魔王「打ち切り」 (13)

[魔王城・門前]
勇者「待っていろ魔王!お前を倒す!」
勇者
量産型勇者、数ある世界に存在する勇者の一人。
ある日の朝窓から顔を出した女神から勇者に選ばれその翌週に旅立った。
特技は超回復、夢はハーレム
備考 故郷に残した幼馴染(♀)がいる。

[魔王城・玉座]
魔王「困ったぞ、勇者を迎撃すべき戦力が一体もいない!」
魔王
量産型魔王、数ある世界に存在する魔王の一人。
ある日の夜枕元に立った魔神から魔王に選ばれ各地の魔族を従え人間界に軍勢を送った。
特技は嫌がらせ、夢は晴耕雨読でのんびり暮らす。
備考 実家は農家。

魔神「どうしたのだ魔王よ」
魔神
幾多の魔王を生み出した張本人。
特技は力の供給、夢は家族団らん
備考 女神は俺の嫁、娘家出中

魔王「はっ、今までのダンジョンで四天王が敗北しそれを受け、魔族が逃散してしまい城に戦力が残っていない状態であります。」

魔神「うむ、それは困っただが生憎と他の魔王たちも苦戦を強いられていて増援を出せない状況にある」

魔王「そんな・・・何かないのですか?この状況をどうにかできるものは!」
魔神「そんなものは・・・いや一つだけある」

魔王「それは・・・?」

魔神「能力の貸し出しだ、お前にあった能力を一つだけ貸してやれる」

魔王「どのような物かはわかりませんがそれでお願いします!」

魔神「うむ、それではこいつをお前に貸そう!」

魔王は任意の相手を一番会いたくない者と合わせる能力を手に入れた!

魔王「この力は・・・」

魔神「そのまま会いたくない相手に合わせる能力だな」

魔王「・・・そぉい!」

魔神「なぜこちらに向けて使うのだ!?おいこらやめんか!?」

魔王「突然魔王にされて困惑したこっちの身にもなったことがあるか!?
果てには危機的状況でこんなもの渡されたらキレもするぞ!」

女神「うるさいわよあなた、隣の部屋まで聞こえてくるような声で話して」
女神
幾多の勇者を生み出した張本人。公私の差が激しい。
特技は力の供給、夢は家族団らん
備考 魔神は私の旦那、娘家出中 

魔神「すまない・・・もう切るから」

魔王「・・・一番会いたくない相手って奥さんだったんですか?」

魔神「魔王を生み出して勇者にけしかける仕事してるなんて言えないからな・・・じゃあまたな」

魔王「・・・はい」

[魔王城・中庭]
勇者「魔王どこだー!」

魔神娘「魔王ならこの先の玉座の間にいるはずよ」

勇者「そうか、ありがとう魔神娘」

魔神娘「いいわよ勇者のためだもの///」
魔神娘
魔神と女神の娘。パパッ娘、パパ(魔神)の仕事を手伝うために勇者の前に立ち塞がるも一目ぼれし勇者の仲間になる。チョロイン。四天王が負けたのは大体こいつのせい。
特技は魅了、夢は魔神の後を継ぐこと
備考 勇者のハーレム要員


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458306986


[魔王城・玉座]
魔王「どうしろってんだよ!こんな能力で勇者倒すとか無理ゲーだろ!
あー田舎かえって土いじりしてー」

勇者「見つけたぞ魔王!今日こそお前を倒して世界を救う!」

魔神娘「私もいるわよ!」

魔王「ええいままよ!」
魔王は能力を発動した!

幼馴染「はっここはどこ!?」

魔神「なぜ俺はここに!?」

女神「どこ、ここ」

勇者「なぜここに幼馴染が!」

魔王「なぜここに魔神が!」

魔神娘「なぜここにパパとママが!」

幼馴染「勇者その女は何よ!」

勇者「これには深い訳が・・・」

幼馴染「どんな訳よ言ってみてよ!」

魔神「娘よ・・・なぜこんなところに!」

女神「あなたどうして勇者と一緒にいるの!?」

魔神娘「私勇者を好きになってしまったの・・・勇者と結婚するの!」

魔神「なに、あんな男と結婚するのは許さん!」

女神「そうよあんな貧弱な男にあなたをやれるものですか!」

魔王「・・・落ち着け!どいつもこいつも訳のわからん事を言って!勇者お前は私を倒しに来たんじゃなかったのか?」

勇者「そうだ、俺はお前を倒して幼馴染と魔神娘と結婚するんだ!」

幼馴染「えっ///」

魔神娘「あっ///」

魔神「魔王を倒せる程の男ならあるいは・・・」

女神「魔王を倒せるのなら認めないこともないわ」

魔王「さぁ来い勇者!私を倒せるものならな!」

勇者「望むところだ!うりゃあああああ!」


今回で魔王「打ち切り」は最終回です。
今までご愛読ありがとうございました。
>>1先生の次回作にご期待ください。

初スレ、初SSでした。
この様な稚拙、薄い内容の物ですが、感想など残して戴けるとありがたいです。
ご指導、ご鞭撻の方よろしくお願いします。

ご助言ありがとうございます。
投稿を終え少し放心していました。これから依頼を出してきます。

ネタは面白い

>>9 返信が遅れましたが、ご意見ありがとうございます。
自分でも書いている最中に突発的に思いついたネタであり不安なところの
残る話となりました。より面白いものを書けるよう精進したいと思います。

貴重なご意見ありがとうございます。
プロットは碌に作らずに書きましたがこのSSを書き直すことは検討中ですが、
むしろこのSSを下敷きになにか書いていただけると>>1が喜びます。

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