【安価】アンチョビ「アンツィオを卒業したぞ!」 (285)

アンツィオ高校 3月


ペパロニ「姐さんいなくなっちゃいやっすぅ~」オーイオイオイ

アンチョビ「泣くなペパロニ!……うう、私も……」ゴシゴシ

カルパッチョ「い、今までありがとうございました……統帥……」グスッ

アンチョビ「カルパッチョも……わたしがいなくても頑張るんだぞ」

カルパッチョ「はい!統帥も、大学でも頑張ってください!」

ペパロニ「え?統帥大学に行くのか?」

カルパッチョ「え、そうでしょ、進学して戦車道続けるんじゃないの?」

ペパロニ「いや私は料理人の道を進むと思ったんだけど……アンツィオの卒業生は大体そうだろ」


カルパッチョ「……そういえば、私達統帥の進路のこと、何もわかってない……」

アンチョビ「まあ、言ってないからな。言おう言おうと思っていたが、タイミングが合わなかった」


アンチョビ「私の進路は、>>3だ!」

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医学部

ペパロニ「まじっすか!?統帥ぱねぇ~っ!」

カルパッチョ「し、失礼ですけど……と、統帥そんな勉強できましたっけ……?」

アンチョビ「いやあ、戦車道から身を退いてから頑張って勉強したからなぁ。勿論、大学でも戦車道を頑張って、選抜チームに入れるよう努力する所存だ!」


ペパロニ「は~、姐さんがお医者さんか~。全然想像出来ないや」

カルパッチョ「ノリと勢いって、医術でも通用するのかしら……?」

ペパロニ「何言ってんだよ、ノリと勢いが通じないものなんてないって!」




アンチョビ(私の通う予定の大学だが、聞けば>>9も同じ医学部に合格したらしい。同じ戦車道をやっていた身として、入学したら親交を深めておきたいな)

ケイ

インテリ大学 4月


ケイ「Hey! アンチョビ!久し振りね!」

アンチョビ「いや、まさかお前と同じ大学になるとは思わなかったよ」

ケイ「それは私も同じよ。アンチョビあなた意外とCLEVERなのね?」

アンチョビ「頭が良くないと隊長は出来ないさ。まあ、クレバーかもしれないけどスマートではないかな」

ケイ「ふーん……」


アンチョビ「ま、それはさておき……これからどうする?」

ケイ「……まあ、順当に行きましょう」

アンチョビ「ここの戦車道チームを覗きに、かな」

ケイ「……すっごい歓迎されたわね……」

アンチョビ「そ、そりゃそうだろ……お前あのサンダースの隊長だろう……そりゃ注目もされるさ」

ケイ「アンチョビだってすごいチヤホヤされてたじゃない……アンツィオを立て直した名参謀さん……」


アンチョビ「……何かいきなり疲れたな……ヘトヘトだ、家に帰って美味しいご飯を食べたいな……」

ケイ「……あら、私もお邪魔しても?」

アンチョビ「……構わないが、サンダースの舌に合うかは保証できんぞ」

ケイ「No problem! アンツィオの料理は私大好きよ!」

アンチョビ「そっか、そういえばサンダースとは練習試合をしたことがあったっけか」



アンチョビ「私の家はここから近いんだ。じゃあ、行こうか」

とりあえずここまでです
思ったより安価頻度低くなりそうでいいやら悪いやら

時間があればまた深夜に更新したいと思います

アンチョビ宅


アンチョビ「アンツィオの時みたいにあまり豪勢なものは作れないけど……お待たせ」

ケイ「きたきた!うん、美味しそうね!」

アンチョビ「遠慮せず食べてくれ!ついいつもの癖で作りすぎちゃったんだ」

ケイ「言われずとも、遠慮なんて出来そうにないわ!こんなに美味しそうなもの出されちゃ……頂きますっ」



ケイ「ン~~っ!!最ッ高!さすがアンチョビ!腕は落ちてないようね!」バタバタ

アンチョビ「お前みたいなリアクション見ると、作ってよかったって思えるからいいな」


ダージリン「ええ、本当に美味しいわ。『食物を愛するよりも誠実な愛はない』」


ケイ「……What!? だ、ダージリン!?」

ダージリン「ごきげんよう、ケイ、アンチョビ。お邪魔しているわ」

アンチョビ「……ああ、久し振りだなダージリン……」

ケイ「え、アンチョビ、呼んだの?」

アンチョビ「いや、私もなんで私の家にさも当然のようにいるのかわからんのだが……」

ケイ「え~……」


アンチョビ「……まあいいや、一人より二人、二人より大勢だ。ちょうどご飯も作りすぎてたところだし、細かいことは考えないことにしよう」

ケイ「……それもそうね!」


ダージリン「それにしても、おふたりが医学部に進むとは思ってもいなかったわ。やっぱり人は見かけに寄らないものね」

アンチョビ「能ある鷹は爪を隠すとも言うしな」


ケイ「あー……ところでダージリン、お前高校出てからはどうしてるの?」

ダージリン「私?そうね、私は……>>21

大学で歴史専攻

テスト

>>1です……
再インストールしたら書き込めるようになりました、ありがとうございました 続き書いていきたいと思います

その前に

× ケイ「あー……ところでダージリン、お前高校出てからはどうしてるの?」

⚪ ケイ「あー……ところでダージリン、あなた高校出てからはどうしてるの?」




アンチョビ「歴史かぁ。まあ、お似合いだとは思うよ」

ダージリン「あら、どうして?」

アンチョビ「どうしてってそりゃお前、歴史好きじゃないのか?」

ダージリン「格言好きと歴史好きはまた別物よアンチョビ。まあ、格言好きが故に歴史を学ぶことを選んだのは確かだけれど」

アンチョビ「それでお前、レパートリーを増やして西住のやつやあのお付き、オレンジペコって言ったか?にドヤ顔で披露してやろうってそういう魂胆か」

ダージリン「別にドヤ顔なんてしていないんだけれど……」



ケイ「そういえば……話に出てきて思い出したんだけど、ミホは元気かしら」

ダージリン「ああ……大学に行ってから暫く会ってないわね。気になるわ」

アンチョビ「ふーん。私はこないだあいつと遊びに行ったけどな」

ダージリン「!?」

ケイ「ちょ、それどういうこと!?」

アンチョビ「いや、友人や姉に内緒で料理が上手になりたいらしくて私に相談してきたんだ」

ケイ「そんな!料理だったら私にだってできるのに!」

ダージリン「そうよ!私も美味しいフィッシュアンドチップスの作り方をみほさんに……」

アンチョビ「まあ、食についてはアンツィオは他の学校の追随を許さないからな」

アンチョビ「そんなわけで週に2回料理を教えに行っているんだ」

ダージリン「狡い!ずるいずるいずるいずるい」

ケイ「ずるいずるいずるいずるい」

アンチョビ「子供か!!」



アンチョビ「あー、そうそう……そういえばみほの奴言ってたな……ダージリンについて」

ダージリン「!?なんて!?なんて言ってたの!?」


アンチョビ「えーと確か……>>33……だったかな」

格言好きがますます激しくなってちょっと鬱陶しい

ダージリン「え……嘘……嘘でしょう?」

アンチョビ「すごい申し訳なさそうに言ってたよ」

ダージリン「そんな……それじゃあ、私は何のために進学したのか……」

アンチョビ「そこまでショックだったのか!?」


ダージリン「だって……私はみほさんが喜ぶと思って格言を……ペコはいつも喜んでくれるから、みほさんも喜んでくれるとばかり……」



アンチョビ「……すごい落ち込みようだな……」

アンチョビ(安易に言うべきじゃなかったかも……これでみほとダージリンの仲がギクシャクしないといいが……ま、そのあたりはみほのやつが何とかするだろ)



ケイ「ふっふっふ、格言なんかでミホの好感度を上げようって言ったってそうはいかないわ!ところでアンチョビ、私は!?私については何か言ってなかった!?」

アンチョビ「えー……?ケイについては……確か>>38

色んな映画をたくさん教えてくれてすごく嬉しいけど、いくらネタとはいえエログロ系のものまでBDを送ってくるのはやめてほしい

ケイ「そ……そんな!?」

アンチョビ「これは流石にダージリンの時とは違って本当にまいってたみたいだな。というか私もされたら嫌だよ」

ケイ「アリサやナオミにはウケてたのに……!!」

アンチョビ「そういうノリと勢いも時と場合とやる相手ってね。現に私もあいつと遊ぶ時は暴走しないように自制してるしさ」

ダージリン「あ……あなたが一番破天荒と思いきや、意外と常識人だったのね……?」フラフラ

アンチョビ「意外とって何だ、心外だな」ムッ



ケイ「もしかして、大洗外で一番ミホの好感度が高いのって、アンチョビ……!?」

ダージリン「あなたまさか、みほさんを狙って!?」

アンチョビ「ちょ、ちょっと待て!落ち着け……私とみほは女同士だろうが!」


ダージリン「ほ、本当に常識人だったわ……」


ケイ「……ねぇアンチョビ、そういうあなたはミホに何か言われたりしていないの?」

アンチョビ「私ぃ?いや、そういうのは本人の前で言うようなことじゃないと思うから、仮に言いたいことがあっても私はわからないぞ……」



杏「そう言うと思って私が聞いておいたよん」

アンチョビ「!?」

ケイ「ヘイ!アンジー!久し振りね!」

杏「やーケイ。ダージリンにアンチョビも久し振り。鍵が開いてたからお邪魔させてもらってるよ~」

アンチョビ「は、はぁ!?お前勝手に……というか何で私の家を知って」

杏「細かいことは気にしない。それで、西住ちゃんがチョビ子のこと何て言ってるか気にならない?」

アンチョビ「チョビ子じゃないアンチョビ……ま、まぁ、気になるけど」


ダージリン「どんな酷評されているのかしらね」

アンチョビ「こらそこ」


杏「えっとねー……西住ちゃん曰く、チョビ子は>>44

大好き!やだもー!

ダージリン「なっ……」

ケイ「NOOOO……!」

アンチョビ「そ、そうか……それは素直に嬉しいな」///


ダージリン「本当に狡くない?なんであなただけ褒められているの?」

アンチョビ「ちゃんと他人に合わせるってことが重要なんだよ。特にアンツィオのみんなは我が強くて、それぞれ合わせるのにいっぱいいっぱいで……」




杏(あっ、間違えて武部ちゃんのチョビ子に対する評価言っちゃった)

杏(まあ訂正するのも面倒だし、このままでいっか……)


杏(今後チョビ子と西住ちゃんや武部ちゃんが会ったら色々面倒そうなことになりそうだけど……ま、そのあたりはチョビ子に上手くやってもらおう)


杏「あ、これ手土産。はい」

アンチョビ「どうせお前のことだから干し芋だろ……?」

杏「よくわかってんじゃん」

アンチョビ「まあ、嫌いじゃないから有り難く貰っておくけどさ」



杏「いやーあれだね」

ケイ「?」

杏「ここまでくると、もう一人二人よびたくなるよね」

ダージリン「まほさんとカチューシャのことかしら?」

アンチョビ「辞めろよ?流石にこれ以上は部屋に入りきらないだろうし」

杏「いや、だって、西住のお姉ちゃんはともかくあのチビちゃん除け者にしたら癇癪起こしちゃうし」

アンチョビ(お前もチビだろうに……)

ケイ(アンチョビも大きい方ではないでしょ)


アンチョビ「お前は変わりなさそうだな……」

杏「チョビ子はずいぶん偉くなったじゃん。有名校の医学部で戦車道のエースだって?」

アンチョビ「エースになれるかはこれからの努力次第だけどな」

杏「いやーすごい。正直チョビ子のこと舐めてたよ。尊敬する、うん」

アンチョビ「……絶対本心じゃないだろ」

杏「まねー。まあ、凄いと思ってるのは本当だよ」


アンチョビ「……そういうお前は今何してんだ」


杏「私ー?私はみんなみたいに特別自慢できるようなことはないけど……>>51

大洗女子戦車道チームのサポート

杏「やっぱり私は大洗と大洗の皆が大好きだからね、離れられなかったよ」

アンチョビ「いやでもお前、進学は……」

杏「いいんだよ。やりたいことは特になかったし……強いていえば、これが私のやりたかったことかな」


ケイ「凄いのよアンジー、生徒会長時代のコネを最大限に駆使して下手な高校よりハイレベルなサポートを実現させてるって話よ」


アンチョビ「お前、そんな金をどこから」

杏「お金の心配はしなくていいよ、宛はそこらじゅうにあるからね」ヒヒヒ




アンチョビ「……本当に大丈夫か?」

杏「だーいじょぶだって、私を誰だと思ってんの」

アンチョビ「……逞しいな、特別自慢できる程じゃないってお前が一番じゃないのか?」

杏「いやいや、私は悪知恵は働く方って自負してるけどさ、有名校の医学部さん達には負けるさ。何だかんだ言って最終学歴高卒な訳だし」

杏「別に後悔してるとかそんな訳じゃないけどね。むしろ好きなことをしてる分私の方が得してるって思ってるよ」


杏「そんなわけで私のサポートを存分に受けている我らが大洗、今年も大会優勝しちゃうよー?」

アンチョビ「む、私はもうアンツィオ生じゃないが……聞き捨てならんな。今年はアンツィオが優勝するぞ!」

ダージリン「あら、それなら聖グロだって負けていないわよ」

ケイ「ちょっと、サンダースだって……」



アンチョビ「…………」

ケイ「どうしたの?アンチョビ」


アンチョビ「いや、この流れで」

アンチョビ「『カチューシャのプラウダ校に決まってるじゃない!』とか『当然黒森峰が勝利する』とか、横槍が入るんじゃないかと思って……」

アンチョビ「まあ、そう何度も不法侵入されちゃたまんないか、はっはっはっは……」


>>60「」ズズーッ


アンチョビ「!?」

アッサム

今日はここまで
トリップ付けておきます

アッサム「お邪魔してます」ズズーッ

アンチョビ「おまっ……聖グロの!イギリスはどいつもこいつも無礼な奴ばっかだな!」

アッサム「ああ、申し訳ありません、一応呼び鈴は鳴らしたんですが」

ダージリン「ツッコミで忙しそうなアンチョビに代わって私が対応したのよ」

アンチョビ「やってくれたなぁおい!」

ダージリン「ついでにアッサムを呼んだのも私よ」

アンチョビ「何で呼んだんだよ!!」

ダージリン「いい機会だし、久しぶりにアッサムとお茶したかったしね」

アンチョビ「いい機会でも何でもないだろ!!私の家を体のいい集会所みたいにするなよ!!」


ケイ「私もナオミやアリサ呼ぼっかな~」

杏「……、もしもしかーしまぁ?今暇?」

アンチョビ「お前らやめろ!いやマジでやめてくれ!頼む!!」



ダージリン「アッサムは私と同じ大学に進学したのよね」

アッサム「そうですね。学部が違うので以前のように会ったりみたいなことはあまり出来なくなりましたが……」


アンチョビ「いいなあ。高校の知り合いと同じ大学……」

ケイ「まあまあ、その代わりアンチョビには私がいるじゃない!」

アンチョビ「……まぁ、その点は感謝してるけど……」




アッサム「そうそう、この間オレンジペコと街で会ったんですよ」

ダージリン「ペコと!?羨ましいわ……私も会いたいわね……」

アッサム「ダージリン様に会ったら伝えて欲しいことがある、とのことで」

ダージリン「えっ、何かしら!わくわく」


アッサム「>>68、と」

LINEの格言連投はいい加減ウザイです

ダージリン「」ブクブク

アンチョビ「いよいよ耐えきれなくなったか……」

アッサム「……まあ、口頭はともかくLINEは通知音なりなんなりで色々と鬱陶しいところはありますよね」

ダージリン「そんな……ペコは……ペコだけは喜んでくれると思っていたのに……」

アンチョビ「いや、流石にそんなん喜ぶのはお前本人くらいだろう……」


アンチョビ「これでこいつの格言好きも、少しは大人しくなるのかな?」

アッサム「いえ、今はショック受けてますけど……たぶん変わらないと思います」

アンチョビ「……そうか」

アッサム「たぶん格言を挟まないとこの人満足に人とコミュニケーション取れないと思いますし……」

アンチョビ「おいおいそんなこと言って大丈夫か?」

アッサム「ダージリン様ダウンしてるし、たぶん大丈夫でしょう」

アンチョビ「…………」



ケイ「さて、ダージリンが伸びちゃったし、寝かしてあげないとねー」ズサー

アンチョビ「おいおい!何勝手に人の布団敷いてるんだ!!」

ケイ「いや、だって……」

アンチョビ「だってじゃないだろ!聖グロの奴がいい感じにいることだしそいつに引き取らせれて帰らせればいい話じゃないか!?」

アッサム「あれ、今日ってこの家で一泊するってダージリン様から聞いたんですが……着替えとか持ってきちゃいましたし」

アンチョビ「はぁ!?」

杏「あ、私も着替えあるから安心していーよー」

ケイ「私は……アンチョビの借りればいっか、まあ」

アンチョビ「待て待て!待って!何で!?」

ケイ「布団が足りないわよアンチョビ、用意がなってないわねー」

杏「一応毛布は持ってきたよ、みんなで雑魚寝だね」


アッサム「しかし、皆さんで寝るとなると狭いですね……」

杏「それは我慢するしかないね。ごめんねみんなこんな窮屈な部屋で」

アンチョビ「おい!!」


アンチョビ「……お前ら、アンツィオの皆より自分に正直過ぎないか……?」


ケイ「まあまあ、みんな旧友と会えてハイになってるのよ、許したげて」

アンチョビ「……何中立気取ってるんだ元凶……はぁ」

アンチョビ「これ以上騒ぐと疲れるし近所迷惑だしなあ……仕方ない」ハァ

杏「やったね。流石チョビ子。チョロチョロチョビ子」

アンチョビ「やっぱお前は出てけよ」




アンチョビ「……じゃ、私はちょっと出掛けてくる」

ケイ「あら?どこ行くの?」

アンチョビ「ん……すぐ戻るよ」

ケイ「付いて……」

アンチョビ「来るな。すぐ戻るってば」

アンチョビ「ふー……やれやれ……」

アンチョビ「あいつらめ……調子に乗って……全く」

アンチョビ「……さてと」

アンチョビ「明日はみほと料理の練習をする日だしな。今のうちにメールで予定とか決めておかないと」

アンチョビ「家はあいつらの目が光ってるし、もし明日みほと会う、なんてあいつらにバレたらどうなるかわかったもんじゃない」


アンチョビ「……そういえばみほのやつ、私のこと大好きって言ってたんだよな……ふふっ」

アンチョビ「明日が楽しみだ!」



アンチョビ「さて……明日の午後から……」ピポパ


アンチョビ「……業務連絡だけだとアレだし、ちょっと雑談なんかも交えてみるか……」


アンチョビ「例えば……>>76とか」

ボコの話

アンチョビ「あいつが好きだって言ってた……ボコだっけか?」

アンチョビ「それについてちょっと触れつつ……送信、と」



アンチョビ「ってうわっ返信早っ!?」

アンチョビ「……うわぁ、当初の目的そっちのけでボコについてかかれてる……」


アンチョビ「『アンチョビさんもボコ好きなんですか!?私も大好きなんです!まさかこんな身近にボコ愛好者がいたなんて……』」


アンチョビ「えっと……『いや、好きじゃないんだが、みほが好きっていうのを聞いて気になって……』と」



アンチョビ「……だから返信早いって……『そうなんですか……でも、気になってるんですよね!?明日一緒にボコミュージアムまで行きませんか!?あっボコミュージアムっていうのはボコのアトラクションやグッズがたくさんあるまさに夢のような場所で……』」


アンチョビ「情報量が多い……」


アンチョビ「まあとにかく、明日は午後1時にみほの家に集合……か」

アンチョビ「……なんか料理しなさそうだけど……ま、いいか」


ケイ「デート?羨ましいわね」

アンチョビ「うわっケイ!?お前やっぱり付いて来てたのか……っ!」

ケイ「そりゃあね。何かありげだったし。アンジーとか撒くの大変だったのよ?」

アンチョビ「あ、そのあたりは配慮してくれてたのか……」

ケイ「撒くの失敗してる可能性も否めないけどね」

アンチョビ「…………」


ケイ「それで?ミホとデートな訳ね」

アンチョビ「……これは流石に付いてくるなよ」

ケイ「大丈夫大丈夫、私もそこまで空気読めない訳じゃないって」

ケイ「大丈夫?あなたが歳上なんだからちゃんとエスコートしてあげないと」

アンチョビ(うーん、さっきの話の流れだと私がみほにエスコートされそうな感じだったけど……)


アンチョビ「それにデートって言ったって、別に友達同士で遊びに行くだけだろ?そこまで気負わずとも」

ケイ「……あなたはそう思ってても、ミホはどう思ってるかしらね?」

アンチョビ「……?」

ケイ「いい?ミホはあなたのこと『大好き』って言っていたのよ」

アンチョビ「……それがどうかしたのか?私もあいつのことは嫌いじゃないが」

ケイ「馬鹿ね!どうしたもこうしたもないじゃない!」

ケイ「ミホはアンチョビのことが好きなのよ!恋愛的な意味で!!」


アンチョビ「な、なんだってー!?」






杏「……好きって言ってたのは西住ちゃんじゃなくて武部ちゃんだけどね」

アッサム「……いきなり何を?」

杏「いや、あの二人帰ってくるの遅いなーってね」

アッサム「……はあ」


杏「私も便乗して行っても良かったんだけどね。ま、春とは言え外は冷えるし面倒くさいしねー」

中途半端ですが今日はここまで

次の日

アンチョビ(朝起きたらダージリンと長髪リボンはいなくなっていた……現れるのもいなくなるのも唐突だなぁ……)

アンチョビ(恐らく長髪リボンからであろう、世話になったとかそんな感じの書置きは残っていたけど……)


アンチョビ(杏は早々に家を出ていった。たぶん大洗に行くんだろう。折角だから昨日のご飯の残りを包んで持たせておいた。大洗のみんなで食べて欲しい)



アンチョビ(そんな訳で午前の授業を終わらせ、ケイと別れてみほの家の前まで来たわけだが)


アンチョビ(みほ、この時間は学校なんじゃないのか……?)


みほ「あ、アンチョビさん!こんにちは!」

アンチョビ「あ、ああ、みほ、やあ……今日は」

みほ「今日は一緒にボコミュージアムに行くんですよね!?さあ早速行きましょう!!」

アンチョビ「いや、みほ、学校は……」

みほ「学校帰りだとボコミュージアムを満足に回れな……じゃなくて、えーと……た、体調不良で早退したんです」

アンチョビ「……体調不良なのに出かけに行くのか」

みほ「いや、えーと、それは……」

アンチョビ「……まあ、そのあたりはあまり触れないでおこうか……」

アンチョビ(みほの奴、気合入ってるな……)

アンチョビ(……そういえば、ケイの奴が昨夜なんか言ってたけど……みほ、私がす……好きだからこんな気合入れてるのかな)///

アンチョビ(……い、いや、あれはケイの冗談だろう……たぶん)

みほ「アンチョビさん!行きますよー!!」




みほ「えへへ、楽しかったですね!」

アンチョビ「に、二周もするとは思わなかったよ……」

アンチョビ「劇の人とか、客私たちしかいないのに二回もやらせちゃってむしろ申し訳ない感もあるし……」


みほ「それで、アンチョビさんっ!」

アンチョビ「な、なに……?」

みほ「ボコ!どうでした!?」

アンチョビ「あ、えーと……」

みほ「気になってたんですよね!?ボコ、いいでしょう!?」

アンチョビ「えーと、えー……」


アンチョビ(……もしかして、みほがあそこまでテンション高かったのって)

アンチョビ(私関係なく、単純にボコが好きだから……なのか?)

アンチョビ(い、いや、がっかりとかはしてないけど……)


みほ「どうでしたか!?アンチョビさん!」

アンチョビ「あー、うー、そうだな、>>86!」

悪くはないかな。みほをあんないい笑顔にしてくれたし

みほ「ほ、本当ですか!?」

アンチョビ「あ、ああ。みほをあんなにいい笑顔にしてくれてるし……」

みほ「やった!アンチョビさんに布教完了!早速愛里寿ちゃんに教えないと……」

アンチョビ「って、聞いてないし……」

アンチョビ「ま、いいか……みほが嬉しいならそれで……」

みほ「また着ましょうね!アンチョビさん!!」

アンチョビ「あ、ああ、そうだな……?」



みほ「えへへ、今日は楽しかったです!ありがとうございました!」

アンチョビ「ん、私も楽しかったよ。アトラクションはどこかで見たようなものばかりだったけど……」

アンチョビ「それと、学校はサボらずちゃんと行けよ?」

みほ「あ……バレてました?」

アンチョビ「いや、バレてないと思ってたのか……?」


みほ「あ、そろそろ私の家に着くので、では……」


沙織「あ、みぽりん!ちょっとー、佳境学校に来なかったから心配したんだよー?一体なに……ッ!?」


みほ「あ、沙織さん!」

沙織「あっ、あああっ、アンチョビさんっ!?」


アンチョビ「えっと、彼女は……」

みほ「あ、この人は沙織さん!IV号の通信手で、私の友達なんです!」

アンチョビ「なるほどね、通信手……知ってると思うけど私はドゥーチェ……元ドゥーチェ、アンチョビだ。宜しくな」


沙織「えっと、えええっと……」アタフタ


アンチョビ「?どうしたんだ?」


沙織「>>90!」

>>89

アンチョビ「は……?」

沙織「あの、あのあの、ずっと憧れてました!やだもー!」

アンチョビ「み、みほ……?これは」

みほ「あ、あはは……」





アンチョビ「なるほど、沙織は率直に言ってモテたい、と」

沙織「そうなんです!だから、女子力の権化であるアンチョビさんに……」

アンチョビ「うーん、まず私のどこを見て女子力の権化だと思ったんだ?喋り方からしてもそうとは見えないだろうに」

沙織「だ、だって……アンチョビさん料理は上手、気配りも利いて頭も良いし……いい意味でフランクだから異性受けも良さそうだし、私にとって理想で……」

アンチョビ「やけに高評価だなあ……恥ずかしくなってきた」

沙織「だ、だからアンチョビさんにどうすればモテるのか指南とかして欲しいかなー……なんて」


アンチョビ「ふーん……私以外にも適任はいそうだけどな……」


みほ「アンチョビさん、大学ではモテたりするんですか?」

アンチョビ「んー?特にそういうの気にしてないからなー……ちょっと待ってくれ……」


アンチョビ「>>94

男も悪くないぞ

アンチョビ「うーん、男受けは悪くない方だとは思うぞ……?一応会話とかはたまにしてるし」

沙織「だよね!そうだよね!私が男だったらアンチョビさん放っておくはずないもん!」

沙織「じゃなくて!私が男だったらまず私を放っておかないんだけど!」




沙織「アンチョビさん!私を弟子にしてください!」

アンチョビ「えっ、はっ、うーん……え?」


アンチョビ「いやー……困ったなあ……既に私は料理でみほの……」

みほ「あ、それは言わないでください!!」

アンチョビ「おっと……そうだ、内緒だったっけ」


アンチョビ「うーん……私自体彼氏、とか作ったことないからイマイチわからないんだ。申し訳ないけど、期待に応えられそうにないよ」

沙織「うっ……そ、そうですよね……」


アンチョビ「ただまあ、一つアドバイスみたいなものはあるかな」

みほ「アドバイス?」

アンチョビ「うん。沙織は可愛いし振る舞いも女の子っぽいから、普通にしてたら異性は寄ってきそうなものだろ?」

アンチョビ「でも寄り付かないってことは何か問題があると思うんだ。私はこれが問題なんじゃないかと思うんだが……」

沙織「も、問題!?」

みほ「えっ!?アンチョビさん、この会話の中でその問題を見つけ出したの!?」

アンチョビ「まあ、観察眼とかそういうのは戦車道で鍛えてきてるしな……間違ってる可能性も大いにあるから、まあ余り間に受けずに聞いてくれ」


沙織「ごくり」

みほ「どっきどっき」


アンチョビ「沙織がモテないのは、>>98が原因だと思う」

モテに頑張る自分が好きなだけで、本当にモテたいわけじゃないこと

沙織「……っ!!」

アンチョビ「ちょっと辛い言い方ってことはわかってるけど、こういうのはズバっと言ってしまわないと意味無いと思ってな」


みほ「アンチョビさん、それは本当なんですか……!?」

沙織「わ、私はほんとに彼氏が欲しくて……」

アンチョビ「悪いがそういう風には見えなかった。そりゃ勿論異性に全く興味が無い訳じゃないだろうけどさ」

アンチョビ「さっき私も言ったけど、沙織はたぶん異性から見れば理想……は贔屓目にしても、決して悪くない……良い女子だと思うんだ」

アンチョビ「そして私に聞いてきたのは『女子力の上げ方』」

みほ「?女子力が既に高いのに更に上げることがダメなんですか?」

アンチョビ「いや、それはダメじゃないさ。むしろ殊勝な心掛けだと思うよ。だけど」

アンチョビ「本当にモテたいなら、それより『出会い』の方を優先すべきだとは思わないか?」

アンチョビ「私は大学生、そしてさっきも言った通り異性との交流は少なからずある。一人二人くらいなら私にも紹介できる」

アンチョビ「本当に彼氏が欲しいなら、話に出した時点でその辺りの方は食いつくと思うけど」

みほ「確かに沙織さん、そういうのは消極的だよね。登校中(おじさん達に)声かけられた、とか受身の話はよく聞くけど」

沙織「そ、それは……私奥手だし、いきなり歳上となんて、緊張しちゃうし……」




ケイ「……だから向こうの異性から声をかけられるくらい女子力の高い女子になりたい?」

沙織「そ、そう!」

アンチョビ「ケイ!」

ケイ「ハーイ!アンチョビったらまだ家にいないんだもの。探したわよ」

アンチョビ「お前また私の家に行こうとしたのか!?」

ケイ「ま、それはどうでもいいとして」

アンチョビ「よくはないんだよなぁ!?」


ケイ「サオリがモテないのなんて火を見るより明らかじゃない!環境よ環境」

アンチョビ「はぁ?」

ケイ「だって学校は女子校だし聞いた感じ周りはオジサンばかりなんでしょ?そりゃモテないって」

みほ「え、えっと」

ケイ「だからあまりイジめるのはNOよアンチョビ。確証もないのにそんな辛辣なこと言わないの」

アンチョビ「……そうだな、そうだ。ごめんな沙織。言いすぎた」

沙織「……ううん、確かに思い当たるところはありました。こちらこそ、ごめんなさい、ありがとうございました!」


ケイ「うん、宜しい!」



アンチョビ「……ところでケイ、実はこっそり後を付けてた、とかはないだろうな?」

ケイ「私はやってないわよ?」

アンチョビ「私はぁ?」

ケイ「他の人がやってるかどうかは知らないってことよ」

アンチョビ「なんだそれ」

ケイ「わかってるわよ、オッドボール三等軍曹!」


優花里「ば、バレていましたか……」ガサッ

みほ「ゆ、優花里さん!?」

アンチョビ「!?」


優花里「い、いやはや、西住殿が珍しく学校を休んでいる、とのことで居てもたってもいられず、私も学校を早退して西住殿に会おうとしていたら……」

沙織「いや、ゆかりんそれ大丈夫なの?」

優花里「ご心配なく!授業の方は影武者を立てておきましたから!」

沙織「影武者!?」


優花里「それで会おうしたら、なんとアンツィオのアンチョビさんと密会をしているではありませんか!これは怪しいと思い、一日後を付けていた次第であります」

優花里「結果、なんと二人でデートとは……!うらやま……いえ、ずる……でもなく」

優花里「えーと……西住殿!学校はサボってはいけませんよ!」

沙織「説得力ないよ!」



みほ「え、えっと……優花里さんに見られてたんだ……」

アンチョビ「別に見られて困るようなことはしてないだろ」

みほ「まあ、そうだけど……」


優花里「あ、アンチョビ殿!」

アンチョビ「あ、ああ」

優花里「西住殿とのデートはどうでしたか!さぞかし楽しかったでしょうねぇ!西住殿とのデートですもん!!二人きりの!私ですらしたことがないのに!」


沙織(ゆかりんすごい顔してる……)


アンチョビ「えっと……>>106

とても楽しかったし、無邪気にはしゃぐみほは本当に可愛かった。
ボコもよく見るとかわいらしいキャラクターだな。

今日は(今回は)ここまでです

ケイ(あ、アンチョビ……む、無意識!?無意識でミホを落としに行っている!?)

みほ(良かった、本当にアンチョビさんボコのこと好きになってくれたんだ!!)


優花里「ムキーーーーっ!!のろけですか!?のろけですか!?」

沙織「いや、ゆかりんから感想聞いてきたんじゃん」


ケイ「オッドポール三等軍曹……あなたの気持ちはわかるけど、手を引きなさい」

優花里「で、ですがケイ殿……」

ケイ「だって……」


ケイ「ミホはアンチョビのことが大好きだからよ!(ってアンジーが言ってた)」

沙織「なっ!?」

優花里「なんだってー!?」


みほ「ふぇぇっ!?」

優花里「そっそそそそそれは本当なんですか西住殿!!西住殿!!?」

みほ「う、うん、アンチョビさんは(料理教えてくれるしボコ仲間になってくれたし優しいし)好きだけど……」

優花里「西住殿ーーっ!!わあああんっ!!」


沙織(みぽりん、まさかあんこうチームで一番先に身を固めていたなんて……)


アンチョビ(みほ……今日は一日ボコばっかで、私のことは忘れてるんじゃないかってくらいだったが……やっぱりそうだったのか……////)


アンチョビ「み、みほ!」

みほ「?」


アンチョビ「す、すまないが……私はみほの気持ちには応えられそうにない……」

みほ「え、ええっ!?」


みほ「ボコ、嫌いになっちゃったんですか……!?」

アンチョビ「いや、ボコはどうでもいいんだ」

みほ「どうでもいい!?」

アンチョビ「あ、しまったしまった……好きだ、ボコは好きだよ!」

みほ「ほっ、なんだ、良かったー……でも、私の気持ちってなんですか?」

アンチョビ「えっ?」

みほ「えっ?」




優花里「…………」

ケイ「why?」

みほ「わ、私はそんなこと言った覚えありませんよ!?」///

ケイ「で、でも確かにアンジーは……」

沙織「あ、たぶんそれ言ったの私だ!みんなで理想の人を言い合った時に言った覚えあるもん!」

アンチョビ「……じゃあ、杏のあれは」

ケイ「言い間違い~……?」

アンチョビ「あいつのことだ、絶対ワザとだな……こういう状況になることをわかってやりやがって……」



優花里「に、西住殿、ってことは……アンチョビ殿と彼女彼女的な関係、なんてことは……」

みほ「?彼女?なんのこと?」

優花里「……よっしゃあっ!!」グッ

ケイ「…………」



ケイ「そうだ、ミホ」

みほ「?」



ケイ「ちょっと気になったんだけど」

ケイ「もしミホがアンチョビから告白されたら、どうする?」

優花里「!!??」


アンチョビ「おい、ケイ」

ケイ「いいじゃないいいじゃない、もしもの話よ、もしもの」

アンチョビ「…………」


みほ「え、えっと……」


みほ「>>119

それもいいかな

優花里「ぬわああああああっ!!」

ケイ「ヒュー!良かったわね、アンチョビ!」

アンチョビ「何でだよ……」

アンチョビ「いや、これからもみほとは付き合いを続けていきたいとは思ってるが……恋愛とか、そういうのは別だろう」

ケイ「女同士だから?」

アンチョビ「女同士だから」


アンチョビ「みほも、女同士ってなんか変だと思うだろ?」

みほ「? 私は特に……」

アンチョビ「えっ、そうなのか!?」

みほ「はい……小さい頃、お姉ちゃんが結婚は女の子同士でやるものだ、ってずっと言い聞かされたので……」


アンチョビ「…………」

ケイ「…………」

優花里「…………」

優花里「……とにかく、アンチョビ殿!」

アンチョビ「?」

優花里「あ、アンチョビ殿は西住殿を恋愛対象としては見ていない、ということで構わないんですね!?」

アンチョビ「んー、まあ、そうだけど……」

優花里「よっしゃあああっ!!」グッグッ

アンチョビ「?お前……あ、なるほど」



ケイ(アンチョビ、他人の事になると途端に察し良くなるわよね……)


アンチョビ「えっと……」

優花里「あ、私はIV号の装填手の秋山優花里です!」

アンチョビ「優花里、優花里か。じゃあ優花里、一つこのドゥーチェ教えてやろう!」

優花里「……とは?」


アンチョビ「みほのこと好きなんだろ?」コソコソ

優花里「あ、えへへ……まあ」デレデレ

アンチョビ「なら……」


アンチョビ「>>125

優花里「?」

アンチョビ「ま、間違えた……今のは忘れてくれ」


アンチョビ「>>129

とりあえずボコについて勉強しまくれ
あと、みほは自立してる人の方が好きなタイプだから頼りきってるのはあまりよくないぞ
それと、今度料理教えてやるからみほと一緒に来い

優花里「…………っっ!!」

アンチョビ「ま、私に出来る範囲なら応援するよ。私も他人の恋愛にケチは付けないさ。頑張れ」

優花里「あっ、あああっ、ありがとうございますぅ!アンチョビ殿!先ほどは無礼な真似を申し訳ありませんんっ!!」

アンチョビ「はは、いいって。上手くいくといいな」

優花里「は、はいいっ!……に、西住殿に頼らず……西住殿離れ……」

優花里「に、西住殿に近づくためには西住殿離れ……!?わ、わからなくなってきた……」

アンチョビ「ふ、深く考えるなよ……?」


優花里「それはそうと、料理を教えてくれるのは有難いのですが、西住殿と一緒……?」

アンチョビ「……あ、みほが料理習っているのは内緒だったか……えーと」

優花里「……ああ、二人っきりでの作業で親交を深めるとか!?」

アンチョビ「あ、ああ、そんな感じだな!」

優花里「流石ですアンチョビ殿!」

アンチョビ「は、ははは……」

別の日



アンチョビ「んー、今日は珍しくケイ達も遊びに来てないし、特に用事もないし……」

アンチョビ「適当にこの辺りを散歩したりするかなー」



アンチョビ「進学してこっちに来てからそれなりに経つけど……」

アンチョビ「うーん……ケイや杏と家でどんちゃん騒ぎしてる記憶しかないぞ……」

アンチョビ「あれ、これアンツィオの時とそう変わらないんじゃ……いや、考えるのはやめよう」




「……おや」

アンチョビ「あ、お前は」


ノンナ「アンチョビではありませんか。お久し振りですね」

アンチョビ「ブリザードのノンナ。今日はカチューシャは一緒じゃないのか?」

ノンナ「カチューシャはお家です。私はお昼の買い出しに」

アンチョビ「一緒に住んでるのか」

ノンナ「アンチョビは何を?」

アンチョビ「いや、暇だから何をするでもなく歩いていたんだ」


アンチョビ(……うーむ、プラウダ自体練習試合くらいでしか親交がなかったんだ、カチューシャはともかくノンナと会話なんて高校の時は数えるくらいしかなかったけど……)



アンチョビ「……あれだ、ノンナは高校出てからはどんな感じなんだ?」

ノンナ「そうですね……」


ノンナ「>>139

カチューシャのお世話を

ノンナ「カチューシャのお世話を」

アンチョビ「か、変わりなさそうだな……?」

ノンナ「そういうアンチョビ。聞きましたよ。サンダースのケイとあの有名な大学の医学部に現役合格だそうで。今更で申し訳ありませんが……パズドラヴリャーユ」



アンチョビ「……待て」

ノンナ「はい」


アンチョビ「そういえばケイはサンダースだったな」

ノンナ「そうですね」

アンチョビ「サンダースって大学付属高校だよな」

ノンナ「はい」

アンチョビ「ってことは……」バタッ


ノンナ「……それ以上は駄目ですよアンチョビ。忘れてください」シュッ




アンチョビ「うーん……あれ?」

ノンナ「どうしましたかアンチョビ。突然倒れたのでビックリしました」

アンチョビ「あれ……ノンナ?そうだ、話してたら急に意識が……」

ノンナ「それより、私とカチューシャが中睦まじいという話でしたが」

アンチョビ「そんな話してたか……?」

ノンナ「はい。してましたよ。アンチョビはそれを羨ましそうに聞いていました」

アンチョビ「本当か!?」

ノンナ「ダー」


アンチョビ「腑に落ちないが……ま、ノンナが嘘を吐くとは思えないしな、いいか」

ノンナ「……」



アンチョビ「それで?カチューシャはどんな感じなんだ、何か変わったところとかないか?」


ノンナ「>>147

身長を追い越されました

アンチョビ「!?」


アンチョビ「え、ほ……本当か?」

ノンナ「ダー」

アンチョビ「ぐ、具体的には……」

ノンナ「私より2センチ程高いですよ、写真です」

アンチョビ「……うっわ、本当だ……このカチューシャを世話してるのかノンナ」

ノンナ「まあ、当然です。むしろ今までの身体ではカチューシャの器としては不適でした。いえ、今でもカチューシャの」

アンチョビ「バイカル湖より深い思慮と、ウラル山脈より高い理想の器としてはまだ足りないくらいです」



アンチョビ「……ノンナとしてはカチューシャが成長してどう思った?」

ノンナ「……とは?」

アンチョビ「いや……そこまでの急成長を遂げてるのなら、ノンナも何か思うところとかないかーなんて……」


アンチョビ「アレか、ノンナの世話の甲斐もあっての成長かもしれないし、やっぱり嬉しいのか?」


ノンナ「>>154

ジョークですよ

アンチョビ「なんだ、ジョークか……写真まで偽装して、手の込んだこと」

ノンナ「申し訳ありません。今日はエイプリルフールですし」

アンチョビ「あ……?今日はエイプリルフールだったか……?」

ノンナ「いえ、こちらの話です」

アンチョビ(……ノンナは相変わらずわからないな……)



ノンナ「そうだ、私とカチューシャの家はここから近いんです。寄っていきますか?」

アンチョビ「あ?構わないのか?」

ノンナ「はい。カチューシャも会いたがってるはずです」

アンチョビ「え?何でだ?」


ノンナ「最近、アンツィオの料理がまだ食べたい……みたいなことを呟いていましたので」ジッ

アンチョビ「……何その嫉妬の目は」

ノンナ「いえ」






カチューシャノンナ宅


ノンナ「ただ今帰りました、同士カチューシャ」

カチューシャ「遅いわよノンナ!」

ノンナ「申し訳ありませんカチューシャ。それと今日はお客様を連れてきました」

カチューシャ「お客?誰かしら」



アンチョビ「久し振りだなカチューシャ。元気か?」

カチューシャ「アンツィオの……!>>160!」

>>159

アンチョビ「地毛だ!いやそれより……」

アンチョビ「篭絡って何だよ!私たちってなんだよ!」

カチューシャ「ミホーシャはみんなで愛でるものよ!それをモジャ頭といいあんたといい……!」

カチューシャ「ミホーシャが迷惑してるのがわからないの!」

アンチョビ「えっ!?みほは私と会うのが迷惑だったのか……!?」

カチューシャ「当然じゃない!いやいや会ってるに決まって……」

カチューシャ「あなたミホーシャと会ってるの!?」

アンチョビ「あ、ああ……週に2回ほど」

カチューシャ「な、な、な、何ですって~!?」

カチューシャ「ノンナぁ!ミホーシャの向こう1週間のスケジュールを調べてきて!今すぐ!」

ノンナ「はい」ダッ



カチューシャ「ず、ずるいわよチョビーシャ!2人きりデートですら私もしたことないのに、週2で密会ですって~!?」


カチューシャ「カチューシャも混ぜなさいよ!!」

アンチョビ「ま、混ざるでいいのか……」


ノンナ「西住みほのスケジュール調べ終わりました」バッ

アンチョビ「早いな!?そしてどうやって!?」

カチューシャ「当然じゃない!私のノンナなのよ……」グーッ

カチューシャ「……あ……」///

カチューシャ「なっななな何よ!ノンナぁ!」

ノンナ「はい……あ、いえ、それなら」


アンチョビ「……まあ、その為に呼ばれたようなものだしな?」




カチューシャ「!!」パァァァァァ

アンチョビ「なんか最近私が体のいい料理人扱いしかされてない気がするが……まあいいや」

カチューシャ「ちょ、チョビーシャ!あなた1人でもここまでのものを作れるのね!ノンナに匹敵……いや、それ以上かも……」

ノンナ「…………」



カチューシャ「早速……」パクッ


カチューシャ「>>165!」

Очень вкусно!

短いですけど今日はここまでです

アンチョビ「そうか、それは何よりだ」

カチューシャ「チョビーシャロシア語がわかるの!?」

アンチョビ「いや、さっぱりだが……お前の反応見りゃわかるよ」

カチューシャ「う、うっ……」////

カチューシャ「わ、悪くは無いわ!また作りに来なさいよね!」

アンチョビ「むしろカチューシャの方から家に来てくれれば楽なんだけどな」

ノンナ「!?」

アンチョビ「……なんでお前が驚くんだ」

ノンナ「……いえ」


ノンナ「……あの、アンチョビ」コソコソ

アンチョビ「?」

ノンナ「今後、内密で料理を教えて欲しいのですが……」

アンチョビ「お前もかよ」


アンチョビ「本当に私はただの体のいい料理人なんじゃなかろうな……」

べつのひ



アンチョビ「ふう……やっぱり大学は違うな。戦車道のレベルも段違いに高い」

アンチョビ「何より、あんなに沢山の重戦車が扱えるなんて……アンツィオの頃からは考えられなかった」

ケイ「その割には短期間で随分乗りこなしてるじゃない?」

アンチョビ「いや、苦労したさ。でも入学時にあれだけ騒がれたんだ、相応の活躍ができないと先輩方にも申し訳ないだろう?」

ケイ「ふーん……」


アンチョビ「それより、向こうの戦車喫茶に寄っていかないか?そろそろ暑くなってきたし、何か冷たいものでも食べよう」

ケイ「アンチョビがジェラートを作れば住む話じゃない」

アンチョビ「……私だって面倒臭がる時もあるさ」

ケイ「ちぇ」





アンチョビ「……そこそこ混んでるな」

ケイ「ちょっと、アンチョビ、あれ」

アンチョビ「ん?……あ」



エリカ「…………」



アンチョビ「黒森峰の副隊長だ。何でこんなところに」


ケイ「ハーイ!エリカ!元気してた!」

アンチョビ「ちょ、ケイ!くっ、私は黒森峰とはプラウダ以上に親交がないから少し居づらい……」


エリカ「!あなた達……」

アンチョビ「ええい、ままよ」



アンチョビ「>>176

誰かと待ち合わせかい?

エリカ「え、ええ、たいちょ……元隊長と」

ケイ「マホと?」

エリカ「そうよ。元……うーん」

アンチョビ「……言いづらいなら普通に名前で呼べばいいのに」

エリカ「そ、そんなことできるわけないじゃない!とにかく……」

エリカ「元隊長、進学してから忙しそうで……でも、合間を縫って私と会って下さる時間を作ってもらって……」

ケイ「ふーん……」


アンチョビ(そういえば、私もペパロニ達と会ってないな……)



まほ「……エリカ?」

エリカ「あ……元隊長!お久し振り……」


みほ「あ、こんにちは……って、ケイさんアンチョビさん!?」


エリカ「……なんで元副隊長が?」

まほ「いや、休みが今日しか取れなかったので、エリカと会う前にみほと会ってきたんだが……」

みほ「えへへ、私がエリカさんと会いたかったから、無理言っちゃった……ごめんなさい」

まほ「……私としてはサンダースとアンツィオの2人がいることの方が気になるが……」



エリカ「>>181

まっまあ、あなたにも会いたくなかった訳じゃないからいいんだけど……

みほ「本当!?ありがとうエリカさんっ!」

エリカ「い、言っておくけど!本命は元隊長なんだから!」

まほ「ああ。久し振り、エリカ」

エリカ「たいちょお……」



アンチョビ「あーまほ、エリカはお前のことを名前で呼びたいらしいぞ」

まほ「?そうなのか」

エリカ「ーーーー!!!!」


まほ「私は別に構わないけど……」

エリカ「そそそそんな恐れ多い……」

まほ「……そうか。私はエリカとはそこそこ仲のいいつもりだったが、エリカは私のことを名前で呼びたくないのか……」

エリカ「ま、まほさん!!まほさん!!!」

まほ「やればできるじゃないか」

エリカ「ーーーーっ!!」キッ

アンチョビ「に、睨むなって……」


まほ「そうだ……みほのことも名前で読んでやってくれ。お前がみほのことを『副隊長』と呼ぶ時、時々悲しい顔をするんだ」

エリカ「えっ?でも……」


みほ「……」シュン


エリカ「ーーーみ、みほ!!」


みほ「エリカさんっ!!」パァァァ



アンチョビ「……まさかまほ、お前初めからこうするためにみほを」

まほ「さあ、どうだかな。それよりアンチョビ」



まほ「最近、みほと仲がいいそうだな?」ジッ

アンチョビ「あ、ああ……なんだその目は?」

まほ「……ここに来るあいだ、みほはずっとお前のことを話していた」

アンチョビ「そ、そうか……」


まほ「どういうことだ」

アンチョビ「どういうことだって言われてもなあ……」


アンチョビ「>>186

ときどき朝に目を覚ますと、寝ぼけた西住とかケイが布団に潜り込んでいる程度の仲で

まほ「おい、どういうことだ」

まほ「何故みほがお前の布団……」

みほ「ああ、たまにアンチョビさんの家に泊めてもらってるの」

ケイ「アンチョビ面倒見いいし、ご飯美味しいしね」

アンチョビ「ったく……お前らが家に来まくるせいで余計な布団まで買う羽目になったんだぞ……?」


まほ「お泊まり……だと……っ!?」

まほ「みほ!お前はいつからそんな子に……っ!いやアンチョビ!みほを唆したのはお前だな……?」

エリカ「そうよ!黙って聞いていればとんでもないこと言っちゃって!ずるいじゃない!」

まほ「許さん……今日という今日は決着をつけなければならないようだな……安斎千代美……!」

アンチョビ「…………」


みほ「お、お姉ちゃん……?」



まほ「>>196で勝負だ!」

タンカスロン

まほ「やはりここは戦車で決着をつけるのが道理というものだろう」

アンチョビ「決着って何のだ……?」

まほ「決まっている、どちらがみほにとって相応しいか、だ」

アンチョビ「……相応しいもなにもないと思うんだが……私は友人、お前は姉だろうに……」


ケイ「ふふ、面白そうね!私も参加していいかしら?」

アンチョビ「ダージリン!?」

ケイ「勝てばみほをGETできるんでしょ?なら参加しない手はないわよね?」

アンチョビ「まーた話がややこしくなる……」

エリカ「っ……そ、それなら私も参加するわ!別にふくた……みほのことが欲しいわけじゃないけど!」

アンチョビ「おいおい、4人でタンカスロン……?聞いたことないぞ」



ダージリン「私も参加しても宜しくて?」

アンチョビ「うわぁ!!いつの間に!?」

ダージリン「喫茶店だもの。私がいてもおかしくないわよね?」

アンチョビ「いや、私はお前の神出鬼没さに驚いているんだが……」

ダージリン「私だけじゃなくってよ」

優花里「聞き捨てなりません!西住殿を手に入れるのは私です!」

カチューシャ「当然、勝つのはこのカチューシャに決まっているわ!待っていてね、ミホーシャ!」


アンチョビ「…………」



まほ「いいだろう、タンカスロンは何でもありだ。最後に残っていた奴が勝ちにしよう」

アンチョビ「おいおい……」


アンチョビ「ほら、みほも何か言ってやれって……無理やり変なことに巻き込まれて、なぁ?」


みほ「>>200

面白そう……(キラキラ)

アンチョビ「!?」

みほ「私タンカスロンってあまりわからないから、とっても気になる!頑張ってね、アンチョビさんっ!」

ケイ「ミホ!私にも!私にも応援!」

優花里「わ、私にも!」

カチューシャ「ミホーシャは私以外は応援しなくていいのよ!」



アンチョビ「な、なんだぁ……?」



つぎのひ



まほ「という訳で、使用できるエリアはこの一帯だ」

ダージリン「参加者が多いから広いわね」

エリカ「御託はいいわ、さっさと始めなさい」

まほ「ああ、そうだな……ッッ!」ドーン


ケイ「ふ、不意打ち……ッ!?」

まほ「タンカスロンは何でもありだ!」



エリカ「ま、まほさんがあんなに豹変して……」

優花里「それほどまで西住殿を取られたくないのでしょうか……」


アンチョビ「……うーん、これは私が勝ってみほを守る必要がある……?」

アンチョビ「いや、それ以前に……戦車道で、負けるつもりも毛頭ないんだが……っ!」


そして……



みほ「か、勝ったのは……>>204

みほ「あはは……タンカスロンも面白いね」

沙織「み、みぽりん!?」

みほ「沙織さん!?どうしてここに」

沙織「どうしてもこうしてもないよ!サンダース・アンツィオ・プラウダ・黒森峰・大洗のトップ達のタンカスロンだよ!?そりゃみんな注目するって!!」

みほ「あ、あはは……」

沙織「どうしてこんなことしてるの!?」

みほ「どうして……うーん」

みほ「なんでだろうね?」





まほ「け、結局……みほの所有者はみほ自身、という事だな……」

沙織「それが普通なんじゃないのかな……」


みほ「つまり、私が何をしようと私の自由」

みほ「アンチョビさん!今日もお泊まりしていい?」

まほ「なっ……!」

アンチョビ「あっ、ああ……」


みほ「何?私の自由だよね?お姉ちゃん」

まほ「っ、ぐぬぬ……!!」


アンチョビ「……」


アンチョビ「>>211

その、なんだ。今日はみんなでうちに泊まらないか?
こんな楽しいイベントの後に一人で眠るのは勿体ない気がしてな。

アンチョビ「いいよな?みほ」

みほ「う、うん……それは構わないけど……でも、家に入るかなあ?」

アンチョビ「……ま、まあ何とかなるだろ……」

まほ「……アンチョビ」

アンチョビ「いいだろ?それならまほもお前の妹を近くで監視できるしな」

まほ「……ありがとう……?礼を言うのは何かおかしいな……うーん……世話になる?」

アンチョビ「まあ何でもいいさ」


ケイ「アンジーも呼ぼうかしら?」

ダージリン「それならアッサムも」

アンチョビ「それはやめてくれ、頼むからマジでやめてくれ。特に杏」


優花里「お嫌いなのですか?」

アンチョビ「いや、あいつが出てくると絶対に拗れるだけだ……というか、みんな私の家に泊まるってことでいいのか……?」


ダージリン「あら、私はむしろ初めからそのつもりだったけれど。ねぇケイ?」

ケイ「私の場合、泊まってない日の方が少ないんじゃないの?」


カチューシャ「わ、私はミホーシャが行くなら行くってだけで……!別にチョビーシャのご飯が食べたいわけじゃ……!」


優花里「アンチョビ殿のお料理が食べられるのですか!?だったら尚のことお邪魔させていただきたいです!」

エリカ「……まあ、ここで私だけ帰るのも、空気読めないみたいだし……ね」


アンチョビ「はは、久々の大所帯だ。今日は眠れない夜になりそうだ」

アンチョビ邸


ダージリン「ね、ねぇ、みほさん」

みほ「?」

ダージリン「あ、あの、みほさん……角谷さんから聞いたのだけれど」

ダージリン「わ、わわわ、私の格言を聞くのが嫌、なの……?」

みほ「…………」



アンチョビ(あー、言ってたなあいつ)

アンチョビ(みほと沙織の言ってたことを取り違えてたあたり、本当かどうかはわからないが……)



みほ「>>217

直接話してる時に聞く分にはいいんだけど、LINEのタイムラインに1日で100個くらい並んでるのはちょっと…

みほ「何度も通知が来てうるさいし、他のみんなのタイムラインも見れないから……」

ダージリン「そんな……でも私から格言を取ると……ああ……」

みほ「ち、直接の会話では大丈夫ですから!」

ダージリン「ほ……本当……?」

みほ「はい!どんどん言って大丈夫です!沢山言葉を送ってください!」アセアセ

ダージリン「そ、そう……!なら……」




アンチョビ「みほの奴直接の会話での格言も嫌いにならないといいが」

ケイ「ダージリン、スイッチ入っちゃったみたいね~」



エリカ「み、みほのライン……!?わ、私そんなの知らないわよ!?」

まほ「?エリカ交換していなかったのか。意外だな」

エリカ「い、いえその、タイミングがなくて……」

ケイ「私達は大体大学選抜の戦った時にライン交換したんだけど……そういえばエリカとはしてなかったわね。する?」

エリカ「け、結構よ!どうせあんたらとつるむことなんてもうないだろうし……」

まほ「……やれやれ」


優花里「本当にいいのですか?逸見殿。ケイ殿達と仲良くなれば、その分西住殿とも近づけるチャンスも増えるのですよ?」

エリカ「!!」ハッ



カチューシャ「……ミホーシャを餌にするみたいなこと言っちゃって」

優花里「あ、気に触ったのなら申し訳ありません、が……」

優花里「私としても、逸見殿とは仲良くなりたかったので……」

カチューシャ「……ふんっ!あいつももう少し素直になればいいのよ!」

優花里(カチューシャ殿が言いますか……)



カチューシャ「ン~!やっぱりチョビーシャの料理は最高ね!」

アンチョビ「そういえばカチューシャ、ノンナに連絡はしたのか?泊まるんだろ?」

カチューシャ「……!!」

アンチョビ「……忘れてたのか」

カチューシャ「あ、携帯切ってる間に不在着信が500件も……」

アンチョビ「多すぎないか?」


ケイ「彼女のことよ、どうせGPSとかでどこにいるかはわかってるでしょ」

アンチョビ「でも朝帰りは不味いだろ……」


ダージリン「なら今からでも連絡をすればいいじゃない」ピピピ

アンチョビ「なんでお前が電話するんだ」


ダージリン「もしもし?ノンナ?ダージリンよ。ええ……ええ、久し振りね、その節はどうもありがとう、また一緒にお茶しましょう……」

ダージリン「ああ、そうそう、カチューシャ何だけれど……」



ダージリン「>>226

224

ノンナ「」ツーツー…

ダージリン「あ、切れた」

アンチョビ「……おい、逃げた準備とかした方がいいんじゃないか?」

ダージリン「あら、どうして?」

アンチョビ「……GPSでこの場所は既に割られてるんだろ?」

ダージリン「ええ、そうね」

アンチョビ「というか、こんな話してる間にもう……」


ノンナ「どういうことか説明してもらえますか?」ゴゴゴゴ

アンチョビ「ほら、遅かった……」



カチューシャ「はぁ?確かにチョビーシャのご飯は美味しいけど、ノンナには劣るわよ!それにこんな狭い部屋、ずっと住んでいたくはないわね!」

アンチョビ「ほら、ダージリンの茶目っ気だ、許してやってくれ」

ノンナ「……笑えない冗談です」

ケイ「……え?ガチおこ?」

まほ「まぁ、やる相手を間違えたな」


アンチョビ「おい、謝った方がいいんじゃないのか?」

ダージリン「大丈夫よアンチョビ。ノンナさんとは何度かお茶を飲み交わした仲。こうなることはわかっていたわ」

アンチョビ「ガチギレするとわかっててあんな冗談言ったのか……趣味悪いな」

ダージリン「ねぇノンナ。折角だしあなたもここに泊まっていったら?」

ノンナ「……は?」


ダージリン「ねぇ、ノンナ。ここは対して広くないから、寝るとなったら相当密着する必要があるわよね?」

ノンナ「!!」


カチューシャ「ミホーシャの隣で寝るのはカチューシャよ!」

優花里「いいえ私です!西住殿と戦車を語り明かすのです!」

まほ「違うだろう、ここは姉妹仲良く川の字になってだな」

カチューシャ「2人でどうやって川の字作るのよ!」


ダージリン「流石にあなたとカチューシャは寝る時も同じ布団で、って訳でもないでしょう?」

ノンナ「……そのために私を呼んだのですか?」

ダージリン「いいえ?あなたを呼ぶメリットはないもの。だけど……」

ダージリン「カチューシャが、あなたがいなくてちょっと寂しそうだったからね」

ノンナ「……」


ノンナ「同士カチューシャ」

カチューシャ「何?ノンナ」

ノンナ「私もこの家に泊まることになりましたよ」

カチューシャ「本当に!?やったわ!これでノンナとミホーシャと川の字になって寝れるわ!」

まほ「な、何だと……!?」

エリカ「あ、あの、私を含めて川の字に、と言うのは……」

ダージリン「みほさんの隣は私よ!」

カチューシャ「いいえ!カチューシャに決まってるじゃない!」

まほ「私はみほの姉だぞ!?私が優先だろう!」

優花里「いえ、それなら私が一番西住殿に近しい関係です!IV号でも西住殿の隣ですし、私が隣で寝るべきかと!」

エリカ「うっ……わ、私の隣で寝ればいいじゃない!!」

みほ「え、えっと……」



アンチョビ「……お前は混ざらなくていいのか?」

ケイ「まあ、確かに魅力的だけど……アンチョビの隣が良かったからね」

アンチョビ「はぁ?」

ケイ「なんだかんだ言って一番付き合いの長い友人の方が落ち着くしね。それにもしミホの隣なんて取れちゃったら、皆の視線で眠れなさそうだし」

アンチョビ「あー、一理あるな」



アンチョビ「お前らいい加減にしろよ……近所迷惑だぞ!」


アンチョビ「こういうのはみほに決めさせればいいんだよ、みほは誰と誰の隣がいいんだ?」


アンチョビ「ってまあ、誰でもいいだろうけど……仕方ない、くじでも作るか……?」


みほ「えっと……>>234>>236の隣で寝たいかな……なんて」

カチューシャ

アンチョビ

カチューシャ「やった!やったわ!じゃなくて!まあ当然なんだけど!」

ノンナ「ええ、そうですね、同士カチューシャ」

カチューシャ「あら?ノンナ、ちょっと声が震えていない?」

ノンナ「そんなことはありませんよ」




ダージリン「あら……残念」

優花里「そんなあ西住殿ぉぉ、あんこうチームの絆は……」

まほ「それを言うなら姉妹の絆……みほ……」

エリカ「……べ、別に……私は……」



アンチョビ「ふーん……まあいいけど、なんでそういう組み合わせなんだ?」

みほ「あ、えっと……適当です」


優花里「適当ならなんで私をおおお……」

まほ「一番はじめに姉を選ぶはずだろみほおおお」


みほ「……本当は、この組み合わせじゃないと快眠できなさそうで……」

アンチョビ「……確かにこの2人を隣に置くと五月蝿いし、ダージリンは格言攻め……カチューシャなら、早くに寝そうだしな」

カチューシャ「どういうことよ!」

ダージリン(格言攻め……)

今回はここまでです

あと1回か2回で終わらせる予定です

カチューシャ「ふわあああ……」

アンチョビ「ほら、カチューシャそろそろおねむみたいだしそろそろ寝ような」

カチューシャ「か、カチューシャはまだまだ起きてられるわよ!まだミホーシャと話足りないもの!」

みほ「む、無理はしない方が……」

カチューシャ「ミホーシャがそういうなら……」

ノンナ「…………」




アンチョビ「優花里とまほは両端な。2人で変な策練られたらたまらない」

優花里「ええっ、そんなあ」


エリカ「わ、私がたい……まほさんの隣で見張ってます!」

まほ「エリカ!裏切る気か……!」

アンチョビ「ああ、それは助かるな」


エリカ(こ、これはこれで……)


アンチョビ「ダージリンは……まあ、寝込みを襲うような奴じゃないし、そこまで気を配らんでも……」

ダージリン「あらあら、私も甘く見られたものね?イギリス人は恋と戦争では手段を選ばないのよ?」


みほ「……嫌いますよ?」

ダージリン「あっあっ……ごめんなさい」

アンチョビ「…………」




アンチョビ「さ、電気消すぞ。いつまでも寝ずにうるさい奴は放り出すからそのつもりでな」

ケイ「修学旅行の先生みたいねアンチョビ」

アンチョビ「うっ……」





みほ「アンチョビさん、もう寝ました?」コソコソ

アンチョビ「……?みほ?」

みほ「良かった、起きてた」

アンチョビ「どうしたんだ?」


みほ「>>244

>>242

アンチョビ「そりゃ、どういう風の吹き回しだ?」

みほ「なんとなくそんな気分になっただけです。ダメ?」

アンチョビ「……まあ、夜風に吹かれたいとかそんな気持ちはわからなくもないよ。いいよ、付き合おうか」

みほ「えへ、ありがとうございます」

アンチョビ「そいつら起こさないように、そっとな」

みほ「はいっ」






アンチョビ「……それで?」

みほ「えっ?」

アンチョビ「いやいや、わざわざ私を連れ出して外に出したんだ、私に何か話したいことでもあるんじゃないのか?」

みほ「……えっと」

アンチョビ「なにか?やっぱりまほとかに寝込みを襲われかけたか?」

みほ「いや、それはないですけど……」



みほ「……>>250

ただ、アンチョビさんと一緒に居たいなって

アンチョビ「ふーん……みほと一緒なんて今まででも沢山あっただろうし、これからもあるだろうに……」

みほ「それはそうですけど……でも、2人っきり……は、あまりないですよね」

アンチョビ「そうかな……あー確かに、大体みほが家に来る時はケイとかもいるし」

アンチョビ「料理を教えるのも、最近は優花里やカチューシャ達と一緒の時が多いしな」

みほ「……ほんとは優花里さんにも内緒で料理上手になりたかったんですけどね」

アンチョビ「……それは勝手に優花里を誘った私を責めてるのか?」

みほ「……少しだけ」

アンチョビ「そ、そうか……それは悪いことを……ごめん」

みほ「あ、本気にならないでください!怒ってませんから!」


アンチョビ「そうか……なら良かったよ」



アンチョビ「みほに嫌われたらどうしようかって、ずっと思ってたからな」

みほ「……それは、どういう……」



アンチョビ「いやあ、エイプリルフールでペパロニやカルパッチョに嫌われる嘘をつかれてから、そういうのが軽くトラウマになっちゃってさ……」

みほ「……」



アンチョビ「そろそろ戻るか?」

みほ「……ええ、そうしましょう」

アンチョビ「ああ、ところで……みほ」


アンチョビ「>>254

>>253

みほ「?いいですけど……何かあるんですか?」

アンチョビ「ん、それはまあ、後日会ってから話すよ。今は夜も遅い。取り敢えず帰って眠ろう」

みほ「は、はあ……」






ケイ「おかえりなさい、アンチョビ」

アンチョビ「参ったな……起きてたのか」

ダージリン「ふと催して起きたら、あなた達2人が不在ですもの。驚いたわ」

アンチョビ「お前は紅茶の飲みすぎた」


ケイ「それで?どんな話してたの?教えなさいよ~」

アンチョビ「いや別にこれと言った話はしてないよ」

ケイ「本当に~?告っただ告られただみたいなのはないわけ~?」

アンチョビ「ケイが期待してそうなことはなかったよ」

ダージリン「なんだ、つまらないの」

アンチョビ「お前は何サイドの人間なんだよ……」

ダージリン「ふふ、確かに私もみほさんのことはお慕いしているけれどね」

ダージリン「それよりも、友人2人がイチャイチャしているのを眺めながら野次を飛ばす方が楽しそうって思っただけよ。ねぇ、ケイ?」

ケイ「そうそう」

アンチョビ「……お前らなあ」


ノンナ「すみません、もう少しお静かにしていただけませんか。カチューシャが起きてしまいます」

アンチョビ「あ、ああ……すまない」


ケイ「……ノンナ、カチューシャをアンチョビに取られそうってんで敵対意識持ってるわね、きっと」

アンチョビ「はぁ?ああ、ダージリンのよくわからん冗談のせいか……?」

みほ「あはは……ノンナさんは、私にもちょっと鋭い視線が痛いかな……って」

ダージリン「カチューシャはみほさんのことが好きだからね」

ノンナ「カチューシャが起きてしまいます」

ダージリン「あらあら、ごめんなさい」


アンチョビ「……もう寝るぞ私は」

ケイ「そうね、特にアンチョビとみほ、あなた達は早く寝た方がいいわ」

みほ「あ……そうですね」

アンチョビ「?なんで私達名指しなんだ」


ケイ「そりゃあ、もちろん……」

つぎのひ


アンチョビ「驚いた……今日は大洗とアンツィオの練習試合だったのか」

ケイ「まさか本当に知らなかったなんてね」

アンチョビ「奴らとはあえて連絡をとってなかったからな……」

ケイ「あら、どうして?」

アンチョビ「ただでさえ奴らは私に依存してるところがあるしな。ドゥーチェ離れしてもらわないと困るから、断腸の思いで……」


アンチョビ「……だが、心配はいらないみたいだ」

ケイ「……そうね、アンツィオの指揮官がいいのかしら?ミホを相手によく動けてる」

アンチョビ「……頑張れ、お前ら」グッ






アンチョビ「くっ、負けたか……」

ケイ「でも凄い接戦だったじゃない。まさかあのIV号を撃破するなんてね!これがフラッグ戦だったら勝ってたんじゃない?」

アンチョビ「いやいや……見るからに囮だったろ、あのIV号は……フラッグ戦だったらあんな作戦絶対にたてないだろ……ま、奴の方が1枚上手だったってことだ」

ケイ「……顔がニヤけてるわよ」

アンチョビ「えっ?」

ケイ「それより、アンツィオの皆に会ってあげないの?すっごく頑張ってたじゃない」

アンチョビ「あ、ああそうだけど……」

ケイ「何よ」

アンチョビ「い、いや、いざ会うとなると緊張して……」

ケイ「何よそれ!いいわ、私が連れていくわね!」

アンチョビ「あ、ちょ、引き摺るな……っ!」




ケイ「ハイ!お疲れ様!」

ペパロニ「何すか?すいません、ちょっと今試合後の料理の準備中で、手が……って!?」


カルパッチョ「どうしたのよペパロニ……っ!?」



アンチョビ「……>>260

お前たちに出会えたことは私の高校生活で最高の宝物だった。本当にそう思う。

アンチョビ「アンツィオを卒業してから今まで、お前らのことを考えなかった日はなかったぞ。久し振りだな」

ペパロニ「ドゥーチェっ!!」ガバッ

アンチョビ「おいおい、ペパロニ……」

カルパッチョ「ドゥーチェっ!!」

アンチョビ「カルパッチョまで、やめろよ……」


ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェドゥーチェドゥーチェ


アンチョビ「わ、ちょ、苦し……」バンバンバン


ケイ「本当に愛されてるわね、アンチョビ」

アンチョビ「け、ケイ、助けてくれ……!」

ケイ「じゃ、部外者は退散するわね~」

アンチョビ「ケイ~!!」




ペパロニ「姐さん!姐さん!!姐さん姐さん姐さん!!」

アンチョビ「落ち着けペパロニ……お前は変わらないな……」

カルパッチョ「そうでもないですよ。ドゥーチェがいなくなってから、マカロニの数を間違えなくなったんです」

アンチョビ「な、何!?それはすごいな……」

カルパッチョ「それと、3度のおやつを2度に減らして勉強も頑張ってるんですよ」

アンチョビ「な、何……!?お前本当にペパロニなのか!?私がいないあいだにすり変わってたりしてないよな!?」

ペパロニ「へへへ。私も姐さんと同じ大学行きたいっすからね!頑張るっすよ!」

アンチョビ「ペパロニ……」

カルパッチョ(私はたかちゃんと同じ大学に行く予定だけど)



アンチョビ「というか、私も勝手に厨房で料理作ってるけど大丈夫なんだろうか」

ペパロニ「いいんじゃないっすか?というか、またアンツィオに戻って来てもいいっすよ」

アンチョビ「それは流石に……」




カルパッチョ「あ、たかちゃんから聞いたんですけど」


カルパッチョ「大洗の隊長と付き合ってるって本当ですか?」

ペパロニ「!!」ブーーッッ


ペパロニ「な、何すかそれ!?ほ、本当っすか姐さん!?」


アンチョビ「何じゃそりゃ……嘘だよ。私とみほはそんなんじゃないさ……」

ペパロニ「ほっ……なーんだ、よかった……」

アンチョビ「ただ」

カルパッチョ「ただ?」



アンチョビ「>>264

みほと一緒にいると楽しく感じるのは確かだ

ペパロニ「えー!?私とどっちが楽しいっすか!?」

アンチョビ「張り合うなよ……どっちも楽しいよ」

ペパロニ「でも、姐さんがそこまで言うなら……私も大洗の隊長と仲良くしよっかな~」

カルパッチョ「それなら、今度私大洗に行く予定あるんだけど、ペパロニも行く?」

ペパロニ「ん、行く行く!」

アンチョビ「いや、そんなことしなくても大洗すぐそこにいるんだから、そこで会えばいいじゃないか……」

ペパロニ「それもそうっすね、はは!」






ペパロニ「さあさあ、勝負が終わったら試合に関わった人全員を労うのがアンツィオの流儀っす!召し上がってください!」


アンチョビ「奴も様になってきたな」

カルパッチョ「ほんと、私もペパロニに助けてもらってばっかりで」

アンチョビ「……私が思っていた以上に、お前らは偉大だったのかもしれないな」

カルパッチョ「?」


アンチョビ「私はお前らのドゥーチェでいられたことを誇りに思うよ」

カルパッチョ「今更何ですか?恥ずかしいですよ、統帥」

アンチョビ「はは、そうだな。それより、その……たかちゃん?とやらには会わなくていいのか?」

カルパッチョ「はっ!そうでしたそうでした!」タタタ






みほ「あ、アンチョビさん!」

アンツィオ「ん、みほ」

みほ「良かった、見に来てくれてるのはわかったんですが、どこにいるのかわからなくて……ケイさんに聞いたんですけど」


みほ「それで、あの、昨日の夜の……」

アンチョビ「ああ……丁度周りは宴会で出払ってるし、丁度いいかもな……」


アンチョビ「みほ」

みほ「あ、はい……!」


アンチョビ「>>268

もし大学に行って戦車道を続けるのなら、私のいる大学に来ないか?

みほ「アンチョビさんの……?」

アンチョビ「……いや、みほが既に進路を決めているなら構わないんだ!まほの黒森峰大学に行きたいならそれでもいいし、進学をせずにやりたいことがあるならそれでも……」

みほ「ううん、私、アンチョビさんの大学……行きたいです」

アンチョビ「……みほ」

みほ「それなら、アンチョビさんと同じチームで戦車道できますし、アンチョビさんともっとずっとに居られますから!」

アンチョビ「……みほ」

みほ「あ……でも、私そんなに頭良くないから、同じ大学行けるかな……」

アンチョビ「それなら、私が勉強も教えてやる!」

みほ「……アンチョビさんには、色々と教えて貰ってばっかりですね」

アンチョビ「いやいや、私もみほからは沢山教わってるぞ?」

みほ「え?」

アンチョビ「例えば……」

ガタッ!


カチューシャ「あ……」

ケイ「ちょっとカチューシャ!バレちゃったじゃない!」

カチューシャ「し、仕方ないでしょ!押すのが悪いのよ!」

優花里「くっ、窮屈です……!」

まほ「みほ!みほは私の大学に行くんじゃ……もごもご」

エリカ「まほさん……」



アンチョビ「……お前ら、なんで」



ペパロニ「はは……姐さんと大洗の隊長が何か話してるな~ってカルパッチョと話してたら、みんなが」

カルパッチョ「ごめんなさい統帥……」



アンチョビ「……はぁ」

それから



アンチョビ「ふぅ、今日も疲れたな……」

ケイ「今日の予定は?」

アンチョビ「家庭教師だよ……みほの奴、友達全員同じ大学に行きたいって言うから5人の勉強を見てやってるんだ……」

ケイ「それは……疲れそうね?」

アンチョビ「ただ、1人すごく頭のいい奴がいてな!麻子って言うんだが……」

ケイ「うんうん……」






沙織「今日のお昼もみぽりん自作のお弁当?」

みほ「うん。そうなの。あ、優花里さんも?美味しそうだね!」

優花里「ええ!お母さんからも美味しそうって褒められたんですよ!」

華「最近のおふたりのお弁当、とても美味しそうですね……」

麻子「急に料理するようになったな。彼氏でもできたか」

みほ「そ、そんなんじゃないよ~!」

沙織「違うよ麻子。みぽりんも女子力に気にするようになったんだよね!」

みほ「う、うん……」

麻子「……彼氏といえば、沙織お前最近彼氏彼氏言わなくなったな」

沙織「うん。まあね。私も大人になったってことだよ……」

麻子「何だそりゃ」

ローズヒップ「オレンジペコさん、ダージリン様とラインですの?」

オレンジペコ「あ、ええ。最近ダージリン様、すっかりタイムラインで格言を言わなくなっててビックリしました!」

ローズヒップ「へぇ、マジですの!?雪が降りそうですわね……」

オレンジペコ「ええ。でも、格言不足で禁断症状が起きてそうで……ローズヒップさん、今度ダージリン様のところに遊びに行きませんか?」

ローズヒップ「いいですわね!行きましょう!」




ノンナ「同士カチューシャ、今日のご飯はマルゲリータです」

カチューシャ「へぇ、ノンナがピザ?珍しいわね」

ノンナ「……」

カチューシャ「……うん、美味しいわ。ノンナのご飯はやっぱり美味しいわね!」

ノンナ「……あの、カチューシャ」

カチューシャ「何?」

ノンナ「……いえ」

カチューシャ「何よ。心配しなくても、ノンナの作ってくれるご飯が一番美味しいわよ!チョビーシャなんて目じゃないわ!」

ノンナ「……そうですか」


ノンナ「お代わりたくさんありますよ、カチューシャ」

カチューシャ「いただくわ!たくさん食べて大きくなるんだから!」

まほ「みほ、いるか?」

杏「残念、出払ってるよ。というか黒森峰の隊長と副隊長が普通に他校の学園艦に出入りしちゃってていいのかねぇ」

エリカ「知らないわよ。そっちのセキュリティが甘いんでしょ?」

杏「ま、ウチには隠すようなことはないからね。それで?伝言なら承ってるよん」

まほ「お前に伝言を渡すとどう曲解されるかわかったもんじゃない、とアンチョビが言っていたが」

杏「あはは、何のことかわからないね~」


まほ「まあ、いないならいないでいい。伝言じゃあないが、みほに聞いて欲しいことがあるんだ」

杏「?」

まほ「どうして黒森峰に進学してくれないんだ、と。お姉ちゃん悲しんでるぞ、とも付け加えといてくれ」

杏「…………」


エリカ「わ、私は別に来なくてもいいんだけど……こ、来ないとまほさん独り占めしちゃうわよ!……って、つ、伝えておきなさい!」////


杏「……まほさん?」

エリカ「そ、そこは突っ込むな!!」////


杏「……まあいいや」ニヤッ

まほ「なんだその笑みは」

杏「何でもないよん~」





ペパロニ「大洗との練習試合の時、姐さんすっごい喜んでたな!」

カルパッチョ「そうね。もっと統帥を喜ばせたいわね」

ペパロニ「……もっと美味しいご飯を作れるよう頑張るか?」

カルパッチョ「違うでしょ」

ペパロニ「わかってるって」


ペパロニ「今年こそ大会優勝!」

カルパッチョ「当然!そのためにおやつは1日2回……いえ、1回にして、倹約するわよ!」

ペパロニ「そ、そんなぁ~!!」

アンチョビ「今日も泊まるのか?」

ケイ「当然!あ、今日のご飯何?」

みほ「えへへ……何だか、ここが落ち着くので……」

優花里「西住殿は渡しませんよ~!!」

アンチョビ「……まあいいけどな。あ、そうだ優花里」


優花里「?」


アンチョビ「お前いつ告白するんだ」

優花里「は?はははははぁ?えっ、そ、そんな……」

アンチョビ「こういうのは戦車と一緒だぞ?突撃突撃、だ」

優花里「は、はは、武部殿と似たようなことを仰るんですね」

アンチョビ「む……沙織も言ってたのか」



アンチョビ「しょうがない、ここは私が人肌脱ぐかぁ」



アンチョビ「おいみほ!」

みほ「?」

アンチョビ「みほ、お前好きなタイプ……好きって言うのは恋人にしたいっていう意味な?まあとにかく、タイプってあるか?」

みほ「……?えっと」


みほ「>>278

優しくて頼りがいがあっていろんな人に慕われてる人

アンチョビ「そうかそうか……優花里とかぴったりじゃないか?最近はあいつも頼りがいが出てきてるし」

優花里(この間アンチョビ殿に自立している人が好きだろうって言われてから多少は努力してきたのですが……)


みほ「……」ムー

アンチョビ「……?なんだ?どうしたみほ!?」

みほ「もう、知らないです」フイッ

アンチョビ「え、えー……?」



優花里「……やっぱり、勝ち目はなさそうですね」

アンチョビ「?」

優花里「ああ、なんでもありませんよ、アンチョビ殿!」

アンチョビ「……2人とも、なんだぁ……?」


ケイ「……やれやれね」

ケイ「やっぱりここは、私が動くしか……」

ダージリン「その必要はないんじゃないの?」

ケイ「……いつからいたの?ダージリン」

ダージリン「今来たのよ」ズズッ

ケイ「……その必要はないって、どういうこと?」

ダージリン「今の状態の方が、見てて面白いっていう、それだけのことよ」

ケイ「……それもそうね!」


アンチョビ「おいおい、お前らも意味わからない会話するな……って、ダージリン!?」

ダージリン「お邪魔しているわ」

アンチョビ「……もはや突っ込むまい……」



アンチョビ「……アンツィオを卒業しても、やることは変わらない……いや、むしろ厄介事ばかり増えたような……」


ケイ「それが大人になるってことよ、アンチョビ」

アンチョビ「何目線だよ……」

ケイ「高校時代が恋しい?アンツィオの方が楽で良かった?」

アンチョビ「……まあ、今も今で楽しいからな。不満はないよ」


ケイ「でしょうね。アンチョビも大学デビューしてからモテモテみたいだしねぇ?」

アンチョビ「はぁ?だから私は異性との交流はそこそこだって……」

みほ「」プクーッ

アンチョビ「だからなんでみほは怒ってるんだー……?」




おわり

お付き合いいただきありがとうございました 楽しかったです

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