を取る?取らない?】

↓2

安価↑

おばさま……!他の面子とも交流したいけど現状組まない理由がない

手を取る

白喜「よろしくお願いします」

そうとだけ言って手を握る。
意外と強い握力に少し驚いたけど、きっとこういう物なのだろう。大人って


こうして波乱の滞在一日目は幕を閉じる


勿論、これから行く先々に様々な絶望が撒かれている事になんて二三八は気づいても居ない


鈴成「生きて帰りましょう」

鈴成「あ…そうそう。私は鈴成紀美子よ貴方は?」

白喜「…白喜…。白雪姫子です」

鈴成「???」

鈴成「ああそう…やっぱり女の子なのね、さっき女装なんて詰られてたから」

白喜「ははは…酷いですよね…」


自分に自信がない故に二三八は鈴成の前では二三八になる事は出来なかった
だからこそ精一杯姫子として振舞う。姫子として救う。姫子として戦う。

歪んだ決意を胸に、二三八は鈴成の手を握りしめた















♦2「おちゃかい」


終了


それでは次回のゲーム会場募集

↓2を採用

次はキョロス

デパート

隔離病棟

小劇場

ショッピングモール

では参加者を決めましょう

と言っても今も人居なさそうですし

既存キャラ(今回出てきたキャラで誰を出すかを多数決で決めます)

↓3で多数決

因みに鈴成と白喜は強制参加です

出さない。次々は出したいけど

↓3までの3票で多数決?

ススキ

無しで

無しかー

うし。じゃあもう次のキャラも決めておきます?
人居そうですし

取りあえず今回は主人公たち含め7人でやりたいので5人募集します
どうしよう

出さないって選択肢はアリ?

じゃあ>>60の子を挙げる

>>1から反応がないので新キャラとして作ったものを置いておきますね


ぷろふぃいる

なまえ:音無未来(みらい)

ねんれい:21歳

しょくぎょう:パティシエ(アルバイト)

性格:誰にも優しくいつも元気を絶えさない少女。
周りが暗いときも場を明るくしようとするけなげな女性でもある。
知り合いのケーキ屋でパティシエのバイトをしなが、らいつか調理師免許を入れて本物のパティシエになろうと考えている。
家事全般が得意で女子(嫁)力が高い。
家庭環境で色々あってメンタルは強い方。
1人称は「私」でタイプは♥。

容姿:青色のツインテール。目の色は深みかかったブルー。
背と見た目は現役高校生と間違えられるぐらい。
服は清楚できれいな服装(スカート)
胸はBカップ(コンプレックス)

概要:昔、とある人と「夢が叶ったら再び約束の場所で会おう」と約束をしてその約束を果たすために一人前のパティシエを目指している。
バイト帰りに自分が作ったケーキを持ちながら帰り道に今の国へ。

所持品:ケーキ(自作)、腕輪のアクセサリー

OKとりあえず新キャラはいったんここで締め切って続きは明日にしよう。


それではまた明日
きっとお昼くらいに

新キャラ送って良かったんか…一応作って送っていいのか様子見してたら締め切られてた

一旦乙。現状出てるキャラもいい感じだし期待

一旦じゃないや乙

……ハッ、キャラ募集が締め切られていた。不覚

なんとなく描写を見ていたら
一人称が書いてあったり、>>1の方で背景補完できそうな部分や得意としそうな分野がほのめかしてあったりしてると
動かしやすそうねと思った。乙

人は居るのか?

集まり次第でキャラ募集するよー

フェーィ

いるよ

んじゃあキャラ募集始めましょう

取りあえず昨日の二名は受け付けてます


テンプレ
――――――――――――――――――――――――――

ぷろふぃいる

なまえ:白喜 二三八

ねんれい:17歳 

しょくぎょう:高校生

性格:
理系より文系が得意な高校生。
理系と体育が同じくらい苦手、その分サブカルチャー文化で得た知識で変な知識だけは身に付いている
コスプレイヤーになったきっかけはオタクな自分に自信がないからで、アニメのキャラクターになりきることで自分じゃない誰かを演じている
因みに元の姿(すっぴん状態)の時は卑屈で気まぐれで嘘つき。というよりは、自分への自信のなさからの自己防衛本能からでそうなっている

容姿:(コスプレ時)
人気深夜アニメ、魔法少女ホワイトスノウに出てくる白雪姫香のコスプレをしている
赤と青を基調としたアルザス地方の民族衣装をイメージした格好に、肩上までの青黒いボブヘアー
触角の様に二本のアホ毛が出ているのが特徴。因みにウィッグである

概要:(あまりにも突飛すぎるのは×、物語の進行でこちらも変わります)

所持品
(1キャラ2つまで、あまりにも有利過ぎる物やキャラと統合性のとれていない物は×、物語の進行でなくなったりしたりすることもあります)

―――――――――――――――――――――――――――――

ではとりあえず30分間募集
今回は試験的に先着順にしときましょうか

なのであと3名ですね

一人1個までで

なまえ:八島 照星(やしま しょうせい)

ねんれい:24

しょくぎょう:ホスト

性格: 口先が上手くてレディーファーストを気取るが、窮地に陥るとどうにか自分だけでも損をしない方法を模索する小悪党気質

容姿:高価なスーツに茶髪。顔立ちは整ってるが超イケメンという程ではない

概要:とあるホストクラブのNo.2ホスト。話の上手さと女の扱いでNo.2まで漕ぎ着けた。源氏名は「テル」
   カリスマ性と容姿を兼ね揃えたNo.1をなかなか越えられないことにイライラしている。仕事帰りに今際の国へ

所持品 :ライター、高級財布

ぷろふぃいる

なまえ: 国木田 幸三(くにきだ・こうぞう)

ねんれい:34歳

しょくぎょう:警察官(巡査)

性格:  
実直で真面目な男性
犯罪が無くならないことに憤りを覚えており、
「人も罪も憎む」タイプ

容姿:

警察官の冬用の制服一式
年の割には若く見られ、二十代後半くらいには勘違いされる
顔立ちは、大衆に紛れると埋没するような特徴の無い顔をしている

概要:

交番勤務の警察官
巡回中に不審な男を追いかけた際に、歩道橋の階段から突き飛ばされ、今際の国へと至る

所持品
ニューナンブM60(弾丸五発)
手錠(鍵もあり)

なまえ:峰屋雄大(みねやゆうだい)

ねんれい:41歳

しょくぎょう:ヤのつく自由業

性格:
現代を生きる商社マンにして小さなマチのヤクザ幹部(若頭)。
年齢の割にはやや昔気質な面もある。受けた恩にゃあ必ず応え、憎き仇には徹底的な讐いを。
対人観察眼に優れ頭がキレる。キレッキレ。反面体力はといえば衰えを感じ始めてはや10年。
1人称は「私」。基本的に丁寧語で話し、内心激昂している時も語気を荒げることはない。見た目で誤解されるが皮肉屋ではない。
職場では公然の秘密だがアニメ好き、というかサブカル全般に理解あり。
昔のアニメが主だが今の深夜アニメだってそこそこ語れる。いいよね、ホワイトスノウ。

容姿:181cm。黒髪七三分けに四角メガネ。上下揃いのビジネススーツ
およそ凶悪さを感じさせない清潔な日の丸堅物サラリーマン
服を脱いだ暁には右腕に「仁」、左腕に「義」の刺青がみられる

概要:自分を拾い大成させてくれた大親方の臨終・大往生を看取った病院から帰るところ、今際の国に

所持品:手帳(ペン付き)、スタンガン

それではゲーム発表

♣;5「ぱんでみっく」

本編投下まではしばしお待ちを

またゲームのルール貼っておいた方が良いですか?

聞きたいッス

コスプレ男の娘、元自衛官主婦、折れたエース、パティシエ志望、
No.2ホスト、過激?巡査、メガネのヤーさん

(お願いします

♥5「ぱんでみっく」
「ちりょうやく」がかんせいするまでたえきったら「げぇむくりあ」


原作で言うランナウェイの様なパニックを引き起こすゲームになると思います

スートがハートになってた…
クラブの間違いです

原作だとらんなうぇいはくらぶの4か…我の強そうな面子多いから果たしてどうなるやら…

>>186

やっぱりスペード中心だな

クラブとかダイヤいけそうな奴もいそうだけど

鈴成さんはおちゃかいの感じだと少しは頭回りそうだから、くらぶもいけるタイプだと助かるんだが

若頭とコミュ取れば案外打ち解けられそうだが男だとバレる諸刃のやいば

今はいいけど、スペード6みたいなの来た時のために、
武器とか道具とか用意しときたい

今まで作った滞在者で武器とかサバイバル系のやつ持っているのっていたっけか

更新は夕方ですが今のうちになんか聞きたいこととかあります?
お応えできる範囲ならお答えします

スートは一通りやるんですか?

そうですね。スートは一通りやる予定です
けど今の所
シェリーが経験した二つと赤沢のはどうしようか迷い中
シェリー視点の番外編とか見たいですか?

見たい見たい

気になるな

番外編でシェリーの初日やる事に決定。
赤沢さんも多分やると思う

あと少し質問なんですが皆さん各スートにどんなイメージを持っていますか?
ゲームを作る際の参考にしたいので

自分は

ハート 一見クラブとかダイヤっぽいのが多いけど、よくよく考えてみればすごくいやらしい、ルールからして煽りに来てる
クラブ 協力すれば何とかなるけど、協力しないと…って言うのが多い
ダイヤ 単純な知識やトンチ。とにかく頭の回転や知識量が求められる
スペード とにかく体資本、あまり考えなくてもなんとかなる

>>1がそういうものですと決めてくれればそれで
特に異論はない

ぱんでみっくはまた経験者+初心者にするんですか?

全員がクラブをくりあしたとかなら、性格とか合わなくても助け合い出来そうだけど

忙しくって掲載し忘れたキャラ。次のゲームに使えたらいいなと思い掲載


なまえ:白(はく。本名か不明)

ねんれい:26

しょくぎょう:カウンセラー

性格:マイペースで人になれなれしく関わって来る変人。ミステリアスな部分あり。
興味がないものにはとことん興味がなく、逆に興味がわいたものには積極的にかかわったり手を貸したりする。
カウンセラーであるが相手の傷口をつついたり、精神的に追い詰めたりと精神攻撃が多い。
なぜかサバイバルが得意のようで人を殺すのに躊躇ない。
暇というものが嫌いで今の国のゲームを楽しんでいる。
得意なゲームの種類はハート(♣タイプでもある)

容姿:神から服まで白色で統一されている。
長身(190代) で整った顔立ちのためモデルを連想させる。

概要:内紛経験者だと思われるところがあるが詳しい過去や普段の日常などは不明。

所持品 :ナイフ(本人曰く護身用)、ボイスレコーダー

いまきたく。人は居ますか?

>>203
んー。一人くらいはいると思う

ヒーィャ

おるでよ

>>204
募集範囲外で書いちゃうのはどうなのさ

はーい

二三八と鈴成はゲームが終わった後、近くのお店の下で野宿をする事にした。
意外なことに鈴成は野宿になれている?ようで、少し二三八は驚いた。
色々とテキパキしているのをみて、さすがは主婦さんだな…とすこし尊敬していた

鈴成「じゃあ今日は眠りましょう、疲れてるでしょ?」

鈴成は微笑んでそう言うが、そう言う鈴成もけっこう疲れている。
元の世界に息子と夫を残してきたという精神的な負荷はかなり大きいはずなのに、それにもかかわらず二三八を気遣う余裕まで見せる。

とうの二三八はというと、鈴成のそんな事情を知らないので少し鈴成に甘えている。


白喜「ねえ。明日はどうします?」

鈴成「そうね、適当にゲームに参加した方が良いわ。ゲームという物にも慣れないといけないと思うし」

鈴成「それにどっちみち私たちは二日しか猶予が無いのよ?」

白喜「ですね」

明日起きて、暫くしたらまたゲームに参加させられることになる

正直言って、そう考えると寝る事すら憂鬱だ。
かといって起きていても色々な事を考えてしまう。

寝ていたとしても起きていたとしてもしんどいのには変わりはない。

考える事を放棄して、二三八はそのまま目を閉じた

次の日の朝、時計が無いのでもしかすると昼かもしれないが。
二三八が起きると、目の前にはサラダが置かれていた

白喜「……」

紙皿に盛られた緑。緑と言っても色の濃淡が違うため、少し美味しそうに見える。

鈴成「とりあえずこれ食べて夜に備えましょう。大丈夫よ、味はしないけど食べれるわ」

白喜「どこでこんな野菜…」

鈴成「野菜じゃなくて野草よ」

白喜「葉っぱ!?」

鈴成「栄養はあるわよ?非常時なんだから食べなさい」

白喜「…」

鈴成は髪の毛をポニーテールにまとめて、口の端に葉っぱを咥えていた
多分お皿に盛られているのと同種類だろう
けど、さすがに野草と言われてしまえば食べる気が失せる

白喜「…」

でも鈴成は食べているし、こんな時にぜいたくを言うのも…
それにこういう時「ホワイトスノウ」はきっと相手の好意を無駄にしたくないから無理してでも食べる筈



白喜「いただきます…」

二三八は今だけ二三八に戻りたかった――――


野草を食べ終えてからは、く二人で野宿していた場所を後にして街を探索することにした。

町は曾ての繁栄や喧騒をすべて失っており、あるのは朽ちた建物だけ。
人の気配すらなければ、動物の気配すらもない。
あるのは植物と空気と太陽だけ。まるで時間だけが何万年も過ぎ、自分たちはその流れに置いて行かれたような錯覚さえ覚える


鈴成「…ジャングルね」

白喜「蛇とかいますかね…」

鈴成「いてくれたら助かるわ」

白喜「え?どうしてですか?」

鈴成「毒抜きさえすれば意外とおいしいのよ?」

白喜「……」

鈴成「あら…食べた事ない?」

白喜「いや…食べたくないです」

鈴成「こんなときに好き嫌いは良く無いわ?」

いったい鈴成という女は何者なんだ?という疑問が二三八の頭の中のスペースの大半を埋めていた
分かるのは敵ではないと言う事だけで、あとはよく分からない部分が多すぎた。
けど、ここでそんな事を聞けないのが二三八であり「ホワイトスノウ」でもある


白喜「…お肉食べるなら鶏肉が食べたいです…」

鈴成「だったらカエルを探しましょう?」

少し離席

夜に帰ります

一旦乙
鈴成さんの頼り甲斐が凄い

ちょっと頭痛がひどくて更新できそうにないっす
また明日

乙乙

お大事に
次のためにキャラやゲームとか考えておくよ

了解お大事に

今日は夜頃の更新になるかと思われ

それまでゲームの募集しておきます
多分こっちで微妙なアレンジを加えたりすると思いますが、それでも良ければー

ガチガチに決めるとアレだろうことは想像に難くない

スペードの4「けんけんぱ」
くろをふまずにごうるまでいけばげぇむくりあ。
くろをふんだらしぬ。さんにんしんだら「げぇむおおばぁ」

くろばぁの5「たんさくぽぉかぁ」
【るぅる】
げぇむかいじょうはじんこうすなはな。
ごぉるとかかれた場所にかめんをかぶったあいてがいる。
ごぉるにいくにはひとりずつぽぉかぁで勝負しなければならない。

しかし、ぽぉかぁのやくをつくるためのかーどはげーむばしょにひろがっていてとりにいかなければならない。 
なかまとてをくんであつめるのがこうりつてき(ちなみにあいてはふつうにかーどをくばわれる) 
きほんてきにふつうのぽぉかぁとかわらないが、ちぇんじするときはまたまわりをたんさくしなければならないこととせいげんじかんをかけることができる

(2ふんかけてかてば2ふんせいげんじかんがふえる。ぎゃくにまければ2ふんへる) 
1かいのげぇむがしゅうりょうご、かちまけかんけいなくかぁどはふたたびげぇむばしょにばらまかれる。 
まけてもそこでげぇむおぅばぁではないが、せいげんじかんないにごぉるにいないものはげぇむおばぁあつかいされる。

くりあするごとにひとがいなくなるためにさいごのひとはふりになるのでちゅうい 
……じつはかぁどがちらばっているばしょにはあるほうそくがある。それをみきわめればさいたんのじかんでつよいやくをつくることができる。 
【さんかにんずぅ】 せいげんなし(ばあいによってはひとり) 
【せいげぇんじかん】 さんかにんずうによってきまる(1とり×3分)




漫画サロンにこんなのがあるよ。参考にしたら?



ハートの6

「ばんさんかい」

さんかしゃは「ほすと」と「げすと」にわかれ、ろくにんがけのたーんてーぶるのあるえんたくでじゅんばんにしょくじをしていく

えんたくのせきには「しょうたいじょう」が置かれており、それをみればじぶんが「ほすと」か「げすと」かわかる

りょうりはななさらで、じぶんでえらんだりょうりをかならずいっしゅるいたべる

りょうりのうちひとつだけにどくがあり、たべるとしぬ

「ほすと」の「しょうたいじょう」だけにどくいりのりょうりがかかれている

「ほすと」は「げすと」のだれかにどくいりのりょうりをたべさせれば「げぇむくりあ」
たべてへいきだった「げすと」、まだたべていない「げすと」は「げぇむおおばあ」

「げすと」は「げすと」のごにんがりょうりをたべていきていれば「げぇむくりあ」、「ほすと」は「げぇむおおばあ」

いちどえんたくについたあとでたちあがったり、えんたくやりょうりをはかいするこういをしたらぜんいんが「げぇむおおばあ」

じぶんが「ほすと」である、「ほすと」ではない、とはなすのはしんぎをとわずじゆう

>>221

食べる順番は志願者から時計回りだが、「ほすと」は志願すると「ほすと」が「げぇむおおばあ」

スート変更は任せます。ゲームは複数投下してもいいよね?

すぺぇどの3「ろでお」

会場は競馬場。ぷれいやぁはパドックに用意された拘束された馬を1頭選んでまたがる
げぇむ開始と同時に馬の拘束が解かれ暴れだす。馬は興奮剤を打たれており、効果が切れるまで無茶苦茶に走り回る
そのため落馬した衝撃は凄まじく、仮に落馬時に生きていても十中八九暴れ馬に蹴り殺されてしまう。また馬同士が接触する可能性もあるため、ただ掴まり続ければいいわけでもない
興奮剤の効果が切れるまでの間、暴れ馬に掴まり続ける、あるいは生きていれば「げぇむくりあ」

二三八君じゃなく回想編のゲーム案として
・・の5 あくまのやかた

ぷれいやぁは「あくまのやかた」から1じかんいないにだっしゅつできれば「げぇむくりあ」
「あくま」につかまったら「げぇむおおばぁ」


自分で国木田挙げたんだけどさ、

交番勤務で34で巡査ってあるんだっけ?

>>224 スペードです

ルール詳細はひらがなじゃなくていいよね…

くらぶの7「はやおしくいず」
問題が出題され、ボタンを押して正解すれば「げぇむくりあ」
ただしボタンは広大な会場のどこに何個設置してあるかわからず、会場には罠も大量に仕掛けられている
不正解だとその瞬間「げぇむおぉばぁ」。不正解の場合その問題の回答権が失われるため、必然的に最終生存人数が減る
最終問題終了時に正解していた者だけが「げぇむくりあ」。最終問題終了時に答えれれていなければ「げぇむおぉばぁ」

問題の難易度によって該当するボタンが違うとかも考えましたが細部は>>1にお任せ
類似スレで提案したもののエタってしまったため不採用だったげぇむの流用なので、問題あれば不採用で大丈夫です

>>220を読みやすく

くろばぁの5「たんさくぽぉかぁ」
【るぅる】
げぇむ会場は人工の砂浜(人口の海あり)。
ごぉると書かれた場所に仮面を被った相手がいる(実はそいつもぷれいゃあ)。
ごぉるに行くには1人ずつ「ぽぉかぁ」で勝負しなければならない。

しかし、「ぽぉかぁ」の役を作るためのカードはげぇむ場所に広がっていて取りに行かなければならないにいかなければならない。 
仲間と手を組んで集めるのが効率的(ちなみに相手は普通にカードを配われる) 
基本的に普通の「ぽぉかぁ」とかわらないが、ちぇんじする時はまた周りを探索して集めなければならないことと制限時間を賭けることができる

(2分賭けて勝てば制限時間が2分増える。逆に負ければ2分減る) 
1回のげぇむ終了後、勝ち負け関係なくかぁどは再びげぇむ会場にばら撒かれる。 
負けてもそこで 「げぇむおぉばぁ」にはならないけど制限時間内のにごぉるにいないものは「げぇむおぉばぁ」扱いされる。

「げぇむくりあ」するごとに人がいなくなるため後になるほど残りの人が不利になる
……実はかぁどがちらばっている場所にはある法則がある。それを見極めれば最短時間で強い役をつくることができる。 
【さんかにんずぅ】 上限なしで最低人数は5人
【せいげぇんじかん】 参加人数×3分

人は居ますかい?

いる。あと近いうちに朝の書き込みが難しくなるけど……>>1は夜仕事なのか?
昨日の昼頃に安価していたから驚いた

お春休み
得意ジャンルはきっとダイヤかハートのぴっちぴちの大学生です

おるでよ

インドア派なんですね分かります

何とか蛙は拒否して、お昼はまたしても野草のサラダ
それにしてもいったい鈴成はどんな生活を送ってきたんだ?何て言う疑問が二三八の中で渦巻いていた
もしかすると前のもこんな経験が?とも思ったけど、何だか怖いので聞けない

鈴成「ゲーム…もうすぐね」

白喜「え?でもまだ明るいです、日没までまだまだ時間はあるんじゃ?」

鈴成「あって1時間半じゃないかしら?ある程度の時間は把握しているから」

まだ明るいのに…と口にしかけたけど、それをぐっと飲み込んだ。
鈴成の言っている事は何だか正しい気がしたし、そうなる気がした
少ない時間しか一緒に居ないけど、二三八は鈴成に対して少しの信頼感を覚えていた。
いや、極限的な環境下での依存かもしれない


鈴成「…大丈夫?」

白喜「はい、少し怖いですけど、はい。頑張ります!」

嘘だ。これはホワイトスノウの言葉。どんな状況でも負けないホワイトスノウの言葉
二三八的に言うと「自分なんかが生き残れるはずないじゃないか、どうして自分がふざけんな!家に帰せ」
となるだろう


鈴成「…健気ね、無理はしないように頑張りましょう」

フッと何かに気付いたような表情で、だけどそれを覆い隠すように優しく笑って鈴成は言う
あれ?と二三八は思ったけど…。気にしないようにした


【安価:時間が空きました何に付いて話しますか?】
↓2

なぜか肝が据わっていますけど……昔は何の職業についていたのですか?

肝が据わっている理由を尋ねる。サバイバル教官というか、冒険家さんですか?

白喜「あの…どうして?」

鈴成「え?」

白喜「どうして…鈴成さんはそんなに強いんですか?」

この今際の国を探索している時に何度も何度もそう思った
小石を投げて小鳥を気絶させて食べようとしたり、壁面を軽々昇ったり
それにこの荒廃した街を見ても臆することは一度もなかった。

鈴成「…そうねぇ」

白喜「もしかしてサバイバル屋さんとかトレジャーハンターとか…」

鈴成「ふふっ。ないない、私がそんな屈強そうに見える?」

見える、とは言わずにじーっと鈴成を見つめてみた

鈴成「私はどこにでも居るお母さんよ?」

鈴成「母は強し。ただそれだけの話」


ふーっと息を吐き出して鈴成は簡潔に話を終わらせた。
別に気を悪くした様子はないが、こういう話は嫌いらしい、特に自分の事を話したがらない主義なのか?
まあ、二三八もとい鈍感なホワイトスノウにはそんなこと分からない


鈴成「そろそろ会場の目星をつけに行きましょうか」

鈴成「大丈夫よ、組んでいるんだから生存確率は高いわ」

パンパンッとお尻を叩いて鈴成は立ち上がる。
二三八もそれの後を追うように、小走りで鈴成を追った

暫く歩いていると郊外に出た、ゲーム会場なんてなさそうだったけど一つだけ光る建物があった
小さな一軒家?いや…一軒家よりかは大きい?けどマンションじゃない不思議な建物
看板も何もないからどんな建物化分からない。

けど、時間ももうなさそうだから二人は建物に食べられるようにその中に入った


峰屋「……!?」

入った先は病院のような場所だった。けどどこか普通の病院と比べて殺風景
それに鉄格子?で区切られていた

国木田「…二人参加ですね」

受付のような場所ではこっちを見て驚いた表情を浮かべる真面目そうなサラリーマンに
これまた真面目そうな若い警官


八島「お!ご新規さんじゃーん」

入間「……」

音無「よろしくおねがいしますね!」


鈴成「…よろしくね」

白喜「よろしくね!」

更に三人声をかけてきた、正確に言うと二人だけ。
一人は俯いたまま元気がなさそうに会釈をしてくれたけど、声は聞こえなかった。


若頭……

鈴成「…ねえ、姫ちゃん」

ある程度あいさつが終わると、皆はもう一度ばらけた。
ゲーム開始までは時間があるので、皆各々自由に過ごしている

白喜「え?なんですか?」

鈴成「何が起きてもパニックだけは起こさないでね、フォローしにくくなるからね」

白喜「あ…はい」

鈴成「それと、もし男の人に襲われたら喉か目を狙いなさい」

鈴成「手をこう言う風にして、思いっきり突くのよ」

鈴成は手の形を貫手の形に作って、思いっきり虚空に突き出した。
シュンッと風の切る音が聞こえてきたのはきっと気のせいではない筈


鈴成「後もうこれは無駄だと思うけど、あまり仲が良いと悟られない方が良いわね」

鈴成「……ごめんなさい、ここまでは頭が回らなかったわ」

二三八には何が何だか、けど鈴成は開いている時間を精一杯に使って二三八に色々と伝えてくれる
けど、どうしてそこまでするのかが分からない


そんなとき一人の人物が声をかけてきた


【安価:誰が声をかけてきた?】
↓2

国木田

音無ちゃん

音無「あのー…ちょっといいかなっ?」

声をかけてきたのは音無未来
青いツインテールと海の様な丸い目が見る人引き付ける
全体的に若いイメージを漂わせていて、笑うたびに周りが明るくなるような可愛らしい女の子だ

鈴成「何かしら?」

対抗してこちらは鈴成が前に出た。
ニコッと微笑んでいるのはお互い同じだったが、鈴成はどことなく刺々しかった
相手の音無はきっとそれに気付いたのか一瞬後ろに下がった


音無「ああ…あ、怪しい物じゃないんだって!」

鈴成「あら?疑ってなんてないけど?」

音無「いやあ…目が怖かったから、もしかして変な奴って思われてるかなーって…」

鈴成「思ってないわ、それでご用件は?」

音無「あ…あの。すっごくしょうもない話なんだけど、ホワイトスノウちゃんだよね!?」

白喜「うん!こんにちわ!」

音無「わー…可愛いなぁ。いくつ?」

白喜「17だよ!」

音無は鈴成の警戒心を解けないと察したのか、はたまた興味の対象を移しただけか。
後ろに居た二三八にササッと声をかけた

音無「そっかぁ…。でも本当にすごいね、ほんとうのスノウみたい!」

そうだよ。僕は本当のスノウだ。姫子だ、と言おうと思ったけどこれを言ったら多分引かれる。
だから二三八はぐっとこらえた

音無「頑張って生き残ろうね!」

音無「そこのおねーさんも!」

鈴成「ええ…。よろしくね」

鈴成と音無では音無の方が一歩上手だった。
それが作為的な物か天性の物なのかは分からないが、この三人の中で会話の主導権を握っているのは今はもう完全に音無だ。
鈴成はこいつは曲者の可能性が高いと思いつつもそれを書くし、二三八はやさしーななんてのほほんと構えていた

音無「あ、私は音無未来!君達は?」

鈴成「鈴成よ」

白喜「しら…白雪姫子です」

音無「……」

音無「へー。可愛い名前だね!」

一瞬場に流れたぎこちない空気、それの原因がなんなのか。
鈴成は分かっていなかったが、珍しい事に二三八はすぐにそれに気づいた

音無「もうすぐゲーム…始まっちゃうね」

鈴成「あら?ずいぶん余裕ね?」

音無「そんな事ないよ。鈴成さんには負けちゃう」

鈴成「褒めてくれたみたいね、ありがとう」

少し二人は壁を残したままに、時間は淡々と過ぎていった



「ゲームのルール説明を致します。ナースステーションまでお越しください」

雑談を遮るようになるアナウンス。
ナースステーション?最初に入ったときに目に入った受付みたいなところかな?
それにナースステーション?ここは病院?


鈴成「行きましょう」

白喜「うん。行こう!未来ちゃん」

音無「うん!」

傍から見れば冷徹な女が一人、能天気な女が一人、もっと能天気な女が一人。
馬鹿っぽい二人は完全にカモだ


ナースステーションにはもう全員が集まっていた

国木田「…全員揃ったな、まずは携帯を取れ」

音無「え?」

言われた意味はすぐに分かる。受付の上には色とりどりの携帯端末が3つ
赤に水色にシルバー。各々は無言で携帯を手に取った

因みに赤は白喜、水色は音無、シルバーは鈴成が取った




♥5「ぱんでみっく」
「ちりょうやく」がかんせいするまでたえきったら「げぇむくりあ」


受付から吊り下げられたモニターに文字が浮かび上がる。
黒を背景に緑の文字。まるで心電図だ

白喜「5!?」

音無「クラブだ!」

白喜は難易度に腰を抜かしそうになり、音無はジャンルを見て楽そうだと笑った

鈴成「ねえ、これ…ゲームオーバーの条件は何?」

峰屋「ゲームオーバーの条件が書かれていませんねぇ」

二人の声はほぼ同時に響いた。
だけど二人は驚く事も無く、淡々と前を見続けた


「それではみなさん、ナースステーションの棚の中にある首輪を装着してください」

「全員が装着すればゲームスタートです」


訂正


♣5「ぱんでみっく」
「ちりょうやく」がかんせいするまでたえきったら「げぇむくりあ」

ハートに見える……

音無がとんでもない馬鹿キャラになるところだった

棚の中に首輪はあった、金属製の細い首輪。
首に付けると手錠の様にカチッと締まり、うんともすんとも言わなくなった

白喜「…で、治療薬って?」

鈴成「あれが関係してるんじゃない?」

鈴成が指さす先にはさっきのモニター。120とだけ書かれた数字が大きく浮かび上がっている

八島「んま!クラブなんだし皆で協力しよーぜ!」

国木田「…」

入間「…ごめんなさい。つけてくれますか?」

入間が国木田に首輪をつけてもらうと同時に、120の数字が音を立てて脈動し始めた
それと同時に携帯も振動する。


音無「?」

鈴成「なにかしら?」

白喜「……ん?」

振動と同時に携帯を全員が開いた


【コンマ判定↓3まで】
70以上で「感染者」

因みに2つ以上出た場合は最初の方を採用

ぽん

69

一応とるけど

へい

これって人の名前書くタイプの安価コンマだったのかな……

携帯を開いた白喜は凍り付いた。
画面には「感染者」の文字、何だか嫌な響きだ。

それにこのゲームの名前はパンデミック。これがいい意味なわけがない

鈴成「非感染者よ」

音無「…えっと、私も!」

やっぱり感染者は自分だけ?一気に疎外感を覚える。
心細さで押しつぶされそうになる

本当のことを言ったらどうなる?もしかしたら――――


白喜「あ…えっと」

こういう時ホワイトスノウはどうする?きっと正直に言ってこの状況を打破しようとするはずだ
自分はホワイトスノウだ。

けど、言えない。言いたくない。



【安価:本当のことを言う?】

↓2

言う

言う

言おう

白喜「……感染者だ」

鈴成「嘘…でしょ?」

驚いている様子の二人に画面を見せた。
紫の文字で浮き上がる感染者の三文字は、二三八の言葉を一気に真実にした。

音無「…それ見せちゃだ――――」

八島「うわ…やっべえ!感染者が居んぞ!」

八島「なんかやばそーだし近寄んねー方が良くね?」

音無「ダメだよ…」

運悪く八島に画面を見られてしまった。
ガラの悪い下品な金髪と下卑た声が一回に響き渡る

国木田「…」

峰屋「……」

入間「―――」

皆三人から遠ざかる様に一気に後ずさる
八島に至っては軽蔑の視線を白喜に向けていた

おい、警察官

そんな時、国木田だけが一人こっちに向かってきた

国木田「すまないが腕を出してもらえるか?」

白喜「え?」


能面のような顔をして白喜の両腕を掴んだ
それも物凄い力で

白喜「わっ!」

鈴成「ちょっと!どういうつもりよ!」

国木田「何か変な事をされては困るからな」

鈴成「離しなさい!」

音無「そうだよ!酷い事しな――――」

国木田「…騒ぐな。動くな。これが最善策だ」

国木田に勇み歩んでいた鈴成が、国木田に向けられたものを見て歩みを止める。
音無も小さく声にならない悲鳴を漏らす。


国木田「動いたら撃つ」

そうとだけ言うと白喜の腕にカチャカチャと何かを付け始める
冷たい金属の輪っか。まさか自分自身にかけられるとは夢にも思っていなかった


それは手錠だった



鈴成「手錠なんてつけてどう言うつもり?」

国木田「一人だけ他と違うと分かれば変な行動を起こしかない」

国木田「暴れ出しでもされれば被害が出る。ならばその前に手を打つ」

国木田「別に一発撃ってもいいが。これは協力が物を言うゲームだ…人数が必要になる場合もある」

音無「だからって拘束なんておかしいですよ!この子はそんな変な子じゃないです!」

八島「でも感染者じゃねーか」

国木田の後ろからやじる八島。
それを冷静に見つめる入間と、興味がなさそうな峰屋

それに対して二三八サイドは、怒り心頭と言った様子の鈴成に、あたふたを体現する音無
完全に下手に回らされている。

音無「……」

音無「…――――」

鈴成「え?」

音無「…皆さん!仲良くしましょうよ!」

音無「ううっ…」


八島「お…おい。お前が泣く必要なくね?」

白喜「未来ちゃん?」

遂には泣き出してしまう音無。
鈴成は何もできずにそれを見つめ、国木田は変な行動を起こされると困ると思ったからか銃口を移動させる
当事者の二三八はただただこの惨状に呆然とするしかなかった

これから起こる地獄も想定できずに

音無「……スンスンッ」

銃口を向けられてる事は億尾にもせず、音無は何も言わずにトイレへと向かって行った

八島「やっべえ…なんか俺がわりーみてーじゃん…」

流石に泣かれて罪悪感を抱いたのか、八島は罰が悪そうな顔で音無の後を追った

峰屋「警官さんよ。追わなくていいのかい?」

国木田「悪い事をしているとは思っていない。それに今は感染者の隔離が一番だ」

峰屋「…どうだかねぇ」

国木田「何か言ったか?」

峰屋「別に」

入間「ねえ…感染者は具体的に…どういう意味?」

ここに来て入間が初めて口を開く。
内容は感染者に対する素朴な疑問、確かに感染者の詳しい内容はここに居る全員が把握できていない



ゲーム開始からもうすぐで10分が経つ。

感染者の意味は―――あと数秒で明らかになる


















『バチンッ』


視界が真っ白になった














そして気が付いたら二三八は天井を見つめていた。

真っ白な天井。
そしてそれを覗き込む鈴成

鈴成「何よ…今の音」

国木田「…?」

二三八自身にもわからない。急に衝撃と激痛が脳天を襲った
痛さを思い出すたびに体が震える。
痛みというよりは恐怖が体を支配している

なんなんだ?この感覚は、と二三八は戸惑った


峰屋「…感染者は定期的にこうなる…と」

入間「感電?」

鈴成「…いやいやいや…だとすれば人があんなになる電流…」


峰屋「数回来たら死ぬ…ねぇ」



始めて二三八は自分の置かれている状況を理解した
「死」という存在の近さを


【安価:音無視点に移動する?(R-18注意です)】

↓2

する

する

しよう

グロはともかくエロかぁ

―――――――――――

音無「……」

音無「…変に動かないでください。私、何とかできる気がします」

鈴成「え?」

音無「…皆さん!仲良くしましょうよ!」

音無「ううっ…」

――――――――――――――

トイレに行った音無は自分が呟いたことを思い出す。
そして後ろから聞こえてくる足音を聞いて、哀しげにため息をついた

多分…そう言う事になる


八島「あの…だいじょーぶ?いやぁ…あの警官ちょっときついよね」

女子トイレなのにずかずかと入ってくる八島。
けどこれも計算通りと言えば計算通り。こういうタイプの男は自分がこうなればきっと心配して付いて来てくれる

音無「…うん」

音無「…ごめん」

八島「え?なんで?謝んのっておれのほーじゃね?」

音無「……ううん。心配してくれてありがとう」

音無「優しいんだね」


自分の兄がこんな感じだった。
自分はすごい人物なんだと自分で過大評価して、けど自分の小ささは自分が嫌というほど知っていて
その現実とのズレに耐え切れないから、荒んでいく。

音無「…こんなゲーム中に……優しくされたの。初めて…かな」

だから隙があれば大きくなろうと、自尊心を満たそうと、そして得をしようと。
浅はかな考えで行動する。

少しでも人に認めてもらおうと精一杯優しい人間を演じる。


まああの兄よりマシかもしれないけど、根本は一緒だ。
扱い方は近くに居た自分がある程度は分かっている

音無「…嬉しい」

兄に似たこの男は正直言って嫌いだ。
勿論悲劇のヒロインぶって男に媚を売っていて自分には辛く当たる母
ロクに仕事もしないでお酒ばっかり飲んでいた父
母の愛人達に父親の不倫相手、皆嫌いだ。

自分はそうならない様にしようとこの世界に来てからもずっと『人前』では優しく明るく振舞ってきた
けど…生き残らなければいけない。

あの人に会わないと。やっと、やっと会えるのに。

だったら死ねない。今までのゲームでもこんな事はしてきた。
もう慣れっこだ。

それにこんな男よりあの子の方が…


後は落とすだけ。

おもむろに八島に抱き着く
体温の温かさは心地よくもなく、吐きそうなほどに気持ち悪い。

人を助けるためにこんな事をするのは…あの人以来かもしれない。


八島「え?マジ??」

音無「怖いんです…」

来た。かかった。これでこいつはもう手中
目的の物を奪えばいい、きっとあれはこのゲームで何らかの役割を発揮するはずだから


八島「い…良いの?」

音無「…うん」

別にこう言う事をするのに抵抗は無い。
父親に母親の愛人たち。無理やりされ過ぎていてもう感覚が麻痺している
寧ろこの世界では「ソレ」は武器になる


きっとこの男が兄と重なるから、兄に見立てて苦しめたいだけだ
人助け?違う。きっと違う。

そんなの未来自信が良く分かっていた



―――――――――



―――――



――



八島「その…良かったよ。あ…これ、その」

音無「二人の…秘密ですね」

早く出ていけ。確かめたいことが確かめれない。
何のために体を張って八島の端末を奪ったと思っている?


八島「俺…戻るわな」


音無「…私もすぐに戻ります」


体に残ったねっとりとした体温の拭うように、手洗い場で顔を洗う
口をゆすいで手を何度も洗った。


八島が居なくなったのを確認してから携帯を二台出す。

服を脱いだ後、押し倒された跡に上着のポケットから抜いて自分の服の下に隠しておいた屋島の携帯。
色はゴールド。気品もクソもない色だ、八島なんて言う男が持ったら


音無「…」

ゲームの名前、そして「感染者」と「非感染者」、それに通信機能の付いた携帯
それも一昔前のガラケー

なんとなくだけど使い道は感染者かどうかを知らせる物だけじゃない気がした。
それだけなら紙でもできるはずだし



そして思ったことを試してみることにした



―――――――――――――――――
―――――――――――
―――――――――








ピリリッピン

ビーーーー




音無「やっぱりそっか」





今日はここまでです

クラブのジャンルは皆の協力!(任意とは言っていない)


とりあえずこれからどうすればいいんだろう?
頼りの警察官もそれだし……

二三八が感染したばっかりに音無が文字通り身体を張る羽目に


>>278
警察官ってあの面子の中じゃかなり頼りにできない部類だと思うのだが

頼りにできるランク

峰屋>鈴成>音無>???
多分今のところ最下層は白喜か八島

今回も誰も死なないでクリアできるか?
どうせなら八島あたりを犠牲にしておきたい

今後の展開推理のヒントにでもどうぞ

因みに作者のキャラ付け的に
得意ジャンルスペードが今回のゲームでは二人、クラブが二人、ダイヤが二人、ハートは一人です
バランスとれてますね

そういえば今日はいつからかな?
朝?

質問したいという意味では>>250のコンマ判定が分からん
やっぱ238の感染確定展開しか用意してなかったんじゃないかと思える

流石に全コンマ69以下ならそれはないと思う
ただ自分も「因みに2つ以上出た場合は最初の方を採用」の意味は判らん

明日は夕方か夜です

>>285
この前はコンマ判定の結果を書いてなくてそれを注意をされたので今回それに気を付けようと思ってそこばかり気にしていました
そのせいで名前書くの忘れてました

因みにあの3回のコンマ

白喜
鈴成
音無

の感染か非感染かを判定するものでした

>>286

それはまた物語の中で分かる…と思います

優先順位として238が感染者役を演じやすい立ち位置ではあったのね

袖振り合うも他生の縁って事で峰屋の動きにちょっと期待

八島が想像以上に小物で、キャラ作った側としては非常に満足です(ほくほく)

誰が何が得意なんだろうか
音無ちゃんはハートあたりかなと思うけど

ハートあたりかなもなにも一応設定に書いてあるやん

♠入間、国木田
♣鈴成、峰屋
♦八島、白喜
♥音無


こうかな?

白喜はキャラメイク時点でクローバーかなと思ってる
峰屋はバランスというには知能ガン振り感ある

作者さんのキャラ付け的にで考えてたから見てなかったわ

書いてあるならわざわざ変更する事もないと思われ

今日は来ないのか…明日というのは今日と勘違いだと思っていたが……

今日来る予定だったんだけど何だかまたしても偏頭痛が発症したので寝てました
ごめんなさい、明日まで待ってちょ

明日は行けたらお昼から行くから!

それまでは今のゲームで最初に死にそうな人でも考えててください

流石にクラブの5だから誰か死なないと不味い

主人公が死ぬ可能性もあるが……ここは八島か国木田
ヘタしたら未来ちゃんが死ぬ可能性も……

気にせず養生どうぞ

八島かなと思う。

鈴成と音無は死んでほしくない

クズはクズで生き残る
どうせ頼りにできる面子上位が死ぬんだろ

場合にょってはクズも死ぬし生き残ったりする
空気な奴はすぐ死ぬ方が強い

かまゆでなんてパッと見ではすぐ死ぬ枠のヘイヤだけ生き残って他の強そうな面子即死だもんな

もし国木田が死ぬんなら拳銃回収しといたほうがいいかな

頭痛辛いよね
ゆっくり休んでー

>>304
手錠も使い道ありそうだし貰えるならあってもいいかも。勿論鈴成さんに管理してもらうべきだが

みんなはキャラの声とかイメージしてる?
安易だけど音無は花澤香菜

二三八には早めに主人公覚醒してほしいね。支えられっぱなしというわけにもいかないし

やあ!今起きたよ
人は居るかな?

ぬるりといるぞ

ごめん。今遊戯王見てる

ここに

空と君の間に

残り 110分

峰屋「そのホワイト…。その嬢…その子が倒れたと言う事は…」

入間「感染者だから?」

国木田「倒れる要因など無かったはずだが?」

峰屋「いや…この首輪。多分定期的に通電されるようになっているんじゃないかい?」

白喜を介抱する鈴成の横で峰屋たちは白喜が倒れた理由について考察していた。
そしてその中で一番頭の回る峰屋が出した結論は「感染者は定期的に通電される」という事
更には峰屋曰く時間は大体通電が行われるのは10分おきだと言う事が分かった


白喜「…うっ…はぁ…」

鈴成「ねえ!ちょっと大丈夫?!」

白喜「う…うん。なんとか」

衝撃から意識を取り戻した白喜。
会話は途切れ途切れに聞こえていたが、もしこの通電が10分おきに行われるなら
あと11回絶えないといけないなら、確実に死んでしまう。
そんな確信があった


【安価:白喜の行動の選択してください(突飛すぎる物は飛ばします)】
↓2



ガラケーに何かないか調べる

↑に加え
何か薄いもの、紙や紙幣はないですかと周りに問う
多少なりとも首と首輪の間に挟んで通電の邪魔をしたい

白喜は自分のポケットに入れていたガラケーを取り出した。
こういう時は大概ゲームに関係するアイテムに何か変化があるはずだ。と相場は決まっている
もちろんこれがアニメじゃないのはよく分かっている、けど現実でもない。
だったら「ホワイトスノウ」として一番の行動を取ってみよう。

白喜「…鈴成さん。私の携帯見てくれませんか?」

鈴成は画面を見て頭の上に疑問符を浮かべた。
さっき見せられた時は「感染者」と書かれていたのに、今はその下に小さく「1」と言う数字が書かれている

鈴成「…?」

白喜「通電の回数?」

鈴成「みたいね、私のには何も書かれていない」

白喜の発言で皆が自分の携帯を確認し始める
反応からすると特に何か変化と言ったものは全員なかったようだ


鈴成「…後五分よ」

画面の文字が先ほどから五分経っていることを示している。
後五分でまた先ほどの激痛が―――――


白喜「……どうしよう…」


白喜「あ…。あの!紙とか何か首輪の間に挟む物…持ってる人は居ませんか?」

すこしでも首との間にクッションを置いて通電の邪魔をしたい。
だからダメもとで二三八は頼み込んでみた。


入間「…包帯…持ってたんだけど」

国木田「無い」

やっぱりダメだった。
何も言ってこない鈴成も多分みんなと同じということなのだろう


峰屋「…少し首が締まるかもしれんが、これは?」

シュルリと白喜の前に投げられたのは、峰屋が付けていたネクタイだった
確かにぴったり密着した首輪の間に入れるには分厚すぎるが、何とか隙間を作ればいけるかもしれない
それに首に巻くにはちょうどいい長さだ


白喜「あ…ありがとうございます!」

峰屋「どうってことないわ、使え」


何とか差しのべられた救いの手。
だけど救いはこれだけじゃなかった



音無「あ!鈴成さん!」

音無が帰ってきた。そしてその後に八島も帰ってきた
八島は適当な椅子に腰かけて、音無は鈴成たちの元に一目散


音無「何か変わったことって?」

鈴成「…えっと。そうね―――――」

鈴成が白喜の身に起こったことを説明する。
音無はそれを聞いて、急いで金色の携帯をこそっと取り出した
そして白喜の携帯も貸してもらい、何かコソコソとしている


音無「うん!これでだいじょーぶ」

鈴成「何をしたの?」

音無「ちょっと待っててね。見た方が早いと思うなっ」

屈託のない笑顔を浮かべながらそう言った音無。
鈴成はそれに頷く事しかできなくて、白喜はネクタイだけでどうにかなるかと一抹の不安を覚えていた。

他の面々も黙って画面を見つめていたり、座っていたりしていたが。唯一峰屋だけが音無の事を鋭い目で見つめていた



そして数字が100分になる



それと同時に―――――――――――――







八島「―――――ガハッ」





椅子に座っていた八島が跳ね上がり、そのまま地面へと突っ伏した。
先ほどの白喜を連想させるが、白喜とは違いピクリとも動かない





入間「え?!」

国木田「っ!?」


峰屋「……」

皆の視線が白喜に集まっていた中で起きた八島の異変。
入間と国木田はそれを理解することが出来なくて、ただただ目を丸くしていた


峰屋「大丈夫だ、気を失っているだけで息はある」

そんな中で峰屋は一人八島の脈をとり、生きていることを確認すると八島を仰向けに寝かせた

国木田「どういうことだ!?」

起こった現実を飲み込めないのか、国木田は白喜たちに銃を向ける。
入間も一歩下がって二人の事を見つめている。


鈴成「ちょっと待ちなさい!私たちにも何が何だか分からないのよ!」

白喜「う…うん。」


国木田「説明するんだ!」

今にも発砲しそうな国木田、そんな時に動いたのは――――


【安価:動いたのは?(八島以外)】

↓2

音無

峰屋

峰屋「まあまあ、落ち着きましょうや」

国木田「!?」

拳銃をまっすぐに向ける国木田、その背後にはいつの間にか峰屋が忍び寄っていた

入間「え…何それ」

多分その光景、その道具をはっきり認識できていたのは距離の近い入間だけだっただろう。
大きな黒い機械。トランシーバーみたいだけど違う。
耳の下、リンパのあたりに当てられているそれは―――――――――


峰屋「スタンガンだよ」

鈴成「…!?」

拳銃から視線を移してスタンガンに目をやった鈴成も硬直してしまう。
だってあれは。いや。きっとこの場では鈴成にしか分からないから、無駄に口を開くのは辞めておこう


峰屋「…まずこの金髪がなんでこんな風になったのか…説明してもらえるかい?」

峰屋の刺すような視線が向けられたのは音無

白喜「え?何かしたの?未来ちゃん…?」

音無「…――――」

白喜の視線と峰屋の視線に板挟みにされる中で、音無は静かに立ち上がった



音無「簡単だよ。取っちゃった☆」




舌を出して片目を閉じて、まるで絵文字のような表情を浮かべて短くそう言った
まるでいたずらに成功した子供の様に。

音無「このゲームね、協力するためのゲームでしょ?だから一人だけが感染者って言うのはおかしいなーって」

音無「でねでね、もしかしたら何かの方法で感染者を増やせるかもーって思ったの」

音無「ほら。そうすれば何か起きるかなーって」

音無「まあ、トイレに言ってる間何があったかは知らないけど…。全部聞けたから納得」

音無「多分感染者が増えることでー。通電が分散されるか、姫ちゃんが解放されるか…」


投げられた道具を取ってきた犬のようにはしゃぎ、そして楽しそうに言葉を紡ぎ続ける音無
白喜はそれに対して、底知れぬ寒気を覚えた。いや…なんでかは分からないけど



峰屋「…なら。どうしてそこに居る女じゃなく、金髪を選んだ?どうやって携帯をくすねた?」


音無「んー。盗んだ方法は秘密」
















音無「けど。アイツを選んだのは。姫ちゃんが苦しむよりアイツが苦しんだ方が正しいからだよ」





峰屋「―――っ!?おい!」

――――――――――パンッ

―――――――バチンッ






白喜の前で崩れ落ちる音無。

そして同じように国木田も。


唯一の違いは血が出ているか出ていないか


白喜「え…嘘」

鈴成「音無っ?!」

峰屋の咄嗟の動きによって国木田の弾道はかなり逸れた
だけど被弾箇所が首から腹に移っただけの気休めにしか過ぎなかった


音無「……あー、なんか不味い…」

鈴成「バカ!喋んないで!」


白喜「ね…ねえ!未来ちゃん!?」

鈴成「揺らすな!触るな!」


鬼気迫る鈴成に横に倒れた音無、そして今にも泣きそうな白喜

そんな修羅場の中でモニターの数字が【90分】を示した




―――――――バチンッ!!


先ほどと同じ衝撃がネクタイ越しに伝わる
ネクタイがクッションの役割を果たしていない?それとも…

いや。今はそんな事を考えて居るより、音無の事だ。

飛びそうな意識をその気持ちだけで何とか乗り越える


鈴成「…どうしよう。出血が…」

峰屋「止血は出来るかい?」

鈴成「え…ええ」

国木田を寝かした峰屋が鈴成に向かっていく
手には上着とスーツのベルト。止血の出来ると言った鈴成に峰屋はそれを渡した


峰屋「気休めにはなるはずだ」

鈴成「…え。ええ、助かるわ」


音無「あ。私も感染させて…」

音無「この状態だとさ、気を失った方が痛くないし…」

そう言って音無が端末を取り出す。
二人の応急処置により、何とか一命はとりとめたようだ

【安価:白喜の行動を選択(突飛すぎる物は飛ばします)】

↓2

感染非感染を示す全員の携帯の画面を確認した上で感染方法を聞く

八島と国木田の様子を確認

すまん、下2まで採用だと思った。可能なら上で。無理ならそのままでいいです

音無無視ムーブか
まぁほっといても鈴成か峰屋が聞き出しそう

白喜「未来ちゃん。感染させる方法って?」

音無「簡単だよ。赤外線の所に携帯同士を接触させるだけー」

鈴成「ああもう!喋っちゃダメよ!出血がひどくなる!!!!」


どうやら峰屋は最初から察しがついていたのか、驚くことは無かった。
入間には聞こえていないみたいでアクションは無い

白喜「…ねえ。とりあえず皆の携帯見せてもらってもいい?その…何か分かる事があるかもしれないし…」

峰屋「ほら」

鈴成「良いわよ」

峰屋「おいそこの!ちょっと来てくれないか?警官の携帯も持って来てくれると助かる」

八島も国木田の携帯。
そして頼まれても居ないのに拳銃と手錠の鍵まで持ってきた。

意外と頭が回るらしい


八島「はい…あとこれ。鍵…繋がれたままだとしんどいでしょ」


鈴成がカギを外してくれて、やっと自由になった白喜。
両手の圧迫感から解放された喜びを感じているのも束の間、早くみんなの携帯を確認しないと

白喜「えっと…峰屋さん?が非感染者です」

鈴成「入間さん?も非感染者ね」

とりあえず全員簡単な自己紹介というか名前紹介を終え、鈴成と白喜は携帯を確認し合った

入間「白雪さんが感染者で下に2の数字」

峰屋「…鈴成さんも非感染者」

峰屋「白雪さんの数字は多分通電回数だろうね」

鈴成「じゃあ次は国木田のね」

国木田の携帯に表示されているのは
【非感染者】の文字

白喜「次。未来ちゃんの見るね」

こちらも【非感染者】だけど…

白喜「なにこれ?」


その横に付いた×2の数字
それがどういう意味を成すのか全く分からない。


鈴成「…後はあの金髪だけね」


皆が携帯を覗き込む中。八島の携帯の画面が光る

















【感染者】×2

 1







モニターの数字がそれと同時に【80】に切り替わった


ライアーゲームの感染ゲームみたいなものか?

>>333で喋ってる八島は入間なのかな、気絶から復帰した描写もないし


【DEAD】

八島の画面にそう表示されるとブツンと携帯の電気が落ちる
うんともすんとも言わない携帯、そして表示された不吉な文字


入間「今の何?」

入間の疑問が飛ぶ前に、峰屋は八島の元にかけていった。
そして入間の疑問に答える様に一言



峰屋「…死んでる」

白喜「え?」

入間「…そっか」

峰屋「二回目で死ぬ?白雪さんは生きていたのに…何故か」


人が一人死んだ。そのショックは白雪姫子を白喜二三八に戻しそうになるほどだった
だけど耐えた。もし自分が二三八に今なればどうなるかは分かっている。
きっと皆の携帯をぶんどって、感染させまくるだろう。そんなことはしたくないし出来ない。


鈴成「えらく冷静ね」

峰屋「慣れてるからね、遅い方だ今回は」


白喜「ど…どうしよう」

感染者が減った。
となると次の通電は自分だし、その危険性が付きまとっているのも自分しかいない


白喜「どうしよう!」

鈴成「姫ちゃん。落ち着いて!」

入間「…」

白喜「ねえ!どうしよう…」


もう完全にパニックだ。鈴成との約束なんて知ったこっちゃない
死ぬかもしれない時に冷静で居ろなんて無理だ


峰屋「…ほら。感染させろ」

入間「これも使って、怪我人とか気絶している人に負担駆けさせたくないし」

鈴成「ええ。大丈夫よ」


そんな窮地の時に差し出される皆の携帯は、地獄に垂らされた蜘蛛の糸のように思えた
けど―――――


【安価:人物を指定(白喜と八島以外)】

↓2

どちらかと空気な入間

入間

まだまだわからないこと多いし、先は長いし怖いな…姫ちゃんに成長してもらわねば…

――――♪

差し出された入間の携帯が音を鳴らした。
何か嫌な予感が全員の背筋を寒くした


入間「なんだろ」


一度携帯を手元に戻し、そのまま入間は目を見開いていた
何事かと二三八は入間の携帯を覗き込んでみた


白喜「え…」


【感染者】×2



入間「なん…で?」


もうすぐで電子の数字は70になろうとしていた――――――







ご飯食べてきます、ちょっと休憩

ごめん。やっぱやっしー死んでもうた、お気に入りやったのに…

>>337そうです。ごめんさい

【非感染者】と【非感染者】を突き合わせると【非感染者】×2と【感染者】×2ができる
相互に入れ替え可能、は怪しいか(【非感染者】を赤外線受信した側が一方的に【非感染者】×2になりそう)
×2の状態だと一回で2発分の電撃を喰らう?4発分喰らうと死ぬ。3発だとまだ不明

今回の入間感染はなんだろうな。単に時間経過によるものなのか

このゲームの攻略法って何だろう?
それが問題

死者を増やさないためには二三八が耐え続けろってことなのだろうか…ここで協力的な入間退場は避けたいな…

あ、違うわ
入間のは感染×2保持者の八島が死んだせいで、それがまるまる移ったんだ

……感染×2から非感染×2に赤外線送ったらそのまま感染×2が二名になってしまうのかな
少なくともただの【感染者】からただの【非感染者】に送ると、【感染者】が単純に二名になるだけだよね

DEADになって携帯の電源落とされた八島には感染を押し付ける事はできない、うーむ

>>346
最初手に全員を一律に【感染者】(×1)にする
6人で120分なら綺麗に2巡するだけでみんなギリギリ死なない、かも(クラブ5で確実に死なせるって辺りとは反するけど)

気が早いけど>>149の声を掛けて来る人って複数にできる?
今聞くことじゃないと思うけど念のため

最初期感染者が一名。その一名が30分から40分かけてゆっくり死んで、残り五名は無事げぇむくりあです、ってのは味気なさ過ぎる
>>348の感染者死亡による感染拡大は考慮していいと思う

で。>>339の安価で白喜が除外されてたことを考えると「死亡したプレイヤー」と「既に感染しているプレイヤー」には乗っからないんじゃないかな
ただそう考えていると残り時間と人数の電撃ローテーション的に入間はもう助からない気がする

>>349の参加人数ミスってた。6人じゃなくて7人だったわ

みんな賢いのう……

間違いなく読者さん大半の得意ジャンルはダイヤだと思う
ということでご飯食べてきたです

早速コンマ判定
【コンマ&安価】(コンマ)50以上で入間さんパニック(安価)入間以外の名前

↓2

>>350
んー。それについては今悩んでる

任せた↓

国木田

入間「え…なんで?」

二三八にはわからない。
鈴成は不可解な現象に度肝を抜かれて、峰屋は淡々と考えて居た。

そして―――――――――


【70】


バチンッ


白喜「――――はっ!?」

入間の携帯を覗き込んでいた二三八の体が跳ね上がる
脳内の血管が爆発して、血流が逆流するような感覚に襲われる

意識が飛んだ。
一瞬だけ視界が真っ白になった、感覚で分かる。次はもうないと


入間「…っ」


峰屋「……」

鈴成「……?」

【安価:白喜の行動を選択して下さい(突飛すぎる物は飛ばします)】

↓2

残り6回を白喜に順番回さずに済ませる方法、あるのか?少なくとも3回は耐えられるみたいだが(×3で一度に喰らった場合はどうなるか知らん)

安価なら国木田・鈴成・峰屋・音無の順に感染

一度に大量感染は怖いのでとりあえず白喜の携帯使って国木田の携帯に感染をさせる

白喜「…ゴメン。警官さん」

次来たら二三八は確実に死ぬ。それを避けるために二三八は国木田の携帯を取った。
理由は簡単。一番罪悪感が少ないからだ。

自覚は無いけど、今は完全に白喜二三八としての行動だ


―――――――

ピリリッピン

ビーーーー


感染完了だ。
誰も二三八をとがめる事はしなかった

きっと誰もがそうしていたからだろう。


白喜「…これからどうしよう。」


鈴成「とりあえずは姫ちゃんが死なない方法を考えましょう」


110 白喜
100 八島(×2)
90 白喜
80 八島(×2)(【DEAD】)  ×2→入間
70 白喜
60 ???

00 ???

あと7回あるよね。順番で言えば恐らく入間(×2)→国木田となるから
どこかのタイミングで【感染者】同士でのやり取りを試して駆けに勝たないと白喜はヤバイ

音無「…はぁ」

音無「何とか元気かな」

音無がぱちりと目を開いて笑っていた。
応答があれば安心する、死んでいないと分かるから


音無「八島君は?」

皆がグッと黙り込んだ。
いや、気まずさを感じて黙り込んだのは二人だけだ

鈴成は喋らせまいと無視を決め込み、峰屋は考え事で音無など気にも留めていない

音無「ねえ?」

白喜「……」

音無「死んじゃった?」


鈴成「ええ。死んだわ、分かったら眠りなさい、また血が出てきてる」


音無「ねえ、姫ちゃん。携帯貸して??」

鈴成の言葉などまるで耳に入っていないかのように、音無は微笑んだ。
まるで空気を中を泳ぐようなゆったりとした動きで手を白喜の方に伸ばす。


【安価:渡す?渡さない?】
↓2

>>325の寒気は忘れてないけど、渡す

他の携帯は音無の手の届かないところにどかした上で

白喜「はい」

二三八は自分の携帯を音無に渡した。
音無は満足そうにそれを握りしめた、けど、その直後に動きが止まる


音無「…私の携帯は?」

白喜「皆の、預かってるから」

今現状携帯を手元に所持しているのは入間だけで、後は一か所に集めている


音無「返してくれない?お願いっ」

最初会った時の様に音無は笑っている。
鈴成はそんなお隣を黙らせようとにらみつけているが、音無はどこ吹く風


【安価:音無に携帯を返す?返さない?】

↓2

非感染者2と感染者でどうなるか…
渡す

渡す

白喜「え…あ。うん」

何の疑いもなく携帯を渡す。
だってこれはもともと音無の物だから


音無「ふぅ」


ピリリッピン

ビーーーー


鈴成「な…何してるのよっ!?」


鈴成が止めた時にはもう遅かった。
音無は自分の携帯に白喜の携帯を接触させたのだ。


音無「これでしばらくは時間稼げる――――」


【60】

バチンッ














入間「…あれ?私――――なんで?」





白喜「うわああっ!!!」

鈴成「…嘘」

峰屋「―――!!! そう言う事かっ」


電気が走る音共に、悲鳴が上がる。
白喜は急いで携帯をもぎ取ったけど遅すぎた。


音無の携帯の画面は

【感染者】×2


になっており、更に感電のショックで腹部から脈打つように出血が始まっている


白喜「姫ちゃんっ!!!」

鈴成「姫!!!触るんじゃない!!!」

――――ドンッ

音無を揺さぶった白喜は鈴成によって吹き飛ばされ、峰屋は白喜の事を受け止めた

そしてそんな修羅場の中で入間は一人取り残されていた

パニックのせいで鈴成さんに見放されないようにしなきゃな…後で謝らないと…

鈴成「マズい…このまま出血が止まらなかったら…」

通常なら脈とは生きている事を示すために鼓動するもの。
だけど今回はそれと同時に命の導火線の役割も担っていた


入間「え…どうするの?」

白喜「分かるわけないだろっ!」

二人の学生は戸惑い錯乱し、峰屋はそれを宥めるので精一杯
鈴成は音無の応急処置でいっぱいいっぱい



そして――――――


【コンマ:50以上で音無生存】

↓1

いよっ

コーホー

よくやった

時間の稼ぎ方を分かってるんなら話してくれー

鈴成「ふう…何とか…何とかなったわ」

鈴成「ごめんなさい、姫ちゃん。怪我は無い?」

一段落した鈴成は血まみれのまま二三八の元に歩いてきた。
先ほどの鬼気迫る表情はどこへやら、元の鈴成に戻っていた


鈴成「おおよそあと50分…」

鈴成「どうするべきかしらね」


白喜「…どうするって…」

どうもこうもない、自分にはもう思考が追いつかない。
一人死んで、一人死にかけて、もう訳が分からない

峰屋「…多分順番的に次に電撃が来るのは警官でしょうね」

白喜「え?」


峰屋「ん?分からないかい?」

白喜「もしかして…」

【安価:峰屋への返答(突飛すぎる物は飛ばします)】

↓2

(五十音順かと思ったけど入間飛ばされてるから違うな…)
すまん安価下

わからない。入間さんではなく警官さん?

白喜「ごめんなさい。やっぱりわかりません」

峰屋「んー。多分だけどね、感染した順番が関係あると思ってるんだ」

峰屋「即ち――――――」


【一回目】
白喜

(ここで八島が感染)

【二回目】
八島

【三回目】
白喜

【四回目】
八島
(八島死亡から入間に感染)

【五回目】
白喜
(国木田と音無が感染)

【六回目】
音無

【七回目(推定)】
国木田

【八回目(推定)】
入間

【九回目(推定)】
白喜

白喜「親感染者から非感染者が感染すると…順番が割り込みされてしまう…?」

この仮説の証明ってどうすればいいんだ?
残りのメンバーも感染させるのか?

入間が置いてけぼりくらってる状況に説明はつく
信じてもいいんじゃないかな

鈴成「って言う事は、最初の感染者は姫ちゃんで、その次に八島君」

鈴成「八島君が死んだターンの次は順番的に姫ちゃんだったから、入間さんが感電しなかったってこと?」

入間「…???」

鈴成「で。順番的に言うと姫ちゃんから入間さんだったけど、ここで姫ちゃんが二人を割り込ませて」

鈴成「順番が姫ちゃん、音無さん、警官、入間さんって具合になってるって言う事を説明しているんだと思うわ」

入間「えっとじゃあ…計算的に自分が電撃を受けるのは残り四十分の時?」

鈴成「ええ、多分そうね」

だけど次が国木田という事をどう証明すべきか。
このまま時間経過を、いや、あと数分待ち続けて電撃が流れるのを待つか。

けどそれをしたところで国木田は気絶している。反応があるのか…?

鈴成「とりあえず待ちましょう」



【コンマ判定:30以上で国木田に反応有】

↓1

アリス



【50】


国木田「ガハッ」

峰屋「やっぱりそう言う事か。これで説明はつくな」

国木田が跳ね上がって目を覚ます。
激しいショックで意識が元に戻ったのだろう


国木田「どういうことだ!」

鈴成「入間さん手錠貸してくれる?」


国木田「クソが!あまり警官を舐めるんじゃあ――――」

鈴成「大人しくしてなさい。」

――――――――グルンッ
―――――ドンッ

向かっていく鈴成に牙を剥く国木田であったが、哀れな事に国木田は宙を舞った
そして物凄い勢いで背中から地面に叩き付けられ、そのまま鈴成により足に手錠をかけられてしまった

警官より強い主婦……

入間「ねえ。でもそれだったら皆で協力したら…」

白喜「いや…それは無理だよ」

先ほどの説明を聞いてから
そしてそれを理解してしまってから白喜は震える事しかできなかった

だって――――――


【八回目(推定)】
入間

【九回目(推定)】
白喜

自分が四回目の電流は残り30分の時
そして残った非感染者の二人を割り込ませたとして―――


【八回目(推定)】
入間

【九回目(推定)】
鈴成OR峰屋

【十回目】
鈴成OR峰屋

【十一回目】
白喜


どうあがいても自分は残り10分で死ぬ計算になってしまう。

どうあがいても死ぬのだ―――

二三八はとりあえず黙っていた。
いや…言葉が出てこなかった、そして峰屋もそれには気付いていない?
それとも仕方ないと思っているだけ?

どっちにしろ顔を青くして震えているしかできない


鈴成「じゃあ次に感電するのは私」

そう言って鈴成は入間と自分の携帯を接触させる。

二三八の横には峰屋が黙って立っている。
気づいているのか?気づいていないのか?

それを問うてみることにした

白喜「あの…」

峰屋「言いたいことは分かる。けど――後は若い物に任せることにする」

白喜「はぁっ!?」

峰屋「……ふっ。このゲームにもう心配はいらんよ」


訳が分からない。自分は死ぬかもしれないのに。
どうして?心配はまだたくさんあるじゃないか―――



【40】



入間「キャアアアアッ」

ガクンと膝から倒れ落ちる入間。
だけど何を思ったか、すぐに立ち上がってグッと伸び上る仕草をした

鈴成「次は私か」

そんなとき峰屋が入間に黙って首を振ったのは、誰か見ていただろうか?

怯えて錯乱一歩手前の二三八、痛みを想像する鈴成
もぞもぞと逃げようとする国木田に、虫の息の音無。


入間の覚悟にはきっと誰も気づいていない、そう。峰屋以外は

【安価:入間視点に入る?入らない?】


↓2

入る

入ろう

恭子はあの法則を理解した時点でもう気づいていた。

どっちにしろ白喜が助かる事のない事を。
そして白喜を助ける方法を

【八回目(推定)】
入間

【九回目(推定)】
鈴成OR峰屋

【十回目】
鈴成OR峰屋

【十一回目】
白喜

の普通の順番だと確実に白喜は死ぬ
けど

【八回目(推定)】
入間

【九回目(推定)】
鈴成

【十回目】
誰か

【十一回目】
峰屋

の順番にすれば、鈴成の後に誰かを割り込ませれば生き残れるのではないか?
だとすれば誰を?国木田か?音無か?それとも自分か…

そんなのもう決まってるじゃないか―――――


【安価:誰を選択する?】
↓2


自分
安価下

国木田

(間違えてたらゴメン…)

警官だ。

自分は次で王手がかかる。音無なんかも論外だ。
だったらあの警官。いや、それしか方法は無い


入間「鈴成さん、携帯貸して」

鈴成「え?」

入間「…気づいてないの?」

鈴成「なにがよ?」

入間「このままの順番で行くと」

鈴成「――――!?」

ようやく鈴成も気づいたのか、携帯を取り出そうとする。
だけど動きが止まった

鈴成「けど、あなたは…」

入間「私じゃない、あの人を使う…」

指さす先にはもぞもぞと動き回る警官
鈴成はそれを見て納得して首を縦に振った


ピリリッピン

ビーーーー


【30】

鈴成「んっ…はぁ」

鈴成「骨が出た時と同じくらいね、耐えれるわ」

一回目の電流。鈴成は難なくクリアした。
そして次に恭子がする事と言えば、国木田の携帯を峰屋に渡すこと



入間「…よろしく」

峰屋「良い顔だ」

入間「…そう?」


ピリリッピン

ビーーーー


これで順番は塗り替えれた
これでもう誰も死なない筈


良かった。今回死ぬのは一人で済んだ



【20】

と思うじゃん?

ははっ……

国木田が跳ね上がる

残りはあと十分。
あと十分でゲームが終わる

白喜「……」


ああ…そっか、あの子にはまだ言ってなかったな。
けどもう大丈夫。


大丈夫?

いや、違う。白喜の表情がおかしい…
恐怖で怯えている顔じゃない、何かを見て固まっている


なんだ?どうして?

何を見ている?私を見ている?でもどうして?

【コンマ判定:30以上でBADルート】

↓1

やっぱり俺が間違えたかな…コンティニューとかある…?

マジでゴメン…俺引っ込んでた方がいいな…

鈴成は電流で疲弊していた。そして気づいたけれど咄嗟に動けなかった。しびれているから
峰屋はただ単に距離があったから
白喜は怯えていて周りに目が回らなかったから
入間は国木田を監視しようと国木田の前に立って国木田を壁際に追いやっていた


四人が完全にミスをして――――


そして誰も国木田が立ち上がったことに気が付かなかったから―――――



――――グッ


入間が覚えているのはその感覚だけだった



声を出そうにも二三八は出せなかった。
凄い顔をした警官が、入間の背後に佇んでいる

そしてそのまま入間の首を絞めて――――


鈴成「!?」

峰屋「血迷ったか!?」


ぐったりとしている入間さんのポケットから拳銃を抜き取った


国木田「―――――銃刀法違反だ」


カタンと入間のポケットから国木田の携帯が滑り落ちる。

今一番距離が近いのは二三八自身。
鈴成は何故か動け無さそうだし、峰屋は一番遠い場所に居た


もう次に死ぬのは自分だ

だったらもういいんじゃないか?【ホワイトスノウ】は愛と正義の魔法少女だ。
嫌いな二三八として死ぬよりは―――――


【10】

【安価:白喜の行動を選択(突飛すぎる物は飛ばします)】

↓2

踏み台

銃を持ってる腕に向かって飛びかかる

(これ入間死亡確定…?安価次第で二三八覚醒とか持ち直しあり…?)
安価下

このスレってやり直しがきくタイプなのか?それともそのまま別のキャラで進めるタイプなのか……
もし後者だったら>>402の罪は重い

>>408
だよね…完全に俺だけのミスでBADルートだもんね…

死ぬなら。死ぬなら――――

―――――――――――私はスノウホワイトだ


ダッ

一気に駆けだす、出来るだけ姿勢を低くして
運動は苦手な方だけど。今は自分で何でもできるような気がした

空だって飛べるような気がした

国木田「貴様っ!」」


銃が向けられる。


けどこっちだって丸腰じゃない。
こっちにだって武器になりそうなものはある。


ブンッ

片手で入間を支えているから国木田は銃の立ち上げに時間が手間取っていた。
勿論銃がいろいろ複雑なのはアニメや漫画で十分知識を得ている。

だからこそ駆け出せたのかもしれない


背の高い国木田の顔に向かって飛んでいく赤い物体

ゴンッ

それが当たると同時に怯む国木田。
そのまま【スノウホワイト】は国木田の腕に飛び掛かった















コトンと音を立てて地面に落ちる赤いガラケー

割れた画面には――――

【こんぐらちゅれいしょん げぇむくりあ】

の文字が浮かび上がっていた
















こういうのは難しいなぁ

入間がいわゆる頸動脈オチしてるだけな事を祈るばかり

国木田は今後ニラギ的な感じになるのだろうか…

首を締めても直ぐに手当をすれば助かるが…

グラッと倒れる入間

鈴成「離れて!」

吠え声にも近い鈴成の声が木霊して、元に戻る二三八。
急いで数歩後ろに下がる


ゴスンッ


直後、凄い勢いで飛んでくる鈴成の足。
特撮ヒーローものでよく見る足蹴だが、人間、しかも男がここまで吹き飛ぶなんて…


鈴成「最後の最後まで…」


急いで銃を拾い上げる鈴成。
そして静かに銃口を国木田に向けた


鈴成「ビザを受け取ったら30秒以内にここを去りなさい。さもなくば殺す」

国木田「っ!!悪に屈するわけが!」

峰屋「…職務乱用で横暴の限りを尽くす。それのどこに正義があると言うのかねぇ」

国木田「…貴様らっ!!」


国木田は恨めし気に二人を睨みつけ、ビザを受け取ると同時に会場を出た。
残ったのは三人。正確に言うと六人だけど、意識があるのは三人

あーあ…最悪コンマが30以下なら何とかなったものの……しかも前の安価を取った人と同じ奴とくる

峰屋はビザを受け取ると共に二三八の元に来た。
そしてしゃがみ込むとそっと耳打ちをする

峰屋「男を見たよ。坊ちゃん」

峰屋「それにそのホワイトは誰よりもホワイトだ。何かあったら一回だけ手を貸すよ。―――に僕は居る」

白喜「え…なんで?」

何で男ってわかったの?と聞こうとしたのだが、峰屋には違う意味に捉えられたらしく

峰屋「ファンだからさ」


峰屋「姉ちゃん!すまないがあとは任せたよ」


そうとだけ言って峰屋持会場を後にする。

残ったのは虫の息の音無
生死不明の入間

そして鈴成と白喜だった


>>401は完全に事故だと思うから責めることないと思うわ(投稿時間見ながら)
単発三点リーダがイジイジした印象与えて鬱陶しいと思うがな!

とりあえず>>406GJ。ファインプレー
そして若頭楽しそうっすね

鈴成「…」

まず鈴成は入間に近寄った。
そして深刻な顔で入間の事を見つめる

白喜「ねえ…」

鈴成「あー…こりゃ完全に」

白喜「……」

鈴成「オチてるわね」

白喜「それって死んでるってこと?」

鈴成「気絶よ。気絶。皮肉なことに首輪に助けられたみたいね」

幸いなことに鉄製の首輪が国木田の一撃を和らげてくれていたらしい。
そのおかげで首の骨が折れるとまではいかなかったのだが、完全に落ちていた。

鈴成「処置を早めにすれば何とかなるわね」

白喜「じゃあ、未来ちゃんは?」

鈴成「安静にしないとダメね、暫くはここを動けない」

鈴成「…まあ、ここは他と比べて荒れてないし、暫くはここで二人の面倒を見ることになるわね」



>ファンだからさ
七三メガネのおっさんのクセに……ちょっとカッコいい

しかしパーティが手負いであふれていく

鈴成「幸いここは病院みたいだし、探せば何か出てくるでしょ」

鈴成「とりあえずは入間さんを」

鈴成はベテランのナースとも舵をテキパキこなす主婦とも見える動きで的確に処置をしていく

鈴成「まあ五日は猶予が出来たんだから。何とかなるわよ」

鈴成「貴方が腕に飛び掛からなきゃ…。いや、携帯顔に投げつけなきゃかなり拙かったかもね。ありがとうよくやったわ」


白喜「…は…はい」


鈴成「入間さんはもう大丈夫だから様子見ておいて。もし未来がおかしくなったら大きな声で叫びなさい」

鈴成「ちょっとぐるっと回ってくるから」


そう言うと鈴成は拳銃を置いて隔離病棟の奥に進んでいった
途中拳銃が無くて大丈夫?と二三八が聴いたが「お母さんって強いのよ?」とだけ言い残して病院の奥へと消えていった




















♣5「ぱんでみっく」


終了







いやぁ。終わった
次からはもうちょっと日常パートに力入れよう

次のゲームの舞台はどこにするー?

↓2ね

監獄

深海

小劇場

>>427
安価下か?

取りあえず小劇場にしておこうね
深海はいけないからね

キャラは7人募集
今回も早い者勝ちで行こうか。

今までに出てきたキャラでもOKだよ

7枠埋まり次第ゲーム発表

テンプレ
――――――――――――――――――――――――――

【ぷろふぃいる】

なまえ:白喜 二三八

ねんれい:17歳 

しょくぎょう:高校生

性格:
理系より文系が得意な高校生。
理系と体育が同じくらい苦手、その分サブカルチャー文化で得た知識で変な知識だけは身に付いている
コスプレイヤーになったきっかけはオタクな自分に自信がないからで、アニメのキャラクターになりきることで自分じゃない誰かを演じている
因みに元の姿(すっぴん状態)の時は卑屈で気まぐれで嘘つき。というよりは、自分への自信のなさからの自己防衛本能からでそうなっている

容姿:(コスプレ時)
人気深夜アニメ、魔法少女ホワイトスノウに出てくる白雪姫香のコスプレをしている
赤と青を基調としたアルザス地方の民族衣装をイメージした格好に、肩上までの青黒いボブヘアー
触角の様に二本のアホ毛が出ているのが特徴。因みにウィッグである

概要:(あまりにも突飛すぎるのは×、物語の進行でこちらも変わります)

所持品
(1キャラ2つまで、あまりにも有利過ぎる物やキャラと統合性のとれていない物は×、物語の進行でなくなったりしたりすることもあります)

―――――――――――――――――――――――――――――

医者出す奴いる?俺考えているけど悩んでいる

須々木で

いくらか回復した音無、入間も参加するのかな
安価は赤沢朱音

>>432
自分が考え始めたらどうしてもBJみたいな医者になってしまうのう

そのうち前に言ってた他のキャラの回想ってやるんですか?
安価なら戸部で

ぷろふぃいる

なまえ:栗原 瀬里花(くりはら セリカ)

ねんれい:26

しょくぎょう:OL

性格:男性嫌いで、男性と言い争う際はすぐヒステリーを起こす。女性には極端に優しい

容姿:スーツスタイルに黒髪ショート、眼鏡の「出来る女」スタイル

概要:かつて元カレから受けた扱いから男性不信となった。同性愛というわけではないが基本同性としか接しない
   以前の元カレからよりを戻さないかと誘われ、ヒステリックに断った帰りに今際の国へ

所持品:ポーチ、護身用催涙スプレー

あと四人ー

なまえ:南 氷河(みなみ ひょうが)

ねんれい:18歳 

しょくぎょう:高校を中退し記者駆け出し

性格:
かなーりクールで冷静。一見いかなる事にも動じないように、見える。
職業柄世間的な知識も幅広く、礼儀正しく毅然とした態度の持ち主ではあるものの…が、茶目っ気や天然さを見せることもしばしば。本人は至って真面目な行動でも、時としては凄い絵面を生む。

容姿:
腰まで届く金髪ロング。鋭い眼が特徴的のかなりの美人。すらりとしたスレンダー体系。
格好はライダースーツにコートを羽織ったもの。

概要:両親の痛烈すぎる虐待により6歳で家出(クールな人格もそれによって形成されてきた)
その後なんとか生活を続け、記者の世界に入り込んだ後にとある取材の最中に、今際の国に呼ばれる。

所持品
新聞をまとめたスクラップブック、バイク(ダメならメモ帳)

なまえ:白(はく。本名か不明)

ねんれい:不明

しょくぎょう:カウンセラー

性格:マイペースで人にフランクに関わって来る変人。ミステリアスな部分あり。
興味がないものにはとことん興味がなく、逆に興味がわいたものには積極的にかかわったり手を貸したりする。
カウンセラーであるが相手の傷口をつついたり、精神的に追い詰めたりとカウンセラーらしくない行為が多い(ワザと?)
なぜか喧嘩に強くって、人を[ピーーー]のに躊躇ない。
退屈が嫌いで今の国のゲームを楽しんでいる。
得意なゲームの種類はハート(♣タイプでもある)

容姿:髪から上の副まで白色で統一されている。 ズボンはジーンズ。
長身(190代) で整った顔立ちのためモデルを連想させる。
見た目年齢は20代前半ぐらいに思えるぐらい若い。

概要:内紛経験者だと思われるところがあるが詳しい過去や普段の日常などは不明。

所持品 :ナイフ(本人曰く護身用)、ボイスレコーダー

【ぷろふぃいる】

なまえ:山城 月人(やましろ つきひと)

ねんれい:23歳 

しょくぎょう:浪人生

性格: いつもぼんやりしている、冴えない印象の青年。
普段は話しかけても淡白な反応しか返ってこないが、異性の前では照れてしまって挙動不審になる。
見た目に反して頭の回転は早いが、体力や腕っぷしは貧弱。
某有名大学の医学部を目指しているが、成果は振るわないそうだ。

容姿:薄緑色のパーカーを着た、ひょろっとした体格の男性。
髪は天パ。分厚い眼鏡をかけている。


概要:コンビニに寄った帰りに今際の国へ

所持品 参考書、筆記用具

らすと1

もしかして途中に書いた所為で分かりにくかったのかもしれない
とりあえず>>434の赤沢朱音キャンセルで

なまえ:藤村楽多朗(ふじむららくたろう)

ねんれい:17歳

しょくぎょう:高校生

性格:
柔道部所属のほがらか少年。黒帯取得済み。
親が願いをこめてつけた名前の通り、いや名前以上にアッパラパーな性格。
馬鹿でこそないが危機意識が働きにくい。空気が読めない。声がでかい。そのくせ何故か騙されにくい。
……やっぱり馬鹿かもしれない。

容姿:163cmとやや小柄ながら筋肉質な身体。短く切りそろえた髪に太い眉。
昭和のハンサムといった面構え。白喜と同じ高校の制服を着ている。

概要:休日部活の終了後、自分へのご褒美にとファミレスで注文をしたところ今際の国へ

所持品:柔道着の入った袋、スプーン&フォーク

あかざーさんキャンセル出たので
枠追加!あと1

>>444
更新してから書き込むことをお勧めする

更新ミスった。笑って許して

えーとね過去の回想編もやるよー
まあまたおいおい決めていこう

そして今回のゲームは白喜ちゃんグループの中から誰か一人が単独参加です
だれかな?

そしてゲーム発表


♥4 「あいあんめいでん」

ぜんいんがひとりずつあいあんめいでんにはいれれば「げぇむくりあ」
はんぶんがしんだら「げぇむおおばぁ」

ハートだああああ

ゲーム名からして嫌な予感しかしませんね……

強面警備員・須々木啓吾
飴探偵・戸部恭一郎
男嫌いOL・栗原瀬里花
駆け出し記者・南氷河
サイコ?カウンセラー・白
医学部志望浪人生・山城月人
柔道高校生・藤村楽多朗

そして白喜班から一名と

ゲーム参加までの日常編書きましょうかね
見ます?それともゲーム参加まで飛びます?

俺は飛び

飴とメガネ警備員は組んでることになるのかな

日常見たい。本編でも重要なくだりだし

見たいかも

あい。では今回の章の終わりに誰かの日常編を見るかアンケート摂りましょう
で、番外編行こうね

というわけで本編再開しますー

あのゲームから三日が経過した。
相変わらず二三八たちは隔離病棟を根城にしていた


鈴成「この病院は治療道具がある程度あるから良かったわ」

白喜「そのおかげでみんな助かったし」

音無「ほんっとに!お腹に穴空いた時はもうダメだなーって思ったよ」

入間「…私も」

二三八の居るグループは酷くにぎやかになっていた。

お母さん兼戦闘要員の鈴成
何を考えて居るのかよく分からない入間にとにかくうるさい音無
そしてここ数日で蛙は食べれるようになった二三八

何だか物凄く命の危機とは程遠い所に居る気がする


鈴成「で。そろそろゲームに参加しないと不味いと思うんだけど」

鈴成「四人固まって行っても効率が悪いし…。困りものね」

音無「そんな難しい事後ででいーじゃん!」

音無「それに体動かすゲームとかだったら内臓はみ出ちゃうかもしんないしね」

鈴成「止めなさい。洒落にならないから」


けど確かにこのメンバーには弱点があった。

それは「すぺぇど」だ。


負傷して治療も応急処置程度でいつ傷口が開くか分からない音無に
利き腕が不自由な入間。そして全体的に激しい動きは苦手な二三八

動けるのは鈴成しかいない、というより他のメンバーを補うように動けすぎるのだ

この前も肉を食べて精を出そうとかでどこからともなく野鳥を捕まえてきていたり
とにかく力仕事は鈴成の専門だった

入間「…けど、ある程度ジャンルは絞れる」

入間「野外とか運動に関係するところとか、やたら広い場所とかはスペードが多いし」

入間「逆に屋内とかだとハートとかダイヤ」

鈴成「へぇ、そんな法則性があるのね」

入間「今までの経験上…ね」

音無「確かに会場と関係してるってものあるかもしれないかも」

意外とこの二人はこの国に来てからの歴が長いらしく、有用な情報を話してくれる
信憑性に関してはいまいちだけど


音無「でもまあ、ほら。まだ余裕があるし。怪我とかも真剣に怖いから暫く安静にしておくよ、それにドクターストップかかってるし」

鈴成「次死にかけても助けないわよ」

白喜「…ぎりぎりまでじっとしてるって言うのはダメなのかな…」

鈴成「駄目じゃないと思うけど、体がなまるわよ」

全員が全員あの電流の痛みを体に教えられているからか、何だか3人はゲーム参加に消極的だった
鈴成以外は全員、ゲームの話を避けようとしている

入間「…私も今までビザぎりぎりで参加してたし」

音無「奇遇だね。私もだよ」

白喜「…だってさ」

鈴成「はぁ…」

鈴成は不抜けた様子の三人を見てため息をついた。
音無は仕方ないにしても、ずっと他の二人はずるずる逃げ続けている。
確かに死ぬのは絶対に避けたいが、なんだか常に逃げ道を探して正当化しているような様子が鈴成は嫌いだった


鈴成「とりあえず私も未来の事見解かないといけないから出れないのよ。」

鈴成「このままぎりぎりまで過ごすつもり?」


白喜「…行く?」

入間「…うーん」

というわけで今日はここまで

明日は夕方か夜かなー

アイアンメイデン。楽しみですね
クラブの5なんて目じゃないかもね!

乙乙
ちなみにぱんでみっくの解法としてはどんなものを用意してた?
>>349みたいな奴?

>>460
そだね。そんな感じです
後は割り込みの設定にいかに早く気付けるかとかもキモでした
まあもう未来の暴走と、発砲事件で限りなく難しくなってましたけど


次は>>449の面子+白喜入間になるのかな。女の子がいて良かったね栗原さん
はぁとだからめっちゃエグそうだわな……ここがスノウホワイト覚醒に繋がるのだろうか

読んでて悩んだけど記者の南さんは一応女性だと思う

練馬駐屯地とかに弾とか銃とか無いかな

まぁ、他の奴が確保してるんだろうけど

おつ

若、一体どこにいるんですか……

更新してもええ?

ええぞ

いい
キャラのストックは5人程度溜めてある

結局二三八は一人で隔離病棟を出た。
入間も一緒に行く、と準備をしていたのだが、入間は利き手が不自由だ
そんな入間をカバーできる自信がなかったので、二三八は入間を振り切って一人で出てきた。

だんだんと暗くなってきた町は肌寒くて、真っ暗で。
けどなんだかそれが少し心地よくて二三八はどこにでも行ける気がした
死ぬかもしれないと言うのに、街を独り占めしている感覚はどこか高揚感を覚えさせた


白喜「…このまんまで良いのかな」

なんて言葉が口から洩れる。

自分は本当にこのままでいいのか、「白喜二三八」として生きなくていいのか
いや、この姿の時も根本は白喜二三八なのは自分が良く知っている。

結果的に今ここに居るのは「ホワイトスノウ」であり「白雪姫子」であり「白喜二三八」が混ぜ合わさった生物
自分がどこにいるかさえも分からない事にそこはかとなく不安を感じていた


白喜「…」

白喜「あ…あそこ光ってる」


【安価:突如後ろから声をかけてきたのは?(今回のゲーム参加者の中から一人選択>>449

下2

藤村

このゲームでフリな奴かぁ―…これは犠牲になりそうだな南無三

ちょっとは238揺さぶりたいもんでの

藤村「あのー!すーいーまーせーん!!!」

ここに居る一人だと思っていた二三八にとってそれは突然すぎた
物凄く大きくて、どことなく聞き覚えのある声

白喜「…ん?」

振り向いた二三八はさらに驚く事になる。
だってそいつは…そいつは―――――――

白喜「…藤村」

学ランタイプの制服に深緑色のズボン。
そしてなによりこんな場所でも能天気にふるまえる根性
あまり会話をしたことは無いけど、二三八はこいつを知っている。

というより、同級生だ。


藤村「あのー。なんか気が付いたらここに居たんすよねー」

藤村「どこすか?ここ?」

白喜「え…えっと。」

ずかずか近づいて来て、子犬のような視線で見上げられる
でもなんて説明すればいいのか。


白喜「…不思議の国」

藤村「……」

藤村「あれ?どっかで会ったことあります?」

これは死亡フラグが建ったな。原作的にもやばい

白喜「無いです」

藤村「いや。その声どっかで聞いたことがあるっす!」

白喜「気のせいです」

絶対に言いたくない、学校での自分を知っている奴に、こんな姿をしているなんて
嘘を付こう、自分よりきっと藤村はバカだ。騙そう、いや…騙し抜こう

白喜「…この場所の説明だけするね」

と言って、二三八はこの国のルールや知っている知識をすべて藤村に教えてあげた
これで満足して離れてくれれば――――


藤村「んじゃあ一緒に行きましょ。ほらなんかあそこだけ電気ついてるっスよ!」

白喜「いや、説明したよね。この国って危ない人とか沢山」

藤村「お姉さんは危なくないっすよ!それになんかどっかで会ってるっスから」

白喜「会ってないから。とりあえず付いて来ないで」

藤村「嫌っすよ!死ぬかもしれないんすよ?」

白喜「お願いだから他探して、ほら。歩けば見つかるかもしれない」

藤村「無理っす、部活終わりで疲れてるっスし、お腹も減っててかなりヤバいっす」

諦めよう。二三八は心の中でそう決意し、会場まで何も話さずに進むことを決めた

藤村「どこかであったことあるっすよねー」

白喜「……」

藤村「町?」

白喜「…」

藤村「でも声も聞いたことあるっすし…」

白喜「……」

藤村「まさか同級生?いや…こんな可愛い子は居なかったっす」

これ以上喋るなら鈴成から預かってきた銃で撃ってやろうか
そんな風に思いながらも、ゲーム会場の前に付いた。


藤村「劇場?」

白喜「小さいけど多分」

藤村「とりあえず中入ってみるっす」

白喜「…ええ」


音無や入間の話からするとこういうタイプはダイヤかハート?
出来れば一度経験したダイヤが良いけど…


藤村「何やってるんすか?入るっすよー」


銃持ってきてんのか……下手に見せたりすると誰かに奪われるから管理しっかりしなきゃな

中に入ると広々としたエントランス、映画館のようなドア。そして売店がある

藤村「おー…なんかホントに危険そうな人沢山っすね!」

白喜「…うん」

会場にはもう既に6人の人物が確認できた。自分たちを合わせれば八人。
メンバーの中には見知った顔もあった。

頭の切れる茶髪のボサボサに、影の薄い強面の眼鏡
茶髪はちょっと無精髭が濃くなっていて、強面は相変わらず強面だった

須々木「お…」

戸部「……」

二人も二三八に気付いたのか、視線を向けてきた。
須々木は軽く会釈をするも、戸部は興味無さそうに前を向く


他にもスーツ姿の格好いいお姉さんやきりっとした美人
真っ白な人に何だかどこにでも居そうなお兄さん。

藤村「で?ゲームって何やるんすか?ババ抜きとかっすか?」

白喜「そうだったらいいんだけどね」

藤村「インベーダーゲームとかだったら得意っすよ?」

白喜「そう。」


栗原「ああ…もう。まだ始まらないの?」

栗原がイライラした感じでヒールの音を響かせるが、ゲームはまだ始まらない。

白喜「…今回はどんなゲームなんだろう」

藤村「体を動かす感じのだったら任せるっす」

藤村「ていうか、お姉さんはどんなゲームを今までしてきたんすか?」

白喜「どんなゲーム?いや…大変なゲームだよ…」

藤村「ふーん…」

そんな時、一人の人物が二人の間に割り込んできた。

白「やあ!君達は仲が良さそうだね?良かったら話に混ぜてくれないかい?」

白「みんな怖い人ばかりだろー?だから僕委縮しちゃってさ」

白「僕の名前は白って言うんだ。君達は?」

よりによって一番変な奴が…。二三八はとことん一人で来たことを嘆いた。
けど藤村はそんな風では全くなくて

藤村「すっげー!全部白髪!俺は藤村楽多朗っす!えっと。なんかこの世界?に来ちゃったっす」

白「へー。初めての人かー。よろしくね!」

白「君の名前は?ほら。そこの可愛い子」

白喜「私は…白雪です。白雪姫子って言います」

白「フーン。面白いね!すごく面白いね!君達からは面白そうな感じがするよ!」




ええいめんどくさい名前しおってからに白

シンプルで悪くないと思ったんだけどな。初期は白竜とかだった

栗原「ねえ…そこの女の子困ってるじゃない。黙りなさいよ」

南「というより緊張感が欠けてしまうので…少し静かにしてくれませんか」

あまりにもハイテンションな白にキリッとした女性二人が注意をする。
他の男はそんな事気にせず各々じっとしている


白「いやぁ。ごめんごめん、でもコミュニケーションって大切だろう?」

栗原「まだどんなゲームかもわからないのに、不利になるかもしれないのに、バカじゃない?」

白「辛辣だなーお姉さんは。怖い怖い」

南「……とにかく静かにして頂けますか?」


怒られちゃったとおどける白にそれを見てクスクス笑う藤村。
この二人は今から始まる事を本当に理解できているのか?と二三八は不安になった


「それではお待たせいたしました。A劇場でゲームを開始します。お入りください」


白「頑張ろうね!」

藤村「負けないっすよ!」

意気投合した二人を置いて、二三八は一人でA劇場へと足を進めた。

(多分白喜と会話すると「白」がかぶるって事かと)

>>485
(いや、理解してる。てっきり「白繋がりなんだね!」とか言い出すかと思った。名前はハクでもよかったかも)

♥4 「あいあんめいでん」

ぜんいんがひとりずつあいあんめいでんにはいれれば「げぇむくりあ」
はんぶんがしんだら「げぇむおおばぁ」




薄暗い劇場のスクリーンにはでかでかとこの文字が映し出されていて。
さらにはその舞台上に錆びてボロボロの鉄のオブジェが置いてあった


戸部「アイアンメイデンとは…」

藤村「なんかのバンドっすか?」

山城「…いや、多分そっちの方じゃない」


初めてのハート、どんなゲームなのか。いや、説明から察するに多分…
そんな恐怖に苛まれている中


【コンマ判定:50以上で藤村のアッパラパー発動】

↓1

千と千尋の神隠しかな?

藤村「なんかこの台の上めっちゃなんか置いてあるっす!」

白「うわ。凄いね!懐中電灯だよ!って別に普通の懐中電灯だけど」

栗原「ほんっと煩い!!!!黙りなさいよ!」

栗原の雷が落ちると同時に何とか能天気な男二人は静かになった。
けど問題はそれだけじゃない。

南「アイアンメイデン…つまりはあの舞台の上の箱に入ると言うことですが」

不気味にそこだけスポットライトが当てられているアイアンメイデン。
薄暗い劇場の中で異彩を放っている

須々木「あれに入るだけだろ?」

南「アイアンメイデンとは魔女狩りなどに使われた立派な拷問道具。いえ…処刑器具と言った方が正しいでしょうか」

藤村「なにそれ?」

南「内部には棘がびっしり敷き詰められていて、閉じ込められるとともにその棘が全身を貫く…」

白「だから鉄の処女って言うんだよね?」

戸部「…で?誰が最初にあの中に入る?」


そう言われた時。皆が黙り込んだ。
いや…6人が黙り込んだ、残りの二人はというと―――――


白「じゃんけんしようじゃんけん!」

藤村「えー…じゃんけんっすかー?」

白「負けたら入ろう!」

藤村「えー…嫌っすよ。死ぬじゃないっすか」

白「処刑器具だからね、でも楽ちゃん悪い事をしたのかな?」

藤村「してないっす!無銭飲食一歩手前だったっすけど…。んじゃあ大丈夫っすね」


【コンマ判定:偶数で白の勝ち、奇数で藤村の勝ち】
↓1

ほい

うりゃ

死の香りしかしない

死んでも白の性格なら「あーあ、死んじゃった」ぐらいし思わなさそう…

白「はーい僕の勝ちー」

藤村「えー…」

白「懐中電灯とか持ってく?あ。死にそうだったら戻ってきていいよ」

藤村「いやいや死なないっすから。万引きとかもしたことないっすから」

須々木はこの様子を見て唖然とし、栗原と南は動物を見る様な目で二人のやり取りを観察し、特に興味がなさそうに山城は台の上を物色し
戸部は口を開けてただただ驚いていた

白喜「え。ちょ。ちょっと待ってほんとに行くの?」

藤村「負けちゃったっすし…、あ?代わりに…って。女の子に行かせるわけには…」

藤村「行ってくるっスよー!」

タタタンと坂になっている通路を駆け下りて、一気に舞台の上に飛び上がる。

戸部「おいおいおい!!!」

白「どーなるかなー」


藤村「うわー錆くせー…んじゃ、行ってくるっス!」

藤村の体が完全にアイアンメイデンにはいった瞬間。
その現象は起きた


――――――――――バタンッ

勢いよくドアが閉まり、背後のスクリーンには10分の文字が浮かぶ。
そして会場の電気はスクリーンとスポットライト以外完全に消えてしまった


楽ちゃんいいキャラだし即脱落とかだと二三八の精神的にもキツいな














誰もが死んだ。そう思っていた時に――――


藤村「なんすかこれ?超暗い!」


劇場内に藤村の大声が響き渡った

10分の間じわじわか
経過後にザクーッ!!か

はぁとだからな…

精神…もとい心を破壊するゲーム

白「なるほどねー。中にはマイクがあるんだ」

藤村『なんか暗いから眠たくなって来たっす。』


戸部「…おい、なんであいつに行かせた?」

白「え?様子見だよ?」


屈託のない笑顔を向ける白に戸部が詰め寄る、それもいつになく鋭い顔で

白喜「え…。でも、あんなに仲良かったし…。最初っからそう言うつもりで?…」

白「ううん。僕は楽ちゃんの事大好きだよ?」

白喜「だったら何で行かせたの?…初参加だってわかってるよね…?」

白「だって皆に気にならない?あの中で何が起こるかって?僕は気になる」



白「それに『ゲーム』を楽しまないと!もしかしたら僕や君。このゲームで死んじゃうかもだよ?」

栗原「…最低よアンタ!」

南「クズですね。陽気なクズです」

山城「まあ生き残るには賢い行動だけれど」

須々木「人としてどうなんだ?」


白「もー…そんな怒らないで?。どうせみんなあの中に入るんだし」




>>1、ありがとう。白のキャラが想像以上だ

今日の分追いついた
やっぱりサイコじゃないか!

須々木「考えらんねえ」

戸部「だけど、俺らが全員あの中に入るまでゲームは終わらん」

このゲームのいやらしい所、それは制限時間がない所だった。
入れば10分間耐えなければいけない物の、入るまでは無限に時間がある
誰も動かなければ、ゲームは進まないのだ


白喜「…藤村君、大丈夫かな」

あの声を境に声が全く聞こえない。
もしかしたらもう…。そう考えるだけで何だか苦しくなる


白「んー。死なないね?もしかしてこけおどしかな?」

戸部「お前は黙ってろ、思考が散る」

白「あー…なんか退屈だね、皆でしりとりする?しりとりの「り」からね!」

栗原「黙りなさいよおおっ!!!」

白「つーまーんーなーいー…」


時間が経過する。
だけど一向に何も動きは無い。

正直言ってここに居る殆どは中で何が起こっているか興味はあった。
だけど白の様に口には出せない、だから殆どが白を本気で咎めることが出来なかった

眠ったように死んでいる

白「んー…あ。姫姫!ちょっと来て」

そう言って手を引っ張られる二三八。
別に行かなくてもいいかもしれないけどついついついて行ってしまう


白「ねえ!」

真っ暗の中目が慣れてきた、目の前の白くらいは認識できる。

そして今自分と白は結構他のメンバーから離れている事も。



白「ここ顔?」

ヒヤッとした感触が頬に伝わり、体がビクンとはねた。
一体何をしようというのだ?その恐怖が頭を支配する

白「じゃあ耳はここか」


白喜「何?」


白「質問」

次は耳に生暖かい物が触れる。
微かに甘い匂いが鼻に触れる。これは吐息?


















白「どうして女の子の格好してるの?」













なんでだろうね……

白喜「え?」

白「ゲームを有利に進めるためって言う感じではないしー」

白「もしかしてゲイ?ホモ?トランスジェンダー?性同一性障害とか…」

白喜「ち…ちがっ!」

けど本当はどうなんだろう?戸部をカッコいいなと思ったときもあった
もしかすると自分は…そんな思いが湧き上がってくる


白「じゃあなんでだろう?」

白「あー。」


白「―――――自分の事が嫌いなの?」


白喜「…は?」



藤村『あ。何か刺さった!痛っ!チクチクする!!』


大丈夫だ238
大きな括りでいう変身願望なんて今日日珍しくもなんともない

白喜「…」

白「あ!なんか動きがあったね!皆の所戻ろうか!ひーめちゃん」

手を握られてまた元の場所まで連れていかれる。
そして何事もなかったかのように皆の輪の中に入って行った


山城「アイアンメイデン…今になってなんで?」

須々木「分からねえ」

戸部「それにチクチクするってどういう事だ…」


皆の推理が始まる中で、白がまたある事を口にした。

白「あー。なるほど!だから懐中電灯があるんだ」

白「ほら、中の様子が分かるし!」

山城「なるほど…」

栗原「…そんなの最初からわかりきってるでしょ!」


【安価:白喜の行動を指定(突飛すぎる物は飛ばします)】

↓2

懐中電灯で確認する

懐中電灯を使わず口頭で現在の状況を藤村に伝えさせる

白喜は席伝いに劇場を降りて、アイアンメイデンに近づいた
そしてある程度近づいて藤村に声をかけた

白喜「ねえ!中ってどうなってる?」

藤村『真っ暗っすよー』

白喜「刺さってるのって何?」

藤村『分かんないっす!けどなんかチクチクするっす!』

スピーカー越しに伝わる声。
中の状況が刻々とわかってくる

藤村『つか、俺いつまで中に居ればいいんすか!?』

白喜「え…えっと…」


モニターの数字はわずか数秒。

白喜「もうすぐ!もうすぐだよ」

藤村『お!やっと出れ――――』



白喜「え?なに?どうしたの?」


モニターの数字がゼロになって音を立ててアイアンメイデンが開く。
中には藤村が居るはずだ


パチンッ

それと同時に劇場の電気も一斉に明るくなった


劇場の入り口付近では皆が固唾をのんで、アイアンメイデンを見つめている。
舞台を見ている白喜には直接は分からないけど、視線が背中に突き刺さっている




藤村「元気だったっす!」


入ったときと変わらない様子で藤村がアイアンメイデンから飛び出してきた。
けど―――――


白喜「藤村君。腕」

藤村「あー。なんか最後の方でなんかに刺しちゃった見たいっす」

白喜が見つめている藤村の手の甲からはじんわりと血が流れていた。


これはもしかして正真正銘のロシアンルーレットか?
♥だし、在り得る。

藤村「いやー…無事帰って来たっスよ!」

戸部「分かること全て話せ」

藤村「ほとんど寝てたんで分かんないっす、意外と心地いいっすよ?」

栗原「アホね!ほんっとにアホだわ!」

藤村「アホじゃないっす!バカなんです!」

栗原「バカにするな!!!」


白「で?次は誰が入るのー?」

藤村「白ちゃんじゃないんすか?」

白「もしかしたらさ、これはハートだし。最後に行った方が不利になるかもしれない」

白「だから僕はわざわざ後手に回るよ」

白「だって楽ちゃんの時は。チクっとする程度だったけど…」

白「最期の方になるたびに体や顔に針が――――」


白「うわー…痛いだろうな。全身穴だらけ」


【コンマ:40以上であの人がヒステリックになる】
↓1

ほい

ちいとご飯に行ってきます
すぐ戻ってきます。

誰も死なないといいね

遅効性の毒とか言われるときつい
というより状況俯瞰してた連中は藤村が痛みを覚えた残り時間とか分からないんだろうか

一旦乙
つまり誰も死なないチャンスがあるってことか。ルールがまだ不明瞭だから楽ちゃんもまだ油断できないな

強面警備員・須々木啓吾→♠
飴探偵・戸部恭一郎→♦
男嫌いOL・栗原瀬里花→?
駆け出し記者・南氷河→♠か♦
サイコカウンセラー・白→♥
医学部志望浪人生・山城月人→♦
柔道高校生・藤村楽多朗→♠


♥が少ないのが辛い。

南は♣か♦だった。

最初は10分だけど、段々拘束時間が長くなっていくとか?
それだけじゃ大して辛くないけど

立った状態で寝てたなら十二分にアッパラパーよな……
とりあえず今開いている、待機状態のアイアンメイデンに対して懐中電灯でもなんでも使ってできる限り探ろう

山城「とりあえず今はアイアンメイデンが開いているし…皆で中を見に行かないかい?」

戸部「抜け道があるかもな」

山城と戸部の提案により、一人一つずつ懐中電灯を持って舞台方面へと向かう。
道中も白は楽しそうで、藤村と一緒にしりとりなんかを延々としていた


白喜「…」

全員が舞台上に上がる、そして一斉にアイアンメイデンの中を照らす

山城「何もない?」

戸部「空洞だな。おい高校生、何が刺さったんだ?」

藤村「いやー…確かになんか刺さったんすけど」

白「気のせいかも!」

藤村「そうかも!…じゃなくて、けっこう本気で」

アイアンメイデンの中には棘一つ生えていない。
本当に平らで刺さりそうな物なんて何もなかった


須々木「…大分がたがただな、今にもドア外れそうだぞ」

南「ですね、蝶番が…。これなら私でも壊せるかもしれません」

栗原「いざとなればドアを壊せってことね」

白「よし!捜査も一通り終わったことだし、次は誰が中に入る?」

白「僕の仮説が正しいと、先に入る人が得なんだけどなー」

白「それにドアも壊そうと思えば壊せそうだし」


栗原「そうよね。私が入るわ。あのバカと違って中の様子も教えられそうだし」

懐中電灯をちかちかしながら高飛車にふるまう栗原
確かにドアのつなぎ目はボロボロ、棘は無い

南「確かに入ってもチクっとするレベルらしいですし」

南「ドアが閉まると同時に貫かれると言う不安もありませんね」

須々木「まあ実質勝負は5分位からだったよな。高校生が目覚ましたのもそれくらいだしな」

白「じゃあそこのOLさんにお願いしようかな」

白「後に残って酷い目に合うよりかは良いだろうし」

白喜「全員はいらないといけないみたいです…し」


【安価:白喜の行動を選択(突飛すぎる物は飛ばします)】

↓2

刺さる対策として壁になる物を栗原に渡す
安価下

栗原さん入る前に一旦誰も入らず手動で閉めてから10分待ってみません?と提案

白喜「あ…あの。誰か入る前に。一回空のままでドア閉めて見ません?」

白「あ!それいいね!当たりだとそれを繰り返すだけでクリアだし」

南「意外と賢いんですね」

山城「んじゃあ閉めるね」


山城がドアを閉める、皆がその様子を見守るけど――――
結局何もない。劇場の電気は消えないし、スクリーンに数字も表示されない


戸部「誰かが入らないとってことか」

栗原「あー。もう!時間の無駄」

栗原「行ってくるわ」


何も起こらないことに関してか、それとも男達に関してか。
栗原は少し苛立った様子でヒールを鳴らしながらアイアンメイデンの中に入って行った


白「どーなるかな?」

栗原「残り三分になったら教えてちょうだい。棘対策しておくから」

バタンッ


電気が消える。そしてスクリーンには10分の文字。

舞台上に居る二三八たちをスポットライトが照らし、さながら推理ドラマの様な光景だ

栗原『えーと。中は何もないわ。扉を閉じてもそこまでって感じね』

アイアンメイデンの隙間から懐中電灯の光が漏れ出る。
そしてスピーカー越しに栗原の余裕そうな声、棘は三分過ぎから出るようだ


白「ねー。中からドアは壊せそう?」

栗原『今試すわよ!』

――――――ガンッ

――――ゴンッ


アイアンメイデンの内部からくぐもった音が聞こえてくる。
意外とドアは頑丈らしく壊れる気配を見せない


須々木「やはり女には無理か?」

南「でも…簡単に壊れそうでしたが」

白喜「栗原さん、中の様子は?」

栗原『何ともないわ』

時折聞こえる声とドアを蹴る音。
それが三分くらい続いたころに異変が起こった


栗原『痛いっ!!!』

栗原『ちょ…ちょっと!なんか刺さったわよ!』


南「え?でもまだ棘の出る推定時間帯にはなっていませんよ」

須々木「ああ…」

戸部「おい!中はどうなっている?確認しろ」


戸部のこの一言が舞台上を時刻に変貌させた




栗原『な…何よこれえええええええ!!!!』

栗原『ちょ!男ども!どうにかしなさいよ!!!ドアを壊して!!!!』

栗原『痛いっ!!!早くしなさいよ!!!!』

余裕綽々だった声が今や絶叫に変わっている。
スピーカーの音声はハウリングし、時折不協和音を奏でる


白「中の様子はー?」


栗原『早く!早く早く!!!!死ぬから!死んじゃうってば!!!』

藤村「…っ」

白喜「なんで?」


スポットライトに照らされた藤村の顔は先ほどと打って変わって真っ青で、二三八も同じくらい真っ青で…

須々木「とりあえずドア壊すぞ!」

南「けど…揺らして大丈夫なの?中がどうなってるか分からないし…」

戸部「とりあえず蝶番壊せっ」


白「んー…皆大変だ」


栗原『イタイイタイイタイイタイっ!!!!!』

声だけがスピーカーから木霊して中では何が起こっているのか…
一つ言えるのはただならぬことが起こっていると言う事だけ

南「開かない!!!」

須々木「…クソッ!!!」

やっとスクリーンの数字が3分になった


白「あ。三分だよー」


南「ひっ…」

白喜「…え」


何かを察したように須々木がアイアンメイデンから手を離し、南は小さく悲鳴を上げる。
二三八も二人の様子を見てから何が起こっているかを察することが出来た


蝶番の合間からトロトロと流れる赤黒い液体。
そして聞こえなくなった栗原の声


白「あーあ…」

モニターの数字がゼロになっていないにもかかわらずドアが開いた。


藤村「うわあっ」

それと同時に何かが前のめりに倒れてくる。
鈍い音を立てて



白喜「――――おえっ」

鉄の錆びた臭いとはまた少し違う錆びた臭いが充満し
二三八は耐えきれずに戻してしまう。

南「なんで?」

戸部「…いくらなんでも訳が分からないぞ」

白「…――――」


栗原は血まみれだった。
全身からは間欠泉の様に血を吹き出し、それは心臓の鼓動と共に弱弱しくなっていくのが分かる


山城「ダメだ…助からない……」


もうその頃には流れるだけになった血液と完全に動かない栗原。
最後に電気を流されたみたいにビクンとはねて。終わってしまった

藤村の時との違いは何だろう
それともただの運ゲー?

白「あーあ。一人ロストー残り3人ー」

白「次行く人手ーあーげて!」

白「はーい!」

誰もが栗原を見て固まっている中で、一人手を上げて。一人でドアを開ける白。
栗原の死体がちょっと邪魔だから足でどかして、ドアを勢い良く自分で閉めた


南「あの人が終わった後…誰が行くんですか?」


南の問いかけに誰も答えなかった。
皆が目をそらし、死体を見つめ、そしてまた死体から目をそらす


山城「…高校生はもう終わったし」

南「私、嫌ですよ」

戸部「―――――」

須々木「…無理だ」

白喜「わ…私も」


二三八はここでやっと少し理解することが出来た。


このゲームの恐ろしさ、いや。「はぁと」の恐ろしさを

今日はここまで

懐中電灯は完全に罠

や、やったぜ俺

ちかちかさせたのが原因じゃないか?>>526でさせているし
つまり、ある程度懐中電灯を点灯させたらダメとか?

白さん!大丈夫ですか!?白さーーーん!!!(懐中電灯チカチカ)

まぁさすがにそのものズバリではないだろう>懐中電灯
ゲームも途中なのに>>537で種明かししてる事になっちゃうし


白が良いキャラしてて好きだ

でも隙間から光が漏れていると書かれているから中にいる間も光を出していた
もしかしたら光をアイアンメイデンに当てたらだめなんじゃない?

既にスポットライトで照らされてるからなぁアイアンメイデン。それはちょっと
好意的に解釈するなら「内側を照らしてはいけない」とか

「光を当てなければ誰も死なない」ってルールに、心理要素があまり見受けられないのだが…
他にも裏ルールありそうで怖い

出したら手に藤村の手の甲に刺さった理由が分からない
最低でもどっかに刺さるようになっている?

何かを見ちゃいけないのかな

寝てた藤村はちょっと痛い程度だし

とりあえず十中八九白は生還してくる。でも真っ正直な証言するとは思えない……

個人的には光、あと音かな
外野も含めて時間中はなるべく喋らず照らさずで不安かもしれないけど耐え忍ぶ

今更だけど>>531の時刻に変貌って地獄に変貌の誤字?

>>548が正解か?
だとしたらあと6人の間そのことしなきゃいけないのか……不安だな

>>548+残り三分で追加の棘が出てくる、とかかな
待ち時間に全力で中の人を煽って音を出させようとする白が見えた

なんか白がダンガンロンパの狛枝 凪斗に見えてくる。緒方さんが合いそう

今日も偏頭痛が出てしまい、頭痛いのでお休みさせてください。

原作はアリスモチーフでしたが、こっちは多分白雪姫モチーフで進みそうですね
七人の小人は誰になるのか…王子様は…

王子様=どれかのキングから排出しようか…

おいおい、大丈夫?
エタらないことを祈る。もう10人近くも考えてあるのに……

了解お大事に
原作のアリスシステムにならって、白雪姫っぽい名前のキャラでも考えとくかな……鏡とか林檎とか

そして溢れかえる七人のリンゴキャラ&鏡キャラ

俺はそういうのは作らないことにする
被ったら悪いし……

ゆっくり休んで
楽しみに待ってるよ

懐中電灯のスイッチと棘が連動してるのかな

一回、眼鏡の懐中電灯(元からある奴)だけ使ってみるとか

でもそれだと藤村くんが刺された理由がわからない
受け取らなかったし、一度も触っていなかったような……

何とか頭痛を薬で押さえて参上

ひとはー?

いる

白が入った後、藤村を除いた五人の中には何とも言えないムードが漂っていた。

南と戸部はと別に入ってもいい、ただ仕組みが分からない中に飛び込んで無駄に命を落とすのはゴメンだと言う思考回路であり
須々木はただ単に、誰かが何かを行動するのをハイエナの様に虎視眈々と待っている
山城に至っては何を考えて居るかすらも定かではなく、台の上から持ってきた懐中電灯を弄んでいた

そして二三八であるが、二三八はむせ返りそうになる血の臭いや死体の惨状に倒れそうになっていて、藤村に介抱されている


藤村「白さん大丈夫っすかね」

五人の沈黙を打ち破ったのは藤村の一言。
アイアンメイデンに入ってから何のアクションも起こさない白を心配しての発言だった

南「…死んだ?」

須々木「…」

戸部「いや。生きてるだろうな」

全員の思考が思惑が、藤村の発言により打ち消されて一つになる。


山城「殺しても死ななそうだからね」

白喜「けど…急に静かになるなんて」


アイアンメイデンに入ってからもう五分も経過しているというのに…
それなのに白は何のアクションも起こしてこない。

こっそり

やっぱ推測通りか…

もしかしたら棘以外の何かで死んでいる?
そんな風な考えが複数人の中に浮かびかけている

だって、それほどに白は何も話さず何も動かず…なのだから


藤村「心配っすね」

須々木「毒ガスとかか?」

南「それならマイクがガス噴出の音を拾うはずでしょう?」

戸部「それにこんな隙間のアイアンメイデンで毒ガスを散布しても死ぬはずがない、仮にそんな状況でも人を死に追いやるガスが噴出されていれば周りに居る俺らも危ない」

山城「…落ちたとか?」

戸部「成程。「奈落」に落ちたのか」

藤村「え?なんすかそれ?」

南「舞台にある、地下から登場するために使ったりする穴の事です」

藤村「そんなの無かったっすよ?」


【安価:白喜の行動を選択(突飛すぎる物は飛ばします)】
↓2

とりあえず今は憶測を言っても仕方がない。時間が来るまで待とう。
そうすればおのずと答えはわかるのだから

>>540
これ、しよう

藤村の怪我の状態を確認。手の甲の出血の程度がいまいちわからんし

>>568
懐中電灯が罠と書かれているのに押すなよwwwww
たぶんそれ自体には罠はないだろうが……
後で白に仕返しされるぞwwwww

白喜「中にいるか…無事か見てきます」

白は正直よく分からなくていい人か悪い人かもわからないけれど、死んで欲しくはない。
決して二三八のやさしさとかではなく、一人死んでもこんなに血の臭いや死体の惨たらしさで精神を削られているというのに
こんなのが二つに増えたら正直溜まった者ではない、という利己的な考えが働いていた


白喜「白さん!生きてますか?大丈夫ですか?」

白「生きてるよー」


懐中電灯を何回も点滅させて、アイアンメイデンの中に光を送り込む

チカチカチカ
チカチカチカ

白「眩しいよー姫姫」

白喜「あ…ごめんなさい」

白「時間はあと何分ぐらい?」

白喜「えっと…1分ちょっと」

白「そっかー」

白「だったらそろそろ起きようっと」

白が静かなのはどうやら寝ていたかららしい。
二三八や藤村の心配はまるで杞憂に終わってしまったのだった


パカ

白「ということで僕は生還したよ!」

アイアンメイデンから出てきた白の体には傷一つない。
どこからも出血していないし、服も綺麗なままだ

戸部「…無事か」

南「何故でしょうか…」

藤村「あれ?何も刺さんなかったっすか?」

白「え?どーだろーね?秘密」


もう既に出血の止まっている藤村が不思議そうに白に聞いたが、白はそれを曖昧にはぐらかした

白喜「…」

一回目の藤村は軽傷、二回目の栗原は死亡、三回目の白は生存。
もしかするとこのアイアンメイデンは奇数回に入った人物がひどい目にあう?
二三八は一人黙々とそう言う風に考えを巡らせていた。もちろんそうなら次は絶対に避けたい

南「…どういう意味でしょうか。怪我一つないとは…」

【安価:白喜の行動を選択(突飛すぎる物は飛ばします)】

↓2

憶測だけど…と前置きを言ってみんなに話す。
多分、あのアイアンメイデンは音や光に反応して棘が増える。
藤村の時はそこそこ音を出していたら反応して棘が少しだけ出た。栗原の時は仲に光を出して声を出していたから棘が出た
つまり、このゲームをクリアするには入ってから時間が切れるまで静かにして光も出さないでそっとしていること

奇数回って言うか偶数回?

意を決して入ろう

ぶっちゃけ棘のカラクリはさておいて俺が白なら

さっきの続きを始めるかな。508の続きを

白喜「…次。行くね」

偶数回のアイアンメイデン、自分の中では死に直結する
それなのにどうして入ることを決めたのか、そんなのは一言で表すことが出来る。
生きても死んでも「注目されるから」だ。

白「へー」

戸部「おいおい…止めておけ、もう少し考えるぞ」

今まで散々利己的な考えを張り巡らせていた。
それを客観的に見れば二三八は自分の事に嫌気がさした、それに忘れていたことが一つ。
今は利己的でずる賢い二三八ではない、愛と勇気のホワイトスノウなのだった

白喜「けど。時間がないんでしょう?だったら、だったら行くよ。中の様子、皆に教えれるように頑張るからね」

二三八はそんなこと言わないし思わないけど、彼女ならきっとこんな風に言う。
さあ、これで死んでも生きても、どっちにしても全員の記憶には自分の事が深く刻み付けられるだろう
今だってそうだ、皆がこっちを見ている


パチパチパチ

そんな時ある一方から拍手が響く

白「凄い。面白いね!この舞台上でこんな物が見れるなんて…。皆も「彼女」の事を敬意をもって拍手で送り出そうよ!」

白「僕は今凄く感動するものを見ているよ」


白喜「皆!行ってきます!私が死んだら―――――」


【コンマ:藤村の特性発揮】
30以上で発揮

↓1

ほい

藤村「なんか…気持ち悪いっす」

予想外の人物からの予想外の一言に二三八は驚いた。
そして白さえも、少し驚いた顔で藤村の事を見た


藤村「それ本気で言ってるっスか?…というより何考えてるんすか?」

白喜「え…え?」

藤村「皆の為にって言うのは嘘っすね、騙されないっすよ」

戸部「お前。何言ってる?」

藤村「今ここで行かせるのは反対っす。俺はもう入ったからこいつの事止めれるッすけど…、絶対に反対っす」

南「どうしたのでしょう…惚れてしまいましたか?」

藤村「違うんす」


白喜「ねえ。藤村君!私は本当に皆の為に!!」

藤村「じゃあこれは何すか?」

そう言って藤村は自分の手の甲を目線の高さまで持ち上げた。
出血は止まっている、けれど血液が凝固して出来た赤い小さな塊が目を引く。


藤村「…俺の事治療してくれなかったっすよね?指摘はしてくれたっすけど」

白喜「それは…ほら。治療できるものが無かったからで」

俺達が忘れていた……だけなんだけどね

>>569はそういうムーブとろうとしてただけに
そうじゃなかった展開というのが際立つな

藤村「それに…今の白雪さん…」

藤村「―――――すっげえ楽しそうなんす」

戸部や南、そして山城は自分の中の何かの塊が砕けた。そんな様な表情を浮かべた
何かがすっきりしたような、そんな感じだった。

白「プフッ…これは…」

白「どーする?白雪さん?」

白喜「……」

南「何かに気付いているのなら今ここで話してくれませんか?」

戸部「何か違和感あると思ったら…。なるほどな」

山城「僕も今彼女を生かせるのには反対…かな。アイアンメイデンさえ僕達の頭を悩ませるのに、これ以上考え事が増えるのは…」

須々木「よく分からんが、皆に合わせる」

白「皆酷い!酷いぞ!白雪さんは白雪さんなりにゲームを楽しんでいただけなのに…いや。白雪さんの場合は「舞台」かな?」

白はクスクスと笑いながら二三八の肩に手を置いた。
入るべき三人は、二三八を輪から外して何かを話し始める


藤村「…やっぱりその顔どっかで見た事……」

そして「白雪」の舞台を打ち壊した張本人は二三八の事をただただ見つめていた

【安価:入るべき三人の中から一人指定、持ち物とかも指定OK(白 藤村 栗原 白喜)以外】

↓2

南「その憶測、本当にあっているのでしょうか?」

戸部「間違いはない、7割な」

南「だとすれば貴方が入ればいいでしょうに」

須々木「確かに」

戸部「仮説を立証したいからな。協力してくれ」

山城「女性を指定するなんて、なかなかだよね」


南「じゃあ。次は私が入るわ」

南はそう言って静かにアイアンメイデンの中に入って行った。

バタン

白「よし。もう誰も死ななそうだし、面白いことしよう!」

藤村「面白い事…っすか?」

白「例えばー。やましい事をしてしまったであろう人をあぶり出したりー」

白「例えばー。隠し事している人の隠し事を明らかにしたりー」

白「例えば――――――」

白の言葉を聞いて二三八はゾッとした。
多分、「隠し事」をしているのは自分だ、やましい事はした覚えないけど…


藤村「なんか悪趣味っす」

完璧にワザとです。ありがとうございました

白「はー。面白くないなー」

白「盛り上がったのは一瞬だけじゃん!」

藤村「けど誰も死なない事は良い事っすよ?」

白「もー。そこの探偵さんは何で気づいちゃったかなー」

悔しそうに駄々をこねる白を戸部は冷たい視線で睨みつけ
何も言う事なくアイアンメイデンに視線を移す

山城「戸部さん。どうしてそんな仮説を?」

戸部「簡単だよ。音や光、あとは振動か?多分針はそれに連動して出てくる」

山城「だからなんで?」

須々木「ああ。なんでだ?」

戸部「まず一人目の高校生はすごく話してただろ?特に前半と後半」

戸部「だから多分手の甲にけがを負った」

戸部「あのOLは言わずもがな中で…。で今は床に転がってる」

戸部「三人目のアイツはただただ無言で耐えた。けど白雪の行動で多分針に刺されてる」

戸部「首元見て見ろ、わずかに赤いだろ」

白「テヘペロっ!」

戸部「つまりそこから導き出されるのは――――」


山城「成程。探偵みたいだ」

戸部「探偵だ」

戸部「けどもしもの事もあるしな、白雪以外の女を先に入れといた」

戸部「後になると針がってのも十分あり得るし」

白「わー。僕の考えと一緒だ!」

戸部「ハートは心理を抉るゲームだって聞いたからな、それと照らし合わせても通りは通る」

山城「絶叫する人の声を聞かせるための中のマイク、迫りくるための針を見せるための懐中電灯…」

戸部「最初から舞台の設定は出来てたんだよ」


白「…この会場、面白い人が沢山いるんだね」

戸部「お前が一番だよ」

白「そーんなことないよ、面白さで言えばこの子も僕に負けないよ?ねー。姫ちん」

白喜「……」

戸部の謎解き、白のゆさぶり、それらを繰り返しているうちに時間は迫ってきている
中から何のアクションもないと言う事。それは戸部の推理が正しい事を示している

完全な攻略法が導き出されたのだ


藤村「一件落着っすね」


パカッ

南「貴方の言ってる事は正しいようです」

中からは無傷な南が涼しい顔で出てきた。
となれば中でじっとしていればいいだけの話、恐怖感などもう無い

須々木「じゃあ次は俺が」

山城「その次は僕で」

こんな風に和気藹々と入る順番まで決めている


―――――――――――――――――




―――――――――――――――――


パカッ


戸部「おい。最後はお前だ」

白はつまらないと喚いていたけど、三人も無事中から出てきた。
残りは二三八のみ。これさえ終えれば四日分のビザが手に入る


死なないんだから怖くない。

白喜「…行ってくる」

と思っていた














アイアンメイデンの中は真っ暗だ。思わず懐中電灯で照らしたくなったけど。
そんなものは今持ってきていない

10分だ。10分耐えるだけだ。


白「よし!じゃあー今からーとっておきのこと言いまーす!」


ただ、それは白の純粋な暇潰しの為、娯楽のために限りなく難しい物に変容しつつあった









>>587
戸部は白喜が男だとしっていたはずだけど……一応気を使ったのか

白喜「え!ちょ!何話すつもり!?」

白「薄幸の謎の美女。白雪姫子の正体についてです!」

棘すら出ていないのに、顔が真っ青になる。
だって…だってみんなに知られてしまうのだから


ガンガンガンッ

白喜「ちょ!やめてってば!!」


白「皆。ううん…女性の南さんはまだ白喜さんに付いて違和感を覚えているんじゃない?」

白「何だかよく分からない。そーんなね。戸部さんはそれを必死で隠そうと気を使ってるみたいだけど…」

白「あ…そうそう、藤村君の疑問も解決できるかも」


白喜「痛っ!!」

やってしまった…。
今の声とドアを叩いた振動で棘が出た。

戸部「おい!白雪!暴れるな!白!黙れ!」


その声を聴いて戸部は白の話から逃れれたのだが、もう遅い。
殆どが白に魅入ってる、否、聞き入っている















白「白雪姫子さん。は―――――――――――男の子なのでーす!!」














な、なんだってーーー!!

ヒステリー女死んでよかったな
あいつが生きていたら凶弾していた可能性が高い


白喜「ああああああああああああ!!!!!」



自然と口をついてでた絶叫。
痛みも何もかも忘れてしまう白の暴露

皆がどう思おうと、自分には死ぬことより辛い事かもしれない



戸部「落ち着け!!落ち着けって!!!」

藤村「…!!!」


白「あれ?楽ちゃん。何か気づいた?」


藤村「…白喜だ、白喜二三八っす…あの声」

白「二三八君?あー。そんな名前なんだ。彼」

白「けど。どうして君は二三八君のこと知ってるの?」

藤村「…同級生っす」


戸部「おい誰か!白止めろ!!!このままじゃもう一人死ぬぞ!」


凶弾……?

糾弾とかその辺かと思われ

棘が全身に刺さる。
血が流れてるのが自分でもわかる。

痛い?違う。暑い…暑くて暑くてたまらない


白「…白喜二三八君。彼って学校ではどんな子なのー?」

藤村「白喜…白喜二三八は」

須々木「おい!黙れ!!」

南「そこまでにしておきなさい!」

二人が一気に白を抑えるが、それでも白は言葉をつづける


白「――――嫌われてた?」


藤村「――――――っ」


白「へえ。彼って――――」

山城「止めても無駄。黙らせないと」


そうして白は口をふさがれた、けどもう導火線に火はついている
残り3分。二三八の体はダメージを受けている


棘が服を貫いて体にじわじわと刺さる。

ここで声を上げればどうなる?そんなの分かっている。
けど痛みに耐えれない、時間とともに殺されている


戸部「おい!白喜!」

生きているか確かめる戸部の声すら今は凶器だ

南「こじ開けれないのですか!?」

山城「だめだ、振動を伝えれば…」


刺されて初めて分かった。
この棘は一斉に出てこない、いろんなところから色んな部位にじわじわと出てくるのだ

一本一本的確に命を削ってくる


白喜「…ぐっ」

声が空気と一緒に漏れ出る。
でも、でも、これで良いかもしれない。これもまた注目されている
綺麗な姿のままで、スポットライトを向けられて死ぬのも―――――――


藤村「白喜!死ぬなっス!!!」


―――――――――

【安価:白喜の行動を選択(突飛すぎる物は飛ばします)】
↓2

自分の下唇噛む事に集中して耐える

耐える、耐えないと、死ねない。やっぱり死ねない。
怖い。怖すぎる、こんな痛みの中で死ぬなんて絶対に嫌


白喜「うっ…はぁ…」

じわじわ刺さる棘、下唇をきつく噛んで耐える。
だんだんと口の中に血の味が広がってくるけど、それでも噛み続ける

今は息すらしたくない、心臓の鼓動さえ煩わしい


白喜「……はあ」


あと何分だ?
いや、あと何時間?何日この痛みに耐えればいい?

もしかするとこの痛みは永久に続くのではないか?時間はそれほど経っていないのではないか?

そんな思いが頭をグルグル巡る


白喜「――――――――」

―――――――――――――

――――――――――――




残り10秒
















パカッ




―――――――――ドサッ














こんぐらちゅれいしょん げぇむくりあ


――――――――――――――

―――――――――――

――――――――





目が覚めると、そこはどこかの部屋だった

見た事も無い部屋で、二三八は身動きが取れなかった。

声を出そうにも喉が渇いていて、大きな声が出ない




白喜「どこ…ここ」

ウィッグが外れている。
服もどこかのジャージになっている


白喜「…なんで」


自問自答は悲しく木霊する。



【安価:白喜の前に現れたのは?】

(白 栗原)以外で選択

↓2

藤村

藤村

藤村

そんな時、ドアの開く音が聞こえた。誰かが入ってくるようだ
けどそれが誰なのかはよく分からない。頭を動かそうにも全身が鈍く痛んで動かせない


藤村「お…起きたっす!!!戸部さん!起きたっすよ!」


聞き覚えのある声が聞こえてくる。


藤村「白喜!白雪!俺が誰だが分かるっすか!?」

白喜「…うん」

藤村「良かったっす、どっか痛いところは!?」

白喜「…全部」


戸部「おい!水持ってきたぞ。飲ませてやれ」

また聞き覚えのある声だ。
良かった、まだ生きているみたいだ。


白喜「…ありがと」

生き返る。水が全身に染みわたる。痛みすらも忘れれる
最高だ――――


白喜「ねえ、もうちょっとだけ寝かせて。」

そうとだけ言って、白喜は再度意識を手放した










♥4 「あいあんめいでん」

終了











なんだ。また死人は一人か…

次は残された3人の行方。気にならない?なるよねー!


ということで次のゲームのステージ

↓2

図書館

廃変電所

参加者

今回は3人+7人でしようね

先着7名様!受け付けておりますよー

いままでのきゃらもOKだよ
けど「アイアンメイデン」に出てたのは使えないよ

なまえ:姉川浩二(あねかわ こうじ)

ねんれい: 28

しょくぎょう:レスキュー隊員

性格: 姉御肌。細かいことは気にしない大雑把な性格。1人称は「あたし」
隊の隊長であり、面倒見がいいため異性からも同性からも信頼と人気が高い。
正義感がとても高く「助けられる命は絶対に助ける」という信念を持っている。
…実は幼い頃に火事で自分を助けて亡くなったとある救急隊員の影響がある。
身体能力は高く、日々の鍛錬は欠かさない。

容姿:赤(ワイン色)髪のポニテ。整った顔立ち。
背が高くDカップ。結構いい身体をしている(男隊員談)
ラフな格好をしている。腹の筋肉はくっきり出ている。

概要: 父親が生まれてくる子供が男の子だと決めつけていたために名前が男ぽい(そのため本人はあんまり好きではない)。
ちなみに昔からのあだ名は「姉御」
仕事の帰りにビールを買って帰る途中で今際の国に飛ばさせる。

所持品: 缶ビール、タオル


今回は鈴成さんは参加するのかな?

この募集が終わってから誰かの日常、そしてシェリルと赤沢の過去ゲームなのかな

鈴成さんは出ます

そして番外編シェリルか赤沢のゲームはクールダウンもあるのでこのシナリオの後ですな
和みは必要ですし

国木田でいこうか

後五人ー

ぷろふぃいる

なまえ:江里原 舞(えりはら まい)

ねんれい:16歳

しょくぎょう:高校生

性格:太鼓持ち系女子。長い物には巻かれるし、強いものには尻尾を振って媚びへつらう。プライドは近所の川に捨ててきた。

薄々こんな自分に嫌気がさしているものの、生き方を変える勇気はない。
他人に影響されず、自分の意見をはっきり主張できる人間に、ひそかに憧れている。

容姿:着ている物は学校の制服(ブレザー)。そこそこ可愛いが印象に残りにくい顔立ち。長い髪をシュシュでポニーテールにしている。

概要:仲良しグループと別れて自宅に帰る途中、今際の国へ迷い込む。
特技は会って数分でその人のキャラクター・集団での立ち位置を見極められること。
一人称は「私」。目上の人には敬語、それ以外にはタメ口。
好き嫌いは周りに合わせるもの。

所持品 リップクリーム、沢山のプリクラが貼られた手帳

なまえ:
鹿瀬 緑(かのせ みどり)

ねんれい:33歳

しょくぎょう:看護師
性格:
夫が事故を起こし懲役刑になったため離婚したシングルマザー。3人の子持ちで全員歳は一桁。
それがトラウマとなってしまい、また子供がいるためリスクのある選択が本能的にできない。
内気でややおどおどしていてこの人助けなきゃ的なオーラがにじみ出ているが、手を差し伸べられても素直に人に頼ることができない。
一応子どものためにも再婚したほうがいいのではと考えている。

容姿:
身長160cmでややふっくらしてる体格。髪は短め、ほとんど飾り気がない。
仕事と育児が忙しいのかくたびれた印象を受ける。

概要:
仕事帰りに付かれた体を公園のベンチで座って癒し、夢のあった子供や学生のころなど思い浮かべて人生を見つめ直してたら、
そのまま眠くなってしまい起きたら連れてこられていた。

所持品:
痛み止めの錠剤、刑務所の元夫から贈られた未開封の手紙

なまえ:黄金寺 将魔(おうごんじ しょうま)

ねんれい:56

しょくぎょう:自衛隊長官

性格:武人肌ではあるが、性格は豪快というよりもクール。どんな事にも動じず、冷静に事を見届ける器量を兼ね備えている。

容姿:年齢にしてはかなり整った顔立ちに金髪の長髪。人によっちゃ20代にも見えるって声も。
肉体は日々の鍛錬によって強靭に鍛えこまれている。

概要:自身の仕事に誇りを持っており、いかなる場合においても人の命を最優先にと考えている。が、一番に求めるのは「強さ」という概念。
だが、日々着実に衰えが来ている自分の肉体に少なからず恐怖を抱いている節がある。
滝に打たれる修行の最中に今際の国へ。

所持品: 石、小刀

なまえ:忍田東三(しのだ とうぞう)

ねんれい:52歳

しょくぎょう:ボディーガード(元自衛官)

性格:何事も冷静に判断し、紳士的。
教官として働いていたが、知り合いに誘われてボディーガードに。
余計な事を言わない分、気遣いなどは完璧である。

容姿:一言で言うと老人。ただし50代に思えない雰囲気を出している。
髪と顎髭は白に染まっていて、スーツ姿でプロの執事に見える(最初は帽子を被っている)
元自衛官であるように脱いだらすごい筋肉 (今でも自分を鍛えているようだ)

概要:元陸自の教官をしており、鈴成の教官でもあった。
ボディーガードが終わった帰りに今際の国へ。

所持品:黒い棒、ワイヤー

なまえ:
赤羽 依恵(あかば よりえ)

ねんれい:82

しょくぎょう:無職

性格:認知症の老人。家族の介護を受けてる。
好奇心旺盛で目を離すと何をしでかすかわからない。
自分は子供だと思っている節あり。
拗ねることも多いが怒鳴られたり暴力を受けると素直になる。

容姿:
身長は小さいし優しそうな顔のばあさんだが、天真爛漫さとのギャップに驚く。
家族から虐待を受けることがあったのか軽い怪我がある。

概要:
家族の態度が気に入らず拗ねて家出したら連れてこられた。

所持品:
身元証明と体調に異変があった時の緊急通報システムをかねたペンダント。

>>1に聞くけど、最初の頃みたいに募集した以上の人数が来ても>>1の判断で先着順じゃなくても採用とかしないの?
>>60より>>64が優先されたように

最初の頃はいろいろ手さぐりでしたからね
まあまたもしかしたらそっちに戻すかもです

多分今のやり方の方がサクサク行くかなーって




ゲーム発表!!!


♠7「たたかい」

いきているのがふたりになったらげぇむくりあ
よあけがきたらげぇむおおばぁ



そして今日はここまでよん

実際今のでちゃんと進んでるしの
しかし日常編はまだか……

ぷろふぃいる

なまえ:伊地知 真凛(いじち まりん)

ねんれい:22

しょくぎょう:インディーズバンドのボーカル

性格: パンク精神の持ち主で、良くも悪くも先のことは考えず、現在を満喫したいタイプ。基本的にハイテンション

容姿:メッシュ入りのボブにパンクファッション。大きい目が印象的

概要:バイトしながらバンド活動中。元々は固い家柄の娘だが束縛が嫌で家出した
   バンドの調子も良くメジャーデビュー間近だが、街中で偶然父親に出くわし、逃げてる最中に今際の国へ

所持品:ギター、歌詞ノート

なまえ:ダークマスク(本名:波風新(なみかぜあらた) 男

ねんれい:23歳

しょくぎょう:元プロレスラー

性格:一言でいえばヒール。誰ともつるまぬ一匹狼で、常に冷淡な態度をとり続ける。が、悪人ではない。

容姿:元覆面レスラーなので、鉄仮面を模したマスクを着用している。体は長身で、流石に筋肉質。

概要:孤児院出身なので本名と思われる名前も仮のもの。元プロレスラー、元ボクサー等の経歴を持つも度を超えたラフファイトによって追放されている身分。
以降覆面を付けたまま様々な悪事、喧嘩に明け暮れている中今際の国へ。

所持品:酒

しまった遅かったか
てか最低でも一人仲間が死ぬのかこれは……年齢層高めだが戦闘力高いなみんな……

今更だが残された三人って入間と音無と鈴成さんって事かしら?

正義感が溢れる姐御・姉川浩二
狂った警官・国木田 幸三
太鼓持ち系少女・江里原 舞
苦労人の看護師・鹿瀬 緑
強さを求める自衛隊長官・黄金寺 将魔
元自衛隊員の老人紳士・忍田東三
認知症の老人・赤羽 依恵

自衛官系多いな。この面子で生存枠二人はキッツいな

♠7だから穴もねーな。2人しか生き残れない
元上司の力を借りないと鈴成も危ないかも

鈴成さんも帰るべき家庭があるからな

白喜組から3人とは書いてないから、アイアンメイデン組から2人くらい+鈴成さんという可能性もあったりなかったりラジバンダリ

変更がきくか分からないけど…>>625一部変更で

髪と顎髭は白に染まっていて、スーツ姿でプロの執事に見える(最初は帽子を被っている)→髪は白に染まっていて、スーツ姿でプロの執事に見える

ボディーガードの仕事が終わったすぐに今際の国へ。

所持品:ナイフ、ワイヤー

さすがにげぇむ内容も決まった後に持ち物変更したいとか図々しいってレベルじゃない

ごめんさい。
今日も頭痛が激しいのでお休みします

了解。無理するな
ゆっくり休んで

了解です。お大事に

今日も休みかな。頭痛が一日で終わる気がしないし

返事がないけど、>>1大丈夫か?

心配だ心配だ繰り返したところで来ないときは来ないから
無駄に連ねるな

せやな
ゆっくり待とうぜ

age

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