女「だれかぁ!! あぁあ!」
同僚A「うるせぇぞ! 股じゃなく頭に穴あけてやろうか?」カチッ
女「ひっ……ぃ、いや」ガタガタ
同僚A「そうだ。それでいい」
同僚B「おいおい間違って撃っちまうなよ? 俺に死姦や脳姦の趣味はねぇぞ」
同僚A「俺にだってねぇよ、いいからとっととぶち込んじまえ」
女「いやぁあ……」
同僚C「分かってねぇなお前ら、抵抗があるから面白ぇんじゃねぇか」
少女「ぃ、いぎっいだいぃい!!」ジタバタ
同僚C「あーいいぜいいぜ!」ズッズッ
少女「ぁがっ! あっあっ!! やぁあ!! やだぁああ!!」ズプッズプッ
同僚B「おー初物かよ。そっちにしとくんだったかな」
同僚A「いーから早くしろ! 今回はてめーが勝ったんだ。先に済ませてくれねぇと俺の番が回ってこねーだろうが」
同僚B「へいへい、……っとお」ズブッ
女「いっ……!!? ぁ、あっ」ガクッガクッ
同僚B「うおーきっつ! なかなか」パンッパンッ
女「あっぁぐっぅ! あぁっ!」
兵士「…………ちっ、ここもかよ」
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……
兵士「くそっ!! ちくしょうが!」ガンッ
友人「物にあたるなよ。ごみ箱一つとて大事な物資ですぞ、上等兵閣下?」
兵士「だまれよ軍曹殿」
友人「なんだその口の利き方は? 階級は俺の方が上だぞ」
兵士「聞いてるやつもいない。普段通りでいいだろうが」
友人「まぁな。……しかしなんだ。まぁたとりっぱぐれたのか?」
兵士「……」
友人「お前なら帰ればよりどりみどりだろうに。なにを苛立つ」
兵士「…………俺は、今抱きたいんだっ」
友人「今? この戦地の中でか」
兵士「あぁそうだ。抱きたい。女を抱きたい。柔らかな女体を貪って、命の温度を全身に感じたい」
友人「へぇ」
兵士「俺の体はまだ温かいか? よく分からないんだ。俺の脳味噌はまだ頭蓋に収まってるのか? あいつらみたいに、そこらに飛び散っていないか?」
友人「大丈夫だよ。たわごとをわめける程度には詰まってる」
兵士「……それと、銃を撃てる程度には、か」
友人「腸も出ちゃいないし、うじも湧いてないな。お前の体は健康そのものだ。検査しなくても分かる」
兵士「ほんとうにそうか? 俺には分からない。落ち着かない。快楽で忘れたい。少しの間でいい、頼む、頼むから」
友人「……そんなに言うなら選り好みしなけりゃいい。おこぼれにありつくだけなら、苦労はしないだろ」
兵士「…………先にやってるやつがいると、気分が悪くなってだめだ」
友人「贅沢だねぇ、ま、分からなくもないが」
兵士「あぁ、くそっ……苦しい、喉が焼け爛れてるのか?」
友人「心配しなくてもお前の美声はよく聞こえてる。喉は無事だよ。……それより、精神を見てもらったほうがいいんじゃないのか」
兵士「なに……?」
友人「心だよ。相当きてるだろ、お前」
兵士「ちがう…………違う!!! 俺は、臆病者なんかじゃない!! 俺は引き金を引ける!!!」
友人「分かってる。臆病者じゃない。お前は勇敢だ。俺よりたくさん敵を撃ち殺してる」
兵士「やつらぶっ殺してやった!! 俺は臆病者じゃない!!」
友人「そうだ、臆病者はみんな死んだ。お前は生き残ってる。だから違う」
兵士「あぁ、引き金を引けない臆病者どもは、もう全員殺された。敵味方のいずれかによって」
友人「その通り。ここまで進軍したやつらは、揃いも揃って英傑だ。負けはない。勝ち進むだけだ」
兵士「あぁ、そうだ……負けはない」
友人「落ち着いたか?」
兵士「……すまん」
友人「いいさ。そんなときもある。……なんなら、気分爽快になる薬でも」
兵士「それで使いものにならなくなったやつを見た」
友人「そういうやつは、薬をやる前から使いものにゃあならんかったさ」
兵士「……とにかく、俺は酒も薬もいらない。女だ、女だけ抱かせてくれ」
友人「…………なぁ、そんなに抱きたいなら」
兵士「待てやめろ聞きたくない」
友人「そういうふうに紛らわせてるやつらもいるぜ」
兵士「お前を抱くくらいなら、そこらでガキでも拾ったほうがマシだ」
友人「なにも俺をとは言っちゃないが」
兵士「……そういえば、お前がそういうのに混ざってるとこ、見たことないな。まさかお前」
友人「違う、お前こそ勘違いするな」
兵士「じゃあ」
友人「……俺はな、そういうことしてるやつのこと、悪く言うつもりはない。みんな立派に戦ってる。国のため、家族のため。みんな英雄だ」
兵士「……」
友人「それに、人が、人を殺す、という最大のタブーを犯してるんだ。今さら、命を奪うよりも重い罪もない」
兵士「命を奪うことは、最も重い罪か?」
友人「俺はそう思ってる」
兵士「俺は、死んだ方が楽なんじゃないかと思うことがあるぞ」
友人「死んでも地獄に行くだけだ」
兵士「ここ以上の地獄は想像できないな」
友人「……とにかく、俺は別につまらん罪悪感とかで、それに参加しないわけじゃない」
兵士「なら」
友人「それでも…………いやなんだよ」
兵士「お前……」
友人「俺の場合、そういう紛らわせ方をすると、かえってしんどくなりそうでな」
兵士「そうか……悪かった」
友人「俺のこと、臆病者だと思うかい」
兵士「そんなことはない。お前は勇敢だ。じゃなけりゃ……」
友人「…………なぁ、親友」
兵士「……」
友人「俺は、お前に生きて帰ってほしい。……どんなことをしてでもだ」
兵士「……俺は」
友人「次にどこか占領したら、二人で出てみよう。俺は手伝うだけだが、上玉を見繕ってやるよ」
兵士「あぁ……すまん」
友人「いいさ、お前は疲れてるんだ。ゆっくり休め。明日にもまた、地獄の一丁目で撃ち合いかもしれん」
兵士「……あぁ」
……
幼女「いやぁあ!! やだっ!! ぱぱ!! ままぁ!!」
兵士「黙れガキが!」
バキッ
幼女「ぁぐっ!? あ、あ」ダラダラ
兵士「八つ裂きにされたくなけりゃじっとしてろ。すぐ終わらせてやる」
メリメリッ
幼女「いっ!! いだいぃい!! いだいよぉお!!!」
兵士「ははっ、そうだよなぁ、選り好みしなけりゃ、女ぐらい、いくらでもよぉ」
ズプッ…ズププッ
幼女「ぁあぁあああああ!! やだぁあああああ!!!」
兵士「はっ、はは、あーいい気分だ。こんな若い女とはやったことがなかったなぁ。だがこれはこれで」
ズッズッ
幼女「ぁぎぃい、い、ぅあぁっ」
兵士「あぁ、生きてる……俺はまだ生きてる…………ぜったい帰ってやる…………生きて、帰ってやる……そうだろ、親友、なぁ」
兵士「なぁ!!!! そうだろぉおお!!! なぁああああ!!」
同僚A「あいつ、またわめいてやがる」
同僚B「戦場であれをされたらたまんねぇぞ。とっとと殺しとくか」
同僚C「今んとこ最中には冷静な方だ。このままなら問題ねぇだろ」
同僚B「そうか?」
同僚A「ま、今のままならな。戦場でわめき出したら、すぐに後ろから撃つしかない」
同僚B「やだやだ、なんであーなっちまうのかねぇ」
同僚C「気にしてたらお前もあーなるぞ。っと、それよりいい肉と酒が見つかって……」
同僚B「おっまじかよ。んじゃあ今日は久々にぱーっと……」
わははははは
ははは
あははははははは
おわり。
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